(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023144588
(43)【公開日】2023-10-11
(54)【発明の名称】車両配線システム及び車両用追加配線部材
(51)【国際特許分類】
B60R 13/02 20060101AFI20231003BHJP
B60R 16/02 20060101ALI20231003BHJP
【FI】
B60R13/02 B
B60R13/02 C
B60R16/02 620B
B60R16/02 620C
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022051644
(22)【出願日】2022-03-28
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉竹 英俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088845
【弁理士】
【氏名又は名称】有田 貴弘
(74)【代理人】
【識別番号】100117662
【弁理士】
【氏名又は名称】竹下 明男
(74)【代理人】
【識別番号】100103229
【弁理士】
【氏名又は名称】福市 朋弘
(72)【発明者】
【氏名】大野 真実
(72)【発明者】
【氏名】曽根 康介
(72)【発明者】
【氏名】志田 友香
(72)【発明者】
【氏名】芦田 大地
(72)【発明者】
【氏名】蜂矢 賀一
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 辰海
(72)【発明者】
【氏名】中條 充
(72)【発明者】
【氏名】大下 慎史
(72)【発明者】
【氏名】栗山 奏
(72)【発明者】
【氏名】大武 生祥
(72)【発明者】
【氏名】宿利 博紀
(72)【発明者】
【氏名】若林 五男
【テーマコード(参考)】
3D023
【Fターム(参考)】
3D023BA01
3D023BB09
3D023BC01
3D023BD08
3D023BE12
3D023BE21
3D023BE28
3D023BE35
(57)【要約】
【課題】車両に対して配線部材を容易に追加できるようにすることを目的とする。
【解決手段】車両配線システム20は、車室に面する内装部材12と、車室側から内装部材上に配置された追加配線部材22と、前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材30と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室に面する内装部材と、
車室側から前記内装部材上に配置された追加配線部材と、
前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、
を備える車両配線システム。
【請求項2】
請求項1に記載の車両配線システムであって、
前記追加配線部材は、前記内部材の第1縁部分から第2縁部分に向う部分を含み、
前記追加内装部材は、前記追加配線部材のうち前記第1縁部分と前記第2縁部分との間の部分全体を覆う部分を含む、車両配線システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の車両配線システムであって、
前記車室側から前記内装部材によって覆われている配線部材をさらに備える車両配線システム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両配線システムであって、
前記追加内装部材は、前記内装部材の表面形状に沿って変形可能なシートである、車両配線システム。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両配線システムであって、
前記追加内装部材は、前記内装部材と前記追加内装部材との間に前記追加配線部材を配置するための空間を形成できる程度の剛性を有する部材である、車両配線システム。
【請求項6】
請求項5に記載の車両配線システムであって、
前記内装部材は、ピラーの車室側を覆うライナーであり、
前記追加内装部材は、前記ライナーを車室側から覆う追加ライナーである、車両配線システム。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両配線システムであって、
前記追加内装部材の表面色は、前記内装部材の表面色と同系統の色である、車両配線システム。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両配線システムであって、
前記追加内装部材の表面の意匠的質感は、前記内装部材の表面の意匠的質感と同じである、車両配線システム。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両配線システムであって、
前記追加内装部材の少なくとも一部の縁が、前記内装部材の縁に沿っている、車両配線システム。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の車両配線システムであって、
前記追加内装部材が、衝撃吸収層を含む、車両配線システム。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の車両配線システムであって、
前記追加内装部材が、粘着層又は面ファスナーによって、前記追加配線部材を覆った状態に保たれる、車両配線システム。
【請求項12】
車室に面する内装部材上に配置される追加配線部材と、
前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、
を備える車両用追加配線部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両配線システム及び車両用追加配線部材に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電装部品に対するワイヤハーネスを、後部ガラスを保持するウェザストリップに埋設し、各電装部品に接続するコネクタ等やメインハーネスに接続するためのコネクタを外部に露出させた状態でウェザストリップに固定的に設ける技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両における電気部品の追加実装等に応じて、配線部材を容易に追加できるようにすることが望まれている。
【0005】
そこで、本開示は、車両に対して配線部材を容易に追加できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両配線システムは、車室に面する内装部材と、車室側から前記内装部材上に配置された追加配線部材と、前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、を備える車両配線システムである。
【0007】
本開示の車両用追加配線部材は、車室に面する内装部材上に配置される追加配線部材と、前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、を備える車両用追加配線部材である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、車両に対して配線部材を容易に追加できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は実施形態に係る車両配線システムが組込まれた車両の一部を示す概略斜視図である。
【
図2】
図2は車両配線システムを示す部分拡大図である。
【
図4】
図4は変形例に係る追加内装部材を示す概略平面図である。
【
図5】
図5は他の車両配線システムを示す部分拡大図である。
【
図6】
図6は
図1のVI-VI線断面において各部の位置関係を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0011】
本開示の車両配線システムは、次の通りである。
【0012】
(1)車室に面する内装部材と、車室側から前記内装部材上に配置された追加配線部材と、前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、を備える車両配線システムである。
【0013】
本車両配線システムによると、内装部材上に追加配線部材を配置し、当該追加配線部材を追加内装部材で覆うことができる。これにより、内装部材を一旦剥がさなくても、追加配線部材を車両に対して目立たないように容易に追加することができる。
【0014】
(2)(1)の車両配線システムであって、前記追加配線部材は、前記内部材の第1縁部分から第2縁部分に向う部分を含み、前記追加内装部材は、前記追加配線部材のうち前記第1縁部分と前記第2縁部分との間の部分全体を覆う部分を含んでもよい。これにより、内装部材上で追加配線部材及び追加内装部材が目立ち難い。
【0015】
(3)(1)又は(2)の車両配線システムであって、前記車室側から前記内装部材によって覆われている配線部材をさらに備えてもよい。これにより、既存の配線部材に手を加えることなく、追加配線部材を追加できる。
【0016】
(4)(1)から(3)のいずれか1つの車両配線システムであって、前記追加内装部材は、前記内装部材の表面形状に沿って変形可能なシートであってもよい。これにより、内装部材の表面形状に拘らず、追加内装部材を内装部材の表面に沿って配置し易い。
【0017】
(5)(1)から(3)のいずれか1つの車両配線システムであって、前記追加内装部材は、前記内装部材と前記追加内装部材との間に前記追加配線部材を配置するための空間を形成できる程度の剛性を有する部材であってもよい。これにより、内装部材上に追加内装部材を配置することで、追加配線部材を配置する空間を設けることができる。
【0018】
(6)(5)の車両配線システムであって、前記内装部材は、ピラーの車室側を覆うライナーであり、前記追加内装部材は、前記ライナーを車室側から覆う追加ライナーであってもよい。これにより、ピラーに沿う追加配線部材を容易に追加できる。
【0019】
(7)(1)から(6)のいずれか1つの車両配線システムであって、前記追加内装部材の表面色は、前記内装部材の表面色と同系統の色であってもよい。これにより、追加内装材が目立ち難い。
【0020】
(8)(1)から(7)のいずれか1つの車両配線システムであって、前記追加内装部材の表面の意匠的質感は、前記内装部材の表面の意匠的質感と同じであってもよい。これにより、追加内装材が目立ち難い。
【0021】
(9)(1)から(8)のいずれか1つの車両配線システムであって、前記追加内装部材の少なくとも一部の縁が、前記内装部材の縁に沿っていてもよい。これにより、追加内装部材が目立ち難くなる。
【0022】
(10)(1)から(9)のいずれか1つの車両配線システムであって、前記追加内装部材が、衝撃吸収層を含んでもよい。これにより、追加配線部材に対する衝撃が抑制される。
【0023】
(11)(1)から(10)のいずれか1つの車両配線システムであって、前記追加内装部材が、粘着層又は面ファスナーによって、前記追加配線部材を覆った状態に保たれてもよい。これにより、追加内装部材が容易に内装部材等に取付けられる。
【0024】
本開示の車両用追加配線部材は、次の通りである。
【0025】
(12)車室に面する内装部材上に配置される追加配線部材と、前記追加配線部材を前記内装部材とは反対側から覆う追加内装部材と、を備える車両用追加配線部材である。
【0026】
この車両用追加配線部材によると、内装部材上に追加配線部材を配置し、当該追加内配線部材を追加内装部材で覆うことができる。これにより、内装部材を一旦剥がさなくても、追加配線部材を車両に対して目立たないように容易に追加することができる。
【0027】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の車両配線システム及び車両用追加配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0028】
[実施形態]
<全体概略構成について>
以下、実施形態に係る車両配線システム及び車両用追加配線部材について説明する。
図1は車両配線システム20、40が組込まれた車両10の一部を示す概略斜視図である。
【0029】
車両10は、例えば、自動車である。
図1に示す例では、車両10は、インストルメントパネル12と、センターコンソール14と、ピラー16と、フロア18とを備える。
【0030】
インストルメントパネル12は、運転席及び助手席の前方に位置する。インストルメントパネル12に速度計等の計器13aが組込まれる。インストルメントパネル12は、上方を向く上パネル部12aと、車両10の前進方向に対して後方を向く後パネル部12bとを有している。上パネル部12aの後縁部に後パネル部12bが連なっている。後パネル部12bは、上パネル部12aよりも重力方向に近い姿勢である。上パネル部12aと後パネル部12bとは、角又は曲線をなして連なっている。インストルメントパネル12から後方に向くようにしてステアリングホイール13bが設けられる。
【0031】
センターコンソール14は、インストルメントパネル12の車幅方向中央から後方に向う部分である。センターコンソール14は、運転席と助手席とを隔てている。センターコンソール14には、シフトレバー、各種スイッチ及びドリンクホルダ等の収納部が設けられてもよい。
【0032】
ピラー16は、車体に対してルーフ17を支える部分である。
図1では、最も前にある、いわゆるAピラーが示されている。ピラー16の下端部は、インストルメントパネル12の一側部の前側角部の近くに位置している。ピラー16の上端部は、ルーフ17の一側部の前側角部の近くに位置している。
【0033】
フロア18は,センターコンソール14の後部下方に広がる部分である。フロア18にはフロアカーペット18aが敷かれている。
【0034】
本実施形態では、上記インストルメントパネル12に車両配線システム20が組込まれ、ピラー16に車両配線システム40が組込まれる。車両配線システム20、40について、別々に説明する。
【0035】
<車両配線システム20について>
図2は車両配線システム20を示す部分拡大図である。
図2ではインストルメントパネル12の左側一部が示されている。
図2では追加内装部材30がインストルメントパネル12から分離している状態が示されている。
図3は
図1のIII-III線断面図である。車両配線システム20は、インストルメントパネル12と、追加配線部材22と、追加内装部材30とを備える。
【0036】
インストルメントパネル12は、車室に面する内装部材の一例である。内装部材は、追加内装部材が追加される前の状態では、室内から観察可能な部分である。内装部材に追加配線部材が追加されることで、内装部材の一部又は全体が追加配線部材によって覆われる。インストルメントパネル12は、樹脂等によって形成されており、運転席及び助手席の前方に位置するリンフォース26及び配線部材27等を車室側から覆っている。リンフォース26は、金属等によって形成された長尺部材である。リンフォース26は、車幅方向に沿って延びる補強部材である。配線部材27は、インストルメントパネル12の内側に配置されるか当該インストルメントパネル12に組付けられた各種電気部品28に接続される配線部材である。配線部材27は、例えば、リンフォース26に沿って延び、当該リンフォース26周りの電気部品28に接続される。
【0037】
配線部材27の接続先となる電気部品は、例えば、インストルメントパネル12の内側に配置されるかインストルメントパネル12に組付けられる電気部品である。例えば、配線部材27は、インストルメントパネル12内に電気部品として配置されるECU(電子制御ユニット)に接続される。また、例えば、配線部材27は、インストルメントパネル12に電気部品として組付けられる計器13a、操作スイッチ、オーディオ機器等に接続されてもよい。
【0038】
追加配線部材22は、車両に搭載される電気部品同士を接続する配線部材である。追加配線部材22は、例えば、少なくとも1本の電線23を含む。電線23は、芯線と、当該芯線の周囲の被覆とを有する。電線23は、複数の電線が撚られたものであってもよい。電線23は、外周にシールド層を有するものであってもよい。追加配線部材は、信号線と電力線との少なくとも一方を含んでもよい。追加配線部材22は、芯線の周囲を被覆で覆った電線23に加えて又は代えて他の配線部材、例えば、樹脂フィルムに金属箔による回路が形成されたFPC(Flexible printed circuits)を含んでいてもよい。
【0039】
追加配線部材22は、車室側から上記インストルメントパネル12上に配置される。本実施形態では、複数の電線23を含む追加配線部材22が、インストルメントパネル12の上パネル部12aの上向き面において、当該上パネル部12aの一側部から他側部に向い、他側部近くで後方に向うように曲って配置されている。追加配線部材22の一端部は、例えば、ピラー16を通ってルーフ17に案内される。追加配線部材22の一端部に設けられるコネクタ22C1がルーフ17に設けられるルーフ電気部品17Eに接続される。追加配線部材22の他端部は、例えば、助手席の前方において、インストルメントパネル12の下側開口に向けて案内されて、当該開口を通ってインストルメントパネル12内に引込まれる。追加配線部材22の他端部に設けられるコネクタ22C2がインストルメントパネル12内の電気部品28に接続される。
【0040】
追加内装部材30は、追加配線部材22をインストルメントパネル12とは反対側から覆う。追加内装部材30は、追加配線部材22のうちインストルメントパネル12上に配置された部分の全体を覆っていてもよいし、一部を覆っていてもよい。
図1では、追加内装部材30は、追加配線部材22のうち上パネル部12aに配置された部分のうちの両端部を除く中間部を覆っている。
【0041】
本実施形態において、追加内装部材30は、インストルメントパネル12の表面形状に沿って変形可能なシートである。追加内装部材30は、例えば、ポリ塩化ビニル、又はポリプロピレン等の樹脂シート製であってもよい。追加内装部材30が、インストルメントパネル12の表面形状に沿って変形可能なシートであれば、インストルメントパネル12の表面形状が平面ではなく、曲っている形状であっても、追加内装部材30が当該曲っている形状に沿って曲って、当該インストルメントパネル12の表面上で追加配線部材22を覆うことができる。
【0042】
追加内装部材30は、衝撃吸収層32を含んでもよい。衝撃吸収層は、衝撃吸収性に優れた層であり、例えば、発泡層、又は、複数の繊維が絡み合った不織層である。
図3では、追加内装部材30は、中身が埋った中実層31と、衝撃吸収層32との複数層構造とされた例が示される。この場合、中実層31が車室側に位置し、衝撃吸収層32が追加配線部材22側に位置しているとよい。
【0043】
なお、追加内装部材30は、単層構造であってもよいし、複数層構造であってもよい。例えば、追加内装部材30は、中実層31のみの1層構造であってもよい。
【0044】
追加内装部材30の形状は、任意である。例えば、追加内装部材30は、追加配線部材22の経路に沿って延びる帯状に形成されていてもよい。
図1及び
図2では、追加配線部材22は上パネル部12a上でL字状の経路に沿って延びており、追加内装部材30も当該経路に応じてL字帯状に形成されている。追加内装部材30は、経路に沿って曲がるように切られたものであってもよい。追加内装部材30は、直線帯状に形成されていた部材が折曲げられたり、複数の直線帯状部材が繋がれたりして、曲がる経路に沿うように形成されてもよい。
【0045】
追加内装部材30は、直線的な経路に沿って延びる形状であってもよいし、追加配線部材22の経路に拘らず、大きく広がる形状であってもよい。例えば、追加内装部材30は、上パネル部12aの全体に広がるようなシート状であってもよい。追加内装部材30はハサミ、カッター等で切断可能なシートであってもよい。この場合、追加内装部材30を、追加配線部材22の経路、上パネル部12aの外形状等応じて容易に切断することができる。
【0046】
図4に追加内装部材30の形状を変更した変形例に係る追加内装部材130が示される。本変形例では、追加配線部材22は、上パネル部12aの一側縁における前側の一部から上パネル部12aの前側の縁全体に沿い、さらに、上パネル部12aの他側縁に沿うように、上パネル部12a上に配置されている。追加配線部材22のうち上パネル部12aの前側の縁全体に沿う部分は、車幅方向に沿う部分である。
【0047】
追加内装部材130は、追加配線部材22の経路に沿って、上パネル部12aの一側縁における前側の一部から上パネル部12aの前側の縁全体に沿い、さらに、上パネル部12aの他側縁に沿う帯状に形成されている。追加内装部材130のうち上パネル部12aの前側の一部から上パネル部12aの前側の縁全体に沿う部分130Bは、インストルメントパネル12の車幅方向全体に亘ってインストルメントパネル12を覆う部分の一例である。当該部分130Bのうち車幅方向外側の縁は、インストルメントパネル12の車幅方向外側の縁に一致するため、インストルメントパネル12上で追加内装部材130が目立ち難い。
【0048】
また、追加内装部材130の周囲の縁のうち前側の縁及び車幅方向外側の縁は、インストルメントパネル12の前側の縁及び外側の縁に沿っている。追加内装部材130のうちの少なくとも一部の縁が追加内装部材130の縁に沿うことで、当該縁が目立ち難くなる。
【0049】
上パネル部12aの一側縁における前側を第1縁部分、上パネル部12aの他側縁における前側を第2縁部分とすると、追加配線部材22は、第1縁部分から第2縁部分に向う部分を含む。追加内装部材130は、追加内装部材30のうち前記第1縁部分と前記第2縁部分との間の部分全体を覆っているともいえる。追加配線部材22が目立ち難く、かつ、追加内装部材130のうち第1縁部分及び第2縁部分側の部分は、上パネル部12aの第1縁部分及び第2縁部分に紛れて目立ち難い。
【0050】
追加内装部材が上パネル部12aと同じ領域に広がっていれば、追加内装部材の周りの縁全体が、上パネル部12aの外縁と、上パネル部12aと後パネル部12bとの境界に沿うため、追加内装部材がより目立ち難くなる。
【0051】
追加内装部材の縁の少なくとも一部が内装部材の縁の少なくとも一部に沿っていれば、追加内装部材が目立ち難くなる。この場合の内装部材の縁は、当該内装部材が他の内装部材の隣にある場合において、当該内装部材と当該他の内装部材との境界に沿っているものであってもよい。
【0052】
追加内装部材30の表面色は、インストルメントパネル12の表面色と同系統の色であってもよい。例えば、色を、JIS Z 8102:2001に準じて、無彩色の白、灰色、黒、さらに、有彩色の赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の13系統に分けした場合に、同じ系統に属する色が同系統の色であると捉えてもよい。
【0053】
追加内装部材30の表面の意匠的質感は、内装部材であるインストルメントパネル12の表面の意匠的質感と同じであってもよい。意匠的質感とは、見た目に印象を与え得る、物品の表面の模様、加工状態、表面の細かな形状をいう。例えば、インストルメントパネル12の表面が、木目模様、大理石模様、シボ模様、梨地模様,光沢表面又はメタリックのような表面である場合、追加内装部材30の表面も当該インストルメントパネル12の表面と同じ模様又は質感の表面とするとよい。
【0054】
追加内装部材30は、追加配線部材22を覆った状態で、インストルメントパネル12又はその周囲の部材に取付けられる。本例では、追加内装部材30は、インストルメントパネル12の表面に取付けられる。取付は、粘着層又は面ファスナーによってなされてもよい。
【0055】
粘着層は、両面テープのように、基材の両面に形成された粘着層であってもよいし、粘着剤によるものであってもよい。
図3では、インストルメントパネル12上に両面テープ38が貼付けられている。並列された複数の電線23が当該両面テープ38に貼付けられている。追加内装部材30が並列された複数の電線23から両側にはみ出て両面テープ38に貼付けられている。追加配線部材が帯状の基材の一方主面に粘着層が形成された粘着テープ状の部材である場合、追加配線部材が複数の電線23に貼付けられると共に、追加配線部材22の両側に露出する粘着層がインストルメントパネル12に貼付けられてもよい。
【0056】
追加内装部材30は、インストルメントパネル12の周りの部材に取付けられていてもよい。追加内装部材30は、クリップや係止構造などの引っ掛け構造等によってインストルメントパネル12又はその周りの部材に取付けられてもよい。
【0057】
面ファスナーは、複数のフック状部材を有する平たい部材である。面ファスナーは、フック状部材が相手側のループ状の部分又は繊維に引っ掛かることで、当該相手側の部材に着脱可能に引っ掛かる部材である。面ファスナーは、追加内装部材30に接着されたり、縫い付けられたりするとよい。相手側部材は、インストルメントパネル12に接着されたものであってもよい。内装部材がループ状の部分又は繊維を有する場合には、追加内装部材は、面ファスナーによって当該内装部材に直接着脱可能に取付けられる。
【0058】
図2において、内装部材の一例であるフロアカーペット18aに、追加配線部材222及び追加内装部材230が取付けられる例が示されている。フロアカーペット18aは、例えば、複数の繊維が絡み合ったカーペット又はループ状の起毛処理がなされたカーペットである。フロアカーペット18aは、金属製の車体フロアを覆っている。フロアカーペット18aは、車体フロア上に配設された配線部材を覆っていてもよい。フロアカーペット18aは、車室に面する内装部材の一例である。フロアカーペット18a上に追加配線部材222が配置される。当該追加配線部材222を覆うように、追加内装部材230がフロアカーペット18a上に配置される。追加内装部材230の一主面に面ファスナー232が接着、縫い付け等によって取付けられている。追加配線部材222の両側で、当該面ファスナー232のフック状部材がフロアカーペット18aの繊維又は起毛処理によって形成されたループに引っ掛かることで、追加内装部材230が追加配線部材222を覆った状態で、フロアカーペット18aに着脱可能に取付けられる。
【0059】
追加配線部材222は、フロアカーペット18aの第1縁部分から第2縁部分に向う部分を含んでもよい。第2縁部分は、第1縁部分から離れている部分である。例えば、第1縁部分及び第2縁部分がフロアカーペット18aの左右の縁であり、追加配線部材22が車幅方向に亘って配置される場合がある。また、第1縁部分及び第2縁部分がフロアカーペット18aの前後縁であり、追加配線部材22が車両の前後方向に亘って配置される場合がある。また、第1縁部分が車両の前側又は後側の縁であり、第2縁部分が車両の右側又は左側の縁であり、追加配線部材222が車両の前又は後から側方に向うように曲って配置される場合がある。第1縁部分と第2縁部分との間で追加配線部材222は遠回りする経路部分をを有していてもよい。
【0060】
この場合において、追加内装部材は、追加配線部材222のうち第1縁部分と第2縁部分との間の部分を全体に亘って覆いつつ、フロアカーペット18aを覆うとよい。
【0061】
これにより、追加内装部材の外周の縁の少なくとも一部が第1縁部分及び第2縁部分に紛れ、追加配線部材222も追加内装部材も目立ち難くなる。また、追加配線部材222が追加内装部材によって覆われるため、足踏まれによる追加配線部材222の断線対策及び追加配線部材222の止水対策が可能となる。
【0062】
<車両配線システム40について>
図5は車両配線システム40を示す部分拡大図である。
図5では追加ライナー50がピラー16から分離している状態が示されている。
図6は
図1のVI-VI線断面においてピラー16と配線部材47と追加配線部材42と追加ライナー50との位置関係を示す説明図である。車両配線システム40は、ピラー16に適用されるものであり、ライナー16bと、追加ライナー50とを備える。
【0063】
ここで、ピラー16について説明しておく。ピラー16は、金属ピラー16aと、金属ピラー16aを車室側から覆うライナー16bとを備える。金属ピラー16aは、金属ボディの一部である。金属ピラー16aは、車体外に露出する外表面を有する。金属ピラー16aの車室側に、ルーフ17を支えるべく金属補強部材16rが溶接等されていてもよい。ライナー16bは、樹脂等によって形成される部材である。ライナー16bは、例えば、半筒状に形成されている。ライナー16bの両端部は、金属ピラー16aの上下両端に対応する位置に配置される。ライナー16bの両側縁は、金属ピラー16aの両側縁に沿って配置される。ライナー16bは、例えば、嵌込構造によって金属ピラー16aに取付けられる。例えば、ライナー16bの内面側に係止爪16Daを有する係止部材16Dが突出している。金属補強部材16rに当該係止部材16Dが嵌込係止される係止孔16rhが形成されている。係止部材16Dが係止孔16rhに係止することによって、ライナー16bが金属ピラー16aに取付けられる。ライナー16bが金属ピラー16aに取付けられる構造は上記例に限られない。例えば、ライナー16bの両側縁が金属ピラー16aの両側縁に設けられた溝に嵌まって、ライナー16bが金属ピラー16aに取付けられてもよい。その他、ネジ止、接着剤、粘着剤等によって、ライナー16bが金属ピラー16aに取付けられてもよい。
【0064】
金属ピラー16aにライナー16bが取付けられた状態で、金属ピラー16aとライナー16bとの間に配線部材47を配置可能な空間が形成される。例えば、金属ピラー16aが半筒状に形成され、ライナー16bが半筒状に形成される。金属ピラー16aとライナー16bとが合体した状態で、それらの間に細長い空間が形成される。当該細長い空間のうち金属補強部材16rの外側に、配線部材47を配置可能な細長い空間S1が形成される。ライナー16bは、例えば、ポリプロピレン等の樹脂で形成された剛性を有する部材であり、上記空間S1を一定の形状に保つことができる。ライナー16bは、車室に面する内装部材の一例である。
【0065】
配線部材47が前記空間S1内に配置されている。配線部材47は、例えば、複数の電線47aを含み、ピラー16に沿って延びる。配線部材47の一端がコネクタ等を介してルーフ17側の電気部品(例えば、ランプ、カメラ等)に接続され、配線部材47の他端がコネクタ等を介してルーフ17の下方の電気部品(例えば、ECU、バッテリ等)に接続される。
【0066】
上記ライナー16b上に追加配線部材42が配置される。追加配線部材42は、車両に搭載される電気部品同士を接続する配線部材である。追加配線部材42は、例えば、少なくとも1本の電線43を含む。本実施形態では、追加配線部材42は、追加配線部材22の延長上に設けられる。追加配線部材42は、追加配線部材22とは別の配線部材であってもよい。追加配線部材42は、上記電線43ではない配線部材、例えば、樹脂フィルムに金属箔による回路が形成されたFPC(Flexible printed circuits)を含んでいてもよい。
【0067】
追加配線部材42は、車室側から上記ライナー16b上に配置される。本実施形態では、複数の電線43を含む追加配線部材42が、ライナー16bの車室向き面において、当該ライナー16bの下端部から上端部に向うように配置されている。追加配線部材42の一端部は、例えば、コネクタ22C1等を介してルーフ17に設けられるルーフ電気部品17Eに接続される。追加配線部材42の他端部は、例えば、コネクタ22C2等を介してピラー16よりも低い位置にある電気部品28に接続される。
【0068】
追加ライナー50は、追加配線部材42をライナー16bとは反対側から覆う。追加ライナー50は、追加配線部材42のうちライナー16b上に配置された部分の全体を覆っていてもよいし、一部を覆っていてもよい。本実施形態では、追加ライナー50は、ピラー16の長手方向全体に亘って、追加配線部材42を覆っている。
【0069】
本実施形態において、追加ライナー50は、ライナー16bと追加ライナー50との間に追加配線部材42を配置するための空間S2を形成できる程度の剛性を有している。例えば、追加ライナー50は、ポリプロピレン等の樹脂によって形成されており、かつ、空間S2を維持できる程度の厚みを有している。このため、人手が車室側から追加ライナー50に触れたとしても、上記空間S2が一定の大きさに保たれ、空間S2内の追加配線部材42が圧迫され難い。
【0070】
追加ライナー50は、例えば、ライナー16bの車室側に上記空間S2を形成し得る半筒状に形成されていてもよい。本追加ライナー50がライナー16bの車室側に被さることで、ライナー16bの車室側の面と追加ライナー50との間に、断面三日月状の空間S2が形成される。追加ライナー50の両側縁部は、ライナー16bの両側縁に沿って延びていてもよい。これにより、ピラー16を車室側からみた際に、追加ライナー50が目立ち難い。
【0071】
追加ライナー50の表面色は、ライナー16bの表面色と同系統の色であってもよい。追加ライナー50の表面の意匠的質感は、ライナー16bの表面の意匠的質感と同じであってもよい。ライナー16bの表面は室内全体と統一感のある性状を有しているため、追加ライナー50がライナー16bの全体を覆ったとしても、追加ライナー50の表面が上記性状を有していると、追加ライナー50は目立ち難い。
【0072】
追加ライナー50は、追加配線部材42を覆った状態で、ライナー16b又はその周囲の部材に取付けられる。本例では、追加ライナー50は、ライナー16bの表面に取付けられる。取付は、粘着層58又は面ファスナーによってなされてもよい。
【0073】
粘着層は、両面テープのように、基材の両面に形成された粘着層であってもよいし、塗布された粘着剤によるものであってもよい。
図6では、追加ライナー50のうちライナー16bを向く面の両側縁に両面テープ等による粘着層58が形成され、当該粘着層58がライナー16bの車室側の面の両側面に粘着されている。
【0074】
追加ライナー50は、接着剤、引っ掛け構造等によってライナー16b又はその周りの部材に取付けられてもよい。
【0075】
<効果等>
以上のように構成された配線システム20、40、追加配線部材22と追加内装部材30とを含む車両用追加配線部材、若しくは、追加配線部材42と追加ライナー50とを含む車両用追加配線部材によると、内装部材であるインストルメントパネル12又はライナー16b上に追加配線部材22、42を配置し、当該追加配線部材22、42を追加内装部材30又は追加ライナー50で覆うことができる。これにより、インストルメントパネル12又はライナー16bを一旦剥がさなくても、追加配線部材22、42を車両に対して目立たないように容易に追加することができる。また、追加配線部材22、42は、追加内装部材30又は追加ライナー50によって覆われているため、ばらばらになって周りの物体又は人に引っ掛ったりせず、一定の経路に沿った状態に保たれる。
【0076】
また、内装部材であるインストルメントパネル12又はライナー16bは、配線部材27、47を覆っているところ、追加配線部材22、42は、当該配線部材27、47とは別の経路に沿って配置される。このため、既存の配線部材27、47に手を加えることなく、追加配線部材22、42を追加できる。既存の配線部材27、47に手を加えなくてもよいため、配線部材27、47の位置が変ってノイズの影響が増えたりすることが抑制される。
【0077】
このため、本配線システム20、40は、既存の車両に対して、別の電気部品を追加するような場合において、当該電気部品のための追加配線部材22、42を、容易に追加するためのシステムとして適する。
【0078】
また、追加内装部材130は、インストルメントパネル12の車幅方向全体に亘って、当該インストルメントパネル12を覆う部分を含むため、インストルメントパネル12の車幅方向中間部に追加内装部材130の途切れた部分が生じ難く、当該追加内装部材130の外周縁が目立ち難い。
【0079】
また、追加内装部材30が、インストルメントパネル12の表面形状に沿って変形可能なシートであれば、内装部材の表面形状に拘らず、追加内装部材30を当該内装部材の表面に沿って配置し易い。
【0080】
また、追加内装部材である追加ライナー50が、ライナー16bと追加ライナー50との間に追加配線部材42を配置するための空間S2を形成できる程度の剛性を有する部材であれば、ライナー16b上に追加ライナー50を配置することで、追加配線部材42を配置する空間S2を容易に設けることができる。また、空間S2を設けることによって、追加配線部材42に外力が加わり難くなり、追加配線部材42の配置の乱れが抑制される。
【0081】
内装部材がピラー16におけるライナー16bであり、追加配線部材が、ライナー16bを車室側から覆う追加ライナー50であれば、ライナー16bを剥がしたりせずに、ピラー16に沿う追加配線部材42を容易に追加できる。
【0082】
また、追加内装部材30又は追加ライナー50の表面色が、インストルメントパネル12又はライナー16bの表面色と同系統の色であれば、追加内装部材30又は追加ライナー50が目立ち難い。
【0083】
また、追加内装部材30又は追加ライナー50の表面の意匠的質感が、前記内装部材の表面の意匠的質感と同じであれば、追加内装部材30又は追加ライナー50が目立ち難い。
【0084】
また、追加内装部材130又は追加ライナー50の少なくとも一部の縁が、インストルメントパネル12又はライナー16bの縁に沿っていれば、追加内装部材130又は追加ライナー50が目立ち難くなる。
【0085】
また、追加内装部材30が衝撃吸収層32を含んでいれば、追加配線部材22に対する衝撃が衝撃吸収層32によって吸収され、内部の追加内装部材30に作用し難くなる。
【0086】
また、追加内装部材30又は追加ライナー50が粘着層(例えば、両面テープ38、粘着層58)によって、追加配線部材22、42を覆った状態に保たれれば、追加内装部材30又は追加ライナー50を容易にインストルメントパネル12又はライナー16bに取付けることができる。例えば、インストルメントパネル12又はライナー16bに、事前に追加内装部材30又は追加ライナー50を取付けるための構成を設けておかなくても、追加内装部材30又は追加ライナー50を容易に後付できる。
【0087】
[変形例]
上記実施形態において、車両配線システム20に係る構成と、車両配線システム40に係る構成とが組合わされてもよい。例えば、剛性部材によって形成された追加内装部材がインストルメントパネル12上で追加配線部材22を覆っていてもよい。この場合において、追加内装部材は、配線部材の経路に沿う帯状であってもよいし、インストルメントパネル12の上パネル部12aの全体を覆う形状であってもよい。また、ライナー16bの表面に沿って変形可能な程度に柔軟な追加内装部材、が、ライナー16b上で追加配線部材22を覆っていてもよい。
【0088】
また、上記実施形態では、内装部材がインストルメントパネル、フロアカーペット又はピラー16のライナー16bである例が示された。内装部材は、その他、センターコンソール14、ルーフライナー等であってもよい。
【0089】
また、追加ライナー50が衝撃吸収層を含んでいてもよい。
【0090】
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
【符号の説明】
【0091】
10 車両
12 インストルメントパネル
12a 上パネル部
12b 後パネル部
13a 計器
13b ステアリングホイール
14 センターコンソール
16 ピラー
16D 係止部材
16Da 係止爪
16a 金属ピラー
16b ライナー
16r 金属補強部材
16rh 係止孔
17 ルーフ
17E ルーフ電気部品
18 フロア
18a フロアカーペット
20、40 車両配線システム
22、42、222 追加配線部材
22C1、22C2 コネクタ
23、43、47a 電線
26 リンフォース
27、47 配線部材
28 電気部品
30、130、230 追加内装部材
31 中実層
32 衝撃吸収層
38 両面テープ
50 追加ライナー
58 粘着層
232 面ファスナー