(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023147375
(43)【公開日】2023-10-13
(54)【発明の名称】モータ
(51)【国際特許分類】
H02K 11/22 20160101AFI20231005BHJP
【FI】
H02K11/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022054833
(22)【出願日】2022-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000006286
【氏名又は名称】三菱自動車工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002424
【氏名又は名称】ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】古澤 竜之介
【テーマコード(参考)】
5H611
【Fターム(参考)】
5H611AA01
5H611BB01
5H611BB07
5H611BB08
5H611PP07
5H611QQ03
5H611RR05
5H611UA04
(57)【要約】
【課題】車両に適した光センサを用いたモータを提供する。
【解決手段】モータは、モータ軸に設けられ、光を散乱または反射する散乱器と、前記散乱器に向けて光を射出する発光部と、前記散乱器と前記受光部との間に配置される通過・遮光箇所を有するシートと、前記通過・遮光箇所の通過箇所を通過した光を検知する受光部と、前記発光部と前記散乱器との間、および前記シートと前記受光部との間、に充填される充填部材と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータ軸に設けられ、光を散乱または反射する散乱器と、
前記散乱器に向けて光を射出する発光部と、
前記散乱器で散乱または反射した光を通過させる通過箇所と光を通過させない遮光箇所とを含む通過遮光部を有するシートと、
前記通過箇所を通過した光を検知する受光部と、
前記発光部と前記散乱器との間、および前記シートと前記受光部との間、に充填される充填部材と、
を備えるモータ。
【請求項2】
前記発光部が前記モータ軸に向けて光を発光する、
請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
ステータコイルと、
ロータと、
前記モータ軸の軸受と、
および前記ステータコイルと、前記ロータと、前記軸受と、を格納する第1室と、
および前記散乱器と、前記発光部と、前記受光部と、を格納する第2室と、
をさらに備える請求項1または2に記載のモータ。
【請求項4】
前記第1室に前記ロータおよび前記ステータコイルを冷却するとともに、前記軸受を潤滑するオイルが内在する、
請求項3に記載のモータ。
【請求項5】
前記第2室に前記充填部材として透明な液体、または透明な気体が充填される、
請求項3または4に記載のモータ。
【請求項6】
前記第2室に接続され、前記充填部材を注入するリザーバタンクをさらに備える、
請求項3から5のいずれか1項に記載のモータ。
【請求項7】
前記第1室と前記第2室の間を隔てるとともに、前記モータ軸が挿通する空間をシールするシール部材をさらに備える、
請求項3から6のいずれか1項に記載のモータ。
【請求項8】
前記散乱器は複数のプリズムを有し、
前記発光部を前記散乱器内の凸面鏡の位置まで伸長し、前記複数のプリズムへ、直接、光を射出する、
請求項3から7のいずれか1項に記載のモータ。
【請求項9】
光を射出する発光部と、
前記発光部から射出した光を通過させる通過箇所と光を通過させない遮光箇所とを含む通過遮光部を有するシートと、
前記通過箇所を通過した光を検知する受光部と、
前記発光部を前記シートの前記通過遮光部(通過・遮光箇所)に正対する後側の位置まで配置し、前記受光部へ、前記受光部へ直接、光を射出するモータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、モータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光センサを用いてモータの回転を検知する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1のモータは、光を発生する発光装置(光学モジュール)から発した光を検知し、モータの回転を検知する。一般的に、モータの回転に光センサを用いた方がモータの回転を精度よく検知できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、車両に用いるモータは、モータを冷却するとともに、モータ軸の軸受の潤滑を行うオイルを用いた油冷式のモータを使用する場合もある。このような油冷式のモータであっても、光センサが機能するように光センサを配置する必要がある。さらに、車両に用いるモータは、モータに塵や埃が付着した場合であっても、モータの回転を検知し続ける必要がある。
【0005】
本開示の課題は、車両に適した光センサを用いたモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るモータは、モータ軸に設けられ、光を散乱または反射する散乱器と、前記散乱器に向けて光を射出する発光部と、前記散乱器で散乱または反射した光を通過または遮光する、通過・遮光箇所を有するシートと、前記通過・遮光箇所の通過箇所を通過した光を検知する受光部と、前記発光部と前記散乱器との間、および前記シートと前記受光部との間、に充填される充填部材と、を備える。
【0007】
このモータによれば、光は散乱器を介してシートの通過箇所を抜ける。シートの通過箇所から出た光は、受光部に検知される。シートと受光部の間には充填部材が充填される。これによって、受光部とシートの間に塵や埃、モータ冷却・潤滑用オイルなどが介在することを防止できる。この結果、シートから出た光が塵や埃、オイルなどによって屈折や減光などして受光部で誤検知することを防止できる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、車両に適した光センサを用いたモータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】本開示の実施形態によるモータの、シートの通過・遮光箇所と受光部の位置関係を示す図。
【
図3】他の実施形態によるモータの発光部、散乱器と受光部の変形例を示す図(1)。
【
図4】他の実施形態によるモータの発光部、散乱器と受光部の変形例を示す図(2)。
【
図5】他の実施形態によるモータの発光部、散乱器と受光部の変形例を示す図(3)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下明細書および図面においてモータ軸2のスラスト方向(軸方向)のモータ1の出力側を後側、反対側を前側と記す。左右方向は、前側からみて紙面左側を左、右側を右と明細書および図面に記す。
【0011】
図1に示すように、モータ1は、モータ軸2と、ステータコイル4と、ロータ6と、散乱器8と、発光部10と、シート12と、充填部材14と、受光部16と、第1室18と、第2室20と、シール部材22と、リザーバタンク24と、オイル循環通路26と、を備える。本実施形態のモータ1は、インバータ(図示せず)を介して車両に搭載される駆動用電池(図示せず)と接続される三相交流モータである。車両は、外部充電又は外部給電が可能なプラグインハイブリッド車(PHEV)や、電気自動車などである。インバータは、駆動用電池の直流電流を三相交流電流に変換し、モータ1に供給する。モータ1の出力側には、モータ1の出力を駆動輪(図示せず)につながる駆動軸(図示せず)に伝達するトランスアクスル等の装置が連結される。
【0012】
モータ軸2は、ロータ6を回転可能に支持する軸である。モータ軸2は、ロータ6の前側に位置する第1軸受2aと、後側に位置する第2軸受2bと、によって回転可能に支持される。ステータコイル4は、モータ1の第1室18を構成する筐体に固定され、インバータからの電力が供給され、ロータ6を回転させる磁力を発生させる。ロータ6は、ロータ円筒部表面、または内部に永久磁石を有している。
【0013】
モータ1は、モータ軸2、第1軸受2a、第2軸受2b、ロータ6、およびステータコイル4、を格納する第1室18と、散乱器8、発光部10、および受光部16、を格納する第2室20と、に区画される。第1室18は、アルミダイキャストなどの材料で形成され、モータ1の筐体を構成する。第2室20は、第1室18からの、モータ軸が挿通する空間をシール部材などで隔壁を設けることによって形成される。オイル循環通路26は、第1室18にオイルを供給する通路である。第1室18に供給されたオイルは、第1軸受2a、および第2軸受2b、を潤滑するとともに、ロータ6およびステータコイル4を冷却する。言い換えると、モータ1は、油冷式モータである。第1室18とモータ軸2の出力側との間は、シール部材22によってシールされており、また、第1室18と第2室20との間もシール部材22でシールされているので、第1室18に供給されるオイルが、モータ軸2の出力側や、第2室20側に漏れ出すことを防止している。
【0014】
散乱器8は、発光部10から射出した光を散乱または反射する。散乱器8は、凸面鏡8aと、複数のプリズム8bと、円盤状のプレート8cと、を有する。本実施形態では、凸面鏡8aは、円盤状の鏡の中心がスラスト方向の前側に突き出た形状であり、散乱器8に届いた光を散乱または反射でプリズム8bに届くようにプレート8cの中心に凸面鏡8aの中心が一致するように配置される。尚、凸面鏡8aは、凸面鏡でなくても、同じ効果が得られる鏡やプリズムであってもよい。複数のプリズム8bは、プレート8c内、またはプレート8c上に同心円状に配置される。発光部10から射出した光は、凸面鏡8aによって、受光部16のある、プレート8cの円周方向に散乱または反射し、複数のプリズム8bに到達する。プリズム8bに到達した光は、最初に到達したプリズム8bによって、プリズム通過光と、受光部16に向かう反射光とに分光される。そして、最初のプリズムを通過した光は、次に到達するプリズム8bによって、プリズム通過光と、受光部16に向かう反射光とに分光される。以下、順次、光が次に到達するプリズムによって通過光と受光部16に向かう反射光とに分光され、最後のプリズムによって光が分光されるまで同様に分光が行われる。この機能により、本実施形態では、12個の複数のプリズムが同心円状に設置されているので、受光部16に向かう12の反射光が得られる。尚、最後に光が到達するプリズム8bを鏡に換えて、分光せずに、受光部16に向かう反射光のみとしてもよい。
【0015】
本実施形態では、円盤状のプレート8cがガラスやアクリル等の透明なプレートによって構成される。凸面鏡8aおよび複数のプリズム8bは、透明なプレート8cの内部に埋め込まれる。しかし、例えば金属製のプレート8cに凸面鏡8aおよび複数のプリズム8bを固定してもよい。また、本実施形態では、プレート8cの中心がモータ軸2と同軸上に設けられ固定される。言い換えると、散乱器8は、モータ軸2と同軸上に配置され、モータ軸2に固定される。散乱器8は、モータ軸2と共に回転する。
【0016】
発光部10は、散乱器8に向けて光を射出する。具体的には、発光部10は、散乱器8の凸面鏡8aに向かって光を射出する。本実施形態では発光部10は、レーザ光を射出する装置である。発光部10は、レーザ射出部から出た光が、散乱器8に届き、凸面鏡8aによって、受光部16がある、プレート8cの円周方向に散乱または反射するように配置される。なお、発光部10は、凸面鏡8aに向けて指向性が強い光を射出できる装置であればよく、例えばLEDライトなどであってもよい。
【0017】
シート12は、散乱器8と受光部16との間に配置される。シート12は、散乱器8の前側に設けられ、散乱器8で散乱または反射した光を通過させる通過箇所と、光を通過させない遮光箇所とを有する。
図2は、本開示の実施形態によるモータ1の、シート12の通過・遮光箇所12aと受光部16の位置関係を示すために、モータ1の前側から受光部16とシート12を見た場合における模式図である。
図2の拡大図は、通過・遮光箇所12aの拡大図と、受光部16の受光素子16aの拡大図を示す。尚、受光素子16aを拡大する前の、モータ1の後側から見た受光部の図も併記している。
図2に示すように、シート12は、通過・遮光箇所12a(特許請求の範囲における通過遮光部の一例、本実施形態では白色部分が通過箇所であり、グレー部分が遮光箇所)と、光が通過可能な中心穴12bと、を有する。本実施形態ではシート12は、円盤状の黒色のシートである。しかし、シート12は、通過・遮光箇所12aの通過箇所および中心穴12b以外の場所で光が通過や透過しない材料であればいかなる部材にでも変更可能である。通過・遮光箇所12aの通過箇所は、散乱器8で散乱または反射した光が、プリズム8bで受光部16の方向に分光された光(プリズム8bで反射した光)が通過する。中心穴12bは、散乱器8に向けて発光部10から射出した光が通過する。シート12は、単独で形状を保てる剛体であっても、散乱器8の表面に接着前提の部材や膜や塗装であってもよい。単独で形状を保てる剛体の場合は、散乱器8に固定される。通過・遮光箇所12aの通過箇所と中心穴12bは中空であってもよいが、シート12が単独で形状を保てる剛体の場合は、光が通過可能な中心穴12bは、中空ではなく、ガラスかアクリル等の透明な剛体となる。
【0018】
図1に示すように、充填部材14は、発光部10と散乱器8との間、およびシート12と受光部16との間、に充填される部材である。本実施形態では、充填部材14は、第2室20に充填される透明なフッ素系不活性液体である。本実施形態では、リザーバタンク24が接続通路24aを介して第2室20の上方に接続される。リザーバタンク24に充填した透明なフッ素系不活性液体は、第2室20に充填されるとともに、重力によって自重で加圧される。第2室20は、モータ軸2が第1室18に向けて挿通する挿通穴を有する。挿通穴とモータ軸2の周囲との間には、第1室18と第2室20の間を隔てるとともに、モータ軸2が挿通する環状のシール部材22が配置される。本実施形態では、シール部材22は、ゴムシールである。
【0019】
受光部16は、通過・遮光箇所12aの通過箇所を通過した光を検知する。受光部16は、例えば受光素子16aを有する光センサである。
図1と
図2に示すように、受光部16は、通過・遮光箇所12aの前側に配置される。本実施形態では、受光部16には、シート12の半径方向に並んで12個の受光素子16aが直列に設けられる。各受光素子16aは、受光素子16aの後側で、シート12の通過・遮光箇所12aの通過箇所が正対する場合に、光を受光するので信号を発するが、遮光箇所が正対する場合は光を受光しないので、信号を発しない。この受光素子16aの信号の発生有り無しを、それぞれ1と0と認識すると、受光部16の後側に正対する通過・遮光箇所12aの状態に応じた、2進数、12ビットの信号が発生する。これを利用して、シート12上に2の12乗(4096)通りの通過・遮光箇所12aを設けることで、ロータ6の回転角度が最大、360/4096(≒0.08789)°の精度で、精度よく検知できる。
【0020】
このモータ1によれば、光は散乱器8を介してシート12の通過・遮光箇所12aの通過箇所を抜ける。シート12の通過・遮光箇所12aの通過箇所から出た光は、受光部16に検知される。シート12と受光部16の間には充填部材14が充填される。これによって、受光部16とシート12の間に塵や埃、第1室18のオイルなどが介在することを防止できる。この結果、シート12から出た光が塵や埃、オイルなどによって屈折や減光などすることで、受光部16が誤検知することを防止できる。また、発光部10と散乱器8との間も充填部材14で充填される。これによって、発光部10から射出された光が屈折や減光などすることを防止できる。
【0021】
さらに、本実施形態では、第1室18と、第2室20とを区画し、第2室20へ、透明なフッ素系不活性液体を充填する。これによって、透明なフッ素系不活性液体の自重による加圧で、第1室18と、第2室20とを隔てるシール部材22のうち、第2室20側のシール部材22のシール性が向上し、モータ1が油冷式モータであっても、第1室18のオイルが、第2室20に混入することがより防止される。これによって、透明なフッ素系不活性液体が汚れることがより防止される。この結果、シート12から出た光が混入したオイルによって屈折や減光などすることをより防止できる。このため、受光部16の誤検知を防止しやすい。
【0022】
以上説明した通り、本開示によれば、車両に適した光センサを用いたモータ1を提供できる。
【0023】
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
【0024】
(a)上記実施形態では、充填部材14として第2室20に透明なフッ素系不活性液体を充填する例を用いて説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、充填部材14に塵、埃、水分を含まない透明な気体を用いて充填し、第2室20を密閉してもよい。尚、気体の場合、リザーバタンク24は気体の注入口、排出口の機能を受け持つ。
【0025】
(b)上記実施形態では、シール部材22としてゴムシールを用いたが、樹脂部材や機械構造などのシール部材であってもよい。
【0026】
(c)上記実施形態では、散乱器8は、モータ軸2と共に回転する例を用いて説明したが本開示はこれに限定されない。散乱器8は、必ずしもモータ軸2と共に回転しなくてもよい。例えば、散乱器8をモータ軸2に回転可能に設け、散乱器8は回転しなくてもよいし、
図3に示すように、散乱器8を発光部10側に固定してもよい。この場合、シート12は、回転する散乱器8に接着せず、モータ軸2に固定する。
【0027】
(d)また、
図4(i)に示すように、散乱器8の凸面鏡8aを、凸面鏡8aの位置まで伸長した発光部10側に設けてもよい。あるいは、
図4(ii)に示すように、受光部16がある、プレート8cの円周方向に、
図4(i)の凸面鏡8aの位置まで伸長した発光部10から、
図4(ii)の矢印に示すように直接、プリズム8bへ光を射出してもよい。
【0028】
(e)
図5(i)は、他の実施形態によるモータの発光部10、散乱器8と受光部16の変形例を示すための図である。
図5(ii)の拡大図は、モータ1の前側からみた発光部10の発光素子10aの拡大図と、モータ1の後側からみた受光部16の受光素子16aの拡大図を示す。尚、モータ1の前側から見た拡大前の発光部10と、モータ1の後側から見た拡大前の受光部16の図も併記している。
図5(i)に示すように、本開示の変形例による発光部10をシート12の通過・遮光箇所12aに正対する位置まで伸長し、発光部10から、直接、受光部16に向けて光を射出してもよい。この場合、発光部10は、シート12の通過・遮光箇所12aに正対する位置に、12個の発光素子10aを直列に並べてもよい。または、同じ12箇所の位置から光を受光部16に向けて発光する、1つ以上の発光素子を配置してもよい。受光部16は、シート12の通過・遮光箇所12aに正対する位置に、12個の受光素子16aを直列に並べて、2の12乗通りの通過・遮光箇所12aの状態に応じて、2の12乗通りの信号を発生してもよい。
【符号の説明】
【0029】
1 :モータ
2 :モータ軸
2a :第1軸受
2b :第2軸受
4 :ステータコイル
6 :ロータ
8 :散乱器
10 :発光部
12 :シート
12a :通過・遮光箇所
14 :充填部材
16 :受光部
18 :第1室
20 :第2室
22 :シール部材
24 :リザーバタンク
26 :オイル循環通路
27 :電動オイルポンプ