IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社の特許一覧

特開2023-146493会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム
<>
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図1
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図2
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図3
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図4
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図5
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図6
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図7
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図8
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図9
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図10
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図11
  • 特開-会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023146493
(43)【公開日】2023-10-12
(54)【発明の名称】会議制御装置、会議制御方法及びコンピュータープログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/56 20060101AFI20231004BHJP
   H04N 7/15 20060101ALI20231004BHJP
【FI】
H04M3/56 C
H04N7/15 120
H04N7/15
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022053694
(22)【出願日】2022-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】399035766
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001634
【氏名又は名称】弁理士法人志賀国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小柴 聡
【テーマコード(参考)】
5C164
5K201
【Fターム(参考)】
5C164FA10
5C164UB88S
5C164VA07P
5C164VA13P
5K201BB09
5K201CA01
5K201CA04
5K201CB13
5K201CC01
5K201CC08
5K201CC10
5K201DC05
5K201EC06
5K201ED05
5K201EF03
5K201EF10
(57)【要約】
【課題】ネットワークを介して行われる会議において、他の参加者の状況や環境をより容易に確認しやすくすること。
【解決手段】ネットワークを介して行われる会議に参加しているユーザーについて、前記ユーザーの状態を示す状態情報又は前記ユーザーの環境を示す環境情報を取得し、取得された前記状態情報又は前記環境情報に応じた付加表示情報を取得し、前記ユーザーに関する情報を表示するユーザー領域に前記付加表示情報を含む表示情報を生成し、前記表示情報を他のユーザーによって使用されるユーザー端末に送信する表示情報生成部と、前記会議における音声を制御する音声制御部と、を備える会議制御装置である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して行われる会議に参加しているユーザーについて、前記ユーザーの状態を示す状態情報又は前記ユーザーの環境を示す環境情報を取得し、取得された前記状態情報又は前記環境情報に応じた付加表示情報を取得し、前記ユーザーに関する情報を表示するユーザー領域に前記付加表示情報を含む表示情報を生成し、前記表示情報を他のユーザーによって使用されるユーザー端末に送信する表示情報生成部と、
前記会議における音声を制御する音声制御部と、
を備える会議制御装置。
【請求項2】
コンピューターが、ネットワークを介して行われる会議に参加しているユーザーについて、前記ユーザーの状態を示す状態情報又は前記ユーザーの環境を示す環境情報を取得する情報取得ステップと、
コンピューターが、取得された前記状態情報又は前記環境情報に応じた付加表示情報を取得し、前記ユーザーに関する情報を表示するユーザー領域に前記付加表示情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
コンピューターが、前記表示情報を他のユーザーによって使用されるユーザー端末に送信する表示情報送信ステップと、
前記会議における音声を制御する音声制御ステップと、
を有する会議制御方法。
【請求項3】
請求項1に記載の会議制御装置としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンラインで話をすることを支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ネットワークを介して会議を行うためのシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。このようなネットワークを介して会議や会話が行われる場合には、参加者はそれぞれ異なる場所から参加することが多い。特に近年では、働く場所の自由度を高めるような社会的傾向もあり、それぞれ異なる都道府県から参加するなど、お互いに遠く離れた場所から参加することも珍しくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-154315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように互いに離れた者同士が会議や会話を行う場合、相手の状況や相手が置かれた環境について認識することが難しい。そのため、コミュニケーションを図るときに不自由が生じることがあった。
上記事情に鑑み、本発明は、ネットワークを介して行われる会議において、他の参加者の状況や環境をより容易に確認しやすくすることが可能となる技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、ネットワークを介して行われる会議に参加しているユーザーについて、前記ユーザーの状態を示す状態情報又は前記ユーザーの環境を示す環境情報を取得し、取得された前記状態情報又は前記環境情報に応じた付加表示情報を取得し、前記ユーザーに関する情報を表示するユーザー領域に前記付加表示情報を含む表示情報を生成し、前記表示情報を他のユーザーによって使用されるユーザー端末に送信する表示情報生成部と、前記会議における音声を制御する音声制御部と、を備える会議制御装置である。
【0006】
本発明の一態様は、コンピューターが、ネットワークを介して行われる会議に参加しているユーザーについて、前記ユーザーの状態を示す状態情報又は前記ユーザーの環境を示す環境情報を取得する情報取得ステップと、コンピューターが、取得された前記状態情報又は前記環境情報に応じた付加表示情報を取得し、前記ユーザーに関する情報を表示するユーザー領域に前記付加表示情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、コンピューターが、前記表示情報を他のユーザーによって使用されるユーザー端末に送信する表示情報送信ステップと、前記会議における音声を制御する音声制御ステップと、を有する会議制御方法である。
【0007】
本発明の一態様は、上記の会議制御装置としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、ネットワークを介して行われる会議において、他の参加者の状況や環境をより容易に確認しやすくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の会議システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。
図2】ユーザー端末10の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。
図3】会議制御装置20の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。
図4】ユーザー端末10に表示される画像の具体例を示す図である。
図5】ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。
図6】ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。
図7】ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。
図8】ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。
図9】ユーザー端末10に表示される画像の具体例を示す図である。
図10】ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。
図11】ユーザー端末10に表示される画像の具体例を示す図である。
図12】会議システム100の処理の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、2名以上のユーザーが他者に対して発話を行うための仮想的な繋がりを示す概念を会議室と呼ぶ。そのため、以下の説明における会議室は、必ずしもその名称が会議室である必要は無く、例えば単に会話と呼ばれたりセッションと呼ばれたりするものであっても、2名以上のユーザーが他者に対して発話を行う仮想的な場であれば全て以下の説明における会議室に相当する。例えば、特定のユーザー(例えば講師)が複数(50名や100名などの多数を含む)の他者に対して一方的に発話を行うセミナーやプレゼンテーションが行われる仮想的な繋がりも、以下の説明における会議室に含まれる。
【0011】
図1は、本発明の会議システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。会議システム100は、ユーザー端末10を操作するユーザー同士がネットワーク30を介して会議を行うためのシステムである。会議システム100は、複数のユーザー端末10及び会議制御装置20を含む。複数のユーザー端末10及び会議制御装置20は、ネットワーク30を介して通信可能に接続される。ネットワーク30は、無線通信を用いたネットワークであってもよいし、有線通信を用いたネットワークであってもよい。ネットワーク30は、複数のネットワークが組み合わされて構成されてもよい。
【0012】
図2は、ユーザー端末10の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。ユーザー端末10は、例えばスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピューター、携帯ゲーム機、据え置き型ゲーム機、専用機器などの情報機器を用いて構成される。ユーザー端末10は、通信部11、操作部12、表示部13、音声入力部141、音声出力部142、状態情報取得部15、環境情報取得部16、基礎情報取得部17、記憶部18及び制御部19を備える。
【0013】
通信部11は、通信機器である。通信部11は、例えばネットワークインターフェースとして構成されてもよい。通信部11は、制御部19の制御に応じて、ネットワーク30を介して他の装置とデータ通信する。通信部11は、無線通信を行う装置であってもよいし、有線通信を行う装置であってもよい。
【0014】
操作部12は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部12は、ユーザーの指示をユーザー端末10に入力する際にユーザーによって操作される。操作部12は、入力装置をユーザー端末10に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、操作部12は、入力装置においてユーザーの入力に応じ生成された入力信号をユーザー端末10に入力する。操作部12は、マイク及び音声認識装置を用いて構成されてもよい。この場合、操作部12はユーザーによって発話された文言を音声認識し、認識結果の文字列情報をユーザー端末10に入力する。この場合、操作部12は音声入力部141と一体に構成されてもよい。操作部12は、ユーザーの指示をユーザー端末10に入力可能な構成であればどのように構成されてもよい。
【0015】
表示部13は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部13は、会議を行う際に用いられる画像データを表示する。表示部13は、画像表示装置をユーザー端末10に接続するためのインターフェースであっても良い。この場合、表示部13は、画像データを表示するための映像信号を生成し、自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
【0016】
音声入力部141は、マイクを用いて構成される。音声入力部141は、マイクそのものとして構成されてもよいし、外部機器としてマイクをユーザー端末10に接続するためのインターフェースとして構成されてもよい。マイクは、会議を行うユーザーの発話音声を取得する。音声入力部141は、マイクによって取得された音声のデータを制御部19に出力する。
【0017】
音声出力部142は、スピーカーやヘッドホンやイヤホン等の音声出力装置を用いて構成される。音声出力部142は、音声出力装置そのものとして構成されてもよいし、外部機器として音声出力装置をユーザー端末10に接続するためのインターフェースとして構成されてもよい。音声出力装置は、会議を行うユーザーが音声を聞き取ることができるように音声を出力することが望ましい。音声出力部142は、制御部19によって出力される音声信号に応じた音声を出力する。
【0018】
状態情報取得部15は、状態情報を取得する。状態情報は、ユーザー端末10を操作するユーザーの身体の状態に関する情報である。状態情報は、例えばユーザーの生体情報を含んでもよい。生体情報は、例えば体温、血圧、心拍数、心電、単位時間当たりの呼吸数、ストレスレベル等の値を含んでもよい。状態情報は、例えばユーザーの感情の状態を示す情報を含んでもよいし、ユーザーの体調を示す情報を含んでもよい。状態情報取得部15は、例えば上述したような状態情報の少なくとも一つを取得する装置である。状態情報取得部15は、例えば上述したような状態情報の少なくとも一つを取得する装置から状態情報の入力を受けるインターフェースであってもよい。この場合、状態情報取得部15は、上記装置と物理的に接続されるインターフェースであってもよいし、上記装置と無線通信する通信装置であってもよい。
【0019】
環境情報取得部16は、環境情報を取得する。環境情報は、ユーザー端末10を操作するユーザーの環境に関する情報である。環境情報は、例えばユーザーの周囲の室温、室内の湿度、騒音レベル、時間帯、天候、外部の気温、外部の湿度、外部の風の強さ、外部の風の向き等の値を含んでもよい。環境情報取得部16は、例えば上述したような環境情報の少なくとも一つを取得する装置(例えばセンサー)である。環境情報取得部16は、例えば上述したような環境情報の少なくとも一つを取得する装置から環境情報の入力を受けるインターフェースであってもよい。この場合、環境情報取得部16は、上記装置と物理的に接続されるインターフェースであってもよいし、上記装置と無線通信する通信装置であってもよい。
【0020】
基礎情報取得部17は、基礎情報を取得する。基礎情報は、状態情報又は環境情報を取得するために用いられる情報である。基礎情報は、例えばユーザーの画像であってもよいし、ユーザー端末10の現在位置を示す位置情報であってもよい。基礎情報がユーザーの顔画像である場合、基礎情報取得部17はカメラを用いて構成されてもよい。基礎情報がユーザー端末10の現在位置である場合、基礎情報取得部17は位置情報取得装置を用いて構成されてもよい。位置情報取得装置は、例えば衛星測位システムや携帯電話網の基地局との通信などによって現在位置の位置情報を取得する。衛星測位システムの具体例として、GPS(Global Positioning System)やGalileo等がある。
【0021】
基礎情報は、上記の状態情報又は環境情報の一部であってもよい。例えば、状態情報としてストレスレベルを取得しようとした場合、ユーザーの心電の値や心拍の値や血圧の値が用いられることがある。このような場合には、ユーザーの心電の値や心拍の値や血圧の値が基礎情報として取得されても良い。
【0022】
記憶部18は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部18は、制御部19によって使用されるデータを記憶する。記憶部18は、例えばユーザー情報記憶部181及び発話情報記憶部182として機能してもよい。
【0023】
ユーザー情報記憶部181は、ユーザー端末10を操作するユーザーに関する情報(以下「ユーザー情報」という。)を記憶する。ユーザー情報は、例えばユーザーの識別情報や属性情報を含んでもよい。属性情報は、例えばユーザーの年齢や性別等に関する情報を含んでもよい。
【0024】
制御部19は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部19は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、表示制御部191、会議制御部192及び音声制御部193として機能する。なお、制御部19の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
【0025】
表示制御部191は、通信部11を介して会議制御装置20から表示情報を受信する。表示制御部191は、取得された表示情報に基づいて画像信号を生成し、表示部13に表示させる。表示情報は、例えば表示される画像そのものを示す画像データであってもよい。この場合、画像データを生成する主体(画像データ生成部)は会議制御装置20である。表示情報は、例えば表示される画像を生成するために必要となる情報(例えば、参加しているユーザーに関する情報)を示すデータであってもよい。この場合、表示制御部191は、表示データに基づいて、表示部13に表示するための画像データを生成する。この場合、画像データを生成する主体(画像データ生成部)は表示制御部191である。
【0026】
会議制御部192は、会議制御装置20において仮想的に設けられる会議に関する制御を行う。例えば、ユーザーが操作部12を操作することによって会議制御装置20が提供する会議サービスへログインすることを指示した場合、会議制御部192は、ログインするための処理を行う。例えば、ユーザーが操作部12を操作することによって新規の会議室を設置することを指示した場合、会議制御部192は、新規の会議室を設置するための処理を行う。例えば、ユーザーが操作部12を操作することによって会議室に入室することを指示した場合、会議制御部192は、指示された会議室へ入室するための処理を行う。会議室への入室はどのような形で行われてもよい。例えば、会議室を示す文字やボタンやアイコンが1又は複数表示されている画面において、いずれかの文字、ボタン又はアイコンが操作されることによってその会議室への入室が行われてもよい。会議室毎に割り当てられたアドレス(例えば特定の識別番号やULR(Uniform Resource Locator)など)に対してアクセスが行われることによって、その会議室への入室が行われてもよい。会議制御部192は、状態情報取得部15によって取得された状態情報を会議制御装置20に送信する。会議制御部192は、環境情報取得部16によって取得された環境情報を会議制御装置20に送信する。会議制御部192は、基礎情報取得部17によって取得された基礎情報を会議制御装置20に送信する。
【0027】
音声制御部193は、他のユーザー端末10のユーザーとの間でやりとりされる音声に関する制御を行う。会議室に入室すると、その会議室に入室している他のユーザーとの間で音声の送受信が行われる。音声制御部193は、例えば音声入力部141から入力された音声データを、通信部11を介して会議制御装置20へ送信する。音声制御部193は、会議制御装置20から音声データを受信すると、受信された音声データを音声出力部142から出力する。
【0028】
図3は、会議制御装置20の機能構成の具体例を示す概略ブロック図である。会議制御装置20は、例えばパーソナルコンピューターやサーバー装置などの情報処理装置を用いて構成される。会議制御装置20は、通信部21、記憶部22及び制御部23を備える。
【0029】
通信部21は、通信機器である。通信部21は、例えばネットワークインターフェースとして構成されてもよい。通信部21は、制御部23の制御に応じて、ネットワーク30を介して他の装置とデータ通信する。通信部21は、無線通信を行う装置であってもよいし、有線通信を行う装置であってもよい。
【0030】
記憶部22は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部22は、制御部23によって使用されるデータを記憶する。記憶部22は、例えばユーザー情報記憶部221、会議室情報記憶部222及び付加情報記憶部223として機能してもよい。ユーザー情報記憶部221は、ユーザー端末10を操作する複数のユーザーに関する情報(ユーザー情報)を記憶する。
【0031】
会議室情報記憶部222は、会議室に関する情報(以下「会議室情報」という。)を記憶する。会議室とは、会議システム100においてユーザーが会議を行うために設置する仮想的な部屋である。会議室情報は、例えばその会議室のID、会議室に設定されている名前を示す情報、会議室が設置される予約の日時を示す情報、会議室の属性に関する情報を含んでもよい。会議室の属性に関する情報とは、例えばその会議室に入室可能な人数や、会議室に入室可能なユーザーを示す情報を含んでもよい。
【0032】
付加情報記憶部223は、制御部23によって取得される付加情報を記憶する。付加情報は、状態情報又は環境情報を含む。状態情報は、制御部23の状態情報取得部235によって取得される。環境情報は、制御部23の環境情報取得部236によって取得される。
【0033】
制御部23は、CPU等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部23は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、ユーザー制御部231、会議室制御部232、表示情報生成部233、音声制御部234、状態情報取得部235及び環境情報取得部236として機能する。なお、制御部23の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
【0034】
ユーザー制御部231は、ユーザーに関する制御処理を行う。例えば、ユーザー制御部231は、会議制御装置20にアクセスしてくるユーザー端末10についてログインのための処理(例えば認証処理)を行ってもよい。ユーザー制御部231は、ユーザー端末10から受信されたユーザー情報をユーザー情報記憶部221に登録してもよい。
【0035】
会議室制御部232は、会議室に関する制御処理を行う。例えば、会議室制御部232は、会議室を新たに設置することについてユーザー端末10から指示を受けた場合には、受信される情報に基づいて会議室情報を生成し、会議室情報記憶部222に登録してもよい。また、会議室制御部232は、会議室を設置するタイミングになった場合には、その会議室を仮想的に設置する。会議室を設置するタイミングとは、例えば即時に会議室を新設することについてユーザー端末10から指示された場合にはその時であるし、予め会議室の設置の予約が登録されていた場合にはその日時が到来した時である。会議室制御部232は、ユーザーによって会議室へ参加するための所定の操作が行われた場合、所定の条件が満たされると、その会議室へユーザーを参加させるための処理を行う。例えば、会議室制御部232は、会議室情報記憶部222を更新することによって、会議室に新たなユーザーが参加したことを登録する。
【0036】
表示情報生成部233は、ユーザー端末10において表示される画像の生成に必要となる情報(表示情報)を生成する。表示情報は、例えば現在設置されている会議室に関する情報や、各会議室に入室している各ユーザー端末10のユーザーに関する情報(以下「ユーザー情報」という。)を含んでもよい。ユーザー情報は、各ユーザー端末10のユーザーの付加情報(状態情報及び環境情報)を含んでもよい。ユーザー情報は、各ユーザーの顔画像のデータを含んでもよい。
【0037】
ユーザー情報は、各ユーザーの状態情報又は環境情報の内容を表示するための情報(以下「付加表示情報」という。)を含んでもよい。付加表示情報は、文字で表されてもよいし画像で表されてもよい。付加表示情報は、例えばユーザー情報の表示に関する設定が所定の条件を満たしている場合(例えば付加表示情報の表示のオンオフを示す設定項目がオンに設定されている場合)にそのユーザーに関する情報として他のユーザーのユーザー端末10に表示されてもよい。付加表示情報は、例えばユーザーの状態情報が所定の条件を満たした場合に、そのユーザーに関する情報として他のユーザーのユーザー端末10に表示されてもよい。表示情報生成部233は、各ユーザーについて状態情報が所定の条件を満たしていないか判定する。表示情報生成部233は、状態情報が所定の条件を満たしている場合には、その状態情報に応じた付加表示情報をそのユーザーのユーザー情報に含める。付加表示情報は、例えばユーザーの環境情報が所定の条件を満たした場合に、そのユーザーに関する情報として他のユーザーのユーザー端末10に表示されてもよい。表示情報生成部233は、各ユーザーについて環境情報が所定の条件を満たしていないか判定する。表示情報生成部233は、環境情報が所定の条件を満たしている場合には、その環境情報に応じた付加表示情報をそのユーザーのユーザー情報に含める。
表示情報生成部233は、生成された表示情報を、ユーザー端末10に対して送信する。
【0038】
音声制御部234は、ユーザー端末10から音声データを受信する。音声制御部234は、各ユーザー端末10に対して出力されるべき音声データ(以下「会議音声データ」という。)を生成し、各ユーザー端末10に会議音声データを送信する。音声制御部234は、例えば各ユーザー端末10に対し、そのユーザーが入室している会議室における会議音声データを送信してもよい。
【0039】
状態情報取得部235は、各会議室に参加している各ユーザーについて、状態情報を取得する。状態情報取得部235は、例えばユーザー端末10から送信される状態情報を受信することによって状態情報を取得しても良い。状態情報取得部235は、例えばユーザー端末10から送信される基礎情報を受信し、受信された基礎情報に基づいて状態情報を推定することによって状態情報を取得してもよい。例えば、基礎情報としてユーザーの顔画像が受信された場合、状態情報取得部235は、ユーザーの顔画像に基づいてユーザーの心拍数の値を状態情報として取得しても良い。
【0040】
環境情報取得部236は、各会議室に参加している各ユーザーについて、環境情報を取得する。環境情報取得部236は、例えばユーザー端末10から送信される環境情報を受信することによって環境情報を取得しても良い。環境情報取得部236は、例えばユーザー端末10から送信される基礎情報を受信し、受信された基礎情報に基づいて環境情報を推定することによって環境情報を取得してもよい。例えば、基礎情報としてユーザー端末10の位置情報が受信された場合、環境情報取得部236は、位置情報が示す位置の時間帯、天候、外部の気温、外部の湿度、外部の風の強さ、外部の風の向き等の値を環境情報として取得しても良い。このような位置情報に応じた環境情報は、例えばそれらの情報を提供する外部のサーバーとネットワーク30を介して通信することによって取得されてもよい。
【0041】
なお、状態情報取得部235及び環境情報取得部236の処理の具体例についていくつか説明したが、上述した以外の処理によって状態情報又は環境情報が取得されてもよい。
【0042】
図4は、ユーザー端末10に表示される画像の具体例を示す図である。表示部13に表示される会議画像131には、会議室に入室している1又は複数のユーザーのユーザー領域51が表示される。会議画像131は、例えば会議室で会話を行うためのアプリケーションに割り当てられたウィンドウとして表示されてもよいし、表示部13の画面全体を占める画像として表示されてもよい。ユーザー領域51は、各ユーザーの情報を表示するための領域である。ユーザー領域51に表示される各ユーザーの画像は、各ユーザーのユーザー端末10に接続されたカメラで撮影されている動画像であってもよいし、静止画像(例えばアイコン画像)であってもよい。静止画像である場合には、予め各ユーザーによって使用することを設定された画像がユーザー領域51に表示されてもよい。各ユーザー領域51に表示される画像は、表示情報生成部233によって定義される。図4に示される例では、どのユーザーの状態情報及び環境情報も所定の条件を満たしていないため、付加表示情報は表示されていない。
【0043】
図5は、ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。図5は、図4と同じ参加者が参加している会議室において、左上のユーザーの状態情報が所定の条件を満たしている場合にユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す。
【0044】
左上のユーザー領域51に表示されているユーザーの状態情報は、眠さを示す所定の条件を満たしている。このような条件には、例えばユーザーの顔画像に基づいて判定される条件が定義されてもよいし、ユーザーの生体情報(例えば血圧、脈拍数、心拍数、心電など)に基づいて判定される条件が定義されてもよい。眠さを示す所定の条件が満たされたため、左上のユーザー領域51には、付加表示情報61が表示されている。図5の例では、“ZZZ”という眠さを示す擬音語を示す画像が付加表示情報61aとして用いられている。図5の例では、さらに眠さを示す画像として鼻ちょうちんを示す画像が付加表示情報61bとして用いられている。これらの付加表示情報61は、図5の例ではユーザーの画像に対して重畳して表示される。特に鼻ちょうちんを示す付加表示情報61bは、ユーザーの画像のうち鼻の位置が検出されてその位置に重畳して配置されて表示される。このような付加表示情報61bの表示位置は、表示情報生成部233によって決定されてもよいし、ユーザー端末10の表示制御部191によって決定されてもよい。
【0045】
図6は、ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。図6は、図4と同じ参加者が参加している会議室において、左上のユーザーの環境情報が所定の条件を満たしている場合にユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す。
【0046】
左上のユーザー領域51に表示されているユーザーの環境情報は、天候を示す所定の条件を満たしている。このような条件には、例えばユーザーの位置における天候を示す指標(例えば気温、降水量、風速、積雪量)に基づいて判定される条件が定義されてもよいし、官庁(例えば気象庁)から出される警報や注意報に基づいて判定される条件が定義されてもよい。雨降りを示す所定の条件(例えば降水量が閾値を超えること)が満たされたため、左上のユーザー領域51には、付加表示情報61が表示されている。図6の例では、雨雲と降雨を示す画像が付加表示情報61cとして用いられている。このような付加表示情報61は、図6の例ではユーザーの画像に対して重畳して表示される。付加表示情報61cは、ユーザーの画像のうち頭の上に雨雲が重畳して配置されて表示される。このような付加表示情報61cの表示位置は、表示情報生成部233によって決定されてもよいし、ユーザー端末10の表示制御部191によって決定されてもよい。
【0047】
図7は、ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。図7は、図4と同じ参加者が参加している会議室において、左上のユーザーの環境情報が所定の条件を満たしている場合にユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す。
【0048】
左上のユーザー領域51に表示されているユーザーの環境情報は、時間帯を示す所定の条件を満たしている。このような条件には、例えばユーザーの位置における時間帯に基づいて判定される条件が定義されてもよい。より具体的には、時刻が所定の時間帯(例えば深夜を示す時間帯(例えば23時から5時の間)であることが条件として定義されてもよいし、同じ会議室に入室している他のユーザーと比べて異なる標準時の土地に位置していることが条件として定義されてもよい。他のユーザーと比べて異なる、という条件は、例えば同じ会議室に入室している全ユーザーのうち相対的に少ない集合に属していることを示す条件である。全員が同じ標準時の土地に位置している場合には、時間帯を示す所定の条件は満たさないと判定されてもよい。一人でも標準時が異なる土地に位置している場合には、そのユーザーのみについて時間帯を示す所定の条件が満たされたと判定されてもよいし、他の全てのユーザーについて時間帯を示す所定の条件が満たされたと判定されてもよい。
【0049】
時間帯に関する所定の条件が満たされたため、左上のユーザー領域51には、付加表示情報61が表示されている。図7の例では、深夜であることを示す画像が付加表示情報61dとして用いられている。このような付加表示情報61は、図7の例ではユーザーの画像の背景として表示される。付加表示情報61dは、ユーザーの画像のうち前景部分(ユーザーの顔の部分)は表示され、それ以外の部分については付加表示情報61dが表示される。このような付加表示情報61dの表示位置は、表示情報生成部233によって決定されてもよいし、ユーザー端末10の表示制御部191によって決定されてもよい。
【0050】
なお、時間帯ではなく、季節に関しても同様に判定されてもよい。この場合は、ユーザーの位置が北半球か南半球かに基づいて判定される。少ない人数(例えば1人)が異なる季節の土地に位置している場合には、そのユーザーの付加表示情報61としてその季節を表す画像が表示されてもよい。
【0051】
図8は、ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。図8は、図4と同じ参加者が参加している会議室において、左上のユーザーの表示に関する設定項目が所定の条件を満たしている場合にユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す。
【0052】
左上のユーザー領域51に表示されているユーザーについては、付加表示情報の表示がオンに設定されている。そのため、左上のユーザー領域51には、付加表示情報61が表示されている。図6の例では、ユーザーが居る部屋の室温を示す文字と音のレベルを示す文字とが付加表示情報61eとして用いられている。このような付加表示情報61は、図8の例ではユーザー領域51内の端部に寄せて表示されている。このような表示位置は予め設定されていてもよい。
【0053】
図4図8の例では、会議画像131において4つのユーザー領域51が設けられているが、ユーザー領域51の大きさや数は図4の例に限定される必要はない。例えば、会議画像131において、ユーザー領域51以外の画像が表示されてもよい。
【0054】
図9は、ユーザー端末10に表示される画像の具体例を示す図である。表示部13に表示される会議画像131には、会議室で行われている会話の内容を示す会話領域52と、会議室に入室している1又は複数のユーザーの情報を示す参加者領域53と、が表示される。会話領域52には、会話の内容を示す文字列が表示されている。参加者領域53には、会議室に参加しているユーザーの情報を示す1又は複数のユーザー領域51が表示される。図9の例では、ユーザー領域51は、その領域の枠を示す線は表示されていないが、各ユーザーにユーザー領域51が割り当てられている。図9の例では、各ユーザー領域51を分かりやすさのために破線で示している。ユーザー領域51に表示される各ユーザーの画像は、各ユーザーのユーザー端末10に接続されたカメラで撮影されている動画像であってもよいし、静止画像(例えばアイコン画像)であってもよい。図9の例では、ユーザー領域51には、予め定められているアイコン画像62が表示される。各ユーザー領域51に表示される画像は、表示情報生成部233によって定義される。図9に示される例では、どのユーザーの状態情報及び環境情報も所定の条件を満たしていないため、付加表示情報は表示されていない。
【0055】
図10は、ユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す図である。図10は、図9と同じ参加者が参加している会議室において、一番上のユーザーの状態情報が所定の条件を満たしている場合にユーザー端末10の表示部13に表示される画像の具体例を示す。
【0056】
一番上のユーザー領域51に表示されているユーザーの状態情報は、眠さを示す所定の条件を満たしている。条件の内容や条件の判定処理は図5において説明したとおりである。眠さを示す所定の条件が満たされたため、一番上のユーザー領域51には、付加表示情報61が表示されている。図10の例では、ユーザーの画像が付加表示情報61に置き換えて表示されている。具体的には、通常時に表示されるアイコン画像62とは異なり、寝ていることを想起させるアイコン画像が付加表示情報61fとして用いられている。
【0057】
図11は、ユーザー端末10に表示される画像の具体例を示す図である。表示部13に表示される会議画像131には、三次元の仮想空間としての会議室を示す三次元空間領域54と、仮想空間に入っている1又は複数のユーザーの情報を示すユーザー領域51と、が表示される。このような会議画像131は、例えばメタバースを用いて実現されてもよい。この場合、会議室は、必ずしも会話を行うための空間ではなく、ユーザーを示すアバターが存在できる空間として設けられてもよい。三次元空間領域54には、アバターの位置に応じてそのアバターに対応するユーザー領域51が動的に構成される。
【0058】
ユーザー領域51には、アバター画像(二次元画像であってもよいし、三次元画像であってもよい)64と、付加表示領域61g及び付加表示領域61hとが表示されている。付加表示領域61g及び付加表示領域61hには、それぞれ環境情報や状態情報が表示されている。また、付加表示領域61gには、雨雲と降雨を示す画像が表示されており、その雨雲を示す画像の内側にさらに他の環境情報を示す文字列が表示されている。
【0059】
図12は、会議システム100の処理の流れの具体例を示すシーケンスチャートである。図12が示す処理は、会議室で会話が開始された後の処理である。所定のタイミングでユーザー端末10の会議制御部192は、自装置の状態情報取得部15、環境情報取得部16及び基礎情報取得部17によって取得された情報(状態情報、環境情報、基礎情報)を会議制御装置20に送信する(ステップS101)。
【0060】
会議制御装置20の制御部23は、状態情報又は環境情報を取得する(ステップS102)。このとき、制御部23の状態情報取得部235は、受信された基礎情報に基づいて状態情報を取得してもよいし、状態情報を受信することによって状態情報を取得してもよい。制御部23の環境情報取得部236は、受信された基礎情報に基づいて環境情報を取得してもよいし、環境情報を受信することによって環境情報を取得してもよい。
【0061】
表示情報生成部233は、取得された状態情報及び環境情報と所定の条件とに基づいて付加表示情報を生成する(ステップS103)。ただし、いずれの所定の条件も満たされない場合には、付加表示情報は生成されない。表示情報生成部233は、付加表示情報が生成された場合には、付加表示情報を含む表示情報を生成する(ステップS104)。表示情報生成部233は、生成された表示情報をユーザー端末10に送信する(ステップS105)。
【0062】
ユーザー端末10の表示制御部191は、表示情報を受信すると、受信された表示情報に応じた画像を表示部13の画面に表示させる(ステップS106)。
【0063】
このように構成された会議システム100によれば、ネットワークを介して行われる会議において、他の参加者の状況や環境をより容易に確認しやすくすることが可能となる。具体的には以下の通りである。ユーザー端末10において、状態情報、環境情報又は基礎情報が取得される。そして、ユーザー端末10の表示部13には、他のユーザーの状態情報又は環境情報に応じた付加表示情報61が表示される。そのため、各ユーザーは、付加表示情報61を視認することによって他のユーザーの状態又は環境について容易に確認することが可能となる。
【0064】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0065】
100…会議システム, 10…ユーザー端末, 20…会議制御装置, 11…通信部, 12…操作部, 13…表示部, 141…音声入力部, 142…音声出力部, 15…状態情報取得部, 16…環境情報取得部, 17…基礎情報取得部, 18…記憶部, 181…ユーザー情報記憶部, 19…制御部, 191…表示制御部, 192…会議制御部, 193…音声制御部, 21…通信部, 22…記憶部, 221…ユーザー情報記憶部, 222…会議室情報記憶部, 223…付加情報記憶部, 23…制御部, 231…ユーザー制御部, 232…会議室制御部, 233…表示情報生成部, 234…音声制御部, 235…状態情報取得部, 236…環境情報取得部, 51…ユーザー領域, 61…付加表示情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12