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特開2023-145390メッセージ情報表示方法、コンピュータプログラム、およびコンピュータ装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023145390
(43)【公開日】2023-10-11
(54)【発明の名称】メッセージ情報表示方法、コンピュータプログラム、およびコンピュータ装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/383 20190101AFI20231003BHJP
   G06F 16/29 20190101ALI20231003BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20231003BHJP
   H04L 51/222 20220101ALI20231003BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20231003BHJP
【FI】
G06F16/383
G06F16/29
H04L51/04
H04L51/222
G09B29/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023047659
(22)【出願日】2023-03-24
(31)【優先権主張番号】10-2022-0037877
(32)【優先日】2022-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クォン スンヒョン
【テーマコード(参考)】
2C032
5B175
【Fターム(参考)】
2C032HB25
2C032HC11
2C032HC27
5B175DA03
5B175FB03
5B175JB02
(57)【要約】
【課題】地図内の地域と関連するチャットルームを地図上に表示するとともに、各チャットルームのメッセージ情報を表示することができるメッセージ情報表示方法、コンピュータプログラム、およびコンピュータ装置を提供する。
【解決手段】メッセージ情報表示方法は、地図画面上に、前記地図画面に含まれ、チャットルームのメタ情報によって関連する特定の地域を表示する段階、および前記地図画面上に、前記特定の地域をメタ情報として含むチャットルームのメッセージ情報を表示する段階を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行されるメッセージ情報表示方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記メッセージ情報表示方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、地図画面上に、前記地図画面に含まれ、チャットルームのメタ情報によって関連する特定の地域を表示する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記地図画面上に、前記特定の地域をメタ情報として含むチャットルームのメッセージ情報を表示する段階
を含む、メッセージ情報表示方法。
【請求項2】
前記地域を表示する段階は、
前記地図画面に含まれた地域のうちで、前記チャットルームのメタ情報によって関連する前記特定の地域を個別の地域識別インタフェースで表示すること
を特徴とする、請求項1に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項3】
前記地域を表示する段階は、
前記地域識別インタフェースとともに、前記特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームの数またはチャットルームの全体構成員数のうちの少なくとも1つを表示すること
を特徴とする、請求項2に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項4】
前記地域を表示する段階は、
前記特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームの数またはチャットルームの全体構成員数のうちの少なくとも1つに基づいて、前記地域識別インタフェースのディスプレイ要素を異なるように表示すること
を特徴とする、請求項2に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項5】
前記地域を表示する段階は、
前記特定の地域のうちから少なくとも1つが選択される場合、当該選択された特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームのリストを表示する段階
を含む、請求項1に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項6】
前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、
前記チャットルームで一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージに関する情報を前記地図画面上に表示すること
を特徴とする、請求項1に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項7】
前記地域を表示する段階は、
前記地図画面に含まれた地域のうちで、前記チャットルームのメタ情報によって関連する特定の地域を個別の地域識別インタフェースで表示し、
前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、
前記地域識別インタフェースと隣接する位置に、前記チャットルームで一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージに関する情報が含まれたメッセージインタフェースを表示すること
を特徴とする、請求項1に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項8】
前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、
前記メッセージインタフェースとして、前記最近メッセージの存在を示すインタフェース、または前記最近メッセージの本文のうちの少なくとも一部または前記本文から抽出されたキーワードを含むインタフェースを表示すること
を特徴とする、請求項7に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項9】
前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、
前記メッセージインタフェースとして、前記最近メッセージの発信者プロフィールを示すインタフェースを表示すること
を特徴とする、請求項7に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項10】
前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、
同一のメタ情報によって関連するチャットルームが複数存在する場合、チャットルームランキングに基づいて選定されたチャットルームで送信されたメッセージに関する情報を前記メッセージインタフェースで表示すること
を特徴とする、請求項7に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項11】
前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、
前記最近メッセージの数に基づいて、前記メッセージインタフェースのディスプレイ要素を異なるように表示すること
を特徴とする、請求項7に記載のメッセージ情報表示方法。
【請求項12】
請求項1~11のうちのいずれか一項に記載のメッセージ情報表示方法を前記コンピュータ装置に実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項13】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
地図画面上に、前記地図画面に含まれ、チャットルームのメタ情報によって関連する特定の地域を個別の地域識別インタフェースで表示し、
前記地域識別インタフェースと隣接する位置に、前記チャットルームで一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージに関する情報が含まれたメッセージインタフェースを表示すること
を特徴とする、コンピュータ装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記地域識別インタフェースとともに、前記特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームの数またはチャットルームの全体構成員数のうちの少なくとも1つを表示すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームの数またはチャットルームの全体構成員数のうちの少なくとも1つに基づいて、前記地域識別インタフェースのディスプレイ要素を異なるように表示すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記特定の地域のうちから少なくとも1つが選択される場合、当該選択された特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームのリストを表示すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記メッセージインタフェースとして、前記最近メッセージの存在を示すインタフェース、または前記最近メッセージの本文のうちの少なくとも一部または前記本文から抽出されたキーワードを含むインタフェースを表示すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記メッセージインタフェースとして、前記最近メッセージの発信者プロフィールを示すインタフェースを表示すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
同一のメタ情報によって関連するチャットルームが複数存在する場合、チャットルームランキングに基づいて選定されたチャットルームで送信されたメッセージに関する情報を前記メッセージインタフェースで表示すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記最近メッセージの数に基づいて、前記メッセージインタフェースのディスプレイ要素を異なるように表示すること
を特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、メッセージ情報表示方法、コンピュータプログラム、およびコンピュータ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信するためのソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上にトークの相手を登録し、トークリストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能の使用は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でも普遍化している。
【0004】
例えば、特許文献1(公開日2002年9月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間にメッセンジャーサービスを提供することができる、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
インスタントメッセンジャーの大衆化にともなってインスタントメッセンジャーが提供する機能も多様化しているが、拡張した機能の1つとして、電話番号やIDなどの個人情報を共有しなくてもリンクを利用して相手とチャットすることができるオープンチャット(openchat)機能がサービスされるようになった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の目的は、地図内の地域と関連するチャットルームを地図上に表示するとともに、各チャットルームのメッセージ情報を表示することができるメッセージ情報表示方法、コンピュータプログラム、およびコンピュータ装置を提供することである。
【0008】
また本開示の別の目的は、チャットルームで一定の時間範囲以内に発生したメッセージのうちの少なくとも一部を地図上に表示することができるコンピュータ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コンピュータ装置で実行されるメッセージ情報表示方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記メッセージ情報表示方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、地図画面上に、前記地図画面に含まれ、チャットルームのメタ情報によって関連する特定の地域を表示する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記地図画面上に、前記特定の地域をメタ情報として含むチャットルームのメッセージ情報を表示する段階を含む、メッセージ情報表示方法を提供する。
【0010】
一側面によると、前記地域を表示する段階は、前記地図画面に含まれた地域のうちで前記チャットルームのメタ情報によって関連する前記特定の地域を個別の地域識別インタフェースで表示してよい。
【0011】
他の側面によると、前記地域を表示する段階は、前記地域識別インタフェースとともに、前記特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームの数またはチャットルームの全体構成員数のうちの少なくとも1つを表示してよい。
【0012】
また他の側面によると、前記地域を表示する段階は、前記特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームの数またはチャットルームの全体構成員数のうちの少なくとも1つに基づいて、前記地域識別インタフェースのディスプレイ要素を異なるように表示してよい。
【0013】
また他の側面によると、前記地域を表示する段階は、前記特定の地域のうちから少なくとも1つが選択される場合、当該選択された特定の地域とメタ情報によって関連するチャットルームのリストを表示する段階を含んでよい。
【0014】
また他の側面によると、前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、前記チャットルームで一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージに関する情報を前記地図画面上に表示してよい。
【0015】
また他の側面によると、前記地域を表示する段階は、前記地図画面に含まれた地域のうちで前記チャットルームのメタ情報によって関連する特定の地域を個別の地域識別インタフェースで表示し、前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、前記地域識別インタフェースと隣接する位置に、前記チャットルームで一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージに関する情報が含まれたメッセージインタフェースを表示してよい。
【0016】
また他の側面によると、前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、前記メッセージインタフェースとして、前記最近メッセージの存在を示すインタフェース、または前記最近メッセージの本文のうちの少なくとも一部または前記本文から抽出されたキーワードを含むインタフェースを表示してよい。
【0017】
また他の側面によると、前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、前記メッセージインタフェースとして、前記最近メッセージの発信者プロフィールを示すインタフェースを表示してよい。
【0018】
また他の側面によると、前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、同一のメタ情報によって関連するチャットルームが複数存在する場合、チャットルームランキングに基づいて選定されたチャットルームで送信されたメッセージに関する情報を前記メッセージインタフェースで表示してよい。
【0019】
さらに他の側面によると、前記チャットルームのメッセージ情報を表示する段階は、前記最近メッセージの数に基づいて、前記メッセージインタフェースのディスプレイ要素を異なるように表示してよい。
【0020】
前記メッセージ情報表示方法を前記コンピュータ装置に実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されるコンピュータプログラムを提供する。
【0021】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、地図画面上に、前記地図画面に含まれ、チャットルームのメタ情報によって関連する特定の地域を個別の地域識別インタフェースで表示し、前記地域識別インタフェースと隣接する位置に、前記チャットルームで一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージに関する情報が含まれたメッセージインタフェースを表示することを特徴とする、コンピュータ装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態における、オープンチャットルームが存在する地域を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
図5】本発明の一実施形態における、オープンチャットルームが存在する地域を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
図6】本発明の一実施形態における、オープンチャットルームが存在する地域を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
図7】本発明の一実施形態における、オープンチャットルームが存在する地域を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
図8】本発明の一実施形態における、オープンチャットルームのメッセージ情報を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
図9】本発明の一実施形態における、オープンチャットルームのメッセージ情報を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
図10】本発明の一実施形態における、オープンチャットルームのメッセージ情報を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
図11】本発明の一実施形態における、オープンチャットルームのメッセージ情報を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0024】
本発明の実施形態は、リアルタイム対話サービスを提供する技術に関する。
【0025】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、地図を利用して、地図内の地域と関連するチャットルームとともに、各チャットルームのメッセージ情報を表示することができる。
【0026】
本発明の実施形態に係るメッセージ情報表示システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るメッセージ情報表示方法は、メッセージ情報表示システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されるコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係るメッセージ情報表示方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してメッセージ情報表示方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0028】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(Personal Computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0029】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(Personal Area Network)、LAN(Local Area Network)、CAN(Campus Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、WAN(Wide Area Network)、BBN(BroadBand Network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0030】
サーバ150、160のそれぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、メッセンジャーサービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0031】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140のそれぞれやサーバ150、160のそれぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0032】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0033】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0034】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0035】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0036】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないまたは多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素が明確に図に示される必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0037】
以下では、地図上にメッセージ情報を表示する方法およびシステムの具体的な実施形態について説明する。
【0038】
本明細書において、チャットルームとは、メッセンジャー、SNS(Social Network Service)などのインターネット上のコミュニティ空間を包括したものを意味してよい。本実施形態において、チャットルームは、登録を前提として対話に参加するためのコミュニティ空間を意味してよく、例えば、電話番号、IDなどを利用した友達を追加する過程を経ずにURLのようなリンクを介して知人でない人とのコミュニケーションを可能とするオープンチャットや、各種サービスやコンテンツを提供するボット(bot)形態のアカウントである公式アカウント(official account)とのチャットルームなどがこれに該当してよい。
【0039】
以下では、チャットルームの1つであるオープンチャットルームを具体的な実施形態として説明する。
【0040】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアントを対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってメッセンジャーサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたメッセージ情報表示システムが構成されてよい。一例として、メッセージ情報表示システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて当該特定のアプリケーション上で動作が可能なように実現されてもよい。
【0041】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下のメッセージ情報表示方法を実行するための構成要素によって実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0042】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下のメッセージ情報表示方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0043】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0044】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と係わる命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0045】
以下で説明するメッセージ情報表示方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0046】
メッセージ情報表示方法に含まれる段階は、例えば、メッセンジャーがインストールされたクライアント(client)で実行されてよく、実施形態によってはサーバ150で実行されることも可能である。
【0047】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0048】
図3を参照すると、段階310で、プロセッサ220は、地図サービスとの連動環境においてユーザが地図画面の含まれたページにアクセスする場合、当該地図画面に含まれた地域を対象に各地域と関連するオープンチャットルームを確認してよい。オープンチャットルームの一部は、チャットルームのメタ情報によって特定の地域と関連していてよい。一例として、オープンチャットルームの一部は、特定の地域を主題とする地域中心のチャットルームとして生成されてよく、このようなオープンチャットルームにはチャットルームの主題として設定された地域を示す地域タグが含まれてよい。地域タグは、オープンチャットルームのメタ情報として含まれてよく、オープンチャットルームを地域単位で分類したり検索したりするために使用されてよい。プロセッサ220は、ユーザが地図画面の含まれたページにアクセスしたとき、API(Application Programming Interface)を通じて当該地図内の地域が主題として特定されたオープンチャットルームを確認してよい。言い換えれば、プロセッサ220は、地域タグを利用したチャットルーム検索により、地図に含まれた各地域に対して、当該地域が主題として設定されたオープンチャットルームを探索してよい。
【0049】
段階320で、プロセッサ220は、ユーザがアクセスしたページの地図画面上に、当該地図内の地域のうちでオープンチャットルームが存在する1以上の特定の地域を当該地域識別のための個別のユーザインタフェースである地域識別インタフェース(例えば、アイコンなど。以下、「地域ピン」とする)で表示してよい。プロセッサ220は、地図画面内に含まれた地域のうちで少なくとも1つのオープンチャットルームの生成がある地域、すなわち、オープンチャットルームのメタ情報によって関連する地域を地域ピンで表示することにより、どの地域にオープンチャットルームが存在するかをユーザが認知できるように補助してよい。このとき、プロセッサ220は、オープンチャットルームが存在する地域ごとに、地域ピン上あるいは地域ピンと隣接する位置に当該地域のオープンチャットルームに関する情報を表示してよい。例えば、プロセッサ220は、地域に存在するオープンチャットルームの数またはオープンチャットルームの全体構成員数のうち少なくとも1つを地域ピンとともに表示してよい。また、プロセッサ220は、地域ごとに、オープンチャットルームの規模情報に基づいて地域ピンのディスプレイ要素(一例として、大きさや色など)を異なるように区別して表示してよい。例えば、プロセッサ220は、地域のオープンチャットルームが多いほど、またはオープンチャットルームの全体構成員数が多いほど、当該地域の地域ピンを他の地域の地域ピンよりも大きく表示してよい。この後、プロセッサ220は、ユーザが地図画面で特定の地域ピンを選択した場合、当該地域のオープンチャットルームリストを提供してよい。プロセッサ220は、チャットルームランキングロジックによってオープンチャットルームリストを表示してよく、例えば、チャットルームの構成員数、メッセージ数、メッセージ品質点数などを基準にオープンチャットルームのランキングを決めて整列してよい。このとき、プロセッサ220は、地図画面上にオープンチャットルームリストを表示するにあたり、地図画面の一側に示されるスライドポップアップ(slide popup)画面、地域ピンを中心に地域ピン周辺の円形線上に現れるフローティング(floating)画面などの多様な形態のインタフェースでオープンチャットルームリストを表示してよい。
【0050】
段階330で、プロセッサ220は、地図画面上にオープンチャットルームが存在する地域ごとに、当該地域と関連するオープンチャットルームのメッセージ情報を表示してよい。言い換えれば、プロセッサ220は、地図画面に含まれた地域のうちでオープンチャットルームと関連する地域のそれぞれに対して、当該地域をメタ情報として含むオープンチャットルームのメッセージ情報を表示してよい。一例として、プロセッサ220は、オープンチャットルームで一定の時間範囲(例えば、最近1時間)以内にメッセージの送信履歴があれば、当該オープンチャットルームが属する地域の地域ピンと隣接する位置に関連メッセージ情報を表示してよい。プロセッサ220は、オープンチャットルームが存在する地域を対象に、当該地域のオープンチャットルームで一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージが存在する場合、当該メッセージ情報が含まれたインタフェース(以下、「メッセージ情報インタフェース」、または「メッセージインタフェース」とする)として、最近メッセージの存在を示すメッセージアイコン、最近メッセージの発信者プロフィールを示すプロフィールアイコン、最近メッセージの本文の少なくとも一部または本文から抽出されたキーワードを含むメッセージ吹き出しなどを表示してよい。言い換えれば、プロセッサ220は、オープンチャットルームでリアルタイムに送信されたメッセージの一部を地図上に表示してよい。このとき、プロセッサ220は、一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージが複数存在する場合、オープンチャットルームのランキングに基づいて、最近メッセージのうちから一部のメッセージを選定し、このメッセージ情報を表示してよい。同一のメタ情報によって関連する、すなわち、同一地域のオープンチャットルームが多数存在する場合、ランキングが高いオープンチャットルームの最近メッセージを選定してメッセージ情報として提供してよい。同一のオープンチャットルームに最近メッセージが多数存在する場合、一番最近に送信されたメッセージや、主題や地域と関連する主要キーワードが含まれたメッセージを選定してメッセージ情報として提供してよい。このとき、プロセッサ220は、地図画面上に地域ピンとともにメッセージ情報を表示するにあたり、一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージ数に基づいてメッセージ情報インタフェースのディスプレイ要素(一例として、大きさや色など)を異なるように区別して表示してよい。例えば、プロセッサ220は、地域のオープンチャットルームに最近メッセージが多いほど、当該地域のメッセージ情報インタフェースを他の地域よりも大きく表示してよい。
【0051】
図4~7は、本発明の一実施形態における、オープンチャットルームが存在する地域を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
【0052】
図4~7は、ユーザの電子機器であるクライアントデバイスに表示されるサービス画面であって、地図を利用したオープンチャットインタフェース画面400を示している。
【0053】
図4を参照すると、オープンチャットインタフェース画面400は、地図サービスと連動するメッセンジャーサービス画面に該当するものであって、地図画面410で構成されてよい。
【0054】
プロセッサ220は、オープンチャットインタフェース画面400の地図画面410上に、当該地図に含まれた地域のうち、少なくとも1つのオープンチャットルームが存在する地域を地域ピン401で表記してよい。
【0055】
プロセッサ220は、地域ピン401上または地域ピン401と隣接する位置に、当該地域のオープンチャットルームに関する情報を表示してよい。
【0056】
一例として、図5を参照すると、プロセッサ220は、地域ピン401上に、当該地域に存在するオープンチャットルームの数520を表示してよい。各地域のオープンチャットルーム情報として、オープンチャットルームの数520の代わりに、当該地域に存在するオープンチャットルーム全体の構成員数などを表示してもよい。
【0057】
地域ピン401上にオープンチャットルームの数520またはオープンチャットルーム全体の構成員数を直接表示する方法の他にも、オープンチャットルームの数520またはオープンチャットルーム全体の構成員数のうち少なくとも1つによって地域ピン401のディスプレイ要素(一例として、大きさや色など)を異なるように区別して表示することも可能である。
【0058】
プロセッサ220は、地図画面410に対するズームイン(zoom in)(拡大)とズームアウト(zoom out)(縮小)機能を提供してよく、ズームインとズームアウトに応じてオープンチャットルームを含む地図画面410の範囲が変化してよい。例えば、地図画面410がズームインされる場合には、より狭い範囲の地域が表示され、ズームインにともなって地域ピン401の数や地域ピン401に含まれる情報の量や種類、または地域ピン401の周辺に表示される情報の量や種類などが変化してよい。
【0059】
図6を参照すると、プロセッサ220は、ユーザが特定の地域の地域ピン401を選択した場合、地図画面410の一側に現れるスライドポップアップ画面630を通じて、地域名631と、当該地域が主題として設定されたオープンチャットルームリスト632を提供してよい。
【0060】
プロセッサ220は、地図画面410上の地域ピン401のうちで、ユーザが選択した地域ピン401を強調して表示してよい。
【0061】
プロセッサ220は、該当する地域タグを有するオープンチャットルームのうちの少なくとも一部のチャットルームによってオープンチャットルームリスト632を構成してよい。
【0062】
プロセッサ220は、オープンチャットルームの構成員数、メッセージ数、メッセージ品質点数などに基づいてチャットルームランキングを決めた後、チャットルームランキングを利用してオープンチャットルームリスト632を構成して表示してよい。
【0063】
オープンチャットルームリスト632に含まれたチャットルームのそれぞれに対して、チャットルーム名、プロフィールイメージ、チャットルームに参加する構成員数、ここ最近のメッセージの本文のうちの少なくとも一部、または送信時間のうちの少なくとも1つが表示されてよい。
【0064】
プロセッサ220は、スライドポップアップ画面630の他にも、多様な形態のインタフェースによってオープンチャットルームリスト632を提供してよい。
【0065】
例えば、図7に示すように、プロセッサ220は、ユーザが選択した地域ピン401を中心に地域ピン401周辺の円形線上に現われるフローティングメニュー形態でオープンチャットルームリスト730を表示してよい。
【0066】
オープンチャットルームリスト730から特定のチャットルームが選択された場合、選択されたチャットルームに関する情報731として、当該チャットルームの名称、プロフィールイメージ、チャットルームに参加する構成員数、最近メッセージの本文のうちの少なくとも一部、または送信時間のうちの少なくとも1つが表示されてよい。
【0067】
図8~11は、本発明の一実施形態における、オープンチャットルームのメッセージ情報を地図上に表示するサービス画面の一例を示した図である。
【0068】
図8~11は、ユーザの電子機器であるクライアントデバイスに表示されるサービス画面を示している。
【0069】
プロセッサ220は、地図画面410上にオープンチャットルームが存在する地域を地域ピン401で表示するにあたり、地域ピン401とともに当該地域のメッセージ情報を表示してよい。
【0070】
プロセッサ220は、オープンチャットルームが存在する地域ごとに、当該地域と関連するオープンチャットルームに一定の時間範囲(例えば、最近1時間)以内のメッセージ送信履歴があれば、当該地域ピン401と隣接する位置に関連メッセージ情報を表示してよい。
【0071】
一例として、図8に示すように、プロセッサ220は、地域ピン401の上側に、一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージが存在することを示すメッセージアイコン840を表示してよく、地域ピン401上に、最近メッセージの発信者プロフィールを示すプロフィールアイコン850をともに表示してよい。
【0072】
実施形態によっては、プロセッサ220は、地図画面410に対するズームインとズームアウトに応じて、地域ピン401と関連する表示情報を変化させてよい。例えば、図5に示すように、プロセッサ220は、当該地域に存在するオープンチャットルームの数520が地域ピン401上に表示された状態から地図画面410に対するズームインによって地図の縮尺が一定の閾値に達した場合、図8に示すように、メッセージアイコン840とプロフィールアイコン850を地域ピン401上に表示してよい。
【0073】
他の例として、図9に示すように、プロセッサ220は、地域ピン401の上側に、一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージの本文の少なくとも一部または本文から抽出されたキーワードを含むメッセージ吹き出し960を表示してよい。
【0074】
メッセージ吹き出し960には、事前に定められた字数に該当するメッセージ本文が含まれてよく、実施形態によっては、メッセージから抽出された有意のキーワードが含まれてよい。
【0075】
メッセージ吹き出し960を構成するためのメッセージには、同一地域に属するオープンチャットルームのうちでチャットルームランキングによるランキングが最も高いオープンチャットルームの最近メッセージが活用されてよい。
【0076】
また他の例として、図10に示すように、プロセッサ220は、地域ピン401の上側に、一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージの数を示すメッセージ数量アイコン1070を表示してよい。言い換えれば、プロセッサ220は、特定の地域のメッセージ情報として、当該地域に存在するオープンチャットルーム全体を対象に、一定の時間範囲以内に送信されたメッセージ件数をすべて集めてメッセージ数量アイコン1070で表示してよい。
【0077】
プロセッサ220は、地域と関連するオープンチャットルームに一定の時間範囲以内のメッセージ送信履歴があれば、当該地域ピン401上に、最近メッセージの発信者プロフィールを示すプロフィールアイコン850を表示してよい。
【0078】
このとき、プロセッサ220は、最近メッセージの件数によって、地域ピン401またはメッセージ数量アイコン1070のディスプレイ要素(一例として、大きさや色など)を異なるように区別して表示してよい。
【0079】
プロセッサ220は、オープンチャットルームが存在する各地域に対して当該地域ピン401にメッセージ情報を表示する他にも、地図画面410に含まれたすべての地域に対してオープンチャットルームのメッセージ情報を集めて表示することも可能である。
【0080】
図11を参照すると、プロセッサ220は、地図画面410上に、当該地図に含まれた全体地域のオープンチャットルームのうちの少なくとも一部のチャットルームで一定の時間範囲以内に送信された最近メッセージリスト1180を提供してよい。
【0081】
一例として、プロセッサ220は、地図画面410に含まれた全体地域のオープンチャットルームを対象に、チャットルームの構成員数、メッセージ数、メッセージ品質点数などに基づいてチャットルームランキングを決めた後、チャットルームランキングの上位一部のチャットルームで一定の時間範囲以内に送信されたメッセージによって最近メッセージリスト1180を構成して表示してよい。
【0082】
最近メッセージリスト1180には、上位ランキングのオープンチャットルームのそれぞれにおける一定の件数以内の最近メッセージが含まれてよい。
【0083】
また他の例によると、プロセッサ220は、地図画面410上に、当該地図に含まれた全体地域のオープンチャットルームのうちの少なくとも一部のチャットルームで送信された重要メッセージリストを提供してよい。具体的な例として、プロセッサ220は、地図画面410に含まれた全体地域のオープンチャットルームを対象に、チャットルームの構成員数、メッセージ数、メッセージ品質点数などに基づいてチャットルームランキングを決定した後、チャットルームランキングの上位一部のチャットルームの重要メッセージによって最近メッセージリスト1180を構成して表示してよい。このとき、重要メッセージは、メッセージの送信されたチャットルームの構成員数などのようなメッセージが送信されたチャットルームの情報、またはメッセージと当該地域の関連性、メッセージを送信したユーザ、メッセージを送信した時間、メッセージの長さなどのようなメッセージ情報などに基づいて決定されてよい。
【0084】
プロセッサ220は、メッセージの最新性の他に、情報性の側面において有用なメッセージである可能性が高いメッセージとして、テキストの長さやメッセージのタイプなどを考慮し、一定の条件に符合するメッセージを重要メッセージとして選別してもよい。例えば、プロセッサ220は、5つ以上の単語を含むメッセージ、肯定的なリアクションを受けたメッセージ、トピックと同一あるいは類似のキーワードが含まれたメッセージなどを選別して重要メッセージとして選別してよい。言い換えれば、プロセッサ220は、チャットルームランキングによって一部のチャットルームを決定した後、人気チャットルームの順に情報性の高いメッセージを選別して示すことができる。
【0085】
他の実施形態によると、プロセッサ220は、地図画面410に含まれた全体地域のオープンチャットルームのメッセージを対象に、メッセージの送信されたチャットルームの構成員数などのようなメッセージの送信されたチャットルームの情報、またはメッセージと当該地域の関連性、メッセージを送信したユーザ、メッセージを送信した時間、メッセージの長さなどのようなメッセージ情報のうちの少なくとも1つに基づいてメッセージランキングを決めた後、最近メッセージリスト1180を構成して表示してよい。このとき、各メッセージは、対応するチャットルームに関する情報とともに表示されてよい。
【0086】
プロセッサ220は、メッセージの最新性の他に、情報性の側面において有用なメッセージである可能性が高いメッセージとして、テキストの長さやメッセージのタイプなどを考慮し、一定の条件に符合するメッセージを対象にメッセージのそれぞれに対して情報性による点数を算出した後、点数の高いメッセージ順にメッセージリストを示してよい。
【0087】
すなわち、プロセッサ220は、オープンチャットインタフェース画面400の地図画面410上にオープンチャットルームが存在する地域を地域ピン401で表示するとともに、地図画面410内の地域のオープンチャットルームで一定の時間範囲以内に送信されたメッセージがあれば、当該メッセージ情報を地図画面410にともに表示することができる。最近メッセージの他に、オープンチャットルーム内で情報性が高いメッセージを中心にメッセージ情報を提供することも可能である。
【0088】
このように、地図画面410に表示された地域ピン401とメッセージ情報により、どの地域にオープンチャットルームが存在するか、どの地域のオープンチャットルームでコミュニケーションが活発であるかなどに関する情報を提供することができる。
【0089】
また、ユーザが地図画面410に表示された情報を活用しながら、希望する地域のオープンチャットルームまたはコミュニケーションが活発な地域のオープンチャットルームに参加できるようにすることで、リアルタイムの情報を取得あるいは共有できるように情報を提供することができる。
【0090】
このように、本発明の実施形態によると、地図内の地域と関連するチャットルームを地図上に表示するとともに、各チャットルームのメッセージ情報を表示することができ、特に、チャットルームで一定の時間範囲以内に送信されたメッセージのうちの少なくとも一部を地図上に直接表示することができる。
【0091】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(Arithmetic Logic Unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLU(Programmable Logic Unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0092】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0093】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0094】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0095】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0096】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11