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特開2023-140668情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023140668
(43)【公開日】2023-10-05
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステム
(51)【国際特許分類】
   B65G 43/08 20060101AFI20230928BHJP
【FI】
B65G43/08 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022046627
(22)【出願日】2022-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(71)【出願人】
【識別番号】598076591
【氏名又は名称】東芝インフラシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉山 正暁
(72)【発明者】
【氏名】柴田 雅充
(72)【発明者】
【氏名】中俣 洋一
(72)【発明者】
【氏名】松村 淳
(72)【発明者】
【氏名】大鶴 佳秀
【テーマコード(参考)】
3F027
【Fターム(参考)】
3F027AA01
3F027CA01
3F027DA07
3F027DA12
3F027EA01
3F027EA09
3F027FA13
(57)【要約】
【課題】ベンダーが異なる物流設備からの設備情報を効果的に処理することができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムを提供する。
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、第1のインターフェースと、第2のインターフェースと、プロセッサと、を備える。第1のインターフェースは、第1のベンダーが供給する第1の物流設備に接続する。第2のインターフェースは、前記第1のベンダーと異なる第2のベンダーが供給する第2の物流設備に接続する。プロセッサは、前記第1のインターフェースを通じて、前記第1の物流設備に関する第1の設備情報を取得し、前記第1の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、前記第2のインターフェースを通じて、前記第2の物流設備に関する第2の設備情報を取得し、前記第2の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、前記第1の設備情報と前記第2の設備情報とを含む表示画面をモニタに表示する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のベンダーが供給する第1の物流設備に接続する第1のインターフェースと、
前記第1のベンダーと異なる第2のベンダーが供給する第2の物流設備に接続する第2のインターフェースと、
前記第1のインターフェースを通じて、前記第1の物流設備に関する第1の設備情報を取得し、
前記第1の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、
前記第2のインターフェースを通じて、前記第2の物流設備に関する第2の設備情報を取得し、
前記第2の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、
前記第1の設備情報と前記第2の設備情報とを含む表示画面をモニタに表示する、
プロセッサと、
備える情報処理装置。
【請求項2】
前記第1の物流設備は、荷物を搬送するコンベアであり、
前記第1の設備情報は、前記コンベアの各地点における流量を示す、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記コンベアの模式図と前記地点に対応する地点における流量とを含む前記表示画面を前記モニタに表示する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2の物流設備は、前記コンベアに前記荷物を投入する荷降ろし機であり、
前記第2の設備情報は、前記荷降ろし機が前記荷物を投入する投入速度に関する動作モードを示す、
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記第1の設備情報に基づいて、前記第2のインターフェースを通じて前記第2の物流設備を制御する、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記第2の物流設備を制御した場合におけるシミュレーションを前記モニタに表示する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
操作の入力を受け付ける操作機構を備え、
前記プロセッサは、前記操作機構を通じて所定の操作の入力を受け付けた場合、前記第2のインターフェースを通じて前記第2の物流設備を制御する、
請求項5又は6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記地点の何れかにおいて渋滞が発生している場合に、前記第1のインターフェースを通じて前記コンベアの搬送速度を制御する、
請求項2乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記地点の何れかにおいて渋滞が発生している場合に、前記第2のインターフェースを通じて前記荷降ろし機の動作モードを制御する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記地点の何れかにおいて渋滞が発生している場合に、前記第2のインターフェースを通じて前記荷降ろし機の動作モードを低速モードに設定する、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記地点の何れかにおいて渋滞が発生している場合に、警告を前記モニタに表示する、
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項12】
プロセッサによって実行される情報処理方法であって、
第1のベンダーが供給する第1の物流設備に関する第1の設備情報を取得し、
前記第1の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、
前記第1のベンダーと異なる第2のベンダーが供給する第2の物流設備に関する第2の設備情報を取得し、
前記第2の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、
前記第1の設備情報と前記第2の設備情報とを含む表示画面をモニタに表示する、
情報処理方法。
【請求項13】
プロセッサによって実行されるプログラムであって、
第1のベンダーが供給する第1の物流設備に関する第1の設備情報を取得する機能と、
前記第1の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更する機能と、
前記第1のベンダーと異なる第2のベンダーが供給する第2の物流設備に関する第2の設備情報を取得する機能と、
前記第2の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更する機能と、
前記第1の設備情報と前記第2の設備情報とを含む表示画面をモニタに表示する機能と、
を実現させるプログラム。
【請求項14】
第1の物流設備と第2の物流設備と情報処理装置とを備えるシステムであって、
前記第1の物流設備は、第1のベンダーから供給され、
前記第2の物流設備は、前記第1のベンダーと異なる第2のベンダーから供給され、
情報処理装置は、
前記第1の物流設備に接続する第1のインターフェースと、
前記第2の物流設備に接続する第2のインターフェースと、
情報を表示するモニタと、
前記第1のインターフェースを通じて、前記第1の物流設備に関する第1の設備情報を取得し、
前記第1の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、
前記第2のインターフェースを通じて、前記第2の物流設備に関する第2の設備情報を取得し、
前記第2の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、
前記第1の設備情報と前記第2の設備情報とを含む表示画面を前記モニタに表示する、
プロセッサと、
備える、
システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
パレットなどに積載された荷物を取り出し区分するシステムが提供されている。そのようなシステムは、荷降ろしを行う荷降ろし機及び荷物を区分するコンベアなどの物流設備を備える。
【0003】
システムは、各物流設備から物流設備の動作などに関する設備情報を取得する。システムは、取得された設備情報を表示したり、物流設備の制御に用いたりする。
【0004】
従来、システムは、物流設備のベンダーが異なる場合、各物流設備からの設備情報を統一して取り扱うことができないという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第6556796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の課題を解決するため、ベンダーが異なる物流設備からの設備情報を効果的に処理することができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態によれば、実施形態によれば、情報処理装置は、第1のインターフェースと、第2のインターフェースと、プロセッサと、を備える。第1のインターフェースは、第1のベンダーが供給する第1の物流設備に接続する。第2のインターフェースは、前記第1のベンダーと異なる第2のベンダーが供給する第2の物流設備に接続する。プロセッサは、前記第1のインターフェースを通じて、前記第1の物流設備に関する第1の設備情報を取得し、前記第1の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、前記第2のインターフェースを通じて、前記第2の物流設備に関する第2の設備情報を取得し、前記第2の設備情報のフォーマットを共通フォーマットに変更し、前記第1の設備情報と前記第2の設備情報とを含む表示画面をモニタに表示する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る荷役システムの構成例を概念的に示す図である。
図2図2は、実施形態に係る荷役システムの制御系の構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係るWESの表示例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係るWESの動作例を示すシーケンス図である。
図5図5は、実施形態に係るWESの動作例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
実施形態に係る荷役システムは、ロボットなどの荷降ろし装置(物流設備)を用いてパレットから荷物を降ろす。荷役システムは、降ろされた荷物をコンベア(物流設備)に投入する。荷役システムは、コンベアを用いて、荷物を区分する。荷役システムは、区分された荷物を出荷トラックなどに供給する。また、荷役システムは、荷物などに応じて作業員を用いて荷降ろしを行うこともある。
【0010】
また、荷役システムは、異なるベンダーが供給する物流設備を備える。ここでは、荷役システムは、所定のベンダー(ベンダーA、第1のベンダー)が供給するコンベアと、他のベンダー(ベンダーB、第2のベンダー)が供給する荷降ろし機と、を備える。
【0011】
図1は、荷役システム1の構成例を示す。図1が示すように、荷役システム1は、コンベア2、荷降ろし機3(3a及び3b)、入荷トラック4及び出荷トラック5などから構成される。
【0012】
入荷トラック4は、荷物を積載したパレットを所定の位置に搬送する。入荷トラック4が所定の位置まで到達すると、作業員又はロボットは、入荷トラック4からパレットを降ろす。降ろされたパレットは、作業員又はロボットによって、荷降ろし機3a又は3bに搬送される。また、降ろされたパレットは、パレットから荷物を降ろす作業員が作業可能な位置に搬送される。
作業員は、パレットから荷物を降ろしてコンベア2に投入する。
【0013】
荷降ろし機3(第2の物流設備)は、後術するWES10の制御に従って、パレットから荷物を降ろす。荷降ろし機3は、降ろされた荷物をコンベア2に投入する。たとえば、荷降ろし機3は、荷物を把持する把持機構と、把持機構を移動させるアームと、から構成される。
【0014】
また、荷降ろし機3は、荷降ろし機の動作に関する動作情報(第2の設備情報)をWES10に送信する。たとえば、荷降ろし機3が備えるプロセッサは、動作情報をWES10に送信する。
【0015】
たとえば、荷降ろし機3は、所定の間隔で又はWES10からリクエストに従って、動作情報をWES10に送信する。
【0016】
ここでは、動作情報は、荷降ろし機3の状態(正常、又は、投入不可など)、及び、動作モードを示す。動作モードは、荷降ろし機3が荷物をコンベア2に投入する速度(たとえば、単位時間あたりにコンベア2に投入する荷物の個数)を示す。ここでは、動作モードは、高速モード又は低速モードである。
なお、動作情報の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
【0017】
荷降ろし機3は、ベンダーBから供給される物流設備である。荷降ろし機3は、ベンダーBのフォーマット(フォーマットB1)に従って動作情報をWES10に送信する。
【0018】
ここでは、荷役システム1は、2つの荷降ろし機3a及び3bを備える。なお、荷役システム1が備える荷降ろし機3の個数は、特定の個数に限定されるものではない。
コンベア2(第1の物流設備)は、WES10の制御に従って、荷降ろし機3又は作業員によって投入された荷物を搬送する。コンベア2は、搬送しながら荷物を区分する。たとえば、コンベア2は、荷物に添付された帳票などに基づいて、配送先ごとに荷物を区分する。
【0019】
コンベア2は、経路2a乃至2eから構成される。
経路2aは、荷降ろし機3aが荷物を投入する経路である。
【0020】
経路2bは、荷降ろし機3bが荷物を投入する経路である。
【0021】
経路2cは、作業員が荷物を投入する経路である。
【0022】
経路2dは、経路2a、経路2b及び経路2cの下流に接続する。経路2dは、経路2a、経路2b及び経路2cに投入された荷物が統合されて搬送される経路である。
【0023】
経路2eは、経路2dの下流に接続する。経路2eは、投入された荷物を複数の区分先に区分する経路である。たとえば、経路2eは、荷物の宛先に基づいて、荷物を区分する。
【0024】
たとえば、コンベア2の各経路は、荷物を積載する無端ベルトと無端ベルトを内側から支持するローラとローラを回転させるモータとから構成される。
【0025】
コンベア2は、地点A乃至Fにおいて単位時間(たとえば、1時間)あたりに通過する荷物の個数(流量)を示す渋滞情報(第1の設備情報)をWES10に送信する。
【0026】
地点A及び地点Bは、経路2a上に形成される。即ち、地点A及び地点Bは、荷降ろし機3aが投入した荷物が通過する点である。
【0027】
地点Cは、経路2b上に形成される。即ち、地点Cは、荷降ろし機3bが投入した荷物が通過する点である。
【0028】
地点Dは、経路2aと経路2dとの合流点付近に形成される。
地点Eは、経路2bと経路2dとの合流点付近に形成される。
地点F及び地点Gは、経路2c上に形成される。即ち、地点F及び地点Gは、作業員が投入した荷物が通過する点である。
【0029】
たとえば、コンベア2は、コンベア2を制御するプロセッサと地点A乃至Fにおいて荷物の通過を検知するセンサとを備える。たとえば、センサは、赤外線を用いて荷物の通過を検知するセンサである。
【0030】
プロセッサは、センサなどを用いて、地点A乃至Fを通過する荷物をカウントする。プロセッサは、カウントされた値に基づいて渋滞情報を生成しWES10に送信する。
【0031】
たとえば、コンベア2は、所定の間隔で又はWES10からリクエストに従って、渋滞情報をWES10に送信する。
【0032】
コンベア2は、ベンダーBと異なるベンダーAから供給される物流設備である。コンベア2は、フォーマットB1と異なる、ベンダーAのフォーマットA1に従って渋滞情報をWES10に送信する。
【0033】
コンベア2が区分した荷物は、作業員又はロボットによって出荷トラック5に積載される。たとえば、荷物は、パレットなどに積まれた状態で出荷トラック5に積載されてもよい。
出荷トラック5は、コンベア2が区分した荷物を積載して搬送する。
【0034】
次に、荷役システム1の制御系について説明する。
図2は、実施形態に係る荷役システム1の制御系の構成例を示すブロック図である。図2が示すように、荷役システム1は、コンベア2、荷降ろし機3及びWES10などを備える。
【0035】
WES10(Warehouse Execution System)(情報処理装置)は、倉庫運用管理システムと呼ばれ、1又は複数のコンピュータで実現可能である。WES10は、コンベア2及び荷降ろし機3からの情報などに基づいて荷役システム1全体を制御する。
【0036】
図2が示すように、WES10は、プロセッサ11、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、操作部16、表示部17、コンベアインターフェース18及び荷降ろし機インターフェース19などを備える。
【0037】
プロセッサ11と、ROM12、RAM13、NVM14、通信部15、操作部16、表示部17、コンベアインターフェース18及び荷降ろし機インターフェース19と、は、データバスなどを介して互いに接続する。
なお、WES10は、図2が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、WES10から特定の構成が除外されたりしてもよい。
【0038】
プロセッサ11は、WES10全体の動作を制御する機能を有する。プロセッサ11は、内部キャッシュ及び各種のインターフェースなどを備えてもよい。プロセッサ11は、内部メモリ、ROM12又はNVM14が予め記憶するプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
【0039】
なお、プロセッサ11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
【0040】
ROM12は、制御プログラム及び制御データなどが予め記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、WES10の仕様に応じて予め組み込まれる。
【0041】
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、プロセッサ11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、プロセッサ11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納する。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
【0042】
NVM14は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。たとえば、NVM14は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリなどから構成される。NVM14は、WES10の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション及び種々のデータなどを格納する。
【0043】
通信部15は、上位装置などの他の装置とデータを送受信するためのインターフェースである。たとえば、通信部15は、有線又は無線のLAN(Local Area Network)接続をサポートする。
【0044】
操作部16(操作機構)は、オペレータから種々の操作の入力を受け付ける。操作部16は、入力された操作を示す信号をプロセッサ11へ送信する。たとえば、操作部16は、マウス、キーボード又はタッチパネルなどから構成される。
【0045】
表示部17は、プロセッサ11からの画像データを表示する。たとえば、表示部17は、液晶モニタから構成される。なお、操作部16がタッチパネルから構成される場合、表示部17は、操作部16としてのタッチパネルと一体的に形成されるものであってもよい。
【0046】
コンベアインターフェース18(第1のインターフェース)は、コンベア2とデータを送受信するためのインターフェースである。コンベアインターフェース18は、ネットワークなどを介してコンベア2に接続する。たとえば、コンベアインターフェース18は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
【0047】
荷降ろし機インターフェース19(第2のインターフェース)は、荷降ろし機3とデータを送受信するためのインターフェースである。荷降ろし機インターフェース19は、ネットワークなどを介して荷降ろし機3に接続する。たとえば、荷降ろし機インターフェース19は、有線又は無線のLAN接続をサポートする。
【0048】
なお、通信部15、コンベアインターフェース18及び荷降ろし機インターフェース19(又は、これらの一部)は、一体的に構成されるものであってもよい。
【0049】
次に、WES10が実現する機能について説明する。WES10が実現する機能は、プロセッサ11がROM12又はNVM14などに格納されるプログラムを実行することで実現される。
【0050】
まず、プロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて渋滞情報をコンベア2から取得する機能を有する。
【0051】
たとえば、プロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて、渋滞情報を要求するリクエストを所定のタイミングでコンベア2に送信する。プロセッサ11は、リクエストに対するレスポンスとして渋滞情報をコンベア2から取得する。
【0052】
また、プロセッサ11は、プッシュ通知で渋滞情報をコンベア2から取得するものであってもよい。
【0053】
また、プロセッサ11は、キューイング機能により渋滞情報をコンベア2から取得するものであってもよい。
【0054】
渋滞情報を取得すると、プロセッサ11は、渋滞情報のフォーマットを所定のフォーマット(共通フォーマット)に変換する。即ち、プロセッサ11は、渋滞情報をフォーマットA1から共通フォーマットに変換する。
【0055】
なお、プロセッサ11は、コンベア2に、物流設備を識別するためのIDを割り当ててもよい。たとえば、プロセッサ11は、コンベア2から渋滞情報にコンベア2のIDを割り当てて管理してもよい。
【0056】
また、プロセッサ11は、荷降ろし機インターフェース19を通じて動作情報を荷降ろし機3から取得する機能を有する。
【0057】
たとえば、プロセッサ11は、荷降ろし機インターフェース19を通じて、動作情報を要求するリクエストを所定のタイミングで荷降ろし機3に送信する。プロセッサ11は、リクエストに対するレスポンスとして動作情報を荷降ろし機3から取得する。
【0058】
また、プロセッサ11は、プッシュ通知で動作情報を荷降ろし機3から取得するものであってもよい。
【0059】
また、プロセッサ11は、キューイング機能により動作情報を荷降ろし機3から取得するものであってもよい。
【0060】
動作情報を取得すると、プロセッサ11は、動作情報のフォーマットを共通フォーマットに変換する。即ち、プロセッサ11は、動作情報をフォーマットB1から共通フォーマットに変換する。
【0061】
なお、プロセッサ11は、荷降ろし機3a及び3bに、物流設備を識別するためのIDをそれぞれ割り当ててもよい。たとえば、プロセッサ11は、荷降ろし機3a又は3bから動作情報に荷降ろし機3a又は3bのIDを割り当てて管理してもよい。
【0062】
また、プロセッサ11は、渋滞情報及び動作情報を表示部17に表示する機能を有する。
【0063】
図3は、プロセッサ11が渋滞情報及び動作情報を表示する表示画面100の例を示す。プロセッサ11は、表示画面100を表示部17に表示する。
【0064】
図3が示すように、表示画面100は、模式図20、アイコン21a乃至21g、及び、模式図30などを表示する。
【0065】
模式図20は、コンベア2を模式した図である。模式図20は、コンベア2の大まかな外観を示す。
【0066】
アイコン21a乃至21gは、渋滞情報を表示する。アイコン21a乃至21gは、地点A乃至Gに対応する位置に表示される。アイコン21a乃至21gは、地点A乃至Gにおける流量をそれぞれ表示する。
【0067】
また、アイコン21a乃至21gは、地点A乃至Gにおける状態を示す。ここでは、プロセッサ11は、流量が所定の閾値(たとえば、7000case/h)以上である場合に、状態が「渋滞」(渋滞が発生している)であると判定する。また、プロセッサ11は、流量が所定の閾値未満である場合、状態が「正常」(渋滞が発生していない)であるものと判定する。
【0068】
また、アイコン21a乃至21gは、状態が「渋滞」である場合、文字の色を変更して表示するものであってもよい。
【0069】
また、模式図30は、荷降ろし機3を模式した図である。模式図30は、荷降ろし機3に対応する位置に表示される。
【0070】
模式図30は、荷降ろし機3の動作情報を表示する。図3が示すように、模式図30は、荷降ろし機3の状態及び動作モードを内部に表示する。また、模式図30は、状態が「投入不可」である場合、文字の色を変更して表示してもよい。
【0071】
なお、表示画面100の構成例は、特定の構成に限定されるものではない。
【0072】
プロセッサ11は、渋滞情報又は動作情報を新たに取得すると、表示画面100を更新する。
【0073】
また、プロセッサ11は、渋滞情報に基づいて、コンベア2の搬送速度を制御する機能を有する。
【0074】
前述の通り、プロセッサ11は、渋滞情報をコンベア2から取得する。渋滞情報を取得すると、プロセッサ11は、地点D又は地点Eにおいて渋滞が発生しているかを判定する。即ち、プロセッサ11は、地点D又は地点Eにおいて状態が「渋滞」であるかを判定する。
【0075】
地点D又は地点Eにおいて渋滞が発生していると判定すると、プロセッサ11は、経路2dの搬送速度を調整した場合におけるシミュレーションを生成する。ここでは、プロセッサ11は、経路2eへの流量を低下させるために経路2dの搬送速度を所定の速度に低下させた場合におけるシミュレーションを生成する。
【0076】
シミュレーションは、経路2dの搬送速度を低下させた場合における地点A乃至Gにおける流量の予測を示す。プロセッサ11は、所定のアルゴリズムに従って、シミュレーションを生成する。
【0077】
シミュレーションを生成すると、プロセッサ11は、シミュレーションを表示部17に表示する。
【0078】
シミュレーションを表示すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて経路2eの搬送速度の調整を指示する操作(確定操作)を入力するまで待機する。
【0079】
ここで、オペレータは、シミュレーションを確認し、確定操作を操作部16に入力するものとする。
【0080】
確定操作を入力すると、プロセッサ11は、経路2eの搬送速度を低下させる制御信号を生成する。制御信号を生成すると、プロセッサ11は、制御信号のフォーマットをフォーマットA1に変更する。制御信号のフォーマットを変更すると、プロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて、フォーマットが変更された制御信号をコンベア2に送信する。
【0081】
制御信号を送信すると、プロセッサ11は、地点D又は地点Eにおいて渋滞が解消したかを判定する。即ち、プロセッサ11は、地点D又は地点Eにおいて状態が「正常」であるかを判定する。
【0082】
地点D又は地点Eにおいて渋滞が解消したと判定すると、プロセッサ11は、経路2dの搬送速度を増加させた(搬送速度を戻した)場合におけるシミュレーションを生成する。
【0083】
シミュレーションは、経路2dの搬送速度を増加させた場合における地点A乃至Gにおける流量の予測を示す。プロセッサ11は、所定のアルゴリズムに従って、シミュレーションを生成する。
【0084】
シミュレーションを生成すると、プロセッサ11は、シミュレーションを表示部17に表示する。
【0085】
シミュレーションを表示すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて確定操作を入力するまで待機する。
【0086】
ここで、オペレータは、シミュレーションを確認し、確定操作を操作部16に入力するものとする。
【0087】
確定操作を入力すると、プロセッサ11は、経路2eの搬送速度を増加させる制御信号を生成する。制御信号を生成すると、プロセッサ11は、制御信号のフォーマットをフォーマットA1に変更する。制御信号のフォーマットを変更すると、プロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて、フォーマットが変更された制御信号をコンベア2に送信する。
【0088】
また、プロセッサ11は、渋滞情報に基づいて、荷降ろし機3の動作モードを制御する機能を有する。
【0089】
ここでは、プロセッサ11が荷降ろし機3aの動作モードを制御する動作例について説明する。また、荷降ろし機3aは、高速モードで動作しているものとする。
【0090】
前述の通り、プロセッサ11は、渋滞情報をコンベア2から取得する。渋滞情報を取得すると、プロセッサ11は、地点A又は地点Bにおいて渋滞が発生しているかを判定する。即ち、プロセッサ11は、地点A又は地点Bにおいて状態が「渋滞」であるかを判定する。
【0091】
地点A又は地点Bにおいて渋滞が発生していると判定すると、プロセッサ11は、荷降ろし機3aの動作モードを低速モードに設定した場合におけるシミュレーションを生成する。
【0092】
シミュレーションは、荷降ろし機3aの動作モードを低速モードに設定した場合における地点A乃至Gにおける流量の予測を示す。プロセッサ11は、所定のアルゴリズムに従って、シミュレーションを生成する。
【0093】
シミュレーションを生成すると、プロセッサ11は、シミュレーションを表示部17に表示する。
【0094】
シミュレーションを表示すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて荷降ろし機3aの動作モードを低速モードに設定する操作(確定操作)を入力するまで待機する。
【0095】
ここで、オペレータは、シミュレーションを確認し、確定操作を操作部16に入力するものとする。
【0096】
確定操作を入力すると、プロセッサ11は、荷降ろし機3aの動作モードを低速モードに設定する制御信号を生成する。制御信号を生成すると、プロセッサ11は、制御信号のフォーマットをフォーマットB1に変更する。制御信号のフォーマットを変更すると、プロセッサ11は、荷降ろし機インターフェース19を通じて、フォーマットが変更された制御信号を荷降ろし機3に送信する。
【0097】
制御信号を送信すると、プロセッサ11は、地点A又は地点Bにおいて渋滞が解消したかを判定する。即ち、プロセッサ11は、地点A又は地点Bにおいて状態が「正常」であるかを判定する。
【0098】
地点A又は地点Bにおいて渋滞が解消したと判定すると、プロセッサ11は、荷降ろし機3aの動作モードを高速モードに設定した場合におけるシミュレーションを生成する。
【0099】
シミュレーションは、荷降ろし機3aの動作モードを高速モードに設定した場合における地点A乃至Gにおける流量の予測を示す。プロセッサ11は、所定のアルゴリズムに従って、シミュレーションを生成する。
【0100】
シミュレーションを生成すると、プロセッサ11は、シミュレーションを表示部17に表示する。
【0101】
シミュレーションを表示すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて確定操作を入力するまで待機する。
【0102】
ここで、オペレータは、シミュレーションを確認し、確定操作を操作部16に入力するものとする。
【0103】
確定操作を入力すると、プロセッサ11は、荷降ろし機3aの動作モードを高速モードに設定する制御信号を生成する。制御信号を生成すると、プロセッサ11は、制御信号のフォーマットをフォーマットB1に変更する。制御信号のフォーマットを変更すると、プロセッサ11は、荷降ろし機インターフェース19を通じて、フォーマットが変更された制御信号を荷降ろし機3aに送信する。
【0104】
なお、プロセッサ11は、地点Cにおける流量に基づいて、同様に荷降ろし機3bの動作モードを制御する。
【0105】
次に、WES10の動作例について説明する。
まず、WES10がコンベア2の搬送速度を制御する動作例について説明する。
図4は、WES10がコンベア2の搬送速度を制御する動作例について説明するためのフローチャートである。
【0106】
まず、WES10のプロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて渋滞情報をコンベア2から取得する(S11)。渋滞情報を取得すると、プロセッサ11は、地点D又は地点Eにおいて渋滞が発生しているかを判定する(S12)。
【0107】
地点D又は地点Eにおいて渋滞が発生していると判定すると(S12、YES)、プロセッサ11は、経路2dの搬送速度を低下させた場合におけるシミュレーションを表示部17に表示する(S13)。
【0108】
シミュレーションを表示すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて確定操作を入力したかを判定する(S14)。確定操作を入力していないと判定すると(S14、NO)、プロセッサ11は、S14に戻る。
【0109】
確定操作を入力したと判定すると(S14、YES)、プロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて、経路2dの搬送速度を低下させる制御信号をコンベア2に送信する(S15)。
【0110】
制御信号をコンベア2に送信すると、プロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて渋滞情報をコンベア2から取得する(S16)。渋滞情報を取得すると、プロセッサ11は、地点D又は地点Eにおいて渋滞が解消しているかを判定する(S17)。
【0111】
地点D又は地点Eにおいて渋滞が解消していると判定すると(S17、YES)、プロセッサ11は、経路2dの搬送速度を増加させた場合におけるシミュレーションを表示部17に表示する(S18)。
【0112】
シミュレーションを表示すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて確定操作を入力したかを判定する(S19)。確定操作を入力していないと判定すると(S19、NO)、プロセッサ11は、S19に戻る。
【0113】
確定操作を入力したと判定すると(S19、YES)、プロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて、経路2dの搬送速度を増加させる制御信号をコンベア2に送信する(S20)。
【0114】
地点D又は地点Eにおいて渋滞が発生していないと判定した場合(S12、NO)、又は、経路2dの搬送速度を増加させる制御信号をコンベア2に送信した場合(S20)、プロセッサ11は、S11に戻る。
【0115】
次に、WES10が荷降ろし機3aの動作モードを制御する動作例について説明する。
図5は、WES10が荷降ろし機3aの動作モードを制御する動作例について説明するためのフローチャートである。ここでは、荷降ろし機3aは、高速モードで動作しているものとする。
【0116】
まず、WES10のプロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて渋滞情報をコンベア2から取得する(S21)。渋滞情報を取得すると、プロセッサ11は、地点A又は地点Bにおいて渋滞が発生しているかを判定する(S22)。
【0117】
地点A又は地点Bにおいて渋滞が発生していると判定すると(S22、YES)、プロセッサ11は、荷降ろし機3aの動作モードを低速モードに設定した場合におけるシミュレーションを表示部17に表示する(S23)。
【0118】
シミュレーションを表示すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて確定操作を入力したかを判定する(S24)。確定操作を入力していないと判定すると(S24、NO)、プロセッサ11は、S24に戻る。
【0119】
確定操作を入力したと判定すると(S24、YES)、プロセッサ11は、荷降ろし機インターフェース19を通じて、荷降ろし機3aの動作モードを低速モードに設定する制御信号を荷降ろし機3aに送信する(S25)。
【0120】
制御信号を荷降ろし機3aに送信すると、プロセッサ11は、コンベアインターフェース18を通じて渋滞情報をコンベア2から取得する(S26)。渋滞情報を取得すると、プロセッサ11は、地点A又は地点Bにおいて渋滞が解消しているかを判定する(S27)。
【0121】
地点A又は地点Bにおいて渋滞が解消していると判定すると(S27、YES)、プロセッサ11は、荷降ろし機3aの動作モードを高速モードに設定した場合におけるシミュレーションを表示部17に表示する(S28)。
【0122】
シミュレーションを表示すると、プロセッサ11は、操作部16を通じて確定操作を入力したかを判定する(S29)。確定操作を入力していないと判定すると(S29、NO)、プロセッサ11は、S29に戻る。
【0123】
確定操作を入力したと判定すると(S29、YES)、プロセッサ11は、荷降ろし機インターフェース19を通じて、荷降ろし機3aの動作モードを高速モードに設定した制御信号を荷降ろし機3aに送信する(S30)。
【0124】
地点A又は地点Bにおいて渋滞が発生していないと判定した場合(S22、NO)、又は、荷降ろし機3aの動作モードを高速モードに設定する制御信号を荷降ろし機3aに送信した場合(S30)、プロセッサ11は、S21に戻る。
【0125】
なお、プロセッサ11は、同様に、地点Cにおいて渋滞が発生しているかを判定して荷降ろし機3bの動作モードを制御するものであってもよい。
【0126】
また、プロセッサ11は、S11乃至S20とS21乃至S30とを同時並行で実行するものであってもよい。
【0127】
また、プロセッサ11は、S11乃至S20とS21乃至S30と同時並行で、表示画面100を表示するものであってもよい。この場合、プロセッサ11は、渋滞情報及び動作情報を所定のタイミングで取得して表示画面100を更新するものであってもよい。
【0128】
また、プロセッサ11は、地点F又は地点Gにおいて渋滞が発生していると判定している場合、警告を表示部17に表示してもよい。たとえば、プロセッサ11は、表示画面100に重ねて警告を表示する。また、プロセッサ11は、作業員に対して、経路2cへの荷物の投入速度を低下させることを指示する警告を表示部17に表示してもよい。
【0129】
また、プロセッサ11は、地点Dにおいて渋滞が発生していると判定した場合、荷降ろし機3aの動作モードを低速モードに設定するものであってもよい。また、プロセッサ11は、地点Eにおいて渋滞が発生していると判定した場合、荷降ろし機3bの動作モードを低速モードに設定するものであってもよい。
【0130】
また、プロセッサ11は、地点A又は地点Bにおいて渋滞が発生していると判定した場合、経路2aの搬送速度を増加させるものであってもよい。
【0131】
また、プロセッサ11は、地点Cにおいて渋滞が発生していると判定した場合、経路2bの搬送速度を増加させるものであってもよい。
【0132】
また、プロセッサ11は、地点D又は地点Eにおいて渋滞が発生していると判定した場合、経路2dの搬送速度を増加させるものであってもよい。
【0133】
また、プロセッサ11は、地点F又は地点Gにおいて渋滞が発生していると判定した場合、経路2cの搬送速度を増加させるものであってもよい。
【0134】
プロセッサ11がコンベア2及び荷降ろし機3を制御する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
【0135】
また、プロセッサ11は、シミュレーションを表示しなくともよい。この場合、プロセッサ11は、オペレータから確定操作を入力することなく、コンベア2又は荷降ろし機3を制御するものであってもよい。
【0136】
また、荷役システムは、3つ以上の異なるベンダーが供給する物流設備を備えるものであってもよい。
【0137】
以上のように構成された荷役システムは、異なるベンダーが供給する物流設備からの設備情報を統合して表示する。その結果、荷役システムは、各物流設備の状態をオペレータに効果的に提示することができる。
【0138】
また、荷役システムは、あるベンダーが供給する物流設備からの物流情報に基づいて他のベンダーが供給する物流設備を制御する。その結果、荷役システムは、異なるベンダーが供給する物流設備を効果的に制御することができる。
【0139】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0140】
1…荷役システム、2…コンベア、2a…経路、2b…経路、2c…経路、2d…経路、2e…経路、3…荷降ろし機、3a…荷降ろし機、3b…荷降ろし機、4…入荷トラック、5…出荷トラック、10…WES、11…プロセッサ、12…ROM、13…RAM、14…NVM、15…通信部、16…操作部、17…表示部、18…コンベアインターフェース、19…荷降ろし機インターフェース、20…模式図、21a…アイコン、21b…アイコン、21c…アイコン、21d…アイコン、21e…アイコン、21f…アイコン、21g…アイコン、30…模式図、100…表示画面。
図1
図2
図3
図4
図5