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特開2023-149458装着具を備えた湾曲可能な細長カイロ及び細長カイロの装着方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023149458
(43)【公開日】2023-10-13
(54)【発明の名称】装着具を備えた湾曲可能な細長カイロ及び細長カイロの装着方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 7/03 20060101AFI20231005BHJP
【FI】
A61F7/08 334N
A61F7/08 334F
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022058044
(22)【出願日】2022-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】397007011
【氏名又は名称】株式会社オーシンエムエルピー
(74)【代理人】
【識別番号】100087169
【弁理士】
【氏名又は名称】平崎 彦治
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 哲広
【テーマコード(参考)】
4C099
【Fターム(参考)】
4C099AA01
4C099CA03
4C099CA07
4C099CA09
4C099CA11
4C099GA02
4C099JA04
4C099LA08
4C099LA11
4C099NA20
(57)【要約】
【課題】 手首や首などにダブ付かないように巻き付けて装着することが出来る湾曲可能な細長カイロの提供。
【解決手段】 カイロは湾曲出来るように細長く延びると共に、所々に仕切り部3,3・・を設けて充填剤4が袋5に収容されているカイロ部2を複数設け、カイロを身体に巻き付けて着用した場合に外れ落ちないように、細長カイロ1の先端と繋がる連結手段を2つ折りした紐9の先端に有す装着具8を備え、上記連結手段からの長さを調整することが出来る長さ調整スライダー11を設けている。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄粉などを主成分とした充填剤を用いたカイロにおいて、該カイロは湾曲出来るように細長く延びると共に、所々に仕切り部を設けて上記充填剤が袋に収容されているカイロ部を複数設け、該カイロを身体に巻き付けて着用した場合に外れ落ちないように、細長カイロと繋がる連結手段を2つ折りした紐の先端に有す装着具を備え、上記連結手段からの長さを調整することが出来る長さ調整スライダーを設けていることを特徴とする湾曲可能な細長カイロ。
【請求項2】
上記連結手段として、細長カイロ先端にクリップするクリップ部を設けた請求項1記載の湾曲可能な細長カイロ。
【請求項3】
上記長さ調整スライダーとして、球状体の中心を通過する穴を貫通し、この穴に2本の紐を挿通してスライド可能とした請求項1、又は請求項2記載の湾曲可能な細長カイロ。
【請求項4】
鉄粉などを主成分とした充填剤を用いたカイロであって、該カイロは身体に巻き付けることが出来るように細長く延びると共に、所々に仕切り部を設けて上記充填剤が袋に収容されているカイロ部を複数設け、該細長カイロを身体に巻き付けて着用した場合に外れ落ちないようにした細長カイロの装着方法において、細長カイロの先端と繋がる連結手段を紐の先端に有す装着具を備え、上記装着具を介して細長カイロを身体に巻き付け、長さを調整して細長カイロがダブ付かないように身体に装着することを特徴とする湾曲可能な細長カイロの装着方法。
【請求項5】
上記装着具を2つ折りした紐に連結手段からの紐の長さを調整することが出来る長さ調整スライダーを設けた請求項4記載の湾曲可能な細長カイロの装着方法。






【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は細長く延びて、首回りや手首、又は腰や脚などに巻き付けて使うことが出来る細長カイロ及び細長カイロの装着方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、カイロといえば使い捨てカイロであり、寒い冬になれば、適当な箇所に貼って身体を温めることが出来る。
ところで、カイロの中には充填剤として、鉄粉・水・活性炭・木粉・塩類が入っている。メインの成分は、さびる(酸化する)ことで熱を発生する鉄粉であり、他の成分は酸化をサポートするもので、適当な温度や持続時間が得られるように、工夫した配合となっている。
【0003】
従来の使い捨てカイロは、長方形をなして必要とする箇所に貼着することが出来る。
(1)首
首には太い血管があるため、首を温めるならば全身が効率よく温まる。そして、首を前に曲げた時に、首と背中の間に骨が飛び出している箇所である大椎があり、この大椎にカイロを貼り付けることで全身を温めることが出来る。
(2)背中
肩から背中にかけて僧帽筋という大きな筋肉があり、この僧帽筋が冷えると血流が悪くなり、筋肉が固くなってしまう。そんな時は、肩甲骨の間を温めるとよい。
(3)お腹
ヘソの僅か下側には気海といわれるツボが存在し、この箇所を温めるならば冷え込んでいる全身を温めることが出来る。
(4)腰・尻
腰は、冷えによる不調を感じ易い場所である。ヘソの真裏には命門というツボがり、そこから僅か外側には腎兪というツボがある。この辺りをカバーするようにカイロを貼ると、腰全体を温めることが出来る。
(5)足
冷えやすい足の中でも、特に指先は温めたいポイントである。全身を温めるには、太い血管がある足首のくるぶし周辺を温めると効果的である。
内くるぶしの後ろで、アキレス腱との間のくぼみには太谿という冷え対策によいと言われるツボがある。
【0004】
カイロを貼って使う箇所は上記の場合に限るものではなく、カイロの使い方は購入した個人の自由である。
このように、従来の使い捨てカイロはその形状を長方形としたもので、その大きさ(縦横サイズ)も色々あり、首や肩、腰などの必要とする個所に貼り付けて使うことが出来る。
勿論、貼付けタイプでない使い捨てカイロも知られているが、何れのタイプのカイロであっても、温められる領域は限定され、貼り付け出来ない場合も多い。
【0005】
例えば、首の全周にわたって温めるには長方形をした従来の使い捨てカイロでは不便である。
同じく、手首を温める場合、また足首を温める場合も不便である。例えば、首の周りを温める場合、複数枚のカイロを首の周りに貼り付けるならば、熱く成り過ぎる。
さらに、目の疲れを解消する為に、目の周りを温める場合には従来のカイロでは使いにくい。
ところで、使い捨てカイロに関しては、従来から数多くの特許出願及び実用新案登録出願がなされている。
【0006】
特開2022-18041号に係る「首元保冷・保温スカーフ」は、帯部に保冷剤もしくはカイロのような保温剤を入れ、2つ折りにし首元に巻くことにより帯部が襟のように立ち美しく巻くことが出来きるのと同時に季節によって首元を冷却もしくは保温することもでき尚且つやけど防止の為帯部が何層にもなるため安全に装着することができる。
【0007】
特開2015-83109号に係る「骨盤ベルト」は、使い捨てカイロをベルト本体の内側もしくは外側に安定して装着保持できるようにしている。
すなわち、骨盤ベルトのベルト本体の長さ方向適所を内外から包むようにシートを材料とする筒状の保持体でベルト本体を覆うようにし、前記筒状の保持体とベルト本体との間を使い捨てカイロを収納するための収納部とし、前記筒状体の側方より使い捨てカイロの収納、取り出しを行なうようにし、前記筒状の保持体の長さ方向両側端部より、保持体とベルト本体との間の収納部内に対する通気性が確保されるようにしている。
【特許文献1】特開2022-18041号に係る「首元保冷・保温スカーフ」
【特許文献2】特開2015-83109号に係る「骨盤ベルト」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
寒い時期になると使い捨てカイロの消費量は膨大な個数になる。これらカイロは身体の適当な箇所に直接貼り付けたり、又は何らかの装着具に収容した状態で身体に巻き付けたりすることが出来る。しかし、長方形をした従来の大きな使い捨てカイロは、身体の限られた箇所に装着することが出来ない場合が多い。
本発明が解決しようとする課題は、従来の長方形をした使い捨てカイロとは異なり、身体の色々な箇所に巻き付けて装着できるようにした細長カイロ及び細長カイロの装着方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る細長カイロは湾曲することが出来て、身体に巻き付けて使うことを可能としている。
ところで、カイロは充填剤として熱を発生する成分を有し、一般的には、鉄粉・水・活性炭・木粉・塩類が用いられているが、具体的な成分は限定しない。メインの成分は、酸化することで熱を発生する鉄粉であり、他の成分は酸化をサポートする役目を有している。
【0010】
そこで、本発明の細長カイロは手首や首、腰、脚などに巻き付けることが出来るように、所々に仕切りを設け、袋に充填剤を入れた複数のカイロ部が繋がれた形態としている。そして、この細長カイロには装着具が備わっていて、細長カイロの両先端と装着具は連結手段を介して連結している。
ここで、上記装着具の具体的な構造は限定せず、紐の先端に連結手段を設けて長さ調整が手軽に行うことが出来るように、長さ調整手段を設けている。
【0011】
装着具は細長カイロと一体化した構造ではなく、細長カイロの両先端に連結手段を介して連結出来るように構成している。すなわち、時間が経過して細長カイロからの発熱量が低下した場合には、別な細長カイロに交換して同じ装着具を使うことが出来る構造としている。
例えば、装着具の両先端にクリップを設け、該クリップによって細長カイロの先端と連結することが出来る。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る細長カイロは、湾曲することが出来る為に手首、首、腰、及び脚などに巻き付けて使うことが出来る。細長カイロには装着具が備わっていて、該装着具を介して細長カイロを身体の適当な箇所に巻き付けることが出来る。装着具は長さ調整が出来る紐を有し、その為に細長カイロを適当な箇所に巻き付けた状態で紐の長さを簡単に調整出来る。
したがって、巻き付けた細長カイロは、身体から落下したり、また、位置ズレすることもなく、所定の位置に安定して装着できる。
【0013】
肩や腰に貼って使う従来の長方形の使い捨てカイロとは用途が違い、首に巻き付けるならば、心地よい温かさが維持されて、首の血流を向上することが出来る。同じく手首や足首に巻き付けて使うことで、手足の血流を良くすることが出来る。
細長カイロは充填剤を袋に入れた複数のカイロ部が、仕切り部を介して繋がっていることで、手首や首に限らず、限られた狭い場所であっても簡単に巻き付けすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】湾曲可能な細長カイロを示す実施例であり、(a)は平面図、(b)は正面図をそれぞれ表している。
図2図1のA-A断面を示している。
図3図1のB-B断面拡大図。
図4】細長カイロに装着具を組み合わせた場合を示す実施例である。
図5】細長カイロを首に掛けている場合を示している。
図6】細長カイロを腰に巻き付けて装着している場合。
図7】細長カイロを腰に巻き付けている場合であり、細長カイロは背中側ではなく腹側に位置して装着している。
図8】細長カイロを足首に装着している使用例を表している。
図9】細長カイロをヒザに装着している使用例である。
図10】細長カイロを手首に装着している使用例である。
図11】細長カイロを目及びコメカミに当てて装着している場合。
図12】細長カイロを頭部正面(おでこ)に当てて装着している使用例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は本発明の細長カイロ1を示す実施例であり、(a)は平面図、(b)は正面図をそれぞれ表している。同図の2はカイロ部、3は仕切り部であって、同図に示す細長カイロ1は複数のカイロ部2,2・・・を有し、カイロ部2,2・・・は仕切り部3,3・・・にて繋がっている。
カイロ部2は円形ではなく楕円形断面としていることで湾曲し易く、また仕切り部3は袋5の両面が密着していて充填剤4はなく、その為に屈曲することが出来る。
したがって、細長カイロ1は仕切り部3,3・・・が適度に湾曲及び屈曲して手首や足首などに巻き付けることが可能である。
【0016】
カイロ部2は密閉した袋5に充填剤4を収容して構成され、該充填剤4は主成分として酸化することで熱を発生する鉄粉を有し、その他に酸化をサポートする為の成分である活性炭や木粉、塩類などが混ざり合っている。しかし、充填剤5の具体的な含有成分は限定しない。
図2図1のA-A断面を示しているように、袋5に充填剤4を収容した複数のカイロ部2,2・・・は仕切り部3,3・・・を介して繋いだ構造と成っている。
【0017】
ところで、本発明の細長カイロ1を作る方法は色々あるが、特に限定はしない。例えば、個々の独立した袋5,5・・・に充填剤4,4・・・を収容してカイロ部2,2・・・とし、これらのカイロ部2,2・・・の両端を別のシートで構成した仕切り部3,3・・・によって接着して繋ぐことが出来る。
【0018】
また、1枚の長方形シートを用い、この長方形シートを折り曲げて(丸めて)長い筒を作り、該筒に一定量の充填剤4,4・・・を入れてカイロ部2,2・・・とし、各カイロ部2,2・・・の間に仕切り部3,3・・・を設けることで細長カイロ1となる。
仕切り部3は折り曲げて(丸めて)作った筒の対向面を接着して作り、収容した充填剤4が移動しないように機能し、その為に該仕切り部3の長さ寸法Mは比較的大きくしている。
【0019】
図3図1のB-B断面拡大図であり、カイロ部2は概略長円形断面を成し、その厚さは比較的薄くなっていて、首や胴体に巻き付けし易い厚さ寸法としている。そして、長方形シート6を折り曲げて筒を作った場合に縁7が設けられ、該縁7は剥がれないような幅寸法としている。
すなわち、長方形シート6を折り曲げて筒を作ると共に、長手方向に一定間隔をおいて袋5,5・・・を形成し、これら各袋5,5・・・に充填剤4,4・・・を収容している。
【0020】
そして、充填剤4,4・・・を袋5,5・・・に収容することでカイロ部2,2・・・を構成しているが、袋5,5・・・から充填剤4,4・・・が外に漏れないように、隣の袋5に流れ移動しないように、該袋5,5・・・には縁7,7・・・が設けられ、また、仕切り部3,3・・・を設けていて、全体形状は細長く延びている。すなわち、身体に巻き付け易い形状としている。
【0021】
図4は細長カイロ1に装着具8を組み合わせた場合を示す実施例である。装着具8は2つ折りした紐9,9の両先端にクリップ部10,10を取付け、紐9,9の途中には長さ調整スライダー11を有している。
長さ調整スライダー11は中心を通過する穴を貫通したボールであって、穴には2つ折りした2本の紐9,9が挿通している。長さ調整スライダー11が紐9,9に沿って移動することで、クリップ部10,10までの長さが変化する。ここで、長さ調整スライダー11は紐9,9に沿って移動するが、ある程度の摩擦抵抗が備わっている。また、紐9は多少の伸縮性を備えることも出来る。
【0022】
したがって、細長カイロ1と両紐9,9を繋いだ周長は長さ調整スライダー11の位置によって変化し、腰に巻き付ける場合、細い手首や足首に巻き付ける場合であっても、長さ調整スライダー11の位置を変えることでダブ付くことなく細長カイロ1を身体に装着することが出来る。
ところで、図4に示す装着具8は、両紐9,9の先端にクリップ部10,10を備え、該クリップ部10,10が細長カイロ1の先端をクリップすることで連結している。
しかし、本発明では装着具8の紐9,9を細長カイロ先端に連結する具体的な手段は該クリップ部10,10に限定はしない。
【0023】
例えば、細長カイロ1の先端部に穴を設け、この穴に係止することが出来るカギを紐先端に設けることも可能である。
図5図12は本発明に係る細長カイロ1が装着具8を介して身体に装着される具体的な方法を表している。
図5は細長カイロ1を首12に掛けている場合を示している。ここで、長さ調整スライダー11は下方に位置して緩んでいる状態であるが、長さ調整スライダー11がスライドして首元に位置するならば、細長カイロ1は位置ズレすることなく安定する。首12には太い血管があるため、首12に細長カイロ1を掛けて温めるならば全身が効率よく温まる。
【0024】
図6は細長カイロ1を腰13に巻き付けて装着している場合であって、細長カイロ1は腰13の背中側に位置している。腰周りは太い為に細長カイロ1の長さは長く、また、装着具8の紐9,9の長さも長くしていて、腰13に巻き付けた状態で滑り落ちないように長さ調整スライダー11により締め付けている。長さ調整スライダー11は腹部に当接している。
図7に示す装着例は、図6の場合と同じく腰13に巻き付けているが、細長カイロ1は背中側ではなく腹部側に位置して装着している。
【0025】
図8は足首14に装着している使用例を表している。足首14は腰周りに比較して細く、その為に該細長カイロ1は複数回巻き付いている。勿論、短い細長カイロ1を用いることで複数回巻き付けない場合もある。
図9はヒザ15に装着している使用例であり、この場合も足首14に巻き付けた場合と同じく、細長カイロ1は複数回巻き付き、長さ調整スライダー11はヒザ15の内側に位置してダブ付かないように締め付けている。
【0026】
図10は手首16に装着している使用例を表している。手首16は足首14に比較してさらに細く、その為に該細長カイロ1は複数回巻き付いている。
図11は細長カイロ1を目及びコメカミに当てて装着している場合を示している。パソコンに向き合って長時間仕事をしていると目が疲れることが多く、このような場合に細長カイロ1を目に当てて温めることで目の疲れが解消される。細長カイロ1は頭部後方に装着具8を設け、長さ調整スライダー11を頭部に接することで細長カイロ1は滑り落ちることなく安定して装着される。
【0027】
図12は細長カイロ1を頭部正面(おでこ)に当てて装着している使用例を示している。事務的な仕事で疲れを感じる場合、細長カイロ1をおでこに当てて温めるならば疲れが緩和される。
この際も、頭部後方に装着具8を設け、長さ調整スライダー11を頭部に接することで細長カイロ1はおでこに安定して装着される。
【符号の説明】
【0028】
1 細長カイロ
2 カイロ部
3 仕切り部
4 袋
5 充填剤
6 長方形シート
7 縁
8 装着具
9 紐
10 クリップ部
11 長さ調整スライダー
12 首
13 腰
14 足首
15 ヒザ
16 手首







図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12