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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023142328
(43)【公開日】2023-10-05
(54)【発明の名称】ウェアラブルデバイス
(51)【国際特許分類】
   A44C 5/00 20060101AFI20230928BHJP
   A44C 5/14 20060101ALI20230928BHJP
【FI】
A44C5/00 D
A44C5/00 501Z
A44C5/14 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022049183
(22)【出願日】2022-03-24
(71)【出願人】
【識別番号】518224912
【氏名又は名称】Biodata Bank株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123618
【弁理士】
【氏名又は名称】雨宮 康仁
(72)【発明者】
【氏名】塩津 隆弘
(72)【発明者】
【氏名】小寺 裕也
(57)【要約】
【課題】小型化を可能にする。
【解決手段】ウェアラブルデバイス(1)は、デバイス本体(3)と、バンド(2)と、を具備する。バンド(2)は、デイバス本体(3)をユーザに装着するためのものであって、デバイス本体(3)に電力を供給する電源(4)を備える。このように、ウェアラブルデバイス(1)は、電池(4)をデバイス本体(3)ではなく、バンド(2)に備えているため、デバイス本体(3)、ひいてはウェアラブルデバイス(1)自身の小型化が可能となる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス本体(3)と、
前記デイバス本体(3)をユーザに装着するためのバンド(2)であって、該デバイス本体(3)に電力を供給する電源(4)を備える該バンド(2)と、
を具備するウェアラブルデバイス(1)。
【請求項2】
前記バンド(2)は、デバイス本体(3)に取り付けるための留め具(5a,5b)であって、内部に前記電源(4)と電気的に接続された留め具内導通部(50a,50b)を有する該留め具(5a,5b)を備え、
前記デバイス本体(3)は、前記留め具(5a,5b)と嵌合可能な嵌合部(30a,30b)と、デバイス内導通部(32a,32b)と、を備え、
前記留め具(5a,5b)を前記嵌合部(30a,30b)に嵌合し、前記留め具内導通部(50a,50b)と前記デバイス内導通部(32a,32b)とを接触させて導通することにより、前記電源(4)からの電力を前記デバイス本体(3)に供給する、
ことを特徴とする請求項1に記載のウェアラブルデバイス(1)。
【請求項3】
前記留め具内導通部(50a,50b)は、前記留め具(5a,5b)の切れ目(51a,51b)から一部が露出し、
前記デバイス内導通部(32a,32b)は、凸部(33a,33b)を有し、前記留め具(5a,5b)を前記嵌合部(30a,30b)に嵌合したときに、該凸部(33a,33b)が前記切れ目(51a,51b)を介して前記留め具内導通部(50a,50b)と接触することにより、該留め具内導通部(50a,50b)と導通する、
ことを特徴とする請求項2に記載のウェアラブルデバイス(1)。
【請求項4】
前記凸部(33a,33b)は、伸縮可能に構成され、前記留め具(5a,5b)を前記嵌合部(30a,30b)に挿入して行くと、該留め具(5a,5b)によって前記デバイス本体(3)内に押し込められ、前記切れ目(51a,51b)に位置したときに、該デバイス本体(3)内から突出し、該切れ目(51a,51b)を介して前記留め具内導通部(50a,50b)と接触する、
ことを特徴とする請求項3に記載のウェアラブルデバイス(1)。
【請求項5】
前記留め具(5a,5b)は、前記凸部(33a,33b)が前記切れ目(51a,51b)に位置したときに、前記嵌合部(30a,30b)を軸として、該凸部(33a,33b)が該切れ目(51a,51b)を移動可能な範囲で、回転可能に構成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のウェアラブルデバイス(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェアラブルデバイス、特に小型化可能なウェアラブルデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、センサ部によって測定したユーザの血圧をディスプレイに表示したり、連携するスマートフォン等の他のコンピュータへ送信したりするスマートウォッチがある(例えば特許文献1参照)。なお、本明細書中に特許文献1の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参考として取り込むものとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-140623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のスマートウォッチは、電池を本体に内蔵するものであるため、本体のサイズが電池のサイズに依存し、電池容量を大きくすると本体も大きくなってしまうという課題があった。また、電源ボタンの長押し等の起動作業が必要となるといった課題もあった。さらに、本体内の構成部品の数が多くなってしまうといった課題もあった。
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、小型化可能なウェアラブブルデバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明に係るウェアラブブルデバイス(1)は、デバイス本体(3)と、前記デイバス本体(3)をユーザに装着するためのバンド(2)であって、該デバイス本体(3)に電力を供給する電源(4)を備える該バンド(2)と、を具備する。
【0007】
上記のウェアラブブルデバイス(1)において、前記バンド(2)は、デバイス本体(3)に取り付けるための留め具(5a,5b)であって、内部に前記電源(4)と電気的に接続された留め具内導通部(50a,50b)を有する該留め具(5a,5b)を備え、前記デバイス本体(3)は、前記留め具(5a,5b)と嵌合可能な嵌合部(30a,30b)と、デバイス内導通部(32a,32b)と、を備え、前記留め具(5a,5b)を前記嵌合部(30a,30b)に嵌合し、前記留め具内導通部(50a,50b)と前記デバイス内導通部(32a,32b)とを接触させて導通することにより、前記電源(4)からの電力を前記デバイス本体(3)に供給する、ようにしてもよい。
【0008】
上記のウェアラブブルデバイス(1)において、前記留め具内導通部(50a,50b)は、前記留め具(5a,5b)の切れ目(51a,51b)から一部が露出し、前記デバイス内導通部(32a,32b)は、凸部(33a,33b)を有し、前記留め具(5a,5b)を前記嵌合部(30a,30b)に嵌合したときに、該凸部(33a,33b)が前記切れ目(51a,51b)を介して前記留め具内導通部(50a,50b)と接触することにより、該留め具内導通部(50a,50b)と導通する、ようにしてもよい。
【0009】
上記のウェアラブブルデバイス(1)において、前記凸部(33a,33b)は、伸縮可能に構成され、前記留め具(5a,5b)を前記嵌合部(30a,30b)に挿入して行くと、該留め具(5a,5b)によって前記デバイス本体(3)内に押し込められ、前記切れ目(51a,51b)に位置したときに、該デバイス本体(3)内から突出し、該切れ目(51a,51b)を介して前記留め具内導通部(50a,50b)と接触する、ようにしてもよい。
【0010】
上記のウェアラブブルデバイス(1)において、前記留め具(5a,5b)は、前記凸部(33a,33b)が前記切れ目(51a,51b)に位置したときに、前記嵌合部(30a,30b)を軸として、該凸部(33a,33b)が該切れ目(51a,51b)を移動可能な範囲で、回転可能に構成されている、ようにしてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、小型化可能なウェアラブブルデバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本実施形態に係るウェアラブルデバイスの構成例を示す外観斜視図、(a)は、ウェアラブルデバイスの構成例を示す図を示す透過斜視図である。
図2】(a)は留め具の構成例を示す拡大正面図、(b)は留め具の構成例を示す拡大上面図である。
図3】デバイス本体の構成例を示す拡大斜視図である。
図4】デバイス内導通部の構成例を示す断面図である。
図5】バンド取付前のデバイス内導通部と留め具とを例示する表面断面図である。
図6】(a)はバンド取付時のデバイス内導通部と留め具とを例示する表面断面図、(b)はバンド取付後のデバイス内導通部と留め具とを例示する表面断面図である。
図7】(a)はバンド取付後のデバイス内導通部と留め具とを例示する側面断面図、(b)はデバイス内導通部と留め具との回転動作を説明するための側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0014】
まず、本発明の実施形態に係るウェアラブルデバイスの構成について図面を参照しつつ説明する。
【0015】
本実施形態に係るウェアラブルデバイスは、例えばスマートウォッチ等の腕時計の電子機器等から構成される。
【0016】
図1(a)は、本実施形態に係るウェアラブルデバイスの構成例を示す外観斜視図、図1(b)は、ウェアラブルデバイスの構成例を示す図を示す透過斜視図である。
【0017】
図1(a)に示すように、ウェアラブルデバイス1は、バンド2と、デバイス本体3と、を具備する。なお、本実施形態では、ウェアラブルデバイス1を装着したときに、デバイス本体3がユーザに手首に接する面を裏面、その反対側の面(タッチスクリーンのある面)を表面、バンド2とデバイス本体3との接合面を上面及び下面、残りの面を側面とする。
【0018】
バンド2は、ウェアラブルデバイス1を装着するためのもので、中央部に電池4を、両端部に留め具5a及び5bを、それぞれ備える。ユーザは、デバイス本体3の裏面が内側を向くようにバンド2を手首付近に巻き付けることで、ウェアラブルデバイス1を装着することができる。なお、電池4は、バンド2の内外部に取り付けられるものであってもよいし、バンド2内に内包されるものであってもよい。
【0019】
電池4は、例えば薄型で湾曲可能なリチウムイオン電池等の二次電池等から構成される。電池4は、デバイス本体3に電力を供給する。
【0020】
留め具5a及び5bは、バンド2をデバイス本体3に取り付けるためのものである。
【0021】
図1(b)に示すように、留め具5a及び5bは、それぞれ内部に、例えば導電性に優れた金属等から構成される留め具内導通部50a及び50bを備える。
【0022】
図2(a)は留め具の構成例を示す拡大正面図、図2(b)は留め具の構成例を示す拡大上面図である。
【0023】
図2(a)及び(b)に示すように、留め具5a及び5bには、それぞれ中心部に細長の切れ目51a及び51bが形成され、切れ目51a及び51bからは、それぞれ留め具内導通部50a及び50bの一部が露出している。
【0024】
図1(b)に示すように、バンド2は、内部に導電線20を備える。
【0025】
導電線20は、例えば導電性に優れた金属等から構成される。導電線20は、電池4と、留め具内導通部50a及び50bと、を電気的に接続し、電池4から供給される電力を留め具内導通部50a及び50bに伝送する。
【0026】
デバイス本体3は、各種センサ、タッチスクリーン、無線通信機器、操作ボタン、スピーカ、及びマイクロコンピュータ等を備える電子機器等から構成される。デバイス本体3は、マイクロコンピュータによる制御の下、ユーザの深部体温や血圧等の生体情報をセンサで測定して、タッチスクリーンに表示したり、スマートフォン等の外部のコンピュータに無線送信したりする。
【0027】
図3は、デバイス本体の構成例を示す拡大斜視図である。
【0028】
図3に示すように、デバイス本体3の両側部には、それぞれ留め具5a及び5bを回転自在に嵌合する嵌合部30a及び30bが設けられている。
【0029】
図1(b)に示すように、デバイス本体3は、内部に基板31を備える。
【0030】
基板31は、例えばポリイミド等の絶縁性を有する素材から構成される。基板31は、アンテナ回路及び通信回路等の各種回路、電子部品、並びにデバイス内導通部32a及び32b等を実装する。基板31に搭載された各種回路及び電子部品等は、電池4から供給される電力を受けて動作する。
【0031】
デバイス内導通部32a及び32bは、例えば導電性に優れた金属等から構成される。デバイス内導通部32a及び32bは、電池4から供給される電力を基板31に搭載された各種回路及び電子部品等に伝送する。
【0032】
図4は、デバイス内導通部の構成例を示す断面図である。
【0033】
図4に示すように、デバイス内導通部32a及び32bには、それぞれ伸縮可能なスプリングピン(凸部)33a及び33bが設けられている。
【0034】
スプリングピン33a及び33bは、それぞれ略円柱形のピン部分330a及び330bと、スプリング部分331a及び331bと、を備える。
【0035】
ピン部分330a及び330bは、例えば導電性に優れた金属等から構成される。
【0036】
スプリング部分331a及び331bは、汎用のスプリング等から構成される。
【0037】
バンド2がデバイス本体3に取り付けられると、スプリングピン33a及び32bのピン部分330a及び330bは、それぞれ切れ目51a及び51bを介して留め具内導通部50a及び50bと接触する。これにより、デバイス内導通部32aと留め具内導通部50aとは、導通する。また、デバイス内導通部32bと留め具内導通部50bとは、導通する。この結果、基板31に搭載された各種回路及び電子部品等には、電池4から電力が供給される。
【0038】
次に、上記の構成を備えるウェアラブルデバイス1におけるバンド2とデバイス本体3の取付方法について図面を参照しつつ説明する。
【0039】
図5はバンド取付前のデバイス内導通部と留め具とを例示する表面断面図、図6(a)はバンド取付時のデバイス内導通部と留め具とを例示する表面断面図、図6(b)はバンド取付後のデバイス内導通部と留め具とを例示する表面断面図である。
【0040】
図5に示すように、デバイス本体3にバンド2を取り付ける前、デバイス内導通部32a及び32bに設けられたスプリングピン33a及び33bのスプリング部分331a及び331bは、伸長し、ピン部分330a及び330bは、デバイス内導通部32a及び32bから突出している。
【0041】
図6(a)に示すように、バンド2の留め具5a及び5bを、デバイス本体3の嵌合部30a及び30bに挿入して行くと、留め具5a及び5bによって、スプリングピン33a及び33bのスプリング部分331a及び331bは、収縮し、ピン部分330a及び330bは、デバイス本体3内に押し込められる。
【0042】
図6(b)に示すように、スプリングピン33a及び33bのピン部分330a及び330bが、留め具5a及び5bの切れ目51a及び51bに位置したときに、スプリングピン33a及び33bのスプリング部分331a及び331bは、伸長し、デバイス本体3内に押し込められていたピン部分330a及び330bは、突出し、切れ目51a及び51bを介して、留め具内導通部50a及び50bと接触する。これにより、デバイス内導通部32a及び32bは、電源4と電気的に接続され、デバイス本体3は、電源4と導通して、電源4から供給される電力を受けて動作することができるようになる。すなわち、本実施形態に係るウェアラブルデバイス1は、デバイス本体3にバンド2を取り付けることで、電源4がオンになる。反対に、デバイス本体3からバンド2を取り外せば、電源4はオフになる。
【0043】
図7(a)はバンド取付後のデバイス内導通部と留め具とを例示する側面断面図、図7(b)はデバイス内導通部と留め具との回転動作を説明するための側面断面図である。
【0044】
図7(a)に示すように、留め具5a及び5bの細長の切れ目51a及び51bの長手方向の長さは、スプリングピン33a及び33bの略円柱形のピン部分330a及び330bの直径よりも長く形成されている。このため、図7(b)に示すように、留め具5a及び5bは、嵌合部30a及び30bを軸として、ピン部分330a及び330bが切れ目51a及び51bを移動可能な範囲内で、回転することができる。
【0045】
以上説明したように、本実施形態に係るウェアラブルデバイス1は、デバイス本体3と、バンド2と、を具備する。バンド2は、デイバス本体3をユーザに装着するためのものであって、デバイス本体3に電力を供給する電源4と、デバイス本体3に取り付けるための留め具5a及び5bと、を備える。
【0046】
このように、ウェアラブルデバイス1は、電池4をデバイス本体3ではなく、バンド2に備えているため、デバイス本体3、ひいてはウェアラブルデバイス1自身の小型化が可能となる。また、デバイス本体3内の構成部品の数を削減することができる。さらに、バンド2に薄型の電池4を積層することで、容易に電池容量を向上させることができる。
【0047】
ここで、留め具5a及び5bは、内部に電源4と電気的に接続された留め具内導通部50a及び50bを有する。留め具内導通部50a及び50bは、留め具5a及び5bの切れ目51a及び51bから一部が露出している。
【0048】
デバイス本体3は、留め具5a及び5bと嵌合可能な嵌合部30a及び30bと、デバイス内導通部32a及び32bと、を備える。デバイス内導通部32a及び32bは、伸縮可能に構成されたスプリングピン(凸部)33a及び33bを有する。
【0049】
留め具5a及び5bを嵌合部30a及び30bに嵌合し、留め具内導通部50a及び50bとデバイス内導通部32a及び32bとを接触させて導通することにより、電源4からの電力をデバイス本体3に供給する。
【0050】
より詳しくは、デバイス内導通部32a及び32bは、留め具5a及び5bを嵌合部30a及び30bに嵌合したときに、スプリングピン(凸部)33a及び33bが切れ目51a及び51bを介して留め具内導通部50a及び50bと接触することにより、留め具内導通部50a及び50bと導通する。
【0051】
このように、ウェアラブルデバイス1は、バンド2がデバイス本体3に取り付けられて、留め具内導通部50a及び50bとデバイス内導通部32a及び32b(より詳しくはスプリングピン(凸部)33a及び33b)とが接触すると、導通し、電源4からデバイス本体3に電力を供給することができる。これにより、ウェアラブルデバイス1は、バンド2とデバイス本体3との取付部分を接点とすることができるため、ユーザは、バンド2をデバイス本体3に取り付けるといった直観的な作業で、ウェアラブルデバイス1の電源4をオンにすることができる。また、ユーザは、電源4の充電が切れても、充電済みの電池4を備えるバンド2に取り替えることで、ウェアラブルデバイス1を即座に使用することができる。
【0052】
さらに、スプリングピン(凸部)33a及び33bは、留め具5a及び5bを嵌合部30a及び30bに挿入して行くと、留め具5a及び5bによってデバイス本体3内に押し込められ、切れ目51a及び51bに位置したときに、デバイス本体3内から突出し、切れ目51a及び51bを介して留め具内導通部50a及び50bと接触する。
【0053】
このように、スプリングピン(凸部)33a及び33bが、切れ目51a及び51bに位置したときに突出し、切れ目51a及び51bと嵌合することで、ウェアラブルデバイス1は、バンド2の位置決めをし、バンド2が横ずれすることを防止することができる。
【0054】
加えて、留め具5a及び5bは、スプリングピン(凸部)33a及び33bが切れ目51a及び51bに位置したときに、嵌合部30a及び30bを軸として、スプリングピン(凸部)33a及び33bが切れ目51a及び51bを移動可能な範囲で、回転可能に構成されている。
【0055】
これにより、ユーザは、容易にウェアラブルデバイス1を装着することができる。
【0056】
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【符号の説明】
【0057】
1 ウェアラブルデバイス
2 バンド
3 デバイス本体
4 電源
5a,5b 留め具
20 導電線
30a,30b 嵌合部
31 基板
32a,32b デバイス内導通部
33a,33b スプリングピン(凸部)
50a,50b 留め具内導通部
51a,51b 切れ目
330a,330b ピン部分
331a,331b スプリング部分
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7