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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023138971
(43)【公開日】2023-10-03
(54)【発明の名称】ウォッチシアターモード
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20220101AFI20230926BHJP
【FI】
G06F3/0484
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023105300
(22)【出願日】2023-06-27
(62)【分割の表示】P 2020137007の分割
【原出願日】2017-08-31
(31)【優先権主張番号】62/399,314
(32)【優先日】2016-09-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/445,028
(32)【優先日】2017-01-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/441,274
(32)【優先日】2016-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Yahoo!ウィジェット
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マカティー, ケヴィン, タイラー
(72)【発明者】
【氏名】ゴウリイスンカー, バブー
(72)【発明者】
【氏名】ラム, マイケル, ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】スカーズチ, ブレント, ダブリュ.
(72)【発明者】
【氏名】リンチ, ケヴィン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための直感的な方法を提供する。
【解決手段】ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有するデバイスで実行される方法700であって、デバイスは任意選択的に、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たすとの判定に従うか又は応じて、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げることを含む。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転可能入力機構及びディスプレイスクリーンを有する電子デバイスにおいて、
前記回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信することと、
前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げることと、
前記第1の入力が前記輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げるのを取り止めることと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の入力を受信することに応じて、前記輝度調整基準のセットが満たされているかどうかを判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
更に、
前記輝度調整基準のセットは、前記ディスプレイスクリーンが最初にオフであるときに満たされる基準を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
更に、
前記輝度調整基準のセットは、輝度調整モードがオンであるときに満たされる基準を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の入力が前記輝度調整基準のセットを満たさないとの前記判定に従って、前記輝度レベルの調整以外の機能を実行することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの前記判定に従って、輝度構成セッションに入ること
を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
前記輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの前記判定に従って、
前記輝度構成セッション中に前記第1の入力に基づく第1の回転方向を前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げる要求として定義することと、
前記輝度構成セッション中に前記第1の回転方向と反対の第2の回転方向を前記輝度レベルを下げる要求として定義することと、
を更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の入力の受信後、
前記第1の回転方向と反対の前記第2の回転方向を有する第2の入力を受信することと、
前記第2の入力を受信することに応じて、前記輝度構成セッションを維持している間に前記輝度レベルを下げることと、
を更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の入力の受信後に閾値時間期間が経過したとき、前記輝度構成セッションを終了することと、
前記輝度構成セッションの終了後、前記回転可能入力機構の前記第1の方向と反対の第3の方向の回転に対応する第3の入力を受信することと、
前記第3の入力が前記輝度調整基準のセットを満たすとの判定に従って、前記輝度レベルを上げ新しい輝度構成セッションに入ることと、
を更に含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記新しい輝度構成セッションの間、前記第3の回転方向と反対の第4の回転方向の回転に対応する第4の入力を受信することと、
前記第4の入力を受信することに応じて、前記続く輝度構成セッションを維持している間に前記輝度レベルを下げることと、
を更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
更に、
前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げることは、前記輝度レベルを前記回転入力の回転速度に基づく可変レートで変化させることを含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項12】
前記ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースにマスキング層をアルファブレンディングすることによって前記輝度レベルを調整することを更に含み、前記マスキング層は、
前記輝度レベルを最高輝度レベルへと上げるために透明度が上がること、及び
前記輝度レベルを最低輝度レベルへと下げるために透明度が下がることが切り替わる、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項13】
最高輝度レベルが満たされているとの判定に従って、前記アルファブレンディングを停止し、前記マスキング層を除去すること
を更に含む 、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記回転可能入力機構における回転に対応する第5の入力を受信することと、
前記回転可能入力機構において検出された前記第5の入力の回転速度が単位時間当たりの閾値回転速度を上回ると判定することと、
前記判定に従って、前記輝度レベルを所定の輝度レベルへと自動的に調整することと、
を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の入力の受信後のある時間期間内で、前記ディスプレイスクリーンが所定の輝度レベルよりも低い輝度レベルにある間に、前記ディスプレイスクリーン上のタッチジェスチャを検出することと、
前記タッチジェスチャを検出することに応じて、前記輝度レベルを前記所定の輝度レベルへと自動的に調整することと、
を更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項16】
閾値レベルに達したときに最高又は最低輝度レベルを満たすように前記輝度レベルの調整を自動的に完了することを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項17】
前記ディスプレイスクリーン上に第1の表示される要素及び第2の表示される要素を少なくとも含むユーザインタフェースを表示することを更に含み、前記第1の表示される要素の輝度レベルは前記第2の表示される要素の輝度レベルとは異なるレートで調整され、更に、前記第1の表示される要素及び前記第2の表示される要素の前記輝度レベルは同時に調整される、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項18】
回転可能入力機構及びディスプレイスクリーンを有する電子デバイスにおいて、
前記回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信することと、
前記第1の入力を受信している間に、
前記回転可能入力機構の前記回転に従って前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整することと、
前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、
前記輝度構成セッションを終了すること、及び
前記回転可能入力機構の更なる回転に応じて前記スクリーンの前記輝度レベルの調整を停止することと、
前記終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、
前記輝度構成セッションを維持すること、及び
前記回転可能入力機構の更なる回転に従って前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルの調整を継続することと、
を含む、方法。
【請求項19】
前記第1の入力を受信している間に、前記終了構成基準のセットが満たされているかどうかを判定すること
を更に含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
更に、
前記終了構成基準のセットは、前記輝度レベルが閾値輝度レベルを満たすときに満たされる基準を含む、請求項18又は19に記載の方法。
【請求項21】
更に、
前記閾値輝度レベルは最高輝度レベルに対応しており、前記回転可能入力機構おいて検出された更なる回転により、前記ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースと関連付けられたアクションが実行される、請求項18又は19に記載の方法。
【請求項22】
更に、
前記閾値輝度レベルは最低輝度レベルに対応しており、前記ディスプレイスクリーンは非アクティブ状態に入り、前記第1の入力における前記回転可能要素の回転の継続によって前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルが変更されることはない、請求項18又は19に記載の方法。
【請求項23】
更に、
前記終了構成基準のセットは、前記輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求が受信されるときに満たされる基準を含む、請求項18又は19に記載の方法。
【請求項24】
前記輝度レベルの調整以外の機能のための前記ユーザ要求を受信することに応じて、前記輝度レベルを最高輝度レベルまで自動的に上げることを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記輝度レベルの調整以外の機能のための前記ユーザ要求を受信することに応じて、前記電子デバイスとの更なるユーザ対話が検出されている間、前記輝度レベルを調整された輝度レベルで維持することを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
更に、
前記機能は前記ディスプレイスクリーンをオフにすることを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記ディスプレイスクリーンをオンにするためのユーザ入力を検出することと、
前記ディスプレイスクリーンをオフにする前に検出された輝度レベルに戻ることによって、前記ディスプレイスクリーンをオンにすることと、
を更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
更に、
前記終了構成基準のセットは、ユーザが前記回転可能入力機構を最低回転速度未満で回転させるときに満たされる基準を含む、
請求項18又は19に記載の方法。
【請求項29】
更に、
前記終了構成基準のセットは、所定の時間期間の間ユーザ入力が検出されないときに満たされる基準を含む、
請求項18又は19に記載の方法。
【請求項30】
ユーザ入力が検出されることなく前記所定の時間期間が経過した後で、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを最低輝度レベルまで自動的に下げることと、
前記輝度レベルを自動的に下げている間に第2のユーザ入力を検出することと、
前記第2のユーザ入力を検出することに応じて、前記所定の時間期間の経過前に検出された元の輝度レベルに戻るように前記輝度レベルを自動的に上げることと、
前記輝度構成セッションに再び入ることと、
を更に含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記終了構成基準のセットを満たすことに応じて、所定の時間期間である遅延時間を開始することと、
前記遅延時間中に前記回転可能入力機構の続く回転に対応する続くユーザ入力を検出することと、
前記続くユーザ入力に従って前記輝度レベルを調整し、前記輝度構成セッションを維持することと、
を更に含む、請求項18又は19に記載の方法。
【請求項32】
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、前記1つ以上のプログラムは前記メモリに記憶され、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムは、
前記回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信し、
前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げ、
前記第1の入力が前記輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げるのを取り止める、命令を含む、
電子デバイス。
【請求項33】
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、前記1つ以上のプログラムは前記メモリに記憶され、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムは、
前記回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信し、
前記第1の入力を受信している間に、
前記回転可能入力機構の前記回転に従って前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整し、
前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、
前記輝度構成セッションを終了し、
前記回転可能入力機構の更なる回転に応じて前記スクリーンの前記輝度レベルの調整を停止し、
前記終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、
前記輝度構成セッションを維持し、
前記回転可能入力機構の更なる回転に従って前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルの調整を継続する、命令を含む、
電子デバイス。
【請求項34】
1つ以上のプログラムを記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、前記デバイスに、
前記回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信させ、
前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げさせ、
前記第1の入力が前記輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げるのを取り止めさせる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項35】
1つ以上のプログラムを記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、前記デバイスに、
前記回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信させ、
前記第1の入力を受信している間に、
前記回転可能入力機構の前記回転に従って前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整させ、
前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、
前記輝度構成セッションを終わらせ、
前記回転可能入力機構の更なる回転に応じて前記スクリーンの前記輝度レベルの調整を停止させ、
前記終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、
前記輝度構成セッションを維持させ、
前記回転可能入力機構の更なる回転に従って前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルの調整を継続させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項36】
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
前記回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信する手段と、
前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げる手段と、
前記第1の入力が前記輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げるのを取り止める手段と、
を備える、電子デバイス。
【請求項37】
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
前記回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信する手段と、
前記第1の入力を受信している間に、
前記回転可能入力機構の前記回転に従って前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整する手段と、
前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、
前記輝度構成セッションを終わらせ、
前記回転可能入力機構の更なる回転に応じて前記スクリーンの前記輝度レベルの調整を停止する手段と、
前記終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、
前記輝度構成セッションを維持し、
前記回転可能入力機構の更なる回転に従って前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルの調整を継続する手段と、
を備える、電子デバイス。
【請求項38】
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、前記1つ以上のプログラムは前記メモリに記憶され、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成され、前記1つ以上のプログラムは、請求項1から17に記載の方法のいずれかを実行する、命令を含む、
電子デバイス。
【請求項39】
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、前記1つ以上のプログラムは前記メモリに記憶され、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成され、前記1つ以上のプログラムは、請求項18から31に記載の方法のいずれかを実行する、命令を含む、
電子デバイス。
【請求項40】
1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記デバイスに、請求項1から17に記載の方法のいずれか1つを実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項41】
1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記デバイスに、請求項18から31に記載の方法のいずれか1つを実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項42】
請求項1から17に記載の方法のいずれか1つを実行する手段を備える、電子デバイス。
【請求項43】
請求項18から31に記載の方法のいずれか1つを実行する手段を備える、電子デバイス。
【請求項44】
ディスプレイスクリーンユニットと、
回転可能入力機構ユニットと、
前記ディスプレイスクリーンユニット及び前記回転可能入力機構ユニットに結合された処理ユニットと、を備える電子デバイスであって、前記処理ユニットは、
前記回転可能入力機構ユニットの回転に対応する第1の入力を受信するように構成された受信ユニット、
前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げ、
前記第1の入力が前記輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンユニットの前記輝度レベルを上げるのを取り止める、
ように構成された調整ユニット、を含む、
電子デバイス。
【請求項45】
前記処理ユニットは、
前記第1の入力を受信することに応じて、前記輝度調整基準のセットが満たされているかどうかを判定するように構成された判定ユニットを更に含む、請求項44に記載の電子デバイス。
【請求項46】
前記輝度調整基準のセットは、前記ディスプレイスクリーンが最初にオフであるときに満たされる基準を含む、請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項47】
更に、
前記輝度調整基準のセットは、輝度調整モードがオンであるときに満たされる基準を含む、請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項48】
前記処理ユニットは、
前記第1の入力が前記輝度調整基準のセットを満たさないとの前記判定に従って、前記輝度レベルの調整以外の機能を実行するように構成された実行ユニットを更に含む、
請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項49】
前記処理ユニットは、
前記輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの前記判定に従って、輝度構成セッションに入るように構成されたセッション構成ユニットを更に含む、請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項50】
前記処理ユニットは、
前記輝度調整基準のセットを前記第1の入力が満たすとの前記判定に従って、
前記輝度構成セッション中に前記第1の入力に基づく第1の回転方向を前記ディスプレイスクリーンユニットの前記輝度レベルを上げる要求として定義し、
前記輝度構成セッション中に前記第1の回転方向と反対の第2の回転方向を前記輝度レベルを下げる要求として定義するように構成された、定義ユニットを更に含む、請求項49に記載の電子デバイス。
【請求項51】
前記受信ユニットは、前記第1の入力の受信後に前記第1の回転方向と反対の前記第2の回転方向を有する第2の入力を受信するように更に構成されており、
前記調整ユニットは、前記第1の入力の受信後に、前記第2の入力を受信することに応じて、前記輝度構成セッションを維持している間に前記輝度レベルを下げるように更に構成されている、
請求項50に記載の電子デバイス。
【請求項52】
前記セッション構成ユニットは、前記第1の入力の受信後に閾値時間期間が経過すると、前記輝度構成セッションを終了するように更に構成されており、
前記受信ユニットは、前記輝度構成セッションの終了後、前記回転可能入力機構ユニットの前記第1の方向と反対の第3の方向の回転に対応する第3の入力を受信するように更に構成されており、
前記調整ユニットは、前記第3の入力が前記輝度調整基準のセットを満たすとの判定に従って、前記輝度レベルを上げ新しい輝度構成セッションに入るように更に構成されている、
請求項49に記載の電子デバイス。
【請求項53】
前記受信ユニットは、前記新しい輝度構成セッションの間、前記第3の回転方向と反対の第4の回転方向の回転に対応する第4の入力を受信するように更に構成されており、
前記調整ユニットは、前記第4の入力を受信することに応じて、前記次の輝度構成セッションを維持している間に前記輝度レベルを下げるように更に構成されている、
請求項52に記載の電子デバイス。
【請求項54】
更に、
前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを上げることは、前記輝度レベルを前記回転入力の回転速度に基づく可変レートで変化させることを含む、
請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項55】
前記調整ユニットは、
前記ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースにマスキング層をアルファブレンディングすることによって前記輝度レベルを調整するように更に構成されており、前記マスキング層は、
前記輝度レベルを最高輝度レベルへと上げるために透明度が上がること、及び
前記輝度レベルを最低輝度レベルへと下げるために透明度が下がることが切り替わる、
請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項56】
更に、
最高輝度レベルが満たされているとの判定に従って、前記アルファブレンディングを停止し、前記マスキング層を除去する、請求項55に記載の電子デバイス。
【請求項57】
前記受信ユニットは、前記回転可能入力機構ユニットにおける回転に対応する第5の入力を受信するように更に構成されており、
前記判定ユニットは、前記回転可能入力機構ユニットにおいて検出された前記第5の入力の回転速度が単位時間当たりの閾値回転速度を上回ることを判定するように更に構成されており、
前記調整ユニットは、前記判定に従って、前記輝度レベルを所定の輝度レベルへと自動的に調整するように更に構成されている、
請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項58】
前記検出ユニットは、前記第1の入力の受信後のある時間期間内で、前記ディスプレイスクリーンユニットが所定の輝度レベルよりも低い輝度レベルにある間に、前記ディスプレイスクリーンユニット上のタッチジェスチャを検出するように更に構成されており、
前記調整ユニットは、前記タッチジェスチャを検出することに応じて、前記輝度レベルを前記所定の輝度レベルへと自動的に調整するように更に構成されている、
請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項59】
前記調整ユニットは、
閾値レベルに達したときに最高又は最低輝度レベルを満たすような前記輝度レベルの調整を、自動的に完了するように更に構成されている、請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項60】
前記表示ユニットは、
前記ディスプレイスクリーンユニット上に第1の表示される要素及び第2の表示される要素を少なくとも含むユーザインタフェースを表示するように更に構成されており、前記第1の表示される要素の輝度レベルは前記第2の表示される要素の輝度レベルとは異なるレートで調整され、更に、前記第1の表示される要素及び前記第2の表示される要素の前記輝度レベルは同時に調整される、請求項44又は45に記載の電子デバイス。
【請求項61】
ディスプレイスクリーンユニットと、
回転可能入力機構ユニットと、
前記ディスプレイスクリーンユニット及び前記回転可能入力機構ユニットに結合された処理ユニットと、を備える電子デバイスであって、前記処理ユニットは、
前記回転可能入力機構ユニットの回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信するように構成された受信ユニット、
前記第1の入力を受信している間に、前記回転可能入力機構ユニットの前記回転に従って前記ディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを調整するように構成された調整ユニット、
前記第1の入力を受信している間に、及び、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、前記輝度構成セッションを終わらせるように構成されたセッション構成ユニット、
前記第1の入力を受信している間に及び終了構成基準のセットが満たされているとの前記判定に従って、前記回転可能入力機構ユニットの更なる回転に応じて前記ディスプレイスクリーンユニットの前記輝度レベルの調整を停止するように構成された調整ユニット、を含み、
前記セッション構成ユニットは、前記終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、前記輝度構成セッションを維持するように更に構成されており、
前記調整ユニットは、前記終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、前記回転可能入力機構ユニットの更なる回転に従って前記ディスプレイスクリーンユニットの前記輝度レベルの調整を継続するように更に構成されている、電子デバイス。
【請求項62】
前記処理ユニットは、
前記第1の入力を受信している間に前記終了構成基準のセットが満たされているかどうかを判定するように構成された判定ユニットを更に含む、請求項61に記載の電子デバイス。
【請求項63】
更に、
前記終了構成基準のセットは、前記輝度レベルが閾値輝度レベルを満たすときに満たされる基準を含む、請求項61又は62に記載の電子デバイス。
【請求項64】
更に、
前記閾値輝度レベルは最高輝度レベルに対応しており、前記回転可能入力機構ユニットにおいて検出された更なる回転により、前記ディスプレイスクリーン上に表示されたユーザインタフェースユニットと関連付けられたアクションが実行される、請求項61又は62に記載の電子デバイス。
【請求項65】
更に、
前記閾値輝度レベルは最低輝度レベルに対応しており、前記ディスプレイスクリーンユニットは非アクティブ状態に入り、前記第1の入力における前記回転可能入力機構ユニットの回転の継続によって前記ディスプレイスクリーンユニットの前記輝度レベルが変更されることはない、請求項61又は62に記載の電子デバイス。
【請求項66】
更に、
前記終了構成基準のセットは、前記輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求が受信されるときに満たされる基準を含む、請求項61又は62に記載の電子デバイス。
【請求項67】
前記調整ユニットは、
前記輝度レベルの調整以外の機能のための前記ユーザ要求を受信することに応じて、前記輝度レベルを最高輝度レベルまで自動的に上げるように更に構成されている、請求項66に記載の電子デバイス。
【請求項68】
前記調整ユニットは、
前記輝度レベルの調整以外の機能のため前記のユーザ要求を受信することに応じて、前記電子デバイスとの更なるユーザ対話が検出されている間、前記輝度レベルを調整された輝度レベルで維持するように更に構成されている、請求項66に記載の電子デバイス。
【請求項69】
更に、
前記機能は前記ディスプレイスクリーンユニットをオフにすることを含む、請求項66に記載の電子デバイス。
【請求項70】
前記処理ユニットは、
前記ディスプレイスクリーンユニットをオンにするためのユーザ入力を検出するように構成された検出ユニットを更に含み、
前記調整ユニットは、前記ディスプレイスクリーンユニットをオフにする前に検出された輝度レベルに戻ることによって、前記ディスプレイスクリーンユニットをオンにするように更に構成されている、請求項66に記載の電子デバイス。
【請求項71】
更に、
前記終了構成基準のセットは、ユーザが前記回転可能入力機構ユニットを最低回転速度未満で回転させるときに満たされる基準を含む、請求項61又は62に記載の電子デバイス。
【請求項72】
更に、
前記終了構成基準のセットは、所定の時間期間の間ユーザ入力が検出されないときに満たされる基準を含む、請求項61又は62に記載の電子デバイス。
【請求項73】
前記調整ユニットは、ユーザ入力が検出されることなく前記所定の時間期間が経過した後で、前記ディスプレイスクリーンの前記輝度レベルを最低輝度レベルまで自動的に下げるように更に構成されており、
前記検出ユニットは、前記輝度レベルを自動的に下げている間に第2のユーザ入力を検出するように更に構成されており、
前記調整ユニットは、前記第2のユーザ入力を検出することに応じて、前記所定の時間期間の経過前に検出された元の輝度レベルに戻るように前記輝度レベルを自動的に上げ、
前記輝度構成セッションに再び入るように更に構成されている、
請求項72に記載の電子デバイス。
【請求項74】
前記処理ユニットは、
前記終了構成基準のセットを満たすことに応じて、所定の時間期間である遅延時間を開始するように構成された遅延ユニットを更に含み、
前記検出ユニットは、前記遅延時間中に前記回転可能入力機構ユニットの続く回転に対応する続くユーザ入力を検出するように更に構成されており、
前記調整ユニットは、前記続くユーザ入力に従って前記輝度レベルを調整し前記輝度構成セッションを維持するように更に構成されている、請求項61又は62に記載の電子デバイス。
【請求項75】
加速度計及びディスプレイスクリーンを有する電子デバイスにおいて、
前記加速度計によって登録されるユーザ入力を前記電子デバイスにおいて受信することと、
静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持することと、
前記静音モードが非アクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ユーザ入力に応じて、前記ディスプレイスクリーンを前記非アクティブ状態からアクティブ化することと、
前記電子デバイスにおいてアラートを受信することと、
前記静音モードがアクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記アラートに対応する可聴通知の出力を取り止めることと、
前記静音モードが非アクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記可聴通知を出力することと、
を含む、方法。
【請求項76】
前記静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されておりかつ前記ユーザ入力が前記電子デバイスの表面上の物理的入力であるとの判定に従って、前記ユーザ入力に応じて前記ディスプレイスクリーンを前記非アクティブ状態からアクティブ化することを更に含む、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記物理的入力は前記ディスプレイスクリーン上のタッチ入力を含み、前記ディスプレイスクリーンをアクティブ化することは前記ディスプレイスクリーンをオンにすることを含む、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記電子デバイスはハードウェアボタンを含み、前記物理的入力は前記ハードウェアボタンの押下を含み、更に、前記ディスプレイスクリーンをアクティブ化することは前記ディスプレイスクリーンをオンにすることを含む、請求項76に記載の方法。
【請求項79】
前記電子デバイスは回転可能入力機構を含み、前記物理的入力は前記回転可能入力機構の回転を含む、請求項76に記載の方法。
【請求項80】
前記ディスプレイスクリーンをアクティブ化することは、前記ディスプレイスクリーンの輝度レベルを前記回転可能入力機構における前記回転の前記回転速度 に従って変動するレートで所定の輝度レベルへと上げることを含む、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの前記判定に従って、前記静音モードをアクティブとして維持することを更に含む、請求項75から80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項82】
前記ユーザ入力及び前記アラートは前記電子デバイスによって同時には受信されない、請求項75から80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項83】
前記静音モードを非アクティブ状態からアクティブ化するユーザ要求を受信することを更に含み、前記静音モードをアクティブ化することは前記電子デバイスにおいてサイレントモードをアクティブ化することを更に含む、請求項75に記載の方法。
【請求項84】
前記ユーザ要求は、前記ディスプレイスクリーン上に表示された制御パネルの静音モードアフォーダンス上のタッチ入力を含む、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記静音モードアフォーダンス上の前記タッチ入力に応じて、前記ディスプレイスクリーン上の前記制御パネル上に表示された前記静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスの表示をハイライトすることを更に含む、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記ハイライトされた静音モードアフォーダンス上の第2のタッチ入力を含む、前記静音モードを非アクティブ化する第2のユーザ要求を受信することと、
前記第2のユーザ要求に応じて、前記静音モード及び前記サイレントモードを前記アクティブ状態から前記非アクティブ状態へと非アクティブ化し、前記表示された静音モードアフォーダンス及び前記サイレントモードアフォーダンスのハイライトを除去することと、
を更に含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記静音モードをアクティブ化する前記ユーザ要求に応じて、指示、確認アフォーダンス、及び取り消しアフォーダンスを有する指示画面を表示することと、
前記確認アフォーダンスが選択されているとの判定に従って、前記指示画面の表示を除去し前記静音モードをアクティブ化することと、
前記取り消しアフォーダンスが選択されているとの判定に従って、前記指示画面の表示を除去し前記静音モードのアクティブ化を取り止めることと、
を更に含む、請求項83から86のいずれか一項に記載の方法。
【請求項88】
前記ディスプレイスクリーンをアクティブ化することは、前記静音モードがアクティブであることを示す静音モードアイコンを有するユーザインタフェースを表示することを含む、請求項75から80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項89】
ディスプレイスクリーンと、
加速度計と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、前記1つ以上のプログラムは前記メモリに記憶され、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムは、
前記加速度計によって登録されるユーザ入力を前記電子デバイスにおいて受信し、
静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持し、
前記静音モードが非アクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ユーザ入力に応じて、前記ディスプレイスクリーンを前記非アクティブ状態からアクティブ化し、
前記電子デバイスにおいてアラートを受信し、
前記静音モードがアクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記アラートに対応する可聴通知の出力を取り止め、
前記静音モードが非アクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記可聴通知を出力する、命令を含む、
電子デバイス。
【請求項90】
1つ以上のプログラムを記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子 デバイスによって実行されたとき、前記デバイスに、
前記加速度計によって登録されるユーザ入力を前記電子デバイスにおいて受信させ、
静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持させ、
前記静音モードが非アクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ユーザ入力に応じて、前記ディスプレイスクリーンを前記非アクティブ状態からアクティブ化させ、
前記電子デバイスにおいてアラートを受信させ、
前記静音モードがアクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記アラートに対応する可聴通知の出力を取り止めさせ、
前記静音モードが非アクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記可聴通知を出力させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項91】
電子デバイスであって、
ディスプレイスクリーンと、
加速度計と、
前記加速度計によって登録されるユーザ入力を前記電子デバイスにおいて受信する手段と、
静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持する手段と、
前記静音モードが非アクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ユーザ入力に応じて、前記ディスプレイスクリーンを前記非アクティブ状態からアクティブ化する手段と、
前記電子デバイスにおいてアラートを受信する手段と、
前記静音モードがアクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記アラートに対応する可聴通知の出力を取り止める手段と、
前記静音モードが非アクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記可聴通知を出力する手段と、を備える、電子デバイス。
【請求項92】
ディスプレイスクリーンと、
加速度計と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備え、前記1つ以上のプログラムが、前記メモリに記憶され、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムが、請求項75から88に記載の方法のいずれか1つを実行する、命令を含む、
電子デバイス。
【請求項93】
1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは命令を含み、前記命令は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記デバイスに、請求項75から88に記載の方法のいずれか1つを実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項94】
請求項75から88に記載の方法のいずれか1つを実行する手段
を備える、電子デバイス。
【請求項95】
ディスプレイスクリーンユニットと、
加速度計ユニットと、
前記ディスプレイスクリーンユニット及び前記加速度計ユニットに結合された処理ユニットと、を備え、前記処理ユニットは、
前記加速度計ユニットによって登録されるユーザ入力を前記電子デバイスにおいて受信するように構成された受信ユニット、
静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ディスプレイスクリーンユニットを非アクティブ状態に維持するように構成された維持ユニット、
前記静音モードが非アクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの判定に従って、前記ユーザ入力に応じて、前記ディスプレイスクリーンユニットを前記非アクティブ状態からアクティブ化するように構成されたアクティブ化ユニットであって、
前記受信ユニットは前記電子デバイスにおいてアラートを受信するように構成されている、アクティブ化ユニット、
前記静音モードがアクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記アラートに対応する可聴通知の出力を取り止めるように構成された出力ユニットを含み、
前記出力ユニットは、前記静音モードが非アクティブである間に前記アラートが受信されているとの判定に従って、前記可聴通知を出力するように構成されている、電子デバイス。
【請求項96】
前記アクティブ化ユニットは、
前記静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されておりかつ前記ユーザ入力が前記電子デバイスの表面ユニット上の物理的入力であるとの判定に従って、前記ユーザ入力に応じて前記ディスプレイスクリーンユニットを前記非アクティブ状態からアクティブ化するように更に構成されている、請求項95に記載の電子デバイス。
【請求項97】
前記物理的入力は前記ディスプレイスクリーンユニット上のタッチ入力を含み、前記ディスプレイスクリーンユニットをアクティブ化することは前記ディスプレイスクリーンユニットをオンにすることを含む、請求項96に記載の電子デバイス。
【請求項98】
前記電子デバイスはハードウェアボタンユニットを含み、前記物理的入力は前記ハードウェアボタンユニットの押下を含み、更に、前記ディスプレイスクリーンユニットをアクティブ化することは前記ディスプレイスクリーンユニットをオンにすることを含む、請求項96に記載の電子デバイス。
【請求項99】
前記電子デバイスは回転可能入力機構ユニットを含み、前記物理的入力は前記回転可能入力機構ユニットの回転を含む、請求項96に記載の電子デバイス。
【請求項100】
前記処理ユニットは調整ユニットを更に含み、
前記ディスプレイスクリーンユニットをアクティブ化することは、前記調整ユニットによって前記ディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを前記回転可能入力機構ユニットにおける前記回転の前記回転速度 に従って変動するレートで所定の輝度レベルへと上げることを含む、請求項99に記載の電子デバイス。
【請求項101】
前記維持ユニットは、
前記静音モードがアクティブである間に前記ユーザ入力が受信されているとの前記判定に従って、前記静音モードをアクティブとして維持するように更に構成されている、請求項95から100のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項102】
前記ユーザ入力及び前記アラートは前記電子デバイスによって同時には受信されない、請求項95から100のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項103】
前記処理ユニットは、
前記静音モードを非アクティブ状態からアクティブ化するユーザ要求を受信するように構成された静音モード設定ユニットを更に含み、前記静音モード設定ユニットによって前記静音モードをアクティブ化することは、前記電子デバイスにおいてサイレントモードをアクティブ化することを更に含む、請求項95に記載の電子デバイス。
【請求項104】
前記ユーザ要求は、前記ディスプレイスクリーンユニット上に表示された制御パネルの静音モードアフォーダンス上のタッチ入力を含む、請求項103に記載の電子デバイス。
【請求項105】
前記処理ユニットは、
前記静音モードアフォーダンス上の前記タッチ入力に応じて、前記ディスプレイスクリーンユニット上の前記制御パネル上に表示された前記静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスの表示をハイライトするように構成された表示ユニットを更に含む、請求項104に記載の電子デバイス。
【請求項106】
前記静音モード設定ユニットは、
前記ハイライトされた静音モードアフォーダンス上の第2のタッチ入力を含む、前記静音モードを非アクティブ化する第2のユーザ要求を受信し、
前記第2のユーザ要求に応じて、前記静音モード及び前記サイレントモードを前記アクティブ状態から前記非アクティブ状態へと非アクティブ化し、前記表示された静音モードアフォーダンス及び前記サイレントモードアフォーダンスのハイライトを前記表示ユニットによって除去するように更に構成されている、請求項105に記載の電子デバイス。
【請求項107】
前記処理ユニットは、
前記静音モードをアクティブ化する前記ユーザ要求に応じて、指示、確認アフォーダンス、及び取り消しアフォーダンスを有する指示画面を表示し、
前記確認アフォーダンスが選択されているとの判定に従って、前記指示画面の表示を除去し前記静音モードをアクティブ化し、
前記取り消しアフォーダンスが選択されているとの判定に従って、前記指示画面の表示を除去し前記静音モードのアクティブ化を取り止めるように構成された、表示ユニットを更に含む、請求項103から106のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【請求項108】
前記ディスプレイスクリーンユニットを前記アクティブ化ユニットによってアクティブ化することは、前記静音モードがアクティブであることを示す静音モードアイコンを有するユーザインタフェースを前記表示ユニットによって表示することを含む、請求項95から100のいずれか一項に記載の電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2016年9月23日に出願された「WATCH ECLIPSE MODE」と題された米国特許仮出願第62/399,314号に対する優先権を主張するものであり、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれる。本出願は、2016年12月31日に出願された「WATCH THEATER MODE」と題された米国特許仮出願第62/441,274号に対する優先権を主張するものであり、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれる。本出願は、2017年1月11日に出願された「WATCH THEATER MODE」と題された米国特許仮出願第62/445,028号に対する優先権を主張するものであり、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本開示は、一般に、コンピュータユーザインタフェースに関し、より具体的には、ユーザインタフェースを表示するための技法に関する。
【背景技術】
【0003】
電子デバイスは、ユーザインタフェースを表示するためのディスプレイスクリーンを含んでもよい。そのようなディスプレイスクリーンは、ユーザインタフェース又は他の情報を表示している間に減光又は増光される場合がある。例えば、照明条件の変化に、異なる使用条件に、及び/又は他の状況に応じて、スクリーンを減光又は増光して、電力消費を低減することができる。
【発明の概要】
【0004】
しかしながら、電子デバイス上のディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するためのいくつかの技法は、一般に煩雑で非効率的である。例えば、一部の既存の技法では、複数回のキー押下又は打鍵を含む場合がある、複雑かつ時間のかかるユーザインタフェースが使用されている。単なる例であるが、デバイスの輝度設定を調整するために、ユーザが設定ユーザインタフェースの複数のスクリーンを移動していかなければならない場合がある。これは、特にユーザが輝度レベルを一時的にだけ変えることを望む場合に、又はユーザがディスプレイスクリーンを増光しその後切り替えて減光することを望む場合に、時間がかかり煩雑である。既存の技法では、必要以上の時間が必要であり、ユーザの時間及びデバイスの電力を浪費する。後者の問題は、バッテリ動作デバイスにおいては特に重大である。
【0005】
したがって、本技法は、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための、より速くより効率的な方法及びインタフェースを電子デバイスに提供するものである。そのような方法及びインタフェースは任意選択的に、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための他の方法を補完又は置換する。そのような方法及びインタフェースは、ユーザにかかる認識的負担を低減させ、より効率的な人間-機械インタフェースを作成する。バッテリ動作コンピューティングデバイスの場合、そのような方法及びインタフェースは、電力を節約し、電池充電間の時間を増大させる。後述するいくつかの実施形態は、ディスプレイスクリーンの減光及び増光に関する問題に対処する。
【0006】
方法の例を本明細書に開示する。例示の方法は、回転可能入力機構とディスプレイスクリーンとを有する電子デバイスにおいて、回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信することと、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げることと、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止めることと、を含む。
【0007】
例示の方法は、回転可能入力機構とディスプレイスクリーンとを有する電子デバイスにおいて、回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信することを含む。方法は、第1の入力を受信している間に、回転可能な入力の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整することと、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、輝度構成セッションを終了し、回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止することと、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、輝度構成セッションを維持し、回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続することと、を更に含む。
【0008】
例示的なデバイスを本明細書に開示する。例示の電子デバイスは、ディスプレイスクリーンと、回転可能入力機構と、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプログラムと、を含み、1つ以上のプログラムはメモリ内に記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるよう構成されている。1つ以上のプログラムは、回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信し、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げ、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止める、命令を含む。
【0009】
例示の電子デバイスは、ディスプレイスクリーンと、回転可能入力機構と、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプログラムと、を含み、1つ以上のプログラムはメモリ内に記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されている。1つ以上のプログラムは、回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信し、第1の入力を受信している間に、回転可能な入力の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整し、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、輝度構成セッションを終了し、回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止することと、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、輝度構成セッションを維持し、回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続する、命令を、更に含む。
【0010】
非一時的コンピュータ可読記憶媒体の例を本明細書に開示する。例示の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは命令を含み、この命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、デバイスに、回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信させ、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げさせ、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止めさせる。
【0011】
例示の非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは命令を含み、この命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、デバイスに、回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信させ、第1の入力を受信している間に、回転可能な入力の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整させ、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、輝度構成セッションを終わらせ、回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止させ、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、輝度構成セッションを維持させ、回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続させる。
【0012】
いくつかの実施形態によれば、電子デバイスは、ディスプレイスクリーンと、回転可能入力機構と、回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信する手段と、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げる手段と、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止める手段と、を含む。
【0013】
いくつかの実施形態によれば、電子デバイスは、ディスプレイスクリーンと、回転可能入力機構と、回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信する手段と、第1の入力を受信している間に、回転可能な入力の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整する手段と、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、輝度構成セッションを終わらせ、回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止する手段と、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、輝度構成セッションを維持し、回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続する手段と、を更に含む。
【0014】
いくつかの実施形態によれば、電子デバイスは、ディスプレイスクリーンと、回転可能入力機構と、1つ以上のプロセッサと、メモリと、1つ以上のプログラムと、を備え、1つ以上のプログラムはメモリ内に記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成され、1つ以上のプログラムは、本明細書で開示する方法のいずれかを実行する、命令を含む。
【0015】
いくつかの実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは命令を含み、この命令は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、デバイスに、本明細書で開示する方法のいずれかを実行させる。
【0016】
いくつかの実施形態によれば、電子デバイスは、ディスプレイスクリーンユニットと、回転可能入力機構ユニットと、ディスプレイスクリーンユニット及び回転可能入力機構ユニットに結合された処理ユニットと、を備え、処理ユニットは、回転可能入力機構ユニットの回転に対応する第1の入力を受信するように構成された受信ユニット、及びディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げ、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを上げるのを取り止めるように構成された調整ユニット、を備える。
【0017】
いくつかの実施形態によれば、例示の電子デバイスは、ディスプレイスクリーンユニットと、回転可能入力機構ユニットと、ディスプレイスクリーンユニット及び回転可能入力機構ユニットに結合された処理ユニットと、を備え、処理ユニットは、回転可能入力機構ユニットの回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信するように構成された受信ユニット、第1の入力を受信している間に、回転可能入力機構ユニットの回転に従ってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを調整するように構成された調整ユニット、第1の入力を受信している間に、及び、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、輝度構成セッションを終わらせるように構成されたセッション構成ユニット、第1の入力を受信している間に及び終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、回転可能入力機構ユニットの更なる回転に応じてディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルの調整を停止するように構成された調整ユニット、を備え、セッション構成ユニットは、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、輝度構成セッションを維持するように更に構成されており、調整ユニットは、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、回転可能入力機構ユニットの更なる回転に従ってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルの調整を継続するように更に構成されている。
【0018】
これらの機能を実行する実行可能な命令は、任意選択的に、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された非一時的コンピュータ可読記憶媒体又は他のコンピュータプログラム製品内に含まれる。これらの機能を実行する実行可能な命令は、任意選択的に、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された一時的コンピュータ可読記憶媒体又は他のコンピュータプログラム製品内に含まれる。一時的コンピュータ可読記憶媒体の例を本明細書に開示する。例示の一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは命令を含み、この命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、デバイスに、回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信させ、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げさせ、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止めさせる。
【0019】
例としての一時的コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上のプログラムを記憶し、1つ以上のプログラムは命令を含み、この命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、デバイスに、回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信させ、第1の入力を受信している間に、回転可能な入力の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整させ、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、輝度構成セッションを終わらせ、回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止させ、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、輝度構成セッションを維持させ、回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続させる。
【0020】
この結果、電子デバイスのディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための、より速くより効率的な方法及びインタフェースがデバイスに提供され、それによって、このようなデバイスの有効性、効率、及びユーザ満足度が増す。そのような方法及びインタフェースは、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための他の方法を補完又は置換し得る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
説明される様々な実施形態をより良く理解するため、以下の図面と併せて、以下の「発明を実施するための形態」が参照されるべきである。ここで、類似の参照番号は、それらの図のすべてを通じて、対応する部分を指す。
【0022】
図1A】いくつかの実施形態に係るタッチ感知ディスプレイを有するポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
【0023】
図1B】いくつかの実施形態に係るイベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。
【0024】
図2】いくつかの実施形態に係るタッチスクリーンを有するポータブル多機能デバイスを示す。
【0025】
図3】いくつかの実施形態に係るディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。
【0026】
図4A】いくつかの実施形態に係るポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニューに対する例示的なユーザインタフェースを示す。
【0027】
図4B】いくつかの実施形態に係るディスプレイとは別個のタッチ感知面を有する多機能デバイスに対する例示的なユーザインタフェースを示す。
【0028】
図5A】いくつかの実施形態に係るパーソナル電子デバイスを示す。
【0029】
図5B】いくつかの実施形態に係るパーソナル電子デバイスを示すブロック図である。
【0030】
図6A】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6B】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6C】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6D】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6E】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6F】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6G】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6H】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6I】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図6J】いくつかの実施形態に係る輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
【0031】
図7】いくつかの実施形態に係るディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための例示の方法を示すフロー図である。
【0032】
図8】いくつかの実施形態に係るディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための方法の別の例を示すフロー図である。
【0033】
図9】いくつかの実施形態に係る電子デバイスの例の機能ブロック図である。
図10】いくつかの実施形態に係る電子デバイスの例の機能ブロック図である。
【0034】
図11A】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11B】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11C】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11D】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11E】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11F】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11G】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11H】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11I】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11J】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11K】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11L】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11M】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11N】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11O】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11P】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
図11Q】いくつかの実施形態に係る静音モード機能を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。
【0035】
図12A】いくつかの実施形態に係る静音モード機能のための例示の方法を示すフロー図である。
図12B】いくつかの実施形態に係る静音モード機能のための例示の方法を示すフロー図である。
図12C】いくつかの実施形態に係る静音モード機能のための例示の方法を示すフロー図である。
【0036】
図13】いくつかの実施形態に係る例示の電子デバイスの機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下の説明は、例示的な方法、パラメータなどについて記載する。しかし、そのような説明は、本開示の範囲に対する限定として意図されるものではなく、代わりに例示的な実施形態の説明として提供されると認識されたい。
【0038】
ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための効率的な方法及びインタフェースを提供する電子デバイスが必要とされている。そのような輝度レベルは、シミュレートされた輝度レベル(例えば、様々な度合の透明若しくは不透明黒色の層を表示されるユーザインタフェースとアルファブレンディングして、ユーザインタフェースのディスプレイを暗くする又は増光する)、実際の輝度レベル(例えば、デバイスのバックライトの輝度設定を変更する)、及び/又はこれらの組合わせであってもよい。ユーザにとって直感的かつアクセス容易であり、同時にユーザが離散的に処理する(to be discrete)ことを可能にする、輝度レベルを調整するための機能を提供することが必要とされている。実際には、そのような技法は、輝度レベルの調整を望むユーザにかかる認識的負担を低減することができ、これにより生産性及び使い易さが向上する。更に、そのような技法は、普通なら冗長なユーザ入力で無駄になるプロセッサ及び電池の電力を低減させることができる。
【0039】
以下、図1A図1B図2図3図4A図4B、及び図5A図5Bは、イベント通知を管理する技法を実行するための例示的なデバイスの説明を提供する。図6A図6Jは、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための例示的なユーザインタフェースを示す。図7及び図8は、いくつかの実施形態に係るディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整する方法を示すフロー図である。図6A図6Jのユーザインタフェースは、図7図8のプロセスを含む後述するプロセスを示すために使用される。図11A図11Qは、電子デバイスにおける静音モード機能用の例示的なユーザインタフェースを示す。図12A図12Cは、静音モード機能のための方法を示すフロー図である。図11A図11Qのユーザインタフェースは、図12A図12Cのプロセスを含む後述するプロセスを示すために使用される。本開示のどの図において説明されるプロセス及びユーザインタフェースも、上記した対応する内容に限定されないことが留意される。例えば、図11Qは、図7及び図8のプロセスにおいて記述したような、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための例示的なユーザインタフェースを示す。
【0040】
以下の説明では、様々な要素について説明するために、「第1の」、「第2の」などの用語を使用するが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、記載する様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のタッチを第2のタッチと呼ぶこともでき、同様に第2のタッチを第1のタッチと呼ぶこともできる。第1のタッチ及び第2のタッチはどちらもタッチであるが、これらは同じタッチではない。
【0041】
本明細書において記載する様々な実施形態の説明で使用される術語は、特定の実施形態について説明することのみを目的とし、限定的であることが意図されるものではない。記載する様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲内では、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈上別途明白に記載しない限り、複数形も同様に含むことが意図される。また、本明細書で使用されるように、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及びすべての考えられる組合せを指し、かつこれを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」、及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/若しくはそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
【0042】
「~の場合(if)」という用語は、任意選択的に、文脈に応じて、「~とき(when)」若しくは「~とき(upon)」、又は「~と判定したことに応じて(in response to determining)」若しくは「~を検出したことに応じて(in response to detecting)」を意味すると解釈される。同様に、「~と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の状態又はイベント]が検出された場合(if [a stated condition or event] is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に応じて、「~と判定したとき(upon determining)」若しくは「~と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の状態又はイベント]を検出したとき(upon detecting [the stated condition or event])」若しくは「[記載の状態又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting [the stated condition or event])」を意味すると解釈される。
【0043】
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用するための関連するプロセスの実施形態が説明される。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態としては、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)のデバイスが挙げられるが、これらに限定されない。任意選択的に、タッチ感知面を有するラップトップ又はタブレットコンピュータ(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)などの他のポータブル電子デバイスも使用される。また、いくつかの実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面を有するデスクトップコンピュータ(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)であることも理解されたい。
【0044】
以下の議論では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスについて説明する。しかし、電子デバイスは、任意選択的に、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
【0045】
デバイスは、典型的には、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション、及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションに対応する。
【0046】
本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、任意選択的に、ユーザにとって直観的かつ透過的なユーザインタフェースを備える様々なアプリケーションをサポートする。
【0047】
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、いくつかの実施形態に係るタッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれることがあり、「タッチ感知ディスプレイシステム」として知られている又は呼ばれることがある。デバイス100は、メモリ102(任意選択的に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力制御デバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上で触知出力を生成する(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
【0048】
本明細書及び特許請求の範囲では、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指の接触)の力若しくは圧力(単位面積当たりの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力に対する代理(プロキシ)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、数百の(例えば、少なくとも256の)別個の値を含む、値の範囲を有する。接触の強度は、任意選択的に、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組合せを使用して、特定(又は測定)される。例えば、タッチ感知面の下又はそれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上の様々なポイントにおける力を測定するために使用される。いくつかの実装形態では、複数の力センサからの力測定値は、接触の推定される力を判定するために組み合わされる(例えば、加重平均)。同様に、スタイラスの感圧性先端部は、任意選択的に、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を特定するために使用される。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触領域のサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化は、任意選択的に、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として使用される。いくつかの実装形態では、接触の力又は圧力のための代替測定値は、強度閾値を超えているかどうかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は、代替測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実装形態では、接触力又は圧力に対する代理測定は、推定される力又は圧力に変換され、推定される力又は圧力は、強度閾値を超過したかどうかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定される圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することにより、アフォーダンスを(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)表示するための、及び/又は、ユーザ入力を(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又は、ノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的制御部を介して)受信するための面積が制限されている、低減されたサイズのデバイス上で、通常であればユーザによってアクセスすることが不可能であり得る追加的なデバイス機能への、ユーザのアクセスが可能となる。
【0049】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するそのデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、そのデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、デバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識される変化に相当する触感として、ユーザによって解釈されることになる。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。いくつかの場合、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がない時でさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じる。別の実施例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
【0050】
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一実施例に過ぎず、デバイス100は、任意選択的に、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有するものであり、任意選択的に、2つ以上の構成要素を組合せるものであり、又は、任意選択的に、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有するものであることを理解されたい。図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの両方の組合せで実施される。
【0051】
メモリ102は、任意選択的に、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリコントローラ122は、任意選択的に、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスを制御する。
【0052】
周辺機器インタフェース118は、デバイスの入力及び出力周辺機器をCPU120及びメモリ102に結合するために使用することができる。1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる、又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU120、及びメモリコントローラ122は、任意選択的に、チップ104などの単一のチップ上で実施される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
【0053】
RF(radio frequency)(無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。RF回路108は、任意選択的に、短距離通信無線機などによって近距離通信(near field communication、NFC)フィールドを検出するよく知られている回路を含む。無線通信は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、動き通信用のグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケットアクセス(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(high-speed uplink packet access、HSUPA)、エボリューションデータオンリ(Evolution, Data-Only、EV-DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC-HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離通信(NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W-CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth(登録商標)、Bluetoothローエネルギー(Bluetooth Low Energy、BTLE(登録商標))、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi(登録商標))(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n、及び/若しくはIEEE 802.11ac)、ボイスオーバインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi-MAX(登録商標)、電子メール用プロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/若しくはポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能なメッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンスイベントパッケージのためのセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスイベントパッケージ(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、並びに/若しくはショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、又は本明細書の出願日の時点でまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の適した通信プロトコルを含む、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
【0054】
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に伝送する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に伝送する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、かつ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に伝送される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110はまた、ヘッドセットジャック(例えば、図2の212)を含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を有するヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
【0055】
I/Oサブシステム106は、タッチスクリーン112及び他の入力コントロールデバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を、周辺機器インタフェース118に結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力若しくは制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力コントロールデバイス116からの電気信号の受信/他の入力コントロールデバイス116への電気信号の送信を行う。他の入力コントロールデバイス116は、任意選択的に、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイアル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの代替実施形態では、入力コントローラ160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに結合される(又はいずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、図2の208)は、任意選択的に、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量コントロールのための上下ボタンを含む。1つ以上のボタンは、任意選択的に、プッシュボタン(例えば、図2の206)を含む。
【0056】
全体として参照により本明細書に組み込まれている、2005年12月23日出願の米国特許出願第11/322,549号、「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」、米国特許第7,657,849号に記載されているように、プッシュボタンの素早い押下は、任意選択的に、タッチスクリーン112のロックを係合解除し、又は任意選択的に、タッチスクリーン上のジェスチャを使用してデバイスをアンロックするプロセスを開始する。プッシュボタン(例えば、206)のより長い押下は、任意選択的に、デバイス100への電力をオン又はオフにする。ボタンのうちの1つ以上の機能性は、任意選択的に、ユーザによってカスタマイズ可能である。タッチスクリーン112は、仮想又はソフトボタン及び1つ以上のソフトキーボードを実施するために使用される。
【0057】
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチスクリーン112からの電気信号の受信及び/又はタッチスクリーン112への電気信号の送信を行う。タッチスクリーン112は、ユーザに対して視覚出力を表示する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ、及びそれらの任意の組合せ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又はすべては、任意選択的に、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。
【0058】
タッチスクリーン112は、触覚及び/又は触知接触に基づいてユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は(あらゆる関連モジュール及び/又はメモリ102内の命令セットとともに)、タッチスクリーン112上の接触(及び接触のあらゆる動き又は中断)を検出し、検出した接触を、タッチスクリーン112上に表示されるユーザインタフェースオブジェクトとの対話(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)に変換する。例示的な実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
【0059】
タッチスクリーン112は、任意選択的に、LCD(液晶ディスプレイ)技術、LPD(発光ポリマーディスプレイ)技術、又はLED(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術も使用される。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、容量性、抵抗性、赤外線、及び表面音波の技術、並びにタッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定する他の近接センサアレイ又は他の要素を含む、現在知られている又は今後開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びそのあらゆる動き又は中断を検出する。例示的な実施形態では、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)に見られるものなどの、投影型相互静電容量感知技術が使用される。
【0060】
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、任意選択的に、それぞれ全体として参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第6,323,846号(Westermanら)、第6,570,557号(Westermanら)、及び/若しくは第6,677,932号(Westerman)、並びに/又は米国特許公報第2002/0015024A1号という米国特許に記載されているマルチタッチ感知タッチパッドに類似している。しかし、タッチスクリーン112はデバイス100からの視覚出力を表示するのに対して、タッチ感知タッチパッドは視覚出力を提供しない。
【0061】
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、(1)2006年5月2日出願の米国特許出願第11/381,313号、「Multipoint Touch Surface Controller」、(2)2004年5月6日出願の米国特許出願第10/840,862号、「Multipoint Touchscreen」、(3)2004年7月30日出願の米国特許出願第10/903,964号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(4)2005年1月31日出願の米国特許出願第11/048,264号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(5)2005年1月18日出願の米国特許出願第11/038,590号、「Mode-Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」、(6)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,758号、「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」、(7)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,700号、「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」、(8)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,737号、「Activating Virtual Keys Of A Touch-Screen Virtual Keyboard」、及び(9)2006年3月3日出願の米国特許出願第11/367,749号、「Multi-Functional Hand-Held Device」という出願に記載されている。これらの出願はすべて、全体として参照により本明細書に組み込まれている。
【0062】
タッチスクリーン112は、任意選択的に、100dpiを超えるビデオ解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンは、約160dpiのビデオ解像度を有する。ユーザは、任意選択的に、スタイラス、指などの任意の適した物体又は付属物を使用して、タッチスクリーン112に接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指ベースの接触及びジェスチャを主に扱うように設計されるが、これは、タッチスクリーン上の指の接触面積がより大きいため、スタイラスベースの入力ほど精密でない可能性がある。いくつかの実施形態では、デバイスは、指に基づく粗い入力を、ユーザによって所望されているアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルの位置又はコマンドに変換する。
【0063】
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッド(図示せず)を含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは、任意選択的に、タッチスクリーン112又はタッチスクリーンによって形成されるタッチ感知面の拡張部とは別個のタッチ感知面である。
【0064】
デバイス100は、また、様々なコンポーネントに電力を供給する電力システム162を含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
【0065】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された光センサを示す。光センサ164は、任意選択的に、電荷結合デバイス(charge-coupled device、CCD)又は相補的金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor、CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ164は、1つ以上のレンズを通って投影された環境からの光を受信し、その光を、画像を表すデータに変換する。光センサ164は、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連動して、任意選択的に、静止画像又はビデオをキャプチャする。いくつかの実施形態では、光センサは、デバイスの前面にあるタッチスクリーンディスプレイ112とは反対に、デバイス100の裏面に位置し、したがってタッチスクリーンディスプレイは、静止画像及び/又はビデオ画像の取得のためのビューファインダとして使用することが有効である。いくつかの実施形態では、光センサは、デバイスの前面には位置し、したがってユーザの画像が、任意選択的に、テレビ会議のために入手され、ユーザは、他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で視る。いくつかの実施形態では、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイスハウジング内でレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、したがって単一の光センサ164が、タッチスクリーンディスプレイとともに、テレビ会議にも静止画像及び/又はビデオ画像の取得にも使用される。
【0066】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ165は、任意選択的に、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、容量性力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量性タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を含む。接触強度センサ165は、接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報に対するプロキシ)を環境から受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接している。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面に位置するタッチスクリーンディスプレイ112とは反対に、デバイス100の裏面に位置する。
【0067】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の近接センサ166を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された近接センサ166を示す。代わりに、近接センサ166は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。近接センサ166は、任意選択的に、全体として参照により本明細書に組み込まれている、米国特許出願第11/241,839号、「Proximity Detector In Handheld Device」、第11/240,788号、「Proximity Detector In Handheld Device」、第11/620,702号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」、第11/586,862号、「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」、及び同第11/638,251号、「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」で説明されるように機能するものであり、これらの出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。いくつかの実施形態では、近接センサは、多機能デバイスがユーザの耳付近に配置されたとき(例えば、ユーザが電話をかけているとき)、タッチスクリーン112をオフにして無効化する。
【0068】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に結合された触知出力生成器を示す。触知出力生成器167は、任意選択的に、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などのエネルギーを直線の動きに変換する電気機械デバイスを含む。接触強度センサ165は、触覚フィードバックモジュール133から触知フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知することが可能な触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は水平方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に動かすことによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサは、デバイス100の前面に位置するタッチスクリーンディスプレイ112とは反対に、デバイス100の裏面に位置する。
【0069】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の加速度計168を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された加速度計168を示す。代わりに、加速度計168は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。加速度計168は、任意選択的に、どちらも全体として参照により本明細書に組み込まれている、米国特許公開第20050190059号、「Acceleration-based Theft Detection System for Portable Electronic Devices」、及び米国特許公開第20060017692号、「Methods And Apparatuses For Operating A Portable Device Based On An Accelerometer」に記載されているように機能する。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、ポートレートビュー又はランドスケープビューでタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は任意選択で、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計(図示せず)並びにデバイス100の位置及び向き(例えば、縦向き又は横向き)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機(図示せず)を含む。
【0070】
いくつかの実施形態では、メモリ102内に記憶されているソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)モジュール(又は命令セット)135、及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又は370(図3)は、図1A及び図3に示すように、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示す、アクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチスクリーンディスプレイ112の様々な領域を占有しているかを示すディスプレイ状態、デバイスの様々なセンサ及び入力コントロールデバイス116から入手した情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの場所及び/又は姿勢に関する場所情報のうちの1つ以上を含む。
【0071】
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin(登録商標)、RTXC(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、OS X(登録商標)、iOS(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、又はVxWorks(登録商標)などの組み込み型オペレーティングシステム)は、通常のシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイスの制御、電力管理など)を制御及び管理する様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェアとソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
【0072】
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えばユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIRE(登録商標)など)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに連結するように適合されている。いくつかの実施形態では、外部ポートは、iPod(登録商標)(Apple Inc.の商標)デバイス上で使用される30ピンコネクタと同じ若しくは類似であり、かつ/又はそれに適合しているマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
【0073】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、タッチスクリーン112(ディスプレイコントローラ156と連動して)及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が生じたか否かを判定すること(例えば、指を下ろすイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するか否かを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したか否かを判定すること(例えば、指を上げるイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
【0074】
いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130は、1つ以上の強度閾値のセットを使用して、ユーザによって操作が実行されたかどうかを判定する(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したかどうかを判定する)。いくつかの実施形態では、強度閾値の少なくとも1つのサブセットが、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されるのではなく、デバイス100の物理ハードウェアを変化させることなく調整することができる)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイハードウェアを変化させることなく、広範囲の所定の閾値のうちのいずれかに設定することができる。加えて、いくつかの実装形態では、デバイスのユーザは、強度閾値のセットの1つ以上を調整するソフトウェア設定が提供される(例えば、システムレベルのクリック「強度」パラメータによって、個々の強度閾値を調整すること、及び/又は複数の強度閾値を一度に調整することによる)。
【0075】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指タップジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて指ダウンイベントと同じ位置(又は実質上同じ位置)(例えば、アイコンの位置)で指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の例として、タッチ感知面上で指スワイプジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて1つ以上の指ドラッグイベントを検出し、その後それに続いて指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
【0076】
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的な影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚的特性)を変化させる構成要素を含めて、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリング及び表示する様々な知られているソフトウェア構成要素を含む。本明細書では、「グラフィック」という用語は、それだけに限定されるものではないが、文字、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、アニメーションなどを含む、ユーザに表示することができる任意のオブジェクトを含む。
【0077】
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データとともに、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力するスクリーンの画像データを生成する。
【0078】
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応じて、デバイス100上の1つ以上の場所で触知出力を生成するために、触知出力生成器(単数又は複数)167によって使用される命令を生成するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。
【0079】
テキスト入力モジュール134は、任意選択で、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
【0080】
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を様々なアプリケーションで使用するために(例えば、位置に基づくダイアル発呼で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに、天気ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
【0081】
アプリケーション136は、任意選択的に、以下のモジュール(又は命令セット)又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(Instant messaging、IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ビデオプレーヤモジュール、
●音楽プレーヤモジュール、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダーモジュール148、
●任意選択的に気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、目覚まし時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって入手された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を含むウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149-6を作るウィジェットクリエータモジュール150、
●検索モジュール151、
●ビデオプレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールを一体化したビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、並びに/又は、
●オンラインビデオモジュール155。
【0082】
任意選択的にメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
【0083】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連動して、連絡先モジュール137は、任意選択的に、アドレス帳に氏名を追加すること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前に関連付けること、画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議モジュール139、電子メール140、又はIM141による通信を開始及び/又は促進することなどを含めて、アドレス帳又は連絡先リスト(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192内に記憶される)を管理するために使用される。
【0084】
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連動して、電話モジュール138は、任意選択的に、電話番号に対応する文字シーケンスの入力、連絡先モジュール137内の1つ以上の電話番号へのアクセス、入力された電話番号の修正、それぞれの電話番号のダイアル、会話の実施、会話が終了したときの切断又は電話を切ることのために使用される。上述したように、無線通信は、任意選択的に、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
【0085】
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先モジュール137、及び電話モジュール138と連動して、テレビ会議モジュール139は、ユーザ命令に従ってユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始、実行、及び終了するための実行可能な命令を含む。
【0086】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連動して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザ命令に応じて電子メールを作成、送信、受信、及び管理するための実行可能な命令を含む。画像管理モジュール144に関連して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールを作成及び送信することを非常に容易にする。
【0087】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連動して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する文字シーケンスの入力、以前に入力された文字の修正、それぞれのインスタントメッセージの送信(例えば、電話通信ベースのインスタントメッセージ向けのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコル、又はインターネットベースのインスタントメッセージ向けのXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用する)、インスタントメッセージの受信、及び受信したインスタントメッセージの閲覧のための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、送信及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)で対応されるグラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書では、「インスタントメッセージング」とは、電話通信ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)と、インターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)との両方を指す。
【0088】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽プレーヤモジュールと連動して、トレーニングサポートモジュール142は、トレーニング(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー燃焼目標を有する)の作成、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)との通信、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニングのための音楽の選択及び再生、トレーニングデータの表示、記憶、及び送信のための実行可能な命令を含む。
【0089】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連動して、カメラモジュール143は、静止画像若しくはビデオ(ビデオストリームを含む)のキャプチャ及びメモリ102内への記憶、静止画像若しくはビデオの特性の修正、又はメモリ102からの静止画像若しくはビデオの削除のための実行可能な命令を含む。
【0090】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と連動して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像の配置、修正(例えば、編集)、又はその他の操作、ラベル付け、削除、提示(例えば、デジタルスライドショー又はアルバムによる)、及び記憶のための実行可能な命令を含む。
【0091】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連動して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はその一部分、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルの検索、リンク、受信、及び表示を含めて、ユーザ命令に従ってインターネットをブラウジングするための実行可能な命令を含む。
【0092】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連動して、カレンダーモジュール148は、ユーザ命令に従ってカレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダーエントリ、トゥドゥリストなど)を作成、表示、修正、及び記憶するための実行可能な命令を含む。
【0093】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連動して、ウィジェットモジュール149は、任意選択的にユーザによってダウンロード及び使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、目覚まし時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language;ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets;カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScript(登録商標)ファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
【0094】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連動して、ウィジェットクリエータモジュール150は、任意選択的に、ウィジェットを作成するために(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットにする)、ユーザによって使用される。
【0095】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連動して、検索モジュール151は、ユーザ命令に従って1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定検索語)に一致するメモリ102内の文字、音楽、サウンド、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索するための実行可能な命令を含む。
【0096】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連動して、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、ユーザがMP3若しくはAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶されている記録された音楽及び他のサウンドファイルをダウンロード及び再生することを可能にするための実行可能な命令、並びにビデオを表示、提示、又は他の方法で(例えば、タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上に)再生するための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、iPod(Apple社の商標)などのMP3プレーヤの機能を含む。
【0097】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連動して、メモモジュール153は、ユーザ命令に従ってメモ、トゥドゥリストなどを作成及び管理するための実行可能な命令を含む。
【0098】
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連動して、地図モジュール154は、任意選択的に、ユーザ命令に従って、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の場所又はその付近店舗及び他の対象地点に関するデータ、並びに他の場所ベースのデータ)を受信、表示、修正、及び記憶するために使用される。
【0099】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連動して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザが特定のオンラインビデオへのアクセス、特定のオンラインビデオのブラウジング、受信(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードによる)、再生(例えば、タッチスクリーン上又は外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上)、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールの送信、並びにH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオの他の管理を行うことを可能にする命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。オンラインビデオアプリケーションについての追加の説明は、内容が全体として参照により本明細書に組み込まれている、2007年6月20日出願の米国仮特許出願第60/936,562号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」、及び2007年12月31日出願の米国特許出願第11/968,067号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」に見ることができる。
【0100】
上記で特定したモジュール及びアプリケーションはそれぞれ、上述した1つ以上の機能及び本出願に記載する方法(例えば、本明細書に記載するコンピュータ実施方法及び他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令のセットに対応する。これらのモジュール(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実施する必要はなく、したがって様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択的に、組み合わされ、又は他の形で再構成される。例えば、ビデオプレーヤモジュールは、任意選択的に、音楽プレーヤモジュールと組み合わされて、単一のモジュール(例えば、図1Aのビデオ及び音楽プレーヤモジュール152)にされる。いくつかの実施形態では、メモリ102は、任意選択的に、上記で特定したモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0101】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、そのデバイスにおける所定の機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを通じて実行されるデバイスである。デバイス100が動作するための主要な入力制御デバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力制御デバイス(プッシュボタン、ダイアルなど)の数が削減される。
【0102】
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じてのみ実行される所定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたときに、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。このような実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。いくつかの他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理的プッシュボタン又はその他の物理的な入力制御デバイスである。
【0103】
図1Bは、いくつかの実施形態に係るイベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又は370(図3)は、イベントソータ170(例えば、オペレーティングシステム126内)と、それぞれのアプリケーション136-1(例えば、前述のアプリケーション137~151、155、380~390のうちのいずれか)とを含む。
【0104】
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報が配信されるアプリケーション136-1及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソート部170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中であるときにタッチ感知ディスプレイ112上に表示される現在のアプリケーションビューを示すアプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソート部170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を決定するためにイベントソート部170によって使用される。
【0105】
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開するときに使用される再開情報、アプリケーション136-1によって表示されている、又は表示される準備ができている情報を示すユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の以前の状態又はビューに戻ることを可能にする状態待ち行列、及びユーザが行った以前のアクションのリドゥ/アンドゥ待ち行列のうちの1つ以上などの追加の情報を含む。
【0106】
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としてのタッチ感知ディスプレイ112上のユーザタッチ)に関する情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を伝送する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
【0107】
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を伝送する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回る及び/又は所定の持続時間を超える入力の受信)があるときのみイベント情報を送信する。
【0108】
いくつかの実施形態では、イベントソート部170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173を含む。
【0109】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が2つ以上のビューを表示するとき、サブイベントが1つ以上のビュー内のどこで行われたかを判定するソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御及び他の要素から構成されている。
【0110】
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書ではアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれることもあるビューのセットであり、その中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(それぞれのアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0111】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有するときには、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始サブイベント(例えば、イベント又は潜在的イベントを形成するサブイベントシーケンス内の第1のサブイベント)が行われる最も低いレベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュール172によって特定された後、このヒットビューは、典型的には、ヒットビューとして特定されたのと同じタッチ又は入力ソースに関係するすべてのサブイベントを受信する。
【0112】
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含むすべてのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、すべてのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連する領域に完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
【0113】
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部180)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態において、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部182によって取得されるイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
【0114】
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソート部170を含む。代替として、アプリケーション136-1がイベントソート部170を含む。更に他の実施形態では、イベントソート部170は、独立型のモジュール、又は接触/動きモジュール130などの、メモリ102に記憶された別のモジュールの一部である。
【0115】
いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースのそれぞれのビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、それぞれのアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット(図示せず)又はアプリケーション136-1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、対応するイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178及び/又はイベントソート部170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベントハンドラ190は、任意選択的に、データアップデーター176、オブジェクトアップデーター177、又はGUIアップデーター178を利用し又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。別法として、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上が、1つ以上のそれぞれのイベントハンドラ190を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、対応するアプリケーションビュー191に含まれる。
【0116】
それぞれのイベント認識部180は、イベントソータ170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、このイベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
【0117】
イベント受信部182は、イベントソート部170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベントについての情報、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへ、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ぶ)についての対応する情報を含む。
【0118】
イベント比較部184は、イベント情報を、既定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えばイベント1(187-1)及びイベント2(187-2)などのイベント(例えば所定のサブイベントのシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント(187)内のサブイベントは、例えば、タッチ開始、タッチ終了、タッチ動き、タッチ取り消し、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第1のタッチ(タッチ開始)、所定の段階に対する第1のリフトオフ(タッチ終了)、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第2のタッチ(タッチ開始)、及び所定の段階に対する第2のリフトオフ(タッチ終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上のタッチ(又は接触)、タッチ感知ディスプレイ112におけるタッチの動き、及びタッチのリフトオフ(タッチ終了)を含む。いくつかの実施形態では、イベントはまた、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報を含む。
【0119】
いくつかの実施形態では、イベント定義187は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、タッチ感知ディスプレイ112上に、3つのユーザインタフェースオブジェクトが表示されているアプリケーションビューでは、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較部184は、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのいずれが、そのタッチ(サブイベント)と関連付けられているかを判定するために、ヒットテストを実行する。表示された各オブジェクトが、対応するイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトと関連付けられたイベント処理部を選択する。
【0120】
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント(187)に対する定義はまた、サブイベントシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するか否かが判定される後までイベント情報の伝送を遅延する遅延アクションを含む。
【0121】
それぞれのイベント認識部180が一連のサブイベントがイベント定義186のいずれのイベントとも一致しないと判断した場合には、それぞれのイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態になり、その後は、タッチによるジェスチャの後続のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部があれば、そのイベント認識部は、進行中のタッチによるジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
【0122】
いくつかの実施形態では、対応するイベント認識部180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように対話するか、又はイベント認識部が互いにどのように対話することができるようになっているかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
【0123】
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントと関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントと関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190をアクティブ化することは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識したイベントと関連付けられたフラグを投入し、そのフラグと関連付けられたイベント処理部190は、そのフラグを捕らえ、既定のプロセスを実行する。
【0124】
いくつかの実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部をアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定の処理を実行する。
【0125】
いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データアップデーター176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新し、又はビデオプレーヤモジュールで使用されるビデオファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成するか、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
【0126】
いくつかの実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含むか又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、それぞれのアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
【0127】
タッチ感知ディスプレイ上のユーザタッチのイベント処理に関する上記の議論は、入力デバイスを有する多機能デバイス100を動作させるためのユーザ入力の他の形態にも当てはまり、それらのユーザ入力は、必ずしもすべてがタッチスクリーン上で開始されるとは限らないことが理解されよう。例えば、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触動き、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による命令、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組合せを、任意選択的に、認識するイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用する。
【0128】
図2は、いくつかの実施形態に係るタッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、任意選択的に、ユーザインタフェース(user interface、UI)200内に1つ以上のグラフィックを表示する。本実施形態、並びに後述する他の実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には正確な縮尺では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には正確な縮尺では描かれていない)を使用して、グラフィック上でジェスチャを実施することによって、それらのグラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能となる。いくつかの実施形態では、1つ以上のグラフィックの選択は、ユーザが、その1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に実施される。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、任意選択的に、1つ以上のタップ、1つ以上のスワイプ(左から右、右から左、上向き、及び/若しくは下向き)、並びに/又はデバイス100と接触した指のロール(右から左、左から右、上向き、及び/若しくは下向き)を含む。いくつかの実装形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択するものではない。
【0129】
デバイス100はまた、任意選択的に、「ホーム」ボタン又はメニューボタン204などの1つ以上の物理ボタンを含む。前述したように、メニューボタン204は、任意選択的に、任意選択的にデバイス100上で実行されるアプリケーションのセット内の任意のアプリケーション136へナビゲートするために使用される。別法として、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112上に表示されるGUI内のソフトキーとして実施される。
【0130】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスの電源をオン/オフにしてデバイスをロックするプッシュボタン206、音量調整ボタン208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、所定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、所定の期間が経過する前にボタンを解放することによって、デバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。代替的実施形態では、デバイス100はまた、マイクロフォン113を介して、一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力も受け入れる。デバイス100はまた、任意選択的に、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167を含む。
【0131】
図3は、いくつかの実施形態に係るディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディア再生デバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360、メモリ370、及びこれらの構成要素を相互接続する1つ以上の通信バス320を含む。通信バス320は、任意選択的に、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることもある)を含む。デバイス300は、ディスプレイ340を備える入出力(I/O)インタフェース330を含み、ディスプレイ340は、典型的には、タッチスクリーンディスプレイである。I/Oインタフェース330はまた、任意選択的に、キーボード及び/又はマウス(若しくは他のポインティングデバイス)350と、タッチパッド355と、デバイス300上に触知出力を生成する触知出力生成器357(例えば、図1Aを参照して上述した触知出力生成器167に類似している)と、センサ359(例えば、図1Aを参照して上述した接触強度センサ165に類似している光、加速度、近接、タッチ感知、及び/又は接触強度センサ)とを含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ370は、CPU310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102内に記憶されているプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似したプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、任意選択的に、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するのに対して、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、任意選択的に、これらのモジュールを記憶しない。
【0132】
図3の上記で特定した要素はそれぞれ、任意選択的に、前述したメモリデバイスのうちの1つ以上の中に記憶される。上記で特定したモジュールはそれぞれ、上述した機能を実行する命令のセットに対応する。上記で特定したモジュール又はプログラム(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実施する必要はなく、したがって様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択的に、組み合わされ、又は他の形で再構成される。いくつかの実施形態では、メモリ370は、任意選択的に、上記で特定したモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0133】
次に、任意選択的に例えばポータブル多機能デバイス100上で実施されるユーザインタフェースの実施形態に注意を向ける。
【0134】
図4Aは、いくつかの実施形態に係るポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューに対する例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー信号及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)のための信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
●時刻404、
●Bluetoothインジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●以下のような、頻繁に使用されるアプリケーション用のアイコンを有するトレイ408、
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされる、電話モジュール138用のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされる、電子メールクライアントモジュール140用のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされる、ブラウザモジュール147用のアイコン420、及び
○「iPod」とラベル付けされる、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも称されるビデオ及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422、及び
●以下のような、他のアプリケーション用のアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされる、IMモジュール141用のアイコン424、
○「カレンダー」とラベル付けされる、カレンダーモジュール148用のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされる、画像管理モジュール144用のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされる、カメラモジュール143用のアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされる、オンラインビデオモジュール155用のアイコン432、
○「株価」とラベル付けされる、株式ウィジェット149-2用のアイコン434、
○「地図」のラベル付きの地図モジュール154のためのアイコン436、
○「天気」とラベル付けされる、気象ウィジェット149-1用のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされる、アラーム時計ウィジェット149-4用のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされる、トレーニングサポートモジュール142用のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされる、メモモジュール153用のアイコン444、及び
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136に対する設定へのアクセスを提供する「設定」のラベル付きの設定アプリケーション又はモジュールのためのアイコン446。
【0135】
図4Aに示すアイコンラベルは、単なる例示であることに留意されたい。例えば、ビデオ及び音楽再生モジュール152用のアイコン422は、「音楽」又は「音楽プレーヤ」とラベル付けされる。他のラベルが、様々なアプリケーションアイコンのために、任意選択的に使用される。いくつかの実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。いくつかの実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
【0136】
図4Bは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、図3のタブレット又はタッチパッド355)を有するデバイス(例えば、図3のデバイス300)上の例示的なユーザインタフェースを示す。デバイス300はまた、任意選択的に、タッチ感知面451上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ359のうちの1つ以上)、及び/又はデバイス300のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器357を含む。
【0137】
以下の例のうちのいくつかは、タッチスクリーンディスプレイ112(タッチ感知面及びディスプレイが組み合わされている)上の入力を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図4Bに示すディスプレイとは別個のタッチ感知面上の入力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、図4Bの453)に対応する主軸(例えば、図4Bの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの場所に対応する場所(例えば、図4Bでは、460は468に対応し、462は470に対応する)で、タッチ感知面451との接触(例えば、図4Bの460及び462)を検出する。このようにして、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)上でデバイスによって検出されるユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにこれらの動き)は、タッチ感知面がディスプレイとは別個であるとき、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bの450)上のユーザインタフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
【0138】
加えて、以下の例は、主に指入力(例えば、指接触、指タップジェスチャ、指スワイプジェスチャ)を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、指入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスベースの入力又はスタイラス入力)に置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、(例えば、接触の代わりの)マウスクリックに続けた、(例えば、接触の移動の代わりの)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動によって、任意選択的に置き換えられる。別の例として、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置の上に位置する間はマウスクリックと置き換えられる(例えば、接触を検出して、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが、任意選択的に、同時に使用され、又はマウス及び指の接触が、任意選択的に、同時に使用されることを理解されたい。
【0139】
図5Aは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。デバイス500は、本体502を含む。いくつかの実施形態では、デバイス500は、デバイス100及び300(例えば、図1A~4B)に関して説明する特徴のうちのいくつか又はすべてを含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、タッチ感知ディスプレイスクリーン504、以下タッチスクリーン504を有する。タッチスクリーン504に対する別法又は追加として、デバイス500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する。デバイス100及び300と同様に、いくつかの実施形態では、タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)は、任意選択的に、加えられている接触(例えば、タッチ)の強度を検出する1つ以上の強度センサを含む。タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)の1つ以上の強度センサは、タッチの強度を表す出力データを提供することができる。デバイス500のユーザインタフェースは、タッチの強度に基づいてタッチに応答することができ、これは、異なる強度のタッチが、デバイス500上で異なるユーザインタフェース動作を呼び出すことができることを意味する。
【0140】
タッチ強度を検出及び処理する例示的な技法は、例えば、それぞれ全体として参照により本明細書に組み込まれている、国際特許第WO/2013/169849号として公開された、2013年5月8日出願の国際特許出願第PCT/US2013/040061号、「Device,Method,and Graphical User Interface for Displaying User Interface Objects Corresponding to an Application」、及び国際特許第WO/2014/105276号として公開された、2013年11月11日出願の国際特許出願第PCT/US2013/069483号、「Device,Method,and Graphical User Interface for Transitioning Between Touch Input to Display Output Relationships」という関連出願に見られる。
【0141】
いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上の入力機構506及び508を有する。入力機構506及び508は、含まれる場合、物理的機構とすることができる。物理的入力機構の例としては、プッシュボタン及び回転可能機構が挙げられる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上のアタッチメント機構を有する。そのようなアタッチメント機構は、含まれる場合、例えば帽子、アイウェア、イアリング、ネックレス、シャツ、ジャケット、ブレスレット、腕時計のバンド、チェーン、ズボン、ベルト、靴、財布、バックパックなどにデバイス500を取り付けることを可能にすることができる。これらのアタッチメント機構は、ユーザがデバイス500を着用することを可能にする。
【0142】
図5Bは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。いくつかの実施形態では、デバイス500は、図1A図1B、及び図3に関して説明した構成要素のうちのいくつか又はすべてを含むことができる。デバイス500は、I/Oセクション514を1つ以上のコンピュータプロセッサ516及びメモリ518に動作可能に結合するバス512を有する。I/Oセクション514は、ディスプレイ504に接続することができ、ディスプレイ504は、タッチ感知構成要素522と、任意選択的に強度センサ524(例えば、接触強度センサ)とを有することができる。加えて、I/Oセクション514は、Wi-Fi、Bluetooth、近距離通信(NFC)、セルラー、及び/又は他の無線通信技法を使用してアプリケーション及びオペレーティングシステムデータを受信する通信ユニット530に接続することができる。デバイス500は、入力機構506及び/又は508を含むことができる。入力機構506は、任意選択的に、例えば回転可能入力デバイス又は押下可能及び回転可能入力デバイスである。いくつかの例では、入力機構508は、任意選択的にボタンである。
【0143】
いくつかの例では、入力機構508は、任意選択的にマイクロフォンである。パーソナル電子デバイス500は、任意選択的に、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538、及び/又はこれらの組合せなどの様々なセンサを含み、これらのセンサはすべて、I/Oセクション514に動作可能に接続することができる。
【0144】
パーソナル電子デバイス500のメモリ518は、コンピュータ実行可能命令を記憶するための、1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、それら命令は、1つ以上のコンピュータプロセッサ516によって実行される時、例えば、コンピュータプロセッサに、プロセス700及びプロセス800(図7及び図8)を含めた、後述する技法を行わせることができる。パーソナル電子デバイス500は、図5Bの構成要素及び構成に限定されるものではなく、他の又は追加の構成要素を複数の構成で含むことができる。
【0145】
本明細書で使用されるように、用語「アフォーダンス」は、任意選択的に、デバイス100、300、及び/又は500(図1図3、及び図5)のディスプレイスクリーン上に表示されるユーザ対話式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトを指す。例えば、画像(例えば、アイコン)、ボタン、及び文字(例えば、ハイパーリンク)はそれぞれ、意選択的に、アフォーダンスを構成する。
【0146】
本明細書で使用される「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他の場所マーカを含むいくつかの実装形態では、カーソルが「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってカーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウインドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上に位置する間に、タッチ感知面(例えば、図3のタッチパッド355又は図4Bのタッチ感知面451)上で入力(例えば、押下入力)が検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接対話を有効化するタッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112又は図4Aのタッチスクリーン112)を含むいくつかの実装形態では、タッチスクリーン上の検出された接触が「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってタッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウインドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の場所で入力(例えば、接触による押下入力)が検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。いくつかの実装形態では、それに対応するタッチスクリーンディスプレイ上のカーソルの動き又は接触の動き(例えば、フォーカスを1つのボタンから別のボタンへ動かすためにタブキー又は矢印キーを使用することによる)なく、フォーカスがユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域へ動かされる。これらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタがとる特有の形態にかかわらず、フォーカスセレクタは、概して、ユーザインタフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)であり、ユーザの意図する対話をユーザインタフェースによって通信するように、ユーザによって制御される(例えば、ユーザが対話することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによる)。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押下入力が検出されている間の、対応のボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、その対応のボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。
【0147】
本明細書及び特許請求の範囲で使用される、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。いくつかの実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、任意選択的に、既定の数の強度サンプル、すなわち、既定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増大を検出する前若しくは後、及び/又は、接触の強度の減少を検出する前若しくは後の)に関連する既定の時間期間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)の間に収集された強度サンプルのセットに基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の平均(mean)値、接触の強度の平均(average)値、接触の強度の上位10パーセンタイル値、接触の強度の最大の2分の1の値、接触の強度の最大の90パーセントの値などのうちの1つ以上に基づいている。いくつかの実施形態では、特性強度を特定する際に(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるときに)、接触の持続期間が使用される。いくつかの実施形態では、特性強度は、ユーザによって操作が実行されたかどうかを判定するために、1つ以上の強度閾値のセットと比較される。例えば、11つ以上の強度閾値のセットは、任意選択的に、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含む。この例では、第1の閾値を超過しない特性強度を有する接触は、第1の動作をもたらし、第1の強度閾値を超過するが第2の強度閾値を超過しない特性強度を有する接触は、第2の動作をもたらし、第2の閾値を超過する特性強度を有する接触は、第3の動作をもたらす。いくつかの実施形態では、特性強度と1つ以上の閾値との間の比較は、第1の動作を実行するべきか、それとも第2の動作を実行するべきかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するべきか否か(例えば、それぞれの動作を実行するべきか、それともそれぞれの動作を実行するのを取り止めるべきか)を判定するために使用される。
【0148】
いくつかの実施形態では、特性強度を特定する目的のために、ジェスチャの一部分が識別される。例えば、タッチ感知面は、任意選択的に、開始場所から遷移して終了場所に到達する連続するスワイプ接触を受信し、その時点で接触の強度が増大する。この例では、終了場所での接触の特性強度は、任意選択的に、スワイプ接触全体ではなく、連続するスワイプ接触の一部分のみ(例えば、スワイプ接触のうち終了場所の部分のみ)に基づいている。いくつかの実施形態では、任意選択的に、接触の特性強度を判定する前に、平滑化アルゴリズムがスワイプ接触の強度に適用される。例えば、平滑化アルゴリズムは、任意選択的に、非加重移動平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズムのうちの1つ以上を含む。いくつかの状況では、これらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を特定する目的のために、スワイプ接触の強度の小幅な上昇又は降下を排除する。
【0149】
タッチ感知面上の接触の強度は、任意選択的に、接触検出強度閾値、軽い押下の強度閾値、深い押下の強度閾値、及び/又は1つ以上の他の強度閾値などの1つ以上の強度閾値に対して特徴付けられる。いくつかの実施形態では、軽い押圧強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作をデバイスが実行する強度に相当する。いくつかの実施形態では、深い押圧強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作とは異なる動作をデバイスが実行する強度に相当する。いくつかの実施形態では、軽い押下の強度閾値を下回る(例えば、それを下回ると接触が検出されなくなる公称接触検出強度閾値を上回る)特性強度を有する接触が検出されたとき、デバイスは、軽い押下の強度閾値又は深い押下の強度閾値に関連付けられた動作を実行することなく、タッチ感知面上の接触の動きに従ってフォーカスセレクタを動かす。一般に、特に明記しない限り、これらの強度閾値は、ユーザインタフェース図の様々なセットの間で一貫性がある。
【0150】
軽い押下の強度閾値を下回る強度から、軽い押下の強度閾値と深い押下の強度閾値との間の強度への、接触の特性強度の増大は、「軽い押下」の入力と呼ばれることがある。深い押下の強度閾値を下回る強度から、深い押下の強度閾値を上回る強度への、接触の特性強度の増大は、「深い押下」の入力と呼ばれることがある。接触検出強度閾値を下回る強度から、接触検出強度閾値と軽い押下の強度閾値との間の強度への、接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と呼ばれることがある。接触検出強度閾値を上回る強度から、接触検出強度閾値を下回る強度への、接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、接触検出強度閾値はゼロである。いくつかの実施形態では、接触検出強度閾値は、ゼロより大きい。
【0151】
本明細書に記載するいくつかの実施形態では、それぞれの押下入力を含むジェスチャを検出したことに応じて、又はそれぞれの接触(若しくは複数の接触)によって実行されたそれぞれの押下入力を検出したことに応じて、1つ以上の動作が実行され、それぞれの押下入力は、押下入力強度閾値を上回る接触(又は複数の接触)の強度の増大を検出したことに少なくとも部分的に基づいて検出される。いくつかの実施形態では、それぞれの動作は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大(例えば、それぞれの押下入力の「ダウンストローク」)を検出したことに応じて実行される。いくつかの実施形態では、押下入力は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びそれに続く押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、それに続く押下入力閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少(例えば、それぞれの押下入力の「アップストローク」)を検出したことに応じて実行される。
【0152】
いくつかの実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある偶発的な入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押圧入力強度閾値との既定の関係を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値よりも低いX強度単位であり、又はヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値の75%、90%、若しくは何らかの妥当な割合である)。したがって、いくつかの実施形態では、押下入力は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びそれに続く押下入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、それに続くヒステリシス強度閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少(例えば、それぞれの押下入力の「アップストローク」)を検出したことに応じて実行される。同様に、いくつかの実施形態では、押下入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押下入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、その後のヒステリシス強度以下の強度への接触の強度の減少を検出するときにのみ検出され、それぞれの動作は、押下入力(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大又は接触の強度の減少)を検出したことに応じて実行される。
【0153】
説明を容易にするために、押下入力強度閾値に関連付けられた押下入力、又は押下入力を含むジェスチャに応じて実行される動作の説明は、任意選択的に、押下入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押下入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、及び/又は押下入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少のいずれかを検出したことに応じてトリガされる。更に、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行されるように動作が記載される例では、動作は、任意選択的に、押圧入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行される。
【0154】
次に、ポータブル多機能デバイス100、デバイス300、又はデバイス500などの電子デバイス上で実施されるユーザインタフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注意を向ける。
【0155】
図6A図6Jは、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を実施する例示的なユーザインタフェースを示す。これらの図におけるユーザインタフェースは、図7及び図8におけるプロセスを含む、後述するプロセスを説明するために使用される。
【0156】
図6Aは、いくつかの状態の間で遷移する電子デバイス500を示す。電子デバイス500は、上記に見出され得る要素及び/又は図5Aで記述したような要素の中でもとりわけ、タッチ感知ディスプレイスクリーン504と回転可能入力機構506とを有する。この例では、デバイス500はスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであり、回転可能入力機構506は回転可能なクラウンである。
【0157】
図6Aでは、最初は、ディスプレイスクリーン504はオフ状態、非アクティブ状態、又はそうでなければ、スリープモード、暗いモード、若しくは省電力モードである。ディスプレイスクリーン504がオフである間、矢印600aによって示されるような回転可能入力機構506の回転などの第1の入力が検出される。デバイス500は、第1の入力600aが輝度構成基準のセットを満たすかどうかを判定する。第1の入力600aが輝度調整基準のセットを満たすとの判定に応じて、デバイス500は、ユーザインタフェース602(例えば、時計の針を有する時計ユーザインタフェース)を表示するディスプレイスクリーン504の輝度レベルを、漸進的に上げていく。いくつかの例では、輝度レベルは、第1の入力の回転速さ600aに従って(又は比例して)変化する。例えば、ユーザは、輝度レベルをより迅速に又はより少しずつ変えるために、回転可能入力機構506をより速く又はより遅く回転させる。図6Aに示すように、時計ユーザインタフェース602は時計の針を含み、第1の入力600aが受信されると、第1の状態603から第2のより明るい状態604へと遷移する。
【0158】
第1の入力600aが輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に応じて、デバイス500は、ディスプレイスクリーン504の輝度レベルを上げない。いくつかの例では、ディスプレイスクリーン504がオフ状態又は暗い状態である間に第1の入力600aが受信される場合、ディスプレイスクリーン504はオフ状態のままであってよい。単なる例であるが、輝度調整モードの設定をオフにすることができる。
【0159】
図6Aに更に示すように、デバイス500は、矢印600bによって示されるような第1の回転方向と反対である第2の回転方向を有する第2の入力を受信できる。第2の入力600bを受信することに応じて、デバイス500は最低輝度レベルへと輝度レベルを下げることができる。例えば、時計ユーザインタフェース602は、第2の状態604から、第3の、輝度がより低くかつより薄くなった状態605へと遷移する。図6Aに示すように、ユーザは、ディスプレイスクリーン504が漸進的にオフにされるまで、回転可能入力機構506の第2の方向の回転を継続してもよい。
【0160】
第1の入力600aの方向は回転可能入力機構506が提供する回転の2つの方向のいずれであってもよく、一方、第2の入力600bは第1の方向と反対の方向に対応していることが、企図されている。いくつかの例では、輝度基準のセットは、輝度レベルの調整を開始するために第1の入力が所定の方向における回転方向を含まなければならない、という基準を含む。説明を容易にするために、図6A図6Dは、回転可能入力機構506における第1の入力に対して時計回りの回転方向を示しているが、いくつかの例では、第1の入力は反時計回りの回転方向を含んでもよい(例えば、下記の図6Eを参照)。
【0161】
以下で更に検討するように、輝度調整基準のセットは、第1の入力が受信されている間のデバイスの1つ以上の状態、閾値回転速さ、閾値回転継続時間、所定の回転方向、及び/又はこれらの任意の組合わせに基づくことができる。いくつかの例では、輝度レベルを上げることは、シミュレートされた又は実際のバックライトレベルを得るために、電子デバイスのバックライトを変更せずにアルファブレンディングを使用することを含む。例えば、デバイスは、ディスプレイスクリーン504上に表示されたユーザインタフェース602に、透明度の上がっていくマスキング層をアルファブレンディングして、ディスプレイスクリーン504を次第に増光することができ、この結果、ユーザインタフェース602のスクリーンがフェードインする。この場合、ディスプレイスクリーン504の輝度レベルが上がるにつれて、マスキング層のアルファ値はますます小さくなる。いくつかの例では、デバイスは、ユーザインタフェースに半透明なマスキング層をアルファブレンディングして、半分の明るさのディスプレイスクリーン504をユーザインタフェース602上に表示させることができる。いくつかの例では、デバイスは、ユーザインタフェースに不透明黒色のマスキング層、例えばアルファ値が高い層をアルファブレンディングして、絶対黒のスクリーンを作り出すことができ、これにより、ディスプレイスクリーン504がオフ又はスリープであるような外観とすることができる。
【0162】
図6Bに示す例では、ユーザは、第1の入力600aによって定義される回転可能入力機構506の第1の方向の回転を継続してもよい。この場合、最高輝度レベルに達するとき、回転可能入力機構506の回転の継続によりデバイス上の他の機能がアクティブ化されるようになっていてもよい。例えば、ディスプレイスクリーン504上のアプリケーションを立ち上げるための複数のアプリケーションアフォーダンスを有するホームアプリケーションユーザインタフェース606a又は606bが、最高輝度レベルで表示されてもよい。この場合、回転入力機構506の回転の継続により、第1のユーザインタフェース602が第2のユーザインタフェース606a又は606bへと遷移され、最高ズームレベルに達するまで第2のユーザインタフェース606a又は606bへのズームが継続されてもよい(例えば、第1のズームレベル606aから第2のズームレベル606bまで)。ズーム速さが回転入力機構506の回転速さに比例することが企図されている。いくつかの例では、ユーザは、ディスプレイスクリーン504をディスプレイスクリーン504の実質的に全表面にわたって覆うことなどの他のジェスチャによって、回転可能入力機構506を回転させるのではなく押し下げること、又は他のジェスチャによって、最初の暗い又は非アクティブ状態に戻ってもよい。更に図6Bに示すように、最高輝度レベルに達した後で及び/又はズームが完了した後の回転入力機構の継続によって、ディスプレイスクリーン504又はそこに表示される内容が変わらなくてもよい。例えば、第2のズームレベル606bにある第2のユーザインタフェースが表示されている間は、第1の入力600aを更に検出しても、ディスプレイスクリーン504は変更されない。
【0163】
図6Cを見ると、いくつかの例では、デバイス600は、ディスプレイスクリーン504を自動的に最高輝度レベルまで増光又は最低輝度レベルまで減光することができる。例えば、表示オフ状態である間、矢印600cによって示されるような、回転可能入力機構506の素早い回転又はフリック(例えば、どちらかの方向へのフリック)に対応する第1のユーザ入力は、輝度レベルを最高輝度レベルまで(例えば、時計ユーザインタフェース602の第1の状態603から第2の状態604まで)自動的に上げる要求として登録される。この場合、図6Cに示すように、デバイスは最高輝度レベルへとディスプレイスクリーン504を自動的に増光するので、素早いジェスチャの後では更なるユーザ入力又は回転は要求されない。いくつかの例では、ディスプレイスクリーン504が最高輝度レベルである間、第1の方向と反対の第2の方向のユーザフリックにより、最低輝度レベルへとディスプレイスクリーン504を自動的に減光することができる(例えば、スクリーンをオフにする)。ディスプレイスクリーン504上で検出されたユーザタップ(例えば、下記の図6Fを参照)などの他のユーザジェスチャによって、スクリーンを自動的に増光又は減光してもよい。
【0164】
ここで図6Dを見ると、いくつかの例では、第1の入力600aは、最高輝度レベルへとディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げる(例えば、時計ユーザインタフェース602は第1の状態603へとある程度フェードインされる)が、最高輝度レベルに達する前に(例えば、ユーザ入力が最高値に達する前に停止する)、第1の方向と反対の第2の方向を有する第2のユーザ入力600bが受信される。第2の入力600bに応じて、デバイスは最初の暗い状態へと輝度レベルを下げ、この場合、最低輝度レベルより後で第2の方向に更に回転を継続しても、ディスプレイスクリーン504の輝度レベルは変更されない。回転可能入力機構506を単純に反対方向に回転させることによって、ユーザがディスプレイスクリーン504の増光又は減光を望むように切り替えられることが企図されている。
【0165】
図6Eは、図6Aに示す輝度構成セッションとは異なる例示の新しい輝度構成セッションを示す。例えば、図6Eでは、第1の入力600dは、図6Aの第1の入力600aの回転の方向と反対である、反時計回り方向の回転を含む。更に、図6Eの第1の入力600dは輝度構成基準を満たすと、ディスプレイスクリーン504の輝度レベルを上げる要求として定義され、この結果、第1の方向の回転によりディスプレイスクリーンの輝度が上がり、続く第1の方向と反対の第2の方向への回転入力600eにより輝度レベルが下がるようになる。
【0166】
図6Fを見ると、別の例では、ディスプレイスクリーンがオフになっている間に、回転可能入力機構506における第1の回転方向の第1の入力600aが検出され、これにより、ユーザインタフェース602が漸進的にフェードインする(例えば、時計ユーザインタフェース602がフェードインして、第1の状態603として表示される)。ディスプレイスクリーンが所定の輝度レベルよりも低い輝度レベルにある間に、タッチジェスチャ608(例えば、ディスプレイスクリーン504上のタップ)が検出される。タッチジェスチャ608に応じて、デバイスは、一定の加速率で輝度レベルを最高輝度レベルへと自動的に調整する(例えば、時計ユーザインタフェース602の輝度は、第1の状態603から第2の状態604へと進む)。このようにして、タッチジェスチャ608によって、回転可能入力機構506おける更なるユーザ入力を必要とすることなく、輝度レベルの調整が完了する。別の例では、回転可能入力機構506におけるユーザ入力が輝度レベルを下げることに対応する回転を含む場合、続くタッチジェスチャによって、最低輝度レベルに達する(例えば、ディスプレイスクリーンのオフ)まで、ユーザインタフェース602の減光又はフェードアウトを完了することができる。
【0167】
図6Gに示すように、デバイスは、上位閾値レベルに達したときに最高輝度レベルを満たすような輝度レベルの調整を、自動的に完了する。この場合、第1の入力600aによって、時計ユーザインタフェース602がフェードインして第1の状態603として表示され、この場合、第1の状態603の輝度レベルは、自動増光の上位閾値レベルを満足している。この状態で、時計ユーザインタフェース602は、第1の状態603から最高輝度レベルを含む第2の状態604への自動的な進行を継続する。示されるように、第1の状態603に達してしまえば、第2の状態604に進むためにユーザ入力が要求されることはない。実際には、最高閾値輝度レベルを満たすことにより自動調整がインスタンス化されてしまえば、ユーザは更なる回転入力又は何らかの入力を提供する必要がない(例えば、図6Gを参照)。同様の方式で、デバイスは、下限閾値レベルに達したときに最低輝度レベルを満たすように輝度レベルの調整を自動的に完了してもよい。
【0168】
図6Hに示すように、ディスプレイスクリーン504で、第1の要素(例えば、時計の針)及び第2の要素(例えば、日付、「9月9日」)を有するユーザインタフェース602の、差異のある増光が実施される。デバイス500は、第2の要素の輝度レベルとは異なるレートで第1の要素の輝度レベルを調整する。第1の要素及び第2の要素の輝度レベルを、第1の要素が第2の要素よりも迅速に最高輝度レベルに達するように、異なるレートで同時に調整することができる。異なるレートの各々は、回転可能入力機構506における回転速度に更に依存してもよい。図6Hに示すように、回転可能入力機構506の回転により、第1の要素のより速いフェードイン(例えば、時計の針は第1の状態603から最高輝度レベルを含む第2の状態604へと遷移する)及び第2の要素のより遅いフェードイン(例えば、日付は第1の状態610aから第2の状態610bを経て最高輝度レベルを含む第3の状態610cへと遷移する)がもたらされ、この場合、第1の要素は、第2の要素よりも迅速に最高輝度レベルに達するようになっている。図6Hに更に示すように、第2の入力600bに応じてディスプレイスクリーン504の輝度レベルを下げるとき、ディスプレイスクリーン504がオフになる直前に第1の要素が表示されるように、第2の要素(日付)が最初に第1の要素(時計の針)よりも迅速なフェードアウトを開始してもよい。
【0169】
ここで図6Iを見ると、第1の入力600aに応じて、デバイス500は、ユーザインタフェース602を第1の状態603へとフェードインさせる。第1の状態603にある間は、所定の時間期間の間、デバイスにおいて又はディスプレイスクリーン504上でユーザ入力は検出されない。所定の時間期間の経過後、ユーザインタフェース602は、表示オフ状態などの最低輝度レベルへとフェ-ドアウトしていく。表示オフ状態にある間、デバイスは、ディスプレイスクリーン504をオンにするためのユーザ入力612(例えば、手首の回転又は手首の持ち上げ)を検出する。ディスプレイが非アクティブになるときから既定の時間枠内でユーザ入力612が受信されるとき、デバイスは、ディスプレイスクリーンをオフにする前に検出された輝度レベル(例えば、第1の状態603)へ戻ることによって、ディスプレイスクリーン504をオンにする(例えば、図6Iを参照)。デバイスは、以前に表示されたユーザインタフェース602を以前に検出された輝度レベルまで漸進的にフェードインさせてもよく、又は、ユーザインタフェース602をフェードイン効果無しで以前の輝度レベルで即座に表示してもよい。示されるように、以前に検出された輝度レベルは最高輝度レベルと最低輝度レベルとの間(例えば、第1の状態603)であってもよく、輝度レベルを上げること及び下げることに関して定義された回転の方向が、戻ってからも依然として当てはまる。
【0170】
図6Jに示すように、第1の入力600aに応じて、デバイスは、ユーザインタフェース602を第1の状態603へと漸進的にフェードインさせる。ユーザ入力が検出されずに所定の時間期間が経過した後で、ディスプレイスクリーン504の輝度レベルは自動的に下がり、薄くなった状態601になる。輝度レベルを自動的に下げている間に、デバイスは、第1の入力600aの第1の方向と同じ回転方向を有する第2のユーザ入力600fを検出する。第2のユーザ入力600fを検出することに応じて、デバイスは、輝度レベルを上げて第1の状態603に戻り、このことにより、輝度構成セッションを再開するか又はそうでなければ輝度構成セッションに再び入る。
【0171】
図7は、いくつかの実施形態に係る電子デバイスを使用したディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための方法を示すフロー図である。方法700は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有するデバイス(例えば、100、300、500)で実行される。方法700のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
【0172】
後述するように、方法700は、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整するための直感的なやり方を提供する。この方法は、ユーザがディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整する際の認識的負担を低減し、これにより、より効率的な人間-機械インタフェースをもたらす。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがディスプレイスクリーンの輝度レベルをより高速かつより効率的に調整することを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0173】
方法700に示すように、デバイス(702)は任意選択的に、回転可能入力機構(例えば、図6Aの回転可能入力機構506)の回転に対応する第1の入力(例えば、図6Aの第1の入力600a)を受信することができる。いくつかの場合、デバイスは、回転可能入力機構おける回転速さ及び第1の回転方向を検出することができる。回転入力機構において入力を受信することにより、ユーザが輝度構成機能に迅速かつ効率的にアクセスできるようになることで、デバイスの操作性が向上する。
【0174】
デバイス(704)は任意選択的に、第1の入力(例えば、図6Aの第1の入力600a)が輝度調整基準のセットを満たすとの判定に従って又は応じて、ディスプレイスクリーン(例えば、図6Aのディスプレイスクリーン504)の輝度レベルを上げることができる。輝度調整基準のセットは、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含むことができる。いくつかの例では、所定の輝度レベルは、ディスプレイスクリーンが最初にオフである、非アクティブである、又は暗いことに対応するレベルである。いくつかの例では、判定は、第1の入力を受信するときの電子デバイスの状態に基づく。そのような状態は、ディスプレイスクリーンの状態、及び、ディスプレイスクリーンがオン状態又はウェイク状態にあるのかそれともオフ状態又はスリープ状態にあるのか、を含むことができる。いくつかの例では、電子デバイスの状態は、電子デバイスの設定、例えば、スクリーンを増光できる機能の設定及びその設定がオンであるかオフであるか、を含むことができる。回転可能入力機構におけるユーザ入力が輝度構成基準のセットを満たすとの判定に応じて、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げることにより、デバイスにおける他の機能をアクティブ化することを目的とする他の種類の入力を同じ入力受信機構において受信することが可能になることで、デバイスの操作性が向上し、このことにより、追加の入力受信構成要素の必要性が更に低減する。
【0175】
いくつかの例では、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たすとの判定は、閾値回転速さを満たす回転可能入力機構の回転の回転速さに基づく。いくつかの例では、判定は、回転可能入力機構の第1の方向の回転の継続時間が閾値継続時間を満たすかどうかに基づく。いくつかの例では、判定は、第1の回転方向が所定の方向に対応しているかどうか、及び/又は、第1の回転速さにおける第1の方向が閾値回転速さ若しくは閾値継続時間を満たすかどうかに基づく。
【0176】
デバイスは、(706)任意選択的に、第1の入力(例えば、図6Aの第1の入力600a)が輝度調整基準のセットを満たしていないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止めることができる。例えば、デバイスは、ディスプレイスクリーンの現在の輝度レベルを維持することができる。ディスプレイスクリーンの輝度レベルは、第1の入力に応じて変更されない。いくつかの例では、ディスプレイスクリーンはオフのまま又は暗いままである。いくつかの例では、デバイスにおいて第1の入力に応じて、ディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整以外ものである別の機能が実行される。この別の機能は、第1の入力に基づいて判定することができる。回転可能入力機構におけるユーザ入力が輝度構成基準のセットを満たしていないとの判定に応じて、ディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を取り止めることにより、他の機能をアクティブ化lすることを目的とする他の種類の入力を同じ入力受信機構において受信することが可能になることで、デバイスの操作性が向上し、このことにより、追加の入力受信構成要素の必要性が更に低減する。回転可能入力機構が他の機能を対象とした他の種類の入力を受信できるようにすることにより、本明細書において企図するウェアラブルウォッチなどの限られたサイズの電子デバイス上に設けられる、追加のハードウェア構成要素の多用途性が向上する。
【0177】
いくつかの実施形態では、第1の入力を受信することに応じて又は基づいて、デバイスは、輝度調整基準のセットが満たされているかどうかを判定する。例えば、デバイスは、第1の入力が、暗い状態又はスリープ状態からディスプレイスクリーンを増光する要求に対応しているかどうかを判定することができる。
【0178】
いくつかの実施形態では、輝度調整基準のセットは、ディスプレイスクリーンが最初にオフであるときに満たされる基準を含む。例えば、ディスプレイスクリーンの最初の輝度レベルは所定の輝度レベル未満であり、これはオフ状態に関する低い輝度レベル又は輝度の欠如に対応し得る。ディスプレイスクリーンのオフ状態又は暗い状態からスクリーン増光機能を開始することにより、ユーザが広範な輝度レベルにアクセスできるようになり、このことにより、ユーザのプライバシー及び満足度の向上をもたらすことができる。
【0179】
いくつかの実施形態では、輝度調整基準のセットは、輝度調整モードがオンであるときに満たされる基準を含む。例えば、輝度調整機能は、システム設定インタフェースを介してアクティブとなり得るか又は有効化され得る。輝度調整基準のセットを満足するための基準として輝度調整モードがオンであることを必要とすることにより、意図しない回転入力により輝度レベルが変更されることが防止されることで、デバイスの操作性が向上し、スクリーン増光機能をいつどのように適用するかをユーザがカスタマイズすることが可能になる。
【0180】
いくつかの実施形態では、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、デバイスは輝度レベルの調整以外の機能を実行する。例えば、デバイスは、輝度構成セッションに入るのを取り止めることができる。
【0181】
いくつかの実施形態では、輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、デバイスは輝度構成セッションに入る。例えば、デバイスは、回転方向を輝度レベルを上げる要求として定義し輝度レベルを調整する、輝度構成セッションを開始する。
【0182】
方法700において示すように、いくつかの実施形態では、デバイス(708)は、輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、輝度構成セッション中に第1の入力に基づく第1の回転方向をディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げる要求として定義する。定義することは、第1の回転方向をディスプレイスクリーンの輝度を上げることに対応する方向として登録又は設定することを含んでもよい。デバイスは、輝度構成セッション中に、第1の回転方向と反対の第2の回転方向を輝度レベルを下げる要求として定義することができる(例えば、図6Aの第1の入力600a及び第2の入力600bを参照)。いくつかの場合、輝度レベルを上げる又は下げるための定義された要求は、特定の輝度構成セッションのために、ディスプレイスクリーンがオフになるまで及び/又は最高/最低輝度レベルが満たされるまで、一時的に定義される。いくつかの場合、その後の第1又は第2の方向の回転入力は、もはや輝度を変更しない、及び/又は、ディスプレイスクリーンがオフであるときに続く回転入力が受信されるとき、再定義される。定義すること又は再定義することは、以前に輝度レベルを上げる要求と関連付けられた以前に記憶された回転方向(及び同様に、輝度レベルを下げることと関連付けられた以前に記憶された方向)を上書きすることを含むことができる。第1の入力に基づく第1の回転方向を輝度レベルを上げる要求として定義することにより、ユーザ入力のいずれの回転方向でも本明細書に記述する輝度構成機能へのアクセスが可能になることで、デバイスの操作性が向上し、このことにより、デバイスの操作性が向上し、必要な入力の回数が少なくなる。
【0183】
方法700において示すように、いくつかの実施形態では、デバイスは、(710)第1の入力の受信後に、第1の回転方向と反対の第2の回転方向を有する第2の入力(例えば、図6Aの第2の入力600b)を受信することができ、第2の入力を受信することに応じて、輝度構成セッションを維持している間に輝度レベルを下げることができる。例えば、いくつかの場合には、第2の入力は、第1の入力の受信から閾値時間期間内で受信される。いくつかの例では、第2の入力は、回転方向が第1の方向から第2の方向へと変わるときに、第1の入力から直接続いている。輝度構成セッションは、第2の入力を受信している間維持されてもよい。第2の入力に応じて(輝度構成セッションを維持している間に)輝度レベルを下げることにより、輝度レベルを第1の入力に従って上げた後で下げるための迅速かつ効率的なやり方をユーザに提供することで、デバイスの操作性が向上する。このことにより電力使用量が低減し、デバイスのバッテリ寿命が改善され、同時にユーザ時間が節減される。
【0184】
いくつかの実施形態では、デバイスは、新しい回転方向で新しい輝度構成セッションを定義することができる。例えば、デバイスは任意選択的に、第1の入力の受信後に閾値時間期間が経過すると、輝度構成セッションを終了することができる。輝度構成セッションの終了後、デバイスは、回転可能入力機構の第1の方向と反対の第3の方向の回転に対応する第3の入力を受信できる(例えば、図6Aの第1の入力600a及び図6Eの反対の第1の入力600dを参照)。第3の入力が輝度調整基準のセットを満たすとの判定に従って、デバイスは、輝度レベルを上げ、新しい輝度構成セッションに入ることができる。実際には、本明細書で開示するスクリーン増光機能の開始に関する回転可能入力機構の方向非依存性により、どの方向に回転すべきかをユーザが思い出す又は推測する必要なく、どのようなユーザでもスクリーン輝度を迅速かつ効率的に調整することが可能になることで、デバイスの操作性が向上する。
【0185】
いくつかの場合、閾値時間期間の経過は、ユーザ入力の休止に対応していてもよい。いくつかの場合には、第2の入力は、第1の入力の受信から閾値時間期間後に受信される。閾値時間期間後は、スクリーン輝度レベルを上げる要求はリセットされるので、第1の方向はもはやこの要求と関連付けられていない。いくつかの例では、新しい輝度構成セッションにおいて、第3の方向はディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げる要求と関連付けられており、第3の方向と反対の第4の方向は、輝度レベルを下げる(例えば、図6Aの第1の入力600a及び図6Eの反対の第1の入力600dを参照)。
【0186】
いくつかの実施形態では、新しい輝度構成セッションの間、デバイスは、第3の回転方向と反対の第4の回転方向の回転に対応する第4の入力を受信する。更にいくつかの場合には、第4の方向は第1の入力の第1の方向と同じ方向であり得る、及び/又は、第1の入力の第2の方向と反対である。第4の入力を受信することに応じて、デバイスは、輝度構成セッションを維持しながら輝度レベルを下げることができる(例えば、図6Aの第2の入力600b及び図6Eの反対の第2の入力600eを参照)。
【0187】
いくつかの実施形態では、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げることは、輝度レベルを回転入力の回転速度に基づく可変レートで変化させることを含む。例えば、デバイスは、ユーザ入力の回転速度に基づいて輝度レベルを調整することができる。第1の回転入力の最初の回転成分によってディスプレイスクリーンをオンにすることができ(例えば、ディスプレイスクリーンがウェイクされ)、ユーザは、アルファブレンディングの絶対黒のスクリーンからより明るいスクリーンへと可変レートで漸進的に増進でき、このレートは、ユーザ入力がもたらす回転速度に従って変動するか、又はこの回転速度に比例する。回転入力の回転速度に基づいて変動する可変レートで輝度レベルを変化させることにより、どの程度迅速に及びどのレベルまでディスプレイスクリーンの輝度レベルが変化すべきかを、デバイスを見ている間にユーザが決定することが可能になり、このことにより、デバイスの操作性及びユーザ満足度が向上する。
【0188】
いくつかの実施形態では、デバイスは、ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースに、黒色の又は不透明な層などのマスキング層をアルファブレンディングすることによって、輝度レベルを調整する。マスキング層の透明度を上げて(又はそうでなければ不透明度を下げて)、最高輝度レベルへと輝度レベルを上げることができる。いくつかの例では、マスキング層に対する変更の増加又は減少は、入力の回転の速度及び方向に応じて並びに/又はこれらに比例したレートで行われる。マスキング層の透明度を下げて(又はそうでなければ不透明度を上げて)、最低輝度レベルへと輝度レベルを下げることができる。実際には、アルファブレンディングによって、バックライトレベルを変更する必要なく輝度レベルが調整され、このことにより、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。いくつかの場合、不透明なマスキング層は、完全に飽和した黒色の層である。いくつかの例では、最高及び最低輝度レベルは、最高及び最低バックライトレベルによって決まり、これらバックライトレベルは更に、ユーザ設定に、及び/又は環境光センサ(「ambient light sensor、ALS」)によって検出される環境光レベルに基づく。いくつかの例では、夜間スクリーン増光セッションは、異なる色相、例えば、アルファブレンディング用の赤色色調のマスキング層を含む。ALS読み取り値又は時刻に従って、異なるスクリーン増光セッションを有効化することができる。
【0189】
いくつかの実施形態では、最高輝度レベルが満たされているとの判定に従って、デバイスはアルファブレンディングを停止し、マスキング層を除去する。例えば、デバイスは、マスキング層の表示又は出力を停止することができる。いくつかの例では、マスキング層は完全に透明である。増光構成セッションが終了される場合であっても、完全に又は十分に透明なマスキング層を表示したままにすることができる。いくつかの例では、デバイスは、増光構成セッションを終了するときに、透明なマスキング層を除去することができる。
【0190】
いくつかの実施形態では、デバイスは、回転可能入力機構における回転に対応する第5の入力を受信し、回転可能入力機構において検出された第5の入力の回転速度が、単位時間当たりの閾値回転速度を上回ると判定する。判定に従って、デバイスは、輝度レベルを所定の輝度レベルへと自動的に調整する(例えば、図6Cを参照)。例えば、クラウン(例えば、図6Cの回転可能入力機構506)におけるフリック(例えば、図6Cのフリック600cを参照)ジェスチャを検出することに応じて、デバイスは、クラウンにおける更なるユーザ入力無しで、一定の加速率で輝度レベルを上げる。デバイスがフリックの方向に基づいて所定の最高/最低輝度レベルを満たし、増光/減光を完了できることが企図されている。輝度レベルを一定速さで調整している間、最高又は最低輝度レベルに達するための時間の量は、クラウンのフリックの登録の時刻における、上限レベル又は下限レベルからの現在の輝度レベルの距離に依存し得る。入力の回転速度が閾値回転速度を上回ること(例えば、素早いフリック)に応じて、所定の輝度レベルへと自動的に輝度レベルを調整することにより、短時間でのスクリーン増光が実現されてデバイスの操作性が向上し、このことにより、ユーザの時間が節減され、ユーザの手が自由になって他の動作に注意を払えるようになる。
【0191】
いくつかの例では、輝度調整基準のセットは、入力が自動輝度調整基準を満たすときに満たされる基準を含むことができ、この場合、自動輝度調整基準は、入力の回転速度が閾値回転速度を上回るか又は満たすときに満たされる基準を含む(例えば、図6Cを参照)。自動輝度調整基準を満たすことに応じて、デバイスは、所定のレベル、例えば最高輝度レベルまで、輝度を上げる。所定のレベルは、入力機構の回転の程度、回転速さ、及び/又は回転速度に非依存とすることができる。いくつかの例では、入力はクラウンにおけるフリックである。
【0192】
別の実施形態では、デバイスは、スクリーンが所定の輝度レベルよりも低い輝度レベルにある間に及び/又は第1の入力の受信後のある時間期間内に、ディスプレイスクリーン上のタッチジェスチャを検出することができる。タッチジェスチャを検出することに応じて、デバイスは、所定の最高及び/又は最低輝度レベルを満たすように、輝度レベルを一定の加速率で所定の輝度レベルへと自動的に調整し、増光又は減光(例えば図6Fを参照)を完了することができる。いくつかの例では、タッチジェスチャは、タッチ感知ディスプレイスクリーン上のタップジェスチャ(例えば、図6Fのタッチジェスチャ608を参照)である。いくつかの例では、スクリーンタップが検出されるときに増光又は減光を完了することは、回転可能入力機構の回転の第1の又は第2の方向に基づく。デバイスは、閾値点に対する現在の輝度レベルに基づいてスクリーンを増光又は減光することができる。いくつかの例では、タップジェスチャにより輝度レベルの加速する増光又は減光が開始され、この場合、最高又は最低輝度レベルに達するための時間の量は、タップジェスチャの登録の時刻における、上限レベル又は下限レベルからの現在の輝度レベルの距離によって決まる。スクリーンを自動的に増光することにより、増光したスクリーンへの迅速かつ効率的なアクセスが実現し、ユーザに要求される入力の継続時間又は回数が低減される。
【0193】
いくつかの実施形態では、デバイスは、閾値輝度レベルに達したときに最高又は最低輝度レベルを満たすような輝度レベルの調整を、自動的に完了する。実際には、自動調整がインスタンス化されてしまえば、ユーザは更なる回転入力を提供する必要がない(例えば、図6Gを参照)。
【0194】
いくつかの実施形態では、デバイスは、ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースの、差異のある増光を実現する。例えば、いくつかの実施形態では、デバイスはディスプレイスクリーン上に、第1の表示される要素及び第2の表示される要素を少なくとも有するユーザインタフェースを表示する。デバイスは、第2の表示される要素の輝度レベルとは異なるレートで第1の表示される要素の輝度レベルを調整することができる。第1の表示される要素及び第2の表示される要素の輝度レベルは、異なるレートで同時に調整することができる。いくつかの例では、デバイスは、表示された要素の所定のサブセットの輝度レベルを、残りの表示される要素が調整される第2のレートとは別個の第1のレートで調整することによって、差を付けてアルファブレンディングを適用する。例えば、ユーザインタフェース上に表示されるデジタルの時刻又は時計の針の輝度レベルは、残りの要素又は周囲の要素の輝度が上がる前に(例えば、図6Hの表示された日付(9月9日)の第1の状態610a、第2の状態610b、及び第3の状態610cを参照)、上がることができる(例えば、図6Hの時計の針の第1の状態603及び第2の状態604を参照)。本明細書で開示するスクリーン増光能力の対象となる、ユーザインタフェース上に表示される増光に差異のある異なる要素により、すっきりとしたユーザインタフェースが実現され、ユーザが所望の情報を迅速に識別及び処理することが可能になる。
【0195】
方法700に関連して上述した処理の詳細(例えば、図7)は、類似するやり方で以下に説明される方法にも適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700は、方法800を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法700は、輝度レベルの調整を可能にする輝度構成セッションを維持する及び/又は終わらせることを含むことができ、この場合、第1の入力を受信している間に、輝度構成セッションを維持する又は終わらせるための判定を処理することができる。以下で検討するように、そのような判定は、第1の入力を受信している間終了構成基準のセットが満たされているかどうかに基づくことができる。簡潔のために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
【0196】
図8は、いくつかの実施形態に係る電子デバイスを使用した輝度構成セッションを維持又は終了するための方法を示すフロー図である。方法800は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有するデバイス(例えば、100、300、500)で実行される。方法800のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
【0197】
後述するように、方法800は、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整できる輝度構成セッションを維持する又は終了するための、直観的なやり方を提供する。この方法は、ユーザがディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整する際の認識的負担を低減し、これにより、より効率的な人間-機械インタフェースをもたらす。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスの場合には、ユーザがディスプレイスクリーンの輝度レベルをより高速かつより効率的に調整することを可能にすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の間隔が増す。
【0198】
方法800に示すように、デバイス(802)は任意選択的に、回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力(例えば、図6Aにおける第1の入力600a)を受信することができる(例えば、図6Aにおける回転可能入力機構506を参照)。例えば、デバイスは、回転可能入力機構の回転の速さ及び方向を検出し、輝度構成セッションを開始することができる。
【0199】
デバイス(804)は任意選択的に、第1の入力を受信している間に、回転可能入力機構の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整することができる。いくつかの例では、第1の入力を受信することは、クラウンが回転中であることを検出することを含む。輝度レベルを上げる又は下げることは、回転の回転方向及び/又は回転速度に基づくことができる。いくつかの例では、輝度レベルを調整することにより、ディスプレイスクリーン(例えば、ディスプレイスクリーン504)上に表示される任意のユーザインタフェース要素(単数又は複数)、例えば、実行中であり得る任意のアプリケーション、時計ユーザインタフェース、などが、フェードイン又はフェードアウトされる(例えば、図6Aを参照)。
【0200】
デバイスは任意選択的に、第1の入力を受信している間に、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、(806)輝度構成セッションを終わらせ、(808)回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止することができる(例えば、図6Bを参照)。終了構成基準は、輝度レベルの調整を停止するための又は輝度構成セッションを終了するための基準を含んでもよい。終了構成基準は、例えば、閾値輝度レベルに達すること、スクリーン輝度レベルを調整するための入力以外のユーザ入力を検出すること、及び/又は、クラウンが回転しないこと含む、最低回転速度未満のクラウンの回転速度を検出することを含むことができる。いくつかの例では、輝度構成セッションを終わらせることによって、クラウンの更なる回転を検出し登録することができるが、この回転が輝度レベルの調整を行わせることはない。回転可能入力機構の更なる回転に応じて輝度レベルの調整を停止することにより、輝度構成セッションが完結しておりかつアクティブ化のために他の機構又は機能がその時点で利用可能であり得ることをユーザに伝えることで、デバイスの操作性が向上する。
【0201】
デバイスは任意選択的に、第1の入力を受信している間に、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、(810)輝度構成セッションを維持し、(812)回転可能入力機構の更なる回転に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続する(例えば、図6Aを参照)。例えば、デバイスは輝度構成セッションを継続することができ、この場合、クラウン回転はアクティブなセッションにおいて引き続き登録及び/又は検出される。
【0202】
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1の入力を受信している間に、終了構成基準のセットが満たされているかどうかを判定することができる。
【0203】
いくつかの実施形態では、終了構成基準のセットは、輝度レベルが閾値輝度レベルを満たすときに満たされる基準を含む。いくつかの例では、閾値輝度レベルは最高輝度レベルである。
【0204】
方法800に示すように、いくつかの実施形態では、閾値輝度レベルは最高輝度レベルに対応しており、この場合、回転可能入力機構おいて検出された更なる回転により、デバイスは、(814)ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースと関連付けられたアクションを実行する。いくつかの例では、更なる回転により、輝度レベルは変更されないが、ユーザインタフェースデバイスに対するズームイン及び/又はズームアウト、例えば、アプリケーションを起動するための複数のアイコン及び/又はアプリケーションアフォーダンスを含むホームスクリーンへのズームインが行われる(例えば、図6Bのユーザインタフェース606a、606bのズームを参照)。最高輝度レベルに達してからディスプレイスクリーン上に表示されたユーザインタフェースと関連付けられたアクションを実行することにより、選択可能なアフォーダンスのメニューへのズームなどの他の機能へと、デバイスが合理的な様式で効率的に遷移することが可能になり、このとき、そのような遷移を行わせるためのユーザによる追加の異なる入力は要求されない。
【0205】
いくつかの実施形態では、閾値輝度レベルは最低輝度レベルに対応しており、この場合、ディスプレイスクリーンは非アクティブ状態に入り(例えば、オフになり)、第1の入力における回転可能要素の回転の継続によってディスプレイスクリーンの輝度レベルが変更されることはない。いくつかの例では、非アクティブ状態に入ることはデバイスをオフにすることに対応しており、この場合、更にどのように回転してもデバイスはオフのままである(例えば、図6Dの第2の入力600bを参照)。
【0206】
いくつかの実施形態では、終了構成基準のセットは、輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求が受信されるときに満たされる基準を含む。例えば、ユーザは、アフォーダンスを選択すること、ハードウェアボタンを作動させること、音声コマンドを入力すること、及び/又は輝度レベルの調整以外の機能に対応する入力を検出することができる。ユーザ要求は続く入力を含むことができ、この入力は、ディスプレイスクリーンで受信されるタップ又は押下であり、このタップ又はボタン押下の位置に従って、任意の機能の即時の増光及びアクティブ化をもたらす(例えば、図6Fを参照)。
【0207】
いくつかの実施形態では、デバイスは、輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求を受信することに応じて、輝度レベルを最大輝度レベルまで自動的に上げる(例えば、図6C及び図6Fを参照)。
【0208】
いくつかの実施形態では、デバイスは、輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求を受信することに応じて、電子デバイスとの更なるユーザ対話が検出されている間、輝度レベルを調整された輝度レベルで維持すことができる。例えば、完全にフェードアップする代わりに、デバイスは、ユーザインタフェースとの完全なユーザ対話が可能となっている間、調整された輝度レベルを維持することができる。調整された輝度レベルは、最大限の又は最高の輝度レベルよりも低くすることができる。いくつかの例では、それ以上の輝度レベルの調整は許されないか、又は、増光セッションが終了されたときに回転可能要素において受信された入力から登録される。その場合、ディスプレイがオフになるまで、調整された輝度レベルを維持することができる。
【0209】
いくつかの実施形態では、機能は、ディスプレイスクリーンをオフにすること、及び/又は、非アクティブモード若しくはスリープモードに入ることを含む。例えば、ユーザ要求は、手首を下げること又はディスプレイスクリーンに手のひらをやることなどのジェスチャを含むことができ、この場合、回転可能入力機構における続く回転により、新しい輝度構成セッションがインスタンス化されることになる。ユーザがディスプレイスクリーンを迅速にオフにすることを可能にすることにより、電力使用量が低減され、バッテリ寿命が改善され、同時に、所望であれば、ユーザが新しい輝度構成セッションを確立することが可能になる。
【0210】
いくつかの実施形態では、デバイスは、ディスプレイスクリーンをオンにするためのユーザ入力を検出し、ディスプレイスクリーンをオフにする前に検出された輝度レベルに戻ることによって、ディスプレイスクリーンをオンにする(例えば、図6Iのユーザ入力612を参照)。いくつかの例では、デバイスは、ユーザ入力が手首の持ち上げであるとき、以前に判定された輝度レベルに戻る。最後に調整された輝度レベルは、次の手首の持ち上げ時にそのまま何回か残っていてもよい。いくつかの例では、次の手首の持ち上げ時に、新しい輝度構成セッションに入る。新しい輝度構成セッションは、定義されるか又はそうでなければディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げさせる、回転可能入力機構の異なる回転の方向を有してもよい。以前に検出された輝度レベルに戻ることにより、以前のセッションが意図せず放棄されていたとしてもユーザがそのセッションの輝度レベルを迅速に拾い上げることが可能になることで、デバイスの操作性が向上し、更に、以前に設定された輝度レベルに戻るための追加のユーザ入力の何らかの必要性が軽減される。
【0211】
いくつかの実施形態では、終了構成基準のセットは、ユーザが回転可能入力機構を最低回転速度未満で回転させるときに満たされる基準を含む。例えば、デバイスは、検出される回転が存在しないか又は遅すぎるときに、輝度構成セッションを終了してもよい。
【0212】
いくつかの実施形態では、終了構成基準のセットは、所定の時間期間の間ユーザ入力が検出されないときに満たされる基準を含む。例えば、デバイスは、ユーザが非アクティブであるか、又は、第1の入力後に所定の時間期間の間休止が存在すると判定してもよく、この時間期間は約4秒であってもよい。
【0213】
いくつかの実施形態では、デバイスは、ユーザ入力が検出されずに所定の時間期間が経過した後で、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを最低輝度レベルまで自動的に下げ、輝度レベルを自動的に下げている間に第2のユーザ入力を検出することができる。第2のユーザ入力を検出することに応じて、デバイスは、所定の時間期間の経過前に検出された元の輝度レベルに戻るように輝度レベルを自動的に上げること、及び、輝度構成セッションに再び入る又はそれ以外で再開することができる(例えば、図6Jを参照)。例えば、デバイスは、表示オフ状態へと輝度レベルを自動的にフェードダウンすることができる。自動フェードダウン中に次のクラウン回転(例えば、図6Jの入力600fを参照)が検出されるとき、同じ輝度構成セッションを再開すること又はアクティブとして維持することができる。いくつかの場合、輝度構成セッションは、タイムアウト期間が経過するまで終了されない。ユーザ入力が無いときに自動的に輝度レベルを下げることにより、電力使用量が低減され、デバイスのバッテリ寿命が改善される。続くユーザ入力によってフェードダウンが開始された輝度レベルに戻ることを可能にすることにより、ユーザは、以前に表示された輝度レベルに戻るようにデバイスを設定するための追加の入力を必要とすることなく、この以前の輝度レベルにアクセスできるようになる。
【0214】
いくつかの実施形態では、デバイスは、終了構成基準のセットを満たすことに応じて所定の時間期間である遅延時間を開始し、この遅延時間の間に回転可能入力機構の次の回転に対応する次のユーザ入力を検出し、輝度構成セッションを維持している間に当該次のユーザ入力に従って輝度レベルを調整する。所定の時間期間に関する遅延時間を開始することは、輝度構成セッションを終わらせる前又は後に行われてもよい。いくつかの例では、遅延時間は約1秒である。遅延は、クラウン回転によって増光以外の機能(例えば、図6Bのズーム機能)をアクティブ化することを可能にする前に最高輝度レベルに達したときに生じ得る。遅延は、表示をオフにする前に最低輝度レベルに達したときに生じ得る。輝度レベルの調整に対応するユーザ入力が受信されない限りは、遅延時間の経過後に輝度構成セッションを終わらせることができる。いくつかの例では、遅延時間中にユーザ入力が無いことにより、ディスプレイスクリーンの自動的なフェードダウンが行われ、デバイスは輝度構成セッションを終了する及び/又はディスプレイがオフになる。
【0215】
方法800に関して上述したプロセス(例えば、図8)の詳細はまた、図7で上述した方法にも類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法800は、方法700を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法800は、回転可能入力機構における回転に対応する第1の入力を受信することに応じて、輝度構成セッション中に、第1の回転方向を輝度レベルを上げる要求として定義すること、及び、第1の回転方向と反対の第2の回転方向を輝度レベルを下げるものとして定義することを、含むことができる。簡潔にするために、これらの詳細は繰り返されていない。
【0216】
いくつかの実施形態によれば、図9は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス900の、例示的な機能ブロック図を示す。いくつかの実施形態によれば、電子デバイス900の機能ブロックは、上述の技法を実行するように構成されている。デバイス900の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せによって、任意選択的に実装される。図9で説明する機能ブロックが、説明される様々な実施例の原理を実施するために、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者に理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0217】
図9に示すように、電子デバイス900は、グラフィックユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット902と、任意選択的に、タッチ接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット904と、回転可能入力機構ユニット906と、ディスプレイユニット902、並びに任意選択的にタッチ感知面ユニット904及び回転可能入力機構ユニット906に結合された、処理ユニット908と、を含む。いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、受信ユニット910と、調整ユニット912と、判定ユニット914と、実行ユニット916と、セッション構成ユニット918と、定義ユニット920と、検出ユニット922と、表示ユニット924と、を備える。
【0218】
処理ユニット908は、回転可能入力機構ユニットの回転に対応する第1の入力を(例えば、受信ユニット910を用いて)受信し、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを(例えば、調整ユニット912を用いて)上げ、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを(例えば、調整ユニット912を用いて)取り止めるように、構成されている。
【0219】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、第1の入力を受信することに応じて、輝度調整基準のセットが満たされているかどうかを(例えば、判定ユニット914を用いて)判定するように、更に構成されている。
【0220】
いくつかの実施形態では、輝度調整基準のセットは、ディスプレイスクリーンユニットが最初にオフであるときに満たされる基準を含む。
【0221】
いくつかの実施形態では、輝度調整基準のセットは、輝度調整モードがオンであるときに満たされる基準を含む。
【0222】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、輝度レベルの調整以外の機能を(例えば、実行ユニット916を用いて)実行するように、更に構成されている。
【0223】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、輝度構成セッションに(例えば、セッション構成ユニット918を用いて)入るように更に構成されている。
【0224】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、輝度構成セッション中に第1の入力に基づく第1の回転方向をディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを上げる要求として(例えば、定義ユニット920を用いて)定義し、輝度構成セッション中に第1の回転方向と反対の第2の回転方向を輝度レベルを下げる要求として(例えば、定義ユニット920を用いて)定義するように、更に構成されている。
【0225】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、第1の入力の受信後に、第1の回転方向と反対の第2の回転方向を有する第2の入力を(例えば、受信ユニット910を用いて)受信し、第2の入力を受信することに応じて、輝度構成セッションを(例えば、セッション構成ユニット918を用いて)維持している間に、輝度レベルを(例えば、調整ユニット912を用いて)下げるように、更に構成されている。
【0226】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、第1の入力の受信後に閾値時間期間が経過すると、輝度構成セッションを(例えば、セッション構成ユニット918を用いて)終了し、輝度構成セッションの終了後、回転可能入力機構ユニットの第1の方向と反対の第3の方向の回転に対応する第3の入力を(例えば、受信ユニット910を用いて)受信し、第3の入力が輝度調整基準のセットを満たすとの判定に従って、輝度レベルを(例えば、調整ユニット912を用いて)上げ新しい輝度構成セッションに入るように、更に構成されている。
【0227】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、新しい輝度構成セッションの間に、第3の回転方向と反対の第4の回転方向の回転に対応する第4の入力を(例えば、受信ユニット910を用いて)受信し、第4の入力を受信することに応じて、続く輝度構成セッションを(例えば、セッション構成ユニット918を用いて)維持している間に、輝度レベルを(例えば、調整ユニット912を用いて)下げるように、更に構成されている。
【0228】
いくつかの実施形態では、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げることは、輝度レベルを回転入力の回転速度に基づく可変レートで(例えば、調整ユニット912を用いて)変化させることを含む。
【0229】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、ディスプレイスクリーン上に表示されたユーザインタフェースにマスキング層をアルファブレンディングすることによって輝度レベルを(例えば、調整ユニット912を用いて)調整するように更に構成されており、マスキング層は、輝度レベルを最高輝度レベルへと上げるために(例えば、調整ユニット912によって)透明度が上がること、及び、輝度レベルを最低輝度レベルへと下げるために(例えば、調整ユニット912によって)透明度が下がることが切り替わる。
【0230】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、最高輝度レベルが満たされているとの判定に従って、アルファブレンディングを(例えば、調整ユニット912を用いて)停止し、マスキング層を(例えば、調整ユニット912を用いて)除去するように、更に構成されている。
【0231】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、回転可能入力機構ユニットの回転に対応する第5の入力を(例えば、受信ユニット910を用いて)受信し、回転可能入力機構ユニットにおいて検出された第5の入力の回転速度が単位時間当たりの閾値回転速度を上回ることを(例えば、判定ユニット914を用いて)判定し、判定に従って、輝度レベルを所定の輝度レベルへと(例えば、調整ユニット912を用いて)自動的に調整するように、更に構成されている。
【0232】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、第1の入力の受信後のある時間期間内で、ディスプレイスクリーンユニットが所定の輝度レベルよりも低い輝度レベルにある間にディスプレイスクリーンユニット上のタッチジェスチャを(例えば、検出ユニット922を用いて)検出し、タッチジェスチャを検出することに応じて、輝度レベルを所定の輝度レベルへと(例えば、調整ユニット912を用いて)自動的に調整するように、更に構成されている。
【0233】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、閾値レベルに達したときに最高又は最低輝度レベルを満たすように輝度レベルの調整を(例えば、調整ユニット912を用いて)自動的に完了するように、更に構成されている。
【0234】
いくつかの実施形態では、処理ユニット908は、ディスプレイスクリーンユニット上に第1の表示される要素及び第2の表示される要素を少なくとも含むユーザインタフェースを(例えば、ディスプレイユニット924を用いて)表示するように更に構成されており、この場合、第1の表示される要素の輝度レベルは第2の表示される要素の輝度レベルとは異なるレートで調整され、更に、第1の表示される要素及び第2の表示される要素の輝度レベルは同時に調整される。
【0235】
いくつかの実施形態によれば、図10は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス1000の、例示的な機能ブロック図を示す。いくつかの実施形態によれば、電子デバイス1000の機能ブロックは、上述の技法、例えば方法800における技法を実行するように構成されている。デバイス1000の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せによって、任意選択的に実装される。図10で説明する機能ブロックが、説明される様々な実施例の原理を実施するために、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者に理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0236】
図10に示すように、電子デバイス1000は、グラフィックユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット1002と、任意選択的に、タッチ接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット1004と、回転可能入力機構ユニット1006と、ディスプレイユニット1002、並びに任意選択的にタッチ感知面ユニット1004及び回転可能入力機構ユニット1006に結合された、処理ユニット1008と、を含む。いくつかの実施形態では、処理ユニット1008は、受信ユニット1010と、調整ユニット1012と、判定ユニット1014と、セッション構成ユニット1016と、検出ユニット1018と、遅延ユニット1020と、実行ユニット1022と、を含む。
【0237】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1008は、回転可能入力機構ユニットの回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を(例えば、受信ユニット1010を用いて)受信し、第1の入力を受信している間に、回転可能入力機構ユニットの回転に従ってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを(例えば、調整ユニット1012を用いて)調整し、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、輝度構成セッションを(例えば、セッション構成ユニット1016を用いて)終わらせ、回転可能入力機構ユニットの更なる回転に応じてディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルの調整を(例えば、調整ユニット1012を用いて)停止し、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、輝度構成セッションを(例えば、セッション構成ユニット1016を用いて)維持し、回転可能入力機構ユニットの更なる回転に従ってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルの(例えば、調整ユニット1012を用いた)調整を継続するように、更に構成されている。
【0238】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1008は、第1の入力を受信している間に、終了構成基準のセットが満たされているかどうかを(例えば、判定ユニット1014を用いて)判定するように、更に構成されている。
【0239】
いくつかの実施形態では、終了構成基準のセットは、輝度レベルが閾値輝度レベルを満たすときに満たされる基準を含む。
【0240】
いくつかの実施形態では、閾値輝度レベルは最高輝度レベルに対応しており、この場合、回転可能入力機構ユニットにおいて検出された更なる回転により、ディスプレイスクリーンユニット上に表示されたユーザインタフェースと関連付けられたアクションが(例えば、実行ユニット1022を用いて)実行される。
【0241】
いくつかの実施形態では、閾値輝度レベルは最低輝度レベルに対応しており、この場合、ディスプレイスクリーンユニットは(例えば、調整ユニット1012を用いて)非アクティブ状態に入り、第1の入力における回転可能入力機構ユニットの回転の継続によってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルが変更されることはない。
【0242】
いくつかの実施形態では、終了構成基準のセットは、輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求が(例えば、受信ユニット1010を用いて)受信されるときに満たされる基準を含む。
【0243】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1008は輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求を(例えば、受信ユニット1010を用いて)受信することに応じて、輝度レベルを最高輝度レベルまで(例えば、調整ユニット1012を用いて)自動的に上げるように、更に構成されている。
【0244】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1008は、輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求を(例えば、受信ユニット1010を用いて)受信することに応じて、電子デバイスとの更なるユーザ対話が検出されている間に、輝度レベルを調整された輝度レベルで(例えば、調整ユニット1012を用いて)維持するように、更に構成されている。
【0245】
いくつかの実施形態では、この機能は、ディスプレイスクリーンユニットをオフにすることを含む。
【0246】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1008は、ディスプレイスクリーンユニットをオンにするためのユーザ入力を(例えば、検出ユニット1018を用いて)検出し、ディスプレイスクリーンユニットをオフにする前に検出された輝度レベルに(例えば、調整ユニット1012を用いて)戻ることによってディスプレイスクリーンユニットをオンにするように、更に構成されている。
【0247】
いくつかの実施形態では、終了構成基準のセットは、ユーザが回転可能入力機構ユニットを最低回転速度未満で回転させるときに満たされる基準を含む。
【0248】
いくつかの実施形態では、終了構成基準のセットは、所定の時間期間の間ユーザ入力が検出されないときに満たされる基準を含む。
【0249】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1008は、ユーザ入力が検出されることなく所定の時間期間が経過した後で、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを最低輝度レベルまで(例えば、調整ユニット1012を用いて)自動的に下げ、輝度レベルを自動的に下げている間に第2のユーザ入力を(例えば、検出ユニット1018を用いて)検出し、第2のユーザ入力を(例えば、検出ユニット1018を用いて)検出することに応じて、所定の時間期間の経過前に検出された元の輝度レベルに戻るように輝度レベルを(例えば、調整ユニット1012を用いて)自動的に上げ、輝度構成セッションに(例えば、セッション構成ユニット1016を用いて)再び入るように、更に構成されている。
【0250】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1008は、終了構成基準のセットを満たすことに応じて、所定の時間期間である遅延時間を(例えば、遅延ユニット1020を用いて)開始し、遅延時間中に回転可能入力機構ユニットの続く回転に対応する続くユーザ入力を(例えば、検出ユニット1018を用いて)検出し、続くユーザ入力に従って輝度レベルを(例えば、調整ユニット1012を用いて)調整し、輝度構成セッションを維持するように、更に構成されている。
【0251】
図7及び図8を参照して上述した動作は、図1A図1B、又は図9図10に示す構成要素によって、任意選択的に実施される。例えば、受信動作702、上げる動作704、及び上げるのを取り止める動作706は、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベント処理部190によって、任意選択的に実行される。更に、受信動作802、調整動作804、終わらせる動作806、調整を取り止める動作808、維持動作810、調整継続動作812は、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって任意選択的に実行される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と比較して、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触が、ユーザインタフェース上のアフォーダンスのアクティブ化などの、既定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。対応する既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、アップデーター176又はオブジェクトアップデーター177を、任意選択的に利用又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者には、他の処理が、図1A~1Bで示した構成要素に基づいてどのように実行され得るのか明らかであろう。
【0252】
ここで図11A図11Qを見ると、図12A図12Cに記述するプロセスを含む後述する様々な実施形態に係る、以降「静音モード」と呼ぶ電子デバイスにおけるシアターモード機能に対応する、例示的なユーザインタフェースが示されている。静音モード設定では、静音モードがオンであるとき、デバイスは、ディスプレイをオンにする手首ジェスチャを無視するとともに、入来するアラートを無音にする。電子デバイスは、図5A及び図6A図6Jに関して上に示したものと類似の電子デバイスを含んでもよい。例えば、電子デバイス500は、図5Aに関して上述したように、タッチ感知ディスプレイスクリーン504と、回転可能入力機構506及び/又は押下可能ボタン508(例えば電源ボタン)などの、1つ以上のハードウェアボタンと、を含んでもよい。いくつかの場合、電子デバイス500は、回転可能入力機構506を含むスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであり、この機構506は、本明細書において互換的に、回転可能なクラウンと呼ばれる場合もある。
【0253】
図11Aでは、複数の選択可能なアフォーダンス1102、1104、1106、1108、1110、及び1112を含む制御パネル1100用のユーザインタフェースが表示されている。制御パネル1100は、ユーザによるディスプレイスクリーン504上の上向きスワイプ1114に応じて表示されてもよい。この例では、複数の選択可能なアフォーダンス1102、1104、1106、1108、1110、及び1112は、バッテリレベル又は電力パーセンテージアフォーダンス1102及び航空機モードに対応する航空機モードアフォーダンス1104を有する第1の列と、通知用のサイレントモードに対応するサイレントモードアフォーダンス1106及び通知用のスリープモードに対応するスリープモードアフォーダンス1108を有する第2の列と、上述した静音モードに対応する静音モードアフォーダンス1110及び電子デバイス500におけるロックモードに対応するロックアフォーダンス1112を有する第3の列と、を含む。制御パネル1100に表示されるアフォーダンスの各々により、アフォーダンス上のタッチジェスチャ(例えば、タップ)によってそのアフォーダンスに対応する設定をユーザがオン及び/若しくはオフにすることが可能になり、かつ/又は、デバイスに関連する情報(例えば、バッテリレベルパーセンテージ)が提供される。制御パネル1100は接続状態1116を更に含み、これは、電子デバイス500が、電話機、タブレット、又はラップトップなどの1つ以上の外部デバイスと通信中であるかどうか(例えば、blue tooth、WiFi、又は他のワイヤレス接続)を示す。
【0254】
いくつかの場合、制御パネル1100は、ホームスクリーン、例えば現在の日付及び/又は時刻を示すユーザインタフェース上の、上向きスワイプ1114の移動に応じて表示される、及び/又はこの移動に伴って明瞭化される。例えば、制御パネル1100は、スワイプジェスチャ1114がスクリーン504の底部から頂部まで移動するにつれて、ディスプレイスクリーン504の底部からディスプレイスクリーン504の頂部に向かって上向きに引かれてホームスクリーンを漸進的に覆うように表示される。反対方向へのスワイプジェスチャ(例えば、下向きのスワイプジェスチャ)によって、制御パネル1100がこれが隠れている場所であるディスプレイスクリーン504の底部に引き戻され、この間にホームスクリーンが次第に現れてくる。いくつかの場合、制御パネル1100は、ディスプレイスクリーン504を横切るスワイプジェスチャで垂直又は水平にスクロールすることによって、又は回転可能入力機構506における回転を介して垂直にスクロールすることによって見えるようになる、追加のアフォーダンス又は情報を含む。
【0255】
図11A及び図11Bでは、ユーザは、以下で更に記述するような静音モードを利用するために、静音モードアフォーダンス1110(例えば、ポップコーンのグリフによって表されるソフトボタン)上でタップを行ってもよい。静音モードを利用することにより、サイレントモードと呼ばれる別個のデバイス設定が自動的にアクティブ化され、この場合、電子デバイス500が受信するアラート(例えば、テキストメッセージ、電話コール、電子メール、新しい更新、デバイス500上のアプリケーションからの通知、等)によって、電子デバイス500がそのアラートに対応する可聴出力(及び/又は視覚出力)を発することはない。いくつかの場合、デバイス500における静音モード及び/又はサイレントモード設定の変更は、接続状態1116が示すようなデバイス500に接続された1つ以上の外部デバイスにおいても、やはり自動的に実施される。図11Bに示すように、静音モードのアクティブ化により、静音モードアフォーダンス1110a及びサイレントモードアフォーダンス1106aの外観が更新される。例えば、これら2つのアフォーダンス1110a、1106bの外観は、静音モード及びサイレントモードがアクティブであることを示すためにハイライトされて更新され、一方、選択されていないアフォーダンス1102、1104、1108、及び1112は、現在アクティブではないか又は選択されておらず、したがってハイライトされない。
【0256】
静音モードに対するユーザ要求を受信すること、例えば、図11Aにおいてユーザが静音モードアフォーダンス1110を選択することに応じて、デバイスは、図11Cに示すような指示画面1118(例えば、確認画面)を表示する。指示画面1118は、静音モード確認アフォーダンス1120(例えば、「シアターモード」アフォーダンス又はソフトボタン)と、取り消しアフォーダンス1122と、指示1124と、を含んでもよく、これら指示1124は、静音モードのアクティブ化がサイレントモードのアクティブ化を含むこと、デバイス500における静音モードのアクティブ化が接続された他の外部デバイス上の静音モードにも関与すること、静音モード中に実施される機能の説明、静音モード中にディスプレイスクリーンをアクティブ化する方法、及び/又は静音モードに入った後でそれをオフにする方法を示す。いくつかの場合、静音モードのアクティブ化のための各ユーザ要求に応じて、指示画面1118が表示される。例えば、ディスプレイスクリーン504は、制御パネル1100の表示から指示画面1118の表示へと遷移する。指示画面1118において、取り消しアフォーダンス1122上のユーザ入力を検出することに応じて、デバイス500は、静音モードのアクティブ化を取り止め、制御パネル1100の表示又はホームスクリーンの表示に戻る。静音モードのアクティブ化によりサイレントモードが自動的にアクティブ化されるが、一方で、いくつかの場合には、ユーザは、静音モードアフォーダンス1110aがハイライトされたままである間にサイレントモードアフォーダンス1106aをハイライトする(例えば、上でタップする)ことによって、静音モードをアクティブ化した後でサイレントモードを選択的にアクティブ化することができることが、更に企図されている。その場合、静音モードである間にデバイス500で受信される通知は、通常の通知動作の場合のようにアラートが受信されるときにデバイス500に可聴出力を発させる及び/又は通知を表示させるが、一方で、静音モードがアクティブであるので、手首ジェスチャがディスプレイスクリーン504をアクティブ化することはない。上記したように、制御パネル1100においてユーザが入力するそのような設定は、接続されている外部デバイスに引き継がせることができるか、又はそうでなければそこで自動的に実施させることができる。
【0257】
いくつかの場合、静音モード確認アフォーダンス1120上のユーザ入力を検出することに応じて、デバイス500は静音モードをアクティブ化してこれに入り、この場合、通常はディスプレイスクリーン504をオフ状態からオンにする手首ジェスチャなどのユーザ入力は、この時点では無視され、ディスプレイスクリーン504をアクティブ化する又はオンにすることはない。例えば、デバイスの加速度計500によって手首ジェスチャが引き続き検出されるが、ディスプレイスクリーン504をアクティブ化する又はオンにするために登録されなくてもよい。更に、同時の自動的なサイレントモードのアクティブ化により、デバイス500は、静音モードがアクティブである間に受信されたアラート(例えば、テキストメッセージ、電話コール、電子メーメール、新しい更新、デバイス500上のアプリケーションからの通知、等)に対応する可聴通知の出力を取り止める。
【0258】
デバイス500が静音モードにある間は、ディスプレイ504が(例えば、以下で検討するような物理的入力によって)アクティブ化されるとき、ホームスクリーン1128a上に静音モードアイコン1126が表示されて、静音モードがアクティブであることを示す。例えば、図11Dに示すように、静音モードアイコン1126はポップコーンのグリフであり、ホームスクリーン1128a上で現在の時刻(例えば10:09)の上方に表示され、このホームスクリーン1128aは、デバイス500におけるアプリケーションに関する他の状態、情報、及び/又は通知を示す他のアイコン、例えばチェックマーク1130及び現在の温度1132を更に含む。静音モードアイコン1126として、観衆のグリフ又は映画チケットのグリフなどの他のグリフを使用することができる。更に、静音モードアイコン1126を、他のアイコン1130、1132に隣接させて、ディスプレイスクリーン504の隅角又はディスプレイスクリーン504の底部な、どディスプレイスクリーン504上の他の位置に表示することができる。実際には、静音モードアイコン1126を表示することにより、デバイス500が現在手首ジェスチャを無視しておりかつ入来する通知に対して無音であることをユーザに知らせるという、技術上の利益が得られ、このことにより、特別な設定で動作しているのでデバイスが動作不良を起こしているとユーザが考えることを無くすことができる。手首の回転又は手首の持ち上げなどの手首の動きに応じてディスプレイスクリーン504をアクティブ化することをユーザが望まない状況において、ユーザが静音モード機能を実施できることが企図されている。そのような状況は、ユーザが迷惑をかけたり望まない注目を集めたりしたくない、映画館などの照明の暗い環境において生じ得る。本明細書に記述する本システム及び方法は、ディスプレイスクリーン504上のホームスクリーン(例えば、ホームスクリーン1128)からの、静音モードのオン及びオフへの迅速かつ容易なアクセスを提供する。静音モード機能はまた、他の制御パネル、例えばデバイス500上の又は外部接続されたデバイスの一般設定パネルなどを介して、アクティブ化又は非アクティブ化されてもよいことが留意される。更に、完全静音モードがアクティブであるかどうか(例えば、デバイスは手首ジェスチャに対しては静音であり、アラートに関する通知を表示若しくは可聴で出力することに対しては無音である)、又は、「部分的」静音モードがアクティブであるかどうか(例えば、ユーザはサイレントモード機能の選択を解除して、手首ジェスチャのみが無視され、通知は依然として発されて/出力されて表示されるようにする)を示すために、静音モードアイコン1126が異なる色で表示されてもよいことが留意される。他の場合には、静音モードがアクティブである間にサイレントモードをオフにするユーザ選択により、同時に静音モードがオフにされる。また更に、静音モードは、所定の時間期間の間及び/又はデバイス500の地理的位置に基づいて、アクティブとして設定することができ、所定の時間期間の経過後に及び/又はデバイス500の地理的位置が指定された「静音モード」位置から変化した後で、自動的にオフになって通常の動作モードに戻ることができる。
【0259】
ここで図11Eに目を見ると、静音モードをアクティブ化し、これに入り、これを非アクティブ化するための、例示のユーザインタフェースのフローが示されている。最初に、デバイス504 は、ディスプレイスクリーン504がアクティブであるときにホームスクリーン1128を表示する。ホームスクリーン1128が示されている間のディスプレイスクリーン504上の上向きスワイプジェスチャ1114aに応じて、制御パネル1100はディスプレイスクリーン504を横切って上向きに引かれる。静音モード機能をアクティブ化するユーザ要求は、静音モードアフォーダンス上のタップ1134又は他のタッチ入力1110に応じて登録される。静音モードをアクティブ化するユーザ要求1134に応じて、制御パネル1100の代わりに指示画面1118が表示される。上で検討したように、指示画面1118は、静音モードを取り止めるための取り消しアフォーダンス1122及び静音モードに入るための確認アフォーダンス1120に加えて、静音モード機能に入りこれを使用するための指示(例えば、静音モード中にディスプレイスクリーンをオンにする方法、静音モードを終了する方法、サイレントモードが静音モードとともに自動的にアクティブ化される、など)を提供する。図11Eでは、静音モードに入るための確認アフォーダンス1120上のユーザ入力に応じて、指示画面1118が表示から除去され、制御パネル1100が表示のために再開され、このとき静音モードアフォーダンス1110a及びサイレントモードアフォーダンス1106aは、これらのモードがオンになっておりアクティブであることを示すために、ハイライトされて示されている。いくつかの場合、デバイス500は、静音モード及び/又はサイレントモードに入ったときに、デバイス500が静音モードの動作に入ったことをユーザに更に確認するものとして、振動を発してもよい。
【0260】
図11Eに更に示すように、制御パネル1100上での下向きのスワイプジェスチャ1136に応じて、制御パネル1100は表示から除去され、ホームスクリーン1128aが表示される。デバイスが静音モードにある間、ホームスクリーン1128aは、チェックマークアイコン1130及び温度アイコン1132などの任意の他のアイコンとともに、静音モードアイコン1126を含むか、又はそうでなければ表示する。いくつかの例では、確認アフォーダンス1120上で静音モードに入るためのユーザ入力を受信した後で、デバイス500は静音モードに入り、指示画面1118を表示から除去し、ハイライトされたアフォーダンス1106a、1110aを有する制御パネル1100の表示ではなく、静音モードアフォーダンス1126を有するホームスクリーン1128aの表示に直接ジャンプする。
【0261】
静音モードを非アクティブ化するユーザ要求に応じて、静音モードを随時オフにすること、又はそれ以外で非アクティブ化することができる。例えば、図11Eに更に示すように、静音モードアイコン1126を有するホームスクリーン1128a上の上向きスワイプジェスチャ1114bにより、制御パネル1100が引き上げられて表示される。ハイライトされた静音モードアフォーダンス1110a上のユーザタップ1134a又は他のタッチ入力に応じて、デバイスは、静音モードアフォーダンス1106及びサイレントモードアフォーダンス1110の両方のハイライトを除去し、静音モード及びサイレントモードの両方を終了する、終わらせる、又はそれ以外でオフにする。静音モードが(及びしたがって、サイレントモードも)オフになると、静音モードアイコン1126は、ホームスクリーン1128の最終的な表示から除去される。ユーザがサイレントモードアフォーダンス1106を選択することによって、静音モードとは無関係にサイレントモードがオンにされてもよいこと、及び、サイレントモードがアクティブであることを示すために、ホームスクリーン1128に対応するサイレントモードアイコン(図示せず)を表示してもよいことが留意される。ホームスクリーン1128、1128aは現在の時刻を有して示されているが、複数のアプリケーションに対応する複数のアフォーダンスを有するユーザインタフェース、又は特定のアプリケーションのユーザインタフェースなどの、他のホームスクリーンが企図され得ることが、更に留意される。
【0262】
ここで図11Fを見ると、指示画面1118からの、静音モードに入るのを取り止めるための又はそれ以外で入るのを取り消すための、例示のユーザインタフェースのフローが示されている。ディスプレイスクリーン504におけるホームスクリーン1128上の上向きスワイプ1114cに応じて、制御パネル1100が表示される。静音モード機能をアクティブ化するユーザ要求は、制御パネル1100における静音モードアフォーダンス1100上の、タップ1134b又は他のタッチ入力に応じて登録される。静音モードをアクティブ化するユーザ要求1134bに応じて、制御パネル1100は表示から除去されるか、又はそうでなければ指示画面1118の表示と入れ替えられる。指示画面1118は、確認アフォーダンス1120を選択することによって静音モードに入るための、又は、取り消しアフォーダンス1122を選択することによって静音モードに入るのを取り止めるための、指示及び選択肢を提供する。図11Fに示すように、取り消しアフォーダンス1122にタップする又はそれ以外で触れることによる、これ以上静音モードに入るのを取り止めるユーザ要求に応じて、デバイスは、静音モードアフォーダンス1110及びサイレントモードアフォーダンス1106を有する制御パネル1100の表示を、これらの元のハイライトされていない外観で再開する。制御パネル1100上の下向きのスワイプジェスチャ1136aに応じて、ホームスクリーン1128が元々提示されていたように再表示されるが、静音モードはアクティブではないので、少なくとも図11Eに示すような静音モードアイコン1126は存在しない。いくつかの例では、ユーザが取り消しアフォーダンス1122を選択することに応じて、デバイス500は、制御パネル1100の再表示をスキップし、ホームスクリーン1128の再表示に直接進む。
【0263】
図11G図11Qに示すように、静音モードがアクティブであるとき、ディスプレイスクリーン504は、タッチ感知ディスプレイスクリーン504上で受信されたタッチ入力、押し下げ、及び/又はデバイス500におけるハードウェアの回転を含む物理的入力などの、特定のユーザ入力にのみ応じて、オフ状態又は非アクティブ状態からアクティブ化される。例えば、デバイス500は、通常であればディスプレイスクリーンをアクティブ化すると考えられる、その加速度計(例えば、図1Aの加速度計168)が検出するジェスチャ(例えば、手首のフリック、手首の動き)、例えば、デバイスがウェアラブルスマートウォッチであるときの、通常動作時であればスクリーン504をオフ状態又は非アクティブ状態からアクティブ化すると考えられる、手首の回転を無視する。例えば、図11Gに示すように、静音モードが非アクティブである場合には、ディスプレイスクリーンが非アクティブ状態1140であるデバイス500の加速度計によって検出される手首ジェスチャ1138により、ディスプレイスクリーン504のアクティブ化及びホームスクリーン1128の表示がもたらされる。他方で、図11Hに示すように、静音モードがアクティブである場合には、手首の回転若しくは手首の持ち上げなどの手首ジェスチャ1138a、又はデバイスの加速度計によって検出される、静音モードがオフであるときに通常であればディスプレイスクリーン504をアクティブ化すると考えられる他のユーザ入力に応じて、デバイス504 は、ディスプレイスクリーン504のアクティブ化を取り止めることによって、ディスプレイスクリーン504の非アクティブ状態1140を維持する。
【0264】
図11I図11Kを見ると、静音モードがアクティブである間にデバイス500においてアラートが受信されるとき、デバイス500は、入来するアラートに対応する通知の可聴出力又は視覚出力を発しない。ただし、ユーザにアラートするために、振動出力又はそれ以外の触知出力などの、他の知覚可能な出力が発されてもよい。例えば、図11Iに示すように、静音モードが非アクティブでありかつディスプレイスクリーン504が非アクティブ状態1140である場合、デバイス500は、ユーザにアラートを通知するための振動出力1142及び/又は可聴出力1144を発する。手首ジェスチャ1138b、又は加速度計によってディスプレイスクリーン504をアクティブ化する要求として登録された他の動きを受信することに応じて、デバイスは、ディスプレイスクリーン504をアクティブ化し、受信されたアラートに対応する視覚的通知を表示する。この場合、視覚的通知は、アプリケーション型の指示1148(例えば、テキストメッセージアイコン)、及びアラートと関連付けられた情報1150、例えば、情報の第1の部分又はアラートの発信元名(例えば、テキストメッセージの送信者はJason Jonesという名前の連絡先である)を含む。
【0265】
いくつかの例では、アラートの受信後の又は振動出力1142及び/若しくは可聴出力1144を発した後の所定の時間間隔内に手首ジェスチャ1138bが検出されるとき、入来するアラートに関する視覚的通知1146が表示される。例えば、図11Jに示すように、ディスプレイスクリーン504が非アクティブ状態1140にありかつ静音モードがオフである場合には、振動出力1142a及び/又は可聴出力1144aが発された後に所定の時間間隔が経過した後で、手首ジェスチャ1138cが受信される。その場合、手首ジェスチャ1138cを検出することに応じて、デバイスはディスプレイスクリーン504をアクティブ化し、現在の時刻及び未読通知(単数又は複数)アイコン又はインジケータ1152(例えば、円若しくは点)を示す、ホームスクリーン1128bを表示する。
【0266】
図11Kは、静音モードがアクティブである間に、入来するアラート及び手首ジェスチャに応じてデバイス500が可聴出力又は視覚出力を出力することがないことを示しているが、その理由は、ディスプレイスクリーン504に関してサイレントモード及び静音モードの両方がオンであるからである。例えば、最初は、ディスプレイスクリーン504はオフであるか、又はそれ以外で非アクティブ状態1140にある。静音モードはサイレントモードのアクティブ化を含むので、デバイス500は、可聴出力が無音化されているか又はそれ以外で発されていない間にアラートを受信することに応じて、振動出力1142bを発する。その後、デバイス500は、加速度計において、通常はディスプレイスクリーン504のアクティブ化をもたらす、手首ジェスチャ1138d又は他の入力を検出する。しかしながら、アクティブな静音モードのために、手首ジェスチャ1138dはデバイス500によって無視され、ディスプレイスクリーン504は非アクティブ状態1140のままとなる。
【0267】
図11I図11Kにおいて上で示した静音モードの例は、バリエーションを含み得ることが留意される。例えば、静音モード中にアラートに対応する振動出力を発することができる一方で、いくつかの例では、静音モードがアクティブであるときは、知覚可能な出力(例えば、可聴の、視覚的な、振動など触知の)は全く発されない。別の例では、デバイスが静音モードにありかつアラートに対応する振動出力が発されている間に、デバイス500が静音モードにある間に振動出力の後の直接のある時間間隔内で手首ジェスチャが受信される場合、デバイス500は、その直接の時間間隔中に手首ジェスチャを無視するのを直ちに取り止め、ディスプレイスクリーン504をオンにして、アラートに対応する視覚的通知を表示し、この間デバイス500は静音モードに維持される。
【0268】
図11L図11Qは、様々なユーザ入力、例えば、加速度計デバイス500の加速度計で検出される手首ジェスチャではない物理的入力を示し、これらは、静音モードがアクティブである間に、ディスプレイスクリーン504をアクティブ化するか又はそれ以外でディスプレイスクリーン504をオフ状態からオンにする。以下に示すように、物理的入力は、デバイスの表面上で受信した入力、例えば、タッチ感知ディスプレイスクリーン、ハウジング上のタッチ入力(例えば、タップ若しくは力による押下)、電源ボタンなどのボタンの押下、及び/又はデバイス500の回転可能入力機構の回転を含むことができる。ディスプレイスクリーン504をアクティブ化することは、ディスプレイスクリーン504の輝度レベルを所定/最高輝度レベルまで上げることによって、ディスプレイスクリーン504をオンにすることを含むことができる。いくつかの例では、物理的入力により、静音モードがアクティブであるかそれとも非アクティブであるかに関わらず、ディスプレイスクリーン504が非アクティブ状態1140からアクティブ化される。
【0269】
例えば、図11Lに示すように、デバイス500は静音モードにあり(例えば、静音モードがアクティブであり)、ディスプレイスクリーン504は最初は非アクティブ状態1140にある。デバイス500の表面上のタッチ入力、例えばタッチ感知ディスプレイスクリーン504上のタップジェスチャ1154を検出することに応じて、デバイス500は、ディスプレイスクリーン504をオンにすること、及び、現在の時刻と静音モードがアクティブであることを示す静音モードアイコン1126とを含むホームスクリーン1128cに対応するユーザインタフェースを表示することによって、ディスプレイスクリーン504をアクティブ化する。ホームスクリーン1128c上に、他のアイコン、例えば、チェックマークアイコン1130、温度アイコン1132、及びデバイス500において未読のアラートが存在することを示す未読通知アイコン1152を、表示することができる。静音モードがオフであるか又は非アクティブであるときに、ジェスチャ1154と同様のタップジェスチャによってディスプレイスクリーン504を同様の方式でアクティブ化することが企図されており、この場合、ディスプレイスクリーン504のアクティブ化は、静音モードが非アクティブであるときに静音モードアイコン1126を表示することを含まないことになる。
【0270】
図11Mで示すように、デバイス500は静音モードで動作中であり、ディスプレイスクリーン504は最初は非アクティブ状態1140である。デバイス500はアラートを受信し、振動出力1142cを発することによってユーザに通知を行う。サイレントモード及び静音モードの自動アクティブ化に従って、可聴出力が無音化される。振動出力1142cを発した後の所定の時間間隔内で、ディスプレイスクリーン504上でタップジェスチャ1154aなどのユーザ入力が検出されるとき、ディスプレイスクリーン504は、視覚的通知1146をアクティブ化し表示する。いくつかの場合、視覚的通知1146を事前に設定された時間期間の間表示した後で、デバイス500は、例えばアプリケーション型アイコン1148と関連付けられたアプリケーションをアクティブ化すること、及びアラートと関連付けられた更なる情報を表示すること(例えば、Jason Jonesからのメッセージを表示すること)によって、通知の第2の部分を表示させるように、ディスプレイスクリーン504を自動的に遷移させる。更に、図11Nに示すようないくつかの場合には、振動出力1142dを発した後の所定の時間間隔の経過後に、非アクティブなディスプレイスクリーン504上でタップジェスチャ1154bが検出されるとき、ディスプレイスクリーン504は、未読通知インジケータ1152及び静音モードアイコン1126を含むホームスクリーン1128cを、アクティブ化し表示する。
【0271】
ここで図11O図11Pを見ると、いくつかの例では、電子デバイス500は、回転可能入力機構506及び/又は押下可能ボタン508(例えば、電源オン/オフボタン)などのハードウェアボタンを含み、物理的入力は、ハードウェアボタンのユーザによる押下又はそれ以外の押し下げを含み、このことにより、デバイス500が静音モードにあるかないかに関わらず、ディスプレイスクリーン504がアクティブ化される。例えば、図11Oは、ディスプレイスクリーン504が非アクティブ状態1140にありかつ静音モードがオンである間の回転可能入力機構506の押下1156に応じて、ディスプレイスクリーン504がアクティブ化され、ホームスクリーン1128cを表示することを示す。デバイス500は静音モードにあるので、ホームスクリーン1128cは静音モードアイコン1126を含む。同様に、図11Pは、ディスプレイスクリーン504が非アクティブ状態にありかつ静音モードがオンである間の押下可能ボタン508の押下1156aに応じて、ディスプレイスクリーン504がアクティブ化され、ホームスクリーン1128cを表示することを示す。いずれかのハードウェアボタンの押下に応じて、デバイス500が静音モードにあるかそれとも静音モードで動作していないかに関わらず、ディスプレイスクリーン504が最高レベル又はそれ以外の所定の輝度レベルまでオンにされることが、企図されている。
【0272】
ここで図11Qを見ると、電子デバイス500は回転可能入力機構506を含み、物理的入力は、静音モード動作中にディスプレイスクリーン504を漸進的にオンにする、回転可能入力機構506の回転1158を含む。例えば、図6A図6Jに関して上述した様々な実施形態において検討したように、デバイス500は、ディスプレイスクリーン504の輝度レベルを、回転可能入力機構504における回転の回転速度に従って変動するレートで所定の(例えば最高)輝度レベルへと上げることによって、ディスプレイスクリーン504をアクティブ化する。
【0273】
図11Qに示すように、デバイス500は最初は非アクティブ状態1140にあり、フェードインによりホームスクリーン1128dを表示させてホームスクリーン1128cの最高輝度レベルに至らせることで、ディスプレイスクリーン504を漸進的にオンにするが、このとき、フェードインのレートは、ユーザによる回転可能なクラウン506の回転1158及び1158aの回転速さに従って変動する。ホームスクリーン1128cにおいて示されるような最高輝度レベルにおいて、デバイス500は、ホームスクリーン1128cを漸進的にオフにするか、又はそうでなければ、回転可能入力機構506おいて検出された回転1158bに対応するレートで、減光されたホームスクリーン1128dへとフェードアウトさせることができる。ホームスクリーン1128dが薄くなる間の更なる回転1158cにより、ディスプレイスクリーン504はアルファブレンディングを介して暗いディスプレイへと漸進的に暗くなり続け、この暗いディスプレイにおいて、ディスプレイスクリーン504は非アクティブ状態1140に入る。図6A図6Jに関して上述したように、ビューのフェードイン及びフェードアウトのための回転は、反対の回転方向によって定義される。いくつかの例では、表示されたホームスクリーン1128cにおいて到達される輝度レベルは、輝度レベルを最低輝度レベル(例えば、表示オフ状態)へと下げる前の最高輝度レベルよりも低い。更に、いくつかの例では、デバイス500は、更なるユーザ入力が受信されずに所定の時間間隔が経過した後で、自動的にオフになるか又はそうでなければ非アクティブ状態1140に入る。
【0274】
図11Qに更に示すように、不完全に明るいホームスクリーン1128d及び完全に明るいホームスクリーン1128cは、同様に薄くなったユーザインタフェース要素を含み、これには、薄くなった静音モードアイコン1126a、薄くなった未読通知アイコン1152a、薄くなったチェックマークアイコン11530a 、薄くなった温度アイコン1132a、及び薄くなった現在の時刻が含まれる。図6A図6Jに関して上述したように、各ユーザインタフェース要素は異なるレートで濃淡を変える(fade)ことができ、例えば、時刻はアイコン若しくは指示よりも迅速にフェードインし、又は、時刻は他のアイコン若しくは指示よりも長く留まりよりゆっくりとフェードアウトするようになっている。図11Qは、デバイス500が静音モードにあるときにディスプレイスクリーン504をアクティブ化することを示しているが、図6A図6Jにおいて上述したように、静音モードがオフである間に、回転可能入力機構506における回転によってもディスプレイスクリーン504をアクティブ化できることが留意される。
【0275】
図11Eに戻ると、上述したように、静音モードのオンとオフを、制御パネル1100を介してユーザがいつでも切り替えることができる。静音モードがアクティブであるとき、制御パネル1100は、静音モード及びサイレントモードがアクティブであることを示すように静音モードアフォーダンス1110a及びサイレントモードアフォーダンス1106aがハイライトされた状態で表示される。静音モードアフォーダンス1110a上のユーザ入力に応じて、デバイス500は静音モードを終了し(及びしたがって、サイレントモードも終了し)、これらのモードがオフ又は非アクティブであることを示すために、アフォーダンス1110、1106のハイライトを除去する。制御パネル1100は、ホームスクリーン1128を再開するために、制御パネル1100上の下向きのスワイプ1136によって、ディスプレイから除去される。
【0276】
図12A図12Cは、図11A図11Qに関して上で検討したようないくつかの実施形態に係る静音モードのための方法を示すフロー図である。方法1200は、ディスプレイスクリーン、並びに、回転可能入力機構及び/又は押下可能ボタンなどのハードウェアボタンを有するデバイス(例えば、100、300、500)で実行される。方法1200のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。更に、図7及び図8において上述した動作及び図12A図12Cにおいて後述する動作は、任意選択的に、組合わせる及び/又は入れ替えることができる。
【0277】
図12A図12Cの方法1200において示すように、デバイスは、(1202)任意選択的に、電子デバイスにおいて、ユーザ入力(例えば、図11Gの手首ジェスチャ1138、図11Hの手首ジェスチャ1138a、図11Iの手首ジェスチャ1138b、図11Jの手首ジェスチャ1138c、図11Kの手首ジェスチャ1138d)を受信することができ、ユーザ入力は加速度計(例えば、図1Aの加速度計168)によって登録される。図12Cの方法1200において示すように、デバイスは、(1204)任意選択的に、静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持することができる(例えば、図11Hの非アクティブ状態1140)。デバイスは、(1206)任意選択的に、静音モードが非アクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ユーザ入力(例えば、図11Gの手首ジェスチャ1138)に応じて、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態からアクティブ化する(例えば、ディスプレイスクリーン504をアクティブ化して、図11Gのホームスクリーン1128を表示する)。デバイスは、(1208)任意選択的に、電子デバイスにおいてアラートを受信することができる(例えば、図11I図11K)。デバイスは、(1210)任意選択的に、静音モードがアクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って(例えば、図11K)、アラートに対応する可聴通知の出力を取り止めることができる。デバイスは、(1212)任意選択的に、静音モードが非アクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、可聴通知(例えば、図11Iの可聴出力1114、図11Jの可聴出力1114a)を出力することができる。
【0278】
図12Aの方法1200に示すように、デバイスは、(1214)任意選択的に、静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信され、かつ、ユーザ入力が電子デバイスの表面(例えば、図11L図11Nのディスプレイスクリーン504、図11O及び図11Qの回転可能入力機構506、図11Pの押下可能ボタン508)上の物理的入力(例えば、図11Lのタップ入力1154、図11Mのタップ入力1154a、図11Nのタップ入力1154b、図11Oの押下1156、図11Pの押下1156a、図11Qの回転1158)である、との判定に従って、ユーザ入力に応じて、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態からアクティブ化する(例えば、図11L図11Q)。
【0279】
デバイスにおいて(1216)、物理的入力は任意選択的に、ディスプレイスクリーン上のタッチ入力を含むことができ、ディスプレイスクリーンをアクティブ化することは任意選択的に、ディスプレイスクリーンをオンにすることを含むことができる(例えば、図11Lのタップ入力1154、図11Mのタップ入力1154a、図11Nのタップ入力1154b)。
【0280】
デバイスは、(1218)任意選択的にハードウェアボタンを含むことができ、物理的入力は任意選択的にハードウェアボタンの押下を含むことができ、更に、ディスプレイスクリーンをアクティブ化することは、ディスプレイスクリーンをオンにすることを含む(例えば、図11Oの押下1156、図11Pの押下1156a)。
【0281】
デバイスは、(1220)任意選択的に回転可能入力機構を含むことができ、物理的入力は任意選択的に回転可能入力機構の回転を含むことができる(例えば、図11Qの回転可能入力機構506の回転1158)。
【0282】
デバイスは、(1222)任意選択的に、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを回転可能入力機構における回転の回転速度に従って変動するレートで所定の輝度レベルへと上げることによって、ディスプレイスクリーンをアクティブ化することができる(例えば、図11Qの回転可能入力機構506の回転1158及び1158a)。
【0283】
デバイスは、(1224)任意選択的に、静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、静音モードをアクティブとして維持することができる(例えば、図11H図11K、及び図11L図11Q)。
【0284】
図12Bに続いている方法1200において示すように、デバイスは、(1226)任意選択的に、静音モードを非アクティブ状態からアクティブ化するユーザ要求(例えば、図11Eのタップ1134、図11Fのタップ1134b)を受信することができ、静音モードをアクティブ化することは、電子デバイスにおいてサイレントモードをアクティブ化すること(例えば、図11B及び図11Eのアクティブ化されたサイレントモードアフォーダンス1106a)を更に含む。
【0285】
デバイスにおいて(1228)、ユーザ要求は任意選択的に、ディスプレイスクリーン上に表示された制御パネル(例えば、図11E及び図11Fの制御パネル1100)の静音モードアフォーダンス(例えば、図11E及び図11Fの静音モードアフォーダンス1110)上のタッチ入力(例えば、図11Eのタップ1134、図11Fのタップ1134b)を含むことができる。
【0286】
デバイスは、(1230)任意選択的に、ディスプレイスクリーン上の制御パネル上に表示された静音モードアフォーダンス上のタッチ入力に応じて、静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスの表示をハイライトすること(例えば、図11B及び図11Eのハイライトされた静音モードアフォーダンス1110a及びサイレントモードアフォーダンス1106a)を含むことができる。
【0287】
デバイスは、(1232)任意選択的に、ハイライトされた静音モードアフォーダンス上の第2のタッチ入力(例えば、図11Eのハイライトされた静音モードアフォーダンス1110a上のタップ1134a)を含む、静音モードを非アクティブ化する第2のユーザ要求を受信すること、並びに第2のユーザ要求に応じて、静音モード及びサイレントモードをアクティブ状態から非アクティブ状態へと非アクティブ化し、表示された静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスのハイライトを除去すること(例えば、図11Eのハイライトを外された静音モードアフォーダンス1110及びサイレントモードアフォーダンス1106)ができる。
【0288】
デバイスは、(1234)任意選択的に、静音モードをアクティブ化するユーザ要求に応じて、指示(例えば、図11E及び図11Fの指示1124)を有する指示画面(例えば、図11E及び図11Fの指示画面1118)、確認アフォーダンス(例えば、図11E及び図11Fの確認アフォーダンス1120)、並びに取り消しアフォーダンス(例えば、図11E及び図11Fの取り消しアフォーダンス1122)を表示することと、確認アフォーダンスが選択されているとの判定に従って、指示画面の表示を除去し、静音モードをアクティブ化すること(例えば、図11E)、並びに、取り消しアフォーダンスが選択されているとの判定に従って、指示画面の表示を除去し、静音モードのアクティブ化を取り止めること(例えば、図11F)ができる。
【0289】
図12Cに続いている方法1200において示すように、デバイスは、(1236)任意選択的に、静音モードがアクティブであることを示す静音モードアイコン(例えば、図11D図11E図11L図11Qの静音モードアイコン1126)を有するユーザインタフェースを表示することによって、ディスプレイスクリーンをアクティブ化することができる。
【0290】
デバイスにおいて(1238)、ユーザ入力及びアラートは任意選択的に、電子デバイスが同時に受信することはできない(例えば、図11H図11Q)。
【0291】
方法1200に関して上述したプロセス(例えば、図12A図12C)の詳細はまた、図7及び図8で上述した方法にも類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1200は、方法700及び方法800を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えば、方法1200は、デバイス(704)が回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を任意選択的に受信できることを含むことができ、かつ/又は、方法1200は、デバイス(802)が回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を任意選択的に受信できることを含むことができる。簡潔にするために、これらの詳細は繰り返されていない。
【0292】
いくつかの実施形態によれば、図13は、説明される様々な実施形態の原理に従って構成された電子デバイス1300の、例示的な機能ブロック図を示す。いくつかの実施形態によれば、電子デバイス1300の機能ブロックは、上述の技法を実行するように構成されている。デバイス1300の機能ブロックは、説明される様々な実施例の原理を実行するために、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せによって、任意選択的に実装される。図13で説明する機能ブロックが、説明される様々な実施例の原理を実施するために、任意選択的に、組み合わされ、又はサブブロックに分離されることが当業者に理解されよう。したがって、本明細書における説明は、本明細書で説明されている機能ブロックの任意の可能な組合せ若しくは分離、又は更なる定義を任意選択的にサポートする。
【0293】
図13に示すように、デバイス1300は、グラフィックユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイユニット1302と、任意選択的に、タッチ接触を受信するように構成されたタッチ感知面ユニット1304と、デバイス1300の動きを検出するように構成された加速度計ユニット1306と、ディスプレイスクリーンユニット1302、加速度計ユニット1306、並びに任意選択的にタッチ感知面ユニット1304、回転可能入力機構ユニット1308、及び/又は押下可能ボタンユニット1310に結合された、処理ユニット1312と、を含む。処理ユニット1312は表面ユニット1309に更に結合することができ、表面ユニット1309は、ディスプレイスクリーンユニット1302、タッチ感知面ユニット1304、ハードウェアボタンユニット1311、回転可能入力機構ユニット1308、及び/又は押下可能ボタンユニット1310を含むことができる。処理ユニット1312はハードウェアボタンユニット1311に更に結合することができ、ハードウェアボタンユニット1311は、回転可能入力機構ユニット1308及び/又は押下可能ボタンユニット1310を含むことができる。いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、受信ユニット1314と、維持ユニット1316と、アクティブ化ユニット1318と、出力ユニット1320と、調整ユニット1322と、静音モード設定ユニット1324と、表示ユニット1326と、判定ユニット1328と、を含む。
【0294】
処理ユニット1312は、電子デバイスにおいて加速度計ユニット1306によって登録されるユーザ入力を(例えば、受信ユニット1314を用いて)受信し、静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ディスプレイスクリーンユニット1302を(例えば、維持ユニット1316を用いて)非アクティブ状態に維持し、静音モードが非アクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ユーザ入力に応じて、ディスプレイスクリーンユニット1302を非アクティブ状態から(例えば、アクティブ化ユニット1318を用いて)アクティブ化し、電子デバイス1300においてアラートを(例えば、受信ユニット1314を用いて)受信し、静音モードがアクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、アラートに対応する可聴通知の(例えば、出力ユニット1320を用いた)出力を取り止め、静音モードが非アクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、可聴通知を(例えば、出力ユニット1320を用いて)出力するように、構成されている。
【0295】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されておりかつユーザ入力が電子デバイス1300の表面ユニット1309上の物理的入力であるとの判定に従って、ユーザ入力に応じて、ディスプレイスクリーンユニット1302を非アクティブ状態から(例えば、アクティブ化ユニット1318を用いて)アクティブ化するように、更に構成されている。
【0296】
いくつかの実施形態では、物理的入力はディスプレイスクリーンユニット1302上のタッチ入力を含み、ディスプレイスクリーンユニット1302を(例えば、アクティブ化ユニット1318を用いて)アクティブ化することは、ディスプレイスクリーンユニット1302をオンにすることを含む。
【0297】
いくつかの実施形態では、電子デバイス1300はハードウェアボタンユニット1311を含み、物理的入力はハードウェアボタンユニット1311の押下を含み、更に、ディスプレイスクリーンユニット1302を(例えば、アクティブ化ユニット1318を用いて)アクティブ化することは、ディスプレイスクリーンユニット1302をオンにすることを含む。
【0298】
いくつかの実施形態では、電子デバイス1300は回転可能入力機構ユニット1308を含み、物理的入力は回転可能入力機構ユニット1308の回転を含む。
【0299】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、ディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを回転可能入力機構ユニット1308における回転の回転速度に従って変動するレートで所定の輝度レベルへと(例えば、調整ユニット1322を用いて)上げることによって、ディスプレイスクリーンユニットを(例えば、アクティブ化ユニット1318を用いて)アクティブ化するように、更に構成されている。
【0300】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、静音モードをアクティブとして(例えば、維持ユニット1316を用いて)維持するように、更に構成されている。
【0301】
いくつかの実施形態では、ユーザ入力及びアラートは電子デバイス1300によって同時に(例えば、受信ユニット1314を用いて)受信されない。
【0302】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、静音モードを非アクティブ状態からアクティブ化するユーザ要求を(例えば、受信ユニット1314を用いて)受信するように構成された静音モード設定ユニットとして更に構成されており、この場合、静音モードを(例えば、静音モード設定ユニット1324を用いて)アクティブ化することは、電子デバイス1300においてサイレントモードをアクティブ化することを更に含む。
【0303】
いくつかの実施形態では、ユーザ要求は、ディスプレイスクリーンユニット上に(例えば、ディスプレイユニット1326を用いて)表示される制御パネルの、静音モードアフォーダンス上のタッチ入力を含む。
【0304】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、静音モードアフォーダンス上のタッチ入力に応じて、ディスプレイスクリーンユニット1302上の制御パネル上に(例えば、ディスプレイユニット1326を用いて)表示された静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスの表示を(例えば、ディスプレイユニット1326を用いて)ハイライトするように、更に構成されている。
【0305】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、ハイライトされた静音モードアフォーダンス上の第2のタッチ入力を含む、静音モードを非アクティブ化する第2のユーザ要求を(例えば、受信ユニット1314を用いて)受信し、第2のユーザ要求に応じて、静音モード及びサイレントモードをアクティブ状態から非アクティブ状態へと(例えば、静音モード設定ユニット1324を用いて)非アクティブ化し、表示された静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスのハイライトを(例えば、ディスプレイユニット1326を用いて)除去するように、更に構成されている。
【0306】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、静音モードをアクティブ化するユーザ要求に応じて、指示、確認アフォーダンス、及び取り消しアフォーダンスを有する指示画面を(例えば、ディスプレイユニット1326を用いて)表示し、確認アフォーダンスが選択されているとの判定に従って、指示画面の表示を(例えば、ディスプレイユニット1326を用いて)除去し、静音モードを(例えば、静音モード設定ユニット1324を用いて)アクティブ化し、取り消しアフォーダンスが選択されているとの判定に従って、指示画面の表示を(例えば、ディスプレイユニット1326を用いて)除去し、静音モードのアクティブ化を(例えば、静音モード設定ユニット1324を用いて)取り止めるように、更に構成されている。
【0307】
いくつかの実施形態では、ディスプレイスクリーンユニット1302を(例えば、アクティブ化ユニット1318を用いて)アクティブ化することは、静音モードがアクティブであることを示す静音モードアイコンを有するユーザインタフェースを(例えば、ディスプレイユニット1326を用いて)表示することを含む。
【0308】
いくつかの実施形態では、処理ユニット1312は、以下のいずれかを(例えば、判定ユニット1328を用いて)判定するように更に構成されている:静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されていること、静音モードが非アクティブである間にユーザ入力が受信されていること、静音モードがアクティブである間にアラートが受信されていること、静音モードが非アクティブである間にアラートが受信されていること、静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されておりかつユーザ入力が電子デバイス1300の表面ユニット1309上の物理的入力であること、静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されていること、確認アフォーダンスが選択されていること、及び/又は取り消しアフォーダンスが選択されていること。
【0309】
例示的な方法、非一時的コンピュータ可読記憶媒体、及び電子デバイスが、以下の項目1から108において説明される。
1.
回転可能入力機構とディスプレイスクリーンとを有する電子デバイスにおいて、
回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信することと、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げることと、
第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止めることと、
を含む、方法。
2.
第1の入力を受信することに応じて、輝度調整基準のセットが満たされているかどうかを判定する、
項目1に記載の方法。
3.
更に、
輝度調整基準のセットは、ディスプレイスクリーンが最初にオフであるときに満たされる基準を含む、項目1又は2に記載の方法。
4.
更に、
輝度調整基準のセットは、輝度調整モードがオンであるときに満たされる基準を含む、項目1から3のいずれかに記載の方法。
5.
第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、輝度レベルの調整以外の機能を実行すること
を更に含む、
項目1から4のいずれかに記載の方法。
6.
輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、輝度構成セッションに入る、
項目1から5のいずれかに記載の方法。
7.
輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、
輝度構成セッション中に第1の入力に基づく第1の回転方向をディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げる要求として定義することと、
輝度構成セッション中に第1の回転方向と反対の第2の回転方向を輝度レベルを下げる要求として定義することと、
を更に含む、項目6に記載の方法。
8.
第1の入力の受信後、
第1の回転方向と反対の第2の回転方向を有する第2の入力を受信することと、
第2の入力を受信することに応じて、輝度構成セッションを維持している間に輝度レベルを下げることと、
を更に含む、項目7に記載の方法。
9.
第1の入力の受信後に閾値時間期間が経過したとき、輝度構成セッションを終了することと、
輝度構成セッションの終了後、回転可能入力機構の第1の方向と反対の第3の方向の回転に対応する第3の入力を受信することと、
第3の入力が輝度調整基準のセットを満たすとの判定に従って、輝度レベルを上げ新しい輝度構成セッションに入ることと、
を更に含む、項目6から8のいずれかに記載の方法。
10.
新しい輝度構成セッションの間、第3の回転方向と反対の第4の回転方向の回転に対応する第4の入力を受信することと、
第4の入力を受信することに応じて、続く輝度構成セッションを維持している間に輝度レベルを下げることと、
を更に含む、項目9に記載の方法。
11.
更に、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げることは、輝度レベルを回転入力の回転速度に基づく可変レートで変化させることを含む、項目1から10のいずれかに記載の方法。
12.
ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースにマスキング層をアルファブレンディングすることによって輝度レベルを調整することを更に含み、マスキング層は、
輝度レベルを最高輝度レベルへと上げるために透明度が上がること、及び
輝度レベルを最低輝度レベルへと下げるために透明度が下がることが切り替わる、
項目1から11のいずれかに記載の方法。
13.
最高輝度レベルが満たされているとの判定に従って、アルファブレンディングを停止し、マスキング層を除去することを更に含む、項目12に記載の方法。
14.
回転可能入力機構における回転に対応する第5の入力を受信することと、
回転可能入力機構ユニットにおいて検出された第5の入力の回転速度が単位時間当たりの閾値回転速度を上回ると判定することと、
判定に従って、輝度レベルを所定の輝度レベルへと自動的に調整することと、
を更に含む、項目1から13のいずれかに記載の方法。
15.
第1の入力の受信後のある時間期間内で、ディスプレイスクリーンが所定の輝度レベルよりも低い輝度レベルにある間に、ディスプレイスクリーン上のタッチジェスチャを検出することと、
タッチジェスチャを検出することに応じて、輝度レベルを所定の輝度レベルへと自動的に調整することと、
を更に含む、項目1から14のいずれかに記載の方法。
16.
閾値レベルに達したときに最高又は最低輝度レベルを満たすように輝度レベルの調整を自動的に完了することを更に含む、項目1から15のいずれかに記載の方法。
17.
ディスプレイスクリーン上に第1の表示される要素及び第2の表示される要素を少なくとも含むユーザインタフェースを表示することを更に含み、第1の表示される要素の輝度レベルは第2の表示される要素の輝度レベルとは異なるレートで調整され、更に、第1の表示される要素及び第2の表示される要素の輝度レベルは同時に調整される、
項目1から16のいずれかに記載の方法。
18.
回転可能入力機構及びディスプレイスクリーンを有する電子デバイスにおいて、
回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信することと、
第1の入力を受信している間に、
回転可能入力機構の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整することと、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、
輝度構成セッションを終わらせること、及び
回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止することと、
終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、
輝度構成セッションを維持すること、及び
回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続することと、
を含む、方法。
19.
第1の入力を受信している間に、終了構成基準のセットが満たされているかどうかを判定すること
を更に含む、項目18に記載の方法。
20.
更に、
終了構成基準のセットは、輝度レベルが閾値輝度レベルを満たすときに満たされる基準を含む、項目18又は19に記載の方法。
21.
更に、
閾値輝度レベルは最高輝度レベルに対応しており、回転可能入力機構おいて検出された更なる回転により、ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースと関連付けられたアクションが実行される、項目18から20のいずれかに記載の方法。
22.
更に、
閾値輝度レベルは最低輝度レベルに対応しており、ディスプレイスクリーンは非アクティブ状態に入り、第1の入力における回転可能要素の回転の継続によってディスプレイスクリーンの輝度レベルが変更されることはない、項目18から21のいずれかに記載の方法。
23.
更に、
終了構成基準のセットは、輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求が受信されるときに満たされる基準を含む、項目18から22のいずれかに記載の方法。
24.
輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求を受信することに応じて、輝度レベルを最高輝度レベルまで自動的に上げること
を更に含む、項目23に記載の方法。
25.
輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求を受信することに応じて、電子デバイスとの更なるユーザ対話が検出されている間、輝度レベルを調整された輝度レベルで維持することを更に含む、項目23に記載の方法
26.
更に、
機能はディスプレイスクリーンをオフにすることを含む、項目23に記載の方法。
27.
ディスプレイスクリーンをオンにするためのユーザ入力を検出することと、
ディスプレイスクリーンをオフにする前に検出された輝度レベルに戻ることによって、ディスプレイスクリーンをオンにすることと、
を更に含む、項目26に記載の方法。
28.
更に、
終了構成基準のセットは、ユーザが回転可能入力機構を最低回転速度未満で回転させるときに満たされる基準を含む、項目18から27のいずれかに記載の方法。
29.
更に、
終了構成基準のセットは、所定の時間期間の間ユーザ入力が検出されないときに満たされる基準を含む、項目18から28のいずれかに記載の方法。
30.
ユーザ入力が検出されることなく所定の時間期間が経過した後で、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを最低輝度レベルまで自動的に下げることと、
輝度レベルを自動的に下げている間に第2のユーザ入力を検出することと、
第2のユーザ入力を検出することに応じて、所定の時間期間の経過前に検出された元の輝度レベルに戻るように輝度レベルを自動的に上げることと、
輝度構成セッションに再び入ることと、
を更に含む、項目29に記載の方法。
31.
終了構成基準のセットを満たすことに応じて、所定の時間期間である遅延時間を開始することと、
遅延時間中に回転可能入力機構の続く回転に対応する続くユーザ入力を検出することと、
続くユーザ入力に従って輝度レベルを調整し、輝度構成セッションを維持することと、
を更に含む、項目18から30のいずれかに記載の方法。
32.
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、1つ以上のプログラムはメモリに記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、1つ以上のプログラムは、
回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信し、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げ、
第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止める、命令を含む、
電子デバイス。
33.
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、1つ以上のプログラムはメモリに記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、1つ以上のプログラムは、
回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信し、
第1の入力を受信している間に、
回転可能入力機構の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整し、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、
輝度構成セッションを終わらせ、
回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止し、
終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、
輝度構成セッションを維持し、
回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続する、命令を含む、
電子デバイス。
34.
1つ以上のプログラムを記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムは命令を含み、命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、デバイスに、
回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信させ、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げさせ、
第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止めさせる、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
35.
1つ以上のプログラムを記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムは命令を含み、命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、デバイスに、
回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信させ、
第1の入力を受信している間に、
回転可能入力機構の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整させ、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、
輝度構成セッションを終わらせ、
回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止させ、
終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、
輝度構成セッションを維持させ、
回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続させる、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
36.
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
回転可能入力機構の回転に対応する第1の入力を受信する手段と、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げる手段と、
第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止める手段と、
を備える、電子デバイス。
37.
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
回転可能入力機構の回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信する手段と、
第1の入力を受信している間に、
回転可能入力機構の回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルを調整する手段と、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、
輝度構成セッションを終了し、
回転可能入力機構の更なる回転に応じてスクリーンの輝度レベルの調整を停止する手段と、
終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、
輝度構成セッションを維持し、
回転可能入力機構の更なる回転に従ってディスプレイスクリーンの輝度レベルの調整を継続する手段と、
を含む、電子デバイス。
38.
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、1つ以上のプログラムはメモリに記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成され、1つ以上のプログラムは、項目1から17に記載の方法のいずれかを実行する、命令を含む、電子デバイス。
39.
ディスプレイスクリーンと、
回転可能入力機構と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、1つ以上のプログラムはメモリに記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成され、1つ以上のプログラムは、項目18から31に記載の方法のいずれかを実行する、命令を含む、電子デバイス。
40.
1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムは命令を含み、命令は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、デバイスに、項目1から17に記載の方法のいずれかを実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
41.
1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムは命令を含み、命令は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、デバイスに、項目18から31に記載の方法のいずれかを実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
42.
項目1から17に記載の方法のいずれかを実行する手段を備える、電子デバイス。
43.
項目18から31に記載の方法のいずれかを実行する手段を備える、電子デバイス。
44.
ディスプレイスクリーンユニットと、
回転可能入力機構ユニットと、
ディスプレイスクリーンユニット及び回転可能入力機構ユニットに結合された処理ユニットと、を備える電子デバイスであって、処理ユニットは、
回転可能入力機構ユニットの回転に対応する第1の入力を受信するように構成された受信ユニット、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを下回るときに満たされる基準を含む輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げ、
第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げるのを取り止める
ように構成された調整ユニット、を含む、
を含む、電子デバイス。
45.
処理ユニットは、
第1の入力を受信することに応じて、輝度調整基準のセットが満たされているかどうかを判定するように構成された判定ユニットを更に備える、項目44に記載の電子デバイス。
46.
輝度調整基準のセットは、ディスプレイスクリーンユニットが最初にオフであるときに満たされる基準を含む、
項目44又は45に記載の電子デバイス。
47.
更に、
輝度調整基準のセットは、輝度調整モードがオンであるときに満たされる基準を含む、項目44から46のいずれかに記載の電子デバイス。
48.
処理ユニットは、
第1の入力が輝度調整基準のセットを満たさないとの判定に従って、輝度レベルの調整以外の機能を実行するように構成された実行ユニットを更に備える、
項目44から47のいずれかに記載の電子デバイス。
49.
処理ユニットは、
輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、輝度構成セッションに入るように構成されたセッション構成ユニットを更に備える、項目44から48のいずれかに記載の電子デバイス。
50.
処理ユニットは、
輝度調整基準のセットを第1の入力が満たすとの判定に従って、
輝度構成セッション中に第1の入力に基づく第1の回転方向をディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを上げる要求として定義し、
輝度構成セッション中に第1の回転方向と反対の第2の回転方向を輝度レベルを下げる要求として定義するように構成された、定義ユニットを更に備える、項目49に記載の電子デバイス。
51.
受信ユニットは、第1の入力の受信後に第1の回転方向と反対の第2の回転方向を有する第2の入力を受信するように更に構成されており、
調整ユニットは、第1の入力の受信後に、第2の入力を受信することに応じて、輝度構成セッションを維持している間に輝度レベルを下げるように更に構成されている、
項目50に記載の電子デバイス。
52.
セッション構成ユニットは、第1の入力の受信後に閾値時間期間が経過すると輝度構成セッションを終了するように更に構成されており、
受信ユニットは、輝度構成セッションの終了後、回転可能入力機構ユニットの第1の方向と反対の第3の方向の回転に対応する第3の入力を受信するように更に構成されており、
調整ユニットは、第3の入力が輝度調整基準のセットを満たすとの判定に従って、輝度レベルを上げ新しい輝度構成セッションに入るように更に構成されている、
項目49から51のいずれかに記載の電子デバイス。
53.
受信ユニットは、新しい輝度構成セッションの間、第3の回転方向と反対の第4の回転方向の回転に対応する第4の入力を受信するように更に構成されており、
調整ユニットは、第4の入力を受信することに応じて、続く輝度構成セッションを維持している間に輝度レベルを下げるように更に構成されている、
項目52に記載の電子デバイス。
54.
更に、
ディスプレイスクリーンの輝度レベルを上げることは、輝度レベルを回転入力の回転速度に基づく可変レートで変化させることを含む、
項目44から53のいずれかに記載の電子デバイス。
55.
調整ユニットは、
ディスプレイスクリーン上に表示されるユーザインタフェースにマスキング層をアルファブレンディングすることによって輝度レベルを調整するように更に構成されており、マスキング層は、
輝度レベルを最高輝度レベルへと上げるために透明度が上がること、及び
輝度レベルを最低輝度レベルへと下げるために透明度が下がることが切り替わる、
項目44から54のいずれかに記載の電子デバイス。
56.
更に、
最高輝度レベルが満たされているとの判定に従って、アルファブレンディングを停止し、マスキング層を除去する、項目55に記載の電子デバイス。
57.
受信ユニットは、回転可能入力機構ユニットにおける回転に対応する第5の入力を受信するように更に構成されており、
判定ユニットは、回転可能入力機構ユニットにおいて検出された第5の入力の回転速度が単位時間当たりの閾値回転速度を上回ることを判定するように更に構成されており、
調整ユニットは、判定に従って、輝度レベルを所定の輝度レベルへと自動的に調整するように更に構成されている、
項目44から56のいずれかに記載の電子デバイス。
58.
検出ユニットは、第1の入力の受信後のある時間期間内で、ディスプレイスクリーンユニットが所定の輝度レベルよりも低い輝度レベルにある間に、ディスプレイスクリーンユニット上のタッチジェスチャを検出するように更に構成されており、
調整ユニットは、タッチジェスチャを検出することに応じて、輝度レベルを所定の輝度レベルへと自動的に調整するように更に構成されている、
項目44から57のいずれかに記載の電子デバイス。
59.
調整ユニットは、
閾値レベルに達したときに最高又は最低輝度レベルを満たすように輝度レベルの調整を自動的に完了するように更に構成されている、項目44から58のいずれかに記載の電子デバイス。
60.
表示ユニットは、
ディスプレイスクリーンユニット上に第1の表示される要素及び第2の表示される要素を少なくとも含むユーザインタフェースを表示するように更に構成されており、第1の表示される要素の輝度レベルは第2の表示される要素の輝度レベルとは異なるレートで調整され、更に、第1の表示される要素及び第2の表示される要素の輝度レベルは同時に調整される、項目44から59のいずれかに記載の電子デバイス。
61.
ディスプレイスクリーンユニットと、
回転可能入力機構ユニットと、
ディスプレイスクリーンユニット及び回転可能入力機構ユニットに結合された処理ユニットと、を備える電子デバイスであって、処理ユニットは、
回転可能入力機構ユニットの回転に対応する、輝度構成セッションを開始する第1の入力を受信するように構成された受信ユニット、
第1の入力を受信している間に、回転可能入力機構ユニットの回転に従ってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを調整するように構成された調整ユニット、
第1の入力を受信している間に、及び、ディスプレイスクリーンの輝度レベルが所定の輝度レベルを超えているときに満たされる基準を含む終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、輝度構成セッションを終わらせるように構成されたセッション構成ユニット、
第1の入力を受信している間に及び終了構成基準のセットが満たされているとの判定に従って、回転可能入力機構ユニットの更なる回転に応じてディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルの調整を停止するように構成された調整ユニット、を備え、
セッション構成ユニットは、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、輝度構成セッションを維持するように更に構成されており、
調整ユニットは、終了構成基準のセットが満たされていないとの判定に従って、回転可能入力機構ユニットの更なる回転に従ってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルの調整を継続するように更に構成されている、電子デバイス。
62.
処理ユニットは、
第1の入力を受信している間に終了構成基準のセットが満たされているかどうかを判定するように構成された判定ユニットを更に備える、項目61に記載の電子デバイス。
63.
更に、
終了構成基準のセットは、輝度レベルが閾値輝度レベルを満たすときに満たされる基準を含む。項目61又は62に記載の電子デバイス。
64.
更に、
閾値輝度レベルは最高輝度レベルに対応しており、回転可能入力機構ユニットにおいて検出された更なる回転により、ディスプレイスクリーン上に表示されたユーザインタフェースユニットと関連付けられたアクションが実行される、項目61から63のいずれかに記載の電子デバイス。
65.
更に、
閾値輝度レベルは最低輝度レベルに対応しており、ディスプレイスクリーンユニットは非アクティブ状態に入り、第1の入力における回転可能入力機構ユニットの回転の継続によってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルが変更されることはない、項目61から64のいずれかに記載の電子デバイス。
66.
更に、
終了構成基準のセットは、輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求が受信されるときに満たされる基準を含む、項目61から65のいずれかに記載の電子デバイス。
67.
調整ユニットは、
輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求を受信することに応じて、輝度レベルを最高輝度レベルまで自動的に上げるように更に構成されている、項目66に記載電子デバイス
68.
調整ユニットは、
輝度レベルの調整以外の機能のためのユーザ要求を受信することに応じて、電子デバイスとの更なるユーザ対話が検出されている間、輝度レベルを調整された輝度レベルで維持するように更に構成されている、項目66に記載の電子デバイス。
69.
更に、
機能はディスプレイスクリーンユニットをオフにすることを含む、項目66に記載の電子デバイス。
70.
処理ユニットは、
ディスプレイスクリーンユニットをオンにするためのユーザ入力を検出するように構成された検出ユニットを更に備え、
調整ユニットは、ディスプレイスクリーンユニットをオフにする前に検出された輝度レベルに戻ることによって、ディスプレイスクリーンユニットをオンにするように更に構成されている、項目66に記載の電子デバイス。
71.
更に、
終了構成基準のセットは、ユーザが回転可能入力機構ユニットを最低回転速度未満で回転させるときに満たされる基準を含む、項目61から70のいずれかに記載の電子デバイス。
72.
更に、
終了構成基準のセットは、所定の時間期間の間ユーザ入力が検出されないときに満たされる基準を含む、項目61から71のいずれかに記載の電子デバイス。
73.
調整ユニットは、ユーザ入力が検出されることなく所定の時間期間が経過した後で、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを最低輝度レベルまで自動的に下げるように更に構成されており、
検出ユニットは、輝度レベルを自動的に下げている間に第2のユーザ入力を検出するように更に構成されており、
調整ユニットは、第2のユーザ入力を検出することに応じて、所定の時間期間の経過前に検出された元の輝度レベルに戻るように輝度レベルを自動的に上げ、
輝度構成セッションに再び入るように更に構成されている、
項目72に記載の電子デバイス。
74.
処理ユニットは、
終了構成基準のセットを満たすことに応じて、所定の時間期間である遅延時間を開始するように構成された遅延ユニットを更に備え、
検出ユニットは、遅延時間中に回転可能入力機構ユニットの続く回転に対応する続くユーザ入力を検出するように更に構成されており、
調整ユニットは、続くユーザ入力に従って輝度レベルを調整し輝度構成セッションを維持するように更に構成されている、項目61から73のいずれかに記載の電子デバイス。
75.
加速度計及びディスプレイスクリーンを有する電子デバイスにおいて、
加速度計によって登録されるユーザ入力を電子デバイスにおいて受信することと、
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持することと、
静音モードが非アクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ユーザ入力に応じて、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態からアクティブ化することと、
電子デバイスにおいてアラートを受信することと、
静音モードがアクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、アラートに対応する可聴通知の出力を取り止めることと、
静音モードが非アクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、可聴通知を出力することと、
を含む、方法。
76.
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されておりかつユーザ入力が電子デバイスの表面上の物理的入力であるとの判定に従って、ユーザ入力に応じてディスプレイスクリーンを非アクティブ状態からアクティブ化すること
を更に含む、項目75に記載の方法。
77.
物理的入力はディスプレイスクリーン上のタッチ入力を含み、ディスプレイスクリーンをアクティブ化することはディスプレイスクリーンをオンにすることを含む、項目76に記載の方法。
78.
電子デバイスはハードウェアボタンを含み、物理的入力はハードウェアボタンの押下を含み、更に、ディスプレイスクリーンをアクティブ化することはディスプレイスクリーンをオンにすることを含む、項目76に記載の方法。
79.
電子デバイスは回転可能入力機構を含み、物理的入力は回転可能入力機構の回転を含む、項目76に記載の方法。
80.
ディスプレイスクリーンをアクティブ化することは、ディスプレイスクリーンの輝度レベルを回転可能入力機構における回転の回転速度に従って変動するレートで所定の輝度レベルへと上げることを含む、項目79に記載の方法。
81.
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、静音モードをアクティブとして維持すること
を更に含む、項目75から80のいずれかに記載の方法。
82.
ユーザ入力及びアラートは電子デバイスによって同時には受信されない、項目75から81のいずれかに記載の方法。
83.
静音モードを非アクティブ状態からアクティブ化するユーザ要求を受信することを更に含み、静音モードをアクティブ化することは電子デバイスにおいてサイレントモードをアクティブ化することを更に含む、
項目75に記載の方法。
84.ユーザ要求は、ディスプレイスクリーン上に表示された制御パネルの静音モードアフォーダンス上のタッチ入力を含む、項目83に記載の方法。
85.
静音モードアフォーダンス上のタッチ入力に応じて、ディスプレイスクリーン上の制御パネル上に表示された静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスの表示をハイライトすること
を更に含む、項目84の方法。
86.
ハイライトされた静音モードアフォーダンス上の第2のタッチ入力を含む、静音モードを非アクティブ化する第2のユーザ要求を受信することと、
第2のユーザ要求に応じて、静音モード及びサイレントモードをアクティブ状態から非アクティブ状態へと非アクティブ化し、表示された静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスのハイライトを除去することと、
を更に含む、項目85に記載の方法。
87.
静音モードをアクティブ化するユーザ要求に応じて、指示、確認アフォーダンス、及び取り消しアフォーダンスを有する指示画面を表示することと、
確認アフォーダンスが選択されているとの判定に従って、指示画面の表示を除去し及び静音モードをアクティブ化することと、
取り消しアフォーダンスが選択されているとの判定に従って、指示画面の表示を除去し静音モードのアクティブ化を取り止めることと、
を更に含む、項目83から86のいずれかに記載の方法。
88.
ディスプレイスクリーンをアクティブ化することは、静音モードがアクティブであることを示す静音モードアイコンを有するユーザインタフェースを表示することを含む、
項目75から87のいずれかに記載の方法。
89.
ディスプレイスクリーンと、
加速度計と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、1つ以上のプログラムはメモリに記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、1つ以上のプログラムは、
加速度計によって登録されるユーザ入力を電子デバイスにおいて受信し、
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持し、
静音モードが非アクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ユーザ入力に応じて、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態からアクティブ化し、
電子デバイスにおいてアラートを受信し、
静音モードがアクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、アラートに対応する可聴通知の出力を取り止め、
静音モードが非アクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、可聴通知を出力する、命令を含む、
電子デバイス。
90.
1つ以上のプログラムを記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムは命令を含み、命令は、ディスプレイスクリーン及び回転可能入力機構を有する電子デバイスによって実行されたとき、デバイスに、
加速度計によって登録されるユーザ入力を電子デバイスにおいて受信させ、
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持させ、
静音モードが非アクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ユーザ入力に応じて、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態からアクティブ化させ、
電子デバイスにおいてアラートを受信させ、
静音モードがアクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、アラートに対応する可聴通知の出力を取り止めさせ、
静音モードが非アクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、可聴通知を出力させる、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
91.
電子デバイスであって、
ディスプレイスクリーンと、
加速度計と、
加速度計によって登録されるユーザ入力を電子デバイスにおいて受信する手段と、
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態に維持する手段と、
静音モードが非アクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ユーザ入力に応じて、ディスプレイスクリーンを非アクティブ状態からアクティブ化する手段と、
電子デバイスにおいてアラートを受信する手段と、
静音モードがアクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、アラートに対応する可聴通知の出力を取り止める手段と、
静音モードが非アクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、可聴通知を出力する手段と、を備える、電子デバイス。
92.
ディスプレイスクリーンと、
加速度計と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、を備える、電子デバイスであって、1つ以上のプログラムはメモリに記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成され、1つ以上のプログラムは、項目75から88に記載の方法のいずれかを実行する命令を含む、
電子デバイス。
93.
1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムは命令を含み、命令は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、デバイスに、項目75から88に記載の方法のいずれかを実行させる、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
94.
項目75から88に記載の方法のいずれかを実行する手段
を備える、電子デバイス。
95.
ディスプレイスクリーンユニットと、
加速度計ユニットと、
ディスプレイスクリーンユニット及び加速度計ユニットに結合された処理ユニットと、を備え、処理ユニットは、
加速度計ユニットによって登録されるユーザ入力を電子デバイスにおいて受信するように構成された受信ユニット、
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ディスプレイスクリーンユニットを非アクティブ状態に維持するように構成された維持ユニット、
静音モードが非アクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、ユーザ入力に応じて、ディスプレイスクリーンユニットを非アクティブ状態からアクティブ化するように構成されたアクティブ化ユニット、であって、
受信ユニットは電子デバイスにおいてアラートを受信するように構成されている、アクティブ化ユニット、
静音モードがアクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、アラートに対応する可聴通知の出力を取り止めるように構成された出力ユニットを備え、
出力ユニットは、静音モードが非アクティブである間にアラートが受信されているとの判定に従って、可聴通知を出力するように構成されている、
電子デバイス。
96.
アクティブ化ユニットは、
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されておりかつユーザ入力が電子デバイスの表面ユニット上の物理的入力であるとの判定に従って、ユーザ入力に応じてディスプレイスクリーンユニットを非アクティブ状態からアクティブ化するように更に構成されている、項目95に記載の電子デバイス。
97.
物理的入力はディスプレイスクリーンユニット上のタッチ入力を含み、ディスプレイスクリーンユニットをアクティブ化することはディスプレイスクリーンユニットをオンにすることを含む、項目96に記載の電子デバイス。
98.
電子デバイスはハードウェアボタンユニットを含み、物理的入力はハードウェアボタンユニットの押下を含み、更に、ディスプレイスクリーンユニットをアクティブ化することはディスプレイスクリーンユニットをオンにすることを含む、項目96に記載の電子デバイス。
99.
電子デバイスは回転可能入力機構ユニットを含み、物理的入力は回転可能入力機構ユニットの回転を含む、項目96に記載の電子デバイス。
100.
処理ユニットは調整ユニットを更に備え、
ディスプレイスクリーンユニットをアクティブ化することは、調整ユニットによってディスプレイスクリーンユニットの輝度レベルを回転可能入力機構ユニットにおける回転の回転速度に従って変動するレートで所定の輝度レベルへと上げることを含む、項目99に記載の電子デバイス。
101.
維持ユニットは、
静音モードがアクティブである間にユーザ入力が受信されているとの判定に従って、静音モードをアクティブとして維持するように更に構成されている、項目95から100のいずれかに記載の電子デバイス。
102.
ユーザ入力及びアラートは電子デバイスによって同時には受信されない、項目95から101のいずれかに記載の電子デバイス。
103.
処理ユニットは、
静音モードを非アクティブ状態からアクティブ化するユーザ要求を受信するように構成された静音モード設定ユニットを更に備え、静音モード設定ユニットによって静音モードをアクティブ化することは、電子デバイスにおいてサイレントモードをアクティブ化することを更に含む、項目95に記載の電子デバイス。
104.
ユーザ要求は、ディスプレイスクリーンユニット上に表示された制御パネルの静音モードアフォーダンス上のタッチ入力を含む、項目103に記載の電子デバイス。
105.
処理ユニットは、
静音モードアフォーダンス上のタッチ入力に応じて、ディスプレイスクリーンユニット上の制御パネル上に表示された静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスの表示をハイライトするように構成された表示ユニットを更に含む、項目104に記載の電子デバイス。
106.
静音モード設定ユニットは、
ハイライトされた静音モードアフォーダンス上の第2のタッチ入力を含む、静音モードを非アクティブ化する第2のユーザ要求を受信し、
第2のユーザ要求に応じて、静音モード及びサイレントモードをアクティブ状態から非アクティブ状態へと非アクティブ化し、表示された静音モードアフォーダンス及びサイレントモードアフォーダンスのハイライトを表示ユニットによって除去するように更に構成されている、項目105に記載の電子デバイス。
107.
処理ユニットは、
静音モードをアクティブ化するユーザ要求に応じて、指示、確認アフォーダンス、及び取り消しアフォーダンスを有する指示画面を表示し、
確認アフォーダンスが選択されているとの判定に従って、指示画面の表示を除去し静音モードをアクティブ化し、
取り消しアフォーダンスが選択されているとの判定に従って、指示画面の表示を除去し静音モードのアクティブ化を取り止めるように構成された、表示ユニットを更に含む、項目103から106のいずれかに記載の電子デバイス。
108.
ディスプレイスクリーンユニットをアクティブ化ユニットによってアクティブ化することは、静音モードがアクティブであることを示す静音モードアイコンを有するユーザインタフェースを表示ユニットによって表示することを含む、項目95から107のいずれかに記載の電子デバイス。
【0310】
上述した説明は、説明の目的上、特定の実施形態を参照して説明されている。しかし、上記の例示的な議論は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。これらの実施形態は、本技法の原理、及びその実際の適用を最も良好に説明するために、選択及び説明されたものである。それにより、他の当業者は、想到される具体的な用途に適するような様々な修正を使用して、本技法及び様々な実施形態を最も良好に利用することが可能となる。
【0311】
添付図面を参照して、本開示及び実施例を十分に説明してきたが、様々な変更及び修正が、当業者には明らかとなるであろうことに留意されたい。そのような変更及び修正は、特許請求の範囲によって定義されるような、本開示及び実施例の範囲内に含まれるものとして理解されたい。
図1A
図1B
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図6G
図6H
図6I
図6J
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図11D
図11E
図11F
図11G
図11H
図11I
図11J
図11K
図11L
図11M
図11N
図11O
図11P
図11Q
図12A
図12B
図12C
図13
【手続補正書】
【提出日】2023-07-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
回転可能入力機構及びディスプレイスクリーンを有する電子デバイスにおいて、
第1のユーザインタフェースが前記ディスプレイスクリーンに表示されていない間に、前記回転可能入力機構の回転を含む第1の入力を検出することと、
前記第1の入力の検出に応じて、
前記第1のユーザインタフェースを表示することと、
前記第1の入力が前記回転可能入力機構の第1の量の回転を含むとの判定に従って、前記第1のユーザインタフェースの輝度レベルを第1の輝度レベルに上げることと、
前記第1の入力が前記回転可能入力機構の前記第1の量より大きい第2の量の回転を含むとの判定に従って、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第1の輝度レベルよりも明るい第2の輝度レベルに上げることであって、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第2の輝度レベルに上げることは、
前記第1の輝度レベルで前記第1のユーザインタフェースを表示することと、
前記第1の輝度レベルで前記第1のユーザインタフェースを表示することに続いて、前記第2の輝度レベルで前記第1のユーザインタフェースを表示することと、を含むことと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第2の輝度レベルで前記第1のユーザインタフェースを表示している間に、前記回転可能入力機構の回転を含む第2の入力を検出することと、
前記第2の入力の検出に応じて、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第2の輝度レベルよりも明るい第3の輝度レベルに上げることと
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の入力は、前記第1の入力の継続した入力である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の入力は第1の時間において検出され、前記第1の時間において前記ディスプレイスクリーンは非アクティブ状態である、請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第1の輝度レベルに上げることは、前記第1の入力の回転速度に基づいて、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第1の輝度レベルに上げることを含み、
前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第2の輝度レベルに上げることは、前記第1の入力の回転速度に基づいて、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第2の輝度レベルに上げることを含む、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第1の輝度レベルに上げることは、前記第1のユーザインタフェースをマスキング層でアルファブレンディングすることによって、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第1の輝度レベルに上げることを含み、
前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第2の輝度レベルに上げることは、前記第1のユーザインタフェースをマスキング層でアルファブレンディングすることによって、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを前記第2の輝度レベルに上げることを含み、前記マスキング層の透明度が上がって前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルが上がる、
請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の入力は、第1の方向における前記回転可能入力機構の回転に対応し、
前記方法は、更に、
前記第1のユーザインタフェースを前記第2の輝度レベルで表示している間に、前記第1の方向とは異なる第2の方向における前記回転可能入力機構の回転を含む第2の入力を検出することと、
前記第2の入力の検出に応じて、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを、前記第2の輝度レベルから該第2の輝度レベルより暗い第3の輝度レベルに下げることと
を含む、請求項1乃至6の何れか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の方向は、前記第1の方向とは反対方向である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のユーザインタフェースを前記第3の輝度レベルで表示している間に、前記第2の方向における前記回転可能入力機構の回転を含む第3の入力を検出することと、
前記第3の入力の検出に応じて、前記第1のユーザインタフェースの表示を停止することと
更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを、前記第2の輝度レベルから前記第3の輝度レベルに下げることは、
前記第2の入力の回転速度に基づいて、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを、前記第2の輝度レベルから前記第3の輝度レベルに下げることを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを、前記第2の輝度レベルから前記第3の輝度レベルに下げることは、
前記第1のユーザインタフェースをマスキング層でアルファブレンディングすることによって、前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルを下げることを含み、前記マスキング層の透明度が下がって前記第1のユーザインタフェースの前記輝度レベルが下がる、請求項7に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の入力の検出に応じて、前記第1のユーザインタフェースを表示することは、前記第1の入力の回転速度が閾値回転速度を満たすとの判定に従って実行される、請求項1乃至11の何れか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のユーザインタフェースが表示されていない間に、前記回転可能入力機構の回転を含む第2の入力を検出することと、
前記第2の入力の検出に応じて、
前記第2の入力の回転速度が閾値回転速度を満たさないとの判定に従って、前記第1のユーザインタフェースの表示を取り止めることと、
前記第2の入力の回転速度が閾値回転速度を満たすとの判定に従って、前記第1のユーザインタフェースを表示することと、
を更に含む、請求項1乃至12の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
請求項1乃至13の何れか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【請求項15】
電子デバイスであって、
請求項14に記載のコンピュータプログラムを格納したメモリと、
前記メモリに格納された前記コンピュータプログラムを実行可能な1以上のプロセッサと
を備える、電子デバイス。
【請求項16】
請求項1乃至13の何れか1項に記載の方法を実行する手段を備える電子デバイス。
【外国語明細書】