(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023143611
(43)【公開日】2023-10-06
(54)【発明の名称】決裁オブジェクトベースの業務管理装置及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/0633 20230101AFI20230928BHJP
【FI】
G06Q10/06 324
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022135390
(22)【出願日】2022-08-26
(31)【優先権主張番号】10-2022-0036020
(32)【優先日】2022-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和 3年 8月26日に、ピーディーエス カンパニー,リミテッドにおいて、本発明が具現された決裁オブジェクトベースの業務管理装置及び方法が、社内メッセンジャー(コミュニケーションアプリ)にて公開された。
(71)【出願人】
【識別番号】517245442
【氏名又は名称】デルタ ピーディーエス カンパニー,リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】517245383
【氏名又は名称】チェ,ジェ ホ
(71)【出願人】
【識別番号】522070569
【氏名又は名称】チェ,ヒョン キュ
(71)【出願人】
【識別番号】522070570
【氏名又は名称】チェ,ソ ヒョン
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジェ ホ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ヒョン キュ
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ソ ヒョン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA07
(57)【要約】
【課題】決裁関連者が決裁フローを容易に把握するようにして、業務の効率性を高めることができる決裁オブジェクトベースの業務管理装置及び方法を提供する。
【解決手段】本発明は、決裁オブジェクトベースの業務管理装置及び方法に関し、前記装置は、プロジェクトの進行過程で特定の業務と関連した業務ノートを生成する業務ノート処理部と、前記プロジェクトの業務オブジェクトとして管理され、前記業務ノートに関連するノートチャットルームを生成するノートチャットルーム処理部と、前記ノートチャットルームを介して前記業務ノートの決裁業務を処理する決裁オブジェクトを生成する決裁オブジェクト生成部と、前記決裁業務の業務進行段階に従って前記決裁オブジェクトの決裁状態を更新し、前記業務進行段階の最後の段階が完了すると前記決裁業務が終了したと処理する決裁オブジェクト処理部とを含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロジェクトの進行過程で特定の業務に関連する業務ノートを生成する業務ノート処理部と、
前記プロジェクトの業務オブジェクトとして管理され、前記業務ノートに関連するノートチャットルームを生成するノートチャットルーム処理部と、
前記ノートチャットルームを介して前記業務ノートの決裁業務を処理する決裁オブジェクトを生成する決裁オブジェクト生成部と、
前記決裁業務の業務進行段階に応じて、前記決裁オブジェクトの決裁状態を更新し、前記業務進行段階の最後の段階が完了すると、前記決裁業務が終了したものとして処理する決裁オブジェクト処理部と、を含み、
前記業務進行段階は、前記決裁業務の開始から終了まで、各段階別業務担当者の処理結果に応じて変更されることを特徴とする決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項2】
前記業務ノート処理部は、
前記業務ノートの修正が検出された場合、当該業務ノートに関するバージョニング(versioning)を介して、修正前業務ノートに関する第1バージョンと修正後業務ノートに関する第2バージョンをそれぞれ生成して格納することを特徴とする請求項1に記載の決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項3】
前記ノートチャットルーム処理部は、
前記ノートチャットルームを介して前記決裁業務の業務進行段階に応じた業務メッセージを生成して共有することを特徴とする請求項1に記載の決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項4】
前記ノートチャットルーム処理部は、
前記業務ノートを介して前記決裁オブジェクトに関する生成要請が直接入力された場合、前記業務ノートに関連した前記ノートチャットルームを自動的に生成することを特徴とする請求項1に記載の決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項5】
前記ノートチャットルーム処理部は、
前記ノートチャットルームが生成された状態で、前記業務ノートを介して前記生成要請が入力された場合、当該生成者の選択を受信して新規ノートチャットルームを生成することを特徴とする請求項4に記載の決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項6】
前記業務ノート処理部は、
前記第2バージョンの業務ノートを介して、前記第1バージョンを含む以前のバージョンの業務ノートの時系列リストを提供し、
前記決裁オブジェクト処理部は、
前記決裁オブジェクトを介して前記第2バージョンの業務ノートに直接アクセス可能なリンクを提供することを特徴とする請求項2に記載の決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項7】
前記決裁オブジェクト生成部は、
前記決裁オブジェクトの生成者によって指定された少なくとも1つの決裁検討者を含む前記決裁オブジェクトを生成することを特徴とする請求項1に記載の決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項8】
前記決裁オブジェクト処理部は、
前記決裁検討者が複数の場合、前記決裁業務を前記生成者によって指定された順序にしたがって伝達し、前記決裁検討者の承認又は返却に応じて、前記業務進行段階の変更を決定することを特徴とする請求項7に記載の決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項9】
前記決裁オブジェクト処理部は、
前記指定された順序に従った最後の決裁検討者によって前記承認が処理された場合、前記業務ノート上に前記決裁業務に関する要約を生成して表示することを特徴とする請求項8に記載の決裁オブジェクトベースの業務管理装置。
【請求項10】
業務ノート処理部、ノートチャットルーム処理部、決裁オブジェクト生成部及び決裁オブジェクト処理部を含む決裁オブジェクトベースの業務管理装置で行われる決裁オブジェクトベースの業務管理方法であって、
前記業務ノート処理部を介して、プロジェクトの進行過程で特定の業務に関連する業務ノートを生成する段階と、
前記ノートチャットルーム処理部を介して、前記プロジェクトの業務オブジェクトとして管理され、前記業務ノートに関連するノートチャットルームを生成する段階と、
前記決裁オブジェクト生成部を介して、前記ノートチャットルームを介して前記業務ノートの決裁業務を処理する決裁オブジェクトを生成する段階と、
前記決裁オブジェクト処理部を介して、前記決裁業務の業務進行段階に応じて前記決裁オブジェクトの決裁状態を更新し、前記業務進行段階の最後の段階が完了すると、前記決裁業務が終了したものとして処理する段階とを含み、
前記業務進行段階は、前記決裁業務の開始から終了まで、各段階別業務担当者の処理結果に応じて変更されることを特徴とする決裁オブジェクトベースの業務管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務処理及び管理技術に関し、より詳細には、プロジェクトの進行過程で業務参加者間に発生する様々な決裁業務をオブジェクト化し、これを介した管理手段を提供し、プロジェクトの遂行を効果的に支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、インターネットメッセンジャーは、ユーザ間の文字またはグラフィックを含むメッセージを伝達するアプリケーションに該当し、複数のユーザが参加するチャットルームで実現される。一実施形態において、インターネットメッセンジャーは、モバイル環境(例えば携帯電話)で実行されるモバイルメッセンジャーを含み、例えば、カカオトーク(登録商標)、LINE(登録商標)、ウィチャット(WeChat(登録商標))、フェイスブックメッセンジャー(Facebook(登録商標) Messenger)などを含み得る。そして業務の管理と進行においてこのようなインターネットメッセンジャーが次第に多様に活用されている傾向にある。
【0003】
特に、従来では、プロジェクト単位の業務管理の過程で、業務参加者間のメッセージやメンションを共有するために多者間コミュニケーション手段が提供されてきた。しかしながら、プロジェクトの規模が大きくなり構造が複雑になるにつれて、業務参加者間の円滑なコミュニケーションのために、従来よりも効果的なデータ共有方法が求められている。
【0004】
業務参加者のコミュニケーション過程で、Webページ、共有フォルダシステム、チャットルーム、クラウドなど様々なインターフェースを通じてメッセージやメンション、コメントなどが共有されているが、決裁に関する決裁関係者間の処理フローを個人の観点から効果的に把握することはとても難しいことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許10-2020-0020194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、多数のユーザ間のコミュニケーション過程で決裁が必要な業務が発生した場合に、オブジェクト化された管理手段を介して決裁関係者間で決裁進行状況が効果的に共有されるようにして、決裁関連者が決裁フローを容易に把握するようにすることで、業務の効率性を高めることができる決裁オブジェクトベースの業務管理装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による決裁オブジェクトベースの業務管理装置は、プロジェクトの進行過程で特定の業務に関連する業務ノートを生成する業務ノート処理部と、前記プロジェクトの業務オブジェクトとして管理され、前記業務ノートに関連するノートチャットルームを生成するノートチャットルーム処理部と、前記ノートチャットルームを介して前記業務ノートの決裁業務を処理する決裁オブジェクトを生成する決裁オブジェクト生成部と、前記決裁業務の業務進行段階に応じて前記決裁オブジェクトの決裁状態を更新し、前記業務進行段階の最後の段階が完了すると前記決裁業務が終了したものとして処理する決裁オブジェクト処理部と、を含み、前記業務進行段階は、前記決裁業務の開始から終了まで、各段階別業務担当者の処理結果に応じて変更されることを特徴とする。
【0008】
前記業務ノート処理部は、前記決裁状況に応じて前記業務ノートの修正を制限的に許容することができる。
【0009】
前記業務ノート処理部は、前記業務ノートの修正が検出された場合、当該業務ノートに関するバージョニング(versioning)を介して、修正前業務ノートに関する第1バージョンと修正後業務ノートに関する第2バージョンをそれぞれ生成して格納することができる。
【0010】
前記ノートチャットルーム処理部は、前記ノートチャットルームを介して前記決裁業務の業務進行段階に応じた業務メッセージを生成して共有することができる。
【0011】
前記ノートチャットルーム処理部は、前記業務ノートを介して前記決裁オブジェクトに関する生成要請が直接入力された場合、前記業務ノートに関連付けられた前記ノートチャットルームを自動的に生成することができる。
【0012】
前記ノートチャットルーム処理部は、前記ノートチャットルームが生成された状態で前記業務ノートを介して前記生成要請が入力された場合、当該生成者の選択を受信して新規ノートチャットルームを生成することができる。
【0013】
前記ノートチャットルーム処理部は、前記決裁オブジェクトの生成者と前記生成者によって指定された少なくとも1つの決裁検討者を含む前記ノートチャットルームを生成することができる。
【0014】
前記業務ノート処理部は、前記第2バージョンの業務ノートを介して前記第1バージョンを含む以前のバージョンの業務ノートの時系列リストを提供し、前記決裁オブジェクト処理部は、前記決裁オブジェクトを介して前記第2バージョンの業務ノートに直接アクセス可能なリンクを提供することができる。
【0015】
前記決裁オブジェクト生成部は、前記決裁オブジェクトの生成者によって指定された少なくとも1つの決裁検討者を含む前記決裁オブジェクトを生成することができる。
【0016】
前記決裁オブジェクト処理部は、前記決裁オブジェクトに含まれた前記少なくとも1つの決裁検討者に対する修正または前記指定された順序に対する修正を、前記生成者及び前記業務進行段階の現在の業務担当者に限定的に許容することができる。
【0017】
前記決裁オブジェクト処理部は、前記決裁検討者が複数の場合、前記決裁業務を前記生成者によって指定された順序に従って伝達し、前記決裁検討者の承認または返却に応じて前記業務進行段階の変更を決定することができる。
【0018】
前記決裁オブジェクト処理部は、前記指定された順序に従って最後の決裁検討者によって前記承認が処理された場合、前記業務ノート上に前記決裁業務に関する要約を生成して表示することができる。
【0019】
前記業務管理装置は、前記業務進行段階の段階別進行経過に応じて、前記決裁業務に関するリマインダオブジェクトを生成し、前記ノートチャットルームを介して共有するリマインダオブジェクト処理部をさらに含むことができる。
【0020】
前記リマインダオブジェクト処理部は、前記リマインダオブジェクトを介して前記業務ノートに直接アクセス可能なリンクを提供することができる。
【0021】
前記業務管理装置は、前記業務進行段階の段階別進行経過に応じて前記決裁状態に関するユーザメンションを生成して関連した業務担当者に伝達するユーザメンション処理部をさらに含むことができる。
【0022】
前記ユーザメンション処理部は、前記決裁業務に関連するリマインダオブジェクトが生成された場合、前記リマインダオブジェクトに関するユーザメンションを生成して当該業務担当者に伝達することができる。
【0023】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による決裁オブジェクトベースの業務管理方法は、業務ノート処理部、ノートチャットルーム処理部、決裁オブジェクト生成部及び決裁オブジェクト処理部を含む決裁オブジェクトベースの業務管理装置で行われる決裁オブジェクトベースの業務管理方法であって、前記業務ノート処理部を介して、プロジェクトの進行過程で特定の業務に関連する業務ノートを生成する段階と、前記ノートチャットルーム処理部を介して、前記プロジェクトの業務オブジェクトとして管理され、前記業務ノートに関連するノートチャットルームを生成する段階と、前記決裁オブジェクト生成部を介して、前記ノートチャットルームを介して前記業務ノートの決裁業務を処理する決裁オブジェクトを生成する段階と、前記決裁オブジェクト処理部を介して、前記決裁業務の業務進行段階に従って前記決裁オブジェクトの決裁状態を更新し、前記業務進行段階の最後の段階が完了すると、前記決裁業務が終了したものとして処理する段階とを含み、前記業務進行段階は、前記決裁業務の開始から終了まで、各段階別業務担当者の処理結果に応じて変更されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
本発明は以下の効果を有する。ただし、特定の実施形態が以下の効果をすべて含むべきであるとか、または以下の効果のみを含むべきであるという意味ではなく、本発明の技術範囲はこれによって限定されると理解されるべきではない。
【0025】
本発明によれば、複数のユーザ間のコミュニケーション過程で決裁が必要な業務が発生した場合、オブジェクト化された管理手段を介して決裁関係者間で決裁進行状況を効果的に共有することができ、決裁関連者が決裁フローを容易に把握することにすることで業務の効率性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明による業務管理システムを説明する図である。
【
図2】
図1に示す業務管理装置のシステム構成を説明する図である。
【
図3】
図1に示す業務管理装置の機能構成を説明する図である。
【
図4】本発明による決裁オブジェクトに基づく業務管理方法を説明するフローチャートである。
【
図5】本発明による決裁オブジェクトの生成過程を説明する図である。
【
図6】本発明による決裁業務の業務進行段階を説明する図である。
【
図7】本発明による決裁ルートに関する修正権限を説明する図である。
【
図8】本発明による決裁オブジェクトに基づく決裁業務処理過程を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明に関する説明は、構造的ないし機能的説明のための実施形態に過ぎないので、本発明の技術範囲は、本明細書で説明された実施形態によって限定されるものと解釈されてはならない。すなわち、実施形態は、様々な変更が可能であり、種々の形態を有することができるので、本発明の技術範囲は、技術的思想を実現できる均等物等を含むものと理解されなければならない。また、本発明で提示された目的または効果は、特定の実施形態がこれを全部含むべきであるとか、そのような効果だけを含むべきであるという意味ではないので、本発明の技術範囲は、これによって限定されると理解されてはならない。
【0028】
一方、本明細書において述べられる用語の意味は、次のように理解されるべきである。
【0029】
「第1」、「第2」などの用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別するためのものであって、これらの用語によって技術範囲が限定されてはならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名され、同様に、第2構成要素も第1構成要素と命名され得る。
【0030】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いると言及されたときには、その他の構成要素に直接連結されるか、中間に他の構成要素が存在し得ると理解されるべきである。これに対し、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いると言及されたときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解されるべきである。一方、構成要素間の関係を説明する他の表現、すなわち、「~間に」と「すぐ~間に」、または「~に隣り合う」と「~に直接隣り合う」なども同様に解釈されなければならない。
【0031】
単数の表現は、文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含むものと理解されなければならず、「含む」または「有する」などの用語は、実施された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部分品、またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除しない。
【0032】
各ステップにおいて識別符号(例えば、a、b、cなど)は、説明の便宜のために使用されるものであって、識別符号は、各ステップの順序を説明するものではなく、各ステップは、文脈上明白に特定の順序を記載しない限り、明記された順序とは異なるように起こり得る。すなわち、各ステップは、明記された順序と同様に起こるか、実質的に同時に行われるか、反対の順序で行われ得る。
【0033】
本発明は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体にコンピュータ読み取り可能なコードとして実現されることができ、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られることができるデータが格納されるあらゆる種類の記録装置を含む。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク(登録商標)、光データ格納装置などがある。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式にてコンピュータ読み取り可能なコードが格納され、実行されることができる。
【0034】
本明細書で使用されるあらゆる用語は、異なるように定義されない限り、本発明の属する分野における通常の知識を有する者により一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書に定義されている用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致すると解釈されなければならず、本明細書において明白に定義しない限り、理想的であるか、過度に形式的な意味を有すると解釈されない。
【0035】
図1は、本発明による業務管理システムを説明する図である。
【0036】
図1を参照すると、業務管理システム100は、複数のユーザ端末110と業務管理装置130とを含む。
【0037】
ユーザ端末110は、ユーザに運用されるコンピューティング装置に該当する。
例えば、ユーザ端末110は、デスクトップPC、ノートブックPC、タブレットPC、またはスマートフォンなどで具現されるが、必ずしもこれに限定されず、様々なデバイスで具現され得る。
【0038】
ユーザ端末110は1つ以上で有り、この場合、第1ユーザ端末110aと第2ユーザ端末110b及び第3ユーザ端末110cの内、いずれか1つであるか、その内の1つ以上を含むことがある。便宜上、第1ユーザが使用するユーザ端末110は第1ユーザ端末110a、第2ユーザが使用するユーザ端末110は第2ユーザ端末110b、第3ユーザが使用するユーザ端末110は、第3ユーザ端末110cなどと称される。
【0039】
本発明の実施形態において、複数のユーザ(ユーザ端末)は1つ以上のユーザグループに含めることができる。1つ以上のユーザグループは、第1ユーザグループ、第2ユーザグループ、及び第3ユーザグループなどと称される。一方、1つのユーザは、1つ以上のユーザグループに同時に含まれることもある。
【0040】
複数のユーザは共同のプロジェクトまたは業務に参加することができる。このとき、1つのプロジェクト全体が存在し、プロジェクト全体は独立して進行する複数の業務プロジェクトを含み得る。業務管理装置130は、各業務プロジェクトに関連して業務進行段階に応じた業務ノートを生成して格納することができ、業務ノートには当該業務に関連した様々な業務履歴(または業務記録)を記録することができる。
【0041】
さらに、業務管理装置130は、プロジェクト全体または各業務プロジェクトに関連する様々な業務オブジェクトを生成して格納することができ、業務オブジェクトには、個々の業務の開始、進行、及び完了に関する記録を格納することができる。例えば、プロジェクト全体の場合、各業務プロジェクトが計画(plan)に対応する業務オブジェクトに該当し、業務ノートの場合、各タスク(task)が業務オブジェクトに対応する。プロジェクト全体に参加するユーザは業務参加者に該当し、業務参加者のユーザ端末は業務プロジェクト単位でリンクされ、業務参加者はプロジェクトに関連付けられたデータを相互共有しながら業務関連コミュニケーションを行うことができる。さらに、業務参加者は、相互のコミュニケーションのためにチャットルーム、メッセージ、SNSなどのさまざまなチャンネルを活用できる。
【0042】
さらに、プロジェクト全体または個々の業務プロジェクト内で行われる様々な業務は、業務処理フロー(flow)を介して管理することができ、各業務は業務管理アイテムを介して管理される。ここで、業務処理フローは、互いに異なる類型の業務(work)間の業務処理フローとして定義される。また、業務管理アイテムは、業務管理の過程でユーザ間のコミュニケーションを支援するためのツールに該当する。例えば、業務管理アイテムは、チャットルーム、ノート及びメッセージなどで実現される。
【0043】
特に、互いに異なる類型の業務管理アイテム間には相互従属的な接続関係が形成される。例えば、プロジェクト全体の進行過程で業務プロジェクトに対応してプロジェクトチャットルームが生成され、プロジェクトチャットルーム内でプラン(plan)に対応する業務オブジェクトが生成されて共有される。この場合、該当する業務オブジェクトは、該当プロジェクトチャットルームに従属されて管理される。また、業務ノートに対応してノートチャットルームが生成され、ノートチャットルーム内でタスク(task)に対応する業務オブジェクトが生成されて共有される。この場合、該当業務オブジェクトは、該当ノートチャットルームに従属して管理される。
【0044】
また、プロジェクトに含まれて管理される業務オブジェクトには、業務に関連した決裁処理のための決裁オブジェクト、業務に関するリマインドのためのリマインダオブジェクトなどをさらに含むことができる。すなわち、決裁オブジェクトは、決裁業務に対応して生成され、決裁に関連するユーザと共有される。ここで、決裁業務は、プロジェクトの進行間に内容を確認し、それに伴う効力を発生させるために決定権者の決定行為が要求される業務に該当する。すなわち、決裁業務は、少なくとも1人の検討者を決定権者として指定することによって生成され、決定権者として指定された検討者の承認により当該業務の最終効力が発生する。もし決裁業務の検討者が複数で指定された場合には、複数の検討者のすべての承認により業務効力が発生する。また、リマインダオブジェクトは、リマインドが必要な業務担当者または業務に対応して生成され、リマインド内容、周期、及び回数などのリマインダ条件を含み得る。
【0045】
一実施形態において、ユーザ端末110の内、少なくとも1つはモバイル端末であり、業務管理装置130とセルラー通信または無線LAN通信を介して接続される。別の実施形態において、ユーザ端末110の内、少なくとも1つはデスクトップ端末で有り、業務管理装置130とインターネットを介して接続される。
【0046】
業務管理装置130は、少なくとも1つのユーザ端末110とネットワークを介して接続されるコンピューティング装置に該当する。一実施形態において、業務管理装置130は、一つのユーザに関連する他のユーザがメンバー、すなわち業務参加者として含まれる少なくとも1つ以上のユーザグループを管理する。
【0047】
一実施形態において、業務管理装置130は、ユーザ端末110に設置された専用エージェント(agent)を介してユーザ端末110と接続される。ここで、専用エージェントは、ユーザ端末110にインストールされると、ユーザ端末110の承認の下にユーザ端末110と業務管理装置130が相互連動されるようにするソフトウェアであるエージェントプログラムに該当する。
【0048】
一方、ここで説明する業務管理装置130とユーザ端末110との間の接続及び結合は、1つの実施形態に該当し、様々な動作環境に応じて通常の範囲内で様々な形態に変更されて適用できることは勿論である。
【0049】
図2は、
図1に示す業務管理装置のシステム構成を説明する図である。
【0050】
図2を参照すると、業務管理装置130は、プロセッサ210、メモリ230、ユーザ入出力部250、及びネットワーク入出力部270を含む。
【0051】
プロセッサ210は、本発明による決裁オブジェクトベースの業務管理手順を実行し、そのような過程で読み取られるかまたは書き込まれるメモリ230を管理し、メモリ230にある揮発性メモリと不揮発性メモリ間の同期化時間をスケジュールする。
【0052】
プロセッサ210は、業務管理装置130の動作全体を制御し、メモリ230、ユーザ入出力部250、及びネットワーク入出力部270と電気的に接続され、これらの間のデータフローを制御する。プロセッサ210は、業務管理装置130のCPU(Central Processing Unit)またはGPU(Graphics Processing Unit)で具現される。プロセッサ210のより具体的な動作内容については、後で
図3を参照して詳細に説明する。
【0053】
メモリ230は、SSD(Solid State Disk)またはHDD(Hard Disk Drive)のような不揮発性メモリで具現され、業務管理装置130に必要なデータ全体を格納するために使用される補助記憶装置を含み得る。RAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリで具現された主記憶装置を含み得る。このように、メモリ230は、揮発性及び不揮発性メモリで具現され、もし不揮発性メモリで具現されると、ハイパーリンクを介して接続するように具現される。
【0054】
ユーザ入出力部250は、ユーザ入力を受信するための環境と、ユーザに特定の情報を出力するための環境を含み、例えば、マウス、トラックボール、タッチパッド、グラフィックタブレット、スキャナ、タッチスクリーン、キーボードまたはポインティング装置のようなアダプタを含むかまたはそれと接続される入力装置、及びモニタまたはタッチスクリーンのようなアダプタを含む出力装置を含む。一実施形態において、ユーザ入出力部250は、リモート接続を介して接続されるコンピューティングデバイスに該当し、そのような場合、業務管理装置130はサーバとしての役割を果たす。
【0055】
ネットワーク入出力部270は、ネットワークを介してユーザ端末110と接続されるための通信環境を提供し、例えば、LAN(Local Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)、及びVAN(Value Added Network)などの通信のためのアダプタを含む。また、ネットワーク入出力部270は、データの無線伝送のためにWiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などの近距離通信機能または4G以上の無線通信機能を提供するように具現され得る。
【0056】
図3は、
図1に示す業務管理装置の機能的構成を説明する図である。
【0057】
図3を参照すると、業務管理装置130は、業務ノート処理部310、ノートチャットルーム処理部320、決裁オブジェクト生成部330、決裁オブジェクト処理部340、リマインダオブジェクト処理部350、ユーザメンション処理部360、及び制御部(
図3には図示せず)を含んで具現される。
【0058】
業務ノート処理部310は、プロジェクトの進行過程で特定の業務に関連した業務ノートを生成する。すなわち、プロジェクトに参加した業務参加者は、業務記録及び管理のために業務ノートを生成し、そのために業務ノート処理部310は、業務ノートの生成のための専用インターフェースを提供する。業務ノート処理部310は、業務参加者のユーザ端末から生成要請を受信すると、これに応じた応答として業務ノートの生成動作を実行し、生成された業務ノートは該当プロジェクトに関連付けて格納及び管理される。
【0059】
一実施形態において、業務ノート処理部310は、決裁オブジェクトの決裁状態に応じて業務ノートの修正を制限的に許容する。ここで、決裁オブジェクトは、決裁業務を処理するために生成され、決裁状態は、決裁業務の業務進行段階に応じて変更される状態情報に該当する。例えば、決裁状態は、業務進行段階に応じて、「作成」、「検討」、「承認」、及び「確認」の状態値を有する。業務ノート処理部310は、業務ノートに決裁オブジェクトが生成され、決裁業務が進行中の状態では業務ノートの修正を制限的に許容して決裁業務の信頼性を提供する。
【0060】
例えば、業務ノート処理部310は、決裁状態が「作成」に該当する場合にのみ、業務ノートの作成者に修正権限を付与する。これにより、作成者は、決裁業務が検討段階に進む前の段階で、業務ノートを修正して決裁業務に関連した内容を修正することができる。一方、業務ノート処理部310は、業務ノートの作成者と決裁オブジェクトの生成者とが異なる場合、業務ノートの作成者及び決裁オブジェクトの生成者の内、少なくとも一つに修正権限を付与する。
【0061】
一実施形態において、業務ノート処理部310は、業務ノートの修正が検出された場合、その業務ノートに関するバージョニング(versioning)を介して、修正前の業務ノートに関する第1バージョンと修正後の業務ノートに関する第2バージョンをそれぞれ生成して格納する。業務ノート処理部310は、基本的に、業務ノートに関連する決裁オブジェクトが少なくとも1つ以上生成された場合、業務ノートの修正に応じたバージョニング動作を行う。業務ノートに関するバージョニング動作は、業務ノートの修正時点に基づいて修正前の内容と修正後の内容とを区分して管理するための目的で行う。業務ノート処理部310は、バージョニングに応じて業務ノートをバージョン別に管理し、最後の修正に従って生成された第2バージョンの業務ノートは最終ノートとして決裁オブジェクトに関連付けて管理する。
【0062】
一実施形態において、業務ノート処理部310は、第2バージョンの業務ノートを介して、第1バージョンを含んだ以前のバージョンの業務ノートの時系列リストを提供する。業務ノート処理部310は、バージョニングによってバージョン別に区分されて生成された業務ノートを互いに接続し、決裁オブジェクトと相互接続された最終ノートを介して以前のバージョンの業務ノートにアクセスする手段を提供する。例えば、業務ノート処理部310は、最後の修正に基づいて修正後のバージョンに該当する第2バージョンの業務ノート上で以前のバージョンの業務ノートの情報を確認する機能を提供する。すなわち、第2バージョンの業務ノートに接近(アクセス)した業務参加者によって該当業務ノート上に実現された「旧ノート見る」メニューが選択された場合、以前のバージョン別業務ノートが時系列順に整列されて表示される。
【0063】
ノートチャットルーム処理部320は、プロジェクトの業務オブジェクトとして管理され、業務ノートに関連するノートチャットルームを生成する。業務管理装置130は、ノートチャットルーム処理部320を介して業務ノートに関連する業務管理アイテムとしてノートチャットルームを生成して提供する。ノートチャットルームは、基本的に、業務ノートに関連付けられている業務に参加する業務参加者間のコミュニケーションのために提供されるが、決裁オブジェクトが作成された場合には、決裁オブジェクトに関連付けられた決裁関連者のみが参加できるように参加権限を制限する。ノートチャットルームは、業務ノートと固有のリンク(link)を介して相互接続される。
【0064】
また、ノートチャットルーム処理部320は、プロジェクトに関連して生成された複数のノートチャットルームを管理するための専用コンテナを生成する。すなわち、ノートチャットルーム処理部320は、ノートチャットルームが生成された場合に専用コンテナに挿入して管理する。
【0065】
一実施形態において、ノートチャットルーム処理部320は、ノートチャットルームを介して決裁業務の業務進行段階に応じた業務メッセージを生成して共有する。ノートチャットルーム処理部320は、決裁関連者が参加したノートチャットルームを介して、決裁に関連した対話メッセージ、業務メッセージ、リマインドメッセージなどを時系列順にしたがって共有する。これにより、決裁関連者は、ノートチャットルーム内で共有されるメッセージを介して決裁の流れを効果的に確認することができる。
【0066】
ここで、決裁業務の業務進行段階は、決裁業務の開始から終了まで、各段階別業務担当者の処理結果に応じて変更される。例えば、生成者により決裁オブジェクトの生成が完了すると、該当決裁業務は自動的に開始される。その後、決裁業務は、生成者によって指定された順序に従って各決裁検討者に伝達され、最後の決裁検討者によって承認処理されると、生成者に再伝達される。生成者による最終確認が完了すると、当該決裁業務は最終的に完了して終了する。
【0067】
このように、決裁業務は、業務進行段階毎に指定された業務担当者に伝達されることにより該当段階の進行を開始することができ、当該業務担当者によって処理されることにより次の段階の進行を開始することができる。このとき、ノートチャットルーム処理部320は、業務進行段階の内、特定ステップの進行が開始または終了した場合、特定ステップから次のステップに進む場合などについて業務メッセージを生成してノートチャットルームを通じて共有することができる。
【0068】
一実施形態において、ノートチャットルーム処理部320は、業務ノートを介して決裁オブジェクトに関する生成要請が直接入力された場合、業務ノートに関連するノートチャットルームを自動生成する。決裁オブジェクトは、業務ノート上で提供されるインターフェースを介して生成される。すなわち、決裁オブジェクトの生成を所望する業務参加者は、インターフェースを介して決裁オブジェクトを生成するための要請を入力する。このとき、決裁オブジェクトに関する生成要請には、決裁に関する詳細情報を追加して入力することができる。ノートチャットルーム処理部320は、決裁オブジェクトに関する生成要請に応じて決裁オブジェクトの生成動作を実行する。もし業務ノートに関連するノートチャットルームがない場合、ノートチャットルーム処理部320は、決裁オブジェクトの生成前段階でノートチャットルームを生成する。この場合、業務ノートと決裁オブジェクトは、ノートチャットルームを介して相互接続され、ノートチャットルームには決裁関係者が参加することができる。
【0069】
一実施形態において、ノートチャットルーム処理部320は、ノートチャットルームが生成された状態で業務ノートを介して生成要請が入力された場合、当該生成者の選択を受信して新規ノートチャットルームを生成する。例えば、1つの業務ノートに対して複数の決裁業務が発生する場合、各決裁業務に対応する決裁オブジェクトを生成する。したがって、業務ノートにすでにノートチャットルームが少なくとも1つ以上生成された状態で決裁オブジェクトに対する生成要請が入力される場合、ノートチャットルーム処理部320は、生成要請を入力した生成者に既存のノートチャットルームを使用するかまたは新規ノートチャットルームを生成するか否かに関して選択することにする。
【0070】
一実施形態において、ノートチャットルーム処理部320は、決裁オブジェクトの生成者と生成者によって指定された少なくとも1つの決裁検討者とを含むノートチャットルームを生成する。ノートチャットルーム処理部320は、生成者の選択に応じて新規のノートチャットルームを生成し、この場合、生成されたノートチャットルームには、生成者を含み生成者によって指定された決裁関連者が自動的に参加することができる。また、ノートチャットルーム処理部320は、ノートチャットルームが生成された後であっても、生成者の要請に応じてノートチャットルームに参加を要請するチャットルーム招待メッセージを伝送することができる。例えば、決裁オブジェクトの生成者は、決裁業務の進行過程で決裁検討者を新たに追加したり、決裁業務の参照者を新たに追加したりすることができる。この場合、ノートチャットルーム処理部320は、生成者によって指定された決裁検討者または参照者をノートチャットルームに自動的に参加させるか、または当事者にチャットルーム招待メッセージを伝送する。
【0071】
決裁オブジェクト生成部330は、ノートチャットルームを介して業務ノートに対する決裁業務を処理する決裁オブジェクトを生成する。決裁オブジェクトは、ノートチャットルーム内でも関連メニューを介して生成することができ、この場合、ノートチャットルームに参加している参加者は、当該決裁業務に関する参照者に該当する。すなわち、決裁オブジェクトが生成されると、決裁業務に関する業務メッセージをノートチャットルームを通じて共有することができ、ノートチャットルームの参加者は自然に決裁業務に関する情報を共有することができる。
【0072】
一実施形態において、決裁オブジェクト生成部330は、決裁オブジェクトの生成者によって指定された少なくとも1つの決裁検討者を含む決裁オブジェクトを生成することができる。すなわち、決裁オブジェクトの生成者は、当該決裁業務を検討し、処理する業務担当者を決裁検討者として直接指定しながら決裁オブジェクトの生成を要請する。この時、生成者は、決裁検討者間の検討順序を一緒に指定できる。決裁オブジェクト生成部330は、生成者によって指定された決裁検討者に基づいて決裁処理のための決裁ルートを生成し、これを適用して決裁オブジェクトを生成する。一方、決裁オブジェクトの生成者は、決裁オブジェクトを生成する過程で、検討者、検討順序、検討期限、修正権限、決裁承認者などを選択的に指定することができ、決裁オブジェクト生成部330は、決裁オブジェクトの生成者の選択によって指定された内容に基づいて決裁オブジェクトを生成する。
【0073】
決裁オブジェクト処理部340は、決裁業務の業務進行段階に従って決裁オブジェクトの決裁状態を更新し、業務進行段階の最後の段階が完了すると決裁業務が終了したものとして処理する。業務進行段階は、決裁業務の開始から終了まで、各段階別業務担当者の処理結果に応じて変更することができ、業務進行段階が変更された場合、変更された段階の新しい業務担当者に決裁業務を伝達する。また、決裁オブジェクト処理部340は、業務進行段階の変更が検出されると、当該変更に応じて決裁オブジェクトの決裁状態を変更し、決裁業務が検討者を経て生成者に再伝達された後、確認が完了すると該当決裁が最終的に完了したものとして処理する。
【0074】
一実施形態において、決裁オブジェクト処理部340は、決裁オブジェクトを介して第2バージョンの業務ノートに直接アクセス可能なリンクを提供する。ここで、第2バージョンの業務ノートは、業務ノート処理部310によるバージョニング動作に応じて生成された修正後の業務ノートに該当する。すなわち、第2バージョンの業務ノートは、業務ノートの修正に伴うバージョニング時点に基づいて最後に修正された最終業務ノートに該当する。結果的に、決裁オブジェクト処理部340は、決裁オブジェクトと最終業務ノートをリンクを介して相互接続する。決裁オブジェクトと最終業務ノートとの間のリンクは、決裁オブジェクトまたは最終業務ノートにそれぞれ追加することができ、これにより一方から他方への直接アクセスを可能にする。
【0075】
例えば、業務参加者が最終業務ノートにアクセスして関連業務内容を確認している間に決裁業務に関する状況を確認しようとする場合、関連メニューを介してリンクに接続された決裁オブジェクトにすぐにアクセスすることができる。これと反対に、業務参加者は、決裁オブジェクトにアクセスして決裁状況を確認している間、リンクを介して接続された最終的な業務ノートにすぐにアクセスすることもある。このために、決裁オブジェクト処理部340は、業務ノート処理部310と連動してバージョニング動作が検出された場合、決裁オブジェクトと最終業務ノートとの間のリンク更新動作を行う。
【0076】
一実施形態において、決裁オブジェクト処理部340は、決裁オブジェクトに含まれた少なくとも1つの決裁検討者に対する修正または指定された順序に対する修正を、生成者及び業務進行段階の現在の業務担当者に制限的に許容する。決裁オブジェクトを生成する生成者は、決裁オブジェクトの生成時に決裁業務を検討する検討者を直接指定できる。このとき、検討者が複数の場合、決裁オブジェクトの生成者は、検討者の間の順序、すなわち決裁順序を一緒に指定することができる。したがって、基本的に、決裁オブジェクトの生成時に検討者と検討順序を指定することができるが、決裁業務の進行過程で検討者と検討順序(または決裁ルート)を変更することができる。
【0077】
具体的に、決裁オブジェクト処理部340は、検討者及び検討順序に関する修正権限を決裁オブジェクトの生成者と決裁業務の現在業務担当者のみに制限的に付与して、決裁業務の変動による混乱を最小化する。決裁業務の現在の業務担当者は、生成者が指定した検討者の内、いずれか1つに該当する。例えば、業務参加者Aが決裁オブジェクトを生成しつつ、他の業務参加者B、C、Dを順次に検討者として指定した場合、決裁オブジェクトの決裁業務は、業務進行段階に応じて、A、B、C、D、Aの順に伝達される。もし現在の業務進行段階の業務担当者が検討者Bに該当する場合、生成者Aまたは検討者Bは、その後検討者であるC及びDを変更するか、または他の検討者Eを追加することができる。
【0078】
一実施形態において、決裁オブジェクト処理部340は、決裁検討者が複数の場合、決裁業務を指定された順序に従って伝達し、決裁検討者の承認または返却に従って業務進行段階の変更を決定する。決裁業務の業務進行段階は、生成者の作成によって開始され、検討者を経て再び生成者に伝達された後、生成者の確認によって終了する。決裁オブジェクト処理部340は、業務進行段階の進行中に決裁ルートに従って決裁業務を各段階別業務担当者に伝達する。このとき、業務進行段階の各段階は、業務担当者に伝達されることによって開始されてもよく、当該業務担当者の処理によって終了されてもよい。また、当該業務担当者の処理結果に応じて前段階または次段階に進むことができる。例えば、業務担当者が決裁業務を承認すると次の段階に進むが、業務担当者が決裁業務を返却すると前の段階に進むことができる。
【0079】
一実施形態において、決裁オブジェクト処理部340は、指定された順序に従って最後の決裁検討者によって承認が処理された場合、業務ノート上に決裁業務に関する要約を生成して表示する。このとき、決裁業務に関する要約には、決裁業務の作成者、検討者、決裁内訳(例えば、決裁アイテム、決裁時期、決裁順序、決裁手段等)などに関する要約情報が含まれる。決裁オブジェクト処理部340は、決裁業務に関する要約を生成して業務ノート上に視覚化して表示する、これにより、他の業務参加者は、当該業務ノートの決裁業務が最終承認された状態であることを容易に認知することができる。
【0080】
リマインダオブジェクト処理部350は、業務進行段階の段階別進行経過に応じて決裁業務に関するリマインダオブジェクトを生成し、ノートチャットルームを通じて共有する。ここで、リマインダオブジェクトは、決裁オブジェクトに関するリマインドのために生成され、リマインドが必要な業務担当者または業務に対応して生成される。さらに、リマインダオブジェクトは、リマインド内容、周期、及び回数などのリマインダ条件を含む。
【0081】
例えば、リマインダオブジェクトは、業務参加者Aに対して生成され、業務参加者Aに様々な業務に関するリマインドを提供する動作を実行する。また、リマインダオブジェクトは、業務xに対して生成され、業務xに関するリマインドを様々な業務参加者に提供する動作を実行する。
【0082】
また、リマインダオブジェクト処理部350は、生成されたリマインダオブジェクトをノートチャットルームを介して様々な方法で共有する。例えば、リマインダオブジェクトは、ノートチャットルーム内でメッセージの形で共有され、特定の参加者のためのメンションの形で共有される。リマインダオブジェクト処理部350は、ノートチャットルーム内でリマインダオブジェクトの照会、分類、カウント機能などを提供する。
【0083】
一実施形態において、リマインダオブジェクト処理部350は、リマインダオブジェクトを介して業務ノートに直接アクセス可能なリンクを提供する。例えば、リマインダオブジェクトがノートチャットルーム内でリマインドメッセージの形で共有される場合、リマインダオブジェクト処理部350は、リマインドメッセージ内に業務ノートに関連付けられたリンクを追加する。これにより、ノートチャットルーム内のリマインド対象者は、該当リマインドメッセージを選択して該当業務ノートに直接アクセスすることができる。別の例として、ノートチャットルームは、リマインダオブジェクトに関する照会結果を提供するように実現され、この場合、照会リストから特定のリマインダオブジェクトを選択する方式で、リマインド対象者がその業務ノートに直接アクセスできるようにする。
【0084】
ユーザメンション処理部360は、業務進行段階の段階別進行経過に応じて決裁状態に関するユーザメンションを生成し、関連する業務担当者に伝達する。ここで、ユーザメンションは、ノートチャットルーム内で共有されるメッセージで実現され、業務参加者の内、少なくとも1つを指定して、該当対象者にのみ別途の視覚化情報を提供するように実現される。例えば、業務参加者Aを指定するユーザメンションの場合、ノートチャットルーム内で共有されるときに、業務参加者Aにはユーザの未読数をさらに表示する。すなわち、他の業務参加者BやCにはユーザメンションに一般メッセージで共有されるのに対し、業務参加者Aには一般メッセージとともにユーザメンションの未読数を青色で表示して共有することができる。一方、ユーザメンションは、ノートチャットルーム内でメッセージ以外の様々な形態で実現されて提供される。
【0085】
一実施形態において、ユーザメンション処理部360は、決裁業務に関連するリマインダオブジェクトが生成された場合、リマインダオブジェクトに関するユーザメンションを生成して当該業務担当者に伝達する。言い換えれば、リマインダオブジェクトは、ノートチャットルーム内でリマインドメッセージの形で提供され、リマインド対象者にはユーザメンションとして処理され表示される。これにより、リマインド対象者は、リマインドメッセージと共に視覚化された情報として、未読数、期限情報(業務締切期限がある場合)、経過日数などを追加的に共有することができる。
【0086】
制御部(
図3には図示せず)は、業務管理装置130の全体的な動作を制御し、業務ノート処理部310、ノートチャットルーム処理部320、決裁オブジェクト生成部330、決裁オブジェクト処理部340、リマインダオブジェクト処理部350、及びユーザメンション処理部360間の制御フローまたはデータフローを管理する。
【0087】
図4は、本発明による決裁オブジェクトに基づく業務管理方法を説明するフローチャートである。
【0088】
図4を参照すると、業務管理装置130は、業務ノート処理部310を介して、プロジェクトの進行過程で特定の業務に関連する業務ノートを生成する(ステップS410)。業務管理装置130は、ノートチャットルーム処理部320を介して、プロジェクトの業務オブジェクトとして管理され、業務ノートに関連付けられたノートチャットルームを生成する(ステップS430)。
【0089】
また、業務管理装置130は、決裁オブジェクト生成部330を介して、ノートチャットルームを介して業務ノートに対する決裁業務を処理する決裁オブジェクトを生成する(ステップS450)。業務管理装置130は、決裁オブジェクト処理部340を介して、決裁業務の業務進行段階に応じて決裁オブジェクトの決裁状態を更新し、業務進行段階の最後の段階が完了すると決裁業務が終了したものとして処理する(ステップS470)。
【0090】
図5は、本発明による決裁オブジェクトの生成過程を説明する図である。
【0091】
図5を参照すると、業務管理装置130は、プロジェクトの進行過程で業務参加者から決裁オブジェクトに関する生成要請を受信し、生成要請に応答して決裁オブジェクトを生成する。そのために、業務管理装置130は、決裁オブジェクトに関する生成要請を入力するためのインターフェースを提供する。例えば、業務参加者は、業務ノート上で決裁オブジェクトに関する生成を要請することができ、ノートチャットルーム内で決裁オブジェクトに関する生成を要請することができる。
【0092】
図5の(a)の場合、業務ノートの作成者Aが業務ノート上で決裁オブジェクトの生成を要請し、決裁オブジェクト1が生成された結果に該当する。業務管理装置130は、作成者Aの生成要請に応じて、業務ノートに関連付けられたノートチャットルーム1を生成し、ノートチャットルーム1に関連付けられた決裁オブジェクト1を生成する。ノートチャットルーム1には、決裁関連者として生成者であるAと決裁検討者B、C、及びDが参加できる。
【0093】
図5の(b)の場合、作成者Aによって生成された業務ノート上で、生成者Bが決裁オブジェクトの生成を要請し、決裁オブジェクト2が生成された結果に該当する。業務管理装置130は、生成者Bの生成要請に応じて、業務ノートに関連付けられたノートチャットルーム2を生成し、ノートチャットルーム2に関連する決裁オブジェクト2を生成する。ノートチャットルーム2には、生成者Bと生成者Bが指定した決裁検討者CとDが参加できる。
【0094】
図5の(c)の場合、作成者Aによって業務ノートが生成され、生成者Bによってノートチャットルーム3が生成された状態で、チャットルーム参加者Cが決裁オブジェクトの生成を要請して決裁オブジェクト3が生成された結果に該当する。業務管理装置130は、生成者Cの生成要請に応じて決裁オブジェクト3を生成する。一方、業務管理装置130は、生成者Cの選択に応じて既存のノートチャットルーム3とは別の新規ノートチャットルームを生成することもある。すなわち、生成者Cが指定した決裁検討者Dと生成者C自身のみが参加する新規のノートチャットルームが生成者Cの選択により生成され、この場合、既存のノートチャットルーム3と新規ノートチャットルームは同じ業務ノートと関連して管理される。
【0095】
図6は、本発明による決裁業務の業務進行段階を説明する図である。
【0096】
図6を参照すると、業務管理装置130は、決裁オブジェクト処理部340を介して決裁業務の業務進行段階に従って決裁オブジェクトの決裁状態を更新し、業務進行段階の最後の段階が完了されると決裁業務が終了されたものとして処理する。
【0097】
例えば、
図6において、生成者Aは業務ノートを記録し、決裁(または決裁オブジェクト)を生成する。生成者によって決裁が生成された場合、当該決裁業務の決裁状態は「作成」に該当する。また、生成者Aは、決裁検討者としてB、C、及びDを順次指定する。これにより、業務進行段階は、決裁業務の開始から終了まで、各段階別決裁検討者に指定された業務担当者の処理結果に応じて変更される。
【0098】
作成状態においては、決裁に関連した業務ノートの修正が可能であり、業務ノートの修正に応じてバージョニング動作が行われ、修正前ノートと修正後ノートをそれぞれ格納する。また、業務管理装置130は、ユーザメンション処理部360を介して生成者Aが指定した後、決裁検討者である第1検討者Bに「決裁が生成されました」というユーザメンションを生成して提供する。一方、第1検討者Bが検討ボタンを押さない場合、業務管理装置130は、所定時間(例えば、1時間、3日、2週間、1月等)が経過した時点以降から最初の検討者Bに検討ボタンを押すようにリマインダを生成して提供する。
【0099】
もし、第1検討者Bが検討ボタンを押して受諾すれば、該当決裁業務の決裁状態は「検討」に変更される。この場合、業務管理装置130は、ユーザメンション処理部360を介して生成者Aに「決裁が検討段階となった」というユーザメンションを生成して提供する。一方、第1検討者Bが承認ボタンまたは返却ボタンを押さない場合、業務管理装置130は、所定の時間が経過した時点以降から第1検討者Bに承認ボタンを押すようにリマインダを生成して提供する。
【0100】
もし第1検討者Bが承認ボタンを押して処理すると、該当決裁業務は第2検討者Cに伝達され、決裁状態は依然として「検討」に該当する。この場合、業務管理装置130は、ユーザメンション処理部360を介して第2検討者Cに「決裁が検討段階となった」というユーザメンションを生成して提供する、その後、第2検討者Cが承認ボタンまたは返却ボタンを押さない場合、所定の時間が経過した時点以降から第2検討者Cに承認ボタンを押すように促すリマインダを生成して提供する。
【0101】
もし第2検討者Cが承認ボタンを押して処理すると、その決裁業務は第3検討者Dに伝達され、決裁状態は依然として「検討」に該当し、第2検討者Cと同様に第3検討者Dにユーザのメンションとリマインダを生成して提供する。一方、第2検討者Cは、承認ボタンの代わりに返却ボタンを押して決裁業務を処理することができ、決裁業務は以前の検討者である第1検討者Bに伝達する。この場合、第1検討者Bに「決裁が返却されました」というユーザメンションが提供される。
【0102】
もし第3検討者Dが承認ボタンを押して処理すると、該当決裁業務は最初の生成者であるAに再伝達され、決裁状態は「承認」に変更される。この場合、業務管理装置130は、ユーザメンション処理部360を介して生成者Aに「決裁が承認されました」というユーザメンションを生成して提供し、その後生成者Aが確認ボタンを押さない場合、所定時間が経過した時点以降、生成者Aに確認ボタンを押すようにリマインダを生成して提供する。
【0103】
最後に、生成者Aが確認ボタンを押した場合、「決裁が確認されました」という業務メッセージが生成され、ノートチャットルームを介して共有される。このとき、別途のユーザメンションは生成されない。また、生成者Aの確認処理の結果、決裁業務は最終的に完了したものとして処理され、当該決裁業務を終了する。
【0104】
図7は、本発明による決裁ルートに関する修正権限を説明する図である。
【0105】
図7を参照すると、業務管理装置130は、決裁オブジェクトに含まれる少なくとも1つの決裁検討者に対する修正または指定された順序に対する修正を、生成者及び業務進行段階の現在の業務担当者にのみ制限的に許容する。
図7において、生成者Aは、決裁オブジェクトを生成しながら、決裁検討者としてB、C、及びDを順番に指定する。この場合、業務管理装置130は、最初の決裁ルートであるA、B、C、D、及びAの順に決裁業務を伝達する。現在の業務進行段階の業務担当者が第2検討者Cに該当する場合、業務管理装置130は、生成者であるAと第2検討者Cに決裁ルートに関する修正権限を付与する。すなわち、生成者A及び第2検討者Cは、決裁ルートを修正して、第3検討者Dの後に第4検討者Eを追加することができる。この場合、修正された決裁ルートに応じて、決裁業務は、A、B、C、D、E、及びAの順に伝達され処理される。
【0106】
図8は、本発明による決裁オブジェクトに基づく決裁業務処理過程を説明する図である。
【0107】
図8を参照すると、業務管理装置130は、プロジェクトの進行中に決裁業務処理のための決裁オブジェクトを生成する。生成者Aが決裁業務を生成し、この場合、決裁検討者として他の業務参加者であるBを指定する(S810)。検討者Bは、決裁業務について検討ボタンを押して受諾し、業務管理装置130は、検討者Bの受け入れ可否を判定(決定)し、検討者Bに決裁業務を伝達する(S820)。もし検討者Bが3日が経過するまで検討を受け入れなかった場合、業務管理装置130は、検討受け入れに関するリマインダ期間の経過に応じて、Bに検討を要請するリマインダを生成して提供する。(S821、S822)。
【0108】
検討者Bは決裁業務の内容を確認した後、承認または返却処理することができ、業務管理装置130は、決裁業務に関する検討者Bの処理の有無を判定(決定)して、生成者Aに決裁業務を伝達する(S840)。もし生成者Aが3日が経過するまで承認を処理しなかった場合、業務管理装置130は、承認処理に関するリマインダ期間経過に応じてAに承認を要請するリマインダを生成して提供する(S841、S842)。
【0109】
生成者Aは、決裁業務の内容を確認した後、確認処理する(S850)、これにより決裁プロセスが開始され、決裁が最終完了する(S860)。
【0110】
このように、本発明による業務管理装置130は、プロジェクトの進行中に様々な業務に関連して発生する決裁業務を処理し、決裁関係者に決裁進行状況を効果的に共有することができるコミュニケーション手段を提供することにより、プロジェクトの円滑な進行を支援することができる。
【0111】
以上、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野の熟練した当業者には、本発明の思想及び技術領域から逸脱しない範囲内で本発明を種々修正及び変更させることができることが理解される。
【符号の説明】
【0112】
100 業務管理システム
110 ユーザ端末
130 業務管理装置
210 プロセッサ
230 メモリ
250 ユーザ入出力部
270 ネットワーク入出力部
310 ノートノート処理部
320 ノートチャットルーム処理部
330 決裁オブジェクト生成部
340 決裁オブジェクト処理部
350 リマインダオブジェクト処理部
360 ユーザメンション処理部