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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023141125
(43)【公開日】2023-10-05
(54)【発明の名称】太陽光発電パネル
(51)【国際特許分類】
   H02S 30/10 20140101AFI20230928BHJP
   H01L 31/054 20140101ALI20230928BHJP
   H01L 31/048 20140101ALI20230928BHJP
【FI】
H02S30/10
H01L31/04 620
H01L31/04 560
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022047272
(22)【出願日】2022-03-23
(71)【出願人】
【識別番号】522116041
【氏名又は名称】喬國能源科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110003214
【氏名又は名称】弁理士法人服部国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 明利
【テーマコード(参考)】
5F151
5F251
【Fターム(参考)】
5F151BA18
5F151JA03
5F151JA04
5F151JA09
5F151JA12
5F151JA21
5F251BA18
5F251JA03
5F251JA04
5F251JA09
5F251JA12
5F251JA21
(57)【要約】
【課題】 太陽光発電パネルを提供する。
【解決手段】 太陽光発電パネルは、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセットを含む。継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、平面部を隣接する凸出部の間に設置し、かつ継ぎ目板両端に位置する凸出部と隣接する継ぎ目板を接合する。凸出部の高度は平面部より高く、太陽光発電パネルチップセットを平面部上方に設置する。フレキシブル太陽光発電パネルチップセットを使うことによって、継ぎ目板の反りや曲がりにより太陽光発電パネルチップセットが壊れることを防ぐ。また太陽光発電パネルチップセットの最外層および底層にガラスパネルを増設すると、ガラスパネルの硬度によって、太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、太陽光発電パネルチップセットが継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぐ。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽光発電パネルの一種であって、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセットを含み、
前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端に位置する前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板を接合し、前記凸出部の高度は前記平面部より高く、
前記太陽光発電パネルチップセットを前記平面部上方に設置し、前記太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記太陽光発電パネルチップセットのリード線に接続し、また前記太陽光発電パネルチップセットにより生産した電力を集めることができ、前記太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つの隔離絶縁層を設置し、当該隔離絶縁層を別々に前記太陽光発電パネルチップセットの底部と前記平面部の頂部に粘着し、前記太陽光発電パネルチップセットの上方に1つの集光層を設置し、前記集光層の底部を前記太陽光発電パネルチップセットの頂部に粘着し、前記集光層の上方に複数個の集光装置を設置し、当該集光装置により斜めに照射する太陽光を前記太陽光発電パネルチップセットに集中照射することによって、前記太陽光発電パネルチップセットの光照射量を高める、
前記集光層の上方に1つのガラスパネルを設置し、当該ガラスパネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットと前記集光層の面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットと前記集光層を当該ガラスパネルの中央に設置し、前記ガラスパネルの底部を前記集光層の頂部に粘着し、前記ガラスパネル周辺と前記継ぎ目板の前記平面部との間にシーラントを設置し、当該シーラントにより前記ガラスパネルと前記継ぎ目板の前記平面部を互いに粘着することによって、前記ガラスパネルが直接伸び変形を受け、また前記ガラスパネルによって、下方の前記太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、当該太陽光発電パネルチップセットが前記継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、かつ前記シーラントにより前記太陽光発電パネルチップセットと前記集光層を前記ガラスパネルと前記隔離絶縁層との間に密封することによって、前記太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぐ太陽光発電パネル。
【請求項2】
太陽光発電パネルの一種であって、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセットを含み、
前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端に位置する前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板を接合し、前記前記凸出部の高度は前記平面部より高く、
前記太陽光発電パネルチップセットを前記平面部上方に設置し、前記太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記太陽光発電パネルチップセットのリード線に接続し、また前記太陽光発電パネルチップセットにより生産した電力を集めることができ、前記太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つの隔離絶縁層を設置し、当該隔離絶縁層を別々に前記太陽光発電パネルチップセットの底部と前記平面部の頂部に粘着し、
前記太陽光発電パネルチップセットの上方に1つのガラスパネルを設置し、当該ガラスパネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットを当該ガラスパネルの中央に設置し、前記ガラスパネルの底部を前記太陽光発電パネルチップセットの頂部に粘着し、前記ガラスパネル周辺と前記継ぎ目板の前記平面部との間にシーラントを設置し、当該シーラントにより前記ガラスパネルと前記継ぎ目板の前記平面部を互いに粘着することによって、前記ガラスパネルが直接伸び変形を受け、また前記ガラスパネルによって、下方の前記太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、当該太陽光発電パネルチップセットが前記継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、かつ前記シーラントにより前記太陽光発電パネルチップセットを前記ガラスパネルと前記隔離絶縁層との間に密封することによって、前記太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぐ太陽光発電パネル。
【請求項3】
太陽光発電パネルの一種であって、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセットを含み、
前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端に位置する前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板を接合し、前記凸出部の高度は前記平面部より高く、
前記太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つのガラス底パネルを設置し、当該ガラス底パネルを別々に前記太陽光発電パネルチップセットの底部と前記平面部の頂部に粘着し、当該ガラス底パネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットを当該ガラス底パネルの中央に設置し、前記太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記太陽光発電パネルチップセットのリード線に接続し、また前記太陽光発電パネルチップセットにより生産した電力を集めることができ、
前記太陽光発電パネルチップセットの上方に1つのガラスパネルを設置し、当該ガラスパネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットを当該ガラスパネルの中央に設置し、前記ガラスパネルの底部を前記太陽光発電パネルチップセットの頂部に粘着し、前記ガラスパネル周辺と前記ガラス底パネル周辺との間にシーラントを設置し、当該シーラントを前記ガラスパネルと前記ガラス底パネルに粘着することによって、前記ガラスパネルと前記ガラス底パネルが共同して前記継ぎ目板の伸び変形を受け、また前記ガラスパネルと前記ガラス底パネルによって、内部の前記太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、当該太陽光発電パネルチップセットが前記継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、かつ前記シーラントにより前記太陽光発電パネルチップセットを前記ガラスパネルと前記ガラス底パネルとの間に密封することによって、前記太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぐ太陽光発電パネル。
【請求項4】
太陽光発電パネルの一種であって、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つのフレキシブル太陽光発電パネルチップセットを含み、
前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端に位置する前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板を接合し、前記凸出部の高度は前記平面部より高く、
前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットを前記平面部上方に設置し、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットのリード線に接続し、また当該フレキシブル太陽光発電パネルチップセットにより生産した電力を集めることができ、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つの隔離絶縁層を設置し、当該隔離絶縁層を別々に前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットの底部と前記平面部の頂部に粘着し、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットの上方に1つのフルオロポリマによって作られた集光層を設置し、当該集光層の面積は前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、かつ当該集光層周辺を前記平面部まで延伸することによって、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットを完全に被覆し、前記集光層周辺を前記継ぎ目板の前記平面部に粘着し、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットを前記集光層と前記隔離絶縁層との間に密封することによって、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぎ、前記集光層の上方に複数個の集光装置を設置し、当該集光装置により斜めに照射する太陽光を前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットすることによって、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットの光照射量を高める太陽光発電パネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電パネルの一種であって、特に一種の太陽光発電パネルチップセットと各種建築用継ぎ目板により製造した新型の太陽光発電パネルの一体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の太陽光発電パネルは、太陽光発電パネルチップセットを二層のガラスパネルとの間に封止し、更に1つの金属枠でその周囲を囲むことによって、外力又は水の侵入により太陽光発電パネルチップセットが壊れることを避ける。太陽光発電パネルを取り付ける時、取付場所に架台システム又はレール架台を設置してから、太陽光発電パネルを一つずつ架台に固定する。ねじ等によってパーツを太陽光発電パネルとの間に直接固定することができないために、各太陽光発電パネルは別々に風圧を受けることになる。広々とした地域又は建物の屋上等の強風に吹き飛ばされる場所において、太陽光発電パネルは吹き飛ばされやすくなるために、太陽光発電が停止され、また吹き飛ばされた太陽光発電パネルは周辺環境に危害を与える。より重度の場合は、人にけがをさせたり、重大な損害を与える。更に太陽光発電パネルチップセット辺縁部は金属枠に影響され、埃が積もることにより、太陽光発電パネルチップセットが遮蔽される欠点がある。
【0003】
公告第TWI741622号「太陽光発電パネルの取付構造」に記載したように、太陽光発電パネルチップセットと各種建築用継ぎ目板により1つの新型の太陽光発電パネル構造を製造したことによって、従来の太陽光発電パネルを組み立てるときに現れる安全上の問題を直接解決する。しかし、長時間にわたり繰り返し実施してから、金属によって製造した継ぎ目板はより良い展延性および熱膨張や冷収縮特性を持ち、施工者が運搬や組み立てるときに、継ぎ目板が反りや曲がりやすく、太陽光発電パネルチップセットもそれによって壊れやすくことにより、発電全体の効率が低く、整備コストが高くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】公告第TWI741622号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の太陽光発電パネルを1つの枠パネルに製造するときの技術的問題を解決する。本発明は、上述に鑑みてなされたものであり、その目的は、一種の一体式構造である革新的な太陽光発電パネル構造を提供することである。太陽光発電パネルを2枚のガラスパネルと1つの枠との間に設置し、太陽光発電パネルを新型の太陽光発電継ぎ目板構造に製造することによって、太陽光発電パネル同士と隣接する太陽光発電パネルを相互に結合固定する課題を効率良く解決し、また全ての太陽光発電パネル同士を互いに連結組立して一体構造にすることによって、耐風圧性能を高める。
【0006】
更に、本発明にフレキシブル太陽光発電パネルチップセットを使うことによって、継ぎ目板の反りや曲がりにより太陽光発電パネルチップセットが壊れることを防ぐことができる。
【0007】
また本発明は、太陽光発電パネルチップセットの最外層(および底層)にガラスパネルを増設すると当該ガラスパネルの硬度によって、太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、太陽光発電パネルチップセットが継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぐ。またガラスパネルの高透光性、耐侵食、汚れが付着しにくい、洗いやすい(継ぎ目板により雨水を貯留させ、ガラスパネルの表面を洗浄する)などの特性を利用し、太陽光発電パネルチップセットはいかなる環境においても、電力を持続的・安定的に供給する。各太陽光発電パネルの構造強度がより強くなり、また速やかに複数個の太陽光発電パネルを一体構造に組み立てることにより、太陽光発電パネルの構造強度や一体性がより強く、耐風圧性能が高くなり、かつ太陽光発電パネルの製造コストが低下し、太陽光発電パネルの取り付け時間も短くなる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の太陽光発電パネルは、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセットを含む。前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端の前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板の前記凸出部を接合させ、前記凸出部の高度は前記平面部より高い。
【0009】
前記太陽光発電パネルチップセットを前記平面部上方に設置し、前記太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記太陽光発電パネルチップセットのリード線に接続し、また前記太陽光発電パネルチップセットにより生産した電力を集めることができ、前記太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つの隔離絶縁層を設置し、前記集光層の上方に1つのガラスパネルを設置し、当該ガラスパネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットを当該ガラスパネルの中央に設置し、前記ガラスパネル周辺と前記継ぎ目板の前記平面部との間にシーラントを設置し、当該シーラントを前記ガラスパネルと前記継ぎ目板の前記平面部に接着することによって、前記ガラスパネルにより直接継ぎ目板の伸び変形を受け、また前記ガラスパネルによって、下方の前記太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、当該太陽光発電パネルチップセットが前記継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、かつ前記シーラントにより前記太陽光発電パネルチップセットを前記ガラスパネルと前記隔離絶縁層との間に密封することによって、前記太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぐ。
【0010】
本発明の太陽光発電パネルに前記太陽光発電パネルチップセットと前記ガラスパネルとの間に1つの集光層を設置し、前記集光層の上方に複数個の集光装置を設置し、当該集光装置により斜めに照射する太陽光を前記太陽光発電パネルチップセットに集中照射することによって、前記太陽光発電パネルチップセットの光照射量を高める。
【0011】
本発明の太陽光発電パネルに前記ガラスパネルを設置しないことができ、かつ前記太陽光発電チップパネルは1つのフレキシブル太陽光発電チップパネルであり、また当該フレキシブル太陽光発電チップパネルの上方に1つの集光層を設置し、当該集光層の面積は前記フレキシブル太陽光発電チップパネルの面積より大きく、かつ当該集光層周辺を前記平面部まで延伸することによって、前記フレキシブル太陽光発電チップパネルを完全に被覆し、前記フレキシブル太陽光発電チップパネルを集光層と隔離絶縁層との間に密封し、前記集光層の上方に複数個の集光装置を設置し、当該集光装置により斜めに照射する太陽光を前記太陽光発電パネルチップセットに集中照射することによって、前記太陽光発電パネルチップセットの光照射量を高める。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の太陽光発電パネルの第1実施例の立体斜視図である。
図2図1の正面図である。
図3図2のA部の拡大正面図である。
図4図2のB部の拡大正面図である。
図5】本発明の太陽光発電パネルの第2実施例の立体斜視図である。
図6図5の正面図である。
図7図6のC部の拡大正面図である。
図8図6のD部の拡大正面図である。
図9】本発明の太陽光発電パネルの第3実施例の立体斜視図である。
図10図9の正面図である。
図11図10のE部の拡大正面図である。
図12図10のF部の拡大正面図である。
図13】本発明の太陽光発電パネルの第4実施例の立体斜視図である。
図14図13の正面図である。
図15図14のG部の拡大正面図である。
図16図14のH部の拡大正面図である。
図17】本発明の継ぎ目板の第1実施例の正面図である。
図18図17の正面からみた組立模式図である。
図19】本発明の継ぎ目板の第2実施例の正面図である。
図20図19の正面からみた組立模式図である。
図21】本発明の継ぎ目板の第3実施例の正面図である。
図22図21の正面からみた組立模式図である。
図23】本発明の継ぎ目板の第4実施例の正面図である。
図24図23の正面からみた組立模式図である。
図25】本発明の継ぎ目板の第5実施例の正面図である。
図26図25の正面からみた組立模式図である。
図27】本発明の継ぎ目板の第6実施例の正面図である。
図28図27の正面からみた組立模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、複数の実施例の太陽光発電パネルを図面に基づき説明する。
図1から図28に示すように、最適な性能を達成するために、太陽光発電パネルは少なくとも1つの継ぎ目板1と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセット2を含む。
【0014】
継ぎ目板1に少なくとも1つの平面部10と複数個の凸出部11を設置し、平面部10と隣接する凸出部11との間に設置し、かつ継ぎ目板1両端部に位置する凸出部11と隣接する継ぎ目板1の凸出部11を接合させることによって、継ぎ目板1と隣接する継ぎ目板1を接合させると無限に延伸することができる。凸出部11の高度は平面部10より高く、雨水を集めて平面部10に貯留し、直接平面部10上方の太陽光発電パネルチップセット2を洗い流す。
【0015】
図1から図4に本発明の第1実施例を示す。太陽光発電パネルチップセット2を平面部10の上方に設置し、太陽光発電パネルチップセット2は利用者のニーズに応じて、各式の太陽光発電チップ構造を使うことができる。太陽光発電パネルチップセット2に1つの制御ボックス20と出力線21を設置し、制御ボックス20を太陽光発電パネルチップセット2のリード線に接続し、また太陽光発電パネルチップセットにより生産した電力を集めることができ、更に出力線21を通して隣接する太陽光発電パネルチップセット2の出力線21を接続することによって、全ての太陽光発電パネルチップセット2を直列接続し、また生産した電気エネルギーを外部の電気設備や貯電設備に供給することができる。太陽光発電パネルチップセット2と継ぎ目板1の平面部10との間に1つの隔離絶縁層22を設置し(例:断熱や絶縁機能を持つ粘着層、ゴム膜又はプラスチックフィルム)、隔離絶縁層22を別々に太陽光発電パネルチップセット2の底部と平面部10の頂部に粘着することによって、太陽光発電パネルチップセット2が平面部10に直接接触することを防ぎ、太陽光発電パネルチップセット2の安全を確保する。
【0016】
太陽光発電パネルチップセット2の上方に1つの集光層23を設置し、集光層23の底部を太陽光発電パネルチップセット2の頂部に粘着し、各種の高透光性材質で集光層23を作ることができる。集光層23の上方に複数個の集光装置230を設置し、集光装置230により斜めに照射する太陽光を太陽光発電パネルチップセット2に集中照射することによって、太陽光発電パネルチップセット2の光照射量と太陽光発電の変換効率を高める。
【0017】
集光層23の上方に1つのガラスパネル25を設置し、ガラスパネル25の面積は太陽光発電パネルチップセット2と集光層23の面積より大きく、また太陽光発電パネルチップセット2と集光層23をガラスパネル25の中央に設置し、ガラスパネル25の底部を集光層23の頂部に粘着する。ガラスパネル25周辺と継ぎ目板1の平面部10との間にシーラント27を設置し、シーラント27をガラスパネル25と継ぎ目板1の平面部10に粘着することによって、ガラスパネル25により直接継ぎ目板1の伸び変形を受け、またガラスパネル25によって、下方の太陽光発電パネルチップセット2を支持および保護し、太陽光発電パネルチップセット2が継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、その上にシーラント27を太陽光発電パネルチップセット2と集光層23をガラスパネル25と隔離絶縁層22との間に密封することによって、太陽光発電パネルチップセット2が外部の水との接触を防ぎ、太陽光発電パネルチップセット2の使用寿命を延長し、また安全性を高めることができる。
【0018】
特にガラスパネル25は、他のプラスチックパネル(例えばPCパネル等)より良い透光度と安定度を持ち、かつ変質又は霧化により光透過率が低下する問題を防ぐことができる。更にガラスパネル25により太陽光発電パネルチップセット2の安全を保護するために、集光層23の材料は、高耐熱性、耐寒性、電絶縁性、耐化学腐食性又は機械性の材質に制限されないことによって、集光層23の製造コストが低下し、競争力を高めることができる。
【0019】
図5から図8に本発明の第2実施例を示す。製造コストを下げる目的を達成するために、太陽光発電パネルチップセット2の上方に集光層23を設置しないことができる。太陽光発電パネルチップセット2を平面部10の上方に設置し、太陽光発電パネルチップセット2に各式の太陽光発電チップ構造を使うことができる。太陽光発電パネルチップセット2に1つの制御ボックス20と出力線21を設置し、制御ボックス20を太陽光発電パネルチップセット2のリード線に接続し、また太陽光発電パネルチップセットにより生産した電力を集めることができ、更に出力線21を通して隣接する太陽光発電パネルチップセット2の出力線21を接続することによって、全ての太陽光発電パネルチップセット2を直列接続し、また生産した電気エネルギーを外部の電気設備や貯電設備に供給することができる。太陽光発電パネルチップセット2と継ぎ目板1の平面部10との間に1つの隔離絶縁層22を設置し、隔離絶縁層22を別々に太陽光発電パネルチップセット2の底部と平面部10の頂部に粘着することによって、太陽光発電パネルチップセット2が平面部10に直接接触することを防ぎ、太陽光発電パネルチップセット2の安全を確保する。
【0020】
第2実施例において、太陽光発電パネルチップセット2の上方に1つのガラスパネル25を設置し、ガラスパネル25の面積は太陽光発電パネルチップセット2の面積より大きく、また太陽光発電パネルチップセット2をガラスパネル25の中央に設置し、ガラスパネル25の底部を太陽光発電パネルチップセット2の頂部に粘着する。ガラスパネル25周辺と継ぎ目板1の平面部10との間にシーラント27を設置し、シーラント27をガラスパネル25と継ぎ目板1の平面部10に粘着することによって、ガラスパネル25により直接継ぎ目板1の伸び変形を受け、またガラスパネル25によって、下方の太陽光発電パネルチップセット2を支持および保護し、太陽光発電パネルチップセット2が継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、その上にシーラント27により太陽光発電パネルチップセット2をガラスパネル25と隔離絶縁層22との間に密封することによって、太陽光発電パネルチップセット2が外部の水との接触を防ぎ、太陽光発電パネルチップセット2の使用寿命を延長し、また安全性を高めることができる。
【0021】
図9から図12に本発明の第3実施例を示す。太陽光発電パネルチップセット2の上方に集光層23を設置しないことができる。また隔離絶縁層22の代わりに、1つのガラス底パネル28を使うことによって、太陽光発電パネルチップセット2の全体構造強度を高める。太陽光発電パネルチップセット2と継ぎ目板1の平面部10との間に1つのガラス底パネル28を設置し、ガラス底パネル28を別々に太陽光発電パネルチップセット2の底部と平面部10の頂部に粘着し、ガラス底パネル28の面積は太陽光発電パネルチップセット2の面積より大きく、また太陽光発電パネルチップセット2をガラス底パネル28の中央に設置する。太陽光発電パネルチップセット2に各式の太陽光発電チップ構造を使うことができる。太陽光発電パネルチップセット2に1つの制御ボックス20と出力線21を設置し、制御ボックス20を太陽光発電パネルチップセット2のリード線に接続し、また太陽光発電パネルチップセットにより生産した電力を集めることができ、更に出力線21を通して隣接する太陽光発電パネルチップセット2の出力線21を接続することによって、全ての太陽光発電パネルチップセット2を直列接続し、また生産した電気エネルギーを外部の電気設備や貯電設備に供給することができる。
【0022】
第3実施例において、太陽光発電パネルチップセット2の上方に1つのガラスパネル25を設置し、ガラスパネル25の面積は太陽光発電パネルチップセット2の面積より大きく、また太陽光発電パネルチップセット2をガラスパネル25の中央に設置し、ガラスパネル25の底部を太陽光発電パネルチップセットの頂部に粘着する。ガラスパネル25周辺とガラス底パネル28周辺との間にシーラント27を設置し、シーラント27をガラスパネル25とガラス底パネル28に粘着することによって、ガラスパネル25とガラス底パネル28が共同して継ぎ目板1の伸び変形を受け、またガラスパネル25とガラス底パネル28によって、内部の太陽光発電パネルチップセット2を支持および保護し、太陽光発電パネルチップセット2が継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、その上にシーラント27は、太陽光発電パネルチップセット2をガラスパネル25とガラス底パネル28との間に密封することによって、太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぎ、太陽光発電パネルチップセット2の使用寿命を延長し、また安全性を高めることができる。
【0023】
図13から図16に本発明の第4実施例を示す。フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aにより、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aと継ぎ目板が伸び変形することによって、太陽光発電パネルチップセットの安全を確保する。フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aを平面部10の上方に設置し、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aに1つの制御ボックス20と出力線21を設置し、制御ボックス20をフレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aのリード線に接続し、またフレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aにより生産した電力を集めることができ、更に出力線21を通して隣接する太陽光発電パネルチップセット2の出力線21を接続し、全てのフレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aを直列接続し、また生産した電気エネルギーを外部の電気設備や貯電設備に供給することができる。
【0024】
第4実施例において、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aと継ぎ目板1の平面部10との間に1つの隔離絶縁層22を設置し、隔離絶縁層22を別々にフレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aの底部と平面部10の頂部に粘着することによって、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aが平面部10に直接接触することを防ぐ。フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aの上方に1つのフルオロポリマによって作られた集光層23、例えばポリテトラフルオロエチレン、テフロン(登録商標)を設置し、集光層23の面積はフレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aの面積より大きく、かつ集光層23周辺を平面部10まで延伸することによって、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aを完全に被覆し、集光層23周辺を継ぎ目板1の平面部10に粘着し、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aを集光層23と隔離絶縁層22との間に密封することによって、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aと外部の水との接触を防ぐことによって、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aの使用寿命を延長し、また安全性を高めることができる。集光層23の上方に複数個の集光装置230を設置し、集光装置230により斜めに照射する太陽光をフレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aすることによって、フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2Aの光照射量や太陽光発電の変換効率を高める。
【0025】
図17から図28に本発明の各実施例の太陽光発電パネルを示す。全ての太陽光発電パネルチップセット2(又はフレキシブル太陽光発電パネルチップセット2A)等の構造と各類型の建築用継ぎ目板1の平面部10を一体化し、太陽光発電施設を複数個の太陽光発電パネルに取り付ける時、隣接する継ぎ目板1の凸出部11を互いに接合するだけで、組み立て作業が完了し、各太陽光発電パネルを確実に結合し、高い耐風圧性能を持つ一体式構造を成し、最高の実用性、安全性および経済効果をもたらす。
【0026】
以上、本発明の態様又は使用方式は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
【符号の説明】
【0027】
継ぎ目板1、
平面部10、
凸出部11、
太陽光発電パネルチップセット2、
フレキシブル太陽光発電パネルチップセット2A、
制御ボックス20、
出力線21、
隔離絶縁層22、
集光層23、
集光装置230、
ガラスパネル25、
シーラント27、
ガラス底パネル28。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
【手続補正書】
【提出日】2023-08-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽光発電パネルの一種であって、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセットを含み、
前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端に位置する前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板を接合し、前記凸出部の高度は前記平面部より高く、
前記太陽光発電パネルチップセットを前記平面部上方に設置し、前記太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記太陽光発電パネルチップセットのリード線に設置し、また前記太陽光発電パネルチップセットにより生した電力を集めることができ、前記太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つの隔離絶縁層を設置し、当該隔離絶縁層を別々に前記太陽光発電パネルチップセットの底部と前記平面部の頂部に粘着し、前記太陽光発電パネルチップセットの上方に1つの集光層を設置し、前記集光層は透光性材質から成り、前記集光層の底部を前記太陽光発電パネルチップセットの頂部に粘着し、前記集光層の上方に複数個の集光装置を設置し、当該集光装置により斜めに照射する太陽光を前記太陽光発電パネルチップセットに集中照射することによって、前記太陽光発電パネルチップセットの光照射量を高める、
前記集光層の上方に1つのガラスパネルを設置し、当該ガラスパネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットと前記集光層の面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットと前記集光層を当該ガラスパネルの中央に設置し、前記ガラスパネルの底部を前記集光層の頂部に粘着し、前記ガラスパネル周辺と前記継ぎ目板の前記平面部との間にシーラントを設置し、当該シーラントにより前記ガラスパネルと前記継ぎ目板の前記平面部を互いに粘着することによって、下方の前記太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、当該太陽光発電パネルチップセットが前記継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、かつ前記シーラントにより前記太陽光発電パネルチップセットと前記集光層を前記ガラスパネルと前記隔離絶縁層との間に密封することによって、前記太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぐ太陽光発電パネル。
【請求項2】
太陽光発電パネルの一種であって、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセットを含み、
前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端に位置する前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板を接合し、前記前記凸出部の高度は前記平面部より高く、
前記太陽光発電パネルチップセットを前記平面部上方に設置し、前記太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記太陽光発電パネルチップセットのリード線に設置し、また前記太陽光発電パネルチップセットにより生した電力を集めることができ、前記太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つの隔離絶縁層を設置し、当該隔離絶縁層を別々に前記太陽光発電パネルチップセットの底部と前記平面部の頂部に粘着し、
前記太陽光発電パネルチップセットの上方に1つのガラスパネルを設置し、当該ガラスパネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットを当該ガラスパネルの中央に設置し、前記ガラスパネルの底部を前記太陽光発電パネルチップセットの頂部に粘着し、前記ガラスパネル周辺と前記継ぎ目板の前記平面部との間にシーラントを設置し、当該シーラントにより前記ガラスパネルと前記継ぎ目板の前記平面部を互いに粘着することによって、前記ガラスパネルが直接伸び変形を受け、また前記ガラスパネルによって、下方の前記太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、当該太陽光発電パネルチップセットが前記継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、かつ前記シーラントにより前記太陽光発電パネルチップセットを前記ガラスパネルと前記隔離絶縁層との間に密封することによって、前記太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぐ太陽光発電パネル。
【請求項3】
太陽光発電パネルの一種であって、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つの太陽光発電パネルチップセットを含み、
前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端に位置する前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板を接合し、前記凸出部の高度は前記平面部より高く、
前記太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つのガラス底パネルを設置し、当該ガラス底パネルを別々に前記太陽光発電パネルチップセットの底部と前記平面部の頂部に粘着し、当該ガラス底パネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットを当該ガラス底パネルの中央に設置し、前記太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記太陽光発電パネルチップセットのリード線に設置し、また前記太陽光発電パネルチップセットにより生した電力を集めることができ、
前記太陽光発電パネルチップセットの上方に1つのガラスパネルを設置し、当該ガラスパネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、また前記太陽光発電パネルチップセットを当該ガラスパネルの中央に設置し、前記ガラスパネルの底部を前記太陽光発電パネルチップセットの頂部に粘着し、前記ガラスパネル周辺と前記ガラス底パネル周辺との間にシーラントを設置し、当該シーラントを前記ガラスパネルと前記ガラス底パネルに粘着することによって、前記ガラスパネルと前記ガラス底パネルが共同して前記継ぎ目板の伸び変形を受け、また前記ガラスパネルと前記ガラス底パネルによって、内部の前記太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、当該太陽光発電パネルチップセットが前記継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、かつ前記シーラントにより前記太陽光発電パネルチップセットを前記ガラスパネルと前記ガラス底パネルとの間に密封することによって、前記太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぐ太陽光発電パネル。
【請求項4】
太陽光発電パネルの一種であって、少なくとも1つの継ぎ目板と少なくとも1つのフレキシブル太陽光発電パネルチップセットを含み、
前記継ぎ目板に少なくとも1つの平面部と複数個の凸出部を設置し、前記平面部を隣接する前記凸出部の間に設置し、かつ前記継ぎ目板両端に位置する前記凸出部と隣接する前記継ぎ目板を接合し、前記凸出部の高度は前記平面部より高く、
前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットを前記平面部上方に設置し、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットのリード線に設置し、また当該フレキシブル太陽光発電パネルチップセットにより生した電力を集めることができ、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板の前記平面部との間に1つの隔離絶縁層を設置し、当該隔離絶縁層を別々に前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットの底部と前記平面部の頂部に粘着し、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットの上方に1つのフルオロポリマによって作られた集光層を設置し、当該集光層の面積は前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットの面積より大きく、かつ当該集光層周辺を前記平面部まで延伸することによって、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットを完全に被覆し、前記集光層周辺を前記継ぎ目板の前記平面部に粘着し、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットを前記集光層と前記隔離絶縁層との間に密封することによって、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぎ、前記集光層の上方に複数個の集光装置を設置し、当該集光装置により斜めに照射する太陽光を前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットすることによって、前記フレキシブル太陽光発電パネルチップセットの光照射量を高める太陽光発電パネル。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
前記太陽光発電パネルチップセットを前記平面部上方に設置し、前記太陽光発電パネル
チップセットに1つの制御ボックスと出力線を設置し、当該制御ボックスを前記太陽光発
電パネルチップセットのリード線に設置し、また前記太陽光発電パネルチップセットによ
り生した電力を集めることができ、前記太陽光発電パネルチップセットと前記継ぎ目板
の前記平面部との間に1つの隔離絶縁層を設置し、前記集光層の上方に1つのガラスパネ
ルを設置し、当該ガラスパネルの面積は前記太陽光発電パネルチップセットの面積より大
きく、また前記太陽光発電パネルチップセットを当該ガラスパネルの中央に設置し、前記
ガラスパネル周辺と前記継ぎ目板の前記平面部との間にシーラントを設置し、当該シーラ
ントを前記ガラスパネルと前記継ぎ目板の前記平面部に接着することによって、前記ガラ
スパネルにより直接継ぎ目板の伸び変形を受け、また前記ガラスパネルによって、下方の
前記太陽光発電パネルチップセットを支持および保護し、当該太陽光発電パネルチップセ
ットが前記継ぎ目板の伸び変形により壊れることを防ぎ、かつ前記シーラントにより前記
太陽光発電パネルチップセットを前記ガラスパネルと前記隔離絶縁層との間に密封するこ
とによって、前記太陽光発電パネルチップセットが外部の水との接触を防ぐ。