(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023152233
(43)【公開日】2023-10-16
(54)【発明の名称】高速無線通信と有線通信の信号変換融合通信システム
(51)【国際特許分類】
H04W 16/26 20090101AFI20231005BHJP
H04B 10/114 20130101ALI20231005BHJP
【FI】
H04W16/26
H04B10/114
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022079089
(22)【出願日】2022-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】518440899
【氏名又は名称】パテントフレア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 学
【テーマコード(参考)】
5K067
5K102
【Fターム(参考)】
5K067AA41
5K067EE10
5K102AA11
5K102AA28
5K102AL23
5K102PB02
5K102PH31
(57)【要約】
【課題】次世代の高速無線通信で使用される電波は、通信速度が飛躍的に速くなるが非常に指向性が高く、電波の進行先に障害物がある場合、回り込んで進行せず、そこで遮断されてしまう。
そのため、従来と同等の通信還境を提供するためには、膨大な数の中継機(基地局)を設置しなければならず、通信会社の費用負担が大きくなるという課題があった。
又、費用の効率性を重視すると利用者の少ないエリアの中継機設置が見送られ、従来と同等の通信環境を提供できないという課題があった。
【解決手段】従来の通信設備の通信方式は、無線通信と有線通信が別系統になっていた。
これに対し、無線通信と有線通信の通信設備の通信方式を一体運用する(融合する)方式にすることで、課題を解決する。
無線電波送信者からの電波信号を電気信号に変換し、その信号を有線で受信者の近くの中継機(基地局)に送信し、電波信号に再変換後、受信者に送信する。
このように、通信設備の中継機(基地局)装置内で、通信媒体の信号変換を行う方法で、無線通信と有線通信の一体運用(通信融合)が実現できる。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
「無線通信の技術である電波信号、光信号(LEDなど)」と、「有線通信の技術である電気信号、光信号(半導体レーザーなど)」を、通信中継機(基地局)の装置内で相互変換し、無線通信と有線通信を融合する(一体運用する)方法。
無線通信と有線通信の融合通信技術として、通信中継機(基地局)の装置内で、「無線通信の技術である電波信号、光信号」と「有線通信の技術である電気信号、光信号」を、相互に変換して通信を行う方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法を使用した装置、設備。
【請求項3】
請求項2に記載の装置、設備を使用した役務、事業。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信技術と有線通信技術の応用技術に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信の技術(電波、光)
【0003】
有線通信の技術(電気、光)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
次世代の高速無線通信で使用される電波は、従来使用されていた電波と比較して通信速度が、飛躍的に速くなるが、非常に指向性が高く、電波の進行先の障害物を回り込んで端末や中継機(基地局)に届くことはなく、障害物によって電波の進行が遮断されてしまう。
そのため、従来と同等の通信環境を提供しようとすると、屋外では通信衛星、高所の中継機(基地局)によって、高範囲の電波の送受信が可能だが、屋内では天井と壁で区切られた構造のため、電波が遮断しないためには、非常に多くの中継機(基地局)を設置する必要があり、通信会社の設備投資、維持管理などの費用負担が大きくなるという課題がある。
又、費用対効果を重視すると、利用者の多い地域に資本投下が集中し、利用者の少ない地域には費用をかけないという判断になり、従来と同等の通信環境を提供できなくなる、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来の通信設備の通信網(通信方式)は、無線通信と有線通信は、別の系統であった。
これに対し、無線通信と有線通信の通信網(通信方式)を一体運用する(融合する)方式にすることで課題を解決する。
高速無線通信端末間の通信の場合、送信者の電波を受信した中継機(基地局)は、電波信号を電気信号に変換し、この信号を有線で受信者の近くの中継機(基地局)まで送信し、電波信号に再変換して受信者に送信する。
このように、通信設備の中継機(基地局)の装置内で、無線信号と有線信号の信号変換を行い、送受信することで、この通信網(通信方式)を実現する。