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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023142049
(43)【公開日】2023-10-05
(54)【発明の名称】配線基板の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H05K 3/46 20060101AFI20230928BHJP
【FI】
H05K3/46 W
H05K3/46 G
H05K3/46 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022048716
(22)【出願日】2022-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】000000158
【氏名又は名称】イビデン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古谷 俊樹
【テーマコード(参考)】
5E316
【Fターム(参考)】
5E316AA02
5E316AA04
5E316AA12
5E316AA32
5E316CC04
5E316CC08
5E316CC09
5E316CC10
5E316CC12
5E316CC13
5E316CC14
5E316CC32
5E316CC37
5E316CC38
5E316DD12
5E316DD13
5E316DD17
5E316DD23
5E316DD24
5E316DD32
5E316DD33
5E316EE08
5E316EE33
5E316FF01
5E316FF04
5E316FF07
5E316FF10
5E316FF13
5E316FF14
5E316FF17
5E316GG15
5E316GG17
5E316GG22
5E316GG23
5E316GG32
5E316HH33
(57)【要約】
【課題】歩留まりの高い配線基板の製造方法の提供。
【解決手段】実施形態の配線基板の製造方法は、第1支持板GS1上の金属膜mf上に、絶縁層31及び導体層32を有し、第1面A及び第1面Aと反対側の第2面Bを備える第1配線構造体WS1を形成することと、第2面B上に第2支持板GS2を貼着することと、第1配線構造体WS1から除去して第1面Aを露出させることと、第1面Aを第2配線構造体WS2に接続させることと、第2支持板GS2を除去することと、を含んでいる。第1面Aは第1面側導体パッドIPを含み、第2面Bは第2面側導体パッドOPを含み、第1支持板GS1及び金属膜mfが除去される前に、第2面側導体パッドOP間での第1導通検査が実施され、第1支持板GS1及び金属膜mfの除去の後、露出する複数の第1面側導体パッドIP間での第2導通検査が実施される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1支持板を用意し、前記第1支持板上に金属膜を形成することと、
前記金属膜上に、絶縁層及び導体層を有し、前記金属膜と接する第1面及び前記第1面と反対側の第2面を備える第1配線構造体を形成することと、
前記第2面上に第2支持板を貼着することと、
前記第2支持板の貼着後、前記第1支持板及び前記金属膜を、前記第1配線構造体から除去して前記第1面を露出させることと、
第2配線構造体を用意し、前記第1面を前記第2配線構造体の最外面に接続させることと、
前記第2支持板を前記第1配線構造体から除去して、前記第2面を露出させることと、
を含む、配線基板の製造方法であって、
前記第1面は、前記第2配線構造体と接続される複数の第1面側導体パッドを含み、
前記第2面は、部品搭載領域を構成する複数の第2面側導体パッドを含み、
前記第1支持板及び前記金属膜が除去される前に、前記複数の第2面側導体パッド間での第1導通検査が実施され、
前記第1支持板及び前記金属膜の除去の後、前記第2支持板を前記第1配線構造体から除去する前に、露出する前記複数の第1面側導体パッド間での第2導通検査が実施される。
【請求項2】
請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記第1導通検査は、前記複数の第2面側導体パッド間のオープン検査を含んでいる。
【請求項3】
請求項1記載の配線基板の製造方法であって、前記第1配線構造体を形成することは、前記複数の第2面側導体パッドのうち異なる部品搭載領域を構成する前記第2面側導体パッド同士を接続させる複数のブリッジ配線を前記導体層に形成することを含み、前記第1導通検査は、それぞれ異なる前記複数のブリッジ配線に電気的に接続される、前記複数の第2面側導体パッド間のショート検査を含んでいる。
【請求項4】
請求項2記載の配線基板の製造方法であって、前記第1導通検査は、共通の前記複数のブリッジ配線に電気的に接続される、前記複数の第2面側導体パッド間のオープン検査をさらに含んでいる。
【請求項5】
請求項2記載の配線基板の製造方法であって、前記第2導通検査は、前記複数の第1面側導体パッド間のショート検査を含んでいる。
【請求項6】
請求項5記載の配線基板の製造方法であって、さらに、前記第2支持板を前記第1配線構造体から除去した後、前記複数の第2面側導体パッド間での第3導通検査が実施され、前記第3導通検査はそれぞれ異なる導体経路によって異なる前記複数の第1面側導体パッドに電気的に接続される、前記複数の第2面側導体パッド間のショート検査を含んでいる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は配線基板の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、配線基板の製造方法が開示されている。特許文献1においては、支持体上にシード層を介して形成された第1電極及び第2電極を有する第二配線基板が、支持体と反対側の表面を第一配線基板側に向けて接続される。第二配線基板の第1電極はシード層に接しており、第2電極は第一配線基板と接続される。第二配線基板と第一配線基板とが接合された後に、支持体はシード層を第二配線基板に付着させた状態で第二配線基板から剥離され、その後、シード層はエッチングにより除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-191380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている配線基板の製造方法においては、第二配線基板の導通検査が実施されることなく第二配線基板が第一配線基板に接合される。良品の第一配線基板が、不良品の第二配線基板と共に後の検査で不良品として選別されて廃棄される場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の配線基板の製造方法は、第1支持板を用意し、前記第1支持板上に金属膜を形成することと、前記金属膜上に、絶縁層及び導体層を有し、前記金属膜と接する第1面及び前記第1面と反対側の第2面を備える第1配線構造体を形成することと、前記第2面上に第2支持板を貼着することと、前記第2支持板の貼着後、前記第1支持板及び前記金属膜を、前記第1配線構造体から除去して前記第1面を露出させることと、第2配線構造体を用意し、前記第1面を前記第2配線構造体の最外面に接続させることと、前記第2支持板を前記第1配線構造体から除去して、前記第2面を露出させることと、を含んでいる。前記第1面は、前記第2配線構造体と接続される複数の第1面側導体パッドを含み、前記第2面は、部品搭載領域を構成する複数の第2面側導体パッドを含み、前記第1支持板及び前記金属膜が除去される前に、前記複数の第2面側導体パッド間での第1導通検査が実施され、前記第1支持板及び前記金属膜の除去の後、前記第2支持板を前記第1配線構造体から除去する前に、露出する前記複数の第1面側導体パッド間での第2導通検査が実施される。
【0006】
本発明の実施形態である配線基板の製造方法によれば、第1配線構造体を第2配線構造体に接続する前に、第1配線構造体の第2面における第2面側導体パッド間での第1導通検査、及び、第1面における第1面側導体パッド間での第2導通検査が実施される。配線基板の製造における歩留まりが向上すると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の一実施形態である製造方法により製造される配線基板の一例を示す断面図。
図2】本発明の一実施形態である製造方法により製造される配線基板の一例を示す図1における、第1配線構造体の拡大図。
図3A】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図3B】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図3C】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図3D】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4A】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4B】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4C】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4D】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4E】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4F】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4G】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4H】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
図4I】一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態の配線基板の製造方法により製造される配線基板が図面を参照しながら説明される。なお、以下、参照される図面においては、各構成要素の正確な比率を示すことは意図されておらず、本発明の特徴が理解され易いように描かれている。図1には、製造される配線基板が有し得る構造の一例として、配線基板1の断面図が示されている。
【0009】
図1に示されるように、配線基板1は、絶縁層(コア絶縁層)101と、コア絶縁層101の両面に形成された導体層(コア導体層)102を含むコア基板100を有している。コア基板100の両面上には、それぞれ、絶縁層及び導体層が交互に積層されている。図示の例では、コア基板100の一方の面F1上には、絶縁層11及び導体層12が積層された第1ビルドアップ部10が形成されている。また、コア基板100の他方の面F2上には、絶縁層21及び導体層22が積層された第2ビルドアップ部20が形成されている。
【0010】
なお、本実施形態の配線基板の説明においては、コア絶縁層101から遠い側を、「上」、「上側」、「外側」、又は「外」と称し、コア絶縁層101に近い側を、「下」、「下側」、「内側」、又は「内」と称する。また、各構成要素において、コア基板100と反対側を向く表面は「上面」とも称され、コア基板100側を向く表面は「下面」とも称される。従って、配線基板1を構成する各要素の説明において、コア基板100から遠い側が「上側」、「上方」、「上層側」、「外側」、又は単に「上」もしくは「外」とも称され、コア基板100に近い側が「下側」、「下方」、「下層側」、「内側」、又は単に「下」もしくは「内」とも称される。
【0011】
第1ビルドアップ部10上には、導体層12及び導体層12の導体パターンから露出する絶縁層11を被覆する被覆層110が形成されている。第2ビルドアップ部20上には、導体層22及び導体層22の導体パターンから露出する絶縁層21を被覆する被覆層210が形成されている。被覆層110及び被覆層210は、例えば、配線基板1の最外の絶縁層を構成するソルダーレジスト層であり得る。
【0012】
被覆層110には開口110a、110bが形成されている。開口110a、110bは、被覆層110を厚さ方向に貫通する貫通孔であり、開口110aは導体によって充填され、開口110b内には配線構造体WS1が配置されている。配線構造体WS1は比較的微細な配線を含んでおり、比較的密度の高い回路配線を有し得る。開口110aを充填する導体は、配線基板1の最外の表面を構成し、配線基板1と外部の電子部品との接続に用いられ得る接続要素MPを構成する。接続要素MPは、例えば金属によって形成されるポスト(金属ポスト)であり得る。
【0013】
なお、配線構造体WS1は、コア基板100、第1及び第2ビルドアップ部10、20、被覆層110、210、及び接続要素MPから構成される配線構造と共に、配線基板1を構成している。配線構造体WS1は第1配線構造体WS1とも称される。配線基板1を構成する、第1配線構造体WS1以外の、コア基板100、第1及び第2ビルドアップ部10、20、被覆層110、210、及び接続要素MPから構成される配線構造は、第2配線構造体WS2とも称される。
【0014】
開口110b内に配置されている第1配線構造体WS1の上面は、接続要素MPと同様に、配線基板1の最外の表面を構成し、配線基板1と外部の電子部品との接続に用いられ得る接続用の導体パッドOPを有している。被覆層210には開口210aが形成され、開口210aからは第2ビルドアップ部20における最も外側の導体層22が有する導体パッド22pが露出している。第1配線構造体WSの最外面を構成する導体パッドOPは、配線基板1における外部の電子部品が接続され得る部品搭載面を構成している。
図示される例では、導体パッドOPの上面と接続要素MPの上面とは、略面一の部品搭載面を構成している。
【0015】
第2配線構造体WS2を構成する絶縁層101、11、21は、それぞれ、例えばエポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)又はフェノール樹脂などの絶縁性樹脂を用いて形成され得る。各絶縁層101、11、21は、ガラス繊維などの補強材(芯材)及び/又はシリカ、アルミナなどの無機フィラーを含んでいてもよい。ソルダーレジスト層であり得る被覆層110及び被覆層210は、例えば、感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などを用いて形成され得る。
【0016】
導体層102、12、22、ビア導体13、23、スルーホール導体103、接続要素MPは、銅又はニッケルなどの任意の金属を用いて形成される。導体層102、12、22、ビア導体13、23、スルーホール導体103、接続要素MPは、例えば、銅箔などの金属箔、及び/又は、めっきもしくはスパッタリングなどで形成される金属膜によって構成され得る。導体層102、12、22、ビア導体13、23、スルーホール導体103、接続要素MPは、図1では単層構造で示されているが、2つ以上の金属層を有する多層構造を有し得る。
【0017】
配線基板1が有する各導体層102、12、22は、所定の導体パターンを有するようにパターニングされている。図示の例では、第1ビルドアップ部10の最も外側の導体層12は複数の導体パッドP1、P2を有するパターンに形成されている。導体パッドP1には接続要素MPが接続されている。導体パッドP2は開口110bの底部に露出し、第1配線構造体WS1が有する導体パッドIPと電気的に接続されている。
【0018】
接続パッドOPの上面、及び、接続要素MPの上面を含む部品搭載面は、複数の部品搭載領域を有し、図示の例においては、部品搭載領域EA1、EA2、EA3を有している。部品搭載領域EA1、EA2、EA3はそれぞれ、電子部品E1、E2、E3が搭載されるべき領域に対応している。接続要素MPの上面、及び、導体パッドOPの上面は、例えば、はんだなどの導電性の接合材(図示せず)を外部の電子部品の接続パッドとの間に介して、外部の電子部品と電気的及び機械的に接続され得る。
【0019】
図示される例においては、第1配線構造体WS1の上面に形成されている複数の導体パッドOPは、3つの部品搭載領域EA1、EA2、EA3それぞれに位置している。第1配線構造体WS1は、第1配線構造体WS1に接続され得る電子部品同士を電気的に接続し得る配線を有し得る。これらの第1の部品搭載領域EA1内に位置する導体パッドOPと、隣り合う第2及び第3の部品搭載領域EA2、EA3内に位置している導体パッドOPとが、第1配線構造体WS1内の配線を介して電気的に接続され得る。
【0020】
なお、第1配線構造体WS1は、その熱膨張による、配線基板1を構成する第2配線構造体WS2の構成要素(特に接続要素MP及び導体パッドP1)への影響を抑制する観点から、側面及び上面の全体が露出するように開口110b内に配置されている。
【0021】
次いで、図2を参照して、第1配線構造体WS1の構成が説明される。図2は、図1において1点鎖線で囲われている領域IIの拡大図である。被覆層110の開口110b内に配置される第1配線構造体WS1は、交互に積層される絶縁層31と導体層32と、を有している。一層の絶縁層31を挟んで対向する導体層32同士はビア導体33によって接続されている。
【0022】
第1配線構造体WS1は、第1面A、及び、第1面Aと反対側の第2面Bを有している。図示の例において、第1面Aは、絶縁層31の表面(下面)及び導体層32の表面(下面)により構成されている。図示の例では、第1面Aを構成する導体層32は導体パッドIPを含んでおり、導体パッドIPは導電性の接合材(例えば、はんだ)であるバンプBPを介して、導体パッドP2に接続されている。導体パッドP2は、その表面に、例えば、Ni、Pd、Auの3層で構成される保護膜(図示せず)を有し、バンプBPは、例えば保護膜の最表面を構成するAu層と接合され得る。なお、第1面Aを構成する導体パッドIPは、第1面側導体パッドIPとも称される。
【0023】
第2面Bは導体層32の表面(上面)及び導体層32のパターンから露出する絶縁層31の表面(上面)によって構成されている。第2面Bを構成する導体層32は導体パッドOPを有している。導体パッドOPの表面には、例えば、図示されるように、ニッケル層N及び錫層Sを含むめっき層Pが形成され得る。なお、第1配線構造体WS1の第2面Bが備える導体パッドOPは第2面側導体パッドOPとも称される。
【0024】
絶縁層31は、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの絶縁性樹脂を用いて形成され得る。導体層32、及び、ビア導体33を構成する導体としては、銅やニッケルなどが例示され、好ましくは、銅が用いられる。図示の例では、第1面Aを構成する導体層32はめっき膜層(好ましくは電解銅めっき膜)epの単層で構成されており、その他の導体層32、及び、ビア導体33は、金属膜層(好ましくは無電解銅めっき膜層)np、及びめっき膜層(好ましくは電解銅めっき膜)epを含む2層構造を有している。
【0025】
第1の部品搭載領域EA1に配置されている導体パッドOPと、第2及び第3の部品搭載領域EA2、EA3に配置されている導体パッドOPとは、配線(ブリッジ配線)BWを介して電気的に接続され得る。この構成により、配線基板1はその使用において、配線構造体WS1を介して、複数の外部の電子部品同士を電気的に接続し得る。なお、第1配線構造体WS1は、開口110b内への配置において、第1面Aと開口110bの底面との間に、アンダーフィル用絶縁フィルムUFを介して設置され得る。
【0026】
続いて、図3A図4Iを参照して、図1に示される配線基板1が製造される場合を例に、一実施形態である配線基板の製造方法が説明される。配線基板1は、第2配線構造体WS2を用意し、製造される第1配線構造体WS1を第2配線構造体WS2に接続させることによって形成され得る(図1参照)。先ず、図3A図3Dを参照して、第2配線構造体WS2の用意、及び、第1配線構造体WS1の第2配線構造体WS2への接続の概要について説明される。
【0027】
先ず、図3Aに示されるように、コア基板100が用意される。コア基板100の用意では、例えば、コア絶縁層101の表面に金属箔が設けられた両面銅張積層板が用意される。この両面銅張積層板に貫通孔103aが例えばドリル加工によって形成される。貫通孔103aの内壁及び金属箔の上面に、例えば無電解めっき膜が形成され、この無電解めっき膜の上に、この無電解めっき膜を給電層として用いて電解めっき膜が形成される。この結果、図においては単層で示されているが、無電解めっき膜及び電解めっき膜の2層構造を有し、貫通孔103aの内壁を被覆するスルーホール導体103が形成される。
【0028】
貫通孔103aの内壁に形成されるスルーホール導体103の内側には、例えばエポキシ樹脂を注入することによって、スルーホール導体103の内部が樹脂体103bで充填される。充填された樹脂体103bが固化された後、樹脂体103b及び電解めっき膜の上面に、さらに無電解めっき膜及び電解めっき膜が形成される。この結果、図では単層で示されているが、金属箔、無電解めっき膜、電解めっき膜、無電解めっき膜、及び電解めっき膜の5層構造を有する導体層102が、絶縁層101の両面に形成される。そしてサブトラクティブ法によって導体層102をパターニングすることによって所定の導体パターンを備えるコア基板100が得られる。
【0029】
続いて、図3Bに示されるように、コア基板100の一方の面F1側において、所望の層数の絶縁層11及び導体層12が積層されることで、第1ビルドアップ部10が形成される。コア基板100の他方の面F2側では、所望の層数の絶縁層21及び導体層22が積層されることで、第2ビルドアップ部20が形成される。例えば各絶縁層11、21は、フィルム状の絶縁性樹脂を、コア基板100上に熱圧着することによって形成される。導体層12、22は、絶縁層11、21に例えばレーザー光によって形成され得る開口13a、23aを充填するビア導体13、23と同時に、セミアディティブ法などの任意の導体パターンの形成方法を用いて形成され得る。第1ビルドアップ部10における最外の導体層12は、複数の導体パッドP1、P2を含むパターンに形成される。第2ビルドアップ部20における最外の導体層22は、導体パッド22pを含むパターンに形成される。
【0030】
次いで、図3Cに示されるように、第1ビルドアップ部10上に被覆層110が形成され、第2ビルドアップ部20上には被覆層210が形成される。被覆層110には、導体パッドP1を露出させる開口110a、及び、導体パッドP2を露出させる開口110bが形成される。被覆層210には導体パッド22pを露出させる開口210aが形成される。例えば、スプレーコーティング、カーテンコーティング、又はフィルム貼り付けなどによって、感光性を有するエポキシ樹脂膜が形成されることで被覆層110、210が形成され、露光及び現像により開口110a、110b、210aが形成され得る。
【0031】
続いて、開口110a内が導体によって充填され、接続要素MPが形成される。接続要素MPは、上述したビア導体13、23及び導体層12、22の形成と同じく、例えばセミアディティブ法により形成され得る。接続要素MPの形成は、導体パッドP1上への無電解めっきのみによって行われてもよい。なお、接続要素MPの形成時には開口110bは適宜、保護フィルムなどによって閉塞され得る。第2接続構造体WS2の用意が完了する。
【0032】
次いで、図3Dに示されるように、開口110b内に第1配線構造体WS1が設置される。第1配線構造体WS1は、その第1面Aを第1ビルドアップ部10側に向け、絶縁層11と第1面Aとの間にアンダーフィル用絶縁フィルムUFを介在させて設置され得る。
【0033】
続いて、図4A図4Iを参照して、図2に示される第1配線構造体WS1の製造、及び、具体的な第1配線構造体WS1と第2配線構造体WS2との接続について説明される。第1配線構造体WS1の製造について、先ず、図4Aに示されるように、例えばガラスなどの無機材料で構成される基板であり、表面の平坦性が良好な第1支持板GS1が用意される。第1支持板GS1の一方の表面には、金属膜mfが第1接着層AL1を介して形成(貼着)される。第1接着層AL1には、例えばガラス基板である第1支持板GS1とは比較的強固に接着し、金属膜mfとは第1支持板GS1に対する接着強さよりも弱い接着強さで接着する接着剤が使用され得る。
【0034】
なお、第1配線構造体の製造の説明においては、第1支持板GS1に近い側は「下」もしくは「下側」と称され、第1支持板GS1から遠い側は「上」もしくは「上側」と称される。従って、配線構造体を構成する各要素における第1支持板GS1側を向く面は「下面」と称され、第1支持板GS1と反対側と向く面は「上面」とも称される。
【0035】
次いで、図4Bに示されるように、金属膜mf上に、その導体パターンとして導体パッドIPを含む導体層32が形成される。導体層32の形成においては、例えばめっきレジストが金属膜mf上に形成され、めっきレジストに導体パッドIPのパターンの形成領域に応じた開口が例えばフォトリソグラフィ技術により形成される。次いで、金属膜mfをシード層とする電解めっきにより開口内に電解めっき膜が形成される。電解めっき膜の形成後めっきレジストが除去される。続いて導体パッドIPを備える導体層32を覆う絶縁層31が積層される。絶縁層31としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などを含み、ガラス繊維などの芯材を含んでいない、フィルム状の絶縁性樹脂が用いられ得る。
【0036】
次いで、図4Cに示されるように、第1支持板GS1の上側に、必要な層数の絶縁層31及び導体層32が積層され、第1配線構造体WS1の第2面Bまでが形成される。第1面A及び第2面Bを有する第1配線構造体WS1の積層構造が完成する。図示の例では、第1配線構造体WS1を構成するすべての絶縁層31が、芯材を含まないフィルム状の絶縁性樹脂により形成される。また、絶縁層31上への導体層32の形成においては、任意の導体層32が、下側の絶縁層31に埋没する埋込配線の形態を有するように形成され得る。
【0037】
具体的には、埋込配線の形態を有する導体層32の形成では、絶縁層31に対して、例えばエキシマレーザーを使用したレーザー加工により形成される溝の内側、及び、絶縁層31の上面に、金属膜層、及び、金属膜層をシード層として形成される電解めっき膜層が形成される。電解めっき膜層及び金属膜層の一部は、絶縁層31の上面が露出するまで、例えば、化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により除去され、埋込配線の形態を有する導体層32が形成される。
【0038】
なお、図示される例においては、第1配線構造体WS1の最も上側の導体層32は、例えば、セミアディティブ法によって、複数の導体パッド(第2面側導体パッド)OPを含むパターンに形成される。導体パッドOPの上面には、例えば、ニッケル層N及び錫層Sを含むめっき層Pが形成され得る。また、複数の導体パッド(第2面側導体パッド)OPは、第1配線構造体WS1を構成する導体層32に含まれる配線によって、互いに電気的に接続されるように形成され得る。具体的には、配線基板の使用において、異なる電子部品に接続され得る導体パッドOP同士が電気的に接続され得るように、導体層32は、その導体パターンとして導体パッドOP同士の接続を介在する配線(ブリッジ配線)BWを有するように形成され得る。
【0039】
続いて、図4Cに示される状態において、第1配線構造体WS1の導通検査が実施される。具体的には、露出する複数の第2面側導体パッドOPを介して、第1配線構造体WS1を構成する導体(導体層32及びビア導体33)によって構成される導体経路(導体回路)の導通検査が実施される。なお、本明細書において「導通検査」とは、第1配線構造体WS1の表面に露出する導体パッド間を電気的に接続する導体回路における、オープン不良、及び/又は、ショート不良の有無を検査することを意味している。
【0040】
導通検査には、一般にオープンショートチェッカーと呼ばれる検査装置が用いられ得る。オープンショートチェッカーは複数の接触端子を有しており、複数の接触端子のうち一対の接触端子を介して接続される導体回路における導通抵抗値を測定し得る。検出された導通抵抗値を所定の抵抗値と比較することで、オープン不良、又は、ショート不良の有無が検査され得る。検査装置が備える複数の接触端子enのそれぞれが第2面側導体パッドOPの露出面に接触し、任意の第2面側導体パッドOP間の抵抗値が測定される。測定される第2面側導体パッドOP間の抵抗値が、所定の範囲内に収まるか否かが検査されることで、第2面側導体パッドOP間の導体回路における不良の有無が判断され得る。
【0041】
図4Cに示される状態においては、第1面Aを構成する複数の第1面側導体パッドIPのすべてが、導電性を有する金属膜mfに接続されている。すなわち、複数の第1面側導体パッドIPは金属膜mfによって短絡(ショート)している。従って、それぞれ異なる第1面側導体パッドIPに異なる導体経路を介して電気的に接続している第2面側導体パッドOP間におけるオープンチェックが可能な状態となっている。
【0042】
特に、具体的には、図示される複数(15個)の第2面側導体パッドOPのうち、第1配線構造体WS1の両端に位置している2つの第2面側導体パッドOPは、それぞれ異なる導体経路によって、異なる第1面側導体パッドIPと接続している。これら両端の2つの第2面側導体パッドOPと第1面側導体パッドIPとを接続する導体回路が断線するなどオープンしていると、第2面側導体パッドOP間の抵抗値はオープンしていない場合に比べて非常に大きな値を示す。従って、測定によって得られる抵抗値に基づいて、導体回路におけるオープン不良を検査すること(オープン検査)ができる。このように、本実施形態の配線基板の製造方法においては、金属膜mfによって短絡させられていなければオープン検査の実施が不可能な、第2面側導体パッドOPと第1面側導体パッドIPとを接続する導体回路において、オープン検査が可能とされている。
【0043】
図4Cに示される状態において実施される、複数の第2面側導体パッドOP間での導通検査は、第1導通検査と称される。第1導通検査は、第1配線構造体WS1が第1支持板GS1によって支持されている状態で実施される。従って、第1導通検査は、配線基板1の平坦性が比較的良好に維持された状態で実施され得る。接触端子enと第2面側導体パッドOPとの接触がより確実になされ、より確実な導通検査が実施され得ると考えられる。なお、第1導通検査によってオープン不良、又は、ショート不良が検出された第1配線構造体WS1は不良品として回収される。
【0044】
第1導通検査は、第1配線構造体WS1における、電気的に絶縁されるべき複数の第2面側導体パッドOP間のショート検査を含み得る。具体的には、異なる部品搭載領域に位置する第2面側導体パッドOP同士を接続する複数のブリッジ配線BWのうち、異なるブリッジ配線BWに電気的に接続される第2面側導体パッドOP間でのショート検査が実施され得る。すなわち、ブリッジ配線同士のショート検査が実施され得る。例えば、図示される第1配線構造体WS1の端から2番目の第2面側導体パッドOPと3番目の第2面側導体パッドOPとのショート検査が実施され得る。また、第1導通検査は、共通のブリッジ配線BWで電気的に接続される第2面側導体パッドOP間のオープン検査を含み得る。すなわち、ブリッジ配線のオープン検査が実施され得る。例えば、図示される第1配線構造体WS1の端から3番目の第2面側導体パッドOPと4番目の第2面側導体パッドOPとのオープン検査が実施され得る。
【0045】
第1導通検査で良品と判定された第1配線構造体WS1には、さらに続く以下の工程が実施される。図4Dに示されるように、第1配線構造体WS1の第2面B側に第2支持板GS2が取り付けられる。図示されるように、第2支持板GS2としては、例えば、ガラス繊維やアラミド繊維などの芯材に絶縁性樹脂を含浸させた有機層ORの両面に銅箔cfが積層された両面銅張積層板が用いられ得る。第2支持板GS2は、例えば、銅箔cfと、第1配線構造体WS1の第2面Bとの間に第2接着層AL2を介在させて貼着される。
【0046】
次いで、図4Eに示されるように、第1支持板GS1が、第1配線構造体WS1から取り外される。第1支持板GS1の取り外しが実施される時点において、第1接着層AL1と金属膜mfとの接着強さは、第1接着層AL1と第1支持板GS1との接着強さよりも弱い。従って、第1支持板GS1の取り外しにおいては、第1支持板GS1及び第1接着層AL1が一体として、金属膜mfから剥離される。また、第1接着層AL1と金属膜mfとの接着強さは、第2接着層AL2と第1配線構造体WS1の第2面Bとの接着強さ、並びに、第2接着層AL2と第2支持板GS2(具体的には、銅箔cf)との接着強さ、よりも弱い。従って、第1配線構造体WS1が第2支持板GS2によって安定して保持された状態で、第1支持板GS1及び第1接着層AL1が第1配線構造体WS1(具体的には、金属膜mf)から取り外され得る。
【0047】
次いで、図4Fに示されるように、第1配線構造体WS1の下面に露出する金属膜mfがエッチングにより除去される。金属膜mfの除去により、第1配線構造体WS1の、導体パッドIP及び絶縁層31の表面で構成される第1面Aが露出する。
【0048】
続いて、図4Fに示される状態において、第1配線構造体WS1を構成する導体回路の導通検査が実施される。上述された第1導通検査と同様に、一般にオープンショートチェッカーと呼ばれる検査装置が用いられ得る。なお、図4Fに示される状態において実施される導通検査は、第2導通検査と称される。
【0049】
第2導通検査では、第1面Aを構成する複数の第1面側導体パッドIP間における導通抵抗値を測定することでオープン不良、及び/又は、ショート不良の有無が検査され得る。検査装置の接触端子enが複数の第1面側導体パッドIPの露出する表面に接続され、例えば、任意の一対の第1面側導体パッドIP間における抵抗値が測定される。測定される抵抗値の値が、所定の範囲に収まらない場合には、不良が存在すると判定され得る。
【0050】
図示の例では、第1支持板GS1の分離及び金属膜mfの除去によって、複数の第1面側導体パッドIPは互いに電気的に分離されている。図4Fに示される複数(5つ)の第1面側導体パッドIPのそれぞれは、第1配線構造体WS1を構成する導体経路によって接続されること無く、互いに完全に電気的に分離している。第2導通検査においては、これらの互いに完全に電気的に分離すべき第1面側導体パッドIP間におけるショート不良の有無が検査(ショート検査)され得る。
【0051】
具体的には、例えば、互いに電気的に分離されるべき一対の第1面側導体パッドIPのそれぞれに接触端子enが接続され、一対の第1面側導体パッドIP間の抵抗値が測定される。一対の第1面側導体パッドIP間がショートしている場合には、対応する接触端子en間の抵抗値が非常に低い値を示す。これにより、互いに完全に電気的に分離すべき第1面側導体パッドIP間におけるショート不良が検出され得る。
【0052】
図4Fに示される状態における、複数の第1面側導体パッドIP間での第2導通検査は、第1配線構造体WS1が第2支持板GS2によって支持されている状態で実施される。従って、第2導通検査は、第1配線構造体WS1の平坦性が良好に維持された状態で実施され得る。接触端子enと第1面側導体パッドIPとの接触がより確実になされ、より確実な導通検査が実施され得ると考えられる。なお、第2導通検査によって不良が検出された第1配線構造体WS1は不良品として回収される。前述の第1導通検査及び第2導通検査が、第1配線構造体WS1が第2配線構造体WS2へ接続される前に実施されることで、良品の第2配線構造体WS2が不良品の配線構造体WS1と共に回収される事態が回避され得る。
【0053】
次いで、図4Gに示されるように、露出する第1面側導体パッドIPの表面(下面)に、例えばはんだからなる接合材であるバンプBPが形成される。バンプBPが形成された後、アンダーフィル用絶縁フィルムUFが、バンプBP及び絶縁層31の下面を覆うように設けられる。アンダーフィル用絶縁フィルムUFは、例えば真空下でバンプBP及び絶縁層31の下面に貼り付けられる。
【0054】
続いて、第1配線構造体WS1は、図示されるように、第2支持板GS2に支持された状態で第2配線構造体WS2の開口110b内に設置される。開口110bの平面方向における寸法は、第1配線構造体WS1の平面方向における寸法よりも大きく形成されており、第1配線構造体WS1は、その側面及び上面の全体が露出するように、比較的位置合わせが容易に開口110b内の所望の位置に配置され得る。第1配線構造体WS1の開口110b内への設置においては、バンプBPと導体パッドP2の位置が対応するように位置合わせされる。アンダーフィル用絶縁フィルムUFが流動性を有するが顕著に硬化を開始しない程度の温度(例えば60~150℃程度)に加熱された状態で、バンプBPと導体パッドP2が接触するまで、下方向に加圧される。その後、バンプBPの溶融温度まで加熱され、バンプBPと第2導体パッドP2との接合が完了する。
【0055】
次いで、図4Hに示されるように、第2支持板GS2が第1配線構造体WS1から取り外される。例えば、第2支持板GS2の取り外しが実施される時点で、第2支持板GS2と第1配線構造体WS1の第2面Bとの間に介在する第2接着層AL2と第1配線構造体WS1の第2面Bとの接着強さは、第2支持板GS2(具体的には、銅箔cf)との接着強さよりも弱い。従って、この場合、第2支持板GS2と第2接着層AL2とが一体的に第1配線構造体WS1の第2面Bから取り外されて除去され得る。
【0056】
次いで、図4Iに示されるように、第2支持板GS2が取り外されることによって露出する複数の第2面側導体パッドOPを介して、第1配線構造体WS1の第3導通検査が実施され得る。第3導通検査には、互いに電気的に絶縁されるべき複数の第2面側導体パッドOP間のショート検査が含まれ得る。具体的には、第3導通検査は、異なる第1面側導体パッドIPに互いに異なる導体経路によって接続されている第2面側導体パッドOP間におけるショート検査を含み得る。検査装置が備える複数の接触端子enのそれぞれが第2面側導体パッドOPの露出面に接触し、任意の第2面側導体パッドOP間の抵抗値が測定されることで、第3導通検査が実施され得る。
【0057】
実施形態の配線基板の製造方法は、各図面を参照して説明された方法に限定されない。実施形態の配線基板の製造方法においては、第1配線構造体に対する第1導通検査が、第1配線構造体に第1支持板が取り付けられた状態で部品実装領域を構成する複数の第2面側導体パッド間で実施され、第2導通検査が、金属膜が除去された後、第2配線構造体に接続される前に実施されればよく、前述の各工程以外に任意の工程が追加されてもよい。また、前述の説明で説明された工程のうちの任意の一部が省略されてもよい。また、実施形態の配線基板の製造方法により製造される配線基板は、図示される配線基板が有する構造、並びに、本明細書において例示される構造、形状、及び材料を備えるものに限定されない。第2配線構造体はコア基板を有する形態に限定されず、任意の層数の導体層及び絶縁層を有し得る。また配線基板を構成する第1配線構造体は任意の層数の導体層及び絶縁層を有し得る。各導体層が有する導体パターンは任意のパターンに形成され得る。
【符号の説明】
【0058】
1 配線基板
10 第1ビルドアップ部
20 第2ビルドアップ部
13、23、33 ビア導体
101、11、21、31 絶縁層
102、12、22、32 導体層
100 コア基板
103 スルーホール導体
110a、110b、210a 開口
WS1 配線構造体(第1配線構造体)
WS2 配線構造体(第2配線構造体)
P1、P2 導体パッド
OP 導体パッド(第2面側導体パッド)
IP 導体パッド(第1面側導体パッド)
MP 接続要素
UF アンダーフィル用絶縁フィルム
BP バンプ
EA1、EA2、EA3 部品搭載領域
E1、E2、E3 電子部品
GS1 第1支持板
GS2 第2支持板
mf 金属膜
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図4H
図4I