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特開2023-139976管理システム、管理装置、管理方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023139976
(43)【公開日】2023-10-04
(54)【発明の名称】管理システム、管理装置、管理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   B09B 3/00 20220101AFI20230927BHJP
   B08B 9/46 20060101ALI20230927BHJP
   G06Q 50/26 20120101ALI20230927BHJP
   B08B 3/04 20060101ALI20230927BHJP
   B01J 20/34 20060101ALN20230927BHJP
【FI】
B09B3/00 ZAB
B08B9/46
G06Q50/26
B08B3/04 Z
B01J20/34 C
B01J20/34 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022045791
(22)【出願日】2022-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】000004400
【氏名又は名称】オルガノ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123788
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 昭夫
(74)【代理人】
【識別番号】100127454
【弁理士】
【氏名又は名称】緒方 雅昭
(72)【発明者】
【氏名】今村 雅美
(72)【発明者】
【氏名】矢野 大作
(72)【発明者】
【氏名】飯塚 亮
(72)【発明者】
【氏名】仁平 敏明
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 結依
【テーマコード(参考)】
3B116
3B201
4D004
4G066
5L049
【Fターム(参考)】
3B116AA21
3B116CD42
3B116CD43
3B201AA21
3B201BB93
3B201BB95
3B201CC21
3B201CD42
3B201CD43
4D004CA40
4D004DA01
4D004DA02
4D004DA16
4G066AA05B
4G066AA61B
4G066AC11B
4G066GA11
5L049AA00
(57)【要約】
【課題】利用者のニーズに応じた資源を提供する。
【解決手段】固有の識別情報が付与された容器を洗浄する洗浄部400と、洗浄部400が容器を洗浄した後の洗浄液の液質を取得する液質取得部500と、液質取得部500が取得した液質を示す第1の清浄度と、その容器に付与された識別情報とを対応付けて記憶するデータベース600と、外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報をデータベース600から検索し、検索した識別情報を出力する管理装置300とを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固有の識別情報が付与された容器を洗浄する第1の洗浄部と、
前記第1の洗浄部が前記容器を洗浄した後の洗浄液の液質を取得する液質取得部と、
前記液質取得部が取得した液質を示す第1の清浄度と、該容器に付与された識別情報とを対応付けて記憶するデータベースと、
外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する検索部と、
前記検索部が検索した識別情報を出力する出力部とを有する管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の管理システムにおいて、
受領した条件に基づいて前記第2の清浄度を決定し、
前記検索部は、前記決定した第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する管理システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の管理システムにおいて、
前記容器に充填剤が充填された状態で該容器を洗浄する第2の洗浄部と、
前記第2の洗浄部が前記容器を洗浄した後の洗浄液の汚染状態を検出する検出部と、
前記検出部が検出した汚染状態に基づいて、前記充填剤が取り出された前記容器の洗浄方法を決定する決定部とを有し、
前記第1の洗浄部は、前記決定部が決定した洗浄方法を用いて、前記充填剤が取り出された前記容器を洗浄する管理システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
前記データベースは、前記容器の使用履歴を該容器に付与された前記識別情報と対応付けて記憶する管理システム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
前記容器の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部を有し、
前記データベースは、前記位置情報取得部が取得した前記容器の位置情報と該容器に付与された前記識別情報とを対応付けて記憶する管理システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
前記容器が使用されたことを検知するセンサを有し、
前記データベースは、前記センサが検知した結果と該容器に付与された前記識別情報とを対応付けて記憶する管理システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の管理システムにおいて、
前記容器は、液体が流入する流入口と、流入された液体が流出する流出口とを備えたカートリッジである管理システム。
【請求項8】
容器に固有に付与された識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記容器に充填剤が充填された状態で該容器を洗浄した後の洗浄液の汚染状態に基づいて、前記充填剤が取り出された前記容器の洗浄方法を決定する決定部と、
前記決定部が決定した洗浄方法を用いて前記充填剤が取り出された前記容器を洗浄した後の洗浄液の液質を示す第1の清浄度を取得し、該取得した第1の清浄度と前記識別情報取得部が取得した該容器に付与された識別情報とを対応付けてデータベースに記憶させる清浄度取得部と、
外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する検索部と、
前記検索部が検索した識別情報を出力する出力部とを有する管理装置。
【請求項9】
容器に固有に付与された識別情報を取得する処理と、
前記容器を洗浄する処理と、
前記容器を洗浄した後の洗浄液の液質を取得する処理と、
前記取得した液質を示す第1の清浄度と、前記取得した該容器に付与された識別情報とを対応付けてデータベースに記憶させる処理と、
外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する処理と、
前記検索した識別情報を出力する処理とを行う管理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
容器に固有に付与された識別情報を取得する手順と、
前記容器を洗浄する手順と、
前記容器を洗浄した後の洗浄液の液質を取得する手順と、
前記取得した液質を示す第1の清浄度と、前記取得した該容器に付与された識別情報とを対応付けてデータベースに記憶させる手順と、
外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する手順と、
前記検索した識別情報を出力する手順とを実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理システム、管理装置、管理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、資源の再利用が様々な分野において行われている。例えば、使用済みの吸着剤カートリッジを回収し、回収した吸着剤カートリッジから分別された吸着剤の残留水分量に基づいて、当該吸着剤の再生の可否が判断され、再生可能と判断された吸着剤を容器に充填して吸着剤カートリッジの再組立てを行う技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-125396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたような技術においては、再生可能かどうかを判断する基準が1つだけであり、再生された資源が利用者のニーズに必ずしも合うとは限らない。そのため、利用者のニーズに応じた資源を提供できないおそれがあるという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、利用者のニーズに応じた資源を提供することができる管理システム、管理装置、管理方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の管理システムは、
固有の識別情報が付与された容器を洗浄する第1の洗浄部と、
前記第1の洗浄部が前記容器を洗浄した後の洗浄液の液質を取得する液質取得部と、
前記液質取得部が取得した液質を示す第1の清浄度と、該容器に付与された識別情報とを対応付けて記憶するデータベースと、
外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する検索部と、
前記検索部が検索した識別情報を出力する出力部とを有する。
【0007】
また、本発明の管理装置は、
容器に固有に付与された識別情報を取得する識別情報取得部と、
前記容器に充填剤が充填された状態で該容器を洗浄した後の洗浄液の汚染状態に基づいて、前記充填剤が取り出された前記容器の洗浄方法を決定する決定部と、
前記決定部が決定した洗浄方法を用いて前記充填剤が取り出された前記容器を洗浄した後の洗浄液の液質を示す第1の清浄度を取得し、該取得した第1の清浄度と前記識別情報取得部が取得した該容器に付与された識別情報とを対応付けてデータベースに記憶させる清浄度取得部と、
外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する検索部と、
前記検索部が検索した識別情報を出力する出力部とを有する。
【0008】
また、本発明の管理方法は、
容器に固有に付与された識別情報を取得する処理と、
前記容器を洗浄する処理と、
前記容器を洗浄した後の洗浄液の液質を取得する処理と、
前記取得した液質を示す第1の清浄度と、前記取得した該容器に付与された識別情報とを対応付けてデータベースに記憶させる処理と、
外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する処理と、
前記検索した識別情報を出力する処理とを行う。
【0009】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
容器に固有に付与された識別情報を取得する手順と、
前記容器を洗浄する手順と、
前記容器を洗浄した後の洗浄液の液質を取得する手順と、
前記取得した液質を示す第1の清浄度と、前記取得した該容器に付与された識別情報とを対応付けてデータベースに記憶させる手順と、
外部から要求された第2の清浄度に応じた前記第1の清浄度と対応付けられた識別情報を前記データベースから検索する手順と、
前記検索した識別情報を出力する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、利用者のニーズに応じた資源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の管理システムの第1の実施の形態を示す図である。
図2図1に示した管理システムが管理する容器の一例を示す図である。
図3図1に示したデータベースに記憶された識別情報と清浄度との対応付けの一例を示す図である。
図4図1に示した管理装置の内部構成の一例を示す図である。
図5図1に示した管理システムにおける管理方法のうち、清浄度の登録処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図6図1に示した管理システムにおける管理方法のうち、容器の検索処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図7】本発明の管理システムの第2の実施の形態を示す図である。
図8図7に示したデータベースに記憶された識別情報と清浄度と位置情報との対応付けの一例を示す図である。
図9図7に示した管理装置の内部構成の一例を示す図である。
図10図7に示した管理システムにおける容器の位置情報の登録方法の一例を説明するためのフローチャートである。
図11】本発明の管理システムの第3の実施の形態を示す図である。
図12図11に示したセンサが付与された容器の一例を示す図である。
図13図11に示したデータベースに記憶された識別情報と清浄度と使用情報との対応付けの一例を示す図である。
図14図11に示した管理装置の内部構成の一例を示す図である。
図15図11に示した管理システムにおける容器の使用情報の登録方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
【0013】
図1は、本発明の管理システムの第1の実施の形態を示す図である。本形態における管理システムは図1に示すように、洗浄部100,400と、検出部200と、管理装置300と、液質取得部500と、データベース600とを有する。図1に示した管理システムが管理する対象は、液体の処理を行うための充填剤が充填(収容)されたカラム等の容器である。容器は、液体が流入する流入口と、流入された液体が流出する流出口とを備えたカートリッジである。容器に充填される充填剤は、例えば、イオン交換樹脂、活性炭、吸着剤、モレキュラーシーブ等のゼオライトである。これは、以下の実施の形態についても同様である。
【0014】
図2は、図1に示した管理システムが管理する容器の一例を示す図である。図1に示した管理システムが管理する容器10は図2に示すように、容器10を識別することができる固有の識別情報11が付与されている。識別情報11は、バーコードや二次元コードで示されていても良い。この場合、識別情報11が示されたバーコードや二次元コードが容器10に貼付や印刷、焼付け等がなされている。コードリーダを用いて、バーコードや二次元コードが示す識別情報11が読み取られる。また、識別情報11は、ICタグに電子的に書き込まれたものでも良い。この場合、識別情報11が電子的に書き込まれたICタグが容器10に取り付けられている。ICタグリーダを用いて、ICタグに書き込まれた識別情報11が読み取られる。コードリーダやICタグリーダは、読み取った識別情報11を管理装置300へ送信する。
【0015】
洗浄部100は、充填剤が充填された容器を洗浄する第2の洗浄部である。洗浄部100は、容器に充填剤が充填された状態でその容器を洗浄する。洗浄部100は、有機溶媒や純水等の液体を用いて容器を洗浄する。洗浄部100が容器を洗浄するタイミングは、使用済みの容器が返却(回収)された後である。
【0016】
検出部200は、洗浄部100が容器を洗浄した後の洗浄液の汚染状態を検出する。検出部200は、洗浄部100が容器を洗浄した後の洗浄液の性質(以下、液質と称する)を取得し、取得した結果を汚染状態として検出する。検出部200は、検出した汚染状態を示す情報を管理装置300へ送信する。汚染状態の検出方法は、特に限定しない。オンライン計測の場合には、汚染状態の検出方法として、例えば、pH、導電率、比抵抗、TOC(Total Organic Carbon:全有機炭素)濃度、微粒子数等を測定し、測定した結果に基づいて検出する方法が挙げられる。測定した導電率が高い場合や比抵抗が小さな場合、またはTOC濃度が高い場合や、微粒子数が多い場合は、汚染レベルが悪いと検出される。また、オフラインの場合には、汚染状態の検出方法として、例えば、クロマトグラフィー、原子吸光、ICP-MS、ゲルろ過測定を行い、その結果に基づいて検出する方法が挙げられる。この汚染状態は、容器に使用した処理液の情報や充填剤および容器の汚染状態を用いて知ることができる。汚染状態は、所定の液質を示す単位を用いて示される値でも良いし、汚染レベルを示す指標(例えば「1」~「5」のクラス分けされたもの)でも良い。なお、この汚染状態は、容器および充填剤が汚染されているレベルを示すものとなる。
【0017】
洗浄部400は、充填剤が取り出された容器を洗浄する第1の洗浄部である。洗浄部400は、管理装置300が決定した洗浄方法を用いて容器を洗浄する。洗浄部400が容器を洗浄するタイミングは、洗浄部100が容器を洗浄して、充填剤が取り出された後である。なお、洗浄部100と洗浄部400とが1つの装置で実現されていても良い。
【0018】
液質取得部500は、洗浄部400が洗浄した洗浄液の液質を取得する。このとき、液質取得部500は、洗浄部400が洗浄した洗浄液の液質を測定し、測定した値を取得しても良いし、洗浄部400が洗浄した洗浄液の液質を他の測定器が測定し、その測定器が測定した値を取得しても良い。液質取得部500は、取得した結果を清浄度(第1の清浄度)として管理装置300へ送信する。液質の測定項目や測定方法は特に限定しない。測定項目は、導電率や比抵抗、TOC濃度、微粒子数等をオンラインで測定できる項目でも良い。また、測定方法は、クロマトグラフィーや原子吸光、ICP-MS等でイオン成分や元素成分を測定する方法でも良い。
【0019】
データベース600は、液質取得部500が取得した液質を示す清浄度と、容器に付与された識別情報とを対応付けて記憶する。図3は、図1に示したデータベース600に記憶された識別情報と清浄度との対応付けの一例を示す図である。図3に示すようにデータベース600には、各容器にそれぞれ付与された識別情報と、清浄度とが対応付けられて記憶されている。識別情報が容器から読み取られるタイミングは特に限定しない。そのタイミングは、洗浄部100が、充填剤が充填された容器の洗浄を行う前でも良いし、洗浄部400が、充填剤が取り出された容器の洗浄を行った後でも良い。清浄度は、所定の液質を示す単位を用いて示される値でも良いし、清浄レベルを示すもの(例えば、「1」~「5」の5段階にクラス分けされたもの)でも良い。
【0020】
管理装置300は、管理対象となる容器の管理を行う。図4は、図1に示した管理装置300の内部構成の一例を示す図である。図1に示した管理装置300は図4に示すように、識別情報取得部310と、決定部320と、清浄度取得部330と、検索部340と、出力部350とを有する。なお、図4には、図1に示した管理装置300が具備する構成要素のうち、本形態に関わる主要な構成要素のみを示している。
【0021】
識別情報取得部310は、容器から識別情報を取得する。識別情報取得部310は、コードリーダやICタグリーダから送信されてきた識別情報を取得する。識別情報取得部310が識別情報を取得するタイミングは、使用済みの容器が返却され、洗浄部100がその容器を洗浄する前が好ましい。識別情報取得部310は、取得した識別情報を清浄度取得部330へ出力する。
【0022】
決定部320は、検出部200が検出した汚染状態に基づいて、充填剤が取り出された容器の洗浄方法を決定する。決定部320は、複数の汚染状態それぞれに応じた複数の洗浄方法をあらかじめ記憶しておき、検出部200が検出した汚染状態に応じた洗浄方法を選択しても良い。また、検出部200が検出した汚染状態が数値で示される場合、決定部320は、その数値を用いて算出された洗浄方法を採用しても良い。決定部320は、決定した洗浄方法を洗浄部400へ通知することで、当該洗浄方法を用いて容器の洗浄を行うように、洗浄部400へ指示する。
【0023】
清浄度取得部330は、液質取得部500から送信されてきた清浄度を取得する。清浄度取得部330は、取得した清浄度と、識別情報取得部310が取得した識別情報とを対応付けてデータベースに記憶させる。
【0024】
検索部340は、要求情報が示す条件を満たす清浄度と対応付けられた識別情報をデータベース600から検索する。具体的には、検索部340は、要求情報が示す条件を検索キーとして、データベース600に記憶された清浄度の中から当該条件を満たすものを検索する。つまり、検索部340は、要求情報が示す条件に基づいて清浄度(第2の清浄度)を決定し、第2の清浄度に応じた第1の清浄度をデータベース600から検索し、検索した第1の清浄度と対応付けられた識別情報をデータベース600から取得する。このとき、要求情報に第2の清浄度の値が含まれている場合、検索部340は、要求情報に含まれている第2の清浄度の値に応じた第1の清浄度をデータベース600から検索する。検索部340が決定した第2の清浄度の値(またはクラスやグレード、範囲等。以下、同じ。)と同じ値の第1の清浄度がデータベース600に記憶されている場合、検索部340は、当該第1の清浄度と対応付けられた識別情報をデータベース600から取得する。検索部340が決定した第2の清浄度の値と同じ値の第1の清浄度がデータベース600に記憶されていない場合、検索部340は、決定した第2の清浄度の値よりも高い(大きな)値の第1の清浄度と対応付けられた識別情報をデータベース600から取得する。このとき、検索部340は、第2の清浄度の値により近い値の第1の清浄度と対応付けられた識別情報をデータベース600から取得しても良い。この要求情報は、外部(例えば、本システムを利用する利用者が操作する入力手段)から入力される情報である。要求情報は、容器の利用を希望する利用者からの要求を示す情報であって、利用を希望する容器の清浄度の範囲を示す情報が含まれる。要求情報には、例えば、充填剤通液後に得られる液質の情報(含有メタル濃度、TOC濃度、微粒子数、濁度、比抵抗等)や、容器の清浄度の情報(含有メタル濃度、TOC濃度、微粒子数、濁度、比抵抗等)が含まれる。また、要求情報が示す条件は、所定の数値を示す単位を用いて示される値でも良いし、清浄度を示す指標(例えば「1」~「5」のクラス分けされたもの)でも良い。検索部340は、検索した識別情報を出力部350へ出力する。
【0025】
出力部350は、検索部340から出力されてきた識別情報を出力する。出力部350は、識別情報を所定の画面に表示しても良いし、他の装置へ送信しても良い。また、出力部350は、識別情報を音声出力しても良いし、印刷しても良い。
【0026】
なお、データベース600には、容器の情報や使用履歴が識別情報と対応付けられて記憶されても良い。容器の情報や使用履歴とは、例えば、容器の製造年月日、容器の製造番号および製造業者、容器の部材またその材質、容器が使用された日時や場所、容器に充填された充填剤の履歴情報(充填剤の製造年月日、銘柄、ロット番号、保証期限、充填日時、廃棄日時等)、通液溶媒、配送データ(運送業者や配送にかかった時間等)、過去に検出部200が検出した汚染状態、過去に洗浄部400が洗浄した洗浄方法、過去に液質取得部500が取得した清浄度、洗浄部100,400が過去に洗浄した日時、その他の検査を行った場合の検査結果等である。検索部340は、検索した識別情報と対応付けられているこれらの情報も出力部350へ出力し、出力部350が出力しても良い。これらの情報をデータベース600に記憶させて容器を管理することで、各容器の利用状況を把握することができ、容器についてトラブルが生じた場合の迅速な対応を取ることができる。また、容器ごとの利用の予定を容易に計画することができる。また、容器を利用している利用者に対して、当該容器の利用についての留意事項等の様々な通知を行うことができる。例えば、データベース600に記憶された容器の出荷時期と返却の有無に関する情報とに基づいて、容器の利用状況を把握することができる。また、想定されていた処理性能が出ない等のトラブルが発生した場合は、データベース600に記憶されている使用履歴や充填剤の情報をトレースすることで、要因検討のための情報を即座に入手することができる。また、データベース600に蓄積された出荷から返却までの期間の情報に基づいて、容器の利用を予測することができ、利用予定を計画することができる。さらに、利用状況が把握できれば、容器を一定期間未返却の利用者へ充填剤の保証期限のアナウンスや容器返却の旨等、留意事項等の通知を行うことができる。
【0027】
以下に、図1に示した管理システムにおける管理方法について説明する。まずは、図1に示した管理システムにおける管理方法のうち、清浄度の登録処理について説明する。図5は、図1に示した管理システムにおける管理方法のうち、清浄度の登録処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0028】
まず、使用済みの容器が返却されると、リーダが読み取った容器の識別情報を識別情報取得部310が取得する(ステップS1)。続いて、洗浄部100が洗浄液を用いて、充填剤が充填された状態の容器を洗浄する(ステップS2)。検出部200は、洗浄部100が容器を洗浄した後の洗浄液の汚染状態を検出する(ステップS3)。決定部320は、検出部200が検出した汚染状態に基づいて、充填剤が取り出された容器の洗浄方法を決定する(ステップS4)。その後、容器から充填剤が取り出され(ステップS5)、洗浄部400は、決定部320が決定した洗浄方法を用いて、充填剤が取り出された容器を洗浄する(ステップS6)。液質取得部500は、洗浄部400が洗浄した洗浄液の液質を示す値を取得する(ステップS7)。清浄度取得部330は、液質取得部500が取得した清浄度と、識別情報取得部310が取得した識別情報とを対応付けてデータベースに記憶させる(ステップS8)。その後、容器は乾燥させられて保管される。
【0029】
次に、図1に示した管理システムにおける管理方法のうち、容器の検索処理について説明する。図6は、図1に示した管理システムにおける管理方法のうち、容器の検索処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0030】
まず、管理装置300は、要求情報を受領する(ステップS11)。ここで、管理装置300における要求情報の受領方法については、特に限定しない。例えば、管理装置300と通信可能な通信装置から送信されてきた要求情報を管理装置300が受信する方法でも良いし、管理装置300に要求情報が直接入力される方法でも良い。検索部340は、要求情報が示す条件を満たす清浄度をデータベース600から検索する(ステップS12)。続いて、検索部340は、検索した清浄度と対応付けられている識別情報をデータベース600から読み出す(ステップS13)。すると、出力部350は、検索部340が読み出した識別情報を出力する(ステップS14)。その後、出力された識別情報が付与された容器に、要求情報に基づいた充填剤が充填される。充填剤が充填ざれた容器は、洗浄されて出荷される。
【0031】
ステップS13にて検索部340が、要求情報が示す条件を満たす容器の識別情報を検索するために、管理装置300は、以下の手順を行っておく。まず、管理装置300は、洗浄後の容器を清浄度に応じた複数のクラスに分類しておく。この複数のクラスは、例えば、「水(純水、超純水よりも低水質)グレード」、「純水グレード」、「超純水グレード」等に分けられたものでも良いし、「グレード1」~「グレード5」といった液質に応じた数値を用いて表現される複数のグレードに分けられたものでも良い。このとき、管理装置300は、清浄度とあらかじめ設定された閾値とを比較し、比較の結果に基づいて容器を複数のクラスに分類する。管理装置300は、要求情報を受領すると、検索部340は、その要求情報が示す条件を満たすクラスの容器を検索する。このとき、受領した要求情報に清浄度が含まれている場合、その要求情報に含まれる清浄度を満足するクラスの容器を検索部340が選定(検索)する。一方、受領した要求情報に清浄度が含まれておらず、清浄度以外の条件、例えば、TOC濃度や微粒子数等の条件が含まれている場合は、まずは、管理装置300は、その要求情報に含まれる条件を満たす清浄度を決定する。この決定方法は、TOC濃度や微粒子数等と清浄度とをあらかじめ対応付けた情報に基づいて、管理装置300が清浄度を決定するものでも良い。また、この決定方法は、所定の演算を用いて、TOC濃度や微粒子数等から清浄度を決定(算出)するものでも良い。続いて、決定した清浄度に基づいて検索部340が清浄度を満たすクラスの容器を選定する。
【0032】
このように、本形態においては、液体処理に用いる充填剤が充填される容器を洗浄した後の洗浄液の液質を測定し、測定した液質を示す清浄度を、当該容器に固有に付与された識別情報と対応付けてデータベースに記憶しておく。利用者から容器の利用の要求があったときに、その要求の条件を満たす清浄度と対応付けられた識別情報をデータベースから検索して出力する。そのため、利用者のニーズに応じた資源を提供することができる。また、要求情報が示す条件を満たせば、利用者固定で利用されている特定の容器だけではなく、他の容器の再利用(再提供)も可能となる。これにより、容器の共用を行うことができ、費用や設備の削減を図ることができる。
(第2の実施の形態)
【0033】
図7は、本発明の管理システムの第2の実施の形態を示す図である。本形態における管理システムは図7に示すように、洗浄部100,400と、検出部200と、管理装置301と、液質取得部500と、データベース601とを有する。洗浄部100,400、検出部200および液質取得部500のそれぞれは、第1の実施の形態におけるそれぞれのものと同じものである。
【0034】
データベース601は、第1の実施の形態におけるデータベース600が記憶する情報に加えて、容器の位置を示す位置情報を記憶する。図8は、図7に示したデータベース601に記憶された識別情報と清浄度と位置情報との対応付けの一例を示す図である。図8に示すようにデータベース601には、各容器にそれぞれ付与された識別情報と、清浄度と、位置情報とが対応付けられて記憶されている。識別情報および清浄度それぞれは、第1の実施の形態におけるものとそれぞれ同じである。位置情報は、容器の位置を示す情報であり、任意の手段を用いて取得した情報である。この容器の位置は、容器が出荷された後の位置や出荷される前の位置(例えば、容器が保管されている倉庫の位置や倉庫内の保管位置)である。
【0035】
管理装置301は、管理対象となる容器の管理を行う。図9は、図7に示した管理装置301の内部構成の一例を示す図である。図7に示した管理装置301は図9に示すように、識別情報取得部310と、決定部320と、清浄度取得部330と、検索部340と、出力部350と、位置情報取得部361とを有する。なお、図9には、図7に示した管理装置301が具備する構成要素のうち、本形態に関わる主要な構成要素のみを示している。識別情報取得部310、決定部320、清浄度取得部330、検索部340および出力部350それぞれは、第1の実施の形態におけるものとそれぞれ同じものである。
【0036】
位置情報取得部361は、容器の位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部361は、取得した位置情報をデータベース601に記憶させる。このとき、位置情報取得部361は、取得した位置情報が示す位置にある容器の識別情報と対応付けて、当該位置情報をデータベース601に記憶させる。位置情報取得部361が位置情報を取得する方法は、特に限定しない。その方法は、例えば、容器にGPS(Global Positioning System)機能等の位置情報を取得する機能が具備されている場合、その機能を用いて取得する方法でも良い。また、その方法は、容器の配送ルートと配送時刻とに基づいて算出して取得する方法でも良い。なお、位置情報取得部361は、容器の位置情報を取得する際に、位置情報とともに容器の識別情報も取得する。識別情報の取得方法についても、特に限定しない。その取得方法は、例えば、容器から位置情報とともに送信されてくる識別情報を取得する方法でも良い。また、その方法は、位置情報を容器の配送ルートと配送時刻とに基づいて算出する場合に、データベース601に記憶されている配送ルートと配送時刻とに対応付けられた識別情報を取得する方法でも良い。
【0037】
以下に、図7に示した管理システムにおける容器の位置情報の登録方法について説明する。図10は、図7に示した管理システムにおける容器の位置情報の登録方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0038】
位置情報取得部361が容器の位置情報と識別情報とを取得すると(ステップS31)、位置情報取得部361は、取得した識別情報をデータベース601から検索する(ステップS32)。位置情報取得部361は、検索できた識別情報と対応付けて位置情報をデータベース601に記憶させる(ステップS33)。
【0039】
このように、本形態においては、容器の位置を示す位置情報を取得し、識別情報と対応付けてデータベースに登録する。これにより、容器の現在の位置を管理することができる。容器の現在の位置を把握することで、その容器の利用計画を容易に立てることができる。
(第3の実施の形態)
【0040】
図11は、本発明の管理システムの第3の実施の形態を示す図である。本形態における管理システムは図11に示すように、洗浄部100,400と、検出部200と、管理装置302と、液質取得部500と、データベース602と、センサ12とを有する。洗浄部100,400、検出部200および液質取得部500のそれぞれは、第1の実施の形態におけるそれぞれのものと同じものである。
【0041】
センサ12は、容器に付与され、容器が使用されたことを検知する。図12は、図11に示したセンサ12が付与された容器の一例を示す図である。図12に示すように、識別情報11が付与された容器10にセンサ12が付与されている。識別情報11は、第1の実施の形態におけるものと同じものである。センサ12は、容器10が使用されたことを検知する。センサ12が容器10の使用を検知する機構については、特に限定しない。センサ12は、容器10が使用されたことを検知すると、容器10に付与された識別情報11を所定の信号に含めて管理装置302へ送信する。この所定の信号は、センサ12が付与された容器10が使用されたことが認識できるものであれば良い。
【0042】
データベース602は、第1の実施の形態におけるデータベース600が記憶する情報に加えて、容器が使用されたかどうかを示す使用情報を記憶する。図13は、図11に示したデータベース602に記憶された識別情報と清浄度と使用情報との対応付けの一例を示す図である。図13に示すようにデータベース602には、各容器にそれぞれ付与された識別情報と、清浄度と、使用情報とが対応付けられて記憶されている。識別情報および清浄度それぞれは、第1の実施の形態におけるものとそれぞれ同じである。使用情報は、容器が使用されたかどうか(使用か未使用か)を示す情報である。使用情報は、センサ12から送信されてきた信号に基づく情報である。
【0043】
管理装置302は、管理対象となる容器の管理を行う。図14は、図11に示した管理装置302の内部構成の一例を示す図である。図11に示した管理装置302は図14に示すように、識別情報取得部310と、決定部320と、清浄度取得部330と、検索部340と、出力部350と、使用情報書き込み部372とを有する。なお、図14には、図11に示した管理装置302が具備する構成要素のうち、本形態に関わる主要な構成要素のみを示している。識別情報取得部310、決定部320、清浄度取得部330、検索部340および出力部350それぞれは、第1の実施の形態におけるものとそれぞれ同じものである。
【0044】
使用情報書き込み部372は、センサ12から送信されてきた信号が示す情報に基づいて、容器の使用情報をデータベース602に記憶させる。使用情報書き込み部372は、容器の出荷時には、その容器に付与された識別情報と対応付けられた使用情報を「未使用」として記憶させておき、センサ12から所定の信号が送信されてくると、使用情報を「使用」へ書き換える。また、センサ12は、使用されている時間(稼働時間)が分かる機能を有していても良い。
【0045】
以下に、図11に示した管理システムにおける容器の使用情報の登録方法について説明する。図15は、図11に示した管理システムにおける容器の使用情報の登録方法の一例を説明するためのフローチャートである。
【0046】
センサ12から容器が使用されたことを検知したことを示す所定の信号が送信され、使用情報書き込み部372が当該信号を受信すると(ステップS41)、使用情報書き込み部372は、当該信号に含まれる識別情報をデータベース602から検索する(ステップS42)。使用情報書き込み部372は、検索した識別情報と対応付けられている使用情報を「未使用」から「使用」に書き換える(ステップS43)。
【0047】
このように、本形態においては、容器に取り付けられたセンサが容器の使用を検知したことを示す信号をセンサから受信すると、当該信号に含まれる識別情報とデータベースにて対応付けられて記憶されている使用情報を、使用したことを示す情報へ書き換える。これにより、容器の現在の使用状態を管理することができる。使用状態を認識できることで、未使用の状態で容器に充填している充填剤の保証期限が近くなった場合に、その容器を保有している利用者に対して、保証期限が近くなった旨を通知することもできる。また、センサ12から取得した使用状況、使用期間等の情報とデータベース600に記憶されている受注、出荷、返却履歴とに基づいて容器の回転サイクルを自動計算し、容器の発送スケジュールを作成することもできる。
【0048】
以上、各構成要素に各機能(処理)それぞれを分担させて説明したが、この割り当ては上述したものに限定しない。また、構成要素の構成についても、上述した形態はあくまでも例であって、これに限定しない。また、各実施の形態を組み合わせたものであっても良い。また、管理装置300~302およびデータベース600~602は、通信ネットワークを介して他の構成要素と接続されていても良いし、クラウド上に配置されていても良い。
【0049】
管理装置300~302それぞれが行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を管理装置300~302それぞれにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを管理装置300~302それぞれに読み込ませ、実行するものであっても良い。管理装置300~302それぞれにて読取可能な記録媒体とは、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、Blu-ray(登録商標) Disc、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの移設可能な記録媒体の他、管理装置300~302それぞれに内蔵されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリやHDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、管理装置300~302それぞれに設けられたCPUにて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。
【符号の説明】
【0050】
10 容器
11 識別情報
12 センサ
100,400 洗浄部
200 検出部
300~302 管理装置
310 識別情報取得部
320 決定部
330 清浄度取得部
340 検索部
350 出力部
361 位置情報取得部
372 使用情報書き込み部
500 液質取得部
600~602 データベース
図1
図2
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図10
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