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  • 特開-電気掃除機の充電台 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023144710
(43)【公開日】2023-10-11
(54)【発明の名称】電気掃除機の充電台
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/00 20060101AFI20231003BHJP
   A47L 5/24 20060101ALI20231003BHJP
【FI】
A47L9/00 Z
A47L9/00 104
A47L5/24 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022051823
(22)【出願日】2022-03-28
(71)【出願人】
【識別番号】399048917
【氏名又は名称】日立グローバルライフソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】鷲塚 拓仁
(72)【発明者】
【氏名】矢吹 祐輔
(72)【発明者】
【氏名】田村 寿之
(72)【発明者】
【氏名】板垣 慶太
【テーマコード(参考)】
3B006
【Fターム(参考)】
3B006GA02
3B006MA03
(57)【要約】
【課題】電気掃除機を充電端子に接続する動作で不安定となる電気掃除機下部である延長管も把持することを可能にすることで、使用者が意識する箇所を1か所にすることで負担を軽減させることである。また、掃除機本体を浮かせた状態でも充電台の安定性を保持することで吸口の共用化を可能とすることができる充電台を提供する。
【解決手段】延長管を備える電気掃除機を充電する充電台であって、前記充電台は、スタンド部を、備え、前記スタンド部は、前記延長管が有するフック部を把持するロック機構と、前記延長管を前記ロック機構へ誘導する誘導機構と、を有することを特徴とする電気掃除機の充電台。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
延長管を備える電気掃除機を充電する充電台であって、
前記充電台は、スタンド部を、備え、
前記スタンド部は、前記延長管が有するフック部を把持するロック機構と、前記延長管を前記ロック機構へ誘導する誘導機構と、を有することを特徴とする電気掃除機の充電台。
【請求項2】
請求項1に記載の電気掃除機の充電台であって、
前記ロック機構は前記フック部を把持する左爪部および右爪部と、前記左爪部および前記右爪部の間に有するバネ部と、を有することを特徴とする電気掃除機の充電台。
【請求項3】
請求項2に記載の電気掃除機の充電台であって、
前記左爪部と、前記右爪部、および前記バネ部を固定するウエケースを有することを特徴とする電気掃除機の充電台。
【請求項4】
請求項1ないし3の何れか一項に記載の電気掃除機の充電台であって、
前記ロック機構の左右中心線は、前記スタンド部の左右中心線と同線上にあることを特徴とする電気掃除機の充電台。
【請求項5】
請求項1ないし4の何れか一項に記載の電気掃除機の充電台であって、
前記誘導機構は、曲面部材を有し、
前記曲面部材は、前記スタンド部前方の両端に設けられ、前記スタンド部の左右方向外側から前記ロック機構に前記フック部を接触させて誘導する形状であることを特徴とする電気掃除機の充電台。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一項に記載の電気掃除機の充電台であって、
前記充電台は、床面に載置するベース部と、前記電気掃除機の本体を支持するホルダ部と、を備えることを特徴とする電気掃除機の充電台。
【請求項7】
請求項6記載の電気掃除機の充電台であって、
前記電気掃除機の吸口が前記ベース部に接触しないように前記充電台においてホルダ部の位置が構成されていることを特徴とする電気掃除機の充電台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機の充電台に関する。
【背景技術】
【0002】
電気掃除機の充電台は、電気掃除機を支持箇所が増えるほど充電台に載置する際に、注意を向け、決められた位置に決められた箇所を自らの手で注意して誘導する必要がある。
特開2019-162216公報(特許文献1)のように吸口を備えたスティック状態では、上部の充電端子及び下部の吸口など複数個所に注意を向けて充電台に載置する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-162216公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に開示の掃除機システムの支持装置は、スティック状態で収納するためには吸口を特定の位置に合わせた上で掃除機本体を所定の位置へ載置する必要があるため使用者の手間が増え、負担となる課題があった。
【0005】
本発明の目的は、上記課題を解決し、電気掃除機を充電端子に接続する動作で不安定となる電気掃除機下部である延長管も把持することを可能にすることで、使用者が意識する箇所を1か所にすることで負担を軽減させることである。また、掃除機本体を浮かせた状態でも充電台の安定性を保持することで吸口の共用化を可能とすることができる充電台を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、延長管を備える電気掃除機を充電する充電台であって、前記充電台は、スタンド部を、備え、前記スタンド部は、前記延長管が有するフック部を把持するロック機構と、前記延長管を前記ロック機構へ誘導する誘導機構と、を有することを特徴とする電気掃除機の充電台。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、充電台に電気掃除機を載置する際のユーザの負担を軽減させることができ、電気掃除機を浮かせた状態で載置することにより吸口の共用化を可能とした。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施形態に係る電気掃除機を支持台に収納した状態を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係る延長管の斜視図である。
図3】本発明の一実施形態に係る充電台の斜視図である。
図4】本発明の一実施形態に係る充電台の分解斜視図である。
図5】本発明の一実施形態に係るスタンド部の側面図である。
図6図5に示す本発明の一実施形態に係るスタンド部のA-A断面図である。
図7】本発明の一実施形態に係るスタンド部の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1は、本実施形態の電気掃除機を充電台に収納した状態を示す斜視図である。
図1に示すように、電気掃除機1は、ハンディ状態、スティック状態など各種の使用形態に変更して掃除を行うことができるものである。電気掃除機1が収納される充電台2は、電気掃除機1にフック部を有する延長管3(付属品)と標準吸口4(付属品)を接続したスティック状態で収納するものであり、ベース部21とスタンド部22と支柱部23とホルダ部24とを備えて構成されている。また、電気掃除機1は、何れも図示しない小型吸口(付属品)、ほうき型吸口(付属品)、延長ホース(付属品)を接続して用いることができる。なお、標準吸口4は、モータによってブラシが回転するパワーブラシ式のものである。
【0011】
図2は、電気掃除機の充電台を示す斜視図である。なお、図2に示す充電台2は、電気掃除機1及びすべての付属品(アタッチメント)を取り外した状態である。図2に示すように、充電台2は、ベース部21とスタンド部22と支柱部23とホルダ部24とによって構成されている。
【0012】
ベース部21は、標準吸口4(図1参照)が載置される略矩形状の載置面21aを有している。この載置面21aには、標準吸口が前側にすべり落ちるのを係止する係止部21bが設けられている。
【0013】
図4は、電気掃除機の充電台を示す分解斜視図である。
図4に示すように、充電台2は、スタンド部22eがベース部21cに対し、支柱部23がスタンド部22fに対し、ホルダ部24が支柱部23に対し着脱自在に構成されている。なお、ベース部21cとスタンド部22は着脱自在でなくてもよいが、収納性・梱包性を高めるため、着脱自在であることが望ましい。
【0014】
スタンド部22は、載置面21aの後方に設けられたスタンド部支持部21cから、鉛直上方に延出している。スタンド部支持部21cの上方前部には、延長管フック部31を把持して支えるロック機構22aが設けられている。また、スタンド部は前面のロック機構22aの両外側に誘導形状22bが設けられている(図5参照)。これにより電気掃除機1をホルダ部24に接続する動作で自動的に延長管フック部がロック機構により把持されることを可能としている。
【0015】
図6はスタンド部の断面図である。
図6に示すように、ロック機構は、前方に延長管フック部を把持するための爪部22cと延長管フック部を把持し続けるためのバネ部22dと爪部で構成される。
【0016】
図7はスタンド部の上面図である。
図7に示すように、延長管2は、電気掃除機1をホルダ部24に接続する動作でロック機構22aの誘導形状22bに延長管フック部31が当たり、爪部22cに誘導され、自重により爪部22cが開口し、閉口した際に両側から爪部22cが延長管フック部31を挟むことで把持し、電気掃除機1をホルダ部24に接続する動作のみでホルダ部とロック機構22aの2点での把持を可能とする。
【0017】
このように、本実施形態の電気掃除機1では、スティック状態で支持台2に設置できるように構成されている。このように、電気掃除機1をスティック状態のままで支持台70に設置できるので、次回掃除をする場合、電気掃除機1を直ちにスティック状態のままで使用することができる。
【符号の説明】
【0018】
1 掃除機本体
2 充電台
21 ベース部
21a 載置面
21b 係り止め部
21c スタンド部支持部
22 スタンド部
22a ロック機構
22b 誘導形状
22c 爪部
22d バネ部
22e 勘合部(ベース部)
22f 勘合部(支柱部)
23 支柱部
24 ホルダ部
3 延長管
31 延長管フック部
4 標準吸口
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7