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特開2023-152648プログラム、情報処理方法、端末、サーバ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023152648
(43)【公開日】2023-10-17
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、端末、サーバ
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20231005BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022198724
(22)【出願日】2022-12-13
(62)【分割の表示】P 2022059901の分割
【原出願日】2022-03-31
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1. ウェブサイトの掲載日 令和4年1月26日 2. ウェブサイトのアドレス (1)https://www.linebiz.com/jp/membership_form/ (2)https://go.linebiz.com/rs/872-KNP-101/images/202201_%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%98%E3%82%99%E3%83%BC%E3%82%BF%E7%89%88%E6%A9%9F%E8%83%BD%E6%A6%82%E8%A6%81.pdf?_ga=2.262358091.690722290.1645020137-1133191232.1645020137
(71)【出願人】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(74)【代理人】
【識別番号】100166176
【弁理士】
【氏名又は名称】加美山 豊
(74)【代理人】
【識別番号】110001759
【氏名又は名称】弁理士法人よつ葉国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大橋 徳美
(72)【発明者】
【氏名】平田 泰祐
(72)【発明者】
【氏名】海老原 健吾
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】チャットに関するサービスを利用するユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】第2アカウントとのチャットに関する処理を行う第1アカウントのユーザの端末によって実行されるプログラムは、第1アカウントと第2アカウントとの対応付けには、第1種別と第2種別との対応付けがあり、端末に対するユーザによる入力に基づいて、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を端末の通信部によって送信することと、第1情報の送信に基づき、第2アカウントから送信された第1種別用の第1メッセージを通信部によって受信することと、第1メッセージを、端末の表示部に表示される、第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示することとが端末によって実行される。
【選択図】図1-1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第2アカウントとのチャットに関する処理を行う第1アカウントのユーザの端末によって実行されるプログラムであって、
前記第1アカウントと前記第2アカウントとの対応付けには、第1種別と第2種別との対応付けがあり、
前記端末に対する前記ユーザによる入力に基づいて、前記第1種別として前記第1アカウントと前記第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を前記端末の通信部によって送信することと、
前記第1情報の送信に基づき、前記第2アカウントから送信された前記第1種別用の第1メッセージを前記通信部によって受信することと、
前記第1メッセージを、前記端末の表示部に表示される、前記第1アカウントと前記第2アカウントとを含むチャットルームに表示することとが前記端末によって実行される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法、端末、サーバ等に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のユーザ間(複数の端末間)でコンテンツのやり取りを行うためのサービス(例えば、メッセージングサービス)がある。例えば特許文献1には、公式アカウント(オフィシャルアカウント)を利用して広告を配信する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-53929号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、第2アカウントとのチャットに関する処理を行う第1アカウントのユーザの端末によって実行されるプログラムは、第1アカウントと第2アカウントとの対応付けには、第1種別と第2種別との対応付けがあり、端末に対するユーザによる入力に基づいて、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を端末の通信部によって送信することと、第1情報の送信に基づき、第2アカウントから送信された第1種別用の第1メッセージを通信部によって受信することと、第1メッセージを、端末の表示部に表示される、第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示することとが端末によって実行される。
本発明の第2の態様によると、第2アカウントとのチャットに関する処理を行う第1アカウントのユーザの端末の情報処理方法は、第1アカウントと第2アカウントとの対応付けには、第1種別と第2種別との対応付けがあり、端末に対するユーザによる入力に基づいて、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を端末の通信部によって送信することと、第1情報の送信に基づき、第2アカウントから送信された第1種別用の第1メッセージを通信部によって受信することと、第1メッセージを、端末の表示部に表示される、第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示することとを含む。
本発明の第3の態様によると、第2アカウントとのチャットに関する処理を行う第1アカウントのユーザの端末は、第1アカウントと第2アカウントとの対応付けには、第1種別と第2種別との対応付けがあり、端末に対するユーザによる入力に基づいて、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を送信し、第1情報の送信に基づき、第2アカウントから送信された第1種別用の第1メッセージを受信する通信部と、第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームを表示する表示部とを備え、表示部は、第1メッセージをチャットルームに表示する。
本発明の第4の態様によると、第1アカウントのユーザの第1端末、および、第2アカウントのユーザの第2端末と通信するサーバによって実行されるプログラムは、第1アカウントと第2アカウントとの対応付けには、第1種別と第2種別との対応付けがあり、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を、サーバの通信部によって第1端末から受信することと、第1情報の受信に基づき、第1種別用のメッセージであって第1端末で第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示される第1メッセージを、通信部によって第1端末に送信することとを含む。
本発明の第5の態様によると、第1アカウントのユーザの第1端末、および、第2アカウントのユーザの第2端末と通信するサーバの情報処理方法は、第1アカウントと第2アカウントとの対応付けには、第1種別と第2種別との対応付けがあり、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を、サーバの通信部によって第1端末から受信することと、第1情報の受信に基づき、第1種別用のメッセージであって第1端末で第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示される第1メッセージを、通信部によって第1端末に送信することとを含む。
本発明の第6の態様によると、第1アカウントのユーザの第1端末、および、第2アカウントのユーザの第2端末と通信するサーバは、第1アカウントと第2アカウントとの対応付けには、第1種別と第2種別との対応付けがあり、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を第1端末から受信し、第1情報の受信に基づき、第1種別用のメッセージであって第1端末で第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示される第1メッセージを第1端末に送信する通信部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1-1】第1実施例に係る通信システムのシステム構成の一例を示す図。
図1-2】第1実施例に係るサーバの制御部によって実現される機能の一例を示す図。
図1-3】第1実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図1-4】第1実施例に係る一般アカウント登録データの一例を示す図。
図1-5】第1実施例に係る第1の公式アカウント管理データベースの一例を示す図。
図1-6】第1実施例に係る端末の制御部によって実現される機能の一例を示す図。
図1-7】第1実施例に係る端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図1-8】第1実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-9】第1実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-10】第1実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-11】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-12】第1実施例に係る第1のメッセージ配信処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-13】第1実施例に係る第2のメッセージ配信処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-14】第1変形例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-15】第1変形例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図1-16】第1変形例に係る第3のメッセージ配信処理の流れの一例を示すフローチャート。
図1-17】第1変形例に係る第2の公式アカウント管理データベースの一例を示す図。
図1-18】第1変形例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図2-1】第2実施例に係る公式アカウントメンバーシップ管理データの別例を示す図。
図2-2】第2実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図2-3】第2実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図3-1】第3実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
図3-2】第3実施例に係るオープンチャットアカウント管理データベースの一例を示す図。
図3-3】第3実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図3-4】第3実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図3-5】第3実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図4-1】第4実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図4-2】第4実施例に係る一般ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図5-1】第5実施例に係る公式ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
図5-2】第5実施例に係る公式ユーザの端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
<実施形態>
本明細書では、分かり易いように「限定ではなく例として」と記載する箇所があるが、該当箇所ばかりでなく、以下説明する実施形態の全体について、その記載内容に限定されるものではないことに留意されたい。
【0008】
本開示に係るプログラム等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
システムとは、限定ではなく例として、複数の装置を有して構成されるものとすることができる。
複数の装置は、同じ種類の装置の組合せとしてもよいし、異なる種類の装置の組合せとしてもよいし、同じ種類の装置と異なる種類の装置との組合せとしてもよい。
なお、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置が協働して何らかの処理を行うもの、と考えることもできる。
【0010】
また、クライアント(クライアント装置)とサーバとに関するシステムとは、限定ではなく例として、少なくとも以下のいずれかと考えることができる。
(1)端末&サーバ
(2)サーバ
(3)端末
【0011】
(1)は、限定ではなく例として、少なくとも1つの端末と、少なくとも1つのサーバとを含むシステムである。この一例は、クライアントサーバシステムである。
【0012】
サーバは、限定ではなく例として、以下の装置によって構成されており、単独の装置であってもよいし、複数の装置の組合せであってもよいものとする。
【0013】
具体的には、サーバは、限定ではなく例として、少なくとも1つのプロセッサー(限定ではなく例として、CPU:Central Processing Unit、GPU:Graphics Processing Unit、APU:Accelerated Processing Unit、DSP:Digital Signal Processor(限定ではなく例として、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array)等)、コンピュータ装置(プロセッサー+メモリ)、制御装置、演算装置、処理装置等のいずれかを有して構成され、いずれか1つの装置の同種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+CPU、ホモジニアスマルチコアプロセッサー等)や、いずれか1つの装置の異種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+DSP、ヘテロジニアスマルチコアプロセッサー等)としてもよいし、複数の装置の組み合わせ(限定ではなく例として、プロセッサー+コンピュータ装置、プロセッサー+演算装置、複数の装置をヘテロジニアス化したもの等)であってもよい。
なお、プロセッサーは、仮想プロセッサーとしてもよい。
【0014】
また、サーバによって何らかの処理を実行する場合に、単一の装置で構成される場合は、単一の装置によって実施例に記載されている処理が実行される。また、複数の装置を有して構成されている場合には、一部の処理を一方の装置が実行し、その他の処理を他方の装置が実行するように構成されていてもよい。限定ではなく例として、プロセッサーと、演算装置とを有して構成される場合、第1処理をプロセッサーが実行し、第2処理を演算装置が実行するように構成されていてもよい。
また、複数の装置で構成する場合には、各々の装置が互いに物理的に離れた位置に配置されて構成されてもよい。
【0015】
また、サーバの機能は、限定ではなく例として、クラウドコンピューティングにおけるPaaSやIaaS、SaaSの形態で提供されるようにしてもよい。
【0016】
また、システムの制御部は、端末の制御部とサーバの制御部とのうちの少なくともいずれか一方とすることができる。つまり、限定ではなく例として、(1A)端末の制御部のみ、(1B)サーバの制御部のみ、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方、のうちのいずれかを、システムの制御部とすることができる。
【0017】
また、システムの制御部が行う制御や処理(以下、包括的に「制御等」と称する。)は、(1A)端末の制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1B)サーバの制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方によって行うようにしてもよい。
また、(1C)では、限定ではなく例として、システムが制御部によって行う制御等のうちの一部の制御等を端末の制御部によって行うようにし、残りの制御等をサーバの制御部によって行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0018】
また、サーバの通信部という場合、サーバが単一の装置によって構成されている場合には、単一の装置が備える通信部そのものであってもよい。また、サーバが複数の装置を有して構成されている場合には、サーバの通信部は、各々の装置が備える各々の通信部を含む構成であってもよい。
限定ではなく例として、サーバは、第1装置と第2装置とを備え、第1装置は第1通信部を有し、第2装置は第2通信部を有する場合、サーバの通信部は、第1通信部と第2通信部とを含む概念としてもよい。
【0019】
(2)は、限定ではなく例として、複数のサーバによって構成されるシステム(以下、「サーバシステム」と称する。)とすることができる。この場合、各々のサーバの構成としては、前述した構成を同様に適用することができる。
【0020】
サーバシステムが行う制御等は、複数のサーバのうち、(2A)一のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2B)他のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2C)一のサーバと他のサーバとが行うようにしてもよい。
また、(2C)では、限定ではなく例として、サーバシステムが行う制御等のうちの一部の制御等を一のサーバが行うようにし、残りの制御等を他のサーバが行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0021】
(3)は、限定ではなく例として、複数の端末によって構成されるシステムとすることができる。
このシステムは、限定ではなく例として、以下のようなシステムとすることができる。
・サーバの機能を端末に持たせるシステム(分散システム)。これは、限定ではなく例として、ブロックチェーンの技術を用いて実現することが可能である。
・端末同士が無線通信を行うシステム。これは、限定ではなく例として、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてP2P(ピアツーピア)方式等で通信を行うことで実現可能である。
【0022】
なお、上記は、制御部に限らず、システムの構成要素となり得る入出力部、通信部、記憶部、時計部等の各機能部についても同様である。
【0023】
以下の実施形態では、限定ではなく例として、端末とサーバとを含むシステム(限定ではなく例として、クライアントサーバシステム)を例示する。
なお、サーバとして、上記(2)のサーバシステムを適用することも可能である。
【0024】
また、端末とサーバとを含むシステムに代えて、サーバを含まないシステム、限定ではなく例として、上記(3)のシステムを適用することも可能である。
この場合の実施形態は、前述したブロックチェーンの技術等に基づいて構成することが可能である。具体的には、限定ではなく例として、以下の実施形態で説明するサーバに記憶されて管理されるデータを、ブロックチェーン上に保管(格納)する。そして、端末が、ブロックチェーンへのトランザクションを生成し、トランザクションがブロックチェーン上で承認されると、ブロックチェーン上に保管されたデータが更新されるようにすることができる。
【0025】
なお、端末と表現した場合でも、これは、クライアントサーバにおけるクライアントの装置としての端末の意味に限定されるものではない。
つまり、端末は、クライアントサーバにおけるものではない装置の概念を含むこともあり得る。
【0026】
また、本明細書では、適宜「通信I/Fによって」という表現を用いる。これは、限定ではなく例として、装置が、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示してもよいものとする。
【0027】
また、本明細書において「関する」、「関連する」と記載された用語について、「Aに関するB」や「Aに関連するB」という場合、限定ではなく例として、「A」と何らかの関係性を有する「B」を意味してよいものとする。この具体例については後述する。
【0028】
また、本明細書において、「AとBとを送信する」、「AとBとを受信する」といったように、装置が2以上のものを対象として処理を行うことには、「A」と「B」とをタイミングを合わせて行うもの(以下、「同時」という。)と、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うもの(以下、「非同時」という。)とを含めてよいものとする。
限定ではなく例として、第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とをタイミングを合わせて送信するものと、第1情報と第2情報とをタイミングをずらして送信するものとの両方の概念を含めてよいものとする。
なお、ラグ(タイムラグ)を考慮し、「同時」には「ほぼ同時」を含めてよいものとする。
【0029】
なお、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うといっても、これはあくまでも「A」と「B」とを対象として処理を行うものであればよく、その目的は必ずしも同じでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、上記のように第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とを送信しさえすればよく、同じ目的で第1情報と第2情報とを送信する場合の他、異なる目的で第1情報と第2情報とを送信する場合も含めてよいものとする。
【0030】
以下の実施例では、ユーザがチャットを行うためのサービス(以下、「チャットサービス」と称する。)の一例として、メッセージングサービス(Messaging Service)を例示する。また、チャットサービスを実現するためのアプリケーションを「チャットアプリケーション」と称し、メッセージングサービスを実現するためのアプリケーションを「メッセージングアプリケーション」と称する。
チャットアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがチャットルームでチャットを行うことができるようにすることができる。
【0031】
なお、メッセージングサービス:MS(インスタントメッセージサービス:IMSを含む。)は、ソーシャルネットワーキングサービス:SNSの1つの形態(一形態)と考えることもできる。このため、メッセージンサービスとソーシャルネットワーキングサービスとを区別してもよいし、区別しなくてもよい。つまり、ソーシャルネットワーキングサービスにメッセージングサービスを含めてもよいものとする。
【0032】
また、以下の実施例では、メッセージングサービスの一例として、サーバを介して複数の装置(限定ではなく例として、端末)間で簡単なメッセージの送受信を行うインスタントメッセージングサービス:IMS(Instant Messaging Service)を例示する。
インスタントメッセージングアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがトークルームでトークを行うようにすることができる。
【0033】
チャットルーム(限定ではなく例として、トークルーム)とは、複数のユーザの端末間で送受信されるコンテンツを各々のユーザが閲覧できるUI(User Interface)やGUI(Graphical User Interface)とすることができる。
【0034】
また、トークルームには、1対1のユーザのトークルーム(以下、「1対1トークルーム」と称する。)、複数のユーザを含むグループのトークルーム(以下、「グループトークルーム」と称する。)、OA事業者(限定ではなく例として、メッセージングサービスの事業者と提携する事業者)とのトークルーム(以下、「OAトークルーム」と称する。)等を含めることができる。
【0035】
また、メッセージングアプリケーションのアカウントであって、一般のユーザではない事業者のアカウントを「公式アカウント(OA(Official Account))」と称し、この公式アカウントのユーザを「公式ユーザ」と称する。なお、これを「公式アカウントユーザ」や「公式アカウント事業者」等のように称してもよい。
それに対し、メッセージングアプリケーションのアカウントであって、OA事業者ではないユーザのアカウントを「一般アカウント」と称し、一般アカウントのユーザを「一般ユーザ」と称する。なお、これを「一般アカウントユーザ」等のように称してもよい。
つまり、メッセージングアプリケーションのアカウントには、一般アカウントと公式アカウントとを含めてよいものとする。
【0036】
OA事業者も、限定ではなく例として、一般アカウントのユーザの端末と同様の端末を利用して、サーバを介して、他の装置との間でメッセージの送受信を行うことができるようにすることができる。
【0037】
本明細書において、メッセージ(メッセージ情報)とは、限定ではなく例として、メッセージングサービスで用いられる送信元と送信先とが定められる情報であって、メッセージを識別するための識別情報(メッセージID)とメッセージコンテンツとで構成される情報を意味するものとする。
また、メッセージコンテンツとは、限定ではなく例として、メッセージIDを除くメッセージの中身を意味するものとする。メッセージコンテンツは、1または2以上のコンテンツとすることができる。
【0038】
また、メッセージを識別するための識別情報として設定される情報を「メッセージID」と称する。
同じメッセージIDのメッセージに含まれるメッセージコンテンツは、このメッセージIDによって識別されると考えることもできる。よって、メッセージを識別するための識別情報は、メッセージコンテンツを識別するための識別情報と実質的に同義と考えることもできる。
なお、これとは異なり、メッセージコンテンツごとに個別の識別情報(メッセージコンテンツID)を設定するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0039】
コンテンツには、限定ではなく例として、テキスト形式のテキストコンテンツ、画像(静止画像、動画像の少なくともいずれか一方を含む。)形式の画像コンテンツ、音(音声を含む。)形式の音コンテンツなどを含めてよいものとする。
なお、この他にも、ユーザの操作に供するボタンやアイコン等の操作コンテンツや、URI(URL等を含む。)などのリンクコンテンツを含めてもよいものとする。
【0040】
テキストには、限定ではなく例として、文字コードで表される各国の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくともいずれか1つを含めてよいものとする。
なお、テキストは、上記の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他のテキストを含んでもよい。
【0041】
画像には、限定ではなく例として、アイコン、ボタン、スタンプ、絵文字、バナー画像といった各種の画像の情報のうちの少なくともいずれか1つを含めることができる。
【0042】
なお、上記の定義とは異なり、メッセージの上位概念がコンテンツである、またはコンテンツとメッセージとは同義である、と定義してもよいし、そのように定義しなくてもよい。
【0043】
<第1実施例>
第1実施例は、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおける一般ユーザが、公式アカウントと友だち登録を行う。友だち登録に際して、一般ユーザは、限定ではなく例として、公式ユーザによって予め設定される2以上のメンバーシップコースから所望のコースを選択する。そして、公式ユーザが、一般ユーザが加入(選択)したメンバーシップコースに応じたメッセージを一般ユーザ(一般ユーザのアカウント)に対して送信することを可能にする実施例である。
【0044】
以下では、限定ではなく例として、2以上のメンバーシップコースのそれぞれを、「第1種コース」、「第2種コース」、・・・、と呼称し区別する。限定ではなく例として、公式ユーザは、それぞれのメンバーシップコースについて、一般ユーザが加入(参加)するための加入条件を定めることができる。
この加入条件は、限定ではなく例として、第1種コースに参加するためには一般ユーザは月額料金を課金する(支払う)必要があるが、第2種コースに参加するための課金は必要としない、といった条件を定めることができるようにしてもよい。
なお、加入条件として、限定ではなく例として、第2種コースに参加するためには一般ユーザは課金が必要であり、第1種コースに参加するためには第2種コースに参加するための課金額よりも高額な課金が必要である、といった条件を定めることができるようにしてもよい。
【0045】
また、以下では、第1種コースに加入した一般アカウントのみに対して送信されるメッセージを「第1種メッセージ」、第2種コースに加入した一般アカウントに対して送信されるメッセージを「第2種メッセージ」、・・・、と呼称する。なお、第2種メッセージは第1種コースに加入した一般アカウントに対しても送信されるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0046】
第1実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0047】
<システム構成>
図1-1は、本実施例における通信システム1のシステム構成の一例を示す図である。
通信システム1では、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
【0048】
サーバ10は、ネットワーク30を介して、公式ユーザおよび一般ユーザが所有する端末20にメッセージングサービス(メッセージングアプリケーション)を含むチャットサービス(チャットアプリケーション)を提供する機能を有する。サーバ10は、メッセージングサーバやメッセージングサービスサービスサーバ、メッセージングアプリケーション管理サーバ等のように表現することもできる。
【0049】
本実施形態では、メッセージングサービス事業者(運営者)をサーバ10のユーザとする。
【0050】
なお、本実施形態とは異なり、電子マネー(電子貨幣)等による電子決済を可能とする支払いサービス(支払いアプリケーション)の事業者がサーバ10のユーザとなって、メッセージングサービスを運営するようにしてもよい。支払いサービス事業者は、支払いアプリケーションの一機能としてメッセージングサービスを提供するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0051】
なお、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数や端末20の数は限定されない。
【0052】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C、・・・)は、各実施例において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、VR(Virtual Reality)端末、スマートスピーカ(音声認識用デバイス)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0053】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は、限定ではなく例として、同一とすることができる。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現してもよいし、しなくてもよい。
なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0054】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0055】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0056】
サーバ10(限定ではなく、サーバ、情報処理装置、情報管理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービス(本実施例ではメッセージングサービス)を提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0057】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0058】
(1)端末のHW構成
図1-1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、時計部29A、位置算出用情報検出部29Bを備える。端末20のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0059】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0060】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置や、端末20で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0061】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0062】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0063】
あくまでも一例であるが、入出力部23は、限定ではなく例として、表示部24、音入力部25、音出力部26、撮像部27を備える。
【0064】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0065】
音入力部25は、音データ(音声データを含む。以下同様。)の入力に利用される。音入力部25は、マイクなどを含む。
音出力部26は、音データの出力に利用される。音出力部26は、スピーカなどを含む。
撮像部27は、画像データ(静止画像データ、動画像データを含む。以下同様。)の取得に利用される。撮像部27は、カメラなどを含む。
【0066】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0067】
時計部29Aは、端末20の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部29Aは、限定ではなく例として、水晶発振器を利用したクロック等を有して構成される。時計部29Aは、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0068】
なお、時計部29Aは、NITZ(Network Identity and Time Zone)規格等を適用したクロックを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0069】
位置算出用情報検出部29Bは、制御部21が自己の端末20の位置を算出(測定)するために必要な情報(以下、「位置算出用情報」と称する。)を検出(計測)する機能部である。位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、位置算出用センサ部と表現することもできる。
【0070】
位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである衛星測位センサ(衛星測位ユニット)や、慣性航法システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである慣性計測センサ(慣性計測ユニット(IMU(Inertial Measurement Unit)))、UWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)を利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットであるUWB測位センサ(UWB測位ユニット)等を含む。
【0071】
衛星測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用衛星から発信されている測位用衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換するRF受信回路や、RF受信回路から出力されるデジタル信号に対して相関演算処理等を行って測位用衛星信号を捕捉し、測位用衛星信号から取り出した衛星軌道データや時刻データ等の情報を、位置算出用情報として出力するベースバンド処理回路等を有する。
【0072】
慣性計測ユニットは、慣性航法演算によって端末20の位置を算出するために必要な情報を検出するセンサである慣性センサを有する。慣性センサには、限定ではなく例として、3軸の加速度センサや3軸のジャイロセンサが含まれ、加速度センサによって検出された加速度と、ジャイロセンサによって検出された角速度とを、位置算出用情報として出力する。
【0073】
UWB測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用ビーコンから発信されている測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換する超広帯域RF受信回路や、超広帯域RF受信回路から出力されるデジタル信号に基づいて端末20と測位用ビーコンとの相対位置を算出する相対位置算出処理回路等を有する。
なお、限定ではなく例として、UWB測位ユニットは、不図示のアンテナから測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF信号を送信することで、端末20を測位用ビーコンとして機能させてもよいし、そうしなくてもよい。
【0074】
制御部21は、限定ではなく例として、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて、定期的なタイミングや特定のタイミングで、自己の端末20の位置を算出する。端末の位置を「端末位置」と称し、算出された端末位置を「算出端末位置」と称する。制御部21は、算出端末位置を、その算出端末位置を算出した日時と関連付けて、算出端末位置履歴データとして記憶部28に記憶させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0075】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0076】
制御部21は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0077】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定ではなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0078】
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0079】
(2)サーバのHW構成
図1-1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、時計部19を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0080】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0081】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0082】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0083】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0084】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置や、サーバ10で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部12は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0085】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力部は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。
【0086】
出力部は、制御部11で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0087】
あくまでも一例であるが、入出力部12は、限定ではなく例として、表示部13を備える。
【0088】
表示部13は、ディスプレイ等で実現される。ディスプレイは、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイは、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイは、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイは、これらに限定されない。
【0089】
時計部19は、サーバ10の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部19は、限定ではなく例として、ハードウェアクロックとしてのRTC(Real Time Clock)やシステムクロック等を有して構成される。時計部19は、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0090】
(3)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
【0091】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0092】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0093】
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0094】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定ではなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0095】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0096】
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0097】
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化されたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部、または全部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部、または全部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0098】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0099】
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語、HTML Living Standardなどのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0100】
[各装置の機能構成]
(1)サーバ
図1-2は、本実施例においてサーバ10の制御部11によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶されたアプリケーション管理処理プログラム151に従ってメッセージングアプリケーション管理処理を実行するためのアプリケーション管理処理部111を機能部として含む。
【0101】
図1-3は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報等の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーション管理処理として実行されるアプリケーション管理処理プログラム151と、一般アカウント登録データ153と、公式アカウント管理データベース155とが記憶される。
【0102】
一般アカウント登録データ153は、アプリケーション(この例ではメッセージングアプリケーション)の一般アカウントに関する登録データであり、そのデータ構成の一例を図1-4に示す。
一般アカウント登録データ153には、限定ではなく例として、一般ユーザ名と、一般アプリケーションIDと、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
【0103】
一般ユーザ名は、アプリケーションを利用する端末20の一般アカウントの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
【0104】
一般アプリケーションIDは、アプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。
この一般アプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
一般アプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
【0105】
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20を識別するための識別情報、端末20の電話番号(端末電話番号)、メールアドレス(端末メールアドレス)、アプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワード等)等の認証情報といった各種の情報を含めるようにすることができる。
【0106】
公式アカウント管理データベース155は、メッセージングアプリケーションにおける公式アカウントを管理するための管理用のデータベースであり、その一例である第1の公式アカウント管理データベース155Aのデータ構成例を図1-5に示す。
第1の公式アカウント管理データベース155Aには、公式アカウントごとの管理データとして、公式アカウント管理データが記憶される。
【0107】
各々の公式アカウント管理データには、限定ではなく例として、公式アプリケーションIDと、公式ユーザ名と、その他登録情報と、公式アカウントメンバーシップ管理データと、公式アカウント友だちデータと、リッチメニュー管理データとが記憶される。
【0108】
公式ユーザ名は、アプリケーションを利用する端末20の公式アカウントの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
【0109】
公式アプリケーションIDは、アプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。
この公式アプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
公式アプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
【0110】
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20を識別するための識別情報、端末20の電話番号(端末電話番号)、メールアドレス(端末メールアドレス)、アプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワード等)等の認証情報といった各種の情報を含めるようにすることができる。
【0111】
端末20を識別するための識別情報は、限定ではなく例として、端末ID(限定ではなく例として、IMEI(International Mobile Equipment Identity))とすることができる。
また、端末20のユーザを識別するための識別情報は、限定ではなく例として、一般アプリケーションIDまたは公式アプリケーションIDとすることができる。
なお、一般アプリケーションIDに代えて「一般ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。また、公式アプリケーションIDに代えて「公式ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。一般アプリケーションIDと公式アプリケーションIDとを区別する必要がない場合には、単に「ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。
【0112】
また、1つの端末20につき1つのアカウントしか登録することのできないアプリケーションであれば、限定ではなく例として、「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=一般アプリケーションIDまたは公式アプリケーションID」とすることができる。
【0113】
また、限定ではなく例として、1つの一般アプリケーションIDまたは公式アプリケーションIDに、複数の端末IDを割り当てることを可能としてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0114】
また、一般アプリケーションID等の各種のIDに代えて、端末電話番号等の情報によってアカウントを管理する手法を適用することも可能である。
この場合、一般アプリケーションID等のIDの情報を一般アカウント登録データ153または公式アカウント管理データベース155に記憶させるのに代えて、端末電話番号等の情報を一般アカウント登録データ153または公式アカウント管理データベース155に記憶させるようにすることができる。
【0115】
公式アカウントメンバーシップ管理データは、この公式アカウントの友だちとなるためのメンバーシップコースを管理するためのデータであり、限定ではなく例として、メンバーシップコースIDと、メンバーシップコース名と、月額料金と、その他情報とが関連付けて記憶される。
【0116】
メンバーシップコースIDは、それぞれのメンバーシップコースを識別するために用いられる情報である。
このメンバーシップコースIDは、好ましくはメンバーシップコースごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってメンバーシップコースごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
【0117】
メンバーシップコース名は、このメッセージシップコースの名称であり、限定ではなく例として、公式ユーザがメンバーシップコースを設定する際に登録する名称が記憶される。
【0118】
月額料金は、このメンバーシップコースに加入するために一般ユーザが課金を要求される月額費用であり、限定ではなく例として、公式ユーザがメンバーシップコースを設定する際に登録する金額が記憶される。
なお、限定ではなく例として、一般ユーザによって課金された金額の一部またはすべては、公式ユーザが受け取り可能となるようにしてもよい。
また、月額料金に変えて、年額費用や、加入時に一回限りの課金を要求される費用を設定できるようにしてもよい。
【0119】
その他情報には、限定ではなく例として、このメンバーシップコースにおけるメッセージ表示態様定義情報や、メンバーシップコースに加入した場合の特典情報、メンバーシップコース固有のアイコン情報といった各種の情報を含めるようにすることができる。
【0120】
限定ではなく例として、図1-5の最も手前側に示した公式アカウント管理データの例では、公式アカウントメンバーシップ管理データに、第1種コースとしてメンバーシップコース名「プレミアム会員」のコースが設定されており、第1種コースに加入するためには月額料金「800円」の課金が必要とされることが設定されている。また、第2種コースとしてメンバーシップコース名「スタンダード会員」のコースが設定されており、第2種コースに加入するためには月額料金「400円」の課金が必要とされることが設定されている。また、第3種コースとしてメンバーシップコース名「無料会員」のコースが設定されており、第3種コースに加入するためには課金が必要とされないことが設定されている。
【0121】
公式アカウント友だちデータは、この公式アカウントと友だちである一般アカウントを識別するためのデータであり、限定ではなく例として、一般ユーザ名と、一般アプリケーションIDと、メンバーシップコースIDとが関連付けて記憶される。なお、公式アカウント友だちデータに、登録日時等をさらに関連付けて記憶させるようにしてもよい。
【0122】
一般アプリケーションIDには、一般アカウント登録データ153に記憶されている一般アプリケーションIDのうち、この公式アカウントを友だち登録した一般アカウントの一般アプリケーションIDが記憶される。
【0123】
一般ユーザ名には、限定ではなく例として、この一般アプリケーションIDと関連付けて一般アカウント登録データ153に記憶されているユーザ名が記憶される。
【0124】
メンバーシップコースIDには、公式アカウントメンバーシップ管理データに記憶されているメンバーシップコースIDのうち、一般アカウントによって加入することが選択されたメンバーシップコースのメンバーシップコースIDが記憶される。
【0125】
登録日時をさらに関連付けて記憶させる場合、登録日時には、限定ではなく例として、この一般アプリケーションIDによって識別される一般アカウントが、この公式アカウントを友だち登録した日時が記憶される。
【0126】
限定ではなく例として、図1-5の例では、一般ユーザ名「A.A」のユーザがメンバーシップコースID「M0001」のメンバーシップコース(すなわち、メンバーシップコース名「プレミアム会員」のメンバーシップコース)を選択して加入したことが記憶されている。
【0127】
限定ではなく例として、この公式アカウントのユーザである公式ユーザは、公式アカウント友だちデータに記憶される一般アプリケーションIDの端末に対してそのメンバーシップコースIDに応じた任意のメッセージを送信することができる。
【0128】
リッチメニュー機能管理データは、この公式アカウントの友だちにメンバーシップコースに応じて、公式アカウントのトークルーム(チャットルーム)内に構成されるリッチメニュー内の機能ボタンを構成するための管理用のデータベースであり、限定ではなく例として、リッチメニューIDと、リッチメニュー名と、メンバーシップコースIDと、アクションURIとが関連付けて記憶される。
【0129】
リッチメニューIDは、限定ではなく例としてリッチメニュー内に配置されるリッチメニュー機能ボタンを識別するために用いられる情報である。
このリッチメニューIDは、好ましくはリッチメニュー機能ボタンごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってリッチメニュー機能ごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
【0130】
リッチメニュー名は、このリッチメニュー機能ボタンの名称であり、限定ではなく例として、公式ユーザがリッチメニュー機能を設定する際に登録する名称が記憶される。
【0131】
メンバーシップコースIDは、公式アカウントメンバーシップ管理データに記憶されているメンバーシップコースIDのうち、この公式アカウントのトークルーム内に構成されるリッチメニューにおいてリッチメニュー機能が有効化されるメンバーシップコースを識別するために用いられる情報である。
このメンバーシップコースIDには、限定ではなく例として、公式ユーザがリッチメニュー機能を設定する際に、リッチメニュー機能を有効化したメンバーシップコースを示すメンバーシップコースIDが記憶される。
【0132】
アクションURIは、一般ユーザによってリッチメニュー機能ボタンの動作が選択される場合の動作を規定するための情報であり、限定ではなく例として、公式ユーザがリッチメニュー機能を設定する際に、その動作の内容を記述したファイルのURI(Uniform Resource Identifier)が記憶される。
【0133】
(2)端末
図1-6は、本実施例において端末20の制御部21によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、記憶部28に記憶されたアプリケーション処理プログラム281に従ってメッセージングアプリケーション処理を実行するためのアプリケーション処理部211を機能部として含む。
【0134】
図1-7は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶される情報等の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーション処理として実行されるアプリケーション処理プログラム281と、自己の端末20、または自己の端末20のユーザのアプリケーションID283とが記憶される。
【0135】
なお、アプリケーションID283には、一般アプリケーションIDと公式アプリケーションIDとのいずれか一方のみが記憶できるようにしてもよいし、一般アプリケーションIDと公式アプリケーションIDとを両方記憶できるようにしてもよい。
【0136】
また、アプリケーションID283には、複数のアプリケーションIDを記憶できるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0137】
以下では、説明の便宜上、アプリケーションIDとして一般アプリケーションIDが記憶される端末を一般ユーザの端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とし、公式アプリケーションIDが記憶される端末を公式ユーザの端末40(端末40A,端末40B,端末40C,・・・)として区別して説明する。
ただし、端末40についても、限定ではなく例として、上記の端末20の構成を同様に適用することができる。
【0138】
<表示画面>
以下では、限定ではなく例として、端末20が、縦長のディスプレイの表示部24を備えるスマートフォンである場合を例示する。
【0139】
スマートフォンには、限定ではなく例として、入力部として機能するタッチパネルが、そのディスプレイと対向して配置され、これによってタッチスクリーンが構成される。アイコン、ボタン、アイテムまたは入力領域などの要素がディスプレイに表示された場合において、タッチパネルの一部の領域であって、その要素が表示された領域と対向する領域がユーザによって操作された場合、その要素と関連付けられたプログラムまたはそのプログラムのサブルーチンが実行される。
【0140】
以下では、ユーザによる操作を、限定ではなく例として、タップ(タップ操作)として説明する。
タップ(タップ操作)とは、限定ではなく例として、ユーザが、タッチパネルが一体的に構成された表示部24(タッチスクリーン)を指やペン先などで軽く叩くように触れる動作、触れてから離す動作である。
【0141】
なお、以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
【0142】
図1-8は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図1-8左側は、限定ではなく例として、一般ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのホーム画面の一例である。
画面最上部中央には、メッセージングアプリケーションの名称として「Messaging App」の文字が表示されるように構成されている。また、画面最上部右には、この端末20のユーザのメッセージングアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザA.A)が表示されるように構成されている。
【0143】
また、その下には、メッセージングアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域が構成されており、この例では、現在位置がメッセージングアプリケーションのホームであることを示す「ホーム」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
【0144】
現在位置表示領域の下には、端末20Aのユーザと友だちになっているアカウント一覧を表示させるための「友だち」メニューが表示されるように構成されている。この画面では、「友だち」メニューは折りたたまれた状態で表示されている。限定ではなく例として、「友だち」メニュー右側のメニュー展開ボタンがタップされると、折りたたまれたメニューが展開し、非表示になっている友だちのアイコンとユーザ名との一覧が表示されるように構成されている。
【0145】
「友だち」メニューの下には、端末20AのユーザA.Aが所属する(ユーザA.Aが含まれる)グループ一覧を表示させるための「グループ」メニューが表示されるように構成されている。この画面では、「友だち」メニューと同様に「グループ」メニューも折りたたまれた状態で表示されている。限定ではなく例として、「グループ」メニュー右側のメニュー展開ボタンがタップされると、折りたたまれたメニューが展開し、非表示になっているグループのアイコンとグループ名との一覧が表示されるように構成されている。
【0146】
「グループ」メニューの下には、端末20Aのユーザに友だち登録を薦める公式アカウント一覧を表示させるための「おすすめの公式アカウント」メニューが表示されるように構成されている。この画面では、「おすすめの公式アカウント」メニューには、限定ではなく例として、端末20Aのユーザ情報に基づいて、公式ユーザ「XXスーパー」、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」、公式ユーザ「MMカフェ」等の複数の公式ユーザについて、その名称とそのアイコンとが表示されている。
【0147】
ホーム画面の最下部には、メッセージングアプリケーションの機能メニューが表示されるように構成されている。機能メニューには、限定ではなく例として、ホーム画面を表示させるための「ホーム」ボタンと、トーク一覧画面を表示させるための「トーク」ボタンと、公式アカウントのメンバーシップカードを表示させるための「カード」ボタンとが表示されるように構成されている。限定ではなく例として、この画面では、「ホーム」ボタンが反転表示され、ホーム画面であることを示している。
【0148】
限定ではなく例として、「おすすめの公式アカウント」メニュー内の公式ユーザ「LLヨガスタジオ」の項目がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-8中央の公式アカウントメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
【0149】
この画面では、現在位置がメッセージングアプリケーションの公式アカウントメンバーシップ選択画面であることを示す「公式アカウントメンバーシップ」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
【0150】
現在位置表示領域内の下には、端末20Aのユーザが友だち登録を行う相手の公式ユーザの情報が表示されるように構成されている。ここでは、ホーム画面で選択された公式ユーザ「LLヨガスタジオ」のアイコンとユーザ名とが表示されている。
【0151】
その下には、この公式アカウントにおいて選択可能なメンバーシップコースとして登録されている各コースの情報が表示されるように構成されている。この画面では、限定ではなく例として、第1種コースの情報を表示させるための第1種コース表示領域FCR1と、第2種コースの情報を表示させるための第2種コース表示領域SCR1と、第3種コースの情報を表示させるための第3種コース表示領域TCR1とが表示されている。
【0152】
第1種コース表示領域FCR1には、メンバーシップコース名である「プレミアム会員」の名称の右側に、「プレミアム会員」コースに属した場合に付与される「P」の文字で示されるバッジが表示されている。また、メンバーシップコース名の下には、「プレミアム会員」コースに属した場合に付与される特典(ここでは、限定ではなく例として、「スタンダード会員登録に加えて、月1回のマンツーマンレッスン」等)に関する特典情報が表示されている。特典情報の下には、このメンバーシップコースの月額料金(ここでは、「800円/月」)が表示されている。月額料金の右側には、このメンバーシップコースを選択して加入するための「加入する」の文字で示される加入ボタンJBT1が表示されている。
【0153】
第2種コース表示領域SCR1や第3種コース表示領域TCR1においても、限定ではなく例として、第1種コース表示領域FCR1と同様の内容が表示されるように構成されている。
【0154】
限定ではなく例として、加入ボタンJBT1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-8右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
この画面では、現在位置が公式ユーザ名「LLヨガスタジオ」とのOAトークルーム画面であることを示す「LLヨガスタジオ」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
現在位置表示領域の下には、このトークルームに送信(投稿)されるコンテンツ(メッセージ)を表示するためのコンテンツ表示領域TR1が表示されるように構成されている。
また、コンテンツ表示領域TR1の下には、このトークルームに送信するコンテンツを入力・選択するためのコンテンツ入力領域が表示されるように構成されている。
【0155】
図1-8右側では、コンテンツ表示領域TR1には、限定ではなく例として、ユーザA.Aがメンバーシップコースとして「プレミアム会員」コースを選択して加入したことに基づいて、「プレミアム会員登録ありがとうございます」の文字の第1種メッセージコンテンツFMC1が表示されている。その下には、「明日は会員様感謝デー!スタジオ料金10%OFF!」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC1が表示されている。また、その下には、「スタンダード会員様以上ならなんと料金20%OFF!」の文字の第2種メッセージコンテンツSMC1が表示されている。
【0156】
限定ではなく例として、第1種メッセージコンテンツFMC1と、第3種メッセージコンテンツTMC1と、第2種メッセージコンテンツSMC1とは、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」からこの端末20のユーザに送信されたメッセージのため、ユーザA.Aの端末20Aでは左側からの吹き出しで表示されている。
【0157】
また、コンテンツ表示領域TR1において、各メッセージコンテンツの送信元を示す「LLヨガスタジオ」のアイコンの右上には、ユーザA.Aが「プレミアム会員」コースに加入していることに基づいて、「P」の文字で示されるバッジが表示されている。
【0158】
限定ではなく例として、第1種メッセージコンテンツFMC1は、第1種コースである「プレミアム会員」コースに加入したユーザのみに対して送信される。そのため、第1種メッセージコンテンツFMC1の表示態様は、限定ではなく例として、黒背景に白文字となっている。
【0159】
また、限定ではなく例として、第3種メッセージコンテンツTMC1は、第3種コースである「無料会員」コース、または第2種コースである「スタンダード会員」コース、または第1種コースである「プレミアム会員」コースに加入したユーザに対して送信される。そのため、第3種メッセージコンテンツTMC1の表示態様は、限定ではなく例として、標準の表示態様である白背景に黒文字となっている。
【0160】
また、限定ではなく例として、第2種メッセージコンテンツSMC1は、第2種コースである「スタンダード会員」コース、または第1種コースである「プレミアム会員」コースに加入したユーザに対して送信される。そのため、第2種メッセージコンテンツSMC1の表示態様は、限定ではなく例として、灰背景に黒文字となっている。
【0161】
このようにすることで、ユーザは、表示されたメッセージコンテンツがいずれの種別のメッセージコンテンツであるかを容易に把握することができる。
【0162】
第2種メッセージコンテンツSMC1の下には、公式ユーザの店舗等で使用可能なクーポン情報CP1が表示されている。このクーポン情報CP1は、限定ではなく例として、ユーザA.Aが「プレミアム会員」コースに加入していることに基づいて配信され、表示されている。
【0163】
コンテンツ表示領域TR1の下部には、リッチメニュー表示領域RM1が表示されるように構成されている。
リッチメニュー表示領域RM1には、ユーザA.Aが「プレミアム会員」コースに加入していることに基づいて、「マンツーマンレッスン予約」機能ボタンFRB1と、「オンラインレッスン動画視聴」機能ボタンSRB1と、「スタジオレッスン予約」機能ボタンTRB1とが表示されている。また、「マンツーマンレッスン予約」機能ボタンFRB1と、「オンラインレッスン動画視聴」機能ボタンSRB1とには、「P」の文字で示されるバッジが表示されている。
【0164】
図1-9左側は、限定ではなく例として、一般ユーザB.Bの端末20Bの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのホーム画面の一例である。
限定ではなく例として、「おすすめの公式アカウント」メニュー内の公式ユーザ「LLヨガスタジオ」の項目がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-9中央の公式アカウントメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
そして、限定ではなく例として、加入ボタンJBT2がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-9右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0165】
図1-9右側では、コンテンツ表示領域TR2には、限定ではなく例として、ユーザB.Bがメンバーシップコースとして「スタンダード会員」コースを選択して加入したことに基づいて、「スタンダード会員登録ありがとうございます」の文字の第2種メッセージコンテンツSMC2と、第3種メッセージコンテンツTMC1と、第2種メッセージコンテンツSMC1とが表示されている。
【0166】
限定ではなく例として、第2種メッセージコンテンツSMC2と、第3種メッセージコンテンツTMC1と、第2種メッセージコンテンツSMC1とは、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」から一般ユーザB.Bに送信されたメッセージのため、ユーザB.Bの端末20Bでは左側からの吹き出しで表示されている。
【0167】
また、コンテンツ表示領域TR2において、各メッセージコンテンツの送信元を示す「LLヨガスタジオ」のアイコンの右上には、ユーザB.Bが「スタンダード会員」コースに加入していることに基づいて、「S」の文字で示されるバッジが表示されている。
【0168】
限定ではなく例として、第2種メッセージコンテンツSMC2は、第2種コースである「スタンダード会員」コースに加入したユーザのみに対して送信される。そのため、第2種メッセージコンテンツSMC2の表示態様は、限定ではなく例として、灰背景に黒文字となっている。
【0169】
第2種メッセージコンテンツSMC1の下には、クーポン情報CP1が表示されている。このクーポン情報CP1は、限定ではなく例として、ユーザB.Bが「スタンダード会員」コースに加入していることに基づいて配信されて表示されている。
【0170】
コンテンツ表示領域TR2の下部には、リッチメニュー表示領域RM2が表示されるように構成されている。
リッチメニュー表示領域RM2には、ユーザB.Bが「スタンダード会員」コースに加入していることに基づいて、「オンラインレッスン動画視聴」機能ボタンSRB1と、「スタジオレッスン予約」機能ボタンTRB1とが表示されている。また、「オンラインレッスン動画視聴」機能ボタンSRB1には、「S」の文字で示されるバッジが表示されている。
【0171】
図1-10左側は、限定ではなく例として、一般ユーザC.Cの端末20Cの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのホーム画面の一例である。
限定ではなく例として、「おすすめの公式アカウント」メニュー内の公式ユーザ「LLヨガスタジオ」の項目がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-10中央の公式アカウントメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
そして、限定ではなく例として、加入ボタンJBT3がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-10右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0172】
図1-10右側では、コンテンツ表示領域TR3には、限定ではなく例として、ユーザC.Cがメンバーシップコースとして「無料会員」コースを選択して加入したことに基づいて、「無料会員登録ありがとうございます」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC2と、第3種メッセージコンテンツTMC1と、「スタンダード会員様以上だともっとお得になるかも?!」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC3とが表示されている。
【0173】
限定ではなく例として、第3種メッセージコンテンツTMC2と、第3種メッセージコンテンツTMC1と、第3種メッセージコンテンツTMC3とは、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」から一般ユーザC.Cに送信されたメッセージのため、ユーザC.Cの端末20Bでは左側からの吹き出しで表示されている。
【0174】
また、コンテンツ表示領域TR3において、各メッセージコンテンツの送信元を示す「LLヨガスタジオ」のアイコンの右上には、ユーザB.Bが「無料会員」コースに加入していることに基づいて、バッジが表示されていない。
【0175】
限定ではなく例として、第3種メッセージコンテンツTMC2と、第3種メッセージコンテンツTMC3とは、第3種コースである「無料会員」コースに加入したユーザのみに対して送信される。第3種メッセージコンテンツTMC2と第3種メッセージコンテンツTMC3との表示態様は、限定ではなく例として、標準の表示態様である白背景に黒文字となっている。
【0176】
第3種メッセージコンテンツTMC3の下には、ユーザC.Cが「無料会員」コースに加入していることに基づいてクーポン情報CP1配信されず、クーポン情報CP1が表示されない。
【0177】
コンテンツ表示領域TR3の下部には、リッチメニュー表示領域RM3が表示されるように構成されている。
リッチメニュー表示領域RM3には、ユーザC.Cが「無料会員」コースに加入していることに基づいて、「スタジオレッスン予約」機能ボタンTRB1のみが表示されている。
【0178】
なお、限定ではなく例として、現在位置表示領域の右側に表示されるトークルームメニューボタンがタップされると、このトークルームにおけるメンバーシップコースを変更するための「メンバーシップ」ボタンが表示されるように構成されるようにしてもよい。
限定ではなく例として、「メンバーシップ」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、図1-10中央の公式アカウントメンバーシップ選択画面に表示が遷移し、メンバーシップコースを変更することができるようにしてもよい。
【0179】
<処理>
図1-11は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側から順に、端末20A(一般ユーザA.Aの端末20)の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例を示している。
【0180】
なお、この処理は、本開示の手法を実現するための処理の一例に過ぎず、この処理に限定されるものではない。この処理に別のステップを追加してもよいし、この処理から一部のステップを省略(削除)してもよい。
これは、以下説明する各フローチャート(処理)について同様である。
【0181】
なお、処理に先立って、端末40A(公式ユーザA.Aの端末40)の制御部41は、限定ではなく例として、端末40Aの入出力部43に対するユーザによる入力に基づいて、限定ではなく例として、公式アカウントメンバーシップ管理データの登録内容を含む公式アカウントメンバーシップ設定情報を受け付けると、公式アカウントメンバーシップ設定情報を通信I/F42によってサーバに送信するようにしてもよい。
【0182】
まず、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、端末20Aの入出力部23に対するユーザによる入力(以下、「ユーザ入力」と称する。)に基づいて、限定ではなく例として、友だち登録を行う公式ユーザアプリケーションIDを受け付ける。そして、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、少なくとも公式ユーザアプリケーションIDを含む公式アカウント友だち追加要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A110)。
【0183】
通信I/F14によって端末20Aから公式アカウント友だち追加要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウント管理データベース155を参照し、受信した公式ユーザアプリケーションIDに基づいて、関連する公式アカウントメンバーシップ管理データを読み込む。すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウントメンバーシップ管理データを含む公式アカウントメンバーシップ加入用情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S110)。
【0184】
通信I/F22によってサーバ10から公式アカウントメンバーシップ加入用情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した公式アカウントメンバーシップ加入用情報を表示部24に表示させる。そして、限定ではなく例として、ユーザ入力に基づいて、端末20Aのユーザが加入を希望するメンバーシップコースIDを受け付ける。
すると、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、メンバーシップコースIDと、端末20Aの一般アプリケーションIDとを含む公式アカウントメンバーシップコース選択情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する。
【0185】
通信I/F14によって端末20Aから公式アカウントメンバーシップコース選択情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、公式アカウント友だち追加処理を実行する(S130)。
公式アカウント友だち追加処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウント管理データベース155を参照し、公式アカウント友だち追加要求情報で指定された公式アカウント管理データの公式アカウント友だちデータに、公式アカウントメンバーシップコース選択情報に含まれる端末20Aの一般アプリケーションIDと、メンバーシップコースIDとを追加して記憶させる。
【0186】
その後、サーバ10の制御部11は、メッセージ配信処理を実行する(S150)。また、端末20Aの制御部21は、メッセージ配信処理を実行する(A150)。
なお、限定ではなく例として、通信I/F14によって端末40からメッセージ配信依頼情報を受信すると、メッセージ配信処理が実行されるようにしてもよい。メッセージ配信依頼情報には、限定ではなく例として、メッセージコンテンツ(メッセージ内容)と、メッセージ種別(限定ではなく例として、送信対象のメンバーシップコースID)とを含めるようにしてもよい。
【0187】
また、限定ではなく例として、端末40のユーザによって予め設定された条件(限定ではなく例として、友だち追加時)に基づいて、メッセージ配信処理が実行されるようにしてもよい。
【0188】
この場合、限定ではなく例として、第1の公式アカウント管理データベース155Aに、リッチメニュー管理データと同様のメッセージ配信管理データを記憶させるようにしてもよい。そして、限定ではなく例として、メッセージIDと、メッセージ文面と、配信対象となるメンバーシップコースIDと、配信条件とを関連付けて記憶し、管理できるようにしてもよい。
【0189】
ここで、メッセージ配信処理を、限定ではなく例として、以下の2種類に大別する。
・第1のメッセージ配信処理
第1種メッセージは第1種コースに加入した端末20のみに送信され、第2種メッセージは第2種コースに加入した端末20のみに送信される。
・第2のメッセージ配信処理
第1種メッセージは第1種コースに加入した端末20のみに送信され、第2種メッセージは第1種コースに加入した端末20と第2種コースに加入した端末20とに送信される。
【0190】
すなわち、第1のメッセージ配信処理ではメンバーシップコースごとにそれぞれ異なるメッセージが配信されるのに対して、第2のメッセージ配信処理ではメンバーシップコースによって特異に配信されるメッセージと、メンバーシップコースによらず共通で配信されるメッセージとを混雑させることができる。
【0191】
図1-12は、第1のメッセージ配信処理において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、本フローチャートでは、説明の簡略化のためメッセージ種別が第1種メッセージと第2種メッセージとである場合を考えるが、第3種メッセージ等が含まれる場合にも同様に処理を実現することができる。
【0192】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、送信を行うメッセージが第1メッセージか否かを判定する(S1510)。
【0193】
送信を行うメッセージが第1メッセージであると判定された場合(S1510:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウント友だちデータを参照し、送信先アカウントのメンバーシップコースが第1種コースであるか否かを判定する(S1530)。
【0194】
送信先アカウントのメンバーシップコースが第1種コースであると判定された場合(S1530:YES)、サーバ10の制御部11は、第1メッセージ情報を通信I/F14によって端末20に送信する(S1550)。
送信先アカウントのメンバーシップコースが第1種コースでないと判定された場合(S1530:NO)、サーバ10の制御部11は、第1のメッセージ配信処理を終了させる。
【0195】
なお、S1530のステップは、公式アカウント友だちデータに登録されている一般アプリケーションID全てに対して順次実行されるようにしてもよい。
【0196】
通信I/F22によってサーバ10から第1種メッセージ情報を受信したと判定する場合(A1510:YES)、端末20Aの制御部21は、受信した第1種メッセージ情報を表示部24に表示させる(A1530)。
第1種メッセージ情報を受信しないと判定する場合(A1510:NO)、端末20Aの制御部21は、A1530のステップをスキップさせる。
【0197】
送信を行うメッセージが第1メッセージでないと判定された場合(S1510:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウント友だちデータを参照し、送信先アカウントのメンバーシップコースが第2種コースであるか否かを判定する(S1570)。
【0198】
送信先アカウントのメンバーシップコースが第2種コースであると判定された場合(S1570:YES)、サーバ10の制御部11は、第2メッセージ情報を通信I/F14によって端末20に送信する(S1590)。
送信先アカウントのメンバーシップコースが第2種コースでないと判定された場合(S1570:NO)、サーバ10の制御部11は、第1のメッセージ配信処理を終了させる。
【0199】
なお、S1570のステップは、公式アカウント友だちデータに登録されている一般アプリケーションID全てに対して順次実行されるようにしてもよい。
【0200】
通信I/F22によってサーバ10から第2種メッセージ情報を受信したと判定する場合(A1550:YES)、端末20Aの制御部21は、受信した第2種メッセージ情報を表示部24に表示させる(A1570)。
第1種メッセージ情報を受信しないと判定する場合(A1550:NO)、端末20Aの制御部21は、A1570のステップをスキップさせる。
【0201】
図1-13は、第2のメッセージ配信処理において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、本フローチャートでは、説明の簡略化のためメッセージ種別が第1種メッセージと第2種メッセージとである場合を考えるが、第3種メッセージ等が含まれる場合にも同様に処理を実現することができる。
【0202】
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、送信を行うメッセージが第1メッセージか否かを判定する(S1515)。
【0203】
送信を行うメッセージが第1メッセージであると判定された場合(S1515:YES)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウント友だちデータを参照し、送信先アカウントのメンバーシップコースが第1種コースであるか否かを判定する(S1530)。
【0204】
送信を行うメッセージが第1メッセージでないと判定された場合(S1515:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウント友だちデータを参照し、端末20に第2種メッセージ情報を送信する(S1590)。
【0205】
図1-11に戻り、限定ではなく例として、端末20Aのユーザ入力に基づいて、トーク処理を終了させることが選択されたと判定する場合(A170:YES)、端末20Aの制御部21は、処理を終了させる。トーク処理を終了させないことが選択されたと判定する場合(A170:NO)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、A150のステップに戻り処理を実行する。
【0206】
限定ではなく例として、端末20Aのユーザ入力に基づいて、トーク処理を終了させることが選択されたと判定する場合(A170:YES)、限定ではなく例として、端末20Aの制御部21は、対話終了要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信し、処理を終了させる。
トーク処理を終了させないことが選択されたと判定する場合(A170:NO)、端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、A150のステップに戻り処理を実行する。
【0207】
限定ではなく例として、通信I/F14によって端末20Aから対話終了要求情報を受信したと判定する場合(S170:YES)、サーバ10の制御部11は、処理を終了させる。限定ではなく例として、対話終了要求情報を受信しないと判定する場合(S170:NO)、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、S150のステップに戻り処理を実行する。
【0208】
なお、上記の例では、公式アカウントにおいて選択可能なメンバーシップコースが、端末20の表示部24に表示される公式アカウントメンバーシップ選択画面に表示されることとしたが、これに限定されない。
公式アカウントにおいて選択可能なメンバーシップコースが、端末20の表示部24に表示される、その端末20のユーザの一般アカウントと、その公式アカウントとを含むトークルームに、メッセージとして表示されるようにしてもよい。また、サーバ10を介して、公式アカウントにおいて選択可能なメンバーシップコースが、案内のメッセージとしてトークルームに表示されるようにしてもよい。
そして、このトークルームに表示されたメッセージに対するユーザ入力に基づいて、公式アカウントメンバーシップコース選択情報が端末20から送信されるようにしてもよい。
【0209】
また、上記の例では、公式アカウントとのトークルームにおいて、第1種メッセージ、第2種メッセージ、第3種メッセージの表示態様を変更することとしたが、これに限定されない。
この他にも、限定ではなく例として、公式アカウントとのトークルームにおいて、第1種メッセージについては、関連付けて表示される公式アカウントのアイコンを第1アイコンとし、第2種メッセージについては、関連付けて表示される公式アカウントのアイコンを第2アイコンとし、第3種メッセージについては、関連付けて表示される公式アカウントのアイコンを第3アイコンとするなどしてもよい。
また、第1種メッセージの表示順位を高くしてトークルームに表示したり、第1種メッセージの位置を固定して表示させるなどしてもよい。
つまり、メッセージの種別(メッセージに設定された宛先の種別)に基づいて、トークルームにおける各種の情報の表示態様を変更してもよい。
【0210】
<第1実施例の効果>
本実施例は、公式アカウント(限定ではなく、第2アカウントの一例)とのトーク処理(限定ではなく、チャットに関する処理の一例)を行う一般アカウント(限定ではなく、第1アカウントの一例)の一般ユーザの端末20(限定ではなく、第1アカウントのユーザの端末の一例)は、以下の処理を行う。
一般アカウントと公式アカウントとの対応付け(関連付け)には、第1種別と第2種別との対応付けがあり、一般ユーザの端末20は、自己の端末20に対するユーザ入力に基づいて、公式アカウントメンバーシップ選択情報等の情報(限定ではなく、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報の一例)を通信I/F22によって送信する。そして、一般ユーザの端末20は、この第1情報の送信に基づき、公式アカウントから送信された第1種メッセージ(限定ではなく、第1メッセージの一例)を通信I/F22によって受信する。そして、一般ユーザの端末20は、受信した第1種メッセージを、自己の端末20の表示部24に表示される、自己のユーザの一般アカウントと公式アカウントとを含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1アカウントのユーザの端末は、自己の端末に対する自己の端末のユーザによる入力に基づいて、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を送信して、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとを対応付けさせることができる。そして、第1情報の送信に基づき、第2アカウントから送信された第1種別用の第1メッセージを受信した上で、その第1メッセージを、自己の端末の表示部に表示される、第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示して、自己の端末のユーザに知らせることができる。
【0211】
また、この場合、一般ユーザの端末20は、第1種別と第2種別とを選択するための公式アカウントメンバーシップ加入用情報等の情報(限定ではなく、第2情報の一例)を表示部24に表示する。そして、第1情報は、この第2情報に対する入力に基づいて、通信I/F22によって送信されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1アカウントのユーザが端末は、第1種別と第2種別との選択に関する第2情報を表示部に表示した上で、表示した第2情報に対する入力に基づいて、第1情報を送信するようにすることができる。このようにすることで、限定ではなく例として、表示部に表示された第2情報に基づき第1アカウントのユーザが第1種別と第2種別とから第1種別を選択する入力を行うことで、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けが端末によって要求されるようにすることができる。
【0212】
また、この場合、上記の公式アカウントメンバーシップ加入用情報等の情報(限定ではなく、第2情報の一例)は、自己のユーザの一般アカウントと公式アカウントとを含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に表示されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示された第2情報に基づき第1アカウントのユーザが第1種別と第2種別とから第1種別を選択する入力を行うことで、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けが端末によって要求されるようにすることができる。
【0213】
また、この場合、第1種別は、プレミアム会員やスタンダード会員といった課金を要する種別であり、第2種別は、無料会員といった課金を要さない種別としてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1アカウントのユーザが、課金を要する種別と課金を要さない種別とから課金を要する種別を選択した上で、この課金を要する種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けが端末によって要求されるようにすることができる。
【0214】
また、この場合、第1種別と第2種別とは、プレミアム会員やスタンダード会員といった課金の種別であり、プレミアム会員は、スタンダード会員よりも課金額が大きい(限定ではなく、第1種別は第2種別よりも課金額が大きいことの一例)ようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1アカウントのユーザが、2つの課金の種別(第1種別、第2種別)から課金額が大きい第1種別を選択した上で、この課金額が大きい第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けが端末によって要求されるようにすることができる。
【0215】
また、この場合、第1種メッセージ(限定ではなく、第1メッセージの一例)は、第1種別として公式アカウントと対応付けられた一般アカウントに対して送信され、第2種メッセージ(限定ではなく、第1メッセージとは異なる第2メッセージの一例)は、第2種別として公式アカウントと対応付けられた一般アカウントに対して送信されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1メッセージは、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントに対して送信される一方、第1メッセージとは異なる第2メッセージは、第2種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントに対して送信されるようにすることができる。
【0216】
また、この場合、第1種メッセージ(限定ではなく、第1メッセージの一例)は、第1種別として公式アカウントと対応付けられた一般アカウントに対して送信され、第2種メッセージ(限定ではなく、第1メッセージとは異なる第2メッセージの一例)は、第1種別として公式アカウントと対応付けられた一般アカウントと、第2種別として公式アカウントと対応付けられた一般アカウントとに対して送信されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1メッセージは、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントに対して送信される一方、第1メッセージとは異なる第2メッセージは、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントと、第2種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントとの両方に対して送信されるようにすることができる。
【0217】
また、この場合、第2種メッセージ(限定ではなく、第2メッセージの一例)は、第1種メッセージ(限定ではなく、第1メッセージの一例)とは異なる態様でトークルームに表示されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、第1メッセージと第2メッセージとが宛先が異なるメッセージであることをユーザが容易に把握できるようにすることができる。
【0218】
また、この場合、公式アカウントとのトーク処理で、メッセージに関連付けて表示される公式アカウントのアイコン等の情報(限定ではなく、第1種別を示す情報と第2種別を示す情報との一例)が、異なる態様でトークルームに表示されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2アカウントとのチャットに関する処理で、第1種別を示す情報と第2種別を示す情報とが異なる態様でチャットルームに表示されるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、チャットルームに表示されたメッセージが、第1種別と第2種別とのいずれの対応付けに基づくメッセージであるかをユーザが一見して把握できるようにすることができる。
【0219】
また、この場合、一般ユーザの端末20は、公式アカウント(限定ではなく、第2アカウントの一例)に関するリッチメニュー情報(限定ではなく、第1メニュー情報の一例)をトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に表示する。そして、第1情報の送信に基づき、上記のリッチメニュー情報とは異なる第1種別用のリッチメニュー情報(限定ではなく、第2メニュー情報の一例)をトークルームに表示するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1アカウントのユーザの端末は、第1情報の送信に基づき、第2アカウントに関する第1メニュー情報とは異なる第1種別用の第2メニュー情報をチャットルームに表示することができる。これにより、限定ではなく例として、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求したことに基づき、第1種別用の特別なメニュー情報(第2メニュー情報)をユーザが利用可能となる。
【0220】
また、本実施例は、一般アカウントの一般ユーザの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)、および、公式アカウントの公式ユーザの端末40(限定ではなく、第2端末の一例)と通信するサーバ10は、以下の処理を行う。
一般アカウントと公式アカウントとの対応付け(関連付け)には、第1種別と第2種別との対応付けがあり、サーバ10は、公式アカウントメンバーシップ選択情報等の情報(限定ではなく、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報の一例)を、通信I/F14によって一般ユーザの端末20から受信する。そして、サーバ10は、この第1情報の受信に基づき、第1種別用のメッセージであって一般ユーザの端末20で一般アカウントと公式アカウントとを含むトークルームに表示されるメッセージ(限定ではなく、第1メッセージの一例)を、通信I/F14によって一般ユーザの端末20に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバは、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けを要求する第1情報を受信したことに基づいて、第2アカウントから送信された第1種別用のメッセージであって、第1端末で第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示される第1メッセージを、第1端末に送信することができる。
【0221】
<第1変形例(1)>
第1実施例では、メンバーシップコースに応じてOAトークルームに配信されるメッセージやリッチメニューが変化する例について例示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、OAトークルーム以外の表示態様を変化させるようにしてもよい。
【0222】
図1-14は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図1-14左側は、限定ではなく例として、図1-8左側のホーム画面において、「友だち」メニュー右側のメニュー展開ボタンがタップされた場合の表示画面の一例である。
【0223】
この画面では、一般ユーザA.Aの友だちとして、一般ユーザB.Bと、一般ユーザC.Cと、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」と、公式ユーザ「チームNNファンクラブ」と、公式ユーザ「YYマート」等が登録されていることが表示されている。
そして、友だちとなっている公式ユーザのうち、メンバーシップコースとして月額料金の課金が必要である公式ユーザ「LLヨガスタジオ」のアイコンには「P」の文字で示されるバッジが、公式ユーザ「チームNNファンクラブ」のアイコンには「S」の文字で示されるバッジが、それぞれ表示されるように構成されている。
【0224】
また、メンバーシップコースとして月額料金の課金が必要である公式ユーザ「LLヨガスタジオ」と、公式ユーザ「チームNNファンクラブ」とは、限定ではなく例として、他の友だちに優先して上方に表示されるように構成されている。
【0225】
なお、一般ユーザの友だちと公式ユーザの友だちを分けて表示する場合、一般ユーザの表示順位には影響を与えず、公式ユーザの友だちにおける表示優先順位がメンバーシップコースによって変化するようにしてもよい。
【0226】
限定ではなく例として、機能メニューの「トーク」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、図1-14中央のトークルーム一覧を確認するためのトークリスト画面に表示が遷移する。
トークリスト画面は、限定ではなく例として、友だちやグループとのメッセージ送受信状態を簡易的に確認することができるように構成されている。
【0227】
この画面では、現在位置がメッセージングアプリケーションのトークリスト画面であることを示す「トーク」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
【0228】
現在位置表示領域内の下には、友だちとなっているトークルーム情報として、メッセージを送受信した友だちまたはグループのアイコンと、名称と、最終送受信日時とが行ごとに表示されるように構成されている。また、各行の右端には、メッセージの未読数が黒丸の中に表示されるように構成されている。
【0229】
限定ではなく例として、この画面では、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」とのメッセージ最終送受信日時は、「昨日」であり、未読数が「1」であることが表示されている。また、一般ユーザB.Bとのメッセージ最終送受信日時は、「(本日)8時17分」であり、未読数が「2」であることが表示されている。
【0230】
トークリスト画面では、限定ではなく例として、ユーザ入力に基づいて、トークルームの表示順位を、限定ではなく例として、メッセージ最終送受信日時の時系列順や、未読数等に応じて設定することができるように構成されている。
限定ではなく例として、この画面では、メッセージ最終送受信日時の時系列順に応じて降順で表示させるように設定されている。
【0231】
トークリスト画面では、限定ではなく例として、メンバーシップコースとして月額料金の課金が必要なコースに加入している場合、限定ではなく例として、月額料金に応じてさらにトークルームの表示順位を優先するように設定することができるようにしてもよい。
そのため、限定ではなく例として、この画面では、月額費用が最も高額な公式ユーザ「LLヨガスタジオ」のトークルーム情報が最上段に表示され、また、月額費用が次いで高額な公式ユーザ「チームNNファンクラブ」のトークルーム情報が次段に表示されている。
【0232】
なお、トークルーム情報を一般ユーザの友だちと公式ユーザの友だちとに分けて表示する場合、一般ユーザのトークルーム情報の表示順位には影響を与えず、公式ユーザの友だちにおけるトークルーム情報の表示優先順位がメンバーシップコースによって変化するようにしてもよい。
【0233】
限定ではなく例として、機能メニューの「カード」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、図1-14右側のメンバーシップカード画面に表示が遷移する。
【0234】
この画面では、現在位置がメッセージングアプリケーションのメンバーシップカード画面であることを示す「カード」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
現在位置表示領域内の下には、友だちとなっている公式ユーザについての会員カード情報を表示させるためのカード情報表示領域が表示されるように構成されている。
【0235】
ここで、第1種コースに加入した一般アカウントのみに対して送信される会員カード情報を「第1種カードコンテンツ」、第2種コースに加入した一般アカウントのみに対して送信される会員カード情報を「第2種カードコンテンツ」、・・・、と呼称する。
カード情報表示領域には、限定ではなく例として、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」の第1種カードコンテンツFCC1と、公式ユーザ「チームNNファンクラブ」の第2種カードコンテンツSCC1と、公式ユーザ「YYマート」の第3種カードコンテンツTCC1とが表示されている。なお、各公式ユーザのメンバーシップコースは、限定ではなく例として、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」と同様の月額料金設定とする。
【0236】
第1種カードコンテンツFCC1の表示態様は、限定ではなく例として、黒背景に白文字となっている。また、第1種カードコンテンツFCC1内右上方には、メンバーシップコースが「プレミアム会員」であることを示す「P」の文字で示されるバッジが表示されている。
第1種カードコンテンツFCC1内下方には、限定ではなく例として、公式ユーザの端末40で読み込み可能なコード情報がバーコードとして表示されている。このコード情報には、限定ではなく例として、一般アプリケーションIDと、友だちとなっている公式アプリケーションIDと、メンバーシップコースIDとを含めるようにしてもよい。これにより、限定ではなく例として、端末40においてコード情報を読み込むと、この一般ユーザ名や加入しているメンバーシップコース等を確認することができるようにしてもよい。
【0237】
第2種カードコンテンツSCC1の表示態様は、限定ではなく例として、灰背景に黒文字となっている。また、第2種カードコンテンツSCC1内右上方には、メンバーシップコースが「スタンダード会員」であることを示す「S」の文字で示されるバッジが表示されている。
コード情報についても、限定ではなく例として、第1種カードコンテンツFCC1と同様に構成するようにしてもよい。
【0238】
第3種カードコンテンツTCC1の表示態様は、限定ではなく例として、標準の表示態様である白背景に黒文字となっている。また、第3種カードコンテンツTCC1内右上方には、バッジが表示されていない。
コード情報についても、限定ではなく例として、第1種カードコンテンツFCC1と同様に構成するようにしてもよい。
【0239】
本変形例は、一般ユーザの端末20は、少なくとも第1種別として公式アカウントと対応付けられた公式アカウントに関するトークルーム情報(限定ではなく、第1チャットルーム情報の一例)を含むトークルーム情報(限定ではなく、チャットルーム情報の一例)のトークリスト(限定ではなく、リストの一例)を表示部24に表示する。そして、第1情報の送信に基づき、トークリストに表示するトークルーム情報を区別することに関する処理を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1アカウントのユーザの端末は、第1情報の送信に基づき、リストに表示されるチャットルーム情報が区別されるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0240】
また、この場合、トークリストは、自己の一般アカウント(第1アカウント)がメッセージを受信した日時に基づいて表示される。そして、上記の区別することに関する処理は、第1種別として公式アカウントと対応付けられた公式アカウントに関するトークルーム情報(限定ではなく、第1チャットルーム情報の一例)を最も高い表示順位とする処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第1種別として第2アカウントと対応付けられた第2アカウントに関する第1チャットルーム情報が最も高い表示順位とされるため、リストにおいて第1チャットルーム情報が最も目立つようにすることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0241】
<第1変形例(2)>
第1実施例では、メンバーシップコースに応じて一般ユーザの端末20のOAトークルームに配信されるメッセージやリッチメニューが変化する例について例示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、一般ユーザの端末20から公式ユーザの端末40に送信されたメッセージの扱いをメンバーシップコースによって変化させるようにしてもよい。
【0242】
図1-15は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。
図1-15(A)の画面は、限定ではなく例として、第1種コースである「プレミアム会員」に加入している一般ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるトークルーム画面の別例である。
この画面において、コンテンツ表示領域TR1には、限定ではなく例として、ユーザA.Aがスタジオレッスンを予約したことに基づいて、「次回レッスン予約・・・」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC4が表示されている。その下には、ユーザA.Aが公式ユーザ「LLヨガスタジオ」に対して送信したメッセージである「レッスンをお休みしたい」の文字の送信済みメッセージコンテンツUMC1が表示されている。また、その下には、「こんにちは。代表のLLです」の文字で始まる第1種メッセージコンテンツFMC2と、「別日で振り替えも可能ですので」の文字で始まる第1種メッセージコンテンツFMC3とが表示されている。
【0243】
限定ではなく例として、送信済みメッセージコンテンツUMC1はこの端末20のユーザから公式ユーザ「LLヨガスタジオ」へ送信されたメッセージのため、ユーザA.Aの端末20Aでは右側からの吹き出しで表示されている。
【0244】
限定ではなく例として、送信済みメッセージコンテンツUMC1は公式ユーザ「LLヨガスタジオ」の端末40に送信されて表示されている。そのため、第1種メッセージコンテンツFMC2と、第1種メッセージコンテンツFMC3とは、限定ではなく例として、端末40のユーザ入力に基づいて送信されるメッセージとなっている。
【0245】
図1-15(B)の画面は、限定ではなく例として、第2種コースである「スタンダード会員」に加入している一般ユーザB.Bの端末20Bの表示部24に表示されるトークルーム画面の別例である。
この画面において、コンテンツ表示領域TR2には、限定ではなく例として、ユーザB.Bがスタジオレッスンを予約したことに基づいて、「次回レッスン予約・・・」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC4が表示されている。その下には、ユーザB.Bが公式ユーザ「LLヨガスタジオ」に対して送信したメッセージである「レッスンをお休みしたい」の文字の送信済みメッセージコンテンツUMC2が表示されている。また、その下には、「B.Bさん、こんにちは」の文字で始まる第2種メッセージコンテンツSMC3と、「本日19時からのレッスンをキャンセルでよろしいでしょうか?」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC5とが表示されている。
【0246】
限定ではなく例として、送信済みメッセージコンテンツUMC2は公式ユーザ「LLヨガスタジオ」の端末40に送信されない。そのため、第2種メッセージコンテンツSMC3と、第3種メッセージコンテンツTMC3とは、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11によって自動生成され送信されるメッセージとなっている。
【0247】
図1-15(C)の画面は、限定ではなく例として、第3種コースである「無料会員」に加入している一般ユーザC.Cの端末20Cの表示部24に表示されるトークルーム画面の別例である。
この画面において、コンテンツ表示領域TR3には、限定ではなく例として、ユーザC.Cがスタジオレッスンを予約したことに基づいて、「次回レッスン予約・・・」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC4が表示されている。その下には、ユーザC.Cが公式ユーザ「LLヨガスタジオ」に対して送信したメッセージである「レッスンをお休みしたい」の文字の送信済みメッセージコンテンツUMC3が表示されている。また、「本日19時からのレッスンをキャンセルでよろしいでしょうか?」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC5のみが表示されている。
【0248】
限定ではなく例として、送信済みメッセージコンテンツUMC3は公式ユーザ「LLヨガスタジオ」の端末40に送信されない。また、限定ではなく例として、送信元のメンバーシップコースが第3種コースであることに基づいて、送信済みメッセージコンテンツが同じ内容のメッセージであっても第2種メッセージコンテンツSMC3はサーバ10の制御部11によって自動生成されない。
【0249】
ここで、図1-11におけるメッセージ配信処理において第3のメッセージ配信処理を導入する。
図1-16は、第3のメッセージ配信処理において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この図では、左側から順に、端末20A(一般ユーザA.Aの端末20)の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末40A(公式ユーザAの端末40)の制御部41が実行する処理の一例を示している。
なお、本フローチャートでは、説明の簡略化のためメッセージ種別が第1種メッセージと第2種メッセージとである場合を考えるが、第3種メッセージ等が含まれる場合にも同様に処理を実現することができる。
【0250】
端末20Aの制御部21は、限定ではなく例として、ユーザ入力に基づいて、公式ユーザAへのメッセージを含む問い合わせメッセージ情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A1505)。
【0251】
通信I/F14によって端末20Aから問い合わせメッセージ情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウント友だちデータを参照し、送信元アカウントのメンバーシップコースが第1種コースであるか否かを判定する(S1515)。
送信元アカウントのメンバーシップコースが第1種コースであると判定された場合(S1515:YES)、サーバ10の制御部11は、問い合わせメッセージ情報を通信I/F14によって端末40Aに送信する(S1535)。
【0252】
通信I/F42によってサーバ10から問い合わせメッセージ情報を受信したと判定する場合(C1510:YES)、端末40Aの制御部41は、受信した問い合わせメッセージ情報を表示部44に表示させる(C1530)。そして、端末40Aの制御部41は、端末40Aのユーザ入力に基づいて、返信メッセージ情報を通信I/F42によってサーバ10に送信する(C1550)。
サーバ10から問い合わせメッセージ情報を受信しないと判定する場合(C1510:NO)、端末40Aの制御部41は、処理を終了させる。
【0253】
通信I/F14によって端末40Aから返信メッセージ情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、返信メッセージ情報を含む第1種メッセージ情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1555)。そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了させる。
【0254】
送信元アカウントのメンバーシップコースが第2種コースであると判定された場合(S1515:NO)、サーバ10の制御部11は、受信した問い合わせメッセージ情報に基づいて自動応答メッセージを生成する自動応答メッセージ情報生成処理を実行する(S1575)。すると、サーバ10の制御部11は、自動応答メッセージ情報を含む第2種メッセージ情報を通信I/F14によって端末20Aに送信する(S1595)。そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了させる。
【0255】
なお、自動応答メッセージ情報生成処理において、限定ではなく例として、メンバーシップコースに基づいて、メッセージの生成内容を変化させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0256】
本変形例は、サーバ10は、一般ユーザの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信された一のメッセージ(限定ではなく、第2メッセージの一例)を通信I/F14によって受信したことに基づき、トークルームに表示される、このメッセージに基づく応答用メッセージ(限定ではなく、第3メッセージの一例)を、通信I/F14によって一般ユーザの端末20に送信する。
また、サーバ10は、第1情報を受信した後、一般ユーザの端末20から送信された、上記の一のメッセージ(限定ではなく、第2メッセージの一例)を通信I/F14によって受信したことに基づき、トークルームに表示される、上記の応答用メッセージとは異なる応答用メッセージ(限定ではなく、第4メッセージの一例)を、通信I/F14によって一般ユーザの端末20に送信する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、サーバは、第1端末から送信された第2メッセージを受信したことに基づき、チャットルームに表示される、この第2メッセージに基づく第3メッセージを第1端末に送信する一方で、第1情報を受信した後は、第1アカウントのユーザの第1端末から送信された第2メッセージを受信したことに基づき、チャットルームに表示される、第3メッセージとは異なる第4メッセージを第1端末に送信することができる。つまり、第1情報を受信した後、第1端末から同じメッセージ(第2メッセージ)を再び受信したような場合に、第1情報を受信する前に送信したメッセージ(第3メッセージ)とは異なるメッセージ(第4メッセージ)を第1端末に送信することができる。
【0257】
また、この場合、上記の第3メッセージは、自動応答メッセージであり、上記の第4メッセージは、手動応答メッセージであるようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、サーバは、第1情報を受信する前は、自動応答メッセージを第1端末に送信する一方、第1情報を受信した後は、手動応答メッセージを第1端末に送信することができる。
【0258】
<第1変形例(3)>
第1実施例では、同一の公式アプリケーションIDにおいて異なるメンバーシップコースが設定可能である例について例示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、メンバーシップコースごとに異なる公式アプリケーションIDを関連付けるようにしてもよい。
【0259】
図1-17に、公式アカウント管理データベース155の別例である第2の公式アカウント管理データベース155Bのデータ構成例を示す。
第2の公式アカウント管理データベース155Bには、公式アカウントごとの管理データとして、公式アカウント管理データが記憶される。
【0260】
各々の公式アカウント管理データには、限定ではなく例として、公式アプリケーションIDと、公式ユーザ名と、メンバーシップコース名と、月額料金と、その他登録情報と、公式アカウント友だちデータとが記憶される。
【0261】
メンバーシップコース名は、第1の公式アカウント管理データベース155Aにおける公式アカウントメンバーシップ管理データのメンバーシップコース名に対応する。また、月額料金は、第1の公式アカウント管理データベース155Aにおける公式アカウントメンバーシップ管理データの月額料金に対応する。
その他登録情報には、第1の公式アカウント管理データベース155Aにおけるその他登録情報に加えて、この公式アプリケーションIDにおけるメッセージ表示態様定義情報や、メンバーシップコースに加入した場合の特典情報、メンバーシップコース固有のアイコン情報といった各種の情報を含めるようにするようにしてもよい。
また、公式アカウント友だちデータには、第1の公式アカウント管理データベース155Aにおける公式アカウント友だちデータとは異なり、メンバーシップコースIDは記憶されない。
【0262】
このように、異なる公式アプリケーションIDにおいても、同一の公式ユーザ名に対して異なるメンバーシップコース名を複数設定することで、第1の公式アカウント管理データベース155Aにおける公式アカウントメンバーシップ管理データと同様の機能管理を実現することができるようにしてもよい。
【0263】
<第1変形例(4)>
第1実施例では、トークルーム画面に表示されるメッセージコンテンツの表示態様をメンバーシップコースによって異ならせることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、メッセージコンテンツの表示の順番に優先順位を設定し、優先順位に従って順番を変えて表示させるようにしてもよい。
また、メンバーシップコースによって、限定ではなく例として、トークルーム内の表示位置を異ならせる(限定ではなく例として、第1種メッセージコンテンツは左上側、第2種メッセージコンテンツは左下側等)ようにしてもよい。
【0264】
また、トークルーム画面やトークリスト画面において、メンバーシップコースごとにアイコンにバッジをつけることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、メンバーシップコースごとにアイコンを変えてもよい。
【0265】
<第1変形例(5)>
第1実施例では、一般ユーザが公式アカウントを友だち登録(友だち追加)する際にメンバーシップコースを選択することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、一般ユーザが公式アカウントを友だち登録すると、自動的に無課金のメンバーシップコースが選択される。その後、限定ではなく例として、一般ユーザの操作等の入力に基づいて、課金が必要なメンバーシップコースに移動できるようにしてもよい。
【0266】
図1-18は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の一例を示す図である。
図1-18左側は、限定ではなく例として、一般ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのホーム画面の一例である。
限定ではなく例として、「おすすめの公式アカウント」メニュー内の公式ユーザ「LLヨガスタジオ」の項目がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図1-18中央のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0267】
図1-18中央では、コンテンツ表示領域TR1には、限定ではなく例として、ユーザA.Aがメンバーシップコースとして「無料会員」コースに自動的に加入したことに基づいて、「無料会員登録ありがとうございます」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC2と、「お得な有料メンバーシップコースに加入してみませんか?詳しくはこちら!」の文字の第3種メッセージコンテンツTMC10とが表示されている。この第3種メッセージコンテンツは、限定ではなく例として、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとを対応付けることをユーザに案内する情報と捉えてもよい。
【0268】
限定ではなく例として、第3種メッセージコンテンツTMC10内のリンクがタップされると、限定ではなく例として、図1-18右側の公式アカウントメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
【0269】
この画面では、ユーザA.Aがメンバーシップコースとして「無料会員」コースに加入していることに基づいて、加入ボタンJBT3の文字は「加入中」となり、白黒反転の表示態様で表示されている。
限定ではなく例として、加入ボタンJBT1がユーザによってタップされると、メンバーシップコースが「プレミアム会員」コースに変更され、トークルーム画面に表示が遷移する。
【0270】
本変形例は、第1種別として自己のユーザの一般アカウントと公式アカウントとを対応付けることをユーザに案内する情報(限定ではなく、第2情報の一例)が、自己のユーザの一般アカウントと公式アカウントとを含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に表示される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、限定ではなく例として、第1アカウントと第2アカウントとを含むチャットルームに表示された第2情報に基づき第1アカウントのユーザが第1種別と第2種別とから第1種別を選択する入力を行うことで、第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けが端末によって要求されるようにすることができる。
【0271】
また、本変形例は、第2種別として自己のユーザの一般アカウントと公式アカウントとが対応付けられた後、第1種別として自己のユーザの一般アカウントと公式アカウントとが対応付けられる構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、最初は第2種別として第1アカウントと第2アカウントと対応付けておき、後から第1種別として第1アカウントと第2アカウントとを対応付けることが可能となる。
【0272】
<第2実施例>
第1実施例では、一般ユーザが、特定の公式ユーザのメンバーシップコースのうち、一つのコースに加入する例を例示したが、これに限定されない。
第2実施例は、限定ではなく例として、一般ユーザが、特定の公式ユーザのメンバーシップコースのうち、任意の複数のコースに加入することを可能にする実施例である。
【0273】
第2実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0274】
第1の公式アカウント管理データベース155Aにおける公式アカウントメンバーシップ管理データの別例を図2-1に示す。
公式アカウントメンバーシップ管理データには、限定ではなく例として、メンバーシップコースIDと、メンバーシップコース名と、月額料金と、その他情報とに加えて、最大定員と、現在数とが関連付けて記憶される。
【0275】
最大定員は、このメンバーシップコースに加入可能な一般ユーザの最大人数であり、限定ではなく例として、公式ユーザがメンバーシップコースを設定する際に登録する名称が記憶される。
【0276】
現在数は、このメンバーシップコースに加入している一般アカウントの数、または一般ユーザの人数であり、限定ではなく例として、初期値として「0」をとり、公式アカウント友だち追加処理において、サーバ10の制御部11によってインクリメントされる。
【0277】
<表示画面>
図2-2~図2-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図2-2~図2-3は、限定ではなく例として、一般ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションの画面の一例である。
【0278】
図2-2左側は、図1-8左側と同様のホーム画面の一例である。
限定ではなく例として、「おすすめの公式アカウント」メニュー内の公式ユーザ「MMカフェ」の項目がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図2-2中央の公式アカウントメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
【0279】
現在位置表示領域内の下には、ホーム画面で選択された公式ユーザ「MMカフェ」のアイコンとユーザ名とが表示されている。
その下には、限定ではなく例として、第1種コース表示領域FCR2と、第2種コース表示領域SCR2と、第3種コース表示領域TCR2とが表示されている。
【0280】
第1種コース表示領域FCR2には、メンバーシップコース名である「コーヒー会員」の名称の右側に、このメンバーシップコースの加入可能人数(すなわち、「最大定員-現在数」)が「あと28人」であることが表示されている。また、その右側には、「コーヒー会員」コースに属した場合に付与されるコーヒーカップアイコンのバッジが表示されている。また、メンバーシップコース名の下には、「コーヒー会員」コースに属した場合に付与される特典情報が表示されている。特典情報の下には、このメンバーシップコースの月額料金(ここでは、「2,000円/月」)が表示されている。月額料金の右側には、このメンバーシップコースに加入することを選択するための「選択する」の文字で示される加入選択ボタンSBT1が表示されている。
【0281】
第2種コース表示領域SCR2や第3種コース表示領域TCR2においても、限定ではなく例として、第1種コース表示領域FCR2と同様の内容が表示されるように構成されている。また、加入選択ボタンSBT2と加入選択ボタンSBT3とは、限定ではなく例として、タップ操作され選択されたことにより、「選択済」の反転表示で表示されている。
【0282】
画面最下部には、加入選択ボタンによって選択されたメンバーシップコースに加入するための「メンバーシップに加入する」の文字で示される加入ボタンJBT4が表示されるように構成されている。
【0283】
限定ではなく例として、加入ボタンJBT4がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図2-2右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
この画面では、現在位置が公式ユーザ名「MMカフェ」とのOAトークルーム画面であることを示す「MMカフェ」の文字と、加入しているメンバーシップコースを示す2つのバッジとが、現在位置表示領域内に表示されている。
【0284】
図2-2右側では、コンテンツ表示領域TR4には、限定ではなく例として、ユーザA.Aがメンバーシップコースとして「おやつ会員」コースを選択して加入したことに基づいて、第2種メッセージコンテンツSMC6と、第2種メッセージコンテンツSMC7とが表示されている。また、限定ではなく例として、ユーザA.Aがメンバーシップコースとして「ランチ会員」コースを選択して加入したことに基づいて、第3種メッセージコンテンツTMC6と、第3種メッセージコンテンツTMC7とが表示されている。
【0285】
リッチメニュー表示領域RM4には、ユーザA.Aが「おやつ会員」コースに加入していることに基づいて、「デザートレシピ動画視聴」機能ボタンSRB2と、「シークレットランチ予約」機能ボタンTRB2とが表示されている。
【0286】
図2-3左側のトークルーム画面は、限定ではなく例として、図2-2右側のトークルーム画面から時間が経過した後の表示画面の一例である。
図2-3左側では、コンテンツ表示領域TR4には、限定ではなく例として、ユーザA.Aがメンバーシップコースとして「おやつ会員」コースを選択して加入したことに基づいて、第2種メッセージコンテンツSMC8が表示されている。また、限定ではなく例として、ユーザA.Aがメンバーシップコースとして「ランチ会員」コースを選択して加入したことに基づいて、第3種メッセージコンテンツTMC8が表示されている。
【0287】
限定ではなく例として、現在位置表示領域の右側に表示されるトークルームメニューボタンがタップされると、このトークルームにおける各種機能を設定するためのトークルームメニューTM1が表示されるように構成されている。
トークルームメニューTM1には、限定ではなく例として、このOAトークルームのメッセージ着信通知を止めるための「通知オフ」ボタンと、このOAトークルームに友だちを招待するための「招待」ボタンと、加入するメンバーシップコースを脱退・変更するための「メンバーシップ」ボタンと、この公式ユーザからのメッセージをブロックするための「ブロック」ボタンとが表示されるように構成されている。
【0288】
限定ではなく例として、「ブロック」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、図2-2中央のトークルーム画面に表示が遷移する。
このトークルーム画面では、コンテンツ表示領域TR4に、月額料金を課金中のメンバーシップコースに加入していることに基づいて、通知表示領域NT1が表示されている。
【0289】
通知表示領域NT1には、限定ではなく例として、「有償メンバーシップに加入中です」の文字と、懇願する熊のイラストと、加入しているメンバーシップコースとその月額料金とが表示されるように構成されている。また、通知表示領域NT1の下部には、加入しているメンバーシップコースを解約し、これ以上の課金が発生しないようにした状態でブロックするための「ブロックする」ボタンと、ブロック操作をキャンセルするための「キャンセル」ボタンとが表示されるように構成されている。
【0290】
限定ではなく例として、「ブロックする」ボタンタップされると、限定ではなく例として、図2-2右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
このトークルーム画面では、コンテンツ表示領域TR4に、第2種メッセージコンテンツSMC8と第3種メッセージコンテンツTMC8とに加えて、メンバーシップコースから脱退したことを示す第2種メッセージコンテンツSMC9と第3種メッセージコンテンツTMC9とが表示されている。
【0291】
また、その下には、公式ユーザ「MMカフェ」からのメッセージをブロックしたことを示すシステムメッセージSM1が表示されている。
【0292】
なお、図2-2中央のトークルーム画面において、「通知オフ」ボタンがタップされると、通知表示領域NT1と同様の警告表示が表示されるようにしてもよい。この場合、加入しているメンバーシップコースの解約処理と、OAトークルームのメッセージ着信通知停止処理とが行われるようにしてもよい。
【0293】
<処理>
処理については、限定ではなく例として、端末20Aのユーザが加入を希望する1以上のメンバーシップコースIDを受け付ける。そして、公式アカウントメンバーシップコース選択情報には、複数のメンバーシップコースIDを含めるようにしてもよい。
【0294】
公式アカウント友だち追加処理において、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウント管理データベース155を参照し、公式アカウント友だち追加要求情報で指定された公式アカウント管理データの公式アカウントメンバーシップ管理データを読み込む。そして、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、公式アカウントメンバーシップコース選択情報で指定された各メンバーシップコースにおいて、限定ではなく例として、人数制限判定条件「最大定員-現在数>0」を満たすか否かを判定する。
【0295】
人数制限判定条件を満たすと判定する場合、サーバ10の制御部11は、公式アカウント友だち追加要求情報で指定された公式アカウント管理データの公式アカウント友だちデータに、端末20Aの一般アプリケーションIDと、人数制限判定条件を満たしたメンバーシップコースIDとを追加して記憶させる処理を行う。この場合、公式アカウント友だちデータのメンバーシップコースIDには、複数のメンバーシップコースIDが含まれるようにしてもよい。
一方、人数制限判定条件を満たさないと判定する場合、サーバ10の制御部11は、上記の記憶させる処理を行わない。
【0296】
なお、人数制限判定条件を満たさないと判定する場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、加入を希望するメンバーシップコースが既に定員に達していることを示すメンバーシップコース定員限界情報を通信I/F14によって端末20Aに送信するようにしてもよい。そして、端末20Aは、メンバーシップコース定員限界情報を受信すると、表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0297】
<第2実施例の効果>
本実施例は、一般ユーザの端末20が、第1情報を送信した後、公式アカウントをブロックすることに関する処理を制御部21によって行う場合、公式アカウントから送信されたメッセージを受信することができないことを示すシステムメッセージ等の情報(限定ではなく、第2アカウントから送信されたメッセージを受信することができないことに関する情報の一例)を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1アカウントのユーザの端末は、第1情報を送信した後、第2アカウントをブロックすることに関する処理を行う場合、第2アカウントから送信されたメッセージを受信することができないことに関する情報を表示部に表示することによって、第2アカウントから送信されたメッセージを受信することができないことをユーザに知らせることができる。
【0298】
また、本実施例は、サーバ10が、第1種別として公式アカウントと対応付けられた現在数(限定ではなく、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウント数の一例)を制御部11によって取得する。そして、サーバ10は、取得したアカウント数に基づく、アカウントの記憶処理や、メンバーシップコース定員限界情報を一般ユーザの端末20に送信する処理等の処理(限定ではなく、アカウント数に基づく処理の一例)を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバは、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウント数を取得した上で、取得したアカウント数に基づく処理を行うことができる。
【0299】
また、この場合、上記の処理は、人数制限判定条件を満たさない場合(限定ではなく、アカウント数が設定数に達した場合の一例)、第1情報を受信しても、一般ユーザが加入を希望するメンバーシップコースのメッセージ(第1メッセージ)を、この一般ユーザの端末20に送信しない処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウント数が設定数に達した場合、第1アカウントのユーザの端末から第1情報を受信しても、第1メッセージを第1端末に送信しないようにすることができる。
【0300】
<第2変形例(1)>
上記の実施例では、メッセージのブロックにはメンバーシップコースからの脱退が必要である例を示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、メンバーシップコースに加入したままの状態で、ブロックや着信通知の停止操作が実行できるようにしてもよい。
【0301】
この場合、限定ではなく例として、ブロックまたは着信通知停止状態でメッセージコンテンツが端末20に送信されると、限定ではなく例として、端末20の制御部21は、メンバーシップコースからの脱退忘れがないか否かの警告メッセージを表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0302】
あるいは、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、ブロックまたは着信通知停止状態の端末20へのメッセージ送信要求を受け付けると、要求されたメッセージに変えて、ブロックまたは着信通知停止状態の解除を求める警告メッセージを端末20に送信するようにしてもよい。
【0303】
<第2変形例(2)>
上記の実施例では、公式ユーザを友だち追加する際にメンバーシップコースごとの定員数が確認できることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、メンバーシップコースごとの最大定員や現在数を、ホーム画面の「おすすめの公式アカウント」欄や、トークリスト画面、OAトークルーム画面等に表示させるようにしてもよい。
【0304】
<第3実施例>
第1実施例と第2実施例とでは、OAトークルームへの参加に関する例を例示したが、これに限定されない。
第3実施例は、限定ではなく例として、一般ユーザが、他の任意の1以上の一般ユーザとのコミュニケーションを図るためのトークルーム(以下、「オープントークルーム」と称する。)へ参加する場合の実施例である。
【0305】
オープントークルームでは、限定ではなく例として、同じ興味対象に興味を持つ一般ユーザ同士が参加可能なオープントークルームを、一般ユーザが作成することができるようにしてもよい。オープントークルームに一般ユーザが参加する場合、限定ではなく例として、一般アカウント登録データ153に登録されている一般ユーザ名とは異なるニックネームで参加できるようにしてもよい。
オープントークルームは、オープンチャットルームといってもよいし、そうしなくてもよい。
【0306】
第3実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0307】
図3-1は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報等の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、アプリケーション管理処理プログラム151と、一般アカウント登録データ153と、公式アカウント管理データベース155とに加えて、オープンチャットアカウント管理データベース157が記憶される。
【0308】
オープンチャットアカウント管理データベース157は、メッセージングアプリケーションにおけるオープントークルームを管理するための管理用のデータベースであり、そのデータ構成例の一例を図3-2に示す。
オープンチャットアカウント管理データベース157には、オープントークルームごとの管理データとして、オープンチャットアカウント管理データが記憶される。
【0309】
各々のオープンチャットアカウント管理データには、限定ではなく例として、オープンチャットIDと、オープンチャット名と、その他登録情報と、オープンチャットメンバーシップ管理データと、オープンチャット友だちデータとが記憶される。
【0310】
オープンチャットIDは、オープントークルームを識別するために用いられる情報である。
このオープンチャットIDは、好ましくはオープントークルームごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってオープントークルームごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
【0311】
オープンチャット名は、このオープントークルームの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがオープントークルームを作成する際に登録する名称が記憶される。
【0312】
その他登録情報には、このオープントークルームの管理者となっている一般ユーザの一般アプリケーションIDや、オープントークルームのトピックに関する情報、オープントークルームのアイコン情報、オープントークルーム内における表示態様を規定する情報といった各種の情報を含めるようにすることができる。
【0313】
オープンチャットメンバーシップ管理データは、このオープントークルームの友だちとなるためのメンバーシップコースを管理するためのデータであり、限定ではなく例として、メンバーシップコースIDと、メンバーシップコース名と、月額料金と、その他情報とが関連付けて記憶される。
【0314】
メンバーシップコースIDと、メンバーシップコース名と、月額料金と、その他情報とは、限定ではなく例として、公式アカウントメンバーシップ管理データと同様に構成するようにしてもよい。
【0315】
なお、限定ではなく例として、メンバーシップコース名が「参加不能」である場合、このオープントークルームの友だちとなれない(オープントークルームに参加出来ない)ようにしてもよい。また、月額料金は、金額に幅をもたせ、その金額範囲内であれば任意の金額を課金出来るようにしてもよい。
また、第2実施例を参酌し、各メンバーシップコースに定員を設けられるようにしてもよい。
【0316】
なお、月額料金としてこのオープントークルームに課金された金銭は、限定ではなく例として、オープトークルームの管理者のアカウントに付与されるようにしてもよい。
【0317】
オープンチャット友だちデータは、このオープントークルームと友だちである(オープントークルームに参加している)一般アカウントを識別するためのデータであり、限定ではなく例として、ニックネームと、一般アプリケーションIDと、メンバーシップコースIDと、月額課金額とが関連付けて記憶される。なお、オープンチャット友だちデータに、登録日時等をさらに関連付けて記憶させるようにしてもよい。
【0318】
ニックネームは、このオープントークルームにおける一時的なユーザ名(表示名)であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがこのオープントークルームに参加する際に登録する名称が記憶される。
【0319】
月額課金額は、この一般アカウントが設定している月額課金を記憶するためのデータであり、限定ではなく例として、端末20のユーザがこのオープントークルームに参加する際に設定する課金額が記憶される。
【0320】
一般アプリケーションIDと、メンバーシップコースIDとは、限定ではなく例として、公式アカウント友だちデータと同様に構成するようにしてもよい。
【0321】
<表示画面>
図3-3~図3-5は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図3-3~図3-5は、限定ではなく例として、一般ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションの画面の一例である。
【0322】
図3-3左側は、図1-8左側のホーム画面の別例である。
この画面では、限定ではなく例として、「おすすめの公式アカウント」メニューに変えて、端末20Aのユーザに友だち登録を薦めるオープントークルーム一覧を表示させるための「おすすめのオープンチャット」メニューが表示されるように構成されている。この画面では、「おすすめのオープンチャット」メニューには、限定ではなく例として、端末20Aのユーザ情報に基づいて、オープンチャット名「XXスーパー友の会」と、オープンチャット名「チームNNに心臓を捧げよ」と、オープンチャット名「アイドルZZファン集まれ」との名称とアイコンとが表示されている。
【0323】
限定ではなく例として、「おすすめのオープンチャット」メニュー内のオープンチャット名「アイドルZZファン集まれ」の項目がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図3-3中央のオープンチャットメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
【0324】
この画面では、現在位置がメッセージングアプリケーションのオープンチャットメンバーシップ選択画面であることを示す「オープンチャットメンバーシップ」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
【0325】
現在位置表示領域内の下には、端末20Aのユーザが友だち登録を行うオープントークルームに関するメンバーシップコースの情報を表示するためのメンバーシップコース選択領域CSR1が表示されるように構成されている。
【0326】
メンバーシップコース選択領域CSR1には、ホーム画面で選択されたオープントークルーム「アイドルZZファン集まれ」のアイコンとユーザ名と、このオープントークルームに参加するためには課金が必要であることを示す「参加には課金が必要です」の文字とが表示されている。
その下には、メンバーシップコース名「レギュラー」からメンバーシップコース名「ゴッド」の各メンバーシップコースに加入するために必要な課金金額が一覧で表示されている。
【0327】
メンバーシップコース選択領域CSR1の下部には、課金額を端末20Aのユーザに入力させるための課金額入力領域BAR1が表示されるように構成されている。また、その下には、課金額入力領域BAR1に入力された課金額でオープントークルームに参加するための「加入する」の文字で示される加入ボタンJBT5が表示されている。
この画面では、課金額入力領域BAR1では、限定ではなく例として、100円単位で課金額を変更できるように構成されている。また、課金額として、「100円/月」が選択されていることが表示されている。
【0328】
限定ではなく例として、加入ボタンJBT5がタップされると、限定ではなく例として、図3-3右側のオープンチャットメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
【0329】
この画面では、現在位置表示領域内の下には、端末20Aのユーザが加入するメンバーシップコースに関する情報を表示するためのメンバーシップコース確認領域CCR1が表示されるように構成されている。
メンバーシップコース確認領域CCR1には、オープンチャット名と、メンバーシップコース選択領域CSR1において選択された課金額に基づくメンバーシップコース名が表示されるように構成されている。また、その下には、ニックネームと、オープントークルーム内でのアイコンとを入力するための領域が表示されるように構成されている。
メンバーシップコース確認領域CCR1の下部には、メンバーシップコース確認領域CCR1において表示されている内容に基づいてオープントークルームに参加するための「参加する」ボタンと、参加をやめるための「やめる」ボタンとが表示されるように構成されている。
【0330】
限定ではなく例として、「参加する」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図3-4左側のトークルーム画面に表示が遷移する。
この画面では、現在位置がオープンチャット名「アイドルZZファン集まれ」のオープントークルーム画面であることを示す「アイドルZZファン集まれ」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。文字の右側には、一般ユーザ「A.A」の課金額が「月額100円」であったことにより、メンバーシップコース名「レギュラー」のメンバーシップコースに加入していることを示すメダルアイコンが表示されている。
【0331】
コンテンツ表示領域TR5には、限定ではなく例として、ニックネーム「AAA」の一般ユーザが参加したことを示すシステムメッセージSM2と、「AAAさんようこそ!」の文字のオープンメッセージコンテンツOMC1と、「はじめまして~」の文字のオープンメッセージコンテンツOMC2と、「よろしく~」の文字のオープンメッセージコンテンツOMC3とが表示されている。
【0332】
限定ではなく例として、オープンメッセージコンテンツOMC1とオープンメッセージコンテンツOMC2とオープンメッセージコンテンツOMC3とでは表示態様(限定ではなく例として、アイコンバッジと、文字色と、背景色)とが異なる。これは、それぞれのメッセージ送信者のメンバーシップコースが異なるためである。
【0333】
限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR5に上記のメッセージに加えて「AAAさんの推しの曲教えて!」の文字のオープンメッセージコンテンツOMC4とが表示され、限定ではなく例として、トークルームメニューボタンがタップされると、限定ではなく例として、図3-4中央のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0334】
この画面において、オープンメッセージコンテンツOMC4とオープンメッセージコンテンツOMC3との表示態様は、メッセージ送信者のメンバーシップコースが同じ「レギュラー」であるため、限定ではなく例として、標準の表示態様である白背景に黒文字となっている。
【0335】
限定ではなく例として、トークルームメニューTM2において、「メンバーシップ」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、図3-4右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0336】
この画面では、「メンバーシップ」ボタンがタップされたことにより、限定ではなく例として、コンテンツ表示領域TR5に重畳して、メンバーシップコース選択領域CSR2が表示されている。
この画面では、メンバーシップコース選択領域CSR2における課金額入力領域BAR2に対する入力に基づいて、課金額が「600円/月」に変更されている。
限定ではなく例として、課金額入力領域BAR2に入力された課金額への変更を行うための「変更する」の文字で示される変更ボタンCBT1がタップされると、限定ではなく例として、図3-5左側のオープンチャットメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
【0337】
この画面では、コンテンツ表示領域TR5には、オープンメッセージコンテンツOMC4の下に、課金額が変更され、メンバーシップコースが「スター」に変更されたことにより、「AAAがランクアップしました」の文字のシステムメッセージSM3が表示されている。
また、その下には、「全部好き!」の文字のオープンメッセージコンテンツOMC5が表示されている。
オープンメッセージコンテンツOMC5の表示態様は、限定ではなく例として、同じ「スター」であるオープンメッセージコンテンツOMC2と同様に変化している。
【0338】
限定ではなく例として、再度トークルームメニューTM2において、「メンバーシップ」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、図3-5中央のトークルーム画面に表示が遷移する。
そして、メンバーシップコース選択領域CSR2における課金額入力領域BAR2に対する入力に基づいて、課金額が「0円/月」に変更され、変更ボタンCBT1がタップされると、限定ではなく例として、図3-5右側のオープンチャットメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
【0339】
この画面では、課金額が「0円/月」に変更され、オープントークルームに参加不能となったことにより、「チャットルームから強制退出されました」の文字の通知表示領域NT2が表示されている。そして、オープンチャットメンバーシップ選択画面に戻ったため、オープントークルームのメッセージ内容閲覧ができなくなっている。
【0340】
なお、課金額が「0円/月」に変更された場合、限定ではなく例として、課金によるサブスクリプションが有効である期間(限定ではなく例として、月額料金であれば月末までの間)、オープントークルームに参加可能な状態が続き、課金によるサブスクリプションが無効になると、オープントークルームに参加不能となるようにしてもよい。
【0341】
また、オープントークルームに参加不能となった場合、課金によるサブスクリプションが有効であった期間内にオープントークルームに投稿されたメッセージコンテンツは引き続き閲覧可能であるようにしてもよい。そして、オープントークルームに参加不能となったユーザからオープントークルームへの新たな投稿を受け付けないようにしてもよい。また、課金によるサブスクリプションが無効となった後、オープントークルームに入室(参加)は可能であるが投稿されたメッセージコンテンツが更新表示されないようにしてもよい。
【0342】
<処理>
処理については、限定ではなく例として、オープンチャットアカウント管理データを公式アカウント管理データと当てはめることで、限定ではなく例として、図1-11の処理と同様に実行することが可能なため、詳細な説明は省略する。
【0343】
ここで、前述の第1種コースと、第2種コースとは、以下のように当てはめるようにしてもよい。
【0344】
・パターン(A)
第1種コース:オープントークルームに参加可能である課金が必要なメンバーシップコース。
第2種コース:オープントークルームに参加不能である課金不要のメンバーシップコース。
なお、第1種コース内に更に複数のメンバーシップコース(限定ではなく例として、「スタンダード」と「スター」と「ゴッド」)を設定可能であるようにしてもよい。
【0345】
第2種コースは、限定ではなく例として、図3-2に示したオープンチャットメンバーシップ管理データにおけるメンバーシップコースID「M000」によって識別されるコース(参加不能)とすることができる。よって、このコースを選択した一般ユーザの一般アプリケーションIDは、図3-2に示したオープンチャット友だちデータには記憶されない(関連付けられない)ようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0346】
・パターン(B)
第1種コース:オープントークルームに参加可能である課金が必要なメンバーシップコース。
第2種コース:オープントークルームに参加可能である課金が必要なメンバーシップコース。
この場合、限定ではなく例として、月額料金による加入条件を満たさない場合、いずれのコースのメンバーシップコースにも加入できないようにしてもよい。すなわち、月額料金による加入条件を満たさない場合、一般ユーザの一般アプリケーションIDは、図3-2に示したオープンチャット友だちデータには記憶されない(関連付けられない)ようにしてもよい。
また、オープントークルームには、メンバーシップコースに関わらず、第1種メッセージと第2種メッセージとが配信されるようにしてもよい。
パターン(B)は、パターン(A)において、第1種コース内に更に複数のメンバーシップコースを設定可能にした場合の実装例の一例といってもよい。
【0347】
なお、パターン(B)では、限定ではなく例として、メンバーシップコースごとに異なるオープントークルームに振り分けられるようにしてもよいし、同じオープントークルームにおいて配信されるメッセージが異なるようにしてもよい。
【0348】
<第3実施例の効果>
本実施例は、限定ではなく例として、第1種別(限定ではなく例として、課金コース)としてオープントークルームを識別する情報(限定ではなく、第2アカウントの一例)と対応付けられたアカウントは、オープントークルームに参加可能である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントがオープンチャットルームに参加できるようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、特定の興味を持つユーザ同士が容易にコミュニケーションをとるといったことが可能となる。また、限定ではなく例として、オープンチャットルームへの参加に課金を要するようにすることで、熱量の高いユーザ同士でコミュニケーションをとるといったことが可能となる。
【0349】
また、この場合、アカウントの対応付けが第1種別ではなくなった場合、オープントークルームへの参加が制限されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1種別として第2アカウントとの対応付けを維持する動機付けをユーザに与えることができる。
【0350】
<第3変形例(1)>
上記の実施例では、メンバーシップコースに関わらず同じオープントークルーム内でメッセージを配信する例を例示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、メンバーシップコースごとに異なるオープントークルームに属するようにしてもよい。
この場合、オープトークルームごとに独立してメッセージが配信されるようにしてもよいし、第1種コースのオープントークルームには第1種メッセージと第2種メッセージとが配信されるが、第2種コースのオープントークルームには第2種メッセージのみが配信されるようにしてもよい。
【0351】
なお、メンバーシップコースに関わらず同じオープントークルームに属する場合、限定ではなく例として、オープントークルーム内の設定された人数(限定ではなく例として、「30人」)に達すると、それ以後に参加する一般ユーザは新たに自動生成される異なるオープントークルームに振り分けられるようにしてもよい。
【0352】
<第4実施例>
第4実施例は、限定ではなく例として、ある公式アカウントと友だちとなった一般ユーザ同士でメッセージの送受信が可能なトークルームを用いて、公式アカウントと友だち登録を行った一般ユーザ同士がチャットを行う実施例である。
以下では、ある公式アカウントと友だち登録を行った一般ユーザ同士でメッセージの送受信が可能なトークルームを「関連トークルーム」と呼称する。
なお、関連トークルームは、公式アカウントにおける所定のメンバーシップコースで提供される特典機能としてのグループトークルームまたはOAトークルームの一種としてもよい。また、関連トークルームは、公式アカウントと関連付けられたオープントークルームの一種としてもよい。つまり、関連トークルームは、第3実施例に示したオープントークルームの一種としてもよい。
【0353】
第4実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0354】
図4-1~図4-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。図4-1~図4-2は、限定ではなく例として、一般ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションの画面の一例である。
【0355】
図4-1左側は、図1-8左側のホーム画面の別例である。
この画面では、「おすすめの公式アカウント」メニューに、公式ユーザ「XXスーパー」、公式ユーザ「LLヨガスタジオ」、公式ユーザ「MMカフェ」、公式ユーザ「ZZファンクラブ」等の複数の公式ユーザについて、その名称とそのアイコンとが表示されている。
【0356】
限定ではなく例として、「おすすめの公式アカウント」メニュー内の公式ユーザ「ZZファンクラブ」の項目がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図4-1中央のトークルーム画面に表示が遷移する。
この画面では、現在位置が公式ユーザ名「ZZファンクラブ」とのOAトークルーム画面であることを示す「ZZファンクラブ」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。
【0357】
図4-1中央では、コンテンツ表示領域TR6には、限定ではなく例として、ユーザA.Aがこの公式アカウントにおいて課金を必要としないメンバーシップコースである第4種コースに自動的に加入したことに基づいて、「ファンクラブ参加ありがとう!」の文字の第4種メッセージコンテンツQMC1が表示されている。その下には、課金を行うことでメンバーシップコースの変更が可能であることを示す「課金額に応じて会員限定機能が使えるよ!」の文字の第4種メッセージコンテンツQMC2が表示されている。また、その下には、課金を行うことでメンバーシップコースの変更を行うための「課金する」の文字で示される課金ボタンBBT1が表示されている。
【0358】
また、この例では、コンテンツ表示領域TR6の下部には、リッチメニュー表示領域RM5が表示されるように構成されている。
リッチメニュー表示領域RM5には、第1種コースである「ゴッド」コース、または第2種コースである「スター」コース、または第3種コースである「レギュラー」コースに加入している場合に使用可能な「ファンクラブチャット参加」機能ボタンTRB3と、「ゴッド」コースまたは「スター」コースに加入している場合に使用可能な「新曲PV先行視聴」機能ボタンSRB3と、「ゴッド」コースに加入している場合に使用可能な「ライブ先行予約」機能ボタンFRB3とが表示されている。
「ファンクラブチャット参加」機能ボタンTRB3と、「新曲PV先行視聴」機能ボタンSRB3と、「ライブ先行予約」機能ボタンFRB3とは、限定ではなく例として、現在のメンバーシップコースが第4種コースであることに基づいて、グレーアウトの表示態様で表示され、機能が無効化されている。
【0359】
限定ではなく例として、課金ボタンBBT1がタップされると、限定ではなく例として、図4-1右側の公式アカウントメンバーシップ選択画面に表示が遷移する。
【0360】
メンバーシップコース選択領域CSR3には、OAトークルーム「アイドルZZファンクラブ」のアイコンとユーザ名と、ユーザに課金を促す「課金額を選んでね」の文字とが表示されている。
その下には、メンバーシップコース名「レギュラー」からメンバーシップコース名「ゴッド」の各メンバーシップコースに加入するために必要な課金金額が一覧で表示されている。
【0361】
メンバーシップコース選択領域CSR3の下部には、課金額を端末20Aのユーザに入力させるための課金額入力領域BAR3が表示されるように構成されている。また、その下には、課金額入力領域BAR3に入力された課金額に基づいてOAトークルームのメンバーシップコースを変更するための「課金する」の文字で示される加入ボタンJBT6が表示されている。
この画面では、課金額入力領域BAR3では、限定ではなく例として、100円単位で課金額を変更できるように構成されている。また、課金額として「200円/月」が選択されていることが示されている。
【0362】
なお、公式アカウントメンバーシップ選択画面は、本画面とは異なり、限定ではなく例として、第1実施例や第2実施例を参酌し、複数のメンバーシップコースから任意のコースが選択可能であるようにしてもよい。
【0363】
限定ではなく例として、加入ボタンJBT6がタップされると、限定ではなく例として、図4-2左側のトークルーム画面に表示が遷移する。
この画面では、課金によりメンバーシップコースが「レギュラー」コースに変更されたことに基づいて、コンテンツ表示領域TR6には一般ユーザA.Aのメンバーシップコースが「レギュラーコース」となったことを示すシステムメッセージSM4が表示されている。
また、リッチメニュー表示領域RM5において、「ファンクラブチャット参加」機能ボタンTRB3が有効化され、グレーアウトの表示態様が解除されている。
【0364】
限定ではなく例として、「ファンクラブチャット参加」機能ボタンTRB3がタップされると、限定ではなく例として、図4-2中央の関連トークルーム参加画面に表示が遷移する。
この画面では、現在位置表示領域内の下に、端末20Aのユーザが加入しているメンバーシップコースに関する情報を表示するためのメンバーシップコース確認領域CCR2が表示されるように構成されている。
メンバーシップコース確認領域CCR2には、メンバーシップコース選択領域CSR3において選択された課金額に基づくメンバーシップコース名が表示されるように構成されている。また、その下には、ニックネームと、関連トークルーム内でのアイコンとを入力するための領域が表示されるように構成されている。
メンバーシップコース確認領域CCR2の下部には、メンバーシップコース確認領域CCR2において表示されている内容に基づいて関連トークルームに参加するための「参加する」ボタンと、参加をやめるための「やめる」ボタンとが表示されるように構成されている。
【0365】
限定ではなく例として、「参加する」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、図4-2右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
この画面では、現在位置がチャット名「ファンクラブチャット」の関連トークルーム画面であることを示す「ZZファンクラブチャット」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。文字の右側には、一般ユーザ「A.A」がメンバーシップコース名「レギュラー」のメンバーシップコースに加入していることを示すメダルアイコンが表示されている。
【0366】
コンテンツ表示領域TR7には、限定ではなく例として、ニックネーム「AAA」の一般ユーザが参加したことを示すシステムメッセージSM5と、「AAAさんようこそ!」の文字の関連メッセージコンテンツRMC1と、「はじめまして~」の文字の関連メッセージコンテンツRMC2と、「よろしく~」の文字の関連メッセージコンテンツRMC3とが表示されている。
【0367】
限定ではなく例として、関連メッセージコンテンツRMC1と関連メッセージコンテンツRMC2と関連メッセージコンテンツRMC3とでは表示態様(限定ではなく例として、アイコンバッジと、文字色と、背景色)とが異なる。これは、それぞれのメッセージ送信者のメンバーシップコースが異なるためである。
【0368】
なお、図4-2左側のトークルーム画面において、限定ではなく例として、システムメッセージSM4の下に、OAアカウントから送信されて端末20Aが受信した関連トークルーム(この例では、ファンクラブチャットルーム)への案内・参加に関する第3種メッセージコンテンツ(限定ではなく例として、「ファンクラブ参加ありがとう。もしよければ、課金コースの入会者限定のトークルームをつかってね!」といった文面のリンク付きの第3種メッセージコンテンツ)が表示されるようにしてもよい。そして、限定ではなく例として、その第3種メッセージコンテンツのリンクに対するユーザ入力に基づいて、図4-2中央の関連トークルーム参加画面が表示されるようにしてもよい。
【0369】
また、限定ではなく例として、第3実施例を参酌し、関連トークルームにおいて、限定ではなく例として、公式アカウントメンバーシップへの課金が停止されたことにより、関連トークルームへの参加が制限されるようにしてもよい。参加の制限としては、関連トークルームの閲覧自体が不能となるようにしてもよいし、関連トークルームへの参加が制限された期間について関連トークルームに配信されたメッセージコンテンツが表示されないようにしてもよい。
【0370】
また、限定ではなく例として、関連トークルームに参加後、限定ではなく例として、トークルームメニューを用いて課金額またはメンバーシップコースの変更が可能であるようにしてもよい。
【0371】
また、上記の例では、課金コース(限定ではなく例として、第1種コース~第3種コース)のアカウントのみが関連トークルームに参加可能であることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、無料コース(限定ではなく例として、第4種コース)のアカウント(公式アカウントを友だち登録しただけのアカウント)も、関連トークルームに参加することができるようにしてもよい。つまり、上記の関連トークルームを、公式アカウントと友だちであるという条件(課金/無料を問わない。)を満たす一般アカウントが参加可能なトークルームとしてもよい。
【0372】
本変形例は、一般ユーザの端末20が、第1種別(限定ではなく例として、課金コース)として公式アカウント(限定ではなく、第2アカウントの一例)と対応付けられた、自己のユーザの一般アカウントとは異なるアカウントを含む関連トークルーム(オープントークルームと捉えてもよい。)(限定ではなく、チャットグループの一例)への参加に関する情報を通信I/F22によって受信する。そして、一般ユーザの端末20は、受信した参加に関する情報を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1アカウントのユーザの端末は、第1種別として第2アカウントと対応付けられた、第1アカウントとは異なるアカウントを含むチャットグループへの参加に関する情報を受信した上で、この参加に関する情報を表示して、ユーザに知らせることができる。また、これにより、第1種別として第2アカウントと対応付けられた、第1アカウントとは異なるアカウントを含むチャットグループに、自己の端末のユーザが参加できるようにすることができる。
【0373】
また、この場合、限定ではなく例として、第1種別(限定ではなく例として、課金コース)として公式アカウントと対応付けられたアカウントは、関連トークルームに参加可能なアカウントであり、第2種別(限定ではなく例として、無料コース)として公式アカウントと対応付けられたアカウントは、関連トークルームに参加不能なアカウントであるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントは関連トークルームに参加できるようにする一方、第2種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントは関連トークルームに参加できないようにすることができる。これにより、限定ではなく例として、第1種別として第2アカウントと対応付けられたアカウントのユーザ同士が容易にコミュニケーションをとるといったことが可能となる。
【0374】
また、この場合、第1種別として公式アカウントと対応付けられたアカウントが、第2種別として公式アカウントと対応付けられた場合、関連トークルームへの参加が制限されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1種別として第2アカウントとの対応付けを維持する動機付けをユーザに与えることができる。
【0375】
<第5実施例>
第5実施例は、限定ではなく例として、公式ユーザが、自身の運用する公式アカウントに関する情報を確認する場合の実施例である。
【0376】
第5実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
また、既出の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して、再度の説明を省略する。
【0377】
図5-1~図5-2は、本実施例において端末20(40)の表示部24(44)に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図5-1~図5-2は、限定ではなく例として、公式ユーザA(この例では「LLヨガスタジオ」の事業者)の端末40Aの表示部44に表示されるメッセージングアプリケーションの公式アカウント運用管理画面の一例である。
【0378】
図5-1において、公式アカウント運用管理画面の最上部には、公式アカウント運用管理画面の概要表示領域が表示されている。
【0379】
概要表示領域の左端には、メッセージングアプリケーションの公式アカウント運用管理画面であることを示す「Official Account Manager」の文字が、メッセージングアプリケーションのアイコンと共に表示されている。
【0380】
その右には、限定ではなく例として、公式ユーザがメッセージングアプリケーション登録時等に登録したアイコンと、公式アカウントであることを示す星印のアイコンと、メッセージングアプリケーションを利用している公式ユーザ名である「LLヨガスタジオ」の文字とが表示されている。
また、「LLヨガスタジオ」の文字の右には、限定ではなく例として、管理する公式アカウントを切り替える際に用いられるプルダウンメニューを表示させるための下三角のアイコンが表示されている。
【0381】
その右には、限定ではなく例として、この公式アカウントと友だちとなっている一般アカウントの人数(友だち人数)が二重の人型アイコンと共に表示されている。限定ではなく例として、図5-1では、公式アカウント「LLヨガスタジオ」の友だち人数は、「180人」であることが示されている。
【0382】
概要表示領域の右部には、限定ではなく例として、人型アイコンに「アカウント」の文字で示される公式アカウント登録情報変更ボタンと、クエスチョンマークのアイコンに「ヘルプ」の文字で示されるヘルプボタンとが表示されている。
限定ではなく例として、ユーザによって登録情報変更ボタンがタップされると、この公式アカウントの登録内容(限定ではなく例として、連絡先電話番号等)を変更するための登録内容変更画面に画面が遷移する。
また、限定ではなく例として、ユーザによってヘルプボタンがタップされると、公式アカウント運用管理画面の使い方を解説するヘルプ画面に画面が遷移する。
【0383】
概要表示領域の下には、公式アカウント運用管理に関する各種メニューを公式ユーザに選択させるためのグローバルメニュー表示領域GMM1が表示されている。
この画面では、グローバルメニュー表示領域GMM1には、限定ではなく例として、友だちの認証や削除、メッセージの送信管理を行うための「ホーム」の文字で示されるホームメニュー選択タブと、友だち人数の推移やメッセージの送信数等の分析を行うための「分析」の文字で示される分析メニュー選択タブとが表示されている。
図5-1では、分析メニュー選択タブが手前側に表示されており、分析メニュー選択タブが選択されていることが示されている。
【0384】
グローバルメニュー表示領域GMM1の下には、左ペインに、限定ではなく例として、グローバルメニュー表示領域GMM1で選択されているメニュー選択タブ(この場合には分析メニュー選択タブ)と関連する機能メニューを表示するためのローカルメニュー表示領域LMM1が表示されている。
ローカルメニュー表示領域LMM1には、限定ではなく例として、分析メニュー選択タブと関連する機能メニューとして、限定ではなく例として、友だちとして登録した一般ユーザのメンバーシップコース等を分析し表示するための「メンバーシップ」の文字で示されるメンバーシップ解析メニューボタンと、メッセージの送信状況を分析し表示するための「メッセージ」の文字で示されるメッセージ解析メニューボタンと、クーポンの利用状況等を分析し表示するための「クーポン」の文字で示されるクーポン解析メニューボタンとが表示されている。
図5-1では、メンバーシップ解析メニューボタンが反転表示され、選択されていることが示されている。
【0385】
また、右ペインには、限定ではなく例として、ローカルメニュー表示領域LMM1において選択されているメニューボタンと対応するレポート表示領域RPR1が表示されている。
図5-1では、ローカルメニュー表示領域LMM1においてメッセージ解析メニューボタンが選択されていることに基づいて、レポート表示領域RPR1には友だちとなっている一般ユーザのメンバーシップに関する分析を行うことを示す「メンバーシップレポート」の文字が表示されている。
【0386】
その下には、限定ではなく例として、友だちとなっている「180」人のメンバーシップコース種別を一覧可能である「会員種別数」の表が表示されるように構成されている。
この画面では、メンバーシップコース名「無料会員」に属する一般ユーザが「100」人、メンバーシップコース名「スタンダード会員」に属する一般ユーザが「60」人、メンバーシップコース名「プレミアム会員」に属する一般ユーザが「20」人であることが表示されている。
【0387】
その下には、限定ではなく例として、各メンバーシップコースの月額料金として一般ユーザに課金された結果、この公式ユーザが取得できる収入を確認可能である「月額メンバーシップ収入」の表が表示されるように構成されている。
ここでは、説明を簡略化するため、メッセージングサービス事業者は手数料を取らず、全額を公式ユーザに渡す例を例示する。
【0388】
ここでは、「スタンダード会員」の月額料金が「400円」、「プレミアム会員」の月額料金が「800円」であることが表示され、その下には、「スタンダード会員」に属する一般ユーザからの収入が「24,000円」、「プレミアム会員」に属する一般ユーザからの収入が「16,000円」であり、月額の合計収入が「40,000円」であることが表示されている。
【0389】
その下には、限定ではなく例として、メッセージングサービスにおける公式アカウントの利用料金と、各メンバーシップコースの課金による収入との収支がOAトークルームへのメッセージ送信数によりどのように変化するかを図示した「月額利用料金収支」のグラフが表示されるように構成されている。
【0390】
ここでは、限定ではなく例として、「無料会員」へのメッセージ送信には1通あたり「1円」の利用料金が発生するが、課金が必要である「プレミアム会員」と「スタンダード会員」とへのメッセージ送信には利用料金が発生しない場合を考える。
【0391】
グラフでは、メッセージ送信数が「400通」を超える場合、「無料会員」へのメッセージ送信利用料金が月額メンバーシップ収入を上回ることが表示されている。
【0392】
図5-2は、公式アカウント運用管理画面の別例である。
図5-2において、グローバルメニュー表示領域GMM1では、ホームメニュー選択タブが手前側に表示されており、ホームメニュー選択タブが選択されていることが示されている。
【0393】
ローカルメニュー表示領域LMM2には、限定ではなく例として、ホームメニュー選択タブと関連する機能メニューとして、限定ではなく例として、メッセージを送信するための「メッセージ配信」の文字で示されるメッセージ配信メニューボタンと、クーポンの発行等を行うための「クーポン配信」の文字で示されるクーポン配信メニューボタンと、この公式アカウントのトークルーム(チャットルーム)内に構成されるリッチメニューを作成するための「リッチメニュー作成」の文字で示されるリッチメニュー管理メニューボタンが表示されている。
図5-2では、メッセージ配信メニューボタンが反転表示され、選択されていることが示されている。
【0394】
グローバルメニュー表示領域GMM1の下方右ペインには、限定ではなく例として、ローカルメニュー表示領域LMM2において選択されているメニューボタンと対応する配信管理表示領域CMR1が表示されている。
図5-2では、ローカルメニュー表示領域LMM2においてメッセージ配信メニューボタンが選択されていることに基づいて、配信管理表示領域CMR1には公式アカウントから配信(送信)するメッセージを予め作成することを示す「メッセージ予約配信」の文字が表示されている。
【0395】
その下には、メッセージ送信日時を指定するための「送信日時」の文字で示される送信日時選択領域が表示されるように構成されている。
送信日時選択領域には、メンバーシップコースごとに送信日時を指定するための「プレミアム会員」送信日時設定領域と、「スタンダード会員」送信日時設定領域と、「無料会員」送信日時設定領域とが表示されるように構成されている。
【0396】
この画面では、「プレミアム会員」送信日時設定領域において、メッセージ送信日時として、「20XX年3月3日19時00分」が指定されていることが表示されている。そして、「スタンダード会員」送信日時設定領域では、「プレミアム会員の5分後」が、「無料会員」送信日時設定領域では、「スタンダード会員の10分後」が、それぞれ指定されていることが表示されている。
【0397】
送信日時選択領域の下には、作成するメッセージのメッセージコンテンツを入力するためのコンテンツ記述領域が表示されている。
コンテンツ記述領域の上部には、限定ではなく例として、メッセージコンテンツとしてテキストを入力するための、吹き出しアイコンで示されるテキスト選択ボタンと、メッセージコンテンツとしてスタンプを入力するための、顔アイコンで示されるスタンプ選択ボタンと、メッセージコンテンツとして静止画を送信するための、山の絵のアイコンで示される静止画選択ボタンと、メッセージコンテンツとして動画を送信するための、フィルムアイコンで示される動画選択ボタンとが表示されている。
【0398】
図5-2では、テキスト選択ボタンが選択されているため、テキスト選択ボタンが反転表示されている。そのため、コンテンツ記述領域の下部には、テキスト入力ボックスが表示されている。テキスト入力ボックスの下には、テキストとして絵文字を指定するための「絵文字」の文字で示される絵文字入力ボタンが表示されている。
【0399】
配信管理表示領域CMR1の右下には、コンテンツ記述領域に入力されたメッセージコンテンツを送信日時選択領域で指定された日時に配信するための「配信予約」の文字で示されるメッセージ配信予約ボタンRBT1が表示されている。
【0400】
限定ではなく例として、メッセージ配信予約ボタンRBT1がユーザによってタップされると、メンバーシップコースが「プレミアム会員」に加入している一般ユーザに対して、コンテンツ記述領域に入力されたメッセージが「20XX年3月3日19時00分」に配信される。また、メンバーシップコースが「スタンダード会員」に加入している一般ユーザに対して、コンテンツ記述領域に入力されたメッセージが「20XX年3月3日19時05分」に配信される。メンバーシップコースが「無料会員」に加入している一般ユーザに対して、コンテンツ記述領域に入力されたメッセージが「20XX年3月3日19時15分」に配信される。
【0401】
<第5実施例の効果>
本実施例は、公式アカウントの公式ユーザの端末40(限定ではなく、第2アカウントのユーザの端末の一例)が、少なくとも第1種別として一般アカウントと公式アカウントとの対応付けが行われた一般アカウントに関する情報を表示部44に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、少なくとも第1種別として第1アカウントと第2アカウントとの対応付けが行われた第1アカウントに関する情報を、第2アカウントのユーザが確認できるようにすることができる。
【符号の説明】
【0402】
1 通信システム
10 サーバ
20(40) 端末
30 ネットワーク
図1-1】
図1-2】
図1-3】
図1-4】
図1-5】
図1-6】
図1-7】
図1-8】
図1-9】
図1-10】
図1-11】
図1-12】
図1-13】
図1-14】
図1-15】
図1-16】
図1-17】
図1-18】
図2-1】
図2-2】
図2-3】
図3-1】
図3-2】
図3-3】
図3-4】
図3-5】
図4-1】
図4-2】
図5-1】
図5-2】