(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023138176
(43)【公開日】2023-10-02
(54)【発明の名称】天井構造
(51)【国際特許分類】
E04B 9/00 20060101AFI20230922BHJP
【FI】
E04B9/00 N
E04B9/00 T
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022044729
(22)【出願日】2022-03-18
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-05-10
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.2021年5月27日付で、日経アーキテクチュア 特別版 2021 May これからの学校 2021において株式会社日本設計が、出願に係る発明の内容を公開。 2.2021年6月17日付で、刊行物ディテールNo.229において株式会社日本設計が、出願に係る発明の内容を公開。 3.2021年7月15日付で、刊行物KJ 2021.8において株式会社日本設計が、出願に係る発明の内容を公開。 4.2021年11月1日付で、刊行物新建築 SHINKENCHIKU:2021 11において株式会社日本設計が、出願に係る発明の内容を公開。 5.建築物 流山市立おおぐろの森小学校が2021年3月31日に竣工されたことにより、流山市が、出願に係る発明の内容を公開。
(71)【出願人】
【識別番号】301062226
【氏名又は名称】株式会社日本設計
(74)【代理人】
【識別番号】100177426
【弁理士】
【氏名又は名称】粟野 晴夫
(72)【発明者】
【氏名】小泉 治
(72)【発明者】
【氏名】市丸 貴裕
(72)【発明者】
【氏名】中村 伸
(72)【発明者】
【氏名】草野 崇文
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 紘介
(72)【発明者】
【氏名】角崎 康太
(57)【要約】
【課題】高剛性で設備の収まりが良く意匠性に優れる天井構造を提供する。
【解決手段】第1面材5と、第1面材5の下面5bに連結する複数の梁材6と、複数の梁材6の下面に連結する第2面材7と、を有し、第2面材7が市松状の開口群を有する、天井構造2。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1面材と、
前記第1面材の下面に連結する複数の梁材と、
前記複数の梁材の下面に連結する第2面材と、を有し、
前記第2面材が市松状の開口群を有する、天井構造。
【請求項2】
複数の梁材が並ぶ第1方向における前記開口群のピッチが、前記梁材のピッチに対して2倍以上の整数倍である、請求項1に記載の天井構造。
【請求項3】
前記第1面材の下面に吸音材を有する、請求項1又は2に記載の天井構造。
【請求項4】
前記第1面材の上面に軽量気泡コンクリート製の第3面材を有する、請求項1~3の何れか1項に記載の天井構造。
【請求項5】
前記第3面材が床を構成する、請求項4に記載の天井構造。
【請求項6】
前記第1面材が単板積層材で形成される、請求項1~5の何れか1項に記載の天井構造。
【請求項7】
前記第1面材、前記複数の梁材及び前記第2面材が木製である、請求項1~6の何れか1項に記載の天井構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は天井構造に関する。
【背景技術】
【0002】
建物の種々の天井構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、高剛性で設備の収まりが良く意匠性に優れる天井構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の天井構造は、第1面材と、前記第1面材の下面に連結する複数の梁材と、前記複数の梁材の下面に連結する第2面材と、を有し、前記第2面材が市松状の開口群を有する、天井構造である。
【0006】
本発明の天井構造は、上記構成において、複数の梁材が並ぶ第1方向における前記開口群のピッチが、前記梁材のピッチに対して2倍以上の整数倍である、天井構造であるのが好ましい。
【0007】
本発明の天井構造は、上記構成において、前記第1面材の下面に吸音材を有する、天井構造であるのが好ましい。
【0008】
本発明の天井構造は、上記構成において、前記第1面材の上面に軽量気泡コンクリート製の第3面材を有する、天井構造であるのが好ましい。
【0009】
本発明の天井構造は、上記構成において、前記第3面材が床を構成する、天井構造であるのが好ましい。
【0010】
本発明の天井構造は、上記構成において、前記第1面材が単板積層材で形成される、天井構造であるのが好ましい。
【0011】
本発明の天井構造は、上記構成において、前記第1面材、前記複数の梁材及び前記第2面材が木製である、天井構造であるのが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、高剛性で設備の収まりが良く意匠性に優れる天井構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態の天井構造を有する天井支持構造を示す鉛直断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を例示説明する。
【0015】
図1~
図2に示すように、本発明の一実施形態において、天井構造2は、第1面材5、複数の梁材6、第2面材7、第3面材8、吸音材9、第1受け材10及び第2受け材11を有する。第1面材5、複数の梁材6及び第2面材7で天井3が構成され、天井3は木造である。すなわち、第1面材5、複数の梁材6及び第2面材7は木製である。天井構造2は耐震壁4に連結する。天井構造2と耐震壁4で天井支持構造1が構成される。
【0016】
本実施形態の天井構造2は、学校の校舎などの中大規模の建物に好適であり、オフィスビルなどの中高層の建物や、住宅などの小規模の建物や、その他の建造物などにも応用が可能である。本実施形態によれば、耐震性に優れる木造の天井3を容易に実現できる。
【0017】
第1面材5は、実質的に天井3の全面に亘って設けられる。第1面材5は通常は水平に配置される平面状をなすが、これに限らず例えば、水平に対して傾斜して配置される平面状をなしてもよいし、曲面状をなすように構成してもよい。第1面材5は例えば単板積層材(LVL:Laminated Veneer Lumber)で形成することができ、このような構成によれば、天井3の剛性を容易に高めることができる。なお、第1面材5は、一体に形成された単一の部材で構成してもよいが、通常は、各々が一体に形成された複数の部材(第1面材構成部材5aともいう)を第1面材5に沿う方向に並べて構成される。隣り合う第1面材構成部材5aは、共通の梁材6にそれぞれ連結することで、当該梁材6を介して互いに連結する。
【0018】
複数の梁材6は、第1面材5に沿う第1方向D1に間隔を空けて並べて設けられる。各々の梁材6は、第1面材5に沿い第1方向D1に垂直な第2方向D2に長尺状に延びる。各々の梁材6は例えば単板積層材(LVL)で形成することができ、このような構成によれば、天井3の剛性を容易に高めることができる。各々の梁材6は、長手方向(第2方向D2)に垂直な横断面において鉛直方向の幅が水平方向の幅よりも大きい縦長形状をなす。より具体的には、各々の梁材6の横断面形状は、第1方向D1に沿って延びる2辺と、鉛直方向に沿って延びる2辺と、を有する縦長の矩形状(直角四辺形状)をなす。なお、各々の梁材6の横断面形状は矩形状に限らない。梁材6の横断面形状を縦長形状とすることにより、天井3の剛性を効率良く高めることができ、また、天井3内に設備を収納するための十分なスペースを形成し易くすることができる。梁材6の鉛直方向の幅は第1面材5の厚みよりも大きい。
【0019】
各々の梁材6の上面は、第1面材5の下面5bに固着によって連結する。固着は、複数の固着具12(例えばビス)によって行われる。各々の固着具12は例えば、第1面材5の上面5cから第1面材5を貫通して梁材6の上端部に固定される。
【0020】
各々の梁材6の下面は、第2面材7の上面7aに固着によって連結する。固着は、複数の固着具12(例えばビス)によって行われる。各々の固着具12は例えば、第2面材7の下面7bから第2面材7を貫通して梁材6の下端部に固定される。
【0021】
第2面材7は第1面材5よりも下方に配置され、第1面材5に間隔を空けて対向する。第2面材7は例えば単板積層材(LVL)で形成することができ、このような構成によれば、天井3の剛性を容易に高めることができる。第2面材7の厚みは第1面材5の厚みよりも小さいのが剛性を効率良く高める観点から好ましい。
【0022】
第2面材7は市松状の開口群を有する。より具体的には、第2面材7は、下面視において第1方向D1と第2方向D2に互い違いに格子状に並ぶ複数の矩形状の開口13からなる開口群を有する。各々の開口13は、第1方向D1に沿って延びる2辺と第2方向D2に沿って延びる2辺とを有する矩形状をなす。
【0023】
第2面材7は、第1方向D1に延びる第1列部分14と、第1方向D1に延びる第2列部分15と、を第2方向D2に交互に並べて設けることで構成される。第1列部分14は、第1列構成部材14aと第1開口13aを第1方向D1に交互に並べて設けることで構成される。第2列部分15は、第2列構成部材15aと第2開口13bを第1方向D1に交互に並べて設けることで構成される。
【0024】
また、第2面材7は、第2方向D2に延びる第3列部分16と、第2方向D2に延びる第4列部分17と、を第1方向D1に交互に並べて設けることで構成される。第3列部分16は、第1列構成部材14aと第2開口13bを第2方向D2に交互に並べて設けることで構成される。第4列部分17は、第2列構成部材15aと第1開口13aを第2方向D2に交互に並べて設けることで構成される。
【0025】
各々の第1列構成部材14aは、一体に形成された単一の部材で構成するのが好ましいが、各々が一体に形成された複数の部材を第1列構成部材14a(第2面材7)に沿う方向に並べて構成してもよい。各々の第2列構成部材15aは、一体に形成された単一の部材で構成するのが好ましいが、各々が一体に形成された複数の部材を第2列構成部材15a(第2面材7)に沿う方向に並べて構成してもよい。
【0026】
複数の梁材6は第1方向D1に所定のピッチ(以下、梁材ピッチP1ともいう)で並べて設けられる。
【0027】
市松状の開口群は第1方向D1に所定のピッチ(以下、開口ピッチP2ともいう)で並べて設けられる。すなわち、各々の第1列部分14において、第1列構成部材14aは第1方向D1に開口ピッチP2で並び、第1開口13aは第1列構成部材14aと等しいピッチで並び、各々の第2列部分15において、第2列構成部材15aは第1方向D1に第1列構成部材14aと等しいピッチで並び、第2開口13bは第1方向D1に第1列構成部材14aと等しいピッチで並ぶ。
【0028】
開口ピッチP2は、梁材ピッチP1に対して2倍以上の整数倍であるのが好ましく、
図2に示す例のように梁材ピッチP1に対して4倍であってもよい。
【0029】
第1列部分14における第1列構成部材14aと第1開口13aの下面視での面積率は適宜設定でき、
図2に示す例のようなおよそ2:2としてもよいし、それ以外であってもよく、例えば、およそ3:1やおよそ1:3としてもよい。
【0030】
各々の第1列部分14において、各々の第1列構成部材14aは、
図2に示す例のように、或る梁材6の下面から他の或る梁材6の下面まで第1方向D1に延在するように配置するのが、剛性を高める観点から好ましい。また、各々の第2列部分15において、各々の第2列構成部材15aは、
図2に示す例のように、或る梁材6の下面から他の或る梁材6の下面まで第1方向D1に延在するように配置するのが、剛性を高める観点から好ましい。
【0031】
第1列部分14と第2列部分15の第2方向D2の幅は意匠性や設備の収納性などを考慮して適宜設定でき、例えば
図2に示すように、第1列部分14の第2方向D2の幅を第2列部分15の第2方向D2の幅よりも大きく設定してもよいし、例えば第2列部分15の第2方向D2の幅と同一に設定してもよい。
【0032】
上記のように第1面材5と複数の梁材6と市松状の第2面材7とを有する天井構造2によれば、立体的な構造による優れた剛性を実現でき、しかも、市松状の開口群の内部に、例えばエアーコンディショナーや照明などの設備を収まり良く配置することができ、その結果、優れた意匠性を実現することができる。
【0033】
第1受け材10は木製であり、第2方向D2に長尺状に延びる梁状をなす。第1受け材10の上面10aは第1面材5の下面5bに固着によって連結する。固着は、複数の固着具12(例えばビス)によって行われる。各々の固着具12は例えば、第1面材5の上面5cから第1面材5を貫通して第1受け材10の上端部に固定される。
【0034】
第2受け材11は木製であり、第2方向D2に長尺状に延びる梁状をなす。第2受け材11の下面11aは第2面材7の上面7aに固着によって連結する。固着は、複数の固着具12(例えばビス)によって行われる。各々の固着具12は例えば、第2面材7の下面7bから第2面材7を貫通して第2受け材11の下端部に固定される。
【0035】
耐震壁4は、鉄筋コンクリート造の耐震棟18の壁で構成される。耐震壁4は、第2方向D2に並べて設けられ各々が耐震壁4の側面から第1方向D1に突出する複数の第1アンカーボルト19からなる第1アンカー列と、第1アンカー列よりも下方において第2方向D2に並べて設けられ各々が耐震壁4の側面から第1方向D1に突出する複数の第2アンカーボルト20からなる第2アンカー列と、を有する。
【0036】
第1受け材10は第1アンカー列を通され、ナット21によって第1アンカー列を介して耐震壁4に固着によって連結する。また、第1受け材10の下面10bは、耐震壁4から第1方向D1に突出する段部4aに載置されて支持される。第2受け材11は第2アンカー列を通され、ナット21によって第2アンカー列を介して耐震壁4に固着によって連結する。
【0037】
上記のように第1面材5と第2面材7をそれぞれ耐震壁4に連結する構成によれば、天井3を強固に耐震壁4に連結することができ、その結果、優れた耐震性を容易に実現できる。なお、第1面材5と第2面材7をそれぞれ耐震壁4に固着する方法は、第1受け材10と第2受け材11を用いる方法に限らない。
【0038】
天井構造2は、例えば
図1に示すように、第1面材5の下面5bに吸音材9を有する。吸音材9は下面視で開口群に対応する(つまり開口群に重なる)ように市松状に配置するのが好ましい。このように吸音材9を設けることにより、効率的に遮音性を高めることができる。なお、吸音材9を設けない構成としてもよい。
【0039】
天井構造2は、第1面材5の上面5cに軽量気泡コンクリート(ALC:Autoclaved Lightweight Concrete)製の第3面材8を有する。このような構成によれば、天井3の剛性と遮音性を効率的に高めることができる。また、このような第3面材8によれば、
図1に示す例のように、天井3によって上階の床22を容易に形成することができる。例えば
図1に示す例のように、第3部材の上方に浮き床式の床材22aを設けてもよい。
【0040】
以上説明したように、本実施形態によれば、高剛性で設備の収まりが良く意匠性に優れる天井構造2を実現できる。
【0041】
本発明は前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0042】
したがって、前述した実施形態の天井構造2は、第1面材5と、第1面材5の下面5bに連結する複数の梁材6と、複数の梁材6の下面に連結する第2面材7と、を有し、第2面材7が市松状の開口群を有する、天井構造2である限り変更可能である。
【0043】
例えば、前述した実施形態のように天井構造2に対して第1方向D1に配置される耐震壁4に天井構造2が連結される構成に限らず、天井構造2に対して第2方向D2に配置される耐震壁4に天井構造2が連結される構成としてもよい。天井構造2は、上階の床22を構成する構成に限らない。天井構造2は、第3面材8を有する構成に限らない。第1面材5、複数の梁材6及び第2面材7で構成される天井3は木造に限らない。
【0044】
なお、前述した実施形態の天井構造2は、上記構成において、複数の梁材6が並ぶ第1方向D1における開口群のピッチP2が、梁材6のピッチP1に対して2倍以上の整数倍である、天井構造2であるのが好ましい。
【0045】
前述した実施形態の天井構造2は、上記構成において、第1面材5の下面5bに吸音材9を有する、天井構造2であるのが好ましい。
【0046】
前述した実施形態の天井構造2は、上記構成において、第1面材5の上面5cに軽量気泡コンクリート製の第3面材8を有する、天井構造2であるのが好ましい。
【0047】
前述した実施形態の天井構造2は、上記構成において、第3面材8が床22を構成する、天井構造2であるのが好ましい。
【0048】
前述した実施形態の天井構造2は、上記構成において、第1面材5が単板積層材で形成される、天井構造2であるのが好ましい。
【0049】
前述した実施形態の天井構造2は、上記構成において、第1面材5、複数の梁材6及び第2面材7が木製である、天井構造2であるのが好ましい。
【符号の説明】
【0050】
1 天井支持構造
2 天井構造
3 天井
4 耐震壁
4a 段部
5 第1面材
5a 第1面材構成部材
5b 下面
5c 上面
6 梁材
7 第2面材
7a 上面
7b 下面
8 第3面材
9 吸音材
10 第1受け材
10a 上面
10b 下面
11 第2受け材
11a 下面
12 固着具
13 開口
13a 第1開口
13b 第2開口
14 第1列部分
14a 第1列構成部材
15 第2列部分
15a 第2列構成部材
16 第3列部分
17 第4列部分
18 耐震棟
19 第1アンカーボルト
20 第2アンカーボルト
21 ナット
22 床
22a 床材
D1 第1方向
D2 第2方向
P1 梁材ピッチ
P2 開口ピッチ
【手続補正書】
【提出日】2023-03-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1面材と、
前記第1面材の下面に連結する複数の梁材と、
前記複数の梁材の下面に連結する第2面材と、を有し、
前記第2面材が市松状の開口群を有し、
前記複数の梁材が並ぶ第1方向における前記開口群のピッチが、前記梁材のピッチに対して2倍以上の整数倍である、天井構造。
【請求項2】
前記第1面材の下面に吸音材を有する、請求項1に記載の天井構造。
【請求項3】
前記第1面材の上面に軽量気泡コンクリート製の第3面材を有する、請求項1又は2に記載の天井構造。
【請求項4】
前記第3面材が床を構成する、請求項3に記載の天井構造。
【請求項5】
前記第1面材が単板積層材で形成される、請求項1~4の何れか1項に記載の天井構造。
【請求項6】
前記第1面材、前記複数の梁材及び前記第2面材が木製である、請求項1~5の何れか1項に記載の天井構造。