IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社オートネットワーク技術研究所の特許一覧 ▶ 住友電装株式会社の特許一覧 ▶ 住友電気工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図1
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図2
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図3
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図4
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図5
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図6
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図7
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図8
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図9
  • 特開-コネクタユニット、及び弾性部材 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023146665
(43)【公開日】2023-10-12
(54)【発明の名称】コネクタユニット、及び弾性部材
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20231004BHJP
【FI】
H01R13/52 301H
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022053971
(22)【出願日】2022-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100147
【弁理士】
【氏名又は名称】山野 宏
(74)【代理人】
【識別番号】100116366
【弁理士】
【氏名又は名称】二島 英明
(72)【発明者】
【氏名】寺澤 岳秀
(72)【発明者】
【氏名】原 照雄
【テーマコード(参考)】
5E087
【Fターム(参考)】
5E087EE11
5E087FF08
5E087GG15
5E087HH04
5E087LL04
5E087LL12
5E087MM05
5E087RR12
5E087RR15
(57)【要約】
【課題】互いに嵌め合わされた二つのコネクタ間のがたつきを簡易かつ十分に抑制できるコネクタユニットを提供する。
【解決手段】第一ハウジングを有する第一コネクタと、第二ハウジングを有する第二コネクタと、第一ハウジングの外周面と第二ハウジングの内周面との間に配置される弾性部材と、を備え、弾性部材は、筒状の形状を有する本体部と、本体部の外周面に設けられた複数の第一突条部及び一つ以上の第二突条部と、を備え、複数の第一突条部は、本体部の第一端部に近い領域において、本体部の周方向に互いに間隔をあけて設けられており、複数の第一突条部の各々は、本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びており、一つ以上の第二突条部は、複数の第一突条部の各々よりも本体部の第二端部に近い領域において、本体部の周方向に沿って連続して設けられている、コネクタユニット。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ハウジングを有する第一コネクタと、
第二ハウジングを有する第二コネクタと、
前記第一コネクタと前記第二コネクタとが嵌め合わされた状態で前記第一ハウジングの外周面と前記第二ハウジングの内周面との間に配置される弾性部材と、を備え、
前記弾性部材は、
筒状の形状を有する本体部と、
前記本体部の外周面に設けられた複数の第一突条部及び一つ以上の第二突条部と、を備え、
前記複数の第一突条部は、前記本体部の第一端部に近い領域において、前記本体部の周方向に互いに間隔をあけて設けられており、
前記複数の第一突条部の各々は、前記本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びており、
前記一つ以上の第二突条部は、前記複数の第一突条部の各々よりも前記本体部の第二端部に近い領域において、前記本体部の周方向に沿って連続して設けられており、
前記第一端部は、前記第一ハウジングの先端側に位置する端部であり、
前記第二端部は、前記第二ハウジングの先端側に位置する端部である、
コネクタユニット。
【請求項2】
前記複数の第一突条部の各々における前記本体部の軸方向に対する傾斜角度は、5°以上45°以下である、請求項1に記載のコネクタユニット。
【請求項3】
前記一つ以上の第二突条部は、前記本体部の軸方向に間隔をあけて複数設けられている、請求項1又は請求項2に記載のコネクタユニット。
【請求項4】
前記複数の第一突条部の数は、前記一つ以上の第二突条部の数以上である、請求項3に記載のコネクタユニット。
【請求項5】
前記複数の第一突条部の各々と前記一つ以上の第二突条部とは、前記本体部の軸方向に間隔をあけて配置されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタユニット。
【請求項6】
前記複数の第一突条部は、互いに交差する方向に延びる第三突条部及び第四突条部を含む、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタユニット。
【請求項7】
第一コネクタに備わる第一ハウジングの外周面と第二コネクタに備わる第二ハウジングの内周面との間に配置される弾性部材であって、
筒状の形状を有する本体部と、
前記本体部の外周面に設けられた複数の第一突条部及び一つ以上の第二突条部と、を備え、
前記複数の第一突条部は、前記本体部の第一端部に近い領域において、前記本体部の周方向に互いに間隔を有して設けられており、
前記複数の第一突条部の各々は、前記本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びており、
前記一つ以上の第二突条部は、前記複数の第一突条部の各々よりも前記本体部の第二端部に近い領域において、前記本体部の周方向に沿って連続して設けられている、
弾性部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタユニット、及び弾性部材に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1及び特許文献2は、互いに嵌め合わされた二つのコネクタ間のがたつきを抑制する技術を開示する。二つのコネクタの各々は、端子を覆うように配置された筒状のハウジングを備える。一方のコネクタに備わる第一ハウジングと他方のコネクタに備わる第二ハウジングは、軸方向と直交する方向に重なるように嵌め合わされている。
【0003】
特許文献1の技術では、第一ハウジングと第二ハウジングとの嵌め合い領域に両ハウジングよりも弾性力の大きい弾性体が配置されている。この弾性体は、両ハウジング間をシールするシール部、及び両ハウジング間のがたつきを抑える振れ規制部を備える。シール部及び振れ規制部の各々は、弾性体の周方向に沿って配置されたリップを備える。振れ規制部の硬度は、シール部の硬度よりも高い。
【0004】
特許文献2の技術では、第一ハウジングと第二ハウジングとの嵌め合い領域にシールリングが配置されている。このシールリングは、幅方向に長い略角環状のシール本体を備える。シール本体の外周面には、シールリップが周回して形成されている。また、シール本体の前端には、前方に突出したガタ詰め部が形成されている。ガタ詰め部は、シール本体の周方向に略90度の間隔をあけて設けられている。ガタ詰め部は、ハウジングの前後方向に沿って延びている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010-080106号公報
【特許文献2】特開2014-120352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の技術では、振れ規制部の硬度とシール部の硬度とが異なるため、弾性体の成形が困難である。特許文献2の技術では、ガタ詰め部がシール本体の周方向に間隔をあけて設けられているため、ガタ詰め部が所定位置に配置されないおそれがあり、がたつきを十分に抑制できないおそれがある。
【0007】
本開示は、互いに嵌め合わされた二つのコネクタ間のがたつきを簡易かつ十分に抑制できるコネクタユニットを提供することを目的の一つとする。本開示は、互いに嵌め合わされた二つのコネクタ間のがたつきを簡易かつ十分に抑制できる弾性部材を提供することを別の目的の一つとする。
【0008】
本開示のコネクタユニットは、
第一ハウジングを有する第一コネクタと、
第二ハウジングを有する第二コネクタと、
前記第一コネクタと前記第二コネクタとが嵌め合わされた状態で前記第一ハウジングの外周面と前記第二ハウジングの内周面との間に配置される弾性部材と、を備え、
前記弾性部材は、
筒状の形状を有する本体部と、
前記本体部の外周面に設けられた複数の第一突条部及び一つ以上の第二突条部と、を備え、
前記複数の第一突条部は、前記本体部の第一端部に近い領域において、前記本体部の周方向に互いに間隔を有して設けられており、
前記複数の第一突条部の各々は、前記本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びており、
前記一つ以上の第二突条部は、前記複数の第一突条部の各々よりも前記本体部の第二端部に近い領域において、前記本体部の周方向に沿って連続して設けられており、
前記第一端部は、前記第一ハウジングの先端側に位置する端部であり、
前記第二端部は、前記第二ハウジングの先端側に位置する端部である。
【0009】
本開示の弾性部材は、
第一コネクタに備わる第一ハウジングの外周面と第二コネクタに備わる第二ハウジングの内周面との間に配置される弾性部材であって、
筒状の形状を有する本体部と、
前記本体部の外周面に設けられた複数の第一突条部及び一つ以上の第二突条部と、を備え、
前記複数の第一突条部は、前記本体部の第一端部に近い領域において、前記本体部の周方向に互いに間隔をあけて設けられており、
前記複数の第一突条部の各々は、前記本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びており、
前記一つ以上の第二突条部は、前記複数の第一突条部の各々よりも前記本体部の第二端部に近い領域において、前記本体部の周方向に沿って連続して設けられている。
【発明の効果】
【0010】
本開示のコネクタユニット及び弾性部材は、互いに嵌め合わされた二つのコネクタ間のがたつきを簡易かつ十分に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態1のコネクタユニットの概略斜視図である。
図2図2は、実施形態1のコネクタユニットを分解した概略分解斜視図である。
図3図3は、実施形態1のコネクタユニットに備わる第一コネクタを基端側から見た概略斜視図である。
図4図4は、図1のIV-IV断面図である。
図5図5は、図1のV-V断面図である。
図6図6は、実施形態1の弾性部材の概略斜視図である。
図7図7は、実施形態1の弾性部材の平面図である。
図8図8は、実施形態1の弾性部材の側面図である。
図9図9は、実施形態1の弾性部材の断面斜視図である。
図10図10は、実施形態2の弾性部材の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0013】
(1)本開示の実施形態に係るコネクタユニットは、
第一ハウジングを有する第一コネクタと、
第二ハウジングを有する第二コネクタと、
前記第一コネクタと前記第二コネクタとが嵌め合わされた状態で前記第一ハウジングの外周面と前記第二ハウジングの内周面との間に配置される弾性部材と、を備え、
前記弾性部材は、
筒状の形状を有する本体部と、
前記本体部の外周面に設けられた複数の第一突条部及び一つ以上の第二突条部と、を備え、
前記複数の第一突条部は、前記本体部の第一端部に近い領域において、前記本体部の周方向に互いに間隔をあけて設けられており、
前記複数の第一突条部の各々は、前記本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びており、
前記一つ以上の第二突条部は、前記複数の第一突条部の各々よりも前記本体部の第二端部に近い領域において、前記本体部の周方向に沿って連続して設けられており、
前記第一端部は、前記第一ハウジングの先端側に位置する端部であり、
前記第二端部は、前記第二ハウジングの先端側に位置する端部である。
【0014】
本開示のコネクタユニットは、複数の第一突条部を備える弾性部材によって、互いに嵌め合わされた第一コネクタと第二コネクタとの間のがたつきを簡易かつ十分に抑制できる。各第一突条部は、本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びている。そのため、各第一突条部は、本体部の軸方向に沿って延びた突条部に比較して、第二ハウジングの内周面との接触面積を大きく確保できる。第一突条部と第二ハウジングの内周面との接触面積が大きいほど、弾性部材によって第一ハウジングと第二ハウジングとの間のがたつきが良好に抑制される。つまり、第一コネクタの振動が第二コネクタに伝わり難く、かつ第二コネクタの振動が第一コネクタに伝わり難い。その結果、第一コネクタの端子と第二コネクタの端子との接続箇所が振動によって摩耗することが抑制される。第一突条部と第二ハウジングの内周面との接触面積を大きく確保することでがたつきが抑制されるため、第一突条部及び第二突条部を含む弾性部材を単一の材料で構成することができ、弾性部材の成形が容易である。
【0015】
第一ハウジングの先端側の領域は寸法管理が難しい。本体部の第一端部に近い領域に第一突条部が設けられていることで、第一ハウジングの外周面と第二ハウジングの内周面との間の寸法公差を第一突条部で吸収することができる。そのため、本体部の第一端部に近い領域に第一突条部が設けられていることで、第一ハウジングと第二ハウジングとの間のがたつきを抑制する効果が高い。
【0016】
本開示のコネクタユニットでは、第一突条部よりも本体部の第二端部に近い領域に第二突条部が設けられていることで、第一ハウジングと第二ハウジングとの間の止水の効果が高い。
【0017】
(2)本開示のコネクタユニットにおいて、前記複数の第一突条部の各々における前記本体部の軸方向に対する傾斜角度は、5°以上45°以下であってもよい。
【0018】
上記傾斜角度が5°以上であると、第一突条部と第二ハウジングの内周面との接触面積が大きく確保され易く、第一ハウジングと第二ハウジングとの間のがたつきを抑制する効果がより高い。上記傾斜角度が5°以上であると、第一ハウジングと第二ハウジングとの嵌め合いの際に第一突条部にかかる力が弾性部材の周方向に分散され易く、第一ハウジングと第二ハウジングとを嵌め合わせ易い。上記傾斜角度が45°以下であると、第一突条部にかかる力の周方向への分散と、第二ハウジングの軸方向のがたつきの抑制とを両立でき、第二コネクタの軸方向の振動による動きを抑制し易い。
【0019】
(3)本開示のコネクタユニットにおいて、前記一つ以上の第二突条部は、前記本体部の軸方向に間隔をあけて複数設けられていてもよい。
【0020】
複数の第二突条部が設けられていると、第一ハウジングと第二ハウジングとの間の止水性が高い。
【0021】
(4)本開示のコネクタユニットにおいて、前記複数の第一突条部の数は、前記一つ以上の第二突条部の数以上であってもよい。
【0022】
第一突条部の数が多いほど、第一突条部と第二ハウジングの内周面との接触面積が大きく確保され易く、第一ハウジングと第二ハウジングとの間のがたつきを抑制する効果がより高い。
【0023】
(5)本開示のコネクタユニットにおいて、前記複数の第一突条部の各々と前記一つ以上の第二突条部とは、前記本体部の軸方向に間隔をあけて配置されていてもよい。
【0024】
第一突条部と第二突条部とが間隔をあけて配置されていると、第一突条部と第二突条部が互いに影響を及ぼし難い。その結果、第一突条部によるがたつき抑制の機能と第二突条部による止水の機能とが互いに影響することなく発揮される。
【0025】
(6)本開示のコネクタユニットにおいて、前記複数の第一突条部は、互いに交差する方向に延びる第三突条部及び第四突条部を含んでもよい。
【0026】
第一突条部に第三突条部及び第四突条部が含まれると、第一突条部と第二ハウジングの内周面との接触面積が大きく確保され易い。第三突条部と第四突条部とが互いに交差する、つまり第三突条部と第四突条部とが互いに異なる方向に延びていると、第一ハウジングと第二ハウジングとの間のがたつきが抑制され易い。
【0027】
(7)本開示の実施形態に係る弾性部材は、
第一コネクタに備わる第一ハウジングの外周面と第二コネクタに備わる第二ハウジングの内周面との間に配置される弾性部材であって、
筒状の形状を有する本体部と、
前記本体部の外周面に設けられた複数の第一突条部及び一つ以上の第二突条部と、を備え、
前記複数の第一突条部は、前記本体部の第一端部に近い領域において、前記本体部の周方向に互いに間隔を有して設けられており、
前記複数の第一突条部の各々は、前記本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びており、
前記一つ以上の第二突条部は、前記複数の第一突条部の各々よりも前記本体部の第二端部に近い領域において、前記本体部の周方向に沿って連続して設けられている。
【0028】
本開示の弾性部材は、複数の第一突条部を備えることで、第一コネクタと第二コネクタとの間のがたつきを簡易かつ十分に抑制できる。各第一突条部は、本体部の軸方向に非直交に交差する方向に延びている。そのため、各第一突条部は、本体部の軸方向に沿って延びた突条部に比較して、第二ハウジングの内周面との接触面積を大きく確保できる。第一突条部と第二ハウジングの内周面との接触面積が大きいほど、弾性部材によって第一ハウジングと第二ハウジングとの間のがたつきが良好に抑制される。つまり、第一コネクタの振動が第二コネクタに伝わり難く、かつ第二コネクタの振動が第一コネクタに伝わり難い。その結果、第一コネクタの端子と第二コネクタの端子との接続箇所が振動によって摩耗することが抑制される。第一突条部と第二ハウジングの内周面との接触面積を大きく確保することでがたつきが抑制されるため、第一突条部及び第二突条部を含む弾性部材を単一の材料で構成することができ、弾性部材の成形が容易である。
【0029】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタユニット及び本開示の弾性部材の具体例を、図1から図10を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。図面における各部の寸法比も実際と異なる場合がある。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0030】
<実施形態1>
図1から図9を参照して、実施形態1のコネクタユニット100を説明する。実施形態1のコネクタユニット100は、図4に示すように、第一コネクタ1、第二コネクタ2、及び弾性部材3を備える。第一コネクタ1は第一ハウジング11を備える。第二コネクタ2は第二ハウジング21を備える。弾性部材3は、第一コネクタ1と第二コネクタ2とが嵌め合わされた状態で第一ハウジング11の外周面と第二ハウジング21の内周面との間に配置される。弾性部材3は、筒状の部材であり、外周面に複数の第一突条部51を備える。実施形態1のコネクタユニット100の主たる特徴は、弾性部材3の構成にある。実施形態1の弾性部材3の特徴の一つは、複数の第一突条部51が本体部30の周方向に互いに間隔を有して設けられており、各第一突条部51が本体部30の軸方向に非直交に交差する方向に延びている点にある。以下、第一コネクタ1及び第二コネクタ2の基本構成を説明し、その後に弾性部材3の詳しい構成を説明する。
【0031】
図1図4、及び図5は、第一コネクタ1と第二コネクタ2とが嵌め合わされた状態のコネクタユニット100を示す。第一コネクタ1は、図5に示すように、複数の第一端子10を備える。以下の説明では、複数の第一端子10の並び方向を左右方向とする。第一コネクタ1と第二コネクタ2とが互いに嵌め合わされる接続方向、及び左右方向の双方に直交する方向を上下方向とする。図4は、図1に示すコネクタユニット100を接続方向及び上下方向に沿って切断した断面を示す。図5は、図1に示すコネクタユニット100を接続方向及び左右方向に沿って切断した断面を示す。図1及び図4の上下方向がコネクタユニット100の上下方向である。図5の上下方向がコネクタユニット100の左右方向である。
【0032】
≪第一コネクタ≫
第一コネクタ1は、図示しないケーブルの先端部に取り付けられている。第一コネクタ1は、図4及び図5に示すように、第一端子10及び第一ハウジング11を備える。本例の第一コネクタ1は、三つの第一端子10を備える。各第一端子10は、ケーブルの導体に接続されている。各第一端子10は、第一コネクタ1と第二コネクタ2とが嵌め合わされた状態で第二コネクタ2に備わる第二端子20に接続される。各図において、第一端子10及び第二端子20は二点鎖線で示されている。本例の第一端子10はメス端子である。第一コネクタ1において、第二コネクタ2が接続される側を先端側、図示しないケーブルが接続される側を基端側と呼ぶことがある。
【0033】
第一ハウジング11は、図4及び図5に示すように、第一端子10を覆うように構成されている。第一ハウジング11の形状は筒状である。第一ハウジング11は、図2から図5に示すように、第一筒部111及び第二筒部112を備える。第一筒部111と第二筒部112は、第一ハウジング11の軸方向と直交する方向に互いに間隔をあけて配置されている。第一筒部111の先端側の部分が内筒、第二筒部112が外筒である。第一筒部111と第二筒部112は一体物である。
【0034】
第一筒部111は、図示しないケーブルの先端部から第一端子10の先端側の端部まで覆っている。第一筒部111の形状は、複数の第一端子10の並び方向に長い略矩形筒状である。第一筒部111には、図2図3、及び図5に示すように、複数の第一端子10の数に対応して、複数の第一収納部111aが設けられている。本例では、三つの第一収納部111aが左右方向に並んで配置されている。本例の各第一収納部111aは円柱状の空間である。図5に示すように、一つの第一収納部111aには、一つの第一端子10が配置されている。図2及び図3では、第一端子10が図示されていない。
【0035】
第一筒部111の基端側には、図3に示すように、複数の第二収納部111bが配置されている。本例では、複数の第一収納部111aの左右にそれぞれ二つの第二収納部111bが配置されている。左右それぞれの二つの第二収納部111bは、上下方向に並んで配置されている。本例の各第二収納部111bは円柱状の空間である。各第二収納部111bには、後述する弾性部材3に設けられた第二リブ62が嵌め込まれる。
【0036】
第二筒部112は、第一筒部111の略中間部から先端側を覆うように設けられている。第一筒部111と第二筒部112との間には空間がある。この空間に、第二コネクタ2の第二ハウジング21が嵌め込まれる。
【0037】
本例では、第一ハウジング11の上部には、図4に示すように、第二ハウジング21に係合する係合部113が設けられている。
【0038】
≪第二コネクタ≫
第二コネクタ2は、図示しないケーブルの先端部に取り付けられている。第二コネクタ2は、図4及び図5に示すように、第二端子20及び第二ハウジング21を備える。本例の第二コネクタ2は、複数の第一端子10の数に対応して、三つの第二端子20を備える。各第二端子20は、ケーブルの導体に接続されている。各第二端子20は、第一コネクタ1と第二コネクタ2とが嵌め合わされた状態で第一端子10に接続される。本例の第二端子20はオス端子である。第二コネクタ2において、第一コネクタ1が接続される側を先端側、図示しないケーブルが接続される側を基端側と呼ぶことがある。
【0039】
第二ハウジング21は、図4及び図5に示すように、第二端子20を覆うように構成されている。第二ハウジング21の形状は筒状である。本例では、第二ハウジング21の上部には、図4に示すように、第一ハウジング11に係合する係合部213が設けられている。第一ハウジング11の第一筒部111と第二筒部112との間に第二ハウジング21が嵌め込まれると、第一ハウジング11の係合部113と第二ハウジング21の係合部213とが係合する。
【0040】
≪弾性部材≫
弾性部材3は、図6に示すように、筒状の本体部30、複数の第一突条部51、及び一つ以上の第二突条部52を備える。複数の第一突条部51及び一つ以上の第二突条部52は、本体部30の外周面に設けられている。弾性部材3は、第一ハウジング11の外周面と第二ハウジング21の内周面との間に配置されることで、止水の機能及びがたつき抑制の機能を発揮する。
【0041】
弾性部材3は、以下のようにして、第一ハウジング11の外周面と第二ハウジング21の内周面との間に配置される。まず、第一ハウジング11の外周に弾性部材3が装着される。弾性部材3が装着された第一ハウジング11と第二ハウジング21とが嵌め合わされる。本例では、第一ハウジング11の第一筒部111の外周に弾性部材3が装着され、弾性部材3と第二筒部112との間に第二ハウジング21が挿し込まれる。
【0042】
〔本体部〕
本体部30は、弾性部材3の基礎となる部分である。本体部30の形状は筒状である。本体部30の横断面の形状は、第一筒部111の横断面形状に対応している。本体部30の横断面は、本体部30を本体部30の軸方向と直交する方向に切断した断面である。本例の本体部30の横断面の形状は、左右方向に長い略矩形状である。本体部30の軸方向に沿った長さは、例えば第一筒部111の軸方向に沿った長さと同じである。本体部30の軸方向に沿った長さは、第一筒部111の軸方向に沿った長さより短くてもよい。本体部30の内周面の周長は、第一筒部111の外周面の周長より若干小さい。弾性部材3が第一筒部111の外周に装着されると、本体部30は第一筒部111の外周面に密着する。
【0043】
本体部30は、中央領域40、第一領域41、及び第二領域42の三つの領域に分けられる。中央領域40は、本体部30の軸方向の中央に位置する領域である。第一領域41は、本体部30の第一端部31に近い領域である。第二領域42は、本体部30の第二端部32に近い領域である。第一端部31は、弾性部材3の内側にある第一筒部111の先端側に位置する端部である。第二端部32は、弾性部材3の外側にある第二ハウジング21の先端側に位置する端部である。第一端部31は、弾性部材3の外側にある第二ハウジング21の基端側に位置する端部でもある。第二端部32は、弾性部材3の内側にある第一筒部111の基端側に位置する端部でもある。
【0044】
〔第一突条部〕
複数の第一突条部51は、第一ハウジング11と第二ハウジング21との間のがたつきを抑制する機能を有する。複数の第一突条部51は、図6から図9に示すように、本体部30の第一領域41に設けられている。図4及び図5に示すように、弾性部材3が第一筒部111と第二ハウジング21との間に配置された状態では、複数の第一突条部51は第一筒部111の先端側の一部に局所的に配置されている。第一筒部111の先端側の領域は寸法管理が難しい。第一筒部111の先端側の領域に複数の第一突条部51が設けられていると、第一筒部111と第二ハウジング21との間の寸法公差を各第一突条部51で吸収することができる。そのため、第一筒部111の先端側の領域に複数の第一突条部51が設けられていると、第一ハウジング11と第二ハウジング21との間のがたつきを抑制する効果が高い。
【0045】
複数の第一突条部51は、図6に示すように、本体部30の周方向に互いに間隔を有して設けられている。複数の第一突条部51は、等間隔に並んでいるとよい。隣り合う第一突条部51間の間隔は、各第一突条部51の幅W1(図7)と同等以下であるとよい。本例では、上記間隔は、幅W1よりも若干小さい。
【0046】
各第一突条部51は、本体部30の軸方向に非直交に交差する方向に延びている。本体部30の軸方向に非直交とは、本体部30の軸方向に対する角度が0°超90°未満であることをいう。各第一突条部51は、本体部30の軸方向に沿って延びた突条部に比較して、第二ハウジング21の内周面との接触面積を大きく確保できる。第一突条部51と第二ハウジング21の内周面との接触面積が大きいほど、弾性部材3によって第一ハウジング11と第二ハウジング21との間のがたつきが良好に抑制される。また、各第一突条部51は、本体部30の軸方向に沿って延びた突条部に比較して、第一ハウジング11と第二ハウジング21との嵌め合いが行い易い。本体部30の軸方向に沿って延びた突条部だと、第一ハウジング11と第二ハウジング21とが嵌め合わされるとき、突条部には本体部30の軸方向に沿った力がかかり、第一ハウジング11と第二ハウジング21との嵌め合いが難しい。第一突条部51だと、第一ハウジング11と第二ハウジング21との嵌め合いの際に第一突条部51にかかる力が本体部30の周方向に分散され易く、第一ハウジング11と第二ハウジング21との嵌め合いが行い易い。
【0047】
各第一突条部51における本体部30の軸方向に対する傾斜角度A1(図7)は、例えば5°以上45°以下である。傾斜角度A1が5°以上であると、第一突条部51と第二ハウジング21の内周面との接触面積が大きく確保され易く、第一ハウジング11と第二ハウジング21との間のがたつきを抑制する効果がより高い。傾斜角度A1が5°以上であると、第一ハウジング11と第二ハウジング21との嵌め合いが行い易いという効果もある。上記傾斜角度が45°以下であると、第一突条部51にかかる力の周方向への分散と、第二ハウジング21の軸方向のがたつきの抑制とを両立でき、第二コネクタ2の軸方向の振動による動きを抑制し易い。傾斜角度A1は、5°以上30°以下、更に5°以上20°以下、5°以上15°以下であってもよい。
【0048】
複数の第一突条部51の数は、各第一突条部51の幅及び隣り合う第一突条部51間の間隔にもよるが、多いほどよい。第一突条部51の数が多いほど、第一突条部51と第二ハウジング21の内周面との接触面積が大きく確保され易い。第一突条部51の数が多いほど、本体部30の周方向に均一的に第一突条部51が配置され易い。複数の第一突条部51の数は、第二突条部52の数以上であってもよい。
【0049】
各第一突条部51の幅W1(図7)は適宜選択できる。各第一突条部51の幅W1は、第一突条部51における本体部30の周方向に沿った最大長さである。本例の第一突条部51は、第一突条部51の長手方向に沿って均一な幅W1を有する。本例の第一突条部51は、第一突条部51の高さ方向に沿って均一な幅W1を有する。第一突条部51の高さ方向は、第一突条部51における本体部30の外周面からの突出方向である。第一突条部51は、長手方向に異なる幅W1を有していてもよい。第一突条部51は、第一突条部51の高さ方向に異なる幅W1を有していてもよい。第一突条部51の幅W1は、例えば1mm以上である。
【0050】
各第一突条部51の高さは、各第一突条部51の長手方向の中間部から両端部に向かって低くなるように構成されていてもよい。このような高さであれば、第一コネクタ1と第二コネクタ2との抜き差しが行い易い。
【0051】
〔第二突条部〕
第二突条部52は、第一ハウジング11と第二ハウジング21との間の止水の機能を有する。第二突条部52は、図6から図9に示すように、複数の第一突条部51よりも第二端部32側に設けられている。本例の第二突条部52は、本体部30の中央領域40に設けられている。図4及び図5に示すように、弾性部材3が第一筒部111と第二ハウジング21との間に配置された状態では、第二突条部52は各第一突条部51よりも第一筒部111の基端側の一部に局所的に配置されている。第二突条部52が各第一突条部51より第一筒部111の基端側に設けられていると、第一ハウジング11と第二ハウジング21との間の止水の効果が高い。
【0052】
第二突条部52の数は、一つ又は複数である。複数の第二突条部52が設けられていると、第一ハウジング11と第二ハウジング21との間の止水性が高くなる。本例では、本体部30の軸方向に間隔をあけて二つの第二突条部52が設けられている。
【0053】
各第二突条部52は、本体部30の周方向に沿って連続して設けられている。各第二突条部52の形状は円環状である。
【0054】
各第二突条部52の幅W2(図7)は適宜選択できる。第二突条部52の幅W2は、例えば1mm以上である。第二突条部52の幅W2が大きいほど、止水性の効果が高い。第二突条部52の幅W2が小さいと、第一突条部51が設けられる領域が大きく確保され、第一突条部51と第二ハウジング21の内周面との接触面積が大きく確保され易い。各第二突条部52の幅W2は、第二突条部52における本体部30の軸方向に沿った最大長さである。本例の第二突条部52は、第二突条部52の長手方向に沿って均一な幅W2を有する。本例の第二突条部52は、第二突条部52の高さ方向に異なる幅W2を有する。第二突条部52の高さ方向は、第二突条部52における本体部30の外周面からの突出方向である。本例の第二突条部52では、根本の幅が大きく、先端の幅が小さい。本例の第二突条部52の幅W2は、第二突条部52の根本の幅である。第二突条部52は、長手方向に異なる幅W2を有していてもよい。第二突条部52は、高さ方向に沿って均一な幅W2を有していてもよい。
【0055】
本例の第二突条部52の横断面形状は、図9に示すように、半円状である。第二突条部52の横断面は、第二突条部52を第二突条部52の長手方向と直交する方向に切断した断面である。第二突条部52の横断面形状は、矩形状、先端の幅が根元の幅より小さい台形状であってもよい。
【0056】
各第一突条部51と第二突条部52とは、図7及び図8に示すように、本体部30の軸方向に間隔7をあけて配置されている。つまり、各第一突条部51と第二突条部52とは、互いにつながっていない。各第一突条部51と第二突条部52とが間隔7をあけて配置されていると、第一突条部51と第二突条部52が互いに影響を及ぼし難い。その結果、第一突条部51によるがたつき抑制の機能と第二突条部52による止水の機能とが互いに影響することなく発揮される。
【0057】
〔第五突条部〕
本例の弾性部材3は、図9に示すように、本体部30の内周面に設けられた第五突条部55を更に備える。第五突条部55は、第二突条部52に対応して設けられている。本例では、二つの第五突条部55が設けられている。各第五突条部55は、本体部30の周方向に沿って連続して設けられている。各第五突条部55の形状は円環状である。各第五突条部55は、第一ハウジング11、本例では第一筒部111の外周面に密着する。
【0058】
本例の第五突条部55の横断面形状は、図9に示すように、半円状である。第五突条部55の横断面は、第五突条部55を第五突条部55の長手方向と直交する方向に切断した断面である。第五突条部55の横断面形状は、矩形状、先端の幅が根元の幅より小さい台形状であってもよい。
【0059】
本体部30の軸方向の同じ位置において、第二突条部52が第二ハウジング21に密着し、第五突条部55が第一筒部111に密着すると、第一ハウジング11と第二ハウジング21との間の止水の効果が高い。
【0060】
〔第一リブ及び第二リブ〕
本例の弾性部材3は、図6から図8に示すように、第一リブ61及び第二リブ62を更に備える。第一リブ61は、本体部30の第二端部32に設けられている。なお、本例の本体部30の第二領域42は、内周面及び外周面のいずれにも突条部を備えていない。第一リブ61は、第二端部32における左右に一つずつ設けられている。各第一リブ61は、第二領域42の外周面よりも左右方向の外側に突出している。本例の各第一リブ61は、上下方向に長い矩形状の板片である。各第一リブ61の第一面に二つの第二リブ62が設けられている。各第一リブ61の第一面は、第二端部32の端面と同じ方向を向く面である。二つの第二リブ62は、上下方向に並んで配置されている。本例の弾性部材3には、合計四つの第二リブ62が設けられている。各第二リブ62は、図3に示す第一ハウジング11の第一筒部111に設けられた第二収納部111bに嵌め込まれる。各第二リブ62が各第二収納部111bに嵌め込まれると、弾性部材3の左右方向及び上下方向の変位が抑制される。
【0061】
〔材質〕
弾性部材3の材質は、例えばゴムである。ゴムは、例えばシリコーンゴムである。本例では、本体部30、複数の第一突条部51、及び一つ以上の第二突条部52を含む弾性部材3の全体が単一の材料で構成されている。つまり、本体部30、各第一突条部51、及び第二突条部52の各硬度は全て同じである。弾性部材3の全体が単一の材料で構成されていると、弾性部材3の成形が容易である。
【0062】
<実施形態2>
図10を参照して、実施形態2の弾性部材3を説明する。実施形態2の弾性部材3は、実施形態1の弾性部材3に対して、第一突条部51の形態が異なる。実施形態2の弾性部材3は、第一突条部51の形態を除いて実施形態1の弾性部材3と同じ構成を備える。
【0063】
本例では、複数の第一突条部51は、互いに交差する方向に延びる第三突条部53及び第四突条部54を含む。複数の第一突条部51は、複数の第三突条部53と複数の第四突条部54を含む。各第三突条部53は、同じ方向に延びている。各第四突条部54は、同じ方向に延びている。第三突条部53と第四突条部54とが異なる方向に延びている。本例では、隣り合う二本の第三突条部53と隣り合う二本の第四突条部54とでひし形の凹部59が形成されている。
【0064】
図10に示す弾性部材3では、全ての第一突条部51が第三突条部53又は第四突条部54である。つまり、全ての第一突条部51が、少なくとも一箇所は別の第一突条部51と交差している。別の第一突条部51と全く交差しない第一突条部51を含んでいてもよい。
【0065】
第一突条部51に第三突条部53及び第四突条部54が含まれると、第一突条部51と第二ハウジング21の内周面との接触面積が大きく確保され易い。第三突条部53と第四突条部54とが互いに交差する、つまり第三突条部53と第四突条部54とが互いに異なる方向に延びていると、第一ハウジング11と第二ハウジング21との間のがたつきが抑制され易い。
【符号の説明】
【0066】
100 コネクタユニット
1 第一コネクタ
10 第一端子
11 第一ハウジング
111 第一筒部、111a 第一収納部、111b 第二収納部
112 第二筒部、113 係合部
2 第二コネクタ
20 第二端子、21 第二ハウジング、213 係合部
3 弾性部材
30 本体部、31 第一端部、32 第二端部
40 中央領域、41 第一領域、42 第二領域
51 第一突条部、52 第二突条部
53 第三突条部、54 第四突条部
55 第五突条部、59 凹部
61 第一リブ、62 第二リブ
7 間隔
A1 傾斜角度
W1,W2 幅
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10