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特開2023-146091光源モジュール、それを備える光照射装置、および光源モジュールの冷却方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023146091
(43)【公開日】2023-10-12
(54)【発明の名称】光源モジュール、それを備える光照射装置、および光源モジュールの冷却方法
(51)【国際特許分類】
   G03F 7/20 20060101AFI20231004BHJP
   F21V 29/503 20150101ALI20231004BHJP
   F21V 29/56 20150101ALI20231004BHJP
   F21V 29/71 20150101ALI20231004BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20231004BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20231004BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20231004BHJP
【FI】
G03F7/20 521
F21V29/503
F21V29/56
F21V29/71
G03F7/20 501
H05K7/20 M
F21Y115:10
F21Y115:30
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022053088
(22)【出願日】2022-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】510138741
【氏名又は名称】フェニックス電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147706
【弁理士】
【氏名又は名称】多田 裕司
(72)【発明者】
【氏名】井上 智彦
【テーマコード(参考)】
2H197
5E322
【Fターム(参考)】
2H197CA13
2H197CA16
2H197HA03
2H197HA05
2H197HA08
5E322AA01
5E322AA07
5E322AB01
5E322DA04
5E322DB06
5E322EA11
(57)【要約】
【課題】幅の広いワークに対応することができ、かつ、冷媒がワークに付着してしまう可能性を極小化できる光源モジュールを提供する。
【解決手段】光源モジュール10を、複数の光源12と、光源12が表面に配置される基板14と、基板14の背面に配置されたヒートシンク16とで構成する。そして、ヒートシンク16に、内部を冷媒Lが通流する冷媒通流管50が嵌められる冷媒通流管嵌込溝20を形成する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の光源と、
前記光源が表面に配置される基板と、
前記基板の背面に配置されたヒートシンクとを備えており、
前記ヒートシンクには、内部を冷媒が通流する冷媒通流管が嵌められる冷媒通流管嵌込溝が形成されている
光源モジュール。
【請求項2】
前記ヒートシンクには、複数の前記冷媒通流管嵌込溝が互いに平行に形成されている
請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項3】
前記冷媒通流管嵌込溝は、前記ヒートシンクにおける前記基板とは反対側の表面に形成されており、
前記ヒートシンクとの間で前記冷媒通流管を挟んで保持する保持具をさらに備えている
請求項1または2に記載の光源モジュール。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の光源モジュールと、
前記冷媒通流管とを備える
光照射装置。
【請求項5】
複数の前記冷媒通流管を備えており、
前記光源モジュールの前記ヒートシンクには、前記各冷媒通流管が互いに平行に嵌め込まれる複数の前記冷媒通流管嵌込溝が形成されており、
前記各冷媒通流管のいずれか1本を中心軸として残りの前記各冷媒通流管を回動させることにより、前記光源モジュールによる照射角度を調整する冷媒通流管回動手段をさらに備えている
請求項4に記載の光照射装置。
【請求項6】
複数の光源と、
前記光源が表面に配置される基板と、
前記基板の背面に配置されており、内部を冷媒が通流する冷媒通流管が嵌められる冷媒通流管嵌込溝が形成されたヒートシンクとを備える光源モジュールについて、
前記冷媒通流管の内部に前記冷媒を通流させることによって前記光源モジュールを冷却する
光源モジュールの冷却方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、大型液晶パネルの配向膜露光や位相差フィルムなどの配向膜露光、あるいは、半導体等のスキャン露光に用いられる光源モジュール、それを備える光照射装置、および光源モジュールの冷却方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従前より、半導体等のスキャン露光にLEDを光源とする光源モジュールが使用されている(例えば、特許文献1)。そして、複数の光源モジュールをワークWの幅よりも長くなるように並べて配置することで、ひとつの光照射装置が構成されている。
【0003】
LED等の光源は、発光させると発熱し、その熱によって高温になると発光効率が低下する。そのため、光源モジュールを冷却する必要がある。
【0004】
光源モジュールの冷却方法として、例えば、図8に示すような冷却ユニット1に光源モジュールMが接触配置されている。この冷却ユニット1は、本体部2と、この本体部2内に形成された冷媒流路3と、本体部2の両端部に配置される一対の継手接続部4とで構成されている。
【0005】
本体部2はアルミニウム等で形成された略矩形状の板材であり、本体部2における一方の側面と他方の側面とを連通するようにして複数の冷媒流路3がドリル等を用いて穿設されている。
【0006】
継手接続部4は、一端が冷媒流路3に接続され、他端がフランジ等の継手5に接続された内部流路6を有している。このような継手接続部4を本体部2の両端にそれぞれ配置することにより、一方の継手接続部4に配置された継手5から入った冷媒L(例えば、冷却水)が、内部流路6を経由して本体部2の冷媒流路3に入り、他方の継手接続部4に形成された内部流路6を経て、他方の継手5から出るようになっている。なお、本体部2と継手接続部4との接合面にはパッキン(あるいはOリング)9が挟み込まれており、冷媒Lの漏えいを回避している。
【0007】
複数の光源モジュールMを本体部2に接触配置することにより、各光源モジュールMで生じた熱が本体部2に伝導し、本体部2の冷媒流路3を流れる冷媒Lによって排熱されるので、光源モジュールMの光源が高温になるのを回避できるようになっている。
【0008】
なお、本体部2の構造については、上述のようにドリル等を用いて冷媒流路3を穿設してもよいが、本体部2を長尺にする場合はドリル等による加工が困難になることから、図9に示すように、本体部2を半割にして各パーツ7の表面に冷媒流路3となる凹所8を形成してもよい。この場合、両パーツ7の間にパッキン(あるいはOリング)9を挟むことになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2019-101361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、従来の冷却構造には冷媒Lの漏れに関する問題があった。すなわち、図8に示すような冷却ユニット1の場合、上述のようにドリル等による加工が困難になることから本体部2を長尺にできない。このため、この冷却ユニット1を幅の広いワークWに用いると、パッキン9の不具合等によって本体部2と継手接続部4との間で冷媒Lの漏れが生じたとき、滴下等した冷媒LがワークWに付着してしまうおそれがあった。
【0011】
また、図9に示すような冷却ユニット1の場合も同様に、パッキン9の不具合等によって本体部2を半割にした各パーツ7間から冷媒Lの漏れが生じたとき、滴下等した冷媒LがワークWに付着してしまうおそれがあった。
【0012】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、幅の広いワークWに対応することができ、かつ、冷媒LがワークWに付着してしまう可能性を極小化できる光源モジュール、それを備える光照射装置、および光源モジュールの冷却方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一局面によれば、
複数の光源と、
前記光源が表面に配置される基板と、
前記基板の背面に配置されたヒートシンクとを備えており、
前記ヒートシンクには、内部を冷媒が通流する冷媒通流管が嵌められる冷媒通流管嵌込溝が形成されている
光源モジュールが提供される。
【0014】
好適には、
前記ヒートシンクには、複数の前記冷媒通流管嵌込溝が互いに平行に形成されている。
【0015】
好適には、
前記冷媒通流管嵌込溝は、前記ヒートシンクにおける前記基板とは反対側の表面に形成されており、
前記ヒートシンクとの間で前記冷媒通流管を挟んで保持する保持具をさらに備えている。
【0016】
本発明の別の局面によれば、
上述した光源モジュールと、
前記冷媒通流管とを備える
光照射装置が提供される。
【0017】
好適には、
複数の前記冷媒通流管を備えており、
前記光源モジュールの前記ヒートシンクには、前記各冷媒通流管が互いに平行に嵌め込まれる複数の前記冷媒通流管嵌込溝が形成されており、
前記各冷媒通流管のいずれか1本を中心軸として残りの前記各冷媒通流管を回動させることにより、前記光源モジュールによる照射角度を調整する冷媒通流管回動手段をさらに備えている。
【0018】
本発明の別の局面によれば、
複数の光源と、
前記光源が表面に配置される基板と、
前記基板の背面に配置されており、内部を冷媒が通流する冷媒通流管が嵌められる冷媒通流管嵌込溝が形成されたヒートシンクとを備える光源モジュールについて、
前記冷媒通流管の内部に前記冷媒を通流させることによって前記光源モジュールを冷却する
光源モジュールの冷却方法が提供される。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係る光源モジュールによれば、表面に光源が配置された基板に取り付けられたヒートシンクに冷媒通流管が嵌められる冷媒通流管嵌込溝が形成されており、この冷媒通流管に冷媒を通流させることにより、光源で生じた熱を回収して当該光源を冷却することができる。幅の広いワークWに対応するために多数の光源モジュールを一列に並べる場合であっても、冷媒通流管からの冷媒漏れ防止は容易であることから、当該冷媒がワークに付着してしまう可能性を極小化できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明が適用された実施形態に係る光照射装置100を示す図である。
図2】本発明が適用された実施形態に係る光源モジュール10を示す(a)正面図、(b)右側面図である。
図3】変形例1に係る光源モジュール10を示す(a)正面図、(b)右側面図である。
図4】変形例2に係る光源モジュール10を示す右側面図である。
図5】変形例3に係る光源モジュール10および冷媒通流管回動手段72を示す(a)正面図、(b)右側面図である。
図6】変形例3に係る光源モジュール10および冷媒通流管回動手段72を示す(a)正面図、(b)右側面図である。
図7】変形例4に係る光源モジュール10他を示す図である。
図8】従来技術に係る光源モジュールMおよび冷却ユニット1を示す図である。
図9】従来技術に係る光源モジュールMおよび冷却ユニット1を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
(光照射装置100の構成)
本発明が適用された実施形態に係る光源モジュール10について以下に説明する。一例に係る光照射装置100は、図1に示すように、大略、複数の光源モジュール10と、冷媒通流管50と、冷媒通流装置60とを備えている。
【0022】
光源モジュール10は、図2に示すように、大略、光源12と、基板14と、ヒートシンク16と、保持具18とを備えている。
【0023】
光源12は、電力の供給を受けることによって所定の波長の光を放射するものであり、本実施形態では、LED(発光ダイオード)が使用されている。なお、光源12の種類としてはLEDに限定されるものではなく、VCSEL素子のようなLD(レーザーダイオード)等であってもよい。
【0024】
基板14は、複数の光源12がその表面に配置される略矩形の板材である。なお、基板14の表面には、光源12の他、当該光源12に給電するための給電端子や給電回路も配置されている。
【0025】
ヒートシンク16は、銅・ステンレス・アルミニウム等の熱伝導性の高い材質で形成された厚みのある板状の部材である。本実施形態に係るヒートシンク16の場合、表面側に基板14の背面が当接配置されており、背面側(基板14が配置された面とは反対側の面)には、2本の冷媒通流管嵌込溝20が互いに平行となるように形成されている。
【0026】
これら冷媒通流管嵌込溝20は、冷媒通流管50が嵌め込まれる溝である。なお、図示するように、冷媒通流管嵌込溝20に対して冷媒通流管50を直接嵌め込んでもよいし、冷媒通流管嵌込溝20の表面と冷媒通流管50の表面との間に、熱伝導性の高いグリースやシート等を挟んでもよい。
【0027】
保持具18は、ヒートシンク16との間で冷媒通流管嵌込溝20に嵌め込まれた冷媒通流管50を挟んで保持する役割を有する板材であり、本実施形態では、ビス19等によってヒートシンク16に対して固定されている。
【0028】
図1に戻り、冷媒通流管50は、銅・ステンレス・アルミニウム等の熱伝導性の高い材質で形成されたパイプ材であり内部を冷媒Lが通流するようになっている。本実施形態では、2本の冷媒通流管50が互いに平行となるようにして、各光源モジュール10におけるヒートシンク16の冷媒通流管嵌込溝20に嵌め込まれている。なお、冷媒Lの種類は特に限定されるものではないが、水道水や精製水(蒸留水、イオン交換水、純水)、あるいは、エタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、またそれらを水で希釈したもの等が考えられる。
【0029】
冷媒通流装置60は、各冷媒通流管50に対して冷媒Lを通流・循環させるための装置であり、本実施形態では、大略、チラー62と、冷媒供給マニホールド64と、冷媒回収マニホールド66とを備えている。
【0030】
チラー62は、各光源モジュール10からの熱を回収して暖まった冷媒Lを受け入れて冷却し、再び各光源モジュール10に供給する装置である。なお、工場循環水等のように、冷却された冷媒Lを利用できる場合は、チラー62を設ける必要はない。
【0031】
冷媒供給マニホールド64は、チラー62から供給配管68を介して供給された冷媒Lを各冷媒通流管50に供給する役割を有する部材であり、供給配管68と各冷媒通流管50とが接続されている。
【0032】
本実施形態では、複数の光源モジュール10が2つのグループに分けられており、各グループで5つの光源モジュール10が一例に並べて配置されている。これらグループごとに2本の冷媒通流管50が配置されているので、冷媒供給マニホールド64には4本の冷媒通流管50が接続されている。また、1つのグループにおいて、各冷媒通流管50には、互いに対向するようにして冷媒Lが流れるようになっている。
【0033】
冷媒回収マニホールド66は、各冷媒通流管50から戻ってきた冷媒Lを集めて、回収配管70を介してチラー62に冷媒Lを戻す役割を有する部材であり、回収配管70と各冷媒通流管50とが接続されている。
【0034】
上述のように、本実施形態では、5つの光源モジュール10を有する2つのグループがあり、これらグループごとに2本の冷媒通流管50が配置されているので、冷媒回収マニホールド66には4本の冷媒通流管50が接続されている。
【0035】
(光照射装置100の特徴)
本実施形態に係る光源モジュール10では、表面に光源12が配置された基板14に取り付けられたヒートシンク16に冷媒通流管50が嵌められる冷媒通流管嵌込溝20が形成されており、チラー62で冷却された冷媒Lを各冷媒通流管50に通流させることにより、光源12で生じた熱を回収して当該光源12を冷却することができる。幅の広いワークWに対応するために多数の光源モジュール10を一列に並べる場合であっても、冷媒通流管50からの冷媒漏れ防止は容易であることから、当該冷媒LがワークWに付着してしまう可能性を極小化できる。
【0036】
(変形例1)
上述した実施形態に係る光源モジュール10では、ヒートシンク16の背面側(基板14が配置された面とは反対側の面)に2本の冷媒通流管嵌込溝20が互いに平行となるように形成されていたが、ひとつのヒートシンク16に形成される冷媒通流管嵌込溝20の数は、1本でもよいし、3本以上であってもよい。
【0037】
例えば、ひとつのヒートシンク16に3本の冷媒通流管嵌込溝20を形成する場合、つまり、ひとつの光源モジュール10のグループに対して3本の冷媒通流管50を取り付ける場合は、図3に示すような態様となる。この場合、各冷媒通流管50内を通流する冷媒Lの通流方向については、2本の冷媒通流管50において同じ方向とし、残りの1本の冷媒通流管50において逆の方向とするのが好適である。もちろん、3本すべての冷媒通流管50において同じ方向に冷媒Lを通流させてもよい。
【0038】
(変形例2)
また、上述した実施形態に係る光源モジュール10では、ヒートシンク16との間で冷媒通流管嵌込溝20に嵌め込まれた冷媒通流管50を挟んで保持する役割を有する保持具18を使用していたが、例えば、図4に示すように、ヒートシンク16に冷媒通流管50を挿通させる冷媒通流管挿通孔22を形成する場合や、ヒートシンク16と基板14との間に冷媒通流管50を配置する場合(図示せず)には、保持具18が不要となる。
【0039】
(変形例3)
さらに、図5に示すように、光照射装置100に、各冷媒通流管50のいずれか1本を中心軸として残りの冷媒通流管50を回動させることにより、光源モジュール10による照射角度を調整する冷媒通流管回動手段72をさらに設けてもよい。なお、この図5には、ひとつの光源モジュール10のグループに対して2本の冷媒通流管50を取り付けた場合を示している。
【0040】
冷媒通流管回動手段72により、図中下側の冷媒通流管50を中心軸として、図中上側の冷媒通流管50を回動させることにより、光源モジュール10による照射角度を調整変更することができる。
【0041】
なお、ひとつの光源モジュール10のグループに対して3本の冷媒通流管50を取り付ける場合は、図6に示すようになり、図中最下側の冷媒通流管50を中心軸として、図中中段および図中最上段の冷媒通流管50をそれぞれ同じ角度で回動させることにより、光源モジュール10による照射角度を調整変更することができる。
【0042】
(変形例4)
また、変形例3で説明したように光源モジュール10の照射角度を調整できるようにしたとき、これに加えて、図7に示すように、ワークWの露光に使用される偏光子A、透光板B、光学フィルタC、およびカバーガラスD等の位置をワークWの配置面に対して平行に調整できるようにしてもよい。
【0043】
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0044】
10…光源モジュール、12…光源、14…基板、16…ヒートシンク、18…保持具、19…ビス
20…冷媒通流管嵌込溝、22…冷媒通流管挿通孔
50…冷媒通流管
60…冷媒通流装置、62…チラー、64…冷媒供給マニホールド、66…冷媒回収マニホールド、68…供給配管、70…回収配管、72…冷媒通流管回動手段
100…光照射装置
L…冷媒、W…ワーク、A…偏光子、B…透光板、C…光学フィルタ、D…カバーガラス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9