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特開2023-138251獣医療支援システム、獣医療支援方法及びプログラム
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  • 特開-獣医療支援システム、獣医療支援方法及びプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023138251
(43)【公開日】2023-10-02
(54)【発明の名称】獣医療支援システム、獣医療支援方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230922BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022139119
(22)【出願日】2022-09-01
(62)【分割の表示】P 2022540799の分割
【原出願日】2022-03-18
(71)【出願人】
【識別番号】515158272
【氏名又は名称】株式会社PECO
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】岡崎 純
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】動物の輸送手段を効率的に運用することができるようにする。
【解決手段】獣医療支援システムであって、処方薬を配達する配達先を記憶する配達先記憶部と、動物患者の輸送の依頼を受け付ける受付部と、獣医療機関から動物患者の住所までの移動体の移動経路を取得する移動経路取得部と、移動経路から所定距離内にある配達先を特定する配達先特定部と、動物患者の輸送のために移動体を予約するとともに、移動体により処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを出力する予約部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
処方薬を配達する配達先を記憶する配達先記憶部と、
動物患者の輸送の依頼を受け付ける受付部と、
獣医療機関から前記動物患者の住所までの移動体の移動経路を取得する移動経路取得部と、
前記移動経路から所定距離内にある前記配達先を特定する配達先特定部と、
前記動物患者の輸送のために前記移動体を予約するとともに、前記移動体により前記処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを出力する予約部と、
を備えることを特徴とする獣医療支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載の獣医療支援システムであって、
前記配達先特定部は、前記住所から前記獣医療機関までの輸送時に配達する第1の前記配達先と、前記獣医療機関から前記住所までの輸送時に配達する第2の前記配達先との少なくともいずれかを特定すること、
を特徴とする獣医療支援システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の獣医療支援システムであって、
前記移動経路を前記移動体が移動する移動時間を算出し、前記移動経路から離脱して前記配達先を経由して前記移動経路に戻るまでの配達時間を算出する時間計算部と、
前記移動時間及び前記配達時間を合計した時間に応じて、前記移動体の前記住所への到着時刻を推定する到着時刻推定部と、
前記到着時刻を出力する到着時刻出力部と、
を備えることを特徴とする獣医療支援システム。
【請求項4】
処方薬を配達する配達先を記憶するステップと、
動物患者の輸送の依頼を受け付けるステップと、
獣医療機関から前記動物患者の住所までの移動体の移動経路を取得するステップと、
前記移動経路から所定距離内にある前記配達先を特定するステップと、
前記動物患者の輸送のために前記移動体を予約するとともに、前記移動体により前記処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを出力するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする獣医療支援方法。
【請求項5】
処方薬を配達する配達先を記憶するステップと、
動物患者の輸送の依頼を受け付けるステップと、
獣医療機関から前記動物患者の住所までの移動体の移動経路を取得するステップと、
前記移動経路から所定距離内にある前記配達先を特定するステップと、
前記動物患者の輸送のために前記移動体を予約するとともに、前記移動体により前記処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを出力するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、獣医療支援システム、獣医療支援方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には動物の緊急搬送を行うシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-342461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
動物の輸送手段を効率的に運用したいというニーズがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、獣医療支援システムであって、処方薬を配達する配達先を記憶する配達先記憶部と、動物患者の輸送の依頼を受け付ける受付部と、獣医療機関から前記動物患者の住所までの移動体の移動経路を取得する移動経路取得部と、前記移動経路から所定距離内にある前記配達先を特定する配達先特定部と、前記動物患者の輸送のために前記移動体を予約するとともに、前記移動体により前記処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを出力する予約部と、を備えることを特徴とする。
【0006】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、動物の輸送手段を効率的に運用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】獣医療支援システムの全体構成例を示す図である。
図2】管理サーバ20のハードウェア構成例を示す図である。
図3】管理サーバ20のソフトウェア構成例を示す図である。
図4】管理サーバ20の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
処方薬を配達する配達先を記憶する配達先記憶部と、
動物患者の輸送の依頼を受け付ける受付部と、
獣医療機関から前記動物患者の住所までの移動体の移動経路を取得する移動経路取得部と、
前記移動経路から所定距離内にある前記配達先を特定する配達先特定部と、
前記動物患者の輸送のために前記移動体を予約するとともに、前記移動体により前記処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを出力する予約部と、
を備えることを特徴とする獣医療支援システム。
[項目2]
項目1に記載の獣医療支援システムであって、
前記配達先特定部は、前記住所から前記獣医療機関までの輸送時に配達する第1の前記配達先と、前記獣医療機関から前記住所までの輸送時に配達する第2の前記配達先との少なくともいずれかを特定すること、
を特徴とする獣医療支援システム。
[項目3]
項目1又は2に記載の獣医療支援システムであって、
前記移動経路を前記移動体が移動する移動時間を算出し、前記移動経路から離脱して前記配達先を経由して前記移動経路に戻るまでの配達時間を算出する時間計算部と、
前記移動時間及び前記配達時間を合計した時間に応じて、前記移動体の前記住所への到着時刻を推定する到着時刻推定部と、
前記到着時刻を出力する到着時刻出力部と、
を備えることを特徴とする獣医療支援システム。
[項目4]
処方薬を配達する配達先を記憶するステップと、
動物患者の輸送の依頼を受け付けるステップと、
獣医療機関から前記動物患者の住所までの移動体の移動経路を取得するステップと、
前記移動経路から所定距離内にある前記配達先を特定するステップと、
前記動物患者の輸送のために前記移動体を予約するとともに、前記移動体により前記処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを出力するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする獣医療支援方法。
[項目5]
処方薬を配達する配達先を記憶するステップと、
動物患者の輸送の依頼を受け付けるステップと、
獣医療機関から前記動物患者の住所までの移動体の移動経路を取得するステップと、
前記移動経路から所定距離内にある前記配達先を特定するステップと、
前記動物患者の輸送のために前記移動体を予約するとともに、前記移動体により前記処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを出力するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0010】
<システムの概要>
以下、本発明の一実施形態に係る獣医療支援システムについて説明する。本実施形態の獣医療支援システムは、自宅と獣医療時間との間で動物患者1(及び飼主2)を輸送する輸送手段(移動体3)の予約(移動体3を特定の期間中、動物患者1(及び飼主2)のために利用可能に設定することをいう。)を行う。移動体3は例えば自動車である。
【0011】
本実施形態の獣医療支援システムでは、移動体3は、大きさの違いや備える設備の違いなどを含む複数の異なる種類が存在することを想定する。なお、同一の獣医療機関が複数種類の移動体3を備えるようにしてもよいし、所定のエリア内の複数の獣医療機関で複数異なる種類の移動体3を備えるようにすることもできる。
【0012】
図1は、獣医療支援システムの全体構成例を示す図である。本実施形態の獣医療支援システムは、管理サーバ20を含んで構成される。管理サーバ20は、ユーザ端末10及び獣医療機関端末30と通信ネットワークを介して通信可能に接続される。通信ネットワークは、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
【0013】
ユーザ端末10は、飼主2が操作するコンピュータであり、例えばスマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。ユーザ端末10はカメラ機能を備えることができる。飼主2はユーザ端末10を操作して管理サーバ20に対して動物患者1を移動体3により獣医療機関まで輸送する依頼(以下、輸送依頼という。)を送信することができる。また、飼主2は、ユーザ端末10を操作して問診に対する回答を行うことができる。
【0014】
獣医療機関端末30は、獣医療機関の従業者が操作するコンピュータであり、例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータなどである。獣医療機関の従事者は、例えば、獣医師4、看護師5、スタッフ6などを含む。獣医療機関端末30は管理サーバ20からのメッセージを受信して従事者に対して出力することができる。
【0015】
管理サーバ20は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。管理サーバ20は、ユーザ端末10からの輸送依頼に応じて、問診を行い、問診結果を獣医療機関端末30に送信することができる。
【0016】
本実施形態の獣医療支援システムでは、移動体3の輸送時に薬剤を配送することで、効率的に移動体3を運用しようとしている。
【0017】
<管理サーバ>
図2は、管理サーバ20のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク3に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述する管理サーバ装置20の各機能部はCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ20の各記憶部はメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
【0018】
図3は、管理サーバ20のソフトウェア構成例を示す図である。管理サーバ20は、配達先記憶部231と、受付部211と、移動経路取得部212と、配達先特定部213と、予約部214と、時間計算部215と、到着時刻推定部216と、到着時刻出力部217と、を備える。
【0019】
配達先記憶部231は、処方薬を配達する配達先に関する情報(以下、配達情報という。)を記憶する。配達情報には、例えば、日時、配達先、及び処方情報を含めることができる。日時は、例えば、配達情報を配達先記憶部231に登録した日時とすることができる。日時は、処方薬が処方された日時としてもよい。また、処方薬を特定の期限日までに配達する必要がある場合には、その期限日を日時に設定するようにしてもよい。配達先は、例えば、処方薬が処方された動物患者1の飼主2の住所とすることができる。処方情報は、処方薬に関する情報である。処方情報には、配達する処方薬を特定する情報(名称等)と、処方量とを含めることができる。
【0020】
輸送予約情報記憶部232は、移動体3の予約に関する情報(以下、輸送予約情報という。)を記憶する。輸送予約情報には、移動体3を示す移動体ID、医療機関の場所を特定するための情報(医療機関)、患者動物1の住所を特定するための情報(自宅)、来院フラグ、乗車日時、移動体3に同乗する従事者を示す乗務員IDを含めることができる。医療機関の場所を特定するための情報は、医療機関の住所としてもよいし、管理サーバ20が医療機関ごとの住所が管理される医療機関データベースを備える場合には、医療機関を示す医療機関IDとしてもよい。患者動物1の住所を特定するための情報は、動物患者1の住所(飼主2の住所)としてもよいし、管理サーバ20が患者動物1の住所が管理される動物データベースを備える場合には、動物患者1を示す患者IDとしてもよいし、管理サーバ20が患者動物1の飼主2が管理される動物データベースと飼主2の住所が管理される飼主データベースとを備える場合には、動物患者1を示す患者ID又は飼主2を示す飼主IDとしてもよい。来院フラグは、動物患者1を自宅から獣医療機関に輸送するか否かを示す情報である。乗車日時は、動物患者1をピックアップする予定の日時である。乗務員IDは、獣医師4、看護師5、スタッフ6を示す情報であり、複数の乗務員が移動体3に同乗する場合には、複数の乗務員IDを設定してもよい。
【0021】
受付部211は、動物患者1の輸送の依頼を受け付ける。受付部211は、例えば、ユーザ端末10からの輸送依頼(リクエスト)を受信することができる。輸送依頼には、移動体3の出発地を特定する情報と、移動体3の到着地を特定する情報とが含まれうる。例えば、動物患者1の飼主2の自宅から医療機関への動物患者1の輸送を依頼する場合には、輸送依頼には、出発地を特定する情報として動物患者1を特定する情報(患者ID)と、到着地を特定する情報として医療機関を特定する情報(医療機関ID)とを含めることができる。管理サーバ20は、動物患者1ごとに、その飼主2及び飼主2の住所を管理するようにし、患者IDに対応する住所を特定できるようにすることができる。また、管理サーバ20は、医療機関の住所を管理するようにし、医療機関IDに対応する医療機関の住所を特定できるようにすることができる。
【0022】
移動経路取得部212は、移動体3の移動経路を取得する。移動経路取得部212は、獣医療機関から動物患者1の住所(飼主2の住所)までの移動体の移動経路を取得する。移動経路は、動物患者1の住所において動物患者1をピックアップするように移動体3を獣医療機関から移動させる場合の移動経路であってもよいし、獣医療機関に来院した動物患者1が獣医療機関から動物患者1の住所まで帰宅する場合の移動経路であってもよい。移動経路取得部212は、例えば、公知のナビゲーションシステムやマップサービスなどに出発地及び到着地を与えることにより、移動経路を取得することができる。
【0023】
配達先特定部213は、移動経路から所定距離内にある配達先を特定することができる。配達先特定部213は、例えば、移動経路から所定距離内の配達先を含む配達情報を検索することができる。配達先特定部213は、1つの配達情報を検索するようにしてもよいし、複数の配達情報を検索するようにしてもよい。配達先特定部213は、移動経路から近い順に所定数の配達情報を検索するようにしてもよいし、日時が早い順に所定数を検索するようにしてもよいし、これらの組み合わせとしてもよい。
【0024】
また、配達先特定部213は、動物患者1の来院時に配達する配達先を特定するようにしてもよいし、帰宅時に配達する配達先を特定するようにしてもよいし、その両方を特定するようにしてもよい。すなわち、配達先特定部213は、動物患者1の住所から獣医療機関までの輸送時に配達する第1の配達先と、獣医療機関から動物患者1の住所までの輸送時に配達する第2の配達先との少なくともいずれかを特定することができる。
【0025】
予約部214は、動物患者1の輸送のために移動体3を予約することができる。予約部214は、移動体3に乗せる従事者をアサインすることもできる。予約部214は、例えば、移動体3を示す移動体ID、獣医療機関を示す医療機関ID、患者動物1を示す動物ID、アサインした従事者を示す乗務員IDなどを含む輸送予約情報を作成して、輸送予約情報記憶部232に登録することができる。
【0026】
また、予約部214は、移動体3により処方薬を配達先に配達することを指示するメッセージを獣医療機関端末30に送信して獣医療機関端末30からメッセージを出力することができる。
【0027】
時間計算部215は、移動経路を移動体3が移動する移動時間を求めることができる。移動体3の移動経路の移動時間は、例えば、ナビゲーションシステムやマップサービスなどから取得することもできるし、移動経路の長さを、所定の標準速度(例えば時速20kmや30km等)で割って移動時間を算出することもできる。
【0028】
時間計算部215はまた、移動経路から離脱して配達先を経由して移動経路に戻るまでの配達時間を求めることもできる。時間計算部215はまた、出発地から配達先を経由して到着地までの配達時間と移動時間との合計(総移動時間)を求めることもできる。時間計算部215は、例えば、ナビゲーションシステムやマップサービスなどに、経由地を与えることにより配達時間を求め、あるいは総移動時間を求めることができる。また、時間計算部215は、出発地から配達先を経由して到着地までの移動経路の長さを標準速度で割って総移動時間を算出することもできる。
【0029】
到着時刻推定部216は、移動体1が動物患者1の住所(飼主2の住所)に到着する到着時刻を推定することができる。到着時刻推定部216は、例えば、時間計算部215が求めた移動時間及び配達時間を合計した時間に応じて(例えば、現在時刻に時間を加算して)、到着時刻を推定することができる。また、動物患者1のピックアップ日時が指定されている場合には、指定されたピックアップ日時を到着時刻とすることもできる。
【0030】
到着時刻出力部217は、到着時刻を出力することができる。到着時刻出力部217は、到着時刻を獣医療機関端末30に送信して獣医療機関端末30から到着時刻を出力するようにしてもよい。
【0031】
<動作>
図4は、管理サーバ20の動作を説明する図である。
【0032】
管理サーバ20は、ユーザ端末10から輸送依頼を受信すると(S301)、移動体3を予約するとともに(S302)、獣医療機関から輸送依頼に係る動物患者1の住所(自宅)までの移動経路を取得し(S303)、移動経路から所定距離内の処方薬の配達先を配達先記憶部231から検索する(S304)。配達先がある場合には(S305:YES)、管理サーバ20は、配達先及び処方薬を示して、乗務員IDに対応する従事者の獣医療機関端末30に配達を指示するメッセージを送信する(S306)。管理サーバ20は、総移動時間(配達先がある場合には、移動経路の移動時間と移動経路から配達先までの配達時間の合計、配達先がない場合には、移動経路の移動時間)を求め、来院の場合には、乗車日時から総移動時間を引いた出発時刻を算出し、帰宅の場合には、現在日時に総移動時間を足した到着時刻を算出し、算出した出発時刻又は到着時刻を出力する(S307)。
【0033】
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
【符号の説明】
【0034】
10 飼い主端末
20 サーバ装置
図1
図2
図3
図4