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特開2023-139678情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023139678
(43)【公開日】2023-10-04
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20230927BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022045334
(22)【出願日】2022-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】522443899
【氏名又は名称】上垣内 宏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100199107
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 拓司
(72)【発明者】
【氏名】牧野 真一
(72)【発明者】
【氏名】上垣内 宏樹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】コンテンツを閲覧する側のユーザの利便性を向上しつつ、情報やコンテンツの発信元となる人のニーズも満たす。
【解決手段】情報処理システムは、表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象画像を記憶させておく画像記憶部と、検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させておく情報記憶部と、第1ユーザ11による画像検索によりウェブ画像に合致・類似するとされた検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を情報記憶部から抽出して表示部に表示させる情報抽出部と、を備える。検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思により画像記憶部・情報記憶部に記憶させることができる。
【選択図】図4

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させておく画像記憶部と、
前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させておく情報記憶部と、
前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を前記情報記憶部から抽出して前記表示部に表示させる情報抽出部と、
を備え、
前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思により前記画像記憶部および前記情報記憶部にそれぞれ記憶させることができる、
情報処理システム。
【請求項2】
前記第2ユーザの意思により記憶される前記検索対象画像は、顔画像と、前記第2ユーザが提供する商品およびサービスを示す画像である、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2ユーザは複数のレベルがある優先第2ユーザ登録により前記検索対象画像を記憶できるものであり、
前記優先第2ユーザ登録のレベルの違いにより前記表示部への前記テキストデータを含む情報の表示の態様が変化する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第2ユーザは複数のレベルがある優先第2ユーザ登録により前記検索対象画像を記憶できるものであり、
前記優先第2ユーザ登録のレベルが上がると記憶できる前記検索対象画像が増える、
請求項2または請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記表示部に表示された前記ウェブ画像の表示の履歴または前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた検索の履歴を第3ユーザの要求に基づき提供する履歴提供部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第3ユーザは複数のレベルがある優先第3ユーザ登録により前記表示部に表示された前記ウェブ画像の表示の履歴または前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた検索の履歴の提供を受けられるものであり、
前記優先第3ユーザ登録のレベルの違いにより前記表示の履歴および前記検索の履歴の提供の態様が変化する、
請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させておく画像記憶部と、
前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させておく情報記憶部と、
前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を前記情報記憶部から抽出して前記表示部に表示させる情報抽出部と、
を備え、
前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思により前記画像記憶部および前記情報記憶部にそれぞれ記憶させることができる、
情報処理装置。
【請求項8】
ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させる画像記憶工程と、
前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させる情報記憶工程と、
前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を抽出して前記表示部に表示させる情報抽出工程と、
を含み、
前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思によりそれぞれ前記画像記憶工程および前記情報記憶工程において記憶させることができる、
情報処理方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システムおよび情報処理装置、情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ウェブサイトには様々なニュースや、商品・サービスのプロモーションなどの情報がアップされている。また、ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)を通じていろいろなコンテンツが幅広いジャンルの組織や人から発信されている。
【0003】
これらの情報やコンテンツの発信者は多種多様で、いわゆる著名人から、あまり有名ではない人までさまざまであり、発信している人そのものを知りたいというニーズがある。なお特許文献1には、人などの画像からその人などの名前を特定する技術が開示されている。
【0004】
また情報やコンテンツの発信者においては、その閲覧数によってはアフィリエイト収入にもつながり得るなどといった理由により、自身の情報やコンテンツを閲覧されたいというニーズ、さらにその閲覧数を上げたいというニーズもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2015-62141号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、こうした技術においては、閲覧する側の利便性は向上するものの、情報やコンテンツの発信者にとっては、自身で考えているほど閲覧されないケースがあるという課題があった。
【0007】
本開示の目的は、ニュースや、商品・サービスのプロモーションなどの情報、ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)を通じたいろいろなコンテンツをウェブサイトで閲覧する側の利便性を向上しつつ、情報やコンテンツの発信者のニーズも満たすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の情報処理システムは、ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させておく画像記憶部と、前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させておく情報記憶部と、前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を前記情報記憶部から抽出して前記表示部に表示させる情報抽出部と、を備え、前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思により前記画像記憶部および前記情報記憶部にそれぞれ記憶させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ニュースや、商品・サービスのプロモーションなどの情報、ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)を通じたいろいろなコンテンツをウェブサイトで閲覧する側の利便性を向上しつつ、情報やコンテンツの発信者のニーズも満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、情報処理システムの概要の一例を示す図である。
図2図2は、ユーザがユーザ端末を使用しているイメージ図である。
図3図3は、ユーザ端末の概要の一例を示す図である。
図4図4は、情報処理システムとユーザとの関係の一例を示す図である。
図5図5は、情報管理サーバの概要構成の一例を示すブロック図である。
図6図6は、情報処理システムの機能ブロックの一例を示す図である。
図7図7は、データベースに記憶される内容の一例を示す図である。
図8図8は、第1ユーザの要求に基づく情報処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示の情報処理システムは、
[1]ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させておく画像記憶部と、前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させておく情報記憶部と、前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を前記情報記憶部から抽出して前記表示部に表示させる情報抽出部と、を備え、前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思により前記画像記憶部および前記情報記憶部にそれぞれ記憶させることができる。
【0012】
[2]前記第2ユーザの意思により記憶される前記検索対象画像は、顔画像と、前記第2ユーザが提供する商品およびサービスを示す画像である、とすることが好ましい。
【0013】
[3]前記第2ユーザは複数のレベルがある優先第2ユーザ登録により前記検索対象画像を記憶できるものであり、前記優先第2ユーザ登録のレベルの違いにより前記表示部への前記テキストデータを含む情報の表示の態様が変化する、とすることが好ましい。
【0014】
[4]前記第2ユーザは複数のレベルがある優先第2ユーザ登録により前記検索対象画像を記憶できるものであり、前記優先第2ユーザ登録のレベルが上がると記憶できる前記検索対象画像が増える、とすることが好ましい。
【0015】
[5]前記表示部に表示された前記ウェブ画像の表示の履歴または前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた検索の履歴を第3ユーザの要求に基づき提供する履歴提供部をさらに備える、とすることが好ましい。
【0016】
[6]前記第3ユーザは複数のレベルがある優先第3ユーザ登録により前記表示部に表示された前記ウェブ画像の表示の履歴または前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた検索の履歴の提供を受けられるものであり、前記優先第3ユーザ登録のレベルの違いにより前記表示の履歴および前記検索の履歴の提供の態様が変化する、とすることが好ましい。
【0017】
本開示の情報処理装置は、
[7]ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させておく画像記憶部と、前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させておく情報記憶部と、前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を前記情報記憶部から抽出して前記表示部に表示させる情報抽出部と、を備え、前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思により前記画像記憶部および前記情報記憶部にそれぞれ記憶させることができる。
【0018】
本開示の情報処理方法は、
[8]ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させる画像記憶工程と、前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させる情報記憶工程と、前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を抽出して前記表示部に表示させる情報抽出工程と、を含み、前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思によりそれぞれ前記画像記憶工程および前記情報記憶工程において記憶させることができる。
【0019】
この構成によれば、商品・サービスのプロモーションなどの情報、ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)を通じたいろいろなコンテンツの発信者である第2ユーザが、自らの画像・テキストデータなどを記憶させる(登録する)ことで、それらの情報・コンテンツの閲覧側である第1ユーザに対して自分自身のことをダイレクトに伝えることができるようになる。
【0020】
また、第2ユーザが自分自身を売り込みたい場合だけでなく、自分自身に関連する商品・サービスを売り込むことができる。
【0021】
また、自分自身の伝えたい情報をより良く第1ユーザに伝えることができるように優先ユーザとしての登録をするとか、逆に、気軽に使うことを重視するとか、ということを第2ユーザ自身が選択できるようになる。
【0022】
また、情報記憶部に記憶される画像を多く登録した第2ユーザは、画像の登録数が少ない第2ユーザと比較して表示されやすくなる一方、逆に気軽に使う場合は画像の登録数を減らす、ということを第2ユーザ自身が選択できるようになる。
【0023】
また、第3ユーザにおいては、ニュースなどでウェブサイトに頻繁に登場する人がどの程度、ウェブサイトに登場しているかを知ることができるとともに、情報・コンテンツの閲覧側である第1ユーザの検索履歴もダイレクトに知ることができるようになる。
【0024】
また、ウェブ画像の表示の履歴や第1ユーザの検索の履歴をより詳細に入手できるよう優先ユーザとしての登録をするとか、逆に、気軽に使うことを重視するとか、ということを第3ユーザ自身が選択できるようになる。
【0025】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の情報処理システムの具体例を以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。
なお本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0026】
[実施形態1]
(情報処理システム1とそれを取り巻くコンポーネント等)
情報処理システム1は、図6に示すように、画像記憶部41・情報記憶部51・情報提供部61・履歴提供部71を備える。
情報処理システム1には、図1に示すように、複数のユーザ端末20と、情報管理サーバ40およびウェブサーバ80を含むサーバとが、無線または有線またはそれらの両方からなるネットワークNを介して接続されている。
【0027】
(ユーザ10)
ユーザ10は、図4に示すように、ネットワークNを経由してウェブサーバにある情報・コンテンツをウェブサイトで検索・閲覧する第1ユーザ11と、第1ユーザから閲覧される側の情報・コンテンツを発信する第2ユーザ12と、第1ユーザ11の検索履歴や情報・コンテンツの表示履歴を分析する第3ユーザ13と、である。
【0028】
(第1ユーザ11)
第1ユーザ11は、図2図4に示すように、スマートホンやタブレット、ノート型パソコン、デスクトップ型パソコンを用い、ウェブサイトを閲覧する。その際、時々刻々と更新されるニュースの記事などがウェブサイトにアップされるとともに、そのニュースなどに関連する政治家や芸能人などの著名人14のウェブ画像24や、商品・サービスに関するウェブ画像24や文字情報などが、後述のユーザ端末20の表示部21に表示される。
【0029】
また、第1ユーザ11は、幅広いジャンル(年齢・性別・職業・国籍など)の人からソーシャルネットワーキングシステム(SNS)を通じて発信されるコンテンツもウェブサイトで閲覧する。そのコンテンツも時々刻々と更新されるが、第1ユーザ11が知らない人がウェブサイトに登場したときは、所望の場合にはその人の名前やその人に関する情報であるテキストデータ23を含む情報を、その人のウェブ画像24を頼りに第1ユーザ11が検索する。
【0030】
さらに、第1ユーザ11は、興味のある商品やサービスなどに関する情報もウェブサイトで閲覧する。商品やサービスなどに関する情報も時々刻々と更新されるが、知らない商品・サービスなどがウェブサイトに表れたときは、所望の場合にはその商品・サービスなどに関する情報を、その商品・サービスなどを表すウェブ画像24を頼りに検索する。
【0031】
(第2ユーザ12)
第2ユーザ12は、ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)を通じてコンテンツを発信する幅広いジャンル(年齢・性別・職業・国籍など)の人や、ウェブサイトで商品・サービスをプロモートする人である。第2ユーザ12自身の意思に基づく登録により検索対象画像22やテキストデータ23を含む情報をそれぞれ後述の画像記憶部41・情報記憶部51に記憶する。
【0032】
第2ユーザ12は、一般的なユーザとしての検索対象画像22やテキストデータ23を含む情報の記憶・登録のほか、複数のレベルがある優先第2ユーザの登録でより多くの検索対象画像22とテキストデータ23を含む情報を記憶・登録できる。
優先第2ユーザ登録は、無料によるレベルの低い優先第2ユーザとしての登録だけでなく、課金や電子マネーの使用によりレベルの高い優先第2ユーザとなることで、さらに多くの検索対象画像22およびテキストデータ23を含む情報をそれぞれ画像記憶部41・情報記憶部51に記憶・登録できる。
【0033】
また、第2ユーザ12に関する検索対象画像22およびテキストデータ23を含む情報の表示の態様は、一般の第2ユーザと優先第2ユーザで異なる。
優先第2ユーザは、表示部21への検索対象画像22およびテキスト23を含む情報の表示を大きくする、テキストの色を通常と異ならせる(通常が黒なら、課金額が大きい場合は赤、など)、検索対象画像22またはテキストデータ23を含む情報を点滅させる、などにより一般の第2ユーザより目立つような表示をさせることができる。
さらに、優先第2ユーザのレベルが高いほど、表示方法をアレンジできる自由度が広がる。
【0034】
(第3ユーザ13)
第3ユーザ13は、ウェブサイトへの著名人14の表示の履歴や、第1ユーザ11によるウェブ画像24を用いた検索の履歴に基づいて、どのような著名人14がどれくらいウェブサイトに登場しているか、さらに第1ユーザ11がどのようなウェブ画像24をどれくらい検索に用いているかを調査・分析する。
【0035】
第3ユーザ13は、一般的なユーザとしての履歴データの入手のほか、複数のレベルがある優先第3ユーザの登録でより詳細な履歴データを入手できる。
優先第3ユーザ登録は、無料によるレベルの低い優先第3ユーザとしての登録だけでなく、課金や電子マネーの使用によりレベルの高い優先第3ユーザとなることで、さらに詳細な履歴データを入手できる。
【0036】
(著名人14)
著名人14は、自らが望まなくても、政治・経済・芸能などジャンルに応じてニュースなどでウェブサーバ80からネットワークNを通じてウェブサイトに登場する。第2ユーザ12が有名になり著名人14になることもある。またその逆で、著名人14だった人が著名でなくなることもあるが、その場合は第2ユーザ12として自らの意思に基づき検索対象画像22やテキストデータ23を含む情報をそれぞれ後述の画像記憶部41・情報記憶部51に記憶・登録することができる。
【0037】
(ユーザ端末20)
ユーザ端末20は、図2図3に示すように、スマートホンやタブレット、ノート型パソコン、デスクトップ型パソコンのほか、あらゆる情報・コンテンツをネットワークN経由で送受信できる情報端末である。ユーザ端末20は、無線・有線によるネットワークNを通じてウェブサイトに接続されており、画像や文字情報などを後述の情報管理サーバ40・ウェブサーバ80との間で送受信する。
【0038】
(表示部21)
ユーザ端末20はいわゆる画面としての表示部21を備える。表示部21には、ネットワークNを通じて情報管理サーバ40・ウェブサーバ80からの画像や文字情報などが表示される。
より詳細には、画像としては、ウェブ画像24が表示されるほか、第2ユーザの意思に基づく登録により後述の画像記憶部41に記憶された検索対象画像22も表示される。また文字情報などの情報としては、ニュースの記事などが表示されるほか、第2ユーザの意思に基づく登録により後述の情報記憶部51に記憶されたテキストデータ23を含む情報も、表示部21に表示される。
【0039】
(画像)
表示部21に表示される画像としては、第2ユーザ12・著名人14の顔画像や半身・全身の画像を含むウェブ画像24と、第2ユーザ12がプロモートしたい商品やサービスなどのウェブ画像24がある
また、第2ユーザ12により後述の画像記憶部41に記憶・登録された、第2ユーザの顔画像や半身・全身の画像を含む検索対象画像22や、第2ユーザ12がプロモートしたい商品やサービスなどの検索対象画像22も、表示部21に表示される画像である。
【0040】
(テキストデータ23)
テキストデータ23は、検索対象画像22に対応づけられた情報を表すテキストデータである。検索対象画像22が人の画像である場合は、テキストデータ23は人名やニックネームや、年齢・性別・職業・国籍などである。検索対象画像22が商品やサービスなどである場合は、商品・サービスの内容やコスト、品質・質などである。なおテキストデータ23を含む情報として、検索対象画像22に関連する音声ファイル・動画ファイルを起動するリンクや、ウェブサイトへのリンクを付随させることもできる。
【0041】
(情報管理サーバ40)
情報管理サーバ40は、図5に示すように、ハードウェア構成として、CPU・ROM・RAMを備えるシステム制御部と、入出力インターフェース・記憶部・通信部を備えている。
【0042】
(記憶部)
情報管理サーバ40は、図5に示すように記憶部を備える。記憶部には、図6に示すように画像記憶部41と情報記憶部51がある。
【0043】
(画像記憶部41)
画像記憶部41は、図5~7に示すように、著名人DB・登録者(第2ユーザ)DBの一部を指す。著名人DBには、著名人14の検索対象画像22が記憶されている。登録者(第2ユーザ)DBには、第2ユーザ12の検索対象画像22と、第2ユーザ12がプロモートしたい商品やサービスなどを示す検索対象画像22が記憶されている。
【0044】
著名人14の検索対象画像22は、ウェブサイトに表示される著名人14のなかから、例えば所定期間内の頻出度ランキング上位者など所定の基準をクリアした著名人の画像が自動的に著名人DBに記憶されるほか、情報処理システムの運用者による登録を経て、また、第1ユーザ11がスクレイピングなどの操作をすることによる登録を経て、著名人DBに記憶される。
【0045】
第2ユーザの検索対象画像22は、上述のとおり、第2ユーザ12の意思に基づく登録を経て登録者(第2ユーザ)DBに記憶される。
【0046】
(情報記憶部51)
情報記憶部51は、図5図7に示すように著名人DB・登録者(第2ユーザ)DBの一部を指す。著名人DBには、著名人14の性別・年代・居住地・職業などに関するテキストデータ23を含む情報が記憶されている。登録者(第2ユーザ)DBには、第2ユーザ12の性別・年代・居住地・職業などと、商品・サービスなど第2ユーザ12がプロモートしたい内容に関するテキストデータ23を含む情報が記憶されている。
【0047】
著名人14のテキストデータ23を含む情報は、ウェブサイトに表示される著名人14のなかから、例えば所定期間内の頻出度ランキング上位者など所定の基準をクリアした著名人についての最頻出の、ある単位の長さのテキストが自動的に著名人DBに記憶されるほか、情報処理システムの運用者による登録を経て著名人DBに記憶される。
【0048】
第2ユーザ12のテキストデータ23を含む情報は、上述のとおり、第2ユーザ12の意思に基づく登録を経て登録者(第2ユーザ)DBに記憶される。
【0049】
(情報抽出部61)
情報抽出部61は、図5図8に示すように、第1ユーザ11が検索したい著名人14または第2ユーザ12に関するウェブ画像24をもとに画像検索を行ない、ウェブ画像24に合致する、または類似する検索対象画像22に対応づけられたテキストデータ23を含む情報を著名人DB・登録者(第2ユーザ)DBの情報記憶部51から抽出し、表示部21に表示する。
また、その検索の際にウェブ画像24に合致する、または類似すると判断された検索対象画像22も抽出して表示部21に表示することができる。
【0050】
情報抽出部61が画像検索を行なうプロセスにおいて、類似する候補である検索対象画像22が複数ある場合、類似度の高い順に上位から所定の人数についての検索対象画像22を抽出する。
第2ユーザ12が登録した検索対象画像22の数が多いと、その数が少ない場合と比較して、第1ユーザ11がその第2ユーザ12を検索したか別の人を検索する意図で検索したか、に関係なく、検索対象画像22を多く登録した第2ユーザ12が検索対象として抽出される確率が上がることとなる。
【0051】
(履歴提供部71)
履歴提供部71は、ウェブサイトからネットワークNを経由してウェブ画像24が表示部21にどれだけ表示されたか、また、第1ユーザ11がウェブ画像24を用いてテキストデータ23を含む情報の検索をどれだけ行なったかという履歴データを抽出して提供する。
【0052】
第3ユーザ13は、前述のとおり、一般的なユーザとしての履歴データの入手のほか、複数のレベルがある優先第3ユーザの登録でより詳細な履歴データを入手できる。第1ユーザによる検索の履歴については、検索結果を属性(年齢、性別、職業、国籍など)ごとにソートすることができる。
【0053】
本実施形態の作用効果を説明する。
本開示の情報処理システムには、
[1]ウェブサイトにアップロードされ表示部21に表示されるウェブ画像24を用いて第1ユーザ11が画像検索をする検索対象となる検索対象画像22を記憶させておく画像記憶部41としての著名人DB・登録者DBがある。検索対象画像22に対応づけられるテキストデータ23を含む情報を記憶させておく情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBがある。第1ユーザ11によるウェブ画像24を用いた画像検索によりウェブ画像24に合致または類似すると判断された検索対象画像22に対応づけられるテキストデータ23を含む情報を情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBから抽出して表示部21に表示させる情報抽出部61がある。検索対象画像22およびテキストデータ23を含む情報は第2ユーザ12の意思により画像記憶部41としての著名人DB・登録者DBおよび情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBにそれぞれ記憶させることができる。
【0054】
[2]第2ユーザ12の意思により記憶される検索対象画像22は、顔画像や半身・全身の画像を含むユーザ13に関する画像と、第2ユーザ12が提供する、またはプロモートしたい商品およびサービスを示す画像である。
【0055】
[3]第2ユーザ12は複数のレベルがある優先第2ユーザ登録により検索対象画像22を記憶できる。優先第2ユーザ登録のレベルを課金などで上げることで、表示部21へのテキストデータ23を含む情報の表示を目立たせるようにアレンジできる。
【0056】
[4]第2ユーザ12は複数のレベルがある優先第2ユーザ登録により検索対象画像22を記憶できる。優先第2ユーザ登録のレベルを課金などで上げることで記憶できる検索対象画像22が増える。
【0057】
[5]表示部21に表示されたウェブ画像24の表示の履歴または第1ユーザ11によるウェブ画像24を用いた検索の履歴を第3ユーザ13の要求に基づき属性(年齢、性別、職業、国籍など)ごとにソートして提供する履歴提供部71がある。
【0058】
[6]第3ユーザ13は複数のレベルがある優先第3ユーザ登録により表示部21に表示されたウェブ画像24の表示の履歴または第1ユーザ11によるウェブ画像24を用いた検索の履歴の提供を受けられる。優先第3ユーザ登録のレベルを課金などで上げると、より詳細に表示の履歴および検索の履歴の提供を受けられる。
【0059】
本開示の情報処理装置には、
[7]ウェブサイトにアップロードされ表示部21に表示されるウェブ画像24を用いて第1ユーザ11が画像検索をする検索対象となる検索対象画像22を記憶させておく画像記憶部41としての著名人DB・登録者DBがある。検索対象画像22に対応づけられるテキストデータ23を含む情報を記憶させておく情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBがある。第1ユーザ11によるウェブ画像24を用いた画像検索によりウェブ画像24に合致または類似すると判断された検索対象画像22に対応づけられるテキストデータ23を含む情報を情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBから抽出して表示部21に表示させる情報抽出部61がある。検索対象画像22およびテキストデータ23を含む情報は第2ユーザ12の意思により画像記憶部41としての著名人DB・登録者DBおよび情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBにそれぞれ記憶させることができる。
【0060】
本開示の情報処理方法には、
[8]ウェブサイトにアップロードされ表示部21に表示されるウェブ画像24を用いて第1ユーザ11が画像検索をする検索対象となる検索対象画像22を画像記憶部41としての著名人DB・登録者DBに記憶させる画像記憶工程がある。検索対象画像22に対応づけられるテキストデータ23を含む情報を情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBに記憶させる情報記憶工程がある。第1ユーザ11によるウェブ画像24を用いた画像検索によりウェブ画像24に合致または類似すると判断された検索対象画像22に対応づけられるテキストデータ23を含む情報を情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBから抽出して表示部21に表示させる情報抽出工程がある。検索対象画像22およびテキストデータ23を含む情報は第2ユーザ12の意思により画像記憶部41としての著名人DB・登録者DBおよび情報記憶部51としての著名人DB・登録者DBにそれぞれ画像記憶工程および情報記憶工程において記憶させることができる。
【0061】
同構成によれば、商品・サービスのプロモーションなどの情報、ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)を通じたいろいろなコンテンツの発信者である第2ユーザ12が、自らの画像・テキストデータなどを登録することで、それらの情報・コンテンツの閲覧側である第1ユーザ11に対して自分自身のことをダイレクトに伝えることができるようになる。
また、第3ユーザ13においては、ニュースなどでウェブサイトに頻繁に登場する人がどの程度、ウェブサイトに登場しているかを知ることができるとともに、情報・コンテンツを閲覧側である第1ユーザ11の検索履歴もダイレクトに知ることができるようになる。
【0062】
また、第2ユーザ12が自分自身を売り込みたい場合だけでなく、自分自身に関連する商品・サービスを売り込むことができる。
【0063】
また、自分自身の伝えたい情報をより良く第1ユーザ11に伝えることができるように優先ユーザとしての登録をするとか、逆に、気軽に使うことを重視するとか、ということを第2ユーザ12自身が選択できるようになる。
【0064】
また、情報記憶部に記憶される画像を多く登録した第2ユーザ12は、画像の登録数が少ない第2ユーザ12と比較して表示されやすくなる一方、逆に気軽に使う場合は画像の登録数を減らすとか、ということを第2ユーザ12自身が選択できるようになる。
【0065】
また、ウェブ画像24の表示の履歴や第1ユーザの検索の履歴をより詳細に入手できるよう優先ユーザとしての登録をするとか、逆に、気軽に使うことを重視するとか、ということを第3ユーザ13自身が選択できるようになる。
【0066】
なお上述したのはあくまでも一実施形態であり、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
【符号の説明】
【0067】
1 情報処理システム
10 ユーザ
11 第1ユーザ
12 第2ユーザ
13 第3ユーザ
14 著名人
20 ユーザ端末
21 表示部
22 検索対象画像
23 テキストデータ
24 ウェブ画像
40 情報管理サーバ
41 画像記憶部
51 情報記憶部
61 情報抽出部
71 履歴提供部
80 ウェブサーバ
N ネットワーク

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-08-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させておく画像記憶部と、
前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させておく情報記憶部と、
前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を前記情報記憶部から抽出して前記表示部に表示させる情報抽出部と、
を備え、
前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思により前記画像記憶部および前記情報記憶部にそれぞれ記憶させることができ、
前記第2ユーザの意思により記憶される前記検索対象画像は顔画像である
情報処理システム。
【請求項2】
前記第2ユーザは複数のレベルがある優先第2ユーザ登録により前記検索対象画像を記憶できるものであり、
前記優先第2ユーザ登録のレベルの違いにより前記表示部への前記テキストデータを含む情報の表示の態様が変化する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2ユーザは複数のレベルがある優先第2ユーザ登録により前記検索対象画像を記憶できるものであり、
前記優先第2ユーザ登録のレベルが上がると記憶できる前記検索対象画像が増える、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記表示部に表示された前記ウェブ画像の表示の履歴または前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた検索の履歴を第3ユーザの要求に基づき提供する履歴提供部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第3ユーザは複数のレベルがある優先第3ユーザ登録により前記表示部に表示された前記ウェブ画像の表示の履歴または前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた検索の履歴の提供を受けられるものであり、
前記優先第3ユーザ登録のレベルの違いにより前記表示の履歴および前記検索の履歴の提供の態様が変化する、
請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
ウェブサイトにアップロードされ表示部に表示されるウェブ画像を用いて第1ユーザが画像検索をする検索対象となる検索対象画像を記憶させておく画像記憶部と、
前記検索対象画像に対応づけられるテキストデータを含む情報を記憶させておく情報記憶部と、
前記第1ユーザによる前記ウェブ画像を用いた画像検索により前記ウェブ画像に合致または類似すると判断された前記検索対象画像に対応づけられる前記テキストデータを含む情報を前記情報記憶部から抽出して前記表示部に表示させる情報抽出部と、
を備え、
前記検索対象画像および前記テキストデータを含む情報は第2ユーザの意思により前記画像記憶部および前記情報記憶部にそれぞれ記憶させることができ、
前記第2ユーザの意思により記憶される前記検索対象画像は顔画像である
情報処理装置。