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  • 特開-測量器補助具 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023147469
(43)【公開日】2023-10-13
(54)【発明の名称】測量器補助具
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/56 20210101AFI20231005BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20231005BHJP
   G01C 15/00 20060101ALI20231005BHJP
【FI】
G03B17/56 A
G03B15/00 U
G01C15/00 105Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022054977
(22)【出願日】2022-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000001317
【氏名又は名称】株式会社熊谷組
(74)【代理人】
【識別番号】100141243
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 靖夫
(72)【発明者】
【氏名】荻野 智也
【テーマコード(参考)】
2H105
【Fターム(参考)】
2H105AA03
2H105AA07
2H105AA08
2H105AA28
2H105EE08
(57)【要約】
【課題】カメラのレンズを測量器の接眼レンズに接近させた状態で測量器にカメラを固定して測量器の映像を撮影できる測量器補助具を提供する。
【解決手段】測量器補助具4を、カメラ付携帯電話機2と、上下方向に延長する測量器側垂直板31と、測量器側垂直板31を測量器1に取付ける取付板32と、測量器側垂直板31に対して上下方向及び左右方向に取付位置が変更可能に取付けられて上下方向に延長するカメラ側垂直板33と、カメラ側垂直板33の下端側から後側でかつカメラ側垂直板33の厚さ方向に垂直な方向に突出してカメラ付携帯電話機2を搭載するカメラ搭載板34とを備え、カメラ付携帯電話機2がカメラ搭載板34に、前後方向に取付位置が変更可能に取付けられる構成のカメラ固定冶具3とから構成した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラと、前記カメラを測量器の接眼レンズに前記カメラのレンズを対向させた状態で前記測量器に固定するカメラ固定冶具とを備えた測量器補助具であって、
前記測量器の前記接眼レンズ側を前側、前記接眼レンズとは反対側を後側としたとき、
前記カメラ固定冶具は、
前記測量器の前記接眼レンズ側に取付けられて上下方向に延長する測量器側垂直板と、
前記測量器側垂直板を前記測量器に取付ける取付板と、
前記測量器側垂直板に対して上下方向及び左右方向に取付位置が変更可能に取付けられて上下方向に延長するカメラ側垂直板と、
前記カメラ側垂直板の下端側から後側でかつ前記カメラ側垂直板の厚さ方向に垂直な方向に突出して前記カメラを搭載するカメラ搭載板と、を備え
前記カメラは、前記カメラ搭載板に、前後方向に取付位置が変更可能に取付けられていることを特徴とする測量器補助具。
【請求項2】
前記カメラが、カメラ付携帯電話に内蔵されたカメラであることを特徴とする請求項1に記載の測量器補助具。
【請求項3】
前記測量器の前記接眼レンズに前記カメラの対物レンズを押し付けた状態で前記カメラを固定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の測量器補助具。
【請求項4】
前記カメラ搭載板は、前記カメラの高さを調整する高さ調整手段を備えることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の測量器補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、測量器の映像を拡大もしくは記録することで、測量器の機能を補助する測量器補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、測量や土木水道工事の現場で建造物等の水平や高さを確認する際に使用される測量器はアナログ機器のため、その映像を残すことができないといった問題点があった。
測量器の映像をカメラで撮影できれば、測量器の映像を記録できるので、測量器の機能を補助することができる。
一方、望遠鏡の接眼レンズにカメラのレンズを接近させて、望遠鏡により拡大された被写体をカメラで撮影するコリメート法が知られている。
しかしながら、単に、望遠鏡の接眼レンズにカメラのレンズを押し付けるだけでは、接眼レンズの光軸とカメラのレンズの光軸とを一致させるのが容易でないだけでなく、撮影時に手振れを起こし易いので、正確な映像を撮影することができなかった。
そこで、接眼レンズの光軸とカメラのレンズの光軸とを一致させるように、カメラを保持するカメラ固定冶具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このカメラ固定冶具は、望遠鏡にネジ穴を設け、このネジ穴にピン等で押さえ板を回転可能に取付けるとともに、撮影時には押さえ板をカメラ付携帯電話機のレンズ側の面に押付けることで、望遠鏡をカメラ付携帯電話のレンズ側の面に片手で固定できるので、望遠鏡の映像を容易に撮影することができる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-39012公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のカメラ固定冶具は、望遠鏡が、カメラ付携帯電話機よりも小さくかつ軽量な小型望遠鏡に限られるだけでなく、撮影者が押さえ板を片手でカメラ付携帯電話機を押さえつけなければならないため、測量や土木水道工事の現場で用いられる測量器などの重量があり、かつ、高性能の望遠鏡に適用することは困難であった。
また、特許文献1のカメラ固定冶具は、押さえ板の一端を固定するためのネジ穴を設ける必要があるため、市販の望遠鏡や測量器をそのまま用いることができない、といった問題点もあった。
【0005】
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、形状や大きさが異なったカメラであっても、カメラのレンズを測量器の接眼レンズに接近させた状態で測量器にカメラを固定して測量器の映像を撮影できる測量器補助具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、カメラと、前記カメラを測量器の接眼レンズに前記カメラのレンズを対向させた状態で前記測量器に固定するカメラ固定冶具とを備えた測量器補助具であって、前記測量器の前記接眼レンズ側を前側、前記接眼レンズとは反対側を後側としたとき、前記カメラ固定冶具は、前記測量器の前記接眼レンズ側に取付けられて上下方向に延長する測量器側垂直板と、前記測量器側垂直板を前記測量器に取付ける取付板と、前記測量器側垂直板に対して上下方向及び左右方向に取付位置が変更可能に取付けられて上下方向に延長するカメラ側垂直板と、前記カメラ側垂直板の下端側から後側でかつ前記カメラ側垂直板の厚さ方向に垂直な方向に突出して前記カメラを搭載するカメラ搭載板と、を備え前記カメラは、前記カメラ搭載板に、前後方向に取付位置が変更可能に取付けられていることを特徴とする。
これにより、簡単な構成で、形状や大きさが異なったカメラであっても、カメラのレンズを測量器の接眼レンズに接近させた状態で測量器にカメラを容易に固定することができるので、測量器の映像を確実に撮影して記憶させることができる。また、カメラで撮影した画像は測量器の映像よりも倍率が高いので、対象物の水平や高さを精度よく測定できる。
また、前記カメラを、ディスプレイ及び通信手段を備えたカメラ付携帯電話に内蔵されたカメラとしたので、測量器の映像をカメラ付携帯電話機に記録することができるとともに、記録された画像を他の作業者などに送信して情報を共有することができる。
また、測量器の接眼レンズを通して1度に覗くことができるのは1人であったが、カメラ付携帯電話のディスプレイを介せば、測量器の映像が携帯電話のディスプレイに大きく映し出されるので、測量器の映像を1度に複数人に共有できる。
また、前記測量器の前記接眼レンズに前記カメラの対物レンズを押し付けた状態で前記カメラを固定することで、接眼レンズの光軸(中心軸)と対物レンズの光軸(中心軸)とを確実に一致させるようにしたので、対象物の水平や高さの測定精度が向上した。
また、前記カメラ搭載板に、前記カメラの高さを調整する高さ調整手段を設けたので、カメラのレンズの位置精度を向上させることができる。したがって、測定精度を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本実施形態を示す図である。
図2】本発明によるカメラ固定冶具の斜視図である。
図3】測量器補助具の調整方法を示す図である。
図4】取付板の他の形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1(a),(b)は、本実施の形態を示す図で、(a)は平面図、(b)図は側面図である。各図において、1は測量器、2はカメラ付携帯電話機、3はカメラ固定冶具で、測量器補助具4は、カメラ付携帯電話機2とカメラ固定冶具3とにより構成される。
測量器1は測量や土木水道工事の現場にて使用される機器で、測量器本体11と、整準台12と、回転台13とを備え、図示しない三脚上に載置・固定されて使用される。
測量器本体11は対象物を拡大するとともに、接眼レンズL1側に設けられた基準線(十字形の図形)により、対象物の建造物等の水平や高さを確認する。接眼レンズL1は、測量器本体11の後端部の接眼レンズ収納部14に収納されている。
整準台12は、3組の整準ネジ12aと調整ツマミ12bとを備え、調整ツマミ12b
を回転させることで、測量器本体11が水平面内にあるように測量器本体11の高さを調整する。回転台13は測量器本体11を鉛直方向の周りに回転させる。
以下、(a)図及び(b)図の右側である、測量器1の接眼レンズL1側を後側、左側である接眼レンズL1とは反対側を前側とする。
また、(a)図の上側を右側、下側を左側、(b)図の上側を上側、下側を下側とする。測量器1の接眼レンズL1と対物レンズ(図示せず)の光軸の方向は同じで、いずれも前後方向である。
カメラ付携帯電話機2としては、例えば、iPhone(登録商標)等の写真を記録したり送信したりできるものが好適に用いられる。カメラ付携帯電話機2は、内蔵されたカメラのレンズ(以下、カメラレンズL2という)の光軸が前後方向になるようにカメラ固定冶具3に固定される。
【0009】
図2(a),(b)にも示すように、カメラ固定冶具3は、測量器側垂直板31と、取付板32と、カメラ側垂直板33と、カメラ搭載板34と、カメラ支持部材35とを備え、カメラ付携帯電話機2を、カメラ付携帯電話機2のカメラレンズ収納部21に収納されたカメラレンズL2が測量器1の接眼レンズL1に対向する状態で測量器1に固定する。
測量器側垂直板31は、測量器1の下方で、接眼レンズL1の位置よりも前方に配置された上下方向に延長する板面の形状が矩形の板材で、中央部には上下方向に延長して上方に開口する切り欠き部31kが形成されている。
取付板32は、測量器側垂直板31の下端部から前方に延長する平面視矩形の板材で、正三角形状に配置された3個の貫通孔32kが形成されている。貫通孔32kには整準ネジ12aが挿入され、取付板32は整準台12の調整ツマミ12b上に搭載される。
カメラ側垂直板33は、測量器側垂直板31の後側の面である裏面側に取付けられて上下方向に延長する板面の形状が矩形の板材で、中央部には左右方向に延長する左右案内窓33kが形成されている。
【0010】
カメラ側垂直板33は、測量器側垂直板31に上下方向及び左右方向に取付位置が変更可能に取付けられる。具体的には、測量器側垂直板31の切り欠き部31kとカメラ側垂直板33の左右案内窓33kとが交差する位置の空間(以下、垂直板固定箇所という)に測量器側垂直板31の前側から、前後方向に延長するボルト31aを挿し込み、このボルト31aを左右案内窓33kの後側にて、ナット31bで締結することにより、カメラ側垂直板33を測量器側垂直板31に固定する。
測量器側垂直板31は取付板32を介して測量器1に固定されているので、カメラ側垂直板33を上下方向及び左右方向に動かし、カメラ付携帯電話機2のカメラレンズL2が測量器1の接眼レンズL1に対向する位置になるように垂直板固定箇所を決定する。
カメラ搭載板34は、カメラ側垂直板33の下端側から後側でかつ前記カメラ側垂直板33の厚さ方向に垂直な方向に突出する平面視矩形の板材で、中央部には前後方向に延長する前後案内窓34kが形成されている。カメラ付携帯電話機2は、カメラ支持部材35を介してカメラ搭載板34に取付けられる。
【0011】
カメラ支持部材35はカメラ把持具35aと、支持棒35bと、固定具としての上ナット35c、下ナット35dとを備え、カメラは、前記カメラ搭載板34に、前後方向に取付位置が変更可能に取付けられている。
カメラ把持具35aとしては、例えば、図2(a)の右上の図に示すように、カメラ付携帯電話機2を幅方向上側から押さえる上側押さえ部材351と、上側押さえ部材351幅方向下側から押さえる下側押さえ部材352とを備え、上側押さえ部材351が下側押さえ部材352に上下にスライド可能に取付けられている構成の周知のカメラ把持具が用いられる。
カメラ付携帯電話機2は、上側押さえ部材351と下側押さえ部材352との間に幅方向両側から、カメラレンズL2側を前側にし、長さ方向が左右方向になるように把持される。下側押さえ部材352は下側で支持棒35bの上端部に固定されている。
カメラ把持具35aの幅寸法は、カメラレンズL2がカメラ把持具35aの外側(左側)に位置するように、カメラ付携帯電話機2の長さ寸法の半分程度である。
なお、スライド機構としては、例えば、上側押さえ部材351に幅方向両端部に下方に延長するレール部353を設け、このレール部353の内側に下側押さえ部材352のスライド部354を配置するとともに、レール部353とスライド部354とをボールネジ355で連結する構成とすればよい。これにより、ボールネジ355の螺入深さを変更することで、上側押さえ部材351と下側押さえ部材352との間隔を調整できるので、幅の異なるカメラ付携帯電話機2についても把持することができる。
【0012】
支持棒35bは表面にネジが形成された、いわゆるネジ棒で、上部はカメラ把持具35aの下側押さえ部材352に設けられた図示しないネジ穴に取付けられ、下部はカメラ搭載板34に取付けられる。すなわち、支持棒35b下端を前後案内窓34kよりも下方に突出させ、カメラ搭載板34に形成された前後案内窓34kの上側と下側とから、上下のナット35c,35dを用いてカメラ搭載板34に固定する。支持棒35bの固定位置を前後方向に調整することで、カメラ付携帯電話機2を前後方向に移動させることができる。
すなわち、カメラ付携帯電話機2をカメラ搭載板34に前後方向に取付位置が変更可能に取付けることができる。
また、上下のナット35c,35dの高さ方向の取付位置(支持棒35bのカメラ搭載板34の上面から測った長さ)を変更することで、カメラ付携帯電話機2の高さを調整することができる。
【0013】
次に、カメラ付携帯電話機2の位置調整方法の一例を示す。
まず、カメラ付携帯電話機2をカメラ支持部材35に取付ける。このとき、図3(a),(b)に示すように、支持棒35bを前方に移動させてカメラ付携帯電話機2を測量器1に予め接近させておく。
次に、カメラ側垂直板33の位置を測量器側垂直板31の上下方向((b)図)及び左右方向((a)図)に動かして、カメラレンズL2の中心(光軸)とを一致させる。
最後に、支持棒35bを前方に移動させてカメラレンズL2を測量器1の接眼レンズL1に押し付けた状態でカメラ付携帯電話機2の位置を固定する。
このとき、カメラ支持部材35の支持棒35bのカメラ搭載板34の上面から測った長さを変更してカメラレンズL2の高さを微調整した後にカメラレンズL2を測量器1の接眼レンズL1に押し付けるようにすれば、測量器1の接眼レンズL1の光軸(中心軸)とカメラ付携帯電話機2のカメラレンズL2の光軸(中心軸)とを確実に一致させた状態とすることができる。
なお、実際には、測量器1の接眼レンズ収納部14の内径は、カメラ付携帯電話機2のカメラレンズ収納部21の外径よりも大きく、かつ、接眼レンズL1の外側に接眼レンズL1に近接して設けられた透明な保護板14nは接眼レンズ収納部14の後端よりも測量器1の内部側にあるので、上記の「カメラレンズL2を接眼レンズL1に押し付ける」とは、カメラレンズL2の保護ケースであるレンズ収納部21の蓋部21nを接眼レンズL1の保護板14nに密着させることをいう。
なお、カメラ付携帯電話機2はカメラレンズL2側とは反対側がディスプレイ22となっているので、測量器1の接眼レンズL1の光軸とカメラ付携帯電話機2のカメラレンズL2の光軸とが一致していることは、図1(b)の右下図に示すように、ディスプレイ22に映し出された測量器1の基準線(十字形の図形)が画面の中央に位置していることで確認できる。
これにより、測量器1の映像を高倍率で見ることができるとともに、カメラ付携帯電話機2で撮影した測量器1の映像を画像としてカメラ付携帯電話機2に記録することができる。また、記録された画像を他の作業者などに送信して情報を共有することも可能となる。
また、測量器の接眼レンズを通して1度に覗くことができるのは1人だが、カメラ付携帯電話を介せば測量器の映像を携帯電話のディスプレイに大きく映し出されるので、測量器の映像を1度に複数人に共有できる。
【0014】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
【0015】
例えば、前記実施の形態では、カメラとしてカメラ付携帯電話機2のカメラを用いたが、デジカメなど他のカメラを用いてもよい。なお、この場合には、カメラ把持具35aを別途準備する必要がある。
また、前記実施の形態では、取付板32を測量器1の整準台12に取付けたが、測量器本体11に取付けてもよい。要は、測量器側垂直板31が測量器本体11の下側で接眼レンズL1の前側に垂直に保持されるように取付られていればよい。
また、前記実施の形態では、取付板32に、測量器1の整準ネジ12aに対応する位置に正三角形状に配置された3個の貫通孔32kを形成したが、貫通孔32kを図4(a)に示すような、1個の貫通孔32kと、前後方向に延長する案内窓32Lと、貫通孔32kの中心点と案内窓32L内の点とで異なる大きさの正三角形を構成する点の軌跡である曲線状の案内窓32Mとを設けるようにすれば、測量器1とは異なる大きさの測量器に用いることができる。あるいは、図4(b)に示すような、正三角形の中心を通り、互いの角度が120度である3つの直線状の案内窓32Nを設けてもよい。
【符号の説明】
【0016】
1 測量器、
11 測量器本体、12 整準台、12a 整準ネジ、12b 調整ツマミ、
13 回転台、14 接眼レンズ収納部、L1 接眼レンズ、
2 カメラ付携帯電話機、
21 カメラレンズ収納部、22 ディスプレイ、L2 カメラのレンズ、
3 カメラ固定冶具、
31 測量器側垂直板、31a ボルト、31b ナット、31k 切り欠き部、
32 取付板、32k 貫通孔、33 カメラ側垂直板、33k 左右案内窓、
34 カメラ搭載板、34k 前後案内窓、35 カメラ支持部材、
35a カメラ把持具、35b 支持棒、35c 上ナット、35d 下ナット、
4 測量器補助具。
図1
図2
図3
図4