(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023151905
(43)【公開日】2023-10-16
(54)【発明の名称】現像カートリッジの梱包
(51)【国際特許分類】
B65D 81/05 20060101AFI20231005BHJP
【FI】
B65D81/05 540Z
B65D81/05 521Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022061772
(22)【出願日】2022-04-01
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100116034
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 啓輔
(74)【代理人】
【識別番号】100144624
【弁理士】
【氏名又は名称】稲垣 達也
(72)【発明者】
【氏名】桐山 翼
【テーマコード(参考)】
3E066
【Fターム(参考)】
3E066AA06
3E066AA07
3E066BA01
3E066CA01
3E066DA01
3E066DB01
3E066FA06
3E066FA13
3E066HA01
3E066JA03
3E066KA20
3E066NA60
(57)【要約】
【課題】現像ローラの軸方向における現像カートリッジの中央部が撓むことを抑制する現像カートリッジの梱包を提供する。
【解決手段】現像カートリッジの梱包1は、現像カートリッジ10と、第1緩衝材30と、第2緩衝材40と、第3緩衝材50と、箱60とを備える。現像カートリッジ10は、筐体11と、第1方向に延びる第1軸X1について回転可能な現像ローラ12とを有する。第1緩衝材30は現像カートリッジ10の第1端部E1に、第2緩衝材40は第2端部E2に、第3緩衝材50は、現像ローラが位置する第3端部E3に取り付けられる。第3緩衝材50は、第1方向において第1緩衝材30と第2緩衝材40の間に位置する。現像カートリッジ10が箱60に収容された場合に、第3緩衝材50の第1突起51は、第3方向の一方側に突出し、第3緩衝材50の第2突起52は、第2方向の一方側に突出する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トナーを収容する筐体と、第1方向に延びる第1軸について回転可能な現像ローラと、を有する現像カートリッジであり、前記第1方向における一方側に位置する第1端部と、前記第1方向における他方側に位置する第2端部と、前記筐体の前記第1方向と直交する第2方向における一方側に位置する第3端部であって、前記現像ローラが位置する第3端部と、前記第2方向における他方側に位置する第4端部と、を有する現像カートリッジと、
前記現像カートリッジの前記第1端部に取り付けられる第1緩衝材と、
前記現像カートリッジの前記第2端部に取り付けられる第2緩衝材と、
前記第1方向において前記第1緩衝材と前記第2緩衝材の間に位置する第3緩衝材であって、前記現像カートリッジの前記第3端部に取り付けられる第3緩衝材と、
前記第1緩衝材、前記第2緩衝材および前記第3緩衝材が取り付けられた前記現像カートリッジを収容する箱と、を備え、
前記第3緩衝材は、
前記第1緩衝材、前記第2緩衝材および前記第3緩衝材が取り付けられた前記現像カートリッジが前記箱に収容された場合に、前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向の一方側に突出する第1突起であって、前記箱の内面と接触可能な第1突起と、
前記第1緩衝材、前記第2緩衝材および前記第3緩衝材が取り付けられた前記現像カートリッジが前記箱に収容された場合に、前記第2方向の前記一方側に突出する第2突起であって、前記箱の内面と接触可能な第2突起と、
を有することを特徴とする現像カートリッジの梱包。
【請求項2】
前記現像カートリッジは、前記第1方向に延びるシート状のロアシールであり、前記現像ローラと接触可能なロアシールであって、前記現像ローラと前記筐体の間に位置するロアシールをさらに有し、
前記ロアシールは、前記筐体における前記第3方向の前記一方側に位置し、
前記第2突起は、前記第3緩衝材における前記第3方向の前記一方側に位置することを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジの梱包。
【請求項3】
前記第1緩衝材は、前記第2方向の前記一方側に突出する第3突起であって、前記箱の内面に接触可能な第3突起を有し、
前記第2緩衝材は、前記第2方向の前記一方側に突出する第4突起であって、前記箱の内面に接触可能な第4突起を有し、
前記第3突起および前記第4突起は、前記第2突起より前記第3方向の他方側に位置することを特徴とする請求項2に記載の現像カートリッジの梱包。
【請求項4】
前記箱は、
前記第1緩衝材、前記第2緩衝材および前記第3緩衝材が取り付けられた前記現像カートリッジを挿入可能な開口と、
前記箱の前記第1方向の前記一方側に位置する第1壁と、
前記箱の前記第1方向の前記他方側に位置する第2壁と、
前記開口を覆う閉位置と、前記開口を開放する開位置と、に移動可能な第3壁であって、前記閉位置に位置する場合に前記箱の前記第2方向の前記一方側に位置する第3壁と、
前記第3壁が閉位置に位置する場合に前記第3壁と向かい合う第4壁であって、前記箱の前記第2方向の前記他方側に位置する第4壁と、
前記第1壁と前記第2壁と前記第3壁と前記第4壁とを繋ぐ第5壁であって、前記箱の前記第3方向の前記一方側に位置する第5壁と、
前記第1壁と前記第2壁と前記第3壁と前記第4壁とを繋ぐ第6壁であって、前記箱の前記第3方向の前記他方側に位置する第6壁と、を有し、
前記第1緩衝材、前記第2緩衝材および前記第3緩衝材が取り付けられた前記現像カートリッジが前記箱に収容された場合、
前記現像ローラは、前記4壁よりも前記第3壁の近くに位置し、
前記第1突起は、前記第4壁よりも前記第3壁の近くに位置することを特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジの梱包。
【請求項5】
前記第1突起は、前記第5壁に接触可能であり、
前記第1緩衝材は、前記第1緩衝材、前記第2緩衝材および前記第3緩衝材が取り付けられた前記現像カートリッジが前記箱に収容された場合に、前記第5壁に接触可能な第5突起であって、前記第3壁よりも前記第4壁の近くに位置する第5突起を有し、
前記第2緩衝材は、前記第1緩衝材、前記第2緩衝材および前記第3緩衝材が取り付けられた前記現像カートリッジが前記箱に収容された場合に、前記第5壁に接触可能な第6突起であって、前記第3壁よりも前記第4壁の近くに位置する第6突起を有することを特徴とする請求項4に記載の現像カートリッジの梱包。
【請求項6】
前記ロアシールは、前記筐体の開口の縁に貼り付けられ、
前記現像カートリッジは、
前記筐体に取り付けられ、前記現像ローラを覆う現像ローラカバーをさらに備え、
前記現像ローラカバーは、前記筐体の前記開口の縁に接触可能なリブを複数有することを特徴とする請求項2に記載の現像カートリッジの梱包。
【請求項7】
前記第1突起は、前記箱の内面と接触可能な第1面を有し、
前記第2突起は、前記箱の内面と接触可能な第2面を有し、
前記第1面の面積は、前記第2面の面積より大きいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像カートリッジの梱包。
【請求項8】
前記第1突起の突出量は、前記第2突起の突出量よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像カートリッジの梱包。
【請求項9】
前記第2緩衝材は、前記第3緩衝材に対面する凹みを有し、
前記第3緩衝材は、前記第2緩衝材に向けて突出し、前記凹みに入り込む係合突起を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像カートリッジの梱包。
【請求項10】
前記第3緩衝材は、
前記第2方向の前記一方側から前記現像カートリッジを覆う第1部分と、
前記第3方向の前記一方側から前記現像カートリッジを覆う第2部分であって、前記第1部分の前記第3方向における前記一方側の端部から前記第2方向の前記他方側に向けて延びる第2部分と、
前記第3方向の他方側から前記現像カートリッジを覆う第3部分であって、前記第1部分の前記第3方向における前記他方側の端部から前記第2方向の前記他方側に向けて延びる第3部分と、と有し、
前記第1突起は、前記第2部分から突出し、
前記第2突起は、前記第1部分から突出していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像カートリッジの梱包。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、現像カートリッジの梱包に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、現像カートリッジの梱包として、現像カートリッジと、2つの緩衝材と、箱とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。梱包は、輸送中などに加わる衝撃が現像カートリッジに伝わるのを抑制する。2つの緩衝材は、現像ローラの軸方向における一端部と、現像ローラの軸方向における他端部とに取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の現像カートリッジの梱包では、梱包した現像カートリッジを所定の条件で落下させる落下試験を行った場合、現像ローラの軸方向における現像カートリッジの中央部が両端部に比べて撓みやすいという問題点があった。
【0005】
そこで、本開示は、現像ローラの軸方向における現像カートリッジの中央部が撓むことを抑制する現像カートリッジの梱包を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本開示に係る現像カートリッジの梱包は、現像カートリッジと、第1緩衝材と、第2緩衝材と、第3緩衝材と、箱とを備える。
現像カートリッジは、トナーを収容する筐体と、第1方向に延びる第1軸について回転可能な現像ローラを有する。現像カートリッジは、第1方向における一方側に位置する第1端部と、第1方向における他方側に位置する第2端部と、第1方向と直交する第2方向における一方側に位置し、前記現像ローラが位置する第3端部と、第2方向における他方側に位置する第4端部と、を有する。
第1緩衝材は、現像カートリッジの第1端部に取り付けられる。
第2緩衝材は、現像カートリッジの第2端部に取り付けられる。
第3緩衝材は、第1方向において第1緩衝材と第2緩衝材の間に位置する。第3緩衝材は、現像カートリッジの第3端部に取り付けられる。
箱は、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジを収容する。
第3緩衝材は、第1突起と、第2突起とを有する。
第1突起は、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された場合に、第1方向および第2方向に直交する第3方向の一方側に突出する。第1突起は、箱の内面と接触可能である。
第2突起は、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された場合に、第2方向の一方側に突出する。第2突起は、箱の内面と接触可能である。
【0007】
この構成の現像カートリッジの梱包によれば、現像ローラの軸方向における現像カートリッジの両端部に位置する第1緩衝材と第2緩衝材の間に第3緩衝材が位置することで、現像カートリッジの中央部にも両端部と同様に緩衝材が配置される。そして、第3緩衝材が箱の内面と接触可能な第1突起および第2突起を有し、現像ローラが配置される位置に対応して第2方向の一方側に第2突起が突出しているため、梱包に衝撃が加わったとしても、第3緩衝材が現像ローラに衝撃が伝わるのを抑制させる。この結果、現像ローラの軸方向(第1方向)における現像カートリッジの中央部が撓むことを抑制することができる。
【0008】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、現像カートリッジは、第1方向に延びるシート状のロアシールであり、現像ローラと接触可能なロアシールであって、現像ローラと筐体の間に位置するロアシールをさらに有し、ロアシールは、筐体における第3方向の一方側に位置し、第2突起は、第3緩衝材における第3方向の一方側に位置する構成としてもよい。
【0009】
この構成によれば、ロアシールが配置される位置に対応して第3方向の一方側に第2突起が位置しているため、梱包に衝撃が加わったとしても、第3緩衝材がロアシール付近に衝撃が伝わるのを抑制することができる。
【0010】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、第1緩衝材は、第2方向の一方側に突出する第3突起であって、箱の内面に接触可能な第3突起を有し、第2緩衝材は、第2方向の一方側に突出する第4突起であって、箱の内面に接触可能な第4突起を有し、第3突起および第4突起は、第2突起より第3方向の他方側に位置する構成としてもよい。
【0011】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、箱は、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジを挿入可能な開口と、箱の第1方向の一方側に位置する第1壁と、箱の第1方向の他方側に位置する第2壁と、開口を覆う閉位置と、開口を開放する開位置と、に移動可能な第3壁であって、閉位置に位置する場合に箱の第2方向の一方側に位置する第3壁と、第3壁が閉位置に位置する場合に第3壁と向かい合う第4壁であって、箱の第2方向の他方側に位置する第4壁と、第1壁と第2壁と第3壁と第4壁とを繋ぐ第5壁であって、箱の第3方向の一方側に位置する第5壁と、第1壁と第2壁と第3壁と第4壁とを繋ぐ第6壁であって、箱の第3方向の他方側に位置する第6壁と、を有し、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された場合、現像ローラは、4壁よりも第3壁の近くに位置し、第1突起は、第4壁よりも第3壁の近くに位置する構成としてもよい。
【0012】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、第1突起は、第5壁に接触可能であり、第1緩衝材は、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された場合に、第5壁に接触可能な第5突起であって、第3壁よりも第4壁の近くに位置する第5突起を有し、第2緩衝材は、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された場合に、第5壁に接触可能な第6突起であって、第3壁よりも第4壁の近くに位置する第6突起を有する構成としてもよい。
【0013】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、ロアシールは、筐体の開口の縁に貼り付けられ、現像カートリッジは、筐体に取り付けられ、現像ローラを覆う現像ローラカバーをさらに備え、現像ローラカバーは、筐体の開口の縁に接触可能なリブを複数有する構成としてもよい。
【0014】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、第1突起は、箱の内面と接触可能な第1面を有し、第2突起は、箱の内面と接触可能な第2面を有し、第1面の面積は、第2面の面積より大きい構成としてもよい。
【0015】
この構成によれば、第1面の面積が第2面の面積より大きいことで、第1突起が第2突起よりつぶれにくい。
【0016】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、第1突起の突出量は、第2突起の突出量よりも小さい構成としてもよい。
【0017】
この構成によれば、第2突起の突出量が第1突起の突出量より大きいので、第2突起の緩衝性能を第1突起の緩衝性能より大きくできる。
【0018】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、第2緩衝材は、第3緩衝材に対面する凹みを有し、第3緩衝材は、第2緩衝材に向けて突出し、凹みに入り込む係合突起を有する構成としてもよい。
【0019】
この構成によれば、第3緩衝材を現像カートリッジに取り付ける場合に、第3緩衝材の係合突起を第2緩衝材の凹みに入り込ませることで、第3緩衝材が反対向きに取り付けられてしまうことを抑制できる。
【0020】
また、前記した現像カートリッジの梱包において、第3緩衝材は、第2方向の一方側から現像カートリッジを覆う第1部分と、第3方向の一方側から現像カートリッジを覆う第2部分であって、第1部分の第3方向における一方側の端部から第2方向の他方側に向けて延びる第2部分と、第3方向の他方側から現像カートリッジを覆う第3部分であって、第1部分の第3方向における他方側の端部から第2方向の他方側に向けて延びる第3部分と、と有し、第1突起は、第2部分から突出し、第2突起は、第1部分から突出している構成としてもよい。
【0021】
この構成によれば、第3緩衝材は、現像カートリッジを3つの方向から覆うことができる。
【発明の効果】
【0022】
本開示によれば、現像ローラの軸方向における現像カートリッジの中央部が撓むことを抑制する現像カートリッジの梱包を提供することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジと、箱とを示す斜視図である。
【
図2】現像カートリッジと現像ローラカバーの斜視図である。
【
図3】現像ローラカバーが取り付けられた現像カートリッジ、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材の斜視図である。
【
図5】第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された状態を第3方向の一方側から見た図である。
【
図6】第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された状態を上から見た図である。
【
図7】第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された状態の第1方向における中央断面図を第1方向の一方側から見た図である。
【
図8】第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材が取り付けられた現像カートリッジが箱に収容された状態の第1方向における中央断面図を第1方向の他方側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に、本開示の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明では、
図4に示す現像ローラの回転軸線である第1軸X1に沿った方向を、「第1方向」と称する。また、第1方向に直交する方向を「第2方向」と称する。また、第1方向および第2方向に直交する方向を「第3方向」と称する。また、図面における各方向を示す矢印は、各方向における「一方側」を指すこととする。「一方側」の反対の方向を「他方側」という。
【0025】
図1に示すように、現像カートリッジ10の梱包1は、現像カートリッジ10と、第1緩衝材30と、第2緩衝材40と、第3緩衝材50と、箱60と、を備える。
【0026】
図2に示すように、現像カートリッジ10は、現像ローラカバー20が取り付けられる。そして、
図3に示すように、現像カートリッジ10は、現像ローラカバー20が取り付けられた状態で、第1緩衝材30と、第2緩衝材40と、第3緩衝材50とが取り付けられる。そして、
図1に示すように、第1緩衝材30、第2緩衝材40および第3緩衝材50が取り付けられた現像カートリッジ10が箱60に収容される。以下の説明では、第1緩衝材30、第2緩衝材40および第3緩衝材50が取り付けられた現像カートリッジ10が箱60内に収容された状態を、「梱包状態」ともいう。
【0027】
図1に示すように、現像カートリッジ10は、第1端部E1と、第2端部E2と、第3端部E3と、第4端部E4とを有する。
【0028】
第1端部E1は、第1方向における現像カートリッジ10の一方側に位置する端部である。
第2端部E2は、第1方向における現像カートリッジ10の他方側に位置する端部である。第2端部E2は、第1方向において第1端部E1とは反対側に位置する。
第3端部E3は、第2方向における現像カートリッジ10の一方側に位置する端部である。現像ローラ12は、第3端部E3に位置する。すなわち、現像ローラカバー20は、第3端部E3に取り付けられる(
図2参照)。
第4端部E4は、第2方向における現像カートリッジ10の他方側に位置する端部である。第4端部E4は、第2方向において第3端部E3とは反対側に位置する。
【0029】
図4に示すように、現像カートリッジ10は、筐体11と、現像ローラ12と、供給ローラ13と、層厚規制ブレード14と、アジテータ15と、ロアシール16と、を備える。
【0030】
図3に示すように、筐体11は、第1方向に延びる。第1方向における筐体11の寸法は、第2方向における筐体11の寸法よりも大きい。また、第1方向における筐体11の寸法は、第3方向における筐体11の寸法よりも大きい。また、第2方向における筐体11の寸法は、第3方向における筐体11の寸法よりも大きい。筐体11は、トナーを収容する。
【0031】
図4に戻り、現像ローラ12は、第1方向に延びる第1軸X1について回転可能である。現像ローラ12は、筐体11の第2方向の一方側に位置する。現像ローラ12は、筐体11の第3端部E3に位置する。
【0032】
供給ローラ13は、筐体11内のトナーを現像ローラ12に供給するローラである。供給ローラ13は、第1方向に延びる第2軸X2について回転可能である。
【0033】
層厚規制ブレード14は、現像ローラ12上のトナーの層の厚さを規定するための部材である。層厚規制ブレード14は、現像ローラ12に接触する。
【0034】
アジテータ15は、筐体11の内部に位置する。アジテータ15は、筐体11内のトナーを撹拌する。また、アジテータ15は、筐体11内のトナーを供給ローラ13にトナーを供給する。アジテータ15は、第1方向に延びる第3軸X3について回転可能である。
【0035】
ロアシール16は、第1方向に延びるシート状の部材である。ロアシール16は、筐体11の開口の縁11Fに貼り付けられている(
図2も参照)。ロアシール16は、筐体11と現像ローラ12との間に位置する。また、ロアシール16は、筐体11における第3方向の一方側に位置する。詳しくは、ロアシール16は、現像ローラ12の第3方向の一方側に位置する。ロアシール16は、現像ローラ12と接触可能である。ロアシール16は、例えば、プラスチックフィルムからなる。
【0036】
図2に示すように、現像ローラカバー20は、第1カバー部21と、第2カバー部22と、第3カバー部23とを有している。第3カバー部23は、第1カバー部21と第2カバー部22を繋ぐ。現像ローラカバー20は、例えば、比較的柔らかい樹脂からなる。
【0037】
第1カバー部21は、断面視U字形状を有する。第1カバー部21の内側面は、現像カートリッジ10の第1端部E1と接触する。第1カバー部21は、第1端部E1を覆う。詳しくは、第1カバー部21は、第1端部E1を包み込むように覆う。
【0038】
第2カバー部22は、断面視U字形状を有する。第2カバー部22の内側面は、現像カートリッジ10の第2端部E2と接触する。第2カバー部22は、第2端部E2を覆う。詳しくは、第2カバー部22は、第2端部E2を包み込むように覆う。
【0039】
図4に示すように、第3カバー部23は、断面視U字形状を有する。第3カバー部23の内側面は、現像カートリッジ10の第3端部E3と接触する。第3カバー部23は、第3端部E3を覆う。詳しくは、第3カバー部23は、第3端部E3を包み込むように覆う。現像ローラカバー20を現像カートリッジ10に取り付けた状態において、現像ローラ12は、第3カバー部23の内部に位置する。すなわち、第3カバー部23は、現像ローラ12を覆う。
【0040】
第3カバー部23は、リブ23Rを複数有する(
図2参照)。複数のリブ23Rは、第3カバー部23の内側面に位置する。複数のリブ23Rは、第1方向に並んでいる。リブ23Rは、筐体11の形状に対応して、第2方向に対して傾斜している。具体的には、リブ23Rは、第2方向の一方側にいくにつれて第3方向の他方側に位置するように第2方向に対して傾斜している。リブ23Rは、現像ローラカバー20を現像カートリッジ10に取り付けた状態において、筐体11の一部と接触可能である。具体的には、リブ23Rは、筐体11の開口の縁11Fに接触可能である。
【0041】
図3に示すように、第1緩衝材30は、現像カートリッジ10の第1端部E1に取り付けられる。第1緩衝材30は、第1方向において、現像カートリッジ10の第1端部E1を覆う。第1緩衝材30は、梱包1に加わる衝撃が現像カートリッジ10の第1端部E1に伝わることを抑制する。第1緩衝材30は、例えば、発泡スチロールからなる。
【0042】
第1緩衝材30は、本体部30Hと、第1凸部31と、第2凸部32と、第3凸部33と、第4凸部34と、第5凸部35とを有する。本体部30Hは、第1端部E1を覆う。
【0043】
図5に示すように、第1凸部31は、本体部30Hから第2方向の一方側に突出する部分である。第1凸部31の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第1凸部31の先端は、後述する第3壁W3と接触可能である。第1凸部31は、第3突起の一例である。
【0044】
第2凸部32は、本体部30Hから第2方向の他方側に突出する部分である。第2凸部32の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第2凸部32の先端は、後述する第4壁W4と接触可能である。本実施形態では、第2凸部32は、2つ設けられている。2つの第2凸部32は、第3方向に並んでいる(
図7参照)
【0045】
図6に示すように、第3凸部33は、本体部30Hから第3方向の一方側に突出する部分である。第3凸部33の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第3凸部33の先端は、後述する第5壁W5と接触可能である。第3凸部33は、第5突起の一例である。
【0046】
第4凸部34は、本体部30Hから第1方向の一方側に突出する部分である。第3凸部33の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第3凸部33の先端は、後述する第1壁W1と接触可能である。本実施形態では、第4凸部34は、4つ設けられている。4つの第4凸部34は、第2方向に2つずつ並び、第3方向に2つずつ並んでいる(
図3参照)。
【0047】
第5凸部35は、本体部30Hから第3方向の他方側に突出する部分である。第5凸部35の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第5凸部35の先端は、後述する第6壁W6と接触可能である。
【0048】
第2緩衝材40は、現像カートリッジ10の第2端部E2に取り付けられる。第2緩衝材40は、第1方向において、現像カートリッジ10の第2端部E2を覆う。第2緩衝材40は、梱包1に加わる衝撃が現像カートリッジ10の第2端部E2に伝わることを抑制する。第2緩衝材40は、例えば、発泡スチロールからなる。
【0049】
第2緩衝材40は、本体部40Hと、第1凸部41と、第2凸部42と、第3凸部43と、第4凸部44と、第5凸部45と、凹み46と、を有する。本体部40Hは、第2端部E2を覆う部分である。
【0050】
図5に示すように、第1凸部41は、本体部40Hから第2方向の一方側に突出する部分である。第1凸部41の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第1凸部41の先端は、後述する第3壁W3と接触可能である。第1凸部41は、第4突起の一例である。
【0051】
第2凸部42は、本体部40Hから第2方向の他方側に突出する部分である。第2凸部42の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第2凸部42の先端は、後述する第4壁W4と接触可能である。本実施形態では、第2凸部42は、2つ設けられている。2つの第2凸部42は、第3方向に並んでいる(
図8参照)
【0052】
図6に示すように、第3凸部43は、本体部40Hから第3方向の一方側に突出する部分である。第3凸部43の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第3凸部43の先端は、後述する第5壁W5と接触可能である。第3凸部43は、第6突起の一例である。
【0053】
第4凸部44は、本体部40Hから第1方向の他方側に突出する部分である。第4凸部44の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第4凸部44の先端は、後述する第2壁W2と接触可能である。本実施形態では、第4凸部44は、2つ設けられている。2つの第4凸部44は、第2方向に並んでいる(
図3参照)。
【0054】
第5凸部45は、本体部40Hから第3方向の他方側に突出する部分である。第5凸部45の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第5凸部45の先端は、後述する第6壁W6と接触可能である。
【0055】
凹み46は、本体部40Hに形成される切り欠きである。凹み46は、第1方向の他方側に凹んでいる。凹み46は、第3緩衝材50に対面するように凹んでいる。
【0056】
図3に示すように、第3緩衝材50は、現像カートリッジ10の第3端部E3に取り付けられる。第3緩衝材は、第3端部E3に取り付けられた場合、第1方向において第1緩衝材30と第2緩衝材40の間に位置する。第3緩衝材50は、第1方向において、現像カートリッジ10の第3端部E3を覆う。第3緩衝材50は、梱包1に加わる衝撃が現像カートリッジ10の第3端部E3に伝わることを抑制する。第3緩衝材50は、例えば、発泡スチロールからなる。
【0057】
第3緩衝材50は、第1部分50Aと、第2部分50Bと、第3部分50Cと、第1突起51と、第2突起52と、係合突起53と、を有する。
【0058】
第1部分50Aは、第3方向に延びている。第1部分50Aは、第2方向の一方側から現像カートリッジ10を覆う部分である。
【0059】
第2部分50Bは、第1部分50Aの第3方向における一方側の端部から第2方向の他方側に向けて延びている。第2部分50Bは、第3方向の一方側から現像カートリッジ10を覆う部分である。
【0060】
第3部分50Cは、第1部分50Aの第3方向における他方側の端部から第2方向の他方側に向けて延びている。第3部分50Cは、第3方向の他方側から現像カートリッジ10を覆う部分である。
【0061】
図7に示すように、第1突起51は、梱包状態において、第2部分50Bから第3方向の一方側に突出する突起である。第1突起51の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第1突起51の先端は、後述する第5壁W5と接触可能である。第1突起51の突出量D1は、第2突起52の突出量D2よりも小さい。
【0062】
第2突起52は、梱包状態において、第1部分50Aから第2方向の一方側に突出する突起である。第2突起52の先端は、箱60の内面と接触可能である。詳しくは、第2突起52の先端は、後述する第3壁W3と接触可能である。第2突起52は、第1部分50Aにおける第3方向の一方側に位置する。
【0063】
図3に示すように、第1突起51は、箱60の内面と接触可能な第1面51Sを有する。また、第2突起52は、箱60の内面と接触可能な第2面52Sを有する。第1面51Sの面積は、第2面52Sの面積より大きい。
【0064】
図7に示すように、梱包状態において、第3緩衝材50の第1突起51と箱60の間には隙間があり、第1緩衝材30の第3凸部33と箱60の間には隙間がない。同様に、梱包状態において、第3緩衝材50の第2突起52と箱60の間には隙間があり、第1緩衝材30の第1凸部31と箱60の間には隙間がない。しかしながら、輸送中に加わる振動などによって箱60が変形したり、第1緩衝材30、第2緩衝材40および第3緩衝材50が箱60に対して動いたりすることで、隙間が生じたり、隙間がなくなったりすることがある。
【0065】
図5に示すように、係合突起53は、第2緩衝材40に向けて突出する突起である。ここで、梱包状態における第1緩衝材30と第3緩衝材50の隙間を第1ギャップG1とし、梱包状態における第2緩衝材40と第3緩衝材50の隙間を第2ギャップG2とすると、係合突起53と突出量D3は、第1ギャップG1と第2ギャップG2の合計より大きい。係合突起53は、梱包状態において、凹み46に入り込む。
【0066】
図1に示すように、箱60は、第1緩衝材30、第2緩衝材40および第3緩衝材50が取り付けられた現像カートリッジ10を収容する。箱60は、例えば、段ボールからなる。箱60は、中空の直方体である。
【0067】
箱60は、開口60Kと、第1壁W1と、第2壁W2と、第3壁W3と、第4壁W4と、第5壁W5と、第6壁W6とを有している。
【0068】
開口60Kは、第1緩衝材30、第2緩衝材40および第3緩衝材50が取り付けられた現像カートリッジ10を挿入可能である。
【0069】
第1壁W1は、箱60の第1方向の一方側に位置する。第2壁W2は、箱60の第1方向の他方側に位置する。
【0070】
第3壁W3は、開口60Kを覆う閉位置と、開口60Kを開放する開位置と、に移動可能である。すなわち、本実施形態では、第3壁W3が箱60の開口60Kを開閉するための開閉蓋となっている。第3壁W3は、閉位置に位置する場合に箱60の第2方向の一方側に位置する。第4壁W4は、第3壁W3と、第3壁W3が閉位置に位置する場合に第3壁W3と向かい合う。第4壁W4は、箱60の第2方向の他方側に位置する。
【0071】
第5壁W5は、第1壁W1と第2壁W2と第3壁W3と第4壁W4とを繋ぐ。第5壁W5は、箱60の第3方向の一方側に位置する。第6壁W6は、第1壁W1と第2壁W2と第3壁W3と第4壁W4とを繋ぐ。第6壁W6は、箱60の第3方向の他方側に位置する。
【0072】
図7に示すように、梱包状態において、現像ローラ12は、第4壁W4よりも第3壁W3の近くに位置する。また、梱包状態において、第1突起51は、第4壁W4よりも第3壁W3の近くに位置する。
【0073】
また、第1緩衝材30の第1凸部31は、第2突起52より第3方向の他方側に位置する。第1緩衝材30の第3凸部33は、第3壁W3よりも第4壁W4の近くに位置する(
図7参照)。
【0074】
また、
図8に示すように、第1凸部41は、第2突起52より第3方向の他方側に位置する。第3凸部43は、第3壁W3よりも第4壁W4の近くに位置する。
【0075】
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
現像カートリッジ10の梱包1によれば、現像ローラ12の軸方向(第1方向)における現像カートリッジの両端部に位置する第1緩衝材30と第2緩衝材40の間に第3緩衝材50が位置することで、現像カートリッジ10の中央部にも両端部と同様に緩衝材が配置される。そして、第3緩衝材50が箱の内面と接触可能な第1突起51および第2突起52を有し、現像ローラ12が配置される位置に対応して第2方向の一方側に第2突起52が突出しているため、梱包1に衝撃が加わったとしても、第3緩衝材50が現像ローラ12に衝撃が伝わるのを抑制させる。この結果、現像ローラ12の軸方向(第1方向)における現像カートリッジ10の中央部が撓むことを抑制することができる。
【0076】
また、ロアシール16は、筐体11における第3方向の一方側に位置し、第2突起52は、第3緩衝材50における第3方向の一方側に位置する。このため、梱包1に衝撃が加わったとしても、第3緩衝材50がロアシール16付近に衝撃が伝わるのを抑制することができる。
【0077】
また、第1突起51の第1面51Sの面積が、第2突起52の第2面52Sの面積より大きい。このため、第1突起51が第2突起52よりつぶれにくい。
【0078】
また、第1突起51の突出量D1は、第2突起52の突出量D2よりも小さい。このため、第2突起52の緩衝性能を第1突起51の緩衝性能より大きくできる。
【0079】
また、第2緩衝材40は、第3緩衝材50に対面する凹み46を有し、第3緩衝材50は、第2緩衝材40に向けて突出し、凹み46に入り込む係合突起53を有する。このため、第3緩衝材50を現像カートリッジ10に取り付ける場合には、第3緩衝材50の係合突起53を第2緩衝材40の凹み46に入り込ませるようになっている。仮に、第3緩衝材50を反対向きにして現像カートリッジ10に取り付けようとすると、係合突起53が邪魔となり、第3緩衝材50が取り付けられない。この結果、第3緩衝材50が反対向きに取り付けられてしまうことを抑制できる。
【0080】
また、第3緩衝材50は、第2方向の一方側から現像カートリッジ10を覆う第1部分50Aと、第3方向の一方側から現像カートリッジ10を覆う第2部分50Bと、第3方向の他方側から現像カートリッジ10を覆う第3部分50Cと有している。このため、第3緩衝材50は、現像カートリッジ10を3つの方向から覆うことができる。
【0081】
なお、本開示は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
【0082】
上述した実施形態では、第3緩衝材50における、第1突起51の第1面51Sの面積は、第2突起52の第2面52Sの面積より大きい構成であったが、この構成に限られない。例えば、
図9に示す第3緩衝材150のように、第2突起152の第2面152Sの面積が、第1突起151の第1面151Sの面積より大きい構成であってもよい。この構成では、第2突起152が第1突起151よりつぶれにくい。
【0083】
上述した実施形態では、第3緩衝材50における、第1突起51の突出量D1は、第2突起52の突出量D2よりも小さい構成であったが、この構成に限られない。例えば、
図9に示す第3緩衝材150のように、第1突起151の突出量D3が第2突起152の突出量D4よりも大きい構成であってもよい。この構成では、第1突起151が第2突起152よりつぶれやすい。
【0084】
上述した実施形態では、現像カートリッジ10は、現像ローラカバー20が取り付けられた状態で、第1緩衝材30と、第2緩衝材40と、第3緩衝材50とが取り付けられていたが、現像ローラカバー20を省略してもよい。
【0085】
上述した実施形態では、第1緩衝材30、第2緩衝材40および第3緩衝材50は、発泡スチロールからなる構成であったが、第1緩衝材、第2緩衝材および第3緩衝材は、パルプモールドや、ポリプロピレンの発泡体などの他の材料からなる構成であってもよい。
【0086】
上述した実施形態では、箱60は段ボールからなる構成であったが、箱は金属、樹脂、紙などの他の材料からなる構成であってもよい。
【0087】
上述した実施形態では、箱60の第3壁W3が箱60の開閉蓋となっていたが、開閉蓋は他の壁であってもよく、開閉蓋が無い構成であってもよい。
【0088】
上述した実施形態では、現像カートリッジ10が袋などに収容された状態で梱包されていない構成であったが、現像カートリッジ10をラミネートフィルムなどからなる袋に入れた状態で梱包してもよい。
【0089】
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
【符号の説明】
【0090】
1 梱包
10 現像カートリッジ
11 筐体
12 現像ローラ
16 ロアシール
20 現像ローラカバー
21 第1カバー部
22 第2カバー部
23 第3カバー部
23R リブ
30 第1緩衝材
40 第2緩衝材
50 第3緩衝材
50A 第1部分
50B 第2部分
50C 第3部分
51 第1突起
52 第2突起
53 係合突起
60 箱
E1 第1端部
E2 第2端部
E3 第3端部
E4 第4端部
W1 第1壁
W2 第2壁
W3 第3壁
W4 第4壁
W5 第5壁
W6 第6壁