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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023149052
(43)【公開日】2023-10-13
(54)【発明の名称】太陽光発電パネル用の架台
(51)【国際特許分類】
   H02S 20/10 20140101AFI20231005BHJP
【FI】
H02S20/10 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022057391
(22)【出願日】2022-03-30
(71)【出願人】
【識別番号】000000941
【氏名又は名称】株式会社カネカ
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】後藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】大原 貫太
(72)【発明者】
【氏名】藤川 藍
(72)【発明者】
【氏名】辻野 真次
(57)【要約】
【課題】太陽光発電パネルが載置される桟と該桟を支持する支持部とを締結する締結部材に対するせん断方向の力を抑制できる太陽光発電パネル用の架台を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、桟に加わる太陽光発電パネル側からの力によって垂下部が起立部に対して相対移動した場合の締結部材の軸部と該軸部が挿通されている垂下部及び起立部の各貫通孔とに基づく該相対移動の最大距離に対し、相対移動する方向における起立部から桟における該起立部と間隔をあけて対向する部位までの距離が同じ又は小さい、ことを特徴とする。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向及び幅方向の少なくとも一方が水平に対して傾斜し、太陽光発電パネルが載置される複数の桟と、
前記桟を支持する支持部と、
軸部を有する締結部材と、を備え、
前記桟は、下方に延びる垂下部を有し、
前記支持部は、前記垂下部と隣り合う位置において該垂下部に沿って上方に延びる起立部を有し、
前記垂下部と前記起立部とは、該垂下部と該起立部との並び方向に貫通し且つ該並び方向から見て互いに重なる貫通孔であって、その内径が前記軸部の外径より大きな貫通孔をそれぞれ有し、
前記締結部材は、前記互いに重なる貫通孔に前記軸部を挿通させた状態で前記垂下部と前記起立部とを締結し、
前記桟に加わる前記太陽光発電パネル側からの力によって前記垂下部が前記起立部に対して相対移動した場合の前記締結部材の軸部と該軸部が挿通されている前記垂下部及び前記起立部の各貫通孔とに基づく該相対移動の最大距離に対し、前記相対移動する方向における前記起立部から前記桟における該起立部と間隔をあけて対向する部位までの距離が同じ又は小さい、太陽光発電パネル用の架台。
【請求項2】
長手方向及び幅方向の少なくとも一方が水平に対して傾斜し、太陽光発電パネルが載置される複数の桟と、
前記桟を支持する支持部と、
軸部を有する締結部材と、を備え、
前記桟は、下方に延びる垂下部を有し、
前記支持部は、前記垂下部と隣り合う位置において該垂下部に沿って上方に延びる起立部を有し、
前記垂下部と前記起立部とは、該垂下部と該起立部との並び方向に貫通し且つ該並び方向から見て互いに重なる貫通孔であって、その内径が前記軸部の外径より大きな貫通孔をそれぞれ有し、
前記締結部材は、前記互いに重なる貫通孔に前記軸部を挿通させた状態で前記垂下部と前記起立部とを締結し、
前記桟に加わる前記太陽光発電パネル側からの力によって前記垂下部が前記起立部に対して相対移動した場合の前記締結部材の軸部と該軸部が挿通されている前記垂下部及び前記起立部の各貫通孔とに基づく該相対移動の最大距離に対し、前記相対移動する方向における前記垂下部から前記支持部における該垂下部と間隔をあけて対向する部位までの距離が同じ又は小さい、太陽光発電パネル用の架台。
【請求項3】
長手方向及び幅方向の少なくとも一方が水平に対して傾斜し、太陽光発電パネルが載置される複数の桟と、
前記桟を支持する支持部と、
軸部を有する締結部材と、を備え、
前記桟は、下方に延びる垂下部を有し、
前記支持部は、前記垂下部と隣り合う位置において該垂下部に沿って上方に延びる起立部を有し、
前記垂下部と前記起立部とは、該垂下部と該起立部との並び方向に貫通し且つ該並び方向から見て互いに重なる貫通孔であって、その内径が前記軸部の外径より大きな貫通孔をそれぞれ有し、
前記締結部材は、前記互いに重なる貫通孔に前記軸部を挿通させた状態で前記垂下部と前記起立部とを締結し、
前記桟に加わる前記太陽光発電パネル側からの力によって前記垂下部が前記起立部に対して相対移動した場合の前記締結部材の軸部と該軸部が挿通されている前記垂下部及び前記起立部の各貫通孔とに基づく該相対移動の最大距離に対し、前記相対移動する方向における前記起立部から前記桟における該起立部と間隔をあけて対向する部位までの距離、及び、前記相対移動する方向における前記垂下部から前記支持部における該垂下部と間隔をあけて対向する部位までの距離の少なくとも一方の距離が同じ又は小さい、太陽光発電パネル用の架台。
【請求項4】
前記桟と前記起立部とを接続する接続部を備え、
前記桟は、長手方向が水平方向に対して傾斜するように配置され、
前記接続部は、前記桟における前記垂下部と前記起立部との締結位置から前記長手方向の上がり勾配側に間隔をあけた位置と、前記起立部における前記締結位置から下方に間隔をあけた位置と、を接続する、請求項1~3のいずれか1項に記載の太陽光発電パネル用の架台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電パネルを固定するための架台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、太陽光発電パネルを固定するための架台が知られている(特許文献1参照)。図10及び図11に示すように、この架台10は、太陽光発電パネルPが載置される縦桟11と、縦桟11を支持する支持部15と、支持部15に縦桟11を固定するボルトB及びナットNと、を備える。
【0003】
縦桟11は、上方を向いた帯状部位12と、帯状部位12の幅方向の両端から下方に延びると共に縦桟11の長手方向に延びる一対の垂下部13と、を有する。即ち、縦桟11の横断面形状は、下方が開口したコの字状である。
【0004】
支持部15は、ブロック状の土台16と、縦桟11の一対の垂下部13の外側(帯状部位12の幅方向の外側)において該垂下部13に沿って上方に延びる一対の起立部17と、を有する。
【0005】
ボルトBは、縦桟11の垂下部13と支持部15の起立部17とが重なる位置において軸部B1が前記幅方向に一対の垂下部13と一対の起立部17とをそれぞれ貫通した状態で、ナットNと螺合している。
【0006】
このように構成される架台10では、縦桟11の帯状部位12上に太陽光発電パネルPが固定(載置)される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2019-88172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以上の架台10では、各部位(各部材)の強度は、通常の使用では問題ないように設定されているが、近年の異常気象による予想外の積雪や暴風等によって太陽光発電パネルPに対して下方に向けた大きな力が加わった場合に、支持部15に縦桟11を固定するボルトB(詳しくは、軸部B1)に対して垂下部13と起立部17とによってせん断方向の大きな力が加わり、ボルトBが損傷することが懸念される。
【0009】
そこで、本発明は、太陽光発電パネルが載置される桟と該桟を支持する支持部とを締結する締結部材に対するせん断方向の力を抑制できる太陽光発電パネル用の架台を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の太陽光発電パネル用の架台は、
長手方向及び幅方向の少なくとも一方が水平に対して傾斜し、太陽光発電パネルが載置される複数の桟と、
前記桟を支持する支持部と、
軸部を有する締結部材と、を備え、
前記桟は、下方に延びる垂下部を有し、
前記支持部は、前記垂下部と隣り合う位置において該垂下部に沿って上方に延びる起立部を有し、
前記垂下部と前記起立部とは、該垂下部と該起立部との並び方向に貫通し且つ該並び方向から見て互いに重なる貫通孔であって、その内径が前記軸部の外径より大きな貫通孔をそれぞれ有し、
前記締結部材は、前記互いに重なる貫通孔に前記軸部を挿通させた状態で前記垂下部と前記起立部とを締結し、
前記桟に加わる前記太陽光発電パネル側からの力によって前記垂下部が前記起立部に対して相対移動した場合の前記締結部材の軸部と該軸部が挿通されている前記垂下部及び前記起立部の各貫通孔とに基づく該相対移動の最大距離に対し、前記相対移動する方向における前記起立部から前記桟における該起立部と間隔をあけて対向する部位までの距離が同じ又は小さい。
【0011】
かかる構成によれば、桟に太陽光発電パネル側から大きな力が加わって桟が起立部に対して相対移動したときに、垂下部と起立部とによるせん断方向の大きな力が締結部材の軸部に加わる前に起立部が桟(詳しくは、桟における起立部と相対移動方向に間隔をあけて対向する部位)に当接し、それ以上の前記相対移動が阻止されるため、締結部材の軸部に対する前記せん断方向の力が抑えられる、若しくは、防がれる。
【0012】
また、本発明の太陽光発電パネル用の架台は、
長手方向及び幅方向の少なくとも一方が水平に対して傾斜し、太陽光発電パネルが載置される複数の桟と、
前記桟を支持する支持部と、
軸部を有する締結部材と、を備え、
前記桟は、下方に延びる垂下部を有し、
前記支持部は、前記垂下部と隣り合う位置において該垂下部に沿って上方に延びる起立部を有し、
前記垂下部と前記起立部とは、該垂下部と該起立部との並び方向に貫通し且つ該並び方向から見て互いに重なる貫通孔であって、その内径が前記軸部の外径より大きな貫通孔をそれぞれ有し、
前記締結部材は、前記互いに重なる貫通孔に前記軸部を挿通させた状態で前記垂下部と前記起立部とを締結し、
前記桟に加わる前記太陽光発電パネル側からの力によって前記垂下部が前記起立部に対して相対移動した場合の前記締結部材の軸部と該軸部が挿通されている前記垂下部及び前記起立部の各貫通孔とに基づく該相対移動の最大距離に対し、前記相対移動する方向における前記垂下部から前記支持部における該垂下部と間隔をあけて対向する部位までの距離が同じ又は小さい。
【0013】
かかる構成によれば、桟に太陽電池パネル側から大きな力が加わって桟が起立部に対して相対移動したときに、垂下部と起立部とによるせん断方向の大きな力が締結部材の軸部に加わる前に垂下部が支持部(詳しくは、支持部における垂下部と相対移動方向に間隔をあけて対向する部位)に当接し、それ以上の前記相対移動が阻止されるため、締結部材の軸部に対する前記せん断方向の力が抑えられる、若しくは、防がれる。
【0014】
また、本発明の太陽光発電パネル用の架台は、
長手方向及び幅方向の少なくとも一方が水平に対して傾斜し、太陽光発電パネルが載置される複数の縦桟と、
前記桟を支持する支持部と、
軸部を有する締結部材と、を備え、
前記桟は、下方に延びる垂下部を有し、
前記支持部は、前記垂下部と隣り合う位置において該垂下部に沿って上方に延びる起立部を有し、
前記垂下部と前記起立部とは、該垂下部と該起立部との並び方向に貫通し且つ該並び方向から見て互いに重なる貫通孔であって、その内径が前記軸部の外径より大きな貫通孔をそれぞれ有し、
前記締結部材は、前記互いに重なる貫通孔に前記軸部を挿通させた状態で前記垂下部と前記起立部とを締結し、
前記桟に加わる前記太陽光発電パネル側からの力によって前記垂下部が前記起立部に対して相対移動した場合の前記締結部材の軸部と該軸部が挿通されている前記垂下部及び前記起立部の各貫通孔とに基づく該相対移動の最大距離に対し、前記相対移動する方向における前記起立部から前記桟における該起立部と対向する部位までの距離、及び、前記相対移動する方向における前記垂下部から前記支持部における該垂下部と対向する部位までの距離の少なくとも一方の距離が同じ又は小さい。
【0015】
かかる構成によれば、桟に太陽光発電パネル側から大きな力が加わって桟が起立部に対して相対移動したときに、垂下部と起立部とによるせん断方向の大きな力が締結部材の軸部に加わる前に起立部が桟に当接し及び/又は垂下部が支持部に当接し、それ以上の前記相対移動が阻止されるため、締結部材の軸部に対する前記せん断方向の力が抑えられる、若しくは、防がれる。しかも、桟と起立部との相対移動において、起立部による桟の対向する部位への当接と、垂下部による支持部の対向する部位への当接とが同時となる場合には、締結部材の軸部にせん断方向の力が加わることをより強固に防ぐことができる。
【0016】
前記太陽光発電パネル用の架台は、
前記桟と前記起立部とを接続する接続部を備え、
前記桟は、長手方向が水平方向に対して傾斜するように配置され、
前記接続部は、前記桟における前記垂下部と前記起立部との締結位置から前記長手方向の上がり勾配側に間隔をあけた位置と、前記起立部における前記締結位置から下方に間隔をあけた位置と、を接続してもよい。
【0017】
このように、桟の前記締結位置から長手方向の上がり勾配側に間隔をあけた位置と、起立部における締結位置から下方に間隔をあけた位置と、が接続部によって接続されることで、桟に太陽光発電パネル側から力が加わったときに、前記締結位置における軸部に対するせん断方向の力が分散され、これにより、締結部材の軸部へのせん断方向の力がより効果的に抑えられる、若しくは、より確実に防がれる
【発明の効果】
【0018】
以上より、本発明によれば、太陽光発電パネルが載置される桟と該桟を支持する支持部とを締結する締結部材に対するせん断方向の力を抑制できる太陽光発電パネル用の架台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本実施形態に係る太陽光発電パネル用の架台の斜視図である。
図2図2は、太陽光発電パネルが取り付けられた状態の前記架台の斜視図である。
図3図3は、縦桟の第二端部及び第一支持部の分解斜視図である。
図4図4は、前記縦桟の中央部及び第二支持部の分解斜視図である。
図5A図5Aは、締結部材の軸部と各貫通孔とによって規定される前記縦桟と第一起立部又は第二起立部との相対移動の最大距離を説明するための図である。
図5B図5Bは、締結部材の軸部と各貫通孔とによって規定される前記縦桟と第一起立部又は第二起立部との相対移動の最大距離を説明するための図である。
図6図6は、前記第一支持部及びその周辺の拡大縦断面図である。
図7図7は、前記第二支持部及びその周辺の拡大縦断面図である。
図8図8は、他実施形態に係る太陽光発電パネル用の架台の縦桟と、第一又は第二起立部と、を説明するための模式図である。
図9図9は、他実施形態に係る太陽光発電パネル用の架台の縦桟と、第一又は第二起立部と、を説明するための模式図である。
図10図10は、従来の太陽光発電パネルを固定するための架台の斜視図である。
図11図11は、前記架台における縦桟と支持部との接続部位の構成を説明するための分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の一実施形態について、図1図7を参照しつつ説明する。
【0021】
本実施形態に係る太陽光発電パネル用の架台(以下、単に「架台」とも称する。)1は、図1及び図2に示すように、例えば、建物の屋上に配置されている基礎材(例えば、H鋼)100を利用して、太陽光発電パネルPを設置するためのものである。本実施形態の架台1は、建物の屋上等において平行に配置された三本の基礎材100に設置(固定)される。以下では、基礎材100の延びる方向を直交座標系のX軸方向とし、水平方向で且つ基礎材100の延びる方向と直交する方向を直交座標系のY軸方向とし、垂直方向を直交座標系のZ軸方向とする。
【0022】
具体的に、架台1は、長手方向が水平に対して傾斜し、太陽光発電パネルPが載置される複数(本実施形態の例では、3つ)の縦桟(桟)2と、縦桟2を支持する複数の支持部3と、軸部711を有し(図3及び図4参照)、縦桟2と支持部3とを締結する締結部材7と、を備える。また、本実施形態の架台1は、縦桟2と支持部3とを接続する接続部8を備える。
【0023】
複数の縦桟2のそれぞれは、一方の端部(第一端部)2aが他方の端部(第二端部)2bより上方に位置するようにY軸方向に対して傾斜した方向に真っすぐ延びている。これら複数の縦桟2は、平行に配置されている。具体的に、縦桟2は、図3にも示すように、上方を向いた帯状の載置部21と、載置部21のX軸方向(幅方向)の両端縁から下方に延びると共に該縦桟2の長手方向に延びる一対の垂下部22と、を有する。本実施形態の縦桟2は、下方が解放されている、いわゆるC鋼である。
【0024】
載置部21は、長手方向の各位置における幅(X軸方向の寸法)が一定の帯板状の部位であり、太陽光発電パネルPが載置された状態で金具101等によって該太陽光発電パネルPを固定されている(図2参照)。
【0025】
一対の垂下部22のそれぞれは、長手方向の各位置における幅(長手方向と直交する方向の寸法)が一定の帯板状の部位である。本実施形態の各垂下部22は、支持部3等が締結されるときに使用される複数の貫通孔22a、22b、22c、22dを有する。
これら各貫通孔は、垂下部22をX軸方向に貫通しており、貫通孔22aは、縦桟2の第二端部2b側の端部に配置され、貫通孔22bは、長手方向の中央部に配置され、貫通孔22c、22dは、縦桟2の第一端部2a側の端部に配置されている。本実施形態の各貫通孔22a、22b、22c、22dは、円形の孔である。
【0026】
複数の支持部3のそれぞれは、基礎材100に固定された状態で縦桟2を支持する。これら複数の支持部3は、縦桟2の第二端部2bを支持する第一支持部4と、縦桟2の中央部を支持する第二支持部5と、縦桟2の第一端部2aを支持する第三支持部6と、を含む。
【0027】
第一支持部4は、垂下部22と隣り合う位置において該垂下部22に沿って上方に延びる第一起立部(起立部)41と、第一起立部41を基礎材100に固定する第一基部42と、を有する。また、第一支持部4は、第一基部42を基礎材100に締結するボルトB及びナットNと、第一起立部41を第一基部42に締結するボルトB及びナットNを有する。
【0028】
第一起立部41は、X-Z面(X軸方向とZ軸方向とを含む面)方向に広がる第一縦壁部411と、第一縦壁部411のX軸方向の両端から該第一縦壁部411と交差する方向に広がる一対の第二縦壁部412と、を有する。
【0029】
第一縦壁部411は、X-Z面方向に広がる矩形の板状であり、Y軸方向に間隔をあけて配置される二つの貫通孔411aを有する。
【0030】
一対の第二縦壁部412のそれぞれは、縦桟2の垂下部22に沿って広がる板状の部位である。本実施形態の各第二縦壁部412は、垂下部22の内側(一対の垂下部22の間)において該垂下部22に沿って広がっている。具体的に、各第二縦壁部412は、Y-Z面(Y軸方向とZ軸方向とを含む面)方向に広がる矩形の板状であり、垂下部22の内側面221に沿って広がっている。この第二縦壁部412は、一つの貫通孔412aを有する。この貫通孔412aは、第二縦壁部412が垂下部22とX軸方向に重なった状態で、X軸方向(重なり方向)から見て、垂下部22の貫通孔22aと重なる位置に配置されている。本実施形態の貫通孔412aは、円形の孔である。
【0031】
これら一対の第二縦壁部412のうちの一方の第二縦壁部412の貫通孔412aと、他方の第二縦壁部412の貫通孔412aとは、内径r1(図5A参照)が同じであり且つX軸方向から見て重なる位置に配置されている。本実施形態の第二縦壁部412の貫通孔412aは、第一縦壁部411の二つの貫通孔411aより上方に配置されている。また、本実施形態の貫通孔412aの内径r1は、縦桟2の垂下部22の貫通孔22aの内径R1と同じである。
【0032】
第一基部42は、中央部が屈曲したL字状の部材である。具体的に、第一基部42は、X-Y面(X軸方向とY軸方向とを含む面)方向に広がる矩形板状の第一部位421と、X-Z面方向に広がる矩形板状の第二部位422と、を有する。
【0033】
第一部位421は、X軸方向に間隔をあけて配置される二つの貫通孔421aを有する。これら二つの貫通孔421aは、Z軸方向から見て、基礎材100の対応する位置に配置される二つの貫通孔102と重なる位置に配置される。このZ軸方向から見て重なる貫通孔421a、102をボルトBがそれぞれ挿通した状態で、該ボルトBにナットNが螺合されることで、第一基部42が基礎材100に締結される。
【0034】
第二部位422は、X軸方向に間隔をあけて配置される二つの貫通孔422aを有する。これら二つの貫通孔422aは、Y軸方向から見て、第一起立部41の第一縦壁部411の二つの貫通孔411aと重なる位置に配置されている。このY軸方向から見て重なる貫通孔411a、422aをボルトBがそれぞれ挿通した状態で、該ボルトBにナットNが螺合されることで、第一起立部41が第一基部42に締結される。
【0035】
第二支持部5は、図4にも示すように、垂下部22と隣り合う位置において該垂下部22に沿って上方に延びる第二起立部(起立部)51と、第二起立部51を基礎材100に固定する第二基部52と、を有する。また、第二支持部5は、接続部8を基礎材100に固定する固定部53を有する。
【0036】
第二起立部51は、第一起立部41と同様に、X-Z面方向に広がる第一縦壁部511と、第一縦壁部511のX軸方向の両端から該第一縦壁部511と交差する方向に広がる一対の第二縦壁部512と、を有する。本実施形態の第二起立部51のZ軸方向の寸法は、第一起立部41のZ軸方向の寸法より大きい。
【0037】
第一縦壁部511は、X-Z面方向に広がる矩形の板状であり、下端部においてY軸方向に間隔をあけて配置される二つの貫通孔511aを有する。
【0038】
一対の第二縦壁部512のそれぞれは、縦桟2の垂下部22に沿って広がる板状の部位である。本実施形態の各第二縦壁部512は、垂下部22の内側において該垂下部22に沿って広がっている。具体的に、各第二縦壁部512は、Y-Z面方向に広がる矩形の板状であり、垂下部22の内側面221(図3参照)に沿って広がっている。この第二縦壁部512は、一つの貫通孔512aを有する。この貫通孔512aは、第二縦壁部512の上端部に配置されている。より具体的に、貫通孔512aは、第二縦壁部512が垂下部22とX軸方向に重なった状態で、X軸方向(重なり方向)から見て、垂下部22の貫通孔22bと重なる位置に配置されている。本実施形態の貫通孔512aは、円形の孔である。
【0039】
これら一対の第二縦壁部512のうちの一方の第二縦壁部512の貫通孔512aと、他方の第二縦壁部512の貫通孔512aとは、内径r2(図5A参照)が同じであり且つX軸方向から見て重なる位置に配置されている。本実施形態の貫通孔512aの内径r2は、第一起立部41の第二縦壁部412の貫通孔412aの内径r1と同じであり、縦桟2の垂下部22の貫通孔22bの内径R2とも同じである。
【0040】
第二基部52は、第一基部42と同様に、中央部が屈曲したL字状の部材である。具体的に、第二基部52は、X-Y面方向に広がる矩形板状の第一部位521と、X-Z面方向に広がる矩形板状の第二部位522と、を有する。
【0041】
第一部位521は、X軸方向に間隔をあけて配置される二つの貫通孔521aを有する。これら二つの貫通孔521aは、Z軸方向から見て、基礎材100の対応する位置に配置される二つの貫通孔102と重なる位置に配置される。このZ軸方向から見て重なる貫通孔521a、102をボルトBがそれぞれ挿通した状態で、該ボルトBにナットNが螺合されることで、第二基部52が基礎材100に締結される。
【0042】
第二部位522は、X軸方向に間隔をあけて配置される二つの貫通孔522aを有する。これら二つの貫通孔522aは、Y軸方向から見て、第二起立部51の第一縦壁部511の二つの貫通孔511aと重なる位置に配置されている。このY軸方向から見て重なる貫通孔511a、522aをボルトBがそれぞれ挿通した状態で、該ボルトBにナットNが螺合されることで、第二起立部51が第二基部52に締結される。
【0043】
固定部53は、基礎材100に沿って広がる底部531と、底部531からZ軸方向に延びる一対の側壁部532と、を有する。これら一対の側壁部532は、X軸方向において接続部8の幅と対応する間隔をあけて配置されている。この底部531は、Z軸方向に底部531と基礎材100とを貫通するボルトと該ボルトに螺合するナットとによって基礎材100に締結されており、一対の側壁部532は、X軸方向に側壁部532と接続部8とをX軸方向に貫通するボルトと該ボルトに螺合するナットとによって接続部8に締結されている。
【0044】
第三支持部6は、所定方向に延びる延設部61と、延設部61を基礎材100に固定する固定部62と、を有する。
【0045】
延設部61は、一方の端部61aが他方の端部61bより下方に位置するようにY軸方向に対して傾斜した方向に真っすぐ延びている(図1参照)。この延設部61の他方の端部61bは、縦桟2における垂下部22の貫通孔22dの位置にボルト及びナットによって締結されている。
【0046】
固定部62は、第二支持部5の固定部53と同じ構成である。即ち、固定部62は、基礎材100に沿って広がる底部621と、底部621からZ軸方向に延びる一対の側壁部622と、を有する。これら一対の側壁部622は、X軸方向において、延設部61の幅と対応する間隔をあけて配置されている。この底部621は、Z軸方向に底部621と基礎材100とを貫通するボルトと該ボルトに螺合するナットとによって基礎材100に締結されており、一対の側壁部622は、X軸方向に側壁部622と延設部61とをX軸方向に貫通するボルトと該ボルトに螺合するナットとによって延設部61の一方の端部61aに締結されている。
【0047】
締結部材7は、縦桟2の垂下部22と第一又は第二起立部41、51の第二縦壁部412、512とをZ軸方向に貫通した状態で、垂下部22と第二縦壁部412、512とを締結する。本実施形態の締結部材7は、軸部711を有するボルト71と、該ボルト71(軸部711)に螺合するナット72と、を有する。このボルト71の軸部711の外径r5は、縦桟2の垂下部22の貫通孔22a、22bの内径R1、R2より小さく、第一又は第二起立部41、51の第二縦壁部412、512の貫通孔412a、512aの内径r1、r2よりも小さい。
【0048】
具体的に、本実施形態の架台1では、縦桟2に加わる太陽光発電パネルP側からの力F(図6及び図7参照)によって、第一支持部4の第一起立部41又は第二支持部5の第二起立部51に対して縦桟2が下方側に沈み込んだ場合(即ち、垂下部22が第一起立部41又は第二起立部51の第二縦壁部412、512に対して相対移動した場合)の締結部材7の軸部711の外径r5と該軸部711が挿通されている垂下部22及び第二縦壁部412、512の各貫通孔412a、512aの内径r1、r2、R1、R2とに基づく該相対移動の最大距離をαとしたときに(図5A及び図5B参照)、前記相対移動する方向(図5A及び図5Bに示す例では、上下方向)における第二縦壁部412、512から縦桟2における該第二縦壁部412、512と間隔をあけて対向する部位(載置部)21までの距離β1、β2(図6及び図7参照)が最大距離αより小さくなるように、締結部材7の軸部711の外径r5と、第二縦壁部412、512の貫通孔412a、512aの内径r1、r2と、垂下部22の貫通孔22a、22bの内径R1、R2と、が設定されている。
【0049】
尚、本実施形態における最大距離αは、縦桟2の載置部21の無い状態(即ち、貫通孔412a、512aが配置される垂下部22のみの状態)において垂下部22と第二縦壁部412、512とが相対移動したときに、締結部材7の軸部711の外径r5と、各貫通孔412a、512a、22a、22bの内径r1、r2、R1、R2とから求められる距離(即ち、仮想の相対移動における最大距離)である。また、図6及び図7に示す距離β1、β2は、隙間があいていることが理解し易いように誇張して示している。
【0050】
接続部8は、縦桟2における垂下部22と第二起立部51との締結位置(貫通孔22bの位置)から長手方向の上がり勾配側(第一端部2a側)に間隔をあけた位置と、第二起立部51における前記締結位置から下方に間隔をあけた位置と、を接続する。本実施形態の接続部8では、接続部8の一方の端部と縦桟2の垂下部22(貫通孔22cの位置)とが、X軸方向に貫通するボルトと該ボルトに螺合するナットとによって締結されている。また、接続部の他方の端部と第二支持部の固定部53(詳しくは、側壁部532)とが、X軸方向に貫通するボルトと該ボルトに螺合するナットとによって締結されている。
【0051】
以上の架台1によれば、縦桟2に太陽光発電パネルP側から大きな力が加わって縦桟2が第一起立部41又は第二起立部51に対して相対移動したときに、垂下部22と第二縦壁部412、512とによるせん断方向の大きな力が締結部材7の軸部711に加わる前に第二縦壁部412、512が縦桟2(詳しくは、縦桟2における第二縦壁部412、512と相対移動方向に間隔をあけて対向する載置部21)に当接し、それ以上の前記相対移動が阻止されるため、締結部材7の軸部711に対する前記せん断方向の力が抑えられる、若しくは、防がれる。
【0052】
本実施形態の架台1は、縦桟2における垂下部22と第二起立部51との締結位置から前記長手方向の上がり勾配側に間隔をあけた位置と、第二起立部51における前記締結位置から下方に間隔をあけた位置と、を接続する接続部8を備えている。このように、縦桟2の前記締結位置から長手方向の上がり勾配側に間隔をあけた位置と、第二起立部51における前記締結位置から下方に間隔をあけた位置と、が接続部8によって接続されることで、縦桟2に太陽光発電パネルP側から力が加わったときに、前記締結位置における軸部711に対するせん断方向の力が分散され、これにより、締結部材7の軸部711へのせん断方向の力がより効果的に抑えられる、若しくは、防がれる。
【0053】
尚、本発明の太陽光発電パネル用の架台は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
【0054】
上記実施形態の太陽光発電パネル用の架台1では、垂下部22の貫通孔22a、22bと、第一起立部41及び第二起立部51の第二縦壁部412、512の貫通孔412a、512aとは、円形の孔であるが、この構成に限定されない。即ち、各貫通孔22a、22b、412a、512aの具体的な形状は限定されず、楕円の孔や長孔等であってもよい。
【0055】
また、上記実施形態の太陽光発電パネル用の架台1では、桟(縦桟)2の長手方向が水平方向に対して傾斜するように、各桟(縦桟)2が配置されているが、この構成に限定されない。桟2の長手方向が水平方向と一致し且つ桟2の幅方向(上記実施形態の例では、帯状の載置部21の幅方向)が水平方向に対して傾斜するように、各桟2が配置されていてもよい。即ち、各桟2が横桟として配置されていてもよい。また、隣り合う桟2同士が互いに平行となり、且つ、桟2の長手方向と幅方向とのそれぞれが水平方向に対して傾斜するように各桟2が配置(換言すると、各桟2の載置部21が共通の仮想傾斜面上に位置するようにそれぞれ平行に配置)されていてもよい。
【0056】
かかる構成によっても、上記実施形態の桟2と第一又は第二起立部41、51との接続部位と同様の構成、即ち、桟2に加わる太陽光発電パネルP側からの力によって垂下部22が第一又は第二起立部41、51に対して相対移動した場合の締結部材7の軸部711と該軸部711が挿通されている垂下部22及び第二縦壁部412、512の各貫通孔412a、512aとに基づく該相対移動の最大距離αに対し、前記相対移動する方向における第二縦壁部412、512から桟2における該第二縦壁部412、512と間隔をあけて対向する部位までの距離が同じ又は小さければ、締結部材7の軸部711に対するせん断方向の力が抑えられる、若しくは、防がれる。
【0057】
また、上記実施形態の太陽光発電パネル用の架台1では、締結部材7によって締結される垂下部と第二縦壁部とは、板状であるが、この構成に限定されない。垂下部22と第二縦壁部412、512との少なくとも一方が、ブロック状等の厚みの大きな部位(又は部材)であってもよい。即ち、垂下部22と第二縦壁部412、512とが所定の距離以上相対移動した場合に貫通孔22a、22b、412a、512aに挿通された締結部材7の軸部711にせん断方向の力が加わる形状であれば、本発明の効果(即ち、軸部711に対するせん断方向の力が抑えられる、若しくは、防がれる。)が得られる。
【0058】
また、上記実施形態の太陽光発電パネル用の架台1では、締結部材7の軸部711が隣り合う垂下部22と第二縦壁部412、512とを貫通する方向は、X軸方向であるが、この構成に限定されない。締結部材7の軸部711が、互いに隣り合う垂下部22と第二縦壁部412、512とを貫通する方向(換言すると、垂下部22と第二縦壁部412、512との並ぶ方向)は、水平面に沿った方向であれば、何れの方向であってもよい。
【0059】
また、上記実施形態の太陽光発電パネル用の架台1では、太陽光発電パネルP側から桟2に力が加わったときに、相対移動する方向(図5A及び図5Bに示す例では、上下方向)における第二縦壁部412、512から桟2における該第二縦壁部412、512と間隔をあけて対向する部位(載置部)21までの距離β1、β2(図6及び図7参照)は、締結部材7の軸部711の外径r5と、該軸部711が挿通されている垂下部22及び第二縦壁部412、512の各貫通孔412a、512aの内径r1、r2、R1、R2と、に基づく垂下部22と第一又は第二起立部41、51との相対移動の最大距離αより小さいが、この構成に限定されない。前記距離β1、β2は、前記最大距離αと同じであってもよい。
【0060】
かかる構成によっても、桟2に太陽光発電パネルP側から大きな力が加わって桟2が第一起立部41又は第二起立部51に対して相対移動したときに、垂下部22と第二縦壁部412、512とによるせん断方向の大きな力が締結部材7の軸部711に加わる前に第二縦壁部412、512が桟2(詳しくは、桟2における第二縦壁部412、512と相対移動方向に間隔をあけて対向する載置部21)に当接し、それ以上の前記相対移動が阻止されるため、締結部材7の軸部711に対する前記せん断方向の力が抑えられる、若しくは、防がれる。
【0061】
また、上記実施形態の太陽光発電パネル用の架台1では、太陽光発電パネルP側から大きな力が加わって第一又は第二起立部41、51に対して桟2が下方側に相対移動したときに、締結部材7の軸部711にせん断方向の大きな力が加わる前に第二縦壁部412、512が桟2の載置部21に当接するが、この構成に限定されない。
【0062】
例えば、図8に示すように、前記相対移動したときに、桟2の垂下部22が第一又は第二起立部41、51に当接することで、締結部材7の軸部711に加わる前記せん断方向の力を抑える、若しくは防ぐ構成でもよい。即ち、桟2に加わる太陽光発電パネルP側からの力によって垂下部22が第二縦壁部412、512に対して相対移動した場合の締結部材7の軸部711と該軸部711が挿通されている垂下部22及び第二縦壁部412、512の各貫通孔22a、22b、412a、512aとに基づく該相対移動の最大距離αに対し、前記相対移動する方向における垂下部22から第一又は第二支持部4、5における該垂下部22と間隔をあけて対向する部位までの距離β1、β2が同じ又は小さくてもよい。
【0063】
また、図9に示すように、前記相対移動したときに、桟2の垂下部22が第一又は第二起立部41、51に当接すると共に、第一又は第二起立部41、51が桟2(載置部21)に当接する構成であってもよい。即ち、桟2に加わる太陽光発電パネルP側からの力によって垂下部22が第二縦壁部412、512に対して相対移動した場合の締結部材7の軸部711と該軸部711が挿通されている垂下部22及び第二縦壁部412、512の各貫通孔22a、22b、412a、512aとに基づく該相対移動の最大距離αに対し、前記相対移動する方向における第二縦壁部412、512から桟2における該第二縦壁部412、512と対向する部位までの距離、及び、前記相対移動する方向における垂下部22から第一又は第二支持部4、5における該垂下部22と対向する部位までの距離の少なくとも一方の距離β1、β2が同じ又は小さくてもよい。
【符号の説明】
【0064】
1…太陽光発電パネル用の架台、2…縦桟(桟)、2a…第一端部、2b…第二端部、21…載置部、22…垂下部、22a、22b、22c、22d…貫通孔、221…内側面、3…支持部、4…第一支持部(支持部)、41…第一起立部(起立部)、411…第一縦壁部、411a…貫通孔、412…第二縦壁部、412a…貫通孔、42…第一基部、421…第一部位、421a…貫通孔、422…第二部位、422a…貫通孔、5…第二支持部(支持部)、51…第二起立部(起立部)、511…第一縦壁部、511a…貫通孔、512…第二縦壁部、512a…貫通孔、52…第二基部、521…第一部位、521a…貫通孔、522…第二部位、522a…貫通孔、53…固定部、531…底部、532…側壁部、6…第三支持部、61…延設部、61a…一方の端部、61b…他方の端部、62…固定部、621…底部、622…側壁部、7…締結部材、71…ボルト、711…軸部、72…ナット、8…接続部、10…架台、11…縦桟、12…帯状部位、13…垂下部、15…支持部、16…土台、17…起立部、100…基礎材、101…金具、102…貫通孔、B…ボルト、B1…軸部、N…ナット、P…太陽光発電パネル、R1、R2、r1、r2…貫通孔の内径、r5…軸部の外径
図1
図2
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図5A
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図11