(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023148383
(43)【公開日】2023-10-13
(54)【発明の名称】ガゼット袋
(51)【国際特許分類】
B65D 77/00 20060101AFI20231005BHJP
【FI】
B65D77/00 A
B65D77/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022056369
(22)【出願日】2022-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000122298
【氏名又は名称】王子ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092978
【弁理士】
【氏名又は名称】真田 有
(72)【発明者】
【氏名】坂野 賀津士
(72)【発明者】
【氏名】加塩 龍一
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA16
3E067AB76
3E067AC03
3E067AC15
3E067BA12A
3E067BA21A
3E067BB01A
3E067BC03A
3E067CA07
3E067CA24
3E067EA06
3E067EB07
3E067EE02
3E067EE12
3E067FA01
3E067FC01
(57)【要約】
【課題】環境負荷低減を図る。
【解決手段】家庭用の衛生用紙を包装するガゼット袋は、周方向に連続した筒状に設けられ、周方向の一端および他端の端縁が周方向に対して交差する袋深さ方向に沿って延在し、第一資材1F,1Bのうち周方向の一端を含む第一主部4F,4Bと第二資材1Gのうち周方向の他端を含む第二主部4Gとを有する紙製の資材からなる本体部4と、本体部4で囲まれた内側とは反対側の外側へ周方向の一端から延出するとともに第一資材1F,1Bのうち第一主部4F,4Bを除いた一部をなす第一延出部6A~6Dと、外側へ周方向の他端から延出するとともに第二資材1Gのうち第二主部4Gを除いた一部をなす第二延出部6a~6dとを有し、第一延出部6A~6Dおよび第二延出部6a~6dにおいて第一主部4F,4Bおよび第二主部4Gのウラ面6x,6yどうしが貼り合わせられた貼合部と、を備えている。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレットロールまたはティシュペーパを含む家庭用の衛生用紙を包装するガゼット袋であって、
互いに対面する正面部および背面部と前記正面部および前記背面部に対して連設された左右一対のガゼット部とが周方向に連続した筒状に設けられ、前記周方向の一端および他端の端縁が前記周方向に対して交差する袋深さ方向に沿って延在し、第一資材のうち前記一端を含む第一主部と第二資材のうち前記他端を含む第二主部とを有する紙製の資材からなる本体部と、
前記本体部で囲まれた内側とは反対側の外側へ前記一端から延出するとともに前記第一資材のうち前記第一主部を除いた一部をなす第一延出部と、前記外側へ前記他端から延出するとともに前記第二資材のうち前記第二主部を除いた一部をなす第二延出部とを有し、前記第一延出部および前記第二延出部において前記第一主部および前記第二主部の前記内側の面から延出した面どうしが貼り合わせられた貼合部と、を備えた
ことを特徴とするガゼット袋。
【請求項2】
前記本体部には、前記資材において前記正面部をなす正面資材,前記資材において前記背面部をなす背面資材,前記資材において前記ガゼット部の左側および右側をなす一対のガゼット資材の四枚からなる別体の前記資材が用いられ、
前記貼合部は、前記正面部の前記端縁のそれぞれと前記ガゼット部の前記端縁との境界から延出している一対の第一貼合部と、前記背面部の前記端縁のそれぞれと前記ガゼット部の前記端縁との境界から延出している一対の第二貼合部と、を有し、
前記第一貼合部は、前記正面資材を前記第一資材とするとともに前記ガゼット資材を前記第二資材とし、前記正面資材の前記端縁を前記一端とするとともに前記ガゼット資材の前記端縁を前記他端とし、
前記第二貼合部は、前記背面資材を前記第一資材とするとともに前記ガゼット資材を前記第二資材とし、前記背面資材の前記端縁を前記一端とするとともに前記ガゼット資材の前記端縁を前記他端とする
ことを特徴とする請求項1に記載のガゼット袋。
【請求項3】
前記正面資材および前記背面資材として、オモテ面には熱可塑性の溶着層が積層されておらず、ウラ面に熱可塑性の溶着層が積層された片面ラミネート紙が用いられ、
前記ガゼット資材として、オモテ面およびウラ面の双方に熱可塑性の溶着層が積層された両面ラミネート紙が用いられている
ことを特徴とする請求項2に記載のガゼット袋。
【請求項4】
前記第一資材および前記第二資材として、オモテ面およびウラ面の双方に熱可塑性の溶着層が積層された両面ラミネート紙が用いられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のガゼット袋。
【請求項5】
前記本体部には、前記第一資材および前記第二資材の双方を兼ねる一枚の前記資材が用いられている
ことを特徴とする請求項1または請求項1を引用する請求項4に記載のガゼット袋。
【請求項6】
前記貼合部は、前記正面部または前記背面部と前記ガゼット部との境界に延在する前記一端および前記他端から前記第一延出部および前記第二延出部が延出している
ことを特徴とする請求項5に記載のガゼット袋。
【請求項7】
前記貼合部は、前記正面部または前記背面部において前記一端および前記他端から前記第一延出部および前記第二延出部が延出している
ことを特徴とする請求項5に記載のガゼット袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用の衛生用紙を包装するガゼット袋に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トイレットロールやティシュペーパといった家庭用の衛生用紙を包装する袋には、フィルム製の包装袋が用いられている。このような包装袋の一つとして、予め筒状に一体成形されたフィルム製の資材(いわゆるチューブ袋)を用いてトイレットロールをガゼット包装したガゼット袋が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、環境負荷低減を図るために、包装袋の資材をフィルム製のものから紙製のものに切り替えることが求められている。そこで、家庭用の衛生用紙を包装するガゼット袋をフィルム製のものから紙製のものへ変更することが考えられる。しかしながら、フィルム製の資材は予め筒状に一体成形することはできるものの、紙製の資材をチューブ袋のように一体成形するのは難題であり、家庭用の衛生用紙を包装するガゼット袋に紙製の資材を用いるのは困難である。
よって、環境負荷低減を図るうえで改善の余地がある。
【0005】
本件のガゼット袋は、上記の課題に鑑みて創案されたものであり、環境負荷低減を図ることを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここで開示するガゼット袋は、トイレットロールまたはティシュペーパを含む家庭用の衛生用紙を包装する。本ガゼット袋は、互いに対面する正面部および背面部と前記正面部および前記背面部に対して連設された左右一対のガゼット部とが周方向に連続した筒状に設けられ、前記周方向の一端および他端の端縁が前記周方向に対して交差する袋深さ方向に沿って延在し、第一資材のうち前記一端を含む第一主部と第二資材のうち前記他端を含む第二主部とを有する紙製の資材からなる本体部と、前記本体部で囲まれた内側とは反対側の外側へ前記一端から延出するとともに前記第一資材のうち前記第一主部を除いた一部をなす第一延出部と、前記外側へ前記他端から延出するとともに前記第二資材のうち前記第二主部を除いた一部をなす第二延出部とを有し、前記第一延出部および前記第二延出部において前記第一主部および前記第二主部の前記内側の面から延出した面どうしが貼り合わせられた貼合部と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本件のガゼット袋によれば、環境負荷低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】持手部が展開された状態のガゼット袋を示す斜視図である。
【
図2】持手部が折り返された状態のガゼット袋を示す斜視図である。
【
図3】ガゼット部の収容部を破断させて示す斜視図である。
【
図6】ガゼット袋の収容部を模式的に示す横断面図である。
【
図7】
図3の要部(一点鎖線で囲まれた部位)を拡大して示す拡大斜視図である。
【
図8】第一変形例に係るガゼット袋の収容部を模式的に示す横断面図(
図6に対応する図)である。
【
図9】第二変形例に係るガゼット袋の収容部を模式的に示す横断面図(
図6に対応する図)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態としてのガゼット袋を説明する。
本実施形態のガゼット袋は、被包装体をガゼット包装する袋である。
下記の実施形態では、紙製の資材が用いられたガゼット袋(すなわちガゼット紙袋)を例示し、ガゼット袋で包装される被包装体として家庭用の衛生用紙を例示する。家庭用の衛生用紙としては、トイレットロール,ティシュペーパ,キッチンロールなどが挙げられる。
【0010】
本実施形態では、ガゼット袋が水平面に載置された姿勢を前提とし、説明に用いる方向をつぎのように定義する。
鉛直方向に沿う方向を縦方向(別言すれば「袋深さ方向」)とし、水平方向に沿う方向を横方向とする。縦方向は、重力が作用する方向に沿う下方(図面では「D」と記す)と下方の反対方向である上方(図面では「U」と記す)との双方に沿う方向である。横方向については、前方(図面では「F」と記す),後方(図面では「B」と記す),左方(図面では「L」と記す)および右方(図面では「R」と記す)の四方向に沿う方向である。前方と後方とは互いに反対を向く方向であり、左方と右方とは互いに反対を向く方向であり、前後方向と左右方向とは互いに直交(交差)する。
【0011】
[I.一実施形態]
下記の一実施形態では、ガゼット袋の構成を項目[1]で説明し、項目[1]の構成による作用および効果を項目[2]で説明する。
本実施形態では、ガゼット袋で包装される家庭用の衛生用紙(被包装体)として、トイレットロールを例示する。
【0012】
[1.構成]
図1,
図2に示すように、ガゼット袋1には、下記の収容部2および持手部3が設けられている。
・収容部2:トイレットロール9の周囲に配置された立体状の部位
・持手部3:収容部2に対して上方に延出して設けられた平面状の部位
本ガゼット袋1をゲーブルトップ型の牛乳パックに準えれば、牛乳が充填された角柱状の部位が収容部2に対応し、トップシールされた部位が持手部3に対応する。
【0013】
ここで例説するガゼット袋1は、
図3に示すように、四枚の資材1F,1B,1L,1Rが貼り合わせられることで製袋されている。四枚の資材1F,1B,1L,1Rは、以下に列挙するように、前後左右のそれぞれに配置されている。
・正面資材1F:ガゼット袋1の前方に配置された資材(第一資材)
・背面資材1B:ガゼット袋1の後方に配置された資材(第一資材)
・左ガゼット資材1L:ガゼット袋1の左方に配置された資材(第二資材)
・右ガゼット資材1R:ガゼット袋1の右方に配置された資材(第二資材)
【0014】
これらの資材1F,1B,1L,1Rには、公知のさまざまな紙製の資材を用いることができ、紙を主成分とする種々の製袋材料を採用することができる。
ここで例示する一実施形態では、正面資材1Fおよび背面資材1Bとして、オモテ面には熱可塑性の溶着層が積層されておらず、ウラ面に熱可塑性の溶着層が積層された片面ラミネート紙が用いられている。一方、左ガゼット資材1Lおよび右ガゼット資材1R(すなわち左右で一対のガゼット資材1G)として、ウラ面に加えてオモテ面の双方に熱可塑性の溶着層が積層された両面ラミネート紙が用いられている。
【0015】
ただし、一対のガゼット資材1Gだけでなく正面資材1Fおよび背面資材1Bにも両面ラミネート紙を用いてもよい。あるいは、資材1F,1B,1Gは、貼り合わせられる箇所を含む部分にシール材が塗工されたものであってもよい。
つまり、資材1F,1B,1Gにおいて少なくとも貼り合わせられる箇所に貼合用の機能剤が付加されていればよい。
【0016】
上記の各資材1F,1B,1Gは、
図3,
図4や下記の表1に示すように、収容部2の一部をなす部位2F,2B,2Gと持手部3の一部をなす部位3F,3B,3Gとが一体に設けられている。
【0017】
【0018】
下正面部2Fから上方(袋深さ方向の一方)に延出した部位が上正面部3F(第二正面部)であり、下背面部2Bから上方に延出した部位が上背面部3B(第二背面部)である。また、下ガゼット部2Gから上方に延出した部位が上ガゼット部3Gである。
ガゼット部2G,3Gについて詳細に言えば、左ガゼット資材1Lでは、収容部2の一部をなす部位が左下ガゼット部2L(第一左ガゼット部)であって持手部3の一部をなす部位が左上ガゼット部3L(第二左ガゼット部)である。同様に、右ガゼット資材1Rでは、収容部2の一部をなす部位が右下ガゼット部2R(第一右ガゼット部)であって持手部3の一部をなす部位が右上ガゼット部3R(第二右ガゼット部)である。
【0019】
下ガゼット部2Gには、前後方向の中間部において縦方向に沿って延在する下谷折線F1(第一谷折線)が設けられている。
この下ガゼット部2Gは、下谷折線F1で二つ折り自在に設けられている。下谷折線F1の谷折りが展開された状態では、下正面部2Fと下背面部2Bとが離間しており、ガゼット袋1の内部にトイレットロール9を収容する空間が形成される。このように展開された状態でトイレットロール9がガゼット袋1に収容される。
【0020】
一方、下ガゼット部2Gが下谷折線F1で谷折りされた状態では、下正面部2Fと下背面部2Bとが近接しており、ガゼット袋1の内部にトイレットロール9を収容する空間が形成されていない。このように谷折りされた状態は、ガゼット袋1がシート状に折り畳まれた状態であり、たとえばガゼット袋1の保管時に用いられる状態である。
また、
図4に示すように、上ガゼット部3Gには、下谷折線F1(
図2,
図3参照)から上方に延出した上谷折線F2(第二谷折線)が設けられている。この上ガゼット部3Gは、上谷折線F2で二つ折りにされた状態で上正面部3Fおよび上背面部3Bどうしの間に挟装されている。
【0021】
以下、収容部2に関して小項目[1-1]で詳述し、持手部3に関して小項目[1-2]で詳説する。
一実施形態では、左右対称かつ前後対称に設けられた収容部2を例示し、左右対称に設けられた持手部3を例に挙げる。そのため、一実施形態で例示する収容部2や持手部3には、対称に設けられた一方の構成と同様の構成が他方に設けられている。なお、一実施形態で例示する持手部3は、
図1に示すように展開された状態であれば前後対称に設けられており、
図2に示すように折り返された状態であれば前後非対称である。
【0022】
[1-1.収容部]
図6に示すように、収容部2は、以下に示す本体部4および貼合部5の二部位に大別される。
・本体部4:ガゼット袋1の周方向に連続した四角筒状(筒状)の部位
・貼合部5:本体部4から外側に延出した部位
なお、本体部4に係る「周方向」とは、ガゼット袋1において前方,左方,後方,右方の順に回る方向、または、前方,右方,後方,左方の順に回る方向であることを意味する。また、貼合部5に係る「外側」とは、本体部4で囲まれた側(すなわち内側)とは反対側であることを意味する。
【0023】
本体部4は、資材1F,1B,1L,1Rどうしが貼り合わせられておらず、いわゆるチューブ袋のように周方向に循環可能な軌跡に沿って延在する部位である。
貼合部5は、資材1F,1B,1L,1Rが貼り合わせられた部位であり、周方向に連続していない部位とも言える。ここで例示する貼合部5は、本体部4の四隅から延出している。
【0024】
収容部2に設けられた上記の下正面部2F,下背面部2B,下ガゼット部2Gは、
図6や下記の表2に示すように、本体部4の一部をなす部位4F,4B,4Gと貼合部5の一部をなす部位5F,5B,5Gとに細別される。
【0025】
【0026】
下ガゼット部2Gについて詳細に言えば、左下ガゼット部2Lでは、本体部4の一部をなす部位が左ガゼット本体部4L(左ガゼット部,第二主部)であって、貼合部5の一部をなす部位が前後一対の左ガゼット延出部5Lである。同様に、右下ガゼット資材2Rでは、本体部4の一部をなす部位が右ガゼット本体部4R(右ガゼット部,第二主部)であって、貼合部5の一部をなす部位が前後一対の右ガゼット延出部5Rである。
【0027】
本体部4では、正面本体部4Fおよび背面本体部4Bが互いに対面し、正面本体部4Fおよび背面本体部4Bに対して左右一対のガゼット本体部4Gが連設されている。
正面本体部4Fは、本体部4の前方で左右方向および上下方向の双方に沿って延在し、背面本体部4Bは、本体部4の後方で左右方向および上下方向の双方に沿って延在している。これらの本体部4F,4Bどうしが前後に対面している。ガゼット本体部4Gは、本体部4の左方や右方で前後方向および上下方向の双方に沿って延在している。
【0028】
この本体部4には、縦方向(周方向に対して交差する方向)に沿って延在する周方向の一端および他端の端縁(周方向端縁)を有する。ここでいう「端縁」とは、別体の資材1F,1B,1L,1Rどうしが接する線状の縁部を意味する。換言すれば、四つの資材1F,1B,1L,1Rのうち互いに接する二つの資材において、一方が周方向の一端(端縁の一方)を有し、他方が周方向の他端(端縁の他方)を有する。具体的には、下記の表3に示すように、本体部4F,4B,4L,4Rのそれぞれに一対の端縁が含まれる。
【0029】
【0030】
上記の表3に示すように、下正面部2Fのうち周方向の左端や右端を含む部位が正面本体部4Fであり、同様に、下背面部2Bのうち周方向の左端や右端を含む部位が背面本体部4Bである。
また、左下ガゼット部2Lのうち周方向の前端や後端を含む部位が左ガゼット本体部4Lであり、同様に、右下ガゼット部2Rのうち周方向の前端や後端を含む部位が右ガゼット本体部4Rである。
上記のように周方向の端縁を含む本体部4F,4B,4L,4Rから延出部5F,5B,5Gが延出している。
【0031】
左右一対の前延出部5Fには、正面本体部4Fの左端から左方に延出している左前正面延出部6Aと、正面本体部4Fの右端から右方に延出している右前正面延出部6Bとが設けられている。同様に、左右一対の後延出部5Bには、背面本体部4Bの左端から左方に延出している左後背面延出部6Cと、背面本体部4Bの右端から右方に延出している右後背面延出部6Dとが設けられている。
【0032】
前後一対の左ガゼット延出部5Lには、左ガゼット本体部4Lの前端から左方に延出している左前ガゼット延出部6aと、左ガゼット本体部4Lの後端から左方に延出している左後ガゼット延出部6cとが設けられている。同様に、前後一対の右ガゼット延出部5Rには、右ガゼット本体部4Rの前端から右方に延出している右前ガゼット延出部6bと、右ガゼット本体部4Rの後端から右方に延出している右後ガゼット延出部6dとが設けられている。
【0033】
貼合部5は、上記の延出部6A~6D,6a~6dが貼り合わせられており、本体部4の四隅において耳状に延出している。
この貼合部5には、本体部4の前方に左右一対の前貼合部51(第一貼合部)が設けられ、本体部4の後方に左右一対の後貼合部52(第二貼合部)が設けられている。貼合部51,52では、下記の表4に示すように、延出部6A~6D,6a~6dどうしが貼り合わせられている。
【0034】
【0035】
左前正面延出部6Aや右前正面延出部6Bは、下正面部2Fから正面本体部4Fを除いた一部をなす部位である。同様に、左後背面延出部6Cや右後背面延出部6Dは、下背面部2Bから背面本体部4Bを除いた一部をなす部位である。
また、左前ガゼット延出部6aや左後ガゼット延出部6cは、左下ガゼット部2Lから左ガゼット本体部4Lを除いた一部をなす部位である。同様に、右前ガゼット延出部6bや右後ガゼット延出部6dは、右下ガゼット部2Rから右ガゼット本体部4Rを除いた一部をなす部位である。
【0036】
上記のように、正面本体部4Fにおける周方向の端縁のそれぞれとガゼット本体部4Gにおける周方向の端縁との境界から前貼合部51が延出し、背面本体部4Bにおける周方向の端縁のそれぞれとガゼット本体部4Gにおける周方向の端縁との境界から後貼合部52が延出している。
前貼合部51のうち左方に着目して詳述すると、
図7に示すように、以下に示す二つのウラ面6x,6yどうしが貼り合わせられている。
【0037】
・ウラ面6x:正面本体部4Fの左端(
図7では符号Xを付す)から左方に延出
した左前正面延出部6Aにおいて正面本体部4Fの内側の面から
左方に延出した面
・ウラ面6y:左ガゼット本体部4Lの前端(
図7では符号Yを付す)から左方
に延出した左前ガゼット延出部6aにおいて左ガゼット本体部4
Lの内側の面から左方に延出した面
【0038】
上記のようにウラ面6x,6yどうしが貼り合わせられた左前正面延出部6Aおよび左前ガゼット延出部6aによって前貼合部51のうち左方が形成される。なお、前貼合部51のうち右方ならびに後貼合部51の左方および右方についても同様に、ウラ面どうしが貼り合わせられている。
【0039】
[1-2.持手部]
図1,
図2に示すように、持手部3は、ガゼット袋1において上方に立設される部位であり、ガゼット袋1を把持するためのとっかかりをなす部位と言える。
図4に示すように、持手部3は、上述のように上谷折線F2で二つ折りにされた上ガゼット部3Gが上正面部3Fと上背面部3Bとの間に挟装され、上正面部3Fおよび上背面部3Bならびに上ガゼット部3Gが前後に重ね合わせられている。これらの部位3F,3B,3Gが重ね合わせられた持手部3は、上正面部3Fおよび上背面部3Bならびに上ガゼット部3Gにおいて前後に対面する領域どうしが互いに貼り合わせられている。このように重合されたうえで貼合された持手部3は、縦方向および左右方向(横方向)の双方に沿って延在する板紙状をなす。
【0040】
ここで例に挙げる持手部3には、
図1,
図2に示すように、左右方向に沿う折返線FAが設けられ、この折返線FAを境界にして下記の二部位が設けられている。
・第一持手部31:折返線FAに対して基端側の部位
・第二持手部32:折返線FAに対して先端側(基端側とは反対側)の部位
なお、第一持手部31に係る「基端側」とは、収容部2から持手部3が延出する基端の側(基端側)を意味する。
図1に示すように、折返線FAで折り返されておらず持手部3が展開された状態では、先端側が上側であり、基端側が下側である。
図2に示すように折返線FAで折り返された第二持手部32においては、先端側が下側であり、基端側が上側である。
【0041】
本実施形態の持手部3には、前後に貫通する手穴7が設けられている。手穴7とは、ガゼット袋1を持ち運ぶユーザの手を掛けて持ち運びやすくするために設けられた貫通穴である。
この持手部3には、以下に示す二つの手穴71,72が貫設されている。
・第一手穴71:第一持手部31を貫通して設けられた手穴7
・第二手穴72:第二持手部32を貫通して設けられた手穴7
【0042】
これらの手穴71,72は、折返線FAで折り返されて前後に重ね合わせられた持手部31,32において重複する領域に貫設されている。換言すれば、第二手穴72は、第一持手部31に対して折返線FAで折り返されて重ね合わせられた第二持手部32において第一手穴71と前後に重複する領域を貫通している。
図1,
図2には、前後方向視で長円状の輪郭をなす手穴71,72を例示する。
【0043】
さらに、一実施形態で例示する持手部3には、手穴7を開閉可能なフラップ片8が付設されている。ここでは、第二持手部32のみに設けられたフラップ片8を例示する。
フラップ片8は、第二手穴72(第一手穴および第二手穴の少なくとも一方)の周囲の部位に対して揺動自在に設けられている。このフラップ片8は、第二手穴72の輪郭で囲繞される形状をなす。
【0044】
第二手穴72を切り抜くための切抜線を想定すれば、この切抜線が第二手穴72の輪郭に対応する。
図1に示すように、切抜線の一部が切り抜かれたスリット78で第二手穴72の周囲の部位に対してフラップ片8が切り離されているとともに、切抜線のうち他部(切抜線の一部を除く部分)が切り抜かれることなくこの他部に揺動折線FBが設けられている。
揺動折線FBは、第二手穴72の周囲の部位に対してフラップ片8をつなぐ部位であり、フラップ片8を揺動自在に支持する軸機能を担う部位でもある。
【0045】
この揺動折線FBは、左右方向に沿って延在しており、第二手穴72の輪郭において基端側に配置されている。そのため、折返線FAで折り返されておらず持手部3が展開された状態では第二手穴72の輪郭において下側に揺動折線FBが位置し、折返線FAで持手部31,32が折り返された状態では第二手穴72の輪郭において上側に揺動折線FBが位置する。
【0046】
上記のように構成された持手部3を備えたガゼット袋1は、
図2,
図5に示すように、折返線FAで折り返された第二持手部32が第一持手部31に対して重ね合わせられた側(
図2,
図5の例では後側)とは反対側(
図2,
図5の例では前側)にフラップ片8が手穴71,72を挿通して揺動折線FBで上側へ折り倒された状態(以下「使用状態」を称する)で使用される。なお、
図5では、
図4に示すような各部3F,3B,3Gの積層構造を省略して示し、重ね合わせられた持手部31,32およびフラップ片8どうしの間に微少な隙間を図示している。
この使用状態では、
図4,
図5に示すように、前方から後方へ向けてフラップ片8,第一持手部31,第二持手部32の順に各部位が重ね合わせられる。
【0047】
そのほか、第一持手部31には、
図1,
図2,
図5に示すように、ガゼット袋1の易開封性を向上させるために、第一手穴71と連設されたノッチ79が設けられている。ノッチ79は、第一手穴71から基端側へ向かって切り欠かれた部位であり、第一手穴71と連設されるとともに第一持手部31を前後に貫通する部位であるとも言える。
図1,
図2には、後方向視でV字状をなすノッチ79(いわゆるVノッチ)を例示する。
【0048】
[2.作用および効果]
本実施形態のガゼット袋1は、上述の構成を備えているため、下記のような作用および効果を得ることができる。
本項目[2]では、収容部2に関する作用および効果を小項目[2-1]で述べ、持手部3に関する作用および効果を小項目[2-2]で述べる。
【0049】
[2-1.収容部]
(1)ガゼット袋1の収容部2には、周方向に連続した筒状の本体部4が設けられたうえに、本体部4から外側へ延出した貼合部5において延出部6A,6aのウラ面6x,6yどうしが貼り合わせられている。同様に、他の延出部6B~6D,6b~6dのウラ面どうしも貼り合わせられている。
このようにしていわゆるチューブ袋のような筒状の本体部4を形成する資材1F,1B,1L,1Rどうしを貼合部5で貼り合わせてガゼット袋1を製袋することができる。そのため、トイレットロール9を包装するガゼット袋1にフィルム製ではなく紙製の資材1F,1B,1L,1Rを用いることができる。
よって、環境負荷低減を図ることができる。
【0050】
そのほか、貼合部5において延出部6A~6D,6a~6dのウラ面どうしが貼り合わせられることにより、下正面部2Fのオモテ面(ガゼット袋1の正面領域)や下背面部2Bのオモテ面(ガゼット袋1の背面領域)の大きさを確保することができる。これにより、パッケージの印刷面積確保、延いては、ガゼット袋1で包装された商品の訴求性向上に資する。
この貼合部5における延出部6A~6D,6a~6dのウラ面どうしの貼り合わせは、下ガゼット部2Gが下谷折線F1で二つ折りにされた状態から展開されるとき(いわば袋を広げるとき)に本体部4F,4B,4Gにおける周方向の端縁を破損させうる力が作用した際に、延出部6A~6D,6a~6dのウラ面どうしの貼り合わせを剥離させる力として作用する。これにより、製袋時におけるガゼット袋1の破損抑制に資する。
【0051】
(2)四枚からなる別体の資材1F,1B,1L,1Rが本体部4に用いられているため、資材1F,1B,1L,1Rの用いられた部位ごとに資材を選定すれば、選定された資材の機能性を各部位に付加することが容易であり、広汎な機能要求に応じたガゼット袋1を提供することができる。
【0052】
(3)具体例を挙げれば、オモテ面には熱可塑性の溶着層が積層されていないとともにウラ面に熱可塑性の溶着層が積層された片面ラミネート紙が正面資材1Fおよび背面資材1Bとして用いられている。そのため、正面資材1Fおよび背面資材1Bにおいて、ウラ面に積層された熱可塑性の溶着層によって貼合部5における貼り合わせ機能を確保しつつ、オモテ面における熱可塑性の溶着層(ラミネート)を削減することができる。
また、ウラ面に加えてオモテ面の双方に熱可塑性の溶着層が積層された両面ラミネート紙が左ガゼット資材1Lおよび右ガゼット資材1Rに用いられている。そのため、貼合部5において資材1F,1B,1L,1Rのウラ面どうしを貼り合わせられるうえに、持手部3における左ガゼット資材1Lおよび右ガゼット資材1Rのオモテ面どうしを貼り合わせることができる。このように左右のガゼット資材1L,1Rどうしが貼り合わせられることにより、持手部3の強度を確保することができる。
【0053】
(4)なお、全ての資材1F,1B,1L,1Rに両面ラミネート紙が用いられる場合には、正面資材1Fおよび背面資材1Bに片面ラミネート紙が用いられた場合と比較して、正面資材1Fおよび背面資材1Bが用いられた部位の耐水性,防汚性,強度といった機能性を高めることができる。
あるいは、貼合部5において貼り合わせられる箇所を含む部分だけに限定してシール材が塗工された資材1F,1B,1L,1Rが用いられる場合には、資材1F,1B,1L,1Rにおけるパルプ(紙)の比率を高めることができ、環境負荷低減に資する。
【0054】
[2-2.持手部]
(1)ガゼット袋1には、トイレットロール9の周囲に配置される収容部2が設けられたうえに、収容部2に対して上方に延出した持手部3に手穴7が設けられている。
このように手穴7の設けられた持手部3によって、ガゼット袋1の可搬性を高めることができる。
【0055】
(2)持手部3には、第一持手部31に対して折返線FAで折り返されて重ね合わせられた第二持手部32において第一手穴71と前後に重複する領域を貫通する第二手穴72が設けられている。そのため、互いに重ね合わせられた第一手穴71および第二手穴72を一つの手穴7として用いることができるうえに、第一持手部31および第二持手部32が重ね合わせられた二重の持手部3の強度を高めることができる。この点からも、ガゼット袋1の可搬性を更に高めることができる。
【0056】
(3)第二持手部32には、第二手穴72の周囲の部位に対して揺動折線FBを介して連設されたフラップ片8が揺動自在に設けられている。そのため、折返線FAで折り返された第二持手部32が第一持手部31に重ね合わせられたうえでフラップ片8が第一手穴71に挿通されて揺動折線FBで折り返された使用状態では、第一持手部31に対する第二持手部32の折り重ねられた状態が保持されやすくなる。この点からも、ガゼット袋1の可搬性を向上させることができる。
【0057】
(4)本フラップ片8は、第二持手部32のみに設けられているため、第一持手部31にもフラップ片が設けられた構成と比較して、フラップ片8の干渉が抑えられ、簡素な構成でガゼット袋1の可搬性を高めることができる。
(5)さらに、フラップ片8の第二手穴72の輪郭における基端側に揺動折線FBが配置されているため、使用状態で上側に折り返されたフラップ片8によって第一持手部31において第一手穴71の上端縁に対応する端面が覆われる。このようにして、第一手穴71のうちガゼット袋1を使用するユーザの手が接触しやすいエッジの箇所をフラップ片8でカバーすることができる。この点からも、ガゼット袋1の可搬性を高めることができる。
【0058】
[II.変形例]
上述の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせることもできる。
以下、収容部に関する変形例,持手部に関する変形例,その他の変形例の順に述べる。
【0059】
==収容部に関する変形例==
一実施形態で上述のように四枚の資材が用いられるのに限らず、下記の第一変形例や第二変形例で例示するように一枚の資材(第一資材および第二資材の双方を兼ねる一枚の資材)が用いられてもよい。すなわち、正面本体部,左ガゼット本体部,背面本体部および右ガゼット本体部からなる本体部と一つの貼合部とを有する一枚の資材で収容部が形成されていてもよい。
【0060】
<第一変形例>
図8に示すように、第一変形例のガゼット袋1′における収容部2′には、周方向に連続した筒状に設けられた本体部4′と、本体部4′の四隅のうち一箇所のみから延出して設けられた貼合部5′とが設けられている。
図8には、正面本体部4F′(正面部または背面部)と左ガゼット本体部4G′(ガゼット部)との境界に延在する周方向の端縁から延出した貼合部5′を例示する。
【0061】
この貼合部5′では、正面本体部4F′における周方向の一端から延出している左前正面延出部6A′と、左ガゼット本体部4L′における周方向の他端から延出している左前ガゼット延出部6a′とが貼り合わせられている。
第一変形例のガゼット袋1′によれば、一枚の資材が用いられているため構成を簡素にすることができる。そのほか、正面本体部4F′から延出した左前正面延出部6A′によって、ガゼット袋1′の正面領域の大きさを確保することができる。
【0062】
<第二変形例>
図9に示すように、第二変形例のガゼット袋1″における収容部2″には、周方向に連続した筒状に設けられた本体部4″と、本体部4″のうち左右方向中央の一箇所のみから延出して設けられた貼合部5″とが設けられている。すなわち、いわゆる合掌袋のように収容部2″の貼合部5″が設けられている。
【0063】
図9には、背面本体部4B″(正面部または本体部)において延在する周方向端縁から延出した貼合部5″を例示する。
この貼合部5″では、以下に示す二種の正面延出部6E″,6e″どうしが貼り合わせられている。
・第一正面延出部6E″:背面本体部4B″における右半部における周方向の一端
から延出している部位
・第二正面延出部6e″:背面本体部4B″における左半部における周方向の他端
から延出している部位
【0064】
第二変形例のガゼット袋1″によれば、一枚の資材が用いられているため構成を簡素にすることができる。そのほか、貼合部5″をつまんで開封しやすくなることで開封作業性が向上し、ガゼット袋1″の四隅に延出した部位が設けられていないことから商品性向上に資する。
【0065】
==持手部に関する変形例==
フラップ片の揺動折線は、手穴の輪郭における基端側の一部分(他部)に限らず、手穴の輪郭における任意の一部分(他部)に設けられていればよい。
フラップ片は、第二持手部のみに設けられるのに限らず、第一持手部のみに設けられてもよいし、第一持手部および第二持手部のそれぞれに設けられてもよい。
【0066】
一方、たとえば持手部から手穴を切り抜いてフラップ片を省略してもよい。この場合には、手穴の輪郭を持手部から全て切り抜くなどの簡素な工法で手穴を貫設することができる。
さらに、手穴の数は、上述のように二つに限らず、三つ以上であってもよいし一つだけであってもよい。一つだけの手穴が設けられる場合には、持手部から折返線を省略することができ、簡素な構成でガゼット袋の可搬性を確保することができる。
【0067】
==その他の変形例==
そのほか、持手部を備えたガゼット袋については、たとえば資材のオモテ面とウラ面とを貼り合わせることで本体部から延出する貼合部を省略してもよい。また、貼合部を備えたガゼット袋については、持手部を省略してもよい。
あるいは、ガゼット袋に用いられる資材は、紙製に限らず、樹脂フィルムをはじめとした種々の公知材料のものを適用することができる。
【符号の説明】
【0068】
1 ガゼット袋
1F 正面資材(第一資材)
1B 背面資材(第一資材)
1G ガゼット資材(第二資材)
1L 左ガゼット資材(一対のガゼット資材の一方)
1R 右ガゼット資材(一対のガゼット資材の他方)
2 収容部
2F 下正面部(第一正面部)
2B 下背面部(第一背面部)
2G 下ガゼット部(第一ガゼット部)
2L 左下ガゼット部
2R 右下ガゼット部
3 持手部
31 第一持手部
32 第二持手部
3F 上正面部(第二正面部)
3B 上背面部(第二背面部)
3G 上ガゼット部(第二ガゼット部)
3L 左上ガゼット部(第二左ガゼット部)
3R 右上ガゼット部(第二右ガゼット部)
4 本体部
4F 正面本体部(正面部,第一主部)
4B 背面本体部(背面部,第一主部)
4G ガゼット本体部(ガゼット部,第二主部)
4L 左ガゼット本体部(左ガゼット部)
4F 右ガゼット本体部(右ガゼット部)
5 貼合部
51 前貼合部(第一貼合部)
52 後貼合部(第二貼合部)
5F 前延出部
5B 後延出部
5G ガゼット延出部
5L 左ガゼット延出部
5R 右ガゼット延出部
6A 左前正面延出部(第一延出部)
6a 左前ガゼット延出部(第二延出部)
6B 右前正面延出部(第一延出部)
6b 右前ガゼット延出部(第二延出部)
6C 左後背面延出部(第一延出部)
6c 左後ガゼット延出部(第二延出部)
6D 右後背面延出部(第一延出部)
6d 右後ガゼット延出部(第二延出部)
6x ウラ面
6y ウラ面
7 手穴
71 第一手穴
72 第二手穴
78 スリット
79 ノッチ
8 フラップ片
9 トイレットロール(家庭用の衛生用紙,被包装体)
F1 下谷折線(第一谷折線)
F2 上谷折線(第二谷折線)
FA 折返線
FB 揺動折線
X 正面本体部4Fの左端
Y 左ガゼット本体部4Lの前端