(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023143578
(43)【公開日】2023-10-06
(54)【発明の名称】ファインセラミックス製成形器具(成形用陶磁型)
(51)【国際特許分類】
C04B 35/622 20060101AFI20230928BHJP
B28B 1/30 20060101ALI20230928BHJP
【FI】
C04B35/622
B28B1/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022076770
(22)【出願日】2022-03-25
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
4G052
【Fターム(参考)】
4G052DA02
4G052DA08
4G052DB12
4G052DC06
(57)【要約】
【課題】従来の金型は、金属材料を切削加工で製造していた。金属製の金型は重量があり、大きいものでは数100kgにもなり、運搬や成形用機材へのセッティングなどの作業負担が大きいという課題があった。
又、材料費、製造機械が高額であり、製造される金型も高額となり、コスト負担が大きいという課題もあった。
【解決手段】金型の材料に、ファインセラミックスを使用し、3Dプリンターで出力成形し、焼成加工を経て完成させる方法で製造することにより、従来の金属製金型よりも、軽量化が可能となり、作業負担の課題を解決する。
又、材料費、製造機械も従来より安価となり、製造方法の変更により大量生産が容易となるため、コスト負担の課題も解決される。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋳物の製造やプラスチック製品の成型などに使用する金型を、「金属の立方体を切削加工で製造する」という方法ではなく、「ファインセラミックス(特定機能を持たせたセラミックス)材料を、3Dプリンターで出力成形し、焼成加工を行い、製造する」方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用した製品、成形用器具。
【請求項3】
請求項2に記載の製品、成形用器具を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファインセラミックスの特性と3Dプリンターの製造技術の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
金型の製造技術と用途
【0003】
ファインセラミックの種類と特徴
【0004】
3Dプリンターの技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の金型(製品の成形を目的とする型枠)は、金属の塊(立方体)を、材料とし、切削加工によって製造していた。
この金型は、金属の魂であるため重量があり、大きなものでは、数100kgにもなる。
そのため、運搬、成形用機材へのセッティングなどの作業工程に時間や労力がかかり、作業負担が大きいという課題があった。
又、材料費と製造機械の価格が高額であり、金型を製造するメーカーが限られるため(金型のデータを作製すれば、手軽に製造できるものではないため)、金型も高額となり、製造に伴うコスト負担も大きいという課題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
金型の材料としてファインセラミックスを使用し、3Dプリンターで出力成形し、焼成加工を経て完成させる。
この方法で製造することにより、従来の金属製金型よりも、大幅な軽量化が可能となり、作業負担が大きいという課題を解決する。
又、材料費と製造機械の価格も、従来より安価となり、製造技術の面で大量生産が容易となるため、製造に伴うコスト負担が大きいという課題も解決する。