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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023143274
(43)【公開日】2023-10-06
(54)【発明の名称】物品供給装置
(51)【国際特許分類】
   G07F 11/00 20060101AFI20230928BHJP
   G07F 9/10 20060101ALI20230928BHJP
   G07F 11/54 20060101ALI20230928BHJP
【FI】
G07F11/00 Z
G07F9/10 F
G07F11/54
【審査請求】有
【請求項の数】27
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022050560
(22)【出願日】2022-03-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-21
(71)【出願人】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】近藤 創
【テーマコード(参考)】
3E044
3E046
【Fターム(参考)】
3E044AA01
3E044AA05
3E044BA01
3E044DE04
3E044FB01
3E044FB07
3E046AA02
3E046BA01
3E046BB07
3E046CA15
3E046DA07
3E046FA01
(57)【要約】
【課題】単に物品を供給するだけでなく興趣性の高い新規な物品供給装置を提供する。
【解決手段】第1本体部10と第2本体部20とから構成されている物品供給装置1であって、第1本体部10は、物品Pを収容している収容部60と、収容部60に収容されている物品Pを供給可能な供給部65と、供給部65の供給を制御可能な制御部80と、を含み、第2本体部20は、代価の支払いを受け付け可能な受付部22と、操作可能な単一の操作部21と、物品Pの供給口23と、を含み、第1本体部10と第2本体部20とは、異なる筐体として構成され、連結部30を介して連結されている、物品供給装置1である。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1本体部と第2本体部とから構成されている物品供給装置であって、
前記第1本体部は、物品を収容している収容部と、
前記収容部に収容されている前記物品を供給可能な供給部と、
前記供給部の供給を制御可能な制御部と、を含み、
前記第2本体部は、代価の支払いを受け付け可能な受付部と、
操作可能な単一の操作部と、前記物品の供給口と、を含み、
前記第1本体部と前記第2本体部とは、異なる筐体として構成され、連結部を介して連結されている、
物品供給装置。
【請求項2】
請求項1に記載の物品供給装置であって、
前記収容部は、前記供給部から無作為に前記物品を供給するように構成されている、
物品供給装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部と前記第2本体部とは、離間して設けられている、
物品供給装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部と前記第2本体部とは、前記連結部の水平方向の長さ分、離間している、
物品供給装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記連結部は、前記供給部から供給された前記物品が通過可能な通路を含んでいる、
物品供給装置。
【請求項6】
請求項5に記載の物品供給装置であって、
前記通路は、傾斜を成し、前記連結部の内部に形成されている、
物品供給装置。
【請求項7】
請求項5または6に記載の物品供給装置であって、
前記連結部は、前記通路内において、前記物品を移送可能な移送部を含んでいる、
物品供給装置。
【請求項8】
請求項7に記載の物品供給装置であって、
前記移送部は、前記物品を前記供給口まで移送可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項9】
請求項7または8に記載の物品供給装置であって、
前記移送部は、移送中の前記物品を転動不可能に移送するように構成されている、
物品供給装置。
【請求項10】
請求項7~9の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記移送部は、移送中の前記物品を保持可能な保持部を含み、
前記保持部は、移送状態において前記物品を転動不可能に保持している、
物品供給装置。
【請求項11】
請求項7~10の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、前記供給部の下方に形成されている物品待機部を含み、
前記移送部は、前記物品待機部に待機している前記物品を移送可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項12】
請求項1~11の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記連結部は、外部から内部が視認不可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項13】
請求項1~12の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、複数の前記収容部、及び複数の前記供給部を含み、
前記制御部は、複数の前記収容部、及び複数の前記供給部のうち、何れの前記収容部、及び前記供給部を選択するか制御する、
物品供給装置。
【請求項14】
請求項1~13の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記制御部は、代価の受け付けとは無関係に、前記収容部、及び前記供給部を選択するように制御する、
物品供給装置。
【請求項15】
請求項1~14の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記供給部は、複数の孔が形成された回転可能な回転盤を含み、
前記回転盤は、前記操作部の操作を条件とすることなく、前記受付部による代価の受け付けを条件として、回転可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項16】
請求項1~15の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記供給口は、前記操作部の下方に設けられている、
物品供給装置。
【請求項17】
請求項1~16の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、前記供給部から供給した前記物品を下方に移動可能に構成され、
前記連結部は、下方に移動した前記物品を上方に移動可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項18】
請求項1~17の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、少なくともその前面に情報提示部を含み、
前記情報提示部は、前記供給口への前記物品の供給前に、供給する前記物品についての情報を提示可能である、
物品供給装置。
【請求項19】
請求項18に記載の物品供給装置であって、
前記情報提示部は、前記操作部の操作を条件として、情報を提示可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項20】
請求項18または19に記載の物品供給装置であって、
前記情報提示部は、前記供給口に供給予定の前記物品の現在位置に応じて、異なる情報を提示可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項21】
請求項18~20の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記情報提示部は、前記操作部の方向から見て異なる方向に傾斜し連続する2面を備えている、
物品供給装置。
【請求項22】
請求項1~21の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、前記第2本体部よりもその容積が大きく形成されている、
物品供給装置。
【請求項23】
請求項1~22の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、高さ方向において第1の長さに形成され、前記第2本体部は、高さ方向において第1の長さよりも短い第2の長さに形成され、前記連結部は、高さ方向において第1の長さ及び第2の長さよりも短い第3の長さに形成されている、
物品供給装置。
【請求項24】
請求項1~23の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、幅方向において第4の長さに形成され、前記第2本体部は、幅方向において第4の長さよりも短い第5の長さに形成され、前記連結部は、幅方向において第4の長さ及び第5の長さよりも短い第6の長さに形成されている、
物品供給装置。
【請求項25】
請求項1~24の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部、及び前記第2本体部は、平面視三角形型形状を成している、
物品供給装置。
【請求項26】
請求項1~25の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、その背面に開閉扉が形成され、開閉扉を介して前記物品を補充可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項27】
請求項1~26の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記収容部は、第1壁部乃至第4壁部から構成され、その上部は開放され、
前記第1壁部は、前記第4壁部よりも高さが高い壁部として構成され、
前記第2壁部及び前記第3壁部の上端は、傾斜して形成されている、
物品供給装置。
【請求項28】
請求項1~27の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部、及び前記第2本体部には、前記筐体の下部に移動部が設けられている、
物品供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゲームセンターや、デパート内の階段の踊り場などに、自動販売機として物品供給装置が設けられている。この物品供給装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、硬貨などのコインを所定個数入れることで、操作用のハンドルが回転可能となり、このハンドルを回転させることにより、物品取出し口から物品(商品)が排出されるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000-76511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において開示された構造は、コイン投入によって商品を自動販売する物品供給装置であるが、物品を収容保持する構成と操作による物品払い出し構造を有する。これまでのこの種の装置においては、その殆どが代価の支払いに応じて物品を提供するだけの装置である。したがって、物品を購入するとき、単なる物品購入の楽しみだけで、特別な演出によって遊ぶことができるようなものがなく、物品供給装置として興趣性があるとは言えないのが現状である。
【0005】
本発明は、単に物品を供給するだけでなく、興趣性の高い新規な物品供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る物品供給装置の一態様は、第1本体部と第2本体部とから構成されている物品供給装置であって、第1本体部は、物品を収容している収容部と、収容部に収容されている物品を供給可能な供給部と、供給部の供給を制御可能な制御部と、を含み、第2本体部は、代価の支払いを受け付け可能な受付部と、操作可能な単一の操作部と、物品の供給口と、を含み、第1本体部と第2本体部とは、異なる筐体として構成され、連結部を介して連結されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、単に物品を供給するだけでなく興趣性の高い新規な物品供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の物品供給装置の一実施形態の正面図である。
図2図1に示す物品供給装置の側面図である。
図3図1に示す物品供給装置を背面方向から見た斜視図である。
図4】物品供給装置の後部を開いた状態の斜視図である。
図5図4に示す収容部の内部構造の一例示した断面図である。
図6】移送部の一例を示す概略側面図である。
図7】保持部の一例を示す概略図である。
図8】制御部の一例を示したブロック図である。
図9】情報提供部による画像演出の一例を示す正面図である。
図10】情報提供部による画像演出の一例を示す正面図である。
図11】情報提供部による画像演出の一例を示す正面図である。
図12】情報提供部による画像演出の一例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について図1図12を参照して説明する。
なお、以下の図面を参照した説明における向きの記載については、物品供給装置を操作する操作者から見て、上側(上方向)を「U」、下側(下方向)を「D」とし、左右については、ディスプレイに向かって右側(右方向)を「R」、左側(左方向)を「L」とし、前後については、ディスプレイの裏側(後方向)を「Rr」、前側(前方向)を「Fr」、として図面に記載する。
【0010】
図1は、本発明の物品供給装置の一実施形態の正面図である。図2は、図1に示す物品供給装置の側面図である。また、図3は、図1に示す物品供給装置を背面方向から見た斜視図である。
【0011】
物品供給装置1は、代価に応じて物品P(図5参照)を提供するように構成された装置である。物品供給装置1は、外観的には、図1、及び図2に示すように、例えば、装置後方側に配置される比較的大型の第1本体部10と、装置前方側において、第1本体部10よりも小型の第2本体部20と、第1本体部10と第2本体部20を連結した連結部30と、を備える。すなわち、前後方向に離間した第1本体部10と第2本体部20とを、床面90に接近して前後方向に水平に延びる連結部30の長さだけ離れて連結されている。また、図3に示すように、第1本体部10、及び第2本体部20は、平面視三角形型形状を成しており、第1本体部10の前面側には、情報提示部であるディスプレイ40が設けられており、第2本体部20には、操作部21が設けられている。
【0012】
第1本体部10、第2本体部20、及び連結部30の縦寸法(高さ方向の寸法)を大きい順に、第1本体部10の第1の長さL1が例えば180cm~230cm程度、第2本体部20の第2の長さL2が例えば100cm~130cm程度、連結部30の第3の長さL3が例えば40cm~60cm程度として構成することができる。同じく第1本体部10、第2本体部20、及び連結部30の横寸法(左右方向の寸法)を大きい順に、第1本体部10の第4の長さL4が例えば130cm~230cm程度、第2本体部20の第5の長さL5が例えば70cm~90cm程度、連結部30の第6の長さL6が例えば30cm~50cm程度と、なるよう構成されている。
【0013】
第2本体部20の第2の長さ&#8556;2は、第2本体部20の前に人が立つことを前提した寸法(第2本体部20に設けられた操作部21を操作することを前提にした寸法)に構成されている。また、第1本体部10の第1の長さL1、及び第4の寸法L4は、操作位置(第2本体部20の前に立った位置)から前方を見た場合に、第1本体部10の前面側が視界の殆どを占めることができるような大きさに構成されている。
【0014】
このように構成されることで、第1本体部10は、第2本体部20に視界的に邪魔されずに後方側に大きく見えるように構成される。また、連結部30は、第2本体部20によって、前方からは見えないようになっている。また、物品供給装置1を真正面からみると、図1に示すように第2本体部20を中心にして第1本体部10が左右方向並びに高さ方向に大きく広がった構造となる。また、操作部21を備える第2本体部20と第1本体部10とは、図2及び図3に示すように、連結部30の前後方向の長さに加えて第2本体部20の前後方向の長さ分さだけ離れている。この前後の離間距離は、後述するディスプレイ40の画像演出との関係から必要な距離となっている。
【0015】
第1本体部10の前面側に設けられたディスプレイ40は、操作部21の方向から見て、異なる方向、すなわち、左右両側且つ後方に向かって、所定の角度で傾斜する第1傾斜画面41と、第2傾斜画面42とを備える。この両傾斜画面41,42は、画面左右中央部40aにて画面が湾曲して連続した構成となっている。これは、ディスプレイ40は、画面左右中央部40aを最前面として左右に連続して左右に広がる画面を構成している。また、両傾斜画面41,42の後端側においても、背面中央側に向って湾曲した構成(図3参照)となっている。したがって、ディスプレイ40による画像演出においては、例えば、画面左右中央部40aの領域を最前面とし、左右両側を後方画像とするときに、画面自体が前後方向において立体的になっていることから、立体画像の演出が効果的にできる。特に、操作部21に立っている操作者においては、画面に対する左右位置並びに距離が好都合に設定されていることから、より効果的な立体画像を体験することができる。
【0016】
第1本体部10は、その内部には、後述するように物品Pを収容している収容部60(図4参照)と、収容部60に収容されている物品Pを供給可能な供給部65と、更に、供給部65からの物品Pの供給を制御する後述する制御部80(図7参照)と、を有している。このディスプレイ40は、様々な情報を表示することができるが、例えば、操作者が物品Pの購入操作を行ってから物品Pが供給口23に供給される前、すなわち、購入操作の開始から物品Pが提供されるまでの時間を利用して、当該物品Pの情報を提示することができる。
【0017】
第2本体部20は、操作部21、受付部22、及び供給部65がその前面側に設けられている。操作部21は、第2本体部20の上部で左右方向中央に円形状の大きき構成で1つ設けられている。また、操作部21は、その一部が本体上端から突出するようにした円形状の船舶用の舵を模した形状となっている。したがって、この操作部21は、例えば回転操作できるように構成されており、あたかも船舶又はそれに類する宇宙船等のかっこよい操作形態を演出している。この操作部21の回転操作は、例えば、その回転軸21a(図6参照)の回転をハンドルセンサS2によって検出される。ハンドルセンサS2の検出信号は、制御部80によって演出に反映される。
【0018】
受付部22は、代価の支払いを受け付け、例えば、硬貨などを投入可能な投入口として、操作部21の右側の斜め下の位置に設けられている。この受付部22には、例えば、所定の硬貨が投入されたことを確認するコインセンサS1(図6参照)が設けられている。コインセンサS1は、検出した信号を制御部80に送信し、物品供給装置1の作動開始を可能とする。また、供給口23は、提供される物品Pが排出され、操作者が物品Pを受け取ることができるように構成されており、例えば、操作部21の真下に設けられている。
【0019】
連結部30は、その内部には、後述するように、収容部60から供給された物品Pを第2本体部20の供給部65に移送する移送部50が設けられている。なお、連結部30の外面は、不透明なカバー部材31により覆われており、その内部構造が見えないように構成されている。
【0020】
第1本体部10、及び第2本体部20には、床面90に別々に設置するので、それぞれ脚部を備えている。また、特に、第1本体部10は、大きな構造で重量が大きくなることから、筐体の下部10bにはキャスターなどの移動部15が設けられている。なお、第2本体部20の下部10bに同様の移動部15を設けても良い。
【0021】
図4は、物品供給装置の後部を開いた状態の斜視図である。
図4に示すように、第1本体部10は、その背面に開閉扉11が設けられている。この開閉扉11は、左右方向に開く両開き形態であり、背面が大きく解放されるように構成されている。また、第1本体部10の内部には、前方側に2個、後方側に3個の前後に二列に配置された収容部60が個設けられている。各収容部60の側壁は、全て同じ構造で、前壁である第1壁部60a、左右の側壁である第2壁部60b、及び第3壁部60d、後壁である第4壁部60cにて構成されて、上部は開放されている。したがって、開閉扉11を開くことで各収容部60に物品Pを補充することができる。しかも、第4壁部60cは、第1壁部60aよりも高さが低い壁部として構成され、且つ第2壁部60b、及び第3壁部60dの上端60e(図5参照)は、後方に向かって低くなるように傾斜している。すなわち、収容部60の上部の開口は、後方に向かって解放された構造となっている。
【0022】
また、第1本体部10においては、収容部60を保持する収容部60載置部10cが下部10bよりも上方側に位置しており、収容部60を載置する部分と下部10bとの間に所定の距離を有する構成となっている。この構成により、収容部60から排出される物品Pを、収容部60載置部10cよりも下方に移動することができる。例えば、収容部60載置部10cの下方に物品待機部55(図5及び図6参照)が設けられることで、複数の収容部60内の物品Pを、収容部60から下方に向かって一箇所に移動し易い構造となっている。
【0023】
図5は、図4に示す収容部の内部構造の一例示した断面図である。
収容部60は、図5に示すように、多数の物品Pを無造作に収容する空間である。収容部60の底部60fに供給部65が設けられている。供給部65は、複数の孔65bが形成された回転可能な回転盤65aを含み、この回転盤65aの回転動作によって、収容部60内の物品Pを無作為に供給する。この回転盤65aは、回転されたときに、物品Pを収容した複数の孔65bのうちの一つが底部60fの底孔60hに対応し、物品Pがこの底部60fを通過して落下して収容部60から排出される。
【0024】
なお、物品Pは、例えば球状のカプセル型のもので、カプセル内には、例えば、ミニチュア玩具などが種々の品物が収容されている。また、本実施形態においては、5つの収容部60が配置されていることで、5種類の物品Pを提供することができる。
【0025】
また、回転盤65aは、その中央上部に撹拌部材65cが設けられており、回転盤65aの回転と共に回転して収容部60内の物品Pを適宜撹拌して当該物品Pが孔65b内に入りやすいようにしている。また、回転盤65aの駆動は、例えば、モータなどの駆動源60mをギア等の動力伝達部材60gを介して回転盤65aに回転力を伝えることができる。なお、回転盤65aは、駆動については特に制限するものではなく、その他に例えば、中央の回転軸に回転力を伝えるような構成であっても良い。
【0026】
供給部65によって排出・供給された物品Pは、更に下方に配置された物品待機部55に移動する。この物品待機部55は、5個の収容部60の排出通路と繋がっている。このようにして、供給部65よりも下方に位置する物品待機部55に移動した物品Pは、後述する移送部50によって、物品待機部55よりも高い位置に配置された供給口23に向かって上方に移動される。
【0027】
図6は、移送部の一例を示す概略側面図である。
連結部30は、その内部に供給部65から供給された物品Pが通過可能な通路を有している。例えば、図6に示すように、物品待機部55から第2本体部20の前面側の供給口23に向かって上方に傾斜する載置ベルト51を備える移送部50によって、物品Pの通路が形成されている。
【0028】
物品Pは、例えば、物品待機部55から上下両端ローラ間に架け渡された載置ベルト51の下端側(図中右側)の上に供給される。その後、載置ベルト51の回転によって上端側(図中左側)において、載置ベルト51から落下して供給口23に排出される。この通路には、例えば物品待機部55、載置ベルト51の途中、及び供給口23に位置センサS3,S4,S5が設けられている。これらの位置センサS3,S4,S5によって、物品Pの移送中の位置を検出することができる。
【0029】
図7は、保持部の一例を示す概略図である。
上述のように移送部50が傾斜していることから、球状の物品Pを載置ベルト51上に単に乗せるだけの構成では移送することができない。そこで、移送部50には、載置ベルト51の他に、例えば、図7に示すような移送中の物品Pを保持可能な保持部52を備えている。この保持部52は、例えば、図7(a)に示すように、載置ベルト51の載置面側において、ベルト幅方向の両端に配置されて物品Pを挟持可能とする挟持部材にて構成することができる。この挟持部材は、載置ベルト51の略全長に亘って設けられる回転ベルトなどにより構成される。すなわち、載置ベルト51と同期して回転するフレキシブルなベルト部材によって、物品Pを挟持して移送可能に保持する。
【0030】
また、保持部52は、図7(b)に示すように構成することもできる。この場合の保持部52は、載置ベルト51の表面に所定の間隔で突設された凸部材にて構成されている。また、保持部52は、(a)示す挟持部材、及び(b)に示す凸部材の両方を備える構成であっても良い。このように、保持部52については、移送中の物品Pを転動不可能に保持して当該物品Pを上方に向かって移送できるものであれば、その構造については特に制限するものではない。
【0031】
図8は、制御部の一例を示したブロック図である。
制御部80は、例えば、硬貨が投入される受付部22と連動するように設けられたコインセンサS1の信号によって作動を開始する。その後、予め記憶部81に記録された制御によって駆動部82を介して、物品Pの選択、画像出力部(ディスプレイ40)の作動、音出力部84の作動、等の演出を実施する。また、制御部80への入力信号としては、コインセンサS1の他に、例えば、操作部21の操作を検出するハンドルセンサS2、物品Pの移送途中の位置を検出する位置センサS3,S4,S5からの信号がある。
【0032】
したがって、例えば、位置センサS3,S4,S5による物品Pの検出信号を利用して、供給口23に供給予定の物品Pの現在位置に応じた情報の提供、例えば、ディスプレイ40による異なる画像情報を提示可能に構成されている。また、ハンドルセンサS2による操作部21の操作を検出して、画像などの演出に反映することができる。
【0033】
制御部80による制御の一例としては、例えば、受付部22による代価の受け付けを条件として、操作部21が回転可能に構成されている。また、ディスプレイ40の表示は、操作部21の操作を条件として、画像情報を提示可能に構成されている。また、複数の収容部60、及び供給部65のうち1つを選択すること、すなわち、複数の物品Pのうち何れかを選ぶことは、代価の受け付けや操作部21の操作とは無関係に選択されるように制御されている。
【0034】
以下、物品供給装置1による物品Pの供給に際して行われる演出の一例について説明する。
図9図12は、ディスプレイ40による画像演出の一例を示す正面図である。
【0035】
先ず、受付部22にて通貨の所定金額の投入が確認される。この受付信号によって、第一画面として、例えば、図9に示すように、生産ラインのロボットRがその一対のアームを使って物品Pを製造している映像が映し出され、演出がスタートする。なお、各画像演出と連係して音出力も同時して実施される。
【0036】
次に、図10に示すように、次の第二画面として、画面上に五つの種類の物品P(P1、P2、P3、P4、P5)を明示する演出を行う。このとき、例えば、操作部21の操作と連係して画面上のハンドルHによって物品Pを選ぶような演出がなされ、提供される物品Pが明示される。なお、ここでの制御では、前述したように、提供される物品Pは、プログラム上予め決定されている。しかし、演出としては、あたかも操作者が物品Pの選択をしたようにする。
【0037】
その後、第三画面として、図11に示すように、例えば、映像Cなど煙のような不思議な演出を行うことができる。これにより、例えば「選ばれた物品Pはいったい何でしょうか」、といったギミック性の演出、又は、「選択した物品Pが製造し上がました」、といった物品Pへの期待感の演出等を行なうことができる。
【0038】
その後、第四画面として、図12に示すように、特定のキャラクターDによって、商品が運ばれてくるような演出がなされる。このタイミングに合わせて、供給口23に物品Pが排出される。
【0039】
上記の演出については、コインセンサS1にて、演出がスタートするが、その後の演出については、ハンドル操作、並びに位置センサS3,S4,S5によって排出のために移動途中の物品Pの位置と演出をリンクさせて、上記の各画面の切換えや音演出を切換えるように演出する。
【0040】
上記すべての画像演出では、添付図面上では表現できないが、実際に映し出される映像では、遠近表示が明瞭に行われる。これによって、例えば、ロボットRやキャラクターDなどすべての画像が、立体画像として画面前方に浮き上がるように映し出される。
【0041】
以上述べたように、本実施形態においては、物品供給装置1は、第1本体部10と、操作部21や受付部22が設けられた第2本体部20とが異なる筐体にて構成され、双方の筐体が連結部30にて連結した構成とされていることで、第1本体部10には、操作部21や受付部22を設ける必要がなくなるので、第1本体部10内において収容部60の配置領域を大きくとることができるとともに、収容部60以外の各種パーツの配置の自由度も増すことができる。また、操作する第2本体部20側から見て、物品供給装置1に奥行きのある立体的な配置の演出が可能になる。
【0042】
本実施形態においては、供給部65は、収容部60の底面側に設けられて、物品Pを無作為選別して供給可能とする。したがって、収容部60は、物品Pを単に入れるだけの容器形態で良く、物品Pの収容操作(収容作業)が容易である。
【0043】
本実施形態においては、第1本体部10と第2本体部20とは、離間して設けられているので、離間した距離だけディスプレイ40の視認範囲が大きくなり、操作者に対し、ディスプレイ40の画面表示の演出を効果的に行うことができる。
【0044】
本実施形態においては、連結部30は、供給部65から供給された物品Pが通過可能な通路を含んでいることで、第1本体部10から第2本体部20へ物品Pを移動して操作部21側から物品Pを提供できる。また、物品Pが通過する通路が傾斜していることで、第1本体部10と第2本体部20との間の物品Pの高さ方向の位置変化を許容することができる。そして、通路内にベルコンベアのような移送部50を有することで、物品Pを高い位置の方に移動させることができる。
【0045】
本実施形態においては、移送部50は、物品Pを供給口23まで移送可能に構成されているので、物品Pの供給口23の高さの自由度を高めることができる。また、移送部50は、移送中の物品Pを転動できないように保持する保持部52にて保持した状態で移送するように構成されていることで、物品Pが転動し易い形状であっても、確実に保持して移動させることができる。
【0046】
本実施形態においては、第1本体部10は、供給部65の下方に物品待機部55を有し且つこの物品待機部55から移送部50にて移送が行えるので、物品Pの供給が複数受け付けられた場合でも、物品Pを一箇所の物品待機部55に集めて順番に移送することができる。この結果、複数種類の物品Pを移動するにも移送部50は1つで良い。
【0047】
本実施形態においては、連結部30は、外部から内部が視認できないように構成されているので、操作者においては、物品Pが供給口23に到達するタイミングを見せない演出をすることができる。
【0048】
本実施形態においては、制御部80は、代価の受け付けとは無関係に、収容部60、及び供給部65を選択するように制御するので、制御の複雑化を回避できる。また、本実施形態の場合、5種類の物品Pが別々の収容部60に収容されているが、何れの収容部60、及び供給部65を選択するかを制御して、複数種類の物品Pを供給するので、特定の収容部60から多く供給するといった偏った供給を回避することができる。
また、物品Pを1個ずつ取り出す回転盤65aを備える供給部65は、操作部21とは無関係に受付部22による代価の受け付けを条件として、物品Pの供給が行なわれるように構成されているので、操作者の操作によって制御上の混乱を来たすことが避けられ、制御が容易である。操作部21の操作に応じた動力により回転盤65aを回転させる構成ではなく、電動で回転盤65aを回転させる構成とすることができる。
【0049】
本実施形態においては、供給口23が操作部21の下方に設けられているので、装置操作と物品Pの供給との関連づけを演出することができる。また、供給口23が操作部21に接近していることで、物品Pの取り出しがし易い。
【0050】
本実施形態においては、第1本体部10は、供給部65から供給した物品Pを下方に移動可能に構成されているので、物品Pの取り出すための移動に重力を利用でき、構造の簡素化ができる。また、連結部30は、下方に移動した物品Pを上方に移動可能に構成されているので、供給口23の高さ方向の位置が第1本体部10の構造に影響されることなく自由に設定できる。
【0051】
本実施形態においては、第1本体部10は、少なくともその前面にディスプレイ40を備えているので、操作者の前方、すなわち、物品供給装置1を操作する顧客に対して見やすい位置で情報を提供することができる。また、ディスプレイ40による情報提供が供給口23への物品Pの供給前にすることができるので、提供情報によって、供給する物品Pについての期待感などを醸成でき、効果的な演出ができる。
【0052】
本実施形態においては、ディスプレイ40は、操作部21の操作を条件として、情報を提示可能に構成されているので、操作と情報の変化との関連づけがなされ、操作者に操作部21の操作感を演出することができる。
【0053】
本実施形態においては、ディスプレイ40は、供給口23に供給予定の物品Pの現在位置に応じて、異なる情報を提示可能に構成されているので、例えば、物品Pをあたかもその場で生産しているかのような演出が可能である。
【0054】
本実施形態においては、ディスプレイ40は、操作部21の方向から見て、左右両端側に向かって傾斜・後退する面を備えることで、映像の立体化の演出がし易く、しかも、操作者が操作部21に位置していることで、映像の演出効果を高めることができる。
【0055】
本実施形態においては、第1本体部10は、第2本体部20よりもその容積が大きく形成されているので、ディスプレイ40の情報提可能な面積を大きく設定でき、迫力のある情報を提供することができる。
【0056】
本実施形態においては、連結部30の上下方向の長さは、高さ方向における第1本体部10の長さ及び高さ方向における第2本体部20の長さよりも短く構成されているので、操作者が操作部21に位置した状態において、連結部30の存在によりディスプレイ40の視認が邪魔されることがなく、臨場感のある映像演出を行なうことができる。
【0057】
本実施形態においては、第1本体部10の幅方向の長さは、第2本体部20の幅方向の長さよりも長く構成されているので、操作者の位置からディスプレイ40の映像領域を左右幅方向に広がる構成とすることができる。また、連結部30は、高さ及びに幅が第2本体部20のそれよりも小さく構成されているので、第2本体部20の操作部21の位置にいる操作者からは見えなくするという演出ができる。
【0058】
本実施形態においては、第1本体部10、及び第2本体部20は、平面視三角形型形状を成しているので、両本体部が前後に配置されている状態において、操作者から見て左右斜め後方に広がる構成にでき、装置全体の形状の視覚的演出のみならず、ディスプレイ40の映像演出との相乗演出効果を図ることができる。
【0059】
本実施形態においては、第1本体部10は、その背面に開閉扉11が形成され、開閉扉11を介して物品Pを補充可能に構成されていることで、演出に供する領域を大きく確保することが可能である。
【0060】
本実施形態においては、収容部60が前後左右の4面の壁部にて上方が開放された箱形状に構成され、左右両壁部が一方向に低くなる傾斜となっていることで、開放され上部から物品Pを補充するときに高さの低い側から供給することで、供給しやすくできる。また、収容部60の上部が斜めに開放されているので、収容部60の高さの設定を、収容部60を設置した箇所の上部(天井部分)に接近した高さまで大きく設定した場合でも、物品P供給を容易に行なうことができる。
【0061】
本実施形態においては、第1本体部10、及び第2本体部20には、筐体の下部10bにキャスターなどの移動部15が設けられていることで、両本体部を大きく且つ重量のある構成であっても、その移動が容易である。
【0062】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はその技術思想の範囲で適宜変更することができる。例えば、上記実施形態においては、受付部22は、硬貨を投入する開口にて構成された場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、カード決済、或いは携帯電話等を利用した電子決済が可能な装置を設けた構成であっても良い。
【0063】
上記実施形態においては、物品Pの現在位置を検出する検出センサを3個設けるように構成したが、位置センサの設置位置や設置個数は適宜変更することができる。
【0064】
また、上記実施態様においては、ディスプレイ40は、前記供給口23に供給予定の前記物品Pの現在位置をセンサにより検出して、当該位置に応じた情報を提示するようにしたが、これに限るものではなく、センサを設けないで、操作開始からの時間の設定によって提供情報を変えるようにしても良い。
【0065】
また、上記実施形態においては、ディスプレイ40の表示は、操作者が物品Pの購入操作をしたのちに実施する場合について説明したが、例えば、物品Pの購入操作とは関係なくディスプレイ40を駆動させて、商品のコマーシャルや商品キャラクターのコマーシャルといった表示を行うようにしても良い。
【符号の説明】
【0066】
1 物品供給装置
10 第1本体部
10b 下部
11 開閉扉
15 移動部
20 第2本体部
21 操作部
22 受付部
23 供給口
30 連結部
40 ディスプレイ(情報提示部)
50 移送部
52 保持部
55 物品待機部
60 収容部
60a 第1壁部
60b 第2壁部
60c 第4壁部
60d 第3壁部
60e 上端
65 供給部
65b 孔
65a 回転盤
80 制御部
L1 第1の長さ
L2 第2の長さ
L3 第3の長さ
L4 第4の長さ
L5 第5の長さ
L6 第6の長さ
P 物品
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-05-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1本体部と第2本体部とから構成されている物品供給装置であって、
前記第1本体部は、物品を収容している収容部と、
前記収容部に収容されている前記物品を供給可能な供給部と、
前記供給部の供給を制御可能な制御部と、を含み、
前記第2本体部は、代価の支払いを受け付け可能な受付部と、
操作可能な単一の操作部と、前記物品の供給口と、を含み、
前記第1本体部と前記第2本体部とは、異なる筐体として構成され、連結部を介して連結され、前記連結部の水平方向の長さ分、離間している、
物品供給装置。
【請求項2】
請求項1に記載の物品供給装置であって、
前記収容部は、前記供給部から無作為に前記物品を供給するように構成されている、
物品供給装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部と前記第2本体部とは、離間して設けられている、
物品供給装置。
【請求項4】
請求項1~の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記連結部は、前記供給部から供給された前記物品が通過可能な通路を含んでいる、
物品供給装置。
【請求項5】
請求項に記載の物品供給装置であって、
前記通路は、傾斜を成し、前記連結部の内部に形成されている、
物品供給装置。
【請求項6】
請求項4または5に記載の物品供給装置であって、
前記連結部は、前記通路内において、前記物品を移送可能な移送部を含んでいる、
物品供給装置。
【請求項7】
請求項に記載の物品供給装置であって、
前記移送部は、前記物品を前記供給口まで移送可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項8】
請求項6または7に記載の物品供給装置であって、
前記移送部は、移送中の前記物品を転動不可能に移送するように構成されている、
物品供給装置。
【請求項9】
請求項6~8の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記移送部は、移送中の前記物品を保持可能な保持部を含み、
前記保持部は、移送状態において前記物品を転動不可能に保持している、
物品供給装置。
【請求項10】
請求項6~9の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、前記供給部の下方に形成されている物品待機部を含み、
前記移送部は、前記物品待機部に待機している前記物品を移送可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項11】
請求項1~10の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記連結部は、外部から内部が視認不可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項12】
請求項1~11の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、複数の前記収容部、及び複数の前記供給部を含み、
前記制御部は、複数の前記収容部、及び複数の前記供給部のうち、何れの前記収容部、
及び前記供給部を選択するか制御する、
物品供給装置。
【請求項13】
請求項1~12の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記制御部は、代価の受け付けとは無関係に、前記収容部、及び前記供給部を選択するように制御する、
物品供給装置。
【請求項14】
請求項1~13の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記供給部は、複数の孔が形成された回転可能な回転盤を含み、
前記回転盤は、前記操作部の操作を条件とすることなく、前記受付部による代価の受け付けを条件として、回転可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項15】
請求項1~14の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記供給口は、前記操作部の下方に設けられている、
物品供給装置。
【請求項16】
請求項1~15の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、前記供給部から供給した前記物品を下方に移動可能に構成され、
前記連結部は、下方に移動した前記物品を上方に移動可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項17】
請求項1~16の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、少なくともその前面に情報提示部を含み、
前記情報提示部は、前記供給口への前記物品の供給前に、供給する前記物品についての情報を提示可能である、
物品供給装置。
【請求項18】
請求項17に記載の物品供給装置であって、
前記情報提示部は、前記操作部の操作を条件として、情報を提示可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項19】
請求項17または18に記載の物品供給装置であって、
前記情報提示部は、前記供給口に供給予定の前記物品の現在位置に応じて、異なる情報を提示可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項20】
請求項17~19の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記情報提示部は、前記操作部の方向から見て異なる方向に傾斜し連続する2面を備えている、
物品供給装置。
【請求項21】
請求項1~20の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、前記第2本体部よりもその容積が大きく形成されている、
物品供給装置。
【請求項22】
請求項1~21の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、高さ方向において第1の長さに形成され、前記第2本体部は、高さ方向において第1の長さよりも短い第2の長さに形成され、前記連結部は、高さ方向において第1の長さ及び第2の長さよりも短い第3の長さに形成されている、
物品供給装置。
【請求項23】
請求項1~22の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、幅方向において第4の長さに形成され、前記第2本体部は、幅方向において第4の長さよりも短い第5の長さに形成され、前記連結部は、幅方向において第4の長さ及び第5の長さよりも短い第6の長さに形成されている、
物品供給装置。
【請求項24】
請求項1~23の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部、及び前記第2本体部は、平面視三角形型形状を成している、
物品供給装置。
【請求項25】
請求項1~24の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部は、その背面に開閉扉が形成され、開閉扉を介して前記物品を補充可能に構成されている、
物品供給装置。
【請求項26】
請求項1~25の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記収容部は、第1壁部乃至第4壁部から構成され、その上部は開放され、
前記第1壁部は、前記第4壁部よりも高さが高い壁部として構成され、
前記第2壁部及び前記第3壁部の上端は、傾斜して形成されている、
物品供給装置。
【請求項27】
請求項1~26の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第1本体部、及び前記第2本体部には、前記筐体の下部に移動部が設けられている、
物品供給装置。