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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023148375
(43)【公開日】2023-10-13
(54)【発明の名称】照明制御装置
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/16 20200101AFI20231005BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20231005BHJP
   H05B 47/18 20200101ALI20231005BHJP
【FI】
H05B47/16
H05B47/105
H05B47/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022056353
(22)【出願日】2022-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002907
【氏名又は名称】弁理士法人イトーシン国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】杉田 真一
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA05
3K273QA31
3K273QA32
3K273RA16
3K273SA17
3K273SA36
3K273SA60
3K273TA04
3K273TA05
3K273TA15
3K273TA22
3K273TA27
3K273TA29
3K273TA62
3K273TA66
3K273UA18
3K273UA22
(57)【要約】
【課題】 レイテンシの小さい照明制御装置30を提供する。
【解決手段】 照明制御装置30は、複数の照明機器10に対して複数のユニバース0、1、2、3からなる制御信号を送信するときに、前記複数のユニバース0、1、2、3のうち、演出に用いる信号を含む第1ユニバース0、2の信号の送信頻度に対して、前記演出に用いられない信号だけからなる第2ユニバース1、3の信号の送信頻度を低くする。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の照明装置に対して複数のユニバースからなる制御信号を送信するときに、前記複数のユニバースのうち、演出に用いる信号を含む第1ユニバースの信号の送信頻度に対して、前記演出に用いられない信号だけからなる第2ユニバースの信号の送信頻度を低くすることを特徴とする照明制御装置。
【請求項2】
前記第2ユニバースは、照明装置が設定されているチャンネルを含まないことを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
【請求項3】
前記第2ユニバースの信号を送信しないことを特徴とする請求項2に記載の照明制御装置。
【請求項4】
前記複数の照明装置において、それぞれのチャンネルが予め設定されており、
前記複数の照明装置から、それぞれに設定されているチャンネルを取得することによって、前記複数のユニバースのそれぞれが、前記第1ユニバースか前記第2ユニバースかを判定することを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
【請求項5】
前記第2ユニバースの信号として、レベルが0%の信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
【請求項6】
演出開始時に、レベルが0%の前記第2ユニバースの信号を少なくとも1回、送信することを特徴とする請求項5に記載の照明制御装置。
【請求項7】
演出中に、レベルが0%の前記第2ユニバースの信号を送信することを特徴とする請求項6に記載の照明制御装置。
【請求項8】
任意のタイミングで、レベルが0%の前記第2ユニバースの信号の送信が可能であることを特徴とする請求項5に記載の照明制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、複数のユニバースを含む制御信号を送信する照明制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ局のスタジオや舞台の演目が上演されるホールなどには、照明演出を行う照明システムが導入されている。かかる照明システムでは、照明制御装置である調光操作卓によって、複数の照明器具の照度や照明する光の色彩などの調整が行われる。調光操作卓は、ESTA(Entertainment Services and Technology Association) で規定された、DMX規格、または、DMXを拡張したRDM規格に従った信号に基づいて、規格に対応する照明器具と通信可能に構成されている。
【0003】
上記規格の信号ブロックは、512チャンネルの照明機器の制御が可能である。512チャンネル以上の制御が必要な場合は、512チャンネルの信号ブロックである「ユニバース」を、複数個使用することができる。例えば、4ユニバースを用いると、2000個以上のチャンネルの制御が可能である。
【0004】
しかし、複数のユニバースを含む信号(バケット)は、通信トラフィックが大きく、レイテンシによって演出に支障が発生するおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-34258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施形態は、レイテンシの小さい照明制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態の照明制御装置は、複数の照明装置に対して複数のユニバースからなる制御信号を送信するときに、前記複数のユニバースのうち、演出に用いる信号を含む第1ユニバースの信号の送信頻度に対して、前記演出に用いられない信号だけからなる第2ユニバースの信号の送信頻度を低く。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によれば、レイテンシの小さい照明制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態の照明制御装置を有する照明システムのブロック図である。
図2】照明制御装置が送信する制御信号を説明する図である。
図3】第1実施形態の照明制御装置が送信する制御信号を説明する図である。
図4】第1実施形態の変形例の照明制御装置が送信する制御信号を説明する図である。
図5】第1実施形態の変形例の照明制御装置が送信する制御信号を説明する図である。
図6】第2実施形態の照明制御装置の作動状態を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態の照明制御装置は、複数の照明装置に対して複数のユニバースからなる制御信号を送信するときに、前記複数のユニバースのうち、演出に用いる信号を含む第1ユニバースの信号の送信頻度に対して、前記演出に用いられない信号だけからなる第2ユニバースの信号の送信頻度を低く。
【0011】
前記第2ユニバースは、照明装置が設定されているチャンネルを含まない。
【0012】
前記照明制御装置は、前記第2ユニバースの信号を送信しない。
【0013】
前記複数の照明装置において、それぞれのチャンネルが予め設定されており、前記照明制御装置は、前記複数の照明装置から、それぞれに設定されているチャンネルを取得することによって、前記複数のユニバースのそれぞれが、前記第1ユニバースか前記第2ユニバースかを判定する。
【0014】
前記照明制御装置は、前記第2ユニバースの信号として、レベルが0%の信号を送信する。
【0015】
前記照明制御装置は、演出開始時に、レベルが0%の前記第2ユニバースの信号を少なくとも1回、送信する。
【0016】
前記照明制御装置は、演出中に、レベルが0%の前記第2ユニバースの信号を送信する。
【0017】
前記照明制御装置は、任意のタイミングで、レベルが0%の前記第2ユニバースの信号の送信が可能である。
【0018】
<第1実施形態>
図1に示すように、本実施形態の照明制御装置30は、複数の照明機器10-1~10-N、および、複数の伝送装置20-1~20-Kと、ともに照明システム1を構成している(N、Kは自然数)。以下、照明機器10-1~10-Nのそれぞれを、照明機器10という。同様に、伝送装置20-1~20-Kのそれぞれを伝送装置20という。照明システム1に接続される照明機器10および伝送装置20の種別や数などは任意に設定できる。
【0019】
照明システム1において、照明機器10は、DMX規格に従った通信プロトコルや、DMXを拡張したRDM規格に沿った通信プロトコルにより、伝送装置20と通信が可能である。照明機器10は、直接、または、他の照明機器10を介して伝送装置20と接続される。例えば、図1に示す例では、照明機器10-1~10-3は、伝送装置20に対して直列に接続されている。
【0020】
照明機器10は、例えば、LED(Light Emitting Diodes)等の光源を有し、制御信号に従って制御対象を変化させることで、スタジオや舞台等の照明演出を行う。
【0021】
伝送装置20-1~20-Kは、イーサネット(登録商標)等の有線または無線によるネットワークによって照明制御装置30と通信が可能な態様で接続される。伝送装置20は、DMX規格やRDM規格に沿った通信方式により、1つ、または複数の照明機器10と接続される接続端子である。
【0022】
例えば、照明制御装置30は、DMX信号やRDM規格をイーサネットで使用できるようにしたブロードキャストプロトコル(Art-Nrt)、または、マルチキャストプロトコル(sACN)にて伝送装置20に信号を送信する。
【0023】
ここで、伝送装置20は、照明機器10を吊り下げるバトンと呼ばれる長尺の装置や、舞台に固定された態様で利用されていてもよく、移動可能な状態で利用されていてもよい。また、伝送装置20は、照明機器10を吊り下げるとともに、照明機器10と照明制御装置30との通信を中継することができるバトン装置であってもよい。
【0024】
照明制御装置30は、制御情報を照明機器10との間で通信可能な制御装置であり、一般に、調光卓や制御卓等と呼ばれる。照明制御装置30は、ユーザのフェーダ操作による照明機器10に対する操作指令を制御信号として出力する。照明制御装置30は、出力信号を制御するコントローラであるCPU31を有する。
【0025】
照明機器10には、照明機器10の種別やモードに応じて、1つまたは複数のチャンネルが、照明制御装置30を用いてユーザによって設定される。照明機器10は、設定されたチャンネルを用いた制御に従って制御対象を変更する。
【0026】
なお、照明機器10の制御対象としては、赤、緑、青、シアン、白(R:Red, G:Green, B:Blue, C:Cyan, W:White)といった照明する光の色彩、照度(Intensity)、照明する方向(Moving)等が採用される。
【0027】
照明機器10には、制御対象のそれぞれに対して異なるチャンネルが設定されており、自装置に設定されたチャンネルを示す制御信号を受信した場合は、そのチャンネルが示す制御対象を、受信した制御信号に従って制御対象を変更する。
【0028】
例えば、照明機器10-1には、色彩(RGBC)と照度(I)との5つの制御対象に、それぞれチャンネルが設定される。照明機器10-2には、色彩(RGB)と移動(M)との4つの制御対象にそれぞれチャンネルが設定される。照明機器10-3には、色彩(RGBW)と照度(I)と移動(M)との6つの制御対象にそれぞれチャンネルが設定される。
【0029】
例えば、照明機器10-1には、自装置の識別情報「UID1」[0]に対応してスタートアドレス「1」が設定される。照明機器10-1は、スタートアドレス「1」から連続する「5」個のチャンネル、すなわちチャンネル「1」~「5」を各制御対象のチャンネルとして設定する。また、例えば、照明機器10-2には、自装置の識別情報「UID2」に対応してスタートアドレス「6」が設定される。照明機器10-2は、スタートアドレス「6」から連続する「4」個のチャンネル、すなわちチャンネル「6」~「9」を各制御対象のチャンネルとして使用する。また例えば、照明機器10-3には、自装置の識別情報「UID3」に対応してスタートアドレス「10」が設定される。照明機器10-3は、スタートアドレス「10」から連続する「6」個のチャンネル、すなわちチャンネル「10」~「15」を各制御対象のチャンネルとして使用する。また、他の照明機器10も同様に、各制御対象にチャンネルを設定する。
【0030】
DMX規格またはRDM規格に沿った通信プロトコルでは、512チャンネルの制御信号を1バケットとして繰り返し送信する。この通信プロトコルでは1ビットのスタートビットと2ビットのストップビットを使い、データはリトルエンディアンである。パケットの先頭には最低でも88μ秒のブレーク信号があり、それに最低でも8μ秒の "Mark After Break" (MAB) が続く。ブレーク信号は受信側にデータが後に続くことを予告するものである。最初のスロットは「開始コード」であり、後に続くデータの種類を知らせるものである。
【0031】
照明制御装置30は、ユーザから照明機器10に対する操作指令を受け付けると、照明機器10-1~10-Nは、付与されたチャンネル情報を含む制御情報を生成し、伝送装置20-1~20-Kに制御情報を送信する。伝送装置20-1~20-Kは、制御情報を規格に沿った制御信号(例えば、調光信号等)に変換し、チャンネルが示す照明機器10に対して制御信号を出力する。これにより、照明機器10-1~10-Nの制御が行われる。このように、照明制御装置30は、照明機器10-1~10-Nに対して予め設定されたチャンネルを用いて、照明機器10-1~10-Nを遠隔制御する。
【0032】
すでに説明したように、DMX規格またはRDM規格に沿った通信プロトコルでは、512チャンネル以上の制御が必要な場合は、それぞれが512チャンネルの制御信号を含む「ユニバース」を、複数個使用する。例えば、図2に示すように、照明制御装置は、4つのユニバース0、1、2、3を1バケットとして、繰り返し送信する。
【0033】
ここで、ユニバース0、1、2、3は、照明機器10が設定されているチャンネルを有するとは限らない。例えば、ユニバース0、2は、照明機器10が設定されているチャンネルを有するが、ユニバース1、3は、512チャンネルのいずれにも演出に用いる照明機器10が設定されていないことがある。
【0034】
以下、演出に用いる照明機器10が設定されているチャンネルを含むユニバースを、「第1ユニバース」といい、演出に用いる照明機器10が設定されているチャンネルを含まない不要なユニバースを、「第2ユニバース」という。言い替えれば、第1ユニバースは、演出に用いる信号を含み、第2ユニバースは、演出に用いられない不要な信号だけからなる。ユニバースが、第1ユニバースおよび第2ユニバースのいずれであるかは、使用者が判断し設定してもよいし、例えば、CPU31が判断してもよい。
【0035】
図3に示すように、本実施形態の照明制御装置30は、CPU31の制御によって、複数の照明機器10に対して複数のユニバースからなる制御信号を送信するときに、複数のユニバースのうち、演出に用いる信号を含む第1ユニバース0、2の信号を1バケットとして、繰り返し送信し、演出に用いられない信号だけからなる第2ユニバース1、3の信号を送信しない。
【0036】
照明制御装置30は、4つのユニバース0、1、2、3を、1バケットとして、繰り返し送信する従来の照明制御装置よりも、通信トラフィックが小さいため、レイテンシが小さい。なお、1バケットの送信に要する時間が、20m秒以下であれば、レイテンシによって演出に支障が生じることはない。
【0037】
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態の変形例の照明制御装置30Aは、第1実施形態の変形例の照明制御装置30と類似し、同じ効果を有する。このため、同じ機能の構成要素には同じ符号を付し、説明は省略する。
【0038】
照明システム1は、様々な演出に用いられる。演出に応じて、異なる照明機器10が使われる。また、演出を決めるために、様々なパターンの演出が試験的に行われることも多い。このため、演出開始時に、演出に用いない照明機器10が、チャンネル設定され、点灯状態になっている、いわゆる、「消え残り」が発生することがある。
【0039】
図4に示すように、本変形例の照明制御装置30AではCPU31の制御によって、演出開始時に、演出に用いられない照明機器10だけがチャンネル設定されている第2のユニバース1A、3Aの信号として、設定されているチャンネルの全てのレベルが0%の信号を送信する。レベルが0%の信号は、フェーダ操作において消灯となる信号である。ユニバース1A、3Aの信号は、演出に用いない信号からなる第2ユニバースの信号である。
【0040】
なお、通信エラー発生を考慮して、レベルが0%のユニバース1A、3Aを、複数回繰り返して送信することが好ましい。例えば、照明制御装置30Aは、演出開始時に、ユニバースA、1A、C、3Aからなるバケットを数サイクル送信し、その後は、演出に使用される制御信号を含むユニバース0、2からなるバケットだけを繰り返し送信する。
【0041】
また、図5に示すように照明制御装置30Aは、演出中の通信エラー発生による、演出に使用しない照明機器10の点灯を考慮して、演出中にユニバース0、2からなるバケットを、複数回繰り返して送信しながら、時々、ユニバース0、1A、2、3Aからなるバケットを送信してもよい。
【0042】
さらに、照明制御装置30Aは、ユーザの操作によって任意のタイミングで、レベルが0%の第2のユニバース1A、3Aが送信できる構成であってもよい。
【0043】
本変形例の照明制御装置30Aは、演出に用いない信号だけからなる第2ユニバースの信号を送信するが、演出に用いる信号を含む第1ユニバースの信号の送信頻度に対して、第2ユニバースの信号の送信頻度は低い。
【0044】
このため、照明制御装置30Aは、「消え残り」発生を防止しながら、レイテンシが小さい制御が可能である。
【0045】
<第2実施形態>
本実施形態の変形例の照明制御装置30Bは、第1実施形態の照明制御装置30と類似し、同じ効果を有する。このため、同じ機能の構成要素には同じ符号を付し、説明は省略する。
【0046】
通信プロトコルとして、双方向通信可能なプロトコル、例えば、RDM規格に沿った通信プロトコルでは、照明制御装置30Bは、複数の照明機器10から、その情報を取得できる。
【0047】
大規模照明システムでは、演出に応じて複数の照明機器10のチャンネルを、その都度、設定するのは繁雑である。このため、複数の照明機器10のそれぞれに予めチャンネルが設定されている場合がある。
【0048】
図6に示すように、(ステップS10)複数の照明機器10のそれぞれに予めチャンネルが設定されている場合(YES)に、(ステップS20)照明制御装置30Bは、複数の照明機器10からそれぞれに設定されているチャンネルの情報を取得する。
【0049】
そして、(ステップS30)照明制御装置30BのCPU31は、複数のユニバースのそれぞれが、演出に使用する照明装置のチャンネルを含む第1ユニバースと、演出に使用する照明装置のチャンネルを含まない第2ユニバースかを判定する。
【0050】
(ステップS40)照明制御装置30は、演出に用いる信号を含む第1ユニバースの信号だけを送信する。そして、(ステップS50)演出が終了する(YES)まで、ステップS40における信号送信が繰り返し行われる。
【0051】
照明制御装置30Bは、照明制御装置30Bによる照明機器10に対応するチャンネル設定が不要であり、かつ、レイテンシが小さい制御が可能である。
【0052】
なお、(ステップS10)複数の照明機器10のそれぞれに予めチャンネルが設定されていない場合(NO)には、(ステップS60)照明制御装置30を用いて複数の照明機器10にチャンネルが設定される。
【0053】
照明制御装置30Bは、照明制御装置30Aのように、演出に使用する照明装置のチャンネルが含まれていない第2ユニバースの制御信号として、全てのレベルが0%の信号を、演出開始時、または、演出中に、時々送信することで、「消え残り」発生が防止できることは言うまでも無い。
【0054】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更ができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0055】
1・・・照明システム
10・・・照明機器
20・・・伝送装置
30、30A、30B・・・照明制御装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6