(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023139375
(43)【公開日】2023-10-04
(54)【発明の名称】噴射切換装置
(51)【国際特許分類】
B05B 7/24 20060101AFI20230927BHJP
【FI】
B05B7/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022044872
(22)【出願日】2022-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】000132161
【氏名又は名称】株式会社スギノマシン
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】志水 勇介
【テーマコード(参考)】
4F033
【Fターム(参考)】
4F033QA09
4F033QB02Y
4F033QB03X
4F033QB12Y
4F033QB15X
4F033QD02
4F033QD14
4F033QE06
4F033QF08X
4F033QF16X
4F033QF16Y
4F033QF21Y
(57)【要約】
【課題】高圧水や圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間を短縮でき、作業者の安全性を高めることができる噴射切換装置を提供する。
【解決手段】高圧ポンプPから供給される高圧水Qを噴射するノズルユニット2と、ノズルユニット2を駆動させるための駆動用エアA1を供給する駆動用エア供給流路L1と、高圧水Qをノズルユニット2から噴射するための操作用エアA2を供給する操作用エア供給流路L2と、操作用エアA2の供給と停止を切り換えるための操作用エア切換用エアA3として駆動用エアA1を通す操作用エア切換流路L3と、排気用エアとして駆動用エアA1を排出するエア排出切換流路L5と、エア排出切換流路L5における駆動用エアA1の排出を停止に切り換えるための排気用エア停止調整流路L7と、を有する、噴射切換装置。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高圧ポンプから供給される高圧水を噴射するノズルユニットと、
前記ノズルユニットを駆動させるための駆動用エアを供給する駆動用エア供給流路と、
前記高圧水を前記ノズルユニットから噴射するための操作用エアを供給する操作用エア供給流路と、
前記操作用エアの供給と停止を切り換えるための操作用エア切換用エアとして前記駆動用エアを通す操作用エア切換流路と、
排気用エアとして前記駆動用エアを排出するエア排出切換流路と、
前記エア排出切換流路における前記駆動用エアの排出を停止に切り換えるための排気用エア停止調整流路と、を有する、噴射切換装置。
【請求項2】
前記駆動用エアの供給と停止を切り換える駆動用エア切換バルブを有する、請求項1に記載の噴射切換装置。
【請求項3】
前記駆動用エア切換バルブは、
前記駆動用エア供給流路から供給される前記駆動用エアを前記操作用エア切換用エアとして通過または非通過させる操作用エア供給部と、
前記駆動用エア供給流路から供給される前記駆動用エアを前記排気用エアとして通過または非通過させる排気用エア供給部と、
前記操作用エア切換用エアおよび前記排気用エアの少なくとも一方を前記駆動用エア切換バルブの内部から排出する排気部と、を備える請求項2に記載の噴射切換装置。
【請求項4】
前記駆動用エア切換バルブは、2つ以上備えられており、
前記操作用エア供給部、前記排気部および前記排気用エア供給部の少なくとも1つを通るエアの供給または排出を調整する調整バルブを有する請求項3に記載の噴射切換装置。
【請求項5】
前記操作用エアの供給と停止を切り換える操作用エア切換バルブを有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の噴射切換装置。
【請求項6】
前記操作用エア切換用エアとしての前記駆動用エアの供給と排出を切り換えるエア排出切換バルブを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の噴射切換装置。
【請求項7】
前記排気用エアとしての前記駆動用エアの排出の停止を、事前に設定する時間で調整する排気用エア停止調整バルブを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の噴射切換装置。
【請求項8】
前記ノズルユニットに配置され、前記駆動用エアを排気する排気孔と、
前記ノズルユニットとは離れた位置に配置され、前記操作用エア切換流路における前記駆動用エアを排気する中間排気孔と、
前記エア排出切換流路における前記駆動用エアを排気する時間調整用排気孔と、を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の噴射切換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高圧ポンプからノズルユニットへの高圧水の供給と停止(排出)、および、エア供給源からノズルユニットへの圧縮エアの供給と停止(排気)を切り換える噴射切換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
高圧水を用いた洗浄や表面剥離、はつり作業を行う場合に、ノズルユニットを用いて行う方法が採用されている。ノズルユニットには、作業者が高圧水を噴射する噴射ガンや、筐体内を吸引した状態で高圧水を噴射する洗浄装置がある。このようなノズルユニットとしては、例えば、OFF時には高圧水を逃がすパージ式のバルブガンやダンプガン、OFF時には高圧水の流れを止めるプランジャ式のグリップジェットガン等のトリガレバー式噴射ガンが従来から一般的に知られている。
【0003】
特許文献1で開示されている噴射切換装置は、複数の噴射装置(ノズルユニット)を一つのポンプに接続して同時に噴射作業を行う場合でも、一つの噴射装置からの高圧水噴射停止が他の噴射装置へ影響することがなく、複数の噴射装置による噴射作業を正確に行うことを目的として、入口ポートと、出口ポートと、排出ポートと、切換弁機構(第1の弁座、第2の弁座、可動弁体、エアシリンダ、プランジャ、腕部、押圧部材で構成)と、絞り部材と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ノズルユニットで作業する現場が広大な場合、高圧ポンプやエア供給源から作業現場までの距離が長くなる。このため、長距離(例えば、20m~50m)に亘る高圧ホースやエアホースを介して、高圧ポンプやエア供給源からノズルユニットまで高圧水や圧縮エアの供給と停止を切り換えなければならない。
その場合、高圧ホース内に残留する高圧水や、エアホース内に残留する圧縮エアを適切に排出することが重要であり、そうした改良が求められていた。
【0006】
例えば、エアホース内に圧縮エアが残留している場合、洗浄や剥離作業中に、一旦動作を停止させる際に、残留する圧縮エアによって、ノズルユニットのONからOFFに要する時間の増大を生じさせてしまう、という問題があった。
【0007】
また、ノズルユニットは、高圧領域で使用されるため、わずかな時間差であっても、動作反応のズレは、作業者に対する作業ストレス(手持ち時間、振動や作動反力の違和感など)を与える可能性があり、その結果、安全性を低下させてしまう可能性がある。
【0008】
また、電磁弁の開閉を電気的に制御することでノズルユニットのONからOFFを切り換える方法もあるが、作業現場の環境上、電源を十分に確保することができない場合も多く、エアの切り替えだけで安全性を確保できる装置が求められていた。
【0009】
さらに、昨今、作業現場において遠隔や自動化することが望まれており、エアホース内に残留する圧縮エアの排出を、自動で段階的に調整できる回路や装置が求められていた。
ただし、こうした改良を図るにあたり、スイッチ、バルブ、回路等が複数または複雑化したとしても、簡易で取り扱いやすい装置であることを維持することが重要であった。
【0010】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、高圧水や圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間を短縮でき、作業者の安全性を高めることができる噴射切換装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の噴射切換装置は、高圧ポンプから供給される高圧水を噴射するノズルユニットと、前記ノズルユニットを駆動させるための駆動用エアを供給する駆動用エア供給流路と、前記高圧水を前記ノズルユニットから噴射するための操作用エアを供給する操作用エア供給流路と、前記操作用エアの供給と停止を切り換えるための操作用エア切換用エアとして前記駆動用エアを通す操作用エア切換流路と、排気用エアとして前記駆動用エアを排出するエア排出切換流路と、前記エア排出切換流路における前記駆動用エアの排出を停止に切り換えるための排気用エア停止調整流路と、を有する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の噴射切換装置によれば、高圧水や圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間を短縮でき、作業者の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】第1の実施形態の噴射切換装置の動作時における概略構成図
【
図2】第1の実施形態の噴射切換装置の停止時の第1段階における概略構成図
【
図3】第1の実施形態の噴射切換装置の停止時の第2段階における概略構成図
【
図4】第1の実施形態の噴射切換装置の停止時の第3段階における概略構成図
【
図5】第2の実施形態の噴射切換装置の動作時における概略構成図
【
図6】第2の実施形態の噴射切換装置の停止時の第1段階における概略構成図
【
図7】第2の実施形態の噴射切換装置の停止時の第2段階における概略構成図
【
図8】第2の実施形態の噴射切換装置の停止時の第3段階における概略構成図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
【0015】
本実施形態における噴射切換装置1は、
図1~4(第1の実施形態)、
図5~8(第2の実施形態)に示すように、ノズルユニット2と、高圧水Qや圧縮エア(駆動用エアA1、操作用エアA2、操作用エア切換用エアA3、排気用エアA4)が供給または排出される内部流路を備える本体3と、を備えている。
【0016】
噴射切換装置1は、高圧ポンプPからノズルユニット2への高圧水Qの供給と停止(排出)、および、エア供給源Aからノズルユニット2への駆動用エアA1の供給と停止(排気)を切り換えるものであり、高圧ポンプPとノズルユニット2の間に高圧ホース、さらには、エア供給源Aとノズルユニット2の間にエアホースが接続された状態で使用される。
【0017】
ノズルユニット2は、高圧水Qを噴射するノズル2aを有しており、高圧ガン(噴射ガン)や洗浄装置である。高圧ガンとしては、各種スイッチのON、OFFによって、高圧水Qの噴射と停止(排出)を切り換えるものであればよい。また、洗浄装置としては、筐体(図示省略)内にノズル2aが配置されており、スイッチのON、OFFによって、高圧水Qの噴射と停止を切り換えるものであればよい。スイッチのON、OFFによって、エア供給源Aからの圧縮エア(駆動用エアA1、操作用エアA2、操作用エア切換用エアA3)が装置内を循環することで、細かな調整を図ることができる。
【0018】
本体3は、高圧水Qや圧縮エア(駆動用エアA1、操作用エアA2、操作用エア切換用エアA3)の供給と停止(排出、排気)を切り換えるための流路や切換バルブを内部に配置するための筐体である。具体的には、
図1~
図8に示すように、本体3には、エア供給源Aから供給される駆動用エアA1を供給する駆動用エア供給流路L1と、エア供給源Aから別途供給される操作用エアA2を供給する操作用エア供給流路L2と、操作用エアA2の供給と停止を切り換えるための操作用エア切換流路L3と、高圧ポンプPから高圧水Qを供給する高圧水供給流路L4と、を配置する。
【0019】
駆動用エア供給流路L1は、ノズルユニット2の駆動スイッチ11を作業者が押圧した際に、エア供給源Aから供給される駆動用エアA1が、ノズルユニット2に供給されるとともに、高圧水Qの噴射をONにするための流路である。
【0020】
駆動用エア供給流路L1には、駆動スイッチ11の押圧または非押圧によって、操作用エア切換流路L3への駆動用エアA1(操作用エア切換用エアA3)の供給と停止を切り換える駆動用エア切換バルブ4を配置する。駆動用エア切換バルブ4は、ノズルユニット2に内蔵または設置されて付設されている。駆動用エア切換バルブ4は、エア切換バルブを利用することができ、3方弁、4方弁、5方弁等、適宜選択できる。また、駆動用エアA1の供給量/排出量を調整するエア抜き(絞り部を有する)バルブを選択することもできる。
【0021】
図1~4に示すように、駆動用エア切換バルブ4を1つ利用して駆動させる形態や、
図5~8に示すように、2つ以上利用して駆動させる形態がある。
【0022】
図1~
図4に示すように、駆動用エア切換バルブ4を1つ利用して駆動させる形態(第1の実施形態)の場合、駆動用エア切換バルブ4は、操作用エア供給部4aと、排気用エア供給部4bと、排気部4cと、を有する。
操作用エア供給部4aは、駆動スイッチ11のON、OFFの切り換えによって、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1を操作用エア切換用エアA3(
図1参照)として通過または非通過させる。
【0023】
排気用エア供給部4bは、駆動スイッチ11のON、OFFの切り換えによる操作用エア供給部4aの通過または非通過とは、逆の動作を行い、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1を排気用エアA4(
図2参照)として通過または非通過させる。
具体的には、駆動スイッチ11のONの場合、操作用エア供給部4aが通過の状態、排気用エア供給部4bが非通過の状態となる。また、駆動スイッチ11のOFFの場合、操作用エア供給部4aが非通過の状態、排気用エア供給部4bが通過の状態となる。
【0024】
排気部4cは、操作用エア切換用エアA3や排気用エアA4を内部から適宜排出する。
【0025】
このように、第1の実施形態では、駆動スイッチ11のON、OFFによって、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1を、操作用エア切換用エアA3として操作用エア切換流路L3に供給する場合と、排気用エアA4としてエア排出切換流路L5に供給する場合とを切り換えることで、高圧水Qの供給と停止を制御できる。
【0026】
図5~8に示すように、駆動用エア切換バルブ4を2つ以上利用して駆動させる形態(第2の実施形態)は、
図1~4に示す駆動用エア切換バルブ4を1つ利用して駆動させる形態を複数配置して、連結動作させるものである。これにより、より複雑な動きを簡易に行うことができる。
【0027】
具体的には、駆動用エア切換バルブ4を2つ以上利用して駆動させる形態の場合、駆動用エア切換バルブ4は、第一の駆動用エア切換バルブ4Aと、第二の駆動用エア切換バルブ4Bと、を備える。
第一の駆動用エア切換バルブ4Aは、第一の操作用エア供給部4aと、第一の排気用エア供給部4bと、第一の排気部4cと、を有する。
第二の駆動用エア切換バルブ4Bは、第二の操作用エア供給部4abと、第二の排気用エア供給部4bbと、第二の排気部4cbと、を有する。
【0028】
第一の駆動用エア切換バルブ4A、第二の駆動用エア切換バルブ4Bは、駆動スイッチ11(第一の駆動スイッチ11a、第二の駆動スイッチ11b)のON、OFFの切り換えによって、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1を操作用エア切換用エアA3(
図5参照)または排気用エアA4(
図6参照)として通過または非通過させる。
【0029】
第一の操作用エア供給部4aと第二の操作用エア供給部4abは、連結しており、駆動スイッチ11(第一の駆動スイッチ11a、第二の駆動スイッチ11b)のON、OFFによって、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1を操作用エア切換用エアA3として通過または非通過させる。
【0030】
第一の排気用エア供給部4bと第二の排気用エア供給部4bbは、連結または独立(非連結)しており、駆動スイッチ11(第一の駆動スイッチ11a、第二の駆動スイッチ11b)のON、OFFによって、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1を排気用エアA4として通過または非通過させる。
【0031】
第一の排気部4cと第二の排気部4cbは、連結または独立(非連結)しており、操作用エア切換用エアA3や排気用エアA4を内部から適宜排出する。
【0032】
第一の駆動用エア切換バルブ4Aおよび第二の駆動用エア切換バルブ4Bは、ここでは、それぞれ5ポートバルブである。各ポートをどのように接続させるかの組み合わせによって、得られる機能が変わる。
図5~8に示す例では、まず、第一の操作用エア供給部4aと第二の操作用エア供給部4abは、連結しており、第一の駆動スイッチ11aおよび第二の駆動スイッチ11bの両方または一方のON、OFFによって、駆動用エアA1を操作用エア切換用エアA3として通過または非通過させる。
また、第一の排気部4cと第二の排気部4cbは、第一の駆動スイッチ11aおよび第二の駆動スイッチ11bの一方をOFFにしても機能することを想定した場合、非連結で独立している。例えば、第二の駆動スイッチ11bがOFFのときに、第二の排気部4cbから駆動用エアA1が抜け、第一の排気部4cからは駆動用エアA1は抜けない。なお、第一の排気部4cと第二の排気部4cbの役割を逆に設定することも可能である。
さらに、第一の排気用エア供給部4bと第二の排気用エア供給部4bbは、連結しており、駆動スイッチ11のON、OFFによって、駆動用エアA1を排気用エアA4として通過または非通過させる。例えば、第一の駆動スイッチ11aがOFFのときに、第一の排気用エア供給部4bから排気用エアA4が供給され、第二の排気用エア供給部4bbからは排気用エアA4は供給されない。なお、第一の排気用エア供給部4bと第二の排気用エア供給部4bbの役割を逆に設定することも可能である。
【0033】
また、第一および第二の操作用エア供給部4a,4ab、第一および第二の排気部4c,4cb、並びに第一および第二の前記排気用エア供給部4b,4bbの少なくとも1つを通るエアの供給または排出を調整する調整バルブ17が配置されている。調整バルブ17を配置することで、第一の排気用エア供給部4bからの排気用エアA4と、第二の排気用エア供給部4bbからの排気用エアA4との調整も行われる。
第一の駆動スイッチ11aおよび第二の駆動スイッチ11bの両方または一方でOFFの機能を適切なものにするためには、駆動用エアA1の排出と排気用エアA4の供給を適切にスイッチできるようにする必要がある。第一の排気部4cと第二の排気部4cbや、第一の排気用エア供給部4bと第二の排気用エア供給部4bbが、連結、非連結の場合であっても、適宜調整(スイッチング)するための調整バルブ17を追加して配置することで、機能向上が図られる。
【0034】
このように、第2の実施形でも、駆動スイッチ11のON、OFFによって、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1を、操作用エア切換用エアA3として操作用エア切換流路L3に供給する場合と、排気用エアA4としてエア排出切換流路L5に供給する場合を切り換えることで、高圧水Qの供給と停止を制御できる。
【0035】
本明細書中においては、駆動スイッチ11(第一の駆動スイッチ11a、第二の駆動スイッチ11b)のON、OFFを同時に押圧することで、駆動用エアA1が通過するもので表現する。ただし、第一の駆動スイッチ11aと第二の駆動スイッチ11bのどちらか一方を押圧した場合でも、駆動用エアA1が通過する形態とすることもできる。
【0036】
排気孔8は、排気部4cに接続または独立して、エア供給源Aからの各種エア、例えば、操作用エア切換用エアA3を外部に排気するための孔であり、圧縮エアを排出するためのノズルや弁等を用いることができる。また、操作用エア切換用エアA3の排出量を調整できるように絞り部を有するものであってもよい。
【0037】
操作用エア供給流路L2は、エア供給源Aからノズルユニット2に駆動用エアA1を供給する駆動用エア供給流路L1とは別に、操作用エアA2を供給する流路として分岐されている。操作用エア供給流路L2は、高圧ポンプPから供給される高圧水Qのノズルユニット2への供給と停止(排出)を切り換えるための流路である。
【0038】
操作用エア供給流路L2には、駆動スイッチ11の押圧または非押圧によって、操作用エアA2の供給と停止を切り換える操作用エア切換バルブ5を配置する。操作用エア切換バルブ5は、エア切換バルブを利用することができ、2方弁、3方弁、4方弁等、適宜選択できる。また、操作用エアA2の供給量/排出量を調整するエア抜き(絞り部を有する)バルブを選択することもできる。
【0039】
駆動スイッチ11が押圧され、駆動用エア切換バルブ4がONになり、駆動用エア供給流路L1と操作用エア切換流路L3が開通する。そして、操作用エア切換用エアA3が操作用エア切換流路L3を通って操作用エア切換バルブ5まで供給された場合は、操作用エア切換バルブ5がONになり、操作用エア供給流路L2に供給されていた操作用エアA2が高圧水切換バルブ6まで供給される。
【0040】
高圧水供給流路L4は、ノズルユニット2の駆動スイッチ11を作業者が押圧した際に、高圧ポンプPからノズルユニット2に高圧水Qを供給するための流路である。駆動スイッチ11を押圧しない場合は、高圧水Qはノズルユニット2に供給されず、ドレン孔10から外部に排出される。
【0041】
高圧水供給流路L4には、駆動スイッチ11の押圧または非押圧、さらに、操作用エア切換バルブ5のON、OFFによって、高圧水Qの供給や停止(排出)を切り換える高圧水切換バルブ6を配置する。高圧水切換バルブ6は、2方弁、3方弁、4方弁等のエア切換バルブを適宜選択できる。
【0042】
駆動スイッチ11が押圧され、駆動用エアA1や操作用エアA2によって、駆動用エア切換バルブ4、操作用エア切換バルブ5、高圧水切換バルブ6がONになることで、高圧ポンプPから供給される高圧水Qがノズルユニット2から噴射される。
高圧ポンプPが稼働した状態で、駆動スイッチ11を押圧しない場合は、高圧水Qは、ノズルユニット2まで到達せず、高圧水切換バルブ6に連結するドレン流路L6のドレン孔10から外部に排出される。
【0043】
また、駆動用エア供給流路L1から分岐するエア排出切換流路L5を配置する。エア排出切換流路L5は、ノズルユニット2と高圧ポンプPや本体3との間の距離が長い場合に、その距離の中間や、比較的本体3側に駆動用エアA1の中間排気孔9を設けることによって、ノズルユニット2からの高圧水Qの供給(噴射)を停止するのにかかる時間を極めて短くすることができる。なお、中間排気孔9の位置は、ノズルユニット2と高圧ポンプPや本体3との間の中間に限らず、ノズルユニット2側に配置することや、高圧ポンプP側に配置すること等、適宜変更することができる。
【0044】
エア排出切換流路L5には、エア排出切換バルブ7を配置する。エア排出切換バルブ7は、駆動スイッチ11の押圧または非押圧によって、操作用エア切換流路L3の中間から操作用エア切換用エアA3としての駆動用エアA1の供給や停止(排気)を切り換える。エア排出切換バルブ7は、エア切換バルブを利用することができ、2方弁、3方弁、4方弁等、適宜選択できる。また、操作用エア切換用エアA3の供給量/排出量を調整するエア抜き(絞り部を有する)バルブを選択することもできる。
【0045】
駆動スイッチ11が非押圧された場合に、エア排出切換流路L5内に排気用エアA4が供給されることで、エア排出切換バルブ7がONになり、操作用エア切換流路L3内に残留する操作用エア切換用エアA3が中間排気孔9から外部に排気される。
なお、操作用エア切換流路L3に残留する操作用エアA3の排出は、中間排気孔9および排気部4c、4cbの少なくともどちらか一方から排気できる構造であればよい。
【0046】
中間排気孔9は、操作用エア切換用エアA3を外部に排気するための孔であり、エア排出用のノズルや弁等を用いることができる。また、駆動用エアA1の排出量を調整できるように絞り部を有するものであってもよい。
【0047】
また、高圧水Qはノズルユニット2に供給されず、ドレン孔10から外部に排出される場合のドレン流路L6を備えることもできる。ドレン孔10は、高圧水Qを外部に排出するための孔であり、高圧水排出用のノズルや弁等を用いることができる。また、高圧水Qの排出量を調整できるように絞り部を有するものであってもよい。
【0048】
また、排気用エアA4の排出の停止を、事前に設定する時間で調整するための排気用エア停止調整流路L7を配置する。排気用エア停止調整流路L7は、エア排出切換流路L5における排気用エアA4としての駆動用エアA1の排出を停止に切り換えるための流路である。排気用エア停止調整流路L7は、駆動用エア切換バルブ4とエア排出切換バルブ7の間(エア排出切換流路L5)に形成され、排気用エア停止調整バルブ15によって、排気用エアA4の排気のタイミングを調整する。
【0049】
排気用エア停止調整バルブ15は、事前に設定する時間(例えば、3秒、5秒、10秒など)が経過したときに、排気用エアA4としての駆動用エアA1の供給を停止させる。排気用エア停止調整バルブ15は、第一の排気用エア停止調整バルブ15aと、第二の排気用エア停止調整バルブ15bとで構成される。第一の排気用エア停止調整バルブ15aは、排気用エア停止調整流路L7内の排気用エアA4を排気するためのバルブである。第一の排気用エア停止調整バルブ15aは、エア切換バルブを利用することができ、2方弁、3方弁、4方弁等、適宜選択できる。
第二の排気用エア停止調整バルブ15bは、第一の排気用エア停止調整バルブ15aによる排気用エアA4の排気のタイミングを調整するためのバルブである。第二の排気用エア停止調整バルブ15bは、時間遅延バルブ等を用いることができ、事前に設定する時間(例えば、3秒、5秒、10秒など)が経過したときに、第一の排気用エア停止調整バルブ15aに排気用エアA4を供給し、第一の排気用エア停止調整バルブ15aがOFFとなる。これにより、エア排出切換バルブ7への排気用エアA4の供給が停止し、排気用エアA4は時間調整用排気孔16から排気される。
【0050】
また、ノズルユニット2をガンタイプではなく、洗浄対象の領域を筐体(図示省略)で囲い、該筐体内に配置するノズル2aから高圧水Qを噴射するタイプ(洗浄装置)を用いた場合も、噴射切換装置1内の回路構造は同様に利用することができる。
【0051】
次に、以上のように構成された第1の実施形態の噴射切換装置1の使用方法について説明する。
【0052】
まず、作業者は、エア供給源Aと高圧ポンプPを起動させる。エア供給源Aが起動すると、駆動用エアA1が駆動用エア供給流路L1を通って駆動用エア切換バルブ4まで到達する。また、高圧ポンプPが起動すると、高圧水Qが高圧水切換バルブ6を介してドレン流路L6と通ってドレン孔10から排水される。そのため、この段階では、ノズルユニット2から高圧水Qは噴射されない。
【0053】
次に、作業者が駆動スイッチ11を押してONにすると、駆動用エア切換バルブ4の操作用エア供給部4aが開放され、駆動用エア供給流路L1の駆動用エアA1が操作用エア切換用エアA3として操作用エア切換流路L3に供給されることで、操作用エア切換バルブ5が開放される。操作用エア切換バルブ5が開放されると、操作用エア供給流路L2から供給される操作用エアA2が高圧水切換バルブ6を開放し、高圧ポンプPから供給される高圧水Qが高圧水供給流路L4を通って、ノズルユニット2から噴射される(
図1参照)。なお、図面中の流路のうち、高圧水や圧縮エアが主に存在する流路は、より太く表示してある。
【0054】
高圧水噴射を停止する場合には、駆動スイッチ11を離してOFFにする。これによって、ノズルユニット2に向かって供給されていた駆動用エアA1、操作用エア切換用エアA3、高圧水Qが供給されない状態になり、駆動用エアA1、操作用エア切換用エアA3は排気孔8から排気されるとともに、高圧水Qはドレン孔10へ排出される(
図2~
図4参照)。
【0055】
また、高圧水噴射を停止する際に、駆動スイッチ11を解放してOFFにすることで、駆動用エア切換バルブ4の操作用エア供給部4aに代わり、排気用エア供給部4bが開放され、エア排出切換流路L5に駆動用エアA1が排気用エアA4として供給される。エア排出切換流路L5に排気用エアA4が供給されると、エア排出切換バルブ7が開放されることで、中間排気孔9からも操作用エア切換用エアA3が排気される(
図2参照)。
【0056】
さらに、駆動用エア切換バルブ4とエア排出切換バルブ7の間(エア排出切換流路L5)に形成される排気用エア停止調整バルブ15によって、事前に設定する時間(例えば、3秒、5秒、10秒など)が経過したときに、エア排出切換バルブ7への排気用エアA4の供給を停止させる(
図3参照)。排気用エアA4が、第二の排気用エア停止調整バルブ15bに供給され、事前に設定する時間(例えば、3秒、5秒、10秒など)が経過または一定量が通過したときに、第一の排気用エア停止調整バルブ15aに排気用エアA4を供給し、第一の排気用エア停止調整バルブ15aがOFFとなる。これにより、エア排出切換バルブ7への排気用エアA4の供給が停止し、排気用エアA4は時間調整用排気孔16から排気される。すなわち、時間調整用排気孔16は、エア排出切換流路L5における排気用エアA4としての駆動用エアA1を排気する。時間調整用排気孔16は、排気用エア停止調整バルブ15に付設されている。さらに、残存する操作用エア切換用エアA3、排気用エアA4が、排気孔8から排気される(
図4参照)。
【0057】
次に、前記したように構成された第2の実施形態の噴射切換装置1の使用方法について説明する。
【0058】
第2の実施形態の噴射切換装置1は、第1の実施形態の噴射切換装置1と、基本的な動作は同じであるが、駆動用エア切換バルブ4を2つ以上利用して駆動させる形態である点で相違している。このため、第2の実施形態の噴射切換装置1は、駆動用エア切換バルブ4(第一の駆動用エア切換バルブ4Aと、第二の駆動用エア切換バルブ4B)の連結または非連結が調整されることによって、噴射切換装置1内の回路、特に、操作用エア切換流路L3内に残る操作用エア切換用エアA3を適切に外部に排出できる。これにより、高圧水QのON、OFFにかかるタイムラグを極小化できる。
【0059】
(検証テスト)
第1の実施形態の噴射切換装置1(
図1~
図4参照)と、第2の実施形態の噴射切換装置1(
図5~
図8参照)を用いて、高圧水Qや圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間が本当に短縮できているのか、検証テストを実施した。なお、条件としては、高圧ホースやエアホースが長距離に亘る現場を想定して、エアホースが40mのパターンを検証した。
【0060】
検証方法としては、高圧ポンプPおよびエア供給源Aを駆動させた状態で、駆動スイッチ11を押すことによってノズルユニット2から高圧水Qを一旦噴射した後、駆動スイッチ11を離すことによって高圧ポンプPおよびエア供給源Aから供給される高圧水Qやエアの供給を停止した。そして、ノズルユニット2および駆動用エア切換バルブ4付近に配置した排気孔8から排気される操作用エア切換用エアA3の排気圧力をインジケータ等の計測器を用いて、駆動スイッチ11を離した後、排気圧力が一定値(例えば、0.3MPaを基準とした)を下回るまでの時間(閉時間)を計測した。
【0061】
エアホースが40mの場合の結果として、第1の実施形態の噴射切換装置1の場合は、駆動スイッチ11を離した後、閉時間は0.8秒であった。
【0062】
また、第2の実施形態の噴射切換装置1の場合は、駆動スイッチ11を離した後、閉時間は1.0秒であった。
【0063】
閉時間が短ければ短いほど、回路内に残存するエアによって高圧水Qがノズル2aから誤噴射されることを防ぐことができるとともに、作業者のガン等の保持時間を短縮することができる。従来の閉時間は、駆動スイッチ11を離した後、4秒かかっていたことと比較して、どれだけ閉時間が短くなったかを検証した。
その結果、第1、第2の実施形態の噴射切換装置1のどれも従来よりも閉時間が短く、本発明において、高圧水Qや圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間を短縮でき、作業者の安全性を高めることができることが検証できた。
【0064】
また、エア供給源Aから供給される各種エアの不純物を除去または分離するエアフィルタや、オイルミストを混入させるエアルブリケータを備えることもできる。なお、より一層オイルミストの効能を向上させるために、エアルブリケータに加えて、除湿機器等も連結することもできる。
【0065】
前記したように、本実施形態に係る噴射切換装置1は、高圧ポンプPから供給される高圧水Qを噴射するノズルユニット2と、ノズルユニット2を駆動させるための駆動用エアA1を供給する駆動用エア供給流路L1と、高圧水Qをノズルユニット2から噴射するための操作用エアA2を供給する操作用エア供給流路L2と、操作用エアA2の供給と停止を切り換えるための操作用エア切換用エアA3として駆動用エアA1を通す操作用エア切換流路L3と、排気用エアA4として駆動用エアA1を排出するエア排出切換流路L5と、エア排出切換流路L5における駆動用エアA1の排出を停止に切り換えるための排気用エア停止調整流路L7と、を有する。
このような本実施形態では、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1が操作用エア切換用エアA3として操作用エア切換流路L3に供給されることで、高圧水Qの供給が行われる。一方、駆動用エアA1が排気用エアA4としてエア排出切換流路L5に供給されることで、操作用エア切換流路L3における操作用エア切換用エアA3としての駆動用エアA1の圧力が低下して、高圧水Qの停止が速やかに行われる。また、エア排出切換流路L5における駆動用エアA1の排出を停止に切り換えるための排気用エア停止調整流路L7を設けることで、排気用エアA4としての駆動用エアA1の排気動作を調整できる。これにより、噴射切換装置1に残留する圧縮エアの排出を調整できる。
本実施形態によれば、高圧水や圧縮エアの供給を停止するのにかかる時間を短縮でき、作業者の安全性を高めることができる噴射切換装置1を提供できる。
【0066】
また、本実施形態は、駆動用エアA1の供給と停止を切り換える駆動用エア切換バルブ4を有する。この構成では、駆動用エア切換バルブ4によって、駆動用エア供給流路L1から供給される駆動用エアA1を、操作用エア切換用エアA3として操作用エア切換流路L3に供給する場合と、排気用エアA4としてエア排出切換流路L5に供給する場合とを確実に切り換えることができる。
【0067】
また、本実施形態では、駆動用エア切換バルブ4は、操作用エア供給部4aと、排気用エア供給部4bと、排気部4cとを備える。この構成では、高圧水噴射を停止する際には、駆動用エア切換バルブ4の操作用エア供給部4aに代わり、排気用エア供給部4bが開放され、エア排出切換流路L5に駆動用エアA1を排気用エアA4として供給できる。また、排気部4cは、残存するエアを駆動用エア切換バルブ4の内部から排出できる。
【0068】
また、駆動用エア切換バルブ4を2つ以上利用して駆動させる形態(第2の実施形態)を採用する場合には、調整バルブ17を配置することが好ましい。この構成では、2つ以上の駆動用エア切換バルブ4(例えば第一の駆動用エア切換バルブ4Aと、第二の駆動用エア切換バルブ4B)の連結または非連結が調整バルブ17によって調整される。したがって、噴射切換装置1内の回路、特に、操作用エア切換流路L3内に残る操作用エア切換用エアA3を適切に外部に排出できる。これにより、高圧水QのON、OFFにかかるタイムラグを極小化できる。
【0069】
また、本実施形態は、操作用エアA2の供給と停止を切り換える操作用エア切換バルブ5を有する。この構成では、操作用エア切換バルブ5によって、ノズルユニット2を駆動させるための駆動用エアA1を供給する場合と、ノズルユニット2を駆動させるための駆動用エアA1の供給を停止する場合とを確実に切り換えることができる。
【0070】
また、本実施形態は、操作用エア切換用エアA3としての駆動用エアA1の供給と排出を切り換えるエア排出切換バルブ7を有する。この構成では、エア排出切換バルブ7によって、操作用エア切換用エアA3としての駆動用エアA1を供給することで高圧水Qをノズルユニット2から噴射するための操作用エアA2の供給に導く場合と、操作用エア切換用エアA3としての駆動用エアA1の供給を停止することで高圧水Qをノズルユニット2から噴射するための操作用エアA2の停止に導く場合とを確実に切り換えることができる。
【0071】
また、本実施形態は、排気用エアA4としての駆動用エアA1の排出の停止を、事前に設定する時間で調整する排気用エア停止調整バルブ15を有する。この構成では、排気用エアA4としての駆動用エアA1の排気のタイミングを予め設定した時間で調整できる。
【0072】
また、本実施形態は、ノズルユニット2に配置され、駆動用エアA1を排気する排気孔8と、ノズルユニット2とは離れた位置に配置され、操作用エア切換流路L3における駆動用エアA1を排気する中間排気孔9と、エア排出切換流路L5における駆動用エアA1を排気する時間調整用排気孔16と、を有する。この構成では、噴射切換装置1に残留する圧縮エアを、排気孔8、中間排気孔9および時間調整用排気孔16を通して速やかに排出することができる。
【0073】
以上、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0074】
1 噴射切換装置
2 ノズルユニット
3 本体
4 駆動用エア切換バルブ
4a 操作用エア供給部(第一の操作用エア供給部)
4b 排気用エア供給部(第一の排気用エア供給部)
4c 排気部(第一の排気部)
4ab 第二の操作用エア供給部
4bb 第二の排気用エア供給部
4cb 第二の排気部
5 操作用エア切換バルブ
6 高圧水切換バルブ
7 エア排出切換バルブ
8 排気孔
9 中間排気孔(排気孔)
10 ドレン孔
11 駆動スイッチ
15 排気用エア停止調整バルブ
16 時間調整用排気孔(排気孔)
17 調整バルブ
L1 駆動用エア供給流路
L2 操作用エア供給流路
L3 操作用エア切換流路
L4 高圧水供給流路
L5 エア排出切換流路
L6 ドレン流路
L7 排気用エア停止調整流路
P 高圧ポンプ
A エア供給源
A1 駆動用エア
A2 操作用エア
A3 操作用エア切換用エア
A4 排気用エア
Q 高圧水