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特開2023-143932アプリケータプレート、装置、及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023143932
(43)【公開日】2023-10-06
(54)【発明の名称】アプリケータプレート、装置、及び方法
(51)【国際特許分類】
   B65B 17/02 20060101AFI20230928BHJP
【FI】
B65B17/02 Z
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023117720
(22)【出願日】2023-07-19
(62)【分割の表示】P 2019513966の分割
【原出願日】2017-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】リン・エル・クック
(72)【発明者】
【氏名】ケイシー・ピー・グレー
(72)【発明者】
【氏名】マシュー・イー・ザッカリー
(57)【要約】
【課題】グルーピングされた物品のための新たな上部係合クリップ、及び当該新たな上部係合キャリアを取り付けるのに適した装置を提供する。
【解決手段】本発明の態様は、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組(110)を一群の物品(‘C’)に取り付けるための装置(80)において使用するためのアプリケータプレート(10)に関する。アプリケータプレート(10)は、略平面状の本体と;当該本体内に形成された複数の開口(16a~26f)と、を有する。各開口(16a~26f)は、各開口(16a~26f)が多角形の形状を有するように配置された一連の内壁(16i~16x)を有する。
【選択図】図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を一群の物品に取り付けるための装置において使用するためのアプリケータプレートであって、
略平面状の本体と;
前記本体内の複数の開口と、を備え、各開口は、前記複数の開口の各開口が多角形の形状を有するように配置された一連の内壁を有する、アプリケータプレート。
【請求項2】
前記略平面状の本体の上面が平坦である、請求項1に記載のアプリケータプレート。
【請求項3】
各開口は、当該開口が十角形状となるように配置された十個の内壁を有する、請求項1又は2に記載のアプリケータプレート。
【請求項4】
前記略平面状の本体の下面から垂下する少なくとも一つのペグをさらに備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のアプリケータプレート。
【請求項5】
前記複数の開口は、行列のマトリックス状に配置されており、前記少なくとも一つのペグは、前記開口のマトリックスの端又は縁への位置から垂下する、請求項4に記載のアプリケータプレート。
【請求項6】
前記少なくとも一つのペグは、平坦なベース及び二つの側壁を有し、前記二つの側壁は、前記ペグの第一端で交わり、前記二つの側壁は、前記ペグの第二端で交わり、前記第一端と前記第二端との間で前記二つの側壁はそれぞれ前記第一端及び前記第二端から外向きに湾曲しており、前記ペグは、実質的に葉の形の断面を有する、請求項5に記載のアプリケータプレート。
【請求項7】
前記複数の開口は、4列及び6行で配置された二十四個の開口を備える、請求項6に記載のアプリケータプレート。
【請求項8】
前記少なくとも一つのペグは、十四個のペグを備え、4列の各端に二つのペグが位置しており、6行の各縁に五つのペグが位置している、請求項7に記載のアプリケータプレート。
【請求項9】
各ペグは、マトリックスの二つの開口に隣接して位置している、請求項8に記載のアプリケータプレート。
【請求項10】
前記アプリケータプレートは、一連の開口又はリセスを備え、前記アプリケータプレートとともに使用される装置の位置合わせ用ペグが、前記一連の開口又はリセスを通ることができる、請求項1~3のいずれか一項に記載のアプリケータプレート。
【請求項11】
弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を一群の物品に取り付けるための装置であって、
(i)請求項1~10のいずれか一項に記載のアプリケータプレートと;
(ii)一群の物品を受容するためのベースプレートと;
(iii)前記アプリケータプレート及び前記ベースプレートの少なくとも一方に結合される往復運動要素であって、前記アプリケータプレート及び前記ベースプレートが互いに近づいたり離れたりする相対運動をもたらすように動作可能である往復運動要素と、を備える、装置。
【請求項12】
前記装置は、前記往復運動要素に結合されたトッププレートを備え、前記往復運動要素は、前記トッププレートを前記ベースプレートに向けて移動させるように動作可能である、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記アプリケータプレートは、トッププレートと関連付けられており、前記トッププレートとともに前記ベースプレートに向かって移動する、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記アプリケータプレートは、前記弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を、前記ベースプレート上に位置する一群の物品上に配置形成するような構造及び配置とされており、且つ、クリップで留め合わされた物品の個別の数のグループを形成するように、前記組の接合された係合クリップの間の弱化接続部を破るような構造及び配置とされている、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
グルーピング部品が設けられ、前記グルーピング部品は、一群の物品を受容するとともに前記一群の物品を組織化されたグループとして維持するような構造及び配置とされている、請求項13又は14に記載の装置。
【請求項16】
前記グルーピング部品は、四つの側部、ベース、及び解放された上部を備え、一群の缶が、前記ベース上に置かれ得るとともに四つの側壁により保持され得る、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記往復運動要素は、ハンドルの押し下げによりコイルばねが収縮して、前記アプリケータプレートを前記グルーピング部品から上方へ持ち上げるように、共に結合されたハンドル、レバーアーム、及びコイルばねを備える、請求項11~16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記往復運動要素を上下移動させるための駆動手段をさらに備える、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記アプリケータプレートは、前記装置に開放可能に取り付けることができる、請求項11~18のいずれか一項に記載の装置。
【請求項20】
前記アプリケータプレートは、前記トッププレートに開放可能に取り付けることができる、請求項12に記載の装置。
【請求項21】
前記トッププレートは、少なくとも一つの位置合わせ用ペグを備える、請求項12に記載の装置。
【請求項22】
一つ以上の上部係合クリップを一群の物品に取り付ける方法であって、
(i)一群の物品を受容するとともに前記一群の物品を組織化されたグループとして維持するステップと;
(ii)請求項1~10のいずれか一項に記載のアプリケータプレートを提供するステップと;
(iii)前記一つ以上の上部係合クリップを前記一群の物品上に配置及び形成することにより、クリップで留め合わされた物品の一以上のグループを形成するステップと、を含む、方法。
【請求項23】
前記一つ以上の上部係合クリップは、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を備え、当該弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を配置及び形成するステップは、前記組の接合された上部係合クリップの間の弱化接続部を破ることにより、クリップで留め合わされた物品の個別の数のグループを形成する、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
(a)弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を、前記アプリケータプレート
の下面に関連付けるステップと;
(b)前記アプリケータプレート及び前記弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を、前記一群の物品に向かって下方に移動させるステップと、をさらに含む、請求項22又は23に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一つ以上のクリップを一群の物品に取り付けるための装置において使用するためのアプリケータプレートに関し、より具体的には、これに限定されるものではないが、複数の開口を備えるアプリケータプレートであって、一つ以上のクリップを一群の物品に対して形成するために、各開口が多角形状であるように配置された一連の内壁を各開口が有する、アプリケータプレートに関する。さらに具体的には、これに限定されるものではないが、本発明は、弱化された状態で接合された(frangibly adjoined)クリップの組を一群の物品に取り付けるためのアプリケータプレートであって、一連の分離したクリップ及び分離した複数の物品群を形成するように、接合されたクリップ間の弱化接続部が破られるように配置されたアプリケータプレートに関する。さらに、本発明は、アプリケータプレートを備える装置及び一群の物品を形成する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
包装の分野では、複数の一次製品容器を備えるパッケージを消費者に提供することがしばしば必要とされる。一次製品容器は、一群の物品が単一ユニットとして選択及び輸送可能なように、上部係合キャリアによってまとめて保持され得る。このような一つの上部係合キャリアは、プラスチックから形成されるとともに、一連の繋がったリングを備える。このリングは、缶のフチ付き縁の周りにフィットし、このようなプラスチックのリングを使用して一群の缶がまとめて保持され得る。このようなプラスチックのリングの欠点は、プラスチックでは、マーケティング用、ブランディング用、及び販促用の印字を追加するための印刷が容易にはできないという点;プラスチックは再利用が容易でないという点;及び、プラスチックのリングは野生生物に対する健康上のリスクに関連付けられているという点である。
【0003】
この分野における改良をもたらすために、本出願では、グルーピングされた物品(これは別の特許出願の対象とされる)のための新たな上部係合クリップ、及び当該新たな上部係合キャリアを取り付けるのに適した装置が発明された。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
第一態様によると、一つ以上の上部係合クリップの組を一群の物品に取り付けるための装置において使用するためのアプリケータプレートが提供される。当該アプリケータプレートは、略平面状の本体と;前記本体内の複数の開口と、を有し、各開口は、前記複数の開口の各開口が多角形の形状を有するように配置された一連の内壁を有する。
【0005】
任意選択で、前記略平面状の本体の上面は、平坦である。
【0006】
任意選択で、各開口は、当該開口が十角形状となるように配置された十個の内壁を有する。
【0007】
任意選択で、アプリケータプレートは、前記略平面状の本体の下面から垂下する少なくとも一つのペグをさらに備える。
【0008】
任意選択で、前記複数の開口は、行列のマトリックス状に配置されており、前記少なく
とも一つのペグは、前記開口のマトリックスの端又は縁への位置から垂下する。
【0009】
任意選択で、前記少なくとも一つのペグは、平坦なベース及び二つの側壁を有し、前記二つの側壁は、前記ペグの第一端で交わり、前記二つの側壁は、前記ペグの第二端で交わり、前記第一端と前記第二端との間で前記二つの側壁はそれぞれ前記第一端及び前記第二端から外向きに湾曲しており、前記ペグは、実質的に葉の形の断面を有する。
【0010】
任意選択で、前記複数の開口は、4列及び6行で配置された二十四個の開口を備える。
【0011】
任意選択で、前記少なくとも一つのペグは、十四個のペグを備え、4列の各端に二つのペグが位置しており、6行の各縁に五つのペグが位置している。
【0012】
任意選択で、各ペグは、マトリックスの二つの開口に隣接して位置している。
【0013】
任意選択で、前記アプリケータプレートは、一連の開口又はリセスを備え、前記アプリケータプレートとともに使用される装置の位置合わせ用ペグは、前記一連の開口又はリセスを通ることができる。
【0014】
別の態様によると、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を一群の物品に取り付けるための装置であって、
(i)上記の関連する段落のいずれかに記載のアプリケータプレートと;
(ii)一群の物品を受容するためのベースプレートと;
(iii)前記アプリケータプレート及び前記ベースプレートの少なくとも一方に結合される往復運動要素であって、前記アプリケータプレート及び前記ベースプレートが互いに近づいたり離れたりする相対運動をもたらすように動作可能である往復運動要素と、を備える、装置が提供される。
【0015】
任意選択で、前記装置は、前記往復運動要素に結合されたトッププレートを備え、前記往復運動要素は、前記トッププレートを前記ベースプレートに向けて移動させるように動作可能である。
【0016】
任意選択で、前記アプリケータプレートは、トッププレートと関連付けられており、前記トッププレートとともに前記ベースプレートに向かって移動する。
【0017】
任意選択で、前記アプリケータプレートは、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を、前記ベースプレート上に位置する一群の物品上に配置形成するような構造及び配置とされており、且つ、クリップで留め合わされた物品の個別の数のグループを形成するように、前記組の接合された係合クリップの間の弱化接続部を破るような構造及び配置とされている。
【0018】
任意選択で、グルーピング部品が設けられ、前記グルーピング部品は、一群の物品を受容するとともに前記一群の物品を組織化されたグループとして維持するような構造及び配置とされている。
【0019】
任意選択で、前記グルーピング部品は、四つの側部、ベース、及び解放された上部を備え、一群の缶が、前記ベース上に置かれ得るとともに四つの側壁により保持され得る。
【0020】
任意選択で、前記往復運動要素は、ハンドルの押し下げによりコイルばねが収縮して、前記アプリケータプレートを前記グルーピング部品から上方へ持ち上げるように、共に結合されたハンドル、レバーアーム、及びコイルばねを備える。
【0021】
任意選択で、前記装置は、前記往復運動要素を上下移動させるための駆動手段をさらに備える。
【0022】
任意選択で、前記アプリケータプレートは、前記装置に開放可能に取り付けることができる。
【0023】
任意選択で、前記アプリケータプレートは、前記トッププレートに開放可能に取り付けることができる。
【0024】
任意選択で、前記トッププレートは、少なくとも一つの位置合わせ用ペグを備える。
【0025】
さらに別の態様によると、一つ以上の上部係合クリップを一群の物品に取り付ける方法であって、
(i)一群の物品を受容するとともに前記一群の物品を組織化されたグループとして維持するステップと;
(ii)上記の関連する段落のいずれかに記載のアプリケータプレートを提供するステップと;
(iii)前記一つ以上の上部係合クリップを前記一群の物品上に配置及び形成することにより、クリップで留め合わされた物品の一以上のグループを形成するステップと、を含む、方法が提供される。
【0026】
任意選択で、前記一つ以上の上部係合クリップは、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を備え、当該弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を配置及び形成するステップは、前記組の接合された上部係合クリップの間の弱化接続部を破ることにより、クリップで留め合わされた物品の個別の数のグループを形成する。
【0027】
任意選択で、前記方法は、
(i)弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を、前記アプリケータプレートの下面に関連付けるステップと;
(ii)前記アプリケータプレート及び前記弱化された状態で接合された上部係合クリップの組を、前記一群の物品に向かって下方に移動させるステップと、をさらに含む。
【0028】
本出願の範囲内において、以下の段落、請求項、並びに/又は以下の記載及び図面において説明される様々な態様、実施形態、実施例、特徴、及び代替例は、独立して利用されてもよく、任意の組合せで利用されてもよいものと考えられる。例えば、一実施形態に関連して説明された特徴は、特徴同士が両立し得ないものでない限り、全実施形態に適用可能である。
【0029】
以下、本発明の例示的な実施形態について添付図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の第一実施形態に係る、接合された上部係合クリップの組を一群の物品(例えば缶)に取り付けるための装置において使用するためのアプリケータプレートの上面の平面図である。
図2A図1のアプリケータプレートの下面の平面図である。
図2B図1及び図2のアプリケータプレートの下面及び側縁の斜視図である。
図3】接合された上部係合クリップの組を上から見た平面図であり、当該組の各上部係合クリップは、物品のアレイ(例えば、単一グループの2×3の配置の缶)をグループでまとめて取り付けるためのものである。
図4図3に示すような接合された上部係合クリップの組を一群の物品に取り付けるための装置であって図1図2Bのアプリケータプレートを備える装置を上から見た斜視図である。
図5図4の装置の一部を下から見た斜視図であって、アプリケータプレートの下面上の接合された上部係合クリップの組と、分離した四つの2×3の間のグループに形成するために当該クリップの組が適用されようとしているグルーピングされた配置の缶と、を示す図である。
図6A】アプリケータプレート及びグルーピングされた配置の物品を上から見た斜視図であって、アプリケータプレートが、接合された上部係合クリップの組を適用する準備が整った状態でグループの上方で位置合わせされている図である。
図6B図6のグルーピングされた配置の物品の上部に置かれたアプリケータプレートを上から見た斜視図であって、アプリケータプレートが、接合された上部係合クリップの組を適用している様子を示す図である。
図7A】アプリケータプレート及びグルーピングされた配置の物品を示した図4及び図5の装置を側方から見た斜視図であって、アプリケータプレートが、接合された上部係合クリップの組を適用する準備が整った状態でグループの上方で位置合わせされている図である。
図7B図4及び図5の装置を側方から見た斜視図であって、アプリケータプレートが、接合された上部係合クリップの組を適用している様子を示す図である。
図8図4図5図7A、及び図7Bの装置を上から見た斜視図であって、一群の缶を受容するための、且つ当該装置の残部から取り外された組織化されたグループとして当該一群の缶を維持するためのグルーピング部品を示す図である。
図9】一群の缶の一部を下から見た斜視図であって、アプリケータプレートが物品グループの上部に位置合わせされて置かれた様子を示すとともに、当該グループに対して適用されているプロセスにおける接合されたクリップの組を示す図である。
図10】様々な実施形態に係る装置を側方から見た斜視図であって、アプリケータプレート及びグルーピングされた配置の物品を示し、アプリケータプレートが、接合された上部係合クリップの組を物品グループに取り付ける準備が整った状態で当該グループの上方で位置合わせされている図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、アプリケータプレート、装置、及び方法の具体的な実施形態についての詳細な説明を開示する。開示される実施形態は、本発明の特定の態様が実施され得る例示に過ぎず、本発明が具体化され得る形をすべて網羅した一覧を示すものでないことが理解されよう。本明細書で使用される場合、「例示的(exemplary)」との語は、例示、見本、モデル、又はパターンとしての役割をする実施形態を指して広く用いられる。実際、本明細書に記載されるアプリケータプレート、装置、及び方法は、様々な代替的な形態で具体化され得ることが理解されよう。各図は、必ずしも正しい縮尺ではなく、いくつかの特徴は、特定の構成要素の詳細を示すために誇張又は最小化され得る。周知の構成要素、材料、又は方法については、本開示が曖昧なものとなるのを避けるために、必ずしも詳細まで説明されない。本明細書に記載された具体的な構造及び機能の詳細は、発明を限定するものとして解釈されてはならず、単に特許請求の範囲の根拠として、また本発明を様々な形で実施できるように当業者に教示するための代表的な基礎としてのみ解釈すべきものである。
【0032】
図3を参照すると、ブランク110を上から見た平面図が示されており、ブランク110は、弱化接続部22、24により弱化された状態で接合された一組の上部係合クリップ112a、112b、112c、112dを形成する。ブランク110は、グルーピングされた配置の物品88に対して単一ユニットとして取り付けられるものである(例えば図4、5、6A、6B参照)。クリップの組の各上部係合クリップ112a、112b、1
12c、112dは、任意に2×3の配置の物品に取り付けられるものであり、他の上部係合クリップ112a、112b、112c、112dから分離されることにより、配置された物品の、分離した四つの群を形成するものである(それ自体は図示していない)。有益には、いくつかの配置構成において、本明細書に開示される装置80は、弱化された状態で接合された一組の上部係合クリップ112a、112b、112c、112dのうちの上部係合クリップ112a、112b、112c、112dの間の弱化接続部22、24を自動的に破り、これにより、当該装置は、グルーピングされた配置の物品88に対して単一のブランク110を適用するとともに、各物品が上部係合クリップ112a、112b、112c、112dによって繋がれた、より小さな四つの物品群を形成する。
【0033】
本出願の対象となるアプリケータプレート10、装置80、及び方法の理解を助けるために、弱化された状態で接合された上部係合クリップ112a、112b、112c、112dの組110について、図3を参照してさらに説明する。
【0034】
本明細書で詳述される実施形態において、「クリップ」、「カートン」、及び「キャリア」との語は、本発明の様々な特徴を非限定的に説明することを目的として、一次製品容器などの物品の係合及びグルーピングを行うための容器を指す。本発明の教示は、製品容器がテーパ状及び/又は円筒状であるか否かを問わず、様々な製品容器に適用可能であると考えられる。容器の例としては、ボトル(例えば金属ボトル、ガラスのボトル、又はプラスチックボトル)、缶(例えばアルミ缶)、ブリキ缶、ポーチ、パックなどが挙げられる。
【0035】
ブランク110は、シート状の適切な基材から形成される。本明細書で使用される場合、「適切な基材」には、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、これらの組合せなど、あらゆる折り曲げ可能なシート材料が含まれることが理解されよう。一つ以上のブランクが、例えば以下で詳述するキャリア構造を提供するために、適切に用いられ得ることが認識されるべきである。
【0036】
本明細書に記載される包装構造又はカートンは、板紙などのシート材料から形成され得る。当該シート材料は、その強度を増加させるための材料から成るものとしてもよく、そのような材料でコートされてもよい。このようなシート材料の一例は、WestRock社製の引裂き耐性を有するNATRALOCK(登録商標)板紙である。なお、引裂き耐性を有する材料は、パッケージの引裂き耐性の向上に役立つように、2枚以上の層により提供され得る。典型的には、シート材料の一面は、他面とは異なる特徴を有することができる。例えば、シート材料のうち完成したパッケージから外側を向く面は、特に滑らかな面とすることができ、良好な印刷適性を提供するようにクレイコーティングなどのコーティングその他の表面処理を有するものとすることができる。一方、シート材料のうち内側を向く面については、引裂き耐性、良好な接着能力、ヒートシール適性、その他の必要な機能性のうち一つ以上の特性などが提供されるように、コーティングや層、何らかの処理が施されてもよく、その他の形で準備がなされてもよい。
【0037】
描画された実施形態において、ブランク110は、例示的な配置の例示的物品‘C’のグルーピング、結合、その他の繋ぎ合わせを行うための四つのクリップ112a、122b、112c、112dの組を形成するように構成される。図3に描画された実施形態では、四つのクリップ112a、112b、112c、112dの各々は、六つの物品が二つずつ3行に配置されて、グルーピングされた配置でまとまっている。物品‘C’は、リム又はフチ付きの上縁を有する飲料缶である。従って、ブランク110は、グルーピングされた大きな配置の物品88にわたって形成されるように構成される。描画された実施形態において、配置は6×4マトリックス又はアレイであり、描画された実施形態では、二十四個の缶‘C’のグルーピングされた配置88のために、4列6行の物品が提供される
。この描画された実施形態では、ブランク110は、3×2マトリックス又はアレイ状の四つのクリップ112a、112b、112c、112dを用いており、各クリップは、弱化接続部22、24及び分離開口A9により、少なくとも二つの他のブランク112b、112c、112d、112aに、弱化された状態で接続されている。あるいは、ブランク110は、他のタイプ、数、大きさの物品を包装するための、及び/又は、本明細書に示したものとは異なる配置又は構成で物品を包装するための、キャリアを形成するように構成され得る。
【0038】
図3を参照すると、ブランク110は、四つの上部係合クリップ112a、112b、112c、112dを備え、各上部係合クリップは、クリップ112a、112b、112c、112dの上壁又は係合パネルを形成するためのメインパネルを有する。
【0039】
各メインパネルは、少なくとも一つの物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6を含む。図3の実施形態において、各メインパネルは、複数の物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6、具体的には2×3のマトリックス又はアレイ状に配置された六つの物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6を備える。
【0040】
物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6の各々は、実質的に構造が類似しているので、一つの物品保持構造についてのみ詳細に説明する。別の実施形態では、ブランク110は、示したものとは異なる大きさ、体裁、構成、及び/又は構造を有する二つ以上の物品保持構造を備えてもよく、アプリケータプレートは、このようなクリップを収容できるように適切に適合され得る。
【0041】
各物品保持構造は、開口A1を備える。複数の物品係合タブti,tii、tiii、tiv、tv、tvi、tvii、tviii、tix、tx(ti~tx)が、開口A1の外縁の周りに配置される。各タブti~txは、折り線17によりメインパネル12にヒンジ式に結合される。各タブti~txは、切取り部又はリセス18により、隣接する隣接タブから離間される。このようにして、各タブti~txは、第一側縁19及び第二側縁21を備える。各タブti~txは、ヒンジ式に結合された端縁17と反対側の自由端縁23を備える。自由端縁23は、開口A1内に、物品‘C’又はその少なくとも一部を保持するための係合縁を形成する。別の実施形態では、タブの数、大きさ、体裁、及び/又は配置は、ここで説明したものと異なってもよい。例えば、開口A1は、均一な構成を有するものでなくてもよく、対称的でなくてもよく、異なる数のタブを有してもよく、異なる大きさの一つ以上のタブを含んでもよく、且つ/又は不規則的な形状を有してもよい。アプリケータプレートは、このようなクリップを収容できるように適切に適合され得る。
【0042】
リセス18の各々は、曲線部分20を備える。描画された実施形態において、リセス18は、丸みのある端部を備える。すなわち、曲線部分20は、仮想的な円の円周の一部により画定され得る。リセス18の一部は、円の一区分により画定され得る。リセス18の別の部分は、台形により画定され得る。当該台形は、二等辺台形であってもよい。当該台形は、収束する形の側縁19、21を有する。各タブti~txは、直線の折り線17によりメインパネル12にヒンジ式に結合され得る。この直線の折り線17は、隣接するリセス18の丸みのある端部20に対して接線接触又は交差する。
【0043】
切取り部18の曲線部分20又は丸みのある端部は、メインパネル12において裂け目が切取り部18から伝播する可能性を低減し得る。
【0044】
描画された実施形態において、各物品保持構造R1は、開口A1の外縁の周りに配置された十個のタブti~txを備える。物品保持構造R1は、仮想的な円を画定する。円C
1は、タブti~txの折り線17により画定される第一多角形の各頂点により画定される。描画された実施形態において、第一多角形は、十角形又は十辺多角形であり、別の実施形態では、辺の数がより多い又は少ない他の多角形が採用されてもよい。第一多角形の辺17の各々は、長さが等しい。
【0045】
タブti~txの自由端縁23は、第二多角形を画定する。タブti~txは、自由端縁23とヒンジ式に結合された縁17との間で画定された高さを有する。描画された実施形態において、第二多角形は、十角形又は十辺多角形であり、別の実施形態では、辺の数がより多い又は少ない他の多角形が採用されてもよい。第二多角形は、第一多角形と同じ数の辺を備える。第二多角形の辺の各々は、長さが等しい。別の実施形態では、第一多角形及び/又は第二多角形の各辺は、それぞれ等しい長さを有しなくてもよく、各辺は、一つ以上の長さを有してもよく、且つ/又は、辺の数は、描画されたものと異なってもよい。
【0046】
メインパネル112a、112b、112c、112dはそれぞれ、Y×Zの配置の物品保持開口R1~R6のマトリックス又はアレイを備える。ここで、Yは物品‘C’の行数を表し、Zは物品‘C’の列数を表す。
【0047】
図3に描画された実施形態では、物品‘C’は、3×2のマトリックス状に配置される。メインパネル12の幅は、物品‘C’の最大幅の2倍に等しいものとすることができる。メインパネル12の長さLは、物品‘C’の最大幅の3倍に等しいものとすることができる。
【0048】
仮想的な円の直径は、物品‘C’の最大径よりも小さく、(当該最大径より小さな)物品‘C’のフチ、キャップ、又はフランジの直径よりも大きいものとすることができる。
【0049】
任意選択で、メインパネル12は、ハンドル構造を備え得る。当該ハンドル構造は、第一ハンドル開口A7及び第二ハンドル開口A8を備え得る。第一ハンドル開口A7は、メインパネル12から切り取られ、四つの物品保持構造R1、R2、R3、R4の間で中心に配置される領域に位置する。第二ハンドル開口A8は、メインパネル12から切り取られ、四つの物品保持構造R3、R4、R5、R6の間で中心に配置される領域に位置する。第一ハンドル開口A7は、折り線によりメインパネル112a、112b、112c、112dにヒンジ式に結合されたクッションタブにより、部分的に画定され得る。第二ハンドル開口A8も同様の構造であってよい。
【0050】
任意選択で、メインパネル112a、112b、112c、112dは、一つ以上のプルタブT1を備え得る。プルタブT1は、実質的にメインパネル112a、112b、112c、112dの角に位置し得る。プルタブT1は、実質的に三角形の形状であってよい。プルタブT1は、包装されている一群の物品(group of articles)C1a、C2a、C1b、C2b、C1c、C2cの占有領域を越えてメインパネル12を延在させるように配置され得る。このようにして、ユーザは、キャリア又はクリップ112a、112b、112c、112dを一群の物品C1a、C2a、C1b、C2b、C1c、C2cからより容易に外すことができる。
【0051】
任意選択で、メインパネル112a、112b、112c、112dは、少なくとも板紙の基材及び共にラミネートされた引裂き耐性層を含む。任意選択で、当該メインパネルは、板紙基材と引裂き耐性層との間に接着層を含む。板紙基材の材料は、任意の従来型の板紙(例えば、重量が約10ポイント~約14ポイント、好ましくは約11ポイント~約14ポイントのもの)から選択され得る。このような基材の例は、WestRock社製の12ポイントのSBSボード又はCNKボードである。板紙基材は、漂白済みのボード
であってもよく、漂白されていないボードであってもよい。ボードは、少なくとも一面(任意選択で、ラミネーション側と反対側の面)が、印刷方法及びボード組成と適合性を有するように選択された従来型のコーティングでコートされてもよい。
【0052】
引裂き耐性層は、板紙基材の非コート側を覆って配置されてよく、ポリマー材料で形成されるとともに基材に固定され得る。引裂き耐性層は、ラミネート構造に対して強靭性(toughness)を付与する。適切な引裂き耐性材料としては、n軸配向フィルム(例えば、2軸配向ポリエステルであるMYLAR(登録商標)や、配向ナイロン、クロスラミネートポリオレフィン、高密度ポリオレフィン)の層を含み得る引裂き耐性を有するラミネートシート材料(例えばNATRALOCK(登録商標))が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの材料の配向及びクロスラミネート構造は、引裂き耐性に寄与する。また、引裂き耐性は、押出メタロセン触媒ポリエチレン(mPE)などの引裂き耐性材料の化学的性質にも起因し得る。
【0053】
あるいは、引裂き耐性層は、鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の層であってもよい。鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)又はmPEが使用される実施形態では、接着層を組み込む必要がない。高レベルの引裂き耐性を有する他の適切な材料が使用されてもよい。
【0054】
接着層は、低密度ポリエチレン(LDPE)などのポリオレフィン材料で形成され得る。接着層は、引裂き耐性層を基材に固定するために、基材と引裂き耐性層との間に配置され得る。
【0055】
次いで、ブランク110を一群の物品を収容するキャリアへ組み立てるために使用される装置80及びアプリケータプレート10については、図4が参照される。図4では、一次製品(これに限定されるものではないが、ボトルや缶など。以下物品‘C’という)の投入を受け入れることができる装置80の斜視図が示されている。
【0056】
装置80は、一組の接合された上部係合クリップ110を一群の物品88(例えば缶‘C’)に取り付けるためのものである。当該装置は、以下でさらに詳述するアプリケータプレート10(図1図2A図2B参照)を備える。装置80は、一群の物品88を受容するとともに当該一群の物品88を組織化されたグループとして維持するような構造及び配置となっているグルーピング部品86(図5図6B図7B、及び図8参照)とともに使用される。任意選択で、グルーピング部品86は第三包装カートンであり、この第三包装カートンは、任意選択で、段ボールから形成されてよく、クリップで留め合わされた缶とともに装置から取り外され得る。あるいは、グルーピング部品は、缶製品の製造ライン(図示せず)から個々の缶‘C’を集めて缶‘C’の組88にまとめるために使用されるトレイであってもよい。装置は、往復運動要素84及びベースプレート78を備える。任意選択で、往復運動要素84は、アプリケータプレート10に結合され、ベースプレート78に対して適切に位置付けられ、アプリケータプレート10をベースプレート78に向かって下方へ移動させるとともにベースプレート78から離れるように情報へ移動させるように動作可能である。
【0057】
アプリケータプレート10は、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110を、グルーピング部品86の上、中、又は内部に位置する一群の物品88上に配置形成するような構造及び配置とされる。また、アプリケータプレート10は、クリップで留め合わされた物品の個別の数のグループを形成するために、当該組の接合された係合クリップ112a、112b、112c、112dの間の弱化接続部22、24を破るような構造及び配置とされる。この描画された配置では、それぞれ2×3の配置でクリップで留め合わされた六つの物品のグループが、四つ別個に形成される。
【0058】
図示されるように、図5図6B図7B、及び図8では、グルーピング部品86は、四つの側部、ベース、及び開放された上部を備える。グルーピングされた配置の物品88は、ベース上に置かれるとともに四つの側壁により保持され得る。別の実施形態では、グルーピング部品86は、一群の物品88を容易に配置させるのに適するとともに物品88を組織化されたグループとして維持するのに適した、様々な構造、構成、及び形態を取り得ると考えられる。このようにして、装置80が使用可能であり且つアプリケータプレート10が物品‘C’の上部まで下降して物品‘C’上に位置している場合、物品‘C’は動けず且つ動かず、物品‘C’の相対位置がばらつかないので、アプリケータプレート10は、弱化された状態で接続された上部把持クリップ110の組の位置付け及び/又は形成を行うことができるようになる。
【0059】
往復運動要素84は、共に結合されたハンドル‘H’、レバーアーム98、コイルばね90を備え、ハンドル‘H’が移動することにより、ばね90が伸縮して、トッププレート82及び(これに結合された)アプリケータプレート10をベースプレート78から上方へ持ち上げたりベースプレート78に向かって下方へ移動させたりする。ハンドル‘H’は、一つ以上のハンドルアーム92a、92bによって、コイルばね90の下端に結合され得る。コイルばね90の上端は、レバーアーム98の第一端に結合され得る。レバーアーム98は、中央の支点の周りで枢動し得る。レバーアーム98の第二端は、ロッド96に結合され得る。ロッド96は、トッププレート82に結合され得る。アプリケータプレート10は、装置80に解放可能に取り付けることができる。任意選択で、アプリケータプレート10は、トッププレート82に解放可能に取り付けることができる。このように、図3に示したものとは異なる配置で複数の物品をグルーピングするために、異なる配置の開口を有するクリップ又弱化された状態で接続されたクリップの組が使用される場合には、これにマッチする構成又は類似形状の開口を有するアプリケータプレートが必要となるが、装置80全体を置き換える必要なく、新たなアプリケータプレートで元のアプリケータプレート10を置換することができる。アプリケータプレート10は、一群の物品88上に上部把持クリップを成形(mould)又は形成するような構造及び配置とされた部品であるので、「アプリケータモールド」とも呼ばれ得る。
【0060】
装置80は、往復運動要素82を上下移動させるための駆動手段を備え得るので、ハンドルを使用した手動関節操作が回避される(こうした操作は不要となる)。このような配置には、アプリケータプレート10の自動昇降を容易にするために、モーター、ピストン、及び/又はその他の適切な電気機械式構成要素を組み込むことができる。しかしながら、ここで示す動作においては、装置は手動で操作される。
【0061】
弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110を一群の物品88に取り付けるために装置80において任意選択で活用され得るアプリケータプレート10が、図1図2A、及び図2Bに最も良く図示されている。アプリケータプレート10は、略平面状の本体を有するとともに、当該本体内に形成された複数の開口16a~24fを備える。任意選択で、複数の開口16a~24fは、上部係合クリップの組110に設けられた開口A1の配置にマッチするマトリックス状に配置される。従って、本実施形態では、図3及び図4に示すような上部係合クリップ110とともに使用する場合、アプリケータプレート10は、4列×6行の配置の開口16a、16b、16c、16d、16e、16f、18a、18b、18c、18d、18e、18f、20a、20b、20c、20d、20e、20f、26a、26b、26c、26d、26e、26f(本明細書ではまとめて16a~26fという)を備える。別の実施形態又は配置では、アプリケータプレート10は、異なる数及び/又は異なる配置の物品を有し得る。
【0062】
アプリケータプレート10内の各開口(16a~26f)は、アプリケータプレート1
0の深さ全体を貫通して形成される。各開口16a~26fは、一連の内壁を備え、当該内壁は、各開口16a~26fが物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6の配置と協働する形状、大きさ、構成、及び相対位置を有するように配置されている。従って、描画されたこの任意選択の配置では、各開口16a~26fは、多角形の断面形状を有する。任意選択で、各開口16a~26fは、各開口16a~26fが十角形状となるように配置された、均等な大きさ及び均等な角度配置とされた十個の内壁16i~16xを有する。
【0063】
アプリケータプレート10の略平面状の本体の上面12は、任意選択で平坦であり、任意選択で滑らかな面である。別の配置では、上面12は、往復運動部品84のトッププレート82にアプリケータプレート10を結合させるための取付け手段を備え得る。いくつかの配置では、アプリケータプレート10は、トッププレート82としても機能し、往復運動部品84に直接結合される。
【0064】
また、アプリケータプレート10は、上記の略平面状の本体の下面14から垂下する、少なくとも一つの位置合わせペグ(本明細書では単に「ペグ」という)28a、28b、28c、28d、30a、30b、30c、30d、30e、32a、32b、32c、32d、32eを備えてもよい。これは、図2A及び図2Bに最も良く図示されている。任意選択で、当該少なくとも一つのペグ28a~32eは、平坦なベース‘b’及び側壁S1、S2を有する。当該少なくとも一つのペグ28a~32eは、対称的である。二つの側壁S1、S2は、当該少なくとも一つのペグ28a~32eの第一端で交わる。二つの側壁S1、S2は、当該少なくとも一つのペグ28a~32eの第二端において交わり、第一端と第二端との間で二つの側壁S1、S2はそれぞれ第一端及び第二端から離れて外向きに湾曲する。任意選択で、少なくとも一つのペグ28a~32eは、実質的に葉の形の断面を有する。
【0065】
上述のとおり、複数の開口16a~26fは、行列のマトリックス状に配置される。4列の開口16、18、20、26はそれぞれ、6行の開口a、b、c、d、e、fをそれぞれ備える。開口16a、18a、20a、26aは、マトリックス状の開口16a~26fの第一端を画定し、開口16a、16b、16c、16d、16e、16fは、マトリックス状の開口16a~26fの第一縁を画定し、開口16f、18f、20f、26fは、マトリックス状の開口16a~26fの第二端を画定し、開口26a、26b、26c、26d、26e、26fは、マトリックス状の開口16a~26fの第二縁を画定する。
【0066】
少なくとも一つのペグ28a~32eは、下面14から懸下又は垂下する。ペグ28a~32eは、マトリックス状の開口16a~26fの第一端及び第二端に沿った位置に位置付けされ得る。ペグ28a~32eは、マトリックス状の開口16a~26fの第一縁及び第二縁に沿った位置に位置付けされ得る。任意選択で、各ペグ28a~32eは、マトリックスの二つの開口16a~26fに隣接して位置付けされる。各ペグ28a~32eは、一つの開口の二つの内壁の下縁と別の隣接する開口の二つの内壁の下縁との間のギャップにうまく入るような形状とされ得る。例えば、マトリックス状の開口16a~26fの第一端に沿って位置するペグ28bは、開口16aの内壁16i、16iiの下縁と開口18aの内壁18ix、18viiiの下縁との間にフィットする(図2A参照)。
【0067】
描画された配置では、各ペグ28a~32eは、十四個のペグ28a~32eを備える。十四個のペグ28~32eの配置は、4列の開口の各端に二つのペグ28a、28b;28c、28dを備え、マトリックス状の開口16a~26fの第一縁及び第二縁の各々に五つのペグ30a、30b、30c、30d、30e、32a、32b、32c、32d、32eを備える。アプリケータプレートは、単一部材から構築されてもよく、一つ以
上の部品から作られてもよく、さらには任意選択で協働する複数の部品から形成されてもよく、例えばモジュール式構造を有してもよい。
【0068】
位置合わせペグ28a~32eの形状、大きさ、及び位置により、一群の物品88のうち隣接する二つの物品の間でペグが緊密にフィットすることが可能になる(図6B及び図9参照)。このように、アプリケータプレート10を一群の物品88に向けて下降させると、ペグ28a~32eは、隣接する二つの物品の間のギャップに位置する(例えば図9ではペグ28cが物品C3f、C4fの間に位置する)。一群の物品88の外周の周りに配置されたペグ28a~32eは協働して、各物品88が底端でグルーピング部品86により確実に保持されるとともに、各物品88が導入されるアプリケータプレート10と注意深く位置合わせされながら正しい位置において確実に保持されるようにする。
【0069】
次いで、ブランク110からの上部係合クリップ及びグルーピングされた物品の構築については、以下の方法が採用され得る。まず、一群の物品88が受容され、任意選択で、組織化されたグループの物品として維持される。これは、グルーピング部品86の支援により実現され得る。アプリケータプレート10には、上述のように、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110及びトッププレート82が設けられ、これらが関連付けられる。より具体的には、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110は、アプリケータプレート10の下面14に関連付けられる。弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110は、真空引き、一時的な機械的取付け、その他の適切な手段により、アプリケータプレート10の下面14に関連付けられる。次いで、アプリケータプレート10及びこれに関連付けられた弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110が、装置80の往復運動要素84の作動により、一群の物品88に向けて下降し、次いで、アプリケータプレート10とクリップ110と一群の物品88との間で適切な位置合わせが確実に行われるように、ペグ28a~32eが、物品の周りに位置するような配置とされ、次いで、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110が、一群の物品88上に配置され、押し付けられ、形成される。一群の物品上に上部係合クリップ110を押し付けて形成する際に、接合された上部係合クリップ112a、112b、112c、112dの間の弱化接続部24が破られることにより、クリップで留め合わされた(clipped together)物品の個別の数の(discrete number of)グループが自動的に形成される。あるいは、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110は、グルーピングされた配置の物品の上部に直接配置されてもよく、アプリケータプレート10が一群の物品88上まで下方に移動した場合のみ、アプリケータプレート10の下面14が、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110と関連付けられてもよい。
【0070】
当該装置により、ブランク110、アプリケータプレート、及び物品群の位置揃えされた状態での相対運動が容易になる。任意選択で、ブランク110及びアプリケータプレート10は、アプリケータプレート10の複数の開口16a~26fの各々とブランク110の各上部係合クリップ112a、112b、112c、112dの各物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6とが一群の物品88の各物品‘C’に対して位置合わせされるように、一群の物品88に対して下降させられる。さらに、アプリケータプレート10は、各多角形開口16a~26fの内壁16i~16xが上部係合クリップ112a、112b、112cの対応する物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6の折り線17と位置合わせされるように、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110と位置合わせされる。
【0071】
物品群88とアプリケータプレート10とブランク110との相対運動により、各物品‘C’の上部が、各上部係合クリップ112a、112b、112c、112dのメインパネルを通過する。アプリケータプレート10の各開口16a~26fの内壁16i~1
6xが物品上部‘C’に接した状態で下方に移動すると、物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6各々のタブti~txが、メインパネルの面外に折れ曲がるとともに、物品‘C’のフチ又はフランジの下で係合する。アプリケータプレート10の深さは、物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6各々のタブti~txが折れ曲がって各物品‘C’と完全に係合するようにするのに十分な深さである。このように、タブti~txは、物品‘C’を把持又は保持するとともに、物品‘C’が各上部係合クリップ112a、112b、112c、112dのメインパネルから意図せず分離することを抑制又は防止する。当該装置80は、アプリケータプレート10及びブランク110を保持するとともに物品群88に向けて下方へ移動させる可動式のトッププレート82を提供するものであるが、別の配置では、物品群88を収納するベースプレート78が、アプリケータプレート10及びブランク110を保持するトッププレート82に向かって上方に移動してもよいことが認識されよう。さらに別の描画しない配置では、トッププレート82とベースプレート78との両方が互いに向かって移動してもよい。
【0072】
上部係合クリップ112a、112b、112c、112dの任意選択的な別の特徴は、メインパネルがそれぞれ外周によって画定され、当該外周には、上部係合クリップ112a、112b、112c、112dの他のどの部分も接続されないという点である。すなわち、上部係合クリップ112a、112b、112c、112dは、他のパネル(例えば、これに限定されるものではないが、他のキャリアでは物品群の側方に延在する側壁パネルや端壁パネル)には接続されていない。従って、メインパネル12の外周は、その全体が、自由縁、切り取られた縁、又はヒンジ構造のない縁により画定されている。メインパネルの外周は、物品保持構造R1、R2、R3、R4、R5、R6の多角形配置のタブti~txが折り曲がるとともに物品‘C’のフチ又はフランジの下でこれらのタブが係合することにより、メインパネルの残りの部分に対してある角度で折り曲げられ得る。従って、弱化接続部22、24が破られて、弱化された状態で接合された上部係合クリップの組110が自動的に四つの分離した上部係合クリップ112a、112b、112c、112dに分けられることにより、四つの分離した物品群が形成される。
【0073】
次いで図10を参照すると、本発明の代替的な実施形態が図示されている。描画された第二実施形態では、各特徴が第二実施形態に属することを示すために頭に「200」を付したことを除き、可能な限り同様の数字を同様の部品を示すものとして用いた。この代替的な実施形態では、多くの特徴が第一実施形態と共通しているので、図1図9に描画された実施形態との相違点のみを詳述する。
【0074】
図10では、装置280もやはり、ベースプレート278上でグルーピング部品286内に保持される一群の物品288に向かって下方へ移動するトッププレート282を備える。しかしながら、本配置では、トッププレート282は、一連のペグ228a~232eを備え、アプリケータプレート210は、一連のペグ228a~232eが通ることのできる一連のリセス又は開口を備える。このように、トッププレート282が物品群288に向かって下降すると、ペグ228a~232eにより、一群の物品288及びアプリケータプレート210の正確な位置付け及び位置の保持の両方が確実に行われる。ペグは、様々な物品、様々な物品群の大きさ、及び/又は様々な物品群の構成を収容できるように、取外し可能なものとすることができる。
【0075】
本発明の範囲内で様々な変更が可能であり、例えば各パネル及び開口の大きさ及び形状は様々な大きさ又は形状の物品を収容できるように調節され得ることが理解されよう。本発明の別の実施形態では、弱化された状態で接合されたクリップの組が、単一の物品群のための単一のクリップで置き換えられ得ることが考えられる。
【0076】
本明細書で使用される場合、「上(top)」、「底(bottom)」、「前(fr
ont)」、「後ろ(back)」、「端(end)」、「縁、側(side)」、「内側(inner)」、「外側(outer)」、「上方(upper)」、及び「下方(lower)」など、方向についての参照は、必ずしも各パネルをそのような向きに限定するものではなく、単にこれらのパネルを互いに区別するためのものであり得ることが認識されよう。
【0077】
本明細書で使用される場合、「ヒンジ接続(hinged connection)」及び「折り線(fold line)」との語は、ブランクのヒンジ的特徴を規定するとともにブランクの一部を他の部分に対して折り曲げることを容易にするか又は他の形でブランクのための最適なパネル折り曲げ位置を示す、あらゆる線を指すものである。典型的には、折り線は、スコア線、エンボス線、又はデボス線である。ヒンジ接続又は折り線に係る記載は、必ずしも単一の折り線のみを指すものと解釈すべきではない。実際、本発明の範囲を逸脱することなく、ヒンジ接続は短スリット、弱化線、又は折り線のうち任意の一つ以上から形成されることが可能であると考えられる。
【0078】
本明細書で使用される場合、「切断線(severance line)」との語は、基材の一部を互いに分離するのを容易にするあらゆる線、又は最適な分離位置を示すあらゆる線を指すものである。切断線は、弱化線又は他の方法で脆弱化された線、引裂き線、カットライン、又はスリットであり得る。
【0079】
ヒンジ接続、切断線、及び折り線はそれぞれ、ミシン目、ミシン線、短スリット線、ハーフカット線、単一のハーフカット、カットライン、中断されたカットライン、スリット、スコア、これらの任意の組合せなど、ブランクの基材に形成された要素を含み得ることが理解されるべきである。これらの要素は、所望の機能性を提供するような寸法及び配置とされ得る。例えば、ミシン線は、折り線及び/又は切断線を画定する程度に弱化されているような寸法又は設計とすることができる。ミシン目は、容易に折り曲げられ且つ耐破断性を有するように設計されてもよく、容易に折り曲げられ且つより力を加えれば容易に破断されるように設計されてもよく、ほぼ力を加えずとも容易に破断されるように設計されてもよい。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2023-08-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部係合キャリアを一群の物品に適用するように構成されたアプリケータプレートであって、
略平面状の本体と
行状若しくは列状の、又は1以上の行と1以上の列のマトリックス状の開口のアレイとして前記本体内に形成された複数の開口であって、前記複数の開口の各々が、前記上部係合キャリアが適用されるべき前記一群の物品のうちのそれぞれの物品に対応する、複数の開口と、
前記略平面状の本体の下面から垂下する位置合わせペグと、を備え、
前記位置合わせペグは、前記上部係合キャリアを前記一群の物品に適用する際の前記アプリケータプレートと前記一群の物品のうちの少なくとも1つの物品との位置合わせのために、前記開口のアレイの端部又は側部に、且つ、前記複数の開口のうちの少なくとも1つに隣接して位置付けられている、アプリケータプレート。
【請求項2】
前記略平面状の本体の上面が平坦である、請求項1に記載のアプリケータプレート。
【請求項3】
各開口は、当該開口が十角形状となるように配置された十個の内壁を有する、請求項1に記載のアプリケータプレート。
【請求項4】
前記複数の開口の各開口は、各開口が多角形の形状を有するように配置された一連の内壁を有する、請求項に記載のアプリケータプレート。
【請求項5】
前記複数の開口は、行列のマトリックス状に配置されており、前記位置合わせペグは、前記開口のマトリックスの端又は縁への位置で前記本体の前記下面から垂下する、請求項に記載のアプリケータプレート。
【請求項6】
前記位置合わせペグは、平坦なベース及び二つの側壁を有し、前記二つの側壁は、前記ペグの第一端及び前記ペグの第二端で交わり前記第一端と前記第二端との間で前記二つの側壁はそれぞれ前記第一端及び前記第二端から分岐するように前記第一端及び前記第二端から外向きに延在している、請求項5に記載のアプリケータプレート。
【請求項7】
前記複数の開口は、4列及び6行で、又は6列及び4行で配置された二十四個の開口を備える、請求項6に記載のアプリケータプレート。
【請求項8】
十四個の位置合わせペグを備え、前記マトリックス状の開口の各端に二つの位置合わせペグがあり前記マトリックス状の開口の各縁に五つの位置合わせペグがある、請求項7に記載のアプリケータプレート。
【請求項9】
位置合わせペグは、マトリックスの二つの開口に隣接して位置している、請求項8に記載のアプリケータプレート。
【請求項10】
上部係合キャリアを一群の物品に適用するように構成されたアプリケータプレートであって、
略平面状の本体と、
前記本体内に形成され、且つ、行状若しくは列状の、又は1以上の行と1以上の列のマトリックス状に配置された複数の開口であって、前記複数の開口の各々が、前記上部係合キャリアが適用されるべき前記一群の物品のうちのそれぞれの物品に対応する、複数の開口と、
前記本体の中に配置された一連の位置合わせ開口又はリセスを備え、前記アプリケータプレートとともに使用される装置の位置合わせペグが、前記一連の開口又はリセスを通過するように構成されている、アプリケータプレート。
【請求項11】
た上部係合キャリアを一群の物品に取り付けるための装置であって、
請求項1~10のいずれか一項に記載のアプリケータプレートと、
一群の物品を受容するように構成されたベースプレートと、
前記アプリケータプレート及び前記ベースプレートの少なくとも一方に結合される往復運動要素であって、前記アプリケータプレート及び前記ベースプレートが互いに近づいたり離れたりするために前記アプリケータプレートと前記ベースプレートとの相対運動をもたらすように動作可能である往復運動要素と、を備える、装置。
【請求項12】
前記装置は、前記往復運動要素に結合されたトッププレートを備え、前記往復運動要素は、前記トッププレートを前記ベースプレートに向けて移動させるように動作可能である、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記アプリケータプレートは、前記トッププレートに結合され、或いは、前記トッププレートに隣接しており、且つ、前記往復運動要素を介して前記トッププレートとともに前記ベースプレートに向かって移動するように構成されている、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記アプリケータプレートは、弱化された状態で接合された上部係合キャリアの組を、前記ベースプレート上に位置する複数の物品上に位置合わせして形成するような構造及び配置とされており、且つ、クリップで留め合わされた物品の個別の数のグループを形成するように、前記接合された係合キャリアの組のそれぞれの間の弱化接続部を破るような構造及び配置とされている、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
グルーピング部品が設けられ、前記グルーピング部品は、前記一群の物品を受容するとともに前記一群の物品を組織化されたグループとして維持するような構造及び配置とされている、請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記グルーピング部品は、四つの側部、ベース、及び解放された上部を備え、前記一群の物品が、前記ベース上に置かれ得るとともに四つの側壁により保持され得る、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記往復運動要素は、ハンドルの押し下げによりコイルばねが収縮して、前記アプリケータプレートを前記グルーピング部品から上方へ持ち上げるように、共に結合されたハンドル、レバーアーム、及びコイルばねを備える、請求項11~16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記往復運動要素を上下移動させるための駆動手段をさらに備える、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記アプリケータプレートは、前記装置に開放可能に取り付けることができる、請求項11~18のいずれか一項に記載の装置。
【請求項20】
前記トッププレートは、少なくとも一つの位置合わせペグを備える、請求項12に記載の装置。
【外国語明細書】