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特開2023-148328回収支援装置、回収支援方法、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023148328
(43)【公開日】2023-10-13
(54)【発明の名称】回収支援装置、回収支援方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/26 20120101AFI20231005BHJP
【FI】
G06Q50/26
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022056280
(22)【出願日】2022-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(72)【発明者】
【氏名】馬場 奈津子
(72)【発明者】
【氏名】島 里奈
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC35
(57)【要約】
【課題】 商品包装材の素材種類を自動で判断することが可能な回収支援装置を提供する。
【解決手段】 本発明の回収支援装置は、画像取得部、商品特定部、素材特定部、及び、回収情報生成部を含み、
前記画像取得部は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定部は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定部は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成部は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成する。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像取得部、商品特定部、素材特定部、及び、回収情報生成部を含み、
前記画像取得部は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定部は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定部は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成部は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成する、
回収支援装置。
【請求項2】
前記素材特定部において、前記商品マスタデータは、さらに商品毎に商品包装資材の重量データを含み、
前記素材特定部は、前記商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の重量を特定する、
請求項1記載の回収支援装置。
【請求項3】
さらに、回収集計部を含み、
前記回収集計部は、前記素材特定部で特定された前記商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する、
請求項2記載の回収支援装置。
【請求項4】
さらに、回収状況判断部を含み、
前記回収状況判断部は、前記商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し、
前記回収情報生成部は、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する、
請求項3記載の回収支援装置。
【請求項5】
前記回収情報生成部は、前記回収状況に基づき、回収促進情報を生成する、
請求項4記載の回収支援装置。
【請求項6】
前記回収情報生成部は、回収促進のための回収報酬情報を生成する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の回収支援装置。
【請求項7】
さらに、認証部を含み、
前記回収対象の前記商品包装材の提供者を認証して特定する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の回収支援装置。
【請求項8】
画像取得工程、商品特定工程、素材特定工程、及び、回収情報生成工程を含み、
前記画像取得工程は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定工程は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定工程は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成工程は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成する、
回収支援方法。
【請求項9】
画像取得手順、商品特定手順、素材特定手順、及び、回収情報生成手順を含み、
前記画像取得手順は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定手順は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定手順は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成手順は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成し、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラム。
【請求項10】
請求項9記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回収支援装置、回収支援方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
省資源及び環境への負担軽減等の理由により、資源ゴミの分別回収が促進する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、配置された地域で設定された規則に従って、適切に資源ゴミを分別及び処理をする資源ゴミ回収装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-53656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
分別回収の効率を上げるために、資源ゴミ回収場では、例えば、缶、プラスチック製品、ペットボトル等の資源ゴミの種類に応じて回収ボックスを配置している。しかしながら、プラスチック容器を回収して再利用するためには、プラスチック容器等の素材の種類毎に分別して回収する必要があるが、住民等の一般人にプラスチック容器の素材を判別することは困難である。この問題は、プラスチックに限らず、商品包装材を素材毎に分別回収する場合に共通する。
【0005】
そこで、本発明は、商品包装材の素材種類を自動で判断することが可能な回収支援装置、回収支援方法、及び、プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の回収支援装置は、
画像取得部、商品特定部、素材特定部、及び、回収情報生成部を含み、
前記画像取得部は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定部は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定部は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成部は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成する。
【0007】
本発明の回収支援方法は、
画像取得工程、商品特定工程、素材特定工程、及び、回収情報生成工程を含み、
前記画像取得工程は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定工程は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定工程は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成工程は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成する。
【0008】
本発明のプログラムは、
画像取得手順、商品特定手順、素材特定手順、及び、回収情報生成手順を含み、
前記画像取得手順は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定手順は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定手順は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成手順は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成し、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラムである。
【0009】
本発明の記録媒体は、前記本発明のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、商品包装材の素材種類を自動で判断することが可能である。このため、例えば、商品包装材の素材毎の正確な分別回収が促進され、商品包装材の再利用及び再資源化の促進が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態1の回収支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1の回収支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1の回収支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態2の回収支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態2の回収支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6図6は、実施形態2の回収支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、実施形態3の回収支援装置の処理の一例を示す説明図である。
図8図8は、実施形態3のキャンペーンのバリエーションの例を示す図である。カウ
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の回収支援装置は、例えば、
前記素材特定部において、前記商品マスタデータは、さらに商品毎に商品包装資材の重量データを含み、
前記素材特定部は、前記商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の重量を特定する、
という態様であってもよい。
【0013】
本発明の回収支援装置は、例えば、
さらに、回収集計部を含み、
前記回収集計部は、前記素材特定部で特定された前記商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する、
という態様であってもよい。
【0014】
本発明の回収支援装置は、例えば、
さらに、回収状況判断部を含み、
前記回収状況判断部は、前記商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し、
前記回収情報生成部は、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する、
という態様であってもよい。
【0015】
本発明の回収支援装置において、例えば、
前記回収情報生成部は、前記回収状況に基づき、回収促進情報を生成する、という態様であってもよく、前記回収情報生成部は、回収促進のための回収報酬情報を生成する、という態様であってもよい。
【0016】
本発明の回収支援装置は、例えば、
さらに、認証部を含み、
前記回収対象の前記商品包装材の提供者を認証して特定する、
という態様であってもよい。
【0017】
本発明の回収支援方法は、例えば、
前記素材特定工程において、前記商品マスタデータは、さらに商品毎に商品包装資材の重量データを含み、
前記素材特定工程は、前記商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の重量を特定する、
という態様であってもよい。
【0018】
本発明の回収支援方法は、例えば、
さらに、回収集計工程を含み、
前記回収集計工程は、前記素材特定工程で特定された前記商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する、
という態様であってもよい。
【0019】
本発明の回収支援方法は、例えば、
さらに、回収状況判断工程を含み、
前記回収状況判断工程は、前記商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し、
前記回収情報生成工程は、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する、
という態様であってもよい。
【0020】
本発明の回収支援方法において、例えば、
前記回収情報生成工程は、前記回収状況に基づき、回収促進情報を生成する、という態様であってもよく、前記回収情報生成工程は、回収促進のための回収報酬情報を生成する、という態様であってもよい。
【0021】
本発明の回収支援方法は、例えば、
さらに、認証工程を含み、
前記回収対象の前記商品包装材の提供者を認証して特定する、
という態様であってもよい。
【0022】
本発明のプログラムは、例えば、
前記素材特定手順において、前記商品マスタデータは、さらに商品毎に商品包装資材の重量データを含み、
前記素材特定手順は、前記商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の重量を特定する、
という態様であってもよい。
【0023】
本発明のプログラムは、例えば、
さらに、回収集計手順を含み、
前記回収集計手順は、前記素材特定手順で特定された前記商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する、
という態様であってもよい。
【0024】
本発明のプログラムは、例えば、
さらに、回収状況判断手順を含み、
前記回収状況判断手順は、前記商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し、
前記回収情報生成手順は、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する、
という態様であってもよい。
【0025】
本発明のプログラムにおいて、例えば、
前記回収情報生成手順は、前記回収状況に基づき、回収促進情報を生成する、という態様であってもよく、前記回収情報生成手順は、回収促進のための回収報酬情報を生成する、という態様であってもよい。
【0026】
本発明のプログラムは、例えば、
さらに、認証手順を含み、
前記回収対象の前記商品包装材の提供者を認証して特定する、
という態様であってもよい。
【0027】
本発明において、前記商品包装材は、例えば、容器(ボトル、パック等)、缶、包装袋、包装フィルム、トレー、キャップ、及び、ラベル等がある。また、商品包装材の素材の種類としては、プラスチック、金属、ガラス、及び、紙等がある。プラスチックとしては、例えば、ポリオレフィン樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、フッ素系樹脂等がある。金属としては、例えば、アルミ、鉄、及び、合金等がある。
【0028】
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0029】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の回収支援装置10Aの一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10Aは、画像取得部11、商品特定部13、素材特定部13、及び、回収情報生成部14を含む。また、本装置10Aは、図示していないが、入力部、出力部、表示部及び/又は記憶部等を含んでもよい。
【0030】
本装置10Aは、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10Aは、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10Aは、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10Aは、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。本装置10Aは、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0031】
図2に、本装置10Aのハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10Aは、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10Aの各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0032】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10Aの全体の制御を担う。本装置10Aにおいて、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、画像取得部11、商品特定部12、素材特定部13及び回収情報生成部14として機能する。本装置10Aは、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、これらの組合せを備えてもよい。
【0033】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置10Aは、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0034】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0035】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10Aが前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置104は、前記記憶部として機能する。前記記憶部は、例えば、本装置のユーザ(本装置所有者、本装置管理者、本装置利用者、商品包装材の提供者、回収業者、地方自治体、企業等)の情報(氏名、名称、担当者名、識別番号、属性情報(性別、年齢、所属組織、住所、連絡先等)、生体情報等)、各種マスタデータ(本発明の商品マスタデータ等)、及び、本装置で生成する情報等を記憶できる。
【0036】
本装置10Aにおいて、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10Aによって生成した情報、本装置10Aが処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、前述の本装置のユーザの情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0037】
本装置10Aは、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレー、液晶ディスプレー等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレーのように、一体として構成されてもよい。
【0038】
つぎに、本実施形態の回収支援方法の一例を、図3のフローチャートS10Aに基づき説明する。本実施形態の回収支援方法は、例えば、図1又は図2の装置10Aを用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の回収支援法は、図1又は図2の装置10Aの使用には限定されない。
【0039】
まず、画像取得部11により、回収対象の商品包装材の画像を取得する(S11A、画像取得工程)。商品包装材の画像は、例えば、カメラ(スマートフォン内蔵カメラ、タブレット内蔵カメラ等を含む)による撮像で取得可能である。カメラは、回収場所、地方自治体(県庁、市役所、区役所、町役場、村役場等)、及び、企業又は団体に設置した端末(タブレット等)のカメラ、回収対象の商品包装材の提供者の端末(スマートフォン等)等がある。また、画像は、例えば、商品包装材の形態画像、商品の識別標識(バーコード、QRコード(登録商標)等)等である。
【0040】
次に、商品特定部12により、商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定する(S12A、商品特定工程)。商品の特定は、例えば、商品包装材の画像を通信回線網(インターネット等)上で検索して特定してもよいし、画像が識別標識である場合、識別標識に関連付けられた商品名で特定してもよい。
【0041】
次に、素材特定部13により、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定する(S13A、素材特定工程)。商品マスタデータは、本発明の装置が記憶部を含む場合は、記憶部に格納されていてもよいし、外部データベースに商品マスタデータが格納されている場合は、通信回線網(インターネット等)を介してアクセスしてもよい。
【0042】
次に、回収情報生成部14により、商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成し(S14A、回収情報生成工程)、出力する。回収手段情報は、例えば、素材種類に応じた回収ボックス情報、素材種類に応じた回収業者、回収場所及び回収日時等の情報であってもよい。回収手段情報の出力は、回収場所、地方自治体(県庁、市役所、区役所、町役場、村役場等)、及び、学校、企業又は各種団体に設置した端末(タブレット等)のディスプレーの表示又は音声案内、回収対象の商品包装材の提供者(住民、学生、職員、会社員等)の端末(スマートフォン等)等のディスプレーの表示又は音声案内がある。例えば、回収手段情報が、回収ボックス情報である場合、回収場所に設置された案内用のタブレットのディスプレーに、文字「ペットボトルは青色回収ボックスです。」及び画像情報で表示してもよい。
【0043】
[実施形態2]
本実施形態の装置10Bのブロック図を図4に示し、本実施形態の装置10Bのハードウェアの構成図を図5に示す。
【0044】
まず、本装置10Bは、素材特定部13において、前記商品マスタデータは、さらに商品毎に商品包装資材の重量データを含み、素材特定部13は、前記商品マスタデータに基づき、商品が特定された前記商品包装材の重量を特定する。また、図4及び図5に示すように、本装置10Bは、回収集計部15を含み、回収集計部15は、素材特定部13で特定された商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する。本装置10Bは、回収状況判断部16を含み、回収状況判断部16は、商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し、回収情報生成部14は、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する。また、回収情報生成部14は、回収状況に基づき、回収促進情報を生成する。回収情報生成部14は、回収促進のための回収報酬情報を生成してもよい。本装置10Bは、さらに、認証部17を含み、回収対象の前記商品包装材の提供者を認証して特定する。これら以外は、本実施形態は、実施形態1と同様である。
【0045】
つぎに、本実施形態の回収支援方法の一例を、図6のフローチャートS10Bに基づき説明する。
【0046】
まず、画像取得部11により、前記実施形態1の画像取得工程と同様にして回収対象の商品包装材の画像を取得する(S11B、画像取得工程)。
【0047】
認証部17により、回収対象の商品包装材の提供者(住民等)を認証して本人等を特定する(S12B、認証工程)。認証は、例えば、生体認証(顔、指紋、静脈等)、音声認証、識別記号の入力等である。本人等の特定には、本人の属性情報(氏名、住所、性別、年齢、所属先等)も関連付けて記憶されてもよい。本人特定の利用場面として、例えば、別のエリアからのゴミの持ち込み防止、キャンペーン対象者の特定、及び、ポイント対象者の特定等がある。認証工程S12Bは、画像取得工程S11Bの前後で実施してもよいし、同時又は平行して実施してもよい。
【0048】
次に、商品特定部12により、前記実施形態1の商品特定得工程と同様にして商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定する(S13B、商品特定工程)。
【0049】
商品特定工程S13Bの後、素材特定部13により、商品マスタデータに基づき、商品が特定された前記商品包装材の重量を特定し(S14B、素材特定工程)、回収集計部15は、素材特定部13で特定された商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する(S15B、回収重量の集計工程)。次に、回収状況判断部16により、商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し(S16B、回収状況判断工程)、回収情報生成部14により、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する(S17B、回収情報生成工程)。回収状況の判断は、例えば、目標値達成又は超え、目標値から不足等である。回収状況情報は、回収促進情報の生成に使用でき、その他、リサイクル業者、地方自治体及び商品メーカ等への提供が可能である。例えば、製品メーカは、回収状況情報を、商品の販促計画に利用することも可能である。回収情報生成部14は、回収状況に基づき、回収促進情報(例えば、回収キャンペーン情報)を生成する。回収情報生成部14は、回収促進のための回収報酬情報(例えば、ポイント情報、クーポン情報)を生成してもよい。回収報酬情報は、例えば、商品メーカが、自社商品の販売促進のために、生成してもよい。
【0050】
[実施形態3]
次に、図7に、本発明の実施形態3の処理の一例を示す。
【0051】
図7において、「タブレット画面」は、例えば、回収場に設置されたタブレットの画面である。「スマホ画面」は、例えば、回収場の資源ゴミ(回収対象の商品包装材)の持参者(住民)のスマートフォンの画面である。
【0052】
同図において、まず、(1)QRコード読み込みが実施される。「住民の動き」に示すように、住民はお店から購入した商品を消費後、回収対象物の商品包装材(プラスチック容器等)を回収場に持参する。回収場のタブレット画面には「MyQRコードを持っていますか? YES/NO」の文字が表示されており。MyQRコードを持っている住民は「YES」のボタンをタップして、QRコード(登録商標)をタブレットのカメラにかざし、QRコード(登録商標)を読み込ませる。QRコード(登録商標)により、例えば、回収場に資源ゴミを持参して回収ボックスに入れてよいエリアの住民か否かが判断される。また、後述のように、キャンペーン及びポイント付与等の対象者か否かを判断してもよい。
【0053】
次に、(2)バーコードスキャンが実施される。「タブレット画面」には、「資源のバーコードをかざしてください!」の文字が表示され、文字の指示に従い、住民が資源ゴミのバーコードをタブレットのカメラにかざす。すると、カメラでバーコードが撮像され、その画像が、本装置に取得され、資源ゴミの素材の種類及び重量が特定され、回収手段として回収ボックスの種類(水色のBOX)が特定される。
【0054】
次に、(3)資源をBOXに投入が実施される。タブレットには、「Thankyou! 水色のボックスに入れてね。5ポイントプレゼント(資源重量:50g)」の文字が表示される。タブレットの文字の指示に従い、住民は、資源ゴミを水色の回収ボックスに投入すると、住民の「スマホ画面」には、「合計20P」という文字とプレゼントマークが表示され、かつ、住民のスマホに5ポイントが付与される。
【0055】
(4)SNSでキャンペーン通知では、例えば、本装置の回収状況情報において、不足している(回収目標値に達していない)素材の種類が、例えば、ポリエチレン(PE)の場合、回収促進情報及び回収報酬情報がSNS(ソーシャルネットワークシステム)を介して住民のスマホに配信され、「スマホ画面」に「――キャンペーン-- PEの資源 ポイントアップ!」の文字が表示される。(4)のSNSでキャンペーン通知では、回収実績から計算して回収量が少ない素材に対して自動でキャンペーンを開始してもよく、SNSで一斉配信してもよい。
【0056】
(5)ポイントキャンペーン自動適用において、住民は、キャンペーンにしたがって、PEの商品包装材を回収場に持参すると、「タブレット画面」に「Thankyou! 紺色BOXに入れてね。PE素材資源キャンペーン10ポイントプレゼント(資源重量:50g)」の文字が表示される。住民は、文字の指示に従い紺色の回数ボックスに商品包装材を投入し、住民のスマホに10ポイントを受け取る。(5)ポイントキャンペーン自動適用において、回収量が少ない素材を持ってきた住民にエコポイントを多く付与してもよい。
【0057】
図8に、キャンペーンのバリエーションの例を示す。バリエーションは、例えば、「適用タイミング」、「インセンティブ」及び「通知方法」の組み合わせである。「適用タイミングは、例えば、「資源の重量合計が設定した閾値に到達したとき」、「資源の素材別重量が設定した閾値に到達したとき」、「資源の個数が設定した閾値に到達したとき」、及び「アプリ起動(本装置の利用)回数が設定した閾値に到達しているとき」である。「インセンティブ」は、例えば、「ポイント付与」、「ポイント付与率増加」、及び「地域ポイントとの連携」である。「通知方法」は、例えば、「プッシュ通知:アプリ(本装置)からユーザに通知を出す」、「プル通知:ユーザ(住民等)が能動的にアプリ(本装置提供情報)を見に行く」、及び「住民等の商品購入時等における商品画像読込時に、回収可能商品か否か、キャンペーン適用商品か否か等を表示」である。
【0058】
[実施形態4]
本実施形態のプログラムは、前述の回収支援方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、画像取得手順、商品特定手順、素材特定手順、及び、回収情報生成手順を実行させるためのプログラムである。
【0059】
前記画像取得手順は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定手順は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定手順は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成手順は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成する。
【0060】
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、画像取得手順、商品特定手順、素材特定手順、及び、回収情報生成手順として機能させるプログラムということもできる。
【0061】
本実施形態のプログラムは、前記本発明の回収支援装置および回収支援方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0062】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0063】
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
画像取得部、商品特定部、素材特定部、及び、回収情報生成部を含み、
前記画像取得部は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定部は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定部は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成部は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成する、
回収支援装置。
(付記2)
前記素材特定部において、前記商品マスタデータは、さらに商品毎に商品包装資材の重量データを含み、
前記素材特定部は、前記商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の重量を特定する、
付記1記載の回収支援装置。
(付記3)
さらに、回収集計部を含み、
前記回収集計部は、前記素材特定部で特定された前記商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する、
付記2記載の回収支援装置。
(付記4)
さらに、回収状況判断部を含み、
前記回収状況判断部は、前記商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し、
前記回収情報生成部は、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する、
付記3記載の回収支援装置。
(付記5)
前記回収情報生成部は、前記回収状況に基づき、回収促進情報を生成する、
付記4記載の回収支援装置。
(付記6)
前記回収情報生成部は、回収促進のための回収報酬情報を生成する、
付記1から5のいずれかに記載の回収支援装置。
(付記7)
さらに、認証部を含み、
前記回収対象の前記商品包装材の提供者を認証して特定する、
付記1から6のいずれかに記載の回収支援装置。
(付記8)
画像取得工程、商品特定工程、素材特定工程、及び、回収情報生成工程を含み、
前記画像取得工程は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定工程は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定工程は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成工程は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成する、
回収支援方法。
(付記9)
前記素材特定工程において、前記商品マスタデータは、さらに商品毎に商品包装資材の重量データを含み、
前記素材特定工程は、前記商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の重量を特定する、
付記8記載の回収支援方法。
(付記10)
さらに、回収集計工程を含み、
前記回収集計工程は、前記素材特定工程で特定された前記商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する、
付記9記載の回収支援方法。
(付記11)
さらに、回収状況判断工程を含み、
前記回収状況判断工程は、前記商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し、
前記回収情報生成工程は、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する、
付記10記載の回収支援方法。
(付記12)
前記回収情報生成工程は、前記回収状況に基づき、回収促進情報を生成する、
付記11記載の回収支援装方法。
(付記13)
前記回収情報生成工程は、回収促進のための回収報酬情報を生成する、
付記8から12のいずれかに記載の回収支援方法。
(付記14)
さらに、認証工程を含み、
前記回収対象の前記商品包装材の提供者を認証して特定する、
付記8から13のいずれかに記載の回収支援方法。
(付記15)
画像取得手順、商品特定手順、素材特定手順、及び、回収情報生成手順を含み、
前記画像取得手順は、回収対象の商品包装材の画像を取得し、
前記商品特定手順は、前記商品包装材の画像から、前記商品包装材が使用されている商品を特定し、
前記素材特定手順は、商品毎に商品包装素材の素材の種類が記録されている商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の素材種類を特定し、
前記回収情報生成手順は、前記商品包装材の素材種類毎に回収手段が記録されている回収マスタデータに基づき、回収手段情報を生成し、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラム。
(付記16)
前記素材特定手順において、前記商品マスタデータは、さらに商品毎に商品包装資材の重量データを含み、
前記素材特定手順は、前記商品マスタデータに基づき、前記商品が特定された前記商品包装材の重量を特定する、
付記15記載のプログラム。
(付記17)
さらに、回収集計手順を含み、
前記回収集計手順は、前記素材特定手順で特定された前記商品包装材の素材種類毎に、前記商品包装材の回収重量を集計する、
付記16記載のプログラム。
(付記18)
さらに、回収状況判断手順を含み、
前記回収状況判断手順は、前記商品包装材の回収重量に基づき、前記商品包装材の素材種類毎に、回収状況を判断し、
前記回収情報生成手順は、判断された前記回収状況に基づき、回収状況情報を生成する、
付記17記載のプログラム。
(付記19)
前記回収情報生成手順は、前記回収状況に基づき、回収促進情報を生成する、
付記18記載のプログラム。
(付記20)
前記回収情報生成手順は、回収促進のための回収報酬情報を生成する、
付記15から19のいずれかに記載のプログラム。
(付記21)
さらに、認証手順を含み、
前記回収対象の前記商品包装材の提供者を認証して特定する、
付記15から20のいずれかに記載のプログラム。
(付記22)
付記15から21のいずれかに記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明は、商品包装材の素材種類を自動で判断することが可能である。このため、例えば、商品包装材の素材毎の正確な分別回収が促進され、商品包装材の再利用及び再資源化の促進が期待できる。
【符号の説明】
【0065】
10(10A、10B) 回収支援装置
11 画像取得部
12 商品特定部
13 素材特定部
14 回収情報生成部
15 回収集計部
16 回収状況判断部
17 認証部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8