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特開2023-141091画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023141091
(43)【公開日】2023-10-05
(54)【発明の名称】画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20230928BHJP
   H04N 1/21 20060101ALI20230928BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20230928BHJP
【FI】
H04N1/00 L
H04N1/00 127Z
H04N1/21
G03G21/00 386
H04N1/00 912
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022047227
(22)【出願日】2022-03-23
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168217
【弁理士】
【氏名又は名称】大村 和史
(72)【発明者】
【氏名】石倉 裕之
【テーマコード(参考)】
2H270
5C062
【Fターム(参考)】
2H270KA55
2H270KA58
2H270LA56
2H270MF01
2H270MF08
2H270QA06
2H270QA13
2H270QA23
2H270QA34
2H270QA35
2H270ZC03
2H270ZC04
5C062AA02
5C062AA05
5C062AA29
5C062AB02
5C062AB20
5C062AB22
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB40
5C062AB42
5C062AC05
5C062AC22
5C062AC34
5C062AE15
(57)【要約】      (修正有)
【課題】スキャンジョブを実行する際、外部メモリが途中で抜かれても、スキャンデータをその外部メモリに書き込むことができる画像形成装置、制御プログラム及び制御方法を提供する。
【解決手段】画像読取り装置では、外部メモリが装着されてスキャンジョブを開始する際、外部メモリの識別情報とスキャンジョブの識別情報をログとして記録しておく。スキャンジョブの途中で外部メモリが取り外されると、スキャンデータが、そのジョブの識別情報とともに一時的に保存される。取り外した外部メモリがたとえばレディ状態において装着されたとき、ログデータを参照して、外部メモリが途中で取り外された外部メモリであってその外部メモリに対応付けられたスキャンデータが保存されているかどうかを判断し、該当するスキャンデータが保存されていると判断したとき、そのスキャンデータを外部メモリに保存する。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿をスキャンするスキャナを備え、前記スキャナでスキャンしたスキャンデータを外部メモリに保存するスキャンジョブを実行する、画像形成装置であって、
前記外部メモリが着脱自在に装着される外部メモリポート、
前記外部メモリポートに装着された前記外部メモリの識別情報および前記スキャンジョブの識別情報を対応付けてログとして記憶するログデータ記憶部、
前記スキャンジョブの実行中に前記外部メモリが前記外部メモリポートから取り外されたかどうか判断する第1判断部、
前記第1判断部において前記外部メモリが取り外されたと判断したとき、ユーザに前記スキャンジョブを継続するかキャンセルするか選択させる選択部、
前記選択部において前記スキャンジョブの継続が選択されたとき、前記スキャンデータを前記スキャンジヨブの識別情報とともに一時的に保存しておく一時保存部、
前記外部メモリポートへ外部メモリが装着されたとき、当該外部メモリに対応付けられたスキャンデータが前記一時保存部へ保存されているかどうかを判断する第2判断部、および
前記第2判断部において、前記一時保存部へ前記対応付けられたスキャンデータが保存されていると判断したとき、前記一時保存部へ保存されているスキャンデータを前記外部メモリに保存する第1保存部を備える、画像形成装置。
【請求項2】
前記選択部において前記スキャンジョブがキャンセルされたとき前記スキャンジョブを終了する、請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1判断部において前記外部メモリが取り外されたと判断しなかったとき、前記スキャンデータを前記外部メモリに保存する第2保存部をさらに備える、請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項4】
取り外された外部メモリが前記スキャンジョブの完了までに前記外部メモリポートへ再装着されたかどうか判断する第3判断部、および
前記第3判断部において再装着を判断したとき、前記スキャンデータを再装着された前記外部メモリに保存する第3保存部をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
原稿をスキャンするスキャナおよび外部メモリが着脱自在に装着される外部メモリポートを備え、前記スキャナでスキャンしたスキャンデータを前記外部メモリに保存するスキャンジョブを実行する、画像形成装置の制御プログラムであって、前記画像形成装置のコンピュータを、前記外部メモリポートに装着された前記外部メモリの識別情報および前記スキャンジョブの識別情報を対応付けてログとして記憶するログデータ記憶部、前記スキャンジョブの実行中に前記外部メモリが前記外部メモリポートから取り外されたかどうか判断する第1判断部、前記第1判断部において前記外部メモリが取り外されたと判断したとき、ユーザに前記スキャンジョブを継続するかキャンセルするか選択させる選択部、前記選択部において前記スキャンジョブの継続が選択されたとき、前記スキャンデータを前記スキャンジヨブの識別情報とともに一時的に保存しておく一時保存部、前記外部メモリポートへ外部メモリが装着されたとき、当該外部メモリに対応付けられたスキャンデータが前記一時保存部へ保存されているかどうかを判断する第2判断部、および前記第2判断部において、前記一時保存部へ前記対応付けられたスキャンデータが保存されていると判断したとき、前記一時保存部へ保存されているスキャンデータを前記外部メモリに保存する保存部として機能させる、制御プログラム。
【請求項6】
原稿をスキャンするスキャナおよび外部メモリが着脱自在に装着される外部メモリポートを備え、前記スキャナでスキャンしたスキャンデータを前記外部メモリに保存するスキャンジョブを実行する、画像形成装置の制御方法であって、前記外部メモリポートに装着された前記外部メモリの識別情報および前記スキャンジョブの識別情報を対応付けてログとして記憶するログデータ記憶ステップ、
前記スキャンジョブの実行中に前記外部メモリが前記外部メモリポートから取り外されたかどうか判断する第1判断ステップ、
前記第1判断ステップにおいて前記外部メモリが取り外されたと判断したとき、ユーザに前記スキャンジョブを継続するかキャンセルするか選択させる選択ステップ、
前記選択ステップにおいて前記スキャンジョブの継続が選択されたとき、前記スキャンデータを前記スキャンジヨブの識別情報とともに一時的に保存しておく一時保存ステップ、
前記外部メモリポートへ外部メモリが装着されたとき、当該外部メモリに対応付けられたスキャンデータが前記一時保存部へ保存されているかどうかを判断する第2判断ステップ、および
前記第2判断ステップにおいて、前記一時保存ステップにおいて前記対応付けられたスキャンデータが保存されていると判断したとき、前記一時保存ステップにおいて保存されているスキャンデータを前記外部メモリに保存する保存ステップを含む、制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、画像形成装置に関し、特に、USBメモリのような外部メモリを着脱自在に装着することができる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スキャナ(画像読取装置)でスキャンした画像データをUSBメモリのような外部メモリに直接保存する処理(ScanToUSB)を実行する技術が開示されている。
【0003】
このような処理の実行には長時間を要することもあるが、その場合、USBメモリが途中で抜かれると、スキャンで得た画像データをUSBメモリへ書き込むことができなくなるので、特許文献1では、USBメモリに画像データの識別子を書き込むことで、USBメモリを再度接続すればその画像データの書き込みを続けることができるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011‐66470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術では、USBメモリが途中で抜去された場合、画像データの識別情報が何らかの理由で失われたときには、画像データをUSBメモリへ書き込むことができなくなる。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
【0007】
この発明の他の目的は、外部メモリが途中で抜かれても、スキャンデータを確実にその外部メモリに書き込むことができる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
【0009】
第1の発明は、原稿をスキャンするスキャナを備え、スキャナでスキャンしたスキャンデータを外部メモリに保存するスキャンジョブを実行する、画像形成装置であって、外部メモリが着脱自在に装着される外部メモリポート、外部メモリポートに装着された外部メモリの識別情報およびスキャンジョブの識別情報を対応付けてログとして記憶するログデータ記憶部、スキャンジョブの実行中に外部メモリが外部メモリポートから取り外されたかどうか判断する第1判断部、第1判断部において外部メモリが取り外されたと判断したとき、ユーザにスキャンジョブを継続するかキャンセルするか選択させる選択部、選択部においてスキャンジョブの継続が選択されたとき、スキャンデータをスキャンジヨブの識別情報とともに一時的に保存しておく一時保存部、外部メモリポートへ外部メモリが装着されたとき、当該外部メモリに対応付けられたスキャンデータが一時保存部へ保存されているかどうかを判断する第2判断部、および第2判断部において、一時保存部へ対応付けられたスキャンデータが保存されていると判断したとき、一時保存部へ保存されているスキャンデータを外部メモリに保存する第1保存部を備える、画像形成装置である。
【0010】
第1の発明では、画像形成装置(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。ただし、限定を意味しない。以下同じ。)は、原稿をスキャンするスキャナ(12)および外部メモリ(18)が着脱自在に装着される外部メモリポート(16)を備え、たとえばScanToUSBのような、スキャナで原稿をスキャンしたスキャンデータを外部メモリ(18)に保存するスキャンジョブを実行する。スキャンジョブの開始に際して、ログデータ記憶部(30、S1)は、外部メモリポート(16)に装着された外部メモリ(18)の識別情報およびスキャンジョブの識別情報を対応付けてログとしてログデータ領域(48d)に記憶する。第1判断部(30、S5)は、スキャンジョブの実行中に外部メモリ(18)が外部メモリポート(16)から取り外されたかどうか判断し、第1判断部において外部メモリが取り外されたと判断したとき、選択部(30、S7、50)が、ユーザにスキャンジョブを継続するかキャンセルするか選択させる。たとえば継続確認画面(50)において継続ボタン(54)をユーザが操作したとき、選択部(30、S7、50)では、スキャンジョブの継続が選択される。継続が選択されたとき、一時保存部(30、S19、48c)は、スキャンデータをスキャンジヨブの識別情報とともに一時的に保存しておく。その後、たとえば画像形成装置のレディ状態において、先に取り外された外部メモリ(18)が外部メモリポート(16)へ装着されたとき、第2判断部(30、S45)が、当該外部メモリに対応付けられたスキャンデータが一時保存部へ保存されているかどうかを判断する。第2判断部において、一時保存部へ対応付けられたスキャンデータが保存されていると判断したとき、第1保存部(30、S47)は、一時保存部へ保存されているスキャンデータを外部メモリに保存する。
【0011】
第1の発明によれば、外部メモリの識別情報とスキャンジョブの識別情報を対応付けて記憶させておくので、外部メモリが途中で抜かれても、同じ外部メモリを再度装着すれば、スキャンデータを確実にその外部メモリに書き込むことができる。
【0012】
第2の発明は、第1の発明に従属する画像形成装置であって、選択部においてスキャンジョブがキャンセルされたときスキャンジョブを終了する。
【0013】
第2の発明では、たとえば継続確認画面(50)においてキャンセルボタン(56)をユーザが操作したとき、選択部(30、S7、50)では、スキャンジョブのキャンセルが選択され、そのときスキャンジョブを終了する。
【0014】
第2の発明によれば、ユーザは、外部メモリを取り外して、スキャンジョブをキャンセルすることができる。
【0015】
第3の発明は、第1または第2の発明に従属する画像形成装置であって、第1判断部において外部メモリが取り外されたと判断しなかったとき、スキャンデータを外部メモリに保存する第2保存部をさらに備える、請求項1または2記載の画像形成装置。
【0016】
第3の発明では、第2保存部(30、S33)は、第1判断部(30、S5)において外部メモリ(18)が取り外されたと判断しなかったとき、スキャンデータを外部メモリ(18)に保存する。
【0017】
第3の発明によれば、外部メモリが取り外されなかったときは、そのままスキャンデータが外部メモリに保存される。
【0018】
第4の発明は、第1ないし第3の発明のいずれかに従属する画像形成装置であって、取り外された外部メモリがスキャンジョブの完了までに外部メモリポートへ再装着されたかどうか判断する第3判断部、および第3判断部において再装着を判断したとき、スキャンデータを再装着された外部メモリに保存する第3保存部をさらに備える。
【0019】
第4の発明では、第3判断部(30、S15、S25)は、取り外された外部メモリ(18)がスキャンジョブの完了までに外部メモリポート(16)へ再装着されたかどうか判断し、その第3判断部(30、S15、S25)が再装着を判断したとき、第3保存部(30、S29)がスキャンデータをその再装着された外部メモリに保存する。
【0020】
第4の発明によれば、外部メモリが一旦取り外されてもスキャンジョブの終了までに再装着されれば、そのままスキャンデータをその外部メモリに保存することができる。
【0021】
第5の発明は、原稿をスキャンするスキャナおよび外部メモリが着脱自在に装着される外部メモリポートを備え、スキャナでスキャンしたスキャンデータを外部メモリに保存するスキャンジョブを実行する、画像形成装置の制御プログラムであって、画像形成装置のコンピュータを、外部メモリポートに装着された外部メモリの識別情報およびスキャンジョブの識別情報を対応付けてログとして記憶するログデータ記憶部、スキャンジョブの実行中に外部メモリが外部メモリポートから取り外されたかどうか判断する第1判断部、第1判断部において外部メモリが取り外されたと判断したとき、ユーザにスキャンジョブを継続するかキャンセルするか選択させる選択部、選択部においてスキャンジョブの継続が選択されたとき、スキャンデータをスキャンジヨブの識別情報とともに一時的に保存しておく一時保存部、外部メモリポートへ外部メモリが装着されたとき、当該外部メモリに対応付けられたスキャンデータが一時保存部へ保存されているかどうかを判断する第2判断部、および第2判断部において、一時保存部へ対応付けられたスキャンデータが保存されていると判断したとき、一時保存部へ保存されているスキャンデータを外部メモリに保存する保存部として機能させる、制御プログラムである。
【0022】
第6の発明は、原稿をスキャンするスキャナおよび外部メモリが着脱自在に装着される外部メモリポートを備え、スキャナでスキャンしたスキャンデータを外部メモリに保存するスキャンジョブを実行する、画像形成装置の制御方法であって、外部メモリポートに装着された外部メモリの識別情報およびスキャンジョブの識別情報を対応付けてログとして記憶するログデータ記憶ステップ、スキャンジョブの実行中に外部メモリが外部メモリポートから取り外されたかどうか判断する第1判断ステップ、第1判断ステップにおいて外部メモリが取り外されたと判断したとき、ユーザにスキャンジョブを継続するかキャンセルするか選択させる選択ステップ、選択ステップにおいてスキャンジョブの継続が選択されたとき、スキャンデータをスキャンジヨブの識別情報とともに一時的に保存しておく一時保存ステップ、外部メモリポートへ外部メモリが装着されたとき、当該外部メモリに対応付けられたスキャンデータが一時保存部へ保存されているかどうかを判断する第2判断ステップ、および第2判断ステップにおいて、一時保存ステップにおいて対応付けられたスキャンデータが保存されていると判断したとき、一時保存ステップにおいて保存されているスキャンデータを外部メモリに保存する保存ステップを含む、制御方法である。
【0023】
第5の発明および第6の発明においても、第1の発明と同様の効果が期待できる。
【発明の効果】
【0024】
この発明によれば、外部メモリの識別情報とスキャンジョブの識別情報を対応付けて画像形成装置に記憶させておくので、外部メモリが途中で抜かれても、スキャンデータを確実にその外部メモリに書き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1はこの発明の一実施例に係る画像形成装置を示す図解図である。
図2図2はこの実施例における画像形成装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図3図3図2実施例におけるRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。
図4図4は実施例において画像データをUSBメモリに書き込むときの主制御部(CPU)の動作の一例を示すフロー図である。
図5図5は実施例においてUSBメモリが途中で抜かれたときのジョブ継続確認画面の一例を示す図解図である。
図6図6は実施例において後処理をバックグラウンドへ移行することを報知するバックグラウンド移行報知画面の一例を示す図解図である。
図7図7は実施例においてジョブがまだ完了していないことを報知する処理中報知画面の一例を示す図解図である。
図8図8は実施例において後処理をフォアグラウンドで実行していることを報知するフォアグラウンド処理報知画面の一例を示す図解図である。
図9図9は実施例においてジョブが完了したことを報知するジョブ完了報知画面の一例を示す図解図である。
図10図10は実施例において途中で抜き取られたUSBメモリへ画像データを書き込むときの主制御部(CPU)の動作の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1を参照して、この発明の一実施例である画像形成装置10は、一例として複合機(MFP)であり、コピー機能、イメージスキャナ機能、プリンタ機能、ファクス機能などの複数の機能を備える。ただし、この発明は、原稿をスキャンしてキャン画像データを出力することができる画像形成装置に適用できる。
【0027】
画像形成装置10の上部には、画像読取手段(スキャナ)の一例としての画像読取部12が設けられる。この画像読取部ないしスキャナ12は、原稿(図示せず)の画像を読み取って、原稿画像データを出力する。画像読取部12は、原稿が載置される透明の原稿台13を含む。なお、原稿台13に載置された原稿は、原稿載置台カバー14によって、押えられる。原稿台カバー14は、画像読取部12の上方において、たとえば原稿台13の奥側の一辺においてヒンジを用いて、開閉可能に設けられる。
【0028】
画像形成装置10の上部であって、画像読取部12の前には、USBメモリのような外部メモリ18(図2)を着脱自在に装着する外部メモリポート16が設けられるとともに、操作部19が設けられる。この操作部19の操作面には、たとえば、タッチパネル付きのディスプレイ(タッチディスプレイ)20が設けられる。
【0029】
画像読取部12の下方に、画像形成手段の一例としての画像形成部22が設けられる。画像形成部22は、画像処理部28(図2)による画像処理、たとえば原稿画像を、記録媒体としての用紙に印刷する。この画像形成処理は、たとえば公知の電子写真方式により行われる。このため、画像形成部22は、既によく知られているように、感光体ドラム等の画像形成用のコンポーネントを備える。
【0030】
画像形成部22の下方に、給紙手段の一例としての給紙部24が設けられる。この給紙部24は、この実施例では4つの給紙カセット25を有する。各給紙カセット25には、それぞれ所定のサイズの用紙が所定の方向で収容される。なお、図示していないが、画像形成装置10の右側面には、手差しトレイが設けられる。給紙部24は、各給紙カセット25および手差しトレイのいずれかを給紙元として、画像形成部22へ用紙(シート)を1枚単位で供給する。
【0031】
給紙部24から送られて、画像形成部22によって画像の印刷が行われた後の用紙は、排紙トレイ26に排出される。なお、この実施例では、排紙トレイ26は、画像形成部22と画像読取部12との間の胴内空間に設けられる
図2を参照して、画像形成装置10はさらに、画像処理部28、主制御部(コンピュータ)30、通信部38、外部メモリインターフェイス(以下「外部メモリI/F」と記す。)40等を含む。これらは共通のバス32によって接続される。
【0032】
主制御部30は、実質的にコンピュータであって、CPU34およびメモリ36を含む。メモリ36は、詳細は図示しないが、RAM、ROM、HDD(ハードデイスクドラブ)等を含む。CPU34には、バス32が接続されており、このバス32には、メモリ36のRAM、ROM、HDD等が電気的に接続される。CPU34は、操作部19等からの指示に応じて各種コンピュータプログラムを実行することによって、画像形成装置10の各部の動作を実行する。上記の各種コンピュータプログラムは、ROMまたはHDDに予め記憶されていて、必要に応じてRAMに展開して実行される。
【0033】
通信部38は、ネットワーク(図示せず)を介して、画像形成装置10とネットワーク上の情報処理装置等との間の、所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を制御する。さらに、画像形成装置10は、この通信部38を介して、情報処理装置からプリントジョブ等の各種処理の実行を命令する命令信号を受信することができる。
【0034】
通信部38はさらに、FAX通信に際して公衆回線(図示せず)への接続を提供する。
【0035】
外部メモリI/F40は、外部メモリポート16(図1)に装着されたたとえばUSBメモリのような外部メモリ18に対して、情報(データ)の読み取りおよび書き込みを行なう。
【0036】
バス32には、さらに、画像読取部12、画像処理部28、画像形成部22、操作部19、給紙部24等が電気的に接続される。
【0037】
画像読取部12は、前述のように、原稿載置台14(図1)に載置される原稿から画像情報を読取り、画像データとして画像処理部28に対して出力する。この画像読取部12はまた、原稿載置台14に載置される原稿の用紙サイズを検出し、主制御部30に出力する。
【0038】
画像形成部22は、上述したように画像データによって示される画像を用紙に印刷するものであって、周知のように、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット(LSU)、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、除電装置等を備える。
【0039】
図3図2実施例のメモリ36のRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。図3に示すように、RAMは、プログラム記憶領域42およびデータ記憶領域44を含む。プログラム記憶領域42には、画像形成装置10の制御プログラムが記憶される。
【0040】
画像形成装置10の制御プログラムは、表示制御プログラム46a、操作検出プログラム46b、画像読取プログラム46c、画像処理プログラム46d、画像形成プログラム46eおよびスキャンジョブプログラム46f等を含む。
【0041】
表示制御プログラム46aは、タッチディスプレイ20の画面に各種の画面を表示させるのに必要な表示画面データを後述の表示画像生成データ記憶領域48aの表示画像生成データなどに基づいて生成し、その表示画面データを用いて、タッチディスプレイ20に画像を表示させるプログラムである。
【0042】
操作検出プログラム46bは、操作部19への操作に対応する操作データを検出して、後述の操作データ記憶領域48bへ記憶するためのプログラムである。たとえば、タッチパネル(図示せず)がタッチされた場合には、主制御部(コンピュータ)30は、操作検出プログラム46bに従って、タッチパネルから出力されたタッチ座標データを操作データとして取得して操作データ記憶領域48bに記憶する。また、操作部19が備えるハードウェアのボタンないしキー(図示せず)が押圧または操作された場合には、主制御部30は、操作検出プログラム46bに従って、ボタンないしキーの押圧または操作による操作データを取得して操作データ記憶領域48bに記憶する。
【0043】
画像読取プログラム46cは、自動原稿送り装置(図示せず)や画像読取部(スキャナ)12を制御して、原稿載置トレイ(図示せず)または原稿載置台14に載置された原稿を読取り、読取った原稿画像のデータを一時記憶領域48cに記憶する。
【0044】
画像処理プログラム46dは、画像読取プログラム46cに従って読取った画像データに対するたとえばクロップ処理などの、主として画像形成部22による画像形成の前処理を実行する。
【0045】
画像形成プログラム46eは、画像形成部22を制御して、画像データを、給紙部24から供給される記録用紙に印刷するプログラムである。
【0046】
スキャンジョブプログラム46fは、たとえばScanToUSBのように、画像形成装置10の画像読取部(この明細書で、「スキャナ」と呼ぶこととがある。)12によって読取った画像データ(スキャンデータ)を直接、USBメモリのような外部メモリ18(図2)に保存するジョブ(この明細書で、「スキャンジョブ」と呼ぶことがある。)を制御するためのプログラムである。
【0047】
図示は省略するが、プログラム記憶領域42には、画像形成装置10の制御に必要な他のプログラムなども記憶される。
【0048】
データ記憶領域44には、表示画像生成データ記憶領域48a、操作データ記憶領域48b、一時記憶領域48cおよびログデータ領域48d等が設定される。
【0049】
表示画像生成データ記憶領域48aの表示画像生成データは、表示画像を生成するためのポリゴンデータおよびテクスチャデータ等を含むデータである。また、表示画像生成データには、ソフトウエアキーに対応する画像データや、各画面を表示するための画像生成データ等も含まれる。
【0050】
操作データ記憶領域48bの操作データは、操作検出プログラム46bに従って検出した操作データであり、時系列に従って記憶される。なお、操作データは、主制御部30の処理に使用された後に削除される。
【0051】
一時記憶領域48cは、画像読取部12で読取った画像データ等を、たとえば画像処理プログラム46dの画像処理などのために一時的に記憶する。
【0052】
ログデータ領域48dには、スキャンジョブプログラム46fに従って上記のスキャンジョブを実行するときに、外部メモリ18の識別情報およびジョブの識別情報を紐づけて(対応付けて)記録しておくデータ(ログ)が記憶される。
【0053】
なお、データ記憶領域44には、画像形成装置10の制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されるとともに、制御プログラムの実行に必要なフラグや他のカウンタ(タイマ)も設けられる。
【0054】
次に、図4を参照して、主としてスキャンジョブプログラム46f等に従って実行される実施例の動作を説明する。
【0055】
スキャンジョブによって画像データ(スキャンデータ)を取得したい原稿を原稿台13または原稿台カバー14に設けられた自動原稿送り装置(図示せず)へセットするとともに、外部メモリポート16(図1)に外部メモリ(ここでは、USBメモリ)18を装着することで、図4の動作が開始される。
【0056】
図4の最初のステップS1では、主制御部ないしコンピュータ30(図2)は、外部メモリ18の識別情報(デバイスの固有情報)およびスキャンジョブの識別情報(たとえば、日付毎に付されるファイル番号のようなもの)を対応付けて、ログデータ領域48dへ記録する。
【0057】
その後、ステップS3でスキャナ12による原稿の読込みを開始し、得られたスキャンデータ(画像データ)は、上記のスキャンジョブの識別情報とともに、一時記憶領域48cに記憶される。
【0058】
なお、外部メモリ18の識別情報としては、WMI(Windows Management Instrumentation)から取得できるUSBメモリの製造元を表わすベンダーID、製品の種別を表わすプロダクトIDおよび個別の製品の固有番号であるシリアル番号(iSerialNumberと呼ばれる)を示す文字列があり、このステップS1では、それらの全部または一部を外部メモリ18の識別情報としてログに記録しておく。
【0059】
ステップS5で、コンピュータ30が、たとえば外部メモリI/F40からの信号に基づいて、外部メモリ18が外部メモリポート16から取り外されたかどうか判断する。
【0060】
このステップS5で“YES”を判断したとき、つまり外部メモリポート16から外部メモリ18が取り外されたと判断したとき、コンピュータ30は、次のステップS7で、図5に示す継続確認画面50をディスプレイ20(図1)に表示する。
【0061】
継続確認画面50は、メッセージ欄52に、たとえば「USBメモリが抜かれました。読込み処理を継続しますか?」という、ユーザに、スキャンジョブを継続するかどうかの確認を求めるメッセージを表示するとともに、継続指示ボタン54およびキャンセルボタン56をソフトウエアキーとして表示する。したがって、ユーザは、どちらかのボタンを操作(タッチ)して、スキャンジョブを継続するかどうか決定する。
【0062】
この継続確認画面50に対して、ステップS9で“NO”を判断したとき、つまりキャンセルボタン56が操作されたとき、スキャンジョブは、そのまま終了する。したがって、ユーザは、外部メモリを取り外して、自分の意思で、スキャンジョブをキャンセルすることができる。
【0063】
ステップS9で“YES”を判断したとき、つまりユーザがスキャンジョブの継続を選択したとき、コンピュータ30は、外部メモリ18が抜かれた状態でスキャンジョブを継続するために、そのスキャンジョブをバックグラウンドでの処理に切り替える。そして、コンピュータ30は、図6に示す、バックグラウンド移行報知画面58をディスプレイ20に表示する。
【0064】
バックグラウンド移行報知画面58は、外部メモリ18を抜いたので、スキャンジョブをバックグラウンドで続行することを知らせるための画面で、メッセージ欄60にたとえば、「スキャンデータの後処理をバックグラウンドに移行します。処理終了後に、USBメモリを挿入すれば、スキャンデータを取得できます。」というメッセージを表示して、ユーザの指示したスキャンジョブは継続していることを知らせる。ユーザは、このバックグラウンド移行報知画面58に対しては、OKボタン62を操作するだけでよい。
【0065】
その後、ステップS13で、バックグラウンドでの後処理を実行する。ここでの後処理は、後のステップS23などと同様に、比較的時間のかかるOCR処理、高圧縮PDF化処理(画像を文字情報とバックグラウンド画像に分離する処理)、およびウィルススキャン処理等を想定している。
【0066】
次のステップS15で、コンピュータ30が、たとえば外部メモリI/F40からの信号に基づいて、外部メモリ18が外部メモリポート16へ装着されたかどうか判断する。このとき、コンピュータ30は、装着された外部メモリの識別情報を先のステップS1でログとして記録してある外部メモリの識別情報と比較し、両者が一致したとき、“YES”を判断する。つまり、ステップS15では、ステップS5で取り外されたと同じ外部メモリが装着されたかどうか判断する。したがつて、識別情報の違う外部メモリが操作されたとしても、このステップS15では“NO”が判断される。
【0067】
ステップS15で“NO”を判断したとき、つまり外部メモリポート16への外部メモリ18の再装着がなかったとき、ステップS17で“YES”を判断するまで、つまり後処理の終了を検出するまで、ステップS13における後処理を続け、ステップS17で“YES”が判断されると、次のステップS19で、後処理の済んだスキャンデータ(画像データ)をRAMの一時記憶領域48cに保存して、スキャンジョブを終了する。つまり、この場合には、外部メモリ18が途中で抜かれたまま、スキャンジョブを終了したことになる。
【0068】
ただし、この場合、スキャンデータのファイルは、ステップS1で設定したスキャンジョブの識別情報を付して記憶される。
【0069】
一方、ステップS15で“YES”を判断したとき、つまり外部メモリ18が再度装着されたときステップS21で、図7に示す処理中報知画面64を表示する。
【0070】
処理中報知画面64は、スキャンジョブが未完であることをユーザに報知するための画面であり、メッセージ欄66にたとえば、「完了したジヨブはまだありません。」というメッセージを表示する。ユーザは、この処理中報知画面64に対しては、OKボタン68を操作するだけでよい。したがって、このステップS21の時点ではスキャンジョブはまだ完了しておらず、スキャンジョブの実行中である。
【0071】
その後、ステップS23でコンピュータ30は、後処理をフォアグラウンドで実行し、図8に示す後処理(フォアグラウンド)画面70を表示する。これは、ステップS15で外部メモリ18が再度挿入されているため、ユーザが画像処理装置10の近傍に存在するので、バックグラウンドで処理する必要がないからである。
【0072】
この後処理(フォアグラウンド)画面70は、ユーザに対して、スキャンデータの後処理をフォアで実行していることを知らせる。すなわち、この後処理(フォアグラウンド)画面70は、メッセージ領域72を含み、たとえば「フォアグラウンドでスキャンデータの後処理中です。(♯♯♯ページ目)」のように、後処理がフォアグラウンドで実行されていてい、現在♯♯♯ページ目であることをユーザに知らせる。この後処理(フォアグラウンド)画面70においては、ユーザは、OKボタン74を操作するだけでよい。
【0073】
そして、ステップS25において、コンピュータ30は、再度、外部メモリ18が取り外されているかどうか判断する。
【0074】
ステップS25で“NO”を判断したとき、つまり外部メモリ18が取り外されていないと判断したとき、続くステップS27で、ステップS23での後処理が終了したかどうか判断する。すなわち、ステップS23での後処理は、このステップS27で“YES”を判断するまで続けられる。
【0075】
ステップS27で“YES”が判断されると、次のステップS29で、コンピュータ30は、そのとき画像形成装置10に装着されている外部メモリ18に、後処理終了後のスキャンデータを書き込み、スキャンジョブを終了する。つまり、ステップS5で外部メモリ18が一旦取り外されたことが検出された後、ステップS15で外部メモリ18の再装着が検出された後に、スキャンジョブが完了した場合、つまりステップS27で“YES”と判断されたとき、ステップS29で、その再装着された外部メモリ18にそのままスキャンデータを保存することができる。
【0076】
ステップS25で“YES”を判断したときつまり外部メモリ18が取り外されているとき、ステップS31で、図9に示すジョブ完了報知画面76を表示する。
【0077】
このジョブ完了報知画面76は、メッセージ領域78を含み、たとえば「USBメモリを挿入すれば、スキャンデータを取得できます。」のように、スキャンジヨブが完了したので、USBメモリを操作に挿入すればスキャンデータをUSBメモリに保存することができることをユーザに知らせる。ジョブ完了報知画面76においては、ユーザは、OKボタン80を操作するだけでよい。
【0078】
ステップS31の後には、バックグラウンドでの後処理が終了したかどうか判断する先のステップS17に戻る。したがって、外部メモリ18が外されたままで、ステップS19で、後処理の済んだスキャンデータ(画像データ)を、RAMの一時記憶領域48cに保存して、スキャンジョブを終了する。つまり、この場合にも、外部メモリ18が途中で抜かれたまま、スキャンジョブを終了したことになる。
【0079】
なお、先のステップS5で“NO”を判断したとき、つまり外部メモリポート16から外部メモリ18が取り外されなかったと判断したとき、コンピュータ30は、次のステップS33で、スキャンデータをその装着されたままの外部メモリ18に保存する。つまり、スキャンジョブの終了まで外部メモリ18が取り外されなかったら、スキャンデータはそのまま外部メモリ18に保存される。
【0080】
これに対して、ステップS19で後処理済のスキャンデータをRAMの一時記憶領域48cに保存して、スキャンジョブを終了した場合、外部メモリ18にはスキャンデータがまだ保存されていない。そこで、図10に従って、外部メモリ18を装着してスキャンデータを外部メモリ18に書き込む。
【0081】
図10の最初のステップS41でレディ(Ready)状態にあるとき、つまり画像形成装置10が使用されていない状態であるとき、すなわち、画像形成装置10が「待ち(Waiting)」の状態にあるとき、ステップS43でコンピュータ30は、たとえば外部メモリI/F40からの信号に基づいて、外部メモリ18が外部メモリポート16へ装着されたかどうか判断する。
【0082】
このステップS43で“YES”を判断したとき、続くステップS45では、RAMの一時記憶領域48cに、ステップS43で装着が検出された外部メモリ18に紐付けされたスキャンジョブが保存されているかどうか判断する。すなわち、図4のステップS1で、スキャンジョブの開始時に、外部メモリ18の固有の識別情報と、これから実行されるスキャンジョブの識別情報をコンピュータ30のメモリ36のRAMのログデータ領域48dに記録しているので、このステップS45では、コンピュータ30は、そのログ記録に基づいて、ステップS43で検出された外部メモリ18の識別情報を読取り、その識別情報に対応する識別情報が付されたスキャンデータがあるかどうか、判断する。
【0083】
このステップS45データ“YES”が判断されたとき、つまり装着された外部メモリ18に対応するスキャンデータがあるとき、コンピュータ30は、ステップS47で、そのスキャンデータを外部メモリ18へ書き込み、保存する。
【0084】
その後、ステップS49でコンピュータ30は、外部メモリ18の識別情報およびジョブの識別情報と、一時記憶領域48cに一時的に保存していたスキャンデータを削除して、終了する。
【0085】
ただし、ステップS43またはステップS45で“NO”が判断されたとき、図10の動作はそのまま終了する。
【0086】
なお、上述の実施例で挙げた具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。さらにまた、上述の実施例で示したフロー図の各ステップは、同じ結果が得られるのであれば、処理される順番を適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0087】
10 …画像形成装置
12 …画像読取部(スキャナ)
16 …外部メモリポート
18 …外部メモリ
30 …主制御部(コンピュータ)
36 …メモリ
40 …外部メモリI/F
46f …スキャンジョブプログラム
48c …一時記憶領域
48d …ログデータ領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10