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  • 特開-薬剤ユニットの包装のための装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023013995
(43)【公開日】2023-01-26
(54)【発明の名称】薬剤ユニットの包装のための装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 57/00 20060101AFI20230119BHJP
   B65B 9/08 20120101ALI20230119BHJP
   A61J 3/00 20060101ALI20230119BHJP
【FI】
B65B57/00 H
B65B9/08
A61J3/00 310E
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022107846
(22)【出願日】2022-07-04
(31)【優先権主張番号】2028767
(32)【優先日】2021-07-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】NL
(71)【出願人】
【識別番号】522242052
【氏名又は名称】ディーディー イノベーションズ ビー.ヴイ.
【氏名又は名称原語表記】DD INNOVATIONS B.V.
【住所又は居所原語表記】Heidonk 5,5298 VM Liempde,the Netherlands
(74)【代理人】
【識別番号】100092897
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 正悟
(72)【発明者】
【氏名】デニス レイモンド ビルスマ
【テーマコード(参考)】
3E050
4C047
【Fターム(参考)】
3E050AA02
3E050AB03
3E050BA12
3E050CB03
3E050DD03
3E050DF01
3E050FA01
3E050FB01
3E050FB08
3E050GA06
3E050HB06
3E050HB09
4C047JJ15
4C047JJ23
4C047JJ31
4C047JJ40
(57)【要約】
【課題】より高いスループット速度を可能にする薬剤ユニットの包装のための装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、薬剤ユニットの包装のための装置であって、装置を通る経路に沿って長手方向に延びる包装フィルムを搬送方向に搬送する制御可能なコンベアと、上記経路に沿って第1の位置に位置決めされた第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置と、第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置に対して上記搬送方向の下流に、上記経路に沿って第2の位置に位置決めされた少なくとも1つの第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置と、上記搬送方向に段階的に移動させるように上記コンベアを制御し、上記コンベアの変位段階間に薬剤ユニットを送出するように上記第1の送出装置および上記少なくとも1つの第2の送出装置を同時に制御するように構成されている、コントローラと、を備える、薬剤ユニットの包装のための装置に関する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬剤ユニットの包装のための装置であって、
前記装置を通る経路に沿って長手方向に延びる包装フィルムを搬送方向に搬送する制御可能なコンベアと、
前記経路に沿って第1の位置に位置決めされた第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置と、
前記第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置に対して前記搬送方向の下流に、前記経路に沿って第2の位置に位置決めされた少なくとも1つの第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置と、
前記搬送方向に段階的に移動させるように前記コンベアを制御し、
前記コンベアの変位段階間に薬剤ユニットを送出するように前記第1の送出装置および前記少なくとも1つの第2の送出装置を同時に制御するように構成されている、
コントローラと、
を備える、薬剤ユニットの包装のための装置。
【請求項2】
前記第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置および前記少なくとも1つの第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置は、隣り合った位置に配置される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1の制御可能な送出装置に対して前記搬送方向の上流に配置された、包装フィルムに縦封止を施す少なくとも1つの縦封止デバイスを備える、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記包装フィルムに2つの縦封止を同時に施す2つの前記縦封止デバイスを備える、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記コントローラは、変位段階が2つの縦封止間の距離の2倍に対応するよう、前記少なくとも1つまたは2つの縦封止デバイスおよび前記コンベアを一緒に制御するように構成されている、請求項3または4に記載の装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置に対して前記搬送方向の下流に位置決めされた、前記フィルムに横封止を施す横封止デバイスを備える、請求項1から5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
前記横封止デバイスは、3つの縦封止間に延びる連続した横封止を施すように構成されている、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記コンベアは、前記フィルムを把持する第1の把持デバイスを含む、請求項1から7のいずれかに記載の装置。
【請求項9】
前記コンベアは、前記第1の把持デバイスと同時に前記フィルムを把持するようになっている、前記搬送方向の下流に位置付けられた第2の把持デバイスを含み、前記第1の把持デバイスおよび前記第2の把持デバイスは、前記フィルムを把持しながら互いへ向かって移動するように構成されている、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
折り曲げ線が前記フィルムの底部に向けられた状態で二つ折りフィルムを前記搬送方向に搬送するように設計された、請求項1から9のいずれかに記載の装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つの制御可能な薬剤ユニット送出装置は、排出漏斗、特に、フィルムの層間に受け入れられる排出漏斗を備える、請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記排出漏斗は、前記包装フィルムへ向かって移動および前記包装フィルムから移動するように構成され、および/または、より詳細には縦方向に移動するように構成されている、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記コントローラは、前記フィルムへ向かう移動を、前記フィルムの移動と薬剤ユニットの送出との間で行わせるように、および/または、前記逆方向への移動を、前記薬剤ユニットの送出後に行わせるように構成されている、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
包装製品の正確さのための確認システムであって、前記少なくとも1つの制御可能な薬剤ユニット送出装置の前記漏斗の上流に配置されたカメラ等の第1の光学記録手段を含み、前記光学記録手段は、包装される薬剤ユニットのカラー画像および/または紫外線画像および/または赤外線画像等の光学表示を得るように構成されている、確認システムを備える、請求項1から13のいずれかに記載の装置。
【請求項15】
前記光学記録手段が位置決めされている位置へ向けて前記薬剤ユニットを移動させる移動可能な容器と、前記光学記録手段から得られた画像を、前記システムにアップロードされるかまたは前記システムをトレーニングすることによって得られた基準データおよび/または基準画像と比較するとともに、前記薬剤ユニットが薬剤ユニットの意図されたセットと合致しているか、または、かかる意図されたセットに対し不適当な組み合わせがあるかを判定する電子処理手段を含むことができる、コントローラとを備える、請求項14に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤ユニットを包装する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このための装置は、従来技術において、例えば米国特許出願公開である特許文献1から知られている。この文献は、薬剤ユニットの包装のための装置であって、装置を通る経路に沿って長手方向に延びる包装フィルムを搬送方向に搬送する制御可能なコンベアと、経路に沿って或る位置に位置決めされた薬剤ユニット送出装置とを備える、薬剤ユニットの包装のための装置を記載している。この包装フィルムは、閉じられた側が底部にあるV字状断面を有するように折り曲げられる。この装置は、薬剤ユニットがフィルムに送出される前にフィルムに横封止をつくるとともに薬剤ユニットが送出された後は上部側に横封止をつくる封止デバイスを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2013/0061556号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述に記載の装置は全般的にうまく機能するが、速さに関してますます増加する要件に起因し、構成の限界が明らかとなっている。封止がなされ得る速さは大体において、フィルムの材料特性および薬剤ユニット送出装置の処理速度が影響し、これに関して、とりわけ、送出装置からの薬剤ユニットの落下速度が左右し得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
それに対し、本発明は、薬剤ユニットの包装のための装置であって、装置を通る経路に沿って長手方向に延びる包装フィルムを搬送方向に搬送する制御可能なコンベアと、上記経路に沿って第1の位置に位置決めされた第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置と、第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置に対して上記搬送方向の下流に、上記経路に沿って第2の位置に位置決めされた少なくとも1つの第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置と、上記搬送方向に段階的に移動させるように上記コンベアを制御し、上記コンベアの変位段階間に薬剤ユニットを送出するように上記第1の送出装置および上記少なくとも1つの第2の送出装置を同時に制御するように構成されている、コントローラと、を備える装置を提案する。
【0006】
本発明による装置は、概して薬剤ユニット送出装置の数だけ速くなり得る、より高いスループット速度を可能にするという利点を提供する。薬剤ユニット送出装置は、複数の薬剤ユニットが同時に送出されるように同時に制御されるかまたは少なくとも同時に制御されることができる。通常、これらは種々の異なるパッケージ向けの種々の異なる薬剤ユニットとすることができ、複数の(異なる)薬剤ユニットが同じパッケージ内へ送出されることも考えられる。そのため、フィルムは、特に充填される前に、薬剤ユニットを受け入れる複数の部分に分割されることができる。本出願において後述されるように、この分割は、本発明による装置によって行われることができるが、予め部分に分かれたフィルムが使用されることも考えられる。
【0007】
概して、所望の処理速度を得るために、薬剤ユニット送出装置が互いに隣り合って位置決めされることは必要ではなく、その理由は、間の位置がより早い段階またはより遅い段階で満たされることができるからであるが、全体としてコンパクトな装置を得るには、そのように隣り合うようにすることが都合よいことが分かるであろう。したがって、好ましい実施形態において、第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置および少なくとも1つの第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置は、隣り合った位置に配置される。
【0008】
上記で説明したように、本発明による装置は、V字状断面を有して提供されるフィルムを使用することができ、そのため、閉じられた底部を有する区画が得られる。患者が一度に摂取する必要がある薬剤ユニット(複数可)用の別個の区画(またはポケット)をつくるために、第1の制御可能な送出装置に対して搬送方向の上流に配置された、フィルムに縦封止を施す少なくとも1つの縦封止デバイスがあるものとすることができる。
【0009】
しかしながら、ここでも同様に速さのため、また、コンベアの追加的な停止および開始の必要性を防ぐために、フィルムに2つ(以上の)の縦封止を同時に施す2つ(以上の)縦封止デバイスが存在することができる。縦封止デバイスの数、または、同時封止が行われる少なくとも縦封止位置の数は、薬剤ユニット送出装置の数と特に合致することができる。
【0010】
コントローラはさらに、変位段階が2つの縦封止間の距離の2倍に対応するよう、縦封止デバイスおよびコンベアを一緒に制御するように構成されることができ、すなわち、複数の薬剤ユニット送出装置の場合、変位段階は、送出装置の数に1つ足される縦封止間の距離に対応する。
【0011】
本発明による装置は、少なくとも1つの第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置に対して搬送方向の下流に位置決めされた、フィルムに横封止を施す横封止デバイスをさらに備えることができる。かかる横封止デバイスは、2つの薬剤ユニット送出装置の場合に3つの縦封止間に延び、追加の薬剤ユニット送出装置ごとにもう1つ分延びる、連続した横封止を施すように特に構成されることができる。
【0012】
コンベアは、フィルムを把持する第1の把持デバイスを含むことができる。かかる把持デバイスは、締め付けデバイスであってもよく、または、経路の対向する両側に配置された2つのローラであってもよい。フィルムはそれ自体、リールで提供されることができ、充填後にリールで回収されることもできる。
【0013】
本発明による装置は、第1の把持デバイスと同時にフィルムを把持するようになっている、搬送方向の下流に位置付けられた第2の把持デバイスを備えることができ、第1の把持デバイスおよび第2の把持デバイスは、フィルムを把持しながら互いへ向かって移動するように構成されている。結果として、フィルムは、その長さ方向に圧縮される。フィルムの底側が折り曲げによって閉じられた状態で、縦封止が事前にまたは本発明による装置によって行われ、圧縮によりフィルムはその上側が開くことになる。これにより、薬剤ユニットを区画またはポケットに受け入れやすくなる。
【0014】
制御可能な薬剤ユニット送出装置は、排出漏斗、特に、フィルムの層間に受け入れられるか、またはフィルムが圧縮されるとともに開かれる位置の上に位置決めされる排出漏斗を備えることができる。
【0015】
排出漏斗は、好ましい実施形態において、包装フィルムへ向かって移動および包装フィルムから移動するように構成されることができ、および/または、より詳細には縦方向に移動するように構成されることができる。送出開口部または漏斗の位置は次いで、薬剤ユニットを受け入れることを意図されたポケット内に薬剤ユニットを位置決めするために、フィルムの層間および横封止間に位置付けられることができる。
【0016】
上記フィルムへ向かう移動は、フィルムの移動と薬剤ユニットの送出との間に行われることができ、上記逆方向への移動は、薬剤ユニットの送出後に行われることができる。
【0017】
移動可能な漏斗の特徴と、フィルムに設けられたポケットへの漏斗の挿入とは概して、薬剤ユニットの包装のための装置に適用されることができることに留意されたい。結果として、本発明はまた、薬剤ユニットの包装のための装置であって、装置を通る経路に沿って長手方向に延びる包装フィルムを搬送方向に搬送する制御可能なコンベアと、上記経路に沿って第1の位置に位置決めされた第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置と、少なくとも1つの第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置と、上記搬送方向に段階的に移動させるように上記コンベアを制御し、上記コンベアの変位段階間に薬剤ユニットを送出するように上記第1の送出装置および上記第2の送出装置を同時に制御するように構成されている、コントローラと、を備え、上記送出装置は、排出漏斗、特に、フィルムの層間に受け入れられる排出漏斗を備え、および/または、特に、漏斗は、或る方向に、すなわち、包装フィルムへ向かう移動および包装フィルムからの移動の方向成分で移動可能であり、および/または、より詳細には、縦方向に移動可能である、薬剤ユニットの包装のための装置に関する。
【0018】
本発明の別の態様は、包装された製品の正確さのための確認システムである。かかる確認システムは、上記少なくとも1つの制御可能な薬剤ユニット送出装置の上記漏斗の上流に配置されたカメラ等の第1の光学記録手段を備えることができ、光学記録手段は、包装される薬剤ユニットの(画像等の)光学表示を得るように構成されている。本発明による装置には、光学記録手段が位置決めされている位置へ向けて薬剤ユニットを移動させる移動可能な容器が備わっているものとすることができる。光学記録手段は、カラー画像および/または紫外線画像および/または赤外線画像を提供するように構成されることができる。このようにして、目視範囲の同様の色を有する薬剤ユニットがさらに区別されることができる。
【0019】
確認システムは、光学記録手段から得られた画像を、システムにアップロードされるかまたはシステムをトレーニングすることによって得られた基準データおよび/または基準画像と比較する電子処理手段を含むことができるコントローラをさらに備えることができる。
【0020】
次いで、包装される薬剤ユニットのセットが、ユニットの数、そのサイズ、形状、(可視)色、および、それらを認識および/または区別することを可能にする任意の他の特性についてチェックされることができる。
【0021】
コントローラは、薬剤ユニットのセットが意図されたセットと合致しているか、または、不適当な組み合わせが存在しているかを判定することができ、いずれの場合も、第2の画像が撮像されることができ、第2の比較が行われることができる。任意選択的に、容器は、第1の画像を撮像することと第2の画像を撮像することとの間でわずかに動かされて、画像が撮像された角度が確認に影響を及ぼさないことを確実にすることができる。結果に応じて、次のステップは、薬剤ユニット、包装を拒絶するか、または、例えば手動検査が必要とされることを決定することができる。
【0022】
次に、本発明を、図1を参照しながらより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】薬剤ユニットの密閉包装のための装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、薬剤ユニットの密閉包装のための装置1であって、装置を通る経路に沿って長手方向に延びる包装フィルム3を搬送方向Dに搬送する制御可能なコンベア2a、2b、2c、2dを備える、装置1を示す。本装置は、経路に沿って第1の位置に位置決めされた第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置3aと、第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置3aに対して搬送方向の下流に、経路に沿って第2の位置に位置決めされた第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置3bとを備える。本装置は、搬送方向に段階的に移動するようにコンベアを制御するように構成されたコントローラ(図示せず)をさらに備える。段階長さSは、同時に充填されることができる区画(C1、C2)の数の共通の長さに対応し、その数は、図示の場合では、薬剤ユニット送出装置3a、3bの数でもあり、この場合では2つである。コントローラは、コンベア2a、2b、3c、2dの変位段階間に薬剤ユニットを送出する第1の送出装置3aおよび少なくとも第2の送出装置3bを同時に制御するように構成されている。
【0025】
見ることができるように、図示の構成において、第1の制御可能な薬剤ユニット送出装置3aおよび少なくとも第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置3bは、隣り合った位置に配置されている。
【0026】
装置1は、第1の制御可能な送出装置3aに対して搬送方向の上流に配置された、フィルム3に縦封止を施す第1の縦封止デバイス4aと、縦封止デバイス4aとともにフィルムに2つの縦封止を同時に施す第2の縦封止デバイス4bとを備える。
【0027】
コントローラは、変位段階Sが2つの縦封止S1、S2間の距離の2倍に対応するよう、少なくとも1つまたは2つの縦封止デバイスおよびコンベアを一緒に制御するように構成されている。
【0028】
装置1は、少なくとも第2の制御可能な薬剤ユニット送出装置3bに対して搬送方向の下流に位置決めされた、フィルム3に横封止を施す横封止デバイス5をさらに備える。横封止デバイス5は、3つの縦封止S1、S2、S3間に延びる連続した横封止を施すように構成されている。コンベア2a、2b、2c、2dは、フィルムを把持する第1の把持デバイス2dと、第1の把持デバイス2dと同時にフィルム3を把持するようになっている、搬送方向Dの下流に位置付けられた第2の把持デバイス2cとを含み、第1の把持デバイスおよび第2の把持デバイスは、フィルムを把持しながら互いへ向かって移動するように構成されている。
【0029】
制御可能な薬剤ユニット送出装置3a、3bは、フィルム3の層間に受け入れられる排出漏斗6a、6bを備える。
【0030】
上記の例は、単なる例であり、特許請求の範囲によって規定されるような保護範囲を決して限定するものではない。
図1
【外国語明細書】