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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023142634
(43)【公開日】2023-10-05
(54)【発明の名称】ピストンリング
(51)【国際特許分類】
   F16J 9/12 20060101AFI20230928BHJP
   F02F 5/00 20060101ALI20230928BHJP
【FI】
F16J9/12
F02F5/00 301D
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022049625
(22)【出願日】2022-03-25
(71)【出願人】
【識別番号】000005463
【氏名又は名称】日野自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100130052
【弁理士】
【氏名又は名称】大阪 弘一
(72)【発明者】
【氏名】町井 輝男
【テーマコード(参考)】
3J044
【Fターム(参考)】
3J044AA02
3J044AA20
3J044CB24
3J044CB25
3J044DA09
(57)【要約】
【課題】リング溝の溝底に堆積するデポジットを除去する。
【解決手段】ピストンのリング溝に嵌められるピストンリング1は、ピストンリング1の径方向D1内側に張り出す第一張出部4A及び第二張出部4Bを備える。このピストンリング1では、第一張出部4A及び第二張出部4Bがピストンリング1の径方向D1内側に張り出しているため、シリンダに対するピストンの往復運動によりピストンリング1がリング溝に沿って回転する際に、第一張出部4A及び第二張出部4Bによってリング溝の溝底に堆積するデポジットを掻き取ることができる。これにより、リング溝の溝底に堆積するデポジットを除去することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピストンのリング溝に嵌められるピストンリングであって、
前記ピストンリングの径方向内側に張り出す張出部を備える、
ピストンリング。
【請求項2】
前記張出部は、合口を形成する前記ピストンリングの両端部に設けられており、
前記合口に向かうに従って前記張出部の前記径方向内側への張出量が大きくなる、
請求項1に記載のピストンリング。
【請求項3】
前記張出部は、前記ピストンリングの周方向に延びる切欠きを有する、
請求項1又は2に記載のピストンリング。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピストンのリング溝に嵌められるピストンリングに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ピストンのリング溝に嵌められるピストンリングが記載されている。このピストンリングでは、リング溝とピストンリングとの間に堆積したデポジットを除去するために、ピストンリングの上端面に、外周面から内周面の手前にかけて径方向に延在する第1凹部と、内周面から外周面の手前にかけて径方向に延在する第2凹部と、が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-241879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたピストンリングでは、リング溝に堆積されたデポジットのうち、ピストンリングの上端面側にあるデポジットしか除去することができない。つまり、リング溝の溝底に堆積したデポジットを除去することができない。このため、リング溝の溝底に堆積したデポジットが固形化することにより、ピストンリングの機能が長期的に維持されず、経年によるエンジン性能の劣化を十分に抑制することができない。
【0005】
そこで、本発明は、リング溝の溝底に堆積するデポジットを除去することができるピストンリングを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るピストンリングは、ピストンのリング溝に嵌められるピストンリングであって、ピストンリングの径方向内側に張り出す張出部を備える。
【0007】
このピストンリングでは、張出部がピストンリングの径方向内側に張り出しているため、シリンダに対するピストンの往復運動によりピストンリングがリング溝に沿って周方向に回転する際に、張出部によってリング溝の溝底に堆積するデポジットを掻き取ることができる。これにより、リング溝の溝底に堆積するデポジットを除去することができる。
【0008】
張出部は、合口を形成するピストンリングの両端部に設けられており、合口に向かうに従って張出部の径方向内側への張出量が大きくなっていてもよい。このピストンリングでは、張出部が合口を形成するピストンリングの両端部に設けられているとともに、合口に向かうに従って張出部の径方向内側への張出量が大きくなっている。このため、張出部の合口側の端面においてリング溝の溝底に堆積するデポジットが掻き取られる。そして、張出部により掻き取られたデポジットは、合口からリング溝の外に排出される。これにより、リング溝の溝底に堆積するデポジットをより適切に除去することができる。
【0009】
張出部は、ピストンリングの周方向に延びる切欠きを有してもよい。このピストンリングでは、張出部に形成された切欠きにより、張出部の合口側の領域と張出部の合口とは反対側の領域とを連通する空間が形成される。これにより、張出部の合口とは反対側に存在するデポジットを、切欠きを通じて合口に移動させることができる。これにより、リング溝の溝底に堆積するデポジットを合口からリング溝の外に容易に排出することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、リング溝の溝底に堆積するデポジットを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施形態に係るピストンリングの平面図である。
図2図1に示すピストンリングがピストンのリング溝に嵌められた状態を示す断面図である。
図3図3(a)は、図1に示すピストンリングの一方の端部を示す斜視図であり、図3(b)は、図1に示すピストンリングの他方の端部を示す斜視図である。
図4図4(a)は、変形例のピストンリングの一方の端部を示す斜視図であり、図4(b)は、変形例のピストンリングの他方の端部を示す斜視図である。
図5図5(a)は、変形例のピストンリングの一方の端部を示す斜視図であり、図4(b)は、変形例のピストンリングの他方の端部を示す斜視図である。
図6】変形例のピストンリングの平面図である。
図7】変形例のピストンリングの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】
図1は、実施形態に係るピストンリングの平面図である。図2は、図1に示すピストンリングがピストンのリング溝に嵌められた状態を示す断面図である。図3(a)は、図1に示すピストンリングの一方の端部を示す斜視図であり、図3(b)は、図1に示すピストンリングの他方の端部を示す斜視図である。図1図3に示すように、本実施形態に係るピストンリング1は、シリンダ(不図示)に対して往復運動を行うピストン10のリング溝11に嵌められる部材である。ピストンリング1は、円環の一部が合口2で切り欠かれた略環状に形成されている。このようなピストンリング1の形状を、切欠き環状、円弧状、C字状等ともいう。ピストンリング1の切り欠かれた部分が、合口2となる。
【0014】
ピストンリング1は、ピストンリング1の径方向D1内側に面する内周面1aと、ピストンリング1の径方向D1外側に面する外周面1bと、ピストンリング1の肉厚方向D2における一方側に面する第一表面1cと、肉厚方向D2における他方側(第一端面1eとは反対側)に面する第二表面1dと、合口2を形成する第一端面1e及び第二端面1fと、を有する。ピストンリング1の径方向D1内側は、ピストンリング1の径方向D1における中心に向かう方向であり、ピストンリング1の径方向D1外側は、ピストンリング1の径方向D1における中心とは反対側に向かう方向である。ピストンリング1の肉厚方向D2は、第一表面1cと第二表面1dとが対向する方向であって、シリンダに対してピストン10が往復運動する方向でもある。合口2は、第一端面1eと第二端面1fとの間に形成される。そして、ピストンリング1の周方向D3における両端部のうち、第一端面1eを含む部分を第一端部1gといい、第二端面1fを含む部分を第二端部1hという。
【0015】
ピストンリング1の内周面1aは、リング溝11に嵌められた際に、リング溝11の溝底12に向けられる。リング溝11の溝底12は、リング溝11の深さ方向における底である。リング溝11の深さ方向は、リング溝11に嵌められたピストンリング1の径方向D1でもある。ピストンリング1の外周面1bは、ピストンリング1がリング溝11に嵌められた際に、シリンダの内周面に当接される。
【0016】
ピストンリング1は、ピストンリング本体部3と、第一張出部4A及び第二張出部4Bと、を備える。
【0017】
ピストンリング本体部3は、ピストンリング1の本体を成す部分である。ピストンリング本体部3は、ピストンリング1の周方向D3の全域において同一断面に形成されている。つまり、ピストンリング本体部3の径方向D1における幅は、ピストンリング1の周方向D3の全域において同一となっている。ピストンリング本体部3は、ピストンリング1と同様に円環の一部が合口2で切り欠かれた略環状に形成されている。
【0018】
第一張出部4A及び第二張出部4Bは、ピストンリング1の径方向D1内側に向けて張り出す部分である。つまり、第一張出部4A及び第二張出部4Bは、ピストンリング本体部3から径方向D1内側に向けて張り出している。第一張出部4Aは、ピストンリング1の第一端部1gに設けられており、第一端面1eは、ピストンリング本体部3及び第一張出部4Aにより形成されている。また、第二張出部4Bは、ピストンリング1の第二端部1hに設けられており、第二端面1fは、ピストンリング本体部3及び第二張出部4Bにより形成される。
【0019】
第一張出部4A及び第二張出部4Bは、合口2に向かうに従って径方向D1内側への張出量が大きくなっている。つまり、ピストンリング1の第一端部1g及び第二端部1hでは、第一張出部4A及び第二張出部4Bにより、合口2に向かうに従って、ピストンリング1の径方向D1における幅が大きくなるとともに、ピストンリング1の内径が小さくなっている。そして、合口2を形成する第一端面1e及び第二端面1fにおいて、ピストンリング1の径方向D1における幅が最も大きくなっているとともに、ピストンリング1の内径が最も小さくなっている。
【0020】
第一張出部4Aには、ピストンリング1の周方向D3に延びる第一切欠き4Aaが形成されており、第二張出部4Bには、ピストンリング1の周方向D3に延びる第二切欠き4Baが形成されている。第一切欠き4Aaは、ピストンリング1がリング溝11に嵌められた際に、第一張出部4Aの合口2側の領域と第一張出部4Aの合口2とは反対側の領域とを連通する空間を形成する。第二切欠き4Baは、ピストンリング1がリング溝11に嵌められた際に、第二張出部4Bの合口2側の領域と第二張出部4Bの合口2とは反対側の領域とを連通する空間を形成する。このため、第一切欠き4Aaは、ピストンリング1の第一端面1eまで延びており、第一端面1eは、第一切欠き4Aaにより切り欠かれている。また、第二切欠き4Baは、ピストンリング1の第二端面1fまで延びており、第二端面1fは、第二切欠き4Baにより切り欠かれている。
【0021】
第一切欠き4Aaは、第一張出部4Aの径方向D1内側の内周端部4Abに形成されて、ピストンリング1の内周面1aを切り欠いている。また、第二切欠き4Baは、第二張出部4Bの径方向D1内側の内周端部4Bbに形成されて、ピストンリング1の内周面1aを切り欠いている。第一切欠き4Aaは、ピストンリング1がリング溝11に嵌められた際に、リング溝11の溝底12とピストンリング1との間に、第一張出部4Aの合口2側の領域と第一張出部4Aの合口2とは反対側の領域とを連通する空間を形成する。また、第二切欠き4Baは、ピストンリング1がリング溝11に嵌められた際に、リング溝11の溝底12とピストンリング1との間に、第二張出部4Bの合口2側の領域と第二張出部4Bの合口2とは反対側の領域とを連通する空間を形成する。
【0022】
第一切欠き4Aa及び第二切欠き4Baの切り欠き形状は、特に限定されるものではないが、第一切欠き4Aaと第二切欠き4Baとは、互いに異なることが好ましい。本実施形態では、第一切欠き4Aaは、ピストンリング1の肉厚方向D2における第一張出部4Aの中央部を切り欠いた形状であり。第二切欠き4Baは、肉厚方向D2における第二張出部4Bの両端部を切り欠いた形状である。これにより、第一端面1eは、内周面1aの肉厚方向D2における中央部が凹んだ凹状に形成されており、第二端面1fは、内周面1aの肉厚方向D2における両端部が凹んだ凸状形成されている。
【0023】
また、リング溝11に対するピストンリング1の、周方向D3における一方側への回転抵抗と他方側への回転抵抗とが乖離しないように、第一張出部4Aの第一端面1eにおける内周面1aの長さと第二張出部4Bの第二端面1fにおける内周面1aの長さとは略同一であることがより好ましい。
【0024】
以上説明したように、本実施形態に係るピストンリング1では、第一張出部4A及び第二張出部4Bがピストンリング1の径方向D1内側に張り出しているため、シリンダに対するピストン10の往復運動によりピストンリング1がリング溝11に沿って周方向D3に回転する際に、第一張出部4A及び第二張出部4Bによってリング溝11の溝底12に堆積するデポジットを掻き取ることができる。これにより、リング溝11の溝底12に堆積するデポジットを除去することができる。
【0025】
また、このピストンリング1では、第一張出部4A及び第二張出部4Bが合口2を形成するピストンリング1の第一端部1g及び第二端部1hに設けられているとともに、合口2に向かうに従って第一張出部4A及び第二張出部4Bの径方向D1内側への張出量が大きくなっている。このため、第一張出部4A及び第二張出部4Bの合口2側の端面である第一端面1e及び第二端面1fにおいてリング溝11の溝底12に堆積するデポジットが掻き取られる。そして、第一張出部4A及び第二張出部4Bにより掻き取られたデポジットは、合口2からリング溝11の外に排出される。これにより、リング溝11の溝底12に堆積するデポジットをより適切に除去することができる。
【0026】
また、このピストンリング1では、第一張出部4A及び第二張出部4Bに形成された第一切欠き4Aa及び第二切欠き4Baにより、第一張出部4A及び第二張出部4Bの合口2側の領域と第一張出部4A及び第二張出部4Bの合口2とは反対側の領域とを連通する空間が形成される。これにより、第一張出部4A及び第二張出部4Bの合口2とは反対側に存在するデポジットを、第一切欠き4Aa及び第二切欠き4Baを通じて合口2に移動させることができる。これにより、リング溝11の溝底12に堆積するデポジットを合口2からリング溝11の外に容易に排出することができる。
【0027】
また、このピストンリング1では、第一切欠き4Aa及び第二切欠き4Baが内周端部4Ab及び内周端部4Bbに形成されているため、ピストンリング1がリング溝11に嵌められた際に、リング溝11の溝底12とピストンリング1との間に、第一張出部4Aの合口2側の領域と第一張出部4Aの合口2とは反対側の領域とを連通する空間を形成することができる。これにより、第一張出部4A及び第二張出部4Bの合口2とは反対側に存在するデポジットを合口2に容易に移動させることができる。
【0028】
ここで、第一切欠き4Aaと第二切欠き4Baとの形状が異なる場合、ピストンリング1が周方向D3の一方向にのみ回転すると、リング溝11の溝底12に堆積されるデポジットを掻き取ることができない領域が発生する。そこで、このピストンリング1では、第一張出部4Aの第一端面1eにおける内周面1aの長さと第二張出部4Bの第二端面1fにおける内周面1aの長さとは略同一としている。これにより、リング溝11に嵌められたピストンリング1の、周方向D3における一方側への回転抵抗と周方向D3における他方側への回転抵抗とが略同一となるため、ピストンリング1の周方向D3の何れの方向にも回転させることが可能になる。その結果、リング溝11の溝底12に堆積するデポジットをより適切に掻き取ることができる。
【0029】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
【0030】
例えば、上記実施形態では、張出部が切り欠かれているものとして説明したが、例えば、図4に示すピストンリング21のように、第一張出部24A及び第二張出部24Bは切り欠かれていないものとしてもよい。この場合、ピストンリング21の両端面である第一端面21e及び第二端面21fも切り欠かれていない。
【0031】
また、上記実施形態では、張出部に形成される切欠きの具体的な形状について説明したが、切欠きの形状は特に限定されるものではない。例えば、図5に示すピストンリング31のように、第一張出部34Aに形成される第一切欠き34Aaは、肉厚方向D2における第一張出部34Aの一方側の端部を切り欠いた形状であり、第二切欠き34Baは、肉厚方向D2における第二張出部34Bの他方側の端部を切り欠いた形状であってもよい。この場合、第一端面31eは、内周面31aの肉厚方向D2における一方側の端部が径方向D1内側に延びるL字状に形成されており、第二端面31fは、内周面31aの肉厚方向D2における他方側の端部が径方向D1内側に延びるL字状されている。
【0032】
また、上記実施形態では、二つの張出部を備えるものとして説明したが、張出部の数は特に限定されるものではない。例えば、図6に示すピストンリング41のように、ピストンリング41の両端部である第一端部41g及び第二端部41hのうち、第一端部41gにのみ張出部44が形成され、第二端部41hには張出部が形成されないものとしてもよい。この場合、ピストンリング41の第一端面41eは、ピストンリング本体部3及び張出部44により形成されるが、ピストンリング41の第二端面41fは、ピストンリング本体部3のみにより形成される。
【0033】
また、上記実施形態では、張出部は、ピストンリングの端部に形成されるものとして説明したが、張出部は、ピストンリングの径方向内側に張り出していれば、ピストンリングの如何なる位置に形成されていてもよい。例えば、図7に示すピストンリング51のように、張出部54は、ピストンリング51の両端部である第一端部51g及び第二端部51h以外の位置に形成されていてもよい。この場合、ピストンリング51の両端面である第一端面51e及び第二端面51fは、ピストンリング本体部3のみにより形成される。
【0034】
また、上記実施形態では、合口に向かうに従って張出部の径方向内側への張出量が大きくなるものとして説明したが、張出部の形状は特に限定されるものではない。例えば、図7に示すピストンリング51のように、張出部54は、矩形状に径方向内側に張り出すものであってもよい。
【符号の説明】
【0035】
1…ピストンリング、1a…内周面、1b…外周面、1c…第一表面、1d…第二表面、1e…第一端面、1f…第二端面、1g…第一端部、1h…第二端部、2…合口、3…ピストンリング本体部、4A…第一張出部、4Aa…第一切欠き、4Ab…内周端部、4B…第二張出部、4Ba…第二切欠き、4Bb…内周端部、10…ピストン、11…リング溝、12…溝底、21…ピストンリング、21e…第一端面、21f…第二端面、24A…第一張出部、24B…第二張出部、31…ピストンリング、31a…内周面、31e…第一端面、31f…第二端面、34A…第一張出部、34Aa…第一切欠き、34B…第二張出部、34Ba…第二切欠き、41…ピストンリング、41e…第一端面、41f…第二端面、41g…第一端部、41h…第二端部、44…張出部、51…ピストンリング、51e…第一端面、51f…第二端面、51g…第一端部、51h…第二端部、54…張出部、D1…径方向、D2…肉厚方向、D3…周方向。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7