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特開2023-139387空調室外機用システム架台、空調室外機モジュール、空調室外機の設置方法、空調室外機モジュールの組立方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023139387
(43)【公開日】2023-10-04
(54)【発明の名称】空調室外機用システム架台、空調室外機モジュール、空調室外機の設置方法、空調室外機モジュールの組立方法
(51)【国際特許分類】
   F24F 1/68 20110101AFI20230927BHJP
   B65D 85/68 20060101ALI20230927BHJP
   F24F 1/60 20110101ALI20230927BHJP
【FI】
F24F1/68
B65D85/68 F
F24F1/60
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022044892
(22)【出願日】2022-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】000169499
【氏名又は名称】高砂熱学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堀場 洋祐
(72)【発明者】
【氏名】古川 潤
【テーマコード(参考)】
3E037
3L054
【Fターム(参考)】
3E037AA20
3E037BA07
3E037BB02
3E037BB09
3L054BA06
3L054BB02
3L054BB03
3L054BD02
(57)【要約】
【課題】本願は、空調室外機の大きさや台数に応じた架台を容易に準備可能な空調室外機用システム架台、空調室外機モジュール、空調室外機の設置方法、空調室外機モジュールの組立方法を開示する。
【解決手段】本発明は、複数台の空調室外機を、空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で支持する空調室外機用システム架台であって、第1の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で台座上に固定される一対の第1フレームと、第2の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で第1フレーム上に固定される複数の第2フレームと、を備え、第1フレームは、第1フレーム上に第2フレームを固定するための第1固定部品が係合可能な第1係合溝を、第1フレームの長手方向沿いに有し、第2フレームは、第2フレーム上に空調室外機を直接的又は間接的に固定するための第2固定部品が係合可能な第2係合溝を、第2フレームの長手方向沿いに有する。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数台の空調室外機を、前記空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で支持する空調室外機用システム架台であって、
第1の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で前記台座上に固定される一対の第1フレームと、
第2の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で前記第1フレーム上に固定される複数の第2フレームと、を備え、
前記第1フレームは、前記第1フレーム上に前記第2フレームを固定するための第1固定部品が係合可能な第1係合溝を前記第1フレームの長手方向沿いに有し、
前記第2フレームは、前記第2フレーム上に前記空調室外機を直接的又は間接的に固定するための第2固定部品が係合可能な第2係合溝を前記第2フレームの長手方向沿いに有する、
空調室外機用システム架台。
【請求項2】
前記第1フレームは、前記台座上に前記第1フレームを固定するための台座固定部品が係合可能な台座係合溝を前記第1フレームの長手方向沿いに有する、
請求項1に記載の空調室外機用システム架台。
【請求項3】
前記台座固定部品は、
前記台座に設けられたアンカーを通すための固定用孔と、
前記複数台の空調室外機を固定した状態の前記空調室外機用システム架台を吊り下げるワイヤーに係合するための吊り下げ用孔と、を有する、
請求項2に記載の空調室外機用システム架台。
【請求項4】
前記第1フレームは、中空の棒状体であり、
前記空調室外機用システム架台は、前記第1フレームの端部から中空部分に差し込み可能な、前記第1フレーム同士を継ぎ合わせる継手部材を備える、
請求項1から3の何れか一項に記載の空調室外機用システム架台。
【請求項5】
前記第1係合溝及び前記第2係合溝は、ボルトの頭部が係合する溝である、
請求項1から4の何れか一項に記載の空調室外機用システム架台。
【請求項6】
複数台の空調室外機と、
前記複数台の空調室外機を、前記空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で支持する空調室外機用システム架台と、を備え、
前記空調室外機用システム架台は、
第1の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で前記台座上に固定される一対の第1フレームと、
第2の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で前記第1フレーム上に固定される複数の第2フレームと、を備え、
前記第1フレームは、前記第1フレーム上に前記第2フレームを固定するための第1固定部品が係合可能な第1係合溝を、前記第1フレームの長手方向沿いに有し、
前記第2フレームは、前記第2フレーム上に前記空調室外機を直接的又は間接的に固定するための第2固定部品が係合可能な第2係合溝を、前記第2フレームの長手方向沿いに有する、
空調室外機モジュール。
【請求項7】
複数台の空調室外機を、前記空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で空調室外機用システム架台に支持させる空調室外機の設置方法であって、
前記複数台の空調室外機を固定した状態の前記空調室外機用システム架台を前記台座に載せる工程と、
前記空調室外機用システム架台が備える棒状体の第1フレームを前記台座に固定するための台座固定部品を、前記第1フレームに設けられている台座係合溝に沿ってスライドさせ、前記台座固定部品を前記台座のアンカーに位置合わせする工程と、
前記第1フレームを前記台座固定部品で前記台座に固定する工程と、を有する、
空調室外機の設置方法。
【請求項8】
複数台の空調室外機を、前記空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で支持する空調室外機用システム架台に固定した空調室外機モジュールの組立方法であって、
第1の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で前記台座上に固定される一対の第1フレームに、第2の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で前記第1フレーム上に固定される複数の第2フレームを載せる工程と、
前記第1フレームに設けられた第1係合溝に係合している第1固定部品を前記第1係合溝に沿ってスライドさせ、前記第1フレームに前記第2フレームを前記第1固定部品で固定する工程と、
前記第2フレームに設けられた第2係合溝に係合している第2固定部品を前記第2係合溝に沿ってスライドさせ、前記第2フレームに前記空調室外機を直接的又は間接的に前記第2固定部品で固定する工程と、を有する、
空調室外機モジュールの組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空調室外機用システム架台、空調室外機モジュール、空調室外機の設置方法、空調室外機モジュールの組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
空調室外機は、各種の架台に載せられた状態で設置される場合がある(例えば、特許文献1-3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9-4787号公報
【特許文献2】特開2019-163904号公報
【特許文献3】特開2001-141263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空調室外機の大きさは、製造するメーカーに応じて様々である。また、設置する空調室外機の台数も設置箇所に応じて様々である。このため、複数台の空調室外機を架台で一体化した空調室外機モジュールを製作する場合、空調室外機の大きさや台数に応じた架台を製作する必要があり、工数削減の妨げとなっていた。
【0005】
そこで、本願は、空調室外機の大きさや台数に応じた架台を容易に準備可能な空調室外機用システム架台、空調室外機モジュール、空調室外機の設置方法、空調室外機モジュールの組立方法を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明では、複数台の空調室外機を、空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で支持する空調室外機用システム架台であって、互いに平行な位置関係で台座上に固定される一対の第1フレームと、互いに平行な位置関係で第1フレーム上に固定される複数の第2フレームと、を設け、第1フレームと第2フレームのそれぞれの長手方向沿いに、固定部品を係合可能な係合溝を設けることにした。
【0007】
詳細には、本発明は、複数台の空調室外機を、空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で支持する空調室外機用システム架台であって、第1の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で台座上に固定される一対の第1フレームと、第2の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で第1フレーム上に固定される複数の第2フレームと、を備え、第1フレームは、第1フレーム上に第2フレームを固定するための第1固定部品が係合可能な第1係合溝を第1フレームの長手方向沿いに有し、第2フレームは、第2フレーム上に空調室外機を直接的又は間接的に固定するための第2固定部品が係合可能な第2係合溝を第2フレームの長手方向沿いに有する。
【0008】
上記の空調室外機用システム架台であれば、第2フレームを第1フレームに固定するための第1固定部品が第1係合溝に係合する形態となっているため、第1固定部品を第1係合溝に沿ってスライドさせることで、第1フレームに対する第2フレームの取付位置を容易に変更することができる。また、空調室外機を第2フレームに固定するための第2固定部品が第2係合溝に係合する形態となっているため、第2固定部品を第2係合溝に沿って
スライドさせることで、様々な空調室外機の第2フレームへの取り付けに容易に対応可能である。よって、上記の空調室外機用システム架台であれば、第1固定部品を第1係合溝に沿ってスライドさせたり、第2固定部品を第2係合溝に沿ってスライドさせたりするだけで、空調室外機の大きさや台数に合わせることが可能である。したがって、上記の空調室外機用システム架台であれば、切断加工や溶接といった各種の機械加工を行わなくても、空調室外機の大きさや台数に応じた架台を容易に準備可能となる。
【0009】
なお、第1フレームは、台座上に第1フレームを固定するための台座固定部品が係合可能な台座係合溝を第1フレームの長手方向沿いに有していてもよい。これによれば、台座固定部品を台座係合溝に沿ってスライドさせることができるため、穴開け加工といった各種の機械加工を行わなくても、架台を台座に固定することが可能となる。
【0010】
また、台座固定部品は、台座に設けられたアンカーを通すための固定用孔と、複数台の空調室外機を固定した状態の空調室外機用システム架台を吊り下げるワイヤーに係合するための吊り下げ用孔と、を有していてもよい。これによれば、台座固定部品を台座係合溝に沿ってスライドさせることができるため、穴開け加工といった各種の機械加工を行わなくても、空調室外機用システム架台の適切な位置に台座固定部品で吊り下げ用のワイヤーを取り付け可能となる。
【0011】
また、第1フレームは、中空の棒状体であり、空調室外機用システム架台は、第1フレームの端部から中空部分に差し込み可能な、第1フレーム同士を継ぎ合わせる継手部材を備えていてもよい。これによれば、第1固定部品を第1係合溝に沿ってスライドさせることが可能な状態を保ったまま、第1フレームを継ぎ合わせることが可能となる。
【0012】
また、第1係合溝及び第2係合溝は、ボルトの頭部が係合する溝であってもよい。これによれば、第1固定部品及び第2固定部品としてボルトを用いることが可能となる。
【0013】
また、本発明は、例えば、複数台の空調室外機と、複数台の空調室外機を、空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で支持する空調室外機用システム架台と、を備え、空調室外機用システム架台は、第1の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で台座上に固定される一対の第1フレームと、第2の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で第1フレーム上に固定される複数の第2フレームと、を備え、第1フレームは、第1フレーム上に第2フレームを固定するための第1固定部品が係合可能な第1係合溝を、第1フレームの長手方向沿いに有し、第2フレームは、第2フレーム上に空調室外機を直接的又は間接的に固定するための第2固定部品が係合可能な第2係合溝を、第2フレームの長手方向沿いに有する、空調室外機モジュールであってもよい。
【0014】
また、本発明は、方法の側面から捉えることもできる。本発明は、例えば、複数台の空調室外機を、空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で空調室外機用システム架台に支持させる空調室外機の設置方法であって、複数台の空調室外機を固定した状態の空調室外機用システム架台を台座に載せる工程と、空調室外機用システム架台が備える棒状体の第1フレームを台座に固定するための台座固定部品を、第1フレームに設けられている台座係合溝に沿ってスライドさせ、台座固定部品を台座のアンカーに位置合わせする工程と、第1フレームを台座固定部品で台座に固定する工程と、を有する、空調室外機の設置方法であってもよい。
【0015】
また、本発明は、例えば、複数台の空調室外機を、空調室外機の設置箇所に用意される台座の上で支持する空調室外機用システム架台に固定した空調室外機モジュールの組立方法であって、第1の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で台座上に固定される一対の第1フレームに、第2の長さを有する棒状体であり、互いに平行な位置関係で
第1フレーム上に固定される複数の第2フレームを載せる工程と、第1フレームに設けられた第1係合溝に係合している第1固定部品を第1係合溝に沿ってスライドさせ、第1フレームに第2フレームを第1固定部品で固定する工程と、第2フレームに設けられた第2係合溝に係合している第2固定部品を第2係合溝に沿ってスライドさせ、第2フレームに空調室外機を直接的又は間接的に第2固定部品で固定する工程と、を有する、空調室外機モジュールの組立方法であってもよい。
【発明の効果】
【0016】
上記の空調室外機用システム架台、空調室外機モジュール、空調室外機の設置方法、空調室外機モジュールの組立方法であれば、空調室外機の大きさや台数に応じた架台を容易に準備可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、空調室外機モジュールの一例を示した図である。
図2図2は、空調室外機用システム架台の一例を示した図である。
図3図3は、メインフレームを示した図である。
図4図4は、サイドフレームを示した図である。
図5図5は、継手部材を示した図である。
図6図6は、台座止め金具を示した図である。
図7図7は、空調室外機モジュールの組立方法を示した第1の図である。
図8図8は、空調室外機モジュールの組立方法を示した第2の図である。
図9図9は、ボルトの取り付け状態を示した図である。
図10図10は、空調室外機モジュールの組立方法を示した第3の図である。
図11図11は、空調室外機モジュールの組立方法を示した第4の図である。
図12図12は、空調室外機モジュールの組立方法を示した第5の図である。
図13図13は、空調室外機モジュールの設置方法を示した第1の図である。
図14図14は、空調室外機モジュールの設置方法を示した第2の図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の実施形態の一例であり、本発明の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
【0019】
図1は、空調室外機モジュールの一例を示した図である。図1では、空調室外機モジュール1の設置箇所の台座5上に設置された状態の空調室外機モジュール1を示している。空調室外機モジュール1は、図1に示すように、空調室外機用システム架台2、空調室外機用システム架台2に搭載される制御盤3及び空調室外機4を備える。すなわち、空調室外機モジュール1は、制御盤3と空調室外機4を空調室外機用システム架台2で一体化したモジュールである。空調室外機モジュール1は、工場等において組み立てられ、車両やクレーン等を使って空調室外機モジュール1の設置箇所の台座5に据え付けられる。
【0020】
なお、空調室外機モジュール1は、空調室外機4を制御するための制御盤3を備えるものに限定されるものではない。空調室外機モジュール1は、空調室外機4のみを空調室外機用システム架台2に搭載したものであってもよいし、或いは、空調室外機4付近に設置される制御盤3以外の機器を空調室外機4と共に空調室外機用システム架台2に搭載したものであってもよい。また、図1では、空調室外機4として冷却塔のようなものが図示されているが、空調室外機4は、冷却塔以外の空調室外機であってもよい。
【0021】
図2は、空調室外機用システム架台2の一例を示した図である。空調室外機用システム架台2は、メインフレーム6、サイドフレーム7、台座止め金具8を備える。メインフレーム6、サイドフレーム7、台座止め金具8は、システム部品として多数取り揃えられる
。よって、空調室外機用システム架台2は、メインフレーム6やサイドフレーム7、台座止め金具8等の部品を適宜の個数組み合わせることにより、様々な大きさや台数の空調室外機4を搭載可能である。
【0022】
空調室外機用システム架台2の主要な骨格部分を形成するメインフレーム6及びサイドフレーム7は、棒状体である。よって、空調室外機用システム架台2は、全体視略矩形の格子状の形態を呈する。メインフレーム6とサイドフレーム7は、対候性に優れるアルミニウム製の押出型材(「アルミ押出型材」とも呼ばれる)である。空調室外機用システム架台2は、図1に示したように、複数の空調室外機4を一列に並べた状態で搭載することを想定している。よって、メインフレーム6は、サイドフレーム7よりも太い高強度の部材となっている。そして、メインフレーム6は、複数台分の空調室外機4の横幅を想定した長さとなっている。一方、サイドフレーム7は、一台分の空調室外機4の横幅を想定した長さとなっている。そして、空調室外機用システム架台2に搭載する空調室外機4の台数等に応じて、適宜の本数のメインフレーム6が継手部材で継ぎ合わされる。
【0023】
空調室外機用システム架台2が空調室外機4を一列に並べた状態で搭載することを想定したものとなっているので、図2に示すように、メインフレーム6は、約一台分の空調室外機4の横幅を空けた状態で2本平行に配置される。このメインフレーム6は、台座5上に固定される部位なので、メインフレーム6を台座5に固定するための台座止め金具8がメインフレーム6の適宜の箇所に取り付けられる。そして、2本平行に配置された一対のメインフレーム6の間に掛け渡されるようにして、複数のサイドフレーム7が互いに平行な位置関係でメインフレーム6に固定される。サイドフレーム7同士の間隔は、空調室外機用システム架台2に搭載する制御盤3及び空調室外機4の大きさと間隔に応じる。
【0024】
以下、空調室外機用システム架台2を構成する部材の詳細について説明する。
【0025】
図3は、メインフレーム6を示した図である。メインフレーム6は、所定の長さを有する長尺な中空のアルミ押出型材であり、図3の拡大図で示すように、全体視長方形の断面形状を有する。メインフレーム6は、複数の空調室外機4を支持可能な梁としての強度を要するため、断面の高さが横幅よりも大きくなっている。そして、メインフレーム6は、水平な上面を形成する上面61と、垂直な側面を形成する2つの側面64と、水平な下面を形成する下面65とを外装面に有する角柱の部材である。上面61には、メインフレーム6の上にサイドフレーム7を固定するためのボルトの頭部を係合可能な上面側係合溝62が設けられている。上面側係合溝62には、水抜き用の穴が溝の底面に適当な間隔(例えば、1m)で設けられている。側面64には、台座止め金具8をメインフレーム6に固定するためのボルトの頭部を係合可能な側面側係合溝63が設けられている。また、メインフレーム6は、アルミ押出型材であるため、内部に中空部66を有している。中空部66は、メインフレーム6の長手方向における両端部で外部に露出している。
【0026】
図3を見ると判るように、上面側係合溝62と側面側係合溝63は、メインフレーム6の長手方向沿いに延在するように形成されている。そして、上面側係合溝62と側面側係合溝63の両端部は、メインフレーム6の両端部で開放されている。よって、上面側係合溝62と側面側係合溝63においては、頭部が六角或いは四角のボルトを上面側係合溝62と側面側係合溝63に係合させたい場合、上面側係合溝62と側面側係合溝63の端部からボルトを挿入してスライドさせることになる。頭部がT字型のボルトを使用すれば、上面側係合溝62と側面側係合溝63へ端部以外の途中の箇所からボルトの頭部を挿入し、略90度旋回させることで上面側係合溝62や側面側係合溝63にボルトを係合することも可能であるが、このようなボルトを使用する場合は、ボルトの頭部が上面側係合溝62や側面側係合溝63から意図せず脱落するのを防ぐため、ナットで締結する際にボルトの頭部の向きに十分留意する必要がある。したがって、上面側係合溝62と側面側係合溝
63には、頭部が六角或いは四角のボルトを用いる方が望ましい。
【0027】
図4は、サイドフレーム7を示した図である。サイドフレーム7は、所定の長さを有する長尺な中空のアルミ押出型材であり、図4に示すように、全体視四角形の底部から両側方に底部(アウトリガー74)を突き出させたような略逆T字型の断面形状を有する。サイドフレーム7は、1つの空調室外機4を支持する部材であり、且つ、空調室外機4の荷重はメインフレーム6に近いサイドフレーム7の端部付近に加わるため、メインフレーム6に比べると、断面の矩形部分における高さも横幅もメインフレーム6より小さくなっている。サイドフレーム7は、水平な上面を形成する上面71と、水平な下面を形成する下面73とを有している。上面71には、サイドフレーム7の上に制御盤3や空調室外機4を固定するためのボルトの頭部を係合可能な上面側係合溝72が設けられている。上面側係合溝72の中央部付近には、水抜き用の穴が溝の底面に設けられている。また、サイドフレーム7の長手方向における両端部付近には、サイドフレーム7をメインフレーム6に固定するためのボルトを通すボルト通し孔75がアウトリガー74に設けられている。また、サイドフレーム7は、アルミ押出型材であるため、内部に中空部76を有している。中空部76は、サイドフレーム7の長手方向における両端部で外部に露出している。
【0028】
図4を見ると判るように、上面側係合溝72は、サイドフレーム7の長手方向沿いに延在するように形成されている。そして、上面側係合溝72の両端部は、図7の両端部で開放されている。よって、上面側係合溝62と側面側係合溝63と同様、頭部が六角或いは四角のボルトを上面側係合溝72に係合させたい場合、上面側係合溝72の端部からボルトを挿入してスライドさせることになる。
【0029】
図5は、継手部材を示した図である。メインフレーム6を延長させるためにメインフレーム6同士を継ぎ合わせる場合には、例えば、図5に示すような継手部材9を用いる。継手部材9は、アルミニウムのインゴットを切削加工で切り出した剛体であり、図5に示すように、水平な上面を形成する上面91と、垂直な側面を形成する2つの側面93と、水平な下面を形成する下面94とを外装面に有する棒状体である。継手部材9は、メインフレーム6の端部から中空部66に挿入して使うものなので、断面形状が中空部66の断面形状に一致するような形態となっている。すなわち、継手部材9には、上面側係合溝62や側面側係合溝63を形成するためにメインフレーム6の内側へ突き出ている部分との干渉を防ぐための減肉部92が設けられている。また、継手部材9には、メインフレーム6をボルトとナットで固定するためのボルト通し孔95が側面93の適宜の箇所に設けられている。
【0030】
図6は、台座止め金具8を示した図である。台座止め金具8は、断面がL字型の金物であり、垂直な部位を形成する上部81と、水平な底部を形成する下部82とを有する。上部81には、空調室外機用システム架台2をクレーンで吊り下げるための吊り下げ用孔83や、台座止め金具8をメインフレーム6に固定するためのボルトを通すボルト通し孔84が設けられている。下部82には、台座5のアンカーボルトを通するためのボルト通し孔85が設けられている。ボルト通し孔84とボルト通し孔85は、空調室外機モジュール1の設置箇所における台座止め金具8の着脱及び位置変更、或いは、空調室外機モジュール1の設置作業時における僅かな位置ずれ等への対応を容易にするために、長丸形の孔となっている。台座止め金具8は、メインフレーム6との相性を考慮したアルミニウム製であってもよいし、或いは、ステンレスや鉄等の各種金属製であってもよい。
【0031】
以下、空調室外機モジュール1の組立方法について説明する。空調室外機モジュール1を組み立てる際は、まず、空調室外機用システム架台2を組み立てた後に、空調室外機用システム架台2へ制御盤3や空調室外機4の搭載を行う。
【0032】
図7は、空調室外機モジュール1の組立方法を示した第1の図である。空調室外機用システム架台2を組み立てる際は、空調室外機用システム架台2に搭載する制御盤3や空調室外機4の台数に応じた全長を決定し、決定した全長に合わせた本数のメインフレーム6を用意する。そして、必要に応じて、メインフレーム6同士を継手部材9やボルト、ナットを使って継ぎ合わせる。メインフレーム6のラインナップとして長さを互い違いにした複数種のものが用意されていれば、適宜の長さのメインフレーム6同士を継ぎ合わせることで、制御盤3や空調室外機4の台数に応じた全長に容易に合わせることができる。市販されている既製品の空調室外機4の大きさ等を考慮すると、メインフレーム6のラインナップとしては、例えば、全長2500~4000mmの範囲内で500mm刻みの4種類程度が考えられる。
【0033】
図8は、空調室外機モジュール1の組立方法を示した第2の図である。適当な全長のメインフレーム6を一対用意した後は、メインフレーム6の適宜の箇所へサイドフレーム7や台座止め金具8を組み付ける。メインフレーム6に組み付けるサイドフレーム7や台座止め金具8の個数は、空調室外機用システム架台2に搭載する制御盤3や空調室外機4の台数に応じる。サイドフレーム7をメインフレーム6へ組み付ける際には、メインフレーム6の端部にある上面側係合溝62の開放部分にボルトの頭部を通し、上面側係合溝62の長手方向に沿ってボルトを適宜の位置にスライドさせる。また、台座止め金具8をメインフレーム6へ組み付ける際には、メインフレーム6の端部にある側面側係合溝63の開放部分にボルトの頭部を通し、側面側係合溝63の長手方向に沿ってボルトを適宜の位置にスライドさせる。なお、サイドフレーム7についてもメインフレーム6と同様に、ラインナップとして長さを互い違いにした複数種のものが用意されていれば、大小様々な大きさの制御盤3や空調室外機4に応じた長さに容易に合わせることができる。市販されている既製品の空調室外機4の大きさ等を考慮すると、サイドフレーム7のラインナップとしては、例えば、全長900mmと1100mmの2種類程度が考えられる。
【0034】
図9は、ボルトの取り付け状態を示した図である。図9では、メインフレーム6の長手方向端部付近を示している。図9に示されるように、メインフレーム6の長手方向端部付近では上面側係合溝62や側面側係合溝63が開放されている。よって、サイドフレーム7をメインフレーム6に組み付けるためのボルト75Bは、メインフレーム6の長手方向端部にある上面側係合溝62の開放部分から頭部を挿入することで、上面側係合溝62へ係合させることができる。また、台座止め金具8をメインフレーム6に組み付けるためのボルト63Bは、メインフレーム6の長手方向端部にある側面側係合溝63の開放部分から頭部を挿入することで、側面側係合溝63へ係合させることができる。そして、サイドフレーム7を適宜の位置に位置決めした状態でボルト75Bにナット75Nを螺合し、ナット75Nをレンチで締め付けることにより、サイドフレーム7をメインフレーム6に固定することができる。また、台座止め金具8を適宜の位置に位置決めした状態でボルト63Bにナット63Nを螺合し、ナット63Nをレンチで締め付けることにより、台座止め金具8をメインフレーム6に固定することができる。以上により、空調室外機用システム架台2の組立が完了する。
【0035】
図10は、空調室外機モジュール1の組立方法を示した第3の図である。サイドフレーム7と台座止め金具8をメインフレーム6の適宜の位置に取り付けた後は、空調室外機用システム架台2のサイドフレーム7に防振装置4Dを取り付ける。防振装置4Dは、空調室外機用システム架台2と空調室外機4との間で緩衝機能を果たす部材である。よって、空調室外機モジュール1の設置箇所や空調室外機4の種類によっては、防振装置4Dを省略してもよい。防振装置4Dは、例えば、既製品が用いられる。よって、防振装置4Dには、固定用のボルトを通すためのボルト通し孔が製品毎或いはメーカー毎に様々である。しかし、防振装置4Dをサイドフレーム7に固定するためのボルトは、サイドフレーム7に設けられている上面側係合溝72沿いをスライド可能である。また、サイドフレーム7
は、サイドフレーム7をメインフレーム6に固定するボルト75Bを上面側係合溝62沿いに動かすことでスライド可能である。すなわち、空調室外機用システム架台2であれば、防振装置4Dをサイドフレーム7に固定するためのボルトの位置を、水平面に平行な2軸の方向で自在に調整することができるため、様々な防振装置4Dの取り付けに対応可能である。
【0036】
図11は、空調室外機モジュール1の組立方法を示した第4の図である。制御盤3や空調室外機4を空調室外機用システム架台2に搭載する際は、制御盤3や空調室外機4の下側に配置する配管12や電線類を予め設置しておくことが望ましい。制御盤3や空調室外機4の下側に配置する配管12や電線類は、例えば、図11に示すように、空調室外機用システム架台2に設けた支持板10に載せる。支持板10は、例えば、メインフレーム6の側面側係合溝63に係合したボルトで固定したステー11等に支持させる。配管12や電線類を、空調室外機用システム架台2へ制御盤3や空調室外機4を搭載する前に仮設しておけば、配管12や電線類の引き回し作業が容易となる。
【0037】
図12は、空調室外機モジュール1の組立方法を示した第5の図である。防振装置4Dを空調室外機用システム架台2に取り付けた後は、制御盤3や空調室外機4を空調室外機用システム架台2へ搭載する。制御盤3や空調室外機4は、制御盤3や空調室外機4の筐体の下部の適宜の位置に設けられたボルトやナットにより、空調室外機用システム架台2へ固定する。また、必要に応じて配管12や電線類の接続も行う。以上により、空調室外機モジュール1の組立が完了する。
【0038】
なお、防振装置4Dは、空調室外機用システム架台2と空調室外機4との間に取り付ける形態に限定されるものではない。防振装置4Dは、例えば、台座5と空調室外機用システム架台2との間に取り付ける形態であってもよい。この場合、防振装置4Dは、空調室外機モジュール1の設置箇所へ空調室外機モジュール1と別体で運搬され、台座5に取り付けてから空調室外機モジュール1が載せられる形態であってもよいし、或いは、空調室外機用システム架台2の下側に取り付けられた状態で空調室外機モジュール1と一体で運搬され、設置箇所の台座5へ取り付けられてもよい。
【0039】
空調室外機モジュール1を組み立てた後は、空調室外機モジュール1の設置箇所への運搬及び設置を行う。図13は、空調室外機モジュール1の設置方法を示した第1の図である。空調室外機モジュール1を組み立てた後は、吊り下げ装置13やクレーンを使って空調室外機モジュール1の吊り上げが行われる。空調室外機モジュール1を動かす際は、制御盤3や空調室外機4に適宜の養生を施すことが好ましい。空調室外機モジュール1をクレーンで吊り上げる際は、まず、吊り下げ装置13をクレーンで空調室外機モジュール1の上方に吊り上げた後、吊り下げ装置13から垂れ下がるワイヤー14を空調室外機用システム架台2の台座止め金具8にフック等で取り付ける。そして、吊り下げ装置13を吊り下げるクレーンを操作し、空調室外機モジュール1を吊り上げる。クレーンで吊り上げた空調室外機モジュール1は、例えば、運搬用の車両の荷台に載置される。車両を使って運搬された空調室外機モジュール1は、設置箇所付近で再びクレーンに吊り上げられ、設置箇所へ下ろされる。
【0040】
なお、図13では、台座止め金具8が空調室外機用システム架台2の長手方向の両端部と中央部に設けられているが、空調室外機用システム架台2における台座止め金具8の取付位置や取付箇所の個数は、空調室外機モジュール1をクレーンで吊り上げる際に空調室外機用システム架台2へ加わる荷重分布の計算結果に応じて適宜調整する。台座止め金具8は、メインフレーム6の側面側係合溝63に係合するボルト63Bによってメインフレーム6に固定されているため、ナット63Nを緩めてボルト63Bをスライドさせれば、メインフレーム6に対する台座止め金具8の取付位置を適宜変更可能である。
【0041】
図14は、空調室外機モジュール1の設置方法を示した第2の図である。空調室外機モジュール1をクレーンで設置箇所の台座5へ載せた後は、台座止め金具8を使って空調室外機モジュール1を台座5へ固定する。台座5とメインフレーム6との間には適宜のスペーサ等を挟んだ状態にしてもよい。台座5には、例えば、図14に示すように、アンカーボルト5Bが予め設けられている。台座5は、例えば、コンクリート製である。そして、台座5を形成する際のコンクリート打設時には、アンカーボルト5Bが予め埋め込まれている。よって、台座5には、アンカーボルト5Bが強固に固定されている。
【0042】
台座5のアンカーボルト5Bへ台座止め金具8を固定する際は、台座止め金具8のボルト通し孔85にアンカーボルト5Bを通し、アンカーボルト5Bにアンカーナット5Nを螺合する。この時、メインフレーム6に対する台座止め金具8の位置を調整する必要があれば、ナット63Nを一時的に緩めるか、或いは、ボルト63Bからナット63Nを一時的に取り外す等の処置を行う。アンカーナット5Nがレンチでアンカーボルト5Bに締結されると、台座止め金具8が台座5に固定された状態になる。また、ナット63Nがレンチでボルト63Bに締結されると、台座止め金具8がメインフレーム6に固定された状態になる。これにより、台座5への空調室外機モジュール1の設置が完了する。
【0043】
空調室外機4の大きさは、製造するメーカーに応じて様々である。また、設置する空調室外機4の台数も設置箇所に応じて様々である。しかし、本実施形態に係る空調室外機用システム架台2であれば、空調室外機4の大きさや台数に応じた形態に容易に合わせることができるため、空調室外機4の大きさや台数に応じた架台を極めて簡単に組立可能である。
【0044】
なお、上記実施形態では、主にアルミニウム製の部材を使った空調室外機用システム架台2を例示したが、空調室外機用システム架台2を構成する部材は、アルミニウム製に限定されるものではない。空調室外機用システム架台2を構成する部材は、アルミニウム以外の適宜の材質であってもよい。また、上記実施形態では、1つの空調室外機用システム架台2に同一の形態の空調室外機4を複数搭載する形態を例示していたが、空調室外機モジュール1は、このような形態に限定されるものではない。空調室外機モジュール1は、例えば、大小様々な形態の空調室外機4を空調室外機用システム架台2に複数搭載したものであってもよい。
【0045】
また、上記実施形態では、複数本のメインフレーム6を継ぎ合わせた空調室外機用システム架台2を例示していたが、空調室外機用システム架台2は、このような形態に限定されるものではない。空調室外機用システム架台2は、例えば、単体で空調室外機モジュール1の全長に達する単体のメインフレーム6を用いてもよい。
【0046】
また、上記実施形態では、メインフレーム6の上面61に2本の上面側係合溝62が設けられていたが、メインフレーム6は、このような形態に限定されるものではない。メインフレーム6は、上面61に上面側係合溝62を1本だけ有するものであってもよいし、或いは、上面61に上面側係合溝62を3本以上有するものであってもよい。また、上記実施形態では、2つの側面64の何れにも側面側係合溝63が設けられていたが、メインフレーム6は、このような形態に限定されるものではない。メインフレーム6は、2つの側面64のうちの一方にのみ側面側係合溝63を有するものであってもよい。
【0047】
その他、上記実施形態は、適宜の形態に変形可能である。例えば、メインフレーム6の側面側係合溝63や台座止め金具8を省略してもよい。また、ボルトに代わる他の部材を係合溝に係合させてもよい。
【符号の説明】
【0048】
1・・空調室外機モジュール
2・・空調室外機用システム架台
3・・制御盤
4・・空調室外機
5・・台座
6・・メインフレーム
7・・サイドフレーム
8・・台座止め金具
9・・継手部材
10・・支持板
11・・ステー
12・・配管
13・・吊り下げ装置
14・・ワイヤー
4D・・防振装置
5B・・アンカーボルト
5N・・アンカーナット
61・・上面
62・・上面側係合溝
63・・側面側係合溝
64・・側面
65・・下面
66・・中空部
71・・上面
72・・上面側係合溝
73・・下面
74・・アウトリガー
75・・ボルト通し孔
76・・中空部
81・・上部
82・・下部
83・・吊り下げ用孔
84・・ボルト通し孔
85・・ボルト通し孔
91・・上面
92・・減肉部
93・・側面
94・・下面
95・・ボルト通し孔
63B・・ボルト
63N・・ナット
75B・・ボルト
75N・・ナット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14