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特開2023-140440情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023140440
(43)【公開日】2023-10-05
(54)【発明の名称】情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04855 20220101AFI20230928BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20230928BHJP
【FI】
G06F3/04855
G06F3/04842
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022046275
(22)【出願日】2022-03-23
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-06-20
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(72)【発明者】
【氏名】高山 喜博
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA02
5E555AA12
5E555AA22
5E555AA25
5E555AA30
5E555BA02
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC17
5E555BD01
5E555BE12
5E555CA12
5E555CB12
5E555CB34
5E555CB40
5E555CB45
5E555CB57
5E555DA02
5E555DB18
5E555DB22
5E555DB52
5E555DB53
5E555DC02
5E555DC05
5E555DC08
5E555DC09
5E555DC13
5E555DC35
5E555DD07
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】図鑑上でユーザの所有する製品の掲載位置をわかりやすくし、図鑑の閲覧性を向上させることができる情報処理方法、情報処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理方法は、複数の製品に関する一覧情報上に、ユーザが登録した製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを付与し、ユーザによるスライダーの操作に基づいて当該スライダーを動作し、スライダーの動作に追従してアイコンを動作し、アイコンを選択した場合、アイコンに紐付けられたユーザが登録した製品に関する情報に遷移する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の製品に関する一覧情報上に、ユーザが登録した製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを付与し、
前記ユーザによる前記スライダーの操作に基づいて当該スライダーを動作し、前記スライダーの動作に追従して前記アイコンを動作し、
前記アイコンを選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザが登録した製品に関する情報に遷移する、
端末装置による情報処理方法。
【請求項2】
前記ユーザが登録した製品は、前記ユーザが所持している製品である、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記スライダーは前記製品に関する特定の情報に紐付けられた目盛り線を含み、
前記目盛り線をユーザが選択した場合、前記目盛り線に紐付けられた前記製品に関する情報に遷移する、
請求項1または2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記目盛り線上でユーザがスライド操作した場合、前記ユーザのスライド操作が停止した位置にある前記目盛り線に紐付けられた前記製品に関する情報に遷移する、
請求項3に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記目盛り線上でユーザの手指をスライド操作した場合、前記ユーザの手指が停止した位置にある前記目盛り線に紐付けられた前記製品に関する情報に遷移する、
請求項4に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記目盛り線は、前記製品を販売した年代に紐づいている、
請求項3から5の何れか一項に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記複数の製品を表示する一覧画面上に、前記ユーザの所有する製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを重畳して表示し、
前記アイコンをユーザが選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザの所有する製品に関する情報を表示する表示画面に遷移する、
請求項1から6の何れか一項に記載の情報処理方法。
【請求項8】
前記複数の製品に関する一覧情報上に、前記製品をユーザが所有することを示すユーザ所有アイコンおよび前記製品をユーザが閲覧したことを示すユーザ閲覧アイコンを付与し、
前記製品を前記ユーザが閲覧した場合、前記ユーザ閲覧アイコンの色または形状を、前記製品を閲覧していない場合と異ならせる、
請求項1から6の何れか一項に記載の情報処理方法。
【請求項9】
前記複数の製品に関する一覧情報は、前記複数の製品の全製品数と前記ユーザが閲覧した製品数とを示すものである、
請求項1から6の何れか一項に記載の情報処理方法。
【請求項10】
複数の製品に関する一覧情報を表示する表示部と、
前記複数の製品に関する一覧情報上に、ユーザが登録した製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを付与し、前記ユーザによる前記スライダーの操作に基づいて当該スライダーを動作し、前記スライダーの動作に追従して前記アイコンを動作し、前記アイコンを選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザが登録した製品に関する情報に遷移する制御部と、
を備える、
情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータに、
複数の製品に関する一覧情報上に、ユーザが登録した製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを付与する処理、
前記ユーザによる前記スライダーの操作に基づいて当該スライダーを動作し、前記スライダーの動作に追従して前記アイコンを動作する処理、
前記アイコンを選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザが登録した製品に関する情報に遷移する処理、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示画面上に表示されていない情報を迅速に探す手段として、スクロールバーに情報を表示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、信号波形上のアラーム発生位置をスクロールバー上に表示することにより、アラーム発生位置の信号波形が表示画面上に表示されていない場合でもアラームの発生位置を探し出せる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-185911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ユーザサービスの観点から、複数の製品を発売した年代順に並べて集録した図鑑を提供することが考えられる。このような場合において、ユーザは自身の所有する製品に手早く移動したい。しかしながら、図鑑に多数の製品が掲載されている場合、ユーザは、自身の所有している製品が図鑑のどこの位置に掲載されているのかわかりづらい。このため、図鑑を高速にスクロールできるスライダーを用いても、ユーザが意図したモデルにたどりつくのは困難である。
【0005】
特許文献1に開示された技術では、スクロールバー上に情報を提示するのは、あくまで信号波形上のアラーム発生位置を探し出すことを目的としている。したがって、特許文献1に開示された技術について、図鑑上でユーザの所有する製品の掲載位置をわかりやすくし、図鑑の閲覧性を向上させるという観点から改善の余地がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決するためにされたものであり、図鑑上でユーザの所有する製品の掲載位置をわかりやすくし、図鑑の閲覧性を向上させることができる情報処理方法、情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
複数の製品に関する一覧情報上に、ユーザが登録した製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを付与し、
前記ユーザによる前記スライダーの操作に基づいて当該スライダーを動作し、前記スライダーの動作に追従して前記アイコンを動作し、
前記アイコンを選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザが登録した製品に関する情報に遷移する、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、図鑑上でユーザの所有する製品の掲載位置をわかりやすくし、図鑑の閲覧性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2】本発明の実施の形態に係るサーバの構成を示す図である。
図3図2に示したサーバのハードウエア構成の一例を示す図である。
図4】本発明の実施の形態に係る端末装置の構成を示す図である。
図5図4に示した端末装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
図6】本発明の実施の形態に係る図鑑アプリのスタート画面の構成を示す図である。
図7】本発明の実施の形態に係る図鑑アプリの探索度表示画面の構成を示す図である。
図8】本発明の実施の形態に係る図鑑アプリのピックアップモデル表示画面の構成を示す図である。
図9】本発明の実施の形態に係る図鑑アプリの未発見モデル表示画面の構成を示す図である。
図10】本発明の実施の形態に係る図鑑アプリの年代別モデル表示画面の構成を示す図である。
図11図10に示した年代別モデル表示画面で表示した高速スライダーの構成を示す図である。
図12】本発明の実施の形態に係る端末装置において実行される画面表示処理の流れを示すフローチャートである。
図13】本発明の実施の形態に係る端末装置において実行される表示制御処理の流れを示すフローチャートである。
図14】本発明の実施の形態に係る端末装置において実行されるスライダー処理の流れを示すフローチャートである。
図15】本発明の実施の形態に係る端末装置において実行される表示遷移処理の流れを示すフローチャートである。
図16】本発明の実施の形態の変形例に係る図鑑アプリの樹形図表示画面の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
【0011】
本発明の実施の形態に係る端末装置3は、スライダー上にユーザ所有の製品を示すアイコンを表示することにより、複数の製品に関する一覧情報を記載した図鑑上でユーザの所有する製品の掲載位置をわかりやすくする機能を備える。本実施の形態では、図鑑に表示される製品は、例えば腕時計である。
【0012】
図1は、端末装置3を含む情報処理システム100の構成を示す図である。情報処理システム100は、サーバ1と、サーバ1とネットワーク2を介して通信可能に接続される端末装置3とを含む。ネットワーク2は、サーバ1と端末装置3とを通信可能に接続する通信網である。ネットワーク2は、例えば、インターネットである。
【0013】
続いて、サーバ1の構成について、図2を参照し、以下に説明する。サーバ1は、端末装置3の表示画面上に表示させる図鑑のための各種データを記憶しており、端末装置3からの要求に応じて、各種データを端末装置3に送信する。サーバ1は、図2に示すとおり、入力部10と、出力部11と、通信部12と、サーバ記憶部13と、サーバ制御部14とを備える。
【0014】
入力部10は、サーバ1のサーバ記憶部13に記憶させる各種データ、ユーザからの指示等を入力する。出力部11は、入力部10から入力された各種データ、サーバ1の各種機能等をユーザに提示する。通信部12は、図1に示したネットワーク2を介して端末装置3と通信する。
【0015】
サーバ記憶部13は、入力部10から入力された各種データ、サーバ1の各種機能を実行するためのプログラム等を記憶する。また、サーバ記憶部13は、製品情報データベース131と、所有者情報データベース132と、表示用情報データベース133とを含む。製品情報データベース131は、発売された全ての製品に関する情報を記憶するデータベースである。製品情報データベース131には、製品名、型番、スペック、製品の外観を示すサムネイル等が、製品ごとにまとめられて記憶されている。
【0016】
所有者情報データベース132は、ユーザが製品の購入時に登録した各種情報を記憶するデータベースである。ユーザは、製品を購入した際、専用のユーザ登録サイトからユーザ情報を入力することができる。そして、ここで入力された各種情報が、所有者情報データベース132に記憶される。表示用情報データベース133は、図1に示した端末装置3の表示画面に表示する画像、文字列、スタイルシート等の各種データを記憶するデータベースである。
【0017】
また、サーバ制御部14は、サーバ記憶部13に記憶されたプログラムに基づいて各種機能を実行する。サーバ制御部14は、通信制御部141と、入出力制御部142と、製品情報取得部143と、所有者情報取得部144と、表示用データ取得部145とを含む。
【0018】
通信制御部141は、図1に示したネットワーク2を介して行う端末装置3との通信を制御する。入出力制御部142は、入力部10から入力される各種入力に応じてサーバ1の動作を制御する。また、入出力制御部142は、出力部11への各種データの出力を制御する。さらに、入出力制御部142は、端末装置3からネットワーク2を介して各種データを受信し、または、ネットワーク2を介して各種データを端末装置3に出力する制御を行う。
【0019】
製品情報取得部143は、サーバ記憶部13の製品情報データベース131から、製品情報のデータを取得する。所有者情報取得部144は、サーバ記憶部13の所有者情報データベース132からユーザが製品の購入時に登録した各種情報を取得する。表示用データ取得部145は、サーバ記憶部13の表示用情報データベース133から、図1に示した端末装置3の表示画面に表示する画像、文字列、スタイルシート等の各種データを取得する。
【0020】
サーバ制御部14に含まれる各機能は、サーバ記憶部13に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。プログラムを実行するための、サーバ1のハードウエアの構成について図3を参照しつつ、以下に説明する。
【0021】
サーバ1は、入力機器151と、出力機器152と、通信機器153と、記憶機器154と、メモリ155と、プロセッサ156とを含む。入力機器151と、出力機器152と、通信機器153と、記憶機器154と、メモリ155と、プロセッサ156とはそれぞれ、バス157を介して相互に接続されている。
【0022】
入力機器151は、ユーザからの入力を受け付ける機器である。入力機器151は、例えば、キーボード、マウス、タブレット等のデータを入力が可能な機器により構成することができる。出力機器152は、入力機器151から入力された各種データ、サーバ1の各種機能等をユーザに提示する機器である。出力機器152は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)モニタ等の表示装置を用いて構成することができる。
【0023】
通信機器153は、図1に示したネットワーク2を介して端末装置3と通信し、各種データの送受信をする。通信機器153は、例えば、有線または無線LAN等、ネットワーク2に接続可能な通信方式を備えた各種機器により構成することができる。記憶機器154は、プロセッサ156で実行する各種プログラム、入力機器151から入力された各種データを記憶する機器である。記憶機器154は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置を用いて構成することができる。
【0024】
メモリ155は、記憶機器154に記憶された各種プログラムを展開するための記憶素子である。メモリ155は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の揮発性または不揮発性の半導体メモリといった記憶素子および記憶媒体を用いて構成することができる。プロセッサ156は、記憶機器154に記憶された各種プログラムを読み出してメモリ155に展開し、実行する。プロセッサ156は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の処理装置を用いて構成することができる。
【0025】
次に、端末装置3の構成について、図4を参照しつつ以下に説明する。端末装置3は、図1に示したサーバ1から受信した各種データに基づいて、複数の製品について掲載した図鑑を表示画面上に表示させる。端末装置3は、小型の携帯可能な電子機器であり、例えばスマートフォン、タブレット等である。なお、以下では、端末装置3は、例えばスマートフォンとして説明するものする。
【0026】
端末装置3は、撮影部31と、音声入出力部32と、操作入力部33と、通信部34と、端末記憶部35と、表示部36と、端末制御部37とを備える。撮影部31は、静止画または動画を撮影する。音声入出力部32は、音声の入力および出力をする。音声入出力部32は、例えば、音声通話の音声をピックアップする、図1に示したネットワーク2を介して外部から受信した音楽を出力することができる。
【0027】
操作入力部33は、ユーザからの操作を入力することができる。通信部34は、図1に示したネットワーク2を介してサーバ1および外部との通信を行う。端末記憶部35は、端末装置3で実行する各種プログラム、サーバ1から受信した各種データ等を記憶する。端末記憶部35は、製品情報データベース351と、所有者情報データベース352と、表示用情報データベース353とを含む。
【0028】
製品情報データベース351は、図2に示したサーバ記憶部13の製品情報データベース131から取得した、発売された全ての製品に関する情報を記憶するデータベースである。製品情報データベース351には、製品名、型番、スペック、製品の外観を示すサムネイル等が、製品ごとにまとめられて記憶されている。
【0029】
所有者情報データベース352は、図2に示したサーバ記憶部13の所有者情報データベース132から取得した、ユーザが製品の購入時に登録した各種情報を記憶するデータベースである。表示用情報データベース353は、図2に示したサーバ記憶部13の表示用情報データベース133から取得した、表示部36の表示画面に表示する画像、文字列、スタイルシート等の各種データを記憶するデータベースである。
【0030】
表示部36は、端末記憶部35の表示用情報データベース353に記憶された各種データに基づいて生成される、複数の製品を掲載した図鑑を表示画面上に表示する。また、表示部36は、操作入力部33から入力されたユーザの操作に応じた表示内容を表示画面上に表示する。
【0031】
端末制御部37は、端末記憶部35に記憶されたプログラムに基づいて各種機能を実行する。端末制御部37は、通信制御部371と、入出力制御部372と、製品情報取得部373と、所有者情報取得部374と、表示情報生成部375とを含む。
【0032】
通信制御部371は、図1に示したネットワーク2を介して行うサーバ1との通信を制御する。入出力制御部372は、操作入力部33から入力される各種入力に応じて端末装置3の動作を制御する。また、入出力制御部372は、図2に示したサーバ1からネットワーク2を介して各種データを受信し、または、ネットワーク2を介して各種データをサーバ1に出力する制御を行う。
【0033】
製品情報取得部373は、ネットワーク2を介して、図2に示したサーバ記憶部13の製品情報データベース131から製品情報のデータを取得する。製品情報取得部373は、取得した製品情報のデータを、端末記憶部35の製品情報データベース351に記憶する。
【0034】
所有者情報取得部374は、ネットワーク2を介して、図2に示したサーバ記憶部13の所有者情報データベース132からユーザが製品の購入時に登録した各種情報のデータを取得する。所有者情報取得部374は、取得した各種情報のデータを端末記憶部35の所有者情報データベース352に記憶する。
【0035】
表示情報生成部375は、ネットワーク2を介して図2に示したサーバ記憶部13の表示用情報データベース133から画像、文字列、スタイルシート等の各種データを取得する。そして、表示情報生成部375は、取得した各種データに基づいて、複数の製品を掲載した図鑑の表示用データ生成する。また、表示情報生成部375は、取得した各種データを、端末記憶部35の表示用情報データベース353に記憶する。
【0036】
なお端末装置3は、特許請求の範囲における情報処理装置の一例である。また、端末制御部37は、特許請求の範囲における制御部の一例である。
【0037】
端末制御部37に含まれる各機能は、端末記憶部35に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。プログラムを実行するための、端末装置3のハードウエアの構成について図5を参照しつつ、以下に説明する。
【0038】
端末装置3は、入出力ポート381と、通信機器382と、記憶機器383と、表示機器384と、表示コントローラ385と、メモリ386と、プロセッサ387とを含む。入出力ポート381と、通信機器382と、記憶機器383と、表示機器384と、表示コントローラ385と、メモリ386と、プロセッサ387とはそれぞれ、バス388を介して相互に接続されている。
【0039】
入出力ポート381は、撮影部31と、音声入出力部32と、操作入力部33とを接続し、データの送受信をできるように構成されたポートである。撮影部31は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子を用いたカメラ、ビデオカメラ等を用いて構成することができる。
【0040】
音声入出力部32は、例えば、音声通話で受信した音声、通信部34を介して外部から取得した音楽データ等を出力するスピーカ、ユーザの音声をピックアップすることのできるマイクロフォン等により構成することができる。操作入力部33は、例えば、タブレット、デジタイザ等のタッチ入力ができる機器を用いて構成することができる。
【0041】
通信機器382は、図1に示したネットワーク2を介してサーバ1と通信するデータ通信部と、図示せぬ基地局との間で、電話通信用の無線信号を送受信する音声通信部とを含む。なお、データ通信部は、サーバ1以外の外部のサーバ、クラウド等と通信することもできる。データ通信部は、例えば、無線LAN、Wi-fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等を用いて構成することができる。また、音声通信部は、基地局との間で、電話通信用の無線信号を送受信する通信機器を用いて構成することができる。
【0042】
記憶機器383は、プロセッサ387で実行する各種プログラム、図4に示した各データベースに含まれる各種データを記憶する機器である。記憶機器383は、例えば、HDD、SSD等の記憶装置、不揮発性の記憶素子等を用いて構成することができる。
【0043】
表示機器384は、図4に示した端末制御部37の表示情報生成部375で生成した複数の製品を掲載した図鑑、操作入力部33から入力されたユーザの操作に応じた表示内容を表示する機器である。表示機器384は、例えば、LCD、有機ELモニタ等の表示装置を用いて構成することができる。また、本実施の形態においては、操作入力部33を表示機器384に載置することにより、入力部と表示部とを兼ねるタッチパネルとして機能するものとする。
【0044】
表示コントローラ385は、表示機器384に各種表示用データを出力するコントローラである。表示コントローラ385は、例えば、ビデオカード、GPU(Graphics Processing Unit)、グラフィックボード等の映像信号出力装置を用いて構成することができる。
【0045】
メモリ386は、記憶機器383から読み出された各種プログラムを展開する。メモリ386は、RAM、フラッシュメモリ等の揮発性または不揮発性の半導体メモリといった記憶素子および記憶媒体を用いて構成することができる。プロセッサ387は、記憶機器383に記憶された各種プログラムを読み出してメモリ386に展開し、実行する。プロセッサ387は、CPU、MPU等の処理装置を用いて構成することができる。
【0046】
続いて、本実施の形態にかかる図鑑の表示画面の構成について、図6から図11を参照しつつ、以下に説明する。ユーザは、図4に示した端末装置3の表示部36の表示画面上に配置された図鑑アプリのアイコンをタップすることにより、アプリケーションを起動し、図鑑を閲覧することができる。図6は、図鑑アプリの起動時に表示部36の表示画面上に表示されるスタートアップ画面40の構成を示す図である。
【0047】
スタートアップ画面40は、検索ワード入力部410と、探索度表示部420と、ピックアップ機能表示部430と、検索項目入力部440と、第1カテゴリ表示部450と、第2カテゴリ表示部460と、第3カテゴリ表示部470とを含む。検索ワード入力部410は、製品の名称、シリーズ名、型番等を入力して検索することにより、該当する製品を探し出すことができる。
【0048】
探索度表示部420は、全製品数と、ユーザが閲覧した製品の数とを表示する。本実施の形態の図鑑では、ユーザがどのグループの製品をどれだけの数を閲覧したかを表示することにより、ユーザに自身の製品閲覧状況を把握できるようにする。これにより、ユーザはまだ見ていない製品の中から興味を引かれる製品を探し出すことができる。
【0049】
ピックアップ機能表示部430は、その製品が持つトピックを表示する。ピックアップ機能表示部430には、例えば、製品の特徴を示すキャッチコピー、製品の型番、機種名、製品の外観を示すサムネイル等を表示する。キャッチコピーは、例えば、「シリーズ初のカラーモデル」、「テレビコマーシャルで、アイスホッケーのパックにされた機種」等である。
【0050】
検索項目入力部440は、ユーザが製品のシリーズ名、機種名等を入力することにより、そのシリーズ名、機種名等のうち、ユーザの未発見の製品を探すことができる。第1カテゴリ表示部450と、第2カテゴリ表示部460と、第3カテゴリ表示部470とは、それぞれ製品をカテゴリごとに提示する。
【0051】
第1カテゴリ表示部450は、第1カテゴリ項目名451と、第1カテゴリ機種アイコン452A、452B、452Cを含む。なお、以下では、第1カテゴリ機種アイコン452A、452B、452Cを総称して、第1カテゴリ機種アイコン452と称する。
【0052】
第1カテゴリ項目名451は、第1カテゴリに表示される製品のカテゴリ名である。ここでは、第1カテゴリ項目名451には、例えば、図6に示すとおり、製品のカテゴリ名として「シリーズ」が表示されている。第1カテゴリ機種アイコン452は、第1カテゴリに所属する機種の外観を示すサムネイルをアイコンとして表示するものである。
【0053】
第2カテゴリ表示部460は、第2カテゴリ項目名461と、第2カテゴリ機種アイコン462A、462B、462Cを含む。なお、以下では、第2カテゴリ機種アイコン462A、462B、462Cを総称して、第2カテゴリ機種アイコン462と称する。
【0054】
第2カテゴリ項目名461は、第2カテゴリに表示される製品のカテゴリ名である。ここでは、第2カテゴリ項目名461には、例えば、図6に示すとおり、製品のカテゴリ名として「機種」が表示されている。第2カテゴリ機種アイコン462は、第2カテゴリに所属する機種の外観を示すサムネイルをアイコンとして表示するものである。
【0055】
第3カテゴリ表示部470は、第3カテゴリ項目名471と、第3カテゴリ機種アイコン472A、472B、472Cを含む。なお、以下では、第3カテゴリ機種アイコン472A、472B、472Cを総称して、第3カテゴリ機種アイコン472と称する。
【0056】
第3カテゴリ項目名471は、第3カテゴリに表示される製品のカテゴリ名である。ここでは、第3カテゴリ項目名471には、例えば、図6に示すとおり、製品のカテゴリ名として「型番」が表示されている。第3カテゴリ機種アイコン472は、第3カテゴリに所属する機種の外観を示すサムネイルをアイコンとして表示するものである。
【0057】
また、スタートアップ画面40は、表示部36の表示画面のサイズよりも大きく作られているものとする。図6に点線で示す表示可能枠Dは、端末装置3の表示部36の表示画面上に表示可能な範囲を示すものである。ここで、端末装置3の表示部36の表示画面上に接触するユーザの手指Tを接触範囲Sとする。ユーザが手指Tを表示部36の表示画面上に接触させたまま矢印の方向に動かすと、その動きに伴い接触範囲Sが動く。表示可能枠Dは、接触範囲Sの動く方向に伴い移動する。これにより、端末装置3の表示部36の表示画面上に表示されるスタートアップ画面40の表示範囲を変更することができる。
【0058】
スタートアップ画面40に含まれる探索度表示部420と、ピックアップ機能表示部430と、検索項目入力部440と、第1カテゴリ表示部450の第1カテゴリ機種アイコン452と、第2カテゴリ表示部460の第2カテゴリ機種アイコン462と、第3カテゴリ表示部470の第3カテゴリ機種アイコン472とはそれぞれ、ユーザの手指Tによりタップされると、スタートアップ画面40とは異なる画面に遷移する。
【0059】
まず、スタートアップ画面40に含まれる探索度表示部420をユーザの手指Tによりタップすると、スタートアップ画面40から図7に示す探索度一覧画面51に遷移する。探索度一覧画面51は、画面名表示部511と、画面カテゴリ名選択部512と、第1探索度表示部513と、第2探索度表示部514と、第3探索度表示部515と、第4探索度表示部516と、第5探索度表示部517とを含む。画面名表示部511は、探索度一覧画面51の画面名を表示する。ここでは、画面名表示部511は、例えば、図7に示すとおり「探索度」と表示されている。
【0060】
画面カテゴリ名選択部512は、探索度を表示する対象の製品のカテゴリ名を選択する。画面カテゴリ名選択部512は、選択カテゴリ名表示部521と、選択肢提示部522とを含む。選択肢提示部522は、ユーザの手指でタップすることにより複数の製品のカテゴリ名を選択肢としてユーザに提示する。提示された選択肢のうち、ユーザが選択した製品のカテゴリ名を選択カテゴリ名表示部521に表示する。選択カテゴリ名表示部521は、ここでは、例えば、図7に示すとおり「シリーズ」である。
【0061】
また、第1探索度表示部513と、第2探索度表示部514と、第3探索度表示部515と、第4探索度表示部516と、第5探索度表示部517にはそれぞれ、選択肢提示部522で選択された製品のカテゴリ名に応じて、各製品の探索度が表示される。第1探索度表示部513は、第1探索度カテゴリ名表示部531と、第1探索度アイコン532と、第1探索結果表示部533とを含む。
【0062】
第1探索度カテゴリ名表示部531は、選択カテゴリ名表示部521に表示された製品のカテゴリ名に含まれる下位の分類名が表示される。ここでは、例えば、図7に示すとおり、第1探索度カテゴリ名表示部531には、選択カテゴリ名表示部521に表示される「シリーズ」の下位の分類名「MODEL:A」が表示されている。第1探索度アイコン532は、第1探索度カテゴリ名に所属する機種の外観を示すサムネイルをアイコンとして表示するものである。第1探索結果表示部533は、第1探索度カテゴリ名に紐付けられた製品の探索度を表示する。
【0063】
また、第2探索度表示部514は、第2探索度カテゴリ名表示部541、第2探索度アイコン542と、第2探索結果表示部543とを含む。ここでは、例えば、図7に示すとおり、第2探索度カテゴリ名表示部541には、選択カテゴリ名表示部521に表示される「シリーズ」の下位の分類名「MODEL:B」が表示されている。
【0064】
また、第3探索度表示部515は、第3探索度カテゴリ名表示部551、第3探索度アイコン552と、第3探索結果表示部553とを含む。ここでは、例えば、図7に示すとおり、第3探索度カテゴリ名表示部551には、選択カテゴリ名表示部521に表示される「シリーズ」の下位の分類名「MODEL:A200」が表示されている。
【0065】
また、第4探索度表示部516は、第4探索度カテゴリ名表示部561、第4探索度アイコン562と、第4探索結果表示部563とを含む。ここでは、例えば、図7に示すとおり、第4探索度カテゴリ名表示部561には、選択カテゴリ名表示部521に表示される「シリーズ」の下位の分類名「MODEL:C」が表示されている。
【0066】
また、第5探索度表示部517は、第5探索度カテゴリ名表示部571、第5探索度アイコン572と、第5探索結果表示部573とを含む。ここでは、例えば、図7に示すとおり、第5探索度カテゴリ名表示部571には、選択カテゴリ名表示部521に表示される「シリーズ」の下位の分類名「MODEL:C-CA」が表示されている。
【0067】
なお、第2探索度アイコン542~第5探索度アイコン572は、第1探索度アイコン532と同様である。また、第2探索結果表示部543~第5探索結果表示部573は、第1探索結果表示部533と同様である。
【0068】
続いて、図6に示したスタートアップ画面40に含まれるピックアップ機能表示部430をユーザの手指Tによりタップすると、スタートアップ画面40から図8に示すピックアップモデル画面61に遷移する。ピックアップモデル画面61は、ユーザにピックアップした製品の詳細内容を提示する画面である。
【0069】
ピックアップモデル画面61は、モデル系列表示部611と、モデル内容表示部612と、類似モデル表示部613とを含む。モデル系列表示部611は、ピックアップされた製品が属するシリーズ、グループ等を示す。ここでは、例えば、図8に示すとおり「MODEL:A>AA」と記されている。「MODEL:A」は、図7で示した製品のカテゴリ名「シリーズ」の下位分類である。そして、「AA」は「MODEL:A」の下位分類である。このため、ピックアップされた製品が、シリーズ「MODEL:A」の「AA」に含まれる製品であることが分かる。
【0070】
モデル内容表示部612は、ピックアップされた製品の詳細を示す。モデル内容表示部612には、製品詳細表示部621と、提示製品アイコン622と、お気に入りチェック部623と、所有マーク部624とを含む。製品詳細表示部621には、提示されている製品の型番、機種名に加え、製品の機能、構成等に関する説明が記載されている。提示製品アイコン622には、製品の外観を示すサムネイルを表示している。
【0071】
お気に入りチェック部623は、提示されている製品をユーザが気に入ったか否かを示す。例えば、ユーザが提示された製品を気に入った際には、ユーザがお気に入りチェック部623はタップすると、お気に入りチェック部623の色、形態等が変化する。このチェック結果は、図4に示した端末装置3の端末記憶部35に含まれる所有者情報データベース352に記憶しておく。なお、所有者情報データベース352に記憶されたチェック結果に応じて、お気に入り製品の一覧画面を表示できるようにしてもよい。
【0072】
所有マーク部624は、ピックアップされている製品をユーザが所有しているか否かを示す。図4に示した端末装置3の端末記憶部35に含まれる所有者情報データベース352にピックアップされた製品が記憶されていた場合、ユーザが製品を所有しているものと判断する。また、所有者情報データベース352にピックアップされた製品が記憶されていない場合、ユーザが製品を所有していないものと判断する。ユーザがピックアップされた製品を所有している場合といない場合とで、所有マーク部624の色、形態等を変化させる。
【0073】
類似モデル表示部613は、ピックアップされた製品と類似の製品を表示する。類似モデル表示部613には、類似モデルアイコン631A、631B、631Cと、類似モデル詳細表示部632とを含む。なお、以下では、類似モデルアイコン631A、631B、631Cは類似モデルアイコン631と総称する。類似モデルアイコン631は、ピックアップされた製品と類似の製品の外観を示すサムネイルを表示する。類似モデル詳細表示部632は、類似する製品の型番、機種名に加え、製品の機能、構成等に関する説明が記載されている。
【0074】
また、図6に示したスタートアップ画面40に含まれる検索項目入力部440に、ユーザが製品のシリーズ名、機種名等を入力すると、そのシリーズ名、機種名等のうち、ユーザの未発見の製品を探すことができる。検索結果は、図9に示す未発見モデル提示画面65として表示される。未発見モデル提示画面65は、ユーザに未発見の背品を提示する画面である。これにより、ユーザはまだ見ていない製品を目にすることができるため、ユーザの購買意欲を喚起することができる。
【0075】
未発見モデル提示画面65は、未発見製品アイコン651と、製品概要表示部652と、製品詳細表示用ボタン653とを含む。未発見製品アイコン651は、未発見の製品の外観を示すサムネイルを表示する。製品概要表示部652は、未発見の製品の概要であり、例えば、型番、機種名に加え、簡易な説明が表示される。製品詳細表示用ボタン653は、ユーザの手指Tによってタップされると、未発見の製品に関する詳細な説明が表示される。なお、未発見の製品に関する詳細な説明は、別途画面を表示させてもよく、また、未発見モデル提示画面65の画面の末尾に続けて表示させるようにしてもよい。
【0076】
続いて、図6に示したスタートアップ画面40に含まれる第1カテゴリ表示部450の第1カテゴリ機種アイコン452~第3カテゴリ表示部470の第3カテゴリ機種アイコン472のいずれかをユーザの手指Tでタップしたとする。この場合、タップしたアイコンに紐付けられた製品を、発売した年代別にまとめた年代別モデル表示画面70を表示する。
【0077】
例えば、図6に示したスタートアップ画面40に含まれる第1カテゴリ表示部450の第1カテゴリ機種アイコン452Aをユーザの手指Tでタップしたとすると、図10に示す年代別モデル表示画面70に遷移する。年代別モデル表示画面70は、モデル系列表示部711と、代表モデル表示部712と、第1年代モデル表示部713と、第2年代モデル表示部714とを含む。
【0078】
モデル系列表示部711は、図6に示した第1カテゴリ機種アイコン452Aに紐付けられた製品モデルの属するシリーズ、グループ等を示す。図6では、第1カテゴリ機種アイコン452Aは第1カテゴリ表示部450に所属しており、その項目名として第1カテゴリ項目名451に「シリーズ」と表示されている。ここでは、例えば図10に示すとおり「MODEL:A」と記されている。「MODEL:A」は、図7で示した製品のカテゴリ名「シリーズ」の下位分類である。このため、第1カテゴリ機種アイコン452Aに紐付けられた製品が、シリーズ「MODEL:A」に含まれる製品であることが分かる。
【0079】
代表モデル表示部712は、モデル系列表示部711に表示されたシリーズ、グループ等に属する製品の代表例を表示する。代表モデル表示部712は、代表モデル説明表示部721と、代表モデルアイコン722とを含む。代表モデル説明表示部721には、代表例となる製品の型番、機種名に加え、製品の機能、構成等に関する説明が記載されている。また、代表モデルアイコン722には、代表例となる製品の外観を示すサムネイルを表示している。
【0080】
第1年代モデル表示部713は、第1年代に発売された製品を表示する。第1年代モデル表示部713は、第1年代表示部731Aと、第1所属製品アイコン732Aと、第2所属製品アイコン732Bと、第3所属製品アイコン732Cと、第4所属製品アイコン732Dとを含む。第1年代表示部731Aは、製品が発売された年代を表示する。ここでは、第1年代表示部731Aは西暦で表示し、例えば図10に示すとおり「2021」と表示している。
【0081】
第1所属製品アイコン732A~第4所属製品アイコン732Dには、第1年代に発売された製品の外観を示すサムネイルを表示する。また図10に示すとおり、第1所属製品アイコン732Aの横には、第1ユーザ閲覧アイコン741Aと第1ユーザ所有アイコン751Aとが縦に並んで配置されている。第2所属製品アイコン732Bの横には、第2ユーザ閲覧アイコン741Bが配置されている。第3所属製品アイコン732Cの横には、第3ユーザ閲覧アイコン741Cが配置されている。第4所属製品アイコン732Dの横には、第4ユーザ閲覧アイコン741Dと、第2ユーザ所有アイコン751Bとが縦に並んで配置されている。
【0082】
第1ユーザ閲覧アイコン741A~第4ユーザ閲覧アイコン741Dは、製品がユーザに閲覧されたか否かを示す。例えば、第1ユーザ閲覧アイコン741A~第4ユーザ閲覧アイコン741Dを、ユーザが製品を閲覧していない場合はグレーアウトしておき、ユーザが製品を閲覧した場合は赤色にして表示する。
【0083】
また、第1ユーザ所有アイコン751Aと第2ユーザ所有アイコン751Bは、その製品をユーザが所有していることを示す。第1ユーザ所有アイコン751Aと第2ユーザ所有アイコン751Bは、図4に示した端末装置3の端末記憶部35に含まれる所有者情報データベース352に記憶されている、ユーザの所有する製品の情報に応じて表示される。
【0084】
続いて、第2年代モデル表示部714は、第2年代に発売された製品を表示する。第2年代モデル表示部714は、第2年代表示部731Bと、第5所属製品アイコン762Aと、第6所属製品アイコン762Bと、第7所属製品アイコン762Cとを含む。第2年代表示部731Bは、製品が発売された年代を表示する。ここでは、第2年代表示部731Bは西暦で表示し、例えば図10に示すとおり「2020」と表示している。なお、以下では、第1年代表示部731A、第2年代表示部731Bを総称して年代表示部731と称する。
【0085】
第5所属製品アイコン762A~第7所属製品アイコン762Cには、第2年代に発売された製品の外観を示すサムネイルを表示する。また図10に示すとおり、第5所属製品アイコン762Aの横には、第5ユーザ閲覧アイコン771Aと第3ユーザ所有アイコン751Cとが縦に並んで配置されている。第6所属製品アイコン762Bの横には、第6ユーザ閲覧アイコン771Bが配置されている。第7所属製品アイコン762Cの横には、第7ユーザ閲覧アイコン771Cが配置されている。なお、以下では、第1ユーザ閲覧アイコン741A~第4ユーザ閲覧アイコン741Dを総称して、ユーザ閲覧アイコン741と称する。また、第1ユーザ所有アイコン751A~第3ユーザ所有アイコン751Cを総称して、ユーザ所有アイコン751と称する。
【0086】
年代別モデル表示画面70は、端末装置3の表示部36の表示画面のサイズよりも大きく作られているものとする。図10に点線で示す表示可能枠Dは、端末装置3の表示部36の表示画面上に表示可能な範囲を示すものである。ユーザが手指Tを表示部36の表示画面上に接触させたまま矢印の方向に動かすことで、その動きに伴いユーザの手指Tの接触範囲Sが動く。表示可能枠Dは、接触範囲Sの動く方向に伴い移動する。これにより、端末装置3の表示部36の表示画面上に表示される年代別モデル表示画面70の表示範囲を変更することができる。
【0087】
しかしながら、年代別モデル表示画面70に表示される製品が多数、例えば、1000個以上ある場合、ユーザは目視で目当ての製品を探し出すことは難しく、見逃す可能性がある。また、ユーザが自身の所有している製品の情報を確認する場合、年代別モデル表示画面70の中で直ぐに所有している製品にたどり着くことはできない。そこで、本実施の形態では、年代別モデル表示画面70で任意の位置へのジャンプ機能を備えたスライダーを重畳させて表示することにより、ユーザが目当ての製品にたどりつき易くする。
【0088】
図10に示す年代別モデル表示画面70において、ユーザが手指Tを表示部36の表示画面上に接触させたまま一定時間以上停止すると、図11に示す高速スライダー81が年代別モデル表示画面70に重畳して表示される。高速スライダー81は、スライダー目盛り部811と、第1ジャンプアイコン821と、第2ジャンプアイコン822と、第3ジャンプアイコン823と、第4ジャンプアイコン824とを含む。
【0089】
スライダー目盛り部811は、2022、2020等の西暦を示す数値と複数の目盛り線により構成されている。目盛り線は、2000年代は1年刻みで設定され、1900年代は2年刻みで設定されている。ユーザの手指Tがスライダー目盛り部811の目盛り線をタップすると、目盛り線に紐付けられた年代の、年代別モデル表示画面70の表示画面に移動する。また、スライダー目盛り部811上の目盛り線上でユーザの手指Tを表示画面に接触したままスライド操作させた場合、ユーザの手指Tが停止した位置にある目盛り線に紐付けられた年代まで年代別モデル表示画面70の表示画面に移動する。これにより、ユーザは任意の年代の表示を容易に確認することができる。
【0090】
また、第1ジャンプアイコン821と、第2ジャンプアイコン822と、第3ジャンプアイコン823と、第4ジャンプアイコン824とは、ユーザの所有する製品に紐付けられたアイコンである。第1ジャンプアイコン821~第4ジャンプアイコン824は、高速スライダー81上に、ユーザが製品を購入した日時に対応するスライダー目盛り部811の目盛り線に沿って配置されている。
【0091】
第1ジャンプアイコン821~第4ジャンプアイコン824はそれぞれ、年代別モデル表示画面70に表示されたユーザ所有アイコン751と紐付けられている。ここでは、例えば、第1ジャンプアイコン821は第1ユーザ所有アイコン751A、第2ジャンプアイコン822は第2ユーザ所有アイコン751B、第3ジャンプアイコン823は第3ユーザ所有アイコン751Cと紐付けられている。このため、第1ジャンプアイコン821~第4ジャンプアイコン824をユーザの手指Tでタップすると、紐付けられた製品が表示される年代別モデル表示画面70の表示画面まで移動することができる。これにより、ユーザは自身の所有する製品の情報を容易に確認することができる。
【0092】
高速スライダー81は、端末装置3の表示部36の表示画面のサイズよりも大きく作られているものとする。図11に点線で示す表示可能枠Dは、端末装置3の表示部36の表示画面上に表示可能な範囲を示すものである。ユーザが手指Tを表示部36の表示画面上に接触させたまま矢印の方向にスライド操作すると、その動きに追従してユーザの手指Tの接触範囲Sが動く。表示可能枠Dは、接触範囲Sの動く方向に伴い移動する。これにより、端末装置3の表示部36の表示画面上に表示される高速スライダー81の表示範囲、すなわち、スライダー目盛り部811上の目盛り線および第1ジャンプアイコン821~第4ジャンプアイコン824の表示範囲を変更することができる。なお、この場合、高速スライダー81の表示範囲が変更するだけであり、高速スライダー81を重畳させた年代別モデル表示画面70の表示範囲は変更しないものとする。
【0093】
なお、以下では、は、総称してジャンプアイコン825と称する。また、高速スライダー81は、年代別モデル表示画面70だけではなく、図6に示したスタートアップ画面40、図7に示した探索度一覧画面51等にも重畳して表示してもよい。
【0094】
続いて、本実施の形態における図鑑アプリの画面表示処理について、図12から図15に示すフローチャートを参照しつつ、以下に説明する。図鑑アプリの画面表示処理は、画面表示処理プログラムとして図4に示した端末装置3の端末記憶部35に記憶されている。図4に示した端末装置3の表示部26において、表示画面上に表示された図鑑アプリのアイコンをユーザにタップされると、画面表示処理プログラムが起動する。具体的には、図5に示した端末装置3の記憶機器383に記憶された、画面表示処理プログラムを端末装置3のプロセッサ387が読み出してメモリ386に展開し、実行する。
【0095】
図12において、図4に示した端末装置3の端末制御部37は、サーバ1から各種データを取得する(ステップS101)。具体的には、端末装置3の端末制御部37に含まれる製品情報取得部373は、サーバ1のサーバ記憶部13に含まれる製品情報データベース131から製品情報のデータを取得する。端末装置3の端末制御部37に含まれる所有者情報取得部374は、サーバ1のサーバ記憶部13に含まれる所有者情報データベース132から所有者情報のデータを取得する。端末装置3の端末制御部37に含まれる表示情報生成部375は、サーバ1のサーバ記憶部13に含まれる表示用情報データベース133から表示用情報のデータを取得する。
【0096】
表示情報生成部375は、ステップS101で取得した各種データに基づいて、図6に示したスタートアップ画面40の画面表示用データを生成する(ステップS102)。表示情報生成部375は、生成した画面表示用データを図4に示した端末装置3の表示部36に送信し、表示画面上に図6に示したスタートアップ画面40を表示させる(ステップS103)。
【0097】
図4に示した端末装置3の端末制御部37は、サーバ1から取得した各種データを端末記憶部35に記憶する(ステップS104)。具体的には、図4に示した端末装置3の端末制御部37に含まれる製品情報取得部373は、サーバ1から取得した各種データを、図4に示した端末記憶部35の製品情報データベース351に記憶する。図4に示した端末装置3の端末制御部37に含まれる所有者情報取得部374は、サーバ1から取得した各種データを、図4に示した端末記憶部35の所有者情報データベース352に記憶する。図4に示した端末装置3の端末制御部37に含まれる表示情報生成部375は、サーバ1から取得した各種データを、図4に示した端末記憶部35の表示用情報データベース353に記憶する。
【0098】
図4に示した端末装置3の端末制御部37は、図鑑アプリの終了指示があったか否か判定する(ステップS105)。例えば、ホームボタンの押下、フリック等の予め図鑑アプリの終了指示を定めたジェスチャ等が、図4に示した端末装置3の操作入力部33から入力されたか否か、端末装置3の端末制御部37は判定する。
【0099】
図鑑アプリの終了指示があった場合(ステップS105;YES)、端末装置3の端末制御部37は図鑑アプリを終了する(ステップS106)。そして、端末装置3の端末制御部37は、画面表示処理を終了する。また、図鑑アプリの終了指示がなかった場合(ステップS105;NO)、端末装置3の端末制御部37は表示制御処理を実行する(ステップS107)。表示制御処理については、図13に示すフローチャート参照して説明する。
【0100】
端末装置3の端末制御部37は、表示部36の表示画面上にユーザの手指Tの接触があったか否か判定する(ステップS201)。具体的には、端末装置3の端末制御部37は、図6に示したスタートアップ画面40に、ユーザの手指Tの接触があったか否か判定する。表示部36の表示画面上にユーザの手指Tの接触がなかった場合(ステップS201;NO)、端末装置3の端末制御部37はステップS201を繰り返す。
【0101】
また、表示部36の表示画面上にユーザの手指Tの接触があった場合(ステップS201;YES)、端末装置3の端末制御部37は、図6に示したスタートアップ画面40の検索ワード入力部410に検索ワードが入力されたか否か判定する(ステップS202)。検索ワードが入力された場合(ステップS202;YES)、端末装置3の端末制御部37は、検索ワードにより検索された製品の情報を表示部36の表示画面上に表示させる(ステップS203)。その後、端末装置3の端末制御部37は表示制御処理を終了し、図12に戻る。
【0102】
また、検索ワードが入力されていない場合(ステップS202;NO)、端末装置3の端末制御部37はユーザの手指Tの接触位置が、表示部36の画面側部か否か判定する(ステップS204)。ユーザの手指Tの接触位置が表示部36の画面側部である場合(ステップS204;YES)、端末装置3の端末制御部37はユーザの手指Tの接触が規定時間以上停止しているか否か判定する(ステップS205)。
【0103】
ユーザの手指Tの接触が規定時間以上停止していない場合(ステップS205;NO)、端末装置3の端末制御部37は、ユーザの手指Tの接触範囲Sの動きに応じて表示を変更する(ステップS206)。具体的には、図6に示したスタートアップ画面40において、ユーザが手指Tの接触範囲Sを矢印の方向にスライド操作すると、その動きに伴い表示可能枠Dが移動する。これにより、端末装置3の表示部36に表示される表示が変更される。
【0104】
また、ユーザの手指Tの接触が規定時間以上停止している場合(ステップS205;YES)、端末装置3の端末制御部37はスライダー処理を実行する(ステップS207)。スライダー処理については、図14を参照して以下に説明する。
【0105】
図4に示した端末装置3の端末制御部37は、端末装置3の端末記憶部35から各種データを取得する(ステップS301)。具体的には、端末装置3の端末制御部37に含まれる製品情報取得部373は、各種データを、図4に示した端末記憶部35の製品情報データベース351から取得する。端末装置3の端末制御部37に含まれる所有者情報取得部374は、各種データを、図4に示した端末記憶部35の所有者情報データベース352から取得する。端末装置3の端末制御部37に含まれる表示情報生成部375は、各種データを、図4に示す端末記憶部35の表示用情報データベース353から表示用情報のデータを取得する。
【0106】
端末制御部37の表示情報生成部375は、図11に示した高速スライダー81のスライダー目盛り部811に含まれる目盛り線とジャンプアイコン825とを各種データに紐付ける(ステップS302)。具体的には、まず、表示情報生成部375は、スライダー目盛り部811の各目盛り線と、図10に示した年代別モデル表示画面70において年代を表示する年代表示部731とを紐付ける。つづいて、表示情報生成部375は、ジャンプアイコン825と、図10に示した年代別モデル表示画面70に表示されたユーザ所有アイコン751とを紐付ける。さらに、表示情報生成部375は、所有者情報データベース352から、ユーザの所有する製品の購入日時を取得し、ジャンプアイコン825と紐付ける。
【0107】
端末装置3の端末制御部37に含まれる表示情報生成部375は、ステップS301で取得した各種データとステップS302で各種データに紐付けた高速スライダー81の目盛り線およびジャンプアイコン825とに基づいて、図11に示した高速スライダー81の画面表示用データを生成する(ステップS303)。具体的には、まず、表示情報生成部375は、図11に示したスライダー目盛り部811を配置した高速スライダー81の画面表示用データを生成する。つづいて、表示情報生成部375は、ステップS301で図4に示した端末記憶部35の所有者情報データベース352から取得した所有者情報のデータに含まれる、各製品の購入日時を取得する。表示情報生成部375は、ジャンプアイコン825を各製品の購入日時に対応するスライダー目盛り部811の目盛り線に沿って配置する。
【0108】
表示情報生成部375は、生成した高速スライダー81の画面表示用データを図4に示した端末装置3の表示部36に送信し、現在の画面に重畳して表示させる(ステップS304)。例えば、図10に示した年代別モデル表示画面70が表示部36に表示されていた場合、図11に示したように年代別モデル表示画面70に高速スライダー81を重畳して表示する。
【0109】
端末装置3の端末制御部37は、高速スライダー81に含まれるジャンプアイコン825を、ユーザの手指Tがタップしたか否か判定する(ステップS305)。ジャンプアイコン825をユーザの手指Tがタップした場合(ステップS305;YES)、端末装置3の端末制御部37は、ジャンプアイコン825に紐付いた製品を表示している表示箇所に移動する(ステップS306)。
【0110】
ジャンプアイコン825をユーザの手指Tがタップしていない場合(ステップS305;NO)、端末装置3の端末制御部37は、高速スライダー81に含まれるスライダー目盛り部811の目盛り線がユーザの手指Tにタップされたか否か判定する(ステップS307)。スライダー目盛り部811の目盛り線がユーザの手指Tにタップされた場合(ステップS307;YES)、端末装置3の端末制御部37は、タップされた目盛り線に紐付けられた年代まで表示箇所を移動する(ステップS308)。
【0111】
また、スライダー目盛り部811の目盛り線がユーザの手指Tにタップされていない場合(ステップS307;NO)、端末装置3の端末制御部37は、ユーザの手指Tが停止した位置の目盛り線に紐付けられた年代まで年代別モデル表示画面70の表示画面に移動する(ステップS309)。端末装置3の端末制御部37は、スライダー処理を終了し、図13に示した表示制御処理に戻る。
【0112】
図13に示した表示制御処理のステップS204において、端末装置3の端末制御部37は、ユーザの手指Tの接触位置が、表示部36の画面側部でなかったと判定した場合(ステップS204;NO)、表示遷移処理を実行する(ステップS208)。表示遷移処理については、図15を参照して説明する。
【0113】
端末装置3の端末制御部37は、図6に示したスタートアップ画面40の探索度表示部420が、ユーザの手指Tによりタップされたか否か判定する(ステップS401)。スタートアップ画面40の探索度表示部420がタップされた場合(ステップS401;YES)、端末装置3の端末制御部37は、図7に示した探索度一覧画面51に遷移する(ステップS402)。
【0114】
スタートアップ画面40の探索度表示部420がタップされていない場合(ステップS401;NO)、端末装置3の端末制御部37は、図6に示したスタートアップ画面40に含まれるピックアップ機能表示部430が、ユーザの手指Tによりタップされたか否か判定する(ステップS403)。
【0115】
ピックアップ機能表示部430が、ユーザの手指Tによりタップされた場合(ステップS403;YES)、端末装置3の端末制御部37は図8に示したピックアップモデル画面61に遷移する(ステップS404)。また、ピックアップ機能表示部430が、ユーザの手指Tによりタップされていない場合(ステップS403;NO)、端末装置3の端末制御部37は、図6に示したスタートアップ画面40に含まれる検索項目入力部440に、ユーザが製品のシリーズ名、機種名等を入力したか否か判定する(ステップS405)。
【0116】
検索項目入力部440に、ユーザが製品のシリーズ名、機種名等を入力した場合(ステップS405;YES)、端末装置3の端末制御部37は図9に示した未発見モデル提示画面65に遷移する(ステップS406)。また、検索項目入力部440に、ユーザが製品のシリーズ名、機種名等を入力していない場合(ステップS405;NO)、端末装置3の端末制御部37は、ユーザの手指Tがアイコンをタップしたか否か判定する(ステップS407)。
【0117】
例えば、図6に示したスタートアップ画面40に含まれる第1カテゴリ表示部450の第1カテゴリ機種アイコン452~第3カテゴリ表示部470の第3カテゴリ機種アイコン472のいずれかを、ユーザの手指Tでタップしたか否か、端末装置3の端末制御部37は判定する。ユーザの手指Tがアイコンをタップした場合(ステップS407;YES)、端末装置3の端末制御部37は、ユーザの手指Tでタップしたアイコンに紐付いた画面に遷移する(ステップS408)。
【0118】
例えば、図6に示したスタートアップ画面40に含まれる第1カテゴリ表示部450の第1カテゴリ機種アイコン452をユーザの手指Tでタップしたとする。この場合、タップした第1カテゴリ機種アイコン452に紐付けられた製品を、発売した年代別にまとめた年代別モデル表示画面70に遷移する。また、ユーザの手指Tがアイコンをタップしていない場合(ステップS407;NO)、端末装置3の端末制御部37は表示遷移処理を終了し、図13に示した表示制御処理に戻る。
【0119】
端末装置3の端末制御部37は、表示制御処理を終了し、図12に示した画面表示処理のステップS105に戻る。端末装置3の端末制御部37は、ステップS105以降の処理を実行する。
【0120】
以上のとおり、本実施の形態に係る情報処理方法によれば、端末装置3の表示部36に表示した図鑑の画面上に重畳した高速スライダー81のジャンプアイコン825をタップすることにより、ジャンプアイコン825に紐付けられたユーザの所有する製品の表示画面に遷移することができる。また、高速スライダー81の目盛り線をタップすることにより、目盛り線に紐付けられた年代の製品の表示画面に遷移することができる。これにより、図鑑上でユーザの所有する製品の掲載位置をわかりやすくし、図鑑の閲覧性を向上させることができる。
【0121】
(変形例)
上述の実施の形態では、図6に示したスタートアップ画面40に探索度表示部420、ピックアップ機能表示部430等の項目が含まれるものとした。この項目に加えて、複数の製品を樹形図で表示する樹形図表示画面90に遷移できる項目を含めてもよい。図16は、樹形図表示画面90の構成を示す図である。
【0122】
樹形図表示画面90は、タイトル表示部901と、第1項目表示部902と、第2項目表示部903と、第3項目表示部904と、第4項目表示部905とを含む。タイトル表示部901は、樹形図の示す内容に関するものである。ここでは、「製品一覧」とする。第1項目表示部902は、樹形図の最上位項目を表示する。第2項目表示部903は、第1項目表示部902の下位項目を表示する。第3項目表示部904は、第2項目表示部903の下位項目を表示する。第4項目表示部905は、第3項目表示部904の下位項目を表示する。
【0123】
第1項目表示部902~第4項目表示部905にはそれぞれ、項目名とその項目名に所属する製品の外観を示すサムネイルが表示されている。各サムネイルには、ユーザがその製品を閲覧したか否かを示す確認アイコンが付与されている。また、ユーザが製品を所有する場合、製品を所有していることを示すユーザ所有アイコン921A、921B、921Cが付与されている。なお、以下では、ユーザ所有アイコン921A、921B、921Cを総称して、ユーザ所有アイコン921と称する。
【0124】
樹形図表示画面90は、他の画面と同様に端末装置3の表示部36の表示画面のサイズよりも大きく作られているものとする。図16に点線で示す表示可能枠Dは、端末装置3の表示部36の表示画面上に表示可能な範囲を示すものである。ユーザが手指Tを表示部36の表示画面上に接触させると、指示矢印911が表示される。指示矢印911は、矢印の方向に、ユーザの所有する製品があることを示すものである。
【0125】
例えば、図16においては、表示可能枠Dの範囲には、第1項目表示部902と第2項目表示部903とが含まれる。表示可能枠Dの範囲に含まれない第3項目表示部904と第4項目表示部905とに、ユーザ所有アイコン921を付与した製品がある。この場合、指示矢印911は、表示可能枠Dの範囲に含まれない第3項目表示部904と第4項目表示部905のある方向に向いて表示される。
【0126】
ユーザは手指Tを指示矢印911の示す方向にスライド操作すると、その動きに伴いユーザの手指Tの接触範囲Sが動く。表示可能枠Dは、接触範囲Sの動く方向に伴い移動する。これにより、端末装置3の表示部36の表示画面上にユーザ所有アイコン921を付与した製品を表示することができる。
【0127】
また、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない部分での種々の修正は勿論可能である。
【0128】
上記実施の形態では、ユーザが所有している製品について、図10に示したユーザ所有アイコン751と付与するものとした。これに限らず、ユーザ所有アイコン751に加えて製品の購入年月を表示するようにしてもよい。また、同様に、図11に示した高速スライダー81に含まれるジャンプアイコン825についても、ジャンプアイコン825だけではなく製品の購入年月を表示するようにしてもよい。
【0129】
また、ユーザ所有アイコン751およびジャンプアイコン825は、製品である時計のデザインに合わせて表示するものとしてもよい。例えば、時計の表示部の形状に合わせて丸型、スクエア、三つ目等の各種デザインのアイコンを表示してもよい。
【0130】
さらに、図4に示した端末装置3の端末記憶部35に含まれる所有者情報データベース352に記憶されている各種データを、所定のアルゴリズムで解析、算出し、ユーザにおすすめの製品を提示できるようにしてもよい。この場合、おすすめの製品を示すアイコンを、図10に示した第1所属製品アイコン732A~第7所属製品アイコン762Cの横、図11に示した高速スライダー81上に配置するようにしてもよい。
【0131】
さらに、上記実施の形態では、図鑑に表示される製品は例えば腕時計とした。これに限らず、図鑑に表示する製品として「物」ではない、例えば、NFT(Non-fungible Token)で個別管理されている絵画データ、ゲームアプリのガチャカード等の個別識別を可能にした絵のデータを用いてもよい。
【0132】
さらに、上記実施の形態では、端末装置3の表示部36の表示画面上に接触するユーザの手指Tからの操作入力に応じて、表示範囲の変更、画面遷移、高速スライダー81における各処理等を行うものとした。これに限らず、ユーザの手指Tの代わりに、スタイラスといったタッチ入力な器具を用いても良い。また、マウス、キーボード、ジョイスティック等の各種操作入力機器からの操作入力に応じて、ユーザの手指Tからの操作入力と同様の操作を行えるようにしてもよい。
【0133】
さらに、上記実施の形態では、高速スライダー81上に配置したジャンプアイコン825をユーザの手指Tでタップすると、ジャンプアイコン825に紐付けられた製品が表示される年代別モデル表示画面70の表示画面まで移動するものとした。これに限らず、ユーザの手指Tでタップすると、ジャンプアイコン825に紐付けられた製品の内容を表示する表示画面を開くようにしてもよい。例えば、図8に示したピックアップモデル画面61、図9に示した未発見モデル提示画面65のように、製品の外観を示すサムネイル、製品の型番、機種名、機能および構成の説明等の製品に関する情報が記載される表示画面を開くようにしてもよい。
【0134】
また、本実施の形態におけるプログラムの適用方法は任意である。例えば、プログラムを、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROM、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納して適用できる。さらに、プログラムを搬送波に重畳し、インターネットなどの通信媒体を介して適用することもできる。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS:Bulletin Board System)にプログラムを掲示して配信してもよい。そして、表示選択処理プログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行できるように構成してもよい。
【0135】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0136】
(付記)
(付記1)
複数の製品に関する一覧情報上に、ユーザが登録した製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを付与し、
前記ユーザによる前記スライダーの操作に基づいて当該スライダーを動作し、前記スライダーの動作に追従して前記アイコンを動作し、
前記アイコンを選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザが登録した製品に関する情報に遷移する、
端末装置による情報処理方法。
【0137】
(付記2)
前記ユーザが登録した製品は、前記ユーザが所持している製品である、
付記1に記載の情報処理方法。
【0138】
(付記3)
前記スライダーは前記製品に関する特定の情報に紐付けられた目盛り線を含み、
前記目盛り線をユーザが選択した場合、前記目盛り線に紐付けられた前記製品に関する情報に遷移する、
付記1または2に記載の情報処理方法。
【0139】
(付記4)
前記目盛り線上でユーザがスライド操作した場合、前記ユーザのスライド操作が停止した位置にある前記目盛り線に紐付けられた前記製品に関する情報に遷移する、
付記3に記載の情報処理方法。
【0140】
(付記5)
前記目盛り線上でユーザの手指をスライド操作した場合、前記ユーザの手指が停止した位置にある前記目盛り線に紐付けられた前記製品に関する情報に遷移する、
付記4に記載の情報処理方法。
【0141】
(付記6)
前記目盛り線は、前記製品を販売した年代に紐づいている、
付記3から5の何れか一つに記載の情報処理方法。
【0142】
(付記7)
前記複数の製品を表示する一覧画面上に、前記ユーザの所有する製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを重畳して表示し、
前記アイコンをユーザが選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザの所有する製品に関する情報を表示する表示画面に遷移する、
付記1から6の何れか一つに記載の情報処理方法。
【0143】
(付記8)
前記複数の製品に関する一覧情報上に、前記製品をユーザが所有することを示すユーザ所有アイコンおよび前記製品をユーザが閲覧したことを示すユーザ閲覧アイコンを付与し、
前記製品を前記ユーザが閲覧した場合、前記ユーザ閲覧アイコンの色または形状を、前記製品を閲覧していない場合と異ならせる、
付記1から6の何れか一つに記載の情報処理方法。
【0144】
(付記9)
前記複数の製品に関する一覧情報は、前記複数の製品の全製品数と前記ユーザが閲覧した製品数とを示すものである、
付記1から6の何れか一つに記載の情報処理方法。
【0145】
(付記10)
複数の製品に関する一覧情報を表示する表示部と、
前記複数の製品に関する一覧情報上に、ユーザが登録した製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを付与し、前記ユーザによる前記スライダーの操作に基づいて当該スライダーを動作し、前記スライダーの動作に追従して前記アイコンを動作し、前記アイコンを選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザが登録した製品に関する情報に遷移する制御部と、
を備える、
情報処理装置。
【0146】
(付記11)
コンピュータに、
複数の製品に関する一覧情報上に、ユーザが登録した製品に紐付けられたアイコンを含むスライダーを付与する処理、
前記ユーザによる前記スライダーの操作に基づいて当該スライダーを動作し、前記スライダーの動作に追従して前記アイコンを動作する処理、
前記アイコンを選択した場合、前記アイコンに紐付けられた前記ユーザが登録した製品に関する情報に遷移する処理、
を実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0147】
1…サーバ、2…ネットワーク、3…端末装置、10…入力部、11…出力部、12,34…通信部、13…サーバ記憶部、14…サーバ制御部、26,36,533,543,553,563,573…表示部、31…撮影部、32…音声入出力部、33…操作入力部、35…端末記憶部、37…端末制御部、40…スタートアップ画面、51…探索度一覧画面、61…ピックアップモデル画面、65…未発見モデル提示画面、70…年代別モデル表示画面、81…高速スライダー、90…樹形図表示画面、100…情報処理システム、131,351…製品情報データベース、132,352…所有者情報データベース、133,353…表示用情報データベース、141,371…通信制御部、142,372…入出力制御部、143,373…製品情報取得部、144,374…所有者情報取得部、145…表示用データ取得部、151…入力機器、152…出力機器、153,382…通信機器、154,383…記憶機器、155,386…メモリ、156,387…プロセッサ、157,388…バス、375…表示情報生成部、381…入出力ポート、384…表示機器、385…表示コントローラ、410…検索ワード入力部、420…探索度表示部、430…ピックアップ機能表示部、440…検索項目入力部、450…第1カテゴリ表示部、451…第1カテゴリ項目名、452,452A,452B,452C,462,462A,462B,462C,472,472A,472B,472C…アイコン、460…第2カテゴリ表示部、461…第2カテゴリ項目名、470…第3カテゴリ表示部、471…第3カテゴリ項目名、511…画面名表示部、512…画面カテゴリ名選択部、513…第1探索度表示部、514…第2探索度表示部、515…第3探索度表示部、516…第4探索度表示部、517…第5探索度表示部、521…選択カテゴリ名表示部、522…選択肢提示部、531…第1探索度カテゴリ名表示部、532…第1探索度アイコン、541…第2探索度カテゴリ名表示部、542…第2探索度アイコン、551…第3探索度カテゴリ名表示部、552…第3探索度アイコン、561…第4探索度カテゴリ名表示部、562…第4探索度アイコン、571…第5探索度カテゴリ名表示部、572…第5探索度アイコン、611,711…モデル系列表示部、612…モデル内容表示部、613…類似モデル表示部、621…製品詳細表示部、622…提示製品アイコン、623…お気に入りチェック部、624…所有マーク部、631,631A,631B,631C…類似モデルアイコン、632…類似モデル詳細表示部、651…未発見製品アイコン、652…製品概要表示部、653…製品詳細表示用ボタン、712…代表モデル表示部、713…第1年代モデル表示部、714…第2年代モデル表示部、721…代表モデル説明表示部、722…代表モデルアイコン、731…年代表示部、731A…第1年代表示部、731B…第2年代表示部、732A…第1所属製品アイコン、732B…第2所属製品アイコン、732C…第3所属製品アイコン、732D…第4所属製品アイコン、741…ユーザ閲覧アイコン、741A…第1ユーザ閲覧アイコン、741B…第2ユーザ閲覧アイコン、741C…第3ユーザ閲覧アイコン、741D…第4ユーザ閲覧アイコン、751,921,921A,921B,921C…ユーザ所有アイコン、751A…第1ユーザ所有アイコン、751B…第2ユーザ所有アイコン、751C…第3ユーザ所有アイコン、762A…第5所属製品アイコン、762B…第6所属製品アイコン、762C…第7所属製品アイコン、771A…第5ユーザ閲覧アイコン、771B…第6ユーザ閲覧アイコン、771C…第7ユーザ閲覧アイコン、811…スライダー目盛り部、821…第1ジャンプアイコン、822…第2ジャンプアイコン、823…第3ジャンプアイコン、824…第4ジャンプアイコン、825…ジャンプアイコン、901…タイトル表示部、902…第1項目表示部、903…第2項目表示部、904…第3項目表示部、905…第4項目表示部、911…指示矢印。
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