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特開2023-139672浮体構造物の製造装置および製造方法
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  • 特開-浮体構造物の製造装置および製造方法 図1
  • 特開-浮体構造物の製造装置および製造方法 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023139672
(43)【公開日】2023-10-04
(54)【発明の名称】浮体構造物の製造装置および製造方法
(51)【国際特許分類】
   B63C 3/06 20060101AFI20230927BHJP
【FI】
B63C3/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022045327
(22)【出願日】2022-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】000002299
【氏名又は名称】清水建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山田 沙代
(72)【発明者】
【氏名】高 東熙
(72)【発明者】
【氏名】浦 優介
(57)【要約】
【課題】複数の浮体構造物の製作と進水を継続的に行うことができる浮体構造物の製造装置および製造方法を提供する浮体構造物の製造装置および製造方法を提供する。
【解決手段】水門28を閉じた状態で、第一領域1の水位WLを調節することにより第一領域1の浮体構造物Cを浮かせてから、第二領域2に移動させた後、第二領域2の水位WLを外部水域12の水位WL0と同じになるように調節してから、水門28を開き、第二領域2の浮体構造物Cを外部水域12に向けて曳航可能にするようにする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
浮体構造物を製作する製作区域に隣接して設けられ、製作した前記浮体構造物を配置可能な床部からなる第一領域と、前記第一領域に隣接して設けられ、前記第一領域の前記床部の高さよりも低い床部からなる第二領域と、前記第二領域と外部水域との間に設けられる水門と、前記第一領域および前記第二領域の水位を調節する水位調節装置とを備える製造装置であって、
前記水門を閉じた状態で、前記第一領域の水位を調節することにより前記第一領域の前記浮体構造物を浮かせてから、前記第二領域に移動させた後、前記第二領域の水位を前記外部水域の水位と同じになるように調節してから、前記水門を開き、前記第二領域の前記浮体構造物を前記外部水域に向けて曳航可能にすることを特徴とする浮体構造物の製造装置。
【請求項2】
浮体構造物を製作する製作区域に隣接して設けられ、製作した前記浮体構造物を配置可能な床部からなる第一領域と、前記第一領域に隣接して設けられ、前記第一領域の前記床部の高さよりも低い床部からなる第二領域と、前記第二領域と外部水域との間に設けられる水門と、前記第一領域および前記第二領域の水位を調節する水位調節装置とを用いて前記浮体構造物を製造する方法であって、
前記水門を閉じた状態で、前記第一領域の水位を調節することにより前記第一領域の前記浮体構造物を浮かせるステップと、前記浮体構造物を前記第一領域から前記第二領域に移動させるステップと、前記第二領域の水位を前記外部水域の水位と同じになるように調節してから、前記水門を開き、前記第二領域の前記浮体構造物を前記外部水域に向けて曳航可能にするステップとを有することを特徴とする浮体構造物の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば洋上風力発電用の浮体構造物の大量生産に好適な浮体構造物の製造装置および製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、洋上風力発電用の浮体構造物が知られている(例えば、特許文献1を参照)。こうした大型の浮体構造物は、通常、海水面下まで地盤を掘り下げた海洋ドックで製造され、ドックに水を注入することにより進水している。このプロセスでは、1つの浮体構造物を製造して進水するまでの作業が同一の1つのドック内で行われる。
【0003】
一方、造船業界では、ブロック建造方式が一般に採用されている。この方式は、船体を複数の鋼製ブロックに分けてそれぞれを建造し、全てを溶接で接合して一隻の船を完成させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-248792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記の従来の海洋ドックでは、浮体構造物の進水作業中に次の浮体構造物を製造することは難しいことから、大型の浮体構造物の大量生産には不向きであるという問題があった。また、浮体構造物がコンクリート製の場合には、止水の難しさから浮体モジュール同士の接合部は極力少なくするのが好ましいため、特にブロック建造方式を前提とした既存の造船ドックでの大量生産には不向きであった。こうしたことから、大型の浮体構造物の大量生産を可能にするために、複数の浮体構造物の製作と進水を継続的に行うことができるドック(製造装置)が求められていた。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の浮体構造物の製作と進水を継続的に行うことができる浮体構造物の製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る浮体構造物の製造装置は、浮体構造物を製作する製作区域に隣接して設けられ、製作した前記浮体構造物を配置可能な床部からなる第一領域と、前記第一領域に隣接して設けられ、前記第一領域の前記床部の高さよりも低い床部からなる第二領域と、前記第二領域と外部水域との間に設けられる水門と、前記第一領域および前記第二領域の水位を調節する水位調節装置とを備える製造装置であって、前記水門を閉じた状態で、前記第一領域の水位を調節することにより前記第一領域の前記浮体構造物を浮かせてから、前記第二領域に移動させた後、前記第二領域の水位を前記外部水域の水位と同じになるように調節してから、前記水門を開き、前記第二領域の前記浮体構造物を前記外部水域に向けて曳航可能にすることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る浮体構造物の製造方法は、浮体構造物を製作する製作区域に隣接して設けられ、製作した前記浮体構造物を配置可能な床部からなる第一領域と、前記第一領域に隣接して設けられ、前記第一領域の前記床部の高さよりも低い床部からなる第二領域と、前記第二領域と外部水域との間に設けられる水門と、前記第一領域および前記第二領域の水位を調節する水位調節装置とを用いて前記浮体構造物を製造する方法であって、前記水門を閉じた状態で、前記第一領域の水位を調節することにより前記第一領域の前記浮体構造物を浮かせるステップと、前記浮体構造物を前記第一領域から前記第二領域に移動させるステップと、前記第二領域の水位を前記外部水域の水位と同じになるように調節してから、前記水門を開き、前記第二領域の前記浮体構造物を前記外部水域に向けて曳航可能にするステップとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る浮体構造物の製造装置によれば、浮体構造物を製作する製作区域に隣接して設けられ、製作した前記浮体構造物を配置可能な床部からなる第一領域と、前記第一領域に隣接して設けられ、前記第一領域の前記床部の高さよりも低い床部からなる第二領域と、前記第二領域と外部水域との間に設けられる水門と、前記第一領域および前記第二領域の水位を調節する水位調節装置とを備える製造装置であって、前記水門を閉じた状態で、前記第一領域の水位を調節することにより前記第一領域の前記浮体構造物を浮かせてから、前記第二領域に移動させた後、前記第二領域の水位を前記外部水域の水位と同じになるように調節してから、前記水門を開き、前記第二領域の前記浮体構造物を前記外部水域に向けて曳航可能にするので、複数の浮体構造物の製作と進水を継続的に行うことが可能となり、浮体構造物の大量生産が容易になるという効果を奏する。
【0010】
また、本発明に係る浮体構造物の製造方法によれば、浮体構造物を製作する製作区域に隣接して設けられ、製作した前記浮体構造物を配置可能な床部からなる第一領域と、前記第一領域に隣接して設けられ、前記第一領域の前記床部の高さよりも低い床部からなる第二領域と、前記第二領域と外部水域との間に設けられる水門と、前記第一領域および前記第二領域の水位を調節する水位調節装置とを用いて前記浮体構造物を製造する方法であって、前記水門を閉じた状態で、前記第一領域の水位を調節することにより前記第一領域の前記浮体構造物を浮かせるステップと、前記浮体構造物を前記第一領域から前記第二領域に移動させるステップと、前記第二領域の水位を前記外部水域の水位と同じになるように調節してから、前記水門を開き、前記第二領域の前記浮体構造物を前記外部水域に向けて曳航可能にするステップとを有するので、複数の浮体構造物の製作と進水を継続的に行うことが可能となり、浮体構造物の大量生産が容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明に係る浮体構造物の製造装置の実施の形態を示す図であり、(1)は平面図、(2)は側断面図である。
図2図2は、本発明に係る浮体構造物の製造方法の実施の形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る浮体構造物の製造装置および製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0013】
図1に示すように、本実施の形態に係る浮体構造物の製造装置10は、外海12(外部水域)に面した港湾の岸壁の陸14上に設けられる工場16と、進水用ドック18とからなる。
【0014】
工場16は、浮体構造物を製作する製作区域である。本実施の形態の製作対象は、洋上風力発電用のセミサブ式の大型の浮体構造物を想定している。なお、コンクリート製の浮体構造物の大量生産を行う場合は、工場16内には、コンクリート製の浮体構造物を大量生産できるように、スリップフォーム工法で使用する設備(例えば、移動式成型機、鋼製型枠)を配置することが好ましい。
【0015】
進水用ドック18は、工場側に位置するエリア1と、海側に位置するエリア2からなる。エリア1は、工場16に隣接して設けられ、製作した浮体構造物を配置可能な水平床20(床部)からなる第一領域である。水平床20の高さは、工場16の床と同じ高さである。エリア2は、エリア1に隣接して設けられ、エリア1の水平床20の高さよりも低い床22(床部)からなる第二領域である。エリア1の水平床20とエリア2の床22は斜面24で接続している。エリア2には、あらかじめ海水が取り込まれており、製作対象の浮体構造物を十分に浮かばせられるほどの水深hを有している。
【0016】
図1(1)に示すように、進水用ドック18の左右側部には、所定の高さの堤体26が設けられ、進水用ドック18の前後部には、開閉可能なゲート28、30が設けられる。左右方向幅Bは、エリア1よりもエリア2の方が大きい。エリア1とエリア2の接続部は平面視で漸拡しており、堤体26は平面視でエリア1、2の側部に沿って略前後方向に延在するとともに、前方の海側で左右方向内側に屈曲し、ゲート28の側部の戸当たりに接続している。このように、進水用ドック18の周囲四方は堤体26とゲート28、30で取り囲まれている。進水用ドック18は、岸壁上の工場16と進水予定先の海12の間の領域を掘り込むことによって構築してもよいし、岸壁から海側に連壁で囲んだ領域を形成することによって構築してもよい。
【0017】
海側のゲート28(水門)は、外海12とエリア2の境界に設置され、例えば造船所などで使用されるフラップ式ゲートで構成される。ゲート28が開くと、外海12とエリア2は連通状態になり、ゲート28が閉じると、外海12とエリア2は遮断状態になる。工場側のゲート30は、左右方向に移動可能な左右一対の横引きゲートで構成され、工場16とエリア1の境界に設置される。ゲート30が開くと、工場16とエリア1は連通状態になり、ゲート30が閉じると、工場16とエリア1は遮断状態になる。
【0018】
製造装置10は、進水用ドック18の水位WLを調節する水位調節装置32と、エリア1での資材運搬や浮体構造物への艤装品の取付けに用いる運搬装置34Aと、工場16からエリア1に向けて浮体構造物を水平移動するための移動装置34Bと、をさらに備える。
【0019】
水位調節装置32は、例えば、海12の水を進水用ドック18内に注水する注水装置と、進水用ドック18内の海水を外部に排水する排水装置とを用いて構成することができる。注水装置および排水装置としては、例えば、ポンプで吸引した海水を給排水する装置が使用可能である。注水装置で進水用ドック18内に注水することで進水用ドック18の水位WLを上昇させ、排水で進水用ドック18内から排水することで進水用ドック18の水位WLを低下させることが可能である。なお、進水用ドック18内の水位WLを検知する水位検知装置と、検知した進水用ドック18の水位WLに応じて注水装置または排水装置の動作を停止する制御装置をさらに含んでもよい。また、本発明の水位調節装置はこれに限るものではなく、進水用ドック18内の水位WLを調節可能な装置であればいかなる装置でもよい。
【0020】
また、運搬装置34Aは、例えば浮体式洋上風力のタービンやブレードなどを設置するために用いられるタワークレーンである。移動装置34Bは、例えば、IP-CCV(Individual Pushing Caisson Carrier Vehicle)のような装置、エアーキャスターとジャッキまたはウィンチによる装置、ベルトコンベア・無限軌道・車輪等を用いた装置などの周知の移動装置を用いることができる。この場合、工場16の床からエリア1の水平床20までの区間には、上記の移動装置を活用できるように、IP-CCVやエアーキャスター、車輪のためのレール(溝)またはベルトコンベア等の装置をあらかじめ取り付けておくことが望ましい。なお、図1(1)の例では、水平床20に移動装置34Bとして溝を設けた構成を示している。
【0021】
次に、本実施の形態の浮体構造物の製造方法について図2を参照しながら説明する。本実施の形態では、以下のステップS1~S5の手順により、浮体構造物を製作した後、進水させる。
【0022】
まず、ステップS1では、図2(1)に示すように、進水用ドック18の水位WLをエリア1の水平床20よりも低い状態にしておくものとする。工場16で製作した浮体構造物Cを水平移動して進水用ドック18のエリア1の水平床20に仮置きする。エリア1に仮置きする浮体構造物Cの数は、エリア1のスペースに応じて適宜設定可能である(図の例では2基)。浮体構造物Cを水平移動する移動装置には、例えば、上記の移動装置を適用することができる。
【0023】
本実施の形態の浮体構造物Cは、互いに水平に連結された複数のコンクリート製の柱状の浮体C1からなる構造物を想定している。中央の浮体C1の上部には風車タワーC2が設けられ、風車タワーC2の上端には図示しないナセルおよびブレードが設けられる。符号C3は、ブレードの外径円を示している。浮体構造物Cの上部構造や艤装品(例えば、タワーC2やナセル・ブレード・係留装置など)の取付け作業は、工場内で行ってもよいし、このエリア1で行ってもよい。
【0024】
次のステップS2では、図2(2)に示すように、全ゲート28、30を閉じ、エリア1において浮体構造物Cが浮き上がるまで、外部から進水用ドック18に海水を注水し、進水用ドック18の水位WLを上昇させる。こうすることで、浮体構造物Cが進水する。
【0025】
次のステップS3では、図2(3)に示すように、海水に浮いたエリア1の浮体構造物Cをエリア2に移動する。この移動には、ウィンチやワイヤー、船舶を用いて浮体構造物Cを牽引する方法などを適用することができる。エリア2に移動後、必要に応じて浮体構造物Cの艤装品取付け作業を行ってもよい。
【0026】
次のステップS4では、図2(4)に示すように、エリア2の水位WLが外海の水位WL0と同じレベルになるまで進水用ドック18内から海水を外部に排出する。エリア1の排水完了後、エリア1はステップS1の作業が可能な状態となるので、工場16から次の浮体構造物Cをエリア1に仮置きできるようになり、エリア1において浮体構造物Cの上部構造や艤装品の取付け作業が可能となる。
【0027】
次のステップS5では、図2(5)に示すように、外海12に面したゲート28を開き、エリア2の浮体構造物Cを外海12に向けて曳航可能な状態にする。その後、浮体構造物Cを図示しない作業船などで曳航する。
【0028】
このように、本実施の形態によれば、床の高さが異なる2つのエリア1、2を活用して、海水の注入と排出を行うことにより、複数の浮体構造物の製作と進水を継続的に行うことが可能である。通常のドック利用と異なり、1個の浮体構造物の進水のために他の浮体構造物の製作を止めることなく、製作した浮体構造物をスムーズかつ迅速に運搬し、進水させることができる。本実施の形態は、クレーンやリフトを使うことが困難な大型の浮体構造物の大量生産に好適である。
【0029】
以上説明したように、本発明に係る浮体構造物の製造装置によれば、浮体構造物を製作する製作区域に隣接して設けられ、製作した前記浮体構造物を配置可能な床部からなる第一領域と、前記第一領域に隣接して設けられ、前記第一領域の前記床部の高さよりも低い床部からなる第二領域と、前記第二領域と外部水域との間に設けられる水門と、前記第一領域および前記第二領域の水位を調節する水位調節装置とを備える製造装置であって、前記水門を閉じた状態で、前記第一領域の水位を調節することにより前記第一領域の前記浮体構造物を浮かせてから、前記第二領域に移動させた後、前記第二領域の水位を前記外部水域の水位と同じになるように調節してから、前記水門を開き、前記第二領域の前記浮体構造物を前記外部水域に向けて曳航可能にするので、複数の浮体構造物の製作と進水を継続的に行うことが可能となり、浮体構造物の大量生産が容易になる。
【0030】
また、本発明に係る浮体構造物の製造方法によれば、浮体構造物を製作する製作区域に隣接して設けられ、製作した前記浮体構造物を配置可能な床部からなる第一領域と、前記第一領域に隣接して設けられ、前記第一領域の前記床部の高さよりも低い床部からなる第二領域と、前記第二領域と外部水域との間に設けられる水門と、前記第一領域および前記第二領域の水位を調節する水位調節装置とを用いて前記浮体構造物を製造する方法であって、前記水門を閉じた状態で、前記第一領域の水位を調節することにより前記第一領域の前記浮体構造物を浮かせるステップと、前記浮体構造物を前記第一領域から前記第二領域に移動させるステップと、前記第二領域の水位を前記外部水域の水位と同じになるように調節してから、前記水門を開き、前記第二領域の前記浮体構造物を前記外部水域に向けて曳航可能にするステップとを有するので、複数の浮体構造物の製作と進水を継続的に行うことが可能となり、浮体構造物の大量生産が容易になる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
以上のように、本発明に係る浮体構造物の製造装置および製造方法は、洋上風力発電用の大型の浮体構造物の製造に有用であり、特に、浮体構造物を大量生産するのに適している。
【符号の説明】
【0032】
1 エリア(第一領域)
2 エリア(第二領域)
10 浮体構造物の製造装置
12 外海(外部水域)
14 陸
16 工場(製作区域)
18 進水用ドック
20 水平床(床部)
22 床(床部)
24 斜面
26 堤体
28 ゲート(水門)
30 ゲート
32 水位調節装置
34 移動装置
34A 運搬装置
34B 移動装置
B 幅
C 浮体構造物
h 水深
WL,WL0 水位
図1
図2