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特開2023-151314表示制御装置、表示装置、及び、表示制御方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023151314
(43)【公開日】2023-10-16
(54)【発明の名称】表示制御装置、表示装置、及び、表示制御方法
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/418 20060101AFI20231005BHJP
【FI】
G05B19/418 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022060872
(22)【出願日】2022-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】000232302
【氏名又は名称】ニデック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】森嶋 亮貴
【テーマコード(参考)】
3C100
【Fターム(参考)】
3C100AA27
3C100AA29
3C100AA38
3C100AA52
3C100AA58
3C100BB13
3C100BB17
3C100BB19
3C100BB33
3C100CC02
3C100EE20
(57)【要約】      (修正有)
【課題】原因を生産条件から推定可能とし、使用者に対して、原因に応じた対策をとることを促すことができる表示制御装置、表示装置、及び、表示制御方法を提供する。
【解決手段】表示制御装置は、第1取得部と、表示制御部と、第2取得部と、特定部とを有する。第1取得部は、第1生産装置の動作状態を示す第1状態情報と、第1生産装置の第1生産条件を示す情報とを取得する。表示制御部は、生産に関する複数の項目を含む項目画像と、第1生産装置の動作状態を示す第1状態画像とを表示部に表示させる。第2取得部は、第1状態画像に対する操作の位置を取得する。特定部は、操作の位置に応じた第1生産条件を特定する。第1生産条件は、第1生産装置を使用する作業者を示す情報と第1生産装置で使用する道具を示す情報とのうちの少なくとも1つを含む。第1生産装置の動作状態は、第1生産装置が稼働した期間、及び、第1生産装置が停止した期間を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1生産装置の動作状態を示す第1状態情報と、前記第1生産装置の第1生産条件を示す情報とを取得する第1取得部と、
生産に関する複数の項目を含む項目画像と、前記第1生産装置の動作状態を示す第1状態画像とを表示部に表示させる表示制御部と、
前記第1状態画像に対する操作の位置を取得する第2取得部と、
前記操作の位置に応じた第1生産条件を特定する特定部と
を有し、
前記第1生産条件は、前記第1生産装置を使用する作業者を示す情報と前記第1生産装置で使用する道具を示す情報とのうちの少なくとも1つを含み、
前記第1生産装置の動作状態は、前記第1生産装置が稼働した期間、及び、前記第1生産装置が停止した期間を含む、表示制御装置。
【請求項2】
前記複数の項目のうち、操作された項目の情報を取得する第3取得部と、
前記特定部が特定した前記第1生産条件から前記操作された項目に応じた情報を抽出する抽出部と
を更に有する、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記第1生産条件は、前記作業者が前記第1生産装置を使用した期間を示す情報を更に含み、
前記抽出部は前記作業者が前記第1生産装置を使用した期間を示す情報を抽出し、
前記表示制御部は、前記第1状態画像と前記作業者が前記第1生産装置を使用した期間を示す画像とを表示させるように、前記表示部を制御する、請求項2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記第1生産条件は、前記道具が前記第1生産装置で使用された期間を示す情報を更に含み、
前記抽出部は前記道具が使用された期間を抽出し、
前記表示制御部は、前記第1状態画像と前記道具が使用された期間を示す画像とを表示させるように、前記表示部を制御する、請求項2または請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記第1取得部は、前記第1生産装置と異なる第2生産装置の動作状態を示す第2状態情報と、前記第2生産装置の第2生産条件を示す情報とを取得し、
前記第2生産条件は、前記第2生産装置を使用する前記作業者を示す情報と前記作業者が前記第2生産装置を使用した期間を示す情報を含み、
前記抽出部は前記第1生産条件と前記第2生産条件とのそれぞれから前記作業者が作業した期間を抽出し、
前記表示制御部は、前記第1状態画像と、前記第2生産装置の動作状態を示す第2状態画像と、前記作業者が前記第1生産装置を使用した期間を示す画像と、前記作業者が前記第2生産装置を使用した期間を示す画像とを表示させるように、前記表示部を制御する、請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記第1取得部は、前記第1生産装置と異なる第2生産装置の動作状態を示す第2状態情報と、前記第2生産装置の第2生産条件を示す情報とを取得し、
前記第2生産条件は、前記第2生産装置で使用する道具を示す情報と前記道具が前記第2生産装置で使用された期間を示す情報とを含み、
前記抽出部は前記第1生産条件と前記第2生産条件とのそれぞれから前記道具が使用された期間を抽出し、
前記表示制御部は、前記第1状態画像と、前記第2生産装置の動作状態を示す第2状態画像と、前記道具が前記第1生産装置で使用された期間を示す画像と、前記道具が前記第2生産装置で使用された期間を示す画像とを表示するように、前記表示部を制御する、請求項4に記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、
前記作業者が前記第1生産装置を使用した期間を示す画像と前記第1状態画像とが重なる部分が、前記第1状態画像よりも強調されるように、前記表示部を制御し、
前記作業者が前記第2生産装置を使用した期間を示す画像と前記第2状態画像とが重なる部分が、前記第2状態画像よりも強調されるように、前記表示部を制御する、請求項5に記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、
前記道具が前記第1生産装置で使用された期間を示す画像と前記第1状態画像とが重なる部分が、前記第1状態画像よりも強調されるように、前記表示部を制御し、
前記道具が前記第2生産装置で使用された期間を示す画像と前記第2状態画像とが重なる部分が、前記第2状態画像よりも強調されるように、前記表示部を制御する、請求項6に記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、前記項目画像と、前記第1状態画像と、前記抽出部が抽出した情報を示す抽出画像とを表示させるように、前記表示部を制御する、
前記抽出画像は、前記作業者を示す画像と、前記道具を示す画像とのうちのすくなくとも1つを含む、請求項2から請求項8のいずれか1項に記載の表示制御装置。
【請求項10】
生産に関する複数の項目を含む項目画像と、第1生産装置の動作状態を示す第1状態画像とを表示する表示部と、
前記表示部を収容する筐体と
を有する表示装置。
【請求項11】
第1生産装置の動作状態を示す第1状態情報と、前記第1生産装置の第1生産条件を示す情報とを取得するステップと、
生産に関する複数の項目を含む項目画像と、前記第1生産装置の動作状態を示す第1状態画像とを表示部に表示させるステップと、
前記第1状態画像に対する操作の位置を取得するステップと、
前記操作の位置に応じた第1生産条件を特定するステップと
を包含し、
前記第1生産条件は、前記第1生産装置を使用する作業者を示す情報と、前記第1生産装置で使用する道具を示す情報とのうちの少なくとも1つを含み、
前記第1生産装置の動作状態は、前記第1生産装置が稼働した期間、及び、前記第1生産装置が停止した期間を含む、表示制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置、表示装置、及び、表示制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、装置の稼働状況を監視する稼働状況監視システムが知られている。例えば、特許文献1に記載の部品実装機の稼働状況監視システムは、部品実装機の稼働状況を監視する。稼働状況監視システムは、監視結果を稼働状況レポートとして表示装置に表示できる。稼働状況レポートには、運転停止と稼働の状態が示される。また、稼働状況レポートには、異常に対する原因が示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開第2014/049768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の部品実装機の稼働状況監視システムの稼働状況レポートには、異常に対する原因が示されるものの、どのような条件で異常が発生するかを推定することは困難であった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、原因を生産条件から推定可能とし、使用者に対して、原因に応じた対策をとることを促すことができる表示制御装置、表示装置、及び、表示制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な表示制御装置は、第1取得部と、表示制御部と、第2取得部と、特定部とを有する。前記第1取得部は、第1生産装置の動作状態を示す第1状態情報と、前記第1生産装置の第1生産条件を示す情報とを取得する。前記表示制御部は、生産に関する複数の項目を含む項目画像と、前記第1生産装置の動作状態を示す第1状態画像とを表示部に表示させる。前記第2取得部は、前記第1状態画像に対する操作の位置を取得する。前記特定部は、前記操作の位置に応じた第1生産条件を特定する。前記第1生産条件は、前記第1生産装置を使用する作業者を示す情報と前記第1生産装置で使用する道具を示す情報とのうちの少なくとも1つを含む。前記第1生産装置の動作状態は、前記第1生産装置が稼働した期間、及び、前記第1生産装置が停止した期間を含む。
【0007】
本発明の他の例示的な表示装置は、表示部と、筐体とを有する。前記表示部は、生産に関する複数の項目を含む項目画像と、第1生産装置の動作状態を示す第1状態画像とを表示する。前記筐体は、前記表示部を収容する。
【0008】
本発明の他の例示的な表示制御方法は、情報を取得するステップと、表示させるステップと、操作の位置を取得するステップと、第1生産条件を特定するステップとを包含する。前記情報を取得するステップは、第1生産装置の動作状態を示す第1状態情報と、前記第1生産装置の第1生産条件を示す情報とを取得する。前記表示させるステップは、生産に関する複数の項目を含む項目画像と、前記第1生産装置の動作状態を示す第1状態画像とを前記表示部に表示させる。前記操作の位置を取得するステップは、前記第1状態画像に対する操作の位置を取得する。前記特定するステップは、前記操作の位置に応じた第1生産条件を特定する。前記第1生産条件は、前記第1生産装置を使用する作業者を示す情報と、前記第1生産装置で使用する道具を示す情報とのうちの少なくとも1つを含む。前記第1生産装置の動作状態は、前記第1生産装置が稼働した期間、及び、前記第1生産装置が停止した期間を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の表示制御装置、表示装置、及び、表示制御方法によれば、原因を生産条件から推定可能とし、使用者に対して、原因に応じた対策をとることを促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態1に係る表示制御システムを示すブロック図である。
図2】実施形態1に係るサーバー装置のデータベースに記憶される複数のテーブルのうち、第1テーブルを示す。
図3図2に示す第1テーブルと異なる第2テーブルを示す図である。
図4図2に示す第1テーブルと第2テーブルと異なる第3テーブルを示す図である。
図5図2図4に示す第1テーブル~第3テーブルと異なる第4テーブルを示す図ある。
図6】実施形態1に係る表示部に表示される表を示す図である。
図7】実施形態1に係る表示部に表示される表の一部が強調表示された状態を示す。
図8】実施形態1に係る表示制御システムの制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
図9】実施形態1に係る第1設備が強調された状態の表を示す図である。
図10】実施形態1に係る道具が強調された状態の表を示す図である。
図11】実施形態1に係る設備の状態が強調された状態の表を示す図である。
図12】実施形態1に係る第1設備を使用した特定の作業者が強調された状態の表を示す図である。
図13】実施形態1に係る特定の作業者が作業した期間と設備が停止していた期間とを示す図である。
図14】実施形態1の変形例1おいて、表示部に表示される第1設備で作業する作業者のうち、「OPERATOR_A」が作業していた期間を示す図である。
図15】変形例1に係る第1設備で作業する作業者のうち、「OPERATOR_B」が作業していた期間を示す図である。
図16】実施形態1の変形例2に係る第1状態画像の第2期間画像に紐づけられた作業者の情報を示す図である。
図17】変形例2に係る表示部に表示される第1状態画像の第2期間画像に紐づけられた作業者の情報を示す別の図である。
図18】実施形態1の変形例3に係る第1状態画像の第2期間画像に紐づけられた複数の作業者の情報と、複数の道具の情報とを示す図である。
図19】変形例3に係る強調画像が表示された状態の表を示す図である。
図20】実施形態1の変形例4に係る複数の生産情報から作業者と設備が停止した期間とを抽出した結果を強調表示した表を示す。
図21図20に示す表から更に詳細な条件で抽出をおこなった状態を示す。
図22】実施形態1の変形例5に係る複数の生産情報から設備が停止した期間を強調表示した表を示す。
図23図22に示す表から更に詳細な条件で抽出をおこなった状態を示す。
図24】実施形態1の変形例6に係る複数の生産情報から特定の作業者が作業した期間を強調表示した表を示す。
図25】実施形態1の変形例7に係る複数の生産情報から道具が使用された期間を抽出する際の表を示す。
図26】変形例7に係る第2状態画像の第2期間画像に紐づけられた道具の情報を示す図である。
図27】変形例7に係る強調画像が表示された状態の表である。
図28】実施形態1の変形例8に係る複数の生産情報から作業者が作業した期間と道具が使用された期間とを抽出する際の表を示す。
図29】変形例8に係る第1状態画像と第2状態画像と作業者画像と道具画像とが表示された表を示す図である。
図30】変形例8に係る設備が停止した期間と作業者が作業した期間と道具が使用された期間とを示した表である。
図31】変形例8に係る設備が停止した期間と作業者が作業した期間と道具が使用された期間とに強調画像が表示された表を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0012】
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る表示制御システム1を示すブロック図である。図1に示すように、表示制御システム1は、サーバー装置10と、表示装置50と、複数の設備Fと、ネットワークNとを有する。表示制御システム1は、例えば、生産対象物を生産する工場などで使用される。表示制御システム1は、生産対象物を生産するためのシステムに導入される。生産対象物は、例えば、モーターや減速機である。ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、及び公衆電話網を含む。サーバー装置10と、表示装置50と、複数の設備Fとは、ネットワークNに接続され、ネットワークNを介して相互に通信する。
【0013】
複数の設備Fは、ワークに対して作業を実行する。ワークは、例えば、物品の部品である。例えば、複数の設備Fは、複数のワークに対して作業を実行し、物品を製造する。複数の設備Fは、例えば、ロボットアームである。複数の設備Fは、それぞれ、製造プログラムが設定される。複数の設備Fは、それぞれ、製造プログラムにしたがって、ワークに対して作業を実行する。なお、設備Fは、例えば、プレス成型機、樹脂成型機、鋳造機、巻線機、加工機などの生産設備、検査装置等であってもよく、稼働状況を取得できる機器であればよい。
【0014】
複数の設備Fは、それぞれ、動作状態を示す状態情報を記憶する。動作状態は、設備Fが稼働した期間、及び、設備Fが停止した期間のうちの少なくとも1つを含む。設備Fは、「生産装置」の一例に相当する。また、動作状態は、設備Fが稼働した期間、及び、設備Fが停止した期間の他に、設備Fが稼働する日にち、設備Fが稼働を開始した時刻、設備Fが停止した時刻、及び、警告を報知した時刻のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0015】
また、複数の設備Fは、それぞれ、設備Fの生産条件を示す生産情報が設定される。生産情報は、設備Fを使用する作業者を示す情報と、設備Fで使用する道具を示す情報とのうちの少なくとも1つを含む。道具は、例えば、工具や治具である。
【0016】
複数の設備Fの動作状態や複数の設備Fの生産情報は、ネットワークNを介して、サーバー装置10に送信される。具体的には、複数の設備Fの各々は、例えば、動作状態に変化があった場合、動作状態と生産情報とをサーバー装置10に送信する。
【0017】
動作状態は、設備Fからサーバー装置10に送信される際に、設備Fを示す識別番号が付与される。よって、サーバー装置10は、識別番号をもとに、動作状態がいずれの設備Fのものかを判断できる。
【0018】
また、生産情報は、設備Fからサーバー装置10に送信される際に、設備Fを示す識別番号が付与される。よって、サーバー装置10は、識別番号をもとに、生産情報がいずれの設備Fのものかを判断できる。
【0019】
複数の設備Fは、第1設備F1~第N設備FNを含む。第1設備F1~第N設備FNは、同一の設備であってもよいし、異なる設備でもよい。
【0020】
サーバー装置10は、複数の設備Fから情報を受信する。サーバー装置10は、通信部11と、データ登録部12と、データベース13とを有する。通信部11は、ネットワークNを介して、複数の設備Fと通信する。具体的には、通信部11は、複数の設備Fの各々から設備Fの状態情報を受信する。例えば、通信部11は、ネットワークNを介して、第1設備F1から状態情報を受信する。また、例えば、通信部11は、ネットワークNを介して、第2設備F2から状態情報を受信する。
【0021】
また、通信部11は、複数の設備Fの各々から生産情報を受信する。例えば、通信部11は、ネットワークNを介して、第1設備F1から生産情報を受信する。また、例えば、通信部11は、ネットワークNを介して、第2設備F2から生産情報を受信する。
【0022】
また、通信部11は、ネットワークNを介して、通信部51と通信する。更に通信部11は、表示装置50からの要求に応じて、データベース13に記憶された情報を表示装置50に送信する。例えば、通信部11は、表示装置50からの要求に応じて、複数の設備Fの状態情報と複数の設備Fの生産情報とを表示装置50に送信する。また、例えば、通信部11は、表示装置50からの要求に応じて、状態情報と生産情報とを表示装置50に送信する。
【0023】
データベース13は、情報を記憶する。具体的には、データベース13は、複数のテーブルTを記憶する。複数のテーブルTについては、図2図5を参照して後述する。
【0024】
データ登録部12は、複数の設備Fの状態情報と生産情報とをデータベース13に記憶させる。具体的には、データ登録部12は、テーブルTに状態情報と生産情報を関連付けてデータベース13に記憶させる。
【0025】
表示装置50は、画像を表示する。表示装置50は、コンピュータ機器である。コンピュータ機器は、例えば、パーソナルコンピュータである。但し、表示装置50は、サーバー装置10から情報を受信可能な機器であればよく、パーソナルコンピュータに限定されない。例えば、表示装置50は、タブレット端末であってもよい。表示装置50は、通信部51と、操作部52と、表示部53と、記憶部54と、制御部100とを有する。表示装置50は、筐体50Aを更に有する。筐体50Aは、表示装置50の各部を収容する。具体的には、筐体50Aは、表示部53を収容する。また、筐体50Aは、通信部51、操作部52、記憶部54、及び、制御部100を更に収容する。
【0026】
通信部51は、サーバー装置10と通信する。例えば、通信部51は、ネットワークNを介して、サーバー装置10からの信号を受信する。また、通信部51は、データベース13に記憶された情報を送信するように、サーバー装置10に送信する。そして、サーバー装置10は、表示装置50にデータベース13に記憶された情報を送信する。例えば、通信部51は、設備Fの状態情報と設備Fの生産情報とを要求する情報をサーバー装置10に送信する。サーバー装置10の通信部11は、表示装置50の通信部51からの要求に応じて、設備Fの状態情報と設備Fの生産情報とを送信する。そして、通信部51は、設備Fの状態情報と設備Fの生産情報とを受信する。
【0027】
操作部52は、使用者の操作を受け付ける。具体的には、操作部52は、表示部53に表示する画像に対する操作を受け付ける。操作部52は、受け付けた操作に対応する信号を制御部100に入力する。制御部100は、作業者の操作に応じた処理を実行する。操作部52は、例えば、マウス、ポインティングディバイスであり得る。また、操作部52は、タッチパネル等であり得る。操作部52がタッチパネルを有する場合、タッチパネルは、表示部53の表示面に配置される。操作部52は、キーボードを有してもよい。
【0028】
表示部53は、各種の画像を表示する。また、表示部53は、ポインター等の画像を表示可能である。表示部53は、例えば、液晶または有機EL(electroluminescence)を有する。
【0029】
記憶部54は、各種のコンピュータプログラム及び各種のデータを記憶する。各種のコンピュータプログラムは、動作状態表示プログラムを含む。各種のデータは、サーバー装置10から送信された情報を含む。換言すると、記憶部54は、動作状態表示プログラムを記憶する。制御部100は、通信部51が受信した検査情報を記憶部54に記憶させる。
【0030】
記憶部54は、主記憶装置を有する。主記憶装置は、例えば、半導体メモリを含む。記憶部54は、主記憶装置として、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有してもよい。記憶部54は、補助記憶装置を更に有する。補助記憶装置は、例えば、半導体メモリ及びハードディスクドライブの少なくも一方を含む。記憶部54は、補助記憶装置として、SDD(Solid Disk Drive)を有してもよい。記憶部54は、リムーバブルメディアを含んでもよい。
【0031】
制御部100は、各種の処理を実行する。制御部100は、ハードウェアである。制御部100は、例えば、プロセッサを有する。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、または、MPU(Micro Processing Unit)を含む。プロセッサは、汎用演算機または専用演算器を含んでもよい。専用演算器は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、または、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。
【0032】
次に図1図5を参照して、サーバー装置10のデータベース13に記憶される複数のテーブルTを説明する。複数のテーブルTは、第1テーブルT1と、第2テーブルT2と、第3テーブルT3と、第4テーブルT4とを含む。
【0033】
図2は、サーバー装置10のデータベース13に記憶される複数のテーブルTのうち、第1テーブルT1を示す。第1テーブルT1は、作業者情報L13が関連付けられる。第1テーブルT1は、作業者情報L13の他に、識別番号L11と、設備情報L12と、時刻情報L14とが関連付けられる。
【0034】
識別番号L11の列には、設備Fのそれぞれに付される識別番号が登録される。例えば、識別番号L11の列には、「0(零)」、「1」等の識別番号が登録される。設備情報L12の列には、設備Fの名称が登録される。設備Fの名称は、例えば、「第1設備」、「第2設備」である。作業者情報L13の列には、設備Fを使用する作業者を示す情報が登録される。作業者を示す情報は、例えば、「OPERATOR_A」である。時刻情報L14の列には、作業者が作業を開始した時刻が登録される。例えば、第1設備F1の時刻情報L14は、「2021/12/1の8時30分」である。
【0035】
例えば、データ登録部12は、識別番号が「0(零)」である場合、第1テーブルT1の識別番号L11の列に「0(零)」を登録する。
【0036】
また、データ登録部12は、複数の設備Fから受信した設備Fの識別番号に基づいて、設備を特定する。例えば、データ登録部12は、識別番号が「0(零)」である場合、第1設備F1であることを決定する。そして、データ登録部12は、第1テーブルT1の設備情報L12の列に「第1設備F1」を登録する。
【0037】
また、データ登録部12は、第1設備F1の生産情報に含まれる第1設備F1を使用する作業者を示す情報に基づいて、作業者を特定する。例えば、データ登録部12は、第1テーブルT1の作業者情報L13の列に「OPERATOR_A」を登録する。
【0038】
また、データ登録部12は、第1設備F1の状態情報に含まれる第1設備F1で作業者が作業した期間を示す情報に基づいて、第1テーブルT1の時刻情報L14の列に作業者が作業を開始した時刻を登録する。なお、データ登録部12は、時刻が早い順番に情報を第1テーブルT1に登録する。
【0039】
図3は、図2に示す第1テーブルT1と異なる第2テーブルT2を示す図である。第2テーブルT2は、設備情報L22が関連付けられる。第2テーブルT2は、設備情報L22の他に、識別番号L21が関連付けられる。識別番号L21と設備情報L22とは、識別番号L11と、設備情報L12と同様の情報であるため説明を省略する。
【0040】
図4は、図2に示す第1テーブルT1と図3に示す第2テーブルT2とは異なる第3テーブルT3を示す図である。第3テーブルT3は、道具情報L33が関連付けられる。第3テーブルT3は、道具情報L33の他に、識別番号L31と、設備情報L32と、時刻情報L34とが関連付けられる。識別番号L31と設備情報L32とは、識別番号L11と、設備情報L12と同様の情報であるため説明を省略する。時刻情報L34の列には、道具の使用が開始した時刻が登録される。
【0041】
道具情報L33の列には、設備Fで使用される道具を示す情報が登録される。道具を示す情報は、例えば、「JIG_A」である。例えば、データ登録部12は、第1設備F1の生産情報に含まれる第1設備F1で使用される道具を示す情報に基づいて、道具を特定する。そして、データ登録部12は、第3テーブルT3の道具情報L33の列に「JIG_A」を登録する。データ登録部12は、時刻が早い順番に情報を第3テーブルT3に登録する。
【0042】
図5は、図2図4に示す第1テーブルT1~第3テーブルT3と異なる第4テーブルT4を示す図ある。第4テーブルT4は、状態情報L43が関連付けられる。第4テーブルT4は、状態情報L43の他に、識別番号L41と、設備情報L42と、時刻情報L44とが関連付けられる。識別番号L41と設備情報L42とは、識別番号L11と設備情報L12と時刻情報L14と同様の情報であるため説明を省略する。時刻情報L44の列には、設備Fの状態が変化した時刻が登録される。
【0043】
例えば、データ登録部12は、第1設備F1の状態情報に基づいて、第4テーブルT4の状態情報L43の列に第1設備F1の状態を登録する。第1設備F1の状態は、例えば、「停止中」、「稼働中」、「故障停止」等を含む。「停止中」は、設備Fの故障とは異なる原因で、設備Fが稼働を停止している状態を示す。設備Fの故障とは異なる原因とは、例えば、作業者が誤った操作を行い設備Fの稼働が停止している状態である。「稼働中」は、設備Fが稼働している状態を示す。「故障停止」は、設備Fが故障により停止している状態を示す。データ登録部12は、時刻が早い順番に情報を第4テーブルT4に登録する。
【0044】
次に図1図6を参照して、表示装置50の制御部100を更に具体的に説明する。図1に示すように、制御部100は、第1取得部101と、第2取得部102と、表示制御部104と、特定部105とを有する。制御部100は、記憶部54に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、第1取得部101、第2取得部102、表示制御部104、及び、特定部105として機能する。
【0045】
第1取得部101は、設備Fの状態情報と、設備Fの生産情報とを取得する。具体的には、第1取得部101は、サーバー装置10のデータベース13に記憶される第1テーブルT1~第4テーブルT4から複数の設備Fの状態情報と、複数の設備Fの生産情報とを取得する。更に具体的には、第1取得部101は、通信部51を制御して、サーバー装置10に複数の設備Fの状態情報と、複数の設備Fの生産情報とを要求する。サーバー装置10は、表示装置50の要求に応じて、複数の設備Fの状態情報と、複数の設備Fの生産情報とを表示装置50に送信する。
【0046】
また、第1取得部101は、設備Fの識別番号を指定して、指定した識別番号の設備Fの状態情報と生産情報とを取得してもよい。例えば、第1取得部101は、第1設備F1の状態情報と、第1設備F1の生産情報とを取得する。
【0047】
次に、図6を参照して、制御部100が生成する表Gを説明する。図6は、実施形態1に係る表示制御システム1の表示部53に表示される表Gを示す図である。表Gは、例えば、バーチャートである。第1取得部101が取得した複数の設備Fの状態情報と、複数の設備Fの生産情報とに基づいて、制御部100は図6に示す表Gを生成する。図6に示すように、表Gは、複数の設備Fの動作状態が示される。設備Fの動作状態は、設備Fが稼働した期間、及び、設備Fが停止した期間を含む。表Gは、項目画像GAと、状態画像GBとを含む。項目画像GAは、生産に関する複数の項目を含む画像である。状態画像GBは、設備Fの動作状態を示す。
【0048】
図6に示すように、状態画像GBの縦軸には、設備Fの名前が表示される。状態画像GBの縦軸に表示される設備Fの名前は、第1設備~第5設備である。状態画像GBの横軸には、時刻が表示される。例えば、状態画像GBの横軸に表示される時刻は、「9:00」、「10:00」、「11:00」、「12:00」、「13:00」、及び、「14:00」である。
【0049】
更に、状態画像GBは、状態画像GB1、状態画像GB2、状態画像GB3、状態画像GB4、及び、状態画像GB5を含む。状態画像GB1は、第1設備F1の動作状態を示す。状態画像GB2は、第2設備F2の動作状態を示す。状態画像GB3は、第3設備F3の動作状態を示す。状態画像GB4は、第4設備F4の動作状態を示す。状態画像GB5は、第5設備F5の動作状態を示す。
【0050】
また、図6に示すように、状態画像GBは、第1期間画像S1と、第2期間画像S2と、第3期間画像S3とを含む。第1期間画像S1は、設備Fが稼働した期間を示す。状態画像GBのうちハッチングがされていない部分は、第1期間画像S1に相当する。第2期間画像S2は、設備Fが停止した期間を示す。状態画像GBのうちドットのハッチングで示す部分は、第2期間画像S2に相当する。第3期間画像S3は、設備Fが警告を報知していた期間を示す。状態画像GBのうち右下がりの斜線のハッチングで示す部分は、第3期間画像S3に相当する。
【0051】
状態画像GB1は、第1期間画像S1と第2期間画像S2と第1期間画像S1とが順番に並ぶ。最初の第1期間画像S1は、第1設備F1が8時30分から10時20分まで稼働していたことを示している。第2期間画像S2は、第1設備F1が10時20分から11時15分まで停止していたことを示している。最後の第1期間画像S1は、第1設備F1が11時15分から14時を過ぎるまで稼働していたことを示している。
【0052】
なお、状態画像GBが示す動作状態には、生産条件が紐づけられる。具体的には、状態画像GBが示す動作状態には、設備Fを使用する作業者を示す情報と設備Fで使用する道具を示す情報とが紐づけられる。更に具体的には、動作状態と生産条件との紐づけは、図2に示す第1テーブルT1の時刻情報L14と、図4に示す第3テーブルT3の時刻情報L34と、図5に示す第4テーブルT4の時刻情報L44とに基づいて、制御部100が実施する。
【0053】
例えば、制御部100は、図5に示す動作状態を示す状態情報L43と、第1テーブルT1の作業者情報L13と、第4テーブルT4の時刻情報L44とを紐づける。具体的には、制御部100は、第4テーブルT4の時刻情報L44に基づいて、第2設備F2が「停止中」となった際の時刻を特定する。そして、制御部100は、第4テーブルT4の第2設備F2の状態情報L43が「停止中」となった時刻から「停止中」以外の状態に遷移した時刻に基づいて、第2設備F2の「停止中」の期間を特定する。更に、制御部100は、特定した第2設備F2の「停止中」の期間と第1テーブルT1の時刻情報L14に基づいて、第2設備F2の「停止中」の期間に作業していた作業者を特定する。そして、制御部100は、第2設備F2の「停止中」の期間と、第2設備F2の「停止中」の期間に作業していた作業者とを「停止中」の動作状態を示す状態情報L43に紐づける。
【0054】
また、例えば、制御部100は、図5に示す動作状態を示す状態情報L43と、第3テーブルT3の道具情報L33と、第4テーブルT4の時刻情報L44とを紐づける。具体的には、制御部100は、第4テーブルT4の時刻情報L44に基づいて、第2設備F2が「停止中」となった際の時刻を特定する。そして、制御部100は、第4テーブルT4の第2設備F2の状態情報L43が「停止中」となった時刻から「停止中」以外の状態に遷移した時刻に基づいて、第2設備F2の「停止中」の期間を特定する。更に、制御部100は、特定した第2設備F2の「停止中」の期間と第3テーブルT3の時刻情報L34に基づいて、第2設備F2の「停止中」の期間に使用された道具を特定する。そして、制御部100は、第2設備F2の「停止中」の期間と、第2設備F2の「停止中」の期間に使用された道具とを「停止中」の動作状態を示す状態情報L43に紐づける。
【0055】
設備Fの動作状態に生産条件が紐づけられることで、制御部100は動作状態に紐づけられた生産条件を検出できる。第2設備F2の動作状態を示す状態情報L43に対して、生産条件が紐づけられる場合を一例に説明したが、第1設備F1の状態情報L43、第3設備F3の状態情報L43、第4設備F4の状態情報L43、及び、第5設備F5の状態情報L43に対しても、それぞれ、生産条件が紐づけられる。
【0056】
表示制御部104は、表示部53に表Gを表示させる。具体的には、表示制御部104は、項目画像GAと状態画像GBとを表示部53に表示させる。例えば、図6に示すように、表示制御部104は、項目画像GAと状態画像GB1とを表示部53に表示させる。また、表Gは、更に、ポインター画像GCを含んでもよい。表示制御部104は、使用者の操作に応じて、ポインター画像GCを表示するように、表示部53を制御する。
【0057】
第2取得部102は、状態画像GBに対する操作の位置を取得する。例えば、使用者がマウスを操作してポインター画像GCを移動させ、マウスをクリックした場合、第2取得部102はポインター画像GCの位置を取得する。つまり、マウスをクリックした際のポインター画像GCの位置は、状態画像GBに対する操作の位置である。なお、操作部52がタッチパネルである場合、使用者がタッチパネルをタッチした位置が操作の位置となる。例えば、状態画像GB1が操作された場合、第2取得部102は、状態画像GB1に対する操作の位置を取得する。なお、第2取得部102は、使用者がマウスを操作してポインター画像GCを移動させた位置を状態画像GBに対する操作の位置として取得してもよい。
【0058】
特定部105は、操作の位置に応じた生産条件を特定する。例えば、状態画像GB1のうち、第2期間画像S2を使用者が操作した場合、第1設備F1が停止した期間を示す情報に紐づけられた生産条件を特定部105は特定する。具体的には、特定部105は、第1設備F1を使用する作業者を示す情報と第1設備F1で使用する道具を示す情報とを特定する。
【0059】
よって、操作位置に応じた動作状態になったときの第1設備F1の生産条件を特定できる。したがって、操作位置に応じた動作状態になった原因を生産条件から使用者は推定できる。この結果、使用者に対して、原因に応じた対策をとるように促すことができる。
【0060】
引き続き、図1図6を参照して、制御部100を更に詳しく説明する。図1に示すように、制御部100は、抽出部107を更に有する。制御部100は、記憶部54に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、抽出部107として機能する。
【0061】
抽出部107は、生産情報から生産条件を抽出する。例えば、抽出部107は作業者が設備Fを使用した期間を示す情報を第1設備F1の生産情報から抽出する。よって、表示制御部104は、状態画像GB1と作業者が第1設備F1を使用した期間を示す画像とを表示させるように、表示部53を制御する。
【0062】
したがって、作業者に原因があると使用者が考える場合、使用者は抽出する対象を作業者にできる。この結果、使用者がデータベース13に記憶された第1テーブルT1~第4テーブルT4から使用者の情報を抽出する手間を抑制できる。
【0063】
また、例えば、道具が第1設備F1で使用された期間を示す情報を第1生産条件が含む場合、抽出部107は道具が第1設備F1で使用された期間を示す情報を抽出する。よって、表示制御部104は、状態画像GB1と道具が第1設備F1で使用された期間を示す画像とを表示させるように、表示部53を制御する。
【0064】
したがって、道具に原因があると使用者が考える場合、使用者は抽出する対象を道具にできる。この結果、使用者がデータベース13に記憶された第1テーブルT1~第4テーブルT4から道具の情報を抽出する手間を抑制できる。
【0065】
引き続き、図1図7を参照して、制御部100を更に詳しく説明する。図7は、表示部53に表示される表Gの一部が強調表示された状態を示す。図1に示すように、制御部100は、第3取得部103を更に有する。制御部100は、記憶部54に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、第3取得部103として機能する。
【0066】
第3取得部103は、項目画像GAの複数の項目のうち、操作された項目の情報を取得する。
【0067】
図6に示すように、項目画像GAは、第1項目GA1、第2項目GA2、第3項目GA3、及び、第4項目GA4を含む。第1項目GA1は、作業者を抽出することを示す画像である。第2項目GA2は、設備を抽出することを示す画像である。第3項目GA3は、道具を抽出することを示す画像である。第4項目GA4は、設備の状態を抽出することを示す画像である。第1項目GA1~第4項目GA4は、それぞれ、チェックボックス画像を含む。
【0068】
使用者からの操作に応じて、チェックボックス画像には、チェックが表示される。具体的には、ポインターの操作に応じて、チェックボックス画像にチェックが表示される。例えば、使用者がマウスを操作して、第1項目GA1までポインター画像GCを移動させる。そして、使用者が、第1項目GA1を選択する操作を実行した場合、第1項目GA1のチェックボックス画像にチェックが表示される。
【0069】
そして、使用者が第1項目GA1を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第1項目GA1が操作されたことを示す情報を取得する。
【0070】
更に、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。したがって、特定の動作状態になったときの複数の生産条件のうち、任意の生産条件を使用者は抽出できる。この結果、複数の生産条件から任意の生産条件を抽出する使用者の手間を抑制できる。
【0071】
また、本実施形態の第1取得部101は、第1設備F1と異なる第2設備F2の動作状態を示す状態情報と、第2設備F2の生産情報とを取得可能である。生産情報は、第2設備F2を使用する作業者を示す情報と作業者が第2設備F2を使用した期間を示す情報を含む。第2設備F2は、「第2生産装置」の一例である。
【0072】
また、項目画像GAのうち第1項目GA1が選択される場合、抽出部107は第1設備F1の生産情報と第2設備F2の生産情報とのそれぞれから作業者が作業した期間を抽出する。
【0073】
表示制御部104は、状態画像GB1と、状態画像GB2と、作業者が第1設備F1を使用した期間を示す画像と、作業者が第2設備F2を使用した期間を示す画像とを表示させるように、表示部53を制御する。したがって、他の設備にも同様の原因がないかを調べることができる。この結果、使用者に対して、更に具体的な原因を報知できる。
【0074】
具体的には、表示制御部104は、作業者が第1設備F1を使用した期間を示す画像と状態画像GB1とが重なる部分が、状態画像GB1よりも強調されるように、表示部53を制御する。更に、表示制御部104は、第1設備F1を使用した作業者が第2設備F2を使用した期間を示す画像と状態画像GB2とが重なる部分が、状態画像GB2よりも強調されるように、表示部53を制御する。
【0075】
したがって、状態画像GB1や状態画像GB2から特定の作業者を探すことが容易となる。この結果、強調した部分を見ることで、使用者は作業者がどの設備を使用して作業を行ったかが容易にわかる。
【0076】
具体的には、表示制御部104は、作業者が第1設備F1を使用した期間を示す画像として強調画像HLを表示させる。強調画像HLは、例えば、矩形形状の画像である。つまり、強調画像HLは第1状態画像CB1の上に重ねて表示される。また、表示制御部104は、第1設備F1を使用した作業者が第2設備F2を使用した期間を示す画像として強調画像HLを表示させる。
【0077】
図7では、強調画像HLは、状態画像GB1と状態画像GB2と状態画像GB4と状態画像GB5とに表示される。つまり、作業者は、第1設備F1と第2設備F2と第4設備F4と第5設備F5の箇所で作業を実施している。よって、図7に示す強調画像HLを見ることで、使用者は作業者がどの設備を使用して作業を行ったかが容易にわかる。
【0078】
また、図7に示すように、表示制御部104は、状態画像GBのうち強調画像HLと重なる箇所と、状態画像GBのうち強調画像HLと重ならない箇所とを異ならせてもよい。図7では、状態画像GBのうち強調画像HLと重ならない箇所を破線で示している。例えば、表示制御部104は、状態画像GBのうち強調画像HLと重なる箇所の色と状態画像GBのうち強調画像HLと重ならない箇所の色とを異ならせてもよい。
【0079】
また、例えば、表示制御部104は、状態画像GBのうち強調画像HLと重なる箇所の明度と状態画像GBのうち強調画像HLと重ならない箇所の明度とを異ならせてもよい。具体的には、表示制御部104は、状態画像GBのうち強調画像HLと重なる箇所の明度を状態画像GBのうち強調画像HLと重ならない箇所の明度よりも高くする。また、例えば、表示制御部104は、状態画像GBのうち強調画像HLと重なる箇所の彩度と状態画像GBのうち強調画像HLと重ならない箇所の彩度とを異ならせてもよい。
【0080】
また、項目画像GAのうち第3項目GA3が選択される場合、抽出部107は生産情報と生産情報のそれぞれから道具が使用された期間を抽出する。表示制御部104は、状態画像GB1と、状態画像GB2と、道具が第1設備F1で使用された期間を示す画像と、道具が第2設備F2で使用された期間を示す画像とを表示させるように、表示部53を制御する。したがって、他の設備にも同様の原因がないかを調べることができる。この結果、使用者に対して、更に具体的な原因を報知できる。
【0081】
具体的には、表示制御部104は、道具が第1設備F1で使用された期間を示す画像と状態画像GB1とが重なる部分が、状態画像GB1よりも強調されるように、表示部53を制御する。更に、表示制御部104は、第1設備F1で使用された道具が第2設備F2で使用された期間を示す画像と状態画像GB2とが重なる部分が、状態画像GB2よりも強調されるように、表示部53を制御する。
【0082】
したがって、状態画像GB1や状態画像GB2から特定の道具を探すことが容易となる。この結果、強調した部分を見ることで、使用者は特定の道具がどの設備で使用されたかが容易にわかる。
【0083】
次に、図1図8を参照して、本実施形態の制御部100が実行する処理を説明する。図8は、実施形態1に係る表示制御システム1の制御部100が実行する処理を示すフローチャートである。図8に示す制御部100が実行する処理は、ステップS101~ステップS113を含む。図8に示す制御部100が実行する処理は、図6に示す第1設備F1の状態画像GB1に含まれる第2期間画像S2が操作された場合を一例に説明する。
【0084】
ステップS101において、第1取得部101は、サーバー装置10のデータベース13に記憶される第1テーブルT1~第4テーブルT4から第1設備F1の状態情報と、第1設備F1の生産情報とを取得する。第1設備F1の状態情報は、「第1状態情報」の一例に相当する。第1設備F1の生産情報は、「第1生産装置の第1生産条件を示す情報」の一例に相当する。処理はステップS103に進む。
【0085】
ステップS103において、表示制御部104は、項目画像GAと状態画像GB1とを表示部53に表示させる。状態画像GB1は、「第1生産装置の動作状態を示す第1状態画像」の一例に相当する。処理はステップS105に進む。
【0086】
ステップS105において、第2取得部102は、状態画像GB1に対する操作の位置を取得する。例えば、第2取得部102は、状態画像GB1に対する操作の位置を取得する。処理はステップS107に進む。
【0087】
ステップS107において、第3取得部103は、項目画像GAの複数の項目のうち、操作された項目の情報を取得する。処理はステップS109に進む。
【0088】
ステップS109において、特定部105は、第2取得部102が取得した状態画像GB1に対する操作の位置に応じた第1設備F1の生産情報を特定する。操作の位置に応じた第1設備F1の生産情報は、「操作の位置に応じた第1生産条件」の一例に相当する。処理はステップS111に進む。
【0089】
ステップS111において、抽出部107は、第3取得部103が取得した操作された項目の情報に対応する生産情報を特定部105が特定した生産情報から抽出する。処理はステップS113に進む。
【0090】
ステップS113において、表示制御部104は、状態画像GB1と抽出部107が抽出した生産情報とを表示するように、表示部53を制御する。更に、表示制御部104は、抽出部107が抽出した生産情報を強調するように、表示部53を制御し、処理は終了する。
【0091】
なお、ステップS113では、表示制御部104は、第2設備F2の状態画像GB2~第5設備F5の状態画像GB5においても、抽出部107が抽出した生産情報と同じ情報を強調させてもよい。
【0092】
次に、図9を参照して、制御部100が実行する処理の一例を説明する。図9は、第1設備F1が強調された状態の表Gを示す。
【0093】
図9に示すように、第2項目GA2のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。使用者が第2項目GA2を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第2項目GA2が操作されたことを示す情報を取得する。
【0094】
図9では、抽出部107は、生産条件から第1設備F1を示す情報を抽出する。そして、表示制御部104は、強調画像HLを第1設備F1の状態画像GB1の上に重なるように表示部53に表示させる。
【0095】
更に、表示制御部104は、強調画像HLと状態画像GB1とが重なる部分と、状態画像GB2~状態画像GB5とを異ならせる。例えば、表示制御部104は、状態画像GB2~状態画像GB5を状態画像GB1と異なる色に変更する。よって、状態画像GB1を状態画像GB2~状態画像GB5よりも目立たせることが可能となる。
【0096】
次に、図10を参照して、制御部100が実行する処理の一例を説明する。図10は、道具が強調された状態の表Gを示す。
【0097】
図10に示すように、第3項目GA3のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。使用者が第3項目GA3を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第3項目GA3が操作されたことを示す情報を取得する。
【0098】
図10では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報のそれぞれから道具が使用された期間を抽出する。そして、表示制御部104は、道具が第3設備F3で使用された期間を示す画像として強調画像HLを表示部53に表示させる。更に、表示制御部104は、道具が第4設備F4で使用された期間を示す画像として強調画像HLを表示部53に表示させる。よって、道具が使用された期間を強調できる。
【0099】
更に、表示制御部104は、強調画像HLが重なる部分の色と強調画像HLが重ならない部分の色とを異ならせる。
【0100】
次に、図11を参照して、制御部100が実行する処理の一例を説明する。図11は、設備の状態が強調された状態の表Gを示す。
【0101】
図11に示すように、第4項目GA4のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。使用者が第4項目GA4を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第4項目GA4が操作されたことを示す情報を取得する。
【0102】
そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。例えば、図11では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報のそれぞれから設備Fが停止した期間を抽出する。そして、表示制御部104は、第1設備F1が停止した期間を示す画像の上に強調画像HLが重なるように表示部53に表示させる。次に、表示制御部104は、第2設備F2が停止した期間を示す画像の上に強調画像HLが重なるように表示部53に表示させる。表示制御部104は、第4設備F4が停止した期間を示す画像の上に強調画像HLが重なるように表示部53に表示させる。よって、設備Fが停止した期間を強調できる。
【0103】
更に、表示制御部104は、強調画像HLが重なる部分の色と強調画像HLが重ならない部分の色とを異ならせる。
【0104】
次に、図12を参照して、制御部100が実行する処理の一例を説明する。図12は、第1設備F1を使用した特定の作業者が強調された状態の表Gを示す。図12が示す表Gは、項目画像GAと、状態画像GBと、抽出対象画像GB6と、抽出対象画像GB7とを含む。抽出対象画像GB6及び抽出対象画像GB7は、抽出する対象を示す画像である。抽出対象画像GB6は、特定の作業者を抽出することを示す。図12では、特定の作業者は「OPERATOR_B」である。抽出対象画像GB7は、特定の設備Fを抽出することを示す。図12では、特定の設備Fは「第1設備F1」である。
【0105】
図12に示すように、第1項目GA1のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。第2項目GA2のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。使用者が第1項目GA1と第2項目GA2とを選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第1項目GA1と第2項目GA2とが操作されたことを示す情報を取得する。
【0106】
そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。例えば、図12では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報のそれぞれから「OPERATOR_B」が作業した期間を抽出する。更に、抽出部107は、「第1設備F1」を抽出する。つまり、抽出部107は、第1設備F1で「OPERATOR_B」が作業した期間を抽出する。
【0107】
そして、図12に示すように、表示制御部104は、状態画像GB1~状態画像GB5を表示するように、表示部53を制御する。更に、表示制御部104は、第1設備F1で「OPERATOR_B」が作業した期間を示す画像として強調画像HLを表示部53に表示させる。また、表示制御部104は、強調画像HLが重なる部分の色と強調画像HLが重ならない部分の色とを異ならせる。
【0108】
例えば、図12では、第1設備F1で「OPERATOR_B」が作業した期間には、第2期間画像S2と第1期間画像S1とが含まれる。つまり、第1設備F1が停止している際に「OPERATOR_B」が第1設備F1にいたことがわかる。
【0109】
次に、図13を参照して、制御部100が実行する処理の一例を説明する。図13は、特定の作業者が作業した期間と設備Fが停止していた期間とを示す。
【0110】
図13に示すように、第1項目GA1のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。第4項目GA4のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。使用者が第1項目GA1と第4項目GA4とを選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第1項目GA1と第4項目GA4とが操作されたことを示す情報を取得する。
【0111】
そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。例えば、図13では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報のそれぞれから「OPERATOR_B」が作業した期間を抽出する。更に、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報のそれぞれから「設備Fが停止した期間」を抽出する。つまり、「OPERATOR_B」が作業した期間で設備Fが停止した期間を抽出部107は抽出する。
【0112】
そして、図13に示すように、表示制御部104は、第1設備F1が稼働を停止した期間で「OPERATOR_B」が作業した期間として強調画像HLを表示し、第2設備F2が稼働を停止した期間で「OPERATOR_B」が作業した期間を示す画像として強調画像HLを表示部53に表示させる。更に、表示制御部104は、強調画像HLが重なる部分の色と強調画像HLが重ならない部分の色とを異ならせる。
【0113】
例えば、図13では、第1設備F1と第2設備F2と第4設備F4で「OPERATOR_B」が作業した期間に、第1設備F1と第2設備F2とが稼働を停止したことがわかる。
【0114】
[変形例1]
次に図14図15とを参照して、実施形態1の表示制御システム1の変形例1を説明する。変形例1の表示制御システム1は、抽出部107の抽出結果が表Gに表示される点で、実施形態1の表示制御システム1と異なる。変形例1で示す表示制御システム1の処理は、表示制御部104が表示部53に強調画像HLを表示させる前の処理である。以下、変形例では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0115】
図14は、第1設備F1で作業する作業者のうち、「OPERATOR_A」が作業していた期間を示す図である。図15は、第1設備F1で作業する作業者のうち、「OPERATOR_B」が作業していた期間を示す図である。図14図15とに示すように、第1項目GA1のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。例えば、使用者が第1項目GA1を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第1項目GA1が操作されたことを示す情報を取得する。
【0116】
また、図14では、ポインター画像GCが状態画像GB1の第2期間画像S2と重なる位置に表示される。特定部105は、ポインター画像GCの位置に基づいて、第2期間画像S2に紐づけられた生産条件を特定する。
【0117】
そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。つまり、図14では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報から作業員の情報を抽出する。変形例1では、抽出部107は、複数の作業員の情報を第1設備F1の生産情報から抽出している。
【0118】
また、変形例1の表示制御部104は、項目画像GAと、状態画像GBと、抽出部107が抽出した情報を示す抽出画像とを表示するように、表示部53を制御する。抽出画像は、作業者を示す画像と、道具を示す画像とのうちのすくなくとも1つを含む。したがって、現在抽出している情報の詳細を使用者に報知できる。この結果、使用者が自ら情報を探すことを抑制できる。
【0119】
作業員が複数の場合、表示制御部104は、使用者の操作の位置に応じて、作業者を示す画像と、作業者が作業した期間を示す画像とを状態画像GBの上に重ねて表示する。例えば、図14に示すように、表示制御部104は、第1作業者を示す画像G8と、第1作業者が作業した期間を示す画像GB9とを表示するように、表示部53を制御する。
【0120】
また、図15に示すように、使用者がポインター画像GCを更に移動させて状態画像GB1に対して操作した場合、第2取得部102は、状態画像GB1に対する操作の位置を取得する。そして、特定部105は、操作の位置に応じた生産条件を特定する。更に、抽出部107は、操作の位置に応じた生産条件から作業者の情報を抽出する。更に、表示制御部104は、抽出部107が抽出した作業員の情報に基づいて、第2作業者を示す画像GB10と、第2作業者が作業した期間を示す画像GB11とを表示する。
【0121】
なお、変形例1では、例えば、表示制御部104が第2作業者を示す画像GB10と第2作業者が作業した期間を示す画像GB11とを表示した状態で、更に使用者が操作を行うことで、第2作業者が作業した期間を状態画像GB1~状態画像GB5から検索できる。
【0122】
[変形例2]
次に図16図17とを参照して、実施形態1の表示制御システム1の変形例2を説明する。変形例2の表示制御システム1は、抽出部107の抽出結果が表Gに表示される点で、本実施形態の表示制御システム1と異なる。変形例2で示す表示制御システム1の処理は、表示制御部104が表示部53に強調画像HLを表示させる前の処理である。以下、変形例2では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0123】
図16は、状態画像GB1の第2期間画像S2に紐づけられた作業者の情報を示す図である。図17は、状態画像GB1の第2期間画像S2に紐づけられた作業者の情報を示す別の図である。図16図17にしめすように、第1項目GA1のチェックボックス画像には、チェックが表示されている。例えば、使用者が第1項目GA1を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第1項目GA1が操作されたことを示す情報を取得する。
【0124】
また、図16では、ポインター画像GCが状態画像GB1の第2期間画像S2と重なる位置に表示される。特定部105は、ポインター画像GCの位置に基づいて、第2期間画像S2に紐づけられた生産条件を特定する。
【0125】
そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。つまり、図16では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報から作業員の情報を抽出する。変形例2では、抽出部107は、複数の作業員の情報を第1設備F1の生産情報から抽出している。
【0126】
作業員が複数の場合、表示制御部104は、使用者の操作の位置に応じて、抽出画像GB12を表示する。抽出画像GB12は、抽出部107が抽出した情報を示す。図16では、抽出部107は作業者を抽出するため、抽出画像GB12には、作業者を示す情報が含まれる。具体的には、抽出画像GB12は、第1作業者の情報を示す画像GB13と、第2作業者の情報を示す画像GB14とを含む。
【0127】
変形例2では、図17に示すように、ポインター画像GCを第2作業者の情報を示す画像GB14まで移動させた場合、制御部100は第2作業者が作業した期間を状態画像GB1~状態画像GB5から検索する。
【0128】
[変形例3]
次に図18図19とを参照して、実施形態1の表示制御システム1の変形例3を説明する。変形例3の表示制御システム1は、抽出部107の抽出結果が表Gに表示される点で、本実施形態の表示制御システム1と異なる。以下、変形例3では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0129】
図18は、状態画像GB1の第2期間画像S2に紐づけられた複数の作業者の情報と、複数の道具の情報とを示す図である。図19は、強調画像HLが表示された状態の表Gを示す図である。
【0130】
図18では、第1項目GA1のチェックボックス画像と、第3項目GA3のチェックボックス画像とにチェックが表示されている。例えば、使用者が第1項目GA1を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第1項目GA1が操作されたことを示す情報を取得する。更に、使用者が第3項目GA3を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第3項目GA3が操作されたことを示す情報を取得する。
【0131】
例えば、使用者が状態画像GB1の第2期間画像S2と重なる位置にポインター画像GCを移動させた場合、特定部105はポインター画像GCの位置に基づいて、第2期間画像S2に紐づけられた生産条件を特定する。
【0132】
そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。つまり、図18では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報から作業員の情報を抽出する。変形例3では、抽出部107は、複数の作業員の情報を第1設備F1の生産情報から抽出している。例えば、図18に示すように、抽出部107は、第1作業者の情報と、第2作業者の情報と、第3作業者の情報とを第1設備F1の生産情報から抽出する。
【0133】
更に、抽出部107は、第1設備F1の生産情報から道具の情報を抽出する。変形例3では、抽出部107は、複数の道具の情報を第1設備F1の生産情報から抽出している。例えば、図18に示すように、抽出部107は、第1道具の情報と、第2道具の情報と、第3道具の情報とを第1設備F1の生産情報から抽出する。
【0134】
そして、表示制御部104は、抽出画像GB15を表示する。抽出画像GB15は、例えば、マトリックス状の表である。抽出画像GB15は、第1作業者の情報と、第2作業者の情報と、第3作業者の情報とが含まれる。更に、抽出画像GB15には、第1道具の情報と、第2道具の情報と、第3道具の情報とが含まれる。また、抽出画像GB15には、道具を使用したことを示す画像G16と、道具を使用していないことを示す画像G17が含まれる。道具を使用したことを示す画像G16は、例えば、「○(丸)」である。道具を使用していないことを示す画像G17は、例えば、「-(ハイフン)」である。図18に示すように、第1作業者は、第1道具を使用している。また、第2作業者は、第1道具と第2道具とを使用している。また、第3作業者は、第3道具を使用している。
【0135】
例えば、使用者が道具を使用したことを示す画像G16と重なる位置にポインター画像GCを移動させた場合、制御部100は第2作業者が第1道具を使用した期間を状態画像GB1~状態画像GB5から検索する。
【0136】
そして、図19に示すように、表示制御部104は、第2作業者が第1道具を使用した期間の上に強調画像HLを表示する。
【0137】
[変形例4]
次に図20図21とを参照して、実施形態1の表示制御システム1の変形例4を説明する。変形例4の表示制御システム1は、本実施形態の表示制御システム1よりも更に詳細な項目で情報の抽出を行う点で異なる。以下、変形例4では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0138】
図20は、複数の生産情報から作業者と設備Fが停止した期間とを抽出した結果を強調表示した表Gを示す。図21は、図20に示す表Gから更に詳細な条件で抽出をおこなった状態を示す。
【0139】
図20では、第1項目GA1のチェックボックス画像と、第4項目GA4のチェックボックス画像とにチェックが表示されている。例えば、使用者が第1項目GA1を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第1項目GA1が操作されたことを示す情報を取得する。更に、使用者が第4項目GA4を選択する操作を実行した場合、第3取得部103は、第4項目GA4が操作されたことを示す情報を取得する。
【0140】
そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。つまり、図20では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報から作業員の情報と、設備Fが停止したことを示す情報とを抽出する。
【0141】
そして、表示制御部104は、作業者が作業した期間と、設備Fが停止していた期間とが一致する部分に強調画像HLを表示する。
【0142】
また、図20では、第5項目GA11のチェックボックス画像にチェックが表示される。第5項目GA11は、作業者の勤続年数の情報を抽出することを示す画像である。第5項目GA11が操作される場合、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報から作業者の勤続年数の情報を抽出する。
【0143】
制御部100は、抽出部107が抽出した作業者の勤続年数の情報を、複数のカテゴリーに振り分ける。複数のカテゴリーは、第1カテゴリー~第4カテゴリーを含む。第1カテゴリーは、勤続年数が5年未満の作業者の情報が振り分けられる。第2カテゴリーは、勤続年数が5年以上~10年未満の作業者の情報が振り分けられる。第3カテゴリーは、勤続年数が10年以上~20年未満の作業者の情報が振り分けられる。第4カテゴリーは、勤続年数が20年以上の作業者の情報が振り分けられる。
【0144】
また、表示制御部104は、勤続年数を示す画像GB20を表示する。勤続年数を示す画像GB20は、勤続年数が5年未満を示す画像GB21と、勤続年数が5年以上~10年未満を示す画像GB22と、勤続年数が10年以上~20年未満を示す画像GB23と、勤続年数が20年以上を示す画像GB24とを表示する。画像GB21~画像GB24は、それぞれ、使用者からの操作を受け付ける。
【0145】
例えば、画像GB21と重なる位置にポインター画像GCを移動させた場合、制御部100は勤続年数が5年未満の作業者が作業した期間を状態画像GB1~状態画像GB5から検索する。
【0146】
そして、図21に示すように、表示制御部104は、勤続年数が5年未満の作業者が作業した期間の上に強調画像HLを表示する。
【0147】
[変形例5]
次に図22図23とを参照して、実施形態1の表示制御システム1の変形例5を説明する。変形例5の表示制御システム1は、本実施形態の表示制御システム1の変形例4と第1項目GA1に対する操作がされていない点で異なる。また、変形例5では、勤続年数の情報が3つのカテゴリーに振り分けられる。更に、変形例5では、各カテゴリーに対応する作業者の情報が強調して表示される。以下、変形例5では、主に実施形態1の変形例4と異なる点を説明する。
【0148】
図22は、複数の生産情報から設備Fが停止した期間を強調表示した表Gを示す。図23は、図22に示す表Gから更に詳細な条件で抽出をおこなった状態を示す。
【0149】
図22では、第4項目GA4のチェックボックス画像にチェックが表示されている。第3取得部103は、第4項目GA4が操作されたことを示す情報を取得する。そして、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報から作業員の情報と、設備Fが停止したことを示す情報とを抽出する。更に、表示制御部104は、設備Fが停止していた期間の上に強調画像HLを表示する。更に、表示制御部104は、強調画像HLと状態画像GBとが重なる部分と、強調画像HLと状態画像GBとが重ならない部分とで表示を異ならせる。例えば、表示制御部104は、強調画像HLと状態画像GBとが重ならない部分の色を薄い灰色で表示する。
【0150】
また、図22では、第5項目GA11のチェックボックス画像にチェックが表示される。第5項目GA11が操作される場合、抽出部107は、第1設備F1の生産情報~第5設備F5の生産情報から作業者の勤続年数の情報を抽出する。
【0151】
図23では、表示制御部104は、勤続年数を示す画像GB20を表示する。勤続年数を示す画像GB20は、勤続年数が10年以上~20年未満を示す画像GB25と、勤続年数が5年以上~10年未満を示す画像GB26と、勤続年数が5年未満を示す画像GB27とを表示する。
【0152】
そして、図23に示すように、表示制御部104は、勤続年数が5年未満の作業者が作業した期間と、勤続年数が5年以上~10年未満の作業者が作業した期間と、勤続年数が10年以上~20年未満の作業者が作業した期間との上に強調画像HLを表示する。強調画像HLは、第1強調画像HL1と第2強調画像HL2と第3強調画像HL3とを含む。第1強調画像HL1は、勤続年数が10年以上~20年未満の作業者が作業した期間の上に表示される。第2強調画像HL2は、勤続年数が5年以上~10年未満の作業者が作業した期間の上に表示される。第3強調画像HL3は、勤続年数が5年未満の作業者が作業した期間の上に表示される。
【0153】
なお、変形例5では、勤続年数の情報は3つのカテゴリーに振り分けられたが、カテゴリーは3つ以上であってもよいし、3つ以下であってもよい。
【0154】
[変形例6]
次に図24を参照して、実施形態1の表示制御システム1の変形例6を説明する。変形例6の表示制御システム1は、表示制御部104が強調画像HLを表示した後に実行される処理の一例を示す。以下、変形例6では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0155】
図24は、複数の生産情報から特定の作業者が作業した期間を強調表示した表Gを示す。また、図24に示す円グラフGDは、特定の作業者が作業した期間における設備の状態を示す。円グラフGDは、第4期間画像S11と、第5期間画像S21と、第6期間画像S31とを含む。
【0156】
第4期間画像S11は、第1期間画像S1に対応する。つまり、第4期間画像S11は、設備Fが稼働した期間を示す。また、表示制御部104は、作業者が作業をした期間と設備Fが稼働した期間との割合を表示するように、表示部53を制御する。
【0157】
第5期間画像S21は、第2期間画像S2に対応する。つまり、第5期間画像S21は、設備Fが停止した期間を示す。また、表示制御部104は、作業者が作業をした期間と設備Fが停止した期間との割合を表示するように、表示部53を制御する。
【0158】
第6期間画像S31は、第3期間画像S3に対応する。つまり、第6期間画像S31は、設備Fが警告を報知した期間を示す。また、表示制御部104は、作業者が作業をした期間と設備Fが警告を報知した期間との割合を表示するように、表示部53を制御する。
【0159】
表示制御部104は、使用者からの操作に応じて、表Gと円グラフGDとを切り換え可能である。つまり、表Gで特定の作業者がどの設備Fを使用して作業を行ったかを確認し、円グラフGDでは、作業者が作業した期間の設備Fの状態を確かめることが可能となる。なお、表示制御部104は、表Gと円グラフGDとを表示するように、表示部53を制御してもよい。つまり、表示部53には、表Gと円グラフGDとが同時に表示される。
【0160】
[変形例7]
次に図25図27を参照して、実施形態1の表示制御システム1の変形例7を説明する。変形例7の表示制御システム1は、本実施形態の表示制御システム1よりも更に詳細な項目で情報の抽出を行う点で異なる。以下、変形例7では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0161】
図25は、複数の生産情報から道具が使用された期間を抽出する際の表Gを示す。図26は、状態画像GB2の第2期間画像S2に紐づけられた道具の情報を示す図である。図27は、強調画像HLが表示された状態の表Gである。
【0162】
図25に示すように、変形例7の項目画像GAは、第1アイコンGA12、第2アイコンGA21、第3アイコンGA31、及び、第4アイコンGA42を含む。第1アイコンGA12は、複数の作業者のうち特定の作業者を抽出するための画像である。第2アイコンGA21は、複数の設備Fのうち特定の設備Fを抽出するための画像である。第3アイコンGA31は、複数の道具のうち特定の道具を抽出するための画像である。第4アイコンGA42は、複数の設備の状態のうち、特定の設備の状態を抽出するための画像である。
【0163】
例えば、図25に示す第3アイコンGA31が操作された場合、表示制御部104は、複数の詳細項目を表示するように、表示部53を制御する。具体的には、表示制御部104は、第1詳細項目GA32、第2詳細項目GA33、第3詳細項目GA34、及び、第4詳細項目GA35を表示するように、表示部53を制御する。
【0164】
第1詳細項目GA32は、使用された期間が50時間未満の道具を抽出するための画像である。第2詳細項目GA33は、使用された期間が50時間以上~100時間未満の道具を抽出するための画像である。第3詳細項目GA34は、使用された期間が100時間以上~150時間未満の道具を抽出するための画像である。第4詳細項目GA35は、使用された期間が150時間以上~200時間未満の道具を抽出するための画像である。
【0165】
図25に示すように、ポインター画像GCを第4詳細項目GA35まで移動させて、第4詳細項目GA35が選択された場合、抽出部107は使用された期間が150時間以上~200時間未満の道具を使用して作業された期間を状態画像GB1~状態画像GB5から検索する。
【0166】
そして、ポインター画像GCを状態画像GBへ移動させた場合、ポインター画像GCの位置に応じて抽出画像GB12を表示する。例えば、図26に示すよう、ポインター画像GCを状態画像GB2の第2期間画像S2の位置へ移動させた場合、特定部105は状態画像GB2の第2期間画像S2に紐づけられた生産条件を特定する。そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。つまり、変形例7では、抽出部107は、使用された期間が150時間以上~200時間未満の道具を抽出する。
【0167】
そして、表示制御部104は抽出画像GB12を表示するように、表示部53を制御する。更に、抽出画像GB12には、第1道具の情報を示す画像GB31と、第2道具の情報を示す画像GB32とが含まれる。
【0168】
図26に示すように、画像GB32の位置にポインター画像GCを移動させた場合、制御部100は第2道具が使用された期間を状態画像GB1~状態画像GB5から検索する。
【0169】
そして、図27に示すように、表示制御部104は、第2道具が使用された期間の上に強調画像HLを表示する。
【0170】
[変形例8]
次に図28図31を参照して、実施形態1の表示制御システム1の変形例8を説明する。変形例8の表示制御システム1は、設備Fの状態画像GBと、作業者が作業した期間と、道具が使用された期間とが表示される点で実施形態1の表示制御システム1と異なる。以下、変形例8では、主に実施形態1と異なる点を説明する。
【0171】
図28は、複数の生産情報から作業者が作業した期間と道具が使用された期間とを抽出する際の表Gを示す。図29は、状態画像GB1と状態画像GB2と作業者画像GBOと道具画像GBJとが表示された表Gを示す図である。図30は、設備Fが停止した期間と作業者が作業した期間と道具が使用された期間とを示した表Gである。図31は、設備Fが停止した期間と作業者が作業した期間と道具が使用された期間とに強調画像HLが表示された表Gを示す図である。
【0172】
図28に示すように、変形例8の状態画像GBは、第5アイコンGB41、第6アイコンGB42、第7アイコンGB43、第8アイコンGB44、及び、第9アイコンGB45を含む。第5アイコンGB41~第9アイコンGB45は、項目画像GAで選択された項目に対応する情報を状態画像GBに並べて表示させる。
【0173】
例えば、図28に示すように、ポインター画像GCを第5アイコンGB41の位置へ移動させる。そして、図29に示すように、表示制御部104は、抽出部107が第1設備F1の生産情報から抽出した複数の作業員の情報に基づいて、作業者画像GBOを表示するように、表示部53を制御する。第1設備F1の作業者画像GBOは、第1作業者が作業した期間を示す画像OP1と、第2作業者が作業した期間を示す画像OP2と、第3作業者が作業した期間を示す画像OP3とを含む。
【0174】
更に、表示制御部104は、抽出部107が第1設備F1の生産情報から抽出した複数の道具の情報に基づいて、道具画像GBJを表示するように、表示部53を制御する。第1設備F1の道具画像GBJは、第1治具が使用された期間を示す画像J1と、第2治具が使用された期間を示す画像J2とを含む。
【0175】
また、図30に示すように、ポインター画像GCが状態画像GB1の第2期間画像S2と重なる位置に移動した場合、特定部105はポインター画像GCの位置に基づいて、第2期間画像S2に紐づけられた生産条件を特定する。そして、抽出部107は特定部105が特定した生産条件から操作された項目に応じた情報を抽出する。つまり、図30では、抽出部107は、第1設備F1の生産情報から作業員の情報と道具の情報とを抽出する。
【0176】
そして、表示制御部104は、抽出画像GB15を表示する。変形例8における抽出画像GB15は、矩形形状である。また、抽出画像GB15は破線で示される。図30に示すように、表示制御部104は、第1設備F1が停止した期間と第1作業者が作業した期間と第1道具が使用された期間とが一致する部分に抽出画像GB15を表示するように、表示部53を制御する。
【0177】
更に、図31に示すように、抽出画像GB15に対して操作を受け付けた場合、制御部100は設備Fが停止した期間と第1作業者が作業した期間と第1道具が使用された期間とが一致する部分を状態画像GB1~状態画像GB5から検索する。
【0178】
そして、図31に示すように、表示制御部104は、設備Fが停止した期間と第1作業者が作業した期間と第1道具が使用された期間とが一致する部分の上に強調画像HLを表示する。
【0179】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示している。図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なることがある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0180】
また、実施形態1では、表示装置50の制御部100が第1取得部101と、第2取得部102と、第3取得部103と、表示制御部104と、特定部105と、抽出部107とを有したがこれに限らない。例えば、サーバー装置10が第1取得部101と、第2取得部102と、第3取得部103と、表示制御部104と、特定部105と、抽出部107とを有していてもよい。サーバー装置10が第1取得部101と、第2取得部102と、第3取得部103と、表示制御部104と、特定部105と、抽出部107とを有する場合、サーバー装置10は、抽出部107が抽出した情報を表示装置50に送信する。
【0181】
また、実施形態1では、サーバー装置10がデータベース13を有していたが、表示装置50がデータベース13を有していてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0182】
本発明は、表示制御装置、表示装置、及び、表示制御方法を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0183】
50 :表示装置
53 :表示部
100 :制御部
101 :第1取得部
102 :第2取得部
103 :第3取得部
104 :表示制御部
105 :特定部
107 :抽出部
CB1 :第1状態画像
GA :項目画像
GB :状態画像
GB1 :第1状態画像
GB12 :抽出画像
GB2 :第2状態画像
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31