(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023152850
(43)【公開日】2023-10-17
(54)【発明の名称】情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G16H 20/10 20180101AFI20231010BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20231010BHJP
G16H 80/00 20180101ALI20231010BHJP
G16H 50/00 20180101ALI20231010BHJP
G06Q 30/015 20230101ALI20231010BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20231010BHJP
【FI】
G16H20/10
G06Q50/10
G16H80/00
G16H50/00
G06Q30/015
G06Q30/0601 330
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023045533
(22)【出願日】2023-03-22
(31)【優先権主張番号】P 2022062374
(32)【優先日】2022-04-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】510210759
【氏名又は名称】ジェイフロンティア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100190621
【弁理士】
【氏名又は名称】崎間 伸洋
(74)【代理人】
【識別番号】100212510
【弁理士】
【氏名又は名称】笠原 翔
(72)【発明者】
【氏名】中村 篤弘
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049BB24
5L049CC11
5L099AA04
5L099AA25
(57)【要約】
【課題】ユーザのみならず、ペットに対するオンライン獣医師診察から薬の配送までもワンストップで実現する技術を提供すること。
【解決手段】診察支援装置としてのサーバ1は、医師Aが使用する医師端末3とユーザUが使用するユーザ端末2とを接続してこれらの間のオンライン診察に関する処理の実行を可能にする医師診察実行部112と、獣医師Bが使用する獣医師端末4とユーザ端末2とを接続してこれらの間のオンライン獣医師診察に関する処理の実行を可能にすると共に、ユーザUのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照する獣医師診察実行部113と、処方箋の情報に含まれる薬Dを配送するために生成された薬配送情報を用いて、ユーザUへの配送に関する処理の実行を可能にする配送実行部116と、を備える。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
診察から配送のワンストップサービスを支援する診察支援装置であって、
医師が使用する医師端末とユーザが使用するユーザ端末とを所定のネットワークを介して接続し、前記医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン診察に関する処理の実行を可能にする医師診察実行手段と、
獣医師が使用する獣医師端末と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記獣医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン獣医師診察に関する処理の実行を可能にすると共に、前記ユーザのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照する獣医師診察実行手段と、
前記診察により前記医師又は前記獣医師が作成した処方箋の情報に含まれる薬を配送するために生成された薬配送情報を用いて、前記ユーザへの前記配送に関する処理の実行を可能にする配送実行手段と、
を備える診察支援装置。
【請求項2】
前記処方箋の情報に基づいて、前記ユーザが購入可能な商品の情報を生成する商品情報生成手段と、
少なくとも前記薬の説明の際に前記ユーザに対しついで買いを促すために、前記医師端末及び前記獣医師端末を含む説明者端末に前記商品の情報を送信する商品情報送信手段と、を更に備える、
請求項1に記載の診察支援装置。
【請求項3】
前記ユーザ端末から、予め希望商品の入力を受け付ける希望商品情報受付手段を更に備え、
前記商品情報送信手段は、前記希望商品情報受付手段で受け付けた前記希望商品の情報を前記説明者端末に送信する、
請求項2に記載の診察支援装置。
【請求項4】
薬剤師が使用する薬剤師端末と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記薬剤師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン服薬指導に関する処理の実行を可能にする服薬指導実行手段を更に備える、
請求項1に記載の診察支援装置。
【請求項5】
診察から配送のワンストップサービスを支援する診察支援装置が実行する診察支援方法であって、
医師が使用する医師端末とユーザが使用するユーザ端末とを所定のネットワークを介して接続し、前記医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン診察に関する処理の実行を可能にする医師診察実行ステップと、
獣医師が使用する獣医師端末と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記獣医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン獣医師診察に関する処理の実行を可能にすると共に、前記ユーザのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照する獣医師診察実行ステップと、
前記診察により前記医師又は前記獣医師が作成した処方箋の情報に含まれる薬を配送するために生成された薬配送情報を用いて、前記ユーザへの前記配送に関する処理の実行を可能にする配送実行ステップと、
を含む診察支援方法。
【請求項6】
診察から配送のワンストップサービスを支援する診察支援装置を制御するコンピュータに、
医師が使用する医師端末とユーザが使用するユーザ端末とを所定のネットワークを介して接続し、前記医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン診察に関する処理の実行を可能にする医師診察実行ステップと、
獣医師が使用する獣医師端末と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記獣医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン獣医師診察に関する処理の実行を可能にすると共に、前記ユーザのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照する獣医師診察実行ステップと、
前記診察により前記医師又は前記獣医師が作成した処方箋の情報に含まれる薬を配送するために生成された薬配送情報を用いて、前記ユーザへの前記配送に関する処理の実行を可能にする配送実行ステップと、
を含む制御処理を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
処方箋により調剤された薬剤を適切な方法によって、患者が自宅等に居ながら受け取ることが可能な薬剤提供支援装置としては、下記特許文献1が知られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の従来技術では、処方箋により調剤された薬剤を、患者(ユーザ)が自宅等に居ながら受け取ることができる。しかしながら、ペットに対してのオンラインによる診察から薬の受け取りに関する技術の提供ではなかった。
【0005】
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、ユーザのみならず、ペットに対するオンライン獣医師診察から薬の配送までもワンストップで実現する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述の目的を達成するため、本発明の一態様は、
診察から配送のワンストップサービスを支援する診察支援装置であって、
医師が使用する医師端末とユーザが使用するユーザ端末とを所定のネットワークを介して接続し、前記医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン診察に関する処理の実行を可能にする医師診察実行手段と、
獣医師が使用する獣医師端末と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記獣医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン獣医師診察に関する処理の実行を可能にすると共に、前記ユーザのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照する獣医師診察実行手段と、
前記診察により前記医師又は前記獣医師が作成した処方箋の情報に含まれる薬を配送するために生成された薬配送情報を用いて、前記ユーザへの前記配送に関する処理の実行を可能にする配送実行手段と、
を備える診察支援装置である。
【0007】
また、本発明の他の一態様は、前述の診察支援装置に対応する診察支援方法及びコンピュータプログラムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザのみならず、ペットに対するオンライン獣医師診察から薬の配送までもワンストップで実現する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本実施形態に係る診察支援装置を含む診察支援システムの一例の概要を示す図である。
【
図2】診察支援システムの構成例の概略を示す図である。
【
図3】診察支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】診察支援装置の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【
図5】診察支援システムにおける診察から配送の流れの一例を示す図である。
【
図6】診察等の選択に関するユーザ端末の表示例を示す図である。
【
図7】診察支援システムにおける診察から配送の流れの一例(ついで買いあり)を示す図である。
【
図8】ついで買いに関する処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図9】商品購入に係る表示例(ペットフード)を示す図である。
【
図10】商品購入に係る表示例(風邪薬)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
≪実施形態≫
<概要について>
以下、図面を参照しながら本発明に係る診察支援装置を含む診察支援システムを実施するための実施形態について説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されないものとする。
図1は、本実施形態に係る診察支援装置を含む診察支援システムの一例の概要を示す図である。
【0011】
図1に示す診察支援システム100は、例えば、ユーザUが自宅に居ながら、医師によるオンライン診察及び薬剤師によるオンライン服薬指導を受けることができるように支援することで、診察から薬の配送までのワンストップサービス(本サービス)を実現する。また、診察支援システム100は、獣医師によるオンライン獣医師診察も受けることができるように支援することで、ペットの診察から薬の配送までのワンストップサービス(本サービス)も実現する。
【0012】
本サービスの流れの一例を説明すると、
図1のSS1において、ユーザUの使用するユーザ端末2の表示部(出力部)には、例えば、本サービスに係る選択画面が表示される。ユーザUは、選択画面を見ながら希望するサービスを選択する。具体的には、ユーザU自身が診察を受けようとしているのか、ユーザUの家族が診察を受けようとしているのか、ユーザUの飼っているペットPが診察を受けようとしているのか等によって希望するサービスを選択する。
【0013】
SS1において、ユーザU自身が診察を受けようとしている場合、ユーザUは、ユーザ端末2を用いてクリニック(病院等)や薬局の予約を行う。また、ユーザUの家族が診察を受けようとしている場合にも、同様にクリニック(病院等)や薬局の予約を行う。これら予約の情報は、サーバ1に送信される。サーバ1は、予約の情報を受信してSS2の処理を実行する。なお、診察等は、ユーザUの家族単独であってもよいし、ユーザUが一緒であってもよいものとする。
【0014】
一方、ユーザUの飼っているペットPが診察を受けようとしている場合、ユーザUは、動物病院の予約を行う。この予約の情報は、サーバ1に送信される。サーバ1は、予約の情報を受信してSS3の処理を実行する。
【0015】
前述のSS2において、サーバ1は、医師端末とユーザ端末2とを所定のネットワークを介して接続し、これらの間のオンライン診察に関する処理を実行する。また、薬剤師端末とユーザ端末2とを所定のネットワークを介して接続し、これらの間のオンライン服薬指導に関する処理も実行する。更に、サーバ1は、ユーザUへの薬Dの配送に関する処理も実行する。
【0016】
一方、ペットPの診察となるSS3において、サーバ1は、獣医師端末とユーザ端末2とを所定のネットワークを介して接続し、これらの間のオンライン獣医師診察に関する処理を実行する。また、サーバ1は、ユーザUのペットPへの薬Dの配送に関する処理も実行する。
【0017】
SS4において、サーバ1からの指示に従い配送業者Fは、ユーザUのもとへ薬Dを配送する。配送業者Fは、例えば、即日若しくは翌日までに薬Dを届けるように配送する。
【0018】
<概要に対応する効果について>
以上、診察支援システム100によれば、ユーザUやユーザUの家族に対するオンライン医師診察及びオンライン服薬指導の他、ユーザUが飼っているペットPに対するオンライン獣医師診察から薬Dの配送までもワンストップで提供することができるという効果を奏する。
【0019】
<システム構成について>
図2は、診察支援システム100の構成例の概略を示す図である。
本実施形態の診察支援システム100は、サーバ1(診察支援装置(情報処理装置))と、ユーザ端末2と、医師端末3と、獣医師端末4と、薬剤師端末5と、配送業者端末6と、商品供給者端末7等がインターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されることで構成される。
図2では、ユーザ端末2、医師端末3、獣医師端末4、薬剤師端末5、配送業者端末6、及び商品供給者端末7が1つずつ示されるが、複数あるものとする。
【0020】
サーバ1は、ユーザ端末2、医師端末3、獣医師端末4、薬剤師端末5、配送業者端末6、及び商品供給者端末7等の各動作と協働して各種処理を実行する。この各種処理の詳細については後述する。サーバ1は、例えば、本サービスを実現するためのプラットフォームを提供する企業が有するものとする(これに限らず、本サービスを実現するためのプラットフォームを提供する企業が設置させたものであってもよい)。サーバ1は、1台でなく複数台あってもよい。また、複数台の情報処理装置の組み合わせによって1台のサーバ1を実現してもよい。
【0021】
ユーザ端末2は、ユーザUが使用する情報処理端末であって、パーソナルコンピュータ(PC)やタブレットPC、スマートフォン等が挙げられる。ユーザ端末2のハードウェア構成は、特に図示しないが、サーバ1の後述するハードウェア構成と基本的に同様であるものとする。即ち、CPUと、ROMと、RAMと、バスと、入出力インターフェースと、出力部と、入力部と、記憶部と、通信部と、ドライブと、リムーバブルメディアとを備えて構成される。違いとしては、オンラインによる診察・服薬指導を受けるため、例えばカメラにより構成される撮像部と、マイク及びスピーカーにより構成される音声部とを更に備える点である。ユーザ端末2には、本サービスの利用に必要となるアプリケーション・プログラム(「会員アプリ」と呼ぶこともある)がインストールされる。
【0022】
医師端末3は、例えば、医療機関に設けられて、医師A(
図4参照)が使用する端末である。医師端末3は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やタブレットPC、スマートフォン等の何れであってもよいものとする。医師端末3は、特に図示しないが、CPUと、ROMと、RAMと、バスと、入出力インターフェースと、出力部と、入力部と、記憶部と、通信部と、ドライブと、リムーバブルメディアとを備えて構成される。また、例えばカメラにより構成される撮像部と、マイク及びスピーカーにより構成される音声部とを更に備えて構成される。なお、医師端末3は、例えば、電子カルテ用の端末や電子処方箋用の端末等を用いてもよいものとする。
前述の医療機関は、クリニックや診療所、規模の小さな病院、総合病院、規模の大きな大学病院等を含むものとする。
【0023】
獣医師端末4は、例えば、動物病院に設けられて、獣医師B(
図4参照)が使用する端末である。獣医師端末4は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やタブレットPC、スマートフォン等の何れであってもよいものとする。獣医師端末4は、特に図示しないが、CPUと、ROMと、RAMと、バスと、入出力インターフェースと、出力部と、入力部と、記憶部と、通信部と、ドライブと、リムーバブルメディアとを備えて構成される。また、例えばカメラにより構成される撮像部と、マイク及びスピーカーにより構成される音声部とを更に備えて構成される。なお、獣医師端末4は、例えば、電子カルテ用の端末や電子処方箋用の端末等を用いてもよいものとする。
前述の動物病院は、所謂、犬猫病院等であるが、獣医師Bがいれば特に限定されないものとする。また、扱う動物の種類も特に限定されないものとする。
【0024】
薬剤師端末5は、例えば、薬局に設けられて、薬剤師Cが使用する端末である。薬剤師端末5は、医師端末3や獣医師端末4と同様に、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やタブレットPC、スマートフォン等の何れであってもよいものとする。薬剤師端末5は、医師端末3と同様に、CPUと、ROMと、RAMと、バスと、入出力インターフェースと、出力部と、入力部と、記憶部と、通信部と、ドライブと、リムーバブルメディアとを備えて構成される。また、例えばカメラにより構成される撮像部と、マイク及びスピーカーにより構成される音声部とを更に備えて構成される。薬剤師端末5は、例えば、電子処方箋用の端末等を用いてもよいものとする。なお、前述の機能を有していれば、薬剤師端末5を薬局端末と読み替えてもよいものとする。
【0025】
配送業者端末6は、例えば、配送業者F(
図1参照)が携帯して使用する端末である。配送業者端末6は、例えば、タブレットPCやスマートフォン等の何れであってもよいものとする。配送業者端末6は、特に図示しないが、CPUと、ROMと、RAMと、バスと、入出力インターフェースと、出力部と、入力部と、記憶部と、通信部等とを備えて構成される。
【0026】
商品供給者端末7は、例えば、オンラインストアとして契約された、ドラッグストアやペットショップ等の店舗に設けられて、店舗管理者等が使用する端末である。商品供給者端末7は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)やタブレットPC、スマートフォン等の何れであってもよいものとする。商品供給者端末7は、特に図示しないが、CPUと、ROMと、RAMと、バスと、入出力インターフェースと、出力部と、入力部と、記憶部と、通信部と、ドライブと、リムーバブルメディアとを備えて構成される。
【0027】
<ハードウェア構成>
図3は、本実施形態に係るサーバ1(情報処理装置)のハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備える。
【0028】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続される。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続される。
【0029】
入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続される。出力部16は、ディスプレイ(表示部)やスピーカー等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。入力部17は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置との間で通信を行う。
【0030】
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア21が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア21から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。また、リムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0031】
<機能構成について>
図4は、本実施形態に係るサーバ1(診察支援装置)の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0032】
サーバ1のCPU11においては、動作する際に、診察等選択処理部111、医師診察実行部112(医師診察実行手段)、獣医師診察実行部113(獣医師診察実行手段)、服薬指導実行部114(服薬指導実行手段)、ついで買い実行部115、配送実行部116(配送実行手段)等が機能する。
また、ついで買い実行部115では、処方箋情報取得部115a(処方箋取得手段)、商品情報生成・送信部115b(商品情報生成手段、商品情報送信手段)、図示しない質問可能化部、希望商品情報受付・対応部115c(希望商品情報受付手段)、商品履歴情報送信部115d(商品履歴情報送信手段)、購入処理部115e(購入処理手段)等が機能する。
【0033】
[診察等選択処理部111について]
診察等選択処理部111は、診察等の選択に係る処理を実行する。具体的には、ユーザUが、自身の診察を希望しているのであればその選択、また、ユーザUの家族の診察を希望しているのであればその選択、服薬指導を希望しているのであればその選択、ユーザUが飼っているペットPの診察を希望しているのであればその選択、を受け付けると共に、受け付けた選択情報を診察等選択情報記憶部181に記憶する。
そして、診察等選択処理部111は、ユーザUが、自身の診察を希望し選択しているのであれば、医師診察実行部112が機能するように処理を実行する。また、診察等選択処理部111は、ユーザUが、その家族の診察を希望し選択しているのであれば、ユーザU自身の場合と同様に、医師診察実行部112が機能するように処理を実行する。また、診察等選択処理部111は、ユーザU(その家族)が、服薬指導を希望し選択しているのであれば、服薬指導実行部114が機能するように処理を実行する。また、診察等選択処理部111は、ユーザUが、自身の飼っているペットPの診察を希望し選択しているのであれば、獣医師診察実行部113が機能するように処理を実行する。
【0034】
[医師診察実行部112について]
医師診察実行部112は、ユーザUが自宅等に居ながら医療機関を受診する処理として、事前予約、オンラインによる診察(診療)、及び、処方箋の発行に係る処理を行う。ここで、オンラインとは、端末同士を接続して、遠隔にて相手方と通話等を行う(音声情報を含む映像情報の転送を行う)ことをいうものとする。医師診察実行部112は、特に図示しないが、事前予約処理部と、診察要求受信部と、診察処理部とを備える。
【0035】
前述の事前予約処理部は、ユーザ端末2から診察の予約に係る依頼を受け付けた場合に、受け付けた診察予約依頼に係る処理を行う。診察の予約は、当日直ぐの予約や後日となる予約である。
前述の診察要求受信部は、診察予約時間が到来した際に、ユーザ端末2から診察要求を受信する。診察要求は、ユーザUが指定した医療機関を特定する情報を含む。
前述の診察処理部は、ユーザ端末2と、診察要求受信部で受信した診察要求により特定した医療機関の医師端末3とを接続する。そして、診察処理部は、ユーザ端末2と医師端末3とを用いた医師AによるユーザUの診察を可能にする。診察処理部は、例えば、ビデオ通話機能を用いることで、ユーザ端末2を使用するユーザUと、医師端末3を使用する医師Aとの間で、問診をしたり、ユーザUの顔色や症状の観察等を行ったりして、医師AがユーザUの診察をすることができるように機能する。
医師診察実行部112では、診察等選択情報記憶部181に記憶された選択情報を参照する他、ユーザ・家族・ペット情報記憶部182に記憶されたユーザUの情報(ユーザID(identification)に紐づく各種情報)も参照する。また、ユーザUの家族の情報(家族IDに紐づく各種情報)等も参照する。更には、医師・獣医師・薬剤師情報記憶部183に記憶された医師情報(医師IDに紐づく各種情報)等も参照する。更には、医療機関・動物病院・薬局情報記憶部184に記憶された医療機関情報(医療機関IDに紐づく各種情報)等も参照する。
【0036】
[獣医師診察実行部113について]
獣医師診察実行部113は、ユーザUが自宅等に居ながらユーザUのペットPを動物病院で受診させる処理として、事前予約、オンラインによる獣医師診察(診療)、及び、処方箋の発行に係る処理を行う。獣医師診察実行部113は、特に図示しないが、医師診察実行部112と同様に、事前予約処理部と、診察要求受信部と、診察処理部とを備える。
【0037】
前述の事前予約処理部は、ユーザ端末2から診察の予約に係る依頼を受け付けた場合に、受け付けた診察予約依頼に係る処理を行う。診察の予約は、当日直ぐの予約や後日となる予約である。
前述の診察要求受信部は、診察予約時間が到来した際に、ユーザ端末2から診察要求を受信する。診察要求は、ユーザUが指定した動物病院を特定する情報を含む。
前述の診察処理部は、ユーザ端末2と、診察要求受信部で受信した診察要求により特定した動物病院の獣医師端末4とを接続する。そして、診察処理部は、ユーザ端末2と獣医師端末4とを用いた獣医師BによるペットPの診察を可能にする。診察処理部は、例えば、ビデオ通話機能を用いることで、ユーザ端末2を使用するユーザUと、獣医師端末4を使用する獣医師Bとの間で、ペットPに関する問診をしたり、ペットPの症状の観察等を行ったりして、獣医師BがペットPの診察をすることができるように機能する。
獣医師診察実行部113は、ユーザUのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照して、獣医師BがペットPの診察をすることができるように機能する。
獣医師診察実行部113では、診察等選択情報記憶部181に記憶された選択情報を参照する他、ユーザ・家族・ペット情報記憶部182に記憶されたユーザUの情報(ユーザID(identification)に紐づく各種情報)も参照する。また、ユーザUのペットPの情報(ユーザIDに紐づくペットIDを含む各種ペット情報)も参照する。更には、医師・獣医師・薬剤師情報記憶部183に記憶された獣医師情報(獣医師IDに紐づく各種情報)等も参照する。更には、医療機関・動物病院・薬局情報記憶部184に記憶された動物病院情報(動物病院IDに紐づく各種情報)等も参照する。なお、ペット情報としては、ペットID、名前、種別、年齢、重さ、餌の量や与える時間、その他飼っている状況等が含まれるものとする(一例であるものとする)。
【0038】
[服薬指導実行部114について]
服薬指導実行部114は、ユーザUが自宅等に居ながら薬局で処方された薬剤(薬D(
図1参照))を受け取る処理として、事前予約、オンラインによる服薬指導に係る処理を行う。服薬指導実行部114は、特に図示しないが、事前予約処理部と、服薬指導要求受信部と、服薬指導処理部とを備える。
前述の事前予約処理部は、ユーザ端末2から服薬指導の予約に係る依頼(指導予約依頼)を受け付けた場合に、受け付けた指導予約依頼に係る処理を行う。
前述の服薬指導要求受信部は、指導予約時間が到来した際に、ユーザ端末2から服薬指導要求を受信する。服薬指導要求は、ユーザUが指定した薬局を特定する情報を含む。
前述の服薬指導処理部は、ユーザ端末2と、服薬指導要求受信部で受信した服薬指導要求により特定した薬局の薬剤師端末5とを接続する。そして、服薬指導処理部は、ユーザ端末2と薬剤師端末5とを用いた服薬指導を可能にする。その際、服薬指導処理部は、ユーザU(その家族やペットP)の処方箋情報を、薬剤師端末5から視認可能にする。そして、服薬指導処理部は、例えば、ビデオ通話機能を用いることで、ユーザ端末2を使用するユーザUと、薬剤師端末5を使用する薬剤師Cとの間で、処方箋(処方箋情報)に基づいて調剤した薬剤(薬D)の服薬に関する指導をすることができるように機能する。
なお、ペットPに対する薬Dの服薬等に関し、ここでは獣医師Bの指導によるものとするが、この限りでないものとする。
服薬指導実行部114では、診察等選択情報記憶部181に記憶された選択情報を参照する他、ユーザ・家族・ペット情報記憶部182に記憶されたユーザUの情報(ユーザID(identification)に紐づく各種情報)も参照する。また、ユーザUの家族の情報(家族IDに紐づく各種情報)やペットPのペット情報(ユーザIDに紐づくペットIDを含む各種ペット情報)等も参照する。更には、医師・獣医師・薬剤師情報記憶部183に記憶された薬剤師(薬剤師IDに紐づく各種情報)も参照する。更には、医療機関・動物病院・薬局情報記憶部184に記憶された薬局情報(薬局IDに紐づく各種情報)等も参照する。
【0039】
[ついで買い実行部115について]
ついで買い実行部115は、後述する処方箋の情報に基づいて、ユーザUが購入可能な商品の情報を生成し、例えば薬Dの説明の際にユーザUに対して、ついで買いを促すための処理を行う。
ついで買い実行部115は、処方箋情報取得部115aと、商品情報生成・送信部115bと、図示しない質問可能化部と、希望商品情報受付・対応部115cと、商品履歴情報送信部115dと、購入処理部115e等とを備える。
【0040】
(処方箋情報取得部115aについて)
処方箋情報取得部115aは、診察の結果、薬剤の処方が必要な場合に、医師AがユーザU(その家族)に交付する処方箋をデータ化した処方箋情報(処方箋の情報)を受信する。また、処方箋情報取得部115aは、ペットPの診察の結果、薬剤の処方が必要な場合に、獣医師BがユーザUに交付する処方箋をデータ化した処方箋情報(処方箋の情報)も受信する。処方箋情報には、処方薬(薬D)に係る情報(処方薬情報)が含まれる。処方箋情報取得部115aは、処方箋情報を医師端末3や獣医師端末4から受信する。
【0041】
なお、医師端末3や獣医師端末4がユーザ端末2に処方箋情報を送信してもよく、その場合には、処方箋情報取得部115aは、ユーザ端末2から処方箋情報を受信してもよい。処方箋情報は、例えば、紙の処方箋をカメラで撮影したり、スキャンしたりしてデータ化(画像化)したものであってもよいし、電子カルテ装置(図示せず)等により作成された、最初からデータ化されたものであってもよい。そして、処方箋情報取得部115aは、受信した処方箋情報を処方箋情報記憶部185に記憶する。
例えば、医療機関や動物病院が処方箋をFAXで送信した場合、処方箋情報取得部115aは、受信したFAXデータを処方箋情報記憶部185に記憶する。
【0042】
(商品情報生成・送信部115bについて)
商品情報生成・送信部115bは、処方箋情報取得部115aで取得した処方箋情報(薬Dに係る情報を含む)に基づいて後述する商品Eの情報を生成し、これを説明者端末8に送信する処理を行う。ここで説明者端末8とは、ユーザU(その家族)に商品Eを勧めたり商品内容を説明したりする者(医師A、獣医師B、薬剤師C)が使用する端末のことをいうものとする。即ち、本実施形態では、医師端末3、獣医師端末4、薬剤師端末5が説明者端末8に該当するものとする。
商品情報生成・送信部115bは、ユーザU(その家族)に対し推奨する商品E、又は、推奨する可能性のある商品Eに関する商品情報を生成し、この生成した商品情報を説明者端末8に送信する。商品Eに関しては、例えば、薬Dの効能から推測されるユーザUの症状(ユーザUの家族の症状、ユーザUが飼っているペットPの症状)に応じた市販薬、又は、薬Dに関連しないもののユーザU(その家族)が「ついで買い」として欲すると推測される商品等が挙げられる。商品情報の生成は、処方箋情報記憶部185に記憶された処方箋情報(薬Dに係る情報を含む)に基づき、所定のアルゴリズムにて生成される(学習モデルを用いて前述の推測を行ってもよいものとする)。
【0043】
なお、
図7を参照しながら後述する実施形態では、商品Eの推奨を常に実施するものとして説明をしているが、これに限らず、希望するユーザUのみに商品Eの推奨を行う(商品Eの紹介を行う)ようにしてもよい。この場合、商品情報生成・送信部115bは、ユーザUのユーザ端末2から、商品Eの紹介を受けたい旨の意思表示の入力を受け付けたことを条件として、商品Eに関する商品情報を説明者端末8に送信する。
意思表示の入力(意思表示の情報の入力)に関しては、例えば、オンラインによる診察(診療)及びオンラインによる服薬指導のうち少なくとも1つの問診票に、商品Eの推奨(商品Eの紹介)を希望する旨の情報の入力ができるようにすることが好ましい(後述する表示部2a(画面)に専用のボタンを設けてもよい)。
【0044】
この他、商品情報生成・送信部115bは、後述する希望商品情報受付・対応部115cが希望商品(例えば、トイレットペーパー等の日用品)の入力を受け付けた場合に、その受け付けた希望商品に関する情報(希望商品情報)を説明者端末8に送信する。なお、希望商品に関する情報を説明者端末8に送信することで、例えば、薬Dと一緒に希望商品の配送が行われることを説明者がユーザUに確認できる。
【0045】
(図示しない質問可能化部について)
質問可能化部は、例えば、ユーザUから服薬指導を実施する薬剤師Cにチャット等で商品Eについて質問することができるような処理を行う。質問可能化部は、ユーザ端末2から商品Eについて質問内容の入力を受け付けたことに応じて、その旨を薬剤師端末5(説明者端末8)に送信する。即ち、質問内容の情報を薬剤師端末5(説明者端末8)に送信する。この後、質問可能化部は、薬剤師端末5(説明者端末8)から質問内容に対する薬剤師Cの回答の入力を受け付けると、その旨をユーザ端末2に送信する。なお、薬剤師Cは、薬剤師端末5(説明者端末8)に表示された質問内容を見て、その質問内容に対する回答を、服薬指導の際に口頭でユーザUに伝えることもできる。質問可能化部は、質問内容やその回答を記憶部18の図示しない質問・回答情報記憶部に記憶する。
【0046】
(希望商品情報受付・対応部115cについて)
希望商品情報受付・対応部115cは、ユーザUのユーザ端末2から、予め前述の希望商品(例えば、トイレットペーパー等の日用品)の入力を受け付ける処理を行う。具体的には、オンライン診察、オンライン獣医師診察、オンライン服薬指導の予約時等において、例えば、ユーザUの意思でカートに希望商品を追加する要求を受け付ける処理を行う。本実施形態の希望商品情報受付・対応部115cは、カートに入っている希望商品を、説明者端末8(例えば、服薬指導を行う薬剤師Cの薬剤師端末5や、獣医師Bの獣医師端末4)に表示させるようにする処理も行う。希望商品に関する情報は、商品・履歴・ついで買い情報記憶部187に記憶する。
【0047】
(商品履歴情報送信部115dについて)
商品履歴情報送信部115dは、ユーザUの過去の商品Eの購入履歴に関する情報を説明者端末8(例えば、服薬指導を行う薬剤師Cの薬剤師端末5や、診察を行う獣医師Bの獣医師端末4)に送信する処理を行う。商品履歴情報送信部115dは、例えば、ユーザUのユーザ情報(ID等)に紐づいた商品履歴情報が、商品・履歴・ついで買い情報記憶部187に存在するか否かを判断し、商品履歴情報が存在する場合は、この情報を説明者端末8に送信する。商品履歴情報送信部115dにより、説明者端末8(例えば、服薬指導を行う薬剤師Cの薬剤師端末5や、診察を行う獣医師Bの獣医師端末4)には商品履歴情報が表示される。これにより、表示された商品履歴情報に基づいて(例えば薬剤師Cや獣医師Bは)商品Eの推奨をする際の参考にすることができる。言い換えると、商品Eに関するユーザUの過去の好み等を参考にして、商品Eの推奨をすることができる。
【0048】
(購入処理部115eについて)
購入処理部115eは、推奨する商品Eや前述の希望商品の購入に関する処理を行う。本実施形態では、EC(electronic commerce)サイトから推奨する商品Eや希望商品を購入することができるように構成される。ECサイトへは、前述の会員アプリからログインできるようにすることが好ましい。本実施形態では、オンライン診察、オンライン獣医師診察、及びオンライン服薬指導を行わずに、ECサイトでの購入のみも可能にしている。また、ECサイトでの購入金額をもとに、購入店舗(ドラッグストアやペットショップ等)側へポイント付与も可能にしている(ポイント付与の計算は各店舗の計算式に合わせる)。
購入処理部115eは、推奨する商品Eや希望商品の購入に伴い、商品・履歴・ついで買い情報記憶部187等に記憶した情報を適宜更新する。購入処理部115eは、推奨する商品EやユーザUによる希望商品の購入先となる店舗情報(ECサイトの情報を含む)、及び店舗の商品在庫情報等を、配送業者・商品供給業者情報記憶部186や商品・履歴・ついで買い情報記憶部187から抽出する。
【0049】
[配送実行部116について]
配送実行部116は、ユーザUが自宅等に居ながら薬局で処方された薬剤(薬D)を受け取れるようにするための薬剤配送に係る情報の処理を行う。また、配送実行部116は、例えば、薬剤師Cや獣医師Bから推奨された「ついで買い」である商品Eの配送に係る情報の処理等も行う。配送実行部116は、配送情報記憶部188に記憶された薬配送情報や商品配送情報を用いて、配送に係る情報の処理を行う。薬配送情報は、服薬指導実行部114や獣医師診察実行部113で生成されて配送情報記憶部188に記憶される。また、商品配送情報は、ついで買い実行部115で生成されて配送情報記憶部188に記憶される。配送実行部116は、薬配送情報や商品配送情報等に基づいて配送に係る指示情報を生成し、これを配送業者端末6等に送信する(以上のような配送に係る処理は一例であるものとする)。
【0050】
<ワンストップサービス(ついで買いなし)について>
図面を参照しながらペットPに対する診察から薬Dの配送を中心としたワンストップサービス(ついで買いなし)の一例を説明する。
図5は、診察支援システム100における診察から配送の流れの一例を示す図である。また、
図6は、診察等の選択に関するユーザ端末2の表示例を示す図である。
【0051】
図5のSS11において、ユーザUの使用するユーザ端末2から会員アプリを起動すると、
図6(a)に示すように、ユーザ端末2の表示部2a(出力部)には、例えば、本サービスに係る選択画面に関する「診察等を選ぶ」が表示される。ユーザUは、選択画面(表示部2a)を見ながら希望するサービスを選択する。具体的には、ユーザU自身が診察を受けようとしているのであれば「ユーザの診察」と表示されたボタン2bを選択する。また、ユーザUの家族が診察を受けようとしているのであれば「ユーザの家族の診察」と表示されたボタン2cを選択する。また、ユーザUの飼っているペットPの診察を受けさせようとしているのであれば「ユーザのペットの診察」と表示されたボタン2eを選択する。なお、ボタン2fは前画面に「戻る」ために用いるものである。前述の会員アプリには、基本情報が予め登録されているものとする。基本情報とは、ユーザ・家族・ペット情報記憶部182に記憶されるユーザUの情報(ユーザID(identification)に紐づく各種情報)や、ユーザUの家族の情報(家族IDに紐づく各種情報)、ペットPのペット情報(ユーザIDに紐づくペットIDを含む各種ペット情報)等である。
【0052】
SS11において、ユーザU自身が診察を受けようとしている場合、ボタン2bを選択した後に、ユーザUはユーザ端末2を用いてクリニック(病院等)や薬局の予約を行う。また、ユーザUの家族が診察を受けようとしている場合にも、同様にクリニック(病院等)や薬局の予約を行う。これら予約の情報は、サーバ1に送信される。サーバ1は、予約の情報を受信してSS12の処理を実行する。
即ち、SS12において、診察等選択処理部111、医師診察実行部112、服薬指導実行部114、配送実行部116が機能する。
具体的には、サーバ1が、医師端末3とユーザ端末2とを所定のネットワークNを介して接続し、これらの間のオンライン診察に関する処理を実行する。また、薬剤師端末5とユーザ端末2とを所定のネットワークNを介して接続し、これらの間のオンライン服薬指導に関する処理も実行する。更に、サーバ1は、ユーザUへの薬Dの配送に関する処理も実行する。
【0053】
一方、SS11において、ユーザUの飼っているペットPが診察を受けようとしている場合、ボタン2eを選択した後に、ユーザUは、動物病院の予約を行う。この予約の情報は、サーバ1に送信される。サーバ1は、予約の情報を受信してSS13、SS14の処理を順に実行する。
即ち、SS13において、診察等選択処理部111、獣医師診察実行部113が機能する。また、SS14において、服薬指導実行部114、配送実行部116が機能する。
具体的には、サーバ1が、獣医師端末4とユーザ端末2とを所定のネットワークNを介して接続し、これらの間のオンライン獣医師診察に関する処理を実行する。また、動物病院内の薬局の薬剤師端末5とユーザ端末2とを所定のネットワークNを介して接続し、これらの間のオンライン服薬指導に関する処理も実行する。更に、サーバ1は、ユーザUへの(ペットPへの)薬Dの配送に関する処理も実行する。なお、SS14では、例えば、薬剤師Cから処方内容の確認や配送の確認がある。
ユーザUが前述の動物病院を探す場合、例えば、
図6(b)に示す表示部2aの表示から探すことができる。表示部2aには、「位置から」のボタン2g、「症状から」のボタン2h、「日時から」のボタン2i、「口コミから」のボタン2j、「希望商品がある」のボタン2k(後述する)、「戻る」のボタン2lが表示され、選択によって動物病院を探すことができる。
【0054】
SS15において、サーバ1からの指示に従い配送業者Fは、ユーザUのもとへ(ペットPのもとへ)薬Dを配送する。配送業者Fは、例えば、即日若しくは翌日までに薬Dを届けるように配送する。
【0055】
<ワンストップサービス(ついで買いあり)について>
図面を参照しながらペットPに対する診察から薬Dの配送を中心としたワンストップサービス(ついで買いあり)の一例を説明する。
図7は、診察支援システム100における診察から配送の流れの一例(ついで買いあり)を示す図である。また、
図8は、ついで買いに関する処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【0056】
図7のSS21において、ユーザU自身が診察を受けようとしている場合、ボタン2b(
図6参照)を選択した後に、ユーザUはユーザ端末2を用いてクリニック(病院等)や薬局の予約を行う。また、ユーザUの家族が診察を受けようとしている場合にも、同様にクリニック(病院等)や薬局の予約を行う。これら予約の情報は、サーバ1に送信される。サーバ1は、予約の情報を受信してSS22の処理を実行する。
即ち、SS22において、診察等選択処理部111、医師診察実行部112、服薬指導実行部114、配送実行部116が機能する。また、ついで買いがあるため、ついで買い実行部115も機能する。
具体的には、サーバ1が、医師端末3とユーザ端末2とを所定のネットワークNを介して接続し、これらの間のオンライン診察に関する処理を実行する。また、サーバ1は、薬剤師端末5とユーザ端末2とを所定のネットワークNを介して接続し、これらの間のオンライン服薬指導に関する処理や、ついで買いを促すことができる処理も実行する(ついで買いについては後述する)。更に、サーバ1は、ユーザUへの薬Dの配送に関する処理も実行する。
【0057】
一方、SS21において、ユーザUの飼っているペットPが診察を受けようとしている場合、ボタン2eを選択した後に、ユーザUは、動物病院の予約を行う。この予約の情報は、サーバ1に送信される。サーバ1は、予約の情報を受信してSS23からSS25までの処理を実行する。
即ち、SS23において、診察等選択処理部111、獣医師診察実行部113が機能する。また、SS24において、ついで買い実行部115が機能する。更に、SS25において、服薬指導実行部114、ついで買い実行部115、配送実行部116が機能する。
具体的には、サーバ1が、獣医師端末4とユーザ端末2とを所定のネットワークNを介して接続し、これらの間のオンライン獣医師診察に関する処理を実行する。また、獣医師Bがオンライン獣医師診察の後に、例えば、ECでの「ついで買い」提案をしてECサイトへ誘導することができるように、サーバ1は、ついで買いを促す処理も実行する。更に、サーバ1は、動物病院内の薬局の薬剤師端末5とユーザ端末2とを所定のネットワークNを介して接続し、これらの間のオンライン服薬指導や、ついで買いにおける確認・説明の処理も実行する。更に、サーバ1は、ユーザUへの(ペットPへの)薬Dと、ついで買いの商品Eの配送に関する処理も実行する。
もう少し詳しく説明すると、SS23において、獣医師診察実行部113がユーザUのペットPに対するオンライン獣医師診察の処理を実行する。そして、オンライン獣医師診察中における処方箋作成後、又は、オンライン獣医師診察後、となるSS24において、ついで買い実行部115は、処方箋の情報に基づき商品Eを勧めるための商品情報(商品Eの情報)を生成する。また、ついで買い実行部115は、商品情報を説明者端末8(獣医師端末4)に送信する処理を実行する。なお、獣医師端末4に商品情報が表示されることにより、獣医師BはユーザUに商品Eを勧めることができるようになる。獣医師Bからの商品Eの勧めに応じてユーザUが商品Eを購入しようとする場合には、ユーザ端末2に、例えば、
図9に示すような商品購入に係る表示があり、この表示から商品購入に至る。
図9に示す例では、条件絞り込みによる検索や、カテゴリー検索、キーワード検索等で商品を特定したりすることができる。
なお、
図10に示す商品購入に係る表示は、SS22において、ついで買いがある場合の一例である。SS22においての、サーバ1の処理の動作の一例に関しては
図8を参照しながら後述する。
【0058】
SS26において、サーバ1からの指示に従い配送業者Fは、ユーザUのもとへ(ペットPのもとへ)薬Dを配送する。また、配送業者Fは、ついで買いの商品Eを、例えば、ペットショップH又はドラッグストアG等から引き取り、薬Dと一緒に配送する。配送業者Fは、例えば、即日若しくは翌日までに薬D及び商品Eを届けるように配送する。
【0059】
<ついで買いに関する処理内容について>
図8は、ついで買いに関する処理の動作の一例を示すフローチャートである。ここでの説明は、前述のSS22に対応する内容である。
図4も参照する。
【0060】
ステップSS31では、希望商品情報受付・対応部115cがユーザ端末2から希望商品の入力を受け付けたか否かを判断する。入力を受け付けた場合(ステップSS31でYES)には、ステップSS32へ移行し、希望商品に関する情報(希望商品情報)の取得を行う。また、取得した希望商品に関する情報(希望商品情報)を、例えば、薬剤師端末5に送信する(送付は、例えば、後述する商品情報の送付タイミングと同じであってもよい)。ステップSS32の処理が終了したらステップSS33へ移行する。これに対し、入力を受け付けない場合(ステップSS31でNO)には、特に処理を行わずにステップSS33へ移行する。
【0061】
ステップSS33では、商品履歴情報送信部115dがユーザUを特定する情報に紐づいた商品履歴情報が商品・履歴・ついで買い情報記憶部187に存在するか否かを判断する。商品履歴情報が存在する場合(ステップSS33でYES)には、ステップSS34へ移行し、商品履歴情報を取得する。また、取得した商品履歴情報を薬剤師端末5(説明者端末8)に送信する。ステップSS34の処理が終了したらステップSS35へ移行する。これに対し、商品履歴情報が存在しない場合(ステップSS33でNO)には、特に処理を行わずにステップSS35へ移行する。
【0062】
ステップSS35では、処方箋情報取得部115aが薬Dに係る情報を含む処方薬情報を取得すると共に、取得した処方薬情報を処方箋情報記憶部185に記憶する。また、取得した処方薬情報を薬剤師端末5に送信する。ステップSS35の処理が終了したらステップSS36へ移行する。
【0063】
ステップSS36では、商品情報生成・送信部115bが、取得した処方薬情報に基づいて商品Eに関する商品情報を生成すると共に、生成した商品情報を薬剤師端末5に送信する。ステップSS36の処理が終了したらステップSS37へ移行する。
【0064】
ステップSS37では、購入処理部115eが、薬剤師Cの推奨する商品Eや希望商品の購入に関する処理を行う。また、薬局で処方された薬剤(薬D)を受け取れるようにするための薬配送情報を生成し、これを配送情報記憶部188に記憶する。
以上により、一連の処理が完了する。
【0065】
なお、ついで買いに関し、薬剤師Cは、服薬指導の後に「ついで買い」の内容を確認し、これに合わせてユーザUがECサイトで購入した商品に対しての説明を行う。薬剤師Cが薬剤師端末5に表示された商品情報を見て商品Eの推奨を行い、ユーザUが推奨された商品Eを気に入れば、「ついで買い」に繋がる。商品Eの推奨に関しては、例えば、薬Dが花粉症の薬であれば、アレルギー点鼻薬の推奨が該当する。
【0066】
<効果について>
図1乃至
図10を参照しながら説明してきたように、本実施形態の診察支援システム100を構成するサーバ1(診察支援装置(情報処理装置))によれば、ユーザUのみならず、ペットPに対するオンライン獣医師診察から薬Dの配送までもワンストップで実現する技術を提供することができる。また、サーバ1によれば、ユーザUが1つのアプリを起動させることで、ユーザUのみならず、ユーザUの家族やユーザUが飼っているペットPに対する診察から薬Dの配送までもワンストップで実現する技術を提供することができる。また、サーバ1によれば、処方箋に基づく薬Dの服薬指導を行う際や、獣医師BによるペットPの診察後に、商品Eを推奨するサービスや、希望商品の購入・配送も含めたサービス、ECサイトへの誘導による商品購入・配送のサービス等、各種サービスも提供することができる。従って、ユーザUに高い利便性のあるサービスを提供することができる。
【0067】
<まとめ>
以上、本発明のサーバ1(診察支援装置(情報処理装置))を含む診察支援システム100の実施形態について説明したが、本発明は前述した本実施形態に限定されないものとする。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果の列挙に過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されないものとする。
【0068】
本実施形態においては、診察支援システム100と呼んで説明してきたが、これに限らず「薬剤提供支援システム」、「オンライン診察・服薬指導支援システム」、「情報処理システム」等と呼んでもよいものとする。
また、本実施形態においては、ユーザUが「ついで買い」として欲すると推測される商品の情報がサーバ1から獣医師端末4や薬剤師端末5に送信されるが、この限りでないものとする。即ち、ユーザ端末2にも送信されて、獣医師Bや薬剤師Cと、ユーザUとが情報を共有しあうことであってもよいものとする。
【0069】
本実施形態において、
図3に示すハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されないものとする。換言すると、
図4に示す機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されないものとする。即ち、前述した一連の処理を全体として実行できる機能が診察支援システム100に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に
図4の例に限定されないものとする。
【0070】
また、機能ブロックの存在場所も、
図4に特に限定されず、任意でよいものとする。例えば、サーバ1の機能ブロックを複数のサーバに分散させてもよいものとする。また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよいものとする。
【0071】
また、例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされるものとする。また、コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれるコンピュータであってもよいものとする。
【0072】
コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他、汎用のスマートフォンやパーソナルコンピューターであってもよいものとする。
【0073】
また、例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、利用者にプログラムを提供するために、装置本体とは別に配布される図示しないリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者に提供される記録媒体等で構成されるものであってもよいものとする。
【0074】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものとする。また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0075】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される
図3のリムーバブルメディア21により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者に提供される記録媒体等で構成されるものとする。
リムーバブルメディア21は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成されるものとする。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)等により構成されるものとする。光磁気ディスクは、MD(Mini-Disk)等により構成されるものとする。
装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている
図3のROM12や、
図3の記憶部18に含まれるハードディスク等で構成されるものとする。
この他、インターネット等のネットワークを介して配布可能にしてもよいものとする。このことから、アプリケーション・プログラムを記録した記録媒体としては、ネットワークに直接的、或いは間接的に接続された情報処理装置に搭載、若しくは装着されたものか、或いは外部のアクセス可能な装置に搭載、若しくは装着されたものであってもよいものとする。
【0076】
以上まとめると、本発明が適用される診察支援装置は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、(1)本発明が適用される診察支援装置(例えば、
図4のサーバ1)は、
診察から配送のワンストップサービスを支援する診察支援装置であって、
医師(例えば、
図4の医師A)が使用する医師端末(例えば、
図4の医師端末3)とユーザ(例えば、
図4のユーザU)が使用するユーザ端末(例えば、
図4のユーザ端末2)とを所定のネットワーク(例えば、
図2の所定のネットワークN)を介して接続し、前記医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン診察に関する処理の実行を可能にする医師診察実行手段(例えば、
図4の医師診察実行部112)と、
獣医師(例えば、
図4の獣医師B)が使用する獣医師端末(例えば、
図4の獣医師端末4)と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記獣医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン獣医師診察に関する処理の実行を可能にすると共に、前記ユーザのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照する獣医師診察実行手段(例えば、
図4の獣医師診察実行部113)と、
前記診察により前記医師又は前記獣医師が作成した処方箋の情報に含まれる薬(例えば、
図1の薬D)を配送するために生成された薬配送情報を用いて、前記ユーザへの前記配送に関する処理の実行を可能にする配送実行手段(例えば、
図4の配送実行部116)と、
を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザのみならず、ペットに対するオンライン獣医師診察から薬の配送までもワンストップで実現する診察支援装置を提供することができるという効果を奏する。
【0077】
また、(2)本発明が適用される診察支援装置は、(1)の診察支援装置において、
前記処方箋の情報に基づいて、前記ユーザが購入可能な商品の情報を生成する商品情報生成手段(例えば、
図4の商品情報生成・送信部115b)と、
少なくとも前記薬の説明の際に前記ユーザに対しついで買いを促すために、前記医師端末及び前記獣医師端末を含む説明者端末(例えば、
図4の説明者端末8)に前記商品の情報を送信する商品情報送信手段(例えば、
図4の商品情報生成・送信部115b)と、を更に備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、薬の説明の際にユーザに対しついで買いを促すことができるという効果を奏する。
【0078】
また、(3)本発明が適用される診察支援装置は、(2)の診察支援装置において、
前記ユーザ端末から、予め希望商品の入力を受け付ける希望商品情報受付手段(例えば、
図4の希望商品情報受付・対応部115c)を更に備え、
前記商品情報送信手段は、前記希望商品情報受付手段で受け付けた前記希望商品の情報を前記説明者端末に送信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが希望する商品についても提供することができるという効果を奏する。
【0079】
また、(4)本発明が適用される診察支援装置は、(1)の診察支援装置において、
薬剤師(例えば、
図4の薬剤師C)が使用する薬剤師端末(例えば、
図4の薬剤師端末5)と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記薬剤師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン服薬指導に関する処理の実行を可能にする服薬指導実行手段(例えば、
図4の服薬指導実行部114)を更に備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、オンライン服薬指導も含めてワンストップで実現する診察支援装置を提供することができるという効果を奏する。
【0080】
(5)本発明が適用される診察支援方法は、
診察から配送のワンストップサービスを支援する診察支援装置が実行する診察支援方法であって、
医師が使用する医師端末とユーザが使用するユーザ端末とを所定のネットワークを介して接続し、前記医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン診察に関する処理の実行を可能にする医師診察実行ステップと、
獣医師が使用する獣医師端末と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記獣医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン獣医師診察に関する処理の実行を可能にすると共に、前記ユーザのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照する獣医師診察実行ステップと、
前記診察により前記医師又は前記獣医師が作成した処方箋の情報に含まれる薬を配送するために生成された薬配送情報を用いて、前記ユーザへの前記配送に関する処理の実行を可能にする配送実行ステップと、を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、ペットに対するオンライン獣医師診察から薬の配送までもワンストップで実現する診察支援方法を提供することができるという効果を奏する。
【0081】
(6)本発明が適用されるコンピュータプログラムは、
診察から配送のワンストップサービスを支援する診察支援装置を制御するコンピュータに、
医師が使用する医師端末とユーザが使用するユーザ端末とを所定のネットワークを介して接続し、前記医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン診察に関する処理の実行を可能にする医師診察実行ステップと、
獣医師が使用する獣医師端末と前記ユーザ端末とを前記所定のネットワークを介して接続し、前記獣医師端末と前記ユーザ端末との間のオンライン獣医師診察に関する処理の実行を可能にすると共に、前記ユーザのユーザ情報に紐づけられたペット情報を参照する獣医師診察実行ステップと、
前記診察により前記医師又は前記獣医師が作成した処方箋の情報に含まれる薬を配送するために生成された薬配送情報を用いて、前記ユーザへの前記配送に関する処理の実行を可能にする配送実行ステップと、
を含む制御処理を実行させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、ペットに対するオンライン獣医師診察から薬の配送までもワンストップで実現するコンピュータプログラムを提供することができるという効果を奏する。
【符号の説明】
【0082】
1・・・サーバ(診察支援装置(情報処理装置))
2・・・ユーザ端末
3・・・医師端末
4・・・獣医師端末
5・・・薬剤師端末
8・・・説明者端末
11・・・CPU
18・・・記憶部
19・・・通信部
100・・・診察支援システム
111・・・診察等選択処理部
112・・・医師診察実行部(医師診察実行手段)
113・・・獣医師診察実行部(獣医師診察実行手段)
114・・・服薬指導実行部(服薬指導実行手段)
115・・・ついで買い実行部
115a・・・処方箋情報取得部(処方箋取得手段)
115b・・・商品情報生成・送信部(商品情報生成手段、商品情報送信手段)
115c・・・希望商品情報受付・対応部(希望商品情報受付手段)
115d・・・商品履歴情報送信部(商品履歴情報送信手段)
115e・・・購入処理部
116・・・配送実行部(配送実行手段)
U・・・ユーザ
A・・・医師
B・・・獣医師
C・・・薬剤師
D・・・薬
E・・・商品