IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社マーレ フィルターシステムズの特許一覧 ▶ マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングの特許一覧

<>
  • 特開-熱交換器 図1
  • 特開-熱交換器 図2
  • 特開-熱交換器 図3
  • 特開-熱交換器 図4
  • 特開-熱交換器 図5
  • 特開-熱交換器 図6
  • 特開-熱交換器 図7
  • 特開-熱交換器 図8
  • 特開-熱交換器 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023140041
(43)【公開日】2023-10-04
(54)【発明の名称】熱交換器
(51)【国際特許分類】
   F28F 3/08 20060101AFI20230927BHJP
   F28F 3/06 20060101ALI20230927BHJP
   F28D 9/02 20060101ALI20230927BHJP
【FI】
F28F3/08 311
F28F3/06 Z
F28D9/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022045878
(22)【出願日】2022-03-22
(71)【出願人】
【識別番号】000151209
【氏名又は名称】マーレジャパン株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】506292974
【氏名又は名称】マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】MAHLE International GmbH
【住所又は居所原語表記】Pragstrasse 26-46, D-70376 Stuttgart, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【弁理士】
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【弁理士】
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】有山 雅広
(72)【発明者】
【氏名】山下 賢司
(72)【発明者】
【氏名】和田 健二
(72)【発明者】
【氏名】栗原 良一
(72)【発明者】
【氏名】柴田 卓馬
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 智司
【テーマコード(参考)】
3L103
【Fターム(参考)】
3L103AA11
3L103BB16
3L103BB39
3L103CC02
3L103CC09
3L103DD15
3L103DD55
3L103DD61
3L103DD92
3L103DD97
(57)【要約】
【課題】熱交換器の強度を向上させる。
【解決手段】オイルクーラ1は、貫通穴13とオイル通過穴11を囲んで形成されたボス部21とボス部24をろう付けするようにしている。オイルクーラ1は、輪郭が大きく面積の大きなボス部21,24により大きなろう付け面積を確保できるとともに、プレート間冷却水流路8内において積層方向に隣接する第1、第2コアプレート5,6の間の空間をなくすことができ、流体ポートであるオイル通過穴11及び貫通穴13の周囲の強度を向上させることができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
積層され、互いにろう付けされる複数のプレートとフィンプレートとを備え、
複数の前記プレートのうち隣接する前記プレートの各組は、その間に流体が流れるようにプレート間流路を画定し、
複数の前記プレートの各々は、前記プレートを貫通して流体が流れる通流部を有し、前記通流部は、一方の通流部から他方の通流部に前記流体が流れることができるように一つの前記プレート間流路に少なくとも1組が設けられ、
前記通流部は、平面視において前記フィンプレートを挟んで、前記フィンプレートの外側の位置に設けられており、
複数の前記プレートの各々は、平面視において前記フィンプレートを挟んで、前記フィンプレートの外側の位置に貫通穴をさらに有し、
複数の前記プレートは、前記通流部と前記貫通穴を囲んで略楕円状に形成され積層方向に隣接する前記プレートの各々に互いに当接するまで突き出るように形成された第1のボス部を有する、
熱交換器。
【請求項2】
前記通流部が2組設けられており、
一方の1組の前記通流部は、平面視における前記第1のボス部の外周縁の内側に設けられており、
他方の1組の前記通流部は、前記第1のボス部の外周縁の外側に設けられており、
前記他方の1組の前記通流部は、前記第1のボス部の略延長方向に幅広に延びて形成されるとともにその周囲には、平面視において前記第1のボス部の外周縁に隣接するとともに前記第1のボス部と反対の方向に隣接する前記プレートに当接するまで突き出るように形成された第2のボス部が形成されている、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記貫通穴は、前記第1のボス部とは逆方向に、積層方向に隣接する前記プレートに当接するまで突き出るように形成された第3のボス部を有する、
請求項1に記載の熱交換器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の流体の間で熱交換を行う熱交換器は、例えばロングライフクーラント(LLC)などの冷媒を用いて内燃機関の潤滑油を冷却する水冷式オイルクーラとして用いられている。なお、熱交換器において、一対のオイル通過穴が、第1基準線に沿った方向で、第1、第2フィンプレートを挟んで位置し、一対の冷却水通過穴が、第1基準線に沿った方向で、第1、第2フィンプレートを挟んで位置しているものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-54265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の熱交換器は、平面視において対角線上に形成された一対のオイル通過穴同士と冷却水通過穴同士との間、つまり流体ポートが設けられていない部分にフィンを配置しているため、フィンが配置される部分においては、フィンとともにコアプレートがろう付けされて十分なろう付け強度が得られている一方で、フィンが配置されていない流体ポート部分の周囲においては、ポート同士がろう付けされる部分以外の、ろう付け強度に寄与しない空間部分が大きくなっている。
【0005】
このため、コアプレート全面にフィンを配置する一般的な熱交換器構成と比較して、流体ポート部分の周囲、特にプレート平面部においてプレート変形に対抗する支持構造がないことにより強度が低くなるため、流体により熱交換器内部に生じる内部圧力が高くなって熱交換器が全体として膨張する際の、流体ポート部分の周囲の空間部分の耐圧強度について改善の余地があった。
【0006】
そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、熱交換器の強度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係る熱交換器は、積層され、互いにろう付けされる複数のプレートと、フィンプレートとを備え、複数のプレートのうち隣接するプレートの各組は、その間に流体が流れるようにプレート間流路を画定し、複数のプレートの各々は、プレートを貫通して流体が流れる通流部を有し、通流部は、一方の通流部から他方の通流部に流体が流れることができるように一つのプレート間流路に少なくとも1組が設けられ、通流部は、平面視において前記フィンプレートを挟んで、フィンプレートの外側の位置に設けられており、複数のプレートの各々は、平面視においてフィンプレートを挟んで、フィンプレートの外側の位置に貫通穴をさらに有し、複数のプレートは、通流部と貫通穴を囲んで略楕円状に形成され積層方向に隣接するプレートの各々から互いに当接するまで突き出るように形成された第1のボス部を有する。
【0008】
この態様によれば、プレート同士がろう付けされた際に、輪郭が大きな第1のボス部により大きなろう付け面積を確保することができるとともに、積層方向に隣接する第1のボス部同士がろう付けされることでそれらの間には空間がなく、通流部と貫通穴の間において空間を挟んだプレート平面部が存在しないので、流体圧力によりプレート平面部に圧力がかかって変形するのを防止することができる。このため、内部圧力が高くなった際の熱交換器膨張によるプレートの変形を抑制することができ、熱交換器の強度を向上させることができる。
【0009】
さらに、通流部が2組設けられて、一方の1組の通流部が平面視における第1のボス部の外周縁の内側に設けられ、他方の1組の通流部が第1のボス部の外周縁の外側に設けられ、他方の1組の通流部は、第1のボス部の略延長方向に幅広に延びて形成されるとともにその周囲には、平面視において第1のボス部の外周縁に隣接するとともに第1のボス部と反対の方向に積層方向に隣接するプレートに当接するまで突き出るように形成された第2のボス部が形成されていてもよい。
【0010】
このような構成によれば、平面視において第1のボス部と第2のボス部が連続することになり、第1のボス部と第2のボス部の間において、空間を挟んだプレート平面部が存在しないようにすることができるので、流体ポートの周囲のプレート平面部をなくすことができ、熱交換器の強度をより向上させることができる。
【0011】
貫通穴は、第1のボス部とは逆方向に、隣接するプレートに当接するまで突き出るように形成されている第3のボス部を有するようにしてもよい。このような構成によれば、第3のボス部同士が積層方向に連結されて柱構造が形成されることで、貫通穴に隣接する通流部の周囲を支持して変形強度を上げることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、熱交換器の強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】実施の形態に係るオイルクーラの斜視図である。
図2】実施の形態に係るオイルクーラの平面図である。
図3】実施の形態に係るオイルクーラの分解斜視図である。
図4】実施の形態に係るオイルクーラのA-A断面図である。
図5】実施の形態に係るオイルクーラの第1コアプレートの平面図である。
図6】実施の形態に係るオイルクーラの第2フィンプレートの拡大斜視図である。
図7】実施の形態に係るオイルクーラのB-B断面図である。
図8】実施の形態に係るオイルクーラの第2コアプレートの平面図である。
図9】実施の形態に係るオイルクーラの第1フィンプレートの拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態において、本発明に係る熱交換器が、ロングライフクーラント(LLC)などの冷媒を用いて内燃機関の潤滑油を冷却する水冷式オイルクーラとして用いられる例について説明する。
【0015】
まず、本発明の熱交換器の実施の形態であるオイルクーラ1について説明する。図1図9に示すように、オイルクーラ1は、積層されている複数のプレート(第1コアプレート5、第2コアプレート6)を備える。これら複数の第1コアプレート5及び第2コアプレート6のうち隣接する各組は、その間に流体が流れるようにプレート間流路(プレート間オイル流路7及びプレート間冷却水流路8)を画定する。複数の第1コアプレート5及び第2コアプレート6の各々は、第1コアプレート5及び第2コアプレート6を貫通して流体が流れる通流部(オイル通過穴11、冷却水通過穴12)を有し、通流部は、一方の通流部から他方の通流部に流体が流れることができるように一つのプレート間流路に少なくとも1組が設けられ、複数の第1コアプレート5及び第2コアプレート6の各々は、貫通穴13をさらに有し、貫通穴13は、隣接する第1コアプレート5及び第2コアプレート6の各々から互いに当接するまで突き出るように形成された第3のボス部(ボス部23,26)を有し、通流部は、隣接するプレートの各々から互いに当接するまで突き出るように形成された第1のボス部(ボス部21,24)を有し、第1のボス部は、第3のボス部を囲み、且つ、当該第3のボス部と当該第1のボス部が設けられた通流部とが隣接する。以下、本実施の形態に係るオイルクーラ1について具体的に説明する。
【0016】
以下、説明の便宜上、図1図9におけるオイルクーラ1の第1コアプレート5、第2コアプレート6、上側第1コアプレート5U、及び下側第1コアプレート5Lの面に沿った方向のうち、x軸に沿った方向である一方(左右方向)をx方向、y軸に沿った方向である他方(前後方向)をy方向とする。また、オイルクーラ1におけるx軸及びy軸に直交するz軸方向に沿った方向(z方向)を上下方向または第1コアプレート5、第2コアプレート6、上側第1コアプレート5U、及び下側第1コアプレート5Lの積層方向とする。以下の説明において、各構成要素の位置関係や方向を右側、左側、前側、後側、上側、下側、頂部、底部などとして説明するときは、あくまで図面における位置関係や方向を示し、実際の熱交換器における位置関係や方向を限定するものではない。
【0017】
図1は、オイルクーラ1の斜視図である。また、図2はオイルクーラ1の平面図である。また、図3は、オイルクーラ1の分解斜視図である。図4は、図2のA-A断面図である。図5は、オイルクーラ1の第1コアプレート5を、第2フィンプレート10が載置された状態で示す平面図である。図6は、オイルクーラ1の第2フィンプレート10の拡大斜視図である。図7は、図2のB-B断面図である。図8は、オイルクーラ1の第2コアプレート6を、第1フィンプレート9が載置された状態で示す平面図である。図9は、オイルクーラ1の第1フィンプレート9の拡大斜視図である。図1図9を用いて、本発明の第1実施例における熱交換器としてのオイルクーラ1の概略を説明する。
【0018】
図1から図3に示すように、オイルクーラ1は、第1流体としてのオイルと第2流体としての冷却水との熱交換を行う熱交換部2と、熱交換部2の上面に取り付けられる頂部プレート3と、熱交換部2の下面に取り付けられる底部プレート4と、冷却水導入管16と、冷却水排出管17とから大略構成されている。
【0019】
熱交換部2は、基本的な形状が共通の複数のプレートとしての第1コアプレート5と複数のプレートとしての第2コアプレート6とが交互に積層されている。また、熱交換部2は、第1コアプレート5と第2コアプレート6との間に、第1プレート間流路としてのプレート間オイル流路7(図4及び図7を参照)と第2プレート間流路としてのプレート間冷却水流路8(図4及び図7を参照)とが交互に構成されている。オイルクーラ1においては、熱交換部2内に複数(例えば、プレート間オイル流路7、プレート間冷却水流路8、ともに6つずつのプレート間オイル流路7及びプレート間冷却水流路8が形成されている。第1、第2コアプレート5,6、第1、第2フィンプレート9,10の組合せを繰り返してプレートが積層されているが、図3においては、繰り返し部分の表示を途中省略している。
【0020】
図4及び図7に示すように、オイルクーラ1は、第1コアプレート5の下面と第2コアプレート6の上面との間にプレート間オイル流路7が構成される。また、オイルクーラ1は、第1コアプレート5の上面と第2コアプレート6の下面との間にプレート間冷却水流路8が構成される。プレート間オイル流路7には、第1フィンプレート9が配置されている。プレート間冷却水流路8には、第2フィンプレート10が配置されている。なお、図3図4、及び図7において、第1フィンプレート9及び第2フィンプレート10は、フィンの形状の図示を省略している。
【0021】
複数の第1コアプレート5、第2コアプレート6、頂部プレート3、底部プレート4、複数の第1フィンプレート9及び複数の第2フィンプレート10は、ロー付けによって互いに接合され一体化されている。詳しくは、頂部プレート3、第1コアプレート5、及び第2コアプレート6がアルミニウム合金の基材の表面にロー材層を被覆したいわゆるクラッド材を用いて形成されており、各部を所定の位置に仮組付した後、炉内で加熱することにより、一体にロー付けされる。
【0022】
第1コアプレート5及び第2コアプレート6は、アルミニウム合金の薄い母材をプレス成形したものであって、全体として矩形(略正方形)をなし、一対の第1通流部としての一対のオイル通過穴11、11と、一対の第2通流部としての一対の冷却水通過穴12、12とを有している。
【0023】
また、第1コアプレート5及び第2コアプレート6は、図3図5、及び図8に示すように、オイルも冷却水も通過することのない一対の貫通穴13、13を有している。貫通穴13は、図3図4、及び図7に示すように、それぞれ上下で連通するものの、プレート間オイル流路7やプレート間冷却水流路8とは連通していない。これら一対の貫通穴13は、オイル及び冷却水用に更に通流部を設ける場合、例えばバイパス通路や多パス構造を採用する際のターン回路として使用する際にプレート間オイル流路7、プレート間冷却水流路8をそれぞれ繋げるために設置されているものであるが、本実施の形態においては使用していない。
【0024】
頂部プレート3は、熱交換部2の最上部の一方の冷却水通過穴12に連通する冷却水導入部14と、熱交換部2の最上部の他方の冷却水通過穴12に連通する冷却水排出部15と、を備えている。冷却水導入部14には、図1図3、及び図4に示すように、冷却水導入管16が接続されている。冷却水排出部15には、図1図3、及び図4に示すように、冷却水排出管17が接続されている。オイルクーラ1は、冷却水導入管16から冷却水が供給され、冷却水排出管17から冷却水が排出される。
【0025】
底部プレート4は、図3及び図7に示すように、熱交換部2最下部の一方のオイル通過穴11に連通するオイル導入部18と、熱交換部2最下部の他方のオイル通過穴11に連通するオイル排出部19と、を備えている。底部プレート4のオイル導入部18及びオイル排出部19は、各々をシールする図示せぬガスケット等を介して図示しないシリンダブロック等に取り付けられる。オイルクーラ1は、オイル導入部18からオイルが供給され、オイル排出部19からオイルが排出される。
【0026】
一対のオイル通過穴11,11は、第1コアプレート5及び第2コアプレート6の外縁に位置するとともに、コアプレート中心を挟んで対称となる位置に形成されている。詳述すると、一対のオイル通過穴11,11は、図3図5図7、及び図8に示すように、第1コアプレート5及び第2コアプレート6の外縁に位置するとともに、第1コアプレート5及び第2コアプレート6の対角線上で第1コアプレート5及び第2コアプレート6の中心を挟んで対称となる位置に形成されている。オイル通過穴11は、第2コアプレート6の平面視において第1フィンプレート9を挟んで、第1フィンプレート9の外側(第1フィンプレート9の中心からy方向に離れる側)の位置に設けられている。オイル通過穴11は、第1コアプレート5の平面視において第2フィンプレート10を挟んで、第2フィンプレート10の外側(第2フィンプレート10の中心からy方向に離れる側)の位置に設けられている。
【0027】
一対の冷却水通過穴12,12は、第1コアプレート5及び第2コアプレート6の外縁に位置するとともに、第1コアプレート5及び第2コアプレート6の中心を挟んで対称となる位置に形成されている。詳述すると、一対の冷却水通過穴12,12は、図3図4図5、及び図8に示すように、第1コアプレート5及び第2コアプレート6の外縁に位置するとともに、第1コアプレート5及び第2コアプレート6の対角線上で第1コアプレート5及び第2コアプレート6の中心を挟んで対称となる位置に形成されている。冷却水通過穴12は、第2コアプレート6の平面視において第1フィンプレート9を挟んで、第1フィンプレート9の外側(第1フィンプレート9の中心からy方向に離れる側)の位置に設けられている。冷却水通過穴12は、第1コアプレート5の平面視において第2フィンプレート10を挟んで、第2フィンプレート10の外側(第2フィンプレート10の中心からy方向に離れる側)の位置に設けられている。
【0028】
なお、冷却水通過穴12は、オイル通過穴11と重ならないように形成されている。詳述すると、冷却水通過穴12は、オイル通過穴11とは異なる第1コアプレート5及び第2コアプレート6の対角線上に形成されている。冷却水通過穴12は、ボス部21,24の左右方向(x方向)の端部を延長する方向(略延長方向)において、幅広に延びる略楕円状に形成される。
【0029】
一対の貫通穴13,13は、図3図5、及び図8に示すように、第1コアプレート5及び第2コアプレート6の中心を挟んで対称となる第1コアプレート5及び第2コアプレート6外縁に位置するとともに、オイル通過穴11と冷却水通過穴12の間に位置するよう形成されている。貫通穴13は、第2コアプレート6の平面視において第1フィンプレート9を挟んで、第1フィンプレート9の外側(第1フィンプレート9の中心からy方向に離れる側)の位置に設けられている。貫通穴13は、第1コアプレート5の平面視において第2フィンプレート10を挟んで、第2フィンプレート10の外側(第2フィンプレート10の中心からy方向に離れる側)の位置に設けられている。
【0030】
そして、頂部プレート3の冷却水導入部14から導入された冷却水は、プレート間冷却水流路8を流れ、全体として熱交換部2内を第1コアプレート5及び第2コアプレート6の積層方向と直交する方向で流れ、頂部プレート3の冷却水排出部15に至る。図4で示す矢印Wは、冷却水の流れを示す。なお、底部プレート4のオイル導入部18から導入されたオイルは、プレート間オイル流路7を流れ、全体として熱交換部2内を第1コアプレート5及び第2コアプレート6の積層方向と直交する方向で流れ、底部プレート4のオイル排出部19に至る。図7で示す矢印Oは、オイルの流れを示す。
【0031】
第1コアプレート5では、図3図4図5、及び図7に示すように、オイル通過穴11及び貫通穴13の周囲がボス部21としてプレート間冷却水流路8側(上側)へ突出するように形成され隣接する第2コアプレート6のボス部24に当接してろう付けされているとともに、冷却水通過穴12の周囲がボス部22としてプレート間オイル流路7側(下側)、つまり、ボス部21と反対の方向に隣接する第2コアプレート6へ当接するまで突出するように形成され第2コアプレート6のボス部25に当接してろう付けされている。第1コアプレート5において、オイル通過穴11は、平面視におけるボス部21の外周縁の内側に設けられている。また、第1コアプレート5において、冷却水通過穴12は、ボス部21の外周縁の外側に設けられている。また、第1コアプレート5では、図3図5、及び図7に示すように、貫通穴13の周囲がボス部23としてプレート間オイル流路7側(下側)へ突出するように形成され隣接する第2コアプレート6のボス部26に当接してろう付けされている。ボス部23は、ボス部21の内周側であり貫通穴13の外周側に形成されている。
【0032】
なお、熱交換部2の最上部に位置する上側第1コアプレート5U及び最下部に位置する下側第1コアプレート5Lは、頂部プレート3や底部プレート4との関係から、熱交換部2の中間部に位置する他の第1コアプレート5とは多少異なる構成を有している。具体的には、最下部の下側第1コアプレート5Lは、ボス部22及びボス部23が設けられず、プレート間冷却水流路8側(上側)へ突出するボス部21のみが設けられている。また、最上部の上側第1コアプレート5Uは、ボス部21が設けられず、それぞれプレート間オイル流路7側(下側)へ突出するボス部22及びボス部23が設けられている。
【0033】
第2コアプレート6では、図3図4図7及び図8に示すように、オイル通過穴11及び貫通穴13の周囲がボス部24としてプレート間冷却水流路8側(下側)へ突出するように形成され隣接する第1コアプレート5のボス部21に当接してろう付けされているとともに、冷却水通過穴12の周囲がボス部25としてプレート間オイル流路7側(上側)、つまり、ボス部24と反対の方向に隣接する第1コアプレート5へ当接するまで突出するように形成され第1コアプレート5のボス部22に当接してろう付けされている。第2コアプレート6において、オイル通過穴11は、平面視におけるボス部24の外周縁の内側に設けられている。また、第2コアプレート6において、冷却水通過穴12は、ボス部24の外周縁の外側に設けられている。また、第2コアプレート6では、図3図7、及び図8に示すように、貫通穴13の周囲がボス部26としてプレート間オイル流路7側(上側)に突出するように形成され隣接する第1コアプレート6のボス部23に当接してろう付けされている。ボス部26は、ボス部24の内周側であり貫通穴13の外周側に形成されている。
【0034】
従って、第1コアプレート5と第2コアプレート6とを交互に組み合わせることで、第1コアプレート5と第2コアプレート6との間に、プレート間オイル流路7とプレート間冷却水流路8となる一定の間隔が形成される。
【0035】
第1コアプレート5におけるオイル通過穴11及び貫通穴13の周囲に設けられているボス部21は、隣接する一方の第2コアプレート6のオイル通過穴11及び貫通穴13の周囲に設けられているボス部24に接合されている。これにより、隣接する上下2つのプレート間オイル流路7は、互いに連通するとともに、両者間のプレート間冷却水流路8から隔絶される。従って、複数の第1コアプレート5と第2コアプレート6とが接合された状態では、複数のオイル通過穴11を介してそれぞれのプレート間オイル流路7同士が互いに連通する。この複数のオイル通過穴11が、プレートを貫通して流体(オイル)が流れる(オイル)通流部を構成する。
【0036】
ボス部21は、第1コアプレート5から積層方向、すなわちz軸方向のいずれか1方向、例えば+z軸方向(熱交換部2のz軸方向における上側方向)に突出して設けられている凸部である。ボス部21は、隣接する第2コアプレート6に当接するまで突き出るように形成された第1のボス部に対応するボスである。ボス部21は、第3のボス部としてのボス部23を囲み且つボス部23とは逆方向に突き出るように形成されている。ボス部21において、このボス部21に設けられたオイル通過穴11とボス部23に設けられた貫通穴13とが隣接する。ボス部21は、ボス部22とも隣接して配置されている。ボス部22は、隣接する第2コアプレート6に当接するまで突き出るように形成された第2のボス部に対応するボスである。ボス部21は、第1コアプレート5の断面方向において凹凸形状に形成されている。また、ボス部21は、第1コアプレート5から突出している縁の部分が、第1コアプレート5の平面視においてボス部22の縁の部分と連続した1つの形状を有している。
【0037】
第2コアプレート6における冷却水通過穴12の周囲に設けられているボス部25は、隣接する一方の第1コアプレート5の冷却水通過穴12の周囲に設けられているボス部22に接合されている。これにより、隣接する上下2つのプレート間冷却水流路8は、互いに連通するとともに、両者間のプレート間オイル流路7から隔絶される。従って、複数の第1コアプレート5と第2コアプレート6とが接合された状態では、複数の冷却水通過穴12を介してそれぞれのプレート間冷却水流路8同士が互いに連通する。この複数の冷却水通過穴12が、プレートを貫通して流体(冷却水)が流れる(冷却水)通流部を構成する。
【0038】
ボス部24は、第2コアプレート6から積層方向、すなわちz軸方向のいずれか1方向、例えば-z軸方向(熱交換部2のz軸方向における下側方向)に突出して設けられている凸部である。ボス部24は、隣接する第1コアプレート5に当接するまで突き出るように形成された第1のボス部に対応するボスである。ボス部24は、第3のボス部としてのボス部26を囲み且つボス部26とは逆方向に突き出るように形成されている。ボス部24は、隣接する第1コアプレート5のボス部21とz軸方向において対応する位置に設けられている。ボス部24において、オイル通過穴11とボス部26に設けられた貫通穴13とが隣接する。ボス部24は、ボス部25とも隣接して配置されている。ボス部25は、隣接する第1コアプレート5に当接するまで突き出るように形成された第2のボス部に対応するボスである。ボス部24は、第2コアプレート6の断面方向において凹凸形状に形成されている。また、ボス部24は、第2コアプレート6から突出している縁の部分が、第2コアプレート6の平面視においてボス部25の縁の部分と連続した1つの形状を有している。
【0039】
第1コアプレート5における貫通穴13周囲のボス部23は、隣接する上下の第2コアプレート6の貫通穴13の周囲に設けられているボス部26に接合されている。従って、複数の第1コアプレート5と第2コアプレート6とが接合された状態では、貫通穴13は、プレート間オイル流路7及びプレート間冷却水流路8と連通しない。
【0040】
第1フィンプレート9は、図8に示すように、外形が略矩形で、一対の互いに対向する縦辺9aと、一対の互いに対向する横辺9bと、を有している。
【0041】
第1フィンプレート9は、第2コアプレート6におけるボス部24,25,26などが設けられていない平坦部分に、ろう付けなどの適宜な方法により接合されている。図9に示すように、第1フィンプレート9は、アルミニウム製の板状部材など熱伝導率が高い部材により形成されているフィンプレート本体91を用いて形成されている。第1フィンプレート9は、フィンプレート本体91を曲げ加工など適宜な方法により加工することで、第1の方向(y方向)に延びる凸部92及び凹部93が第2の方向(x方向)に向かって交互に設けられているフィンが形成されている。また、第1フィンプレート9は、フィンプレート本体91においてフィンの側面にプレス加工などにより形成されている凹部94及び凸部95が第1の方向(y方向)に向かって交互に形成されている。
【0042】
第1フィンプレート9は、その平面図上において、y軸方向と平行な方向の流路抵抗が、x軸方向と平行な方向の流路抵抗に比べて小さい異方性を有している。換言すると、第1フィンプレート9は、縦辺9aと平行な方向の流路抵抗に比べて、横辺9bと平行な方向の流路抵抗が大きい異方性を有している。第1フィンプレート9は、プレート間オイル流路7において、1組のオイル通過穴11の間に、プレート間オイル流路7を画定する1組の隣接するプレート(第1コアプレート5及び第2コアプレート6)の双方に接するように配置される。
【0043】
第2フィンプレート10は、図5に示すように、外形が略矩形で、一対の互いに対向する縦辺10aと、一対の互いに対向する横辺10bと、を有している。
【0044】
第2フィンプレート10は、第1コアプレート5におけるボス部21,22,23などが設けられていない平坦部分に、ろう付けなどの適宜な方法により接合されており、第1コアプレート5に形成された複数のエンボス117により、y方向の位置決めがされている。図6に示すように、第2フィンプレート10は、アルミニウム製の板状部材など熱伝導率が高い部材により形成されているフィンプレート本体101を用いて形成されている。第2フィンプレート10は、フィンプレート本体101を曲げ加工など適宜な方法により加工することで、第1の方向(y方向)に延びる凸部102及び凹部103が第2の方向(x方向)に向かって交互に設けられているフィンが形成されている。また、第2フィンプレート10は、フィンプレート本体101においてフィンの側面にプレス加工などにより形成されている凹部104及び凸部105が第1の方向(y方向)に向かって交互に形成されている。
【0045】
第2フィンプレート10は、その平面図上において、y軸方向と平行な方向の流路抵抗が、x軸方向と平行な方向の流路抵抗に比べて小さい異方性を有している。換言すると、第2フィンプレート10は、縦辺10aと平行な方向の流路抵抗に比べて、横辺10bと平行な方向の流路抵抗が大きい異方性を有している。第2フィンプレート10は、プレート間冷却水流路8において、1組の冷却水通過穴12の間に、プレート間冷却水流路8を画定する1組の隣接するプレート(第1コアプレート5及び第2コアプレート6)の双方に接するように配置される。
【0046】
第1コアプレート5において、ボス部21には、縁部27が設けられている。縁部27は、第2流体としての冷却水に接する第2縁部として機能する。縁部27は、ボス部21の第1コアプレート5の中央側を向く部分、つまり第2フィンプレート10に面する部分に設けられている。図5に示すように、縁部27は、x軸方向(左右方向)、つまり第2の方向に延在するように形成されている。縁部27は、第2フィンプレート10との間隔が、第2の方向において第1コアプレート5の左右方向の端部に向かって狭まるように形成されている。ここで、縁部27は、平面視において略矩形状に形成されている第1コアプレート5の辺に相当する立壁部116に対して角度を有する(傾斜する)ように設けられている。
【0047】
縁部27が以上のような形状を有することにより、熱交換部2では、第1コアプレート5の上において、一方の冷却水通過穴12から他方の冷却水通過穴12に向かう冷却水の流れが、図5における矢印L11A,L11B,L11Cで示すように一方の縁部27に沿ってプレート間冷却水流路8の第2の方向(x方向)に向かって広がりながら第2フィンプレート10に浸入する。第1コアプレート5において第2フィンプレート10に浸入した冷却水は、フィンに沿って第1の方向(y方向)に流れ、一部他方の縁部27に沿いながら、他方の冷却水通過穴12に向かって流れる。つまり、オイルクーラ1によれば、第1コアプレート5が縁部27を有することにより、第2フィンプレート10の全面に対して冷却水を拡散させることができ、また、第2フィンプレート10を通過した冷却水の流れを他方の冷却水通過穴12にガイドすることができる。
【0048】
第2コアプレート6において、ボス部25には、縁部28が設けられている。縁部28は、第1流体としてのオイルに接する第1縁部として機能し、ボス部25の第2コアプレート6の中央側を向く部分、つまり第1フィンプレート9に面する部分に設けられている。図8に示すように、縁部28は、x軸方向(左右方向)、つまり第2の方向に延在するように形成されている。縁部28は、第1フィンプレート9との間隔が、第2の方向においてプレートの左右方向の端部に向かって狭まるように形成されている。ここで、縁部28は、平面視において略矩形状に形成されている第2コアプレート6の辺に相当する立壁部126に対して角度を有する(傾斜する)ように設けられている。つまり、縁部28は、図8に示すような第2コアプレート6の平面視において、オイルの流れる方向である第1の方向(y方向)に直角な第2の方向(x方向)に延びる直線に対して所定の角度を有している。
【0049】
縁部28が以上のような形状を有することにより、熱交換部2では、第2コアプレート6の上において、一方のオイル通過穴11から他方のオイル通過穴11に向かってプレート間オイル流路7を流れるオイルの流れが、図8における矢印L21A,L21B,L21Cで示されている。一方のオイル通過穴11から他方のオイル通過穴11に向かうオイルの流れは、一方のボス部26と縁部28に沿ってプレート間オイル流路7の第2の方向(x方向)に向かって広がりながら第1フィンプレート9に浸入する。第2コアプレート6において第1フィンプレート9に浸入したオイルは、フィンに沿って第1の方向(y方向)に流れ、一部他方の縁部28とボス部26に沿いながら、他方のオイル通過穴11に向かって流れる。つまり、オイルクーラ1によれば、第2コアプレート6が縁部28を有することにより、第1フィンプレート9の全面に対してオイルを拡散させることができ、また、第1フィンプレート9を通過したオイルの流れを他方のオイル通過穴11にガイドすることができる。
更には、ボス部24の背面側(凹部側)もオイル通路として機能しており、ボス部24の背面側の縁部27Aとボス部26で形成される縁部26Aで挟まれる通路空間もそれぞれの縁部が相対的に角度を有する様に形成されており、同様にオイルを拡散させることに寄与している。
【0050】
以上のように構成されたオイルクーラ1は、貫通穴13とオイル通過穴11を囲んで形成された、ボス部21とボス部24が、ろう付けされる。このため、第1、第2コアプレート5,6同士がろう付けされた際に、ボス部21,24(第1のボス部)により、輪郭が大きく面積の大きなボス部21,24により大きなろう付け面積を確保することができるとともに、プレート間冷却水流路8では、ボス部21,24の間において積層方向に隣接する第1、第2コアプレート5,6の間の空間をなくすことできる。流体圧力によるプレートの変形は、冷却水とオイルの流体圧力の差により生じるため、オイル側の圧力が高圧となって圧力差が大きくなる場合への対策が特に必要となっているが、このオイルクーラ1では、ボス部21,24の位置においては、第1、第2コアプレート5,6間の空間(プレート間冷却水流路8)が存在しないので、オイルと冷却水の圧力差が生じない。従って、オイル圧力が高圧となってもオイル圧力によりオイル通過穴11の周囲のプレート平面部に圧力がかかって変形することがない。更には、第1ボス部同士がろう付けされた部分は2枚重ねのプレート厚さとなるので流体ポートであるオイル通過穴11及び貫通穴13の周囲の強度を向上させることができる。また、図5図8に示すように、冷却水通過穴12およびボス部22,25(第2のボス部)は、x方向に長い略楕円状になっていて、冷却水通過穴12が十分な開口面積を有するとともにポート周りのろう付け面積を確保することができるので、流体ポートである冷却水通過穴12の周囲のろう付け強度を向上させることができる。また、平面視においてボス部21,24とボス部22,25が連続することになり、流体ポートの周囲のプレート平面部をなくすことができ、熱交換器の強度をより向上させることができる。
【0051】
また、貫通穴13の周囲のボス部23,26(第3のボス部)は、ボス部21,24とは逆方向に、隣接するプレートに当接するまで突き出るように形成されているので、ボス部23,26同士が積層方向に連結されてプレート間オイル流路7内において柱構造が形成されることで、貫通穴13に隣接するオイル通過穴11の周囲を支持して変形強度を上げることができる。
【0052】
したがって、このように構成されたオイルクーラ1によれば、第1フィンプレート9及び第2フィンプレート10の外側の流体ポート部分の周囲の剛性を向上させることができるので、熱交換器内部に生じる内部圧力が高くなった際の熱交換器膨張によるプレートの変形を抑制することができ、オイルクーラ1全体としての強度を向上させることができる。
【0053】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記本発明の実施の形態に係る熱交換器に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上記実施の形態における、各構成の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
【0054】
例えば、オイルクーラ1では、ボス部23及びボス部26を囲むボス部21及びボス部24に設けられている通流部がオイル通過穴11である例を説明したが、通流部を流れる流体の種類は限定されない。
【符号の説明】
【0055】
1…オイルクーラ、2…熱交換部、3…頂部プレート、4…底部プレート、5…第1コアプレート、5L…下側第1コアプレート、5U…上側第1コアプレート、6…第2コアプレート、7…プレート間オイル流路、8…プレート間冷却水流路、9…第1フィンプレート、9a,10a…縦辺、9b,10b…横辺、10…第2フィンプレート、11…オイル通過穴、12…冷却水通過穴、13…貫通穴、14…冷却水導入部、15…冷却水排出部、16…冷却水導入管、17…冷却水排出管、18…オイル導入部、19…オイル排出部、21,22,23,24,25,26…ボス部、27,28…縁部、116,126…立壁部、91,101…フィンプレート本体、92,95,102,105…凸部、93,94,103,104…凹部、117…エンボス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9