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特開2023-139235NAV1.8阻害剤としての2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023139235
(43)【公開日】2023-10-03
(54)【発明の名称】NAV1.8阻害剤としての2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
(51)【国際特許分類】
   C07D 233/32 20060101AFI20230926BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20230926BHJP
   A61P 25/04 20060101ALI20230926BHJP
   A61P 17/04 20060101ALI20230926BHJP
   A61P 11/14 20060101ALI20230926BHJP
   A61K 31/4164 20060101ALI20230926BHJP
   C07D 403/12 20060101ALI20230926BHJP
   A61K 31/4178 20060101ALI20230926BHJP
   C07D 401/12 20060101ALI20230926BHJP
   A61K 31/519 20060101ALI20230926BHJP
   A61K 31/4439 20060101ALI20230926BHJP
   C07D 405/12 20060101ALI20230926BHJP
   C07D 417/12 20060101ALI20230926BHJP
   A61K 31/501 20060101ALI20230926BHJP
   A61K 31/497 20060101ALI20230926BHJP
   A61K 31/428 20060101ALI20230926BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20230926BHJP
   A61K 31/437 20060101ALI20230926BHJP
   C07D 513/04 20060101ALI20230926BHJP
   C07D 401/14 20060101ALI20230926BHJP
【FI】
C07D233/32 CSP
A61P43/00 111
A61P25/04
A61P17/04
A61P11/14
A61K31/4164
C07D403/12
A61K31/4178
C07D401/12
A61K31/519
A61K31/4439
C07D405/12
C07D417/12
A61K31/501
A61K31/497
A61K31/428
C07D471/04 106A
A61K31/437
C07D513/04 301
C07D401/14
【審査請求】有
【請求項の数】29
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023122332
(22)【出願日】2023-07-27
(62)【分割の表示】P 2022577338の分割
【原出願日】2021-06-15
(31)【優先権主張番号】63/040,461
(32)【優先日】2020-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】522242018
【氏名又は名称】メルク・シャープ・アンド・ドーム・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100127812
【弁理士】
【氏名又は名称】城山 康文
(72)【発明者】
【氏名】アラサパン,アショーカ
(72)【発明者】
【氏名】ベル,イアン・エム
(72)【発明者】
【氏名】バンガード,クリストファー・ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】バージー,クリストファー・エス
(72)【発明者】
【氏名】コックス,ジェイソン・エム
(72)【発明者】
【氏名】ケリー・サード,マイケル・ジェー
(72)【発明者】
【氏名】レイトン,マーク・イー
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ホン
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ジャン
(72)【発明者】
【氏名】パーキンス,ジェームズ・ジェー
(72)【発明者】
【氏名】シャー,アクシャイ・エー
(72)【発明者】
【氏名】ヴァンヘイスト,マイケル・デイヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】ウー,ジェ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】Na1.8チャネル活性によって媒介される疾患の治療、予防、管理、改善、制御および抑制に有用であり得る化合物を提供する。
【解決手段】例えば、下式の2-オキソイミダゾリジン部分構造を有する化合物が示される。

該化合物は、Na1.8チャネル活性の阻害剤である。本発明の化合物は、疼痛障害、咳障害、急性かゆみ障害および慢性かゆみ障害の治療、予防または管理に有用であり得る。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式Iの化合物:
【化1】


またはその薬学的に許容される塩(式中、
AおよびBの一方は、以下から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されており、
AおよびBの他方は、以下から選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C3~8シクロアルキル-アリール、
5)-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
6)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
7)-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、
8)-C2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、
9)-C1~6アルキル-O-アリール、
10)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
11)-C3~12シクロアルキル、
12)-C2~12シクロヘテロアルキル、
13)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
14)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
15)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、
16)-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、
17)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-アリール、
18)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6
アルキル-アリール、
19)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-ヘテロアリール、ならびに
20)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6
アルキル-ヘテロアリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよ
びヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によ
って置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6アルケニル、
4)-C3~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6アルケニル、
4)-C3~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、
4)-C2~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており、
およびR、ならびにそれらが結合している炭素原子は、-C3~5シクロアルキ
ル環を形成することができ;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、
4)-C2~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6シクロアルキル、および
4)-C2~6シクロヘテロアルキル、
各アルキル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、または
1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、および
4)-C2~6アルキニル、
各アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、非置換であるか、または1~5個のハロ
ゲン置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-OCHCF
7)-CFCH
8)CN、
9)オキソ、
10)ハロゲン、
11)-S(O)1~6アルキル、
12)-C1~6アルキル、
13)-C2~6アルケニル、
14)-C2~6アルキニル、
15)-C3~6シクロアルキル、
16)-C2~6シクロヘテロアルキル、
17)アリール、
18)ヘテロアリール、
19)-C1~6アルキル-アリール、
20)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
21)-C1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
22)-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、
23)-C2~6アルケニル-C3~6シクロアルキル、
24)-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
25)-C2~6アルケニル-アリール、
26)-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
27)-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、
28)-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
29)-C2~6アルキニル-アリール、
30)-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
31)-OH、
32)-(CH)p-O-C1~6アルキル、
33)-(CH)p-O-C2~6アルケニル、
34)-(CH)p-O-C2~6アルキニル、
35)-(CH)p-O-C3~6シクロアルキル、
36)-(CH)p-O-C2~6ヘテロシクロアルキル、
37)-(CH)p-O-アリール、
38)-(CH)p-O-ヘテロアリール、
39)-OC1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
40)-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、
41)-OC1~6アルキル-アリール、
42)-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、
43)-S(O)
44)-C1~6アルキル-S(O)
45)-N(R、および
46)-NR
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、およ
び-OC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-OCHCF
7)-CFCH
8)CN、
9)オキソ、
10)ハロゲン、
11)-S(O)1~6アルキル、
12)-C1~6アルキル、
13)-C2~6アルケニル、
14)-C2~6アルキニル、
15)-O-C1~6アルキル、
16)-C3~6シクロアルキル、
17)-O-C3~6シクロアルキル、
18)-C2~6シクロヘテロアルキル、
19)アリール、
20)ヘテロアリール、
21)-C1~6アルキル-アリール、
22)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
23)-C1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
24)-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、
25)-C2~6アルケニル-C3~6シクロアルキル、
26)-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
27)-C2~6アルケニル-アリール、
28)-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
29)-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、
30)-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
31)-C2~6アルキニル-アリール、
32)-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
33)-OH、
34)-(CH)q-OC1~6アルキル、
35)-(CH)q-OC2~6アルケニル、
36)-(CH)q-OC2~6アルキニル、
37)-(CH)q-OC3~6シクロアルキル、
38)-(CH)q-OC2~6ヘテロシクロアルキル、
39)-(CH)q-O-アリール、
40)-(CH)q-O-ヘテロアリール、
41)-OC1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
42)-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、
43)-OC1~6アルキル-アリール、
44)-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、
45)-S(O)
46)-C1~6アルキル-S(O)
47)-C(O)R、および
48)-NR
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、および-OC1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されており;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
Rgは、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6シクロアルキル、
4)アリール、および
5)ヘテロアリール;
Rjは、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6アルケニル、
4)C3~6アルキニル、
5)C3~6シクロアルキル、
6)C2~5シクロヘテロアルキル、
7)アリール、および
8)ヘテロアリール;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6シクロアルキル、
4)アリール、および
5)ヘテロアリール;
mは、0~2から独立して選択され;
nは、2~6から独立して選択され;
pは、0~3から独立して選択され;
qは、0~3から独立して選択され;
rは、0~2から独立して選択され;
sは、0~6から独立して選択される)。
【請求項2】
Aが、以下からなる群から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
Aが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換され
ている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Aが、以下からなる群から選択され:
1)フェニル、および
2)ピリジン、
各フェニルおよびピリジンが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の
置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される
塩。
【請求項4】
Aがアリールであり、アリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容さ
れる塩。
【請求項5】
Aがフェニルであり、フェニルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容さ
れる塩。
【請求項6】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C3~8シクロアルキル-アリール、
5)-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
6)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
7)-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、
8)-C2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、
9)-C1~6アルキル-O-アリール、
10)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
11)-C3~12シクロアルキル、
12)-C2~12シクロヘテロアルキル、
13)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
14)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
15)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、
16)-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、
17)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-アリール、
18)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6
アルキル-アリール、
19)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-ヘテロアリール、ならびに
20)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6
アルキル-ヘテロアリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよ
びヘテロアリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によ
って置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C1~6アルキル-O-アリール、
5)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
6)-C3~12シクロアルキル、
7)-C2~12シクロヘテロアルキル、
8)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
9)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
10)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、ならびに
11)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-アリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが
、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている
、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、および
3)C3~12シクロアルキル、
シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが、非置換であるか、またはRから
選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはそ
の薬学的に許容される塩。
【請求項9】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)フェニル、
2)ピリジン、
3)チアゾール、
4)ピリミジン、
5)ピラジン、
6)ピリダジン、
7)イミダゾール、
8)ピラゾール、
9)オキサゾール、
10)ベンゾフラン、
11)ベンゾ[d]オキサゾール、
12)ベンゾ[d]チアゾール、
13)インダゾール
14)チアゾロ[5,4-b]ピリジン、
15)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、
16)-(CH-フェニル、
17)-CH-O-フェニル、
18)-CH-O-ピリジン、
19)シクロブタン、
20)シクロヘキサン、
21)ビシクロ[1.1.1]ペンタン、
22)スピロ[3.3]ヘプタン、
23)アゼチジン、
24)ピペリジン、
25)テトラヒドロピラン、
26)テトラヒドロフラン、
27)アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン、
28)-CH-シクロヘキサン、
29)-CH-テトラヒドロピラン、
30)-CH-O-シクロヘキサン、および
31)ビシクロ[4.2.0]オクタトリエン、
Bが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換され
ている、請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)フェニル、
2)ピリジン、
3)チアゾール、および
4)シクロブタン、
Bが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換され
ている、請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
いる、
請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
、R、R、R、R、RおよびRが、それぞれ水素である、請求項1に
記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHCF
5)CN、
6)ハロゲン、および
7)-C2~6アルキニル、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、およ
びOC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている、請求項
1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
各Rが、以下からなる群から独立して選択される:
1)-CF
2)-OCF、および
3)ハロゲン;請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-CH(CF)CH
7)-OCHCF
8)CN、
9)ハロゲン、
10)-S(O)1~6アルキル、
11)-C1~6アルキル、および
12)-C3~6シクロアルキル、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容
される塩。
【請求項16】
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
(1)-CF
(2)-OCF
(3)-OCHCF、および
(4)ハロゲン、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容
される塩。
【請求項17】
Aが、以下からなる群から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
Aが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換され
ており;
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C1~6アルキル-O-アリール、
5)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
6)-C3~12シクロアルキル、
7)-C2~12シクロヘテロアルキル、
8)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
9)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
10)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、ならびに
11)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-アリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが
、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており

が、以下からなる群から選択され:
(1)水素、および
(2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
(1)水素、および
(2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHCF
5)CN、
6)ハロゲン、および
7)-C2~6アルキニル、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、およ
び-OC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されており;
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-CH(CF)CH
7)-OCHCF
8)CN、
9)ハロゲン、
10)-S(O)1~6アルキル、
11)-C1~6アルキル、および
12)-C3~6シクロアルキル、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されている、
請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
Aがアリールであり、アリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されており;
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、および
3)C3~12シクロアルキル、
シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが、非置換であるか、またはRから
選択される1~5個の置換基によって置換されており;
、R、R、R、R、RおよびRが水素であり;
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF、および
3)ハロゲン;
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-OCHCF、および
4)ハロゲン、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されている、
請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
1)(S)-N-((R)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3
-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
2)(S)-N-((S)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3
-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
3)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メ
チル)-3-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
4)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
5)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
6)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフル
オロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
7)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフル
オロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
8)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1
-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
9)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1
-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
10)(S)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イ
ル)(4-クロロフェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

11)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
12)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
13)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トラ
ンス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
14)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トラ
ンス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
15)(S)-N-((R)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
16)(S)-N-((S)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
17)(R)-N-[ビス(4-クロロフェニル)メチル]-1-メチル-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
18)(S)-N-[ビス(4-クロロフェニル)メチル]-1-メチル-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
19)(4S)-N-{((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)[5-フルオ
ロ-6-(2,2,2-トリフルオロ-エトキシ)ピリジン-2-イル]メチル}-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
20)(4S)-N-{((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)[5-フルオ
ロ-6-(2,2,2-トリフルオロ-エトキシ)ピリジン-2-イル]メチル}-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
21)(4S)-N-[((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6-シアノ
ピリジン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
22)(4S)-N-[((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6-シアノ
ピリジン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
23)(4S)-N-[((R)-5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-3-イ
ル)(3-クロロ-2,4-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
24)(4S)-N-[((S)-5-クロロ-6-シクロ-プロピルピリジン-3-
イル)(3-クロロ-2,4-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
25)(4S)-N-{[(R)-5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-3-イル][5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メチル
}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
26)(4S)-N-{[(S)-5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-3-イル][5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メチル
}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
27)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6
-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-ピペリジン-4-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
28)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6
-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-ピペリジン-4-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
29)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(
トリフルオロメチル)シクロプロピル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
30)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(
トリフルオロメチル)シクロプロピル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
31)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(4-フルオロ-3-(トリフ
ルオロ-メチル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

32)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(4-フルオロ-3-(トリフ
ルオロ-メチル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

33)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)(4-シアノ
-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
34)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)(4-シアノ
-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
35)(S)-2-オキソ-N-((R)-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
3-イル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)イミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
36)(S)-2-オキソ-N-((S)-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
3-イル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)イミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
37)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-2,5-ジ
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
38)(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-2,5-ジ
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
39)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
40)(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
41)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)
-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
42)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)
-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
43)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((シス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミ
ダゾリジン-4-カルボキサミド;
44)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((トランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
45)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((トランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
46)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((シス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミ
ダゾリジン-4-カルボキサミド;
47)(4S)-N-{(R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)[6-
(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
48)(4S)-N-{(S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)[6-
(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
49)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド;
50)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド;
51)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
52)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
53)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
54)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
55)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(
トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
56)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(
トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
57)((4S)-N-{(R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)[1-(2
,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-イル]メチル}-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
58)(4S)-N-{(S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)[1-(2,
2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-イル]メチル}-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
59)(4S)-N-{1-((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-[
(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)オキシ]エチル}-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
60)(4S)-N-{1-((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-[
(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)オキシ]エチル}-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
61)(4S)-N-[(R)-(3-クロロ-2,4-ジ-フルオロフェニル)(3
,3-ジメチルシクロブチル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
62)(4S)-N-[(S)-(3-クロロ-2,4-ジ-フルオロフェニル)(3
,3-ジメチルシクロブチル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
63)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(1-メチル-
3-(トリ-フルオロメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
64)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(1-メチル-
3-(トリ-フルオロメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
65)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4
-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド;
66)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4
-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド;
67)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
68)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
69)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラン
ス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
70)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラン
ス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
71)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
2,2,2-トリフルオロエトキシ)チアゾール-5-イル)-メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
72)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
2,2,2-トリフルオロエトキシ)チアゾール-5-イル)-メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
73)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
ジフルオロメトキシ)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
74)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
ジフルオロメトキシ)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
75)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6,6
-ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
76)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6,6
-ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
77)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-ク
ロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
78)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-ク
ロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
79)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラン
ス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
80)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラン
ス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
81)(S)-N-((R)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
82)(S)-N-((S)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
83)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-2-イル
)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
84)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-2-イル
)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
85)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
86)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
87)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
88)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
89)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド;
90)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド;
91)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-フ
ルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
92)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-フ
ルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
93)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロ-メチル)ピリジ
ン-2-イル)(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
94)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
95)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフルオロエト
キシ)ピリジン-3-イル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
96)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフルオロエト
キシ)ピリジン-3-イル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロ-メチル)-ピリジン
-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
97)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(2-(トリフルオロメチル)オキサゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド
98)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(2-(トリフルオロメチル)オキサゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
99)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
100)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-
(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
101)(S)-N-((R)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
102)(S)-N-((S)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
103)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
104)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
105)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
106)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
107)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-
3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
108)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-
3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
109)(4S)-N-(1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-((6-
(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)オキシ)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
110)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-
2-シクロヘキシルエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
111)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-
2-シクロヘキシルエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
112)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2
-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
113)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2
-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
114)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
115)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
116)(S)-N-((R)-(4-クロロ-3-シアノフェニル)(4-(トリフ
ルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

117)(S)-N-((S)-(4-クロロ-3-シアノフェニル)(4-(トリフ
ルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

118)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((R
)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
119)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((S
)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
120)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((S
)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
121)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
122)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(5-フルオロ-4-(トリ
フルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カル
ボキサミド;
123)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(5-フルオロ-4-(トリ
フルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カル
ボキサミド;
124)(S)-N-((R)-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)-フェニ
ル)(4-シアノフェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
125)(S)-N-((S)-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)-フェニ
ル)(4-シアノフェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
126)(S)-N-(ビス(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
127)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ
-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
128)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ
-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
129)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-
(ジフルオロメチル)-5-フルオロピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
130)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-
(ジフルオロメチル)-5-フルオロピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
131)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-
(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
132)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-
(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
133)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-
メチル-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
134)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-
メチル-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
135)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-
メチル-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
136)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-
メチル-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
137)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチル
ベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボ
キサミド;
138)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチル
ベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボ
キサミド;
139)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-
2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド;
140)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-
2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド;
141)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3,3-ジメチル
-2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
142)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-フルオロビシ
クロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
143)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
144)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
145)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
146)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
147)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
148)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
149)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
150)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
151)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-クロロビシク
ロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)-メチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
152)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(チアゾロ[5,4
-b]ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

153)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ
ベンゾフラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
154)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ
ベンゾフラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
155)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(6-(ジフルオロメトキシ
)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
156)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(6-(ジフルオロメトキシ
)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
157)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(1-メチル-5-(トリフ
ルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
158)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(1-メチル-5-(トリフ
ルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
159)(4S)-N-((4-クロロフェニル)(4-メチル-2-(トリフルオロ
-メチル)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
160)(4S)-N-((1(R))-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3
-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
161)(4S)-N-((1(S))-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3
-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-アザビシクロ-[3.1.0]ヘキサン-
6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
162)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シ
ス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
163)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((ト
ランス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
164)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シ
ス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)-ピペリジン-4-イル)メチル)-
2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
165)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((ト
ランス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)-ピペリジン-4-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
166)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シ
ス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
167)S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トラ
ンス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
168)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シ
ス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
169)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((ト
ランス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
170)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
171)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
172)(4S)-N-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イル(4-クロロフェニル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
173)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(1H-インダゾール-6-
イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
174)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(1H-インダゾール-6-
イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
175)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
176)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
177)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]オ
キサゾール-6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
178)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]オ
キサゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
179)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チ
アゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
180)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チ
アゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
181)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-(メチ
ルスルホニル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
182)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-(メチ
ルスルホニル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
183)(4S)-N-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-シアノピリジ
ン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
184)(S)-N-((R)-ベンゾ[d]チアゾール-2-イル(3-クロロ-4
-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
185)(S)-N-((S)-ベンゾ[d]チアゾール-2-イル(3-クロロ-4
-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
186)(S)-N-((R)-ベンゾ[d]オキサゾール-2-イル(3-クロロ-
4-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド

187)(S)-N-((S)-ベンゾ[d]オキサゾール-2-イル(3-クロロ-
4-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド

188)(S)-N-((R)-(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ
-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
189)(S)-N-((S)-(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ
-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
190)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(7,7-ジフルオロビシク
ロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
191)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(7,7-ジフルオロビシク
ロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
192)(4S)-N-((R)(4-クロロフェニル)((R)2,2-ジメチル-
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
193)(4S)-N-((R)(4-クロロフェニル)((S)2,2-ジメチル-
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
194)(4S)-N-((S)(4-クロロフェニル)((S)2,2-ジメチル-
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;ならびに
195)(4S)-N-((S)(4-クロロフェニル)((R)2,2-ジメチル-
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
から選択される、請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
1)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
2)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
3)(S)-N-((R)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)
フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
4)(S)-N-((S)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)
フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
5)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2
,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
6)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2
,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
7)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス
-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;および
8)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス
-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
から選択される、請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項21】
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体
とを含む医薬組成物。
【請求項22】
それを必要とする哺乳動物におけるNa1.8チャネル活性の阻害に応答する障害、
状態または疾患の治療に有用な医薬品を調製するための、請求項1に記載の化合物または
その薬学的に許容される塩の使用。
【請求項23】
疼痛障害、咳障害、急性かゆみ障害または慢性かゆみ障害を治療、予防または制御する
ための医薬品を製造するための、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される
塩の使用。
【請求項24】
前記障害が疼痛障害である、請求項23に記載の使用。
【請求項25】
前記疼痛障害が、急性疼痛、炎症性疼痛または神経因性疼痛から選択される、請求項2
4に記載の使用。
【請求項26】
治療に使用するための、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項27】
それを必要とする患者におけるNa1.8チャネル活性の阻害に応答する障害、状態
または疾患を治療または予防する方法であって、請求項1に記載の化合物またはその薬学
的に許容される塩の治療有効量を投与することを含む方法。
【請求項28】
前記障害が、疼痛障害、咳障害、急性かゆみ障害または慢性かゆみ障害から選択される
、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記障害が疼痛障害である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記疼痛障害が、急性疼痛、炎症性疼痛または神経因性疼痛から選択される、請求項2
9に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
電位開口型ナトリウムチャネル(VGSC)は、興奮性細胞内でナトリウムイオンの選
択的流入を媒介し、活動電位の開始および伝播に中心的な役割を果たす(Yu et a
l.,Genome Biology 4:207(2003))。電位開口型ナトリウ
ムチャネルは、それらが活動電位の開始および伝播に中心的役割を果たす中枢神経系およ
び末梢神経系、ならびに活動電位が細胞収縮を引き起こす骨格筋および心筋内に遍在する
(Goldin et al.,Ann N Y Acad Sci.1999 Apr
30;868:38-50)。VGSC機能またはそれらの発現の変化は、正常な細胞
の興奮性に大いに影響を及ぼし得る(Huang et al.,J Neurosci
.2013 Aug 28;33(35):14087-97;Emery et al
.,J Neurosci.2015 May 20;35(20):7674-81;
Kist et al.,PLoS One.2016 Sep 6;11(9):e0
161789;およびSchreiber et al.,World J Diabe
tes.2015 Apr 15;6(3):432-44)。
【0002】
電位開口型ナトリウムチャネルは、イオン伝導性水性細孔を形成する1つのαサブユニ
ットと、チャネル開閉の反応速度および電圧依存性を改変する少なくとも1つのβサブユ
ニットとを特徴とする多量体複合体である。哺乳動物電位開口型ナトリウムチャネルでは
、SNS、PN3またはNa1.8としても知られるNa1.8を含む9つの異なる
αサブユニットが同定され、特徴付けられている(Goldin et al.,Neu
ron.2000 Nov;28(2):365-8)。
【0003】
ナトリウムチャネルの発現は、組織特異的であり得る。Na1.8電位開口型ナトリ
ウムイオンチャネルは、感覚ニューロン内で主に発現され、末梢(例えば、皮膚、筋肉お
よび関節)から脊髄を介して中枢神経系に情報を伝達する役割を果たす。ナトリウムチャ
ネル活性は、末梢侵害受容器を活性化する侵害刺激(熱的、機械的および化学的)によっ
て引き起こされる活動電位の開始および伝播に必要とされるため、ナトリウムチャネルは
このプロセスに不可欠である(Catterall et al.,Nat Chem
Biol.2017 Apr 13;13(5):455-463)。細胞表面のVGS
Cタンパク質レベルの増加、またはVGSCチャネルの活性の変化は、片頭痛、虚血後の
神経変性、てんかん、ならびに慢性神経障害状態および炎症性疼痛状態などの疾患状態を
もたらし得る。患者が外部刺激を伴わず自発痛を経験する様々な疼痛症候群では、Na
1.7、Na1.8およびNa1.9の機能獲得型変異が現れる(Bennett
et al.,Lancet Neurol.2014 Jun;13(6):587-
99;Huang et al.,J Neurosci.2013 Aug 28;3
3(35):14087-97;Kist et al.,PLoS One.2016
Sep 6;11(9):e0161789;Emery et al.,J Neu
rosci.2015 May 20;35(20):7674-81;およびSchr
eiber et al.,World J Diabetes.2015 Apr 1
5;6(3):432-44)。
【0004】
神経因性疼痛、慢性的なかゆみ、および炎症性疼痛知覚を含む様々な疾病では、Na
1.8電位開口型ナトリウムイオンチャネルが何らかの役割を果たすと考えられている(
Belkouch et al.,J Neuroinflammation.2014
Mar 7;11:45;Coward et al.,Pain.2000 Mar
;85(1-2):41-50;Yiangou et al.,FEBS Lett.
2000 Feb 11;467(2-3):249-52;Black et al.
,Ann Neurol.2008 Dec;64(6):644-53;Bird e
t al.,Br J Pharmacol.2015 May;172(10):26
54-70;Liu et al.,Neuron.2010 Nov 4;68(3)
:543-56;およびZhao et al.,J Clin Invest.201
3)。
【0005】
電位開口型ナトリウムイオンチャネルの大部分は様々なサブタイプ間で保存されている
ため、サブタイプ選択性を示さない治療剤を利用すると、深刻な副作用が引き起こされる
可能性がある。したがって、侵害受容、咳またはかゆみ障害(itch disorde
r)に対処する際に使用するのに適した治療剤は、それらの作用における特異性、例えば
、心機能の調節に重要であると考えられるNa1.5ナトリウムイオンチャネルに対す
る作用と、炎症性侵害受容、または機能不全のNa1.8ナトリウムイオンチャネルお
よび/もしくはアップレギュレートされたNa1.8ナトリウムイオンチャネルから生
じるかゆみおよび障害では中心的であると考えられるNa1.8ナトリウムイオンチャ
ネルに対する作用との間の識別を必要とする。
【0006】
したがって、Na1.8電位開口型ナトリウムイオンチャネル活性の阻害剤は、限定
するものではないが、片頭痛、虚血後の神経変性、てんかん、炎症性疼痛、自発痛、急性
疼痛、術前疼痛、周術期疼痛、術後疼痛、神経因性疼痛、慢性的なかゆみ、およびかゆみ
障害を含む、Na1.8受容体が関与するおよび/またはNa1.8電位開口型ナト
リウムイオンチャネルの機能不全に特に起因する疾患、障害および状態を治療または予防
するのに有用であり得ると考えられる(Han et al.,J Neurol Ne
urosurg Psychiatry 2014 May;85(5):499-50
5)。
【0007】
Na1.8ナトリウムイオンチャネルに対して選択的活性を有する強力なNa1.
8ナトリウムイオンチャネル活性阻害剤が依然として必要とされている。結果として、本
発明の化合物は、Na1.8受容体およびNa1.8電位開口型ナトリウムイオンチ
ャネルが関与する疾患、障害および状態の治療および予防に有用である。
【0008】
Nav1.8ナトリウムイオンチャネルの役割は、Bennett et al.,P
hysical Medicine and Rehabilitation Clin
ics of North America,2001,12(2):447-459;
Meissner et al.,Br J Sports Med.2018 May
;52(10):642-650;Legroux-Crespel et al.,N
eurology.2016 Feb 2;86(5):473-83;およびFlax
man et al.,Lancet,380:2163-2196(2012)に説明
されている。
【0009】
Na1.8ナトリウムイオンチャネル関連状態を治療するのに有用な化合物は、AC
S Med.Chem.Lett.2015,6,650;BJP 2015,172,
2654;PNAS 2007,104,8520;J.Med.Chem.2008,
51,407;JPET 2008,324,1204;およびNeuropharma
cology 2010,59,201に開示されている。
【0010】
Na1.8化合物は、国際公開第2009/049180号、国際公開第2009/
049181号、国際公開第2009/049183号、国際公開第2014/1208
08号、国際公開第2014/120815号、国際公開第2014/120820号、
国際公開第2015/010065号および国際公開第2015/089361号、国際
公開第2017/209322号、米国特許第8,519,137号、米国特許第9,0
51,270号、米国特許第9,108,903号、米国特許第9,163,042号、
米国特許第9,783,501号、国際公開第2020/092667号、国際公開第2
019/014352号、国際公開第2018/213426号、米国特許第8,629
,149号ならびに国際公開第2011/026240号にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】国際公開第2009/049180号
【特許文献2】国際公開第2009/049181号
【特許文献3】国際公開第2009/049183号
【特許文献4】国際公開第2014/120808号
【特許文献5】国際公開第2014/120815号
【特許文献6】国際公開第2014/120820号
【特許文献7】国際公開第2015/010065号
【特許文献8】国際公開第2015/089361号
【特許文献9】国際公開第2017/209322号
【特許文献10】米国特許第8,519,137号
【特許文献11】米国特許第9,051,270号
【特許文献12】米国特許第9,108,903号
【特許文献13】米国特許第9,163,042号
【特許文献14】米国特許第9,783,501号
【特許文献15】国際公開第2020/092667号
【特許文献16】国際公開第2019/014352号
【特許文献17】国際公開第2018/213426号
【特許文献18】米国特許第8,629,149号
【特許文献19】国際公開第2011/026240号
【非特許文献】
【0012】
【非特許文献1】Yu et al.,Genome Biology 4:207(2003)
【非特許文献2】Goldin et al.,Ann N Y Acad Sci.1999 Apr 30;868:38-50
【非特許文献3】Huang et al.,J Neurosci.2013 Aug 28;33(35):14087-97
【非特許文献4】Emery et al.,J Neurosci.2015 May 20;35(20):7674-81
【非特許文献5】Kist et al.,PLoS One.2016 Sep 6;11(9):e0161789
【非特許文献6】Schreiber et al.,World J Diabetes.2015 Apr 15;6(3):432-44
【非特許文献7】Goldin et al.,Neuron.2000 Nov;28(2):365-8
【非特許文献8】Catterall et al.,Nat Chem Biol.2017 Apr 13;13(5):455-463
【非特許文献9】Bennett et al.,Lancet Neurol.2014 Jun;13(6):587-99
【非特許文献10】Belkouch et al.,J Neuroinflammation.2014 Mar 7;11:45
【非特許文献11】Coward et al.,Pain.2000 Mar;85(1-2):41-50
【非特許文献12】Yiangou et al.,FEBS Lett.2000 Feb 11;467(2-3):249-52
【非特許文献13】Black et al.,Ann Neurol.2008 Dec;64(6):644-53
【非特許文献14】Bird et al.,Br J Pharmacol.2015 May;172(10):2654-70
【非特許文献15】Liu et al.,Neuron.2010 Nov 4;68(3):543-56
【非特許文献16】Zhao et al.,J Clin Invest.2013
【非特許文献17】Han et al.,J Neurol Neurosurg Psychiatry 2014 May;85(5):499-505
【非特許文献18】Bennett et al.,Physical Medicine and Rehabilitation Clinics of North America,2001,12(2):447-459
【非特許文献19】Meissner et al.,Br J Sports Med.2018 May;52(10):642-650
【非特許文献20】Legroux-Crespel et al.,Neurology.2016 Feb 2;86(5):473-83
【非特許文献21】Flaxman et al.,Lancet,380:2163-2196(2012)
【非特許文献22】ACS Med.Chem.Lett.2015,6,650
【非特許文献23】BJP 2015,172,2654
【非特許文献24】PNAS 2007,104,8520
【非特許文献25】J.Med.Chem.2008,51,407
【非特許文献26】JPET 2008,324,1204
【非特許文献27】Neuropharmacology 2010,59,201
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、構造式Iの新規化合物:
【化1】

【0014】
およびその薬学的に許容される塩に関する。構造式Iの化合物、およびその実施形態は
、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性の阻害剤(またはNa1.8阻害剤)で
あり、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性によって媒介される疾患、障害および
状態、例えば、侵害受容、変形性関節症、末梢神経障害、遺伝性先端紅痛症、多発性硬化
症、喘息、かゆみ、アトピー、アレルギー性皮膚炎または接触性皮膚炎、腎不全、胆汁う
っ滞、掻痒症、急性のかゆみ、慢性的なかゆみ、片頭痛、虚血後の神経変性、てんかん、
疼痛、炎症性疼痛、自発痛、急性疼痛、骨折による急性疼痛、筋骨格損傷、膵炎および腎
疝痛、周術期疼痛、術後疼痛、神経因性疼痛、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、糖尿病性
神経障害、慢性腰痛、幻肢痛、坐骨神経痛、2°または3°熱傷によって引き起こされる
疼痛、視神経炎、癌および化学療法に起因する疼痛、慢性骨盤痛、疼痛症候群、ならびに
複合性局所疼痛症候群の治療および予防に有用であり得る。本発明の一実施形態では、状
態、疾患または障害は、疼痛障害、急性疼痛障害または慢性疼痛障害である。本発明の別
の実施形態では、状態、疾患または障害は急性疼痛障害である。
【0015】
本発明はまた、本発明の化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物に関する
【0016】
本発明はまた、本発明の化合物および医薬組成物を投与することによる、それを必要と
する対象におけるNa1.8ナトリウムイオンチャネル活性の阻害に応答し得る障害、
疾患および状態の治療、管理、予防、緩和、改善、抑制または制御のための方法に関する
【0017】
本発明はまた、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性の阻害に応答し得る疾患、
障害および状態を治療するのに有用な医薬品を製造するための本発明の化合物の使用に関
する。
【0018】
本発明はまた、疾患、障害および状態を治療するのに有用であり得る別の薬剤の治療有
効量と組み合わせて本発明の化合物を投与することによる、これらの疾患、障害および状
態の治療または予防に関する。本発明はさらに、本発明の化合物を調製するプロセスに関
する。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、構造式Iの新規化合物:
【化2】

【0020】
またはその薬学的に許容される塩に関する(式中、
AおよびBの一方は、以下から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されており、
AおよびBの他方は、以下から選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C3~8シクロアルキル-アリール、
5)-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
6)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
7)-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、
8)-C2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、
9)-C1~6アルキル-O-アリール、
10)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
11)-C3~12シクロアルキル、
12)-C2~12シクロヘテロアルキル、
13)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
14)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
15)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、
16)-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、
17)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-アリール、
18)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6
アルキル-アリール、
19)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-ヘテロアリール、ならびに
20)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6
アルキル-ヘテロアリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよ
びヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によ
って置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6アルケニル、
4)-C3~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6アルケニル、
4)-C3~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、
4)-C2~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており、
およびR、ならびにそれらが結合している炭素原子は、-C3~5シクロアルキ
ル環を形成することができ;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、
4)-C2~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6シクロアルキル、および
4)-C2~6シクロヘテロアルキル、
各アルキル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、または
1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、および
4)-C2~6アルキニル、
各アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、非置換であるか、または1~5個のハロ
ゲン置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-OCHCF
7)-CFCH
8)CN、
9)オキソ、
10)ハロゲン、
11)-S(O)1~6アルキル、
12)-C1~6アルキル、
13)-C2~6アルケニル、
14)-C2~6アルキニル、
15)-C3~6シクロアルキル、
16)-C2~6シクロヘテロアルキル、
17)アリール、
18)ヘテロアリール、
19)-C1~6アルキル-アリール、
20)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
21)-C1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
22)-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、
23)-C2~6アルケニル-C3~6シクロアルキル、
24)-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
25)-C2~6アルケニル-アリール、
26)-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
27)-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、
28)-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
29)-C2~6アルキニル-アリール、
30)-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
31)-OH、
32)-(CH)p-OC1~6アルキル、
33)-(CH)p-OC2~6アルケニル、
34)-(CH)p-OC2~6アルキニル、
35)-(CH)p-OC3~6シクロアルキル、
36)-(CH)p-OC2~6ヘテロシクロアルキル、
37)-(CH)p-O-アリール、
38)-(CH)p-O-ヘテロアリール、
39)-OC1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
40)-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、
41)-OC1~6アルキル-アリール、
42)-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、
43)-S(O)
44)-C1~6アルキル-S(O)
45)-N(R、および
46)-NR
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、およ
び-OC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-OCHCF
7)-CFCH
8)CN、
9)オキソ、
10)ハロゲン、
11)-S(O)1~6アルキル、
12)-C1~6アルキル、
13)-C2~6アルケニル、
14)-C2~6アルキニル、
15)-O-C1~6アルキル、
16)-C3~6シクロアルキル、
17)-O-C3~6シクロアルキル、
18)-C2~6シクロヘテロアルキル、
19)アリール、
20)ヘテロアリール、
21)-C1~6アルキル-アリール、
22)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
23)-C1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
24)-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、
25)-C2~6アルケニル-C3~6シクロアルキル、
26)-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
27)-C2~6アルケニル-アリール、
28)-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
29)-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、
30)-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
31)-C2~6アルキニル-アリール、
32)-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
33)-OH、
34)-(CH)q-OC1~6アルキル、
35)-(CH)q-OC2~6アルケニル、
36)-(CH)q-OC2~6アルキニル、
37)-(CH)q-OC3~6シクロアルキル、
38)-(CH)q-OC2~6ヘテロシクロアルキル、
39)-(CH)q-O-アリール、
40)-(CH)q-O-ヘテロアリール、
41)-OC1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
42)-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、
43)-OC1~6アルキル-アリール、
44)-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、
45)-S(O)
46)-C1~6アルキル-S(O)
47)-C(O)R、および
48)-NR
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、および-OC1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されており;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
Rgは、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6シクロアルキル、
4)アリール、および
5)ヘテロアリール;
Rjは、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6アルケニル、
4)C3~6アルキニル、
5)C3~6シクロアルキル、
6)C2~5シクロヘテロアルキル、
7)アリール、および
8)ヘテロアリール;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6シクロアルキル、
4)アリール、および
5)ヘテロアリール;
mは、0~2から独立して選択され;
nは、2~6から独立して選択され;
pは、0~3から独立して選択され;
qは、0~3から独立して選択され;
rは、0~2から独立して選択され;
sは、0~6から独立して選択される)。
【0021】
本発明は、以下に要約される多数の実施形態を有する。本発明は、示される化合物を含
み、化合物の個々のジアステレオ異性体、エナンチオマーおよびエピマー、ならびにラセ
ミ混合物を含む、それらのジアステレオ異性体および/またはエナンチオマーの混合物も
含む。
【0022】
本発明の別の実施形態では、AおよびBの一方は、アリール、およびヘテロアリールか
ら選択され、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択さ
れる1~5個の置換基によって置換されており、AおよびBの他方は、アリール、ヘテロ
アリール、-C1~6アルキル-アリール、-C3~8シクロアルキル-アリール、-C
2~8シクロヘテロアルキル-アリール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C
~8シクロアルキル-ヘテロアリール、-C2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリー
ル、-C1~6アルキル-O-アリール、-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-
3~12シクロアルキル、-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-
3~12シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-
1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、-C1~6アルキル-O-C2~1
シクロヘテロアルキル、O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個の
ヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合し
た-C0~6アルキル-アリール、O、SおよびN(Rから独立して選択される1
~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケ
ニルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、O、SおよびN(Rから独立して
選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘ
テロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-ヘテロアリール、ならびにO、SおよびN
(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルケニ
ルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6アルキル-ヘテロアリー
ルから選択され、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニル
、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、AおよびBは、R
ら選択される0~4個の置換基によって独立して置換されている。この実施形態の別のク
ラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~3個の置換基によって独立して置換さ
れている。この実施形態の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~2個
の置換基によって独立して置換されている。
【0023】
別の実施形態では、AおよびBの一方は、アリール、およびヘテロアリールから選択さ
れ、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~
5個の置換基によって置換されており、AおよびBの他方は、アリール、ヘテロアリール
、-C1~6アルキル-アリール、-C1~6アルキル-O-アリール、-C1~6アル
キル-O-ヘテロアリール、-C3~12シクロアルキル、-C2~12シクロヘテロア
ルキル、-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~
12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、なら
びにO、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC
~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル
-アリールから選択され、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール
およびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基
によって置換されている。この実施形態のクラスでは、AおよびBは、Rから選択され
る0~4個の置換基によって独立して置換されている。この実施形態の別のクラスでは、
AおよびBは、Rから選択される0~3個の置換基によって独立して置換されている。
【0024】
この実施形態の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~2個の置換基に
よって独立して置換されている。
【0025】
別の実施形態では、AおよびBの一方は、アリール、およびヘテロアリールから選択さ
れ、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~
5個の置換基によって置換されており、AおよびBの他方は、アリール、ヘテロアリール
、-C1~6アルキル-アリール、-C1~6アルキル-O-アリール、-C1~6アル
キル-O-ヘテロアリール、-C3~12シクロアルキル、-C2~12シクロヘテロア
ルキル、-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~
12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、およ
びC4~6シクロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリールから選択され、アル
キル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリールは、非置
換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。この
実施形態のクラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~4個の置換基によって独
立して置換されている。この実施形態の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択さ
れる0~3個の置換基によって独立して置換されている。この実施形態の別のクラスでは
、AおよびBは、Rから選択される0~2個の置換基によって独立して置換されている
【0026】
別の実施形態では、AおよびBの一方は、フェニル、およびピリジンから選択され、フ
ェニルおよびピリジンは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基
によって置換されており、AおよびBの他方は、フェニル、ピリジン、チアゾール、ピリ
ミジン、ピラジン、ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラ
ン、ベンゾ[d]オキサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5
,4-b]ピリジン、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、インドール、チオフェン、フラ
ン、トリアゾール、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、クアナゾリン(quana
zoline)、ピラゾロピリジン、ピラゾロピリジン、イミダゾピリジン、オキサゾロ
ピリジン、ピラゾロピリミジン、イミダゾピリミジン、オキサゾロピリミジン、チアゾロ
ピリミジン、-(CH-フェニル、-CH-O-フェニル、-CH-O-ピリ
ジン、シクロブチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.1]ペンタン、スピロ[3.
3]ヘプタン、アゼチジン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン、ア
ザビシクロ[3.1.0]ヘキサン、-CH-シクロヘキシル、-CH-テトラヒド
ロピラン、およびビシクロ[4.2.0]オクタトリエンから選択され、アルキル、シク
ロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか
、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態の
クラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~4個の置換基によって独立して置換
されている。この実施形態の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~3
個の置換基によって独立して置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aおよび
Bは、Rから選択される0~2個の置換基によって独立して置換されている。
【0027】
別の実施形態では、AおよびBの一方は、フェニル、およびピリジンから選択され、フ
ェニルおよびピリジンは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基
によって置換されており、AおよびBの他方は、フェニル、ピリジン、チアゾール、ピリ
ミジン、ピラジン、ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラ
ン、ベンゾ[d]オキサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5
,4-b]ピリジン、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、-(CH-フェニル、-
CH-O-フェニル、-CH-O-ピリジン、シクロブチル、シクロヘキシル、ビシ
クロ[1.1.1]ペンタン、スピロ[3.3]ヘプタン、アゼチジン、ピペリジン、テ
トラヒドロピラン、テトラヒドロフラン、アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン、-CH
-シクロヘキシル、-CH-テトラヒドロピラン、およびビシクロ[4.2.0]オ
クタトリエンから選択され、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリー
ルおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換
基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、AおよびBは、Rから選択さ
れる0~4個の置換基によって独立して置換されている。この実施形態の別のクラスでは
、AおよびBは、Rから選択される0~3個の置換基によって独立して置換されている
。この実施形態の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~2個の置換基
によって独立して置換されている。
【0028】
別の実施形態では、AおよびBの一方はアリールであり、アリールは、非置換であるか
、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており、AおよびBの他
方は、アリール、ヘテロアリール、および-C3~12シクロアルキルから選択され、シ
クロアルキル、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択
される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Aおよび
Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって独立して置換されている。この実施
形態の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~3個の置換基によって独
立して置換されている。この実施形態の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択さ
れる0~2個の置換基によって独立して置換されている。
【0029】
別の実施形態では、AおよびBの一方はフェニルであり、フェニルは、非置換であるか
、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており、AおよびBの他
方は、フェニル、ピリジン、チアゾール、およびシクロブタンから選択され、フェニル、
ピリジン、チアゾールおよびシクロブテンは、非置換であるか、またはRから選択され
る1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、AおよびBは
、Rから選択される0~4個の置換基によって独立して置換されている。この実施形態
の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択される0~3個の置換基によって独立し
て置換されている。この実施形態の別のクラスでは、AおよびBは、Rから選択される
0~2個の置換基によって独立して置換されている。
【0030】
本発明の別の実施形態では、Aは、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選
択され、Aは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置
換されている。この実施形態のクラスでは、Aは、Rから選択される0~4個の置換基
によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0
~3個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、R
ら選択される0~2個の置換基によって置換されている。
【0031】
別の実施形態では、Aは、フェニル、およびピリジンからなる群から選択され、Aは、
非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0032】
この実施形態のクラスでは、Aは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換さ
れている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~3個の置換基
によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0
~2個の置換基によって置換されている。
【0033】
別の実施形態では、Aはアリールであり、アリールは、非置換であるか、またはR
ら選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、ア
リールは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態
の別のクラスでは、アリールは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換され
ている。この実施形態の別のクラスでは、アリールは、Rから選択される0~2個の置
換基によって置換されている。
【0034】
別の実施形態では、Aはフェニルであり、フェニルは、非置換であるか、またはR
ら選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、フ
ェニルは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態
の別のクラスでは、フェニルは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換され
ている。この実施形態の別のクラスでは、フェニルは、Rから選択される0~2個の置
換基によって置換されている。
【0035】
別の実施形態では、Aは、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキル-アリール
、-C3~8シクロアルキル-アリール、-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、-
2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-O-アリール、
-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-C3~12シクロアルキル、-C2~12
シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、-C1~6
ルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-O-C3~12シクロ
アルキル、-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、O、SおよびN
(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキル
またはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、O、S
およびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロ
アルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6アルキル-アリ
ール、O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキ
ル-ヘテロアリール、ならびにO、SおよびN(Rから独立して選択される1~3
個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニル
に縮合した-C0~6アルキル-ヘテロアリールからなる群から独立して選択され、Aは
、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている
。この実施形態のクラスでは、Aは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換
されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~3個の置換
基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される
0~2個の置換基によって置換されている。
【0036】
別の実施形態では、Aは、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキル-アリール
、-C3~8シクロアルキル-アリール、-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、-
2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-O-アリール、
-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-C3~12シクロアルキル、-C2~12
シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、-C1~6
ルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-O-C3~12シクロ
アルキル、-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、C4~6シクロ
アルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、C4~6シクロアルケニルに縮合し
た-C0~6アルキル-アリール、C4~6シクロアルキルに縮合した-C0~6アルキ
ル-ヘテロアリール、およびC4~6シクロアルケニルに縮合した-C0~6アルキル-
ヘテロアリールからなる群から独立して選択され、Aは、非置換であるか、またはR
ら選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、A
は、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態の別の
クラスでは、Aは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換されている。この
実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~2個の置換基によって置換さ
れている。
【0037】
別の実施形態では、Aは、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキル-アリール
、-C1~6アルキル-O-アリール、-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-C
3~12シクロアルキル、-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-C
3~12シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-C
1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、ならびにO、SおよびN(R
ら独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~
シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリールからなる群から独立し
て選択され、Aは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によっ
て置換されている。この実施形態のクラスでは、Aは、Rから選択される0~4個の置
換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択され
る0~3個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、R
から選択される0~2個の置換基によって置換されている。
【0038】
別の実施形態では、Aは、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキル-アリール
、-C1~6アルキル-O-アリール、-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-C
3~12シクロアルキル、-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-C
3~12シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-C
1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、およびC4~6シクロアルキルに縮合
した-C0~6アルキル-アリールからなる群から独立して選択され、Aは、非置換であ
るか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形
態のクラスでは、Aは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。
【0039】
この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~3個の置換基によって置
換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~2個の置
換基によって置換されている。
【0040】
別の実施形態では、Aは、フェニル、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン、
ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]オ
キサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5,4-b]ピリジン
、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、インドール、チオフェン、フラン、トリアゾール、
キノリン、イソキノリン、キノキサリン、クアナゾリン、ピラゾロピリジン、ピラゾロピ
リジン、イミダゾピリジン、オキサゾロピリジン、ピラゾロピリミジン、イミダゾピリミ
ジン、-(CH-フェニル、-CH-O-フェニル、-CH-O-ピリジン、
シクロブタン、シクロヘキサン、ビシクロ[1.1.1]ペンタン、スピロ[3.3]ヘ
プタン、アゼチジン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン、アザビシ
クロ[3.1.0]ヘキサン、-CH-シクロヘキサン、-CH-テトラヒドロピラ
ン、-CH-O-シクロヘキサン、およびビシクロ[4.2.0]オクタトリエンから
なる群から独立して選択され、Aは、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Aは、Rから選択さ
れる0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、
から選択される0~3個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラ
スでは、Aは、Rから選択される0~2個の置換基によって置換されている。
【0041】
別の実施形態では、Aは、フェニル、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン、
ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]オ
キサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5,4-b]ピリジン
、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、-(CH-フェニル、-CH-O-フェニ
ル、-CH-O-ピリジン、シクロブタン、シクロヘキサン、ビシクロ[1.1.1]
ペンタン、スピロ[3.3]ヘプタン、アゼチジン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、
テトラヒドロフラン、アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン、-CH-シクロヘキサン
、-CH-テトラヒドロピラン、-CH-O-シクロヘキサン、およびビシクロ[4
.2.0]オクタトリエンからなる群から独立して選択され、Aは、非置換であるか、ま
たはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラ
スでは、Aは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実施
形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換されて
いる。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~2個の置換基によ
って置換されている。
【0042】
別の実施形態では、Aは、アリール、ヘテロアリール、および-C3~12シクロアル
キルからなる群から独立して選択され、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール
は、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されてい
る。この実施形態のクラスでは、Aは、Rから選択される0~4個の置換基によって置
換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~3個の置
換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択され
る0~2個の置換基によって置換されている。
【0043】
別の実施形態では、Aは、フェニル、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン、
ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]オ
キサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5,4-b]ピリジン
、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、シクロブタン、シクロヘキサン、ビシクロ[1.1
.1]ペンタン、およびスピロ[3.3]ヘプタンからなる群から独立して選択され、A
は、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されてい
る。この実施形態のクラスでは、Aは、Rから選択される0~4個の置換基によって置
換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択される0~3個の置
換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、Rから選択され
る0~2個の置換基によって置換されている。
【0044】
別の実施形態では、Aは、フェニル、ピリジン、チアゾール、およびシクロブタンから
なる群から独立して選択され、Aは、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Aは、Rから選択さ
れる0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Aは、
から選択される0~3個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラ
スでは、Aは、Rから選択される0~2個の置換基によって置換されている。
【0045】
本発明の別の実施形態では、Bは、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキル-
アリール、-C3~8シクロアルキル-アリール、-C2~8シクロヘテロアルキル-ア
リール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリ
ール、-C2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-O-ア
リール、-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-C3~12シクロアルキル、-C
2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、-C
1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-O-C3~1
シクロアルキル、-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、O、S
およびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロ
アルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリール
、O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~
シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6アルキ
ル-アリール、O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子
を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~
アルキル-ヘテロアリール、ならびにO、SおよびN(Rから独立して選択され
る1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロア
ルケニルに縮合した-C0~6アルキル-ヘテロアリールからなる群から独立して選択さ
れ、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニル、アリールお
よびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基に
よって置換されている。この実施形態のクラスでは、Bは、Rから選択される0~4個
の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択
される0~3個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは
、Rから選択される0~2個の置換基によって置換されている。
【0046】
別の実施形態では、Bは、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキル-アリール
、-C3~8シクロアルキル-アリール、-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、-
2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-O-アリール、
-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-C3~12シクロアルキル、-C2~12
シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、-C1~6
ルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-O-C3~12シクロ
アルキル、-C1~6アルキル-O-C2~12シクロ-ヘテロアルキル、C4~6シク
ロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、C4~6シクロアルケニルに縮合
した-C0~6アルキル-アリール、C4~6シクロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-ヘテロアリール、およびC4~6シクロ-アルケニルに縮合した-C0~6アルキ
ル-ヘテロアリールからなる群から独立して選択され、アルキル、シクロアルキル、シク
ロヘテロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよびヘテロアリールは、非置換である
か、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態
のクラスでは、Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。こ
の実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換
されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~2個の置換
基によって置換されている。
【0047】
別の実施形態では、Bは、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキル-アリール
、-C1~6アルキル-O-アリール、-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-C
3~12シクロアルキル、-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-C
3~12シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-C
1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、ならびにO、SおよびN(R
ら独立して選択される0~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルに縮合した-
0~6アルキル-アリールからなる群から独立して選択され、アルキル、シクロアルキ
ル、シクロヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、または
から選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスで
は、Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態
の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換されている
。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~2個の置換基によって
置換されている。
【0048】
別の実施形態では、Bは、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキル-アリール
、-C1~6アルキル-O-アリール、-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、-C
3~12シクロアルキル、-C2~12シクロヘテロアルキル、-C1~6アルキル-C
3~12シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、-C
1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、およびC4~6シクロアルキルに縮合
した-C0~6アルキル-アリールからなる群から独立して選択され、アルキル、シクロ
アルキル、シクロヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、
またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のク
ラスでは、Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実
施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換され
ている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~2個の置換基に
よって置換されている。
【0049】
別の実施形態では、Bは、フェニル、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン、
ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]オ
キサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5,4-b]ピリジン
、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、インドール、チオフェン、フラン、トリアゾール、
キノリン、イソキノリン、キノキサリン、クアナゾリン、ピラゾロピリジン、ピラゾロピ
リジン、イミダゾピリジン、オキサゾロピリジン、ピラゾロピリミジン、イミダゾピリミ
ジン、-(CH-フェニル、-CH-O-フェニル、-CH-O-ピリジン、
シクロブタン、シクロヘキサン、ビシクロ[1.1.1]ペンタン、スピロ[3.3]ヘ
プタン、アゼチジン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン、アザビシ
クロ[3.1.0]ヘキサン、-CH-シクロヘキサン、-CH-テトラヒドロピラ
ン、-CH-O-シクロヘキサン、およびビシクロ[4.2.0]オクタトリエンから
なる群から独立して選択され、Bは、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Bは、Rから選択さ
れる0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、
から選択される0~3個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラ
スでは、Bは、Rから選択される0~2個の置換基によって置換されている。
【0050】
別の実施形態では、Bは、フェニル、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン、
ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]オ
キサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5,4-b]ピリジン
、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、-(CH-フェニル、-CH-O-フェニ
ル、-CH-O-ピリジン、シクロブタン、シクロヘキサン、ビシクロ[1.1.1]
ペンタン、スピロ[3.3]ヘプタン、アゼチジン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、
テトラヒドロフラン、アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン、-CH-シクロヘキサン
、-CH-テトラヒドロピラン、-CH-O-シクロヘキサン、およびビシクロ[4
.2.0]オクタトリエンからなる群から独立して選択され、Bは、非置換であるか、ま
たはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラ
スでは、Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実施
形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換されて
いる。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~2個の置換基によ
って置換されている。
【0051】
別の実施形態では、Bは、アリール、ヘテロアリール、およびC3~12シクロアルキ
ルからなる群から独立して選択され、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールは
、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている
。この実施形態のクラスでは、Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換
されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~3個の置換
基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される
0~2個の置換基によって置換されている。
【0052】
別の実施形態では、Bは、フェニル、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン、
ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]オ
キサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5,4-b]ピリジン
、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、シクロブタン、シクロヘキサン、ビシクロ[1.1
.1]ペンタン、およびスピロ[3.3]ヘプタンからなる群から独立して選択され、B
は、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されてい
る。この実施形態のクラスでは、Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって置
換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~3個の置
換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択され
る0~2個の置換基によって置換されている。
【0053】
別の実施形態では、Bは、フェニル、ピリジン、チアゾール、およびシクロブタンから
なる群から独立して選択され、Bは、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Bは、Rから選択さ
れる0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、
から選択される0~3個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラ
スでは、Bは、Rから選択される0~2個の置換基によって置換されている。
【0054】
一実施形態では、Bは、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択され、B
は、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されてい
る。この実施形態のクラスでは、Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって置
換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~3個の置
換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択され
る0~2個の置換基によって置換されている。
【0055】
別の実施形態では、Bは、フェニル、およびピリジンからなる群から選択され、Bは、
非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0056】
この実施形態のクラスでは、Bは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換さ
れている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0~3個の置換基
によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Bは、Rから選択される0
~2個の置換基によって置換されている。
【0057】
別の実施形態では、Bはアリールであり、アリールは、非置換であるか、またはR
ら選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、ア
リールは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態
の別のクラスでは、アリールは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換され
ている。この実施形態の別のクラスでは、アリールは、Rから選択される0~2個の置
換基によって置換されている。
【0058】
別の実施形態では、Bはフェニルであり、フェニルは、非置換であるか、またはR
ら選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、フ
ェニルは、Rから選択される0~4個の置換基によって置換されている。この実施形態
の別のクラスでは、フェニルは、Rから選択される0~3個の置換基によって置換され
ている。この実施形態の別のクラスでは、フェニルは、Rから選択される0~2個の置
換基によって置換されている。
【0059】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C3~6アルケニ
ル、-C3~6アルキニル、-C3~10シクロアルキル、-C2~10シクロヘテロア
ルキル、および-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-からなる群から選択され、
各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、
非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0060】
別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C3~6アルケニル、および
-C3~6アルキニルからなる群から選択され、各アルキル、アルケニルおよびアルキニ
ルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されて
いる。
【0061】
別の実施形態では、Rは、水素、および-C1~6アルキルからなる群から選択され
、各アルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されている。別の実施形態では、Rは、水素、および-CHからなる群から選択
される。別の実施形態では、Rは-C1~6アルキルであり、各アルキルは、非置換で
あるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。この実施
形態のクラスでは、Rは-CHである。別の実施形態では、Rは水素である。
【0062】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C3~6アルケニ
ル、-C3~6アルキニル、-C3~10シクロアルキル、-C2~10シクロヘテロア
ルキル、および-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-からなる群から選択され、
各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、
非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0063】
別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C3~6アルケニル、および
-C3~6アルキニルからなる群から選択され、各CH、アルキル、アルケニルおよび
アルキニルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置
換されている。
【0064】
別の実施形態では、Rは、水素、および-C1~6アルキルからなる群から選択され
、各アルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されている。別の実施形態では、Rは、-C1~6アルキルからなる群から選択さ
れ、各アルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によっ
て置換されている。この実施形態のクラスでは、Rは、-CH、および-(CH
-OHからなる群から選択される。本発明の別の実施形態では、Rは水素である。
【0065】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニ
ル、-C2~6アルキニル、-C3~10シクロアルキル、-C2~10シクロヘテロア
ルキル、-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、-(CHC(O)Rj、
-(CHC(O)NRRj、-(CHNRC(O)Rj、-(CH
NRC(O)ORj、-(CHNRC(O)N(R、-(CH
NRC(O)NRRj、-(CHNRS(O)Rj、-(CHNR
S(O)N(R、-(CHNRS(O)NRRj、および-(C
NRRjからなる群から選択され、各CH、アルキル、アルケニル、アルキ
ニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、またはRから
選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0066】
別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C
2~6アルキニル、-C3~10シクロアルキル、-C2~10シクロヘテロアルキル、
-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-からなる群から選択され、各アルキル、ア
ルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか
、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0067】
別の実施形態では、Rは、水素、-C1~4アルキル、-C2~4アルケニル、-C
2~4アルキニル、-C3~6シクロアルキル、および-C2~6シクロヘテロアルキル
からなる群から選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよび
シクロヘテロアルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基
によって置換されている。
【0068】
別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、およ
び-C2~6アルキニルからなる群から選択され、各アルキル、アルケニルおよびアルキ
ニルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換され
ている。
【0069】
別の実施形態では、Rは、水素、および-C1~6アルキルからなる群から選択され
、各アルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されている。別の実施形態では、Rは、-C1~6アルキルである。別の実施形態
では、Rは水素である。
【0070】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニ
ル、-C2~6アルキニル、-C3~10シクロアルキル、-C2~10シクロヘテロア
ルキル、および-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-からなる群から選択され、
各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、
非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0071】
別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C
2~6アルキニル、-C3~10シクロアルキル、および-C2~6シクロヘテロアルキ
ルからなる群から選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよ
びシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換
基によって置換されている。
【0072】
別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C
2~6アルキニル、-C3~10シクロアルキル、および-C2~10シクロヘテロアル
キルからなる群から選択され、各アルキル、アルケニル、アルキニルは、非置換であるか
、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換されている。別の実施形態で
は、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、および-C2~6アル
キニルからなる群から選択され、各アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、非置換で
あるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0073】
別の実施形態では、Rは、水素、および-C1~6アルキルからなる群から選択され
、各アルキルは、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって
置換されている。別の実施形態では、Rは-C1~6アルキルであり、各アルキルは、
非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換されている。
【0074】
別の実施形態では、Rは水素である。
【0075】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、および-C1~6アルキルからなる群から
選択され、各アルキルは、非置換であるか、または1~3個のハロゲン置換基によって置
換されている。この実施形態のクラスでは、ハロゲンは、Cl、およびFから選択される
。この実施形態の別のクラスでは、ハロゲンはFである。この実施形態の別のクラスでは
、ハロゲンはClである。
【0076】
別の実施形態では、Rは、水素、および-CHからなる群から選択され、各-CH
は、非置換であるか、または1~3個のハロゲン置換基によって置換されている。この
実施形態のクラスでは、ハロゲンは、Cl、およびFから選択される。この実施形態の別
のクラスでは、ハロゲンはFである。この実施形態の別のクラスでは、ハロゲンはClで
ある。
【0077】
別の実施形態では、Rは、水素、および-CHからなる群から選択される。
【0078】
別の実施形態では、Rは-C1~6アルキルであり、各アルキルは、非置換であるか
、または1~3個のハロゲン置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは
、ハロゲンは、Cl、およびFから選択される。この実施形態の別のクラスでは、ハロゲ
ンはFである。この実施形態の別のクラスでは、ハロゲンはClである。別の実施形態で
は、Rは-CHである。別の実施形態では、Rは水素である。
【0079】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C3~6シクロア
ルキル、および-C2~6シクロヘテロアルキルからなる群から選択され、各アルキル、
シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロ
ゲン置換基によって置換されている。別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アル
キル、-C3~5シクロアルキル、および-C2~5シクロヘテロアルキルからなる群か
ら選択され、各アルキル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換である
か、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されている。この実施形態のクラスで
は、各アルキル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、また
は1~3個のハロゲン置換基によって置換されている。
【0080】
別の実施形態では、Rは、水素、および-C1~6アルキルからなる群から選択され
、各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
いる。この実施形態のクラスでは、各アルキルは、非置換であるか、または1~3個のハ
ロゲン置換基によって置換されている。別の実施形態では、Rは-C1~6アルキルで
あり、各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換さ
れている。この実施形態のクラスでは、各アルキルは、非置換であるか、または1~3個
のハロゲン置換基によって置換されている。別の実施形態では、Rは水素である。
【0081】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニ
ル、および-C2~6アルキニルからなる群から選択され、各アルキル、アルケニルおよ
びアルキニルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
いる。別の実施形態では、Rは、水素、-C1~6アルキル、-C2~4アルケニル、
および-C2~4アルキニルからなる群から選択され、各アルキル、アルケニルおよびア
ルキニルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されている
。この実施形態のクラスでは、各アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、非置換であ
るか、または1~3個のハロゲン置換基によって置換されている。別の実施形態では、R
は、水素、-C1~6アルキル、および-C2~6アルケニルからなる群から選択され
、各アルキルおよびアルケニルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基に
よって置換されている。この実施形態のクラスでは、各アルキルおよびアルケニルは、非
置換であるか、または1~3個のハロゲン置換基によって置換されている。
【0082】
別の実施形態では、Rは、水素、および-C1~6アルキルからなる群から選択され
、各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
いる。この実施形態のクラスでは、各アルキルは、非置換であるか、または1~3個のハ
ロゲン置換基によって置換されている。別の実施形態では、Rは-C1~6アルキルで
あり、各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換さ
れている。この実施形態のクラスでは、各アルキルは、非置換であるか、または1~3個
のハロゲン置換基によって置換されている。別の実施形態では、Rは水素である。
【0083】
本発明の別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCH
、-CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、
-S(O)1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~
アルキニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6
クロアルキル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1~
アルキル-アリール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-C
3~6シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、-C2~
アルケニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロ
アルキル、-C2~6アルケニル-アリール、-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルキニル-C2~6シク
ロヘテロアルキル、-C2~6アルキニル-アリール、-C2~6アルキニル-ヘテロア
リール、-OH、-(CH)p-OC1~6アルキル、-(CH)p-OC2~6
ルケニル、-(CH)p-OC2~6アルキニル、-(CH)p-OC3~6シクロ
アルキル、-(CH)p-OC2~6ヘテロシクロアルキル、-(CH)p-O-ア
リール、-(CH)p-O-ヘテロアリール、-OC1~6アルキル-C3~6シクロ
アルキル、-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、-OC1~6アルキ
ル-アリール、-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、-S(O)、-C1~6
アルキル-S(O)、-N(R、および-NRからなる群から独立し
て選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アル
キル、およびOC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されてい
る。この実施形態のクラスでは、ハロゲンは、FまたはClである。この実施形態の別の
クラスでは、Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、およびC1~6アルキ
ルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラス
では、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択される
1~6個の置換基によって置換されている。
【0084】
本発明の別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCH
、-CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、
-S(O)1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~
アルキニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6
クロアルキル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1~
アルキル-アリール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-C
3~6シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、-C2~
アルケニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロ
アルキル、-C2~6アルケニル-アリール、-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルキニルシクロヘテロア
ルキル、-C2~6アルキニル-アリール、-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、お
よび-OHからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲ
ン、CF、OH、C1~6アルキル、およびOC1~6アルキルから選択される1~6
個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、ハロゲンは、Fまたは
Clである。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはハロゲン
、CF、およびC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されて
いる。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF
、およびCHから選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0085】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキ
ニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6シクロアル
キル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキ
ル-アリール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-C3~6
クロアルキル、-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、-C2~6アルケ
ニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル
、-C2~6アルケニル-アリール、-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、および-
OHからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、C
、OH、C1~6アルキル、およびOC1~6アルキルから選択される1~6個の置
換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、ハロゲンは、FまたはClで
ある。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF
、およびC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0086】
この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、お
よびCHから選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0087】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキ
ニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6シクロアル
キル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキ
ル-アリール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-C3~6
クロアルキル、-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、および-OHから
なる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、O
H、C1~6アルキル、およびOC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によ
って置換されている。この実施形態のクラスでは、ハロゲンは、FまたはClである。こ
の実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、およ
びC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施
形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCH
から選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0088】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキ
ニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6シクロアル
キル、-C2~6シクロヘテロアルキル、およびOHからなる群から独立して選択され、
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、および
OC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施
形態のクラスでは、ハロゲンは、FまたはClである。この実施形態の別のクラスでは、
は、非置換であるか、またはハロゲン、CF、およびC1~6アルキルから選択さ
れる1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態の別のクラスでは、R
、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の置
換基によって置換されている。
【0089】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-C1~
アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキニル、およびOHからなる群から
独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~
アルキル、およびOC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換さ
れている。この実施形態のクラスでは、ハロゲンは、FまたはClである。この実施形態
の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、およびC1~6
アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態の別の
クラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択
される1~6個の置換基によって置換されている。別の実施形態では、各Rは、-CF
、-OCF、-CHF、-OCHF、-CHCF、-OCHCF、-C
CH、CN、オキソ、ハロゲン、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、お
よびOHからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン
、CF、OH、C1~6アルキル、およびOC1~6アルキルから選択される1~6個
の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、ハロゲンは、FまたはC
lである。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはハロゲン、
CF、およびC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されてい
る。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF
、およびCHから選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0090】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-C1~
アルキル、およびOHからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、
またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、およびOC1~6アルキルから選択
される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、ハロゲン
は、FまたはClである。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、ま
たはハロゲン、CF、およびC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によっ
て置換されている。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF
、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の置換基によって置換されている
【0091】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、ハロゲン、および-C1~6
アルキルからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン
、CF、OH、C1~6アルキル、およびOC1~6アルキルから選択される1~6個
の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、ハロゲンは、FまたはC
lである。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはハロゲン、
CF、およびC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されてい
る。この実施形態の別のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF
、およびCHから選択される1~6個の置換基によって置換されている。別の実施形態
では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHCF、CN、および
ハロゲンからなる群から独立して選択される。別の実施形態では、各Rは、-CF
-OCF、-CHF、-OCHCF、CN、F、およびClからなる群から独立
して選択される。
【0092】
本発明の別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCH
、-CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、
-S(O)1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~
アルキニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6
クロアルキル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1~
アルキル-アリール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-C
3~6シクロアルキル、-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、-C2~
アルケニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロ
アルキル、-C2~6アルケニル-アリール、-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルキニル-C2~6シク
ロヘテロアルキル、-C2~6アルキニル-アリール、-C2~6アルキニル-ヘテロア
リール、-OH、-(CH)q-OC1~6アルキル、-(CH)q-OC2~6
ルケニル、-(CH)q-OC2~6アルキニル、-(CH)q-OC3~6シクロ
アルキル、-(CH)q-OC2~6ヘテロシクロアルキル、-(CH)q-O-ア
リール、-(CH)q-O-ヘテロアリール、-OC1~6アルキル-C3~6シクロ
アルキル、-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、-OC1~6アルキ
ル-アリール、-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、-S(O)、-C1~6
アルキル-S(O)、-C(O)R、および-NRからなる群から独立し
て選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、C
CF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択
される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Rは、
非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の置換
基によって置換されている。
【0093】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキ
ニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6シクロアル
キル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキ
ル-アリール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-C3~6
クロアルキル、-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、-C2~6アルケ
ニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル
、-C2~6アルケニル-アリール、-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、-C2~
アルキニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロ
アルキル、-C2~6アルキニル-アリール、-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
および-OHからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロ
ゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、お
よびO-C1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。こ
の実施形態のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびC
から選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0094】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキ
ニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6シクロアル
キル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、-C1~6アルキ
ル-アリール、-C1~6アルキル-ヘテロアリール、-C1~6アルキル-C3~6
クロアルキル、-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、-C2~6アルケ
ニル-C3~6シクロアルキル、-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル
、-C2~6アルケニル-アリール、-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、および-
OHからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、C
、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-
1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形
態のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから
選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、R
は、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の
置換基によって置換されている。
【0095】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキ
ニル、-O-C1~6アルキル、-C3~6シクロアルキル、-O-C3~6シクロアル
キル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、および-OHから
なる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、O
CF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6
アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラ
スでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択され
る1~6個の置換基によって置換されている。
【0096】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキ
ニル、-C3~6シクロアルキル、-C2~6シクロヘテロアルキル、アリール、ヘテロ
アリール、および-OHからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、
またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6
ルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換され
ている。この実施形態のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF
、およびCHから選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0097】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキ
ニル、-C3~6シクロアルキル、-C2~6シクロヘテロアルキル、および-OHから
なる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、O
CF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6
アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラ
スでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択され
る1~6個の置換基によって置換されている。
【0098】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、オキソ、ハロゲン、-S(O
1~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C3~6シクロ
アルキル、-C2~6シクロヘテロアルキル、および-OHからなる群から独立して選択
され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CH
、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される
1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Rは、非置換
であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の置換基によ
って置換されている。
【0099】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、ハロゲン、-S(O)
~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C2~6アルキニル、-
3~6シクロアルキル、および-C2~6シクロヘテロアルキルからなる群から独立し
て選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、C
CF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択
される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Rは、
非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の置換
基によって置換されている。
【0100】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-OCHCF、-CFCH、CN、ハロゲン、-S(O)
~6アルキル、-C1~6アルキル、-C2~6アルケニル、-C3~6シクロアルキル
、および-C2~6シクロヘテロアルキルからなる群から独立して選択され、各Rは、
非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CFCH
、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~6個の置換基
によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Rは、非置換であるか、または
F、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の置換基によって置換されてい
る。
【0101】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-CH(CF)CH、-OCHCF、-CFCH、CN、F
、Cl、-S(O)CH、-CH、およびシクロプロピルからなる群から独立して
選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CH
CF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択さ
れる1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Rは、非
置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の置換基
によって置換されている。
【0102】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-CH(CF)CH-OCHCF、CN、ハロゲン、-S(O)
1~6アルキル、-C1~6アルキル、および-C3~6シクロアルキルからなる群
から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF
、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキ
ルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは
、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから選択される1~
6個の置換基によって置換されている。
【0103】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-CHF、-OCHF、-
CHCF、-CH(CF)CH、-OCHCF、CN、F、Cl、-S(O
CH、-CH、およびシクロプロピルからなる群から独立して選択され、各R
は、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CF
CH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~6個の置
換基によって置換されている。この実施形態のクラスでは、Rは、非置換であるか、ま
たはF、Cl、CF、およびCHから選択される1~6個の置換基によって置換され
ている。
【0104】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-OCHCF、およびハロ
ゲンからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、C
、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-
1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形
態のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから
選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0105】
別の実施形態では、各Rは、-CF、-OCF、-OCHCF、F、および
Clからなる群から独立して選択され、各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、C
、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-
1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている。この実施形
態のクラスでは、Rは、非置換であるか、またはF、Cl、CF、およびCHから
選択される1~6個の置換基によって置換されている。
【0106】
本発明の別の実施形態では、Rは、-C1~6アルキル、OH、ハロゲン、および-
OC1~6アルキルから選択され、アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個
のハロゲンによって置換されていてもよい。別の実施形態では、Rは、-C1~6アル
キル、OH、およびハロゲンから選択され、アルキルは、非置換であってよいか、または
1~3個のハロゲンによって置換されていてもよい。別の実施形態では、Rは、OH、
およびハロゲンから選択される。この実施形態のクラスでは、Rは、OH、およびFか
ら選択される。別の実施形態では、RはOHである。別の実施形態では、Rはハロゲ
ンである。この実施形態のクラスでは、RはFである。
【0107】
本発明の別の実施形態では、Rは、-C1~6アルキル、OH、ハロゲン、および-
OC1~6アルキルから選択され、アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個
のハロゲンによって置換されていてもよい。別の実施形態では、Rは、-C1~6アル
キル、OH、およびハロゲンから選択され、アルキルは、非置換であってよいか、または
1~3個のハロゲンによって置換されていてもよい。別の実施形態では、Rは、OH、
およびハロゲンから選択される。この実施形態のクラスでは、Rは、OH、およびFか
ら選択される。別の実施形態では、RはOHである。別の実施形態では、Rはハロゲ
ンである。この実施形態のクラスでは、RはFである。
【0108】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、およびC1~6アルキルから選択される。
【0109】
別の実施形態では、Rは水素である。別の実施形態では、RはC1~6アルキルであ
る。
【0110】
本発明の別の実施形態では、Rは、-C1~6アルキル、OH、ハロゲン、および-
OC1~6アルキルから選択され、アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個
のハロゲンによって置換されていてもよい。別の実施形態では、Rは、-C1~6アル
キル、OH、およびハロゲンから選択され、アルキルは、非置換であってよいか、または
1~3個のハロゲンによって置換されていてもよい。別の実施形態では、Rは、OH、
およびハロゲンから選択される。この実施形態のクラスでは、Rは、OH、およびFか
ら選択される。別の実施形態では、RはOHである。別の実施形態では、Rはハロゲ
ンである。この実施形態のクラスでは、RはFである。
【0111】
本発明の別の実施形態では、Rgは、-C1~6アルキル、OH、ハロゲン、および-
OC1~6アルキルから選択され、アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個
のハロゲンによって置換されていてもよい。別の実施形態では、Rgは、-C1~6アル
キル、OH、およびハロゲンから選択され、アルキルは、非置換であってよいか、または
1~3個のハロゲンによって置換されていてもよい。別の実施形態では、Rgは、OH、
およびハロゲンから選択される。この実施形態のクラスでは、Rgは、OH、およびFか
ら選択される。別の実施形態では、RgはOHである。別の実施形態では、Rgはハロゲ
ンである。この実施形態のクラスでは、RgはFである。
【0112】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、およびC1~6アルキルから選択される。
【0113】
別の実施形態では、Rは水素である。別の実施形態では、RはC1~6アルキルであ
る。
【0114】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキ
ル、アリール、およびヘテロアリールから選択される。別の実施形態では、Rは、水素
、C1~6アルキル、およびC3~6シクロアルキルから選択される。別の実施形態では
、Rは、水素、およびC1~6アルキルから選択される。別の実施形態では、Rは水
素である。別の実施形態では、RはC1~6アルキルである。
【0115】
本発明の別の実施形態では、Rjは、水素、C1~6アルキル、C3~6アルケニル、
C3~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、C2~5シクロヘテロアルキル、アリー
ル、およびヘテロアリールから選択される。別の実施形態では、Rjは、水素、C1~6
アルキル、C3~6アルケニル、C3~6アルキニル、C3~6シクロアルキル、および
2~5シクロヘテロアルキルから選択される。別の実施形態では、Rjは、水素、C
~6アルキル、C3~6アルケニル、C3~6アルキニル、およびC3~6シクロアルキ
ルから選択される。別の実施形態では、Rjは、水素、C1~6アルキル、C3~6アル
ケニル、およびC3~6アルキニルから選択される。別の実施形態では、Rjは、水素、
1~6アルキル、およびC3~6アルケニルから選択される。別の実施形態では、Rj
は、水素、およびC1~6アルキルから選択される。別の実施形態では、RjはC1~6
アルキルである。別の実施形態では、Rjは水素である。
【0116】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、およびC1~6アルキルから選択される。
【0117】
別の実施形態では、Rは水素である。別の実施形態では、RはC1~6アルキルであ
る。
【0118】
本発明の別の実施形態では、Rは、水素、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキ
ル、アリール、およびヘテロアリールから選択される。別の実施形態では、Rは、水素
、C1~6アルキル、およびC3~6シクロアルキルから選択される。別の実施形態では
、Rは、水素、およびC1~6アルキルから選択される。別の実施形態では、Rは水
素である。別の実施形態では、RはC1~6アルキルである。
【0119】
本発明の一実施形態では、mは、0、1または2である。別の実施形態では、mは、0
または1である。別の実施形態では、mは、0または2である。別の実施形態では、mは
0である。別の実施形態では、mは1である。別の実施形態では、mは2である。
【0120】
本発明の一実施形態では、nは、2、3、4、5または6である。別の実施形態では、
nは、2、3、4または5である。別の実施形態では、nは、2、3または4である。別
の実施形態では、nは、2または3である。別の実施形態では、nは、2または4である
。別の実施形態では、nは、2、3、4または5である。別の実施形態では、nは3であ
る。別の実施形態では、nは4である。別の実施形態では、nは5である。別の実施形態
では、nは6である。
【0121】
本発明の一実施形態では、pは、0、1、2または3である。別の実施形態では、pは
、0、1または2である。別の実施形態では、pは、0、1または3である。別の実施形
態では、pは、1、2または3である。別の実施形態では、pは、1または2である。別
の実施形態では、pは、1または3である。別の実施形態では、pは、0または1である
。別の実施形態では、pは、0または2である。別の実施形態では、pは、0または3で
ある。別の実施形態では、pは0である。別の実施形態では、pは1である。別の実施形
態では、pは2である。別の実施形態では、pは3である。
【0122】
本発明の一実施形態では、qは、0、1、2または3である。別の実施形態では、qは
、1、2または3である。別の実施形態では、qは、0、1または2である。別の実施形
態では、qは、0、1または3である。別の実施形態では、qは、0または1である。別
の実施形態では、qは、0または2である。別の実施形態では、qは0である。別の実施
形態では、qは1である。別の実施形態では、qは2である。別の実施形態では、qは3
である。
【0123】
本発明の一実施形態では、rは、0、1または2である。別の実施形態では、rは、1
または2である。別の実施形態では、rは、0または1である。別の実施形態では、rは
、0または2である。別の実施形態では、rは0である。別の実施形態では、rは1であ
る。別の実施形態では、rは2である。
【0124】
本発明の一実施形態では、sは、0、1、2、3、4、5または6である。別の実施形
態では、sは、0、1、2、3、4または5である。別の実施形態では、sは、1、2、
3、4、5または6である。別の実施形態では、sは、1、2、3、4または5である。
【0125】
別の実施形態では、sは、0、1、2、3または4である。別の実施形態では、sは、1
、2、3または4である。別の実施形態では、sは、0、1、2または3である。別の実
施形態では、sは、1、2または3である。別の実施形態では、sは、0、1または2で
ある。別の実施形態では、sは、1または2である。別の実施形態では、sは0である。
【0126】
別の実施形態では、sは1である。別の実施形態では、sは2である。別の実施形態では
、sは3である。別の実施形態では、sは4である。別の実施形態では、sは5である。
【0127】
別の実施形態では、sは6である。
【0128】
本発明の別の実施形態では、本発明は、構造式Iaの化合物:
【化3】

【0129】
(式中、Aはアリールである);またはその薬学的に許容される塩に関する。
【0130】
本発明の別の実施形態では、本発明は、構造式Ibの化合物:
【化4】

【0131】
(式中、Aはヘテロアリールである);またはその薬学的に許容される塩に関する。
【0132】
本発明の別の実施形態では、本発明は、構造式Icの化合物:
【化5】

【0133】
(式中、Aはフェニルである);またはその薬学的に許容される塩に関する。
【0134】
本発明の別の実施形態では、本発明は、構造式Idの化合物:
【化6】

【0135】
(式中、Aはピリジンである);またはその薬学的に許容される塩に関する。
【0136】
構造式Iの化合物は、構造式Ia、Ib、IcおよびIdの化合物、ならびにその薬学
的に許容される塩、水和物および溶媒和物を含む。
【0137】
本発明の別の実施形態は、構造式Iの化合物(式中、
Aは、以下からなる群から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
Aは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換され
ており;
Bは、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C3~8シクロアルキル-アリール、
5)-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
6)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
7)-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、
8)-C2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、
9)-C1~6アルキル-O-アリール、
10)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
11)-C3~12シクロアルキル、
12)-C2~12シクロヘテロアルキル、
13)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
14)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
15)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、
16)-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、
17)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-アリール、
18)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6
アルキル-アリール、
19)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-ヘテロアリール、ならびに
20)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6
アルキル-ヘテロアリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよ
びヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によ
って置換されており;またはその薬学的に許容される塩に関する。
【0138】
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6アルケニル、
4)-C3~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6アルケニル、
4)-C3~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、
4)-C2~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
およびR、ならびにそれらが結合している炭素原子は、-C3~5シクロアルキ
ル環を形成することができ
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、
4)-C2~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロア
ルキルは、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換さ
れており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6シクロアルキル、および
4)-C2~6シクロヘテロアルキル、
各アルキル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、または
1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、および
4)-C2~6アルキニル、
各アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、非置換であるか、または1~5個のハロ
ゲン置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-OCHCF
7)-CFCH
8)CN、
9)オキソ、
10)ハロゲン、
11)-S(O)1~6アルキル、
12)-C1~6アルキル、
13)-C2~6アルケニル、
14)-C2~6アルキニル、
15)-C3~6シクロアルキル、
16)-C2~6シクロヘテロアルキル、
17)アリール、
18)ヘテロアリール、
19)-C1~6アルキル-アリール、
20)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
21)-C1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
22)-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、
23)-C2~6アルケニル-C3~6シクロアルキル、
24)-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
25)-C2~6アルケニル-アリール、
26)-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
27)-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、
28)-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
29)-C2~6アルキニル-アリール、
30)-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
31)-OH、
32)-(CH)p-OC1~6アルキル、
33)-(CH)p-OC2~6アルケニル、
34)-(CH)p-OC2~6アルキニル、
35)-(CH)p-OC3~6シクロアルキル、
36)-(CH)p-OC2~6ヘテロシクロアルキル、
37)-(CH)p-O-アリール、
38)-(CH)p-O-ヘテロアリール、
39)-OC1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
40)-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、
41)-OC1~6アルキル-アリール、
42)-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、
43)-S(O)
44)-C1~6アルキル-S(O)
45)-N(R、および
46)-NR
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、およ
びOC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-OCHCF
7)-CFCH
8)CN、
9)オキソ、
10)ハロゲン、
11)-S(O)1~6アルキル、
12)-C1~6アルキル、
13)-C2~6アルケニル、
14)-C2~6アルキニル、
15)-O-C1~6アルキル、
16)-C3~6シクロアルキル、
17)-O-C3~6シクロアルキル、
18)-C2~6シクロヘテロアルキル、
19)アリール、
20)ヘテロアリール、
21)-C1~6アルキル-アリール、
22)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
23)-C1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
24)-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、
25)-C2~6アルケニル-C3~6シクロアルキル、
26)-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
27)-C2~6アルケニル-アリール、
28)-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
29)-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、
30)-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
31)-C2~6アルキニル-アリール、
32)-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
33)-OH、
34)-(CH)q-OC1~6アルキル、
35)-(CH)q-OC2~6アルケニル、
36)-(CH)q-OC2~6アルキニル、
37)-(CH)q-OC3~6シクロアルキル、
38)-(CH)q-OC2~6ヘテロシクロアルキル、
39)-(CH)q-O-アリール、
40)-(CH)q-O-ヘテロアリール、
41)-OC1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
42)-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、
43)-OC1~6アルキル-アリール、
44)-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、
45)-S(O)
46)-C1~6アルキル-S(O)
47)-C(O)R、および
48)-NR
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、および-OC1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されており;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
Rgは、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されてい
てもよく;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6シクロアルキル、
4)アリール、および
5)ヘテロアリール;
Rjは、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6アルケニル、
4)C3~6アルキニル、
5)C3~6シクロアルキル、
6)C2~5シクロヘテロアルキル、
7)アリール、および
8)ヘテロアリール;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6シクロアルキル、
4)アリール、および
5)ヘテロアリール;
mは、0~2から独立して選択され;
nは、2~6から独立して選択され;
pは、0~3から独立して選択され;
qは、0~3から独立して選択され;
rは、0~2から独立して選択され;
sは、0~6から独立して選択される);
またはその薬学的に許容される塩に関する。
【0139】
本発明の別の実施形態は、構造式Iの化合物(式中、
Aは、以下からなる群から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
Aは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換され
ており;
Bは、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C1~6アルキル-O-アリール、
5)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
6)-C3~12シクロアルキル、
7)-C2~12シクロヘテロアルキル、
8)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
9)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
10)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、ならびに
11)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含む
4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アル
キル-アリール、ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリール
およびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基
によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって
置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されて
おり;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHCF
5)CN、
6)ハロゲン、および
7)-C2~6アルキニル、
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、およ
び-OC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-CH(CF)CH
7)-OCHCF
8)CN、
9)ハロゲン、
10)-S(O)1~6アルキル、
11)-C1~6アルキル、および
12)-C3~6シクロアルキル、
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、および-OC1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されている);
またはその薬学的に許容される塩に関する。
【0140】
本発明の別の実施形態は、構造式Iの化合物(式中、
Aはアリールであり、アリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5
個の置換基によって置換されており;
Bは、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、および
3)C3~12シクロアルキル、
シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから
選択される1~5個の置換基によって置換されており;
、R、R、R、R、RおよびRは水素であり;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF、および
3)ハロゲン;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-OCHCF、および
4)ハロゲン、
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF
、CFCH、-C1~6アルキル、および-OC1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されている);
またはその薬学的に許容される塩に関する。
【0141】
Na1.8チャネル活性の阻害剤として有用な本発明の化合物の例示的であるが非限
定的な例は、以下の化合物:
1)(S)-N-((R)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3
-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
2)(S)-N-((S)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3
-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
3)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メ
チル)-3-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
4)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
5)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
6)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフル
オロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
7)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフル
オロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
8)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1
-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
9)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1
-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
10)(S)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イ
ル)(4-クロロフェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

11)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
12)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
13)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トラ
ンス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
14)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トラ
ンス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
15)(S)-N-((R)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
16)(S)-N-((S)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
17)(R)-N-[ビス(4-クロロフェニル)メチル]-1-メチル-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
18)(S)-N-[ビス(4-クロロフェニル)メチル]-1-メチル-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
19)(4S)-N-{((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)[5-フルオ
ロ-6-(2,2,2-トリフルオロ-エトキシ)ピリジン-2-イル]メチル}-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
20)(4S)-N-{((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)[5-フルオ
ロ-6-(2,2,2-トリフルオロ-エトキシ)ピリジン-2-イル]メチル}-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
21)(4S)-N-[((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6-シアノ
ピリジン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
22)(4S)-N-[((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6-シアノ
ピリジン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
23)(4S)-N-[((R)-5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-3-イ
ル)(3-クロロ-2,4-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
24)(4S)-N-[((S)-5-クロロ-6-シクロ-プロピルピリジン-3-
イル)(3-クロロ-2,4-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
25)(4S)-N-{[(R)-5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-3-イル][5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メチル
}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
26)(4S)-N-{[(S)-5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-3-イル][5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メチル
}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
27)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6
-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-ピペリジン-4-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
28)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6
-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-ピペリジン-4-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
29)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(
トリフルオロメチル)シクロプロピル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
30)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(
トリフルオロメチル)シクロプロピル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
31)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(4-フルオロ-3-(トリフ
ルオロ-メチル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

32)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(4-フルオロ-3-(トリフ
ルオロ-メチル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

33)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)(4-シアノ
-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
34)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)(4-シアノ
-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
35)(S)-2-オキソ-N-((R)-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
3-イル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)イミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
36)(S)-2-オキソ-N-((S)-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
3-イル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)イミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
37)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-2,5-ジ
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
38)(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-2,5-ジ
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
39)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
40)(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
41)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)
-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
42)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)
-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
43)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((シス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミ
ダゾリジン-4-カルボキサミド;
44)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((トランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
45)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((トランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
46)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((シス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミ
ダゾリジン-4-カルボキサミド;
47)(4S)-N-{(R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)[6-
(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
48)(4S)-N-{(S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)[6-
(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
49)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド;
50)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド;
51)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
52)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
53)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
54)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
55)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(
トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
56)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(
トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
57)((4S)-N-{(R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)[1-(2
,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-イル]メチル}-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
58)(4S)-N-{(S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)[1-(2,
2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-イル]メチル}-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
59)(4S)-N-{1-((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-[
(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)オキシ]エチル}-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
60)(4S)-N-{1-((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-[
(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)オキシ]エチル}-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
61)(4S)-N-[(R)-(3-クロロ-2,4-ジ-フルオロフェニル)(3
,3-ジメチルシクロブチル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
62)(4S)-N-[(S)-(3-クロロ-2,4-ジ-フルオロフェニル)(3
,3-ジメチルシクロブチル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
63)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(1-メチル-
3-(トリ-フルオロメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
64)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(1-メチル-
3-(トリ-フルオロメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
65)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4
-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド;
66)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4
-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド;
67)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
68)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
69)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラン
ス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
70)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラン
ス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
71)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
2,2,2-トリフルオロエトキシ)チアゾール-5-イル)-メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
72)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
2,2,2-トリフルオロエトキシ)チアゾール-5-イル)-メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
73)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
ジフルオロメトキシ)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
74)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
ジフルオロメトキシ)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
75)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6,6
-ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
76)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6,6
-ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
77)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-ク
ロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
78)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-ク
ロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
79)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラン
ス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
80)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラン
ス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
81)(S)-N-((R)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
82)(S)-N-((S)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
83)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-2-イル
)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
84)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-2-イル
)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
85)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
86)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
87)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
88)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
89)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド;
90)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(
ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド;
91)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-フ
ルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
92)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-フ
ルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
93)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロ-メチル)ピリジ
ン-2-イル)(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
94)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
95)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフルオロエト
キシ)ピリジン-3-イル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
96)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフルオロエト
キシ)ピリジン-3-イル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロ-メチル)ピリジン-
2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
97)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(2-(トリフルオロメチル)オキサゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド
98)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(2-(トリフルオロメチル)オキサゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
99)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
100)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-
(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
101)(S)-N-((R)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
102)(S)-N-((S)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
103)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
104)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
105)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
106)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド;
107)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-
3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
108)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-
3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
109)(4S)-N-(1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-((6-
(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)オキシ)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド;
110)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-
2-シクロヘキシルエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
111)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-
2-シクロヘキシルエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
112)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2
-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
113)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2
-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド;
114)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
115)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
116)(S)-N-((R)-(4-クロロ-3-シアノフェニル)(4-(トリフ
ルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

117)(S)-N-((S)-(4-クロロ-3-シアノフェニル)(4-(トリフ
ルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

118)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((R
)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
119)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((S
)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
120)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((S
)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
121)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
122)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(5-フルオロ-4-(トリ
フルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カル
ボキサミド;
123)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(5-フルオロ-4-(トリ
フルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カル
ボキサミド;
124)(S)-N-((R)-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)-フェニ
ル)(4-シアノフェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
125)(S)-N-((S)-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)-フェニ
ル)(4-シアノフェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド;
126)(S)-N-(ビス(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
127)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ
-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
128)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ
-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド;
129)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-
(ジフルオロメチル)-5-フルオロピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
130)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-
(ジフルオロメチル)-5-フルオロピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド;
131)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-
(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
132)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-
(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
133)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-
メチル-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
134)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-
メチル-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
135)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-
メチル-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
136)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-
メチル-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
137)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチル
ベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボ
キサミド;
138)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチル
ベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボ
キサミド;
139)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-
2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド;
140)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-
2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド;
141)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3,3-ジメチル
-2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド;
142)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-フルオロビシ
クロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
143)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
144)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
145)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
146)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
147)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
148)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
149)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
150)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-
2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
151)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-クロロビシク
ロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
152)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(チアゾロ[5,4
-b]ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド

153)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ
ベンゾフラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
154)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ
ベンゾフラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
155)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(6-(ジフルオロメトキシ
)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
156)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(6-(ジフルオロメトキシ
)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
157)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(1-メチル-5-(トリフ
ルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
158)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(1-メチル-5-(トリフ
ルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
159)(4S)-N-((4-クロロフェニル)(4-メチル-2-(トリフルオロ
-メチル)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド;
160)(4S)-N-((1(R))-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3
-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
161)(4S)-N-((1(S))-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3
-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-アザビシクロ-[3.1.0]ヘキサン-
6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
162)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シ
ス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
163)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((ト
ランス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
164)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シ
ス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)-ピペリジン-4-イル)メチル)-
2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
165)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((ト
ランス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)-ピペリジン-4-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
166)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シ
ス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
167)S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トラ
ンス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
168)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シ
ス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
169)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((ト
ランス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
170)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
171)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
172)(4S)-N-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イル(4-クロロフェニル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
173)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(1H-インダゾール-6-
イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
174)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(1H-インダゾール-6-
イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
175)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
176)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
177)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]オ
キサゾール-6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
178)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]オ
キサゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
179)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チ
アゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
180)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チ
アゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
181)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-(メチ
ルスルホニル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
182)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-(メチ
ルスルホニル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
183)(4S)-N-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-シアノピリジ
ン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
184)(S)-N-((R)-ベンゾ[d]チアゾール-2-イル(3-クロロ-4
-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
185)(S)-N-((S)-ベンゾ[d]チアゾール-2-イル(3-クロロ-4
-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
186)(S)-N-((R)-ベンゾ[d]オキサゾール-2-イル(3-クロロ-
4-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド

187)(S)-N-((S)-ベンゾ[d]オキサゾール-2-イル(3-クロロ-
4-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド

188)(S)-N-((R)-(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ
-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
189)(S)-N-((S)-(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ
-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
190)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(7,7-ジフルオロビシク
ロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
191)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(7,7-ジフルオロビシク
ロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
192)(4S)-N-((R)(4-クロロフェニル)((R)2,2-ジメチル-
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
193)(4S)-N-((R)(4-クロロフェニル)((S)2,2-ジメチル-
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
194)(4S)-N-((S)(4-クロロフェニル)((S)2,2-ジメチル-
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;ならびに
195)(4S)-N-((S)(4-クロロフェニル)((R)2,2-ジメチル-
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
またはその薬学的に許容される塩である。
【0142】
Na1.8チャネル活性の阻害剤として有用な本発明の化合物の追加の例示的である
が非限定的な例は、以下の化合物:
1)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
2)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
3)(S)-N-((R)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)
フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
4)(S)-N-((S)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)
フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
5)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2
,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
6)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2
,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド;
7)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス
-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;および
8)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス
-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド;
またはその薬学的に許容される塩である。
【0143】
上記の特定の立体化学が好ましいが、ジアステレオ異性体、エナンチオマー、エピマー
、およびこれらの混合物を含む他の立体異性体もまた、Na1.8媒介疾患の治療に有
用であり得る。
【0144】
化合物を作製するための合成方法は、以下に示される実施例に開示される。合成の詳細
が実施例に提供されていない場合、化合物は、本明細書に提供される合成情報を適用する
ことによって、医薬化学または合成有機化学の当業者によって容易に作製される。立体化
学中心が定義されていない場合、構造は、その中心における立体異性体の混合物を表す。
【0145】
このような化合物の場合、エナンチオマー、ジアステレオ異性体、およびこれらの混合物
を含む個々の立体異性体も本発明の化合物である。
【0146】
定義:
「Ac」は、CHC(=O)-であるアセチルである。
【0147】
「アルキル」は、炭素鎖が他に定義されない限り、直鎖もしくは分岐鎖またはそれらの
組合せであり得る飽和炭素鎖を意味する。接頭辞「alk」を有する他の基、例えば、ア
ルコキシおよびアルカノイルもまた、炭素鎖が他に定義されない限り、直鎖もしくは分岐
鎖またはそれらの組合せであり得る。アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、sec-およびtert-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニルなどが挙げられる。
【0148】
「アルケニル」は、特に定義されない限り、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含
み、直鎖もしくは分岐鎖またはそれらの組合せであり得る炭素鎖を意味する。アルケニル
の例には、ビニル、アリル、イソプロペニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、1
-プロペニル、2-ブテニル、2-メチル-2-ブテニルなどが挙げられる。
【0149】
「アルキニル」は、特に定義されない限り、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含
み、直鎖もしくは分岐鎖またはそれらの組合せであり得る炭素鎖を意味する。アルキニル
の例には、エチニル、プロパルギル、3-メチル-1-ペンチニル、2-ヘプチニルなど
が挙げられる。一実施形態では、-C2~6アルケニルは、エテニルまたはプロペニルで
ある。別の実施形態では、-C2~6アルケニルはエテニルである。別の実施形態では、
-C2~6アルケニルはプロペニルである。
【0150】
「シクロアルキル」は、指定数の炭素原子を有する飽和単環式、二環式、スピロ環状の
、または架橋された炭素環を意味する。シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられる。本発明
の一実施形態では、シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチルおよびシクロヘキ
シルから選択される。別の実施形態では、シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブ
チルまたはシクロペンチルである。別の実施形態では、シクロアルキルは、シクロプロピ
ルまたはシクロブチルである。別の実施形態では、シクロアルキルはシクロプロピルであ
る。別の実施形態では、シクロアルキルはシクロブチルである。別の実施形態では、シク
ロアルキルはシクロペンチルである。別の実施形態では、シクロアルキルはシクロヘキシ
ルである。別の実施形態では、シクロアルキルはシクロヘプチルである。一実施形態では
、C3~12シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロヘキシル、ビシ
クロ[1.1.1]ペンチル、またはスピロ[3.3]ヘプチルである。別の実施形態で
は、C3~12シクロアルキルは、シクロブチル、シクロヘキシル、ビシクロ[1.1.
1]ペンチルまたはスピロ[3.3]ヘプチルである。別の実施形態では、C3~12
クロアルキルは-シクロプロピルである。別の実施形態では、C3~12シクロアルキル
はシクロブチルである。別の実施形態では、C3~12シクロアルキルはシクロヘキシル
である。
【0151】
「シクロアルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を有する、指定数の炭素原子を有
する、単環式、二環式、スピロ環状の、または架橋された炭素環を意味する。シクロアル
ケニルの例には、シクロプロペン、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シ
クロヘプテンなどが挙げられる。一実施形態では、シクロアルケニルはシクロブテンであ
る。
【0152】
「シクロヘテロアルキル」は、指定数の炭素原子を有し、N、NH、S(SOおよびS
を含む)およびOから選択される少なくとも1つの環ヘテロ原子を含む飽和または部
分的に不飽和の非芳香族単環式、二環式、スピロ環状の、または架橋された環または環系
を意味する。シクロヘテロアルキル環は、環炭素および/または環窒素もしくは環硫黄上
で置換されていてもよい。シクロヘテロアルキルの例には、テトラヒドロフラニル、ピロ
リジニル、テトラヒドロチオフェニル、アゼチジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、モ
ルホリニル、オキセタニルおよびテトラヒドロピラニルが挙げられる。本発明の一実施形
態では、シクロヘテロアルキルは、ピロリジニル、アゼチジニル、ピペリジニル、ピペラ
ジニル、アゼパニル、アゾカニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリンジ
オニル、オキサゼパニル、1,4-チアゼパニル、イソインドリニル、ジヒドロイソキノ
リニル、テトラ-ヒドロイソキノリニル、オクタヒドロ-イソインドリル、アザビシクロ
[2.2.1]ヘプタニル、オキサ-アザビシクロ[2.2.1]-イル、アザビシクロ
[3.1.1]ヘプタニル、アザビシクロ[4.1.0]ヘプタニル、アザビシクロ[3
.2.1]オクタニル、ジアザビシクロ[3.2.1]オクタニル、オキサ-アザビシク
ロ-[3.2.1]オクタニル、アザビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、オキサ-アザ
ビシクロ[3.2.0]ヘプタニル、アザスピロ[2.5]オクタニル、アザスピロ[2
.6]ノナニル、アザスピロ[3.5]ノナニル、オキサ-アザスピロ[3.5]ノナニ
ル、オキサアザスピロ[4.5]デカニル、ジヒドロチエノ[3,2-c]ピリジニル、
ジヒドロ-チアゾロ[4,5-c]ピリジニル、ジヒドロオキサゾロ[4,5-c]ピリ
ジイル、ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジニル、ヘキサヒドロフロ[3,2-b]
ピロリル、ヘキサヒドロシクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロシクロペンタ[c]
ピロリル、およびアザトリシクロ[4.3.1.13,8]ウンデカニルから選択される
。別の実施形態では、シクロヘテロアルキルは、ピロリジン、アゼチジン、ピペリジン、
ピペラジン、アゼパン、モルホリン、チオモルホリン、オキサゼパン、イソインドリン、
ジヒドロイソキノリン、アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、アザビシクロ[3.1.
1]-ヘプタン、アザビシクロ[4.1.0]ヘプタン、アザビシクロ[3.2.1]オ
クタン、アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン、アザスピロ[2.5]オクタン、ジヒド
ロチエノ[3,2-c]ピリジン、ジヒドロイミダゾ[1,2-a]ピラジン、およびヘ
キサヒドロフロ[3,2-b]ピロールから選択される。別の実施形態では、シクロヘテ
ロアルキルは、アゼパン、モルホリンおよびピペリジンから選択される。別の実施形態で
は、シクロヘテロアルキルは、アゼパンである。別の実施形態では、シクロヘテロアルキ
ルはモルホリンである。別の実施形態では、シクロヘテロアルキルはピペリジンである。
【0153】
別の実施形態では、シクロヘテロアルキルは、アゼチジン、ピペリジン、テトラヒドロピ
ラン、テトラヒドロフラン、またはアザビシクロ[3.1.0]ヘキサンである。別の実
施形態では、シクロヘテロアルキルは、アゼチジン、ピペリジニル、テトラヒドロピラニ
ルまたはテトラヒドロフラニルであり、別の実施形態では、C2~12シクロヘテロアル
キルはテトラヒドロピラニルである。
【0154】
「シクロヘテロアルケニル」は、指定数の炭素原子を有し、少なくとも1つの二重結合
および少なくとも1つのヘテロ原子を含む単環式、二環式、スピロ環状の、または架橋さ
れた環または環系を意味する。シクロヘテロアルケニルの例には、ジヒドロピランおよび
ジヒドロフランなどが挙げられる。
【0155】
「アリール」は、6~14個の炭素原子を含み、該環のうちの少なくとも1つが芳香族
である単環式、二環式または三環式の炭素環式芳香環または環系を意味する。アリールの
例には、フェニルおよびナフチルが挙げられる。一実施形態では、アリールは、フェニル
またはナフタレニルである。別の実施形態では、アリールはナフタレニルである。別の実
施形態では、アリールはフェニルである。
【0156】
「ヘテロアリール」は、5~14個の環原子を含み、N、NH、S(SOおよびSO
を含む)およびOから選択される少なくとも1つの環ヘテロ原子を含み、ヘテロ原子含有
環のうちの少なくとも1つが芳香族である、単環式、二環式または三環式の環または環系
を意味する。ヘテロアリールの例には、ピロリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、
ピラゾリル、ピリジル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル
、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、トリアジニル、チエニル、ピ
リミジル、ピリダジニル、ピラジニル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、
ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリ
ル、インドリル、イソキノリル、キナゾリニル、ジベンゾフラニルなどが挙げられる。本
発明の一実施形態では、ヘテロアリールは、5または6員のヘテロアリール環である。別
の実施形態では、ヘテロアリールは、ピラゾリル、ピリジル、イソオキサゾリルおよびチ
アゾリルから選択される。本発明の別の実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジニル、
ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、インダゾリル、イミダゾ[1,2-a]ピリ
ジニル、1,3-ジヒドロ-2H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-オン、1H-
[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジニル、1H-ピラゾロ[4,3-b]ピ
リジニル、ピロロ[3,2-c]ピリジニル、ピロロ[2,3-b]ピリジニル、ベンズ
イミダゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チオフェニル、フラン、1,2,4-オキサ
ジアゾリル、1,3,4-オキサジアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イソチ
アゾリル、チアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル;4
H-ピリド[2,3-e][1,2,4]チアジアジニル1,1-ジオキシジル、2H-
ピリド[2,3-e][1,2]チアジニル1,1-ジオキシド、2,3-ジヒドロイソ
チアゾロ[4,5-b]ピリジニル1,1-ジオキシド、および3,4-ジヒドロ-2H
-ピリド[2,3-e][1,2]チアジン1,1-ジオキシドから選択される。本発明
の別の実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジニル、ピリミジニルおよびピリダジニル
から選択される。本発明の別の実施形態では、ヘテロアリールはピリジニルである。
【0157】
別の実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン
、ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]
オキサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インドール、インダゾール、チアゾロ[5,4
-b]ピリジン、ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、チオフェン、フラン、トリアゾール
、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、クアナゾリン、ピラゾロピリジン、ピラゾロ
ピリジン、イミダゾピリジン、オキサゾロピリジン、ピラゾロピリミジン、イミダゾピリ
ミジン、オキサゾロピリミジン、またはチアゾロピリミジンである。別の実施形態では、
ヘテロアリールは、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、イミダ
ゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]オキサゾール、ベンゾ
[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5,4-b]ピリジン、ピラゾロ[1,5
-a]ピリジン、チオフェン、フラン、トリアゾール、またはインドールである。別の実
施形態では、ヘテロアリールは、ピリジン、チアゾール、ピリミジン、ピラジン、ピリダ
ジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾ[d]オキサゾ
ール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5,4-b]ピリジン、また
はピラゾロ[1,5-a]ピリジンである。別の実施形態では、ヘテロアリールは、ピリ
ミジン、ピラジン、ピリダジン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、ベンゾフラ
ン、ベンゾ[d]オキサゾール、ベンゾ[d]チアゾール、インダゾール、チアゾロ[5
,4-b]ピリジン、またはピラゾロ[1,5-a]ピリジンである。
【0158】
本発明の別の実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピ
リダジン、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベン
ゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、インドール、インダゾール、チアゾロピリジン、チ
オフェン、フラン、トリアゾール、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、クアナゾリ
ン、ピラゾロピリジン、ピラゾロピリジン、イミダゾピリジン、オキサゾロピリジン、ピ
ラゾロピリミジン、イミダゾピリミジン、オキサゾロピリミジンおよびチアゾロピリミジ
ンから選択される。
【0159】
本発明の別の実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピ
リダジン、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、ベンゾフラン、ベン
ゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、インドール、インダゾールおよびチアゾロピリジン
から選択される。
【0160】
本発明の別の実施形態では、ヘテロアリールは、ピリジンおよびチアゾールから選択さ
れる。本発明の別の実施形態では、ヘテロアリールはピリジンである。本発明の別の実施
形態では、ヘテロアリールはチアゾールである。
【0161】
「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を含む。一実施形態では、ハロゲン
は、フッ素、塩素または臭素である。別の実施形態では、ハロゲンは、フッ素または塩素
である。別の実施形態では、ハロゲンは、塩素または臭素である。別の実施形態では、ハ
ロゲンは、フッ素または臭素である。別の実施形態では、ハロゲンはフッ素である。別の
実施形態では、ハロゲンは塩素である。別の実施形態では、ハロゲンは臭素である。
【0162】
「Me」は、メチルを表す。
【0163】
「オキソ」は、=Oを表す。
【0164】
「飽和」は、単結合のみを含むことを意味する。
【0165】
「不飽和」は、少なくとも1つの二重結合または三重結合を含むことを意味する。一実
施形態では、不飽和とは、少なくとも1つの二重結合を含むことを意味する。別の実施形
態では、不飽和とは、少なくとも1つの三重結合を含むことを意味する。
【0166】
任意の構成要素または式Iに任意の変数(例えば、R、Rなど)が複数回出現する
場合、各出現時のその定義は、他のあらゆる出現時のその定義とは無関係である。また、
置換基および/または変数の組合せは、そのような組合せが安定な化合物をもたらす場合
にのみ許容される。置換基変数中の結合を横切る波線は、結合点を表す。
【0167】
本開示を通して使用される標準的な命名法の下では、指定された側鎖の末端部分が最初
に記載され、続いて、結合点に向かって隣接する官能基が記載される。例えば、C1~5
アルキルカルボニルアミノC1~6アルキル置換基は、以下と等しい:
【化7】

【0168】
本発明の化合物を選択する際に、当業者であれば、様々な置換基、すなわち、R、R
などが、化学構造の接続性および安定性の周知の原理に従って選択されるべきであるこ
とを認識するであろう。
【0169】
用語「置換された」は、指定された置換基による複数の置換度を含むと見なされるもの
とする。複数の置換基部分が開示または特許請求されている場合、置換された化合物は、
開示または特許請求されている置換基部分のうちの1つ以上によって、単独でまたは複数
で独立して置換されていてもよい。独立して置換されるとは、(2つ以上の)置換基が同
じであっても異なっていてもよいことを意味する。
【0170】
「薬学的に許容される」という語句は、本明細書では、妥当な医学的判断を使用し、適
用可能なあらゆる政府規制に従って、ヒトまたは動物への投与に安全かつ好適な化合物、
材料、組成物、塩および/または剤形を指すために使用される。
【0171】
式Iの化合物は、1つ以上の不斉中心を含み得、したがって、ラセミ体およびラセミ混
合物、単一エナンチオマー、ジアステレオマー混合物、ならびに個々のジアステレオマー
として存在し得る。本発明は、式Iの化合物のあらゆるそのような異性体型を包含するこ
とを意味する。
【0172】
光学異性体およびジアステレオ異性体の独立した合成、またはそれらのクロマトグラフ
ィー分離は、本明細書に開示される方法の適切な改変によって当技術分野で公知のように
達成され得る。それらの絶対立体化学は、必要であれば、公知の絶対配置の不斉中心、ま
たは絶対帰属を行うのに十分な重原子を含有する試薬を用いて誘導体化された結晶生成物
または結晶中間体のX線結晶解析法によって決定され得る。
【0173】
所望であれば、個々のエナンチオマーが単離されるように、化合物のラセミ混合物を分
離してもよい。分離は、当技術分野で周知の方法、例えば、化合物のラセミ混合物をエナ
ンチオマー的に純粋な化合物にカップリングさせてジアステレオ異性体混合物を形成し、
続いて、分別結晶またはクロマトグラフィーなどの標準的な方法によって個々のジアステ
レオ異性体を分離することによって行うことができる。カップリング反応は、エナンチオ
マー的に純粋な酸または塩基を使用した塩の形成であることが多い。次いで、加えたキラ
ル残基の開裂によって、ジアステレオマー誘導体を純粋なエナンチオマーに変換してもよ
い。化合物のラセミ混合物は、当技術分野で周知のキラル固定相を利用するクロマトグラ
フィー法によって直接分離することもできる。
【0174】
あるいは、光学的に純粋な出発材料、または公知の構成の試薬を使用して、当技術分野
で周知の方法によって、化合物の任意のエナンチオマーを立体選択的合成によって得ても
よい。
【0175】
本明細書に記載される化合物のいくつかは、オレフィン二重結合を含み、特に明記しな
い限り、EおよびZ幾何異性体の両方を含むことを意味する。
【0176】
互変異性体とは、化合物のある原子から化合物の別の原子への急速なプロトン移動を受
ける化合物として定義される。本明細書に記載される化合物のいくつかは、水素の異なる
結合点を有する互変異性体として存在し得る。そのような例は、ケトン、およびケト-エ
ノール互変異性体として公知のそのエノール形態であり得る。個々の互変異性体、および
それらの混合物は、式Iの化合物に包含される。
【0177】
一般式Iの化合物では、原子はそれらの天然の同位体存在度を示し得るか、または原子
のうちの1つ以上が、同じ原子番号を有するが、主に自然界に見られる原子質量もしくは
質量数とは異なる原子質量もしくは質量数を有する特定の同位体に人工的に濃縮されても
よい。本発明は、構造式Iの化合物のあらゆる好適な同位体変種を含むことを意味する。
【0178】
例えば、水素(H)の異なる同位体形態には、プロチウム(H)、重水素(H)およ
びトリチウム(H)が含まれる。プロチウムは、自然界で見られる主要な水素同位体で
ある。重水素を濃縮することにより、特定の治療上の利点、例えば、インビボ半減期の増
大、もしくは投与量要件の低減が得られ得るか、または生物学的試料の特性評価のための
標準として有用な化合物が得られ得る。トリチウムは放射性であり、したがって、代謝試
験または動態試験ではトレーサーとして有用な放射性標識化合物を提供し得る。構造式I
内の同位体濃縮化合物は、当業者に周知の従来の技術によって、または適切な同位体濃縮
試薬および/もしくは中間体を使用して本明細書のスキームおよび実施例に記載されてい
るものと同様のプロセスによって、過度の実験を用いることなく調製することができる。
【0179】
さらに、本発明の化合物の結晶形態のいくつかは多形として存在してもよく、したがっ
て、本発明に含まれることが意図される。さらに、本発明の化合物のいくつかは、水また
は一般的な有機溶媒と溶媒和物を形成し得る。そのような溶媒和物は、本発明の範囲内に
包含される。
【0180】
本発明の化合物をエナンチオマー的に純粋な製剤として投与することが一般に好ましい
。ラセミ混合物は、いくつかの従来の方法のいずれかによって個々のエナンチオマーに分
離することができる。これらには、キラルクロマトグラフィー、キラル補助剤による誘導
体化とそれに続くクロマトグラフィーまたは結晶化による分離、およびジアステレオマー
塩の分別結晶が含まれる。
【0181】

本明細書で使用される場合、本発明の化合物への言及は、薬学的に許容される塩、およ
び遊離化合物もしくはその薬学的に許容される塩の前駆体として、または他の合成操作で
使用される場合、薬学的に許容されない塩も含むことを意味することが理解される。
【0182】
本発明の化合物は、薬学的に許容される塩の形態で投与され得る。用語「薬学的に許容
される塩」は、無機塩基または有機塩基および無機酸または有機酸を含む薬学的に許容さ
れる非毒性塩基または非毒性酸から調製された塩を指す。用語「薬学的に許容される塩」
に包含される塩基性化合物の塩は、一般に遊離塩基を好適な有機酸または無機酸と反応さ
せることによって調製される、本発明の化合物の非毒性塩を指す。本発明の塩基性化合物
の代表的な塩には、限定するものではないが、酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸
塩、重炭酸塩、重硫酸塩、重酒石酸塩、ホウ酸塩、臭化物、カンシル酸塩、炭酸塩、塩化
物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、二塩酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストレート
、エシレート、フマル酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリ
ルアルサニレート(glycollylars-anilate)、ヘキシルレゾルシネ
ート(hexylresorcinate)、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒ
ドロキシナフトエート、ヨウ化物、イソチオネート(isothionate)、乳酸塩
、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル
酸塩、メチルブロミド、硝酸メチル、硫酸メチル、ムケート(mucate)、ナプシレ
ート(napsylate)、硝酸塩、N-メチルグルカミンアンモニウム塩、オレイン
酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩(エンボン酸塩)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン
酸塩、二リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、硫酸塩、塩
基性酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、トシル酸塩、トリエ
チオジド、トリフルオロ酢酸塩および吉草酸塩が含まれる。本発明の化合物が酸性部分を
有する場合、その好適な薬学的に許容される塩には、限定するものではないが、アルミニ
ウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、第二
マンガン(manganic)、第一マンガン(mangamous)、カリウム、ナト
リウム、亜鉛などを含む無機塩基に由来する塩が含まれる。アンモニウム塩、カルシウム
塩、マグネシウム塩、カリウム塩およびナトリウム塩が特に好ましい。薬学的に許容され
る有機非毒性塩基に由来する塩には、第一級アミン、第二級アミンおよび第三級アミン、
環状アミン、ならびに塩基性イオン交換樹脂、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイ
ン、コリン、N,N-ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2-ジエチルアミ
ノエタノール、2-ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、
N-エチルモルホリン、N-エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン
、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラ
ジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルア
ミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなどの塩が含まれる。
【0183】
また、本発明の化合物中にカルボン酸(-COOH)またはアルコール基が存在する場
合、カルボン酸誘導体の薬学的に許容されるエステル、例えば、メチル、エチルもしくは
ピバロイルオキシメチル、またはアルコールのアシル誘導体、例えば、O-アセチル、O
-ピバロイル、O-ベンゾイルおよびO-アミノアシルを使用することができる。徐放性
製剤またはプロドラッグ製剤として使用するための溶解性または加水分解特性を改変する
ための当技術分野で公知のエステル基およびアシル基が含まれる。
【0184】
用語「プロドラッグ」は、例えば、血液中での加水分解によって、インビボで親化合物
に、例えば、式Iの化合物またはその塩への式Iのプロドラッグの変換によって迅速に変
換される化合物を意味する。詳細な説明は、いずれも参照により本明細書に組み込まれる
T.Higuchi and V.Stella,Pro-drugs as Nove
l Delivery Systems,Vol.14 of the A.C.S.S
ymposium Series、およびEdward B.Roche,ed.,Bi
oreversible Carriers in Drug Design,Amer
ican Pharmaceutical Association and Perg
amon Press,1987に記載されている。本発明は、本発明の新規化合物のプ
ロドラッグを含む。
【0185】
本発明の化合物の溶媒和物、特に水和物も本発明に含まれる。
【0186】
有用性
本発明の化合物は、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性の選択的阻害剤である
か、またはNa1.8ナトリウムイオンチャネル遮断薬としての選択的活性を有する。
【0187】
一実施形態では、本発明の化合物は、Qube(登録商標)アッセイシステムにおける各
チャネルの機能的効力(IC50値)に基づいて、Na1.5ナトリウムチャネルより
もNa1.8ナトリウムチャネルに対して少なくとも10倍の選択性を示し、いくつか
の実施形態では、Na1.5ナトリウムチャネルよりもNa1.8ナトリウムチャネ
ルに対して少なくとも100倍の選択性を示す。
【0188】
本発明の化合物は、Na1.8チャネル活性の強力な阻害剤である。化合物およびそ
の薬学的に許容される塩は、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性および/または
Na1.8受容体の阻害によって媒介される疾患、障害および状態の治療に有効であり
得る。
【0189】
Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性および/またはNa1.8受容体によっ
て媒介される疾患、障害または状態には、限定するものではないが、侵害受容、変形性関
節症、末梢神経障害、遺伝性先端紅痛症、多発性硬化症、喘息、掻痒症、急性のかゆみ、
慢性的なかゆみ、片頭痛、虚血後の神経変性、てんかん、炎症性疼痛、自発痛、急性疼痛
、周術期疼痛、術後疼痛、神経因性疼痛、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、糖尿病性神経
障害、慢性腰痛、幻肢痛、癌および化学療法に起因する疼痛、慢性骨盤痛、疼痛症候群、
ならびに複合性局所疼痛症候群が含まれる。
【0190】
これらの状態または疾患のうちの1つ以上は、治療を必要とする患者に本発明の化合物
またはその薬学的に許容される塩の治療有効量を投与することによって、治療、管理、予
防、低減、緩和、改善または制御され得る。また、本発明の化合物は、これらの状態、疾
患または障害、すなわち、侵害受容、変形性関節症、末梢神経障害、遺伝性先端紅痛症、
多発性硬化症、喘息、掻痒症、急性のかゆみ、慢性的なかゆみ、片頭痛、虚血後の神経変
性、てんかん、炎症性疼痛、自発痛、急性疼痛、周術期疼痛、術後疼痛、神経因性疼痛、
帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、糖尿病性神経障害、慢性腰痛、幻肢痛、癌および化学療
法に起因する疼痛、慢性骨盤痛、疼痛症候群、ならびに複合性局所疼痛症候群のうちの1
つ以上を治療、予防、管理、緩和、改善または制御するのに有用であり得る医薬品の製造
に使用され得る。
【0191】
化合物の好ましい使用は、治療を必要とする患者に治療有効量を投与することによる以
下の疾患のうちの1つ以上の治療のためであり得る。化合物は、これらの疾患、すなわち

1)疼痛状態、
2)掻痒状態、および
3)咳状態のうちの1つ以上を治療するための医薬品を製造するために使用され得る。
【0192】
本発明の一実施形態では、疼痛状態は、急性疼痛または慢性疼痛障害である。本発明の
別の実施形態では、疼痛状態は急性疼痛障害である。
【0193】
本発明の化合物は、侵害受容の治療に有効であり得る。侵害受容または疼痛は生存に不
可欠であり、多くの場合、防御機能を果たす。しかし、外科的処置に関連する疼痛、およ
びその疼痛を軽減するための現在の治療法は、手術後の回復を遅らせ、入院期間を長くす
る可能性がある。外科患者の80%もが、組織損傷、ならびに末梢神経の損傷、およびそ
の後の炎症に起因する術後疼痛を経験する。神経損傷は、創傷が治癒した後に持続的な神
経因性疼痛をもたらすため、外科患者の約10~50%が術後に慢性疼痛を発症すること
が多い。
【0194】
本発明の化合物は、変形性関節症の治療に有効であり得る。変形性関節症は、関節内の
軟骨の炎症、破壊および最終的な喪失によって引き起こされる関節炎の一種である。変形
性関節症に関連する疼痛の標準治療は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、例えば
、セレコキシブおよびジクロフェナクである(Zeng et al.,2018に概説
されている)。NSAID療法に応答しない患者は、典型的には、低用量のオピエート、
例えばヒドロコドンによって治療される。上記の療法に抵抗性の患者については、通常、
全関節置換術を選択する。
【0195】
本発明の化合物は、末梢神経障害の治療に有効であり得る。末梢神経障害は、慢性的な
高血糖、および糖尿病によって引き起こされる神経損傷である。末梢神経障害は、足、脚
または手などの遠位肢のしびれ、感覚の喪失、および時には疼痛をもたらす。末梢神経障
害は、糖尿病の最も一般的な合併症である。有痛性糖尿病性神経障害の治療のための標準
治療は、ガバペンチノイド、例えば、ガバペンチンおよびプレガバリンである。一部の患
者はアミトリプチリンなどの三環系抗うつ薬に良好に反応するが、他の患者では、デュロ
キセチンなどのSRI/NRI薬物を使用して顕著な緩和が得られる(Schreibe
r et al.,World J Diabetes.2015 Apr 15;6(
3):432-44)。多くの選択肢が利用可能であるが、副作用は一般的であり(例え
ば、眩暈、吐き気)、これにより、それらの潜在的な最大の可能性が制限される。
【0196】
本発明の化合物は、遺伝性先端紅痛症の治療に有効であり得る。遺伝性先端紅痛症(I
EM)は、Na1.8を含むいくつかの電位開口型ナトリウムチャネルの変異に関連し
ている慢性疼痛症候群である(Kist et al.,PLoS One.2016
Sep 6;11(9):e0161789)。患者は、典型的には暖かい温度、および
運動を受けた手および足などの遠位領域に、典型的な「手袋およびストッキング」フレア
パターンを呈する。一部の患者では、冷水浸漬によってフレアに関連する灼熱痛が緩和さ
れる。電位開口型ナトリウムチャネルに影響を及ぼす薬物療法(例えば、リドカインおよ
びメキシレチン)は有望であるが、IEMを治療するための標準治療は現時点で存在しな
い。
【0197】
本発明の化合物は、神経因性疼痛の治療に有効であり得る。神経因性疼痛は、体性感覚
神経系に影響を及ぼす損傷または疾患によって引き起こされる疼痛である。ヒト患者、お
よび神経因性疼痛の動物モデルでは、一次求心性感覚ニューロンへの損傷が、神経腫形成
および自発的活動、ならびに通常は無害な刺激に応答した誘発活動をもたらし得ることが
実証されている。(Colloca et al.,Nat Rev Dis Prim
ers.2017 Feb 16;3:17002;Coward et al.,Pa
in.2000 Mar;85(1-2):41-50;Yiangou et al.
,FEBS Lett.2000 Feb 11;467(2-3):249-52;C
arter et al.,Phys Med Rehabil Clin N Am.
2001 May;12(2):447-59)。一部の神経損傷はNav1.8発現の
増加をもたらし、これは病理学的疼痛の根本的な機序であると考えられている。(Bla
ck et al.,Ann Neurol.2008 Dec;64(6):644-
53;Bird et al.,Br J Pharmacol.2015 May;1
72(10):2654-70)。末梢神経系の損傷は、多くの場合、最初の損傷が解消
した後も長く持続する神経因性疼痛をもたらす。神経因性疼痛の例には、限定するもので
はないが、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、糖尿病性神経障害、慢性腰痛、腰髄神経根障
害、幻肢痛、癌および化学療法に起因する疼痛、慢性骨盤痛、複合性局所疼痛症候群、お
よび関連する神経痛、ならびにNav1.8の機能獲得変異に起因して生じる有痛性状態
が挙げられる(Huang et al.,J Neurosci.2013 Aug
28;33(35):14087-97;Kist et al.,PLoS One.
2016 Sep 6;11(9):e0161789;Emery et al.,J
Neurosci.2015 May 20;35(20):7674-81;および
Schreiber et al.,World J Diabetes.2015 A
pr 15;6(3):432-44。
【0198】
通常は無症候性の感覚ニューロンの異所性活動は、神経因性疼痛の発生および維持に寄
与すると考えられており、これは一般に、損傷した神経内のナトリウムチャネル活性の増
加に関連すると考えられている。(Wood et al.,Curr Opin Ph
armacol.2001 Feb;1(1):17-21;Baker et al.
,TRENDS in Pharmacological Sciences,2001
,22(1):27-31)。神経因性疼痛の標準治療は、特定の状態に応じてかなり異
なるが、第一選択療法は、典型的には、プレガバリン、ガバペンチン、三環系抗うつ薬(
例えばアミトリプチリン)、およびSRI/NRI薬物(例えばデュロキセチン)である
。これらの療法に抵抗性の患者には、通常、低用量のオピエート(例えばヒドロコドン)
が処方される。
【0199】
本発明の化合物は、多発性硬化症の治療に有効であり得る。近年の証拠では、多発性硬
化症に果たすNav1.8の潜在的な役割が指摘されている。多発性硬化症の動物モデル
(EAEモデル)から採取された組織、および多発性硬化症(MS)に罹患している患者
の死後の脳内では、小脳内のNav1.8の発現が同定されている(Shields e
t al.,Ann Neurol.2012 Feb;71(2):186-94;B
lack et al.,Proc Natl Acad Sci U S A.200
0 Oct 10;97(21):11598-602)。また、2つのSCN10A多
型が、MSとの顕著な関連を示した(Roostaei et al.,Neurolo
gy.2016 Feb 2;86(5):410-7)。Nav1.8が小脳内で過剰
発現されると、マウスは失調関連運動障害(ataxic-related motor
deficit)を発症し、失調関連運動障害は、選択的小分子Nav1.8アンタゴ
ニストの経口送達によって改善される(Shields et al.,PLoS On
e.2015 Mar 6;10(3))。これらの試験では、Nav1.8アンタゴニ
ストが、多発性硬化症に関連する症状を治療するための有用な治療法であり得ることが示
唆されている。
【0200】
本発明の化合物は、喘息の治療に有効であり得る。喘息は、人の気道が過敏になり、狭
窄し、腫れて、呼吸を困難にする気道炎症によって引き起こされる。これらの症状は、典
型的には、アレルギー反応によって引き起こされる(Nair P et al.,J
Allergy Clin Immunol Pract.2017 May-Jun;
5(3):649-659)。喘息の前臨床モデルでは、Nav1.8含有ニューロンの
欠失、または小分子を介した神経線維の阻害は、気道炎症および免疫細胞浸潤を減少させ
る(Talbot et al.,Neuron.2015 Jul 15;87(2)
:341-54)。選択的Nav1.8アンタゴニストは、免疫細胞浸潤によって引き起
こされる気道過敏症を予防するための有用な治療法であり得る。
【0201】
本発明の化合物は、掻痒症の治療に有効であり得る。世界人口の約4%に発症するかゆ
みとしても一般的に知られている掻痒症は、掻破に対する欲求または反射を誘発する不快
な感覚であり、疼痛と密接に関連していると見なされている(Luo et al.,C
ell Mol Life Sci.2015 Sep;72(17):3201-23
)。かゆみの原因に関する理論は、侵害受容器(疼痛感知ニューロン)の微妙な低頻度の
活性化を暗示しているが、一部の求心性神経が、かゆみを誘発するヒスタミンに優先的に
応答することが記載されている(Schmelz et al.,J Neurosci
.1997 Oct 15;17(20):8003-8)。同時に、ヒスタミン応答性
ニューロンが、疼痛を生じるカプサイシンにも応答することが見出されている(McMa
hon et al.,Trends in Neuroscience 1992,1
5:497-501)。一過性受容体電位(TRP)ファミリーのメンバー、および神経
成長因子(NGF)はいずれも、かゆみおよび疼痛に何らかの役割を果たすことが知られ
ており、臨床的には、両疾患は、ガバペンチンおよび抗うつ薬などの治療剤によって治療
される。したがって、疼痛およびかゆみの根底にある機構は高度に織り交ぜられ、複雑で
あり、汎選択性またはかゆみ選択性の経路の区別は曖昧なままであることが依然として容
認されている(Ikoma et al.,Nat Rev Neurosci.200
6 Jul;7(7):535-47)。Nav1.8発現ニューロン内に構成的に活性
な形態のセリン/トレオニンキナーゼBRAFをトランスジェニック的に発現するマウス
を使用して、掻痒症に果たすNav1.8の役割が試験された。これにより、掻痒受容器
の興奮性が高まり、誘発性および自発性の掻破行動が増大した(Zhao et al.
,2013)。皮膚では、炎症中にケラチノサイト、リンパ球、肥満細胞および好酸球か
ら起痒物質が放出される。これらの分子は、Nav1.8を発現する自由神経終末に直接
作用して、かゆみを誘発する(Riol-Blanco et al.,Nature.
2014 Jun 5;510(7503):157-61)。慢性的なかゆみ、および
急性のかゆみは、多くの様々な損傷、疾患および障害から生じる可能性があり、皮膚もし
くは掻痒受容性、神経原性、神経因性または心因性として分類され得る。かゆみは、全身
性障害、皮膚障害、および真皮への物理的損傷または化学的損傷の両方から生じる可能性
がある。病理学的に、乾燥皮膚、湿疹、乾癬、水痘帯状疱疹、蕁麻疹、疥癬、腎不全、肝
硬変、リンパ腫、鉄欠乏、糖尿病、閉経、赤血球増加症、尿毒症および甲状腺機能亢進症
などの状態は、神経系の疾患、例えば、腫瘍、多発性硬化症、末梢神経障害、神経圧迫、
および強迫性障害に関連する妄想と同様に、かゆみを引き起こす可能性がある。オピオイ
ドおよびクロロキンなどの薬剤も、かゆみを引き起こし得る(Ikoma et al.
,Nat Rev Neurosci.2006 Jul;7(7):535-47)。
【0202】
火傷後のかゆみもまた、治癒過程を妨げ、永久的な瘢痕をもたらし、生活の質に悪影響を
及ぼすため、極めて深刻な臨床的問題である(Van Loey et al.,Br
J Dermatol.2008 Jan;158(1):95-100)。
【0203】
本発明はまた、化合物の薬学的に許容される塩、および化合物と薬学的に許容される担
体とを含む医薬組成物を含む。
【0204】
化合物またはその薬学的に許容される塩は、疼痛状態、掻痒状態および咳状態の治療に
有用であり得る。
【0205】
本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩は、ヒトまたは他の哺乳動物患者の疼
痛状態、掻痒状態および咳状態を治療するための医薬品の製造に使用され得る。
【0206】
疼痛状態を治療する方法は、治療を必要とする患者に、本発明の化合物もしくはその薬
学的に許容される塩、または化合物を含む医薬組成物の治療有効量を投与することを含む
。掻痒状態を治療する方法は、治療を必要とする患者に、本発明の化合物もしくはその薬
学的に許容される塩、または化合物を含む医薬組成物の治療有効量を投与することを含む
。咳状態を治療する方法は、治療を必要とする患者に、本発明の化合物もしくはその薬学
的に許容される塩、または化合物を含む医薬組成物の治療有効量を投与することを含む。
【0207】
本発明の化合物の他の医学的使用が本明細書に記載される。
【0208】
本明細書で使用される用語「疼痛状態」は、限定するものではないが、急性疼痛、周術
期疼痛、術前疼痛、術後疼痛、神経因性疼痛、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、糖尿病性
神経障害、慢性腰痛、幻肢痛、慢性骨盤痛、外陰痛、複合性局所疼痛症候群および関連神
経痛、癌および化学療法に関連する疼痛、HIVに関連する疼痛、およびHIV治療誘発
性神経障害、神経損傷、神経根ひきぬき損傷、有痛性外傷性単神経障害、有痛性多発神経
障害、紅痛症、発作性激痛症、小径線維ニューロパチー、口腔灼熱症候群、中枢性疼痛症
候群(神経系の何らかのレベルで実質的に何らかの病変によって引き起こされる可能性が
ある)、術後疼痛症候群(例えば、乳房切除後症候群(post mastectomy
syndrome)、開胸後症候群(post thoracotomy syndr
ome)、断端痛))、骨および関節痛(変形性関節症)、反復運動痛(repetit
ive motion pain)、歯痛、筋膜痛(筋損傷、線維筋痛症)、周術期疼痛
(一般外科、婦人科)、慢性疼痛、月経困難症、扁桃炎に関連する疼痛、様々な原因の炎
症性疼痛(例えば、変形性関節症、関節リウマチ、リウマチ性疾患、腱鞘炎および痛風)
、肩腱炎または滑液包炎、痛風性関節炎、およびリウマチ性多発筋痛症、一次痛覚過敏、
二次痛覚過敏、一次性異痛症、二次性異痛症、または中枢増感によって引き起こされる他
の疼痛、複合性局所疼痛症候群、慢性関節痛および関連神経痛の急性疼痛、片頭痛、偏頭
痛、頭痛、群発性頭痛、非血管性頭痛、外傷性神経損傷、神経圧迫または神経絞扼、なら
びに神経腫痛を含む。
【0209】
本明細書で使用される用語「掻痒状態」または「掻痒障害」は、限定するものではない
が、掻破したいという欲求を引き起こす不快な感覚を伴う状態、例えば、慢性的なかゆみ
を含む。
【0210】
本明細書で使用される用語「咳状態」または「咳障害」は、限定するものではないが、
慢性咳、神経障害性咳、または神経学的状態による咳を含む。
【0211】
Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa1.8受容体によって媒介さ
れる疾患、障害または状態の治療とは、該疾患、障害または状態を有する対象への本発明
の化合物の投与を指す。治療の1つの転帰は、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活
性またはNa1.8受容体によって媒介される疾患、障害または状態を減少させること
であり得る。治療の別の転帰は、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa
1.8受容体によって媒介される疾患、障害または状態を緩和することであり得る。治
療の別の転帰は、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa1.8受容体
によって媒介される疾患、障害または状態を改善することであり得る。治療の別の転帰は
、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa1.8受容体によって媒介さ
れる疾患、障害または状態を抑制することであり得る。治療の別の転帰は、Na1.8
ナトリウムイオンチャネル活性またはNa1.8受容体によって媒介される疾患、障害
または状態を管理することであり得る。
【0212】
治療の別の転帰は、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa1.8受
容体によって媒介される疾患、障害または状態を予防することであり得る。
【0213】
Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa1.8受容体によって媒介さ
れる疾患、障害または状態の予防とは、該疾患、障害または状態のリスクがある対象への
本発明の化合物の投与を指す。予防の1つの転帰は、Na1.8ナトリウムイオンチャ
ネル活性またはNa1.8受容体によって媒介される疾患、障害または状態のリスクが
ある対象の該疾患、障害または状態を減少させることであり得る。予防の別の転帰は、N
1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa1.8受容体によって媒介される
疾患、障害または状態のリスクがある対象の該疾患、障害または状態を抑制することであ
り得る。予防の別の転帰は、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa
.8受容体によって媒介される疾患、障害または状態のリスクがある対象の該疾患、障害
または状態を改善することであり得る。予防の別の転帰は、Na1.8ナトリウムイオ
ンチャネル活性またはNa1.8受容体によって媒介される疾患、障害または状態のリ
スクがある対象の該疾患、障害または状態を緩和することであり得る。予防の別の転帰は
、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性またはNa1.8受容体によって媒介さ
れる疾患、障害または状態のリスクがある対象の該疾患、障害または状態を管理すること
であり得る。
【0214】
治療の1つの転帰は、本発明の化合物の投与直前の対象の疼痛と比較して、対象が経験
する疼痛の量を減少させることであり得る。治療の別の転帰は、本発明の化合物の投与直
前の対象の疼痛と比較して、対象が経験する疼痛の量を緩和することであり得る。治療の
別の転帰は、本発明の化合物の投与直前の対象の疼痛と比較して、対象が経験する疼痛の
量を改善することであり得る。治療の別の転帰は、本発明の化合物の投与直前の対象の疼
痛と比較して、対象が経験する疼痛の量を抑制することであり得る。治療の別の転帰は、
本発明の化合物の投与直前の対象の疼痛と比較して、対象が経験する疼痛の量を管理する
ことであり得る。治療の別の転帰は、本発明の化合物の投与直前の対象の疼痛と比較して
、対象が経験する疼痛の量を改善することであり得る。
【0215】
治療の別の転帰は、本発明の化合物の投与後に対象が経験するさらなる疼痛を予防する
ことであり得る。
【0216】
疼痛の予防とは、疼痛のリスクがある対象の疼痛を減少させるための本発明の化合物の
投与を指す。予防には、限定するものではないが、手術または他の予測される有痛性事象
の前の対象への投与が含まれる。予防の1つの転帰は、疼痛のリスクがある対象の疼痛を
減少させることであり得る。予防の別の転帰は、疼痛のリスクがある対象の疼痛を抑制す
ることであり得る。予防の別の転帰は、疼痛のリスクがある対象の疼痛を改善することで
あり得る。予防の別の転帰は、疼痛のリスクがある対象の疼痛を緩和することであり得る
。予防の別の転帰は、疼痛のリスクがある対象の疼痛を管理することであり得る。
【0217】
化合物「の投与」および/または化合物「を投与すること」という用語は、治療を必要
とする個体または哺乳動物に本発明の化合物または本発明の化合物のプロドラッグを提供
することを意味すると理解されるべきである。
【0218】
本治療方法を実施するための構造式Iの化合物の投与は、そのような治療または予防を
必要とする哺乳動物に、構造式Iの化合物の有効量を投与することによって行われる。本
発明の方法による予防的投与の必要性は、周知の危険因子の使用によって決定される。個
々の化合物の有効量は、症例を担当する医師または獣医によって最終分析で決定されるが
、治療される正確な疾患、疾患の重症度、および患者が罹患する他の疾患または状態、患
者が同時に必要とし得る他の薬物および治療の選択された投与経路、ならびに医師の判断
における他の要因などの要因に依存する。
【0219】
これらの疾患または障害に対する本化合物の有用性は、文献に報告されている動物疾患
モデルを対象に実証され得る。
【0220】
投与および用量範囲
本発明の化合物の有効用量を哺乳動物、特にヒトに提供するために、任意の好適な投与
経路を使用してもよい。例えば、経口、静脈内、注入、皮下、経皮、筋肉内、皮内、経粘
膜、粘膜内、直腸、局所、非経口、眼、肺、鼻などを使用してもよい。剤形には、錠剤、
トローチ剤、分散剤、懸濁液、溶液、カプセル、クリーム、軟膏、エアロゾルなどが含ま
れる。好ましくは、本発明の化合物は経口投与される。
【0221】
Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性の阻害を必要とする障害、疾患および/ま
たは状態の治療または予防では、好適な投与量レベルは、一般に、単回用量または複数回
用量で投与され得る約0.0001~500mg/kg患者体重/日である。一実施形態
では、好適な投与量レベルは、約0.001~500mg/kg患者体重/日であり得る
。別の実施形態では、好適な投与量レベルは、約0.001~約250mg/kg/日で
あり得る。別の実施形態では、好適な投与量レベルは、約0.01~約250mg/kg
/日であり得る。別の実施形態では、好適な投与量レベルは、約0.1~約100mg/
kg/日であり得る。別の実施形態では、好適な投与量レベルは、約0.05~100m
g/kg/日であり得る。別の実施形態では、好適な投与量レベルは、約0.1~50m
g/kg/日であり得る。別の実施形態では、好適な投与量レベルは、約0.05~0.
5mg/kg/日であり得る。別の実施形態では、好適な投与量レベルは、約0.5~5
mg/kg/日であり得る。別の実施形態では、好適な投与量レベルは、約5~50mg
/kg/日であり得る。経口投与の場合、組成物は、好ましくは、治療される患者への投
与量の対症的調整のために、0.01~1000mgの活性成分、特に、0.01、0.
025、0.05、0.075、0.1、0.25、0.5、0.75、1.0、2.5
、5.0、7.5、10.0、15.0、20.0、25.0、50.0、75.0、1
00.0、150.0、200.0、250.0、300.0、400.0、500.0
、600.0、750.0、800.0、900.0および1000.0mgの活性成分
を含有する錠剤の形態で提供される。化合物は、1~8回/日、好ましくは、1~4回/
日、さらに好ましくは、1回または2回/日のレジメンで投与され得る。この投与レジメ
ンは、最適な治療応答を提供するように調整され得る。
【0222】
ただし、任意の特定の患者に対する特定の用量レベルおよび投与頻度は変動し得、使用
される特定の化合物の活性、その化合物の代謝安定性および作用の長さ、年齢、体重、一
般的な健康状態、性別、食事、投与様式および投与時間、排泄速度、薬物の組合せ、特定
の状態の重症度、ならびに治療を受けている宿主を含む様々な要因に依存することが理解
される。
【0223】
本発明の化合物は、(a)(1または複数の)化合物またはその薬学的に許容される塩
と、(b)薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物に使用され得る。本発明の化合物
は、1つ以上の他の活性医薬成分を含む医薬組成物に使用され得る。本発明の化合物はま
た、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩が唯一の活性成分である医薬組成物
に使用され得る。
【0224】
医薬組成物の場合のような用語「組成物」は、(1または複数の)活性成分と、担体を
構成する(1または複数の)不活性成分とを含む生成物、および該成分のうちの任意の2
つ以上の組合せ、複合体化もしくは凝集から、または該成分のうちの1つ以上の解離から
、または該成分のうちの1つ以上の他のタイプの反応もしくは相互作用から直接的または
間接的に生じる任意の生成物を包含することが意図される。したがって、本発明の医薬組
成物は、本発明の化合物と薬学的に許容される担体とを混合することによって作製される
任意の組成物を包含する。
【0225】
本発明の化合物は、本発明の化合物が有用である疾患または状態の治療または改善に同
じく有用であり得る他の薬物と組み合わせて使用され得る。そのような他の薬物は、本発
明の化合物と同時または順次に、そのために一般的に使用される経路によって、および量
で投与され得る。疼痛状態、掻痒状態および咳状態を有する患者の治療では、複数の薬物
が一般に投与される。本発明の化合物は、一般に、これらの状態のための1つ以上の他の
薬物を既に服用している患者に投与され得る。多くの場合、化合物は、患者の疼痛が治療
に十分に応答しない場合、1つ以上の抗疼痛化合物によって既に治療されている患者に投
与される。
【0226】
併用療法には、本発明の化合物と、1つ以上の他の薬物とが様々な重複スケジュールで
投与される療法も含まれる。1つ以上の他の活性成分と組み合わせて使用される場合、本
発明の化合物および他の活性成分は、それぞれが単独で使用される場合よりも低い用量で
使用され得ることも企図される。したがって、本発明の医薬組成物は、本発明の化合物に
加えて、1つ以上の他の活性成分を含有するものを含む。
【0227】
本発明の化合物と組み合わせて投与され得、別個に、または同じ医薬組成物中で投与さ
れ得る他の活性成分の例には、限定するものではないが、以下が挙げられる:
(i)オピオイドアゴニスト;
(ii)オピオイドアンタゴニスト;
(iii)カルシウムチャネルアンタゴニスト;
(iv)NMDA受容体アゴニスト;
(v)NMDA受容体アンタゴニスト;
(vi)COX-2選択的阻害剤;
(vii)NSAID(非ステロイド性抗炎症薬);
(viii)鎮痛薬;
(ix)ナトリウムチャネル阻害剤;
(x)抗NGF抗体;
(xi)Na1.7阻害剤;
(xii)HCN阻害剤;
(xiii)TRPV1アンタゴニスト;
(xiv)Na1.7生物学的製剤;および
(xv)Na1.8生物学的製剤;ならびに
その薬学的に許容される塩。
【0228】
本発明の別の実施形態では、医薬組成物は、以下を含む:
(1)請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩;
(2)以下からなる群から選択される1つ以上の化合物またはその薬学的に許容される
塩:
(i)オピオイドアゴニスト;
(ii)オピオイドアンタゴニスト;
(iii)カルシウムチャネルアンタゴニスト;
(iv)NMDA受容体アゴニスト;
(v)NMDA受容体アンタゴニスト;
(vi)COX-2選択的阻害剤;
(vii)NSAID(非ステロイド性抗炎症薬);
(viii)鎮痛薬;
(ix)ナトリウムチャネル阻害剤;
(x)抗NGF抗体;
(xi)Na1.7阻害剤;
(xii)HCN阻害剤;
(xiii)TRPV1アンタゴニスト;
(xiv)Na1.7生物学的製剤;および
(xv)Na1.8生物学的製剤;および
その薬学的に許容される塩;ならびに
(3)薬学的に許容される担体。
【0229】
Nav1.7生物学的製剤とは、限定するものではないが、Nav1.7チャネルの機
能を阻害する抗体、ナノボディおよびペプチドを含むタンパク質を意味する。Nav1.
8生物学的製剤とは、限定するものではないが、Nav1.8チャネルの機能を阻害する
抗体、ナノボディおよびペプチドを含むタンパク質を意味する。
【0230】
本発明の化合物と組み合わせて使用する具体的な化合物には、限定するものではないが
、リドカインパッチを含むリドカインを含むナトリウムチャネル阻害剤;限定するもので
はないが、アミトリプチリンを含む三環系抗うつ薬;および限定するものではないが、デ
ュロキセチンを含むSRI/NRI薬物が含まれる。
【0231】
好適なオピオイドアゴニストには、限定するものではないが、コデイン、フェンタニル
、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、レボルファノール、メペリジン、メタドン、モルヒネ
、オキシコドン、オキシモルホン、ブプレノルフィン、ブトルファノール、デゾシン、ナ
ルブフィン、ペンタゾシンおよびトラマドールが含まれる。
【0232】
好適なオピオイドアンタゴニストには、限定するものではないが、ナルトレキソンおよ
びナロキソンが含まれる。
【0233】
好適なカルシウムチャネルアンタゴニストには、限定するものではないが、アムロジピ
ン、ジルチアゼム、フェロジピン、ガバペンチン、イスラジピン、ニカルジピン、ニフェ
ジピン、ニソルジピン、プレガバリン、ベラパミルおよびジコニチド(ziconiti
de)が含まれる。
【0234】
好適なNMDA受容体アンタゴニストには、限定するものではないが、ケタミン、メタ
ドン、メマンチン、アマンタジンおよびデキストロメトルファンが含まれる。
【0235】
好適なCOX-2阻害剤には、限定するものではないが、セレコキシブ、エトリコキシ
ブおよびパレコキシブが含まれる。
【0236】
好適なNSAIDまたは非ステロイド性抗炎症薬には、限定するものではないが、アス
ピリン、ジクロフェナク、ジフルニサル、エトドラク、フェノプロフィン(fenopr
ofin)、フルルビプロフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン、
メクロフェナム酸、メフェナム酸、メロキシカム、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウ
ム、オキサプロジン、ピロキシカム、スリンダクおよびトルメチンが含まれる。
【0237】
好適な鎮痛薬には、限定するものではないが、アセトアミノフェンおよびデュロキセチ
ンが含まれる。
【0238】
上記の組合せには、本発明の化合物と1つの他の活性化合物との組合せだけでなく、2
つ以上の他の活性化合物との組合せも含まれる。非限定的な例には、化合物と以下から選
択される2つ以上の活性化合物との組合せが挙げられる:オピオイドアゴニスト;オピオ
イドアンタゴニスト;カルシウムチャネルアンタゴニスト;NMDA受容体アゴニスト;
NMDA受容体アンタゴニスト;COX-2選択的阻害剤;NSAID(非ステロイド性
抗炎症薬);および鎮痛薬。
【0239】
本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩はまた、脊髄刺激療法および皮膚刺激
療法と組み合わせて使用され得る。
【0240】
本発明はまた、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性が媒介する疾患、障害また
は状態を治療または予防するための方法であって、治療有効量のNa1.8ナトリウム
イオンチャネル活性阻害剤および何らかの量の1つ以上の活性成分を、それらが効果的な
緩和をもたらすように、そのような治療を必要とする患者、またはNa1.8ナトリウ
ムイオンチャネル活性が媒介する疾患を発症するリスクがある患者に投与することを含む
方法を提供する。
【0241】
本発明のさらなる態様では、少なくとも1つの薬学的に許容される担体または賦形剤と
ともに、Na1.8ナトリウムイオンチャネル活性阻害剤と1つ以上の活性成分とを含
む医薬組成物が提供される。
【0242】
したがって、本発明のさらなる態様によれば、Na1.8ナトリウムイオンチャネル
活性が媒介する疾患、障害または状態を治療または予防するための医薬品を製造するため
のNa1.8ナトリウムイオンチャネル活性阻害剤および1つ以上の活性成分の使用が
提供される。したがって、本発明のさらなる態様または代替の態様では、Na1.8ナ
トリウムイオンチャネル活性が媒介する疾患、障害または状態の治療または予防に同時に
使用するか、別個に使用するか、または順次使用するための組合せ調製物として、Na
1.8ナトリウムイオンチャネル活性阻害剤と1つ以上の活性成分とを含む生成物が提供
される。そのような組合せ調製物は、例えば、ツインパックの形態であり得る。
【0243】
疼痛状態、掻痒状態および咳状態の治療または予防のために、本発明の化合物は、その
疾患、障害または状態を治療するのに有効な別の医薬品と組み合わせて使用され得ること
が理解される。
【0244】
本発明はまた、疼痛状態、掻痒状態および咳状態を治療または予防する方法であって、
本発明の化合物の何らかの量と、その障害、疾患または状態を治療するのに有効な別の医
薬品の何らかの量とを、それらが一緒になって効果的な緩和をもたらすように、そのよう
な治療を必要とする患者に投与することを含む方法を提供する。
【0245】
本発明はまた、疼痛状態、掻痒状態および咳状態を治療または予防する方法であって、
本発明の化合物の何らかの量と、その特定の状態、障害または疾患を治療するのに有用な
別の医薬品の何らかの量とを、それらが一緒になって効果的な緩和をもたらすように、そ
のような治療を必要とする患者に投与することを含む方法を提供する。
【0246】
用語「治療有効量」は、治療される障害の症状の緩和を含む、研究者、獣医、医師また
は他の臨床医によって求められている、細胞、組織、系、動物またはヒトの生物学的また
は医学的応答を誘発する構造式Iの化合物の量を意味する。本発明の新規な治療方法は、
当業者に公知の障害のためのものである。用語「哺乳動物」は、ヒトおよび伴侶動物、例
えば、イヌおよびネコを含む。
【0247】
第2の活性成分に対する式Iの化合物の重量比は、変動し得、各成分の有効用量に依存
する。一般に、各々の有効用量が使用される。したがって、例えば、式Iの化合物をCO
X-2阻害剤と組み合わせる場合、式Iの化合物とCOX-2阻害剤との重量比は、一般
に、約1000:1~約1:1000、好ましくは約200:1~約1:200の範囲で
ある。式Iの化合物と他の活性成分との組合せも一般に上述の範囲内であるが、いずれの
場合も、各活性成分の有効用量が使用されるべきである。
【0248】
合成方法
以下の反応スキームおよび実施例は、本発明に記載される構造式Iの化合物の合成に使
用され得る方法を例示する。これらの反応スキームおよび実施例は、本発明を例示するた
めに提供されており、決して本発明を限定するものと解釈されるべきではない。置換基は
いずれも、別段示されない限り、上で定義した通りである。構造式Iの化合物の調製に、
有機合成の文献で公知の合成変換に基づくいくつかの戦略を使用してもよい。本発明の範
囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
【0249】
機器
Phenomenex Synergi C18(150mm×30mm×4ミクロン
)、YMC-Actus Pro C18(150mm×30mm×5ミクロン)、Xt
imate C18(150mm×25mm×5ミクロン)、Boston Green
ODS(150mm×30mm×5ミクロン)、XSELECT C18(150mm
×30mm×5ミクロン)、およびWaters XSELECT C18(150mm
×30mm×5ミクロン)から選択されるカラムを装備したGilson GX-281
を用いて、逆相クロマトグラフィーを行った。条件は、高pH(0.1%v/v 10m
M NHCOまたは0.05% NHOHを含む0~100%アセトニトリル/水
溶出液)または低pH(0.1%v/v TFAを含む0~95%アセトニトリル/水溶
出液)のいずれかを含み、いくつかの例について言及されている。
【0250】
以下の条件を使用するSepiate Prep SFC 100、Multigra
m II(MG II)、THAR80 prep SFC、またはWaters SF
C(80、200または350)を用いて、SFCキラル分割を行った:キラル法A:A
D-Hカラム、30%EtOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法B:IC
カラム、45%EtOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法C:AD-Hカ
ラム、30%EtOH/CO;キラル法D:AD-Hカラム、25%EtOH(0.1
%NH・HO)/CO;キラル法E:AD-Hカラム、5~40%EtOH(0.
05%DEA)/CO;キラル法F:WHELK-01カラム、30%EtOH(0.
1%NH・HO)/CO;キラル法G:AD-Hカラム、20%MeOH/CO
;キラル法H:OJ-Hカラム、25%EtOH(0.1%NH・HO)/CO
キラル法I:AD-Hカラム、40%EtOH/CO;キラル法J:OJ-Hカラム、
15%EtOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法K:IG-3カラム、4
0%EtOH/CO;キラル法L:AD-Hカラム、30%MeOH/CO;キラル
法M:AD-Hカラム、30%MeOH(0.05%DEA)/CO;キラル法N:O
J-Hカラム、20%EtOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法O:AD
-Hカラム、15%MeOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法P:AD-
Hカラム、30%MeOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法Q:AD-H
カラム、25%MeOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法R:OD-Hカ
ラム、25%EtOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法S:WHELK-
01カラム、50%EtOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法T:AD-
Hカラム、20%EtOH/CO;キラル法U:AS-Hカラム、25%MeOH/C
;キラル法V:AD-Hカラム、40%MeOH/CO;キラル法W:OJ-Hカ
ラム、15%MeOH/CO;キラル法X:IAカラム、40%MeOH/CO;キ
ラル法Y:AD-Hカラム、40%MeOH(0.05%DEA)/CO;キラル法Z
:AS-Hカラム、20%MeOH/CO;キラル法AA:AD-Hカラム、35%E
tOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法AB:AD-Hカラム、35%M
eOH(0.1%NH・HO)/CO;キラル法AC:ICカラム、30%EtO
H(0.1%NH・HO)/CO;キラル法AD:OD-Hカラム、40%EtO
H(0.1%NH・HO)/CO;キラル法AE:OD-Hカラム、30%EtO
H/CO;キラル法AF:AD-Hカラム、35%EtOH/CO;キラル法AG:
AD-Hカラム、13%MeOH/CO;キラル法AH:AD-Hカラム、15~25
%MeOH/CO;キラル法AI:OJ-Hカラム、15~25%MeOH/CO
キラル法AJ:ICカラム、20%MeOH/CO;キラル法AK:Chiral T
echnologies SFC-B(P4VP)、10%MeOH/CO;キラル法
AL:OJ-Hカラム、10%MeOH/CO;キラル法AM:AD-Hカラム、10
%MeOH/CO;キラル法AN:AD-Hカラム、35%MeOH/CO;キラル
法AO:AD-Hカラム、5%MeOH/CO;キラル法AP:AD-Hカラム、25
%EtOH/CO;キラル法AQ:WHELK-01カラム、20%EtOH/CO
;キラル法AR:OD-Hカラム、15%EtOH/CO
【0251】
以下の条件のうちの1つを使用して、TUVおよびMS検出器ならびにWaters
SQD質量分析計を備えたWaters Classing Aquityシステム、S
himadzu 2010もしくは2020質量分析計を備えたShimadzu 20
UV 254および220nM、またはDAD/ELSDおよびG6110 MSDを
備えたAgilent 1200 HPLCを用いて、LC/MS決定を行った:1)A
:0.05%TFA水溶液およびB:0.05%TFAのアセトニトリル溶液を含有する
移動相を使用するAscentis Express C18(3×50mm)2.7μ
mカラム、90:10(A:B)から5:95(A:B)までの勾配で6分間かけて、1
.8mL/分の流速で、210nmでUV検出;2)A:0.05%TFA水溶液および
B:0.05%TFAのアセトニトリル溶液を含有する移動相を使用するAquity
BEH C18、(1.0×50mm)1.7μmカラム、90:10(A:B)から5
:95(A:B)までの勾配で2分間かけて、0.3mL/分の流速で、215nmでU
V検出;3)A:0.1%TFA水溶液およびB:アセトニトリルを含有する移動相を使
用するAgilent YMC J’Sphere H-80(3×50mm)5μmカ
ラム、95:5(A:B)から0:100(A:B)までの勾配で3.6分間および0:
100(A:B)までの勾配で0.4分間かけて、1.4mL/分の流速で、254およ
び220nmでUV検出、およびAgilent 1100四重極質量分析計;4)A:
0.0375%TFA水溶液およびB:0.01875%TFAのアセトニトリル溶液を
含有する移動相を使用するAgilent TC-C18(2.1×50mm)5μmカ
ラム、90:10(A:B)(0.4分間にわたる)から90:10~0:100(A:
B)までの勾配で3分間かけて、および10:90(A:B)までの勾配で0.6分間か
けて、0.8mL/分の流速で、254および220nmでUV検出、およびAgile
nt 6110四重極質量分析計。
【0252】
特に明記しない限り、標準的な分析技術に従って、Varian 400 ATB P
FG 5mm、Nalorac DBG 400-5もしくはNalorac IDG
400-5プローブを備えたVarian Unity-Inova 400MHz N
MR分光計、Auto X ID PFG Probe 5mmを備えたVarian-
400MHz MR分光計、PFG 4Nuc Probe 5mmを備えたVaria
n 400MHz VNMRS分光計、またはPABBO Probe 5mmを備えた
Bruker AvanceIII 500MHz分光計を使用してプロトンまたは
NMRを取得し、スペクトル分析の結果を報告している。化学シフト(δ)値は、デル
タ(δ)単位、百万分率(ppm)で報告している。H NMRスペクトルの化学シフ
トは、残留非重水素化溶媒(δ7.26ppmで参照されるCDCl;δ2.50pp
mで参照されるDMSO d-6、およびδ3.31ppmで参照されるCDOD)の
シグナルに対して与えられる。以下の略語によって多重線を報告する:s=シングレット
、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、dd=ダブレットのダブレット
、m=非等価共鳴のマルチプレットまたは重複。カップリング定数(J)は、ヘルツ(H
z)で報告している。
【0253】
略語
AcOHは酢酸である;aq.は水溶液である;OAcはアセテートである;BH
DMSはボランジメチルスルフィドである;Bocはtert-ブトキシカルボニルであ
る;Calc’dは計算値である;CDIは1,1’-カルボニル-ジイミダゾールであ
り、DASTはジエチルアミノ硫黄トリフルオリドである;DCEはジクロロエタンであ
る;DCMはジクロロメタンである;DEAはジエタノールアミンである;Deoxof
lourはビス(2-メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオリドである;DIEAはN
,N-ジイソプロピルエチルアミンである;DMAはジメチルアセトアミドである;DM
Eはジメトキシエタンである;DMFはジメチルホルムアミドである;DMSOはジメチ
ルスルホキシドである;dppfは1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセ
ンである;EDCは1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)-カルボジイミド
である;EtOはジエチルエーテルである;EtOAcは酢酸エチルである;EtOH
はエタノールである;gはグラムである;(1または複数の)hまたはhrは(1または
複数の)時間である;HATUは1-[ビス(ジメチル-アミノ)-メチレン]-1H-
1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム-3-オキシデヘキサフルオロ-ホ
スフェートである;Hexはヘキサンである;HOAtは1-ヒドロキシ-7-アザベン
ゾトリアゾールである;HPLCは高速液体クロマトグラフィーである;IPAはイソプ
ロピルアルコールである;iPrMgClはイソプロピルマグネシウムクロリドである;
iPrMgCl-LiClはイソプロピルマグネシウムクロリド塩化リチウム錯体である
;Lはリットルである;LAHは水素化リチウムアルミニウムである;LC/MSは液体
クロマトグラフィー/質量分析である;LRMSは低分解能質量分析である;Mはモルで
ある;Meはメチルである;MeOHはメタノールである;MeCNはアセトニトリルで
ある;mgはミリグラムである;mLはミリリットルである;mmolはミリモルである
;NaHMDSはナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドである;NHOAcは酢
酸アンモニウムであり、NMOは4-メチルモルホリンN-オキシドである;NMPはN
-メチルピロリドンである;PCCはクロロクロム酸ピリジニウムである;Pd/Cはパ
ラジウム炭素である;Pd(dppf)Clは[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)である;Pd(PPhはテトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)である;Pd(tBuP)はビス(ト
リ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)である;PEは石油エーテルである
;PGは保護基である;prepは分取である;rtまたはRTは室温である;satは
飽和である;SFCは超臨界流体クロマトグラフィーである;T3Pは2,4,6-トリ
プロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスホリナン-2,4,6-トリオ
キシドである;TBAFはフッ化テトラブチルアンモニウムである;tBuXPhos
Pd G3は[(2-ジ-tert-ブチルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプ
ロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラ
ジウム(II)メタンスルホネートである;TEAはトリエチルアミンである;THFは
テトラヒドロフランである;Ti(OEt)はチタン(IV)エトキシドである;Ti
(OiPr)はチタン(IV)イソプロポキシドである;TLCは薄層クロマトグラフ
ィーである;TMS-ジアゾメタンはトリメチルシリルジアゾメタンである;;UVは紫
外線である。
【0254】
スキームAに示すように、一般に、Ti(OEt)またはTi(OiPr)などの
脱水剤を利用して、適切に官能化されたアルデヒドA-1とtert-ブタンスルフィン
アミドとの間の縮合によって本発明の化合物を調製して、中間体A-2を得ることができ
る。次いで、中間体A-2を様々な有機金属求核剤A-3と反応させて中間体A-4を得
ることができ、これを酸性条件下で脱保護して式A-5のアミンを得ることができる。次
いで、アミドカップリング条件(Z=OH)または求核置換反応(Z=Cl)を利用して
、アミンA-5をイミダゾリジノンA-6と一緒にして、式A-7の化合物を供給するこ
とができる。いくつかの実施形態では、Bocなどの保護基は、合成の過程を通して除去
する必要があり得る。A-1型のアルデヒド、およびA-3型の有機金属は、市販されて
いるか、または適切な中間体から合成され得る。
【化8】

【0255】
スキームBに示すように、一般に、(COCl)、またはアミンB-2とのアミドカ
ップリングのいずれかを用いて、適切に官能化されたカルボン酸B-1を活性化すること
によって本発明の化合物を調製して、B-3の中間体を得ることができる。次いで、これ
らの中間体は、中間体B-4を得るために、様々な有機金属求核剤A-3との反応に適し
ている。次いで、アミン源および還元剤の存在下で、中間体B-4を還元的アミノ化反応
に供して、A-5の中間体を得ることができる。場合によっては、tert-ブタンスル
フィンアミドがアミン源として使用され、還元的アミノ化後に(酸性環境で)脱保護を必
要とする。次いで、アミドカップリング条件(Z=OH)または求核置換反応(Z=Cl
)を利用して、アミンA-5をイミダゾリジノンA-6と一緒にして、式A-7の化合物
を供給することができる。いくつかの実施形態では、Bocなどの保護基は、合成の過程
を通して除去する必要があり得る。B-1型のカルボン酸、およびA-3型の有機金属は
、市販されているか、または適切な中間体から合成され得る。
【化9】

【0256】
中間体
中間体1
(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(トリフルオロメチル)シクロプ
ロピル)チアゾール-4-イル)メタンアミンヒドロクロリド
【化10】

【0257】
工程1:(R)-N-((2-クロロチアゾール-4-イル)メチレン)-2-メチル
プロパン-2-スルフィンアミド。2-クロロチアゾール-4-カルバルデヒド(2.0
0g、13.6mmol)および(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(
1.64g、13.6mmol)をTHF(68mL)に溶解し、次いで、Ti(OEt
(5.68mL、27.1mmol)を加えた。混合物を2時間撹拌し、次いで、ブ
ラインで希釈し、砂を通して濾過し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層を飽
和NHCl、ブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で
濃縮して、表題化合物を得た。
【0258】
工程2:(R)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-クロロチアゾー
ル-4-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。2-クロロ-1
-フルオロ-4-ヨードベンゼン(3.1mL、24mmol)をTHF(20mL)に
溶解し、0℃に冷却し、次いで、iPrMgCl(8.0mL、16mmol、THF中
2M)を5分間にわたってゆっくり加えた。この混合物を15分間撹拌し、次いで、(R
)-N-((2-クロロチアゾール-4-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-
スルフィンアミド(2.0g、8.0mmol)のトルエン(100mL)溶液を-25
℃でゆっくり加えた。次いで、混合物を室温に加温し、室温で1時間撹拌した。混合物を
1N HClを用いてクエンチし、10分間撹拌した。次いで、混合物をEtOAcを用
いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾
過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~100%
EtOAc:hex)によって精製して、表題化合物を得た。
【0259】
工程3:(R)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(3,3,3-
トリフルオロプロパ-1-エン-2-イル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-メチ
ルプロパン-2-スルフィンアミド。(R)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニ
ル)(2-クロロチアゾール-4-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィ
ンアミド(1.1g、3.0mmol)、NaCO(0.95g、9.0mmol)
、Pd(dppf)Cl(1.1mg、1.5mmol)および4,4,6-トリメチ
ル-2-(3,3,3-トリフルオロプロパ-1-エン-2-イル)-1,3,2-ジオ
キサボリナン(1.3mL、6.0mmol)をTHF(12mL)および水(3mL)
に溶解し、Nを溶液に通して10分間バブリングすることによって脱気した。次いで、
マイクロ波照射により1時間かけて混合物を110℃に加熱した。次いで、混合物を飽和
NaCOで希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用い
て洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー(0~75%EtOAc:hex)によって精製して、表題化
合物を得た。
【0260】
工程4:(R)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(トリフ
ルオロメチル)シクロプロピル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-メチルプロパン
-2-スルフィンアミド。(R)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-
(3,3,3-トリフルオロプロパ-1-エン-2-イル)チアゾール-4-イル)メチ
ル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.50g、1.1mmol)およ
びジフェニル-(メチル)スルホニウムテトラフルオロボレート(0.42g、1.5m
mol)のTHF(12mL)溶液を0℃に冷却した。次いで、NaHMDS(0.91
mL、1.8mmol)を5分間かけて0℃まで加え、反応物を室温に加温した。混合物
をMeOHを加えることによってクエンチし、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(0~80%EtOAc:hex)に供して、表題化合物を得た
【0261】
工程5:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(トリフルオロメチル)
シクロプロピル)チアゾール-4-イル)メタンアミンヒドロクロリド。(R)-N-(
(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロ
ピル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(
0.52g、0.85mmol)のEtOAc(12mL)溶液を0℃に冷却した。次い
で、HClガスを飽和するまで15秒間にわたり混合物に通してバブリングした。次いで
、混合物を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0262】
中間体2A(RまたはS)-6-(アミノ(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチ
ル)ピコリノニトリルヒドロクロリド
【化11】

【0263】
工程1:(R)-N-((6-ブロモピリジン-2-イル)メチレン)-2-メチルプ
ロパン-2-スルフィンアミド。6-ブロモピコリンアルデヒド(1.0g、5.4mm
ol)および(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.78g、6.4
mmol)の混合物のTHF(20mL)溶液に、Ti(OEt)(2.2mL、11
mmol)を0℃で加えた。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、次いで、EtOAc
で希釈し、ブラインを用いて洗浄し、濾過した。濾液をEtOAcを用いて抽出した。合
わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮して、表題化合
物を得た。
【0264】
工程2:(R)-N-((6-ブロモピリジン-2-イル)(3-クロロ-4-フルオ
ロフェニル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。(R)-N-((
6-ブロモピリジン-2-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミ
ド(0.75g、2.6mmol)のトルエン(20mL)溶液に、(3-クロロ-4-
フルオロフェニル)臭化マグネシウム(7.8mL、7.8mmol、1M)を-45℃
で加えた。混合物を-45℃で2時間撹拌し、次いで、飽和NHClを用いてクエンチ
した。次いで、混合物をEtOAcを用いて抽出し、NaSO上で乾燥させ、濾過し
、真空中で濃縮した。得られた残渣を分取シリカゲルTLC(2:1 EtOAc:PE
)によって精製して、表題化合物を得た。
【0265】
工程3:(R)-N-(-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6-シアノピリジ
ン-2-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。(R)-N-(
(6-ブロモピリジン-2-イル)(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル)-2
-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.13g、0.32mmol)およびZn
(CN)(0.19g、1.6mmol)の混合物のNMP(6mL)溶液に、Pd(
tBuP)(45mg、0.089mmol)を加えた。混合物をマイクロ波によっ
て10分間かけて130℃に加熱した。次いで、反応物を濾過した。濾液に水を加え、混
合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、Na
SO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣を逆相HPLC(55:
45から35:65;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精
製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー2A1(R)-
N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6-シアノピリジン-
2-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミドを得た。
【0266】
工程4:(RまたはS)-6-(アミノ(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル
)ピコリノニトリル。2A1(R)-N-(-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(
6-シアノピリジン-2-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
(0.22g、0.60mmol)のHCl(0.50mL、2.0mmol、MeOH
中4N)およびTHF(3mL)溶液を15℃で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を
真空中で濃縮して、表題化合物を塩酸塩として得た。
【0267】
中間体2B
(RまたはS)-6-(アミノ(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル)ピコリ
ノニトリルヒドロクロリド
【化12】

【0268】
工程1:(R)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6
-シアノピリジン-2-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。
【0269】
(R)-N-((6-ブロモピリジン-2-イル)(3-クロロ-4-フルオロフェニル
)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.13g、0.32mmo
l、中間体2Aで調製)およびZn(CN)(0.19g、1.6mmol)の混合物
のNMP(6mL)溶液に、Pd(tBuP)(45mg、0.089mmol)を
加えた。混合物をマイクロ波によって10分間かけて130℃に加熱した。反応物を濾過
し、濾液に水を加え、続いてEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを
用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣を
逆相HPLC(55:45から35:65;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%
TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物:第2の溶出ジアステレ
オマー2B1(R)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(
6-シアノピリジン-2-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
を得た。
【0270】
工程2:(RまたはS)-6-(アミノ(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル
)ピコリノニトリル。2B1(R)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオ
ロフェニル)(6-シアノピリジン-2-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-ス
ルフィンアミド(0.22g、0.60mmol)のHCl(0.50mL、2.0mm
ol、MeOH中4N)およびTHF(3mL)溶液を15℃で1時間撹拌した。反応物
を真空中で濃縮して、中間体2B(RまたはS)-6-(アミノ(3-クロロ-4-フル
オロフェニル)メチル)ピコリノニトリルを塩酸塩として得た。
【0271】
中間体3
6-(ジフルオロメチル)-5-フルオロピコリンアルデヒド
【化13】

【0272】
工程1:6-クロロ-2-(ジフルオロメチル)-3-フルオロピリジン。6-クロロ
-3-フルオロピコリンアルデヒド(2.0g、12mmol)のCHCl(35mL
)溶液に、DAST(5.0mL、7.6mmol)を0℃でゆっくり加えた。混合物を
脱気し、Nを充填した(3回)。次いで、混合物を室温で12時間撹拌し、水を用いて
クエンチし、DCMを用いて抽出した。合わせた有機相を真空中で濃縮して、表題化合物
を得た。
【0273】
工程2:2-(ジフルオロメチル)-3-フルオロ-6-ビニルピリジン。6-クロロ
-2-(ジフルオロメチル)-3-フルオロピリジン(2.2g、12mmol)、トリ
フルオロ(ビニル)ホウ酸カリウム(3.2g、24mmol)およびKCO(3.
4g、24mmol)の混合物のTHF(25mL)および水(0.1mL)溶液に、P
d(dppf)Cl(0.89g、1.21mmol)を加えた。混合物を80℃で1
2時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮して、表題化合物を得た
【0274】
工程3:6-(ジフルオロメチル)-5-フルオロピコリンアルデヒド。2-(ジフル
オロメチル)-3-フルオロ-6-ビニルピリジン(1.8g粗)、NMO(2.4g、
21mmol)およびOsO(0.033mL、0.10mmol)の混合物のTHF
(25mL)および水(5mL)溶液を室温で2時間撹拌した。次いで、NaIO(1
1g、52mmol)を混合物に加え、反応物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物
を水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し
、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0275】
中間体4
(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフル
オロエトキシ)ピリジン-2-イル)メタンアミン
【化14】

【0276】
工程1:6-クロロ-5-フルオロ-N-メトキシ-N-メチルピコリンアミド。6-
クロロ-5-フルオロピコリン酸(5.0g、28mmol)の混合物のDCM(20m
L)溶液に、CDI(5.5g、34mmol)を加えた。混合物を1時間撹拌した。次
いで、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(3.3g、34mmol)
およびTEA(12mL、85mmol)を加えた。混合物を室温で16時間撹拌し、次
いで、水で希釈し、DCMを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し
、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィー(0~30%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た
【0277】
工程2:5-フルオロ-N-メトキシ-N-メチル-6-(2,2,2-トリフルオロ
エトキシ)ピコリンアミド。6-クロロ-5-フルオロ-N-メトキシ-N-メチルピコ
リンアミド(3.0g、14mmol)、tBuXPhos Pd G3(1.0g、1
.4mmol)およびCsCO(9.4g、29mmol)の混合物のトルエン(2
0mL)溶液に、2,2,2-トリフルオロ(1.1g、11mmol)を加えた。混合
物を80℃で16時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~30%EtOAc:PE)によって精
製して、表題化合物を得た。
【0278】
工程3:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-フルオロ-6-(2,2,2-
トリフルオロエトキシ)ピリジン-2-イル)メタノン。4-ブロモ-2-クロロ-1-
フルオロベンゼン(2.4g、12mmol)のTHF(5mL)溶液に、iPrMgC
l(6.5mL、8.5mmol)を0℃で加え、混合物を室温で1時間撹拌した。次い
で、5-フルオロ-N-メトキシ-N-メチル-6-(2,2,2-トリフルオロエトキ
シ)ピコリンアミド(1.5g、5.3mmol)のTHF(5mL)溶液を加え、得ら
れた混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、飽和NHClを加え、混合物をEtO
Acを用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO下で乾燥させ、濾過し、真空中で
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~30%EtOAc:PE
)によって精製して、表題化合物を得た。
【0279】
工程4:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-フルオロ-6-(2,2,2-
トリフルオロエトキシ)ピリジン-2-イル)メタンアミン。30mLマイクロ波バイア
ル内の(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-フルオロ-6-(2,2,2-トリ
フルオロエトキシ)ピリジン-2-イル)メタノン(0.30g、0.85mmol)の
EtOH(5mL)溶液に、NHOAc(0.99g、13mmol)およびNaBH
CN(80mg、1.3mmol)を加えた。混合物を撹拌し、マイクロ波反応器内、
130℃で10分間加熱した。次いで、反応混合物を真空中で濃縮し、続いてpH>10
になるまで2N NaOHを用いて処理した。次いで、溶液をEtOAcを用いて抽出し
た。有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(0~30%EtOAc:PE)によって精製して、表題化
合物を得た。
【0280】
中間体5
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-カルボン酸
【化15】

【0281】
工程1:エチル1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-カ
ルボキシレート。メチル1H-ピラゾール-3-カルボキシレート(1.0g、7.1m
mol)およびKCO(2.0g、14mmol)の混合物のMeCN(10mL)
溶液に、2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(2.5g、
11mmol)を加えた。得られた混合物を80℃で18時間撹拌した。次いで、水を加
えることによって反応をクエンチし、得られた混合物をEtOAcを用いて抽出した。合
わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で
濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(31%EtOAc:PE
)によって精製して、表題化合物を得た。
【0282】
工程2:1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-カルボン
酸。エチル1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-カルボキ
シレート(1.0g、4.5mmol)の混合物のEtOH(5mL)および水(5mL
)溶液に、NaOH(0.36g、9.0mmol)を加えた。得られた混合物を80℃
で30分間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOAcに
溶解し、塩酸(0.5M)を用いて洗浄した。有機物を分離し、NaSO上で乾燥さ
せ、濾過し、濾液を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0283】
中間体6
5-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)ピコリンアルデヒド
【化16】

【0284】
工程1:5-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)-2-ビニルピリジン。2-クロ
ロ-5-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)ピリジン(1.0g、5.0mmol)
、トリフルオロ(ビニル)ホウ酸カリウム(1.0g、7.5mmol)およびKCO
(1.4g、10mmol)の混合物のジオキサン(15mL)および水(1.5mL
)溶液に、Pd(dppf)Cl(0.37g、0.50mmol)を加えた。混合物
を100℃で12時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出し
た。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合
物を得た。
【0285】
工程2:5-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)ピコリンアルデヒド。5-フルオ
ロ-4-(トリフルオロメチル)-2-ビニルピリジン(0.96g粗)、NMO(1.
2g、10mmol)およびOsO(2.5mL、0.25mmol)の混合物のTH
F(20mL)および水(10mL)溶液を室温で12時間撹拌した。次いで、NaIO
(3.2g、15mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物に水を加
えた後、DCMを用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し
、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0286】
中間体7
(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-クロロ-6-シクロプロピルピリ
ジン-3-イル)メタンアミンヒドロクロリド
【化17】

【0287】
工程1:5-ブロモ-3-クロロ-2-シクロプロピルピリジン。シクロプロピルマグ
ネシウムブロミド(8.1mL、4.0mmol)のTHF(15mL)溶液に、塩化亜
鉛(0.55g、4.0mmol)のTHF(15mL)溶液を加えた。反応混合物を室
温で1時間撹拌し、次いで、2,5-ジブロモ-3-クロロピリジン(1.0g、3.7
mmol)およびPd(PPh(0.43g、0.37mmol)を一度に加えた
。混合物を室温で10時間撹拌し、次いで、水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。
【0288】
合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中
で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~10%EtOAc:P
E)によって精製して、表題化合物を得た。
【0289】
工程2:(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-クロロ-
6-シクロプロピルピリジン-3-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィ
ンアミド。5-ブロモ-3-クロロ-2-シクロプロピルピリジン(0.38g、1.7
mmol)のTHF(3mL)溶液に、iPrMgCl-LiCl(1.2mL、1.5
mmol、THF中1.3M)を0℃で加えた。混合物を2時間撹拌し、次いで、(R)
-N-(3-クロロ-2,4-ジフルオロベンジリデン)-2-メチルプロパン-2-ス
ルフィンアミド(0.42g、1.5mmol、実施例52Aおよび52Bの工程1から
)の混合物のTHF(3mL)溶液を加えた。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで
、NHClで希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用い
て洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー(0~15%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合
物を得た。
【0290】
工程3:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-クロロ-6-シクロプロ
ピルピリジン-3-イル)メタンアミンヒドロクロリド。(R)-N-((3-クロロ-
2,4-ジフルオロフェニル)(5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-3-イル)
メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.20g、0.46mmol
)のMeOH(2mL)溶液に、HCl(2.0mL、8.0mmol、MeOH中4N
)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物
を得た。
【0291】
中間体8
5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピコリンアルデヒド
【化18】

【0292】
3,6-ジクロロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジンから出発して、中間体6の手
順と同様の手順に従って中間体8を調製した。
【0293】
中間体9
(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(5-フルオロ-6
-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メタンアミンヒドロクロリド
【化19】

【0294】
工程1:3-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボ
ロラン-2-イル)-2-(トリフルオロメチル)ピリジン。3-クロロ-2-(トリフ
ルオロメチル)ピリジン(2.0g、11mmol)および4,4,4’,4’,5,5
,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(4.2
g、17mmol)のヘキサン(30mL)溶液に、4,4’-ジ-tert-ブチル-
2,2’-ビピリジン(0.30g、1.1mmol)およびビス(1,5-シクロオク
タジエン)ロジウム(I)テトラフルオロボレート(0.37g、0.55mmol)を
加えた。混合物を65℃で18時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCMを用いて抽出し
た。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真
空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~8%EtOAc:
PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0295】
工程2:3-クロロ-5-ヨード-2-(トリフルオロメチル)ピリジン。化合物3-
クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イ
ル)-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(1.0g、3.2mmol)のDME(1
5mL)溶液に、1-ヨードピロリジン-2,5-ジオン(2.2g、9.8mmol)
、CuI(0.062g、0.32mmol)、1,10-フェナントロリン(0.05
9g、0.32mmol)およびKCO(0.90g、6.5mmol)を加えた。
【0296】
混合物を50℃で12時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCMを用いて抽出した。合わ
せた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃
縮した。得られた残渣を分取シリカゲルTLC(0~1%EtOAc:PE)によって精
製して、表題化合物を得た。
【0297】
工程3:(R)-N-((5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イ
ル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-
メチルプロパン-2-スルフィンアミド。3-クロロ-5-ヨード-2-(トリフルオロ
メチル)ピリジン(0.28g、0.91mmol)のトルエン(3mL)溶液に、iP
rMgCl-LiCl錯体(0.65mL、0.85mmol、THF中1.3M)を-
40℃で加えた。混合物を-40℃で1時間撹拌した。次いで、(R)-N-((5-フ
ルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチレン)-2-メチルプロ
パン-2-スルフィンアミド(0.18g、0.61mmol、実施例7Aおよび7Bの
工程3から)のトルエン(2mL)溶液を加えた。混合物を-40℃で撹拌し、次いで、
29℃にゆっくり加温し、29℃で4時間撹拌した。次いで、混合物を飽和NHClを
用いてクエンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗
浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣を分取シリ
カゲルTLC(33%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0298】
工程4:(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(5-フル
オロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メタンアミンヒドロクロリド。
【0299】
(R)-N-((5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(5-
フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-メチルプロ
パン-2-スルフィンアミド(0.24g、0.50mmol)のMeOH(2mL)溶
液に、HCl(2.0mL、8.0mmol、MeOH中4N)を加えた。混合物を室温
で11時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0300】
中間体10
(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6-ジメチル-1-(2,2,2
-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メタンアミン
【化20】

【0301】
工程1:メチルシス-2,6-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピ
ペリジン-4-カルボキシレート。メチルシス-2,6-ジメチルピペリジン-4-カル
ボキシレート(0.20g、1.2mmol)およびKCO(0.32g、2.3m
mol)の混合物のMeCN(10mL)溶液に、2,2,2-トリフルオロエチルトリ
フルオロメタンスルホネート(0.41g、1.7mmol)を加えた。得られた混合物
を100℃で12時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出し
た。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真
空中で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(0~10%EtO
Ac:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0302】
工程2:シス-2,6-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジ
ン-4-カルボン酸。メチルシス-2,6-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロ
エチル)ピペリジン-4-カルボキシレート(0.31g、1.2mmol)の混合物の
MeOH(2.5mL)およびTHF(2.5mL)溶液に、NaOH水溶液(0.61
mL、3.7mmol、6M)を25℃で加えた。反応物を25℃で12時間撹拌し、真
空中で濃縮し、水に溶解した。混合物をDCMを用いて抽出した。次いで、HCl(1M
)を約pH3になるまで水性混合物に加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わ
せたEtOAc層を分離し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0303】
工程3:シス-N-メトキシ-N,2,6-トリメチル-1-(2,2,2-トリフル
オロエチル)ピペリジン-4-カルボキサミド。シス-2,6-ジメチル-1-(2,2
,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-カルボン酸(0.29g、1.2mmol
)の混合物のDCM(15mL)溶液に、ジ(1H-イミダゾール-1-イル)メタノン
(0.24g、1.5mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、N,
O-ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(0.14g、1.4mmol)および
TEA(0.32mL、2.3mmol)を加えた。得られた混合物を12時間撹拌し、
次いで、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~30%
EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0304】
工程4:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6-ジメチル-1-(2
,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メタノン。シス-N-メトキシ
-N,2,6-トリメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-
カルボキサミド(0.30g、1.0mmol)の混合物のTHF(5mL)溶液に、(
3-クロロ-4-フルオロフェニル)臭化マグネシウム(0.71g、3.0mmol)
を0℃で加えた。混合物を0℃で1.5時間撹拌し、次いで、飽和NHClを用いてク
エンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、N
SO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(0~20%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0305】
工程5:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6-ジメチル-1-(2
,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メタンアミン。(3-クロロ-
4-フルオロフェニル)(シス-2,6-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエ
チル)ピペリジン-4-イル)メタノン(0.28g、0.77mmol)およびNH
OAc(0.89g、12mmol)の混合物のEtOH(8mL)溶液に、NaCNB
(73mg、1.2mmol)を25℃で加えた。混合物をマイクロ波下、130℃
で15分間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮し、得られた残渣を分取シリカゲル
TLC(10%DCM:MeOH)によって精製して、表題化合物を得た。
【0306】
中間体11
1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-((4,4-ジフルオロシクロヘキ
シル)オキシ)エタン-1-オン
【化21】

【0307】
工程1:1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-ジアゾエタン-1-オン。
【0308】
3-クロロ-4-フルオロ安息香酸(1.0g、5.7mmol)の混合物のSOCl
(10mL)溶液を90℃で2時間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で蒸発させた。得ら
れた粗残渣をTHF(10mL)およびMeCN(10mL)に溶解し、0℃に冷却した
。次いで、TMS-ジアゾメタン(5.7mL、11mmol)を加え、反応混合物を室
温に加温し、1時間撹拌した。水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせ
た有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮
して、表題化合物を得た。
【0309】
工程2:1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-((4,4-ジフルオロシ
クロヘキシル)オキシ)エタン-1-オン。1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)
-2-ジアゾエタン-1-オン(0.10g粗)および4,4-ジフルオロシクロヘキサ
ノール(0.10g、0.76mmol)の混合物のトルエン(2mL)溶液に、トリフ
ルオロメタンスルホン酸インジウム(iii)(28mg、0.050mmol)を加え
た。得られた混合物を20℃で18時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、次いで、分
取シリカゲルTLC(1:5 EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た
【0310】
中間体12
2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)酢酸
【化22】

【0311】
工程1:2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)酢酸。メチル2-(テトラヒ
ドロ-2H-ピラン-3-イル)アセテート(0.60g、3.8mmol)をMeOH
(10mL)に溶解し、次いで、LiOH・HO(0.32g、7.6mmol)の水
(2mL)溶液を加えた。反応物を室温で10時間撹拌し、次いで、pH=2になるまで
3M HClを用いて酸性化し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をNa
SO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0312】
中間体13
1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-カルバルデヒド
【化23】

【0313】
工程1:tert-ブチル2-(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピペリジン-1-
カルボキシレート。CDI(1.4g、8.7mmol)のDCM(10mL)溶液に、
1-(boc)ピペリジン-2-カルボン酸(1.0g、4.4mmol)を室温で1時
間かけて加えた。次いで、DIEA(2.3mL、13mmol)およびN,O-ジメチ
ルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(0.64g、6.5mmol)を加え、得られた
混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物をDCMを用いて抽出した。
【0314】
合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中
で濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(26%EtOAC:PE)によ
って精製して、表題化合物を得た。
【0315】
工程2:N-メトキシ-N-メチルピペリジン-2-カルボキサミド。tert-ブチ
ル2-(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート(0.4
0g、1.5mmol)の混合物のDCM(2mL)溶液に、TFA(3.0mL、39
mmol)を加えた。得られた混合物を室温で90分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮し
て、表題化合物を得た。
【0316】
工程3:N-メトキシ-N-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリ
ジン-2-カルボキサミド。N-メトキシ-N-メチルピペリジン-2-カルボキサミド
(0.22g粗)およびKCO(0.35g、2.6mmol)の混合物のMeCN
(6mL)溶液に、2,2,2-トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(
0.89g、3.8mmol)を加えた。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。次い
で、水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用い
て洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗生成物を
シリカゲルクロマトグラフィー(15%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合
物を得た。
【0317】
工程4:1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-カルバルデヒド。
【0318】
N-メトキシ-N-メチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-
カルボキサミド(1.2g、4.7mmol)の混合物のTHF(20mL)溶液に、L
AH(0.27g、7.1mmol)を0℃で加えた。得られた混合物を0℃で1時間撹
拌し、次いで、濾過し、濃縮して乾燥させた。得られた残渣を水で希釈し、混合物をEt
OAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で
乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0319】
中間体14
7,7-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3
-カルバルデヒド
【化24】

【0320】
工程1:7,7-ジフルオロ-3-ヨードビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),
2,4-トリエン。4-ヨード-2-メチル安息香酸から出発して、実施例30の合成と
同様の手順に従って表題化合物を調製した。
【0321】
工程2:7,7-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリ
エン-3-カルバルデヒド。0℃の7,7-ジフルオロ-3-ヨードビシクロ[4.2.
0]オクタ-1(6),2,4-トリエン(1.0g、4.0mmol)およびTHF(
20mL)の撹拌溶液に、iPrMgCl(3.0mL、6.0mmol、THF中2.
0M)を加えた。溶液を0℃で20分間撹拌し、次いで、DMF(0.92mL、12m
mol)を加えた。反応物を0℃で30分間撹拌し、次いで、HCl水溶液(1N)を用
いてクエンチし、次いで、EtOAcを用いて抽出した。有機層を飽和NaHCO、ブ
ラインを用いて洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合
物を得た。
【0322】
中間体15
4-(アミノ(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル)ベンゾニトリルヒドロク
ロリド
【化25】

【0323】
工程1:(S)-N-(4-シアノベンジリデン)-2-メチルプロパン-2-スルフ
ィンアミド。4-ホルミルベンゾニトリル(1.3g、10mmol)および(S)-2
-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(1.2g、10mmol)をTHF(50m
L)に溶解し、次いで、Ti(OiPr)(5.9mL、20mmol)を加えた。こ
の混合物を2時間撹拌し、次いで、ブラインで希釈し、砂を通して濾過し、EtOAcを
用いて抽出した。合わせた有機層を飽和NHCl、ブラインを用いて洗浄し、Na
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0324】
工程2:4-(アミノ(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル)ベンゾニトリル
ヒドロクロリド。(S)-N-(4-シアノベンジリデン)-2-メチルプロパン-2-
スルフィンアミドから出発して、実施例29の合成と同様の手順に従って表題化合物を調
製した。
【0325】
中間体16
N-メトキシ-N,1-ジメチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-
5-カルボキサミド
【化26】

【0326】
1-メチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-5-カルボン酸から出
発して、実施例66Aおよび66Bの合成と同様の手順に従って表題化合物を調製した。
【0327】
中間体17
N-メトキシ-N,1-ジメチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-
3-カルボキサミド
【化27】

【0328】
1-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-カルボン酸(1.
0g、5.2mmol)およびN,O-ジメチルヒドロキシルアミンHCl(0.50g
、5.2mmol)のEtOAc(26mL)溶液に、TP(登録商標)(6.1mL
、10mmol)を加えた。次いで、DIEA(2.7mL、15mmol)を加え、反
応物を12時間撹拌した。次いで、反応混合物を飽和第一リン酸カリウムで希釈し、Et
OAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で
乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0329】
中間体18
N-メトキシ-N,4-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-カル
ボキサミド
【化28】

【0330】
4-メチル-2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-カルボン酸から出発して、
中間体17の合成と同様の手順に従ってN-メトキシ-N,4-ジメチル-2-(トリフ
ルオロメチル)チアゾール-5-カルボキサミドを調製した。
【0331】
中間体19
1-メチル-2-(トリフルオロメチル)ピペリジン-4-カルボン酸
【化29】

【0332】
2-(トリフルオロメチル)ピペリジン-4-カルボン酸(0.25g、1.3mmo
l)のEtOH(15mL)溶液に、酢酸(0.36mL、6.3mmol、氷)および
ホルムアルデヒド(0.38g、13mmol)を室温で加えた。反応混合物を70℃で
2時間加熱した。次いで、混合物を室温に冷却し、NaBHCN(0.24g、3.8
mmol)を加えた。反応物を室温で15時間撹拌し、次いで、水を加えることによって
クエンチした。混合物をEtOAcを用いて抽出した。有機層を合わせ、NaSO
で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0333】
中間体20
6-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロニコチンアルデヒド
【化30】

【0334】
工程1:5-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロピリジン。5-ブロ
モ-3-フルオロピリジン-2-オール(2.0g、10mmol)のMeCN(20m
L)溶液に、NaH(0.54g、14mmol、鉱油中60%)を加えた。混合物を室
温で20分間撹拌し、次いで、CsF(0.16g、1.0mmol)を加え、続いてト
リメチルシリル2,2-ジフルオロ-2-(フルオロスルホニル)アセテート(2.3m
L、11mmol)を滴下した。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで、HOを用いて
クエンチし、EtOを用いて抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、
真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~20%EtOA
c:hex)によって精製して、表題化合物を得た。
【0335】
工程2:6-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロニコチンアルデヒド。5-ブロモ
-2-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロピリジンから出発して、中間体6の合成と
同様の手順に従って表題化合物を調製した。
【0336】
中間体21
(R)-N-((6-(ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチレン)-2-メ
チルプロパン-2-スルフィンアミド
【化31】

【0337】
マイクロ波管に、6-(ジフルオロメチル)ニコチンアルデヒド(1.0g、6.4m
mol)、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.93g、7.6m
mol)およびTi(OEt)(4.0mL、19mmol)を入れた。混合物をマイ
クロ波照射により90℃で25分間加熱した。次いで、水を加え、混合物を30分間撹拌
し、続いてCelite(登録商標)のパッドを通して濾過した。濾液をEtOAcを用
いて抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~50%EtOAc:hex)によって精製
して、表題化合物を得た。
【0338】
中間体22
(R)-N-((5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メ
チレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド
【化32】

【0339】
5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ニコチンアルデヒドから出発して、中間体
21の合成と同様の手順に従って表題化合物を調製した。
【0340】
中間体23
(R)-2-メチル-N-((2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)メ
チレン)プロパン-2-スルフィンアミド
【化33】

【0341】
2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-カルバルデヒドから出発して、中間体2
1の合成と同様の手順に従って表題化合物を調製した。
【0342】
中間体24
3-フルオロ-5-ヨード-2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン
【化34】

【0343】
2,3-ジフルオロ-5-ヨードピリジン(3.1g、13mmol)および2,2,
2-トリフルオロエタン-1-オール(1.1mL、14mmol)の0℃のTHF(2
0mL)溶液に、NaH(0.62g、16mmol、鉱油中60%)を加えた。混合物
を0℃で30分間撹拌し、次いで、室温に加温し、3時間撹拌した。次いで、混合物をE
tOAcとブラインとの間で分配した。分離した有機層をNaSO上で乾燥させ、濾
過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~20%E
tOAc:hex)によって精製して、表題化合物を得た。
【0344】
中間体25
5-クロロ-6-シクロプロピルピコリン酸
【化35】

【0345】
工程1:メチル5-クロロ-6-シクロプロピルピコリネート。メチル6-ブロモ-5
-クロロピリジン-2-カルボキシレート(0.60g、2.4mmol)の1,4-ジ
オキサン(8mL)溶液に、シクロプロピルボロン酸(0.23g、2.6mmol)、
CsCO(1.6g、4.8mmol)および水(0.2mL)を加えた。混合物を
で5分間パージした。次いで、Pd(dppf)Cl(0.16g、0.24mm
ol)を加え、混合物を80℃に加熱し、5時間撹拌した。反応物を水を用いてクエンチ
し、EtOAcを用いて抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中
で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~10%EtOAc:h
ex)によって精製して、表題化合物を得た。
【0346】
工程2:5-クロロ-6-シクロプロピルピコリン酸。メチル5-クロロ-6-シクロ
プロピルピコリネート(0.30g、1.4mmol)のTHF(3mL)溶液に、水(
0.5mL)およびNaOH(0.12g、2.9mmol)を加えた。混合物を室温で
2時間撹拌し、次いで、40℃に加熱し、30分間撹拌した。次いで、混合物を室温に冷
却し、1M HClのHO溶液(2.9mL、2.9mmol)を加えた。次いで、反
応混合物をEtOを用いて抽出し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮
して、表題化合物を得た。
【0347】
中間体26
2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-カルバルデヒド
【化36】

【0348】
工程1:5-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン。5-ブロモピリミジン
-2-オール(2.0g、11mmol)のMeCN(50mL)溶液に、KCO
6.4g、46mmol)およびエチル2-ブロモ-2,2-ジフルオロ酢酸(4.6g
、23mmol)を加えた。反応混合物を80℃で13時間撹拌し、次いで、水で希釈し
、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(0~10%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0349】
工程2:2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-カルバルデヒド。5-ブロモ-
2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジンから出発して、中間体6の方法と同様の方法で表
題化合物を調製した。
【0350】
[実施例]
[実施例1Aおよび1B]
(S)-N-((R)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3-ク
ロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ドおよび(S)-N-((S)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(
3-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボ
キサミド
【化37】

【0351】
工程1:2-ブロモ-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エタン-1-オン。
【0352】
3-クロロ-4-フルオロ安息香酸(5.0g、29mmol)の混合物のSOCl
30mL)溶液を90℃で2時間撹拌した。次いで、溶媒を真空中で蒸発させた。得られ
た残渣をDCM(50mL)に溶解し、0℃に冷却した後、TMS-ジアゾメタン(43
mL、86mmol)を加えた。反応混合物を室温に加温し、室温で3時間撹拌し、次い
で、0℃に冷却した。次いで、HBr(20mL、120mmol)を加え、慎重にガス
放散(N)させた。30分間撹拌した後、固体NaCOを加えることによって過剰
の酸を中和した。次いで、NaHCO水溶液を加え、混合物をDCMを用いて抽出した
。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒
を真空中で蒸発させた。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(0~100
%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0353】
工程2。2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3-クロロ-4-フル
オロフェニル)エタン-1-オン。2-ブロモ-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニ
ル)エタン-1-オン(0.21g、0.82mmol)および3-クロロ-4-フルオ
ロフェノール(0.10g、0.68mmol)の混合物のMeCN(3mL)溶液に、
CO(19g、1.4mmol)を加えた。得られた混合物を15℃で8時間撹拌
した。次いで、反応混合物を水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層
をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で濃縮し
た。得られた残渣を分取シリカゲルTLC(10%EtOAc:PE)によって精製して
、表題化合物を得た。
【0354】
工程3:2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3-クロロ-4-フル
オロフェニル)エタン-1-アミン。40mLマイクロ波バイアル内の2-(3-クロロ
-4-フルオロフェノキシ)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エタン-1-
オン(0.12g、0.38mmol)のEtOH(3mL)溶液に、NHOAc(0
.44g、5.7mmol)およびNaBHCN(0.036g、0.57mmol)
を加えた。混合物をマイクロ波反応器内、130℃で10分間撹拌した。次いで、反応混
合物を濃縮してEtOHの大部分を除去し、pH>10になるまで2N NaOHを用い
て処理し、EtOAcを用いて抽出した。有機層を分離し、NaSO上で乾燥させ、
濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0355】
工程4:(S)-N-((RおよびS)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ
)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド。2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3-クロロ
-4-フルオロフェニル)エタン-1-アミン(0.12g粗)、(S)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボン酸(59mg、0.45mmol)およびDIEA(0.2
0mL、1.1mmol)の混合物のDMF(4mL)溶液に、TP(登録商標)(0
.48g、0.75mmol)を0℃で加えた。得られた混合物を15℃で1時間撹拌し
た。得られた残渣を逆相HPLC(40:60から30:70;水(0.1%TFA):
MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得
た。
【0356】
工程5:(S)-N-((RまたはS)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ
)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS)-2-(3-クロロ-4-フルオロ
フェノキシ)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(方法A)によって分離して、表題化合物
:第1の溶出ジアステレオマー1A(S)-N-((RまたはS)-2-(3-クロロ-
4-フルオロフェノキシ)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレオマー1B(
S)-N-((RまたはS)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3
-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミドを得た。ジアステレオマー1A:LRMS m/z(M+H):計算値430.1
、実測値430.0。H NMR(500 MHz,CDOD)δ 7.61(dd
,J=2.0,7.0 Hz,1H),7.39-7.46(m,1H),7.26(t
,J=9.0 Hz,1H),7.16(t,J=9.0 Hz,1H),7.09(d
d,J=3.0,6.0 Hz,1H),6.91(td,J=3.5,9.0 Hz,
1H),5.36(t,J=6.0 Hz,1H),4.37(dd,J=6.5,10
.0 Hz,1H),4.27(d,J=6.0 Hz,2H),3.83(t,J=9
.5 Hz,1H),3.45(dd,J=6.5,9.0 Hz,1H).ジアステレ
オマー1B:LRMS m/z(M+H):計算値430.1、実測値430.0。
NMR(500 MHz,CDOD)δ 7.46(d,J=7.0 Hz,1H)
,7.27-7.31(m,1H),7.14(t,J=9.0 Hz,1H),7.0
4(t,J=9.0 Hz,1H),6.97(dd,J=3.0,6.0 Hz,1H
),6.77-7.81(m,1H),5.21(t,J=6.0 Hz,1H),4.
25(dd,J=6.0,10.0 Hz,1H),4.13(d,J=6.0 Hz,
2H),3.68(t,J=9.5 Hz,1H),3.32(dd,J=6.0,9.
0 Hz,1H).
[実施例2Aおよび2B]
(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル
)-3-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化38】

【0357】
工程1:(RおよびS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-
2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。3-メチル-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボン酸(0.15g、1.0mmol)、ビス(4-クロロフェニル)メタ
ンアミン(0.30g、1.2mmol)およびDIEA(0.57mL、3.2mmo
l)のDMF(4mL)溶液に、TP(登録商標)(1.3g、2.1mmol、DM
F中50%)を0℃で加えた。混合物を室温で12時間撹拌し、次いで、水を加え、混合
物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層を飽和ブラインを用いて洗浄し、Na
SO上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。得られた残渣を逆相HPLC(5:95から
95:5;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続い
て凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0358】
工程2:(RまたはS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-
2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(RおよびS)-N-(ビス(4-ク
ロロフェニル)メチル)-3-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
をキラルSFC(方法B)によって分割して、表題化合物:第1の溶出エナンチオマー2
A(RまたはS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出エナンチオマー2B(Rまた
はS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミドを得た。エナンチオマー2A:LRMS m/z(M+H)
:計算値378.1、実測値378.1。H NMR(500 MHz,CDCN)
δ 7.47-7.53(m,1H),7.34-7.40(m,4H),7.23-7
.28(m,4H),6.13-6.19(m,1H),4.83(s,1H),4.0
4-4.10(m,1H),3.54-3.59(m,1H),3.14-3.22(m
,1H),2.62-2.66(m,3H).Enantiomer 2B:LRMS
m/z(M+H):計算値378.1、実測値378.1。H NMR(500 MH
z,CDCN)δ 7.47-7.53(m,1H),7.34-7.40,(m,4
H)7.23-7.27(m,4H),6.13-6.19(m,1H),4.83(s
,1H),4.03-4.10(m,1H),3.57(t,J=9.5 Hz,1H)
,3.16-3.20(m,1H),2.61-2.65(m,3H).
[実施例3Aおよび3B]
(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル
)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-((S)-(5-クロロ-6
-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル
)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化39】

【0359】
工程1:3,6-ジクロロ-2-(ジフルオロメチル)ピリジン。3,6-ジクロロピ
コリンアルデヒド(1.5g、8.5mmol)の混合物のCHCl(35mL)溶液
に、DAST(3.4mL、26mmol)を0℃でゆっくり加えた。混合物を脱気し、
を充填した(×3)。混合物を室温で12時間撹拌し、次いで、NaHCOおよび
水を用いてクエンチした。得られた混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機
層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、
表題化合物を得た。
【0360】
工程2:3-クロロ-2-(ジフルオロメチル)-6-ビニルピリジン。3,6-ジク
ロロ-2-(ジフルオロメチル)ピリジン(2.0g粗)およびKCO(1.7g、
12mmol)の混合物のジオキサン(21mL)および水(4.2mL)溶液に、Pd
(dppf)Cl(0.44g、0.61mmol)を加えた。混合物を100℃で2
時間撹拌し、次いで、濾過し、濃縮して、表題化合物を得た。
【0361】
工程3:5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピコリンアルデヒド。3-クロロ-2
-(ジフルオロメチル)-6-ビニルピリジン(1.5g粗)、NMO(1.9g、16
mmol)およびOsO(0.025mL、0.079mmol)のTHF(25mL
)および水(5mL)溶液を室温で2時間撹拌した。次いで、NaIO(8.5g、4
0mmol)を加え、混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物を水で希釈し、E
tOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO
で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0362】
工程4:(R)-N-((5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル
)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。5-クロロ-6-(ジフル
オロメチル)ピコリンアルデヒド(1.1g粗)および(R)-2-メチルプロパン-2
-スルフィンアミド(1.0g、8.6mmol)の混合物のTHF(25mL)溶液に
、Ti(OEt)(2.8mL、14mmol)を0℃で加えた。得られた混合物を室
温で18時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、ブラインを用いて洗浄した。混合物
を濾過し、濾液を濃縮乾固した。得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(2
3%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0363】
工程5:(R)-N-((5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル
)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-メチ
ルプロパン-2-スルフィンアミド。3-クロロ-5-ヨード-2-(トリフルオロメチ
ル)ピリジン(1.4g、4.5mmol)のトルエン(3mL)溶液に、iPrMgC
l-LiCl(3.1mL、4.1mmol、THF中1.3M)を0℃で加えた。反応
物を2時間撹拌し、次いで、(R)-N-((5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピ
リジン-2-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.60
g、2.0mmol)の混合物のトルエン(3mL)溶液を-40℃で加えた。反応混合
物を-40℃で2時間撹拌し、次いで、濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(25%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0364】
工程6:(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ
-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メタンアミンヒドロクロリド。(R
)-N-((5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ
-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2
-スルフィンアミド(1.0g、2.1mmol)をHCl(5mL、20mmol、M
eOH中4N)に溶解し、室温で1時間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮して、
表題化合物を得た
工程7:(S)-N-((RおよびS)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピ
リジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(5-クロロ-6-(ジフル
オロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-3-イル)メタンアミンヒドロクロリド(0.10g粗)、(S)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボン酸(0.038g、0.29mmol)およびDIEA(0.1
3mL、0.73mmol)の混合物のDMF(2mL)溶液に、TP(登録商標)(
0.31g、0.49mmol、EtOAc中50%)を0℃で加えた。得られた混合物
を室温で1時間撹拌した。残渣を逆相HPLC(35:65から65:35;水(0.1
%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表
題化合物を得た。
【0365】
工程8:(S)-N-((RまたはS)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピ
リジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS
)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-
(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミドをキラルSFC(方法C)によって分離して、表題化合物:第1の溶出
ジアステレオマー3A、(S)-N-((RまたはS)-(5-クロロ-6-(ジフルオ
ロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶
出ジアステレオマー3B(S)-N-((RまたはS)-(5-クロロ-6-(ジフルオ
ロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-
3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアステ
レオマー3A:LRMS m/z(M+H):計算値484.0、実測値484.0。
H NMR(400 MHz,CDOD)δ 9.10-9.14(m,1H),8.
66(d,J=1.6 Hz,1H),8.14(s,1H),8.03(d,J=8.
4 Hz,1H),7.66(d,J=8.4 Hz,1H),6.81-7.14(m
,1H),6.42-6.48(m,1H),4.40(m,1H),3.80(t,J
=9.6 Hz,1H),3.47(m,1H).ジアステレオマー3B:LRMS m
/z(M+H):計算値484.0、実測値483.9。H NMR(400 MHz
,CDOD)δ 8.65(d,J=1.6 Hz,1H),8.13(s,1H),
8.03(d,J=8.4 Hz,1H),7.66(d,J=8.4 Hz,1H),
6.82-7.15(m,1H),6.44(s,1H),4.38-4.42(m,1
H),3.79(t,J=9.6 Hz,1H),3.43-3.47(m,1H).
[実施例4Aおよび4B]
(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロ
メチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミドおよび(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5
-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド
【化40】

【0366】
工程1:N-メトキシ-N-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール
-3-カルボキサミド。5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-カルボン
酸(1.5g、8.3mmol)のDMF(30mL)溶液に、DIEA(4.4mL、
25mmol)およびHATU(6.3g、17mmol)を0℃で加えた。混合物を0
.5時間撹拌し、次いで、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(1.2
g、12mmol)を加え、得られた混合物を室温でさらに2時間撹拌した。水を加え、
混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、Na
SO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で蒸発させた。得られた粗生成物をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(10~100%EtOAc:PE)によって精製して、表題化
合物を得た。
【0367】
工程2:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H
-ピラゾール-3-イル)メタノン。N-メトキシ-N-メチル-5-(トリフルオロメ
チル)-1H-ピラゾール-3-カルボキサミド(0.60g、2.7mmol)の混合
物のTHF(3mL)溶液に、(3-クロロ-4-フルオロフェニル)臭化マグネシウム
(13mL、13mmol、THF中1M)を加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。
【0368】
次いで、NHCl水溶液を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機
層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で蒸発
させて、表題化合物を得た。
【0369】
工程3:(R)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロ
メチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィ
ンアミド。(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H
-ピラゾール-3-イル)メタノン(0.40g、1.4mmol)、(R)-2-メチ
ルプロパン-2-スルフィンアミド(0.25g、2.0mmol)のトルエン(3mL
)溶液を入れたマイクロ波管に、Ti(OEt)(0.56mL、2.7mmol)を
加えた。混合物を105℃で30分間マイクロ波処理し、次いで、室温に冷却した。混合
物をTHF(5mL)および水(0.01mL)に溶解し、-78℃に冷却し、続いてN
aBH(57mg、1.5mmol)を加えた。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次
いで、1時間かけて0℃に徐々に加温し、0℃で1時間撹拌した。次いで、混合物を室温
に加温し、NaHCO水溶液を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた
有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空中で
蒸発させた。得られた残渣を分取シリカゲルTLC(50%EtOAc:PE)によって
精製して、表題化合物を得た。
【0370】
工程4:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H
-ピラゾール-3-イル)メタンアミンヒドロクロリド。(R)-N-((3-クロロ-
4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)
メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.30g、0.75mmol
)の混合物のMeOH(1mL)溶液に、HCl(3.0mL、12mmol、MeOH
中4M)を加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、
表題化合物を得た。
【0371】
工程5:(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5
-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド。(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフ
ルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メタンアミンヒドロクロリド(0.15
g粗)、(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(89mg、0.68mm
ol)およびDIEA(0.24mL、1.4mmol)の混合物のDMF(3mL)溶
液に、TP(登録商標)(0.58g、0.91mmol、EtOAc中50%)を0
℃で加えた。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。残渣を逆相HPLC(35:65
から55:45;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し
、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0372】
工程6:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5
-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-4-フ
ルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(方法A)によって
分離して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー4A(S)-N-((RまたはS)
-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾ
ール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第
2の溶出ジアステレオマー4B(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フル
オロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアステレオマー4A:LR
MS m/z(M+H):計算値406.1、実測値406.0。H NMR(400
MHz,CDOD)δ 7.49(dd,J=2.0,6.8 Hz,1H),7.
21-7.37(m,2H),6.44-6.46(m,1H),6.35(s,1H)
,4.36(dd,J=6.0,10.0 Hz,1H),3.78(t,J=9.6
Hz,1H),3.45(dd,J=6.4,9.2 Hz,1H).ジアステレオマー
4B:LRMS m/z(M+H):計算値406.1、実測値406.0。H NM
R(400 MHz,CDOD)δ 7.42-7.51(m,1H),7.22-7
.34(m,2H),6.45(s,1H),6.37(s,1H),4.37(dd,
J=6.0,10.0 Hz,1H),3.79(t,J=9.6 Hz,1H),3.
47(m,1H).
[実施例5Aおよび5B]
(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(
トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4
-ジフルオロフェニル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジ
ン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化41】

【0373】
工程1:ベンジルシクロペンタ-3-エン-1-カルボキシレート。シクロペンタ-3
-エン-1-カルボン酸(1.0g、8.9mmol)およびKCO(2.5g、1
8mmol)を含むDMF(10mL)の撹拌溶液に、(ブロモメチル)ベンゼン(1.
6g、9.4mmol)を加えた。反応物を室温で3時間撹拌し、次いで、EtOAcで
希釈し、水およびブラインを用いて洗浄した。有機層を分離し、NaSO上で乾燥さ
せ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0374】
工程2:ベンジル3,4-ジヒドロキシシクロペンタン-1-カルボキシレート。ベン
ジルシクロペンタ-3-エン-1-カルボキシレート(1.8g、8.9mmol)およ
びNMO(1.3g、11mmol)を含むTHF(24mL)および水(6mL)の撹
拌溶液に、OsO(0.28mL、0.89mmol)を加えた。反応物を室温で12
時間撹拌し、次いで、飽和NaSOを用いてクエンチし、DCMを用いて抽出した。
【0375】
合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して残渣を得、これ
をシリカゲルクロマトグラフィー(50%EtOAc:PE)によって精製して、表題化
合物を得た。
【0376】
工程3:ベンジル4-オキソ-2-(2-オキソエチル)ブタノエート。ベンジル3,
4-ジヒドロキシシクロペンタン-1-カルボキシレート(0.28g、1.2mmol
)を含むTHF(6mL)および水(2mL)の撹拌溶液に、NaIO(0.38g、
1.8mmol)を加えた。反応物を室温で3時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCM
を用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮
して、表題化合物を得た。
【0377】
工程4:ベンジル1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4
-カルボキシレート。ベンジル4-オキソ-2-(2-オキソエチル)ブタノエート(0
.30g、1.3mmol)および1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンアミヒド
ロクロリド(0.21g、1.3mmol)を含むEtOH(15mL)の撹拌溶液に、
NaHCO(0.22g、2.6mmol)を加えた。反応物を室温で15分間撹拌し
、次いで、NaCNBH(80mg、1.3mmol)を室温で混合物に加えた。次い
で、反応物を50℃で48時間撹拌し、水を用いてクエンチし、DCMを用いて抽出した
。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空
中で濃縮して残渣を得、これを分取シリカゲルTLC(15%EtOAc:PE)によっ
て精製して、表題化合物を得た。
【0378】
工程5:1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-カルボ
ン酸。ベンジル1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-カ
ルボキシレート(0.21g、0.64mmol)を含むMeOH(3mL)および水(
1.5mL)の撹拌溶液に、NaOH(0.13g、3.2mmol)を室温で加えた。
【0379】
反応物を室温で2時間撹拌した。1M HClを用いて反応混合物のpHをpH3に調整
し、次いで、溶媒を凍結乾燥によって除去して、表題化合物を得た。
【0380】
工程6:N-メトキシ-N-メチル-1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピ
ル)ピペリジン-4-カルボキサミド。1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピ
ル)ピペリジン-4-カルボン酸(0.15g粗)、N,O-ジメチルヒドロキシルアミ
ンヒドロクロリド(0.12g、1.3mmol)およびDIPEA(0.44mL、2
.5mmol)を含むDMF(3.0mL)の撹拌溶液に、HATU(0.36g、0.
95mmol)を室温で加えた。反応物を室温で12時間撹拌し、次いで、EtOAcで
希釈し、水およびブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中
で濃縮して、表題化合物を得た。
【0381】
工程7:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(トリフルオロメ
チル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メタノン。N-メトキシ-N-メチル-
1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-カルボキサミド(
0.14g粗)を含むTHF(6.0mL)の撹拌溶液に、(3-クロロ-2,4-ジフ
ルオロフェニル)臭化マグネシウム(1.0mL、1.0mmol)を0℃で加えた。反
応物を0℃で1時間撹拌し、室温で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を飽和NH
lを用いてクエンチし、EtOAcで希釈し、ブラインを用いて洗浄した。有機層を分離
し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して残渣を得、これを分取シリカ
ゲルTLC(15%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0382】
工程8:(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(
トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチレン)-2-メチル
プロパン-2-スルフィンアミド。(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-
(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メタノン(0.
12g、0.31mmol)を含むトルエン(1.0mL)の撹拌溶液に、(R)-2-
メチルプロパン-2-スルフィンアミド(57mg、0.47mmol)およびTi(O
Et)(0.43g、1.9mmol)を室温で加えた。反応混合物を100℃で1時
間撹拌し、次いで、室温に冷却し、ブライン(2.0mL)を用いてクエンチした。次い
で、混合物をEtOAcで希釈し、Celite(登録商標)に通して濾過した。濾液を
ブラインを用いて洗浄した。有機層を分離し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空
中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0383】
工程9。(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(
トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-メチルプ
ロパン-2-スルフィンアミド。(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェ
ニル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メ
チレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.12g粗)を含むTHF(
3.0mL)の撹拌溶液に、NaBH(10mg、0.26mmol)を-78℃で加
えた。反応物を-78℃で2時間撹拌した。次いで、反応混合物をEtOAcで希釈し、
ブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題
化合物を得た。
【0384】
工程10:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(トリフルオロ
メチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メタンアミンヒドロクロリド。(R)
-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(トリフルオロメチ
ル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スル
フィンアミド(0.12g粗)およびHCl(1.0mL、2.0mmol、MeOH中
2N)の混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮して、表題化合
物を得た。
【0385】
工程11:(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチ
ル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(3-クロロ-2,4-ジフル
オロフェニル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-
イル)メタンアミンヒドロクロリド(70mg粗)、DIPEA(89mg、0.69m
mol)および((S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(28mg、0.
22mmol)を含むDMF(2.0mL)の撹拌溶液に、TP(登録商標)(0.2
2g、0.34mmol、EtOAc中50重量%)を室温で加えた。反応物を室温で6
時間撹拌した。残渣を逆相HPLC(42:58から72:28;水(0.1%TFA)
:MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を
得た。
【0386】
工程12:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチ
ル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS)
-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シ
クロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カル
ボキサミドをキラルSFC(方法D)によって分離して、表題化合物:第1の溶出ジアス
テレオマー5A(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェ
ニル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレ
オマー5B(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル
)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアステレオマー5A:L
RMS m/z(M+H):計算値481.1、実測値481.0。H NMR(40
0 MHz,CDOD)δ 7.29-7.43(m,1H),7.01-7.09(
m,1H),4.89(d,J=9.6 Hz,1H),4.26(dd,J=10.0
,6.4 Hz,1H),3.74(t,J=9.6 Hz,1H),3.29-3.3
8(m,1H),3.07(d,J=11.2 Hz,1H),2.97(d,J=10
.8 Hz,1H),2.55-2.77(m,2H),1.72-1.92(m,2H
),1.03-1.30(m,3H),0.92-1.03(m,2H),0.74-0
.83(m,2H).ジアステレオマー5B:LRMS m/z(M+H):計算値48
1.1、実測値481.0。H NMR(400 MHz,CDOD)δ 8.43
(d,J=8.0 Hz,1H)7.25-7.33(m,1H),7.06-7.15
(m,1H),4.89(d,J=9.6 Hz,1H),4.28(dd,J=10.
0,6.4 Hz,1H),3.74(t,J=9.6 Hz,1H),3.29-3.
37(m,1H),3.08(d,J=12.4 Hz,1H),2.97(d,J=1
1.6 Hz,1H),2.73(t,J=11.2 Hz,1H),2.62(t,J
=11.2 Hz,1H),1.88(d,J=12.4 Hz,1H),1.79(d
,J=11.6 Hz,1H),1.06-1.28(m,3H),0.92-1.03
(m,2H),0.74-0.83(m,2H).
[実施例6]
(S)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)(
4-クロロフェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化42】

【0387】
工程1:5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)-2-ビニルピリミジン。2,5-
ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン(0.20g、0.92mmol)、
トリフルオロ(ビニル)ホウ酸カリウム(0.12g、0.92mmol)および炭酸セ
シウム(0.90g、2.8mmol)の混合物のTHF(5mL)および水(0.5m
L)溶液に、PdCl(PPh(32mg、0.046mmol)を加えた。混
合物を85℃で12時間撹拌し、次いで、水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出し
た。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空下で濃縮して、
表題化合物を得た。
【0388】
工程2:5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-カルバルデヒド。
【0389】
5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)-2-ビニルピリミジン(0.16g、0.7
7mmol)、NMO(0.18g、1.5mmol)およびOsO(2.3mL、0
.23mmol)の混合物のTHF(3mL)および水(1.5mL)溶液を室温で12
時間撹拌した。次いで、NaIO(0.49mg、2.3mmol)を加え、混合物を
室温で2時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わ
せた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮して、表題化合
物を得た。
【0390】
工程3:(R)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-
イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。5-クロロ-4-(ト
リフルオロメチル)ピリミジン-2-カルバルデヒド(0.11g、0.52mmol)
および(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(95mg、0.78mmo
l)の混合物のTHF(5mL)溶液に、Ti(OEt)(0.36g、1.6mmo
l)を加えた。混合物を80℃で2時間撹拌し、続いて水を加え、濾過した。濾液をEt
OAcを用いて抽出し、EtOAc層をブラインを用いて洗浄し、NaSOを用いて
乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(2
0%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0391】
工程4:(R)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-
イル)(4-クロロフェニル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。
【0392】
(R)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)メチ
レン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(60mg、0.17mmol)の
THF(5mL)溶液を-40℃に冷却し、次いで、(4-クロロフェニル)臭化マグネ
シウム(0.41mL、0.41mmol)をゆっくり加えた。反応物を-40℃で5時
間撹拌し、次いで、飽和NHClを用いてクエンチした。混合物をEtOAcを用いて
抽出し、ブラインを用いて洗浄し、NaSOを用いて乾燥させ、濾過し、濃縮した。
【0393】
得られた残渣を分取シリカゲルTLC(33%EtOAc:PE)によって精製して、表
題化合物を得た。
【0394】
工程5:(5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)(4-ク
ロロフェニル)メタンアミン。(R)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル
)ピリミジン-2-イル)(4-クロロフェニル)メチル)-2-メチルプロパン-2-
スルフィンアミド(35mg、0.073mmol)の混合物のMeOH(2mL)溶液
に、塩化水素(2.0mL、MeOH中8.0mmol)を室温で加えた。反応物を室温
で3時間撹拌し、次いで、濃縮して表題化合物を得、これをさらに精製することなく次の
工程で使用した。
【0395】
工程6:(S)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-
イル)(4-クロロフェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド。(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(5.8mg、0.045mm
ol)、(5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)(4-クロ
ロフェニル)メタンアミン(20mg、0.045mmol)およびTEA(0.019
mL、0.13mmol)のDMF(5mL)溶液に、TP(登録商標)(57mg、
0.089mmol)を室温で加えた。得られた混合物を40℃で1.5時間撹拌し、次
いで、濃縮して残渣を得た。残渣を逆相HPLC(30:70から60:40;水(0.
1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、
表題化合物を得た。LRMS m/z(M+H):計算値434.0、実測値434.1
H NMR(CDOD,500MHz)δ 9.18-9.01(m,1H),7
.45-7.35(m,4H),6.48-6.14(m,1H),4.48-4.31
(m,1H),3.82(dt,J=9.7,4.1 Hz,1H),3.60-3.4
3(m,1H)
[実施例7Aおよび7B]
(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミドおよび(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオ
ロメチル)ピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-
2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化43】

【0396】
工程1:3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)-6-ビニルピリジン。6-クロ
ロ-3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(0.20g、1.0mmol
)、トリフルオロ(ビニル)ホウ酸カリウム(0.13g、1.0mmol)および炭酸
カリウム(0.42g、3.0mmol)の混合物のTHF(3mL)および水(0.3
mL)溶液に、PdCl(PPh(35mg、0.050mmol)を加えた。
【0397】
混合物を70℃で12時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物をDCMを用いて抽出し
た。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮して、
表題化合物を得た。
【0398】
工程2:5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピコリンアルデヒド。3-フルオ
ロ-2-(トリフルオロメチル)-6-ビニルピリジン(0.16g、0.75mmol
)、NMO(0.18g、1.5mmol)およびOsO(0.075mL、0.07
5mmol)の混合物のTHF(5mL)および水(2.5mL)溶液を室温で12時間
撹拌した。次いで、NaIO(0.48g、2.3mmol)を加え、混合物を室温で
2時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物をDCMを用いて抽出した。合わせた有機層
をNaSO上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0399】
工程3:(R)-N-((5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。5-フルオロ-6-(
トリフルオロメチル)ピコリンアルデヒド(0.15g、0.66mmol)および(R
)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.12g、0.99mmol)の混
合物のTHF(10mL)溶液に、Ti(OEt)(0.41mL、2.0mmol)
を15℃で加えた。得られた混合物を80℃で2時間撹拌し、次いで、EtOAcおよび
ブラインで希釈し、濾過した。濾液をEtOAcを用いて抽出した。有機層をNaSO
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(20%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た
工程4:(R)-N-((5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-
イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-メチルプロパン-2-
スルフィンアミド。(R)-N-((5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジ
ン-2-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.14g、
0.42mmol)の混合物のTHF(5mL)溶液に、(4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)臭化マグネシウム(1.3mL、1.3mmol)を-78℃で加えた。混
合物を-78℃で1.5時間撹拌し、次いで、飽和NHClを用いてクエンチし、Et
OAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で
乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー(25%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0400】
工程5:(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(4-(
トリフルオロメトキシ)フェニル)メタンアミンヒドロクロリド。(R)-N-((5-
フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメト
キシ)フェニル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.18g、
0.37mmol)のMeOH(1mL)溶液に、HCl(3.0mL、6.0mmol
、MeOH中2M)を加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、直接濃縮
して、表題化合物を得た。
【0401】
工程6:(S)-N-((RおよびS)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル
)ピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)
ピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタンアミンヒドロク
ロリド(0.12g粗)、(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(34m
g、0.26mmol)およびDIEA(0.14mL、0.80mmol)のDMF(
8mL)溶液に、TP(登録商標)(0.25g、0.40mmol)を0℃で加えた
。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、真空中で直接濃縮した。得られた残渣を逆相H
PLC(30:70から60:40;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA
))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0402】
工程7:(S)-N-((RまたはS)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル
)ピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS)-(5-フルオ
ロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)
フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(
方法E)によって分離して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー7A(S)-N-
((RまたはS)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)
(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレオマー7B(S)-N-((RまたはS)
-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(4-(トリフル
オロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを
得た。ジアステレオマー7A:LRMS m/z(M+H):計算値467.1、実測値
467.2。H NMR(500MHz,CDOD)δ 8.98(d,J=7.5
Hz,1H),7.91-7.82(m,1H),7.75(dd,J=3.5,9.
0 Hz,1H),7.48(d,J=8.5 Hz,2H),7.29(d,J=8.
0 Hz,2H),6.38-6.29(m,1H),4.42(dd,J=6.0,1
0.0 Hz,1H),3.82(t,J=9.5 Hz,1H),3.50(dd,J
=6.0,9.5 Hz,1H).ジアステレオマー7B:LRMS m/z(M+H)
:計算値467.1、実測値466.5。H NMR(500MHz,CDOD)δ
8.93(d,J=7.5 Hz,1H),7.92-7.83(m,1H),7.7
6(dd,J=3.5,9.0 Hz,1H),7.50(d,J=8.5 Hz,2H
),7.29(d,J=8.1 Hz,2H),6.39-6.32(m,1H),4.
41(dd,J=6.5,10.1 Hz,1H),3.82(t,J=9.5 Hz,
1H),3.49(dd,J=6.5,9.0 Hz,1H).
[実施例8A、8Bおよび8C]
(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((ト
ランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化44】

【0403】
工程1:6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-オール
。2-((ベンジルオキシ)メチル)-3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(6.0g、3
8mmol)のTHF(80mL)溶液に、BH・DMS(5.1mL、54mmol
)を0℃で加えた。混合物を18℃で2時間撹拌し、次いで、0℃で冷却した。次いで、
NaOAc(3.2g、38mmol)を加え、続いて過酸化水素(13g、0.12m
ol)を加えた。混合物を18℃で12時間撹拌し、水で希釈し、EtOAcを用いて抽
出した。合わせた有機層を飽和NaSOを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ
、濾過し、濾液を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0404】
工程2:6-((ベンジルオキシ)メチル)ジヒドロ-2H-ピラン-3(4H)-オ
ン。6-((ベンジルオキシ)メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-オール(5.
0g粗)のDCM(100mL)溶液に、PCC(9.7g、45mmol)を0℃で加
えた。混合物を18℃で10時間撹拌した。次いで、反応混合物を濾過した。濾液を水で
希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、Na
SO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(0~20%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0405】
工程3:6-((ベンジルオキシ)メチル)-3-(トリフルオロメチル)テトラヒド
ロ-2H-ピラン-3-オール。6-((ベンジルオキシ)メチル)ジヒドロ-2H-ピ
ラン-3(4H)-オン(3.0g、14mmol)およびトリメチル(トリフルオロメ
チル)シラン(4.8g、34mmol)のTHF(80mL)溶液に、TBAF(29
mL、29mmol)を0℃で滴下した。混合物を18℃で18時間撹拌した。次いで、
HCl溶液(34mL、0.20mol、6M)を加えた。混合物を18℃で2時間撹拌
し、濾過し、濾液を水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブライ
ンを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~30%EtOAc:PE)によって精製
して、表題化合物を得た。
【0406】
工程4:2-((ベンジルオキシ)メチル)-5-(トリフルオロメチル)-3,4-
ジヒドロ-2H-ピラン。6-((ベンジルオキシ)メチル)-3-(トリフルオロメチ
ル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3-オール(1.2g、4.1mmol)、N,N-
ジメチルピリジン-4-アミン(0.20g、1.7mmol)およびピリジン(11g
、0.14mol)のTHF(50mL)溶液に、亜硫酸ジクロリド(4.9g、41m
mol)を加えた。反応混合物を80℃で加熱還流した。24時間後、反応混合物を氷浴
内で0℃に冷却し、TEA(10g、0.10mmol)を5分間にわたって滴下した。
【0407】
水を2分間にわたって滴下し、次いで、水を反応混合物に加え、混合物をEtOAcを用
いて抽出した。合わせた有機層を真空中で濃縮し、ブラインを用いて洗浄した。有機層を
NaSOを用いて乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。得られた残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィー(0~5%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物
を得た。
【0408】
工程5:(トランス)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-5-(トリフルオロメチ
ル)テトラヒドロ-2H-ピラン。2-((ベンジルオキシ)メチル)-5-(トリフル
オロメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(1.8g、6.6mmol)のMeO
H(20mL)溶液に、Pd/C(0.70g)を加えた。混合物をH(30psi)
の雰囲気下、18℃で16時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~5%EtOAc:PE)によ
って精製して、表題化合物を得た。
【0409】
工程6:((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-
2-イル)メタノール。(トランス)-2-((ベンジルオキシ)メチル)-5-(トリ
フルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン(0.50g、1.8mmol)のMeO
H(12mL)溶液に、Pd/C(0.19g)を加えた。混合物をHの(30psi
)雰囲気下、室温で16時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮し
て、表題化合物を得た。
【0410】
工程7:(トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2
-カルバルデヒド。オキサリルジクロリド(1.0g、8.2mmol)のDCM(10
mL)溶液に、(メチルスルフィニル)メタン(0.21g、2.7mmol)を-70
℃で加えた。混合物を-70℃で30分間撹拌し、((トランス)-5-(トリフルオロ
メチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メタノール(0.50g粗)のDCM
(20mL)溶液を滴下した。混合物を-70℃で2時間撹拌し、次いで、TEA(2.
8g、27mmol)を加えた。反応混合物を-70℃で30分間撹拌し、次いで、室温
に加温し、室温で1時間撹拌した。次いで、混合物を水で希釈し、DCMを用いて抽出し
た。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、濾
液を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0411】
工程8:(R)-2-メチル-N-((E)-((トランス)-5-(トリフルオロメ
チル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチレン)-プロパン-2-スルフィン
アミド。(トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-
カルバルデヒド(0.40g粗)のTHF(15mL)溶液に、(R)-2-メチルプロ
パン-2-スルフィンアミド(0.53g、4.4mmol)およびTi(OEt)
1.0g、4.4mmol)を加えた。混合物を55℃で2時間撹拌した。次いで、ブラ
インを加え、混合物を濾過した。濾液を水で希釈し、EtOAcを用いて抽出し、ブライ
ンを用いて洗浄した。合わせた有機層をNaSOを用いて乾燥させ、真空中で濃縮し
た。得られた残渣を分取シリカゲルTLC(20%EtOAc:PE)によって精製して
、表題化合物を得た。
【0412】
工程9:(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)
-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2-
メチルプロパン-2-スルフィンアミド。1-ブロモ-3-クロロ-2,4-ジフルオロ
ベンゼン(0.16g、0.70mmol)のTHF(5mL)溶液に、イソプロピルマ
グネシウムクロリド(72mg、0.70mmol)を0℃で加えた。混合物を室温で6
時間撹拌した。次いで、(R)-2-メチル-N-((E)-((トランス)-5-(ト
リフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチレン)プロパン-2-
スルフィンアミド(0.20g、0.70mmol)のTHF(5mL)溶液を反応物に
加え、混合物を室温で6時間撹拌した。反応溶液に飽和NHClを加え、次いで、水で
希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、Na
SOを用いて乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣を分取シリカゲル
TLC(25%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0413】
工程10:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(トリ
フルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メタンアミンヒドロクロリド
。(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(
トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2-メチルプ
ロパン-2-スルフィンアミド(0.16g、0.37mmol)のMeOH(2mL)
溶液に、HCl(2.0mL、8.0mmol、MeOH中4N)を加えた。混合物を室
温で11時間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0414】
工程11:(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イ
ル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(3-クロロ-2,4
-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2
H-ピラン-2-イル)メタンアミンヒドロクロリド(50mg粗)のDMF(1.5m
L)溶液に、(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(40mg、0.30
mmol)およびTEA(31mg、0.30mmol)を加えた。TP(登録商標)
(0.19g、0.30mmol)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、
混合物を逆相HPLC(34:66から64:36;水(0.1%TFA):MeCN(
0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0415】
工程12:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イ
ル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(4S)-N-((3
-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-
2H-ピラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドの
混合物をキラルSFC(方法F)によって精製して、表題化合物:第1の溶出ピーク(2
つの化合物の混合物であることが示された)8A(S)-N-((RまたはS)-(3-
クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テ
トラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カル
ボキサミド、第2の溶出ピーク8B(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,
4-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-
2H-ピラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、
および第3の溶出ピーク8C(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジ
フルオロフェニル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-
ピラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。
【0416】
異性体8A:LRMS m/z(M+H):計算値442.1、実測値442.0。
NMR(400MHz,CD3OD):δ 7.46-7.31(m,1H),7.1
6-6.96(m,1H),5.23-5.09(m,1H),4.42-4.30(m
,1H),4.22-4.08(m,1H),3.83-3.61(m,2H),3.4
6-3.33(m,2H),2.56-2.32(m,2H),2.13-1.93(m
,1H),1.68-1.49(m,2H).異性体8B:LRMS m/z(M+H)
:計算値442.1、実測値442.0。H NMR(400MHz,CD3OD)δ
7.45-7.36(m,1H),7.17-7.03(m,1H),5.17(d,
J=5.2 Hz,1H),4.33-4.35(m,1H),4.13-4.17(m
,1H),3.74-3.79(m,1H),3.63-3.67(m,1H),3.4
7-3.36(m,2H),2.42-2.52(m,1H),2.03-2.10(m
,1H),1.71-1.49(m,3H).異性体8C:LRMS m/z(M+H)
:計算値442.1、実測値442.0。H NMR(400MHz,CD3OD)δ
7.48-7.34(m,1H),7.07-7.12(m,1H),5.23(d,
J=6.0 Hz,1H),4.27-4.31(m,1H),4.08-4.12(m
,1H),3.79-3.65(m,2H),3.47-3.33(m,2H),2.4
5-2.30(m,1H),2.45-2.30(m,1H),2.03-2.08(m
,1H),1.87-1.92(m,1H),1.73-1.59(m,1H),1.4
0-1.12(m,1H).
[実施例9Aおよび9B]
(S)-N-((R)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェ
ニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-(
(S)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-
2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化45】

【0417】
工程1:(4S)-N-((RおよびS)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフル
オロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。
【0418】
(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(0.13g、1.0mmol)お
よび(RおよびS)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル
)メタンアミン(0.30g、1.0mmol)のEtOAc(5mL)溶液に、T
(登録商標)(1.2mL、2.0mmol)を加えた。次いで、DIEA(0.35m
L、2.0mmol)を加え、反応物を2時間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃縮
し、シリカゲルクロマトグラフィー(0~100%(3:1 EtOAc:EtOH):
hex)によって精製して、表題化合物を得た。
【0419】
工程2:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオ
ロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(
4S)-N-((RおよびS)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC
(方法G)によって分離して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー9A(4S)-
N-((RまたはS)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニ
ル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出ジア
ステレオマー9B(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロフェニル)(4-(ト
リフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサ
ミドを得た。ジアステレオマー9A:LRMS m/z(M+H):計算値414.1、
実測値414.3。H NMR(500 MHz,DMSO-d)δ 8.86(d
,J=8.3 Hz,1H),7.45-7.26(m,8H),6.57(s,1H)
,6.29(s,1H),6.20(d,J=8.2 Hz,1H),4.22(dd,
J=9.0,6.1 Hz,1H),3.56(t,J=9.2 Hz,1H),3.2
9-3.17(m,1H).ジアステレオマー9B:LRMS m/z(M+H):計算
値414.1、実測値414.3。H NMR(500 MHz,DMSO-d)δ
8.85(d,J=8.3 Hz,1H),7.44-7.33(m,7H),7.2
9(d,J=7.5 Hz,1H),6.57(s,1H),6.29(s,1H),6
.20(d,J=8.3 Hz,1H),4.21(dd,J=9.1,6.3 Hz,
1H),3.55(t,J=9.3 Hz,1H),3.27-3.17(m,1H).
【0420】
【表1】







【0421】
[実施例19]
(S)-2-オキソ-N-((RおよびS)-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン
-3-イル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)イミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド
【化46】

【0422】
工程1:(S)-2-メチル-N-((2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-
イル)メチレン)プロパン-2-スルフィンアミド。2-(トリフルオロメチル)チアゾ
ール-4-カルバルデヒド(3.0g、17mmol)および(S)-2-メチルプロパ
ン-2-スルフィンアミド(2.0g、17mmol)をTHF(83mL)に溶解し、
次いで、Ti(OEt)(9.8mL、33mmol)を加えた。この混合物を2時間
撹拌し、次いで、ブラインで希釈し、砂を通して濾過し、EtOAcを用いて抽出した。
【0423】
合わせた有機層を飽和NHCl、ブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ
、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0424】
工程2:(S)-2-メチル-N-((6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イ
ル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)プロパン-2-スル
フィンアミド。5-ブロモ-2-(トリフルオロメチル)ピリジン(0.45g、2.0
mmol)をTHF(10mL)に溶解し、-78℃に冷却した。この溶液に、n-ブチ
ルリチウム(0.88mL、2.1mmol)を5分間かけてゆっくり加えた。混合物を
15分間撹拌し、次いで、(S)-2-メチル-N-((2-(トリフルオロメチル)チ
アゾール-4-イル)メチレン)プロパン-2-スルフィンアミド(0.28g、1.0
mmol)のTHF(10mL)溶液に-78℃でゆっくり加えた。1時間撹拌した後、
反応物を飽和NHClを用いてクエンチし、10分間撹拌し、次いで、Celite(
登録商標)のパッドを通して濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣を逆相HPLC(
75:25から5:95;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によっ
て精製し、次いで、凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0425】
工程3:(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(2-(トリフルオロメ
チル)チアゾール-4-イル)メタンアミンヒドロクロリド。(S)-2-メチル-N-
((SおよびR)-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(2-(トリフ
ルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)プロパン-2-スルフィンアミド(0.
43g、1.0mmol)をEtOAc(20mL)に溶解し、HClガスを飽和するま
でバブリングした(約15秒)。次いで、混合物を真空中で濃縮して、表題化合物を得た
【0426】
工程4:(S)-2-オキソ-N-((RおよびS)-(6-(トリフルオロメチル)
ピリジン-3-イル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)イ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン
酸(10mg、0.08mmol)、(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル
)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メタンアミンヒドロクロリド(
26mg、0.080mmol)およびHATU(30mg、0.080mmol)のD
MSO(0.53mL)溶液に、4-メチルモルホリン(18μl、0.16mmol)
を加えた。反応物を23℃で2時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、質量分離(ma
ss directed)逆相HPLCによって精製して、表題化合物を得た。LRMS
m/z(M+H):計算値440.1、実測値440.1。H NMR(500 M
Hz,DMSO-d)δ 9.17(d,J=8.0 Hz,1H),8.79(s,
1H),8.08(s,1H),8.05(d,J=8.1 Hz,1H),7.94(
d,J=8.2 Hz,1H),6.57(s,0.7H)6.32(s,0.3H),
6.52(d,J=8.0 Hz,1H),4.24(dd,J=9.3,5.8 Hz
,1H),3.55(t,0.3H),3.46(t,0.7H),3.27-3.21
(m,1H).
[実施例20Aおよび20B]
(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-2,5-ジオキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)
メチル)-4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化47】

【0427】
工程1:エチル3-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ)-2-((bo
c)アミノ)-3-オキソプロパノエート。2-((boc)アミノ)-3-エトキシ-
3-オキソプロパン酸(0.80g、3.2mmol)、ビス(4-クロロフェニル)メ
タンアミン(0.98g、3.9mmol)およびTEA(1.4mL、9.7mmol
)のDMF(10mL)溶液に、TP(登録商標)(3.1g、4.9mmol、DM
F中50%)を0℃で加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、混合物を水を用
いて洗浄し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、
NaSO上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(25%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得
た。
【0428】
工程2:エチル3-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ)-2-((bo
c)アミノ)-2-メチル-3-オキソプロパノエート。エチル3-((ビス(4-クロ
ロフェニル)メチル)アミノ)-2-((boc)アミノ)-3-オキソプロパノエート
(1.0g、2.0mmol)およびKCO(0.86g、6.2mmol)の混合
物のDMF(10mL)溶液に、MeI(0.16mL、2.5mmol)を加えた。混
合物を室温で12時間撹拌し、次いで、水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した
。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空
中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(20~46%EtOAc
:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0429】
工程3:エチル2-アミノ-3-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ)-
2-メチル-3-オキソプロパノエート。エチル3-((ビス(4-クロロフェニル)メ
チル)アミノ)-2-((boc)アミノ)-2-メチル-3-オキソプロパノエート(
0.79g、1.6mmol)の混合物のEtOAc(10mL)溶液に、HCl(8.
0mL、32mmol、EtOAc中4N)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、真
空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0430】
工程4:エチル3-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ)-2-メチル-
3-オキソ-2-ウレイドプロパノエート。エチル2-アミノ-3-((ビス(4-クロ
ロフェニル)メチル)アミノ)-2-メチル-3-オキソプロパノエート(0.85g、
2.2mmol)およびシアン酸カリウム(0.23g、2.8mmol)のTHF(7
mL)および水(3.5mL)溶液を50℃で12時間撹拌した。次いで、混合物を真空
中で濃縮した。得られた残渣を逆相HPLC(55:45から31:69;水(0.1%
TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題
化合物を得た。
【0431】
工程5:(RおよびS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-
2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。エチル3-((ビス(4-クロ
ロフェニル)メチル)アミノ)-2-メチル-3-オキソ-2-ウレイドプロパノエート
(0.16g、0.36mmol)を含むEtOH(3mL)の撹拌還流溶液に、ナトリ
ウムエタノレート(0.76mL、0.38mmol)を加えた。混合物を90℃で12
時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。固体を濾別し、濾液を逆相HPLC(51:4
9から31:69;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製
し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0432】
工程6:(RまたはS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-
2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(RおよびS)-N-(ビス(
4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミドをキラルSFC(方法N)によって分割して、表題化合物:第1の溶出エナ
ンチオマー20A(RまたはS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メ
チル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出エナン
チオマー20B(RまたはS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチ
ル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。エナンチオマー20
A:LRMS m/z(M+H):計算値392.1、実測値392.2。H NMR
(500 MHz,CDCN)δ 7.55-7.61(m,1H),7.29-7.
42(m,4H),7.13-7.26(m,4H),6.54(s,1H),6.06
-6.12(m,1H),1.57-1.65(m,3H).エナンチオマー20B:L
RMS m/z(M+H):計算値392.1、実測値392.2。H NMR(50
0 MHz,CDCN)δ 7.55-7.63(m,1H),7.33-7.39(
m,4H),7.20-7.26(m,4H),6.54(s,1H),6.06-6.
12(m,1H),1.61(s,3H).
[実施例21Aおよび21B]
(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエチル)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-(ビス(4-クロ
ロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド
【化48】

【0433】
工程1:3-(((ベンジルオキシ)カルボニル)アミノ)-2-((boc)アミノ
)プロパン酸。3-アミノ-2-((boc)アミノ)プロパン酸(4.0g、20mm
ol)およびNaCO(4.6g、43mmol)の水(30mL)溶液を3分間撹
拌し、次いで、1,4-ジオキサン(30mL)を加えた。5分後、ベンジルカルボノク
ロリデート(3.1mL、22mmol)を0℃で滴下した。次いで、反応混合物を室温
で3時間撹拌し、次いで、水に注ぎ、EtOAcを用いて洗浄した。次いで、2N HC
lを約pH2になるまで加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離し、
ブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮し
て、表題化合物を得た。
【0434】
工程2。ベンジルtert-ブチル(3-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)ア
ミノ)-3-オキソプロパン-1,2-ジイル)ジカルバメート。3-(((ベンジルオ
キシ)カルボニル)アミノ)-2-((boc)アミノ)プロパン酸(2.0g、5.9
mmol)、ビス(4-クロロフェニル)メタンアミン(1.6g、6.2mmol)お
よびDIEA(3.1mL、18mmol)の混合物のDMF(25mL)溶液に、T
P(登録商標)(5.6g、8.9mmol、DMF中50%)を0℃で加えた。混合物
を室温で2時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。合
わせた有機層を濾過し、得られた固体をPEを用いて洗浄し、濾液を真空中で乾燥させて
、表題化合物を得た。
【0435】
工程3。ベンジル(2-アミノ-3-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ
)-3-オキソプロピル)カルバメートヒドロクロリド。ベンジルtert-ブチル(3
-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ)-3-オキソプロパン-1,2-ジ
イル)ジカルバメート(2.0g、3.5mmol)の混合物のEtOAc(10mL)
溶液に、HCl(8.0mL、32mmol、EtOAc中4N)を加えた。混合物を室
温で5時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0436】
工程4:ベンジル(3-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ)-2-((
2-ヒドロキシエチル)アミノ)-3-オキソプロピル)カルバメート。ベンジル(2-
アミノ-3-((ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ)-3-オキソプロピル)
カルバメートヒドロクロリド(0.50g、1.1mmol)、2-ブロモエタノール(
0.19mL、2.6mmol)およびKCO(0.29g、2.1mmol)の混
合物のMeCN(6mL)溶液を80℃で24時間撹拌した。次いで、混合物を濾過し、
逆相HPLC(66:34から46:54;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%
TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0437】
工程5:(RおよびS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒ
ドロキシエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。ベンジル(3-(
(ビス(4-クロロフェニル)メチル)アミノ)-2-((2-ヒドロキシエチル)アミ
ノ)-3-オキソプロピル)カルバメート(0.30g、0.58mmol)のMeCN
(4mL)溶液に、カリウム2-メチルプロパン-2-オレート(1.2mL、1.2m
mol)を加えた。反応物を80℃で2時間撹拌し、次いで、混合物を濾過し、逆相HP
LC(61:39から46:54;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA)
)によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0438】
工程6:(RまたはS)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒ
ドロキシエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(RおよびS)-
N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(Phenomenex-Amy
lose-1、共溶媒:45%EtOH(0.1%NH・HO))によって分割して
、表題化合物:第1の溶出エナンチオマー21A(RまたはS)-N-(ビス(4-クロ
ロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド、および第2の溶出エナンチオマー21B(RまたはS)-N-(ビス
(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミドを得た。エナンチオマー21A:LRMS m/z(M+H
):計算値408.1、実測値408.0。H NMR(500 MHz,CDCN
)δ 7.90-7.98(m,1H),7.34-7.39(m,4H),7.23-
7.28(m,4H),6.11-6.17(m,1H),4.90(br s,1H)
,4.23-4.29(m,1H),3.60-3.69(m,2H),3.46-3.
52(m,1H),3.36(t,J=5.5 Hz,1H),3.18-3.26(m
,1H),3.16-3.19(m,2H).エナンチオマー21B:LRMS m/z
(M+H):計算値408.1、実測値408.0。H NMR(500 MHz,C
CN)δ 7.91-7.99(m,1H),7.34-7.38(m,4H),7
.23-7.29(m,4H),6.11-6.17(m,1H),4.91(br s
,1H),4.24-4.30(m,1H),3.59-3.69(m,2H),3.4
3-3.53(m,1H),3.37(br s,1H),3.18-3.26(m,1
H),3.16-3.19(m,2H).
[実施例22Aおよび22B]
(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)-1H
-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
および(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)-
1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサ
ミド
【化49】

【0439】
工程1:2-(4-クロロフェニル)-2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-
イル)酢酸。2-アミノ-2-(4-クロロフェニル)酢酸(3.0g、16mmol)
、AcOH(42mL)およびピリジン(28mL)の溶液を120℃で10時間撹拌し
た。次いで、反応物を濾過し、濾液を水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせ
た有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~15%DCM:MeOH)に
よって精製して、表題化合物を得た。
【0440】
工程2:2-(3-ブロモ-1-(4-クロロフェニル)-2-オキソプロピル)イソ
インドリン-1,3-ジオン。2-(4-クロロフェニル)-2-(1,3-ジオキソイ
ソインドリン-2-イル)酢酸(1.0g、3.2mmol)のDCM(15mL)溶液
に、オキサリルジクロリド(0.80g、6.3mmol)を加えた。混合物を16℃で
11にわたって撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。得られた残渣をDCM(15mL)
に懸濁し、次いで、(ジアゾメチル)トリメチルシラン(6.3mL、13mmol)を
-20℃で加えた。混合物を16℃で2時間撹拌し、次いで、-20℃に冷却し、続いて
臭化水素(3.0mL、3.2mmol)を滴下した。反応物を16℃で2時間撹拌し、
次いで、0℃で飽和NaHCO溶液を用いてクエンチし、EtOAcを用いて抽出した
。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮して、表題
化合物を得た。
【0441】
工程3:2-((4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)-1H-イミダ
ゾール-4-イル)メチル)イソインドリン-1,3-ジオン。2-(3-ブロモ-1-
(4-クロロフェニル)-2-オキソプロピル)イソインドリン-1,3-ジオン(1.
0g粗)およびNaHCO(0.40g、4.8mmol)のTHF(10mL)溶液
に、2,2,2-トリフルオロアセトイミドアミド(0.27g、2.4mmol)を加
えた。混合物を60℃で11時間撹拌し、次いで、水で希釈し、EtOAcを用いて抽出
した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。
【0442】
得られた残渣を分取シリカゲルTLC(25%EtOAc:PE)によって精製して、表
題化合物を得た。
【0443】
工程4:(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール
-5-イル)メタンアミン2,2,2-トリフルオロアセテート。2-((4-クロロフ
ェニル)(2-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)イソ
インドリン-1,3-ジオン(0.20g、0.49mmol)のEtOH(3mL)溶
液に、N・HO(74mg、1.5mmol)を加えた。混合物を16℃で11
時間撹拌し、次いで、水およびMeCNで希釈した。残渣を逆相HPLC(80:20か
ら50:50;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、
続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0444】
工程5:(S)-N-((RおよびS)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオ
ロメチル)-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド。(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)-1H-イミ
ダゾール-5-イル)メタンアミン2,2,2-トリフルオロアセテート(58mg、0
.21mmol)のDMF(2mL)溶液に、(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-
カルボン酸(27mg、0.21mmol)およびTEA(43mg、0.42mmol
)を加えた。次いで、TP(登録商標)(0.13g、0.42mmol)を加え、混
合物を16℃で11時間撹拌した。次いで、混合物をMeCNで希釈し、逆相HPLC(
83:17から53:47;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によ
って精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0445】
工程6:(S)-N-((RまたはS)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオ
ロメチル)-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS)-(4-クロロフェニル)(2-(ト
リフルオロメチル)-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(方法H)に供して、表題化合物:第1の溶出
ジアステレオマー22A(S)-N-((RまたはS)-(4-クロロフェニル)(2-
(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレオマー22B(S)-N-
((RまたはS)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)-1H-イミ
ダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た
。ジアステレオマー22A:LRMS m/z(M+H):計算値388.1、実測値3
88.0。H NMR(400 MHz,CDOD)δ 7.33-7.39(m,
4H),6.98(s,1H),6.10-6.28(m,1H),4.33-4.38
(m,1H),3.75-3.80(m,1H),3.45-3.49(m,1H).ジ
アステレオマー22B:LRMS m/z(M+H):計算値388.1、実測値388
.0。H NMR(400 MHz,CDOD)δ 7.29-7.45(m,4H
),6.99(s,1H),6.18(s,1H),4.33-4.38(m,1H),
3.75-3.80(m,1H),3.45-3.49(m,1H).
[実施例23A、23B、23Cおよび23D]
(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((
シス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド、(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフル
オロフェニル)-2-((トランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、(S)-N-((S)-1-
(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((トランス)-4-(トリフルオ
ロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
および(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-
((シス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド
【化50】

【0446】
工程1:tert-ブチル2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシリデン)ア
セテート。NaH(0.52g、13mmol)の混合物のTHF(20mL)溶液に、
tert-ブチル2-(ジエトキシホスホリル)アセテート(3.0g、12mmol)
を0℃で滴下した。混合物を室温で0.5時間撹拌し、次いで、4-(トリフルオロメチ
ル)-シクロヘキサン-1-オン(1.5g、9.0mmol)を0℃でゆっくり加えた
。反応物を室温にゆっくり加温し、室温で8時間撹拌した。次いで、混合物を真空中で濃
縮した。得られた残渣をDCMを用いて抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、
濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(15%Et
OAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0447】
工程2:tert-ブチル2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)アセテ
ート。tert-ブチル2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシリデン)アセテ
ート(2.3g、8.7mmol)のMeOH(30mL)溶液に、Pd/C(1.0g
、活性炭中10%)をN雰囲気下で加えた。混合物を脱気し、Hを充填した(3回)
。得られた混合物をH(圧力:50psi)下、室温で12時間撹拌した。次いで、触
媒を濾別し、濾液を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0448】
工程3:2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)酢酸。tert-ブチル
2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)アセテート(1.9g粗)のDCM
(15mL)溶液に、TFA(4.0mL、52mmol)を加え、得られた混合物を室
温で3時間撹拌した。次いで、混合物を真空中で直接濃縮して、表題化合物を得た。
【0449】
工程4:N-メトキシ-N-メチル-2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシ
ル)アセトアミド。2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)酢酸(1.5g
粗)のDCM(20mL)溶液に、CDI(1.2g、7.1mmol)を加え、混合物
を室温で1時間撹拌した。次いで、TEA(2.0mL、14mmol)およびN,O-
ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(0.70g、7.1mmol)を加え、得
られた混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、水を加え、混合物をDCMを用いて抽出
した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られ
た残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(25%EtOAc:PE)によって精製して、
表題化合物を得た。
【0450】
工程5:1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(4-(トリフルオ
ロメチル)シクロヘキシル)エタン-1-オン。1-ブロモ-3-クロロ-2,4-ジフ
ルオロベンゼン(0.90g、4.0mmol)のTHF(1mL)溶液に、iPrMg
Cl(1.7mL、3.4mmol、THF中2M)を0℃で加えた。混合物を2時間撹
拌し、次いで、N-メトキシ-N-メチル-2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘ
キシル)アセトアミド(0.30g、1.2mmol)のTHF(2mL)溶液に0℃で
加えた。得られた混合物を室温で12時間撹拌し、次いで、飽和NHClを用いてクエ
ンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾
過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(10%EtO
Ac:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0451】
工程6:(R,Z)-N-(1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-
(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチリデン)-2-メチルプロパン-2
-スルフィンアミド。マイクロ波管に、1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル
)-2-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エタン-1-オン(0.31g
、0.91mmol)、(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.16
mg、1.4mmol)、Ti(OEt)(0.37mL、1.8mmol)およびト
ルエン(3mL)を入れた。混合物を105℃で30分間マイクロ波処理し、次いで、室
温に冷却した。反応物を水およびEtOAcで希釈した。混合物を濾過し、EtOAcを
用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し
て、表題化合物を得た。
【0452】
工程7:(R)-N-(1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(4
-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフ
ィンアミド。(R,Z)-N-(1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2
-(4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチリデン)-2-メチルプロパン-
2-スルフィンアミド(0.30g粗)のTHF(3mL)および水(0.01mL)溶
液を-78℃に冷却した。次いで、NaBH(38mg、1.0mmol)を加え、混
合物を-78℃で20分間撹拌した。次いで、反応物を飽和NaHCOを用いてクエン
チし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過
し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(35%EtOA
c:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0453】
工程8:1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(4-(トリフルオ
ロメチル)シクロヘキシル)エタン-1-アミンヒドロクロリド。(R)-N-(1-(
3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(4-(トリフルオロメチル)シクロ
ヘキシル)エチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.25g、0.5
6mmol)のTHF(3mL)溶液に、HCl(0.5mL、2mmol、MeOH中
4N)を加えた。反応物を室温で1時間撹拌し、次いで、直接濃縮して、表題化合物を得
た。
【0454】
工程9:(S)-N-(-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(
4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド。1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(4-(ト
リフルオロメチル)シクロヘキシル)エタン-1-アミンヒドロクロリド(0.20g粗
)、(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(70mg、0.54mmol
)およびDIPEA(0.28mL、1.6mmol)のMeCN(2mL)溶液に、T
P(登録商標)(0.51g、0.81mmol、EtOAc中50%)を0℃で加え
た。反応物を室温で1時間撹拌し、次いで、濾過した。濾液を逆相HPLC(44:56
から24:76;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し
、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0455】
工程10:(S)-N-((RまたはS)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフ
ェニル)-2-((シスまたはトランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル
)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-N-(-1-(
3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(4-(トリフルオロメチル)シクロ
ヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(
方法O)、次いでキラルSFC(方法P)、次いで(方法Q)によって分割して、表題化
合物:第1の溶出異性体23A(S)-N-((RまたはS)-1-(3-クロロ-2,
4-ジフルオロフェニル)-2-((シスまたはトランス)-4-(トリフルオロメチル
)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、第2の
溶出異性体23B(S)-N-((RまたはS)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオ
ロフェニル)-2-((シスまたはトランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキ
シル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、第3の溶出異性体2
3C(S)-N-((RまたはS)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)
-2-((シスまたはトランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第4の溶出異性体23D(
S)-N-((RまたはS)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-
((シスまたはトランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。異性体23A:LRMS m/z
(M+H):計算値454.1、実測値454.1。H NMR(400 MHz,C
OD)δ 7.36(dt,J=6.0,8.4 Hz,1H),7.11(dt,
J=1.6,8.8 Hz,1H),5.29-5.33(m,1H),4.27-4.
31(m,1H),3.78(t,J=9.6 Hz,1H),3.35-3.39(m
,1H),2.01-2.13(m,1H),1.78-2.01(m,5H),1.5
7-1.63(m,1H),1.29-1.35(m,2H),1.21-1.28(m
,1H),0.98-1.15(m,2H).異性体23B:LRMS m/z(M+H
):計算値454.1、実測値454.1。H NMR(400 MHz,CDOD
)δ 7.37(dt,J=5.6,8.4 Hz,1H),7.11(dt,J=1.
6,8.8 Hz,1H),5.24(t,J=7.6 Hz,1H),4.27-4.
31(m,1H),3.77(t,J=9.6 Hz,1H),3.35-3.39(m
,1H),2.10-2.24(m,1H),1.82-1.89(m,2H),1.5
4-1.72(m,9H).異性体23C:LRMS m/z(M+H):計算値454
.1、実測値454.1。H NMR(400 MHz,CDOD)δ 7.34(
dt,J=6.0,8.4 Hz,1H),7.10(dt,J=1.6,8.8 Hz
,1H),5.26-5.30(m,1H),4.29-4.33(m,1H),3.7
7(t,J=9.6 Hz,1H),3.33-3.37(m,1H),1.78-2.
10(m,6H),1.57-1.64(m,1H),1.31-1.36(m,2H)
,1.22-1.28(m,1H),0.98-1.16(m,2H).異性体23D:
LRMS m/z(M+H):計算値454.1、実測値454.1。H NMR(4
00 MHz,CDOD)δ 7.35(dt,J=6.0,8.4 Hz,1H),
7.11(dt,J=1.6,8.8 Hz,1H),5.21(t,J=7.6 Hz
,1H),4.29-4.33(m,1H),3.76(t,J=9.6 Hz,1H)
,3.34-3.38(m,1H),2.12-2.24(m,1H),1.81-1.
88(m,2H),1.55-1.72(m,9H).
【0456】
【表2】





【0457】
[実施例27Aおよび27B]
(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(トリフ
ルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキソイミ
ダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-
ジフルオロフェニル)(3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-
1-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化51】

【0458】
工程1:N-メトキシ-N-メチル-3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.
1]ペンタン-1-カルボキサミド。3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1
]ペンタン-1-カルボン酸(0.30g、1.7mmol)の混合物のDCM(20m
L)溶液に、CDI(0.30g、1.8mmol)を加えた。反応物を室温で1時間撹
拌し、次いで、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(0.19g、2.
0mmol)およびTEA(0.29mL、2.0mmol)を加えた。反応物を16時
間撹拌し、次いで、水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブライ
ンを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~30%EtOAc:PE)によって精製して、
表題化合物を得た。
【0459】
工程2:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(トリフルオロメチル)
ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタノン。1-ブロモ-3-クロロ-2,
4-ジフルオロベンゼン(0.86g、3.8mmol)の混合物のTHF(2mL)溶
液に、イソプロピルマグネシウムクロリド(2.9mL、3.8mmol、1.3Mトル
エン溶液)を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで、N-メトキシ-N-
メチル-3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-カルボキサ
ミド(0.28g、1.3mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌
し、次いで、水を加え、混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブライ
ンを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残
渣を分取シリカゲルTLC(10%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を
得た。
【0460】
工程3:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(トリフルオロメチル)
ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタンアミン。(3-クロロ-2,4-ジ
フルオロフェニル)(3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1
-イル)メタノン(0.12g、0.39mmol)およびNHOAc(0.45g、
5.8mmol)の混合物のEtOH(2mL)溶液に、NaCNBH(36mg、0
.58mmol)を25℃で加えた。混合物をマイクロ波下、130℃で10分間撹拌し
た。次いで、混合物を真空中で濃縮し、pH>10になるまで2N NaOHを用いて処
理した。次いで、混合物をEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離し、NaSO
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0461】
工程4:(4S)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(トリ
フルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキソイ
ミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン
酸(63mg、0.48mmol)、(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3
-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メタンアミン(
0.10g、0.32mmol)およびDIEA(0.17mL、0.96mmol)の
混合物のDMF(1mL)溶液に、TP(登録商標)(0.41g、0.64mmol
)を20℃で加えた。混合物を20℃で12時間撹拌した。次いで、混合物を水に溶解し
、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣を分取シリカゲルTLC(9
0%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0462】
工程5:(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(4S)-N-((3-クロロ-
2,4-ジフルオロフェニル)(3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペ
ンタン-1-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラル
SFC(方法S)によって精製して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー27A(
4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(
トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレオマー27B(4
S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(ト
リフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアステレオマー27A:LRMS m/
z(M+H):計算値424.1、実測値424.1。H NMR(500 MHz,
CDOD-d)δ 7.29-7.31(m,1H),7.13-7.17(m,1
H),5.41(s,1H),4.35-4.38(m,1H),3.77(t,J=9
.5 Hz,1H),3.37-3.40(m,1H),1.84-1.96(m,6H
).ジアステレオマー27B:LRMS m/z(M+H):計算値424.1、実測値
424.1。H NMR(500 MHz,CDOD-d)δ 7.30-7.3
2(m,1H),7.13-7.17(m,1H),5.35-5.45(m,1H),
4.36-4.39(m,1H),3.79(t,J=9.5 Hz,1H),3.41
-3.44(m,1H),1.84-1.96(m,6H).
【0463】
【表3】



【0464】
[実施例32Aおよび32B]
(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4-(ト
リフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボ
キサミドおよび(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トラン
ス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド
【化52】

【0465】
工程1:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4-(トリフルオロメチ
ル)シクロヘキシル)メタノン。トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキサン
カルボン酸(0.57g、2.9mmol)の0℃のDCM(5mL)溶液に、(COC
l)(3.6mL、7.3mmol、DCM中2M)および1滴のDMFを加えた。混
合物を室温に加温し、4時間撹拌し、次いで、40℃に加熱し、30分間撹拌した。次い
で、混合物を真空中で濃縮して残渣を得、これをTHF(4mL、溶液A)に溶解した。
【0466】
別個のフラスコ内で、CuCN(0.65g、7.3mmol)をTHF(4mL)に懸
濁し、0℃に冷却し、続いて0.5Mの3-クロロ-4-フルオロフェニルマグネシウム
ブロミドのTHF(12mL、5.8mmol)溶液を加えた。混合物を0℃で1時間撹
拌し、次いで、溶液Aに加え、0℃で4時間撹拌した。次いで、反応物を飽和NHCl
を用いてクエンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO上で
乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0467】
工程2:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4-(トリフルオロメチ
ル)シクロヘキシル)メタンアミン。マイクロ波管に、(3-クロロ-4-フルオロフェ
ニル)(トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メタノン(1.3g、
4.2mmol)、NHOAc(2.6g、33mmol)およびEtOH(15mL
)を入れた。混合物を130℃で20分間マイクロ波処理し、次いで、室温に冷却し、続
いてNaCNBH(0.29g、4.6mmol)を加えた。混合物を125℃で20
分間マイクロ波処理し、次いで、室温に冷却した。次いで、反応物を10%KCO
溶液を用いてクエンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0468】
工程3:(4S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(
トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド。(S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-((1
R,4S)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メタンアミン(0.10g、
0.29mmol)の乾燥ピリジン(3mL)溶液に、(S)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボン酸(56mg、0.43mmol)およびEDC(90mg、0.58
mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した後、真空中で濃縮した。残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(0~4%DCM:MeOH)によって精製して、表題化合物を
得た。
【0469】
工程5:(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(
トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-4-フル
オロフェニル)(トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(方法U)によって分離し
て、表題化合物:第1の溶出異性体32A(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロ
ロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出異性体3
2B(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トラン
ス-4-(トリフルオロ-メチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミドを得た。異性体32A:LRMS m/z(M+H):計算値4
22.1、実測値422.2。H NMR(500 MHz,CDOD)δ 7.5
7(d,J=8.8 Hz,1H),7.33(dd,J=6.9,2.0 Hz,1H
),7.17-7.12(m,1H),7.09(t,J=8.6 Hz,1H),4.
62(t,J=9.1 Hz,1H),4.21(dd,J=10.2,6.1 Hz,
1H),3.83(t,J=9.8 Hz,1H),3.55(dd,J=9.3,6.
2 Hz,1H),2.02-1.92(m,3H),1.92-1.85(m,1H)
,1.67(td,J=11.9,9.2 Hz,1H),1.47(d,J=13.1
Hz,1H),1.33-1.17(m,3H),1.10-0.99(m,1H),
0.97-0.84(m,1H).異性体32B:LRMS m/z(M+H):計算値
422.1、実測値422.2。H NMR(500 MHz,CDOD)δ 7.
58(s,1H),7.30(s,1H),7.15-7.04(m,2H),4.58
(t,J=8.9 Hz,1H),4.28(dd,J=10.1,6.6 Hz,1H
),3.77(t,J=9.7 Hz,1H),3.39-3.33(m,1H),2.
05-1.93(m,3H),1.89(d,J=14.0 Hz,1H),1.71-
1.61(m,1H),1.47(d,J=12.8 Hz,1H),1.35-1.1
5(m,3H),1.04(q,J=12.2,11.8 Hz,1H),0.98-0
.78(m,2H).
[実施例33Aおよび33B]
(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2
,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオ
ロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化53】

【0470】
工程1:(E)-2-メチル-N-((6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピ
リジン-3-イル)メチレン)プロパン-2-スルフィンアミド。6-(2,2,2-ト
リフルオロエトキシ)ニコチンアルデヒド(2.0g、9.6mmol)および2-メチ
ルプロパン-2-スルフィンアミド(1.2g、1.0mmol)のDCM(8mL)溶
液に、Ti(OiPr)(6.0mL、20mmol)を加えた。混合物を室温で20
時間撹拌し、次いで、水およびEtOAcを加えた。混合物を室温で20分間撹拌し、C
elite(登録商標)のパッドを通して濾過した。有機層をNaSO上で乾燥させ
、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0471】
工程2:N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-ト
リフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフ
ィンアミド。1-ブロモ-3-クロロ-2,4-ジフルオロベンゼン(0.28g、1.
2mmol)のTHF溶液に、iPrMgCl-LiCl錯体(0.94mL、1.2m
mol、THF中1.3M)を加えた。混合物を室温で5時間撹拌し、次いで、(E)-
2-メチル-N-((6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)
メチレン)プロパン-2-スルフィンアミド(0.20g、0.65mmol)を一度に
加えた。反応物を室温で20時間撹拌し、次いで、飽和NHClを用いてクエンチし、
EtOを用いて抽出した。分離した有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空
中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0472】
工程3:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフル
オロエトキシ)ピリジン-3-イル)メタンアミンヒドロクロリド。N-((3-クロロ
-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン
-3-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.30g、0.
65mmol)のDCM(2mL)およびMeOH(1mL)溶液に、HCl(2.0m
L、8.0mmol、1,4-ジオキサン中4.0M)を加えた。混合物を室温で2時間
撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOを用いて処理し、濾過して
固体を回収した。固体を追加のEtOを用いて洗浄し、真空中で乾燥させて、表題化合
物を得た。
【0473】
工程4:(S)-N-((RおよびS)-3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)
(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル
)-(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メタンアミンヒ
ドロクロリド(0.20g、0.51mmol)および(S)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボン酸(87mg、0.67mmol)のピリジン(3mL)溶液に、ED
C(0.16g、1.0mmol)を加えた。混合物を50℃に18時間かけて加熱し、
次いで、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~5%D
CM:MeOH)によって精製して、表題化合物を得た。
【0474】
工程5:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル
)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オ
キソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS)-(3-クロ
ロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジ
ン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSF
C(方法V)によって分離して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー33A(S)
-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2
,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジ
ン-4-カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレオマー33B(S)-N-((R
またはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフ
ルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カル
ボキサミドを得た。ジアステレオマー33A:LRMS m/z(M+H):計算値46
5.1、実測値465.3。H NMR(500 MHz,DMSO-d6)δ 8.
93(d,J=7.9 Hz,1H),8.14(d,J=2.3 Hz,1H),7.
71(dd,J=8.6,2.5 Hz,1H),7.39(t,J=7.3 Hz,2
H),7.02(d,J=8.6 Hz,1H),6.59(s,1H),6.40-6
.30(m,2H),5.00(q,J=9.1 Hz,2H),4.29-4.13(
m,1H),3.56(t,J=9.3 Hz,1H),3.23(dd,J=8.6,
6.2 Hz,1H).ジアステレオマー33B:LRMS m/z(M+H):計算値
465.1、実測値465.3。H NMR(500 MHz,DMSO-d6)δ
8.94(d,J=7.9 Hz,1H),8.14(d,J=2.3 Hz,1H),
7.72(dd,J=8.6,2.5 Hz,1H),7.45-7.33(m,2H)
,7.01(d,J=8.6 Hz,1H),6.59(s,1H),6.40-6.2
9(m,2H),5.00(q,J=9.1 Hz,2H),4.25-4.14(m,
1H),3.56(t,J=9.3 Hz,1H),3.23(dd,J=8.4,6.
6 Hz,1H).
[実施例34A]
(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラ
ンス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド
【化54】

【0475】
工程1:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3-(トリフルオ
ロメチル)シクロブチル)メタノン。トランス-3-(トリフルオロメチル)シクロブタ
ン-1-カルボン酸(1.0g、6.0mmol)の0℃のDCM(15mL)溶液に、
(COCl)(3.6mL、7.1mmol、DCM中2.0M)および1滴のDMF
を加えた。混合物を室温に加温し、室温で4時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。得
られた残渣をTHF(6mL;溶液A)に溶解した。別個のフラスコ内で、2-クロロ-
1,3-ジフルオロ-4-ヨードベンゼン(2.4g、8.9mmol)をTHF(20
mL)に溶解し、-20℃に冷却し、続いてiPrMgCl-LiCl錯体(6.9mL
、8.9mmol、THF中1.3M)を加えた。混合物を-20℃で2時間撹拌し、次
いで、0℃に加温した。次いで、CuCN(1.1g、12mmol)を加え、混合物を
0℃で30分間撹拌した。溶液Aを加え、混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで、1時間
かけて室温に加温した。混合物をEtOAcと飽和NHClとの間で分配し、Celi
te(登録商標)のパッドを通して濾過した。分離した有機層をNaSO上で乾燥さ
せ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0476】
工程2:(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3
-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフ
ィンアミド。マイクロ波管に、(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス
-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メタノン(1.7g、5.7mmol)、
(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(1.0g、8.5mmol)およ
びTi(OEt)(10mL、11mmol)を入れた。混合物を105℃で1時間マ
イクロ波処理し、次いで、室温に冷却した。次いで、混合物を水およびEtOAcに注ぎ
、10分間撹拌し、Celite(登録商標)のパッドを通して濾過した。分離した有機
層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0477】
工程3:(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3
-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィ
ンアミド。(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3
-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフ
ィンアミド(2.2g、5.5mmol)のTHF(10mL)およびMeOH(2mL
)溶液に、0℃でNaBH(0.21g、5.5mmol)を加えた。混合物を0℃で
1時間撹拌し、1時間かけて室温に加温した。次いで、混合物をEtOAcと飽和NaH
COとの間で分配した。分離した有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中
で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~40%EtOAc:h
ex)によって精製して混合物を得、これをキラルSFC(方法AM)によって分離して
、表題化合物(第1の溶出異性体)を得た。
【0478】
工程4:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3-(トリフルオ
ロメチル)シクロブチル)メタンアミンヒドロクロリド。0℃に冷却した(R)-N-(
(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3-(トリフルオロメチル)
シクロブチル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(第1の溶出異性
体)(0.12g、0.31mmol)のDCM(1mL)溶液に、HCl(1.0mL
、4.0mmol、1,4-ジオキサン中4.0M)を加えた。混合物を0℃で2時間撹
拌し、次いで、真空中で濃縮した。得られた残渣をEtOを用いて洗浄し、濾過して表
題化合物を得た。
【0479】
工程5:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル
)(トランス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド。(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-(トラ
ンス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メタンアミン、ヒドロクロリド(70
mg、0.21mmol)および(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(
35mg、0.27mmol)のピリジン(3mL)溶液に、EDC(65mg、0.4
2mmol)を加えた。混合物を60℃に14時間かけて加熱し、次いで、真空中で濃縮
した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~5%MeOH:DCM)によ
って精製して、表題化合物を得た。LRMS m/z(M+H):計算値412.1、実
測値412.4。H NMR(500 MHz,CDCl)δ 7.22(q,J
=8.0 Hz,1H),6.98(t,J=8.3 Hz,1H),5.22-5.1
5(m,1H),4.29(dd,J=10.1,6.2 Hz,1H),3.90(t
,J=9.7 Hz,1H),3.58(dd,J=9.0,6.3 Hz,1H),2
.94(dq,J=15.3,9.4,7.4 Hz,2H),2.43-2.30(m
,1H),2.20-2.10(m,2H),1.98-1.88(m,1H).
【0480】
【表4】



【0481】
[実施例34B]
(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トラ
ンス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン
-4-カルボキサミド
【化55】

【0482】
工程1:(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3
-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィ
ンアミド。(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3
-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフ
ィンアミド(6.6g、17mmol)のTHF(70mL)および水(1mL)溶液を
-78℃に冷却し、次いで、NaBH(0.94g、25mmol)を一度に加えた。
【0483】
反応混合物を3時間かけて0℃にゆっくり加温し、次いで、室温に加温し、室温で一晩撹
拌した。反応物を飽和NaHCOを用いてクエンチし、EtOAcを用いて抽出した。
【0484】
有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィー(0~40%EtOAc:hex)によって精製して、表題化合
物を得た(第2の溶出異性体)。
【0485】
工程2:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3-(トリフルオ
ロメチル)シクロブチル)メタンアミンヒドロクロリド。0℃に冷却した(R)-N-(
(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3-(トリフルオロメチル)
シクロブチル)-メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(第2の溶出異
性体;0.44g、1.1mmol)のDCM(9mL)およびMeOH(1mL)溶液
に、HCl(8.0mL、32mmol、1,4-ジオキサン中4.0M)を加えた。反
応物を0℃で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮した。得られた固体をEtOを用い
て洗浄し、濾過して表題化合物を得た。
【0486】
工程3:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル
)(トランス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド。(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-(トラ
ンス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メタンアミンヒドロクロリド(96m
g、0.29mmol)および(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(4
8mg、0.37mmol)のピリジン(3mL)溶液に、EDC(89mg、0.57
mmol)を加えた。混合物を60℃に14時間かけて加熱し、次いで、真空中で濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~5%MeOH:DCM)によっ
て精製して、表題化合物を得た。LRMS m/z(M+H):計算値412.1、実測
値412.4。H NMR(500 MHz,CDCl-d)δ 7.20-7.
11(m,1H),6.96-6.90(m,1H),6.23(s,1H),5.25
-5.15(m,1H),5.00(s,1H),4.39(dd,J=10.2,6.
2 Hz,1H),3.88(t,J=9.8 Hz,1H),3.52(dd,J=8
.7,5.7 Hz,1H),2.99-2.83(m,2H),2.37(dt,J=
12.1,6.1 Hz,1H),2.23-2.07(m,2H),2.01-1.7
9(m,2H).
[実施例39Aおよび39B]
(S)-N-((R)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-
(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミドおよび(S)-N-((S)-3-クロロ-4-(トリフルオロメト
キシ)フェニル)(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-
オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化56】

【0487】
工程1:N-メトキシ-N-メチル-5-(トリフルオロメトキシ)ピコリンアミド。
【0488】
5-(トリフルオロメトキシ)ピコリン酸(2.7g、13mmol)のTHF(20m
L)溶液に、N,O-ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(1.9g、19mm
ol)、DIEA(6.8mL、39mmol)およびHATU(7.4g、19mmo
l)を加えた。混合物を室温で5時間撹拌し、次いで、水を用いてクエンチし、EtOA
cを用いて抽出した。有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。
【0489】
得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~10 EtOAc:hex)によっ
て精製して、表題化合物を得た。
【0490】
工程2:(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリフルオ
ロメトキシ)ピリジン-2-イル)メタノン。4-ブロモ-2-クロロ-1-(トリフル
オロメトキシ)ベンゼン(0.66g、2.4mmol)のTHF(4mL)溶液に、i
PrMgCl-LiCl錯体(1.8mL、2.4mmol、THF中1.3M)を室温
で加えた。混合物を40℃で1時間撹拌し、次いで、0℃に冷却し、続いてN-メトキシ
-N-メチル-5-(トリフルオロメトキシ)ピコリンアミド(0.40g、1.6mm
ol)のTHF(1mL)溶液を加えた。反応物を0℃で2時間撹拌し、次いで、飽和N
Clを用いてクエンチし、EtOを用いて抽出した。合わせた有機層をNaSO
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0491】
工程3:N-((3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリ
フルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフ
ィンアミド。(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリフル
オロメトキシ)ピリジン-2-イル)メタノン(0.62g、1.6mmol)および(
R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.29g、2.4mmol)のト
ルエン(2mL)溶液に、Ti(OEt)(0.68mL、3.2mmol)を加えた
。混合物を105℃に1時間かけて加熱し、次いで、水およびEtOAcを加えた。混合
物を20分間撹拌し、次いで、Celite(登録商標)のパッドを通して濾過した。パ
ッドをEtOAcですすいだ後、有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~20%EtOAc:he
x)によって精製して、表題化合物を得た。
【0492】
工程4:N-((3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリ
フルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィ
ンアミド。0℃のN-((3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-
(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-
スルフィンアミド(0.51g、1.0mmol)のTHF(4mL)および水(0.2
mL)溶液に、NaBH(79mg、2.1mmol)を加えた。混合物を0℃で2時
間撹拌し、飽和NHClを用いてクエンチした。分離した有機相をNaSO上で乾
燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0493】
工程5:(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリフルオ
ロメトキシ)ピリジン-2-イル)メタンアミンヒドロクロリド。((3-クロロ-4-
(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イ
ル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.51g、1.0mmo
l)のDCM(2mL)溶液に、HCl(1.5mL、6.0mmol、1,4-ジオキ
サン中4.0M)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して
、表題化合物を得た。
【0494】
工程6:(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カル
ボン酸(69mg、0.53mmol)、(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)
フェニル)(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メタンアミンヒドロク
ロリド(0.15g、0.35mmol)およびEDC(0.14g、0.71mmol
)の混合物のピリジン(3mL)溶液を80℃に加熱し、4時間撹拌した。次いで、混合
物を真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~4%DCM
:MeOH)によって精製して、表題化合物を得た。
【0495】
工程7:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ
-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-
2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(
方法L)によって分離して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー39A(S)-N
-((RまたはS)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(
トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレオマー39B(S)-N-((Rまたは
S)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリフルオロメ
トキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ドを得た。ジアステレオマー39A:LRMS m/z(M+H):計算値499.1、
実測値499.5。H NMR(500 MHz,CDCl)δ 8.52(d,
J=2.0 Hz,1H),7.61-7.55(m,1H),7.50(d,J=2.
0 Hz,1H),7.36-7.26(m,4H),6.17(t,J=3.6 Hz
,1H),4.39(dd,J=10.2,6.7 Hz,1H),3.90(t,J=
9.8 Hz,1H),3.57(dd,J=9.2,6.8 Hz,1H).ジアステ
レオマー39B:LRMS m/z(M+H):計算値499.1、実測値499.5。
【0496】
H NMR(500 MHz,CDCl)δ 8.55(d,J=2.1 Hz,
1H),7.64-7.58(m,1H),7.47(d,J=1.5 Hz,1H),
7.35(d,J=8.6 Hz,1H),7.29(s,3H),6.20-6.14
(m,1H),4.39(dd,J=10.1,6.8 Hz,1H),3.91(t,
J=9.7 Hz,1H),3.55-3.45(m,1H).
【0497】
【表5】

【0498】
[実施例41Aおよび41B]
(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(1
-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メチル)-2-オキ
ソイミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-((S)-(3-クロロ-4
-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾー
ル-4-イル)-l3-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化57】

【0499】
工程1:(R)-2-メチル-N-((1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾー
ル-4-イル)メチレン)プロパン-2-スルフィンアミド。(R)-2-メチルプロパ
ン-2-スルフィンアミド(0.89g、7.3mmol)および1-(トリフルオロメ
チル)-1H-ピラゾール-4-カルバルデヒド(1.0g、6.1mmol)のトルエ
ン(3mL)溶液に、Ti(OEt)(2.6mL、12mmol)を加えた。混合物
を80℃に3時間かけて加熱し、室温に冷却した。次いで、水およびEtOAcを加え、
混合物を10分間撹拌し、続いてCelite(登録商標)のパッドを通して濾過した。
【0500】
分離した有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣
をシリカゲルクロマトグラフィー(0~50%EtOAc:hex)によって精製して、
表題化合物を得た。
【0501】
工程2:(R)-N-((3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(1
-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)メチレン)-2-メチルプロ
パン-2-スルフィンアミド。4-ブロモ-2-クロロ-1-(トリフルオロメトキシ)
ベンゼン(0.99g、3.6mmol)のTHF(6mL)溶液に、iPrMgCl-
LiCl錯体(2.8mL、3.6mmol、THF中1.3M)を加えた。混合物を1
.5時間かけて40℃に加熱し、0℃に冷却し、続いて(R)-2-メチル-N-((1
-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)メチレン)プロパン-2-ス
ルフィンアミド(0.48g、1.8mmol)を加えた。反応物を0℃で2時間撹拌し
、次いで、室温に加温し、一晩撹拌した。次いで、反応物を飽和NHClを用いてクエ
ンチし、EtOを用いて抽出した。分離した有機層をNaSO上で乾燥させ、濾過
し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~50%Et
OAc:hex)によって精製して、表題化合物を得た。
【0502】
工程4:(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオ
ロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)メタンアミンヒドロクロリド。(R)-N-
((3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオロメチル
)-1H-ピラゾール-4-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミ
ド(0.42g、0.91mmol)のDCM(1mL)溶液に、HCl(1.0mL、
4.0mmol、1,4-ジオキサン中4M)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し
、次いで、真空中で濃縮した。得られた固体をヘキサンを用いて洗浄し、次いで、濾過し
て表題化合物を得た。
【0503】
工程5:(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(3-クロロ-4-(トリフ
ルオロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イ
ル)メタンアミンヒドロクロリド(90mg、0.23mmol)、(S)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボン酸(44mg、0.34mmol)およびEDC-HCl
(87mg、0.45mmol)の混合物のピリジン(2mL)溶液を80℃に4時間か
けて加熱した。次いで、反応混合物を真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィー(0~4%DCM:MeOH)によって精製して、表題化合物を得た。
【0504】
工程6:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ
)フェニル)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-N-((RおよびS
)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオロメチ
ル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミドをキラルSFC(方法W)によって分離して、表題化合物:第1の溶出
ジアステレオマー41A(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-(トリフル
オロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル
)-l3-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶
出ジアステレオマー41B(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-(トリフ
ルオロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イ
ル)-l3-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアス
テレオマー41A:LRMS m/z(M+H):計算値472.1、実測値472.2
H NMR(500 MHz,CDCl)δ 7.97(d,J=6.9 Hz
,1H),7.67(d,J=11.4 Hz,2H),7.54(d,J=1.5 H
z,1H),7.39-7.30(m,2H),6.22(d,J=5.7 Hz,1H
),4.37(s,1H),3.88(t,J=9.1 Hz,1H),3.67(s,
1H).ジアステレオマー41B:LRMS m/z(M+H):計算値472.1、実
測値472.2。H NMR(500 MHz,CDCl)δ 7.86(s,1
H),7.73(d,J=9.6 Hz,2H),7.47(s,1H),7.32(d
,J=8.3 Hz,1H),7.26(d,J=8.5 Hz,1H),6.25(d
,J=5.6 Hz,1H),4.43(s,1H),3.90(s,1H),3.62
(s,1H).
【0505】
【表6】





【0506】
[実施例50Aおよび50B]
(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,
2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミドおよび(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジ
フルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル
)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化58】

【0507】
工程1:N-メトキシ-N-メチル-6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリ
ダジン-3-カルボキサミド。6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-
3-カルボン酸(0.50g、2.3mmol)およびN,O-ジメチルヒドロキシルア
ミンHCl塩(0.26g、2.7mmol)のDCM(15mL)溶液に、HOAt(
0.40g、2.9mmol)、EDC(0.52g、2.7mmol)およびDIPE
A(1.4mL、8.1mmol)を室温で加えた。反応混合物を一晩撹拌し、次いで、
溶媒を真空中で除去した。粗残渣をDMSO(5mL)に溶解し、逆相HPLC(90:
10から100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精
製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0508】
工程2。(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフル
オロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メタノン。2-クロロ-1,3-ジフルオロ-4
-ヨードベンゼン(0.26g、0.94mmol)のTHF(2mL)溶液を0℃に冷
却した。次いで、iPrMgCl(0.47mL、0.94mmol)を10分間かけて
加え、反応物を0℃で45分間撹拌した。次いで、N-メトキシ-N-メチル-6-(2
,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-カルボキサミド(0.10g、0.
38mmol)を含むTHF(2mL)の予冷溶液に、反応混合物を0℃で加えた。反応
物を0℃で4時間撹拌し、次いで、飽和NHClを加えることによってクエンチした。
【0509】
混合物をEtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、得られた粗物質を逆
相HPLC(90:10から100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%T
FA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0510】
工程3:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフル
オロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メタンアミン。(3-クロロ-2,4-ジフルオ
ロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メタ
ノン(85mg、0.24mmol)およびNHOAc(0.19g、2.4mmol
)を20mLマイクロ波バイアル内のEtOH(5mL)中で合わせ、次いで、NaBH
CN(38mg、0.60mmol)を室温で加えた。バイアルを密封し、混合物をマ
イクロ波反応器内、140℃で1.5時間撹拌した。次いで、反応混合物を水を加えるこ
とによってクエンチし、真空中で濃縮した。得られた粗物質を逆相HPLC(90:10
から100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し
、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0511】
工程4:(4S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボン酸(28mg、0.22mmol)、(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェ
ニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)-メタンア
ミン(76mg、0.22mmol)およびHATU(98mg、0.26mmol)の
DMSO(5mL)溶液に、N-メチルモルホリン(0.085mL、0.78mmol
)を室温で加えた。反応混合物を室温で6時間撹拌した。残渣を逆相HPLC(90:1
0から100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製
し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0512】
工程5:(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2
-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(4S)-N-((RおよびS)-(3
-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)
ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキ
ラルSFC(方法L)によって分離して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー50
A(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6
-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソ
イミダゾリジン-4-カルボキサミド;および第2の溶出ジアステレオマー50B(4S
)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,
2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミドを得た。ジアステレオマー50A:LRMS m/z(M+
H):計算値466.1、実測値466.5。H NMR(500 MHz,DMSO
-d)δ 9.11(d,J=7.9 Hz,1H),7.78(d,J=9.2 H
z,1H),7.46(dd,J=14.5,8.6 Hz,2H),7.36(t,J
=8.7 Hz,1H),6.64(s,1H),6.54(d,J=7.8 Hz,1
H),6.34(s,1H),5.17(qd,J=8.9,2.5 Hz,2H),4
.23(dd,J=9.5,6.0 Hz,1H),3.57(t,J=9.4 Hz,
1H),3.23(dd,J=8.7,6.2 Hz,1H).ジアステレオマー50B
:LRMS m/z(M+H):計算値466.1、実測値466.5。H NMR(
500 MHz,DMSO-d)δ 9.11(d,J=7.8 Hz,1H),7.
79(d,J=9.2 Hz,1H),7.46(dd,J=17.1,7.8 Hz,
2H),7.36(t,J=8.7 Hz,1H),6.59(s,1H),6.53(
d,J=7.8 Hz,1H),6.32(s,1H),5.17(qd,J=8.9,
2.5 Hz,2H),4.23(dd,J=9.0,6.4 Hz,1H),3.56
(t,J=9.3 Hz,1H),3.24(t,J=7.4 Hz,1H).
[実施例51Aおよび51B]
(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-(2,
2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミドおよび(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフ
ルオロフェニル)(5-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化59】

【0513】
工程1:N-メトキシ-N-メチル-5-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラ
ジン-2-カルボキサミド。5-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-
カルボン酸(470mg、2.116mmol)およびN,O-ジメチルヒドロキシルア
ミンHCl塩(0.25g、2.5mmol)のDCM(15mL)溶液に、HOAt(
0.37g、2.8mmol)、EDC(0.49g、2.5mmol)およびDIPE
A(1.3mL、7.6mmol)を室温で加えた。得られた反応混合物を72時間撹拌
した。次いで、溶媒を真空中で除去した。得られた残渣を逆相HPLC(90:10から
100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続
いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0514】
工程2。(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-(2,2,2-トリフル
オロエトキシ)ピラジン-2-イル)メタノン。2-クロロ-1,3-ジフルオロ-4-
ヨードベンゼン(0.69g、2.5mmol)のTHF(6mL)溶液を0℃に冷却し
た。次いで、iPrMgCl(1.2mL、2.5mmol)を10分間かけて加え、反
応物を0℃で45分間撹拌した。次いで、N-メトキシ-N-メチル-5-(2,2,2
-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-カルボキサミド(0.26g、1.0mmol
)を含むTHF(9mL)の予冷溶液に、反応混合物を0℃で加えた。反応物を0℃で1
時間撹拌し、次いで、飽和NHClを用いてクエンチし、EtOAc中で抽出した。合
わせた有機層を乾燥させ、得られた粗生成物を逆相HPLC(90:10から100:0
;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾
燥させて、表題化合物を得た。
【0515】
工程3:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-(2,2,2-トリフル
オロエトキシ)ピラジン-2-イル)メタンアミン:(3-クロロ-2,4-ジフルオロ
フェニル)(5-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メタノン
(0.22g、0.63mmol)、NHOAc(0.48g、6.3mmol)を2
0mLマイクロ波バイアル内のEtOH(5mL)中で合わせた。次いで、NaBH
N(99mg、1.6mmol)を室温で加えた。バイアルを密封し、混合物を140℃
で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を水を加えることによってクエンチし、真空中で
濃縮した。得られた粗物質を逆相HPLC(90:10から100:0;水(0.1%T
FA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化
合物を得た。
【0516】
工程4:N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-
(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミ
ダゾリジン-4-カルボキサミド。(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸
(26mg、0.20mmol)、(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-
(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)-メタンアミン(71mg
、0.20mmol)およびHATU(91mg、0.24mmol)の混合物のDMS
O(2mL)溶液に、N-メチルモルホリン(0.079mL、0.72mmol)を室
温で加えた。得られた混合物を一晩撹拌した。次いで、残渣を逆相HPLC(90:10
から100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し
、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0517】
工程5:N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-
(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミ
ダゾリジン-4-カルボキサミド。N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,4-ジフ
ルオロフェニル)(5-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(方法X)によ
って分離して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー51A N-((RまたはS)
-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-(2,2,2-トリフルオロエト
キシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
;および第2の溶出ジアステレオマー51B N-((RまたはS)-(3-クロロ-2
,4-ジフルオロフェニル)(5-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアステレ
オマー51A:LRMS m/z(M+H):計算値466.1、実測値466.3。
H NMR(500 MHz,Methanol-d)δ 8.34(s,1H),8
.24(s,1H),7.55-7.30(m,1H),7.13(t,J=8.7 H
z,1H),6.52(s,1H),5.04-4.87(m,2H),4.38(dd
,J=10.1,6.2 Hz,1H),3.79(t,J=9.7 Hz,1H),3
.46(dd,J=9.3,6.2 Hz,1H).ジアステレオマー51B:LRMS
m/z(M+H):計算値466.1、実測値466.3。H NMR(500 M
Hz,Methanol-d)δ 8.34(s,1H),8.23(s,1H),7
.59-7.28(m,1H),7.23-6.90(m,1H),6.51(s,1H
),5.14-4.88(m,2H),4.39(dd,J=10.0,6.1 Hz,
1H),3.78(t,J=9.7 Hz,1H),3.45(dd,J=9.3,6.
1 Hz,1H).
[実施例52Aおよび52B]
(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4
-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび
(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-
クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化60】

【0518】
工程1:N-(3-クロロ-2,4-ジフルオロベンジリデン)-2-メチルプロパン
-2-スルフィンアミド。3-クロロ-2,4-ジフルオロベンズアルデヒド(3.0g
、17mmol)および2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(2.5g、20m
mol)のTHF(50mL)溶液に、Ti(OEt)(10mL、34mmol)を
室温で加えた。室温で一晩撹拌した後、反応混合物を0℃に冷却し、飽和NHClを用
いてクエンチした。次いで、混合物をEtOAcに懸濁し、濾過した。濾液を分離し、有
機層を飽和NHCl、飽和NaHCO、水、次いでブラインを用いて洗浄した。有機
層をNaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲル
クロマトグラフィー(0~60%EtOAc:hex)によって精製して、表題化合物を
得た。
【0519】
工程2:N-(1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-クロロ
フェニル)プロピル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。N-(3-クロロ
-2,4-ジフルオロベンジリデン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0
.40g、1.4mmol)のTHF(6mL)溶液に、4-クロロフェネチルマグネシ
ウムブロミド(6.0mL、3.0mmol)を室温で加えた。反応物を飽和NaHCO
およびEtOAcを用いてクエンチし、20分間撹拌した。次いで、Celite(登
録商標)を加え、混合物を10分間撹拌した後、Celite(登録商標)を通して濾過
した。次いで、濾液を真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0520】
工程3:1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-クロロフェニ
ル)プロパン-1-アミンヒドロクロリド。N-(1-(3-クロロ-2,4-ジフルオ
ロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-メチルプロパン-2-スル
フィンアミド(0.59g、1.4mmol)のDCM(2mL)およびMeOH(2m
L)溶液に、HCl飽和溶液(8.0mL、32mmol、EtOAc中4M)を加えた
。2時間撹拌した後、反応混合物をDCMで希釈し、真空中で濃縮した。次いで、得られ
た残渣を逆相HPLC(90:10から80:20;水(0.1%TFA):MeCN(
0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させた。得られた残渣をMeOH/
DCMに溶解し、HCl(6.0mL、18mmol、MeOH中3N)を加えた。混合
物を濃縮して、表題化合物を得た。
【0521】
工程4:(4S)-N-((RおよびS)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフ
ェニル)-3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド。1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-クロロフ
ェニル)プロパン-1-アミンヒドロクロリド(0.10g、0.29mmol)を含む
バイアルに、(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(45mg、0.35
mmol)、EDC(67mg、0.35mmol)、HOBT(47mg、0.35m
mol)、続いてDMF(2mL)およびDIPEA(75μL、0.43mmol)を
加えた。室温で一晩撹拌した後、反応混合物を逆相HPLC(90:10から100:0
;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾
燥させて、表題化合物を得た。
【0522】
工程5:(4S)-N-((RまたはS)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフ
ェニル)-3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミド。(4S)-N-((RおよびS)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオ
ロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミドをキラルSFC(方法F)によって分離して、表題化合物:第1の溶出
ジアステレオマー52A(4S)-N-((RまたはS)-1-(3-クロロ-2,4-
ジフルオロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレオマー52B(4S)-N-(
(RまたはS)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-クロロ
フェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアス
テレオマー52A:LRMS m/z(M+H):計算値428.1、実測値428.2
H NMR(500 MHz,DMSO-d6)δ 8.58(d,J=7.9 H
z,1H),7.42(q,J=8.3 Hz,1H),7.35-7.27(m,3H
),7.25-7.18(m,2H),6.58(s,1H),6.32(s,1H),
5.01-4.89(m,1H),4.17-4.11(m,1H),3.61-3.5
2(m,1H),3.23-3.13(m,1H),2.73-2.63(m,1H),
2.13-2.02(m,1H),1.98-1.87(m,1H).ジアステレオマー
52B:LRMS m/z(M+H):計算値428.1、実測値428.2。H N
MR(500 MHz,DMSO-d6)δ 8.56(d,J=8.0 Hz,1H)
,7.47-7.39(m,1H),7.35-7.29(m,3H),7.24-7.
19(m,2H),6.58(s,1H),6.32(s,1H),5.01-4.93
(m,1H),4.15-4.09(m,1H),3.59-3.51(m,1H),3
.19-3.14(m,1H),2.71-2.63(m,1H),2.11-2.02
(m,1H),1.97-1.89(m,1H).
【0523】
【表7】

【0524】
[実施例55Aおよび55B]
(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフ
ルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミドおよび(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド
【化61】

【0525】
工程1:5-ブロモ-2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン。5-ブロモピリミジン
-2-オール(2.0g、11mmol)のMeCN(50mL)溶液に、KCO
6.4g、46mmol)およびエチル2-ブロモ-2,2-ジフルオロ酢酸(4.6g
、23mmol)を加えた。反応混合物を80℃で13時間撹拌し、次いで、水で希釈し
、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(0~10%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0526】
工程2:2-(ジフルオロメトキシ)-5-ビニルピリミジン。5-ブロモ-2-(ジ
フルオロメトキシ)ピリミジン(0.45g、2.0mmol)の1,4-ジオキサン(
8mL)および水(2mL)溶液に、KCO(0.56g、4.0mmol)、トリ
フルオロ(ビニル)ホウ酸カリウム(0.40g、3.0mmol)およびPd(dpp
f)Cl(0.10g、0.14mmol)を加えた。反応混合物をNを用いて脱気
し、80℃で3時間撹拌した。次いで、混合物を水で希釈し、EtOAcを用いて抽出し
た。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真
空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0527】
工程3:2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-カルバルデヒド。2-(ジフル
オロメトキシ)-5-ビニルピリミジン(0.26g粗)の1,4-ジオキサン(9mL
)および水(3mL)溶液に、2,6-ジメチルピリジン(0.32g、3.0mmol
)、OsO(38mg、0.15mmol)およびNaIO(1.3g、6.0mm
ol)を加えた。反応物を室温で13時間撹拌した。次いで、混合物を水で希釈し、Et
OAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で
乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0528】
工程4:(R)-N-((2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチレ
ン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。2-(ジフルオロメトキシ)ピリミ
ジン-5-カルバルデヒド(0.22g粗)のTHF(10mL)溶液に、(R)-2-
メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.31g、2.5mmol)およびTi(O
Et)(0.58g、2.5mmol)を加えた。反応混合物を55℃で2時間撹拌し
、次いで、水を加えた。混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、濾液をEtOAcを用い
て抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾
過し、真空中で濃縮した。得られた残渣を分取シリカゲルTLC(25%EtOAc:P
E)によって精製して、表題化合物を得た。
【0529】
工程5:(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフル
オロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィン
アミド。1-ブロモ-3-クロロ-2,4-ジフルオロベンゼン(0.37g、1.6m
mol)に、iPrMgCl(0.68mL、1.4mmol)のTHF(0.68mL
)溶液を0℃で加えた。混合物を0℃で2時間撹拌した。次いで、(R)-N-((2-
(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-
スルフィンアミド(0.15g、0.54mmol)のトルエン(3mL)溶液を-50
℃で加えた。反応物を-50℃で1時間撹拌し、次いで、29℃にゆっくり加温し、29
℃で1時間撹拌した。次いで、飽和NHClを加え、混合物を水で希釈し、EtOAc
を用いて抽出し、ブラインを用いて洗浄した。合わせた有機層をNaSOを用いて乾
燥させ、溶媒を真空中で除去した。得られた残渣を分取シリカゲルTLC(50%EtO
Ac:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0530】
工程6:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)
ピリミジン-5-イル)メタンアミン、ヒドロクロリド。(R)-N-((3-クロロ-
2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メ
チル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(80mg、0.19mmol)の
THF(2mL)溶液に、HCl(0.50mL、2.0mmol MeOH中4N)を
加えた。反応混合物を30℃で2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮して、表題化合物を
得た。
【0531】
工程7:(4S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド。(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(
ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メタンアミン、ヒドロクロリド(50mg
粗)のDMF(1.5mL)溶液に、TEA(0.024mL、0.17mmol)、(
S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(11mg、0.085mmol)お
よびTP(登録商標)(81mg、0.13mmol)を加えた。反応物を30℃で2
時間撹拌し、次いで、MeCNで希釈し、逆相HPLC(73:27から43:57;水
(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥さ
せた。得られた残渣をMeOH/DCMに溶解し、HCl(6.0mL、18mmol、
MeOH中3N)を加えた。得られた混合物を濃縮して、表題化合物を得た。
【0532】
工程8:(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド。(4S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,
4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル
)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSFC(方法H)によって
分離して、表題化合物:第1の溶出ジアステレオマー55A(4S)-N-((Rまたは
S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリ
ミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、および
第2の溶出ジアステレオマー55B(4S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2
,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチ
ル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアステレオマー55A
:LRMS m/z(M+H):計算値434.1、実測値434.0。H NMR(
400MHz,CD3OD)δ 8.58(s,2H),7.57(t,J=72.0
Hz,1H),7.32-7.38(m,1H),7.17-7.22(m,1H),6
.51(s,1H),4.36-4.41(m,1H),3.77-3.82(m,1H
),3.44-3.48(m,1H).ジアステレオマー55B:LRMS m/z(M
+H):計算値434.1、実測値434.0。H NMR(400MHz,CD3O
D)δ 8.59(s,2H),7.57(t,J=72.0 Hz,1H),7.32
-7.38(m,1H),7.17-7.22(m,1H),6.50(s,1H),4
.36-4.41(m,1H),3.77-3.82(m,1H),3.44-3.48
(m,1H).
【0533】
【表8】







【0534】
[実施例65A、65B、65Cおよび65D]
(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-
1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、(S)-N-((R)-(
3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-((R)-1,1,1-
トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド、(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフル
オロフェニル)(3-メチル-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-
イル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ドおよび(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メ
チル-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-
イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化62】

【0535】
工程1:tert-ブチル3-(メトキシ(メチル)カルバモイル)-3-メチルアゼ
チジン-1-カルボキシレート。1-(boc)-3-メチルアゼチジン-3-カルボン
酸(0.80g、3.7mmol)のDCM(10mL)溶液に、CDI(1.2g、7
.4mmol)を室温で1時間かけて加えた。次いで、TEA(1.6mL、11mmo
l)およびN,O-ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(0.72g、7.4m
mol)を加え、混合物を室温で10時間撹拌した。水を加え、混合物をDCMを用いて
抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過
し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(25~45%E
tOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0536】
工程2:tert-ブチル3-(3-クロロ-2,4-ジフルオロベンゾイル)-3-
メチルアゼチジン-1-カルボキシレート。1-ブロモ-3-クロロ-2,4-ジフルオ
ロベンゼン(2.1g、9.2mmol)を含むTHF(5mL)の撹拌溶液に、iPr
MgCl(4.6mL、9.2mmol、THF中2.0M)を0℃で加えた。混合物を
室温に加温し、2時間撹拌した。次いで、tert-ブチル3-(メトキシ(メチル)カ
ルバモイル)-3-メチルアゼチジン-1-カルボキシレート(0.79g、3.1mm
ol)のTHF(5mL)溶液を加えた。反応物を0℃で30分間撹拌し、次いで、室温
にゆっくり加温した。室温で10時間撹拌した後、反応物を飽和NHClを用いてクエ
ンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、Na
SO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲルクロ
マトグラフィー(10%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0537】
工程3:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチルアゼチジン-3-
イル)メタノンヒドロクロリド。tert-ブチル3-(3-クロロ-2,4-ジフルオ
ロベンゾイル)-3-メチルアゼチジン-1-カルボキシレート(0.20g、0.58
mmol)のHCl(10mL、40mmol、MeOH中4N)溶液を室温で12時間
撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去して、表題化合物を得た。
【0538】
工程4:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-(1,1,
1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メタノン。(3-クロロ
-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチルアゼチジン-3-イル)メタノンヒドロク
ロリド(0.14g粗)のDCE(2mL)溶液に、MgSO(0.14g、1.1m
mol)、1,1,1-トリフルオロプロパン-2-オン(0.13g、1.1mmol
)を加えた。反応物を室温で12時間撹拌し、次いで、NaBHCN(54mg、0.
86mmol)を1時間間隔で3バッチで加えた。次いで、3時間撹拌し、水で希釈し、
EtOAcを用いて抽出した反応物。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、Na
SO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた粗生成物を分取シリカゲルT
LC(10%EtOAc:PE)によって精製して、表題化合物を得た。
【0539】
工程5:(R)-N-(-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル
-1-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチレ
ン)プロパン-2-スルフィンアミド。(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(
3-メチル-1-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イ
ル)メタノン(0.18g、0.53mmol)、Ti(OEt)(0.24g、1.
1mmol)および(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(77mg、0
.63mmol)の混合物のトルエン(2mL)溶液を10mLバイアルに密封し、マイ
クロ波を照射しながら110℃で4時間撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮し、水を用
いて処理し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、
NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0540】
工程6:(R)-N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-
1-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)
-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。(R)-N-(-(3-クロロ-2,4
-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-(1,1,1-トリフルオロプロパン-2-
イル)アゼチジン-3-イル)メチレン)プロパン-2-スルフィンアミド(0.20g
粗)のTHF(2mL)および水(0.02mL)溶液を-78℃に冷却し、続いてNa
BH(31mg、0.81mmol)を加えた。混合物を-78℃で5分間撹拌し、次
いで、水で希釈し、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗
浄し、NaSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。
【0541】
工程7:(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-(1,1,
1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メタンアミン。(R)-
N-((3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-(1,1,1-
トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-メチルプロパ
ン-2-スルフィンアミド(0.17g、0.50mmol)のHCl(2.0mL、8
.0mmol、MeOH中4N)溶液を室温で12時間撹拌した。次いで、溶媒を蒸発さ
せて、表題化合物を得た。
【0542】
工程8:(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル
)(3-メチル-1-((RおよびS)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル
)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。
【0543】
(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-(1,1,1-トリフ
ルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メタンアミン(0.12g、0.3
5mmol)のDMF(2mL)溶液に、DIEA(0.12mL、0.70mmol)
、TP(登録商標)(0.33g、0.52mmol、EtOAc中50%)および(
S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(50mg、0.38mmol)を加
えた。反応物を室温で2時間撹拌した。残渣を逆相HPLC(65:35から35:65
;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾
燥させて、表題化合物を得た。
【0544】
工程9:(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル
)(3-メチル-1-((RまたはS)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル
)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。
【0545】
(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メ
チル-1-((RおよびS)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジ
ン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドをキラルSF
C(Phenomenex-Cellulose-2、共溶媒:35%EtOH(0.1
%NHO)によって精製して、表題化合物:第1の溶出異性体65A(S)-N-
((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-(
(RまたはS)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル
)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、第2の溶出異性体65B
(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メ
チル-1-((RまたはS)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジ
ン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、第3の溶出
異性体65C(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニ
ル)(3-メチル-1-((RまたはS)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イ
ル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
、および第4の溶出異性体65D(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-2,4
-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-((RまたはS)-1,1,1-トリフルオ
ロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-
4-カルボキサミドを得た。異性体65A:LRMS m/z(M+H):計算値455
.1、実測値455.2。H NMR(400 MHz,CDOD)δ 7.30-
7.41(m,1H),7.10-7.19(m,1H),5.34(s,1H),4.
37(dd,J=6.4,10.4 Hz,1H),3.80(t,J=9.6 Hz,
1H),3.47(d,J=8.0 Hz,1H),3.39-3.45(m,2H),
3.17(d,J=8.0 Hz,1H),3.11(d,J=7.6 Hz,1H),
2.94-3.05(m,1H),1.23(s,3H),1.13(d,J=6.8
Hz,3H).異性体65B:LRMS m/z(M+H):計算値455.1、実測値
455.1。H NMR(500 MHz,CDOD)δ 7.31-7.40(m
,1H),7.13(t,J=8.5 Hz,1H),5.31(s,1H),4.32
(dd,J=6.0,10.0 Hz,1H),3.79(t,J=9.5 Hz,1H
),3.50(d,J=7.5 Hz,1H),3.41(dd,J=6.0,9.5
Hz,1H),3.35(d,J=7.5 Hz,1H),3.12(dd,J=7.5
,12.0 Hz,2H),2.92-3.02(m,1H),1.22(s,3H),
1.12(d,J=6.5 Hz,3H).異性体65C:LRMS m/z(M+H)
:計算値455.1、実測値455.1。H NMR(400 MHz,CDOD)
δ 7.32-7.37(m,1H),7.10-7.15(m,1H),5.32(s
,1H),4.32(dd,J=6.8,10.0 Hz,1H),3.78(t,J=
9.6 Hz,1H),3.48(d,J=8.0 Hz,1H),3.35-3.42
(m,2H),3.16(d,J=7.6 Hz,1H),3.09(d,J=7.4
Hz,1H),2.94-3.01(m,1H),1.22(s,3H),1.11(d
,J=6.8 Hz,3H).異性体65D:LRMS m/z(M+H):計算値45
5.1、実測値455.1。H NMR(500 MHz,CDOD)δ 7.32
-7.37(m,1H),7.11-7.15(m,1H),5.33(s,1H),4
.35(dd,J=6.5,10.0 Hz,1H),3.78(t,J=9.5 Hz
,1H),3.48(d,J=7.5 Hz,1H),3.42(dd,J=6.5,9
.0 Hz,1H),3.36(d,J=7.5 Hz,1H),3.12(dd,J=
8.0,10.0 Hz,2H),2.94-3.00(m,1H),1.22(s,3
H),1.12(d,J=6.5 Hz,3H).
[実施例66Aおよび66B]
(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベンゾ[
d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
および(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベン
ゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサ
ミド
【化63】

【0546】
工程1:N-メトキシ-N,2-ジメチルベンゾ[d]チアゾール-5-カルボキサミ
ド。2-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-カルボン酸(1.0g、5.2mmol)
、N-メチルモルホリン(0.57mL、5.2mmol)およびN,O-ジメチルヒド
ロキシルアミンヒドロクロリド(0.50g、5.2mmol)を室温でDMF(10m
L)に溶解し、次いで、HATU(2.5g、6.5mmol)を加えた。次いで、反応
物をEtOAcを用いて抽出し、飽和NaHCO、ブラインを用いて洗浄し、MgSO
上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(0~100%(3:1 EtOAc:EtOH):hexによって精製して、表題
化合物を得た。
【0547】
工程2:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チアゾール
-5-イル)メタノン。2-クロロ-1-フルオロ-4-ヨードベンゼン(0.87mL
、6.8mmol)のTHF(5.6mL)溶液に、0℃でiPrMgCl(2.3mL
、4.5mmol)を5分間かけてゆっくり滴下した。混合物を15分間撹拌した後、N
-メトキシ-N,2-ジメチルベンゾ[d]チアゾール-5-カルボキサミド(0.53
g、2.3mmol)のトルエン(28mL)溶液に0℃でゆっくり加えた。次いで、反
応物を室温に加温し、一晩撹拌した。反応物を1M HClを用いてクエンチし、10分
間撹拌し、次いで、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
よびブラインを用いて洗浄し、MgSO上で乾燥させ、真空中で濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~100%EtOAc:hex)によって精製し
て、表題化合物を得た。
【0548】
工程3:(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チアゾール
-5-イル)メタンアミン。(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベンゾ
[d]チアゾール-5-イル)メタノン(0.39g、1.3mmol)、NHOAc
(2.0g、26mmol)およびNaCNBH(0.24g、3.8mmol)のE
tOH(8mL)溶液をマイクロ波照射により130℃で15分間加熱した。次いで、反
応物を過剰のTFA(9.8mL、0.13mol)を用いてクエンチし、真空中で濃縮
した。得られた残渣を逆相HPLC(95:5から5:95;水(0.1%TFA):M
eCN(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た
【0549】
工程4:(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2
-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド。(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(21mg、0
.16mmol)、(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チ
アゾール-5-イル)メタンアミン(75mg、0.18mmol)およびDIEA(0
.093mL、0.54mmol)のDMF(1mL)溶液に、HATU(88mg、0
.23mmol)を室温で加えた。1時間撹拌した反応物。次いで、MeOHを加え、反
応物を逆相HPLC(95:5から5:95;水(0.1%TFA):MeCN(0.1
%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0550】
工程5:(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチル
ベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボ
キサミド。(S)-N-((RおよびS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2
-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミドをキラルSFC(方法AD)によって分離して、表題化合物:第1の溶
出ジアステレオマー66A(S)-N-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオロ
フェニル)(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミ
ダゾリジン-4-カルボキサミド、および第2の溶出ジアステレオマー66B(S)-N
-((RまたはS)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]
チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得
た。ジアステレオマー66A:LRMS m/z(M+H):計算値419.1、実測値
419.2。H NMR(500 MHz,DMSO-d)δ 8.90(d,J=
8.4 Hz,1H),7.99(d,J=8.3 Hz,1H),7.86(s,1H
),7.57(dd,J=7.1,1.8 Hz,1H),7.42-7.32(m,3
H),6.60(s,1H),6.32-6.27(m,2H),4.23(dd,J=
9.2,6.3 Hz,1H),3.56(t,J=9.2 Hz,1H),3.26-
3.21(m,1H),2.78(s,3H).ジアステレオマー66B:LRMS m
/z(M+H):計算値419.1、実測値419.2。H NMR(500 MHz
,DMSO-d)δ 8.87(d,J=8.3 Hz,1H),7.99(d,J=
8.3 Hz,1H),7.86(s,1H),7.58(dd,J=7.1,1.6
Hz,1H),7.42-7.31(m,3H),6.60(s,1H),6.32-6
.28(m,2H),4.23(dd,J=9.6,6.0 Hz,1H),3.56(
t,J=9.3 Hz,1H),3.24(dd,J=8.4,6.3 Hz,1H),
2.78(s,3H).
【0551】
【表9】















【0552】
[実施例80A]
(S)-N-((RまたはS)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピ
リジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化64】

【0553】
工程1:(R)-2-メチル-N-(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イルメチ
レン)プロパン-2-スルフィンアミド。(R)-2-メチルプロパン-2-スルフィン
アミド(0.46g、3.8mmol)およびピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-カ
ルバルデヒド(0.50g、3.4mmol)を室温でTHF(12mL)に溶解し、T
i(OEt)(1.6mL、6.8mmol)を用いて処理した。反応物を一晩撹拌し
、次いで、飽和NaHCOを用いてクエンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせ
た有機層をブラインを用いて洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~100%EtOAc:hex)
によって精製して、表題化合物を得た。
【0554】
工程2:(R)-N-((4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-
5-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。(R)-2-メチル
-N-(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イルメチレン)プロパン-2-スルフィ
ンアミド(0.74g、3.0mmol)のトルエン(20mL)溶液に、-20℃で(
4-クロロフェニル)臭化マグネシウム(4.5mL、4.5mmol、THF中1M)
を1分間かけて滴下した。反応物を48時間撹拌し、次いで、飽和NaHCOを用いて
クエンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層をブラインを用いて洗浄し、
MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(0~100%EtOAc:hex)によって精製して、表題化合物を得た
。表題化合物の主異性体を次の工程で使用した。
【0555】
工程3:(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)メタ
ンアミンヒドロクロリド。(R)-N-((4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-
a]ピリジン-5-イル)メチル)-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(0.
77mg、2.1mmol)を酢酸エチル(8.5mL)に溶解し、飽和HCl(7.7
mL、53mmol)を加えた。混合物を2時間撹拌し、次いで、真空中で濃縮し、Et
OAcと共沸させて、表題化合物を得た。
【0556】
工程4:(S)-N-((RまたはS)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5
-a]ピリジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
。(S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(30mg、0.23mmol)
、(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)メタンアミン
ヒドロクロリド(75mg、0.26mmol)およびDIEA(0.13mL、0.7
7mmol)をDMF(1mL)に溶解し、次いで、HATU(0.13g、0.33m
mol)を室温で加えた。一晩撹拌した反応物、次いで、MeOHを加えた。混合物を逆
相HPLC(95:5から5:95;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA
))によって精製した。生成物を含有する画分を合わせ、飽和NaHCOを用いて塩基
性化し、DCMを用いて抽出した。有機層をMgSOを用いて乾燥させ、真空中で濃縮
して、表題化合物を得た。LRMS m/z(M+H):計算値370.1、実測値37
0.2。H NMR(500 MHz,DMSO-d)δ 8.85(d,J=8.
2 Hz,1H),8.63(d,J=7.1 Hz,1H),7.98(s,1H),
7.53(s,1H),7.43(d,J=8.3 Hz,2H),7.37(d,J=
7.8 Hz,2H),6.74(d,J=7.1 Hz,1H),6.65-6.51
(m,2H),6.30(s,1H),6.18(d,J=8.1 Hz,1H),4.
27-4.20(m,1H),3.56(t,J=9.2 Hz,1H),3.28-3
.23(m,1H).
【0557】
【表10】





【0558】
[実施例89]
(S)-N-((RまたはS)-(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ
-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)
メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
【化65】

【0559】
工程1:(5-ブロモ-2-メチルフェニル)(4,8-ジ-tert-ブチル-2,
10-ジメチル-6-オキシド-12H-ジベンゾ[d,g]-[1,3,2]ジオキサ
ホスホシン-6-イル)メタノン。5-ブロモ-2-メチル安息香酸(3.2g、15m
mol)のDCM(15mL)溶液に、(COCl)(7.4mL、15mmol、D
CM中2M)を加え、続いて2滴のDMFを加えた。反応物を還流状態で1時間加熱した
。次いで、溶媒を真空中で除去した。DCM(15mL)に溶解し、4,8-ジ-ter
t-ブチル-2,10-ジメチル-12H-ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサ
ホスホシン6-オキシド(2.9g、7.4mmol)およびDIEA(6.5mL、3
7mmol)のDCM(15mL)溶液に、室温で1時間かけて滴下した、得られた残渣
。反応物を室温で6時間撹拌し、次いで、DCMで希釈し、HCl水溶液(1M)、次い
で、飽和NaHCOを用いて洗浄した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾
過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0~5%Et
OAc:hex)によって精製して、表題化合物を得た。
【0560】
工程2:4-ブロモビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-7
-オン。Penn OC光反応器(強度100%)内420nMで、(5-ブロモ-2-
メチル-フェニル)(4,8-ジ-tert-ブチル-2,10-ジメチル-6-オキシ
ド-12H-ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン-6-イル)メタノ
ン(3.6g、6.1mmol)のトルエン(60mL)溶液を8時間照射した。アルミ
ナ(6.2g、61mmol)を加え、反応物を45℃に18時間かけて加熱した。次い
で、反応物を濾過し、濾液をシリカゲルクロマトグラフィー(0~15%EtOAc:h
ex)により精製して、表題化合物を得た。
【0561】
工程3:3-ブロモ-8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),
2,4-トリエン。4-ブロモビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリ
エン-7-オン(0.66g、3.3mmol)にDeoxofluor(登録商標)(
3.1mL、17mmol)を加え、反応物を50℃で一晩加熱した。反応物を氷冷飽和
NaHCOにゆっくり加えることによってクエンチし、混合物をDCMを用いて抽出
した。合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた
残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン)により精製して、表題化合物を得た。
【0562】
工程4:8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリ
エン-3-カルバルデヒド。3-ブロモ-8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オ
クタ-1(6),2,4-トリエン(0.47g、2.1mmol)、ギ酸ナトリウム(
0.22g、3.2mmol)およびPdCl(PPh(0.15g、0.22
mmol)の混合物のDMF(8.6mL)溶液を20psi CO下に置き、110℃
に16時間かけて加熱した。次いで、反応混合物を室温に冷却し、ヘキサンで希釈し、水
、ブラインを用いて洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題
化合物を得た。
【0563】
工程5:(S)-N-((8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6
),2,4-トリエン-3-イル)メチレン)-2-メチルプロパン-2-スルフィンア
ミド。8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン
-3-カルバルデヒド(0.38g、2.3mmol)および(S)-2-メチルプロパ
ン-2-スルフィンアミド(0.28g、2.3mmol)の混合物のTHF(9mL)
溶液に、Ti(OEt)(0.96mL、4.6mmol)を室温で加えた。反応物を
室温で18時間撹拌し、次いで、飽和NaHCOを用いてクエンチした。混合物を濾過
し、EtOAcを用いて洗浄し、濾液をEtOAcを用いて抽出した。有機層を分離し、
ブラインを用いて洗浄し、MgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化
合物を得た。
【0564】
工程6:(S)-N-((8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6
),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)
-2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド。((S)-N-((8,8-ジフルオロ
ビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)メチレン)-
2-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(48mg、0.18mmol)、ビス(ア
セトニトリル)(1,5-シクロオクタジエン)ロジウム(I)テトラフルオロボレート
(6.7mg、0.018mmol)、(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ボロ
ン酸(0.11g、0.53mmol)およびジオキサン(0.4mL)の混合物に、T
EA(74μl、0.53mmol)、続いて水(0.8mL)を加えた。混合物を18
時間撹拌し、次いで、水を用いてクエンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有
機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。得られた残渣をシリカゲル
クロマトグラフィー(0~100%EtOAc:hex)により精製して、表題化合物を
得た。
【0565】
工程7:(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-ト
リエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メタンアミンヒドロクロ
リド。(S)-N-((8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),
2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2
-メチルプロパン-2-スルフィンアミド(28mg、0.065mmol)をEtOA
c(0.25mL)に溶解し、0℃に冷却した。次いで、HClガスを飽和するまで15
秒間にわたりこの混合物に通してバブリングした。混合物を真空中で濃縮して、表題化合
物を得た。
【0566】
工程8:(S)-N-((RまたはS)-(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0
]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フ
ェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(8,8-ジフル
オロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(
トリフルオロメトキシ)フェニル)メタンアミンヒドロクロリド(23mg粗)、(S)
-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボン酸(10mg、0.079mmol)および
DIEA(0.033mL、0.19mmol)の混合物のDMF(0.25mL)溶液
に、HATU(31mg、0.082mmol)を周囲温度で加えた。反応混合物を室温
で18時間撹拌した。残渣を逆相HPLC(95:5から5:95;水(0.1%TFA
):MeCN(0.1%TFA))によって精製した。生成物を含有する画分を合わせ、
飽和NaHCOを用いて塩基性化し、次いで、DCMを用いて抽出した。有機層をMg
SO上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、表題化合物を得た。LRMS m/z
(M+H):計算値442.1、実測値442.2。H NMR(500 MHz,D
MSO-d)δ 8.83(d,J=8.1 Hz,1H),7.55-7.32(m
,7H),6.58(s,1H),6.30(s,1H),6.23(d,J=7.9
Hz,1H),4.22(dd,J=9.0,6.0 Hz,1H),3.92-3.6
7(m,2H),3.55(t,J=9.3 Hz,1H),3.27-3.19(m,
1H).
【0567】
【表11】

【0568】
[実施例91A、91B、91Cおよび91D]
(4S)-N-((R)(4-クロロフェニル)((R)2,2-ジメチル-1-(2
,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾ
リジン-4-カルボキサミド、(4S)-N-((R)(4-クロロフェニル)((S)
2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メ
チル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド、(4S)-N-((S)(4
-クロロフェニル)((S)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル
)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドお
よび(4S)-N-((S)(4-クロロフェニル)((R)2,2-ジメチル-1-(
2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド
【化66】

【0569】
工程1:tert-ブチル4-(メトキシ(メチル)カルバモイル)-2,2-ジメチ
ルピペリジン-1-カルボキシレート。1-(tert-ブトキシカルボニル)-2,2
-ジメチルピペリジン-4-カルボン酸(0.50g、1.9mmol)およびN,O-
ジメチルヒドロキシルアミンHCl塩(0.23g、2.3mmol)のDCM(15m
L)溶液に、HOAt(0.34g、2.5mmol)、EDC(0.45g、2.3m
mol)およびDIEA(1.2mL、7.0mmol)を室温で加えた。得られた反応
混合物を20時間撹拌し、次いで、溶媒を真空中で除去した。得られた残渣を逆相HPL
C(90:10から100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))
によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0570】
工程2:tert-ブチル4-(4-クロロベンゾイル)-2,2-ジメチルピペリジ
ン-1-カルボキシレート。tert-ブチル4-(メトキシ(メチル)カルバモイル)
-2,2-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(0.32g、1.1mmol)
の乾燥THF(10mL)溶液を0℃に冷却し、次いで、(4-クロロフェニル)臭化マ
グネシウム(6.5mL、6.5mmol)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で30分
間撹拌し、次いで、室温に徐々に加温し、18時間撹拌した。次いで、反応物を水を用い
てクエンチし、EtOAcを用いて抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、得られた残渣
を逆相HPLC(90:10から100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1
%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0571】
工程3:tert-ブチル-4-(アミノ(4-クロロフェニル)メチル)-2,2-
ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート。
【0572】
tert-ブチル4-(4-クロロベンゾイル)-2,2-ジメチルピペリジン-1-
カルボキシレート(0.20g、0.57mmol)およびNHOAc(0.44g、
5.7mmol)を20mLマイクロ波バイアル内のEtOH(5mL)中で合わせ、次
いで、NaBHCN(89mg、1.4mmol)を室温で加えた。バイアルを密封し
、混合物を撹拌し、140℃で2時間加熱した。次いで、反応混合物を水を加えることに
よってクエンチし、真空中で濃縮した。得られた残渣を逆相HPLC(90:10から1
00:0;水(0.1%TFA):MeCN(0.1%TFA))によって精製し、続い
て凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0573】
工程4:tert-ブチル4-((4-クロロフェニル)((S)-2-オキソイミダ
ゾリジン-4-カルボキサミド)メチル)-2,2-ジメチルピペリジン-1-カルボキ
シレート。tert-ブチル-4-(アミノ(4-クロロフェニル)メチル)-2,2-
ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(81mg、0.23mmol)およびHA
TU(88mg、0.23mmol)のDMSO(3mL)溶液に、N-メチルモルホリ
ン(0.076mL、0.69mmol)を室温で加えた。得られた混合物を2時間撹拌
した。残渣を逆相HPLC(90:10から100:0;水(0.1%TFA):MeC
N(0.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0574】
工程5:(4S)-N-((4-クロロフェニル)(2,2-ジメチルピペリジン-4
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。tert-ブチル
4-((4-クロロフェニル)((S)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミ
ド)メチル)-2,2-ジメチルピペリジン-1-カルボキシレート(80mg、0.1
7mmol)を含むMeOH(5mL)の撹拌溶液に、HCl(0.22mL、0.86
mmol、ジオキサン中4M)を室温で加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次
いで、50℃に2時間かけて加熱した。次いで、混合物を真空中で濃縮して、表題化合物
を得た。
【0575】
工程6:(4S)-N-((RおよびS)(4-クロロフェニル)((RおよびS)2
,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチ
ル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド:(4S)-N-((4-クロロ
フェニル)(2,2-ジメチルピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリ
ジン-4-カルボキサミド(65mg、0.18mmol)および2,2,2-トリフル
オロエチルトリフルオロメタンスルホネート(0.051mL、0.36mmol)をマ
イクロ波バイアル内のMeCN(3mL)中で合わせ、DIEA(0.062mL、0.
36mmol)を加えた。バイアルを密封し、反応物を80℃に5時間かけて加熱した。
【0576】
残渣を逆相HPLC(90:10から100:0;水(0.1%TFA):MeCN(0
.1%TFA))によって精製し、続いて凍結乾燥させて、表題化合物を得た。
【0577】
工程7:(4S)-N-((RまたはS)(4-クロロフェニル)((RまたはS)2
,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチ
ル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド。(4S)-N-((RおよびS
)(4-クロロフェニル)((RおよびS)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリ
フルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カ
ルボキサミドをキラルSFC(OD-H、共溶媒:15%IPA)によって分離して、3
つのピークを得た:第1のピークをキラルSFC(AS-H、共溶媒:15%IPA)に
よってさらに分離して、表題化合物:ジアステレオマー91A(4S)-N-((Rまた
はS)(4-クロロフェニル)((RまたはS)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-
トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4
-カルボキサミド、およびジアステレオマー91B(4S)-N-((RまたはS)(4
-クロロフェニル)((RまたはS)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオ
ロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキ
サミド、ジアステレオマー91C(4S)-N-((RまたはS)(4-クロロフェニル
)((RまたはS)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリ
ジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;ならびに
ジアステレオマー91D(4S)-N-((RまたはS)(4-クロロフェニル)((R
またはS)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4
-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドを得た。ジアステレ
オマー91A:LRMS m/z(M+H):計算値447.2、実測値447.5。
H NMR(600 MHz,メタノール-d4)δ 7.37-7.25(m,4H)
,4.57(d,J=9.6 Hz,1H),4.26(dd,J=10.1,6.2
Hz,1H),3.77-3.72(m,1H),3.39-3.33(m,2H),2
.88(dt,J=11.9,4.0 Hz,1H),2.69-2.63(m,1H)
,2.62-2.51(m,1H),2.05(dtt,J=18.8,7.1,3.3
Hz,1H),1.84(dd,J=10.1,2.7 Hz,1H),1.33-1
.28(m,1H),1.17-1.09(m,1H),1.05(dd,J=7.9,
5.1 Hz,1H),1.03(s,3H),0.88(s,3H).ジアステレオマ
ー91B:LRMS m/z(M+H):計算値447.2、実測値447.5。
NMR(500 MHz,メタノール-d4)δ 7.37-7.26(m,4H),4
.58(d,J=9.3 Hz,1H),4.27(dd,J=10.0,6.2 Hz
,1H),3.81-3.68(m,1H),3.41-3.32(m,2H),2.7
5(d,J=11.6 Hz,1H),2.61-2.49(m,2H),2.06-1
.96(m,1H),1.65(d,J=12.3 Hz,1H),1.31-1.17
(m,3H),1.13(s,3H),0.99(s,3H).ジアステレオマー91C
:LRMS m/z(M+H):計算値447.2、実測値447.4。H NMR(
500 MHz,メタノール-d4)δ 7.36-7.23(m,4H),4.57(
d,J=9.1 Hz,1H),4.30(dd,J=10.1,6.5 Hz,1H)
,3.79-3.67(m,1H),3.37(dd,J=16.2,10.6 Hz,
2H),2.79-2.72(m,1H),2.55(ddt,J=18.0,12.4
,6.3 Hz,2H),2.07-1.95(m,1H),1.68-1.61(m,
1H),1.30-1.16(m,3H),1.13(s,3H),0.99(s,3H
).ジアステレオマー91D:LRMS m/z(M+H):計算値447.2、実測値
447.5。H NMR(500 MHz,メタノール-d4)δ 7.35-7.2
6(m,4H),4.54(d,J=9.5 Hz,1H),4.28(dd,J=10
.0,6.5 Hz,1H),3.78-3.70(m,1H),3.40-3.33(
m,2H),2.92-2.84(m,1H),2.65(s,1H),2.57(dd
,J=15.8,9.2 Hz,1H),2.09-1.98(m,1H),1.84(
d,J=13.3 Hz,1H),1.36-1.25(m,1H),1.13(t,J
=12.6 Hz,1H),1.08-1.03(m,1H),1.02(s,3H),
0.88(s,3H).
医薬組成物の実施例
経口医薬組成物の具体的な実施形態として、100mg有効錠剤は、100mgの実施
例のいずれか1つ、268mgの微結晶性セルロース、20mgのクロスカルメロースナ
トリウム、および4mgのステアリン酸マグネシウムから構成される。活性な微結晶性セ
ルロースおよびクロスカルメロースを最初にブレンドする。次いで、混合物をステアリン
酸マグネシウムによって潤滑し、錠剤に押し固める。
【0578】
生物学的アッセイ
Qube(登録商標)アッセイ実験手順
ヒト胚性腎臓(HEK)293細胞内に安定に発現させたヒトNa1.8チャネルお
よびヒトNa1.5チャネルに対して化合物を試験した。Qube(登録商標)を用い
たナトリウム電流測定を以下のように行った:Qube(登録商標)プラットフォーム(
Sophion Biosciences)を用いた自動384ウェルパッチクランプア
ッセイを使用して、ヒトNa1.8チャネルおよびヒトNa1.5チャネルを通るナ
トリウム流の阻害を測定した。室温でQChips(登録商標)(Sophion Bi
osciences)で細胞全体の電圧固定記録を行った。Qube(登録商標)を用い
たNa1.8電流測定値を以下のように得た:-90ミリボルト(mV)の保持電位か
ら、対照条件(DMSOのみ)では、および化合物を加えた後に1分間に1回細胞に送達
した10秒間の1ヘルツ(Hz)パルス列によってNa1.8電流を誘発した。1ヘル
ツのパルス列刺激は、20ミリ秒(ms)にわたる10ミリボルト(mV)までの10個
の試験パルスからなり、その各々の後に-67ミリボルトまでの980ミリ秒の再分極が
続いた。10秒間のパルス列刺激の終了時に、-100ミリボルト(mV)までの5秒間
の過分極工程を使用して、急速な不活性化からNa1.8を回復させた。第1および第
10の試験パルスによって誘発されたピーク電流を使用して、静止期阻害および不活性化
状態阻害のIC50値を決定した。Qube(登録商標)を用いたNa1.5電流測定
値を以下のように得た:対照条件(DMSOのみ)では、および化合物を加えた後に20
秒間の3ヘルツのパルス列によってNa1.5電流を誘発した。パルス列は、-80ミ
リボルト(mV)の保持電位から0ミリボルトまでの60個の20ミリ秒の試験パルスか
らなった。最後の3つの試験パルスによって誘発された平均ピーク電流を使用して、Na
1.5阻害のIC50値を決定した。
【0579】
以下の緩衝液をQube(登録商標)記録に使用した:Na1.8 Qube(登録
商標)記録用外部緩衝液:150 NaCl、2 CaCl、5 KCl、1 Mg
Cl、10 HEPES、12デキストロース;Qube(登録商標)Na1.5記
録用外部緩衝液:120 N-メチル-D-グルカミン、40 NaCl、1 KCl、
2.7 CaCl、5 HEPES、0.5 MgCl;およびQube(登録商標
)記録用内部緩衝液:120 CsF、30 CsCl、10 EGTA、5 HEPE
S、5 NaF、2 MgCl
【0580】
Qube(登録商標)実験ではいずれも、オフライン分析を使用して、薬物濃度の関数
として阻害率を決定した。Hill方程式に当てはめることによってIC50値を決定し
た。
【0581】
本発明の化合物は、Qube(登録商標)アッセイでは、25マイクロモル未満のNa
v1.8 IC50値を有する。本発明の好ましい化合物は、Qube(登録商標)アッ
セイでは、5マイクロモル未満のNav1.8 IC50値を有する。本発明のさらに好
ましい化合物は、Qube(登録商標)アッセイでは、1マイクロモル未満のNav1.
8 IC50値を有する。Qube(登録商標)アッセイにおける実施例1A~91Dの
化合物の具体的なIC50値を表Iに列挙する。
【0582】
【表12】


【0583】
特許請求の範囲は、実施例に記載された好ましい実施形態によって限定されるべきでは
なく、全体として説明と一致する最も広い解釈を与えられるべきである。
【0584】
本発明をその特定の詳細な実施形態を参照して説明および例示してきたが、当業者であ
れば、本発明の範囲から逸脱することなく、手順およびプロトコルの様々な適応、変更、
修正、置換、削除または追加を行うことができることを理解するであろう。例えば、上に
示される本発明の化合物によって適応症のいずれかのために治療される哺乳動物の応答性
の変動の結果として、本明細書中に上に記載されるような特定の投与量以外の有効な投与
量が適用可能であり得る。観察された特定の薬理学的応答は、選択された特定の活性化合
物、または医薬担体が存在するかどうか、ならびに使用される製剤の種類および投与様式
に従って、およびそれらに応じて変動し得、結果のそのような予測される変動または差は
、本発明の目的および実施に従って企図される。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式Iの化合物:
【化1】
(式中、
AおよびBの一方は、以下から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており、
AおよびBの他方は、以下から選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C3~8シクロアルキル-アリール、
5)-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
6)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
7)-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、
8)-C2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、
9)-C1~6アルキル-O-アリール、
10)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
11)-C3~12シクロアルキル、
12)-C2~12シクロヘテロアルキル、
13)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
14)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
15)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、
16)-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、
17)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、
18)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、
19)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-ヘテロアリール、ならびに
20)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6アルキル-ヘテロアリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6アルケニル、
4)-C3~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6アルケニル、
4)-C3~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、
4)-C2~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており、
およびR、ならびにそれらが結合している炭素原子は、-C3~5シクロアルキル環を形成することができ;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、
4)-C2~6アルキニル、
5)-C3~10シクロアルキル、
6)-C2~10シクロヘテロアルキル、
7)-C1~6アルキル-O-C1~6アルキル-、
8)-(CHC(O)Rj、
9)-(CHC(O)NRRj、
10)-(CHNRC(O)Rj、
11)-(CHNRC(O)ORj、
12)-(CHNRC(O)N(R
13)-(CHNRC(O)NRRj、
14)-(CHNRS(O)Rj、
15)-(CHNRS(O)mN(R
16)-(CHNRS(O)mNRRj、および
17)-(CHNRRj、
各CH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C3~6シクロアルキル、および
4)-C2~6シクロヘテロアルキル、
各アルキル、シクロアルキルおよびシクロヘテロアルキルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
は、以下からなる群から選択され:
1)水素、
2)-C1~6アルキル、
3)-C2~6アルケニル、および
4)-C2~6アルキニル、
各アルキル、アルケニルおよびアルキニルは、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-OCHCF
7)-CFCH
8)CN、
9)オキソ、
10)ハロゲン、
11)-S(O)1~6アルキル、
12)-C1~6アルキル、
13)-C2~6アルケニル、
14)-C2~6アルキニル、
15)-C3~6シクロアルキル、
16)-C2~6シクロヘテロアルキル、
17)アリール、
18)ヘテロアリール、
19)-C1~6アルキル-アリール、
20)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
21)-C1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
22)-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、
23)-C2~6アルケニル-C3~6シクロアルキル、
24)-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
25)-C2~6アルケニル-アリール、
26)-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
27)-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、
28)-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
29)-C2~6アルキニル-アリール、
30)-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
31)-OH、
32)-(CH)p-O-C1~6アルキル、
33)-(CH)p-O-C2~6アルケニル、
34)-(CH)p-O-C2~6アルキニル、
35)-(CH)p-O-C3~6シクロアルキル、
36)-(CH)p-O-C2~6ヘテロシクロアルキル、
37)-(CH)p-O-アリール、
38)-(CH)p-O-ヘテロアリール、
39)-OC1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
40)-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、
41)-OC1~6アルキル-アリール、
42)-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、
43)-S(O)
44)-C1~6アルキル-S(O)
45)-N(R、および
46)-NR
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、および-OC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されており;
各Rは、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-OCHCF
7)-CFCH
8)CN、
9)オキソ、
10)ハロゲン、
11)-S(O)1~6アルキル、
12)-C1~6アルキル、
13)-C2~6アルケニル、
14)-C2~6アルキニル、
15)-O-C1~6アルキル、
16)-C3~6シクロアルキル、
17)-O-C3~6シクロアルキル、
18)-C2~6シクロヘテロアルキル、
19)アリール、
20)ヘテロアリール、
21)-C1~6アルキル-アリール、
22)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
23)-C1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
24)-C1~6アルキル-C2~6シクロヘテロアルキル、
25)-C2~6アルケニル-C3~6シクロアルキル、
26)-C2~6アルケニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
27)-C2~6アルケニル-アリール、
28)-C2~6アルケニル-ヘテロアリール、
29)-C2~6アルキニル-C3~6シクロアルキル、
30)-C2~6アルキニル-C2~6シクロヘテロアルキル、
31)-C2~6アルキニル-アリール、
32)-C2~6アルキニル-ヘテロアリール、
33)-OH、
34)-(CH)q-OC1~6アルキル、
35)-(CH)q-OC2~6アルケニル、
36)-(CH)q-OC2~6アルキニル、
37)-(CH)q-OC3~6シクロアルキル、
38)-(CH)q-OC2~6ヘテロシクロアルキル、
39)-(CH)q-O-アリール、
40)-(CH)q-O-ヘテロアリール、
41)-OC1~6アルキル-C3~6シクロアルキル、
42)-OC1~6アルキル-C2~6ヘテロシクロアルキル、
43)-OC1~6アルキル-アリール、
44)-OC1~6アルキル-ヘテロアリール、
45)-S(O)
46)-C1~6アルキル-S(O)
47)-C(O)R、および
48)-NR
各Rは、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、および-OC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されており;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されていてもよく;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されていてもよく;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されていてもよく;
Rgは、以下から選択され:
1)-C1~6アルキル、
2)OH、
3)ハロゲン、および
4)-OC1~6アルキル、
アルキルは、非置換であってよいか、または1~3個のハロゲンによって置換されていてもよく;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6シクロアルキル、
4)アリール、および
5)ヘテロアリール;
Rjは、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6アルケニル、
4)C3~6アルキニル、
5)C3~6シクロアルキル、
6)C2~5シクロヘテロアルキル、
7)アリール、および
8)ヘテロアリール;
は、以下から選択され:
1)水素、および
2)C1~6アルキル;
は、以下から選択され:
1)水素、
2)C1~6アルキル、
3)C3~6シクロアルキル、
4)アリール、および
5)ヘテロアリール;
mは、0~2から独立して選択され;
nは、2~6から独立して選択され;
pは、0~3から独立して選択され;
qは、0~3から独立して選択され;
rは、0~2から独立して選択され;
sは、0~6から独立して選択される)
但し、
1)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
2)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
3)(S)-N-((R)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
4)(S)-N-((S)-(3-クロロフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
5)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
6)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
7)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;および
8)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(トランス-3-(トリフルオロメチル)シクロブチル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
を除く化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Aが、以下からなる群から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
Aが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項3】
Aが、以下からなる群から選択され:
1)フェニル、および
2)ピリジン、
各フェニルおよびピリジンが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項4】
Aがアリールであり、アリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項5】
Aがフェニルであり、フェニルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項6】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C3~8シクロアルキル-アリール、
5)-C2~8シクロヘテロアルキル-アリール、
6)-C1~6アルキル-ヘテロアリール、
7)-C3~8シクロアルキル-ヘテロアリール、
8)-C2~8シクロヘテロアルキル-ヘテロアリール、
9)-C1~6アルキル-O-アリール、
10)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
11)-C3~12シクロアルキル、
12)-C2~12シクロヘテロアルキル、
13)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
14)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
15)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、
16)-C1~6アルキル-O-C2~12シクロヘテロアルキル、
17)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、
18)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、
19)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-ヘテロアリール、ならびに
20)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルケニルまたはC4~6シクロヘテロアルケニルに縮合した-C0~6アルキル-ヘテロアリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニル、アリールおよびヘテロアリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項7】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C1~6アルキル-O-アリール、
5)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
6)-C3~12シクロアルキル、
7)-C2~12シクロヘテロアルキル、
8)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
9)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
10)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、ならびに
11)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項8】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、および
3)C3~12シクロアルキル、
シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項9】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)フェニル、
2)ピリジン、
3)チアゾール、
4)ピリミジン、
5)ピラジン、
6)ピリダジン、
7)イミダゾール、
8)ピラゾール、
9)オキサゾール、
10)ベンゾフラン、
11)ベンゾ[d]オキサゾール、
12)ベンゾ[d]チアゾール、
13)インダゾール
14)チアゾロ[5,4-b]ピリジン、
15)ピラゾロ[1,5-a]ピリジン、
16)-(CH-フェニル、
17)-CH-O-フェニル、
18)-CH-O-ピリジン、
19)シクロブタン、
20)シクロヘキサン、
21)ビシクロ[1.1.1]ペンタン、
22)スピロ[3.3]ヘプタン、
23)アゼチジン、
24)ピペリジン、
25)テトラヒドロピラン、
26)テトラヒドロフラン、
27)アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン、
28)-CH-シクロヘキサン、
29)-CH-テトラヒドロピラン、
30)-CH-O-シクロヘキサン、および
31)ビシクロ[4.2.0]オクタトリエン、
Bが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)フェニル、
2)ピリジン、
3)チアゾール、および
4)シクロブタン、
Bが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項11】
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されている、
請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項12】
、R、R、R、R、RおよびRが、それぞれ水素である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項13】
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHCF
5)CN、
6)ハロゲン、および
7)-C2~6アルキニル、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、およびOC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項14】
各Rが、以下からなる群から独立して選択される:
1)-CF
2)-OCF、および
3)ハロゲン;請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項15】
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-CH(CF)CH
7)-OCHCF
8)CN、
9)ハロゲン、
10)-S(O)1~6アルキル、
11)-C1~6アルキル、および
12)-C3~6シクロアルキル、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項16】
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
(1)-CF
(2)-OCF
(3)-OCHCF、および
(4)ハロゲン、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項17】
Aが、以下からなる群から選択され:
1)アリール、および
2)ヘテロアリール、
Aが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、
3)-C1~6アルキル-アリール、
4)-C1~6アルキル-O-アリール、
5)-C1~6アルキル-O-ヘテロアリール、
6)-C3~12シクロアルキル、
7)-C2~12シクロヘテロアルキル、
8)-C1~6アルキル-C3~12シクロアルキル、
9)-C1~6アルキル-C2~12シクロヘテロアルキル、
10)-C1~6アルキル-O-C3~12シクロアルキル、ならびに
11)O、SおよびN(Rから独立して選択される1~3個のヘテロ原子を含むC4~6シクロアルキルまたはC4~6シクロヘテロアルキルに縮合した-C0~6アルキル-アリール、
アルキル、シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
(1)水素、および
(2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
(1)水素、および
(2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、またはRgから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
が、以下からなる群から選択され:
1)水素、および
2)-C1~6アルキル、
各アルキルが、非置換であるか、または1~5個のハロゲン置換基によって置換されており;
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHCF
5)CN、
6)ハロゲン、および
7)-C2~6アルキニル、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OH、C1~6アルキル、および-OC1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されており;
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-CHF
4)-OCHF
5)-CHCF
6)-CH(CF)CH
7)-OCHCF
8)CN、
9)ハロゲン、
10)-S(O)1~6アルキル、
11)-C1~6アルキル、および
12)-C3~6シクロアルキル、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~
6個の置換基によって置換されている、
請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項18】
Aがアリールであり、アリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
Bが、以下からなる群から独立して選択され:
1)アリール、
2)ヘテロアリール、および
3)C3~12シクロアルキル、
シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリールが、非置換であるか、またはRから選択される1~5個の置換基によって置換されており;
、R、R、R、R、RおよびRが水素であり;
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF、および
3)ハロゲン;
各Rが、以下からなる群から独立して選択され:
1)-CF
2)-OCF
3)-OCHCF、および
4)ハロゲン、
各Rが、非置換であるか、またはハロゲン、CF、OCF、CN、CHCF、CFCH、-C1~6アルキル、およびO-C1~6アルキルから選択される1~6個の置換基によって置換されている、
請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
1)(S)-N-((R)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
2)(S)-N-((S)-2-(3-クロロ-4-フルオロフェノキシ)-1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
3)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミドおよび(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
4)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
5)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-(ジフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
6)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
7)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
8)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
9)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(1-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
10)(S)-N-((5-クロロ-4-(トリフルオロメチル)ピリミジン-2-イル)(4-クロロフェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
11)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
12)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
13)(R)-N-[ビス(4-クロロフェニル)メチル]-1-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
14)(S)-N-[ビス(4-クロロフェニル)メチル]-1-メチル-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
15)(4S)-N-{((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)[5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフルオロ-エトキシ)ピリジン-2-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
16)(4S)-N-{((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)[5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフルオロ-エトキシ)ピリジン-2-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
17)(4S)-N-[((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6-シアノピリジン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
18)(4S)-N-[((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)(6-シアノピリジン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
19)(4S)-N-[((R)-5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-3-イル)(3-クロロ-2,4-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
20)(4S)-N-[((S)-5-クロロ-6-シクロ-プロピルピリジン-3-イル)(3-クロロ-2,4-ジフルオロ-フェニル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
21)(4S)-N-{[(R)-5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル][5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
22)(4S)-N-{[(S)-5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル][5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
23)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
24)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(シス-2,6-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
25)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
26)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-(1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル)チアゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
27)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(4-フルオロ-3-(トリフルオロ-メチル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
28)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(4-フルオロ-3-(トリフルオロ-メチル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
29)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)(4-シアノ-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
30)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)(4-シアノ-フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
31)(S)-2-オキソ-N-((R)-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
32)(S)-2-オキソ-N-((S)-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-4-イル)メチル)イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
33)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
34)(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-4-メチル-2,5-ジオキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
35)(R)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
36)(S)-N-(ビス(4-クロロフェニル)メチル)-3-(2-ヒドロキシエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
37)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
38)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
39)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((シス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
40)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((トランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
41)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((トランス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
42)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((シス)-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
43)(4S)-N-{(R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)[6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
44)(4S)-N-{(S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)[6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
45)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
46)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
47)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
48)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
49)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((R)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
50)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-((S)-テトラヒドロ-2H-ピラン-3-イル)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
51)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
52)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-(トリフルオロメチル)ビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
53)((4S)-N-{(R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)[1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
54)(4S)-N-{(S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)[1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾール-3-イル]メチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
55)(4S)-N-{1-((R)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-[(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)オキシ]エチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
56)(4S)-N-{1-((S)-3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-[(4,4-ジフルオロ-シクロヘキシル)オキシ]エチル}-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
57)(4S)-N-[(R)-(3-クロロ-2,4-ジ-フルオロフェニル)(3,3-ジメチルシクロブチル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
58)(4S)-N-[(S)-(3-クロロ-2,4-ジ-フルオロフェニル)(3,3-ジメチルシクロブチル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
59)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(1-メチル-3-(トリ-フルオロメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
60)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(1-メチル-3-(トリ-フルオロメチル)-1H-ピラゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
61)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
62)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-4-(トリフルオロメチル)シクロヘキシル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
63)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)チアゾール-5-イル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
64)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)チアゾール-5-イル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
65)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
66)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
67)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6,6-ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
68)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6,6-ジフルオロスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
69)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
70)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
71)(S)-N-((R)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
72)(S)-N-((S)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(5-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
73)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
74)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-シクロプロピルピリジン-2-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
75)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
76)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-l3-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
77)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
78)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(ジフルオロメトキシ)-5-フルオロピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
79)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
80)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(ジフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
81)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
82)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
83)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロ-メチル)ピリジン-2-イル)(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
84)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
85)(S)-N-((R)-(5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
86)(S)-N-((S)-(5-フルオロ-6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリジン-3-イル)(5-フルオロ-6-(トリフルオロ-メチル)-ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
87)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(2-(トリフルオロメチル)オキサゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド
88)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(2-(トリフルオロメチル)オキサゾール-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
89)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
90)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
91)(S)-N-((R)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
92)(S)-N-((S)-3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
93)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
94)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピリダジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
95)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
96)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(5-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)ピラジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
97)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
98)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-3-(4-クロロフェニル)プロピル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
99)(4S)-N-(1-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-2-((6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)オキシ)エチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
100)(S)-N-((R)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-シクロヘキシルエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
101)(S)-N-((S)-1-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)-2-シクロヘキシルエチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
102)(4S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
103)(4S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
104)(S)-N-((R)-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
105)(S)-N-((S)-(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
106)(S)-N-((R)-(4-クロロ-3-シアノフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
107)(S)-N-((S)-(4-クロロ-3-シアノフェニル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
108)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((R)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
109)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((S)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
110)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((S)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
111)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
112)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(5-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
113)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(5-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
114)(S)-N-((R)-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)-フェニル)(4-シアノフェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
115)(S)-N-((S)-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)-フェニル)(4-シアノフェニル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
116)(S)-N-(ビス(3-クロロ-4-フルオロフェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
117)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
118)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロ-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
119)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(ジフルオロメチル)-5-フルオロピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
120)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(6-(ジフルオロメチル)-5-フルオロピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
121)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
122)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(2-(ジフルオロメトキシ)ピリミジン-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
123)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
124)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
125)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-((S)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
126)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)(3-メチル-1-((R)-1,1,1-トリフルオロプロパン-2-イル)アゼチジン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
127)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
128)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
129)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
130)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(トランス-2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
131)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3,3-ジメチル-2-(トリフルオロメチル)シクロブチル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
132)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-フルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
133)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
134)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
135)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
136)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
137)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
138)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
139)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((R)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
140)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)((S)-2-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
141)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-クロロビシクロ[4.2.0]-オクタ-1(6),2,4-トリエン-7-イル)-メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
142)(4S)-N-((3-クロロ-4-フルオロフェニル)(チアゾロ[5,4-b]ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
143)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロベンゾフラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
144)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-クロロベンゾフラン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
145)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
146)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(6-(ジフルオロメトキシ)ピリジン-2-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
147)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(1-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
148)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(1-メチル-5-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
149)(4S)-N-((4-クロロフェニル)(4-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)チアゾール-5-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
150)(4S)-N-((1(R))-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
151)(4S)-N-((1(S))-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(3-(2,2,2-トリフルオロエチル)-3-アザビシクロ-[3.1.0]ヘキサン-6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
152)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
153)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
154)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)-ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
155)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-1-メチル-2-(トリフルオロ-メチル)-ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
156)(S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
157)S)-N-((R)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
158)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((シス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
159)(S)-N-((S)-(3-クロロ-2,4-ジフルオロフェニル)((トランス)-5-(トリフルオロメチル)-テトラヒドロフラン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
160)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
161)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
162)(4S)-N-(ベンゾ[d]チアゾール-6-イル(4-クロロフェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
163)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(1H-インダゾール-6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
164)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(1H-インダゾール-6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
165)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
166)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-5-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
167)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
168)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]オキサゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
169)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
170)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(2-メチルベンゾ[d]チアゾール-6-イル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
171)(S)-N-((R)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-(メチルスルホニル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
172)(S)-N-((S)-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(4-(メチルスルホニル)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
173)(4S)-N-[(3-クロロ-4-フルオロフェニル)(5-シアノピリジン-2-イル)メチル]-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
174)(S)-N-((R)-ベンゾ[d]チアゾール-2-イル(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
175)(S)-N-((S)-ベンゾ[d]チアゾール-2-イル(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
176)(S)-N-((R)-ベンゾ[d]オキサゾール-2-イル(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
177)(S)-N-((S)-ベンゾ[d]オキサゾール-2-イル(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)メチル)-2-オキソ-イミダゾリジン-4-カルボキサミド;
178)(S)-N-((R)-(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
179)(S)-N-((S)-(8,8-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
180)(S)-N-((R)-(4-クロロフェニル)(7,7-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
181)(S)-N-((S)-(4-クロロフェニル)(7,7-ジフルオロビシクロ[4.2.0]オクタ-1(6),2,4-トリエン-3-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
182)(4S)-N-((R)(4-クロロフェニル)((R)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
183)(4S)-N-((R)(4-クロロフェニル)((S)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
184)(4S)-N-((S)(4-クロロフェニル)((S)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;ならびに
185)(4S)-N-((S)(4-クロロフェニル)((R)2,2-ジメチル-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)ピペリジン-4-イル)メチル)-2-オキソイミダゾリジン-4-カルボキサミド;
から選択される、請求項1に記載の化合物
またはその薬学的に許容される塩。
【請求項20】
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項21】
それを必要とする哺乳動物におけるNa1.8チャネル活性の阻害に応答する障害、状態または疾患の治療に有用な医薬品を調製するための、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項22】
疼痛障害、咳障害、急性かゆみ障害または慢性かゆみ障害を治療、予防または制御するための医薬品を製造するための、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。
【請求項23】
前記障害が疼痛障害である、請求項22に記載の使用。
【請求項24】
前記疼痛障害が、急性疼痛、炎症性疼痛または神経因性疼痛から選択される、請求項23に記載の使用。
【請求項25】
治療に使用するための、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項26】
それを必要とする患者におけるNa1.8チャネル活性の阻害に応答する障害、状態または疾患を治療または予防する方法であって、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の治療有効量を投与することを含む方法。
【請求項27】
前記障害が、疼痛障害、咳障害、急性かゆみ障害または慢性かゆみ障害から選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記障害が疼痛障害である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記疼痛障害が、急性疼痛、炎症性疼痛または神経因性疼痛から選択される、請求項28に記載の方法。
【外国語明細書】