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特開2023-150584位置情報マップ作成装置、現在位置特定装置、位置情報マップ生産方法、現在位置特定方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023150584
(43)【公開日】2023-10-16
(54)【発明の名称】位置情報マップ作成装置、現在位置特定装置、位置情報マップ生産方法、現在位置特定方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20231005BHJP
   G01C 21/32 20060101ALI20231005BHJP
【FI】
G06Q30/06 340
G01C21/32
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022059762
(22)【出願日】2022-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(72)【発明者】
【氏名】金澤 浩平
【テーマコード(参考)】
2F129
5L049
【Fターム(参考)】
2F129AA02
2F129BB15
2F129BB33
2F129BB49
2F129EE09
2F129EE52
2F129EE90
2F129FF02
2F129GG17
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】 位置情報マップを簡単かつ短時間に作成可能な位置情報マップ作成装置を提供する。
【解決手段】 本発明の位置情報マップ作成装置は、標識画像取得部、標識位置特定部、及び、情報合成部を含み、
前記標識画像取得部は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定部は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成部は、前記マップ情報上の前記標識位置情報を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
標識画像取得部、標識位置特定部、及び、情報合成部を含み、
前記標識画像取得部は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定部は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成部は、前記マップ情報上の前記標識の位置を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する、
位置情報マップ作成装置。
【請求項2】
さらに、ルート情報生成部を含み、
前記ルート情報生成部は、前記案内マップ情報上のルート情報を生成し、
前記情報合成部は、前記案内マップ情報上の前記ルート情報を前記案内マップ情報に重ねた位置情報マップを合成する、
請求項1記載の位置情報マップ作成装置。
【請求項3】
前記情報合成部は、前記案内マップ情報のマップサイズを調整して前記位置情報マップを合成する、
請求項1又は2記載の位置情報マップ作成装置。
【請求項4】
前記情報合成部において、前記案内マップ情報は、前記案内マップ上の施設位置情報を含み、前記案内マップ情報上に前記位置情報を重ねて前記位置情報マップを合成する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の位置情報マップ作成装置。
【請求項5】
標識画像取得部、位置情報マップ部、及び、ユーザ位置特定部を含み、
標識画像取得部は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
位置情報マップ部は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定部は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、請求項1から4のいずれか一項に記載の位置情報マップ作成装置により作成されたマップである、
現在位置特定装置。
【請求項6】
さらに、位置情報マップ作成部を含み、
前記位置情報マップ作成部は、請求項1から4のいずれか一項に記載の位置情報マップ作成装置である、
請求項5記載の現在位置特定装置。
【請求項7】
標識画像取得工程、標識位置特定工程、及び、情報合成工程を含み、
前記標識画像取得工程は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定工程は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成工程は、前記マップ情報上の前記標識の位置を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する、
位置情報マップ生産方法。
【請求項8】
標識画像取得工程、位置情報マップ工程、及び、ユーザ位置特定工程を含み、
標識画像取得工程は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
位置情報マップ工程は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定工程は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、請求項1から4のいずれか一項に記載の位置情報マップ作成装置により作成されたマップである、
現在位置特定方法。
【請求項9】
標識画像取得手順、標識位置特定手順、及び、情報合成手順を含み、
前記標識画像取得手順は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定手順は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成手順は、前記マップ情報上の前記標識の位置を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成し、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラム。
【請求項10】
標識画像取得手順、位置情報マップ手順、及び、ユーザ位置特定手順を含み、
前記標識画像取得手順は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記位置情報マップ手順は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定手順は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、請求項1から4のいずれか一項に記載の位置情報マップ作成装置により作成されたマップであり、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、位置情報マップ作成装置、現在位置特定装置、位置情報マップ生産方法、現在位置特定方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近のITの発展に伴い、来店したお客の端末(スマートフォン等)に店舗のフロア案内マップを表示する技術がある。例えば、特許文献1には、ユーザの要望を聞いて買い物リストを作成し、更に店舗のフロアマップ上に買い物リストにある品物の販売場所をプロットしてユーザに提供する店舗案内サービスシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】再表2020-158599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
店舗のフロア案内マップをお客の端末に表示する際に、フロア案内マップ上のお客の現在位置情報を表示する必要がある。しかしながら、店舗等の屋内ではGPSによる現在位置の特定が困難である。このため、例えば、QRコード(登録商標)等の位置標識(位置マーカ)を店舗フロアに配置して「位置情報マップ」を作成し、お客が端末で位置標識を撮影することにより、位置標識に紐づけられた店舗フロア案内マップ情報の位置情報から、「位置情報マップ」上のお客の現在位置が特定される技術がある。しかしながら、位置標識を使用する現在位置の特定では、複数の位置標識を店舗内に配置し、かつ、位置標識の店舗のフロア案内マップ上に正確に表示するための位置標識の標識位置測定作業が必要となる。大型店舗になるとフロア面積が大きく、前記配置作業及び前記位置測定作業は膨大な作業量になるという問題がある。この問題は、店舗だけでなく、ショッピングモール、イベント会場、博物館等の屋内型施設に共通する問題である。
【0005】
そこで、本発明は、「位置情報マップ」を簡単かつ短時間に作成可能な位置情報マップ作成装置、位置情報マップ生産方法、及び、プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の位置情報マップ作成装置は、
標識画像取得部、標識位置特定部、及び、情報合成部を含み、
前記標識画像取得部は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定部は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成部は、前記マップ情報上の前記標識の位置を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する。
【0007】
本発明の現在位置特定装置は、
標識画像取得部、位置情報マップ部、及び、ユーザ位置特定部を含み、
標識画像取得部は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
位置情報マップ部は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定部は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、前記本発明の位置情報マップ作成装置により作成されたマップである。
【0008】
本発明の位置情報マップ生産方法は、
標識画像取得工程、標識位置特定工程、及び、情報合成工程を含み、
前記標識画像取得工程は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定工程は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成工程は、前記マップ情報上の前記標識位置情報を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する。
【0009】
本発明の現在位置特定方法は、
標識画像取得工程、位置情報マップ工程、及び、ユーザ位置特定工程を含み、
標識画像取得工程は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
位置情報マップ工程は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定工程は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、前記本発明の位置情報マップ作成装置により作成されたマップである。
【0010】
本発明の第1のプログラムは、標識画像取得手順、標識位置特定手順、及び、情報合成手順を含み、
前記標識画像取得手順は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定手順は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成手順は、前記マップ情報上の前記標識位置情報を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成し、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラムである。
【0011】
本発明の第2のプログラムは、標識画像取得手順、位置情報マップ手順、及び、ユーザ位置特定手順を含み、
前記標識画像取得手順は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記位置情報マップ手順は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定手順は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、前記本発明の位置情報マップ作成装置により作成されたマップであり、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、「位置情報マップ」を簡単かつ短時間に作成可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、実施形態1の位置情報マップ作成装置の一例の構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1の位置情報マップ作成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1の位置情報マップ作成装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態2の位置情報マップ作成装置の一例の構成を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態2の位置情報マップ作成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6図6は、実施形態2の位置情報マップ作成装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、実施形態3の現在位置特性装置の一例の構成を示すブロック図である。
図8図8は、実施形態3の現在位置特性装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図9図9は、実施形態3の現在位置特定装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図10図10は、実施形態4の位置情報マップ生産方法の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の位置情報マップ作成装置は、例えば、
さらに、ルート情報生成部を含み、
前記ルート情報生成部は、前記案内マップ情報上のルート情報を生成し、
前記情報合成部は、前記案内マップ情報上の前記ルート情報を前記案内マップ情報に重ねた位置情報マップを合成する、
という態様であってもよい。
【0015】
本発明の位置情報マップ作成装置において、例えば、
前記情報合成部は、前記案内マップ情報のマップサイズを調整して前記位置情報マップを合成する、
という態様であってもよい。
【0016】
本発明の位置情報マップ作成装置は、例えば、
前記情報合成部において、前記案内マップ情報は、前記案内マップ上の施設位置情報を含み、前記案内マップ情報上に前記位置情報を重ねて前記位置情報マップを合成する、
という態様であってもよい。
【0017】
本発明の現在位置特定装置は、例えば、さらに、位置情報マップ作成部を含み、
前記位置情報マップ作成部は、前記本発明の位置情報マップ作成装置である、
という態様であってもよい。
【0018】
本発明の位置情報マップ生産方法は、例えば、
さらに、ルート情報生成工程を含み、
前記ルート情報生成工程は、前記案内マップ情報上のルート情報を生成し、
前記情報合成工程は、前記案内マップ情報上の前記ルート情報を前記案内マップ情報に重ねた位置情報マップを合成する、
という態様であってもよい。
【0019】
本発明の位置情報マップ生産方法において、例えば、
前記情報合成工程は、前記案内マップ情報のマップサイズを調整して前記位置情報マップを合成する、
という態様であってもよい。
【0020】
本発明の位置情報マップ生産方法は、例えば、
前記情報合成工程において、前記案内マップ情報は、前記案内マップ上の施設位置情報を含み、前記案内マップ情報上に前記位置情報を重ねて前記位置情報マップを合成する、
という態様であってもよい。
【0021】
本発明の現在位置特定方法は、例えば、さらに、位置情報マップ作成工程を含み、
前記位置情報マップ作成工程は、前記本発明の位置情報マップ生産方法である、
という態様であってもよい。
【0022】
本発明の第1のプログラムは、例えば、本発明の位置情報マップ生産方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。本発明の第2のプログラムは、本発明の現在位置特定方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。以下の説明において、例えば、前記位置情報マップ生産方法及び前記現在位置特定方法をまとめて、「本発明の方法」ともいうことがある。また、以下の説明において、例えば、前記第1のプログラム及び前記第2のプログラムをまとめて、「本発明のプログラム」ということがある。
【0023】
本発明の記録媒体は、本発明のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0024】
本発明は、例えば、店舗、ショッピングモール、イベント会場、博物館、大型ビル、及び船舶等の屋内施設に適用することができる。
【0025】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
げられる。
【0026】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の位置情報マップ作成装置10Aの一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10Aは、標識画像取得部11、標識位置特定部12及び情報合成部13を含む。また、本装置10Aは、図示していないが、表示部及び記憶部を含んでもよい。
【0027】
本装置10Aは、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10Aは、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10Aは、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10Aは、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。本装置10Aは、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0028】
図2に、本装置10Aのハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10Aは、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10Aの各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0029】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10Aの全体の制御を担う。本装置10Aにおいて、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、標識画像取得部11、標識位置特定部12及び情報合成部13として機能する。本装置10Aは、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、これらの組合せを備えてもよい。
【0030】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置10Aは、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0031】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0032】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10Aが前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置104は、前記記憶部として機能する。前記記憶部は、例えば、本装置のユーザの情報(氏名、識別番号、属性情報(性別、年齢、所属組織、住所、連絡先等)、生体情報等)、及び、店舗の来客者情報(氏名、性別、年齢、住所、購買履歴、来店日時、来店回数等)等を記憶できる。
【0033】
本装置10Aにおいて、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10Aによって生成した情報、本装置10Aが処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、前述の本装置のユーザの情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0034】
本装置10Aは、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレー、液晶ディスプレー等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレーのように、一体として構成されてもよい。
【0035】
つぎに、本実施形態の位置情報マップ生産方法の一例を、図3のフローチャートS10Aに基づき説明する。本実施形態の位置情報マップ生産方法は、例えば、図1又は図2の装置10Aを用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の位置情報マップ生産方法は、図1又は図2の装置10Aの使用には限定されない。また、本実施形態の位置情報マップ生産方法は、例えば、位置情報マップ作製方法ともいう。
【0036】
まず、標識画像取得部11により、特定エリアに配置された標識の画像を取得する(S11A、標識画像取得工程)。前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、例えば、QRコード(登録商標)のように、位置情報と紐づけた標識である。次に、標識位置特定部12により、画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定する(S12A、標識位置特定工程)。このように標識画像を取得し、位置情報を特定することは、例えば、拡張現実(AR)作成機能を持つデバイスにより、標識画像をスキャンすることにより実施できる。デバイスには、位置情報を特定する機能が搭載されており、この機能を利用する。このようなデバイスとしては、例えば、アップル社のAR Kit(商品名)又はグーグル社のAR Core(商品名)をインストールしたデバイス(スマートフォン、タブレット等)がある。これらの技術を用いることで、例えば、前記デバイスに搭載されたカメラ、加速度センサ、ジャイロセンサ等の各種センサにより取得した情報を用いて、自己(デバイス)の位置及び動線を検知することが可能となる。この場合において、前記標識により特定された基準位置を、動線を検知する際の基準点(原点)とできる。次に、情報合成部13により、マップ情報上の標識位置情報を案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する(S13A、情報合成工程)。本装置10Aは、例えば、合成した前記位置情報マップを出力してもよい。前記出力は、例えば、本装置10の出力装置107(例えば、ディスプレー等)への出力でもよいし、装置外への出力でもよい。装置外への出力は、例えば、後述する実施形態3の現在位置特定装置20への出力があげられるが、これには限定されない。
【0037】
[実施形態2]
本実施形態の装置10Bのブロック図を図4に示し、本実施形態の装置10Bのハードウェアの構成図を図5に示す。図4及び図5に示すように、本装置10Bは、さらに、ルート情報生成部14を含み、ルート情報生成部14は、案内マップ情報上のルート情報を生成し、情報合成部13は、案内マップ情報上のルート情報を前記案内マップ情報に重ねた位置情報マップを合成する。また、本実施形態の装置10Bにおいて、情報合成部13は、案内マップ情報のマップサイズを調整して前記位置情報マップを合成する。そして、本実施形態の装置10Bの情報合成部13において、前記案内マップ情報は、前記案内マップ上の施設位置情報を含み、前記案内マップ情報上に前記位置情報を重ねて前記位置情報マップが合成される。これら以外は、本実施形態は、実施形態1と同様である。
【0038】
つぎに、本実施形態の位置情報マップ方法の一例を、図6のフローチャートS10Bに基づき説明する。本実施形態において、ルート情報生成部14により、案内マップ情報上のルート情報を生成し(S13B、ルート情報生成工程)、情報合成部13により、案内マップ情報上のルート情報を前記案内マップ情報に重ねた位置情報マップを合成する(S14B、情報合成工程)。ルート情報生成部14によるルートの自動生成は、例えば、標識画像の取得の際(ARマーカスキャンの際)の移動軌跡から実施でき、又は、標識が配置された複数の施設(店舗等)の標識(ARマーカ)の配置情報からルートを推定することで実施できる。具体的に、ルート情報生成部14は、例えば、最初に標識画像を取得した際のデバイスの位置を原点とし、前記原点から、次の標識画像を取得するまでの動線を、最初の標識から次の標識までのルートとして推定し、終点の標識までこれらの作業を繰り返すことにより、最初の標識から、他の標識を経由して、終点の標識までのルートを推定したルート情報を生成できる。
【0039】
また、本実施形態において、情報合成部13により、案内マップ情報のマップサイズを調整して前記位置情報マップを合成する(S14B、情報合成工程)。そして、本実施形態の情報合成部13において、前記案内マップ情報は、前記案内マップ上の施設位置情報を含み、前記案内マップ情報上に前記位置情報を重ねて前記位置情報マップを合成される(S14B、情報合成工程)。これら以外は、本実施形態は、実施形態1と同様である。
【0040】
[実施形態3]
次に、本発明の実施形態3の現在位置特定装置の構成の一例を示すブロック図を図7に示し、ハードウエアの構成の一例を示すブロック図を図8に示す。
【0041】
図7及び図8に示すように、本実施形態の装置20は、標識画像取得部21、位置情報マップ部22、及び、ユーザ位置特定部23を含む。標識画像取得部21は、ユーザが撮影した標識画像を取得する。標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識である。位置情報マップ部22は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップであり、本発明の位置情報マップ作成装置により作成されたものである。ユーザ位置特定部23は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定する。本実施形態の装置20において、本発明の位置情報マップ作成装置を位置情報マップ作成部として含んでいてもよい。この場合、前記位置情報マップ作成部の構成は、例えば、実施形態1及び2と同様である。
【0042】
つぎに、本実施形態の現在位置特定方法の一例を、図9のフローチャートS20に基づき説明する。まず、標識画像取得部21により、ユーザが撮影した標識画像を取得する(S21、標識画像取得工程)。次に、ユーザ位置特定部23により、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し(S22、現在位置特定工程)、例えば、来店客の端末に出力する。
【0043】
[実施形態4]
次に、図10に、本発明の実施形態4の位置情報マップ生産方法の一例を示す。
【0044】
まず、同図(A)に示すように、基準位置情報と関連付けられた標識(例えば、ARマーカ)シールを屋内施設(ショッピングモール等)に貼る。標識シールを貼る作業は、例えば、標識シールを各店舗に配布し、各店舗のスタッフが自由に貼ってもよい。また、貼る作業は、現実空間のモノの配置などを確認しながら、物理的に貼れる場所に、標識シールを貼ることで実施できる。したがって、標識シールの配置(貼着)作業が簡単かつ短時間で実施できる。そして、拡張現実機能を搭載した携帯デバイス(スマートフォン等)のカメラで、標識シールをスキャンする。携帯デバイスでの画像スキャンであるから、簡単かつ短時間で実施できる。また、同図(B)に示すように、スキャンされた標識画像は、拡張現実機能の位置特定機能により、標識(ARマーカ)が自動的に現実の地図にプロットされる。このため、コンピュータ上の人手の作業が発生せず、かつ、実寸に対して正確である。
【0045】
次に、同図(C)に示すように、自動的にルート情報を地図にプロットする。例えば、携帯デバイスの移動軌跡(携帯デバイスユーザの歩いたルート)をルート情報とする。また、同図(D)に示すように、同図(B)で作成した地図(ARマーカ有り)に、屋内フロアマップをマップサイズを調整しながら重ねる。現実の地図の実寸に対して正確である標識(マーカ)の位置に合わせて、屋内フロアマップのサイズと位置を調整するため、実寸(現実の地図)とマップのズレを解消できる。そして、同図(E)に示すように、同図(D)で作成(合成)したマップに、各店舗の場所をプロットし、位置情報マップが完成する。
【0046】
[実施形態5]
本実施形態の第1のプログラムは、前述の位置情報マップ生産方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、標識画像取得手順、標識位置特定手順、及び、情報合成手順を実行させるためのプログラムである。
【0047】
前記標識画像取得手順は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定手順は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成手順は、前記マップ情報上の前記標識位置情報を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する。
【0048】
また、本実施形態の第1のプログラムは、コンピュータを、標識画像取得手順、標識位置特定手順、及び、情報合成手順として機能させるプログラムということもできる。
【0049】
本実施形態の第1のプログラムは、前記本発明の位置情報マップ作成装置および位置情報マップ生産方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0050】
[実施形態6]
本実施形態の第2のプログラムは、前述の現在位置特定方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、標識画像取得手順、位置情報マップ手順、及び、ユーザ位置特定手順を実行させるためのプログラムである。
【0051】
標識画像取得手順、位置情報マップ手順、及び、ユーザ位置特定手順を含み、
前記標識画像取得手順は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記位置情報マップ手順は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定手順は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、前記実施形態1または2の位置情報マップ作成装置により作成されたマップでありする。
【0052】
また、本実施形態の第2のプログラムは、コンピュータを、標識画像取得手順、位置情報マップ手順、及び、ユーザ位置特定手順として機能させるプログラムということもできる。
【0053】
本実施形態の第2のプログラムは、前記本発明の現在位置特定装置および現在位置特定方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0054】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0055】
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
標識画像取得部、標識位置特定部、及び、情報合成部を含み、
前記標識画像取得部は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定部は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成部は、前記マップ情報上の前記標識位置情報を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する、
位置情報マップ作成装置。
(付記2)
さらに、ルート情報生成部を含み、
前記ルート情報生成部は、前記案内マップ情報上のルート情報を生成し、
前記情報合成部は、前記案内マップ情報上の前記ルート情報を前記案内マップ情報に重ねた位置情報マップを合成する、
付記1記載の位置情報マップ作成装置。
(付記3)
前記情報合成部は、前記案内マップ情報のマップサイズを調整して前記位置情報マップを合成する、
付記1又は2記載の位置情報マップ作成装置。
(付記4)
前記情報合成部において、前記案内マップ情報は、前記案内マップ上の施設位置情報を含み、前記案内マップ情報上に前記位置情報を重ねて前記位置情報マップを合成する、
付記1から3のいずれかに記載の位置情報マップ作成装置。
(付記5)
標識画像取得部、位置情報マップ部、及び、ユーザ位置特定部を含み、
標識画像取得部は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
位置情報マップ部は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定部は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、付記1から4のいずれかに記載の位置情報マップ作成装置により作成されたマップである、
現在位置特定装置。
(付記6)
さらに、位置情報マップ作成部を含み、
前記位置情報マップ作成部は、付記1から4のいずれかに記載の位置情報マップ作成装置である、
付記5記載の現在位置特定装置。
(付記7)
標識画像取得工程、標識位置特定工程、及び、情報合成工程を含み、
前記標識画像取得工程は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定工程は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成工程は、前記マップ情報上の前記標識位置情報を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成する、
位置情報マップ生産方法。
(付記8)
さらに、ルート情報生成工程を含み、
前記ルート情報生成工程は、前記案内マップ情報上のルート情報を生成し、
前記情報合成工程は、前記案内マップ情報上の前記ルート情報を前記案内マップ情報に重ねた位置情報マップを合成する、
付記7記載の位置情報マップ生産方法。
(付記9)
前記情報合成工程は、前記案内マップ情報のマップサイズを調整して前記位置情報マップを合成する、
付記7又は8記載の位置情報マップ生産方法。
(付記10)
前記情報合成工程において、前記案内マップ情報は、前記案内マップ上の施設位置情報を含み、前記案内マップ情報上に前記位置情報を重ねて前記位置情報マップを合成する、
付記7から9のいずれかに記載の位置情報マップ生産方法。
(付記11)
標識画像取得工程、位置情報マップ工程、及び、ユーザ位置特定工程を含み、
標識画像取得工程は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
位置情報マップ工程は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定工程は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、付記1から4のいずれかに記載の位置情報マップ作成装置により作成されたマップである、
現在位置特定方法。
(付記12)
さらに、位置情報マップ作成工程を含み、
前記位置情報マップ作成工程は、付記7から10のいずれかに記載の位置情報マップ生産方法により実施される、
付記11記載の現在位置特定方法。
(付記13)
標識画像取得手順、標識位置特定手順、及び、情報合成手順を含み、
前記標識画像取得手順は、特定エリアに配置された標識の画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記標識位置特定手順は、前記画像が取得された前記特定エリアの案内マップ情報上の前記標識の位置を特定し、
前記情報合成手順は、前記マップ情報上の前記標識位置情報を前記案内マップ情報上に重ねた位置情報マップを合成し、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラム。
(付記14)
さらに、ルート情報生成手順を含み、
前記ルート情報生成手順は、前記案内マップ情報上のルート情報を生成し、
前記情報合成手順は、前記案内マップ情報上の前記ルート情報を前記案内マップ情報に重ねた位置情報マップを合成する、
付記13記載のプログラム。
(付記15)
前記情報合成手順は、前記案内マップ情報のマップサイズを調整して前記位置情報マップを合成する、
付記13又は14記載のプログラム。
(付記16)
前記情報合成手順において、前記案内マップ情報は、前記案内マップ上の施設位置情報を含み、前記案内マップ情報上に前記位置情報を重ねて前記位置情報マップを合成する、
付記7から9のいずれかに記載のプログラム。
(付記17)
標識画像取得手順、位置情報マップ手順、及び、ユーザ位置特定手順を含み、
前記標識画像取得手順は、ユーザが撮影した標識画像を取得し、
前記標識は、位置情報マップ上のユーザの現在位置を特定するための基準位置を示す標識であり、
前記位置情報マップ手順は、特定エリアの案内マップ情報に前記標識の基準位置情報が重ねられて合成された位置情報マップを含み、
前記ユーザ位置特定手順は、取得された前記標識画像から前記位置情報マップ上の前記標識画像の前記標識が示す基準位置を特定し、前記基準位置から前記案内マップ情報上の前記ユーザの現在位置を特定し、
前記位置情報マップは、付記1から4のいずれかに記載の位置情報マップ作成装置により作成されたマップであり、
前記各手順が、コンピュータにより実行される、プログラム。
(付記18)
さらに、位置情報マップ作成手順を含み、
前記位置情報マップ作成手順は、付記13から17のいずれかに記載のプログラムにより実施される、
付記11記載のプログラム。
(付記19)
付記13から18のいずれかに記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本発明は、例えば、店舗、ショッピングモール、イベント会場、博物館、ビル、船舶等の屋内施設に広く適用可能である。
【符号の説明】
【0057】
10(10A、10B) 位置情報マップ作成装置
11 標識画像取得部
12 標識位置特定部
13 情報合成部
14 ルート情報生成部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス
20 現在位置特定装置
21 標識画像取得部
22 位置情報マップ部
23 ユーザ位置特定部
201 中央処理装置
202 メモリ
203 バス
204 記憶装置
205 入力装置
206 出力装置
207 通信デバイス

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10