(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023013919
(43)【公開日】2023-01-26
(54)【発明の名称】煙油の注入に便利なアトマイザー
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20230119BHJP
A24F 40/10 20200101ALI20230119BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/10
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022025120
(22)【出願日】2022-02-21
(31)【優先権主張番号】202110803266.X
(32)【優先日】2021-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202121613524.X
(32)【優先日】2021-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522069323
【氏名又は名称】深▲せん▼易佳特科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100103207
【弁理士】
【氏名又は名称】尾崎 隆弘
(72)【発明者】
【氏名】劉団芳
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA06
4B162AA22
4B162AB14
4B162AC01
4B162AC16
4B162AC27
4B162AC46
(57)【要約】
【課題】煙油の注入に便利なアトマイザーを提供して解决従来の技術で煙油を注入してからゴム栓が見えなくなりやすい、煙油が漏れやすい、煙油注入の効率が低いという課題を解決する。
【解決手段】本発明は煙油注入孔702の少なくとも1箇所があり、第一位置と第二位置との間で移動する煙油注入部品7を搭載する煙油貯蔵キャビティ102がある胴体1を含み、煙油の注入に便利なアトマイザーを開示する。第一位置は煙油注入孔702と煙油貯蔵キャビティ102が通じる位置、第二位置は煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102と隔てるまで移動する位置である。アトマイザーは移動できる煙油注入部品7及び移動、リセットできる煙油注入部品7により油の注入とシーリングが1つの手順で完成できるようにして、煙油注入の手順を簡単にして煙油注入の効率を向上させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
煙油貯蔵キャビティがある胴体を含み、
前記煙油貯蔵キャビティに煙油注入孔の少なくとも1箇所があり、
第一位置と第二位置との間で移動する煙油注入部品が搭載され、
前記第一位置は、前記煙油注入孔と前記煙油貯蔵キャビティが通じる位置、前記第二位置は、前記煙油注入孔が前記煙油貯蔵キャビティと隔てるまで移動する位置であることを特徴とする煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項2】
前記胴体に前記煙油貯蔵キャビティと通じるトンネルがあり、
前記煙油注入部品が前記トンネルに差し込まれていて、
前記煙油注入部品が前記トンネルに沿って移動し、前記煙油注入部品の一端が前記煙油貯蔵キャビティの方向に向くことを特徴とする請求項1に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項3】
前記煙油注入部品に中空の煙油案内トンネルがあり、
前記煙油注入部品が前記煙油貯蔵キャビティの一端に向いて閉じ、
前記煙油注入孔のすべてが前記煙油案内トンネルと通じることを特徴とする請求項2に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項4】
前記トンネルの壁に突起して伸びて形成された第一突起部品、煙油注入部品の外壁に突起して伸びて形成された第二突起部品があり、
前記煙油注入部品の外殻に弾性部品があり、前記弾性部品が一端で前記第一突起部品、他端で前記第二突起部品と当てて連結し、
前記トンネルの内壁と前記煙油注入部品の外壁との間に隙間のスペースがあり、前記弾性部品が前記隙間のスペース内に位置することを特徴とする請求項2に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項5】
前記第一位置で前記煙油注入部品が前記弾性部品をその弾性力に抗して圧縮する場合に、
前記煙油注入孔の少なくとも一部が移動して前記煙油貯蔵キャビティに伸び込む位置、又は、
前記煙油注入部品が前記弾性部品をその弾性力に抗して圧縮する場合に、
前記煙油注入孔が前記煙油貯蔵キャビティに伸び込んでいない位置であり、前記煙油注入孔が前記隙間のスペースにより前記煙油貯蔵キャビティと通じることを特徴とする請求項4に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項6】
前記第一位置が前記煙油注入孔の少なくとも一部が移動して前記煙油貯蔵キャビティに伸び込む位置であることを特徴とする請求項2に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項7】
前記煙油注入部品の外壁に雄ねじ、前記トンネルの壁に雌ねじがあり、
前記煙油注入部品がねじ連結で前記トンネルと連結していて、
前記煙油注入部品がねじの回転につれて第一位置と第二位置との間で移動することを特徴とする請求項6に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項8】
煙油注入部品の外壁とトンネルの壁のいずれかにファスナー、前記煙油注入部品の外壁と前記トンネルの壁に前記ファスナーとファスニングするファスニングスロットがあることを特徴とする請求項6に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項9】
前記煙油注入部品が前記煙油貯蔵キャビティの一端に向いて径が収縮する減径端部となり、
前記減径端部の外周にシールリング、及び、
前記減径端部の端部固定蓋に煙油保持部品があり、
前記煙油注入部品が第二位置までに移動すると、前記シールリングが前記トンネルをシーリングすることを特徴とする請求項3に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項10】
前記煙油保持部品が煙油保持板及び煙油保持柱を含み、
前記煙油保持柱が一端で前記煙油保持板側と連結していて、前記煙油保持柱が他端で前記煙油案内トンネルに差し込まれていて、
前記煙油保持板が前記煙油案内トンネルの一端を覆っていて、
前記シールリングと貼り合わせて前記シールリングを締め付けることを特徴とする請求項9に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項11】
煙油注入孔に孔面取りがあることを特徴とする請求項1に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【請求項12】
前記胴体の一端に前記煙油貯蔵キャビティをシーリングするためのオイルシールがあり、
前記トンネルが前記オイルシールにあり、
前記オイルシールにスルーホールもあり、前記スルーホールに霧化コアが差し込まれていて、
前記霧化コアに加熱キャビティがあり、前記加熱キャビティに発熱体、前記霧化コアの外壁に油が入るための入油孔、及び空気が入るための入気孔の各々少なくとも1箇所があり、
前記入油孔が前記煙油貯蔵キャビティにあり、
前記霧化コアが一端で前記スルーホール内に伸び出していて、前記入気孔は前記霧化コアが前記スルーホールから外部に伸び出したところにあり、
前記入気孔が前記加熱キャビティと通じていて、前記胴体の一端に煙吸入口があり、
前記胴体が前記煙吸入口で突起部品に向いて送気及び排煙のための送気ダクトを形成し、
前記霧化コアが前記スルーホールから前記煙油貯蔵キャビティに差し込まれていて、前記霧化コアが前記送気ダクトと連結することを特徴とする請求項2に記載の煙油の注入に便利なアトマイザー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子タバコの技術分野、特に煙油の注入に便利なアトマイザーに関わる。
【背景技術】
【0002】
従来のアトマイザーは煙油注入の過程が非常に煩雑であり、煙油を注入する場合に煙油注入孔を塞ぐゴム栓を引き出して煙油貯蔵キャビティに煙油を注入し、引き出されたゴム栓が見えなくなりやすい上、煙油を注入してからゴム栓で煙油注入孔を塞がなければいけなく、ゴム栓が緩むと、煙油が漏れやすく、煙油注入の効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来の技術で解決できなかった、煙油を注入してからゴム栓が見えなくなりやすい、煙油が漏れやすい、煙油注入の効率が低いという課題を解決する煙油の注入に便利なアトマイザーを提供することを目的にする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
煙油注入孔の少なくとも1箇所があり、第一位置と第二位置との間で移動する煙油注入部品を搭載する煙油貯蔵キャビティがある胴体を含み、煙油の注入に便利なアトマイザーである。前記第一位置は前記煙油注入孔と前記煙油貯蔵キャビティが通じる位置、前記第二位置は前記煙油注入孔が前記煙油貯蔵キャビティと隔てるまで移動する位置である。
【0005】
本発明のアトマイザーにおいて、胴体に煙油貯蔵キャビティと通じるトンネルがあり、煙油注入部品が前記トンネルに差し込まれていて、前記煙油注入部品が前記トンネルに沿って移動し、前記煙油注入部品の一端が前記煙油貯蔵キャビティの方向に向く。
【0006】
本発明のアトマイザーにおいて、前記煙油注入部品に中空の煙油案内トンネルがあり、前記煙油注入部品が前記煙油貯蔵キャビティの一端に向いて閉じ、前記煙油注入孔のすべてが前記煙油案内トンネルと通じる。
【0007】
本発明のアトマイザーにおいて、前記トンネルの壁に突起して伸びて形成された第一突起部品、前記煙油注入部品の外壁に突起して伸びて形成された第二突起部品があり、前記煙油注入部品の外殻に弾性部品があり、前記弾性部品が一端で前記第一突起部品、他端で前記第二突起部品と当てて連結する。
【0008】
前記トンネルの内壁と前記煙油注入部品の外壁との間に隙間のスペース、前記弾性部品が前記隙間のスペース内に位置している。
【0009】
前記第一位置は前記注入部品が前記弾性部品をその弾性力に抗して圧縮する場合に前記煙油注入孔の少なくとも一部が移動して前記煙油貯蔵キャビティに伸び込む位置、又は、前記煙油注入部品が前記弾性部品をその弾性力に抗して圧縮する場合に前記煙油注入孔が前記煙油貯蔵キャビティに伸び込んでいない位置であり、前記煙油注入孔が前記隙間のスペースにより前記煙油貯蔵キャビティと通じる。
【0010】
前記第一位置が前記煙油注入孔の少なくとも一部が移動して前記煙油貯蔵キャビティに伸び込む位置である。
【0011】
本発明のアトマイザーにおいて、前記煙油注入部品の外壁に雄ねじ、前記トンネルの壁に雌ねじがあり、前記煙油注入部品がねじ連結で前記トンネルと連結していて、前記煙油注入部品がねじの回転につれて第一位置と第二位置との間で移動する。
【0012】
本発明のアトマイザーにおいて、前記煙油注入部品の外壁とトンネルの壁のいずれかにファスナー、前記煙油注入部品の外壁と前記トンネルの壁に前記ファスナーとファスニングするファスニングスロットがある。
【0013】
本発明のアトマイザーにおいて、前記煙油注入部品が前記煙油貯蔵キャビティの一端に向いて径が収縮して減径端部となり、前記減径端部の外周にシールリング、前記減径端部の端部固定蓋に煙油保持部品があり、前記煙油注入部品が第二位置までに移動すると、前記シールリングが前記トンネルをシーリングする。
【0014】
本発明のアトマイザーにおいて、前記煙油保持部品が煙油保持板及び煙油保持柱を含み、前記煙油保持柱が一端で前記煙油保持板側と連結していて、前記煙油保持柱が他端で前記煙油案内トンネルに差し込まれていて、前記煙油保持板が前記煙油案内トンネルの一端を覆っていて、前記シールリングと貼り合わせて前記シールリングを締め付ける。
【0015】
本発明のアトマイザーにおいて、前記煙油注入孔に孔面取りがある。
【0016】
本発明のアトマイザーにおいて、前記胴体の一端に前記煙油貯蔵キャビティをシーリングするためのオイルシールがある。前記トンネルが前記オイルシールにあり、前記オイルシールにスルーホールもある。前記スルーホールに霧化コアが差し込まれていて、前記霧化コアに加熱キャビティがある。前記加熱キャビティに発熱体、前記霧化コアの外壁に油が入るための入油孔及び空気が入るための入気孔の各々少なくとも1箇所がある。前記入油孔が前記煙油貯蔵キャビティにあり、前記霧化コアが一端で前記スルーホール内に伸び出している。前記入気孔は前記霧化コアが前記スルーホールから外部に伸び出したところにある。前記入気孔が前記加熱キャビティと通じていて、前記胴体の一端に煙吸入口がある。前記胴体が前記煙吸入口で突起部品に向いて送気及び排煙のための送気ダクトを形成する。前記霧化コアが前記スルーホールから前記煙油貯蔵キャビティに差し込まれていて、前記霧化コアが前記送気ダクトと連結する。
【0017】
本出願に記載の多くの技術特徴は各技術策に分布しているので、本出願に関わる可能な技術特徴の組合(即ち技術策)のすべてを列挙すると、長文の説明書が必要である。この問題を避けるために、当該技術特徴の組合が技術で達成できない以外の場合、本出願に記載の発明の内容に開示された各技術特徴、次に示された各実施方法及び実施形態に開示された各技術特徴、及び図に開示された各技術特徴は自由に組み合って様々な新しい技術策(これらの技術策は本説明書に記載されたものとみなされる)を構成できる。例えば、ある例では特徴A+B+C、他の例では特徴A+B+D+Eを開示するが、特徴C、Dが同一の効果のある同一の技術手段であり、技術でそのいずれかを使用しても充分であり、同時の採用ができなく、特徴Eが技術で特徴Cと組み合うことができると、A+B+C+Dの技術構成が技術で実行できないので、記載されているとみなされなく、A+B+C+Eの技術構成が記載されているとみなされる。
【発明の効果】
【0018】
本発明のアトマイザーは移動できる煙油注入部品及び移動、リセットできる煙油注入部品により油の注入とシーリングが1つの手順で完成できるようにして、煙油注入の手順を簡単にして煙油注入の効率を向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の前記長所が更に明らかになるために、次に図と組合せて本発明について詳細に説明する。
【
図1】本発明実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーの分解図斜視である。
【
図2】本発明実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーの胴体の構成を示す図である。
【
図3】本発明実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーの胴体の縦断面図である。
【
図4】本発明実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーの煙油注入部品に弾性部品を搭載した構成の正面図である。
【
図5】本発明実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーの煙油注入部品に弾性部品を搭載した縦断面図である。
【
図6】本発明実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーの煙油注入部品の構成の斜視図である。
【
図7】本発明実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーの気流の方向を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明では、どのような技術手段で技術上の課題を解決し、技術上の効果に達成するかの過程を充分に理解し、それにより実施を行うために、次に図面及び実施形態を結び合わせて本発明の実施方法について詳細に説明する。ただし、矛盾を構成しない限り、本発明における各実施形態及び各実施形態における各特徴が相互に結び合うことができ、それによる技術策のすべてが本発明の請求項に属する。
【0021】
まず、本発明実施形態の概要を説明し、その後、他の構成を含め、詳細な説明を行う。
図1~3の通り、本発明実施形態では胴体1を含む煙油の注入に便利なアトマイザーを提供する。胴体1が、胴体1の一端に設けられる煙吸入口101と、煙吸入口101から内に伸びる送気ダクト103と、胴体1と送気ダクト103の外壁が囲んで設けられる煙油貯蔵キャビティ102を形成する。
【0022】
煙油貯蔵キャビティ102に煙油注入部品7が搭載され、煙油注入部品7に煙油注入孔702の少なくとも1箇所があり、煙油注入部品7が第一位置と第二位置との間で移動する。第一位置は煙油注入孔702の少なくとも1箇所と煙油貯蔵キャビティ102と通じる場合の位置、第二位置は煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102と隔てるまでに移動する位置である。煙油注入孔702は1箇所又は複数であり、2箇所が望ましいものであり、煙油が迅速に注入され、溢れない。
【0023】
図6では、煙油注入孔702に孔面取り700があるので、煙油を注入する過程で案内するから煙油が溢れない。
【0024】
図1に示す通り、胴体1に煙油貯蔵キャビティ102と通じるトンネル301があり、煙油注入部品7がトンネル301に差し込まれて配されていて、煙油注入部品7がトンネル301に沿って移動する。トンネル301は伸びる方向は仕様や必要性等に応じて任意の方向に設定したものであってもよい。例えば、アトマイザーに沿う横向き、縦向き、又は傾斜方向などでもよく、あるいは屈曲していてもよい。
【0025】
一部の実施形態では、胴体1の内部は煙油貯蔵キャビティ102及びトンネル301に隔てられるが、他の実施形態では、トンネル301は胴体1以外の部品に形成され、他の実施形態では、胴体1の煙油貯蔵キャビティ102はオイルシール3にシーリングされていて、トンネル301がオイルシール3にある。
【0026】
一部の実施形態では、煙油注入部品7が一端で煙油貯蔵キャビティ102の方向に向き、トンネル301のトンネル口が直接に煙油貯蔵キャビティ102と通じる。煙油注入部品7が移動する場合、煙油注入部品7のこの端部が煙油貯蔵キャビティ102に伸び入ったり、更に伸び入ったりすることができる。よって、煙油を注入する場合に煙油注入部品7が第一位置までに移動する場合、煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102に伸び入るようにしてある。煙油を注入してから煙油注入部品7が第二位置までに移動すると、煙油注入孔702がトンネル301までに戻り、トンネル301のトンネル壁に閉じられたり、トンネル301が閉じられたりする。
【0027】
他の実施形態では、トンネル301の内壁と煙油注入部品7の外壁との間に煙油注入のための隙間のスペースが形成される。煙油注入部品7の一端に隙間のスペースを閉じるためのシールリング5がある。煙油を注入する場合、煙油注入部品7が煙油貯蔵キャビティ102に向いて第一位置までに移動する場合、シールリング5それにつれて移動して隙間のスペースを開けて隙間のスペースが煙油貯蔵キャビティ102と通じる。煙油が煙油注入孔702を通じて隙間のスペースに入ってから隙間のスペースを通じて煙油貯蔵キャビティ102に入るようにする。煙油を注入してから、煙油注入部品7が逆向きに向いて第二位置までに移動すると、シールリング5が再び隙間のスペースをシーリングして煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102と隔てられるようにする。
【0028】
他の実施形態では、煙油貯蔵キャビティ102とトンネル301は並列して設置されていて、仕切板(図示略)で隔てられていて、仕切板の一側に煙油貯蔵キャビティ102の壁、仕切板の他側にトンネル301の壁がある。仕切板にスルーホールがあるので、煙油を注入する場合に煙油注入部品7が第一位置までに移動すると、煙油注入孔702がスルーホールと対応して煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102と通じるようにし、煙油を注入してから煙油注入部品7が第二位置までに移動すると、煙油注入孔702がトンネル301の壁に閉じられる。
【0029】
図3に示す通り、煙油注入部品7に中空の煙油案内トンネル701があり、煙油注入部品7が一端で煙油貯蔵キャビティ102に向く場合、この端部が閉じ、各煙油注入孔702が煙油案内トンネル701と通じる。煙油を注入する場合、煙油は煙油案内トンネル701から注入され、煙油注入孔702から煙油貯蔵キャビティ102に流れ込む。
【0030】
煙油注入部品7が煙油貯蔵キャビティ102の一端に向いて減径して、減径端部703が形成される。減径端部703の外周にシールリング5、減径端部703の端部固定蓋に煙油保持部品4がある。煙油注入部品7が第二位置までに移動し、言い換えれば、トンネル301に戻る場合、シールリング5がトンネル301のトンネル口に当てて連結し、このトンネル301をシーリングするので、煙油を注入してから煙油がアトマイザーから外部に溢れ出る恐れがない。
【0031】
図5に示す通り、煙油保持部品4は煙油保持板400及び煙油保持柱401を含み、煙油保持柱401が一端で煙油保持板400の一側に連結されていて、二者がワンピースで一体に成形されてもよい。煙油保持柱401の他端が煙油案内トンネル701に差し込まれていて、煙油保持板400が煙油案内トンネル701の一端を覆っていてシールリング5に貼り合わせていてシールリング5に固定するようにする。
【0032】
一部の実施形態では、トンネル301がオイルシール3にあるが、他の実施形態では、トンネル301が胴体1に形成され、胴体1で突起して伸びて煙油注入パイプが形成され、煙油注入パイプからトンネル301が形成される。
【0033】
オイルシール3にスルーホール302もあり、スルーホール302に霧化コア8が差し込まれている。霧化コア8が中空のパイプ形を呈する。霧化コア8に加熱キャビティ804、加熱キャビティ804に発熱体803、霧化コア8の外壁に煙油が入るための入油孔801及び入気のための入気孔802の各々少なくとも1箇所がある。入油孔801が煙油貯蔵キャビティ102に対応し、霧化コア8が一端でスルーホール302に伸び出し、入気孔802は霧化コア8がスルーホール302から外部に伸び出でたところにある。入気孔802が加熱キャビティ804と通じ、霧化コア8がスルーホール302から煙油貯蔵キャビティ102に差し込まれていて送気ダクト103と連結する。その中、外気が入気孔802から加熱キャビティ804に入って、加熱キャビティ804にある発熱体803を駆動して煙油が生成する煙を加熱し、煙が加熱キャビティ804から送気ダクト103に入り、煙吸入口101から喫煙される。
【0034】
上記実施形態で本発明の概要を説明したが、次にさらに詳細な説明を行う。
【0035】
図1-6に示す通り、本実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーは、胴体1、支持材2、オイルシール3、煙油保持部品4、シールリング5、弾性部品6、煙油注入部品7及び霧化コア8を含む。
【0036】
胴体1に煙油を貯蔵するための煙油貯蔵キャビティ102が形成され、煙油注入部品7の外壁に煙油が入るための煙油注入孔702が2箇所に設けられる。胴体1のトップに喫煙のための煙吸入口101、胴体1の底部に煙油貯蔵キャビティ102をシーリングするためのオイルシール3、オイルシール3にトンネル301及びスルーホール302がある。このスルーホール302は、霧化コア8を煙油貯蔵キャビティ102に差し込むためのものである。
【0037】
煙油注入部品7がトンネル301にあり、トンネル301が煙油貯蔵キャビティ102と通じている。煙油注入部品7にある煙油注入孔702によりトンネル301と通じている。トンネル301が煙油貯蔵キャビティ102と通じて順調に煙油を煙油貯蔵キャビティ102に注入できる。支持材2がオイルシール3の表面に形成されたスロット308に配置されている。オイルシール3が接触されて変形しないようにし、トンネル301の内周壁の直径が拡大されて位置を制限するための第一突起部品303(
図3参照)が形成されて弾性部品6の上端を支持、制限する。
【0038】
弾性部品6としては、煙油注入部品7の外周に搭載するばねでもスルーホールに搭載するコイルばね、線ばねや板ばね等でもよい。コイルばね、あるいは板ばねがスルーホールにより煙油注入部品7の外周に嵌め込まれている。弾性部品6は、あくまで一例として述べれば、圧縮コイルスプリングであってもよい。煙油注入部品7は上端で減径してシールリング5を嵌め込むための減径端部703が形成される。減径端部703の直径がトンネル301の内周壁から拡大されて形成された位置を制限するための第一突起部品303(
図3参照)が一端から伸び出ている。煙油注入部品7下端に弾性部品6の下端の位置を制限するための第二突起部品704が形成される。煙油注入部品7に中空の煙油案内トンネル701がある。
【0039】
煙油注入孔702が煙油案内トンネル701と連通するので、煙油を注入する場合に煙油案内トンネル701から煙油を注入する。煙油が煙油注入孔702から煙油貯蔵キャビティ102に流れ込み、弾性部品6が上端部で第一突起部品303(
図3参照)と当てて連結し、弾性部品6が下端部で第二突起部品704と当てて連結する。注意する必要があるものとして、第一突起部品303及び第二突起部品704により弾性部品6の位置を制限できることである。トンネル301の上端口をシーリングするためのシールリング5が減径端部703に外周壁に嵌め込まれている。
【0040】
図4,
図5に示す通り、煙油保持部品4がワンピースで成形された煙油保持柱401及び煙油保持板400を含む。煙油保持柱401が煙油案内トンネル701に差し込まれていて、煙油保持板400がシールリング5の上表面に貼り合わされていてシールリング5を減径端部703に締め付けて取り付ける。トンネル301の内壁と煙油注入部品7の外壁との間に煙油注入のための隙間のスペースが形成され、弾性部品6が隙間のスペース内に位置している。
【0041】
図1、
図3に示す通り、煙油を注入する場合、煙油注入部品7の下端を押して弾性部品6をその弾性力に抗して変形させて、煙油注入部品7を煙油貯蔵キャビティ102に移動させる。減径端部703の外壁に嵌め込まれたシールリング5をトンネル301の上端口と分離させてトンネル301が煙油貯蔵キャビティ102と通じるようにし、煙油案内トンネル701から煙油を注入する。煙油が煙油注入孔702を通じて隙間のスペースを流れて煙油貯蔵キャビティ102に入り、胴体1に設けられた送気及び排煙のための送気ダクト103への導入経路が形成される。
【0042】
図3に示す通り、煙吸入口101が送気ダクト103の上端と連結して喫煙に用いられ、霧化コア8が上端でスルーホール302から煙油貯蔵キャビティ102に差し込まれている。霧化コア8が上端部で送気ダクト103と連結する。霧化コア8の下端の一部がスルーホール302の外に露出する。霧化コア8に、加熱キャビティ804、加熱キャビティ804に発熱体803、霧化コア8の外壁に煙油が入るための入油孔801及び入気のための入気孔802がある。入油孔801が煙油貯蔵キャビティ102にあり、入気孔802がスルーホール302の外に露出した霧化コア8の下端の外壁の一部にあり、入気孔802が加熱キャビティ804と通じる。
【0043】
図7に示す通り、喫煙する場合、気流の流れ向きの原理によると、本実施形態の煙油の注入に便利なアトマイザーは、外気が入気孔802から加熱キャビティ804に入り、加熱キャビティ804にある発熱体803を駆動して煙油が生成する煙を加熱し、煙が加熱キャビティ804から送気ダクト103に入って煙吸入口101から外部に出て喫煙に供される。
【0044】
実施形態2
【0045】
実施形態1との違いとして、煙油注入部品7が第一位置にある場合、煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102に伸び入り、トンネル301のトンネル壁に閉じられる。煙油注入部品7が第二位置にある場合、煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102から退出する。煙油注入部品7の外壁に雄ねじがあり、トンネル301のトンネル壁に雌ねじが形成される。煙油注入部品7がねじ連結でトンネル301に連結するように配置されていて、煙油注入部品7がねじの回転につれて第一位置と第二位置との間で移動する。煙油注入部品7に都合よく煙油注入部品7を回すためのハンドルを搭載してもよい。又は、ユーザが指を都合よく煙油案内トンネル701内に差し入れて煙油注入部品7を駆動して回転させるために、煙油案内トンネル701のトンネル壁に摩擦力を向上させるためのつや消しの表面やローレット目による構成などを設置してもよい。
【0046】
実施形態3
【0047】
実施形態1との違いとして、煙油注入部品7が第一位置にある場合、煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102に伸び入る。煙油注入部品7が第二位置にある場合、煙油注入孔702が煙油貯蔵キャビティ102から退出し、トンネル301の壁に閉じられる。煙油注入部品7の外壁とトンネル301の壁のいずれかにファスナー、煙油注入部品7の外壁とトンネル301の他の壁にファスナーとファスニングするファスニングスロット(図示略)が設けられている。煙油注入部品7が駆動されて煙油貯蔵キャビティ102へ移動する場合、ファスナーとファスニングスロットが相互に離脱し、煙油注入部品7が引かれてリセットする場合、ファスナーとファスニングスロットが再び結合する。都合よく煙油注入部品7を操作するために、煙油注入部品7にハンドルを搭載してもよい。
【0048】
最後に、上記の実施形態が本発明に関する望ましい実施形態に過ぎなく、本発明を制限するものではなく、上記の実施形態を参照して本発明について詳細に説明したが、本分野の技術者が上記の各実施形態に記載の技術策を改訂したり、その中の技術特徴の一部に対する同じ効果の変更をしたりしてもよい。本発明の精神及び原則に従って行う何らかの改訂、同じ効果の変更及び改善などが本発明の請求項にある。
【符号の説明】
【0049】
1 胴体
2 支持材
3 オイルシール
4 煙油保持部品
5 シールリング
6 弾性部品
7 煙油注入部品
8 霧化コア
101 煙吸入口
102 煙油貯蔵キャビティ
103 送気ダクト
301 トンネル
302 スルーホール
303 第一突起部品
400 煙油保持板
401 煙油保持柱
700 面取り
701 煙油案内トンネル
702 煙油注入孔
703 減径端部
704 第二突起部品
801 入油孔
802 入気孔
803 発熱体
804 加熱キャビティ