(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023150280
(43)【公開日】2023-10-16
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20231005BHJP
G09B 19/00 20060101ALI20231005BHJP
【FI】
G06Q50/20
G09B19/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022059303
(22)【出願日】2022-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107331
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 聡延
(74)【代理人】
【識別番号】100101203
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100104499
【弁理士】
【氏名又は名称】岸本 達人
(72)【発明者】
【氏名】田中 隆寛
(72)【発明者】
【氏名】生駒 拓也
(72)【発明者】
【氏名】田端 聡
(72)【発明者】
【氏名】島田 陽介
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 公貴
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】ルーブリックによる評価に用いる評価項目から、対応する問題内容を推薦する。
【解決手段】情報処理装置は、ルーブリック評価に用いる問題と、評価の観点を示す評価項目とを対応付けて記憶する記憶部を備える。ルーブリック評価は、学習者の学習達成状況を評価する方法であって、パフォーマンスなどから「思考力」や「表現力」などを評価することができる。まず、情報処理装置は、評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に関する情報を入力情報として取得する。そして、情報処理装置は、記憶部から、入力情報から評価項目及び問題に含まれるキーワードに基づき対象となる問題を推薦問題として取得し、出力する。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルーブリック評価に用いる問題と、評価の観点を示す評価項目とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に関する情報を入力情報として取得する入力情報取得部と、
前記記憶部から、前記入力情報から前記評価項目及び前記問題に含まれるキーワードに基づき対象となる問題を推薦問題として取得する推薦問題取得部と、
前記推薦問題を出力する推薦問題出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記推薦問題取得部は、前記記憶部から、前記入力情報に含まれる評価項目と完全に一致する評価項目に対応する問題を推薦問題として取得する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推薦問題取得部は、前記記憶部から、前記入力情報に含まれる評価項目と部分的に一致する評価項目に対応する問題を推薦問題として取得する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記推薦問題取得部は、前記記憶部から、前記入力情報に含まれるキーワードと一致する単語を閾値以上含む問題を推薦問題として取得する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記キーワードと前記推薦問題の類似度を算出する類似度算出部を備え、
前記推薦問題取得部は、前記記憶部から、前記類似度が閾値以上の問題を推薦問題として取得する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記問題の内容を示すテキストを分割し、当該問題を構成する単語である構成単語を取得する構成単語取得部を備え、
前記類似度算出部は、前記評価項目を中心として複数の単語が表す知識のつながりをグラフ構造で表した知識グラフと、前記構成単語とに基づいて、前記類似度を算出する請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記推薦問題の条件に関する条件情報を取得する条件情報取得部を備え、
前記推薦問題取得部は、前記入力情報及び前記条件情報に基づいて、前記記憶部から前記推薦問題を取得する請求項5又は6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記条件情報は、前記入力情報に含まれる評価項目と、前記推薦問題に対応する評価項目とが完全に一致するか、又は、部分的に一致するかに関する情報を含む請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記条件情報は、閾値となるキーワードと単語の一致数、又は、閾値となる類似度に関する情報を含む請求項7又は8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記推薦問題出力部は、前記推薦問題の内容を示すテキストを表示するとともに、当該テキストに含まれるキーワードを強調して表示する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータを備える情報処理装置により実行されるプログラムであって、
ルーブリック評価に用いる問題と、評価の観点を示す評価項目とを対応付けて記憶する記憶部、
前記評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に関する情報を入力情報として取得する入力情報取得部、
前記記憶部から、前記入力情報から前記評価項目及び前記問題に含まれるキーワードに基づき対象となる問題を推薦問題として取得する推薦問題取得部、
前記推薦問題を出力する推薦問題出力部、
として前記コンピュータを機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、学習に関する情報を出力する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、学校をはじめとする教育機関で非認知能力やアクティブラーニングが重要視されている。それに伴い、アクティブラーニングである「プレゼンテーション」や「ディスカッション」などのパフォーマンスを評価するための指標であるルーブリックが注目されている。特許文献1には、ルーブリックに基づいて、「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」などを診断する事項を含むテスト問題を作問するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、ルーブリックによる評価に用いる問題内容は、教師などの各指導者が一から考えて作成している。そのため、指導者に高い負荷がかかっていた。特に、経験の浅い指導者の場合、問題内容の作成に悩み、多くの時間がかかっていた。
【0005】
本発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ルーブリックによる評価に用いる評価項目から、対応する問題内容を推薦することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの観点では、ルーブリック評価に用いる問題と、評価の観点を示す評価項目とを対応付けて記憶する記憶部と、前記評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に関する情報を入力情報として取得する入力情報取得部と、前記記憶部から、前記入力情報から前記評価項目及び前記問題に含まれるキーワードに基づき対象となる問題を推薦問題として取得する推薦問題取得部と、前記推薦問題を出力する推薦問題出力部と、を備える。この態様によれば、情報処理装置は、入力情報に基づいて、評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に対応するルーブリック評価用の推薦問題を取得し、出力することができる。よって、ルーブリック評価用の問題作成を効率化できる。
【0007】
上記の情報処理装置の一態様では、前記推薦問題取得部は、前記記憶部から、前記入力情報に含まれる評価項目と完全に一致する評価項目に対応する問題を推薦問題として取得する。この態様によれば、情報処理装置は、評価項目が完全に一致する推薦問題を取得し、出力することができる。
【0008】
上記の情報処理装置の一態様では、前記推薦問題取得部は、前記記憶部から、前記入力情報に含まれる評価項目と部分的に一致する評価項目に対応する問題を推薦問題として取得する。この態様によれば、情報処理装置は、評価項目が部分的に一致する推薦問題を取得し、出力することができる。
【0009】
上記の情報処理装置の一態様では、前記推薦問題取得部は、前記記憶部から、前記入力情報に含まれるキーワードと一致する単語を閾値以上含む問題を推薦問題として取得する。この態様によれば、情報処理装置は、キーワードと、問題に含まれる単語との一致数に基づいて、当該キーワードに対応する推薦問題を取得し、出力することができる。
【0010】
上記の情報処理装置の一態様では、前記キーワードと前記推薦問題の類似度を算出する類似度算出部を備え、前記推薦問題取得部は、前記記憶部から、前記類似度が閾値以上の問題を推薦問題として取得する。この態様によれば、情報処理装置は、キーワードと問題の類似度に基づいて、当該キーワードに対応する推薦問題を取得し、出力することができる。
【0011】
上記の情報処理装置の一態様では、前記問題の内容を示すテキストを分割し、当該問題を構成する単語である構成単語を取得する構成単語取得部を備え、前記類似度算出部は、前記評価項目を中心として複数の単語が表す知識のつながりをグラフ構造で表した知識グラフと、前記構成単語とに基づいて、前記類似度を算出する。この態様によれば、情報処理装置は、知識グラフを用いて、キーワードと問題の類似度を算出することができる。
【0012】
上記の情報処理装置の一態様では、前記推薦問題の条件に関する条件情報を取得する条件情報取得部を備え、前記推薦問題取得部は、前記入力情報及び前記条件情報に基づいて、前記記憶部から前記推薦問題を取得する。この態様によれば、情報処理装置は、評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に対応し、推薦問題の条件を満たす推薦問題を取得し、出力することができる。
【0013】
上記の情報処理装置の一態様では、前記条件情報は、前記入力情報に含まれる評価項目と、前記推薦問題に対応する評価項目とが完全に一致するか、又は、部分的に一致するかに関する情報を含む。この態様によれば、情報処理装置は、条件情報により推薦問題の条件が、評価項目との完全一致であるか、評価項目との部分一致であるかを認識することができる。
【0014】
上記の情報処理装置の一態様では、前記条件情報は、閾値となるキーワードと単語の一致数、又は、閾値となる類似度に関する情報を含む。この態様によれば、情報処理装置は、条件情報により推薦問題の条件となる、キーワードと問題に含まれる単語との一致数の閾値や、キーワードと問題の類似度の閾値を認識することができる。
【0015】
上記の情報処理装置の一態様では、前記推薦問題出力部は、前記推薦問題の内容を示すテキストを表示するとともに、当該テキストに含まれるキーワードを強調して表示する。この態様によれば、情報処理装置は、推薦問題の内容示すテキストを、キーワードを強調した状態で表示することができる。
【0016】
本発明の別の観点では、コンピュータを備える情報処理装置により実行されるプログラムであって、ルーブリック評価に用いる問題と、評価の観点を示す評価項目とを対応付けて記憶する記憶部、前記評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に関する情報を入力情報として取得する入力情報取得部、前記記憶部から、前記入力情報から前記評価項目及び前記問題に含まれるキーワードに基づき対象となる問題を推薦問題として取得する推薦問題取得部、前記推薦問題を出力する推薦問題出力部、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールして実行させることで、本発明に係る情報処理装置を構成させることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る情報処理装置によれば、ルーブリックによる評価に用いる評価項目から、対応する問題内容を推薦することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明のサーバを適用した学習支援システムの構成を示す。
【
図3】サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図7】評価項目の一致度合いに基づく特定方法を説明する図である。
【
図8】問題とキーワードの一致数に基づく特定方法を説明する図である。
【
図9】問題内容を単語に分割する手法を説明する図である。
【
図10】知識グラフの構築手法を説明する図である。
【
図12】問題とキーワードの類似度に基づく特定方法を説明する図である。
【
図14】変形例における学習支援システムの構成例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
<実施形態>
[全体構成]
図1は、本発明のサーバを適用した学習支援システムの構成を示す。学習支援システム100は、ルーブリックによる評価(以下、「ルーブリック評価」ともいう。)に用いる評価項目から、対応する問題内容を推薦するシステムである。学習支援システム100は、サーバ10と、複数の教師用端末20とがインターネット等のネットワーク5を介してそれぞれ通信可能に構成されている。
【0020】
ここで、ルーブリック評価について説明する。ルーブリック評価とは、ルーブリック表を用いて学習者の学習達成状況を評価する方法であって、テストの得点ではなく、例えば、プレゼンテーションやディスカッションなどのパフォーマンスから「思考力」や「表現力」などを評価することができる。
【0021】
図2(a)は、ルーブリック評価に用いる問題と当該問題に対する学習者の回答の一例である。
図2(a)に示す問題は、「表現力」を評価するための問題であり、学習者の回答は、プレゼンテーションなど口頭によるものとする。また、
図2(b)は、ルーブリック表の一例である。
図2(b)に示すように、ルーブリック表において、縦軸は、「思考力」、「表現力」といった評価の観点を示す評価項目である。また、横軸は、各評価項目における達成度合いを数字で示す評価段階である。評価段階は、達成度合いが高いほど大きい数字、達成度合いが低いほど小さい数字とする。そして、縦軸の評価項目と横軸の評価段階が交差するマスは、各評価段階に対応する各評価項目の評価基準である。評価基準は、任意に設定することができる。
【0022】
一般的に、ルーブリック評価に用いる問題及びルーブリック表は、教師や指導者などの学習支援者が作成する。そして、学習支援者は、ルーブリック表を参照し、回答から学習者の学習達成状況を評価する。具体的に、学習支援者は、学習者の回答を、
図2(b)に示すルーブリック表の「表現力」の評価基準と照らし合わせて評価段階を決めることで、評価を行う。
【0023】
なお、本実施形態では、評価段階を数字としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、達成度合いを示すことができれば、評価段階はアルファベットなど任意に設定することができる。また、本実施形態では、一例として、ルーブリック評価により評価を行う学習支援者を教師、評価の対象となる学習者を生徒とする。
【0024】
サーバ10は、種々の情報に対する処理、記憶及び送受信を行う情報処理装置であって、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータまたは汎用のタブレットPC(パソコン)等である。
【0025】
教師用端末20は、教師が使用するものであって、例えば、タブレットやパーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。具体的に、教師用端末20は、ルーブリック評価に用いる評価項目やキーワードに関する入力情報の送信、推薦問題の受信及び表示などを行う。ここで、推薦問題とは、詳細は後述するが、入力情報に基づいて特定された教師に推薦するルーブリック評価用の問題である。
【0026】
[サーバの構成]
図3は、サーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ10は、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、記録媒体14と、表示部15と、入力部16とを備える。なお、これらの構成要素と、問題情報データベース(以下、「データベース」を「DB」と記す。)41とは、バス19を介して相互に接続されている。
【0027】
なお、サーバ10はコンピュータ単体で実行しても良いし、複数のコンピュータで分散して実行しても良いし、仮想マシンで分散して実行しても良い。
【0028】
通信部11は、ネットワーク5を通じて教師用端末20と通信を行うための通信ユニットである。具体的に、通信部11は、教師用端末20から入力情報を受信したり、推薦問題に関する情報を教師用端末20へ送信したりする。
【0029】
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を含み、記憶部13に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、サーバ10に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。なお、プログラムは、単一のコンピュータ上で、または1つのサイトにおいて配置されるか、もしくは複数のサイトにわたって分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。なお、
図3では制御部12を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
【0030】
記憶部13はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部12が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部13は、制御部12が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
【0031】
記録媒体14は、ディスク状記録媒体、半導体メモリなどの不揮発性で非一時的な記録媒体であり、サーバ10に対して着脱可能に構成される。記録媒体14は、制御部12が実行する各種プログラムを記録している。サーバ10が後述の出力処理を実行する際には、記録媒体14に記録されているプログラムが記憶部13にロードされ、制御部12により実行される。
【0032】
表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であり、制御部12の指示に従い各種情報を表示する。入力部16は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報を制御部12へ出力する。
【0033】
問題情報DB41は、ルーブリック評価用の問題と評価項目との対応関係を示す。ルーブリック評価用の問題には、予め問題の内容に対応する評価項目が紐付けられている。
図4は、問題情報DB41のデータ構造の一例である。図示のように、問題情報DB41において、縦軸はルーブリック評価用の問題、横軸は評価項目である。問題情報DB41では、問題(縦軸)と、当該問題に予め紐付けられた評価項目(横軸)とが交差するマスにはチェックマークが記されている。これにより、例えば、問題情報DB41を参照することで、問題「あなたの好きな食べ物について、その魅力を30秒以内で伝えなさい。」は、評価項目「思考力」及び「表現力」に対応することが分かる。
【0034】
なお、問題情報DB41は、過去に教師が作成した問題の内容と、当該問題に対応する評価項目とを用いて構築されることとしてもよい。この場合、教師によって新規の問題が作成される度に、当該問題と当該問題に対応する評価項目が問題情報DB41に蓄積される。
【0035】
なお、上述した各DBの記憶形態は一例であり、データ間の関係が維持されていれば、他の記憶形態であってもよい。また、各DBは、例えばHDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)等の記録媒体により実現される。本実施形態において、記憶部13とDBは一体の記憶装置として構成されていてもよいし、別々の記憶装置であってもよい。また、DBは、サーバ10に接続された外部記憶装置であってもよく、その構成は任意に設定することができる。
【0036】
図5は、サーバの機能構成を示すブロック図である。サーバ10は、機能的には、問題情報DB41と、入力情報取得部51と、条件情報取得部52と、推薦問題取得部53と、画面出力部54とを備える。
【0037】
なお、入力情報取得部51、条件情報取得部52、推薦問題取得部53及び画面出力部54は、制御部12がプログラムを実行することにより実現される。
【0038】
入力情報取得部51は、教師が指定したルーブリック評価に用いる評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に関する情報を入力情報として取得する。教師は、教師用端末20を使用し、所定の画面において評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上を入力し、サーバ10へ送信する。
【0039】
条件情報取得部52は、推薦問題の条件に関する条件情報を取得する。具体的に、推薦問題の条件とは、問題情報DB41から推薦問題として取得する問題の内容の基準である。例えば、条件情報は、推薦問題の条件が入力情報に含まれる評価項目と、推薦問題に対応する評価項目とが完全に一致する完全一致、又は、部分的に一致する部分一致であることに関する情報を含む。また、条件情報は、推薦問題の条件がキーワードと推薦問題に含まれる単語との一致数であることや一致数の閾値に関する情報を含む。また、条件情報は、推薦問題の条件が、推薦問題とキーワードの類似度であることや類似度の閾値に関する情報を含む。
【0040】
なお、推薦問題の条件の入力は任意であり、教師が入力しない場合、後述する推薦問題取得部53は予め設定された条件や閾値により推薦問題を取得することとしてもよい。また、推薦問題の条件は、1つの条件であってもよいし、複数の条件を組み合わせてもよく、任意に設定することができる。
【0041】
推薦問題取得部53は、入力情報に含まれる評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上に基づいて、問題情報DB41から問題を特定し、推薦問題として取得する。推薦問題の特定方法は、評価項目の一致度合いに基づく特定方法、問題とキーワードの一致数に基づく特定方法、問題とキーワードの類似度に基づく特定方法などが挙げられ、推薦問題は、入力情報や条件情報に応じた方法によって特定される。推薦問題は、各特定方法によって特定されてもよいし、複数の特定方法を組み合わせることで特定されてもよい。推薦問題の特定方法は、任意に設定することができる。
【0042】
画面出力部54は、問題情報DB41から取得した推薦問題の内容を示すテキストを含む画面を作成し、当該画面に関する画面情報を教師用端末20に送信する。教師用端末20が受信した画面情報に基づいて画面を表示することで、教師は、入力情報に対応する推薦問題の内容を確認することができる。
【0043】
なお、画面出力部54は、教師が入力情報や条件情報などを入力するための画面を作成し、当該画面に関する画面情報を教師用端末20に送信してもよい。本実施形態では、詳細は後述するが、画面出力部54は、入力情報及び条件情報の入力と、推薦問題の出力とを実現するための画面を作成し、当該画面に関する情報をログインや各種要求に応じて教師用端末20に送信するものとする。
【0044】
上記の構成において、サーバ10の問題情報DB41は、本発明の記憶部の一例である。また、上記の構成において、サーバ10の入力情報取得部51、条件情報取得部52、推薦問題取得部53及び画面出力部54は、それぞれ本発明の入力情報取得部、条件情報取得部、推薦問題取得部及び推薦問題出力部の一例である。また、上記の構成において、推薦問題取得部53は、本発明の類似度算出部及び構成単語取得部の一例である。
【0045】
[画面]
次に、画面出力部54により作成、出力される画面について説明する。教師は、教師用端末20を使用して所定のサイトにログインすることで画面を表示し、任意の評価項目やキーワードを入力する。また、教師が画面において所定のボタンの押下により要求を行うことで、入力した評価項目やキーワードに対応する推薦問題が画面に表示される。
【0046】
図6は、画面の一例である。
図6に示すように、画面は、評価項目入力エリア61と、キーワード入力エリア62と、完全一致チェックボックス63と、部分一致チェックボックス64と、一致数チェックボックス65と、一致数入力エリア66と、類似度チェックボックス67と、類似度選択エリア68と、検索ボタン69と、推薦問題表示エリア70及び71とを有する。
【0047】
評価項目入力エリア61は、教師が任意の評価項目を入力するエリアである。評価項目入力エリア61に入力された評価項目に関する情報は、入力情報としてサーバ10により取得される。キーワード入力エリア62は、教師がルーブリック評価用の問題に含めたいキーワードを任意に入力するエリアである。キーワード入力エリア62に入力されたキーワードに関する情報は、入力情報としてサーバ10により取得される。なお、教師は、評価項目及びキーワードのいずれか1つ以上を入力すればよい。また、入力する評価項目やキーワードは1個に限らず複数であってもよい。
【0048】
完全一致チェックボックス63、部分一致チェックボックス64、一致数チェックボックス65及び類似度チェックボックス67は、推薦問題の条件を選択するチェックボックスである。
【0049】
完全一致チェックボックス63は、評価項目入力エリア61に入力された評価項目と完全に一致する評価項目に対応する問題であることを推薦問題の条件とする場合にチェックマークが記入されるチェックボックスである。部分一致チェックボックス64は、評価項目入力エリア61に入力された評価項目と部分的に一致する評価項目に対応する問題であることを推薦問題の条件とする場合にチェックマークが記入されるチェックボックスである。
【0050】
一致数チェックボックス65は、キーワード入力エリア62に入力されたキーワードと一致する単語を閾値以上含む問題であることを推薦問題の条件とする場合にチェックマークが記入されるチェックボックスである。一致数入力エリア66は、閾値となるキーワードと単語の一致数を入力するエリアである。類似度チェックボックス67は、キーワード入力エリア62に入力されたキーワードとの類似度が閾値以上の問題であることを推薦問題の条件とする場合にチェックマークが記入されるチェックボックスである。類似度選択エリア68は、閾値となる類似度をラジオボタンで選択するエリアである。なお、類似度は、ラジオボタンを用いた選択ではなく、直接数字を入力してもよい。推薦問題の条件として選択されたチェックボックスに関する情報や閾値として入力された情報は、条件情報としてサーバ10により取得される。
【0051】
教師は、教師用端末20を使用し、評価項目やキーワード、推薦問題の条件の入力や選択が終了すると、検索ボタン69を押下することで、推薦問題の出力要求をサーバ10に送信する。サーバ10は、出力要求を取得すると、入力情報及び条件情報に基づいて、問題情報DB41から条件を満たす1つ以上の推薦問題を特定し、取得する。そして、サーバ10は、推薦問題と、推薦問題に対応する評価項目とを含む画面を作成し、当該画面に関する画面情報を教師用端末20に送信する。このように、教師が検索ボタン69を押下すると、画面には、条件を満たす複数の推薦問題と、当該推薦問題に対応する評価項目とが表示される。
【0052】
推薦問題表示エリア70及び71は、推薦問題を表示するエリアであって、推薦問題の内容を示すテキストを表示する問題内容エリア70a及び71aと、推薦問題に対応する評価項目を表示する対応評価項目表示エリア70b及び71bとを有する。問題内容エリア70a及び71aでは、
図6に示すように、キーワードと一致するテキストの単語をハイライト表示などで強調表示することとしてもよい。
【0053】
また、
図6に示すように、推薦問題の条件が評価項目の部分一致であった場合、教師が入力した評価項目以外の評価項目が推薦問題に対応付けられていることがある。この場合、対応評価項目表示エリア71bに示すように、教師が入力した評価項目「思考力」及び「表現力」は大きめに表示し、それ以外の評価項目「理解力」及び「調査力」は小さめに表示することとしてもよい。これによれば、推薦問題の条件が評価項目の部分一致であった場合、教師は、推薦問題に対応する評価項目が完全一致であるか、部分一致であれば他にどんな評価項目に対応するかを容易に確認することができる。
【0054】
教師は、画面により、入力情報や条件情報を容易にサーバ10へ送信することができる。また、教師は、画面により、任意に入力した項目やキーワードに対応する推薦問題を容易に認識することができる。また、画面に表示された推薦問題の内容を示すテキストは、教師により任意に編集することができる。
【0055】
なお、所定のサイトにログインした時点では、
図6に示す画面上部の入力で示す範囲のみが表示され、検索ボタン69押下により、画面下部の出力で示す範囲が表示されるものとする。また、
図6に示す画面は一例であって、本発明はこれに限定されるものではなく、画面の構成は任意に設定することができる。
【0056】
[推薦問題の特定方法]
次に、サーバ10の推薦問題取得部53が、入力情報に基づいて推薦問題を特定する方法について説明する。
【0057】
(評価項目の一致度合いに基づく特定方法)
まず、評価項目の一致度合いに基づく特定方法について説明する。推薦問題取得部53は、問題情報DB41を参照し、入力情報に含まれる評価項目と完全一致又は部分一致する評価項目に対応する問題を推薦問題に特定し、取得する。
【0058】
図7(a)は、条件情報に推薦問題の条件として評価項目の完全一致が含まれている場合の特定方法を説明する図である。なお、入力情報に含まれる評価項目は「思考力」及び「表現力」であるものとする。この場合、推薦問題取得部53は、
図7(a)に示す問題情報DB41を参照し、評価項目「思考力」及び「表現力」にのみチェックマークが記されている問題73を推薦問題に特定し、取得する。
【0059】
図7(b)は、条件情報に推薦問題の条件として評価項目の部分一致が含まれている場合の特定方法を説明する図である。なお、入力情報に含まれる評価項目は「思考力」及び「表現力」であるものとする。この場合、推薦問題取得部53は、
図7(b)に示す問題情報DB41を参照し、評価項目「思考力」及び「表現力」にチェックマークが記されている問題73、74及び75を推薦問題に特定し、取得する。推薦問題の条件が完全一致の場合と異なり、評価項目「思考力」及び「表現力」にチェックマークが記されている問題であれば、問題74や問題75のように他の評価項目「理解力」や「調査力」にチェックマークが記されている問題であったとしても、推薦問題取得部53は、推薦問題に特定する。このとき、推薦問題取得部53は、他の評価項目に関する情報を取得し、一時的に記憶しておくこととしてもよい。これにより、画面上で推薦問題と、当該推薦問題に対応する評価項目とを表示する際に、併せて他の評価項目も表示することができる。
【0060】
(問題とキーワードの一致数に基づく特定方法)
次に、問題とキーワードの一致数に基づく特定方法について説明する。条件情報に推薦問題の条件としてキーワードと一致する単語を閾値以上含むこと及びその閾値が含まれている場合、推薦問題取得部53は、問題情報DB41を参照し、入力情報に含まれるキーワードと一致する単語を閾値以上含む問題を推薦問題に特定し、取得する。
【0061】
図8は、問題とキーワードの一致数に基づく特定方法を説明する図である。なお、入力情報に含まれるキーワードは「魅力」、「意見」、「秒」、「伝える」であり、条件情報に含まれる一致数の閾値は「2」であるものとする。この場合、推薦問題取得部53は、
図8に示す問題情報DB41を参照し、問題に含まれる単語と、キーワードとの一致数(以下、「キーワード一致数」ともいう。)をカウントする。そして、推薦問題取得部53は、キーワード一致数が閾値「2」以上の問題73及び75を推薦問題に特定し、取得する。
【0062】
(問題とキーワードの類似度に基づく特定方法)
次に、問題とキーワードの類似度に基づく特定方法について説明する。条件情報に推薦問題の条件として問題とキーワードの類似度が閾値以上であること及びその閾値が含まれている場合、推薦問題取得部53は、問題情報DB41を参照し、入力情報に含まれるキーワードとの類似度が閾値以上の問題を推薦問題に特定し、取得する。
【0063】
推薦問題取得部53は、まず、問題情報DB41に記憶された各問題の内容を示すテキストを単語に分割し、各問題を構成する単語である構成単語を取得する。
図9は、問題の内容を示すテキストを分割する方法を説明する図である。推薦問題取得部53は、形態素解析を用いて、図示のように問題の内容を示すテキストを単語に分割し、構成単語を取得する。
【0064】
推薦問題取得部53は、事前に作成した知識グラフを参照し、キーワードと、問題情報DB41に記憶された各問題の構成単語との類似度を算出する。ここで、知識グラフについて説明する。知識グラフは、複数の単語が表す知識のつながりをグラフ構造で表したものであって、手動で生成してもよいし、機械学習を用いて自動で生成してもよい。
【0065】
なお、機械学習を用いる場合、知識グラフは、所定のテキストについて固有表現認識をしてから関係抽出する流れにより構築される。
図10は、知識グラフの構築手法を説明する図である。サーバ10は、
図10(a)に示すように、「太郎は3月17日の朝9時に会社Xへ出社した。」というテキストから抽出した各単語を、人名、日付、時間、組織などのクラスに分類する。そして、サーバ10は、
図10(a)に示すようなテキストとクラスを教師データとし、所定の学習モデルに学習させることで、固有表現認識が可能な学習済モデルを構築する。また、サーバ10は、固有表現認識の結果から、
図10(b)に示すように、「太郎,人名、会社X,所属」といった各単語の関係性を推定する。そして、サーバ10は、
図10(b)に示すような固有表現認識の結果とその関係性を教師データとし、所定のモデルに学習させることで、関係抽出が可能な学習済モデルを構築する。サーバ10は、このような学習済モデルを用いて、知識グラフを自動で生成する。
【0066】
本実施形態では、あらゆる単語を中心とした知識グラフが予め作成されているものとする。推薦問題取得部53は、キーワードを中心とした知識グラフを参照し、当該キーワードと、問題情報DB41に記憶された各問題の構成単語との類似度を算出する。そして、推薦問題取得部53は、全てのキーワードと、各問題の全て、もしくは名詞・形容詞等の特定の品詞の構成単語との類似度を総当たり的に算出することで、各問題とキーワードの類似度を算出する。
【0067】
図11(a)は、構成単語とキーワードの類似度を算出する方法を説明する図である。具体的に、推薦問題取得部53が、キーワード「魅力」と、
図11(a)に示す問題の構成単語との類似度を算出する方法について説明する。まず、推薦問題取得部53は、キーワード「魅力」を中心とした知識グラフ76を参照し、問題の構成単語との距離を判定する。例えば、問題の構成単語「友達」は、知識グラフ76の中心にあるキーワード「魅力」から76aを介した76bに位置する。この場合、構成単語「友達」とキーワード「魅力」との距離は「2」と算出される。
【0068】
本実施形態において、類似度は「1」が最も高く、距離が「1」離れる毎に類似度を「0.1」減算するものとする。これによれば、推薦問題取得部53は、構成単語「友達」とキーワード「魅力」の類似度を「0.8」と算出する。同様の算出方法により、推薦問題取得部53は、構成単語「良いところ」とキーワード「魅力」の類似度を「0.9」と算出する。なお、キーワードを中心とした知識グラフに構成単語が存在しない場合、当該構成単語と当該キーワードとの類似度は「0」となる。よって、推薦問題取得部53は、構成単語「悪いところ」とキーワード「魅力」の類似度を「0」とする。
【0069】
図11(b)は、問題とキーワードの類似度を算出する方法を説明する図である。具体的に、推薦問題取得部53は、全てのキーワード「魅力」、「意見」、「秒」及び「伝える」と、問題77「友達の良いところ・悪いところについて、2分以内で話しなさい。」の全ての構成単語との類似度を総当たり的に算出し、総和を求めることで、当該問題とキーワードの類似度を算出する。これによれば、図示のように、問題77とキーワードの類似度は「2.4」となり、問題73とキーワードの類似度は「3.2」になるものとする。
【0070】
図12は、問題とキーワードの類似度に基づく特定方法を説明する図である。なお、条件情報に含まれる類似度の閾値は「2」であるものとする。この場合、推薦問題取得部53は、
図12に示す問題情報DB41を参照し、問題とキーワードの類似度が閾値「2」以上の問題73、75及び77を推薦問題に特定し、取得する。
【0071】
[出力処理]
次に、教師の入力に基づいて、条件を満たし、評価項目やキーワードに対応する推薦問題を出力する処理について説明する。
図13は、サーバ10による出力処理のフローチャートである。この処理は、サーバ10が予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
【0072】
教師は、教師用端末20を使用して所定のサイトにログインすることで画面を表示し、評価項目やキーワード、推薦問題の条件の入力や選択を行う。入力や選択が終了すると、教師は、画面において所定のボタンを押下することで、入力情報及び条件情報をサーバ10へ送信し、推薦問題の出力要求を行う。
【0073】
サーバ10は、教師用端末20から入力情報及び条件情報を取得する(ステップS101)。まず、サーバ10は、入力情報及び条件情報に基づいて、問題情報DB41から、条件情報に含まれる条件を満たし、入力情報に含まれる評価項目やキーワードに対応する問題を推薦問題に特定し、取得する(ステップS102)。そして、サーバ10は、1つ以上の推薦問題と、推薦問題に対応する評価項目とを含む画面を作成し、当該画面に関する画面情報を教師用端末20へ送信する(ステップS103)。これにより、出力処理は終了する。教師用端末20は、サーバ10から受信した画面情報に基づいて画面を表示する。これにより、教師は、自身が任意に入力した情報に基づく条件を満たした推薦問題と、当該推薦問題に対応する評価項目とを容易に認識することができる。また、教師は、必要に応じて推薦問題の内容を修正することができる。
【0074】
なお、本実施形態において、サーバ10は、推薦問題及び当該推薦問題に対応する評価項目を含む画面情報を出力しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、推薦問題及び当該推薦問題に対応する評価項目に関する情報を出力することとしてもよい。また、推薦問題及び当該推薦問題に対応する評価項目をセットではなく、推薦問題のみを出力することとしてもよい。推薦問題及び当該推薦問題に対応する評価項目の出力方法は、任意に設定することができる。
【0075】
本実施形態の学習支援システム100は、任意に入力された条件情報に含まれる条件を満たし、入力情報に含まれる評価項目やキーワードに対応する問題の内容を学習支援者に推薦することができる。これにより、学習支援者によるルーブリック評価用の問題作成を効率化することができ、学習支援者の作業負荷を軽減することができる。
【0076】
<変形例>
上記の実施形態において、教師は教師用端末20を使用することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、教師はサーバ10の機能を有する教師用端末90を使用することとしてもよい。教師用端末90は、サーバ10と同様に、例えば、パーソナルコンピュータまたは汎用のタブレットPC(パソコン)等である。
【0077】
図14は、この場合の学習支援システム200の構成例を示す。教師用端末90は、問題情報DB91が接続されており、教師用端末90は、サーバ10が行っていた出力処理を実行して、教師が任意に入力した条件を満たし、評価項目やキーワードに対応する推薦問題を特定し、出力することができる。この場合、教師用端末90は、本発明の情報処理装置の一例である。
【符号の説明】
【0078】
5 ネットワーク
10 サーバ
20、90 教師用端末
41、91 問題情報DB
51 入力情報取得部
52 条件情報取得部
53 推薦問題取得部
54 画面出力部
100、200 学習支援システム