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特開2023-152232輸血用血液などの医療用生体生成品フリーズドライ保存法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023152232
(43)【公開日】2023-10-16
(54)【発明の名称】輸血用血液などの医療用生体生成品フリーズドライ保存法
(51)【国際特許分類】
   G16H 40/20 20180101AFI20231005BHJP
【FI】
G16H40/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022079088
(22)【出願日】2022-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】従来、輸血用血液、血液製剤用血液、血清、幹細胞などの医療で使用される生体採取品目(生体で生成される医療用品目)は、冷蔵、凍結、真空パックなどの保存方法が用いられていた。
これらの保存方法は、保存期間、病原性微生物の感染検査、輸送、保管に関する設備や作業負担などの課題があり、より効率的な保存方法が求められていた。
【解決手段】従来の保存方法に代わるものとして、加工食品などに使用されているフリーズドライ製法の技術を使用する。
これにより、従来と比較して保存期間が大幅に向上し、対象品が病原性微生物などに感染している場合でも、不活化、殺菌ができるため、検査の省略ができ、軽量化、固体化、常温保存の実現により、輸送、保管に関する設備の簡素化、作業負担の軽減が可能となるため、課題を解決する。
尚、この保存方法を使用している対象品を、医療の現場で使用する際は、人体に無害の水を使用し、濃度変化やたんぱく質変成が起こらない適正量、適正温度でフリーズドライ加工前の状態に戻して使用する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
輸血用血液、血液製剤用血液、血清、幹細胞などの医療用生体生成品(生体由来品)の保存方法として、加工食品などに使用されているフリーズドライ製法の技術を使用し、従来と比較して大幅な長期保存、病原性微生物(ウイルス、細菌など)の不活化、殺菌、軽量化、固体化、常温保存可能化による輸送、保管作業の負担軽減を実現する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用した医療用生体生成品(生体由来品)(固体)を、人体に無害な水を使用し、濃度変化が起こらない適正量、たんぱく質変成が起こらない適正温度で、フリーズドライ加工前の状態(液体)に戻して使用する方法。
【請求項3】
請求項1、請求項2に記載の方法を使用した医療用生体生成品(生体由来品)。
【請求項4】
請求項3に記載の医療用生体生成品(生体由来品)を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フリーズドライ加工技術の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
フリーズドライ製法の技術
【0003】
輸血用血液、幹細胞などの保存技術
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、輸血用血液、血液製剤用血液、血清、幹細胞などの医療で使用される生体で生成され、採取された品目(生体由来品)は、成分の安定、雑菌の繁殖抑制などを目的として冷蔵、凍結、真空パックなどの方法で保存されてきた。
これらの保存方法は、保存期間、病原性微生物(ウイルス、細菌など)の感染検査、輸送、保管に関する設備や作業負担などの点で課題があり、より効率的な保存方法が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
輸血用血液、血液製剤用血液、血清、幹細胞などの医療で使用される生体で生成され採取された品目(生体由来品目)の保存方法として、加工食品などに使用されているフリーズドライ製法の技術を使用する。
これにより、従来と比較して保存期間が大幅に向上し、採血対象者が病原性微生物(ウイルス、細菌など)に感染している場合でも、不活化、殺菌できるため、血液検査が不要となり、軽量化、固体化、常温保存可能化となるため、輸送、保管に関する設備や作業負担も軽減される。
この従来と比較して効率的な保存方法により、課題を解決する。
尚、この保存方法では、対象品を固体の状態で保存するため、医療の現場で使用する際は人体に無害の水を使用し、濃度変化が起こらない適正量、たんぱく質変成が起こらない適正温度で、フリーズドライ加工前の液体の状態に戻してから使用する。