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▶ パテントフレア株式会社の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023143576
(43)【公開日】2023-10-06
(54)【発明の名称】エアバッグ機構装備プロテクター
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/018 20060101AFI20230928BHJP
   A42B 3/12 20060101ALI20230928BHJP
   A41D 13/05 20060101ALI20230928BHJP
   A41D 31/00 20190101ALI20230928BHJP
   A41D 31/28 20190101ALI20230928BHJP
【FI】
A41D13/018
A42B3/12
A41D13/05 143
A41D13/05 118
A41D13/05 125
A41D13/05 131
A41D31/00 503N
A41D31/28
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022076768
(22)【出願日】2022-03-25
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
3B011
3B107
【Fターム(参考)】
3B011AA01
3B011AA05
3B011AC04
3B107CA02
3B107DA03
3B107DA21
(57)【要約】
【課題】従来のプロテクター(ヘルメット、防弾チョッキなど)は、外側が固い素材、又は金属板などを挟む構造で、内側が発泡ウレタンなどの柔らかい素材で外部からの衝撃を和らげる構造であった。そのため、外傷は防ぐことができるが衝撃が大きい場合、骨折や臓器の損傷などにつながることもあり、外部からの衝撃をいかに小さくするか、ということが課題であった。
【解決手段】プロテクターの外側の素材に炭素繊維、セルロースナノファイバーなどの軽量で強度が高い有機物系の材料を使用する。内側には、自動車の安全装置であるエアバッグ機構を、装備する。エアバッグ機構の効果を高めるために、プロテクターと着用者の体の間に空間を保つ構造にする。
着用者は、発泡スポンジなどの収縮性が高く柔らかい素材を使用した厚みのあるインナーを着用することで空間を埋めてプロテクターを安定させる。
(インナーの素材として使用する発泡スポンジなどは、収縮性が高いため、エアバッグ機構作動時の妨げにならない。)
これらの手段を講じることにより、プロテクターの衝撃吸収性能を大幅に向上させ、課題を解決する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(条件1)
頭部用、上半身用、脚部用など人体の部位ごとのプロテクター(着用防具)である。
(条件2)
外側に炭素繊維(カーボンファイバー)、セルロースナノファイバーなどの軽量で強度が高い有機物系の素材を使用する。
(条件3)
内側に自動車安全装置のエアバッグ機構が装備されている。
(条件4)
エアバッグ機構の効果を高めるために、プロテクターと着用者の体の間に空間(一定の距離)を保つ構造である。
(条件1)(条件2)(条件3)(条件4)を満たすことにより、従来のプロテクターよりも着用者に対する衝撃吸収性能を、向上させる方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用した製品(以後プロテクター)は、プロテクターと着用者の体の間に空間を保つ構造である。
この空間を埋めて、プロテクターを安定させるために着用者が、発泡スポンジなどの収縮性が高く柔らかい素材を使用した空間を埋めることができる厚みのあるインナーを着用する方法。(インナーの素材は収縮性が高いため、エアバッグ機構作動時の妨げにならない。)
【請求項3】
請求項1、請求項2に記載の方法を使用した製品。
【請求項4】
請求項3に記載の製品を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロテクター(着用防具)技術と自動車の安全装置技術の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
プロテクターの技術(ヘルメット、防弾チョッキなど)
【0003】
自動車の安全装置技術(エアバッグ機構)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のプロテクター(ヘルメット、防弾チョッキなど)は、外側が固い素材、又は金属板などを間に挟む構造で、内側が発泡ウレタンなどの柔らかい素材で、外部からの衝撃を和らげる構造であった。
これらのプロテクターは、外傷(皮フの裂傷)は防ぐことができるが、外部からの衝撃が大きい場合、衝撃を吸収しきれずに、骨折や臓器の損傷を受けることもあった。
この外部からの衝撃をいかに吸収して小さくするかということが、課題であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(条件1)
外側の素材に炭素繊維(カーボンファイバー)、セルロースナノファイバーなどの軽量で強度が高い有機物系の素材を使用する。
(条件2)
内側に自動車安全装置として使用されるエアバッグ機構が装備されている。
(条件3)
エアバッグ機構の効果を高めるために、プロテクターと着用者の体の間に空間(一定の距離)を保つ構造である。
(条件4)
発泡スポンジなどの収縮性が高く柔らかい素材を使用した厚みのあるインナーを着用し、この上からプロテクターを着用することで、着用者の体とプロテクターの間の空間を埋めてプロテクターを安定させる。
(条件1)(条件2)(条件3)(条件4)を満たすことにより、プロテクターの衝撃吸収性能を大幅に向上させ、課題を解決する。