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特開2023-152530情報処理装置及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023152530
(43)【公開日】2023-10-17
(54)【発明の名称】情報処理装置及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0633 20230101AFI20231010BHJP
   G06F 16/93 20190101ALI20231010BHJP
   G06Q 50/18 20120101ALI20231010BHJP
【FI】
G06Q10/06 324
G06F16/93
G06Q50/18 310
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022062621
(22)【出願日】2022-04-04
(71)【出願人】
【識別番号】522135352
【氏名又は名称】株式会社知財管理機構
(71)【出願人】
【識別番号】522136027
【氏名又は名称】有限会社パテントブラック
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】八神 雅広
(72)【発明者】
【氏名】田中 亮太
(72)【発明者】
【氏名】中村 恭子
(72)【発明者】
【氏名】寺田 裕季子
(72)【発明者】
【氏名】今井 彩加
(72)【発明者】
【氏名】小室 彩花
(72)【発明者】
【氏名】井奥 智那美
(72)【発明者】
【氏名】中野 良治
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
【Fターム(参考)】
5B175DA01
5L049AA07
5L049CC33
(57)【要約】      (修正有)
【課題】物理的なトレイを介さずに業務情報の受け渡しをする情報処理装置及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】実体端末装置20Aと、事務端末装置20Bと、サーバ装置30と、がネットワーク40を介して接続された情報処理システム10であって、実体端末装置20Aは、業務のうち実体業務を行う実体担当が使用する。事務端末装置20Bは、業務のうち実体業務に関する事務業務を行う事務担当が使用する。実体担当は、実体端末装置20Aの記憶部に記憶されている新件作成依頼データを新件作成トレイに入れる操作を行う。一方、事務端末装置20Bは、新件作成トレイ用記憶領域に、新件作成依頼データが格納された場合には、新件作成トレイの表示を変化させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
予め定められた業務に関する第1業務データの受け渡しに使用される仮想ファイルを受け付け可能な仮想トレイを表示部に表示させ、
前記仮想トレイに関連付けられた管理装置の第1記憶領域に前記仮想ファイルが格納された場合、前記仮想トレイの表示を変化させ、
前記予め定められた業務に関する第2業務データであって、前記第1記憶領域とは別の第2記憶領域において管理される第2業務データを閲覧可能とする
情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記第1記憶領域に前記仮想ファイルが格納されてから予め定めた時間以上経過しても前記第1記憶領域から前記仮想ファイルが取り出されなかった場合に警告する
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記仮想ファイルの作業履歴データの閲覧要求を受け付け、
受け付けた前記仮想ファイルの作業履歴データを前記表示部に表示させる
請求項1又は請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記作業履歴データは、前記仮想ファイルの前記仮想トレイに対する作業内容と、前記作業内容を行った担当者と、に関するデータを含む
請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記仮想ファイルの状態の閲覧要求を受け付け、
前記作業履歴データに基づいて検索した前記仮想ファイルの状態を表示する
請求項3又は請求項4記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
業務の種類毎に複数の前記仮想トレイを前記表示部に表示させる
請求項1~5の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
複数の前記仮想トレイのうち一部の仮想トレイの大きさを他の仮想トレイの色と異ならせて前記表示部に表示させる
請求項6記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
複数の前記仮想トレイのうち少なくとも一部の仮想トレイについて、予め定めた時刻を過ぎた場合は仮想ファイルを入れることを禁止する
請求項1~7の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
コンピュータに、
予め定められた業務に関する第1業務データの受け渡しに使用される仮想ファイルを受け付け可能な仮想トレイを表示部に表示させ、
前記仮想トレイに関連付けられた管理装置の第1記憶領域に前記仮想ファイルが格納された場合、前記仮想トレイの表示を変化させ、
前記予め定められた業務に関する第2業務データであって、前記第1記憶領域とは別の第2記憶領域において管理される第2業務データを閲覧可能とする
処理を実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザが業務のプロセスに沿って案件を処理するために用いるワークフローシステムを提供するワークフロー管理装置であって、前記プロセスは、前記ユーザが端末コンピュータでアクションを実行することによって遷移して、前記案件の進捗状況を示すステータスの配列として表現され、前記プロセスを構成する複数のステータスの特定情報、名称、表示順が、前記ステータスを含む前記プロセスに紐付けられて格納されたステータス記憶手段と、それぞれの前記ステータスにあるときに実行が許可される一又は複数のアクションの特定情報が、前記それぞれのステータスの特定情報に紐付けられて格納されたアクション記憶手段と、を備え、前記ユーザの端末コンピュータから、所定の前記プロセスの任意の時点における前記進捗状況の表示要求を受信したときに、前記所定のプロセスが紐付けられた前記ステータスの前記特定情報、前記名称及び前記表示順を、前記ステータス記憶手段から取得する手段と、取得した前記表示順に従い配列された前記ステータスの前記名称の配列と、前記任意の時点での前記ステータスの特定情報をキーとして前記アクション記憶手段を参照して抽出される前記アクションから所望のアクションを選択可能なアクション選択手段とを、前記ユーザの端末コンピュータの画面上に表示するアクション表示手段と、前記ユーザの端末コンピュータから、前記アクション選択手段で選択された選択アクションの前記特定情報を受信し、該選択アクションを実行するアクション実行手段と、を備えることを特徴とするワークフロー管理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-96182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
業務を依頼する人と業務を受ける人との間で、業務に関する業務情報を印刷した書類の受け渡しを物理的に行う場合、例えば、トレイを設置し、トレイを介して書類を受け渡すことがある。この場合、業務を依頼する人も、業務を受ける人も、トレイが設置された場所まで行く必要がある。ここで、少なくとも一方がテレワーク等で出勤していない場合には、トレイを介した書類の受け渡しができず不便である。
【0005】
本開示は、物理的なトレイを介さずに業務データの受け渡しをすることができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、予め定められた業務に関する第1業務データの受け渡しに使用される仮想ファイルを受け付け可能な仮想トレイを表示部に表示させ、前記仮想トレイに関連付けられた管理装置の第1記憶領域に前記仮想ファイルが格納された場合、前記仮想トレイの表示を変化させ、前記予め定められた業務に関する第2業務データであって、前記第1記憶領域とは別の第2記憶領域において管理される第2業務データを閲覧可能とする。
【0007】
第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記第1記憶領域に前記仮想ファイルが格納されてから予め定めた時間以上経過しても前記第1記憶領域から前記仮想ファイルが取り出されなかった場合に警告するようにしてもよい。
【0008】
第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、前記仮想ファイルの作業履歴データの閲覧要求を受け付け、受け付けた前記仮想ファイルの作業履歴データを前記表示部に表示させるようにしてもよい。
【0009】
第1態様に係る情報処理装置において、前記作業履歴データは、前記仮想ファイルの前記仮想トレイに対する作業内容と、前記作業内容を行った担当者と、に関するデータを含むようにしてもよい。
【0010】
第1態様に係る情報処理装置において、前記仮想ファイルの状態の閲覧要求を受け付け、前記作業履歴データに基づいて検索した前記仮想ファイルの状態を表示するようにしてもよい。
【0011】
第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、業務の種類毎に複数の前記仮想トレイを前記表示部に表示させるようにしてもよい。
【0012】
第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、複数の前記仮想トレイのうち一部の仮想トレイの大きさを他の仮想トレイの色と異ならせて前記表示部に表示させるようにしてもよい。
【0013】
第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサは、複数の前記仮想トレイのうち少なくとも一部の仮想トレイについて、予め定めた時刻を過ぎた場合は仮想ファイルを入れることを禁止するようにしてもよい。
【0014】
第2態様に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、予め定められた業務に関する第1業務データの受け渡しに使用される仮想ファイルを受け付け可能な仮想トレイを表示部に表示させ、前記仮想トレイに関連付けられた管理装置の第1記憶領域に前記仮想ファイルが格納された場合、前記仮想トレイの表示を変化させ、前記予め定められた業務に関する第2業務データであって、前記第1記憶領域とは別の第2記憶領域において管理される第2業務データを閲覧可能とする処理を実行させる
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、物理的なトレイを介さずに業務情報の受け渡しをすることができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】情報処理システムの構成図である。
図2】端末装置の構成図である。
図3】端末装置の記憶部の構成図である。
図4】サーバ装置の構成図である。
図5】サーバ装置の記憶部の構成図である。
図6】仮想トレイの表示態様を示す図である。
図7】仮想トレイの表示態様を示す図である。
図8】仮想ファイルの編集画面を示す図である。
図9】仮想ファイルの編集画面を示す図である。
図10】原簿データの一例を示す図である。
図11】作業履歴データの一例を示す図である。
図12】端末装置で実行される情報処理のフローチャートである。
図13】閲覧画面の一例を示す図である。
図14】閲覧画面の一例を示す図である。
図15】閲覧画面の一例を示す図である。
図16】管理装置で実行される管理処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本実施形態に係る情報処理システム10の構成図である。図1に示すように、情報処理システム10は、少なくとも1つ以上の実体端末装置20Aと、少なくとも1つ以上の事務端末装置20Bと、サーバ装置30と、がネットワーク40を介して接続された構成である。なお、実体端末装置20A及び事務端末装置20Bは、情報処理装置の一例である。なお、実体端末装置20A及び事務端末装置20Bを区別しない場合は単に端末装置20と称する。また、サーバ装置30は、管理装置の一例である。
【0019】
実体端末装置20Aは、業務のうち実体業務を行う実体担当が使用する端末装置である。
【0020】
事務端末装置20Bは、業務のうち実体業務に関する事務業務を行う事務担当が使用する端末装置である。
【0021】
本実施形態では、業務が国内特許出願に関する業務である場合について説明する。この場合、実体担当は例えば弁理士であり、実体業務として主に特許出願用の出願書類の作成等を行う。なお、出願書類には、願書、明細書、図面、及び要約書が含まれる。
【0022】
また、事務担当は、実体担当が作成した出願書類を客先に送付する客先送付処理、出願書類を特許庁に提出して出願する出願処理等の事務業務を行う。
【0023】
図2は、端末装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置20は、コントローラ21を備える。コントローラ21は、CPU(Central Processing Unit)21A、ROM(Read Only Memory)21B、RAM(Random Access Memory)21C、及び入出力インターフェース(I/O)21Dを備える。そして、CPU21A、ROM21B、RAM21C、及びI/O21Dがシステムバス21Eを介して各々接続されている。システムバス31Eは、コントロールバス、アドレスバス、及びデータバスを含む。
【0024】
また、I/O21Dには、操作部22、表示部23、通信部24、及び記憶部25が接続されている。
【0025】
操作部22は、例えばマウス及びキーボードを含んで構成される。
【0026】
表示部23は、例えば液晶ディスプレイ等で構成される。
【0027】
通信部24は、外部装置とデータ通信を行うためのインターフェースである。
【0028】
記憶部25は、ハードディスク等の不揮発性の外部記憶装置で構成される。図3に示すように、記憶部25は、情報処理プログラム25A及び閲覧プログラム25Bを記憶している。
【0029】
CPU21Aは、記憶部25に記憶された情報処理プログラム25AをRAM21Cに読み込んで実行することにより、情報処理を実行する。
【0030】
図4は、サーバ装置30のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ装置30の基本構成は、端末装置20と同様であるため詳細な説明は省略する。
【0031】
図4に示すように、サーバ装置30は、端末装置20と同様に、コントローラ31を備える。コントローラ31は、CPU31A、ROM31B、RAM31C、及び入出力インターフェース(I/O)31Dを備える。そして、CPU31A、ROM31B、RAM31C、及びI/O31Dがシステムバス31Eを介して各々接続されている。
【0032】
また、I/O31Dには、端末装置20と同様に、操作部32、表示部33、通信部34、及び記憶部35が接続されている。
【0033】
図5に示すように、記憶部35は、プログラム記憶領域36、第1記憶領域M1、第2記憶領域M2、及び第3記憶領域M3を含む。
【0034】
プログラム記憶領域36には、管理プログラム36Aが記憶される。
【0035】
第1記憶領域M1は、処理依頼用記憶領域M11及び実体担当用記憶領域M12を含む。
【0036】
処理依頼用記憶領域M11は、新件作成トレイ用記憶領域M111、客先送付トレイ用記憶領域M112、及び庁提出トレイ用記憶領域M113を含む。
【0037】
新件作成トレイ用記憶領域M111、客先送付トレイ用記憶領域M112、及び庁提出トレイ用記憶領域M113は、端末装置20の表示部23に表示される仮想トレイと関連付けられている。
【0038】
図6に示すように、端末装置20の表示部23には、新件作成トレイ用記憶領域M111に関連付けられた新件作成トレイT1、客先送付トレイ用記憶領域M112に関連付けられた客先送付トレイT2、及び庁提出トレイ用記憶領域M113に関連付けられた庁提出トレイT3が表示される。このように、業務の種類毎に複数の仮想トレイが表示される。
【0039】
新件作成トレイT1は、クライアントから新たに依頼された出願依頼に関する新件作成依頼データを入れるための仮想トレイである。新件作成依頼データは、例えばクライアントから依頼を受けた受任日、クライアントの担当、依頼案件のクライアントのケースNo、クライアントへの出願書類の送付期限日、特許庁への出願期限日等の情報を含む。なお、新件作成依頼データは、第1業務データの一例である。
【0040】
実体担当は、実体端末装置20Aの操作部22を操作して、実体端末装置20Aの記憶部25に記憶されている新件作成依頼データを新件作成トレイT1に入れる操作を行う。具体的には、図6に示すように、実体担当は、新件作成依頼データを表す書類A1を、例えばドラッグアンドドロップの操作によって新件作成トレイT1に入れる。このように、実体担当は、新件作成依頼データを印刷した書類を物理的なトレイに入れる動作を模した操作を行う。
【0041】
実体端末装置20Aは、新件作成トレイT1に新件作成依頼データを表す書類A1を入れる操作が行われたことを検知した場合、その新件作成依頼データを記憶部25からサーバ装置30の新件作成トレイ用記憶領域M111へ移動させる。すなわち、新件作成依頼データを新件作成トレイ用記憶領域M111に記憶させると共に、記憶部25から削除する。
【0042】
一方、事務端末装置20Bは、新件作成トレイ用記憶領域M111に新件作成依頼データが格納されたか否かを監視し、新件作成依頼データが格納された場合には、表示部23に表示された新件作成トレイT1の表示を変化させる。例えば新件作成トレイ用記憶領域M111に新件作成依頼データが1つも格納されていない状態では、図6に示すように新件作成トレイT1は空であるが、新件作成トレイ用記憶領域M111に新件作成依頼データが格納された場合、図7に示すように、新件作成トレイT1に書類A1が置かれた状態で且つ置かれた書類の数を表す数字N1を表示する。これにより、事務担当は、実体担当が新件作成依頼データを新件作成トレイT1に入れたことを認識することができる。事務担当は、新件作成トレイT1に入れられた新件作成依頼データを取り出して事務端末装置20Bの記憶部25に格納する。すなわち、新件作成トレイ用記憶領域M111から新件作成依頼データを読み出して事務端末装置20Bの記憶部25に格納すると共に新件作成トレイ用記憶領域M111から新件作成依頼データを削除する。そして、事務担当は、事務端末装置20Bの記憶部25に格納された新件作成依頼データをサーバ装置30の第2記憶領域M2に原簿データGDとして登録する作業を行う。なお、新件作成トレイ用記憶領域M111から新件作成依頼データが取り出されると、新件作成トレイT1の表示は、空の状態に戻る。
【0043】
このように、新件作成依頼データは、実体端末装置20Aの記憶部25からサーバ装置30の新件作成トレイ用記憶領域M111、事務端末装置20Bの記憶部25の順に移動し、移動元には残らない。
【0044】
客先送付トレイT2は、実体担当がクライアントへの出願書類データの送付を事務担当へ依頼する際に、出願書類データを入れるための仮想トレイである。また、庁提出トレイT3は、出願書類データの特許庁への提出を事務担当に依頼する際に、出願書類データを入れるための仮想トレイである。なお、出願書類データは、第1業務データの一例である。
【0045】
また、実体担当は、新件作成依頼データに加えて事務担当に渡したい追加データがある場合は、新件作成依頼データ及び追加データを仮想ファイルに入れて第1業務データとして新件作成トレイT1に入れても良い。ここで、仮想ファイルとは、予め定められた業務に関する第1業務データの受け渡しに使用されるファイルであり、少なくとも1つ以上のデータを入れることが可能な入れ物として機能する。
【0046】
図8には、仮想ファイルの編集画面23Gを示した。図8に示すように、編集画面23Gの右半分の領域23GRと左半分の領域23GLとに分かれている。右半分の領域23GRには、クリアファイルをイメージした仮想ファイルCFが表示される。左半分の領域23GLは、仮想ファイルCFに入れるデータを置く領域である。例えば図8に示すように、実体担当が新件作成依頼データを表す書類A1及び追加データを表す書類A2を領域23GLにドラッグアンドドロップすることにより、仮想ファイルCFに新件作成依頼データ及び追加データが関連付けられて1つの第1業務データとして管理される。また、図9に示すように、領域23GRに表示された仮想ファイルCFの表示が、仮想ファイルCFに書類Sが入っているイメージの画像に変化する。
【0047】
図5の説明に戻って、実体担当用記憶領域M12は、実体担当1用の実体担当1用記憶領域M121、・・・、実体担当n用の実体担当n用記憶領域M12nのように実体担当の数n(≧1)分設けられる。
【0048】
実体担当1用記憶領域M121は、Rトレイ用記憶領域M121R及び手持ちトレイ用記憶領域M121Tを含む。
【0049】
Rトレイ用記憶領域M121Rは、図6に示すように、実体端末装置20Aの表示部23に表示されるRトレイT4に関連付けられた記憶領域である。RトレイT4は、事務担当から渡される仮想ファイルを受信するための仮想トレイである。例えば事務担当が事務端末装置20Bを操作して実体担当1のRトレイT4に仮想ファイルを入れる操作をすると、実体担当1用記憶領域のRトレイ用記憶領域M121Rに仮想ファイルが格納され、実体担当1の実体端末装置20Aの表示部23に表示されたRトレイT4が、仮想ファイルが入った状態に変化する。すなわち、事務担当が実体担当1のRトレイT4に仮想ファイルを入れたことが通知される。
【0050】
手持ちトレイ用記憶領域M121Tは、図6に示すように、実体端末装置20Aの表示部23に表示される手持ちトレイT5に関連付けられた記憶領域である。手持ちトレイT5は、実体担当が現在担当している案件の仮想ファイルを入れておくための仮想トレイである。
【0051】
実体担当は、RトレイT4に仮想ファイルが入ったことを認識した場合、RトレイT4から手持ちトレイT5に仮想ファイルを移動させる操作を行う。これにより、実体端末装置20Aの表示部23の表示が、RトレイT4に入っている仮想ファイルが手持ちトレイT5に移動した状態に変化する。また、Rトレイ用記憶領域M121Rから手持ちトレイ用記憶領域M121Tに仮想ファイルが移動して記憶される。
【0052】
なお、例えばRトレイT4に仮想ファイルが格納されてから予め定めた時間以上経過してもRトレイT4から仮想ファイルが取り出されなかった場合に警告するようにしてもよい。警告方法としては、警告メッセージを表示部23に表示する、警告メッセージを実体担当の実体端末装置20Aに送信する、及びRトレイT4を点滅表示させる等してRトレイT4の表示を変化させる等がある。しかし、警告方法はこれらに限られず、実体担当又はその同僚等に通知できる手段であればいかなる手段でも良い。
【0053】
また、RトレイT4から仮想ファイルが取り出されずに、新たな仮想ファイルがRトレイT4に格納され続けた場合には、仮想ファイルがあふれていることが判る態様で仮想トレイを表示したり、RトレイT4を点滅表示したりすることにより、仮想ファイルを手持ちトレイT5に移動させることを促すようにしてもよい。
【0054】
なお、実体担当2用記憶領域M122、・・・、実体担当n用記憶領域M12nは、実体担当1用記憶領域M121と同じ構成であるため説明は省略する。
【0055】
図5の説明に戻って、第2記憶領域M2には、原簿データGD、特許庁包袋データHD1、及び客先包袋データHD2が記憶される。なお、原簿データGD、特許庁包袋データHD1、及び客先包袋データHD2は、第2業務データの一例である。
【0056】
原簿データGDは、図10に示すように、例えば出願案件を特定するためのケースNo、出願人の名称、クライアントで管理している客先番号、受任日、発明者の氏名、実体担当の氏名、出願日、出願番号、出願書類をクライアントへ送付した送付日、及びクライアントの担当の氏名等のデータを含む。原簿データは、事務担当が第2記憶領域M2に記憶させる。
【0057】
特許庁包袋データED1は、例えば出願から特許査定となるまでの各フェーズにおいて、特許庁に提出したデータ及び特許庁から受信したデータであり、事務担当が出願案件毎に第2記憶領域M2に記憶させる。
【0058】
客先包袋データHD2は、出願から特許査定となるまでの各フェーズにおいて、クライアントに提出したデータ及びクライアントから受信したデータであり、実体担当又は事務担当が出願案件毎に第2記憶領域M2に記憶させる。なお、特許庁包袋データHD1及び客先包袋データHD2を区別しない場合は、包袋データHDと称する。
【0059】
第3記憶領域M3には、作業履歴情データSDが記憶される。作業履歴データSDは、仮想トレイに対する作業の履歴を表すデータであり、出願案件毎に記憶される。作業履歴データSDは、例えば図11に示すように、ケースNo、仮想トレイに対する作業日時、仮想トレイの種類、仮想トレイに対する作業内容、及び作業を行った担当のデータを含む。
【0060】
次に、端末装置20のCPU21Aで実行される情報処理について図12に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図12の処理は繰り返し実行される。また、以下では、実体端末装置20Aが図12に示す処理を実行する場合について説明するが、事務端末装置20Bでも図12に示す処理が実行される。
【0061】
ステップS100では、CPU21Aが、仮想トレイを表示部23に表示させる。図6に示すように、実体端末装置20Aの表示部23には、新件作成トレイT1、客先送付トレイT2、庁提出トレイT3、RトレイT4、及び手持ちトレイT5が表示される。なお、これらの仮想トレイの大きさを全て同じにしてもよいが、一部の仮想トレイの大きさを他の仮想トレイの大きさと異ならせてもよい。例えば図6に示すように、RトレイT4及び手持ちトレイT5の大きさを新件作成トレイT1、客先送付トレイT2、及び庁提出トレイT3より大きくしてもよい。また、全ての仮想トレイの色を同じにしてもよいが、少なくとも1つの仮想トレイの色を他の仮想トレイの色と異ならせても良い。
【0062】
ステップS101では、CPU21Aが、仮想トレイに仮想ファイルを入れる操作が行われたか否かを判定する。そして、ステップS101の判定が肯定された場合はステップS102へ移行し、否定された場合はステップS103へ移行する。
【0063】
ステップS102では、CPU21Aが、仮想トレイに入れる操作が行われた仮想ファイルを、第1記憶領域M1のうち仮想トレイに関連付けられた記憶領域に格納する。例えば実体担当1が手持ちトレイT5から客先送付トレイT2に仮想ファイルを移動させる操作を行ったのであれば、客先送付トレイ用記憶領域M112に仮想ファイルを格納すると共に、手持ちトレイ用記憶領域M121Tから仮想ファイルを削除する。
【0064】
ステップS103では、CPU21Aが、第1記憶領域M1の何れかの記憶領域に仮想ファイルが新たに格納されたか否かを判定する。そして、ステップS103の判定が肯定された場合はステップS104へ移行し、否定された場合はステップS105へ移行する。
【0065】
ステップS104では、CPU21Aが、第1記憶領域M1のうち仮想ファイルが格納された記憶領域に関連付けられた仮想トレイの表示を変化させる。例えば、新件作成トレイT1に仮想ファイルを入れたのであれば、図7に示すように、新件作成トレイT1に仮想ファイルが入っている状態を表す表示とする。なお、前述したように、事務端末装置20Bも図12の処理を実行するので、事務端末装置20Bに表示されている新件作成トレイT1の表示も変化する。従って、実体担当が新件作成トレイT1に仮想ファイルを入れると、これが事務担当に通知されることとなる。これにより、事務担当が、実体担当から新件作成業務の依頼があったことを把握することができる。
【0066】
ステップS105では、CPU21Aが、各種データを閲覧するための閲覧処理の実行が要求されたか否かを判定する。そして、ステップS105の判定が肯定されると、ステップS106へ移行し、ステップS105の判定が否定されると本ルーチンを終了する。
【0067】
ステップS106では、CPU21Aが、閲覧処理を実行する。閲覧処理の実行は、CPU21Aが、閲覧プログラム25BをRAM21Cに読み込むことにより実行される。
【0068】
閲覧処理では、まず図13に示すような閲覧画面23Eが表示部23に表示される。閲覧画面23Eは、検索条件を入力するための入力欄として、ケースNoを入力するための入力欄K1、出願番号を入力するための入力欄K2、及びクライアントで管理される客先番号を入力するための入力欄K3を含む。また、閲覧画面23Eは、入力欄K1~K3に入力された検索条件で検索を指示するための検索ボタンB1を含む。なお、検索条件はケースNo、出願番号、及び客先番号に限られるものではない。
【0069】
また、閲覧画面23Eは、各種情報を表示するための表示領域23Hを含む。CPU21Aは、入力欄K1~K3の何れかに検索条件が入力された状態で検索ボタンB1が押下されると、図13に示すように、入力された検索条件に対応する原簿データGDを第2記憶領域M2から読み出して表示領域23Hに表示する。
【0070】
また、閲覧画面23Eは、特許庁包袋データHD1に含まれるファイルを表示する際に、出願から特許査定までの各フェーズのうち所望のフェーズを選択するための選択領域S1を含む。また、閲覧画面23Eは、客先包袋データHD2に含まれるファイルを表示する際に、出願から特許査定までの各フェーズのうち所望のフェーズを選択するための選択領域S2を含む。
【0071】
図13の例では、選択領域S1、S2において、出願、審査請求、拒絶理由、拒絶査定、審判請求、及び特許査定の各フェーズを選択可能となっているが、フェーズの種類はこれに限られるものではない。実体担当及び事務担当は、選択領域S1又は選択領域S2の閲覧したいフェーズを選択する操作を行う。
【0072】
CPU21Aは、選択領域S1又は選択領域S2においてフェーズが選択されると、図14に示すように、表示領域23Hを左右に分割する。そして、CPU21Aは、例えば選択領域S1又は選択領域S2において出願フェーズを選択する操作が行われた場合、CPU21Aは、特許庁包袋データHD1のうち、選択された出願フェーズにおいて特許庁と授受したファイルのファイル名の一覧を表示領域23HLに表示する。図14の例では、特許庁に提出した「庁提出書類.pdf」のファイル名が表示されている。また、CPU21Aは、客先包袋データHD2のうち、選択された出願フェーズにおいてクライアントと授受したファイルのファイル名の一覧を表示領域23HRに表示する。図14の例では、例えば出願フェーズにおいてクライアントから受信した「出願依頼書.pdf」及び「発明開示書.pdf」のファイル名が一覧表示されている。
【0073】
そして、CPU21Aは、表示されたファイル名を選択する操作が行われた場合は、客先包袋データHD2のうち、選択されたファイルを第2記憶領域M1から読み出して表示部23に表示する。
【0074】
また、閲覧画面23Eは、原簿データGDの表示を指示するための表示指示ボタンB2を含む。
【0075】
CPU21Aは、表示指示ボタンB2が押下されると、図13に示すように、検索された出願案件の原簿データGDを第2記憶領域M2から読み出して表示領域23Hに表示する。
【0076】
また、閲覧画面23Eは、作業履歴データSDの表示を指示するための表示指示ボタンB3を含む。
【0077】
CPU21Aは、表示指示ボタンB3が押下されると、図15に示すように、検索された出願案件の作業履歴データSDを第3記憶領域M3から読み出して表示領域23Hに表示する。この作業履歴データSDを閲覧することにより、実体担当又は事務担当は、仮想ファイルの状態を把握することができる。例えば、或るケースNoの最新の作業履歴データSDのうち、仮想トレイの種類が「庁提出トレイ」、作業内容が「入れる」、担当が「実体担当1」であった場合、仮想ファイルは庁提出トレイT3に入った状態であることが判る。また、仮想トレイの種類が「庁提出トレイ」、作業内容が「取り出し」、担当が「事務担当A」であった場合、仮想ファイルは庁提出トレイT3から事務担当Aによって取り出された状態であることが判る。
【0078】
このように、作業履歴データSDは、仮想ファイルの仮想トレイに対する作業内容と、作業内容を行った担当者と、に関するデータを含むため、作業履歴データSDから仮想ファイルの状態を把握することができる。このため、仮想ファイルの状態の閲覧要求を受け付け、作業履歴データSDに基づいて検索した仮想ファイルの状態を表示するようにしてもよい。すなわち、閲覧要求を受け付けた仮想ファイルの作業履歴データSDのうち最新の作業履歴データSDを検索して表示領域23Hに表示する。これにより、現在の仮想ファイルの状態を把握することができる。
【0079】
次に、サーバ装置30のCPU31Aで実行される管理処理について図16に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図16の処理は繰り返し実行される。
【0080】
ステップS200では、CPU31Aが、第1記憶領域M1の何れかの記憶領域に仮想ファイルが新たに格納されたか否かを判定する。そして、ステップS200の判定が肯定された場合はステップS201へ移行し、否定された場合はステップS202へ移行する。
【0081】
ステップS201では、CPU31Aが、仮想ファイルが格納されたことを表す作業履歴データSDを第3記憶領域M3に記憶する。すなわち、CPU31Aが、第1記憶領域M1に仮想ファイルが格納されたと判定すると、図11に示すように、格納された第1業務データのケースNo、作業日時、仮想トレイの種類、作業内容、及び担当を作業履歴データSDとして登録する。
【0082】
ステップS202では、CPU31Aが、第1記憶領域M1の何れかの記憶領域から仮想ファイルが取り出されたか否かを判定する。そして、ステップ202の判定が肯定された場合はステップS203へ移行し、ステップS202の判定が否定された場合はステップS204へ移行する。
【0083】
ステップS203では、CPU31Aが、仮想ファイルが取り出されたことを表す作業履歴データSDを第3記憶領域M3に記憶する。すなわち、CPU31Aが、第1記憶領域M1から仮想ファイルが取り出されたと判定すると、図11に示すように、格納された第1業務データのケースNo、作業日時、仮想トレイの種類、作業内容、及び担当を作業履歴データSDとして登録する。
【0084】
ステップS204では、CPU31Aが、包袋データHDを登録するよう指示があったか否かを判定する。そして、ステップ204の判定が肯定された場合はステップS205へ移行し、ステップS204の判定が否定された場合はステップS206へ移行する。
【0085】
ステップS205では、CPU31Aが、登録を指示された包袋データを第2記憶領域M2に登録する。
【0086】
ステップS206では、CPU31Aが、原簿データGDを登録するよう指示があったか否かを判定する。そして、ステップ206の判定が肯定された場合はステップS207へ移行し、ステップS206の判定が否定された場合はステップS207へ移行する。
【0087】
ステップS207では、CPU31Aが、登録を指示された原簿データGDを第2記憶領域M1に登録する。
【0088】
このように、本実施形態では、実体担当と事務担当との間で仮想ファイル及び仮想トレイを用いて第1業務データの受け渡しをすることができる。これにより、物理的なトレイを介さずに第1業務データの受け渡しをすることができる。
【0089】
以上、実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0090】
例えば、本実施形態では、第1記憶領域M1、第2記憶領域M2、及び第3記憶領域M3が同一のサーバ装置30に設けられた場合について説明したが、これらの記憶領域のうち少なくとも1つの記憶領域が別の装置に設けられていても良い。
【0091】
また、例えば、実体担当から事務担当へ業務を依頼する場合に、業務の受付時間を設定したい場合がある。この場合、複数の仮想トレイのうち少なくとも一部の仮想トレイについて、予め定めた時刻を過ぎた場合は仮想ファイルを入れることを禁止するようにしてもよい。例えば、客先送付トレイT2及び庁提出トレイT3については、予め定めた時刻を過ぎた場合は仮想ファイルを入れることを禁止してもよい。
【0092】
また、本実施形態では、業務が特許出願に関する業務の場合について説明したが、業務の種類は特許出願に関する業務に限られるものではない。例えば、電子決済システム等、異なる担当者間で業務データを受け渡して業務を行うシステムであれば本発明を適用可能である。
【0093】
なお、本実施形態では、情報処理プログラム25Aが記憶部25にインストールされている形態を説明したが、これに限定されるものではない。本実施形態に係る情報処理プログラム25Aを、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記録した形態で提供してもよい。例えば、本実施形態に係る情報処理プログラム25Aを、CD(Compact Disc)-ROM及びDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等の光ディスクに記録した形態、若しくはUSB(Universal Serial Bus)メモリ及びメモリカード等の半導体メモリに記録した形態で提供してもよい。また、本実施形態に係る情報処理プログラム25Aを、通信部24に接続された通信回線を介して外部装置から取得するようにしてもよい。
【0094】
上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
【0095】
また上記実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【符号の説明】
【0096】
10 情報処理システム
20A 実体端末装置
20B 事務端末装置
21 コントローラ
21E システムバス
22 操作部
23 表示部
23E 閲覧画面
23G 編集画面
25A 情報処理プログラム
25B 閲覧プログラム
30 サーバ装置
図1
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