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特開2023-14966スマートバッテリー装置及びその電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023014966
(43)【公開日】2023-01-31
(54)【発明の名称】スマートバッテリー装置及びその電子機器
(51)【国際特許分類】
   H02H 7/18 20060101AFI20230124BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20230124BHJP
【FI】
H02H7/18
H02J7/00 S
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021209041
(22)【出願日】2021-12-23
(31)【優先権主張番号】110126359
(32)【優先日】2021-07-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】508018934
【氏名又は名称】廣達電腦股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Quanta Computer Inc.
【住所又は居所原語表記】No.188,Wenhua 2nd Rd.,Guishan Dist.,Taoyuan City 333,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】顏 維廷
【テーマコード(参考)】
5G053
5G503
【Fターム(参考)】
5G053BA09
5G053CA01
5G053EA01
5G503AA01
5G503BA01
5G503BB01
5G503CC02
5G503FA14
5G503GA01
(57)【要約】
【課題】バッテリー装置及びバッテリー装置を含む電子機器を提供する。
【解決手段】バッテリー装置は、電気エネルギーを貯蔵するバッテリーセルと、バッテリーセルに電気的に接続されたバッテリー保護回路と、を含む。バッテリー保護回路は、バッテリー装置の外部からスタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号を受信するマイクロコントローラと、バッテリーセルに電気的に接続された電源スイッチと、を含み、マイクロコントローラは、スタート信号及びリペア信号に応じてイネーブル信号を電源スイッチに出力して、電源スイッチが、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を切断するようにし、前記マイクロコントローラは、スタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号に応じてディセーブル信号を電源スイッチに出力して、電源スイッチがバッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を復元するようにする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気エネルギーを貯蔵するバッテリーセルと、
前記バッテリーセルに電気的に接続されたバッテリー保護回路と、を備え、
前記バッテリー保護回路は、
前記バッテリー装置の外部からスタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号を受信するマイクロコントローラと、
前記バッテリーセルに電気的に接続された電源スイッチと、を備え、
前記マイクロコントローラは、前記スタート信号及び前記リペア信号に応じてイネーブル信号を前記電源スイッチに出力して、前記電源スイッチが、前記バッテリーセルと前記バッテリー保護回路との間の電気的接続を切断するようにし、
前記マイクロコントローラは、前記スタート信号、前記リペア信号及び前記外部電源指示信号に応じてディセーブル信号を前記電源スイッチに出力して、前記電源スイッチが、前記バッテリーセルと前記バッテリー保護回路との間の電気的接続を復元するようにする、バッテリー装置。
【請求項2】
前記スタート信号は、前記バッテリー装置を含む電子機器の電源ボタンが押されたことを示し、前記リペア信号は、前記バッテリー装置を含む前記電子機器の修復ボタンが押されたことを示し、前記外部電源指示信号は、前記バッテリー装置を含む前記電子機器が外部電源に電気的に接続されていることを示している、請求項1に記載のバッテリー装置。
【請求項3】
前記マイクロコントローラは、特定の持続時間以下の期間に、前記スタート信号及び前記リペア信号を同時に受信すると、前記イネーブル信号を前記電源スイッチに出力して、前記バッテリーセルと前記バッテリー保護回路との間の電気的接続が切断され、前記バッテリー装置が修復モードに移行するようにする、請求項1に記載のバッテリー装置。
【請求項4】
前記バッテリー装置が前記修復モードに移行し、外部電源が前記バッテリー装置に電気的に接続されると、前記外部電源は、前記マイクロコントローラに電力を直接して、前記マイクロコントローラが起動し、前記外部電源指示信号を受信するようにする、請求項3に記載のバッテリー装置。
【請求項5】
前記マイクロコントローラが、特定の持続時間以下の期間に、前記スタート信号及び前記リペア信号を同時に受信し、前記外部電源指示信号を受信した場合に、前記マイクロコントローラは、前記ディセーブル信号を前記電源スイッチに出力して、前記バッテリーセルと前記バッテリー保護回路との間の電気的接続が復元され、前記バッテリー装置が通常モードに移行するようにする、請求項4に記載のバッテリー装置。
【請求項6】
スタート信号を受信し、それに応じて前記スタート信号を出力する充電回路であって、外部電源が前記充電回路に電気的に結合されると、前記充電回路は、それに応じて外部電源指示信号を出力する、充電回路と、
リペア指示信号を受信し、それに応じて前記リペア指示信号を出力する電力管理回路と、
前記リペア指示信号に応じてリペア信号を出力するプロセッサと、
バッテリーセルとバッテリー保護回路とを含むバッテリー装置と、を備え、
前記バッテリー保護回路は、前記スタート信号、前記リペア信号及び前記外部電源指示信号を受信し、前記バッテリーセルに電気的に接続されており、
前記バッテリー保護回路は、前記スタート信号及び前記リペア信号に応じて、それ自体と前記バッテリーセルとの間の電気的接続を切断し、
前記バッテリー保護回路は、前記スタート信号、前記リペア信号及び前記外部電源指示信号に応じて、それ自体と前記バッテリーセルとの間の電気的接続を復元する、電子機器。
【請求項7】
前記バッテリー保護回路は、
前記スタート信号、前記リペア信号及び前記外部電源指示信号を受信するマイクロコントローラと、
前記バッテリーセルに電気的に接続された電源スイッチと、を備え、
前記マイクロコントローラは、前記スタート信号及び前記リペア信号に応じてイネーブル信号を前記電源スイッチに出力して、前記電源スイッチが、前記バッテリーセルと前記バッテリー保護回路との間の電気的接続を切断するようにし、
前記マイクロコントローラは、前記スタート信号、前記リペア信号及び前記外部電源指示信号に応じてディセーブル信号を前記電源スイッチに出力して、前記電源スイッチが、前記バッテリーセルと前記バッテリー保護回路との間の電気的接続を復元するようにする、請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記スタート信号は、前記バッテリー装置を含む電子機器の電源ボタンが押されたことを示し、前記リペア信号は、前記バッテリー装置を含む前記電子機器の修復ボタンが押されたことを示している、請求項6に記載の電子機器。
【請求項9】
前記マイクロコントローラは、特定の持続時間以下の期間に、前記スタート信号及び前記リペア信号を同時に受信すると、前記イネーブル信号を前記電源スイッチに出力して、前記バッテリーセルと前記バッテリー保護回路との間の電気的接続が切断され、前記バッテリー装置が修復モードに移行するようにする、請求項7に記載の電子機器。
【請求項10】
前記バッテリー装置が前記修復モードに移行し、外部電源が前記充電回路に電気的に接続されると、前記充電回路は、電力を供給し、前記外部電源指示信号を前記マイクロコントローラに出力して、前記マイクロコントローラが起動し、前記外部電源指示信号を受信するようにする、請求項9に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年7月19日に出願された台湾特許出願番号第110126359号についての優先権を主張するものであり、これらの全ては引用によって本願に援用される。
【0002】
本発明は、電子機器に関し、特に、バッテリー装置及びバッテリー装置を含む電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
3C、電気自動車(EV)、エネルギー貯蔵システム(ESS)又はある情報技術(IT)のアプリケーションに関わらず、リチウム電池を用いている限り、メンテナンスが必要な状況に必ず遭遇する。メンテナンス中は完全に電源を切る必要がある。現在の電源オフのメカニズムでは、システム側の電源が切れているように見えるが、通信情報がある限り、電気が通っている。
【0004】
バッテリーパックには常に充電されている電気コア(electric core)があり、バッテリーパックはマザーボードの端部に接続されており、マザーボードに出力する電気が常にある。従って、バッテリー自体が電気コアと電源を切らない限り、バッテリーパックが保護モード(例えば温度保護、過電圧保護等)に移行しても、バッテリーパックは再び電源がオンになり、短絡が発生する可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バッテリー装置及びバッテリー装置を含む電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の問題を解決するために、本発明は、バッテリー装置を提供する。バッテリー装置は、バッテリーセルとバッテリー保護回路とを含む。バッテリー保護回路は、マイクロコントローラと電源スイッチとを含む。マイクロコントローラは、バッテリー装置の外部からスタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号を受信する。電源スイッチは、バッテリーセルに電気的に接続される。マイクロコントローラは、スタート信号及びリペア信号に応じてイネーブル信号を電源スイッチに出力して、電源スイッチが、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を切断するようにする。マイクロコントローラは、スタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号に応じてディセーブル信号を電源スイッチに出力して、電源スイッチが、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を復元するようにする。
【0007】
上記のバッテリー装置によれば、スタート信号は、バッテリー装置を含む電子機器の電源ボタンが押されたことを示している。リペア信号は、バッテリー装置を含む電子機器の修復ボタンが押されたことを示している。外部電源指示信号は、バッテリー装置を含む電子機器が外部電源に電気的に接続されていることを示している。
【0008】
上記のバッテリー装置によれば、マイクロコントローラは、特定の持続時間以下の期間に、スタート信号及びリペア信号を同時に受信すると、イネーブル信号を電源スイッチに出力して、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続が切断され、バッテリー装置が修復モードに移行するようにする。
【0009】
上記のバッテリー装置によれば、バッテリー装置が修復モードに移行し、外部電源がバッテリー装置に電気的に接続されると、外部電源は、マイクロコントローラに電力を直接供給して、マイクロコントローラが起動し、外部電源指示信号を受信するようにする。
【0010】
上記のバッテリー装置によれば、マイクロコントローラが、特定の持続時間以下の期間に、スタート信号及びリペア信号を同時に受信し、外部電源指示信号を受信した場合に、マイクロコントローラは、ディセーブル信号を電源スイッチに出力して、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続が復元され、バッテリー装置が通常モードに移行するようにする。
【0011】
本発明は、電子機器も提供する。電子機器は、充電回路と、電力管理回路と、プロセッサと、バッテリー装置とを含む。充電回路は、スタート信号を受信し、それに応じてスタート信号を出力する。外部電源が充電回路に電気的に結合されると、充電回路は、それに応じて外部電源指示信号を出力する。電力管理回路は、リペア指示信号を受信し、それに応じてリペア指示信号を出力する。プロセッサは、リペア指示信号に従ってリペア信号を出力する。バッテリー装置は、バッテリーセルとバッテリー保護回路とを含む。バッテリー保護回路は、スタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号を受信し、バッテリーセルに電気的に接続されている。バッテリー保護回路は、スタート信号及びリペア信号に応じて、それ自体とバッテリーセルとの間の電気的接続を切断する。バッテリー保護回路は、スタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号に応じて、それ自体とバッテリーセルとの間の電気的接続を復元する。
【0012】
上記の電子機器によれば、バッテリー保護回路は、マイクロコントローラと電源スイッチとを含む。マイクロコントローラは、スタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号を受信する。電源スイッチは、バッテリーセルに電気的に接続される。マイクロコントローラは、スタート信号及びリペア信号に応じてイネーブル信号を電源スイッチに出力して、電源スイッチが、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気接続を切断するようにする。マイクロコントローラは、スタート信号、リペア信号及び外部電源指示信号に応じてディセーブル信号を電源スイッチに出力し、電源スイッチが、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を復元するようにする。
【0013】
上記の電子機器によれば、スタート信号は、バッテリー装置を含む電子機器の電源ボタンが押されたことを示し、リペア信号は、バッテリー装置を含む電子機器の修復ボタンが押されたことを示している。
【0014】
上記の電子機器によれば、マイクロコントローラは、特定の持続時間以下の期間に、スタート信号及びリペア信号を同時に受信すると、イネーブル信号を電源スイッチに出力して、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続が切断され、バッテリー装置が修復モードに移行するようにする。
【0015】
上記の電子機器によれば、バッテリー装置が修復モードに移行し、外部電源が充電回路に電気的に接続されると、充電回路は、電力を供給し、外部電源指示信号をマイクロコントローラに出力して、マイクロコントローラが起動し、外部電源指示信号を受信するようにする。
【0016】
本発明は、バッテリーセルとバッテリー保護回路とを有するバッテリー装置に適したバッテリー装置の修復方法も提供する。バッテリー装置は、マイクロコントローラと電源スイッチとを含む。修復方法は、特定の持続時間以下の期間に、スタート信号及びリペア信号を同時に受信するステップと、イネーブル信号を出力して、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を切断するステップと、修復モードに移行するステップと、を含む。
【0017】
上記の修復方法によれば、修復方法は、外部電源が電気的に接続されていることを検出し、それに応じて、修復モードにおいて外部電源指示信号を出力するステップと、外部電源から電力を受け取るステップと、特定の持続時間以下の期間に、スタート信号及びリペア信号を同時に受信するステップと、外部電源指示信号を受信するステップと、ディセーブル信号を出力して、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を復元するステップと、通常モードに移行するステップと、を含む。
【0018】
上記の修復方法によれば、スタート信号は、バッテリー装置を含む電子機器の電源ボタンが押されたことを示している。リペア信号は、バッテリー装置を含む電子機器の修復ボタンが押されたことを示している。
【0019】
本発明は、添付の図面を参照しながら後続の詳細な説明を読むことにより、より完全に理解することができる。これらの画面は、業界の標準的な慣行に従った縮尺通りに描かれるとは限らないことを理解されたい。実際には、わかりやすく説明するために、部品のサイズを任意に拡大又は縮小することができる。これは、本開示の完全な理解を提供するために、多くの特別な詳細、関係及び方法が開示されることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明のいくつかの実施形態による、バッテリー装置100の概略図である。
図2】本発明のいくつかの実施形態による、図1のバッテリー装置100を含む電子機器200の概略図である。
図3A】本発明のいくつかの実施形態による、図1のバッテリー装置100によって修復モードに移行する論理判断の概略図である。
図3B】本発明のいくつかの実施形態による、図1のバッテリー装置100によって通常モードに戻る論理判断の概略図である。
図4】本発明のいくつかの実施形態による、バッテリー装置の修復モードに移行する修復方法のフローチャートである。
図5】本発明のいくつかの実施形態による、バッテリー装置の通常モードに戻る修復方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
特定の用語は、明細書及び特許請求の範囲における特定の要素を指すために用いられている。当該技術分野の通常の知識を有する者は、ハードウェアメーカーが同じ部品に対して異なる用語を用いる可能性があることを理解されたい。本発明の明細書及び特許請求の範囲は、名称の違いを、要素を区別する方法として用いず、要素の機能の違いを区別の基準として用いる。本明細書全体および特許請求の範囲に記載されている「含む(comprise)」及び「含む(include)」は、オープンエンドの用語であるため、「~を含むが、それに限定されない」と解釈されるべきである。「一般的(Generally)」とは、許容される誤差範囲内で、技術分野の通常の知識を有する者が、所定の誤差範囲内で技術的問題を解決し、基本的に技術的効果を達成することができることを意味する。さらに、本明細書における「結合された(coupled)」という用語は、任意の直接的及び間接的な電気接続手段を含む。従って、第1の装置が第2の装置に結合されていると記載されている場合、それは、第1の装置が第2の装置に直接的に電気的に接続され得るか、又は、他の装置若しくは接続手段を介して第2の装置に間接的に電気的に接続され得ることを意味する。以下の説明は、本発明を実施するための好ましい方法である。その目的は、本発明の趣旨を説明することであり、本発明の保護範囲を限定するものではない。
【0022】
以下の説明は、本発明に期待される最良の実施形態である。これらの説明は、本発明の一般的な原理を説明するために用いられており、本発明を限定するために用いられるべきではない。本発明の保護範囲は、本発明の特許請求の範囲を参照することに基づいて決定されるべきである。
【0023】
図1は、本発明のいくつかの実施形態による、バッテリー装置100の概略図である。図1に示すように、バッテリー装置100は、バッテリーセル102とバッテリー保護回路104とを含む。バッテリーセル102は、受け取った電気エネルギーを貯蔵用の化学エネルギーに変換するか、貯蔵した化学エネルギーを出力用の電気エネルギーに変換して、電気エネルギーをバッテリー保護回路104に出力することができる。バッテリー保護回路104は、バッテリーセル102からの電気エネルギーを、バッテリー装置100の正極P+を介して出力し、バッテリー装置100の負極P-からバッテリーセル102に逆流するように制御することができる。或いは、バッテリー保護回路104は、バッテリー装置100の外部電源(図示省略)を制御して、バッテリーセル102を充電することができる。
【0024】
いくつかの実施形態では、バッテリー保護回路104は、マイクロコントローラ106と、電源スイッチ108と、副(vice)マイクロコントローラ110と、保護ユニット112と、充電スイッチ114と、放電スイッチ116と、温度センサ118と、感知抵抗器120と、を含む。マイクロコントローラ106は、通信バスSMBUS_DATA及びSMBUS_CLOCKを介して、バッテリー装置100の外部からスタート信号150、リペア信号152及び外部電源指示信号154を受信する。換言すれば、バッテリー装置100は、通信バスSMBUS_DATA及びSMBUS_CLOCKを介して、バッテリー装置100を含む電子機器のプロセッサと通信することができる。
【0025】
電源スイッチ108は、バッテリーセル102に電気的に接続されている。いくつかの実施形態では、マイクロコントローラ106は、スタート信号150及びリペア信号152に応じてイネーブル信号130を電源スイッチ108に出力し、電源スイッチが、バッテリーセル102とバッテリー保護回路104との間の電気的接続を切断するようにする。詳細には、マイクロコントローラ106が、特定の持続時間(例えば、5秒)以下の期間に、スタート信号150及びリペア信号152を同時に受信すると、マイクロコントローラ106は、イネーブル信号130を電源スイッチ108に出力し、バッテリーセル102とバッテリー保護回路104との間の電気的接続が切断され、バッテリー装置100が修復モードに移行するようにする。
【0026】
いくつかの実施形態では、マイクロコントローラ106は、スタート信号150、リペア信号152及び外部電源指示信号154に応じてディセーブル信号132を電源スイッチ108に出力し、電源スイッチ108が、バッテリーセル102とバッテリー保護回路104との間の電気的接続を復元するようにする。詳細には、バッテリー装置100が修復モードに移行し、外部電源がバッテリー装置100に電気的に接続されている場合に、外部電源は、マイクロコントローラ106に電力を直接供給し(正極P+を介して)、マイクロコントローラ106が起動して、外部電源指示信号154を受信するようにする。
【0027】
マイクロコントローラ106が、特定の持続時間(例えば、5秒)以下の期間にスタート信号150及びリペア信号152を同時に受信し、外部電源指示信号154も受信すると、マイクロコントローラ106は、ディセーブル信号132を電源スイッチ108に出力し、バッテリーセル102とバッテリー保護回路104との間の電気的接続が復元され、バッテリー装置100が通常モードに移行するようにする。
【0028】
いくつかの実施形態では、スタート信号150は、バッテリー装置100を含む電子機器の電源ボタンが押されたことを示している。リペア信号152は、バッテリー装置100を含む電子機器の修復ボタンが押されたことを示している。外部電源指示信号154は、バッテリー装置100を含む電子機器が外部電源に電気的に接続されていることを示している。いくつかの実施形態では、保護ユニット112は、バッテリーセル102を保護するために、ノードAとノードBとの間に大電流が発生したときにノードAとノードBとの間の結合を自動的に切断するように用いられる。
【0029】
充電スイッチ114は、制御線134を介してマイクロコントローラ106によって送信された制御信号に応じて、その状態を変更する。例えば、制御線134の制御信号が「0」等の論理ローレベルにある場合、充電スイッチ114は、ノードBからノードAにしか電流を流さず、ノードAからノードBに電流を流させない。制御線134の制御信号が「1」等の論理ハイレベルにある場合、充電スイッチ114は完全な導通状態にある。
【0030】
いくつかの実施形態では、放電スイッチ116は、制御線136を介してマイクロコントローラ106によって送信された制御信号に応じて、その状態を変更する。例えば、制御線136の制御信号が「0」等の論理ローレベルにある場合、放電スイッチ116は、ノードAからノードBにしか電流を流さず、ノードBからノードAに電流を流させない。制御線136の制御信号が論理ハイレベルにある場合、放電スイッチ116は完全な導通状態にある。
【0031】
温度センサ118は、バッテリー装置100の温度を検出するために用いられる。いくつかの実施形態では、温度センサ118は、温度センサチップである。いくつかの実施形態では、温度センサ118は、その抵抗が温度とともに変化するサーミスタを含む。温度センサ118は、サーミスタに電力を供給し、サーミスタの両端にかかる交差電圧を測定することにより、交差電圧の変化(抵抗の変化に対応する)を温度の変化に変換する。
【0032】
いくつかの実施形態では、マイクロコントローラ106は、感知抵抗器120の両端にかかる交差電圧(例えば、ノードD及びノードEにかかる電圧)を測定して、充電モードでの充電電流の大きさを計算することができる。いくつかの実施形態では、バッテリー装置100を含む電子機器のプロセッサは、バッテリー装置100のバッテリー識別インジケータBATTERY_ID及びSYSTEM_IDを介して、バッテリー装置100が電子機器に取り付けられたことを検出することができる。いくつかの実施形態では、副マイクロコントローラ110は、マイクロコントローラ106のバックアップマイクロコントローラである。マイクロコントローラ106が動作することができない場合、副マイクロコントローラ110は、マイクロコントローラ106の動作を実行する。
【0033】
図2は、本発明のいくつかの実施形態による、図1のバッテリー装置100を含む電子機器200の概略図である。図2に示すように、電子機器200は、図1のバッテリー装置100と、充電回路202と、電力管理回路204と、プロセッサ206と、電源セレクタ208と、主電源210と、を含む。外部電源212が電子機器200に電気的に接続されると、外部電源212はバッテリー装置100を充電する。いくつかの実施形態では、充電回路202は、スタート信号150を受信し、これに応じてスタート信号150をバッテリー装置100に出力する。外部電源212が充電回路202に電気的に結合されると(例えば、電源セレクタ208を介して)、充電回路202は、これに応じて外部電源指示信号154をバッテリー装置100に出力する。
【0034】
いくつかの実施形態では、スタート信号150は、電子機器200の電源ボタン(図示省略)が押されたことを示している。電力管理回路204は、リペア指示信号152’を受信し、これに応じてリペア指示信号152’をプロセッサ206に出力する。次いで、プロセッサ206は、リペア指示信号152’に応じてリペア信号152をバッテリー装置100に出力する。いくつかの実施形態では、リペア信号152及びリペア指示信号152’は、電子機器200の修復ボタン(図示省略)が押されたことを示すために用いられる。
【0035】
いくつかの実施形態では、外部電源212が電子機器200に電気的に接続されている場合、電源セレクタ208は、外部電源212が接続されていることを検出し、これに応じて外部電源指示信号154’を充電回路に送信する。充電回路202が電源セレクタ208から外部電源指示信号154’を受信した後に、充電回路202は、これに応じて外部電源指示信号154をバッテリー装置100に送信する。また、電源セレクタ208は、外部電源212が電気的に接続されていることを検出すると、外部電源212から主電源210に電力を送る。次いで、主電源210は、電力管理回路204に電力を送り、電力管理回路204が、プロセッサ206に電力を供給することができるようにする。
【0036】
外部電源212が電子機器200に電気的に接続されていない場合、電源セレクタ208は、外部電源212を検出せず、電源セレクタ208は、バッテリー装置100から主電源210に電力を送る。次に、主電源210は、電力管理回路204に電力を送り、電力管理回路204が、プロセッサ206に電源を供給することができるようにする。いくつかの実施形態では、バッテリー装置100は、バッテリーセル(例えば、図1のバッテリーセル102)とバッテリー保護回路(例えば、図1のバッテリー保護回路104)とを含む。バッテリーセルは、バッテリー保護回路に電気的に接続される。
【0037】
バッテリー装置100のバッテリー保護回路は、スタート信号150、リペア信号152及び外部電源指示信号154を受信する。バッテリー装置100のバッテリー保護回路は、スタート信号150及びリペア信号152に応じて、それ自体とバッテリーセルとの間の電気的接続を切断する。バッテリー装置100のバッテリー保護回路は、スタート信号150、リペア信号152及び外部電源指示信号154に応じて、それ自体とバッテリーセルとの間の電気的接続を復元する。
【0038】
いくつかの実施形態では、バッテリー装置100のバッテリー保護回路(例えば、バッテリー保護回路104)は、マイクロコントローラ(例えば、図1のマイクロコントローラ106)と電源スイッチ(例えば、図1の電源スイッチ108)とを含む。バッテリー保護回路のマイクロコントローラは、スタート信号150、リペア信号152及び外部電源指示信号154を受信する。バッテリー保護回路の電源スイッチは、バッテリー装置100のバッテリーセルに電気的に接続される。
【0039】
具体的には、バッテリー保護回路のマイクロコントローラは、スタート信号150及びリペア信号152に応じて、イネーブル信号(例えば、図1のイネーブル信号130)を電源スイッチに出力し、電源スイッチが、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を切断するようにする。バッテリー保護回路のマイクロコントローラは、スタート信号150、リペア信号152及び外部電源指示信号154に応じて、ディセーブル信号(例えば、図1のディセーブル信号132)を電源スイッチに出力し、 電源スイッチが、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を復元するようにする。
【0040】
いくつかの実施形態では、マイクロコントローラ(例えば、図1のマイクロコントローラ106)が、特定の持続時間(例えば、5秒)以下の期間に、スタート信号150及びリペア信号152を同時に受信すると、マイクロコントローラは、イネーブル信号(例えば、イネーブル信号130)を電源スイッチ(例えば、電源スイッチ108)に出力して、バッテリーセル(例えば、バッテリーセル102)とバッテリー保護回路(例えば、バッテリー保護回路104)との間の電気的接続が切断され、バッテリー装置100が修復モードに移行するようにする。
【0041】
いくつかの実施形態では、図1のバッテリー装置100及び図2の電子機器200のバッテリー装置100が修復モードに移行した後に、それらが、スタート信号150、リペア信号152及び外部電源指示信号154に応じて通常モードに移行する前に、特定の時間(例えば、5分)が経過する必要があり、外部電源指示信号154は、バッテリー装置100が修復モードと通常モードとの間で頻繁に切り替わるのを防ぐために用いられる。
【0042】
いくつかの実施形態では、バッテリー装置100が修復モードに移行し、外部電源212が充電回路202に電気的に結合されると、充電回路202は、電力を供給し、外部電源指示信号154をバッテリー装置100のマイクロコントローラに出力し、マイクロコントローラが起動して外部電源指示信号154を受信するようにする。バッテリー装置100のマイクロコントローラが、特定の持続時間(例えば、5秒)以下の期間に、スタート信号150及びリペア信号152を同時に受信し、バッテリー装置100のマイクロコントローラが、外部電源指示信号154も受信すると、バッテリー装置100のマイクロコントローラは、ディセーブル信号(例えば、ディセーブル信号132)をバッテリー装置100の電源スイッチに出力し、バッテリーセル102とバッテリー保護回路104との間の電気的接続が復元され、バッテリー装置100が通常モードに移行するようにする。
【0043】
図3Aは、本発明のいくつかの実施形態による、図1のバッテリー装置100によって修復モードに移行する論理判断の概略図である。図3Aに示すように、図1のマイクロコントローラ106が、図2の充電回路202からスタート信号150を受信し、図2のプロセッサ206からリペア信号152を受信すると、マイクロコントローラ106は、スタート信号150及びリペア信号152に対してAND計算を行い、AND計算の結果をイネーブル信号130として出力する。表1は、スタート信号150、リペア信号152及びイネーブル信号130の真理値表である。
【表1】
【0044】
言い換えれば、マイクロコントローラ106が、特定の持続時間(例えば、5秒)以下の期間に、スタート信号150及びリペア信号152を同時に受信する場合にのみ、マイクロコントローラ106は、イネーブル信号130を電源スイッチ108に出力する。いくつかの実施形態では、マイクロコントローラ106によってスタート信号150及びリペア信号152を同時に受信することは、マイクロコントローラ106が、論理ローレベルのスタート信号150と論理ローレベルのリペア信号152を同時に受信することを意味するが、本発明はこれに限定されない。
【0045】
図3Bは、本発明のいくつかの実施形態による、図1のバッテリー装置100によって通常モードに戻る論理判断の概略図である。図3Bに示すように、バッテリー装置100が修復モードであり、マイクロコントローラ106が、スタート信号150、リペア信号152及び外部電源指示信号154を同時に受信すると、マイクロコントローラ106は、スタート信号150及びリペア信号152に対してOR計算を行い、出力端子Dの計算結果を取得し、次いで、出力端子Dと外部電源指示信号154の計算結果に対してNAND計算を行い、最終計算結果をディセーブル信号132として出力する。表2(1)及び表2(2)は、スタート信号150、リペア信号152、外部電源指示信号154及びディセーブル信号132の真理値表である。
【表2(1)】

【表2(2)】
【0046】
上記の表2(1)及び表2(2)によれば、マイクロコントローラ106が特定の持続時間(例えば、5秒)以下の期間に、スタート信号150及びリペア信号152を同時に受信し、マイクロコントローラ106が、外部電源指示信号154を受信した場合にのみ、マイクロコントローラ106は、ディセーブル信号132を電源スイッチ108に出力し、バッテリーセル102とバッテリー保護回路104との間の電気的接続が復元され、バッテリー装置100が通常モードに移行するようにする。いくつかの実施形態では、イネーブル信号130及びディセーブル信号132は、相互に反転した信号である。
【0047】
いくつかの実施形態では、マイクロコントローラ106によってスタート信号150及びリペア信号152を同時に受信することは、マイクロコントローラ106が、論理ローレベルのスタート信号150と論理ローレベルのリペア信号152とを同時に受信することを意味する。マイクロコントローラ106によって外部電源指示信号154を受信することは、マイクロコントローラ106が、論理ハイレベルの外部電源指示信号154を受信することを意味するが、本発明はこれに限定されない。
【0048】
図4は、本発明のいくつかの実施形態による、バッテリー装置の修復モードに移行する修復方法のフローチャートである。図4に示すように、本発明の修復方法は、バッテリーセル(例えば、バッテリーセル102)とバッテリー保護回路(例えば、バッテリー保護回路104)とを有するバッテリー装置(例えば、バッテリー装置100)に適している。バッテリー装置は、マイクロコントローラ(例えば、マイクロコントローラ106)と電源スイッチ(例えば、電源スイッチ108)とを含む。修復方法は、特定の持続時間以下の期間に、スタート信号及びリペア信号を同時に受信するステップ(ステップS400)と、イネーブル信号130を出力して、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を切断するステップ(ステップS402)と、修復モードに移行するステップ(ステップS404)と、を含む。いくつかの実施形態では、図1のマイクロコントローラ106は、ステップS400及びS402を実行し、図1及び図2のバッテリー装置100が、ステップS404を実行することができるようにする。
【0049】
図5は、本発明のいくつかの実施形態による、バッテリー装置の通常モードに戻る修復方法のフローチャートである。図5に示すように、本発明の修復方法は、外部電源が電気的に接続されていることを検出し、これに応じて、修復モードで外部電源指示信号を出力するステップ(ステップS500)と、外部電源から電力を受け取るステップ(ステップS502)と、特定の持続時間以下の期間に、スタート信号及びリペア信号を同時に受信するステップ(ステップS504)と、外部電源指示信号を受信するステップ(ステップS506)と、ディセーブル信号を出力して、バッテリーセルとバッテリー保護回路との間の電気的接続を復元するステップ(ステップS508)と、通常モードに移行するステップ(ステップS510)と、を含む。
【0050】
いくつかの実施形態では、図2の充電回路202は、ステップS500を実行する。図1のマイクロコントローラ106は、ステップS502、S504、S506及びS508を実行して、バッテリー装置100がステップS510を実行することができるようにする。いくつかの実施形態では、ステップS504のスタート信号は、バッテリー装置100を含む電子機器200の電源ボタンが押されたことを示している。ステップS504のリペア信号は、バッテリー装置100を含む電子機器200の修復ボタンが押されたことを示している。ステップS506の外部電源指示信号は、バッテリー装置100を含む電子機器200が外部電源212に電気的に接続されていることを示している。
【0051】
本発明のバッテリー装置100、バッテリー装置100を含む電子機器200、及び、その修復方法は、電源オフ時のメンテナンスを達成し、メンテナンス効率を高めるだけでなく、メンテナンス中のライブ作業(live working)を回避し、短絡の可能性を低減することができる。
【0052】
本発明によって提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、デバイス及び方法は、他の方法を用いて実施することができることを理解されたい。上述した装置の実施形態は、単に例示的なものであり、例えば、ユニットの分割は、論理的機能の分割にすぎず、実際の実施では他の分割があり得る。例えば、複数のユニット又は要素が他のシステムに組み合わされてもよいし、統合されてもよいし、一部の機能が省略又は実装されなくてもよい。さらに、表示又は議論された相互結合若しくは直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、デバイス若しくはユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよいし、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0053】
さらに、本発明の様々な実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットが物理的に単独で存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。上記の統合ユニットは、ハードウェアの形態又はソフトウェア機能ユニットの形態の何れかで実現されることができる。
【0054】
本発明は、好ましい実施形態において上述されているが、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。関連する技術分野の通常の知識を有する者は誰でも、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、変更及び修正を行うことができる。従って、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲によって決定されるものとする。
【符号の説明】
【0055】
100…バッテリー装置
102…バッテリーセル
104…バッテリー保護回路
106…マイクロコントローラ
108…電源スイッチ
110…副(vice)マイクロコントローラ
112…保護ユニット
114…充電スイッチ
116…放電スイッチ
118…温度センサ
120…感知抵抗器
130…イネーブル信号
132…ディセーブル信号
134,136…制御線
150…スタート信号
152…リペア信号
154…外部電源指示信号
P+…正極
P-…負極
SMBUS_CLOCK,SMBUS_DATA…通信バス
BATTERY_ID,SYSTEM_ID…バッテリー識別インジケータ
A,B,C,D…ノード
200…電子機器
202…充電回路
204…電力管理回路
206…プロセッサ
208…電源セレクタ
210…主電源
212…外部電源
152’ …リペア指示信号
154’ …外部電源指示信号
D…出力端子
S400,S402,S404…ステップ
S500,S502,S504…ステップ
S506,S508,S510…ステップ
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5