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特開2023-151554管継手、及び、フレキシブル管の接続方法
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  • 特開-管継手、及び、フレキシブル管の接続方法 図1
  • 特開-管継手、及び、フレキシブル管の接続方法 図2
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  • 特開-管継手、及び、フレキシブル管の接続方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023151554
(43)【公開日】2023-10-16
(54)【発明の名称】管継手、及び、フレキシブル管の接続方法
(51)【国際特許分類】
   F16L 33/00 20060101AFI20231005BHJP
   F16L 37/098 20060101ALI20231005BHJP
【FI】
F16L33/00 B
F16L37/098
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022061225
(22)【出願日】2022-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】000220262
【氏名又は名称】東京瓦斯株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】浅川 正俊
【テーマコード(参考)】
3H017
3J106
【Fターム(参考)】
3H017CA05
3H017CA11
3J106AB09
3J106BC04
3J106EA03
3J106EB02
3J106ED07
(57)【要約】
【課題】フレキシブル管の差し込みを、簡易に確認できる管継手を提供する。
【解決手段】管継手10は、一端側20Aからフレキシブル管12が挿入されるインナー部材20と、インナー部材20の内周に配置され、コルゲイト管体14の外周とインナー部材20の内周との間をシールするインナーシール部材26と、インナー部材20の内周に配置され、コルゲイト管体14の外周と係合してコルゲイト管体14の挿入方向と反対方向の移動を規制する爪部材25と、インナー部材20に設けられ、フレキシブル管12がインナー部材20の適正位置へ挿入された状態を、インナー部材20の外側から視認可能とする位置確認部材30と、一端側40Aからインナー部材20が挿入され、インナー部材20を筒内に保持するアウター部材40と、アウター部材40の内周とインナー部材20の外周との間をシールするOリング38と、を備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともコルゲイト管体を有するフレキシブル管を接続する管継手であって、
筒状とされ、筒軸方向の一端側から前記フレキシブル管が挿入されるインナー部材と、
環状とされて前記インナー部材の内周に配置され、前記コルゲイト管体の外周と前記インナー部材の内周との間をシールするインナーシール部材と、
前記インナー部材の内周に配置され、前記コルゲイト管体の外周と係合して前記コルゲイト管体の挿入方向と反対方向の移動を規制する爪部材と、
前記インナー部材に設けられ、前記フレキシブル管の先端が前記インナー部材の適正位置へ挿入された状態を、前記インナー部材の外側から視認可能とする位置確認部と、
筒状とされ、筒軸方向の一端側から前記インナー部材が挿入され、前記インナー部材を筒内に保持するアウター部材と、
前記アウター部材の内周と前記インナー部材の外周との間に配置され、前記アウター部材の内周と前記インナー部材の外周との間をシールするアウターシール部材と、
を備えた管継手。
【請求項2】
前記位置確認部は、前記アウターシール部材よりも前記挿入奥側に設けられている、請求項1に記載の管継手。
【請求項3】
前記位置確認部は、前記インナー部材の他端部の周方向の一部から前記筒軸方向外側に突出され前記コルゲイト管体の周方向外側に配置される突出部、及び、前記突出部の先端に形成され前記フレキシブル管が前記インナー部材の適正位置へ挿入された状態で前記コルゲイト管体の先端が当接される当接部、を有する、
請求項1または請求項2に記載の管継手。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の管継手へのフレキシブル管の接続方法であって、
前記フレキシブル管を前記インナー部材の一端側から前記適正位置へ挿入し、
前記インナー部材を前記アウター部材へ挿入し、前記アウター部材へ保持させる、
フレキシブル管の接続方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の開示する技術は、管継手、及び、フレキシブル管の接続方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物内の床や壁内の配管には、フレキシブル管が広く使用されている。また、このフレキシブル管とガス栓や鋼管などとを接続するための管継手が種々用いられている。例えば、特許文献1には、管継手内にフレキシブル管を差し込み、パッキンで気密を保つと共にリテーナでフレキシブル管の谷部を保持して抜を防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許5219266号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、フレキシブル管を管継手の規定の位置まで差し込むことが、気密性の保持及び抜け防止のために重要である。しかしながら、管継手内部の差し込み状態は見えない。したがって、フレキシブル管の規定位置にマーキングして確認したり、差し込み時の感覚で施工したりするため、マーキング位置を間違えたり、差し込み感覚の個人差等により、差し込みが十分でない場合も生じうる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、フレキシブル管を管継手と接続する際に、フレキシブル管の差し込みを、簡易に確認できる管継手、及び、フレキシブル管の接続方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様の管継手は、少なくともコルゲイト管体を有するフレキシブル管を接続する管継手であって、筒状とされ、筒軸方向の一端側から前記フレキシブル管が挿入されるインナー部材と、環状とされて前記インナー部材の内周に配置され、前記コルゲイト管体の外周と前記インナー部材の内周との間をシールするインナーシール部材と、前記インナー部材の内周に配置され、前記コルゲイト管体の外周と係合して前記コルゲイト管体の挿入方向と反対方向の移動を規制する爪部材と、前記インナー部材に設けられ、前記フレキシブル管の先端が前記インナー部材の適正位置へ挿入された状態を、前記インナー部材の外側から視認可能とする位置確認部と、筒状とされ、筒軸方向の一端側から前記インナー部材が挿入され、前記インナー部材を筒内に保持するアウター部材と、前記アウター部材の内周と前記インナー部材の外周との間に配置され、前記アウター部材の内周と前記インナー部材の外周との間をシールするアウターシール部材と、前記アウター部材と前記インナー部材と、を備えている。
【0007】
第1の態様の管継手は、インナー部材とアウター部材を備えている、インナー部材は、筒状とされ、筒軸方向の一端側からフレキシブル管が挿入される。インナー部材の内周には、インナーシール部材と爪部材が配置されている。インナーシール部材により、フレキシブル管とインナー部材の間がシールされ、爪部材により、フレキシブル管の抜けが阻止される。
【0008】
アウター部材は、筒軸方向の一端側からインナー部材が挿入され、インナー部材を筒内に保持する。アウター部材の内周とインナー部材の外周との間は、アウターシール部材によりシールされる。
【0009】
インナー部材には、フレキシブル管の先端がインナー部材の適正位置へ挿入された状態を、インナー部材の外側から視認可能とする位置確認部が設けられている。したがって、作業者は、フレキシブル管がインナー部材の適正位置へ挿入されているかどうかを、フレキシブル管の先端位置を直接目視することにより容易に確認することができる。
【0010】
本発明の第2の態様の管継手は、前記位置確認部は、前記アウターシール部材よりも前記挿入奥側に設けられている。
【0011】
第2の態様の管継手によれば、アウターシール部材よりも挿入手前側に位置確認部が設けられていないので、アウター部材とインナー部材の間のシールを容易に行うことができる。
【0012】
本発明の第3の態様の管継手は、前記位置確認部は、前記インナー部材の他端部の周方向の一部から前記筒軸方向外側に突出され前記コルゲイト管体の周方向外側に配置される突出部、及び、前記突出部の先端に形成され前記フレキシブル管が前記インナー部材の適正位置へ挿入された状態で前記コルゲイト管体の先端が当接される当接部、を有する
【0013】
第3の態様の管継手によれば、突出部の先端に形成された当接部にコルゲイト管体の先端を当接させることにより、フレキシブル管をインナー部材の適正位置へ挿入することができる。
【0014】
本発明の第4の態様のフレキシブル管の接続方法は、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の管継手へのフレキシブル管の接続方法であって、前記フレキシブル管の先端部の前記外被部を剥離し、前記フレキシブル管を前記インナー部材の一端側から前記適正位置へ挿入し、前記インナー部材を前記アウター部材へ挿入し、前記アウター部材へ保持させるものである。
【0015】
第4の態様のフレキシブル管の接続方法によれば、フレキシブル管をインナー部材の一端側から適正位置へ挿入し、適正位置へ挿入されたことをインナー部材の外側から視認により確認した後、インナー部材をアウター部材へ挿入し、アウター部材へ保持させることができる。これにより、容易にフレキシブル管が適正位置に挿入されたことを確認することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は上記構成としたので、フレキシブル管を管継手と接続する際に、フレキシブル管の差し込みを、簡易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本実施形態の管継手の半断面図である。
図2】本実施形態の(A)はインナー部材の半断面図であり、(B)は位置確認部の正面図である。
図3】本実施形態のアウター部材の半断面図である。
図4】本実施形態のインナー部材にフレキシブル管を適正位置まで挿入した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態の管継手、及び、フレキシブル管の接続方法について、図面を参照して説明する。
【0019】
図1には、本実施形態の管継手10の半断面図が示されている。管継手10は、フレキシブル管12を他の配管等に接続する継ぎ手である。フレキシブル管12は、コルゲイト管材14と、コルゲイト管材14の外周を覆う平坦状の外皮部16を有している。コルゲイト管材14は蛇腹状の金属製とされている。外皮部16は、内外面が平滑な樹脂製とされている。
【0020】
管継手10は、同軸状に配置される、インナー部材20、及び、アウター部材40を有している。以下、インナー部材20、及び、アウター部材40の中心軸をSとする。インナー部材20は、金属製の筒状とされ、一端部20Aの外周に環状のフランジ部22が形成されている。インナー部材20の外周面は、フランジ部22を除いて段差のない同一外径の平滑状となっている。インナー部材20の内周面には、段差部D1が設けられており、一端部20A側の内径が他端部20B側の内径よりも小さくなっている。
【0021】
インナー部材20の一端部20A側の内周面には、シール溝23及び爪溝24が形成されている。シール溝23には、Oリング23Aが配置されている。爪溝24には、爪部材25が配置されている。爪部材25は、環状とされ、径方向内側に突出する爪25Aを有している。爪25Aは、フレキシブル管12の挿入手前側から奥側に向けて径が漸減するテーパー状とされ、先端がコルゲイト管材14の蛇腹状の外面の谷部分に入り込むように構成されている。爪部材25は、フレキシブル管12を挿入する際には、コルゲイト管材14に押されて拡径するように変形する。爪部材25は、拡径可能なものであれば、金属製、樹脂製、ゴム製など、種々の材料のものを用いることができる。
【0022】
インナー部材20の他端部20B側の内周面には、インナーシール部材26、コイルスプリング28、及び、位置確認部材30が設けられている。
【0023】
インナーシール部材26は、断面四角形状の環状とされ、コルゲイト管材14の蛇腹状の外面の隣接する山部を2つ充分に跨ぐことのできる幅に構成されている。インナーシール部材26は、段差部D1に沿って配置され、コルゲイト管材14の蛇腹状の外面の山部に当接してコルゲイト管材14とインナー部材20の内周との間をシールする。
【0024】
コイルスプリング28は、インナーシール部材26の段差部D1と反対側に圧縮状態で配置され、後述する位置確認部材30に当接されることにより、インナーシール部材26を段差部D1へ向かって付勢している。
【0025】
インナー部材20の他端部20B側の内周面には、保持溝21が形成されている。保持溝21には、位置確認部材30が保持されている。位置確認部材30は、基端部32、突出部34、及び、先端当接部36を有している。基端部32は、環状とされ、保持溝21に嵌合されるように径方向外側に凸状に屈曲された形状とされている。基端部32の一端部32Aは、コイルスプリング28を当接させることが可能な位置まで径方向内側に延出されている。コイルスプリング28は、一端部32Aとインナーシール部材26の間に圧縮状態で配置されている。
【0026】
基端部32の一端部32Aと中心軸S方向の反対側には、突出部34が形成されている。突出部34は、一端部32Aと反対側の他端部32Bの周方向の等間隔の4箇所から延出され、インナー部材20の他端部20Bから突出している。突出部34の先端には、径方向内側に屈曲され、互いに連結された先端当接部36が形成されている。周方向に隣り合う突出部34の間は離隔されている。したがって、周方向に隣り合う突出部34の間は先端当接部36までの開口が形成され、挿入されたフレキシブル管12のコルゲイト管材14の先端部分を外側から視認することができる
【0027】
インナー部材20の外周面には、第1外シール溝38A、第2外シール溝38B、第3外シール溝38Cが形成されている。第1外シール溝38Aは、爪溝24に対応する位置に形成されている。第1外シール溝38Aには、Oリング38AOが配置されている。第2外シール溝38Bは、第1外シール溝38Aよりも他端部20B側で段差部D1よりも一端部20A側に形成されている。第2外シール溝38Bには、Oリング38BOが配置されている。第3外シール溝38Cは、コイルスプリング28に対応する位置に形成されている。第3外シール溝38Cには、Oリング38COが配置されている。以下、Oリング38AO、Oリング38BO、Oリング38COをまとめて「Oリング38」と称する。
【0028】
アウター部材40は、金属製の筒状とされ、一端部40Aの外周に環状のフランジ部42が形成されている。アウター部材40には、フランジ部42の一端部40Aと反対側の隣接部分には、周方向の複数箇所(本実施形態では6箇所)に、保持部材43が設けられている。保持部材43は、アウター部材40の外周面からフランジ部42を超えて一端部40A側に延出され、先端部に形成された返し部43Aでインナー部材20のフランジ部22を中心軸S方向の外側から保持する。
【0029】
アウター部材40の他端部40Bの外周には、六角部44が周方向に形成されており、六角部44よりも他端部40B側に雄ねじ46が形成されている。アウター部材40の他端部40Bの内周には、六角部44に対応する部分に段差部D2が形成されている。段差部D2は、他端部40B側の内径が一端部40A側よりも小径となるように形成されている。
【0030】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0031】
フレキシブル管12を管継手10に接続する際には、まず、フレキシブル管12の接続先端側の外皮部16を規定の長さ分除去する。規定の長さは、コルゲイト管材14の長さが、インナー部材20に設けられた位置確認部材30の先端当接部36から爪部材25を超えてシール溝23に至るまで、且つ、爪25Aがコルゲイト管材14の蛇腹状の外面の谷部分に入り込む位置に設定されている。
【0032】
続いて、先端側の外皮部16を規定の長さ分除去したフレキシブル管12を、インナー部材20へ一端部20A側から挿入する。コルゲイト管材14は、爪部材25の爪25Aを弾性変形させつつ他端部20B側へ進み、インナーシール部材26に当接されながら、更に、挿入奥側へ移動する。そして、コルゲイト管材14の先端部分が位置確認部材30の先端当接部36に当たるまで挿入する。コルゲイト管材14の先端部分がインナー部材20の他端部20Bから突出して位置確認部材30の側方から充分に見える位置(先端当接部36に当たる位置が好ましい)が、インナー部材20に対するフレキシブル管12の適正位置となる。作業者は、フレキシブル管12がインナー部材20の適正位置に挿入されていることを、位置確認部材30の外側から目視で確認することができる。
【0033】
フレキシブル管12がインナー部材20の適正位置に挿入されると、爪部材25の爪25Aが、コルゲイト管材14の蛇腹状の外面の谷部分に入り込み、フレキシブル管12のインナー部材20からの抜けが抑制される。また、インナーシール部材26により、インナー部材20の内周とコルゲイト管材14の外周との間がシールされ、流体の外部漏れが防止される。
【0034】
フレキシブル管12をインナー部材20の適正位置へ挿入した状態で、インナー部材20をアウター部材40の一端部40A側から挿入する。そして、他端部20Bをアウター部材40の段差部D2に当接させ、保持部材43でインナー部材20のフランジ部22を保持する。
【0035】
アウター部材40の他端部40B側には、接続する部材の雌ねじを雄ねじ46へ螺合させて接続する。
【0036】
本実施形態の管継手10によれば、インナー部材20の先端から突出するように位置確認部材30が設けられているので、フレキシブル管12の先端がインナー部材20の適正位置へ挿入された状態を、インナー部材20の外側から視認できる。したがって、作業者は、フレキシブル管12がインナー部材20の適正位置へ挿入されているかどうかを目視により容易に確認することができる。インナー部材20とアウター部材40が別体となっていない場合には、インナー部材20の他端部20Bに他の部材を接続するための接続部が設けられているため、フレキシブル管12の先端位置を目視で確認することは難しい。
【0037】
また、位置確認部材30が、第1外シール溝38A、第2外シール溝38B、第3外シール溝38Cよりも挿入奥側に設けられているので、位置確認部材30を設けても、アウター部材40とインナー部材20の間のシールを容易に行うことができる。
【0038】
また、本実施形態では、インナー部材20とアウター部材40が別体とされているので、他端部40B側の形状の異なるアウター部材40を用いることにより、管継手を異なる形状にすることができる。例えば、アウター部材40のみ代えることにより、ソケット、エルボ、チーズ等の管継手とすることができる。
【0039】
なお、本実施形態では、位置確認部材30をインナー部材20の他端部20Bから突出させるように設けたが、インナー部材20の他端部20Bの側面に開口を設けて、当該開口を位置確認部としてもよい。
【0040】
また、本実施形態では、保持部材43によりインナー部材20のフランジ部22を保持する構成について説明したが、他の構成用いてもよい。例えば、フランジ部22とフランジ部42とをボルト締結することにより、アウター部材40にインナー部材20を保持することができる。
【0041】
また、本実施形態では、インナー部材20の外周面に、第1外シール溝38A、第2外シール溝38B、第3外シール溝38Cを形成して、Oリング38AO、Oリング38BO、Oリング38COを各々に配置したが、アウター部材40の内周に、Oリング38AO、Oリング38BO、Oリング38COを配置するための溝を設けてもよい。この場合でも、アウター部材40の内周面とインナー部材20の外周面との間をシールすることができる。
【0042】
また、本実施形態では、外被部16を有するフレキシブル管12について説明したが、外皮部16を有さないコルゲイト管材14のみのフレキシブル管についても、本発明を適用することができる。
【符号の説明】
【0043】
10 管継手
12 フレキシブル管
14 コルゲイト管材
16 外皮部
20 インナー部材
20A 一端部
20B 他端部
25 爪部材
25A 爪
26 インナーシール部材
30 位置確認部材(位置確認部)
34 突出部
36 先端当接部(当接部)
38 Oリング(アウターシール部材)
40 アウター部材
40A 一端部
40B 他端部
43 保持部材
S 中心軸(筒軸)
図1
図2
図3
図4