(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023144906
(43)【公開日】2023-10-11
(54)【発明の名称】電線
(51)【国際特許分類】
H01B 11/00 20060101AFI20231003BHJP
【FI】
H01B11/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022052106
(22)【出願日】2022-03-28
(71)【出願人】
【識別番号】594189006
【氏名又は名称】喜古 英男
(72)【発明者】
【氏名】喜古 英男
【テーマコード(参考)】
5G319
【Fターム(参考)】
5G319CA03
5G319CB10
(57)【要約】 (修正有)
【課題】溶けた液状の銅から個体の銅線を制作する工程で、銅の分子構造が一定の方向で揃うという事が、オーディオの音をざらつかせて聞きづらくしている。つまり音質劣化を発生させているという事を、誰も想像しなかった。この現象はオーディオを接続しているピンコードやスピーカーコードを外し、方向を反対にしてから再度接続する事で明らかになるが、それでも分子構造の方向性が無くなる訳では無い。この発明は、電線の分子構造の方向性を無くしてオーディオの音質を改善する所である。
【解決手段】撚り線などの電線の半数の電線を、単線の場合はその単線の半分の太さの電線を、既存の電線の方向性の反対にして束ね、或いは重ね、或いは並べることで、電線によるオーディオシステムの音質を劣化させるという課題を解決する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電線1の方向性に対して、1の反対の方向性で束ねた、或いは重ねた、或いは並べた電線。
【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
本発明は電線に関するものであり、電線の製造工程における分子構造の方向性と、その方向性の向きを反対にして束ねる、或いは重ねる、或いは並べた、分子構造による方向性の無い電線である。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0002】
この課題を解決するための請求項1の発明は、一定方向を向いた分子構造の電線に、その分子構造の反対の方向性を持った電線を束ねる、或いは重ねる、或いは並べる事を特徴とする、分子構造に方向性の無い電線である。電線を製造するに当たり、このような構造にすることにより、全てのオーディオ機器が電線による音質劣化を防止できる。
【0003】
今まではコンポーネントオーディオを接続するのに専門的な特殊な技術が必要としたが、この発明により誰でも最初から簡単に接続して電線による音質劣化から解放できる。
【発明の効果】
【0004】
この発明により、オーディオ機器を接続する時の電線の分子構造による方向性が無くな事で、電線による音質劣化を極めて少なくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
電線が単芯の場合は半分の太さの2芯になり、50芯の場合は約半数(25芯程度)を反対向きとする事で、形態は既存の形態で良い。
【産業上の利用可能性】
【0006】
本発明に係わる電線は、従来の製造工程に、半数の電線を反対向きにして束ね、或いは重ね、或いは並べて製造するだけである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】上図は一般的に電線1と2を同じ方向性で並べた電線のイメージ図である。 下図は電線4を、電線3の方向性と反対の方向性で並べた電線のイメージ図である。
【符号の説明】
【0008】
1 電線。
2 1と方向性を揃えて束ねた、或いは重ねた、或いは並べた電線。
3 電線。
4 3と方向性を反対にして束ねた、或いは重ねた、或いは並べた電線。