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▶ 塚本 裕幸の特許一覧

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  • 特開-便座の取っ手 図1
  • 特開-便座の取っ手 図2
  • 特開-便座の取っ手 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023138208
(43)【公開日】2023-10-02
(54)【発明の名称】便座の取っ手
(51)【国際特許分類】
   A47K 13/10 20060101AFI20230922BHJP
【FI】
A47K13/10
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022063140
(22)【出願日】2022-03-18
(71)【出願人】
【識別番号】522136175
【氏名又は名称】塚本 裕幸
(72)【発明者】
【氏名】塚本 裕幸
【テーマコード(参考)】
2D037
【Fターム(参考)】
2D037AA02
2D037AB02
(57)【要約】
【課題】使用する人の好みの便座位置へ何度でも取り付けることができ、同時に丁寧に清掃することも可能な便座の取っ手を提供する。
【解決手段】便座への取り付けを、接着式ではなく、便座の高さおよび幅に対応できる部品による組み立て式とする。取り外して分解できるので、丁寧に清掃することも可能になる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
組み立てて使用する構造であるため、何度でも付け替えることができ、同時に清掃も容易な、洋式トイレの便座の上げ下ろしをするための便座の取っ手。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組み立て式で何度でも付け替えることができる構造であり、使用する人の好みの位置に取り付けることができるとともに、また汚れた際のクリーニングも容易である便座の取っ手に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
便座の取っ手として商品化されているもののほとんどは、なんらかの接着により便座の裏面に取り付けられるものである。なかでも両面テープによる接着が圧倒的に多く、そのほかに、接着剤により便座に取り付けるもの、吸盤により便座に取り付けるものがある。いずれの取り付け方についても、使用する人が任意の位置に取り付けることのできるものではあるが、同時に欠点も持ち合わせている。両面テープないし接着剤によって便座に取り付けられた取っ手はそのまま使い続けることが前提であり、取り付け位置を変更したい、あるいは丁寧に清掃したいのでいったん便座から取り外したいという使用する人にとって当然のニーズに応えられない。吸盤による接着については、時間の経過とともに接着の強度が落ちる。
【0003】
ほかに柔らかいプラスチックによるベルト式の便座の取っ手もあるが、取り付けは容易であるものの、取っ手部分も柔らかいので、便座の上げ下ろしに使用するには使いづらい。
【0004】
便座の取っ手は、使用とともに次第に汚れてくる便座の、とくに裏面に触れることなく便座を上げ下ろしするためのものである。取っ手の有無にかかわらず、便座裏面の部分が使用によって次第に汚れることは避けられない。したがって、便座の清掃の際、取っ手を取り外して清掃できる構造であれば、より丁寧な清掃が可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
何度でも取り付け可能で、したがって清掃も容易な、接着式ではない組み立て式という構造とする。
【発明の効果】
【0006】
使う人の好みの便座位置に簡単につけ直すことができる。
【0007】
取り外して分解し、丁寧に清掃することができるので、一度接着したらそのまま使い続けることになる接着式の取っ手と比較し、衛生面で優れている。したがってトイレを使う人に心地良い使用感をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】 本発明に係る便座への取り付け例である。
図2】 取り付け真横図である。
図3】 取り付け方法図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図2図3は本発明が4つの部品によって組み立てられ、便座に取り付けられることを示す。組み立ては差し込み式である。部品1、2、4は一般的な便座の高さおよび幅に対応できる差し込み溝を備えている。部品1を部品2に差し込み、部品3を部品4に差し込む。次いで、部品3を部品1に差し込み、便座の高さと幅に合わせる。部品4の突出部分5が取っ手部分となる。
【0010】
部品はすべてプラスチック成形品である。
【符号の説明】
【0011】
1 便座上部・内側用部品
2 便座下部・内側用部品
3 便座上部・外側用部品
4 便座下部・外側用部品
5 部品4の外側への突出部分である取っ手部
図1
図2
図3